JP2005304269A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2次側の出力電流検出抵抗や定電流制御回路を不要にでき、低コストかつ最小の部品点数によって、十分な精度の定電流垂下特性を実現することができるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】 過電流保護基準電圧可変回路7が、2次側の出力電圧VOの垂下時に、出力電圧VOに比例する補助電源電圧VCCの低下に合わせて1次側の過電流保護レベルILIMITを決定する過電流保護基準電圧VRを低下させ、過電流保護基準電圧VRが1つ以上の予め設定された電圧よりも低くなる毎に、補助電源電圧VCCに対する過電流保護基準電圧VRの低下率を段階的に大きくして、出力電圧VOが、2次側の出力電流IOが略一定値となる範囲で垂下するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置に関する。
従来より、充電器用の電源装置として、定電流垂下特性を有するスイッチング電源装置が必要であった。すなわち、従来は、定電流垂下特性を利用してバッテリー等を定電流で充電するために、例えばスイッチング電源装置の2次側に、出力電流を検出するための検出抵抗と、この検出抵抗に流れる電流を一定値に制御するための定電流制御回路とを設けるなどして、定電流垂下特性を実現していた。
しかし、この検出抵抗と定電流制御回路を設ける従来の手法では、高精度な定電流垂下特性を実現できるものの、定電流制御回路は高価で部品点数も多いことから、スイッチング電源装置の小型化や低コスト化の妨げとなっていた。また、検出抵抗や定電流制御回路による電力ロスも発生することから、省エネ化、高効率化の妨げともなっていた。
一方、スイッチング電源装置の2次側の出力電圧が単数あるいは複数の決められた出力電圧まで低下したときに1次側の過電流保護レベルを低下させることにより、短絡等の過負荷時に出力電流が過大とならないように垂下特性を改善する手法が従来より提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記した従来の垂下特性を改善する手法は、過負荷時にピーク出力電流を制限して、スイッチング電源装置を短絡等の重度の過負荷から安全に保護することを目的としており、出力電圧垂下時の出力電流を、定電流垂下特性を実現するほどには制御できないので、この手法で垂下特性を改善したスイッチング電源装置は、充電器としては使用できなかった。
特開平6−149396号公報
本発明は、上記問題点を鑑み、2次側出力電圧に比例する補助電源電圧の低下に伴い、1次側の過電流保護レベルを決定する過電流保護基準電圧を低下させ、過電流保護基準電圧が1つ以上の予め設定された電圧よりも低くなる毎に、補助電源電圧に対する過電流保護基準電圧の低下率を段階的に大きくして、2次側出力電圧が、2次側出力電流が略一定値となる範囲で垂下するようにすることにより、2次側の出力電流検出抵抗や定電流制御回路を不要にでき、低コストかつ最小の部品点数によって、十分な精度の定電流垂下特性を実現することができるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のスイッチング電源装置は、第1巻線と2次巻線と補助巻線とを有するトランスと、前記第1巻線に入力される直流の入力電圧をスイッチング制御して前記2次巻線に2次側交流電圧を発生させるとともに前記補助巻線に補助交流電圧を発生させるスイッチング素子と、前記2次側交流電圧を整流し且つ平滑化して出力電圧と出力電流を生成する第1の整流平滑化回路と、前記出力電圧を検出し前記出力電圧を一定値に安定させるための制御信号を生成する定電流制御回路と、前記補助交流電圧を整流し且つ平滑化して補助電源電圧を生成する第2の整流平滑化回路と、前記制御信号に応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御し、かつ前記スイッチング素子に流れる電流が過電流保護レベルに達すると前記スイッチング素子をオフしてそのスイッチング動作を停止させる制御回路と、を備え、前記出力電圧の垂下時に前記出力電流が略一定値となるスイッチング電源装置であって、前記制御回路は、前記入力電圧と前記補助電源電圧を入力とし、これらの何れか一方に基づいて、内部回路用電源の電圧を一定値にするための内部回路電流を生成するレギュレータと、前記スイッチング素子に流れる電流を検出して素子電流検出信号を生成する素子電流検出信号生成回路と、前記素子電流検出信号の電圧値と過電流保護基準電圧を比較し、この比較結果に基づいて、前記スイッチング素子に流れる電流が前記過電流保護レベルに達したことを検出すると、前記スイッチング素子をオフしてそのスイッチング動作を停止させる信号を生成する過電流検出回路と、前記補助電源電圧の低下に伴い前記過電流保護レベルが低下するように前記過電流保護基準電圧を低下させ、前記過電流保護基準電圧が1つ以上の予め設定された電圧よりも低くなる毎に、前記補助電源電圧に対する前記過電流保護基準電圧の低下率を段階的に大きくして、前記出力電圧が、前記出力電流が略一定値となる範囲で垂下するようにする過電流保護基準電圧可変回路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載のスイッチング電源装置は、請求項1記載のスイッチング電源装置であって、前記レギュレータは、前記補助電源電圧が一定値を下回る間は、前記入力電圧を基に前記内部回路電流を生成し、前記補助電源電圧が一定値以上の間は、前記補助電源電圧を基に前記内部回路電流を生成することを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載のスイッチング電源装置は、請求項1もしくは2のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記過電流保護基準電圧可変回路は、前記過電流保護基準電圧を、その最小値が最大値の10%程度になるように可変することを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載のスイッチング電源装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記制御回路は、前記過電流保護基準電圧が所定の値よりも低くなると、前記スイッチング素子の発振周波数を低下させるための信号を発生する発振周波数低下回路を備え、前記発振周波数低下回路は、前記過電流保護基準電圧が所定の値よりも低くなると前記スイッチング素子の発振周波数を低下させることを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載のスイッチング電源装置は、請求項4記載のスイッチング電源装置であって、前記発振周波数低下回路は、前記スイッチング素子の発振周波数を通常時の20%程度に低下させることを特徴とする。
また、本発明の請求項6記載のスイッチング電源装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記スイッチング素子と前記制御回路は、同一半導体基板上に形成され、前記入力電圧と前記スイッチング素子間の2つの接続端子と、前記制御回路と前記補助電源電圧の接続端子と、前記制御回路へ前記制御信号を伝達する信号を入力するための入力端子と、前記過電流保護基準電圧可変回路へ前記補助電源電圧に応じた信号を入力するための入力端子とを有する半導体装置であることを特徴とする。
本発明によれば、2次側の出力電流検出抵抗や定電流制御回路を不要にでき、低コストかつ最小の部品点数によって、十分な精度の定電流垂下特性を実現することができる。したがって、少ない部品点数で十分な精度の充電器用スイッチング電源を構成でき、充電器用スイッチング電源の低コスト・小型化を実現できる。
また、過電流保護基準電圧の最小値が、その最大値の10%程度となるように可変するので、負荷短絡時等の過負荷時に出力電流を十分に小さくすることができ、スイッチング素子に流れる電流を十分に制限して安全性の高い保護機能を実現できる。
また、短絡等の過負荷時に発振周波数を小さくして出力電流を十分に小さくすることができるので、スイッチング素子に流れる電流を十分に制限でき、安全性の高い保護機能を実現できる。
