JP2006034045A - スイッチング電源装置およびスイッチング電源用半導体装置 - Google Patents

スイッチング電源装置およびスイッチング電源用半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 通常負荷時での過負荷保護とピーク負荷に対する過電流保護を同一のスイッチング電源装置の中で構成するためには回路の複雑化や、制御回路が増えるという課題がある。
【解決手段】 フィードバック信号制御回路11への入力であるフィードバック電流の変化に応じて、比較器8、NAND回路5等によりスイッチング素子1の電流ピーク値制御を行うと共に、クランプ回路12によりスイッチング素子1の過電流保護を内部的に設定し、過電流保護よりも低い規定電流を一定期間超えると容量34を充電し、その電圧VOLが一定電圧に上昇することを検出して、スイッチング動作を停止する過負荷保護動作を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、過負荷保護機能および過電流保護機能を有するスイッチング電源装置およびそれに用いられるスイッチング電源用半導体装置に関するものである。
図8は、従来のスイッチング電源装置の一例を示す回路図である。この図8において、130はスイッチング電源制御用半導体装置であり、スイッチング素子101とその制御回路から構成されている。
半導体装置130は、外部入力端子として、スイッチング素子101の入力端子(DRAIN)、補助電源電圧入力端子(VCC)、内部回路電源端子(VDD)、フィードバック信号入力端子(FB)、スイッチング素子101の出力端子および制御回路のGND端子(GND)を備えている。
102は、半導体装置130の内部回路電源を供給するためのレギュレータで、起動電流をVCCへ流すためのスイッチ102Aと、VCCからVDDへ電流を供給するためのスイッチ102Bを備えている。
103は、起動用の回路電流を供給するための起動用定電流源であり、起動時にスイッチ102Aを介してVCCへ起動電流を供給する。
107は、半導体装置130の起動/停止を制御するための起動/停止回路であり、VDDの電圧を検出し、VDDが一定以下のときは、スイッチング素子101のスイッチング動作を停止させる信号を、NAND回路105へ出力する。
106は、スイッチング素子101に流れる電流とスイッチング素子101のオン抵抗の積で発生するスイッチング素子101のオン電圧を検出することで、スイッチング素子101に流れる電流を検出するためのドレイン電流検出回路であり、検出したスイッチング素子101の電流値を電圧信号に変換して、スイッチング素子101の電流値に応じた電圧信号を比較器108へ出力する。
111は、フィードバック信号制御回路であり、FB端子に入力される電流信号を電圧信号に変換して、比較器108へ信号を出力する。
比較器108は、フィードバック信号制御回路111からの出力信号と、ドレイン電流検出回路106からの出力信号が等しくなったときに、RSフリップフロップ回路110のリセット端子へ信号を出力する。
112は、フィードバック信号制御回路111の出力信号の最大値を決めるためのクランプ回路で、これがスイッチング素子101に流れる電流の最大値を決定し、スイッチング素子101の過電流保護として機能するとともに、一次側ドレイン電流最大値が制限されるため、二次側負荷へ供給する最大電力を制限することになり、過負荷保護レベルを決めることになる。
109は、発振回路であり、スイッチング素子101の最大デューティサイクルを決める、最大デューティサイクル信号109Aと、スイッチング素子101の発振周波数を決める、クロック信号109Bを出力する。最大デューティサイクル信号109Aは、NAND回路105へ入力され、クロック信号109Bは、RSフリップフロップ回路110のセット端子へ入力される。
NAND回路105へは、起動/停止回路107の出力信号と、最大デューティサイクル信号109Aと、RSフリップフロップ回路110の出力信号が入力される。NAND回路105の出力信号は、ゲートドライブ回路104へ入力され、スイッチング素子101のスイッチング動作を制御する。
140はトランスであり、1次巻線140Aと、2次巻線140Bと、1次側補助巻線140Cを有している。
1次側補助巻線140Cには、ダイオード131とコンデンサ132とで構成される整流平滑回路が接続され、半導体装置130の補助電源部として活用され、VCCへ入力される。
133は、VDDの安定化用コンデンサである。
135は、制御信号を2次側から1次側へ伝達するための制御信号伝達回路であり、フォトトランジスタ135Aと、フォトダイオード135Bから構成される。フォトトランジスタ135Aのコレクタは、FBと接続され、フォトトランジスタ135Aのエミッタは、GNDと接続される。
2次巻線140Bには、ダイオード150とコンデンサ151とで構成される整流平滑回路が接続され、さらにフォトダイオード135B、2次側制御回路158、および負荷157へ接続される。
2次側制御回路158は、シャントレギュレータ152、抵抗154、155、156、コンデンサ153から成り、2次側出力電圧VOの検出抵抗154および155で分圧された電圧をシャントレギュレータ152のリファレンスに入力し、2次側出力電圧VOが一定になるように、シャントレギュレータのカソードに接続された、フォトダイオード135Bに流れる電流を制御する。
以上のように構成された、スイッチング電源装置の動作を、図8および図9を用いて説明する。図9は、図8の各部の動作波形を説明したタイムチャートである。
図8において、入力端子には、たとえば商用の交流電源が整流平滑されてつくられる、直流電圧VINが入力される。VINは、トランス140の1次巻線140Aを介して、半導体装置130のDRAIN端子に印加される。そして、起動用定電流源103で作られる起動電流が流れ、レギュレータ102内のスイッチ102Aを介して、VCCに接続されたコンデンサ132を充電し、VCCの電圧が上昇する。また、レギュレータ102内のスイッチ102Bは、VDDが一定電圧になるように動作するため、起動電流の一部は、スイッチ102Bを介してVDDに接続されたコンデンサ133を充電し、VDDの電圧も上昇する。
VCCが上昇し、起動/停止回路107で設定された起動電圧に達すると、スイッチング素子101のスイッチング動作が開始される。スイッチング動作が開始されると、トランス140の各巻線にエネルギーが供給されるようになり、2次巻線140B、1次側補助巻線140Cに電流が流れる。
2次巻線140Bに流れる電流は、ダイオード150とコンデンサ151により整流平滑されて、直流電力となり、負荷157に電力を供給する。スイッチング動作が繰り返されることで、出力電圧VOが徐々に上昇し、出力電圧検出抵抗154および155で設定された電圧に達すると、二次側制御回路158からの信号により、フォトダイオード135Bに流れる電流が増加する。
そして、フォトトランジスタ135Aに流れる電流が増加し、FB端子から流れ出す電流も増加する。
FB端子電流IFBが増加すると、比較器108に入力される電圧VFBOが低下するため、スイッチング素子101に流れるドレイン電流IDSが小さくなる。このような負帰還がかかることで、出力電圧VOは安定化される。
1次側補助巻線140Cに流れる電流は、ダイオード131とコンデンサ132により整流平滑されて、半導体装置130の補助電源として活用され、VCC端子に電流を供給する。VCCが一度起動電圧に達すると、レギュレータ102内のスイッチ102Aはオフとなるため、起動後の半導体装置の電流は、1次側補助巻線140Cから供給されるようになる。1次側補助巻線140Cの極性は、2次巻線140Bと同一のため、VCCは出力電圧VOに比例した電圧となる。
出力電圧VOが安定化された後、負荷157に流れる出力電流IOが低下すると、フィードバック電流IFBが増加し、比較器108に入力される電圧VFB0が低下し、スイッチング素子101に流れるドレイン電流が小さくなる。
