JP2009118651A - スイッチング電源装置および半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング電源装置において、入力電圧に依存しないフの字型の過負荷保護回路を提供する。
【解決手段】VCCから外部抵抗34を介し、CL端子に流れる電流がMAXDUTY可変回路15の設定値に達すると、過負荷と検出し、MAXDUTY可変回路で、インバータ4の出力であるデューティサイクル信号19を保持し、スイッチング素子1の最大デューティサイクル信号9Aとすることで、出力電流の最大値が制限されて、出力電圧およびVCC電圧の低下が起こり、クランプ電圧可変回路13により、発振周波数とスイッチング素子の最大電流値が小さくなることで、入力電圧に依存しないフの字型の過負荷保護が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置に関し、特に、入力電圧に依存しない2次側出力の過負荷保護機能を有する、スイッチング電源装置に関する。
図4は、従来のスイッチング電源装置の一例を示す回路図である。この図4において、130はスイッチング電源制御用半導体装置であり、スイッチング素子101とその制御回路から構成されている。
半導体装置130は、外部入力端子として、スイッチング素子101の入力端子(DRAIN)、補助電源電圧入力端子(VCC)、内部回路電源端子(VDD)、フィードバック信号入力端子(FB)、過負荷保護端子(CL)、スイッチング素子101の出力端子および制御回路のGND端子(GND)の6端子を備えている。
102は、半導体装置130の内部回路電源を供給するためのレギュレータで、起動電流をVCCへ流すためのスイッチ102Aと、起動電流をVDDへ流すためのスイッチ102Bと、VCCからVDDへ電流を供給するためのスイッチ102Cを備えている。
103は、起動用の回路電流を供給するための起動用定電流源であり、起動時にスイッチ102Aを介してVCCへ起動電流を供給する。また、起動後にVCCが一定電圧以下のときは、スイッチ102Bを介してVDDへ回路電流を供給する。
107は、半導体装置130の起動/停止を制御するための起動/停止回路であり、VDDの電圧を検出し、VDDが一定以下のときは、スイッチング素子101のスイッチング動作を停止させる信号を、NAND回路105へ出力する。
106は、スイッチング素子101に流れる電流を検出するためのドレイン電流検出回路であり、検出した電流を電圧信号に変換して、比較器108へ信号を出力する。111は、フィードバック信号制御回路であり、FB端子に入力される電流信号を電圧信号に変換して、比較器108へ信号を出力する。比較器108は、フィードバック信号制御回路111からの出力信号と、ドレイン電流検出回路106からの出力信号が等しくなったときに、RSフリップフロップ回路110のリセット端子へ信号を出力する。
112は、フィードバック信号制御回路の出力信号の最大値を決めるためのクランプ回路で、これがスイッチング素子101に流れる電流の最大値を決定し、スイッチング素子101の過電流保護として機能する。但し、各回路の反応遅れ時間、スイッチング素子101のスイッチング時間等により生ずる一定の遅れ時間(過電流保護遅れ時間)により、実際の最大値は、内部回路的に固定された過電流保護レベルILIMITよりも若干大きな値となる(図9参照)。
113は、クランプ回路112のクランプ電圧値を変化させるための、クランプ電圧可変回路であり、CL端子からP型MOSFET114を通って流れ込む電流が増加すると、クランプ電圧可変回路113により、クランプ電圧が上昇する。すなわち、CL端子に流れ込む電流が大きくなると、スイッチング素子101の過電流保護レベルが上昇する。また、CL端子からP型MOSFET114を通って流れ込む電流が一定値以下になると、発振周波数低下信号を発振回路109へ出力する。P型MOSFET114は、CL端子からクランプ電圧可変回路113へ電流を流し、CL端子の電圧を一定値に固定するための素子であり、そのドレインがクランプ回路と接続され、そのゲートは基準電圧源と接続され、そのソースはCL端子と接続されている。
109は、発振回路であり、スイッチング素子101の最大デューティサイクルを決める、最大デューティサイクル信号109Aと、スイッチング素子101の発振周波数を決める、クロック信号109Bを出力する。また、クランプ電圧可変回路113から発振周波数低下信号が入力されると、発振周波数が小さくなる。最大デューティサイクル信号109Aは、NAND回路105へ入力され、クロック信号109Bは、RSフリップフロップ回路110のセット端子へ入力される。
NAND回路105へは、起動/停止回路107の出力信号と、最大デューティサイクル信号109Aと、RSフリップフロップ回路110の出力信号が入力される。NAND回路105の出力信号は、ゲートドライブ回路104へ入力され、スイッチング素子101のスイッチング動作を制御する。
140はトランスであり、1次巻線140Aと、2次巻線140Bと、1次側補助巻線140Cを有している。
