JP2006037897A - 車両用エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部が未浄化室および浄化室に区画されたクリーナケース内に前記未浄化室から浄化室に流通する空気を濾過するクリーナエレメントが収容されるエアクリーナと、前記浄化室からシリンダヘッドに供給される空気量を制御するスロットルボディとを備える車両用エンジンの吸気装置において、クリーナケース内に収容されたスロットルボディのアイドル開度を、アイドル調整スクリューの取付け専用の部材を不要としつつクリーナケースの外方での操作によって容易に調整可能とする。
【解決手段】クリーナケース50内にスロットルボディ48が収容され、該スロットルボディ48が備えるスロットル弁61のアイドル開度を調整するためのアイドル調整スクリュー119が、クリーナケース50の外方で回動操作することを可能としてクリーナケース50の側壁に回動可能に取付けられる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、内部が未浄化室および浄化室に区画されたクリーナケース内に前記未浄化室から浄化室に流通する空気を濾過するクリーナエレメントが収容されるエアクリーナと、前記浄化室からシリンダヘッドに供給される空気量を制御するスロットルボディとを備える車両用エンジンの吸気装置に関する。
スロットルボディや気化器は、そのスロットル弁のアイドル開度を調整する機能を有するのが一般的であり、特許文献1で開示されたものでは、自動二輪車の車体フレームが備える左右一対のメインフレーム間に配置される気化器に、アイドル調整スクリューが直接取付けられ、前記両メインフレームに設けられた貫通孔に差し込んだドライバで前記アイドル調整スクリューを回動操作するようにしている。
特開平6−316285号公報
ところで、スロットルボディがエアクリーナのクリーナケース内に収容される場合があり、その場合、上述のように、スロットルボディにアイドル調整スクリューが直接取付けられている構成では、クリーナケースの蓋等を取り外してスロットル弁のアイドル開度の調整を行っていた。この場合、たとえばドライバが乗車したままでアイドル開度を調整するのは困難であった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、エアクリーナのクリーナケース内に収容されたスロットルボディのアイドル開度を、アイドル調整スクリューの取付け専用の部材を不要としつつクリーナケースの外方での操作によって容易に調整可能とした車両用エンジンの吸気装置を提供することを第1の目的とする。
またスロットルボディにインジェクタが取付けられている場合には、そのインジェクタもクリーナケース内に収容されることになり、そのインジェクタへの電気的接続および接続解除操作も、クリーナケースを開放することなく容易に実行し得ることが望ましい。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、エアクリーナのクリーナケース内に収容された電装部品への電気的接続および接続解除操作を、クリーナケースの外方での操作によって容易に行い得るようにした車両用エンジンの吸気装置を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、内部が未浄化室および浄化室に区画されたクリーナケース内に前記未浄化室から浄化室に流通する空気を濾過するクリーナエレメントが収容されるエアクリーナと、前記浄化室からシリンダヘッドに供給される空気量を制御するスロットルボディとを備える車両用エンジンの吸気装置において、前記クリーナケース内に前記スロットルボディが収容され、該スロットルボディが備えるスロットル弁のアイドル開度を調整するためのアイドル調整スクリューが、前記クリーナケースの外方で回動操作することを可能として前記クリーナケースの側壁に回動可能に取付けられることを特徴とする。