また、負荷157に流れる出力電流IOが増加すると、フィードバック電流IFBが減少し、比較器108に入力される電圧VFB0が上昇し、スイッチング素子101に流れるドレイン電流がIOの増加に伴い、大きくなる。VFB0が上昇し、クランプ回路112で規定される電圧に達すると、過電流保護が機能し、ドレイン電流は一定電流ILIMITでクランプされる。
このように一次側ドレイン電流の最大値が固定されることで、二次側負荷に供給できる最大電力が制限されることになる。しかし、ピーク負荷時に制限される最大電力をILIMITで合わせ込むと通常負荷時の過負荷保護のレベルとしては大きくなり、通常負荷時の過負荷保護レベルとしてILIMITを合わせ込むとピーク負荷時に十分な電力を負荷に供給できない課題が発生する。
図10は電源としての過負荷保護機能を備えた、別の従来例である。図10において、図8との違いは出力電流検出抵抗159と、過電流検出回路160と、過電流信号伝達回路136を備えている点である。図10において出力電流IOが一定以上になるとフォトダイオード136Bに流れる電流が増加し、フォトトランジスタ136Aを介して、電源電圧端子VDDからGNDへ向かって電流が流れ、VDD端子電圧が低下することで、起動/停止回路107から停止信号が出力され、スイッチング素子101のスイッチング動作が停止し、電源としての過負荷保護機能が動作し、ILIMITよりも低いドレイン電流時に電源として過負荷保護を実現可能となる。つまり、過電流検出回路160の検出に対して時間遅れを設ければ、ピーク負荷に対してはILIMITで保護をし、通常動作時の過負荷保護に対しては、ILIMIT以下のドレイン電流で保護が可能となる。但し、図10の構成は部品点数の増加が余儀なくされる。
負荷変動に応じて、過電流検出レベルを変える従来技術としては、過電流検出系統を最大定格負荷に見合うものと、それよりも低い負荷に見合うものを別に儲けて、過電流保護を動作させる方法があった。例えば特許文献1に上記構成が示されている。
特開平6−38518号公報
一般的に、スイッチング電源装置には、過負荷時の保護機能が必要であるが、負荷条件として、ピーク負荷条件がある場合、過負荷保護レベルは通常負荷に対して過負荷時に動作するが、ピーク負荷時には動作しないように設定されることが望まれる。そのため、通常は負荷に応じた保護機能を備えている。
また、このことに対応するために二次側の出力電流を検出して、一次側のスイッチング動作を停止する等の追加の手段が必要となり、コストアップや部品点数の増加になり、電源としての回路構成が複雑になるといった課題もある。
本発明の目的は、部品点数が増加せず、コストアップにならず、電源としての回路構成が複雑化することなく、通常負荷時での過負荷保護とピーク負荷に対する過電流保護を達成することができるスイッチング電源装置およびスイッチング電源用半導体装置を提供することである。
本発明のスイッチング電源装置は、入力された第1の直流電圧を、トランスを介して第2の直流電圧に変換して出力するスイッチング電源装置であって、
第1の直流電圧が印加されるトランスの1次側に接続されたスイッチング素子と、
第2の直流電圧を安定化させる出力電圧制御回路と、
出力電圧制御回路からの信号をトランスの1次側へ伝達する制御信号伝達回路と、スイッチング素子の動作を制御する制御回路とを備え、
制御回路は、スイッチング素子を流れる電流を検出し、素子電流検出信号として出力するスイッチング素子電流検出回路と、
制御信号伝達回路からの信号をフィードバック信号として受けて、フィードバック信号に対応して変化するフィードバック出力信号を出力するとともに、フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルに達すると過負荷保護用充電開始信号を出力するフィードバック信号制御回路と、
スイッチング素子電流検出回路からの出力信号とフィードバック出力信号とを比較し、比較した比較信号を出力する比較器と、
比較信号に基づいてスイッチング素子の電流量および出力を制御するスイッチング信号制御回路と、
フィードバック出力信号の最大値を固定してスイッチング素子の電流の最大値を制限するクランプ回路と、
過負荷保護用充電開始信号を入力として受けて充電電流を供給する過負荷保護遅れ時間制御回路と、
過負荷保護遅れ時間制御回路の充電電流により充電される過負荷保護動作遅れ時間調整用容量と、
過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧を検出し、規定電圧以上になるとスイッチング停止信号を出力する過負荷信号出力回路とを有し、
スイッチング信号制御回路は、フィードバック信号制御回路へのフィードバック信号に応じてスイッチング素子の電流ピーク値を制御するとともに、過負荷信号出力回路のスイッチング停止信号に基づいてスイッチング素子の動作を停止することを特徴とするものである。
上記構成において、トランスの2次巻線と接続され、トランスの2次側出力電圧を整流し且つ平滑化することにより、第1の直流電圧から第1の直流電圧の絶対値よりも小さい第2の直流電圧を生成して出力する出力電圧生成回路と、
トランスの補助巻線と接続され、1次側出力電圧を発生すると共に、発生した1次側出力電圧を整流し且つ平滑化することにより、制御回路へ電源電圧を供給する補助電源電圧を生成する補助電源電圧生成回路とをさらに備えている。
上記構成において、制御信号伝達回路は、出力電圧制御回路からの信号を1系統でトランスの1次側へ伝達する。
上記構成において、フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号が最大値に固定開始されるときのフィードバック信号が第1のフィードバック信号レベルであって、第1のフィードバック信号レベルでスイッチング素子に流れ得る電流が最大となり、
フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルのとき、流れ得る最大電流よりも小さい値の電流がスイッチング素子に流れるように、第1のフィードバック信号レベルおよび規定のフィードバック信号レベルが設定されている。
上記構成において、フィードバック信号制御回路は、第1のフィードバック信号レベルでのフィードバック信号の電流の絶対値が、規定のフィードバック信号レベルでのフィードバック信号の電流の絶対値よりも小さい。
上記構成において、フィードバック信号制御回路は、フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルに達することを検出するための規定フィードバック信号レベル検出用定電流源を備え、
規定フィードバック信号レベル検出用定電流源とフィードバック信号に比例した電流値を比較して過負荷保護用充電開始信号を出力する。
上記構成において、フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号と内部で規定された過負荷保護用充電開始検出用基準電圧源とを比較する過負荷保護用充電開始検出比較器を備え、
過負荷保護用充電開始検出比較器はフィードバック出力信号として規定のフィードバック信号レベルを検出したときに過負荷保護用充電開始信号を出力する。
上記構成において、フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号と内部で規定された軽負荷基準電圧源とを比較する軽負荷モード検出比較器を備え、
フィードバック信号制御回路へのフィードバック信号に応じてスイッチング素子の電流ピーク制御および間欠動作をする。
上記構成において、制御回路は、スイッチング素子に印加するスイッチング信号を生成して出力する発振器をさらに備えている。
上記構成において、過負荷信号出力回路は、過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が第1の規定電圧に上昇することを検出することでスイッチング動作停止信号を出力するとともに、過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が第2の規定電圧以下に低下することを検出することでスイッチング素子のスイッチング動作を再開させる出力信号を出力し、