1次側補助巻線140Cには、ダイオード131とコンデンサ132とで構成される整流平滑回路が接続され、半導体装置130の補助電源部として活用され、VCCへ入力される。133は、VDDの安定化用コンデンサである。135は、制御信号を2次側から1次側へ伝達するための制御信号伝達回路であり、フォトトランジスタ135Aと、フォトダイオード135Bから構成される。フォトトランジスタ135Aのコレクタは、VDDと接続され、フォトトランジスタ135Aのエミッタは、FBと接続される。VCCとCLの間には、抵抗134が接続され、VCCの電圧に応じた電流が、CL端子へ流れ込む。
2次巻線140Bには、ダイオード150とコンデンサ151とで構成される整流平滑回路が接続され、負荷155へ接続される。2次側制御回路156は、定電圧制御回路157から成り、定電圧制御回路157は、2次側出力電圧VOの検出抵抗152および153で分圧された電圧を入力し、2次側出力電圧VOが一定になるように、フォトダイオード135Bに流れる電流を制御する。
以上のように構成された、スイッチング電源装置の動作を、図4を用いて説明する。図10は、図4の各部の動作波形を説明したタイムチャートである。
図4において、入力端子には、たとえば商用の交流電源が整流平滑されてつくられる、直流電圧VINが入力される。VINは、トランス140の1次巻線140Aを介して、半導体装置130のDRAIN端子に印加される。そして、起動用定電流源103で作られる起動電流が流れ、レギュレータ102内のスイッチ102Aを介して、コンデンサ132を充電し、VCCの電圧が上昇する。また、レギュレータ102内のスイッチ102Cは、VDDが一定電圧になるように動作するため、起動電流の一部は、スイッチ102Cを介してVDDに接続されたコンデンサ133を充電し、VDDの電圧も上昇する。レギュレータ102内のスイッチ102Bは、起動後の状態において、起動直後や過負荷時など、VCC電圧が一定値以下のときに、スイッチング動作のオフ期間中に導通し、VCC電圧が不足してもVDDが低下しないようにしている。
VCCおよびVDDが上昇し、VDDが起動/停止回路107で設定された起動電圧に達すると、スイッチング素子101のスイッチング動作が開始される。このとき、同時にレギュレータ102内のスイッチ102Aがオフとなるため、VCCへの起動電流供給は停止する。スイッチング動作が開始されると、トランス140の各巻線にエネルギーが供給されるようになり、2次巻線140B、1次側補助巻線140Cに電流が流れる。
2次巻線140Bに流れる電流は、ダイオード150とコンデンサ151により整流平滑されて、直流電力となり、負荷155に電力を供給する。スイッチング動作が繰り返されることで、2次側出力電圧VOが徐々に上昇し、2次側出力電圧検出抵抗152および153で設定された電圧に達すると、定電圧制御回路157からの信号により、フォトダイオード135Bに流れる電流が増加する。そして、フォトトランジスタ135Aに流れる電流が増加し、FB端子に流れ込む電流も増加する。FB端子電流が増加すると、比較器108に入力される電圧が減少するため、スイッチング素子101に流れるドレイン電流が小さくなる。このような負帰還がかかることで、2次側出力電圧VOは安定化される。
1次側補助巻線140Cに流れる電流は、ダイオード131とコンデンサ132により整流平滑されて、半導体装置130の補助電源として活用され、VCC端子に電流を供給する。VDDが一度起動電圧に達すると、レギュレータ102内のスイッチ102Aはオフとなるため、起動後の半導体装置の電流は、1次側補助巻線140Cから供給されるようになる。1次側補助巻線140Cの極性は、2次巻線140Bと同一のため、VCCは2次側出力電圧VOに比例した電圧となる。ただし、VCCの電圧が一定以下のときは、レギュレータ102内のスイッチ102Bが導通可能となるため、このときは起動電流がスイッチ102Bを介してVDDに供給されることで、VDDが安定化される。
2次側出力電圧VOが安定化された後、負荷155に流れる出力電流IOを増加させ、スイッチング素子101に流れる電流の最大値で決まる出力電流IOの最大値に達すると、2次側出力電圧VOが低下するが、このとき、1次側補助巻線電圧VCCも低下する。VCCが低下すると、それに伴い抵抗134を介してCL端子に流れ込む電流が減少する。すると、クランプ電圧可変回路113によって、クランプ回路112のクランプ電圧を減少させる。そのため、VOおよびVCCが低下するにつれて、スイッチング素子101の過電流保護値が低下することになるため、ある2次側出力電圧まで低下すると、スイッチング素子101は過負荷保護状態になり、出力電流は小さくなる。さらに、発振周波数低下信号がクランプ電圧可変回路113から発振回路109へ出力されるため、発振周波数が低下し、出力電流は急速に小さくなるため、図4における出力電流電圧特性は、図6のようになり、2次側出力電圧VOがある電圧以下まで低下すると、出力電流IOが絞られるようになるといった、いわゆるフの字特性となる。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−333843号公報
従来のスイッチング電源用半導体装置の構成では、過電流保護レベルが半導体装置内部回路にて固定された値であるが、各回路の反応遅れ時間、スイッチング素子101のスイッチング時間等により生ずる一定の遅れ時間(過電流保護遅れ時間)により、図9に示すように実際の最大値は、内部回路的に固定された過電流保護レベルILIMITよりも若干大きな値となる為、高入力電圧時に、低入力電圧時に比べて出力電流の最大値が大きくなる。