また上記第2の目的を達成するために、請求項2記載の発明は、内部が未浄化室および浄化室に区画されたクリーナケース内に前記未浄化室から浄化室に流通する空気を濾過するクリーナエレメントが収容されるエアクリーナと、前記浄化室からシリンダヘッドに供給される空気量を制御するスロットルボディとを備える車両用エンジンの吸気装置において、前記クリーナケース内に、前記スロットルボディと、該スロットルボディもしくは該スロットルボディよりも下流側の吸気管に取付けられるインジェクタを含む電装部品とが収容され、前記電装部品に電気的に連なる電装部品側カプラが、外部導線に連なる外部導線側カプラを前記クリーナケースの外方で着脱可能に接続することを可能として前記クリーナケースの側壁外面に取付けられることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、スロットルボディをクリーナケースに収容するだけの簡単な構造で、スロットルボディの作動音がクリーナケース外に洩れるのを抑えることによりスロットルボディの作動音を遮音することができ、泥や埃、雨水等に対しての防護手段を別途設ける必要がなく、しかもエアクリーナの容量を効率良く増大することができる。またスロットル弁のアイドル開度を調整するためのアイドル調整スクリューが、クリーナケースの外方で回動操作することを可能としてクリーナケースの側壁に回動可能に取付けられるので、クリーナケースの外方からスロットル弁のアイドル開度を容易に調整することができる。しかもアイドル調整スクリューの取付けステー等が不要であり、エアクリーナの容量を増大しながらも部品点数の低減および装置のコンパクト化を図ることができる。
また請求項2記載の発明によれば、スロットルボディをクリーナケースに収容するだけの簡単な構造で、スロットルボディの作動音がクリーナケース外に洩れるのを抑えることによりスロットルボディの作動音を遮音することができ、泥や埃、雨水等に対しての防護手段を別途設ける必要がなく、しかもエアクリーナの容量を効率良く増大することができる。またスロットルボディもしくは吸気管に取付けられるインジェクタもクリーナケース内に収容されるので、インジェクタの作動音をクリーナケースで遮音することができる。しかもインジェクタを含む電装部品への外部導線の電気的接続および接続解除操作をクリーナケースの外方で容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の側面図、図2はエアクリーナ付近の拡大縦断側面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図3の4−4線断面図である。
先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFAは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11を操向可能に支承するヘッドパイプ12と、該ヘッドパイプ12から後ろ下がりに延びる左右一対のメインフレーム13…と、ヘッドパイプ12および両メインフレーム13…の前部に溶接されてメインフレーム13…から下方に延びる左右一対のエンジンハンガ14…と、メインフレーム13…の後部から下方に延びる左右一対のピボットプレート15…と、後ろ上がりに延びて前記両メインフレーム13…の後部に連結される後部フレーム16とを備える。
前記両エンジンハンガ14…の下部、前記メインフレーム13…の中間部ならびにピボットプレート15…の上部および下部には、前部バンクBFおよび後部バンクBRを有してV型に構成される多気筒たとえば5気筒のエンジン本体17が支持される。
前記両ピボットプレート15…の上下方向中間部には、スイングアーム18の前端部が支軸19を介して揺動可能に支承されており、このスイングアーム18の後端部に後輪WRの車軸20が回転自在に支承される。
前記エンジン本体17に内蔵された変速機の出力軸21からの動力は、チェーン伝動手段22を介して後輪WRに伝達されるものであり、該チェーン伝動手段22は、前記出力軸20に固定される駆動スプロケット23と、後輪WRに固定される被動スプロケット24と、それらのスプロケット23,24に巻掛けられる無端状のチェーン25とで構成される。
前記スイングアーム18の前部には、リヤクッションユニット26の上端部が連結されており、このリヤクッションユニット26の下端部は、リンク機構27を介して前記両ピボットプレート15…の下部に連結される。
エンジン本体17の前部および後部バンクBF,BRにおけるシリンダヘッド28F,28Rの上方には、エアクリーナ29が配置され、このエアクリーナ29の後方で前記エンジン本体17を上方から覆う燃料タンク30が前記後部フレーム16に支持される。また燃料タンク30の後方で後部フレーム16上にはライダーを座乗させるためのメインシート31が支持され、同乗者を乗せるためのピリオンシート32が前記メインシート31から後方に離れた位置で後部フレーム16に支持される。