過負荷保護遅れ時間制御回路は、過負荷保護動作遅れ時間調整用容量への充電を停止して放電電流を流す状態を一定期間保持する。
上記構成において、負荷信号出力回路は、過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が規定電圧に上昇することでラッチモードでスイッチング動作停止信号を出力する。
本発明のスイッチング電源用半導体装置は、第1の直流電圧を入力するトランスの1次側に接続されたスイッチング素子と、トランスの2次側の出力となる第2の直流電圧を安定化させる出力電圧制御回路と、出力電圧制御回路からの信号をトランスの1次側へ伝達する制御信号伝達回路と、スイッチング素子の動作を制御する制御回路を備えたスイッチング電源装置に用いられる制御回路を搭載した半導体装置であって、
制御回路は、スイッチング素子を流れる電流を検出し、素子電流検出信号として出力するスイッチング素子電流検出回路と、
制御信号伝達回路からの信号をフィードバック信号として受けて、フィードバック信号に対応して変化するフィードバック出力信号を出力するとともに、フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルに達すると過負荷保護用充電開始信号を出力するフィードバック信号制御回路と、
スイッチング素子電流検出回路からの出力信号とフィードバック出力信号とを比較し、比較した比較信号を出力する比較器と、
比較信号に基づいてスイッチング素子の電流量および出力を制御するスイッチング信号制御回路と、
フィードバック出力信号の最大値を固定してスイッチング素子の電流の最大値を制限するクランプ回路と、
過負荷保護用充電開始信号を入力として受けて充電電流を供給する過負荷保護遅れ時間制御回路と、
過負荷保護遅れ時間制御回路の充電電流により充電される過負荷保護動作遅れ時間調整用容量と、
過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧を検出し、規定電圧以上になるとスイッチング停止信号を出力する過負荷信号出力回路とを有し、
スイッチング信号制御回路は、フィードバック信号制御回路へのフィードバック信号に応じてスイッチング素子の電流ピーク値を制御するとともに、過負荷信号出力回路のスイッチング停止信号に基づいてスイッチング素子の動作を停止することを特徴とするものである。
上記構成において、フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号が最大値に固定開始されるときのフィードバック信号が第1のフィードバック信号レベルであって、第1のフィードバック信号レベルでスイッチング素子に流れ得る電流が最大となり、
フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルのとき、流れ得る最大電流よりも小さい値の電流がスイッチング素子に流れるように、第1のフィードバック信号レベルおよび規定のフィードバック信号レベルが設定されている。
上記構成において、フィードバック信号制御回路は、第1のフィードバック信号レベルでのフィードバック信号の電流の絶対値が、規定のフィードバック信号レベルでのフィードバック信号の電流の絶対値よりも小さい。
上記構成において、フィードバック信号制御回路は、フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルに達することを検出するための規定フィードバック信号レベル検出用定電流源を備え、
規定フィードバック信号レベル検出用定電流源とフィードバック信号に比例した電流値を比較して過負荷保護用充電開始信号を出力する。
上記構成において、フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号と内部で規定された過負荷保護用充電開始検出用基準電圧源とを比較する過負荷保護用充電開始検出比較器を備え、
過負荷保護用充電開始検出比較器はフィードバック出力信号として規定のフィードバック信号レベルを検出したときに過負荷保護用充電開始信号を出力する。
上記構成において、フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号と内部で規定された軽負荷基準電圧源とを比較する軽負荷モード検出比較器を備え、
フィードバック信号制御回路へのフィードバック信号に応じてスイッチング素子の電流ピーク制御および間欠動作をする。
上記構成において、制御回路は、スイッチング素子に印加するスイッチング信号を生成して出力する発振器をさらに備えている。
上記構成において、過負荷信号出力回路は、過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が第1の規定電圧に上昇することを検出することでスイッチング動作停止信号を出力するとともに、過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が第2の規定電圧以下に低下することを検出することでスイッチング素子のスイッチング動作を再開させる出力信号を出力し、
過負荷保護遅れ時間制御回路は、過負荷保護動作遅れ時間調整用容量への充電を停止して放電電流を流す状態を一定期間保持する。
上記構成において、過負荷信号出力回路は、過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が規定電圧に上昇することでラッチモードでスイッチング動作停止信号を出力する。
上記構成において、スイッチング素子と制御回路が同一半導体基板上に形成されている。
本発明のスイッチング電源装置およびスイッチング電源用半導体装置によれば、二次側制御回路からの信号を一つの制御信号伝達回路を介して、一つのフィードバック信号制御回路の入力端子にフィードバック信号を伝えることで、フィードバック信号に応じて1次側のスイッチング素子の電流ピーク値を制御し、同一の制御信号伝達回路にて一次側に伝達する信号によって通常負荷に対する過負荷保護と、ピーク負荷に対する過電流保護を同時かつ容易に実現できる。
また、過負荷保護動作により、スイッチング動作が停止するまでの保護動作遅れ時間を外部容量により自由に調整することができ、通常負荷レベルに関係なく、幅広いピーク負荷に対応が可能である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明のスイッチング電源装置および半導体装置の第1の実施の形態の一例を示す回路図である。さらに図2は図1のスイッチング電源制御用半導体装置30を構成する詳細回路図である。
この図1および図2において、30はスイッチング電源制御用半導体装置であり、スイッチング素子1とその制御回路から構成されている。
半導体装置30は、外部入力端子として、スイッチング素子1の入力端子(DRAIN)、補助電源電圧入力端子(VCC)、内部回路電源端子(VDD)、フィードバック信号入力端子(FB)、過負荷保護動作遅れ時間調整用容量接続端子(OL)、スイッチング素子1の出力端子および制御回路のGND端子(GND)を備えている。
2は、半導体装置30の内部回路電源を供給するためのレギュレータで、起動電流をVCCへ流すためのスイッチ2Aと、VCCからVDDへ電流を供給するためのスイッチ2Bを備えている。
スイッチ2AはVCCが一定電圧に達するまでON状態となり、VCCへ起動電流を供給する。また、スイッチ2BはVDDが一定電位に達する間、VCCからVDDへ電流を供給し、一定電位に達すると、電流の供給を止めることで、VDDを一定電位に保持する。
3は、起動用の回路電流を供給するための起動用定電流源であり、起動時にスイッチ2Aを介してVCCへ起動電流を供給する。