すなわち、入力電圧により2次側出力電圧VOが低下する出力電流の最大値が異なるので、VCC電圧が低下する出力電流も異なる。これが、過電流保護遅れ時間を持つスイッチング電流の過電流保護値によって過負荷を検出する場合の問題点であり、電源として高入力電圧時に出力電流が増加することにより、電源としての各部品へのストレスが増加する課題が発生する。
本発明は、これらの問題点を解決するものであり、入力電圧に依存しないフの字型の過負荷保護を実現するスイッチング電源用半導体装置を提供することにある。
本発明の請求項1に記載のスイッチング電源装置は、
トランスと、
入力端子が前記トランスの第1の1次巻線と接続され、前記トランスを介して第1の直流電圧を受けるスイッチング素子と、
前記トランスの2次巻線と接続され、前記トランスの2次側巻線出力電圧を整流し且つ平滑化することにより、前記第1の直流電圧から該第1の直流電圧の絶対値よりも小さい第2の直流電圧を生成して出力する出力電圧生成回路と、
前記出力電圧を安定化させる出力電圧制御回路と、
前記出力電圧制御回路の信号を1次側へ伝達する制御信号伝達回路と、
前記スイッチング素子の動作を制御する制御回路と、
前記トランスの補助巻線と接続され、前記2次側巻線電圧と比例する1次側巻線出力電圧を発生すると共に、発生した1次側巻線出力電圧を整流し且つ平滑化することにより、前記制御回路へ電源電圧を供給する補助電源電圧を生成して出力する補助電源電圧生成回路とを備え、
前記制御回路は、
前記第1の直流電圧および前記補助電源電圧から前記制御回路の電源電圧を生成し供給するレギュレータと、
前記スイッチング素子に印加する一定周期のスイッチング信号を生成して出力する発振器と、
前記スイッチング素子を流れる電流を検出し、素子電流検出信号として出力する電流検出回路と、
前記制御信号伝達回路からの信号をフィードバック信号として出力するフィードバック信号制御回路と、
前記素子電流検出信号と前記フィードバック信号とを比較し、比較した比較信号を出力する比較器と、
前記比較信号に基づいて前記スイッチング信号の電流量及び出力を制御するスイッチング信号制御回路と、
前記素子電流検出信号の最大値を固定するクランプ回路と、
前記クランプ回路のクランプ電圧を、前記補助電源電圧の電圧値に応じて可変させ、前記クランプ電圧が一定値よりも低い場合には、前記発振器の発振周波数を小さくする発振周波数低下信号を、前記発振器へ出力するように構成された、クランプ電圧可変回路と、
前記補助電源電圧の電圧値が一定値に達した際の前記スイッチング素子のデューティサイクル信号を保持し、保持された前記デューティサイクル信号が前記スイッチング素子の最大デューティサイクル信号(MAXDUTY)とし、前記発振器へ出力するように構成されたMAXDUTY可変回路と、を備え
前記出力電流に比例した電圧が前記補助電源に発生し、前記補助電源からの信号が、前記MAXDUTY可変回路の検出値に達した際の前記スイッチング素子のデューティサイクル信号を、前記スイッチング素子の最大デューティサイクル信号として保持し、前記発振器へ出力するため、前記出力電流の最大値が前記デューティサイクル信号で決まることを特徴とした、入力電圧に依存しないスイッチング電源を実現できる。
本発明の請求項2に記載のスイッチング電源装置は、
前記補助巻線と前記MAXDUTY可変回路との間に接続する抵抗によって、自由に過負荷レベルとなる出力電流の調整が可能となるスイッチング電源を実現できる。
本発明の請求項3に記載のスイッチング電源装置は、
前記レギュレータは、前記第1の直流電圧および前記補助電源電圧から前記制御回路へ電源を供給するように動作し、起動時は前記補助電源電圧が一定値になるまで前記第1の直流電圧から前記補助電源電圧生成回路へ電源を供給し、起動後は前記補助電源電圧から前記制御回路へ電源を供給し、かつ前記補助電源電圧が一定値よりも低い場合には、前記第1の直流電圧から前記制御回路へ電源を供給するように構成されており、過負荷時に補助電源電圧が低下しても、制御回路の電源は供給されるため、安定して動作を続けることができ、起動時の補助電源電圧が高く設定されるため、過負荷時のフの字保護動作の設定範囲を広くとることができる。
本発明の請求項4に記載のスイッチング電源装置は、
前記クランプ電圧可変回路は、前記補助電源電圧が一定値以下になると動作し、前記補助電源電圧が低くなるほど、クランプ電圧が小さくなるように構成されており、この構成により、補助電源電圧が低くなるにつれて、スイッチング素子の過電流保護値が小さくなるため、過負荷時の過電流保護値が小さくなり、負荷短絡時の出力電流を小さくできる。
本発明の請求項5に記載のスイッチング電源装置は、
前記クランプ電圧可変回路は、前記発振周波数低下信号が出力されるまでは、クランプ電圧を最大値に固定し、前記発振周波数低下信号が出力されると同時に、クランプ電圧が小さくなるように構成されており、この構成により、出力電圧の垂下時には、発振周波数が小さくなってからスイッチング素子の過電流保護値が小さくなるため、出力電流が小さくなりはじめるポイントが過電流保護値のばらつきに影響しなくなるため、設定がしやすくなる。
本発明の請求項6に記載のスイッチング電源装置は、