このように、出力電圧垂下時の略一定電流の領域では常に過電流保護機能が働き、短絡等の過負荷時には、過電流保護レベルと発振周波数を小さく制限することで出力電流を十分に小さくすることができるので、安全性の高い保護機能を実現できる。
また、スイッチング素子と制御回路については同一半導体内に設けて容易に単一化することができ、このように主要な回路部品を単一半導体内に設けた場合には、回路を構成するための部品点数を削減することができ、電源装置として、容易に小型化および軽量化さらにコスト低減を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態におけるスイッチング電源装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施の形態におけるスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図である。
図1において、半導体装置20は、スイッチング電源装置制御用の半導体装置であり、スイッチング素子1とその制御回路から構成されている。また、半導体装置20は、外部入力端子として、スイッチング素子1の入力端子(DRAIN端子)、補助電源電圧入力端子(VCC端子)、フィードバック信号入力端子(FB端子)、過電流保護レベル可変端子(CL端子)、スイッチング素子1の出力端子でもある制御回路のGND端子(GND端子)の5端子を備えている。
レギュレータ2は、トランス40の1次巻線40Aを介してDRAIN端子に印加される入力電圧VINとVCC端子に印加される補助電源電圧VCCとを入力とし、これらのうちの何れか一方に基づいて、半導体装置20の内部回路用電源の電圧VDDを一定値に保つための内部回路電流を生成し、内部回路用電源へ供給する。
具体的には、レギュレータ2は、起動時などの補助電源電圧VCCが設定値(一定値)を下回る間は、入力電圧VINに基づく内部回路電流を内部回路用電源へ供給し、補助電源電圧VCCが設定値以上になると、補助電源電圧VCCに基づく内部回路電流を内部回路用電源へ供給して、内部回路用電源の電圧VDDを一定値に保つ。
また、レギュレータ2は、起動時には、DRAIN端子に印加される入力電圧VINに基づく電流(内部回路電流)を内部回路用電源へ供給して内部回路用電源の電圧VDDを上昇させるとともに、VCC端子を介してコンデンサ32へも電流を供給してコンデンサ32を充電する。内部回路用電源の電圧VDDが一定値に達した後は、補助電源電圧VCCが設定値を下回る間、VCC端子から内部回路用電源への内部回路電流の供給を停止する。
スイッチング信号制御回路3は、レギュレータ2によって内部回路用電源の電圧VDDが一定値になると、スイッチング素子1のスイッチング動作(オンオフ動作の繰り返し)を制御するスイッチング制御信号をゲートドライブ回路4へ出力する。スイッチング素子1は、ゲートドライブ回路4からの出力信号によってスイッチング動作し、トランス40の1次巻線40Aに入力される入力電圧VINをスイッチング制御する。
過電流保護基準電圧可変回路7は、CL端子からP型MOSFET10を通って流れ込む電流(CL端子電流ICL)の電流値に応じた電圧(過電流保護基準電圧VR)となる電圧信号を過電流検出回路5へ出力する回路であり、スイッチング素子1の過電流保護レベルILIMITはこの過電流保護基準電圧VRによって決定する。すなわち、過電流保護基準電圧可変回路7は、CL端子電流ICLの電流値の増減に応じて過電流保護基準電圧VRを増減し、スイッチング素子1の過電流保護レベルILIMITを増減する。
後述するように、CL端子電流ICLは補助電源電圧VCCに応じた電流値となるので、過電流保護基準電圧VRと過電流保護レベルILIMITは補助電源電圧VCCに応じて変化する。
また、過電流保護基準電圧可変回路7は、CL端子電流ICLの電流値が一定値以下になると、発振周波数低下回路8へ信号を出力してスイッチング素子1の発振周波数を低下させる。
発振周波数低下回路8は、過電流保護基準電圧可変回路7からの信号に応じて、スイッチング素子1の発振周波数を低下させる信号を発生する。したがって、CL端子電流ICLの電流値が一定値以下になると、すなわち過電流保護基準電圧VRが所定の値よりも小さくなるとスイッチング素子1の発振周波数が低下する。