7は、半導体装置30の起動/停止を制御するための起動/停止回路であり、VDDの電圧を検出し、VDDが一定以下のときは、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止させる信号を、NAND回路5へ出力する。またスイッチ2A、2Bを上記のように制御する。
さらに、過負荷信号出力回路13からの出力VOLPを受けて、起動/停止回路7からは“L”信号がNAND回路5へ出力され、ゲートドライバー4へ”H”信号が入力されることになり、ゲートドライバー4から”L”信号が出力されることで、スイッチング素子1のスイッチング動作が停止する。
6は、スイッチング素子1に流れる電流を検出するためのドレイン電流検出回路であり、検出した電流を電圧信号に変換して、比較器8へ信号を出力する。
11は、フィードバック信号制御回路であり、FB端子から流出する電流信号IFBを電圧信号に変換して、比較器8へ信号を出力する。
比較器8は、フィードバック信号制御回路11からの出力信号と、ドレイン電流検出回路6からの出力信号が等しくなったときに、RSフリップフロップ回路10のリセット端子へ信号を出力する。このようにRSフリップフロップ回路のリセット端子にリセット信号が出力され、NAND回路5、ゲートドライバー回路4を介して、スイッチング素子1をOFFするように信号が処理される。ここで、スイッチング素子1を制御するスイッチング信号制御回路は、ゲートドライバー回路4、NAND回路5、RSフリップフロップ回路10などで構成される。
12は、フィードバック電流(IFB)に応じて変化するフィードバック信号制御回路11の出力信号VFBOの最大値を決めるためのクランプ回路で、これがスイッチング素子1に流れる電流の最大値(ILIMIT)を決定し、スイッチング素子1の過電流保護として機能する。IFBが変化し、スイッチング素子1に流れる電流がILIMITに達するときのフィードバック電流は第1のフィードバック電流(IFB1)となる(図3参照)。
14は過負荷保護遅れ時間制御回路であり、フィードバック電流が第二のフィードバック電流(IFB2)に達したことを検出して、フィードバック信号制御回路11から出力される過負荷保護用充電開始信号を図2に示すようにNAND回路14Sの一方の入力信号として受け、NAND回路14Sの他方の信号として、起動/停止回路7の起動信号(UV)を入力として受けることで、スイッチング素子1がスイッチング動作をしている起動状態において、フィードバック電流がIFB2に達すると、過負荷保護動作遅れ時間調整用容量34(COL)へ充電電流を供給する。COL34への充電が開始されるフィードバック電流時でのスイッチング素子1のピーク電流(IDP2)はスイッチング素子1に流れる電流の最大値(ILIMIT)に対して、低くなるように設定される。
13は過負荷信号出力回路であり、過負荷保護動作遅れ時間調整用容量34(COL)へ接続される過負荷保護動作遅れ時間調整用容量接続端子(OL)の電圧が、一定電圧以上に上昇した場合に、起動/停止回路7へ過負荷信号(VOLP)を出力し、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止させる。また、同時に、スイッチングが停止すると、起動信号(UV)が反転し、NAND回路14Sの出力信号が“H”となり、過負荷保護動作遅れ時間調整用容量34(COL)へ充電電流がカットされ、COL34の電荷が放電される。
ここで、図3はフィードバック電流IFBに対して、スイッチング素子1に流れるピーク電流IDPの関係、IFB1、IFB2とILIMIT、IDP2の関係、IFBとIOL充放電状態の関係を示す。
このようにスイッチング電流がIDP2以上になると容量34(COL)への充電が開始され、一定時間後に過負荷保護動作により、スイッチング動作が停止することになる。このとき、スイッチング動作が停止するまでの期間はスイッチング素子電流は最大でILIMITまで、流すことができるので、ピーク負荷に対して一定期間、必要な電力を二次側へ伝えることが可能となる。
17は軽負荷検出用コンパレータであり、基準電圧VRとして、軽負荷基準電圧源18が接続される。コンパレータ17はスイッチング素子1のドレイン電流ピーク値が過電流保護レベルILIMITの約15%程度に低下すると“L”信号を出力し、ILIMITの20%程度にてドレイン電流が復帰するように“H“信号を出力するように、設定されている。つまり、軽負荷基準電圧源18はコンパレータ17の出力に対して、二種類の電圧を切り替えて出力する。
9は、発振回路であり、スイッチング素子1の最大デューティサイクルを決める、最大デューティサイクル信号9Aと、スイッチング素子1の発振周波数を決める、クロック信号9Bを出力する。最大デューティサイクル信号9Aは、NAND回路5へ入力され、クロック信号9Bは、AND回路16へ入力される。
AND回路16へは軽負荷検出コンパレータ17の出力信号と、発振回路9からのクロック信号9Bが入力され、RSフリップフロップ回路10のセット端子へ信号を出力する。つまり、軽負荷検出コンパレータからの信号が“H”の時のみクロック信号9BがRSフリップフロップ10のセット端子へ信号が入力されるように構成されている。
NAND回路5へは、起動/停止回路7の出力信号と、最大デューティサイクル信号9Aと、RSフリップフロップ回路10の出力信号が入力される。NAND回路5の出力信号は、ゲートドライブ回路4へ入力され、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する。
40はトランスであり、1次巻線40Aと、2次巻線40Bと、1次側補助巻線40Cを有している。
1次側補助巻線40Cには、ダイオード31とコンデンサ32とで構成される整流平滑回路が接続され、半導体装置30の補助電源部として活用され、VCCへ入力される。
33は、VDDの安定化用コンデンサである。
35は、制御信号を2次側から1次側へ伝達するための制御信号伝達回路であり、定常時の過負荷保護動作、ピーク負荷に対する過電流保護動作に対して、本実施の形態においては一つの制御信号伝達回路35があれば必要十分である。二次側での制御信号を検出するためには、伝達手段を複数個用いれば、比較的に容易に構成できる。しかし、部品点数が増え、コストが増加するとともに電源としての回路構成が複雑になる。本発明はこのような問題を回避し、一つの伝達手段で二つの制御を行うものである。
制御信号伝達回路35は、フォトトランジスタ35Aと、フォトダイオード35Bから構成される。フォトトランジスタ35Aのコレクタは、VDD端子と接続され、フォトトランジスタ35Aのエミッタは、FB端子と接続される。
2次巻線40Bには、ダイオード50とコンデンサ51とで構成される整流平滑回路が接続され、フォトダイオード35B、2次側制御回路58、および負荷57へ接続される。
2次側制御回路58は、シャントレギュレータ52、抵抗54、55、56、コンデンサ53から成り、2次側出力電圧VOの検出抵抗54および55で分圧された電圧をシャントレギュレータ52のリファレンス端子に入力し、2次側出力電圧VOが一定になるように、シャントレギュレータのカソードに接続された、フォトダイオード35Bに流れる電流を制御する。
以上のように構成された、スイッチング電源装置の動作を、図1、図2、図4および図5を用いて説明する。図4は軽負荷時の、図5はピーク負荷時の、図1の各部の動作波形を説明したタイムチャートである。
図1において、入力端子には、たとえば商用の交流電源が整流平滑されてつくられる、直流電圧VINが入力される。VINは、トランス40の1次巻線40Aを介して、半導体装置30のDRAIN端子に印加される。そして、起動用定電流源3で作られる起動電流が流れ、レギュレータ2内のスイッチ2Aを介して、VCCに接続されたコンデンサ32を充電し、VCCの電圧が上昇する。また、レギュレータ2内のスイッチ2Bは、VDDが一定電圧になるように動作するため、起動電流の一部は、スイッチ2Bを介してVDDに接続されたコンデンサ33を充電し、VDDの電圧も上昇する。