前記スイッチング素子と前記制御回路が同一半導体基板上に形成され、前記スイッチング素子の入力端子と出力端子、補助電源電圧入力端子、前記制御回路の電源電圧端子、前記フィードバック信号の入力端子、前記クランプ電圧可変回路および前記MAXDUTY可変回路の入力端子の6端子で構成された半導体装置からなり、スイッチング電源装置の部品点数が削減でき、スイッチング電源装置の小型化・軽量化を行うことができる。
本発明の請求項7に記載のスイッチング電源装置は、
前記クランプ電圧可変回路は、前記補助電源電圧が低くなるほどクランプ電圧が小さくなり、該クランプ電圧の最小値が最大クランプ電圧の10%程度になるように構成されており、負荷短絡時の出力電流が十分小さくできる。
本発明の請求項8に記載のスイッチング電源装置は、
前記発振器は、前記発振周波数低下信号が入力された場合に、通常時の発振周波数の1/5程度に小さくなるように構成されており、負荷短絡時の出力電流が十分小さくできる。
本発明のスイッチング電源装置は、上記構成を有し、入力電圧に依存しないフの字型の過負荷保護を実現できるといった効果がある。また、外部抵抗の調整により、過負荷レベルの調整ができるといった効果もある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明のスイッチング電源装置の実施の形態の一例を示す回路図である。
この図1において、30はスイッチング電源制御用半導体装置であり、スイッチング素子1とその制御回路から構成されている。
半導体装置30は、外部入力端子として、スイッチング素子1の入力端子(DRAIN)、補助電源電圧入力端子(VCC)、内部回路電源端子(VDD)、フィードバック信号入力端子(FB)、過電流保護値可変端子(CL)、スイッチング素子1の出力端子および制御回路のGND端子(GND)の6端子を備えている。
2は、半導体装置30の内部回路電源を供給するためのレギュレータで、起動電流をVCCへ流すためのスイッチ2Aと、起動電流をVDDへ流すためのスイッチ2Bと、VCCからVDDへ電流を供給するためのスイッチ2Cを備えている。
3は、起動用の回路電流を供給するための起動用定電流源であり、起動時にスイッチ2Aを介してVCCへ起動電流を供給する。また、起動後にVCCが一定電圧以下のときは、スイッチ2Bを介してVDDへ回路電流を供給する。
7は、半導体装置30の起動/停止を制御するための起動/停止回路であり、VDDの電圧を検出し、VDDが一定以下のときは、スイッチング素子1のスイッチング動作を停止させる信号を、NAND回路5へ出力する。また、VDDが一定電圧に達した後も、VCCが一定電圧に達するまでは、スイッチ2Aをオンさせる信号をレギュレータ回路2へ出力し、DRAINからVCCへ起動電流を流す。
6は、スイッチング素子1に流れる電流を検出するためのドレイン電流検出回路であり、検出した電流を電圧信号に変換して、比較器8へ信号を出力する。11は、フィードバック信号制御回路であり、FB端子に入力される電流信号を電圧信号に変換して、比較器8へ信号を出力する。比較器8は、フィードバック信号制御回路11からの出力信号と、ドレイン電流検出回路6からの出力信号が等しくなったときに、RSフリップフロップ回路10のリセット端子へ信号を出力する。
12は、フィードバック信号制御回路11の出力信号の最大値を決めるためのクランプ回路で、これがスイッチング素子1に流れる電流の最大値を決定し、スイッチング素子1の過電流保護として機能する。13は、クランプ回路12のクランプ電圧値を変化させるための、クランプ電圧可変回路であり、CL端子からP型MOSFET14を通って流れ込む電流が増加すると、クランプ電圧可変回路13により、クランプ電圧が上昇する。すなわち、CL端子に流れ込む電流が大きくなると、スイッチング素子1の過電流保護レベルが上昇する。また、CL端子からP型MOSFET14を通って流れ込む電流が一定値以下になると、発振周波数低下信号を発振回路9へ出力する。P型MOSFET14は、CL端子からクランプ電圧可変回路13へ電流を流し、CL端子の電圧を一定値に固定するため素子であり、そのドレインがクランプ回路と接続され、そのゲートは基準電圧源と接続され、そのソースはCL端子と接続されている。
15はMAXDUTY可変回路であり、VCC端子から外部抵抗により調整されたCL端子へ流れる電流が、一定値に達した際のインバータ4からの出力信号(スイッチング素子1のデューティサイクル信号)がMAXDUTY可変回路において保持され、保持されたデューティサイクル信号がMAXDUTY可変回路からの出力信号として発振回路9へ出力し、保持されたデューティサイクル信号が最大デューティサイクル信号9Aとなる。
9は、発振回路であり、スイッチング素子1の最大デューティサイクルを決める、最大デューティサイクル信号9Aと、スイッチング素子1の発振周波数を決める、クロック信号9Bを出力する。また、クランプ電圧可変回路13から発振周波数低下信号が入力されると、発振周波数が小さくなる。最大デューティサイクル信号9Aは、NAND回路5へ入力され、クロック信号9Bは、RSフリップフロップ回路10のセット端子へ入力される。