P型MOSFET10は、CL端子から過電流保護基準電圧可変回路7へ電流を流し、CL端子の電圧を一定値に固定するため素子であり、そのドレインは過電流保護基準電圧可変回路7と接続され、そのゲートは基準電圧源と接続され、そのソースはCL端子と接続されている。
スイッチング素子電流検出回路(素子電流検出信号生成回路)6は、スイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSを検出しその電流値に応じた電圧となる電圧信号(素子電流検出信号)を生成して過電流検出回路5へ出力する。
過電流検出回路5は、スイッチング素子電流検出回路6からの電圧信号の電圧と過電流保護基準電圧可変回路7からの電圧信号の電圧(過電流保護電圧VR)を比較し、この比較結果に基づいて、ドレイン電流IDSが過電流保護レベルILIMITに達しているか否かを判定する。そして、ドレイン電流IDSが過電流保護レベルILIITに達したことを検出すると、スイッチング素子1をオフさせる信号をスイッチング信号制御回路3へ出力する。
フィードバック信号制御回路9は、FB端子に入力される電流の電流値に応じてスイッチング素子1のデューティサイクル、もしくはスイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSの電流値を決定するためのフィードバック信号をスイッチング信号制御回路3に出力する。
スイッチング信号制御回路3は、フィードバック信号制御回路9からのフィードバック信号に基づくスイッチング制御信号を生成してゲートドライブ回路4へ出力する。また、スイッチング信号制御回路3は、過電流検出回路5からの信号を受けると、スイッチング素子1をオフしてそのスイッチング動作を停止させるスイッチング制御信号を生成してゲートドライブ回路4へ出力する。
トランス(変圧器)40は、1次巻線40Aと、2次巻線40Bと、補助巻線40Cを有している。スイッチング素子1によって、1次巻線40Aに入力される直流の入力電圧VINがスイッチング制御されると、2次巻線40Bと補助巻線40Cに交流電圧が発生する。
補助巻線40Cには、ダイオード31とコンデンサ32とで構成される整流平滑化回路(第2の整流平滑化回路)が接続されており、この整流平滑化回路が半導体装置20の補助電源部として活用される。つまり、この整流平滑化回路は、補助巻線40Cで発生した交流電圧(補助交流電圧)を整流し且つ平滑化して補助電源電圧VCCを生成し、VCC端子へ入力する。
また、VCC端子とCL端子の間には抵抗33が接続され、補助電源電圧VCCの電圧値に応じた電流がCL端子へ流れ込む。
2次巻線40Bには、ダイオード35とコンデンサ36とで構成される整流平滑化回路(第1の整流平滑化回路)が接続され、この整流平滑化回路に負荷37が接続される。この整流平滑化回路は、2次巻線40Bで発生した交流電圧(2次側交流電圧)を整流し且つ平滑化し、出力電圧VOと出力電流IOを生成して負荷37へ供給する。
定電圧制御回路38は例えばツェナーダイオードなどで構成され、2次側の出力電圧VOを検出し出力電圧VOを一定値に安定させるための制御信号を生成する。具体的には、定電圧制御回路38は、出力電圧VOが予め設定された値になると、フォトダイオード34Bに流れる電流を増加させることで、出力電圧VOが一定値に安定するようにする。
制御信号伝達回路34は、フォトトランジスタ34Aとフォトダイオード34Bとから構成され、定電圧制御回路38によって生成された制御信号を2次側から1次側へ伝達する。フォトトランジスタ34AのコレクタはVCC端子と接続され、フォトトランジスタ34AのエミッタはFB端子と接続される。つまり、出力電圧VOが予め設定された値になると、フォトダイオード34Bに流れる電流が増加し、フォトトランジスタ34AからFB端子に流入する電流が増加する。
したがって、FB端子には、制御回路(フィードバック信号制御回路9)へ、定電圧制御回路38によって生成された制御信号を伝達する電流信号が入力され、フィードバック信号制御回路9は、この電流信号の電流値に応じてスイッチング素子1のデューティサイクル、もしくはスイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSの電流値を決定するためのフィードバック信号を生成する。