前部バンクBFのシリンダヘッド28Fに各気筒毎に連なる第1個別排気管33F…は、エンジン本体17の下方を後輪WR側に延設され、各第1個別排気管33F…は第1集合排気管34Fに共通に接続される。また後部フレーム16には後輪WRの上部右側に配置される第1排気マフラー35Fが支持されており、前記第1集合排気管34Fの下流端は第1排気マフラー35Fに接続される。後部バンクBRのシリンダヘッド28Rに各気筒毎に連なる第2個別排気管33R…は、リヤクッションユニット26の上方を通って後方に延出され、各第2個別排気管33R…は第2集合排気管34Rに共通に接続される。また後部フレーム16に支持される第2排気マフラー35Rが前記ピリオンシート32の下方に配置されており、第2集合排気管34Rの下流端が第2排気マフラー35Rに接続される。
ところでヘッドパイプ12の前方は、合成樹脂から成るフロントカウル36で覆われ、車体の前部両側が、前記フロントカウル36に連なる合成樹脂製のセンターカウル37で覆われ、エンジン本体17の一部および前部バンクBFのシリンダヘッド28Fに連なる第1個別排気管33F…を両側から覆う合成樹脂製のロアカウル38…がセンターカウル37に連設される。また後部フレーム16の後部は第2排気マフラー35Rの大部分とともにリヤカウル39で覆われ、前記燃料タンク30およびエアクリーナ29はカバー40で覆われ、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダー41はフロントフォーク11に取付けられる。
図2および図3において、エンジン本体17の両バンクBF,BRにおけるシリンダヘッド28F,28Rの上部側壁には、それらのシリンダヘッド28F,28Rの上方のエアクリーナ29からの浄化空気を導くようにして直線状に延びる吸気通路部45…が各気筒毎に接続される。
前記吸気通路部45は、シリンダヘッド28F,28Rの上部側壁に接続されるインシュレータ46と、下流端がインシュレータ46に接続される吸気管47と、該吸気管47の上流端に下流端が接続されるスロットルボディ48と、スロットルボディ48の上流端に接続されるエアファンネル49とを備えるものであり、各吸気管47…、各スロットルボディ48…および各エアファンネル49は、エアクリーナ29のクリーナケース50内に収容される。
エアクリーナ29は、内部が未浄化室51および浄化室52に区画されたクリーナケース50内に前記未浄化室51から浄化室52に流通する空気を濾過するクリーナエレメント53が収容されて成るものであり、前記吸気通路部45…の吸気管47、スロットルボディ48およびエアファンネル49はクリーナケース50の浄化室52に収容される。
クリーナケース50は、合成樹脂から成る第1、第2および第3ケース部材54,55,56が第2ケース部材55を第1および第3ケース部材54,56間に挟むようにして相互に結合されて成るものであり、第1および第3ケース部材54,56は、相互に対向する側を開口した椀状に形成され、第2ケース部材55は、第1および第3ケース部材54,56の開口端間を結ぶようにして筒状に形成される。
第2および第3ケース部材55,56の結合端間には、合成樹脂から成る仕切り板57の全周縁部が気密に挟持されるものであり、クリーナケース50内は、仕切り板57によって未浄化室51および浄化室52に区画される。しかもクリーナエレメント53の支持枠71は、前記仕切り板57に設けられる開口部58に臨んで仕切り板57に取付けられる。したがって第1および第2ケース部材54,55を相互に結合するものの第3ケース部材56を取り外した状態で、前記仕切り板57に支持枠71が取付けられた前記クリーナエレメント53を第1および第2ケース部材54,55に挿入し、そのクリーナエレメント53および仕切り板57を覆うようにして第3ケース部材56を第2ケース部材55に結合することにより、クリーナケース50が構成されるとともにクリーナエレメント53がクリーナケース50に支持されることになる。
第1ケース部材54は、吸気通路部45…のインシュレータ46…に支持されるものであり、吸気通路部45…の吸気管47…およびシリンダヘッド28F,28R間にそれぞれ介装されるリング状のインシュレータ46…をシリンダヘッド28F,28Rとの間に挟んで各吸気管47…をシリンダヘッド28F,28Rに締結することにより、第1ケース部材54が各インシュレータ46…に支持されることになる。而して各スロットルボディ48…は、仕切り板57および吸気管47…間に挟まれるようにして未浄化室51に収容されるものであり、各スロットルボディ48…に接続されるエアファンネル49…は仕切り板57から浄化室52内に突入される。