NAND回路5へは、起動/停止回路7の出力信号と、最大デューティサイクル信号9Aと、RSフリップフロップ回路10の出力信号が入力される。NAND回路5の出力信号は、ゲートドライブ回路4へ入力され、スイッチング素子1のスイッチング動作を制御する。
40はトランスであり、1次巻線40Aと、2次巻線40Bと、1次側補助巻線40Cを有している。
1次側補助巻線40Cには、ダイオード31とコンデンサ32とで構成される整流平滑回路が接続され、半導体装置30の補助電源部として活用され、VCCへ入力される。33は、VDDの安定化用コンデンサである。35は、制御信号を2次側から1次側へ伝達するための制御信号伝達回路であり、フォトトランジスタ35Aと、フォトダイオード35Bから構成される。フォトトランジスタ35Aのコレクタは、VDDと接続され、フォトトランジスタ35Aのエミッタは、FBと接続される。VCCとCLの間には、抵抗34が接続され、VCCの電圧に応じた電流が、CL端子へ流れ込む。
2次巻線40Bには、ダイオード50とコンデンサ51とで構成される整流平滑回路が接続され、負荷55へ接続される。2次側制御回路56は、定電圧制御回路57から成り、定電圧制御回路57は、2次側出力電圧VOの検出抵抗52および53で分圧された電圧を入力し、2次側出力電圧VOが一定になるように、フォトダイオード35Bに流れる電流を制御する。
以上のように構成された、スイッチング電源装置の動作を、図1を用いて説明する。
図1において、入力端子には、たとえば商用の交流電源が整流平滑されてつくられる、直流電圧VINが入力される。VINは、トランス40の1次巻線40Aを介して、半導体装置30のDRAIN端子に印加される。そして、起動用定電流源3で作られる起動電流が流れ、レギュレータ2内のスイッチ2Aを介して、コンデンサ32を充電し、VCCの電圧が上昇する。また、レギュレータ2内のスイッチ2Cは、VDDが一定電圧になるように動作するため、起動電流の一部は、スイッチ2Cを介してVDDに接続されたコンデンサ33を充電し、VDDの電圧も上昇する。レギュレータ2内のスイッチ2Bは、起動後の状態において、起動直後や過負荷時など、VCC電圧が一定値以下のときに、スイッチング動作のオフ期間中に導通し、VCC電圧が不足してもVDDが低下しないようにしている。
VCCおよびVDDが上昇し、VDDが起動/停止回路7で設定された起動電圧に達すると、スイッチング素子1のスイッチング動作が開始されるが、レギュレータ102内のスイッチ2Aは、VCCが設定電圧になるまではオンとなるため、起動開始時のVCCは設定電圧まで上昇し、設定電圧に達した後オフとなり、VCCへの起動電流供給は停止する。スイッチング動作が開始されると、トランス40の各巻線にエネルギーが供給されるようになり、2次巻線40B、1次側補助巻線40Cに電流が流れる。
2次巻線40Bに流れる電流は、ダイオード50とコンデンサ51により整流平滑されて、直流電力となり、負荷55に電力を供給する。スイッチング動作が繰り返されることで、2次側出力電圧VOが徐々に上昇し、2次側出力電圧検出抵抗52および53で設定された電圧に達すると、定電圧制御回路57からの信号により、フォトダイオード35Bに流れる電流が増加する。そして、フォトトランジスタ35Aに流れる電流が増加し、FB端子に流れ込む電流も増加する。FB端子電流が増加すると、比較器8に入力される電圧が低下するため、スイッチング素子1に流れるドレイン電流が小さくなる。このような負帰還がかかることで、2次側出力電圧VOは安定化される。
1次側補助巻線40Cに流れる電流は、ダイオード31とコンデンサ32により整流平滑されて、半導体装置30の補助電源として活用され、VCC端子に電流を供給する。VDDが一度起動電圧に達すると、スイッチング素子1の発振動作が開始され、その後、さらにVCCが上昇して設定電圧に達すると、レギュレータ2内のスイッチ2Aはオフとなるため、起動後の半導体装置30の電流は、1次側補助巻線40Cから供給されるようになる。1次側補助巻線40Cの極性は、2次巻線40Bと同一のため、VCCは2次側出力電圧VOに比例した電圧となる。ただし、VCCの電圧が一定以下のときは、レギュレータ2内のスイッチ2Bが導通可能となるため、このときは起動電流がスイッチ2Bを介してVDDに供給されることで、VDDが安定化される。
ここで、本発明に関する2次側出力電圧を検出し、2次側出力電圧VO制御するスイッチング電源装置では、出力電流Ioと2次側巻線電圧(V2)およびVCCは以下の関係となる。
V2=VO+ZIO・・・(1)
VCC=n×V2=nVO+nZIO・・・(2)
ここで、nは2次巻線と補助巻線の巻数比、Zは2次側のダイオードの抵抗成分を含んだ出力ラインのインピーダンスを示す。
2次側出力電圧VOは2次側のダイオードの抵抗成分を含んだ出力ラインのインピーダンスZによる電圧降下を考慮した電圧であるため、2次側出力電圧VOを一定とすると、(1)式に示すように2次巻線電圧V2は、入力電圧に依存せず、出力電流IOに比例した電圧となり、VCCも(2)式に示すように出力電流IOに比例した電圧となる。
そのためVCC電圧で出力電流IOの検出が可能となり、さらにVCC端子とCL端子間に接続された外部抵抗を介し、一定電圧に固定されたCL端子に流れる電流によっても出力電流IOの検出が可能となる。