VCCが上昇し、起動/停止回路7で設定された起動電圧に達っした後に、スイッチング素子1のスイッチング動作が開始される。スイッチング動作が開始されると、トランス40の各巻線にエネルギーが供給されるようになり、2次巻線40B、1次側補助巻線40Cに電流が流れる。
2次巻線40Bに流れる電流は、ダイオード50とコンデンサ51により整流平滑されて、直流電力となり、負荷57に電力を供給する。
スイッチング動作が繰り返されることで、出力電圧VOが徐々に上昇し、出力電圧検出抵抗54および55で設定された電圧に達すると、二次側制御回路58からの信号により、フォトダイオード35Bに流れる電流が増加する。そして、フォトトランジスタ35Aに流れる電流が増加し、FB端子へ注入される電流も増加する。
FB端子電流IFBが増加すると、比較器8に入力される電圧VFBOが低下するため、スイッチング素子1に流れるドレイン電流が小さくなる。このような負帰還がかかることで、出力電圧VOは安定化される。
定常状態から過負荷状態に変化した場合の動作について、図1および図4を用いて説明する。
二次側負荷57が過負荷状態になると出力電圧VOが低下し、二次側制御回路58の抵抗54、55の抵抗分割により、出力電圧VOの低下を検出し、出力電圧に比例した電圧がシャントレギュレータ52のリファレンス端子に入力され、フォトダイオード35Bに流れる電流が低下し、最終的にはフォトダイオード35Bに流れる電流がなくなり、フォトトランジスタ35Aを介して、流れるフィードバック電流が減少し、IFBが第2のフィードバック電流(IFB2)に達すると、過負荷保護動作遅れ時間調整用容量34(COL)へ充電電流IOLが供給開始される。
そのことによってOL端子電圧(VOL)が上昇し、規定電圧VOLSに達すると過負荷信号出力回路13からスイッチング動作を停止させるための信号VOLPが出力され、VOLP信号が起動/停止回路7へ入力され、起動/停止回路7からスイッチング動作を停止させるための信号が出力される。このとき同時に起動/停止回路7から過負荷保護遅れ時間制御回路14へもOL端子を強制放電させるための信号が伝達され、OL端子電圧は低下する。
つまり、スイッチング素子1の過電流保護レベルILIMITに達することなく、ILIMITよりも低いスイッチング素子電流IDP2以上の電流が一定期間流れると、OL端子への定電流充電が開始され、過負荷保護遅れ時間調整用容量34が接続されるOL端子の電圧VOLが上昇し、規定電圧VOLSに達すると、過負荷保護が動作して、スイッチング動作が停止する。この動作において、過負荷保護遅れ時間調整用容量34の容量値を調整することで、容量34の充電時間つまり、VOL電圧上昇時間が調整できるので、過負荷状態になってから、過負荷保護動作により実際にスイッチング動作が停止するまでの遅れ時間を任意に選定することが可能となる。
このような動作により、通常負荷状態のときに過負荷状態になった場合に一定の時間遅れ後に過負荷保護が動作するように構成されている。
また、通常負荷状態からのピーク負荷時の動作について図1、図5を用いて説明する。
二次側負荷57がピーク負荷状態になると出力電圧VOが低下し、二次側制御回路58の抵抗54、55の抵抗分割により、出力電圧VOの低下を検出し、出力電圧に比例した電圧がシャントレギュレータ52のリファレンス端子に入力され、フォトダイオード35Bに流れる電流が低下し、最終的にはフォトダイオード35Bに流れる電流がなくなり、フォトトランジスタ35Aを介して、流れるフィードバック電流IFBが減少し、スイッチング素子電流がIFBに応じて上昇し、最大で過電流保護レベルILIMITが流れる。ILIMITに達する前にIFBが第2のフィードバック電流IFB2に達すると、過負荷保護動作遅れ時間調整用容量34へ充電電流IOLが供給開始される。そのことによってOL端子電圧VOLが上昇する。
但し、過負荷保護動作遅れ時間調整用容量34と容量34への充電電流IOLによって決まるOL端子電圧VOLが規定電圧VOLSまで上昇するまでの期間はスイッチング素子電流がILIMITに達していてもスイッチング動作が停止することは無く、ピーク負荷に対応することが可能となり、出力電圧VOも正常値を維持できる。このようにピーク負荷に対応可能であり、過負荷保護動作遅れ時間調整用容量34を任意に選ぶことにより、ピーク負荷期間を調整することが可能である。
定常動作状態からの軽負荷間欠動作、軽負荷間欠動作からの復帰動作について図1および図4を用いて説明する。
通常負荷状態から、軽負荷へ移行していくと、二次側制御回路58が出力電圧VOの微小な上昇を検出し、シャントレギュレータ52のリファレンス端子電圧が上昇することで、シャントレギュレータ52のカソードからの引き込み電流が上昇し、フォトカプラ35Bを流れる電流が上昇し、フォトトランジスタ35Aを介して、FB端子電流IFBが上昇する。
それに従い、フィードバック信号制御回路11の出力電圧VFB0が低下し、スイッチング素子1を流れるドレイン電流IDSのピーク値が徐々に低下する。さらに負荷が軽くなると、さらにIFBが増加し、出力電圧VFBOが低下し、ドレイン電流IDSのピーク値もさらに低下する。
その後、さらにIFBが増加し、出力電圧VFBOが軽負荷下限電圧VR1を下回ると、軽負荷モード検出比較器17から“L”信号が出力されスイッチング動作が停止し、軽負荷停止状態に移行する。このときスイッチング動作が停止すると同時に軽負荷基準電圧源18は軽負荷上限電圧VR2に変化する。
スイッチング動作が停止すると、二次側制御回路58が出力電圧VOの微小な下降を検出し、シャントレギュレータ52のリファレンス端子電圧が下降することで、シャントレギュレータ52のカソードからの引き込み電流が減少し、フォトカプラ35Bを流れる電流が減少し、フォトトランジスタ35Aを介して、FB電流IFBが減少し、フィードバック信号制御回路11の出力電圧VFB0が上昇し、軽負荷上限電圧VR2に達すると、再びスイッチング動作を開始する。軽負荷および無負荷状態が続く限り、上記動作を繰り返すことになり、スイッチング素子1のスイッチング動作としてはスイッチング動作期間と、スイッチング停止機関を交互に繰り返す間欠動作をおこなう。
このことにより、軽負荷および、無負荷状態での消費電力を低減することが可能となる。軽負荷間欠動作時において、スイッチング動作から、軽負荷停止状態に変化する時のドレイン電流ピーク値はクランプ回路で決まる過電流保護レベルILIMITのおおよそ15%に設定され、軽負荷停止状態から動作状態に変化するときのドレイン電流ピーク値はILIMITのおおよそ20%になるように軽負荷基準電圧源の値が設定されている。上記間欠時のドレイン電流ピーク値は大きすぎるとトランスの音なりが発生し、小さすぎると消費電力が大きくなるという課題が発生するため、上記に例として挙げた値での間欠動作が適している。
図2は、本発明のスイッチング電源装置を構成する、スイッチング電源制御用半導体装置の一例を示す回路図である。図2は、図1における半導体装置30の内部回路を詳細にしたもので、図中の符号は図1のそれに相当するため、同一の構成要素についての説明は省略する。
図2において、フィードバック信号制御回路11は定電流源11Rと、N型MOSFET11A、11B、11C、抵抗11Pから構成される。
フィードバック信号制御回路11への入力信号となるフィードバック電流IFBが増加すると、N型MOSFET11Aを流れる電流が増加し、N型MOSFET11Aとミラー接続されるN型MOSFET11Bを流れる電流も増加する。そうすると抵抗11Pでの電位降下が大きくなり、フィードバック信号制御回路11の出力信号VFBOの電圧が低下する。
つまり、フィードバック信号制御回路11の入力信号であるフィードバック電流IFBが増加するほどにフィードバック信号制御回路11の出力信号VFBOは低下し、スイッチング素子1のドレイン電流ピーク値は減少する。また、フィードバック信号制御回路11の入力信号であるフィードバック電流IFBが減少するほどにフィードバック信号制御回路11の出力信号VFBOは増加し、スイッチング素子1のドレイン電流ピーク値は増加するように動作する。