また第1ケース部材54の両側には、未浄化室51に通じるようにして空気導入孔59,59がそれぞれ設けられており、それらの空気導入孔59,59を介して未浄化室51内に外部からの空気を引き込むための吸気ダクト60,60が第1ケース部材54の両側に接続される。
各スロットルボディ48…は、エアクリーナ29の浄化室52からエアファンネル49…を介して導かれる空気量を制御するスロットル弁61…を備えるものであり、前部バンクBFに対応して3個配列されるスロットルボディ48…のスロットル弁61…、ならびに後部バンクBRに対応して2個配列されるスロットルボディ48…のスロットル弁61…は、図3で示すように連動・連結手段62…で相互に連結される。
図4を併せて参照して、各スロットルボディ48…の配列方向に沿う一端側のスロットルボディ48…の外側面には、前記連動・連結手段62…で相互に連結されたスロットル弁61…に連なるスロットルドラム63…がそれぞれ配置されており、両スロットルドラム63…は連結リンク66で相互に連結される。
前部バンクBFおよび後部バンクBRにそれぞれ対応した前記スロットルドラム63…の一方、たとえば前部バンクBF側のスロットルドラム63には、スロットル弁61…を開閉作動せしめるための一対のスロットルケーブル64…,65…の一端部が相互に逆方向からそれぞれ巻き掛け係合されており、それらのスロットルケーブル64…,65…が、クリーナケース50における第1ケース部材54の浄化室52に臨む部分を貫通して外部に引き出される。しかもクリーナケース50の第1ケース部材54にグロメット67…が装着されており、対をなす2組の前記スロットルケーブル64…,65…は、各グロメット67…に挿通される。
ところで、図2および図3に明示するように、エンジンの高速回転時に燃料を噴射する第1のインジェクタ68…が、浄化室52の上部に配置されるようにしてエアクリーナ29のクリーナケース50における天井部分で第3ケース部材56に各気筒毎に取付けられており、第1のインジェクタ68…に対応した浄化室52内に各気筒に対応したエアファンネル49…が配置される。また各気筒毎の吸気管47…には、エンジンの運転状態では常時燃料を噴射する電装部品としての第2のインジェクタ69…が取付けられ、第2のインジェクタ69…もクリーナケース50の浄化室52に収容される。
而して図3で示すように、クリーナケース50の未浄化室51内に配置される前記第2のインジェクタ69…に内部導線110…を介して連なる電装部品側カプラ111が、外部導線113に連なる外部導線側カプラ112をクリーナケース50の外方で着脱可能に接続することを可能として、前記クリーナケース50における第1ケース部材54の側壁外面に取付けられる。而して前記電装部品側カプラ111および外部導線側カプラ112は、第2のインジェクタ69…毎に個別に配置されるようにしてもよく、また複数の内部導線110…を共通に接続せしめる単一の電装部品側カプラ111が第1ケース部材54の側壁外面に取付けられ、複数の外部導線113…を共通に接続せしめる単一の外部導線側カプラ112が前記電装部品側カプラ111に着脱可能に接続するようにしてもよい。
またクリーナケース50内には、電装部品である吸気温センサ114(図2参照)が配置されるものであり、吸気温センサ114は、浄化室52に臨む部分で第1のインジェクタ68…およびエアファンネル49…間に配置されるようにしてクリーナケース50における第3ケース部材56の内面に取付けられ、吸気温センサ114に連なる電装部品側カプラ115が、外部導線117に連なる外部導線側カプラ116をクリーナケース50の外方で着脱可能に接続することを可能として、前記クリーナケース50における第3ケース部材56の側壁外面に取付けられる。
ところで各スロットルボディ48…におけるスロットル弁61…のアイドル開度を調整するためのアイドル調整スクリュー119が、クリーナケース50の外方で回動操作することを可能として前記クリーナケース50における第1ケース部材54の側壁に回動可能に取付けられる。而して前記アイドル調整スクリュー119は、操向ハンドル123(図1参照)の右側に配置されるスロットルグリップ(図示せず)を右手で操作しつつ左手で回動操作することを可能とすべく、図3で示すように第1ケース部材54の左側側壁に回動可能に取付けられる。