このように、スイッチング素子1の制御回路は、定電圧制御回路38によって生成された制御信号に応じてスイッチング素子1のスイッチング動作を制御し、かつスイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSが過電流保護レベルILIMITに達するとスイッチング素子1のオフしてそのスイッチング動作を停止させる。
以上のように、スイッチング素子1とその制御回路は、入力電圧VINとスイッチング素子1との間の2つの接続端子(DRAIN端子とGND端子)と、制御回路と補助電源電圧VCCの接続端子(VCC端子)と、制御回路へ定電圧制御回路38によって生成された制御信号を伝達する信号を入力するための入力端子(FB端子)と、過電流保護基準電圧可変回路7へ補助電源電圧VCCに応じた信号を入力するための入力端子(CL端子)とを有する同一半導体基板(半導体装置20)上に形成される。このようにスイッチング素子1とその制御回路を同一半導体基板上に形成することで、回路を構成するための部品点数を削減することができ、容易に小型化および軽量化を行うことができる。
以上のように構成されたスイッチング電源装置について、その動作を図面を用いて以下に説明する。
該スイッチング電源装置の入力端子には、たとえば商用の交流電源が整流され且つ平滑化された直流の入力電圧VINが入力される。入力電圧VINは、トランス40の1次巻線40Aを介して、半導体装置20のDRAIN端子に印加される。
レギュレータ2は、起動時には、DRAIN端子に印加される入力電圧VINに基づく電流(内部回路電流)を内部回路用電源へ供給して内部回路用電源の電圧VDDを上昇させるとともに、VCC端子を介してコンデンサ32へも電流を供給してコンデンサ32を充電する。内部回路用電源の電圧VDDが一定値に達した後は、補助電源電圧VCCが設定値を下回る間、VCC端子から内部回路用電源への内部回路電流の供給を停止する。
レギュレータ2によって内部回路用電源の電圧VDDが一定値になると、スイッチング素子1のスイッチング動作が開始される。スイッチング動作が開始されると、トランス40の各巻線にエネルギーが供給されるようになり、2次巻線40B、補助巻線40Cに電流が流れる。
なお、出力電圧VOが低下し、補助電源電圧VCCが設定値を下回っても、レギュレータ2によって入力電圧VINに基づく電流が内部回路用電源へ供給されるため、安定して動作を続けることができる。
2次巻線40Bに発生する交流電力は、ダイオード35とコンデンサ36により整流され且つ平滑化されて直流電力となり、負荷37に供給される。スイッチング動作が繰り返されることで、出力電圧VOが徐々に上昇し、定電圧制御回路38で設定された電圧に達すると、定電圧制御回路38からフォトダイオード34Bに流れる電流が増加する。
その結果、フォトトランジスタ34Aに流れる電流が増加し、FB端子に流れ込む電流も増加する。FB端子に流れ込む電流が増加するとスイッチング素子1のデューティサイクル、もしくはスイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSの電流値を小さくするためのフィードバック信号がフィードバック信号制御回路9からスイッチング信号制御回路3へ出力され、スイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSが小さくなる。このように負帰還がかかることで、出力電圧VOは一定値となる。
補助巻線40Cに発生する交流電力は、ダイオード31とコンデンサ32により整流され且つ平滑化されて、半導体装置20の補助電源電圧VCCとなってVCC端子に供給される。スイッチング素子1の発振動作(スイッチング動作)が開始され、補助電源電圧VCCが上昇して設定電圧に達すると、内部回路用電源へは補助電源電圧VCCに基づく電流が供給されるようになる。また、補助巻線40Cの極性は2次巻線40Bと同一であり、補助電源電圧VCCは出力電圧VOに比例した電圧となる。なお、補助電源電圧VCCが設定電圧を下回ると、内部回路用電源へはDRAIN端子に印加される入力電圧VINに基づく電流が供給される。