出力電流IOを増加させると、VCCから外部抵抗を通りCL端子に流れる電流が増加し、出力電流IOがMAXDUTY可変回路で設定された設定値に達すると、設定値に達した際のスイッチング素子のデューティサイクル信号が保持され、発振回路9から保持されたデューティサイクル信号が最大デューティサイクル信号9Aとして出力される。
この時、保持されたデューティサイクル信号が最大デューティサイクル信号となるため、出力電流の最大値はクランプ回路12のクランプ電圧による過電流保護値ではなく、発振回路9からの記憶された最大デューティサイクル信号9Aで制限される。そのため、CL端子への電流が一定値を越えた後に出力電流IOを増加させると、最大出力電流は制限されているため、2次側出力電圧VOが低下し、2次側出力電圧VOに比例した電圧が2次側巻線電圧および1次側補助巻線電圧VCCに出力される。VCCが低下すると、それに伴い抵抗34を介してCL端子に流れ込む電流が減少する。すると、クランプ電圧可変回路13によって、クランプ回路12のクランプ電圧を減少させる。つまり、VOおよびVCCが低下するにつれて、スイッチング素子1の過電流保護値が低下することになるため、過負荷時においては、常にスイッチング素子1は過電流保護状態になり、出力電流は小さくなる。さらに、発振周波数低下信号がクランプ電圧可変回路13から発振回路9へ出力されるため、発振周波数が低下し、出力電流は急速に小さくなる。
以上より、図1における出力電流電圧特性は、図9のようになり、VCCから外部抵抗を通り、CL端子へ流れる電流が一定値に達すると、出力電流IOが絞られるようになるといった、いわゆるフの字特性となる。
また、VCC端子とCL端子間に接続する抵抗値により、出力電流検出値を調整可能となる。
図2は、本発明のMAXDUTY可変回路15の一例を示す回路図である。図3は図2の各部の動作波形を説明したタイムチャートである。
図2において、MAXDUTY可変回路15は、過負荷検出回路16、DUTY保持回路17、MAXDUTY基準信号発生回路18、から構成されており、図2に示すように各回路が接続されている。
過負荷検出回路16はN型MOSFET16A、16B、定電流源16C、インバータ16D、NAND回路16E、RSフリップフロップ回路16F、スイッチ16G、再起動トリガ信号発生回路16Hから構成されており、図2に示すように各素子が接続されている。16A、16Bは16Aを基準としたカレントミラーであり、16Aのドレインおよびゲートは過負荷検出回路の入力としてP型MOSFET14のドレインに接続されている。このように構成された過負荷検出回路の動作について、以下に説明する。出力電流IOが増加するとVCC電圧が上昇し、外部抵抗34を介してP型MOSFET14へ流れる電流も増加する。P型MOSFET14へ流れる電流が一定値(過負荷レベル)を超えた際にインバータ16Dの出力VAがローレベル(L)からハイレベル(H)になり、さらにスイッチング電源用半導体装置30のインバータ4の出力であるデューティサイクル信号19がHの時に、NAND回路16EからRSフリップフロップ回路16Fのリセット端子へ信号を入力する。RSフリップフロップ回路16Fへのリセット信号により、RSフリップフロップ回路16Fの出力はLとなり、スイッチ16Gがオフとなる。また、RSフリップフロップ回路16Fの出力は再起動トリガ信号発生回路16Hから再起動トリガ信号が入力されない限り解除されない。
DUTY保持回路17はインバータ17A、17G、17N、NAND回路17B、17P、コンデンサ17J、17O、RSフリップフロップ回路17K、17V、定電流源17C、17F、17H、17L、17T、17Q、スイッチ17D、17E、17I、17M、17R、17S、17Uより構成されており、図2に示すように各素子が接続されている。なお、定電流源17C、17F、17H、17L、17T、17Qの定電流値はすべて同じ値である。
このように構成されたDUTY保持回路17の動作について、以下に説明する。スイッチ17E、17I、NAND回路17Bの入力端子は、インバータ17Aを介して、過負荷検出回路16の16Gおよび17Vの出力と接続されており、スイッチ17Aの入力がHの時は、スイッチ17Iがオン、スイッチ17Eがオフとなり、定電流源17Hからコンデンサ17Jへ定電流で充電され、コンデンサ17Jの電圧VC1が上昇する。一方、スイッチ17Aの入力がLの時は、スイッチ17Iがオフ、スイッチ17Eがオンとなり、コンデンサ17Jから定電流源17Fへ定電流で放電され、コンデンサ17Jの電圧VC1が低下するが、スイッチ17Aの入力がLで、MAXDUTY基準信号発生回路18からの出力がHの時は、スイッチ17Dがオンとなり定電流源17Cからコンデンサ17Jへ定電流で充電が行われるため、スイッチ17Aの入力がLで、MAXDUTY基準信号発生回路18からの出力がHの時は、コンデンサ17Jの電圧VC1は低下せず一定値に保たれる。定電流源17Hと定電流源17Fの定電流値は同じであるため、コンデンサ17Jから定電流源17Fへの放電により、コンデンサ17Jの電圧VC1は充電時間と同じ放電時間で充電開始前の電圧に低下する。コンデンサ17Jの電圧VC1が、充電開始前の電圧まで低下した際に、RSフリップフロップ回路17Kのリセット端子へ信号を入力する。RSフリップフロップ回路17Kのセット端子へは、MAXDUTY基準信号発生回路18からの出力がインバータ17Gを介して入力される。