前記アイドル調整スクリュー119には、アイドル調整スクリュー119の回動に応じてねじれつつ回動するワイヤ120の一端が同軸に連設されるものであり、このワイヤ120の他端は、前記両スロットルドラム63,63の一方、たとえば前部バンクBF側のスロットルドラム63に設けられた当接突部63aに、スロットル弁61…のアイドル開度では図4の鎖線で示すように当接するものであり、ワイヤ120の他端部は、前部バンクBF側のスロットルボディ48…のうち前記スロットルドラム63が配置されるスロットルボディ48に設けられた支持突部121に螺合される。而して前記アイドル調整スクリュー119の回動操作に応じたワイヤ120の回動により、ワイヤ120の他端の支持突部121からの突出量が変化することになり、それにより各スロットル弁61…のアイドル開度が調整されることになる。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、エアクリーナ29のクリーナケース50内に、スロットルボディ48…が収容されているので、スロットルボディ48…の作動音がクリーナケース50外に洩れるのを抑えることができ、スロットルボディ48…をクリーナケース50に収容するだけの簡単な構造でスロットルボディ48…の作動音を遮音することができ、泥や埃、雨水等に対しての防護手段を別途設ける必要がなく、しかもエアクリーナ29の容量を効率良く増大することができる。
また第2のインジェクタ69…も浄化室52に収容されるので、第2のインジェクタ69…をクリーナケース50で覆って保護することができるとともに、第2のインジェクタ69…の作動音がクリーナケース50外に洩れるのを抑えることにより第2のインジェクタ69…の作動音を遮音することができ、第2のインジェクタ69…をクリーナケース50に収容するだけの簡単な構造で、第2のインジェクタ69…毎の個別の遮音対策を施すことを不要とし、コストの低減および組付け作業工数の低減を図ることができる。
また未浄化室51に臨む部分でクリーナケース50の第2ケース部材55にグロメット67…が装着され、スロットルケーブル64…,65…が該グロメット67…に挿通されるので、未浄化室51および外部間のシール性を容易に確保しつつスロットルケーブル64…,65…をクリーナケース50から引き出すことができる。
またスロットル弁61…のアイドル開度を調整するためのアイドル調整スクリュー119が、図3で示すように、クリーナケース50の外方で回動操作することを可能としてクリーナケース50における第1ケース部材54の側壁に回動可能に取付けられるので、クリーナケース50の外方からスロットル弁61…のアイドル開度を容易に調整することができる。
また図3で示すように、吸気管47…に取付けられる第2のインジェクタ69…に内部導線110…を介して連なる電装部品側カプラ111が、クリーナケース50における第1ケース部材54の側壁外面に取付けられ、吸気温センサ114に連なる電装部品側カプラ115がクリーナケース50における第3ケース部材56の側壁外面に設けられ、外部導線113,117に連なる外部導線側カプラ112,116を電装部品側カプラ111,115に着脱可能に接続することができるので、第2のインジェクタ69…および吸気温センサ114への外部導線113,117の電気的接続および接続解除操作をクリーナケース50の外方で容易に行うことができる。
図5および図6は本発明の第2実施例を示すものであり、図5はエアクリーナ付近の縦断側面図、図6は図5の6−6線断面図である。
この自動二輪車の車体フレームFBは、ヘッドパイプ74から後ろ下がりに延びる左右一対のパイプ状のメインフレーム75…と、ヘッドパイプ74から下方に延びるダウンチューブ76と、前記両メインフレーム75…の後部から後方にそれぞれ延びる左右一対のシートレール77…とを備え、前記メインフレーム75…およびダウンチューブ76に、直列多気筒たとえば直列4気筒のエンジン本体78が支持される。
また前記両メインフレーム75…および両シートレール77…の上方には燃料タンク79が配置されており、前記エンジン本体78および燃料タンク79間にエアクリーナ80が配置される。
燃料タンク79は、下方に開放した椀状のタンクケース81と、該タンクケース81の下部開放端を塞ぐ底板82とで構成されるものであり、タンクケース81の下部開放端周縁部に設けられる鍔部81aに、底板82の周縁部がかしめ結合される。
エンジン本体78におけるシリンダヘッド83の上部側壁には、前記エアクリーナ80からの浄化空気を導くようにして直線状に延びる吸気通路部84…が各気筒毎に接続される。
この吸気通路部84は、シリンダヘッド83の上部側壁に接続される吸気管85と、該吸気管85の上流端にインシュレータ86を介して下流端が接続されるスロットルボディ87と、スロットルボディ87の上流端に接続されるエアファンネル88とを備えるものであり、スロットルボディ87およびエアファンネル88は、エアクリーナ80のクリーナケース89内に収容され、スロットルボディ87にはインジェクタ90が取付けられる。