出力電圧VOが安定化された後、負荷37に流れる出力電流IOを増加させると、出力電圧VOが低下して、フォトダイオード34Bに流れる電流が減少し、フォトトランジスタ34AからFB端子へ流れ込む電流も減少するため、スイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSは大きくなり、出力電圧VOが上昇する。このような負帰還がかかることで、出力電圧VOが安定化される。
さらに負荷37に流れる出力電流IOを増加させ、スイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSの電流値が過電流保護レベルILIMITに達すると、トランス40を介して2次側へ供給される電力が制限されるため、それ以上出力電流IOを増加させると、出力電圧VOは以下の関係を保ちながら低下していく。
VO×IO=1/2×L×ILIMIT×fosc×η ・・・(1)
ここで、“L”はトランス40の1次巻線40Aのインダクタンス、“ILIMIT”はスイッチング素子1の過電流保護レベル、“fosc”はスイッチング素子1の発振周波数、“η”は効率である。
上記(1)式によって決定される出力電圧VO対出力電流IOの特性を図6に示す。図6の実線は、過電流保護レベルILIMITを一定値に固定した場合の出力電圧VO対出力電流IOの特性を示している。また、図6の点線は、出力電圧VOの低下に応じて過電流保護基準電圧VR、すなわち過電流保護レベルILIMITが低下する場合の出力電圧VO対出力電流IOの特性を示している。
図6に示すように、出力電圧VOの低下に応じて過電流保護レベルILIMITを低下させると、過電流保護レベルILIMITを一定値に固定した場合に比べて、出力電流IOの垂下領域の幅を小さくすることができる。
一方、過電流保護基準電圧可変回路7は、図3に示すように、CL端子に流れ込むCL端子電流ICLの電流値に応じて、スイッチング素子1の過電流保護基準電圧VR、すなわち過電流保護レベルILIMITの大きさを決定する。
つまり、CL端子電流ICLが“ICL1”より大きい場合は、過電流保護レベルILIMITは最大値、つまり“ILIMITMAX”で固定される。CL端子電流ICLが“ICL1”よりも小さくなると、過電流保護レベルILIMITは直線的に低下する。さらにCL端子電流ICLが“ICL2”よりも小さくなると、低下直線の傾斜が大きくなり、過電流保護レベルILIMITの低下が大きくなる。さらにCL端子電流ICLが“ICL3”よりも小さくなると、さらに低下直線の傾斜が大きくなり、過電流保護レベルILIMITの低下が大きくなって、過電流保護レベルILIMITは最小値、つまり“ILIMITMIN”まで低下する。
このように、本実施の形態では、CL端子電流ICL、すなわち補助電源電圧VCCの低下に伴い過電流保護レベルILIMITが低下するように過電流保護基準電圧VRを低下させ、過電流保護基準電圧VRが1つ以上の予め設定された電圧(ここでは3つ)よりも小さくなる毎に、CL端子電流ICL(補助電源電圧VCC)に対する過電流保護基準電圧VRの低下率を段階的に大きくする。
したがって、この図3に示す特性と図6の点線に示す特性から、本実施の形態における出力電圧VO対出力電流IOの特性は図5に示すようになり、出力電流IOが略一定電流値となる範囲で、出力電圧VOが垂下するようになる。
なお、過電流保護レベルILIMITの最小値ILIMITMINを最大値ILIMITMAXの10%程度にすることにより、負荷短絡時等の過負荷時の出力電流IOを十分に小さく抑えることができるので、スイッチング素子に流れる電流を十分に制限でき、安全性の高い保護機能を実現できる。
さらに、図4に示すように、CL端子電流ICLが“ICL4”よりも小さくなると、過電流保護基準電圧可変回路7はスイッチング素子1の発振周波数foscを低下させるための信号を発振周波数低下回路8へ出力する。その結果、発振周波数低下回路8がスイッチング素子1の発振周波数foscを低下させる信号を発生してスイッチング信号制御回路3へ入力し、スイッチング信号制御回路3によってスイッチング素子1の発振周波数foscが低下する。したがって、負荷短絡時等の過負荷時の出力電流IOを十分に小さく抑えることができるので、スイッチング素子に流れる電流を十分に制限でき、安全性の高い保護機能を実現できる。