RSフリップフロップ回路17Kからの出力Qはインバータ17Nを介してNAND回路17Pとスイッチ17M、17Sに入力される。RSフリップフロップ回路17Kの出力QがHの時は、スイッチ17Mはオン、スイッチ17Sがオフとなり、定電流源17Lからコンデンサ17Oへ定電流で充電され、コンデンサ17Oの電圧VC2が上昇する。一方、RSフリップフロップ回路17Kの出力QがLの時は、スイッチ17Mがオフ、スイッチ17Sがオンとなり、コンデンサ17Oから定電流源17Tへ定電流で放電され、コンデンサ17Oの電圧VC2が低下するが、RSフリップフロップ回路17Kの出力QがLで、MAXDUTY基準信号発生回路18からの出力がLの時は、スイッチ17Rがオンとなり定電流源17Qからコンデンサ17Oへ定電流で充電が行われるため、RSフリップフロップ回路17Kの出力QがLで、MAXDUTY基準信号発生回路18からの出力がLの時は、コンデンサ17Oの電圧VC2は低下せず一定値に保たれる。定電流源17Lと定電流源17Tの定電流値は同じであるため、コンデンサ17Oから定電流源17Tへの放電により、コンデンサ17Oの電圧VC2は充電時間と同じ放電時間で充電開始前の電圧に低下する。コンデンサ17Oの電圧VC2が、充電開始前の電圧まで低下した際に、RSフリップフロップ回路17Vのリセット端子へ信号を入力する。RSフリップフロップ回路17Vのセット端子へは、MAXDUTY基準信号発生回路18からの出力がスイッチ17Uを介して入力される。
スイッチ17Uは過負荷検出回路16のRSフリップフロップ回路16Fの出力と接続されており、RSフリップフロップ回路16Fの出力がLの時オンとなる。つまり、RSフリップフロップ回路17Vのセット信号は過負荷を検出されるまでは入力されないため、RSフリップフロップ回路17VからMAXDUTY可変信号は出力されない。一方、過負荷を検出すると、RSフリップフロップ回路17Vのセット信号は入力され、MAXDUTY可変信号は出力される。ここで、DUTY保持回路17には、RSフリップフロップ回路16Fからの出力がLになる際のインバータ4の出力であるデューティサイクル信号19が入力されており、デューティサイクル信号19の入力に応じた出力が、RSフリップフロップ回路17Vのセット端子に入力され、MAXDUTY可変信号を制御する。さらに、出力されたMAXDUTY可変信号をインバータ17Aに入力することで、RSフリップフロップ回路16Fからの出力がLになる際のインバータ4の出力であるデューティサイクル信号19を、DUTY保持回路17で保持し、MAXDUTY可変信号を出力し続ける。なお、保持された最大デューティサイクル信号の解除は、半導体装置の電源端子電圧が設定値以下の電圧まで低下したときに、再起動トリガ信号が出力されることによって行われる。
本発明のスイッチング電源装置および半導体装置は、ポータブル機器のアダプターなど、過負荷保護機能を必要とする電源装置に有用である。
本発明のスイッチング電源装置の実施の形態の一例を示す回路図 本発明のMAXDUTY可変回路の構成の一例を示す回路図 本発明のMAXDUTY可変回路の動作を説明するためのタイムチャート 従来のスイッチング電源装置の一例を示す回路図 本発明のスイッチング電源装置の2次側出力電圧電流特性図 従来のスイッチング電源装置の2次側出力電圧電流特性図 本発明のスイッチング電源装置の補助巻線電圧VCC−出力電流特性図 従来のスイッチング電源装置の補助巻線電圧VCC−出力電流特性図 任意の入力電圧に対して過電流保護値が一定の場合のドレイン電流の波形を示す図 従来のスイッチング電源装置の動作を説明するためのタイムチャート
符号の説明
1 スイッチング素子
2 レギュレータ
2A、2B、2C スイッチ
3 起動用定電流源
4 ゲートドライバー
5 NAND回路
6 ドレイン電流検出回路
7 起動/停止回路
8 比較器
9 発振回路
9A 最大デューティサイクル信号
9B クロック信号
10 RSフリップフロップ回路
11 フィードバック信号制御回路
12 クランプ回路
13 クランプ電圧可変回路
14 P型MOSFET
15 MAXDUTY可変回路
16 過負荷検出回路
16A、16B N型MOSFET
16C 定電流源
16D インバータ
16E NAND回路
16F RSフリップフロップ回路
16G スイッチ
16H 再起動トリガ信号発生回路
17 DUTY保持回路
17A、17G、17N インバータ
17B、17P NAND回路
17C、17F、17H、17L、17Q、17T 定電流源
17D、17E、17I、17M、17R、17S、17U スイッチ
17J、17O コンデンサ
17K、17V RSフリップフロップ回路
18 MAXDUTY基準信号発生回路
19 デューティサイクル信号
30 スイッチング電源用半導体装置
31 ダイオード
32、33 コンデンサ
34 抵抗
35 制御信号伝達回路
35A フォトトランジスタ
35B フォトダイオード
40 トランス
40A 1次巻線
40B 2次巻線
40C 1次側補助巻線
50 ダイオード
51 コンデンサ
52、53 2次側出力電圧検出用抵抗
54 出力電流検出用抵抗
55 負荷
56 2次側制御回路
57 定電圧制御回路

Claims (8)

  1. トランスと、