また、フィードバック電流IFBが低下するほどに、フィードバック信号制御回路11の出力信号VFBOは増加するが、その最大値はクランプ回路12によって、クランプされる。
クランプ回路12はP型MOSFET12A、定電流源12B、抵抗12Cで構成され、定電流源12Aから供給される電流と抵抗12Bの抵抗値との積で発生する電圧とP型MOSFET12Aのゲート−ソース間電位の和で決まる電圧でVFBOをクランプするように動作する。
このクランプ回路12のクランプ電圧はスイッチング素子1の最大電流つまり過電流保護ILIMITを決定する。IFBが減少することで、VFBOが上昇し、ちょうどクランプ電圧に達するとき、つまりスイッチング素子1の最大電流ILIMITに達する時のIFBがIFB1と定義される。
また、フィードバック電流IFBが増加するほどに、フィードバック信号制御回路11の出力信号VFBOは低下するが、フィードバック信号制御回路11の出力信号VFBOが軽負荷基準電圧源18(VR)まで、低下すると、軽負荷モード検出比較器17から、“L”信号がAND回路16へ出力され、RSフリップフロップ10のセット端子へ“L”信号が入力されることにより、スイッチング素子1のスイッチング動作が停止する。
また、同様にフィードバック電流IFBが低下するほどに、N型MOSFET11Aを流れる電流が減少し、N型MOSFET11Aとミラー接続されるN型MOSFET11Cを流れる電流も減少する。そのときにN型MOSFET11Cを流れる電流が定電流源11Rで決まる電流より小さくなると、過負荷保護動作へ移行するための信号手段となる“H”信号を過負荷保護遅れ時間制御回路14中のNAND回路14Sの一方の入力として、出力する。
このようにIFBが減少して、フィードバック信号制御回路11から、過負荷保護遅れ時間制御回路14へ“H”信号が出力される時点でのIFBをIFB2と定義する。IFBがIFB2に達したときのスイッチング素子1の電流はIDP2と定義する。
つまり、IFB1、IFB2、ILIMIT、IDP2は図4に示したようにIFB1<IFB2 、ILIMIT>IDP2の関係になる。
過負荷保護遅れ時間制御回路14はNAND回路14Sと、P型MOSFET14Jと、N型MOSFET14Qと、定電流源14Rから構成される。
そして、起動/停止回路7からの出力信号UVが“H”である起動状態において、IFBがIFB2以下になると、フィードバック信号制御回路11からNAND回路14Sの入力に“H”信号が入力され、NAND回路14Sから“L”が出力される。そして、P型MOSFET14JがON、N型MOSFET14QがOFF状態となり、定電流源14Rから供給される電流が容量34を充電する充電電流として供給開始される。つまり、スイッチング素子1の電流がIDP2以上に上昇することで、容量34への充電電流が供給開始されることになる。
過負荷信号出力回路13は比較器13Aと、抵抗13B、13Cと、基準電圧源13Dから構成され、
容量34(COL)が接続されるOL端子の電圧VOLの上昇を検出して、VOLを抵抗13Bと13Cで抵抗分割された電圧と基準電圧源13Dの同じ電位になるまで、VOLが上昇すると、比較器13Aから過負荷停止信号VOLP“H”が出力される。このVOLP信号は起動/停止回路7に入力され、過負荷保護停止状態へ移行し、スイッチング動作を停止する。
つまり、スイッチング素子電流がIDP2以上になる期間が一定以上続くと、VOLが規定電圧VOLSに上昇することで、過負荷保護が動作し、スイッチング動作を停止する。逆にスイッチング素子電流がIDP2以上、最大ILIMITに達してもただちにスイッチング動作が停止することは無く、一定期間はスイッチング動作可能となり、ピーク負荷に対して動作を継続可能である。
このように過負荷保護動作停止までの遅れ時間をTOLPとし、OL端子電圧が上昇し、VOLPとして“H”信号が出力されるときのOL端子電圧をVOLSとし、定電流源14Rの電流値をI14Rとし、容量34の容量値をC34とすると、
TOLP=C34×VOLS/I14R (式1)
で規定することができる。
つまり、容量34を任意に決めることにより、自由に過負荷保護遅れ時間を選定できる。また、ピーク負荷への対応可能時間も選定できる。
また、IDP2とILIMITの関係を決めることで、通常負荷時の過負荷保護動作ポイントとピーク負荷への対応ポイントを内部的に設定可能となる。
例えば、ILIMITをIDP2の120%になるように設定すれば、通常負荷時に過負荷保護が動作するポイントより、20%増しの一次側スイッチング素子電流を一定期間供給することが可能となり、過電流保護を機能させつつ、ピーク負荷への対応が容易となる。
過負荷保護動作によって、VOLがVOLSに達して、スイッチング動作が停止した後の動作としては、基準電圧源13Dがスイッチング動作時には第一の基準電圧VX1であるが、スイッチング動作が停止すると同時に、基準電圧源13Dが第1の基準電圧より低い第2の基準電圧VX2に変化する。そして、スイッチング動作が停止することで、起動信号UVが“H”から“L”に変化し、NAND14Sの出力信号が“L”から“H”に変化することで、P型MOSFET14JがOFFし、N型MOSFET14QがONすることで、容量34に充電していた電流IOLが、充電方向から放電に移行する。そして、スイッチング動作はVOLが規定電圧に低下するまで停止状態を維持し、VOLを抵抗13Bと抵抗13Cで分割された電圧が第2の基準電圧VX2になるまで低下すると、VOLP信号が反転し、起動信号UVが“L”から“H”に変化し、再起動可能となる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態のスイッチング電源装置を構成する、スイッチング電源制御用半導体装置の一例を示す回路図である。図6は、図1における半導体装置30の内部回路を詳細にしたもので、図中の符号は図1のそれに相当するため、同一の構成要素についての説明は省略する。
図6と図2との違いはフィードバック信号制御回路の構成要素であり、つまり、フィードバック信号制御回路11Yは比較器11Dと、基準電圧源11Eとを備え、フィードバック信号制御回路11Yの出力信号VFBOが比較器11Dへ入力され、比較器11Dの出力信号が過負荷保護遅れ時間制御回路14へ入力される点である。
図6の構成とすることで、フィードバック電流IFBが減少し、容量34への充電電流開始信号を出すための信号を生成するポイントであるIFB2を設定する際に、フィードバック信号制御回路11Yの出力信号VFBOを検出することで行うので、ILIMITを決定するVFBOの最大電圧時との比を比較的容易に決めることができ、ILIMITとIDP2の比を容易に設定できるという利点がある。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態のスイッチング電源装置を構成する、スイッチング電源制御用半導体装置の一例を示す回路図である。図7は、図1における半導体装置30の内部回路を詳細にしたもので、図中の符号は図1のそれに相当するため、同一の構成要素についての説明は省略する。
図7と図2との違いは過負荷信号出力回路の構成要素であり、つまり、過負荷信号出力回路13Yは比較器13Aの出力信号をセット信号として受けるRSフリップフロップ13Eを備えている点である。また、RSフリップフロップ13Eはリセット信号として、VDDreset信号を入力として受けている。VDDresetとは、電源としての入力電圧が低下し、VDD端子電圧が規定電圧以下に低下したときに出力するようにした手段によるリセット信号である。
つまり、図7に示す本実施の形態においては、VOLがVOLSに達して過負荷保護動作により、スイッチング動作が停止すると、電源としての入力電圧が低下し、VDD端子電圧が低下するまで、スイッチング動作が停止するラッチモードで、スイッチング動作が停止することを特徴としている。電源としての安全面を考慮した場合に、過負荷保護動作時には入力電圧VINが入力される限りスイッチング停止を継続するラッチモードでの過負荷保護を実現すると共に、ピーク負荷への対応も可能となる。