クリーナケース89は、前記燃料タンク79の底板82と、該底板82の外周部との間に無端状のガスケット91を介在させた合成樹脂製のケース部材92とで構成されるものであり、ケース部材92の外周部に設けられた鍔部107と底板82の外周部との間に前記ガスケット91が介装される。すなわちクリーナケース89は、燃料タンク79の底板82を天井部とするようにして構成され、底板82には、クリーナケース89の容量を増大するために上方に凹んだ凹部82aが設けられる。
しかも前記鍔部107の両側は前記車体フレームFBの両メインフレーム75…上に載せられており、両メインフレーム75…間および両シートレール77…間にそれぞれ架設されたクロスメンバー93,94に前記鍔部107の前部および後部が締結される。またケース部材92は、吸気通路部84…のインシュレータ86…に支持される。
ところで、クリーナケース89内は、未浄化室95および浄化室96に区画されるものであり、浄化室96は、各エアファンネル88…の上流端部に支持されて椀状に形成される仕切り板97と、該仕切り板97に取付けられて仕切り板97の開口端を覆うクリーナエレメント98との間に形成され、上流開口端にバックファイヤスクリーン99…が装着されたエアファンネル88…が浄化室96に収容され、前記仕切り板97およびクリーナエレメント98の外方でクリーナケース89内に形成される未浄化室95に、各スロットルボディ87…と、それらのスロットルボディ87…に取付けられる電装部品としてのインジェクタ90…とが収容される。
またケース部材92の前部には、未浄化室95に通じるようにして吸気ダクト100が接続される。さらに各スロットルボディ87…のスロットル弁101…は連動・連結手段102…で相互に連結され、各スロットルボディ87…の配列方向に沿う一端側のスロットルボディ87の外側面には、相互に連動、連結されたスロットル弁101…に連なるスロットルドラム103が配置され、該スロットルドラム103に巻き掛け係合されたスロットルケーブル104,105が、クリーナケース89におけるケース部材92のうち未浄化室95に臨む部分に装着されたグロメット106に挿通され、ケース部材92を貫通するようにして外部に引き出される。
クリーナケース89の未浄化室95内に配置される前記インジェクタ90…に内部導線124…を介して連なる電装部品側カプラ125…が、外部導線127…に連なる外部導線側カプラ126…をクリーナケース89の外方で着脱可能に接続することを可能として、前記クリーナケース89におけるケース部材92の側壁外面に取付けられる。
また各スロットルボディ87…におけるスロットル弁101…のアイドル開度を調整するためのアイドル調整スクリュー128が、クリーナケース89の外方で回動操作することを可能として前記クリーナケース89におけるケース部材92の側壁に回動可能に取付けられ、このアイドル調整スクリュー128はケース部材92の左側側壁に回動可能に取付けられる。
アイドル調整スクリュー128には、アイドル調整スクリュー128の回動に応じてねじれつつ回動するワイヤ129の一端が同軸に連設されるものであり、このワイヤ129の他端は、前記スロットルドラム103に設けられた当接突部(図示せず)にスロットル弁101…のアイドル開度で当接するものであり、ワイヤ129の他端部は、スロットルドラム103が配置されるスロットルボディ87に設けられた支持突部130に螺合される。
この第2実施例によれば、クリーナケース89内にスロットルボディ87…およびインジェクタ90…が収容されているので、スロットルボディ87…およびインジェクタ90…の作動音がクリーナケース89外に洩れるのを抑えることができ、スロットルボディ87…およびインジェクタ90…をクリーナケース89に収容するだけの簡単な構造でスロットルボディ87…およびインジェクタ90…の作動音を遮音することができ、インジェクタ90…毎の個別の遮音対策を施す必要がなく、コストの低減および組付け作業工数の低減を図ることができる。
またスロットルボディ87…が未浄化室95に収容されており、スロットルボディ87…のスロットル弁101…を開閉駆動するためのスロットルケーブル104,105が、クリーナケース89の未浄化室95に臨む部分を貫通して外部に引き出されているので、クリーナケース89をスロットルケーブル104,105が貫通する部分の気密保持構造を簡略化することができる。