    入力端子が前記トランスの第1の1次巻線と接続され、前記トランスを介して第1の直流電圧を受けるスイッチング素子と、
    前記トランスの2次巻線と接続され、前記トランスの2次側出力電圧を整流し且つ平滑化することにより、前記第1の直流電圧から該第1の直流電圧の絶対値よりも小さい第2の直流電圧を生成して出力する出力電圧生成回路と、
    前記出力電圧を安定化させる出力電圧制御回路と、
    前記出力電圧制御回路の信号を1次側へ伝達する制御信号伝達回路と、
    前記スイッチング素子の動作を制御する制御回路と、
    前記トランスの補助巻線と接続され、前記2次側出力電圧と比例する1次側出力電圧を発生すると共に、発生した1次側出力電圧を整流し且つ平滑化することにより、前記制御回路へ電源電圧を供給する補助電源電圧を生成して出力する補助電源電圧生成回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記第1の直流電圧および前記補助電源電圧から前記制御回路の電源電圧を生成し供給するレギュレータと、
    前記スイッチング素子に印加するスイッチング信号を生成して出力する発振器と、
    前記スイッチング素子を流れる電流を検出し、素子電流検出信号として出力する電流検出回路と、
    前記制御信号伝達回路からの信号をフィードバック信号として出力するフィードバック信号制御回路と、
    前記素子電流検出信号と前記フィードバック信号とを比較し、比較した比較信号を出力する比較器と、
    前記比較信号に基づいて前記スイッチング信号の電流量及び出力を制御するスイッチング信号制御回路と、
    前記素子電流検出信号の最大値を固定するクランプ回路と、
    前記クランプ回路のクランプ電圧を、前記補助電源電圧の電圧値に応じて可変させ、前記クランプ電圧が一定値よりも低い場合には、前記発振器の発振周波数を小さくする発振周波数低下信号を、前記発振器へ出力するように構成された、クランプ電圧可変回路と、
    前記補助電源電圧の電圧値が一定値に達した際の前記スイッチング素子のデューティサイクル信号を保持し、保持された前記デューティサイクル信号が前記スイッチング素子の最大デューティサイクル信号(MAXDUTY)とし、前記発振器へ出力するように構成されたMAXDUTY可変回路と、を備え
    前記出力電流に比例した電圧が前記補助電源に発生し、前記補助電源からの信号が、前記MAXDUTY可変回路の検出値に達した際の前記スイッチング素子のデューティサイクル信号を、前記スイッチング素子の最大デューティサイクル信号として保持し、前記発振器へ出力するため、前記出力電流の最大値が前記デューティサイクル信号で決まることを特徴としたスイッチング電源装置。
  2. 前記補助巻線と前記MAXDUTY可変回路との間に接続する抵抗によって、自由に過負荷レベルとなる出力電流の調整が可能となるスイッチング電源装置。
  3. 前記レギュレータは、前記第1の直流電圧および前記補助電源電圧から前記制御回路へ電源を供給するように動作し、起動時は前記補助電源電圧が一定値になるまで前記第1の直流電圧から前記補助電源電圧生成回路へ電源を供給し、起動後は前記補助電源電圧から前記制御回路へ電源を供給し、かつ前記補助電源電圧が一定値よりも低い場合には、前記第1の直流電圧から前記制御回路へ電源を供給するように構成された、請求項1記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記クランプ電圧可変回路は、前記補助電源電圧が一定値以下になると動作し、前記補助電源電圧が低くなるほど、クランプ電圧が小さくなるように構成された、請求項1および3に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記クランプ電圧可変回路は、前記発振周波数低下信号が出力されるまでは、クランプ電圧を最大値に固定し、前記発振周波数低下信号が出力されると同時に、クランプ電圧が小さくなるように構成された、請求項1および3に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記スイッチング素子と前記制御回路が同一半導体基板上に形成され、前記スイッチング素子の入力端子と出力端子、および、補助電源電圧入力端子、前記制御回路の電源電圧端子、前記フィードバック信号の入力端子、前記クランプ電圧可変回路の入力端子の6端子で構成された半導体装置からなる、請求項1〜5のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記クランプ電圧可変回路は、前記補助電源電圧が低くなるほどクランプ電圧が小さくなり、該クランプ電圧の最小値が最大クランプ電圧の10%程度になるように構成された、請求項1〜6のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記発振器は、前記発振周波数低下信号が入力された場合に、通常時の発振周波数の1/5程度に小さくなるように構成された、請求項1〜7のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
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