本発明のスイッチング電源装置およびスイッチング電源用半導体装置は、通常負荷時での継続した過負荷に対して動作する過負荷保護機機能と、一定期間のピーク負荷時に対して過電流保護を機能させながらの継続したスイッチング動作を同時に可能とするなどの効果があり、スイッチング電源装置およびスイッチング電源用半導体装置等として有用である。
本発明のスイッチング電源装置の第1の実施の形態の一例を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置を構成する半導体装置の一例を示す回路図である。 本発明のスイッチング電源装置におけるスイッチング素子電流および過負荷保護遅れ時間調整用容量のフィードバック電流依存性を説明するための図である。 本発明のスイッチング電源装置の軽負荷および過負荷時の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明のスイッチング電源装置のピーク負荷時の動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明の第2のスイッチング電源装置を構成する半導体装置の一例を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態のスイッチング電源装置を構成する半導体装置の一例を示す回路図である。 従来のスイッチング電源装置の一例を示す回路図である。 従来のスイッチング電源装置の動作を説明するためのタイムチャートである。 従来のスイッチング電源装置の別の一例を示す回路図である。
符号の説明
1 スイッチング素子
2 レギュレータ
2A、2B スイッチ
3 起動用定電流源
4 ゲートドライバー
5 NAND回路
6 ドレイン電流検出回路
7 起動/停止回路
8 比較器
9 発振回路
9A 最大デューティサイクル信号
9B クロック信号
10 RSフリップフロップ回路
11、11Y フィードバック信号制御回路
11R 定電流源
11A 、11B、11C N型MOSFET
11D 比較器
11E 基準電圧源
12 クランプ回路
12A P型MOSFET
12B 定電流源
12C 抵抗
13 フィードバック電圧検出回路
13A 比較器
13B、13C 抵抗
13D 基準電圧源
13E RSフリップフロップ
14 過負荷保護遅れ時間制御回路
14R 定電流源
14Q N型MOSFET
14J P型MOSFET
14S NAND回路
16 AND回路
17 軽負荷モード検出比較器
18 軽負荷基準電圧源
30 スイッチング電源用半導体装置
31 ダイオード
32、33、34 コンデンサ
35 制御信号伝達回路
35A フォトトランジスタ
35B フォトダイオード
40 トランス
40A 1次巻線
40B 2次巻線
40C 1次側補助巻線
50 ダイオード
51 コンデンサ
52 シャントレギュレータ
53 コンデンサ
54、55 出力電圧検出用抵抗
56 バイアス抵抗
57 負荷
58 2次側制御回路

Claims (21)

  1. 入力された第1の直流電圧を、トランスを介して第2の直流電圧に変換して出力するスイッチング電源装置であって、
    第1の直流電圧が印加される前記トランスの1次側に接続されたスイッチング素子と、
    前記第2の直流電圧を安定化させる出力電圧制御回路と、
    前記出力電圧制御回路からの信号を前記トランスの1次側へ伝達する制御信号伝達回路と、前記スイッチング素子の動作を制御する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記スイッチング素子を流れる電流を検出し、素子電流検出信号として出力するスイッチング素子電流検出回路と、
    前記制御信号伝達回路からの信号をフィードバック信号として受けて、前記フィードバック信号に対応して変化するフィードバック出力信号を出力するとともに、前記フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルに達すると過負荷保護用充電開始信号を出力するフィードバック信号制御回路と、
    前記スイッチング素子電流検出回路からの出力信号と前記フィードバック出力信号とを比較し、比較した比較信号を出力する比較器と、
    前記比較信号に基づいて前記スイッチング素子の電流量および出力を制御するスイッチング信号制御回路と、
    前記フィードバック出力信号の最大値を固定して前記スイッチング素子の電流の最大値を制限するクランプ回路と、
    前記過負荷保護用充電開始信号を入力として受けて充電電流を供給する過負荷保護遅れ時間制御回路と、
    前記過負荷保護遅れ時間制御回路の前記充電電流により充電される過負荷保護動作遅れ時間調整用容量と、
    前記過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧を検出し、規定電圧以上になるとスイッチング停止信号を出力する過負荷信号出力回路とを有し、
    前記スイッチング信号制御回路は、前記過負荷信号出力回路の前記スイッチング停止信号に基づいて前記スイッチング素子の動作を停止することを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. トランスの2次巻線と接続され、前記トランスの2次側出力電圧を整流し且つ平滑化することにより、前記第1の直流電圧から前記第1の直流電圧の絶対値よりも小さい第2の直流電圧を生成して出力する出力電圧生成回路と、
    前記トランスの補助巻線と接続され、1次側出力電圧を発生すると共に、発生した1次側出力電圧を整流し且つ平滑化することにより、制御回路へ電源電圧を供給する補助電源電圧を生成する補助電源電圧生成回路とをさらに備えていることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 制御信号伝達回路は、出力電圧制御回路からの信号を1系統で前記トランスの1次側へ伝達する請求項1または2記載のスイッチング電源装置。
  4. フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号が最大値に固定開始されるときのフィードバック信号が第1のフィードバック信号レベルであって、前記第1のフィードバック信号レベルで前記スイッチング素子に流れ得る電流が最大となり、
    前記フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルのとき、流れ得る最大電流よりも小さい値の電流が前記スイッチング素子に流れるように、前記第1のフィードバック信号レベルおよび前記規定のフィードバック信号レベルが設定されている請求項1または請求項2記載のスイッチング電源装置。
  5. フィードバック信号制御回路は、前記第1のフィードバック信号レベルでの前記フィードバック信号の電流の絶対値が、前記規定のフィードバック信号レベルでのフィードバック信号の電流の絶対値よりも小さい請求項4記載のスイッチング電源装置。
  6. フィードバック信号制御回路は、フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルに達することを検出するための規定フィードバック信号レベル検出用定電流源を備え、
    前記規定フィードバック信号レベル検出用定電流源と前記フィードバック信号に比例した電流値を比較して前記過負荷保護用充電開始信号を出力する請求項1から請求項5のいずれか1項記載のスイッチング電源装置。
  7. フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号と内部で規定された過負荷保護用充電開始検出用基準電圧源とを比較する過負荷保護用充電開始検出比較器を備え、