またクリーナケース89のケース部材92にグロメット106が装着され、前記スロットルケーブル104,105が該グロメット106に挿通されるので、未浄化室95および外部間のシール性を容易に確保しつつスロットルケーブル104,105をクリーナケース89から引き出すことができる。
しかもクリーナケース89の天井部が、燃料タンク79の底板82で構成されているので、部品点数を少なくしてクリーナケース89を構成することができる。
またクリーナケース89内にスロットルボディ87を含む補機類が収容されるので、クリーナケース89の容量を充分に確保することができる。
またスロットル弁101…のアイドル開度を調整するためのアイドル調整スクリュー128が、クリーナケース89の外方で回動操作することを可能としてクリーナケース89におけるケース部材92の側壁に回動可能に取付けられるので、クリーナケース89の外方からスロットル弁101…のアイドル開度を容易に調整することができる。
またスロットルボディ87…に取付けられるインジェクタ90…に内部導線124…を介して連なる電装部品側カプラ125…がクリーナケース89におけるケース部材92の側壁外面に取付けられ、外部導線127…に連なる外部導線側カプラ126…電装部品側カプラ125…に着脱可能に接続することができるので、インジェクタ90…への外部導線127…の電気的接続および接続解除操作をクリーナケース89の外方で容易に行うことができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
第1実施例の側面図である。 エアクリーナ付近の拡大縦断側面図である。 図2の3−3線断面図である。 図3の4−4線断面図である。 第2実施例のエアクリーナ付近の縦断側面図である。 図5の6−6線断面図である。
符号の説明
28F,28R,83・・・シリンダヘッド
29,80・・・エアクリーナ
47・・・吸気管
48,87・・・スロットルボディ
50,89・・・クリーナケース
51,95・・・未浄化室
52,96・・・浄化室
53,98・・・クリーナエレメント
61,101・・・スロットル弁
69,90・・・電装部品としてのインジェクタ
111,115,125・・・電装部品側カプラ
112,116,126・・・外部導線側カプラ
113,117,127・・・外部導線
114・・・電装部品としての吸気温センサ
119,129・・・アイドル調整スクリュー

Claims (2)

  1. 内部が未浄化室(51,95)および浄化室(52,96)に区画されたクリーナケース(50,89)内に前記未浄化室(51,95)から浄化室(52,96)に流通する空気を濾過するクリーナエレメント(53,98)が収容されるエアクリーナ(29,80)と、前記浄化室(52,96)からシリンダヘッド(28F,28R,83)に供給される空気量を制御するスロットルボディ(48,87)とを備える車両用エンジンの吸気装置において、前記クリーナケース(50,89)内に前記スロットルボディ(48,87)が収容され、該スロットルボディ(48,87)が備えるスロットル弁(61,101)のアイドル開度を調整するためのアイドル調整スクリュー(119,128)が、前記クリーナケース(50,89)の外方で回動操作することを可能として前記クリーナケース(50,89)の側壁に回動可能に取付けられることを特徴とする車両用エンジンの吸気装置。
  2. 内部が未浄化室(51,95)および浄化室(52,96)に区画されたクリーナケース(50,89)内に前記未浄化室(51,95)から浄化室(52,96)に流通する空気を濾過するクリーナエレメント(53,98)が収容されるエアクリーナ(29,80)と、前記浄化室(52,96)からシリンダヘッド(28F,28R,83)に供給される空気量を制御するスロットルボディ(48,87)とを備える車両用エンジンの吸気装置において、前記クリーナケース(50,89)内に、前記スロットルボディ(48,87)と、該スロットルボディ(87)もしくは該スロットルボディ(48)よりも下流側の吸気管(47)に取付けられるインジェクタ(69,90)を含む電装部品(69,90,114)とが収容され、前記電装部品(69,90,114)に電気的に連なる電装部品側カプラ(111,115,125)が、外部導線(113,117,127)に連なる外部導線側カプラ(112,116,126)を前記クリーナケース(50,89)の外方で着脱可能に接続することを可能として前記クリーナケース(50,89)の側壁外面に取付けられることを特徴とする車両用エンジンの吸気装置。
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