    前記過負荷保護用充電開始検出比較器は前記フィードバック出力信号として規定のフィードバック信号レベルを検出したときに前記過負荷保護用充電開始信号を出力する請求項1から請求項5のいずれか1項記載のスイッチング電源装置。
  8. フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号と内部で規定された軽負荷基準電圧源とを比較する軽負荷モード検出比較器を備え、
    前記フィードバック信号制御回路へのフィードバック信号に応じてスイッチング素子の電流ピーク制御および間欠動作をする請求項1から請求項5のいずれか1項記載のスイッチング電源装置。
  9. 制御回路は、スイッチング素子に印加するスイッチング信号を生成して出力する発振器をさらに備えている請求項1から請求項8のいずれか1項記載のスイッチング電源装置。
  10. 過負荷信号出力回路は、過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が第1の規定電圧に上昇することを検出することでスイッチング動作停止信号を出力するとともに、前記過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が第2の規定電圧以下に低下することを検出することでスイッチング素子のスイッチング動作を再開させる出力信号を出力し、
    過負荷保護遅れ時間制御回路は、前記過負荷保護動作遅れ時間調整用容量への充電を停止して放電電流を流す状態を一定期間保持する請求項1から請求項9のいずれか1項記載のスイッチング電源装置。
  11. 過負荷信号出力回路は、前記過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が規定電圧に上昇することでラッチモードでスイッチング動作停止信号を出力する請求項1から請求項9のいずれか1項記載のスイッチング電源装置。
  12. 第1の直流電圧を入力するトランスの1次側に接続されたスイッチング素子と、前記トランスの2次側の出力となる第2の直流電圧を安定化させる出力電圧制御回路と、前記出力電圧制御回路からの信号を前記トランスの1次側へ伝達する制御信号伝達回路と、前記スイッチング素子の動作を制御する制御回路を備えたスイッチング電源装置に用いられる前記制御回路を搭載した半導体装置であって、
    前記制御回路は、前記スイッチング素子を流れる電流を検出し、素子電流検出信号として出力するスイッチング素子電流検出回路と、
    前記制御信号伝達回路からの信号をフィードバック信号として受けて、前記フィードバック信号に対応して変化するフィードバック出力信号を出力するとともに、前記フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルに達すると過負荷保護用充電開始信号を出力するフィードバック信号制御回路と、
    前記スイッチング素子電流検出回路からの出力信号と前記フィードバック出力信号とを比較し、比較した比較信号を出力する比較器と、
    前記比較信号に基づいて前記スイッチング素子の電流量および出力を制御するスイッチング信号制御回路と、
    前記フィードバック出力信号の最大値を固定して前記スイッチング素子の電流の最大値を制限するクランプ回路と、
    前記過負荷保護用充電開始信号を入力として受けて充電電流を供給する過負荷保護遅れ時間制御回路と、
    前記過負荷保護遅れ時間制御回路の前記充電電流により充電される過負荷保護動作遅れ時間調整用容量と、
    前記過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧を検出し、規定電圧以上になるとスイッチング停止信号を出力する過負荷信号出力回路とを有し、
    スイッチング信号制御回路は、前記フィードバック信号制御回路への前記フィードバック信号に応じて前記スイッチング素子の電流ピーク値を制御するとともに、前記過負荷信号出力回路の前記スイッチング停止信号に基づいて前記スイッチング素子の動作を停止することを特徴とするスイッチング電源用半導体装置。
  13. フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号が最大値に固定開始されるときのフィードバック信号が第1のフィードバック信号レベルであって、前記第1のフィードバック信号レベルで前記スイッチング素子に流れ得る電流が最大となり、
    前記フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルのとき、流れ得る最大電流よりも小さい値の電流が前記スイッチング素子に流れるように、前記第1のフィードバック信号レベルおよび前記規定のフィードバック信号レベルが設定されている請求項12記載のスイッチング電源用半導体装置。
  14. フィードバック信号制御回路は、前記第1のフィードバック信号レベルでの前記フィードバック信号の電流の絶対値が、前記規定のフィードバック信号レベルでのフィードバック信号の電流の絶対値よりも小さい請求項13記載のスイッチング電源用半導体装置。
  15. フィードバック信号制御回路は、フィードバック信号が規定のフィードバック信号レベルに達することを検出するための規定フィードバック信号レベル検出用定電流源を備え、
    前記規定フィードバック信号レベル検出用定電流源と前記フィードバック信号に比例した電流値を比較して前記過負荷保護用充電開始信号を出力する請求項12から請求項14のいずれか1項記載のスイッチング電源用半導体装置。
  16. フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号と内部で規定された過負荷保護用充電開始検出用基準電圧源とを比較する過負荷保護用充電開始検出比較器を備え、
    前記過負荷保護用充電開始検出比較器は前記フィードバック出力信号として規定のフィードバック信号レベルを検出したときに前記過負荷保護用充電開始信号を出力する請求項12から請求項14のいずれか1項記載のスイッチング電源用半導体装置。
  17. フィードバック信号制御回路は、フィードバック出力信号と内部で規定された軽負荷基準電圧源とを比較する軽負荷モード検出比較器を備え、
    前記フィードバック信号制御回路へのフィードバック信号に応じてスイッチング素子の電流ピーク制御および間欠動作をする請求項12から請求項14のいずれか1項記載のスイッチング電源用半導体装置。
  18. 制御回路は、スイッチング素子に印加するスイッチング信号を生成して出力する発振器をさらに備えている請求項12から請求項17のいずれか1項記載のスイッチング電源用半導体装置。
  19. 過負荷信号出力回路は、過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が第1の規定電圧に上昇することを検出することでスイッチング動作停止信号を出力するとともに、前記過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が第2の規定電圧以下に低下することを検出することでスイッチング素子のスイッチング動作を再開させる出力信号を出力し、
    過負荷保護遅れ時間制御回路は、前記過負荷保護動作遅れ時間調整用容量への充電を停止して放電電流を流す状態を一定期間保持する請求項12から請求項18のいずれか1項記載のスイッチング電源用半導体装置。
  20. 過負荷信号出力回路は、前記過負荷保護遅れ時間調整用容量の電圧が規定電圧に上昇することでラッチモードでスイッチング動作停止信号を出力する請求項12から請求項18のいずれか1項記載のスイッチング電源用半導体装置。
  21. スイッチング素子と制御回路が同一半導体基板上に形成されている請求項12から請求項20のいずれか1項記載のスイッチング電源用半導体装置。

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