また、CL端子電流ICLが“ICL4”よりも小さくなったときの発振周波数foscを通常動作時の20%程度にすることで、図5に示すように、過電流保護レベルと発振周波数foscの制限によって出力電圧VOの垂下特性が「フ」の字特性となるので、出力電流IOを十分に制限することができ、安全性の高い保護機能を実現できる。
本実施の形態では、過電流保護基準電圧可変回路7および発振周波数低下回路8により、該スイッチング電源装置の出力電圧VO対出力電流IOの特性は図5に示すような特性となる。すなわち、出力電圧VOが安定化された後、負荷37に流れる出力電流IOを増加させ、スイッチング素子1に流れるドレイン電流IDSの電流値が過電流保護レベルILIMITMAXで制限される領域に達すると、出力電圧VOの低下に伴い補助電源電圧VCCが低下し、抵抗33を通ってCL端子に流れ込む電流(CL端子電流ICL)も低下する(ICL<ICL1)ため、過電流保護レベルILIMITが低下し、出力電流IOの伸びを抑え込む。
そして、(1)式で得られる出力電圧VO、出力電流IO、過電流保護レベルILIMITの関係から、過電流保護レベルILIMITの低下を段階的に大きくすることで、図5に示すように出力電圧VOをほぼ直線的に垂下させることが可能となる。つまり、出力電圧VOが、出力電流IOが略一定値となる範囲で垂下する。
したがって、出力電圧VOの垂下時に出力電流IOが略一定値となるので、十分な精度の定電流垂下特性を実現することができ、充電器用のスイッチング電源装置として利用することができる。
さらに出力電圧VOが低下すると、過電流保護レベルILIMITが最大値ILIMITMAXの10%程度になるのに加えて、発振周波数foscが通常動作時の20%程度になるので、負荷短絡時等の過負荷時の出力電流を小さく抑え込むことができ、所謂「フ」の字保護特性を実現できる。
このように、CL端子電流ICLが“ICL4”よりも小さくなると、すなわち過電流保護基準電圧VRが所定の電圧値よりも低くなると、出力電圧VOが所謂「フ」の字特性となって垂下する。
以上のように、出力電圧VOの垂下領域(出力電圧垂下時の略一定電流の領域)では、過電流保護レベルILIMITによって常に過電流保護機能が働き、出力電流のピーク値が一定値以下に制限される。さらに短絡等の過負荷時には、過電流保護レベルILIMITが最大値ILIMITMAXの10%程度になるのに加えて、発振周波数foscが小さく制限され、出力電流を小さくすることができるので、充電器の安全性を向上させることができる。
続いて、本実施の形態における過電流保護基準電圧可変回路7および発振周波数低下回路8の詳細について説明する。図2は過電流保護基準電圧可変回路7および発振周波数低下回路8の一例を説明するための図である。但し、図1で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
過電流保護基準電圧可変回路7は、N型MOSFET7A、7B、7D、7E、7G、7H、71B、71D、71E、72B、72D、72Eと、P型MOSFET7I、7Jと、定電流源7C、7F、71C、72Cと、抵抗7Kとから構成されており、また発振周波数低下回路8は、N型MOSFET8Bと、定電流源8Cと、インバータ8Aとから構成されており、図2に示すように各素子が接続されている。
図2において、各定電流源7C、7F、71C、72C、8Cの定電流値I1(ICL1)、I2、I3(ICL2)、I4(ICL3)、I5(ICL4)は、次の関係を満たすように構成されている。
I2>I1>I3>I4>I5 ・・・ (2)
I2>I1+I3+I4 ・・・ (3)
また、P型MOSFET7Jと抵抗7Kで作られる電圧が過電流保護基準電圧VRとして過電流検出回路5へ出力される。
また、定電流源8CとN型MOSFET8Bとインバータ8Aで作られる信号が、発振周波数低下信号としてスイッチング信号制御回路3へ出力される。ここでは、発振周波数低下信号の信号レベルが“L”レベルになると、スイッチング素子1の発振周波数が低下するものとする。
このように構成された過電流保護基準電圧可変回路7と発振周波数低下回路8の動作について、以下に説明する。
図2に示すように、N型MOSFET7A、7B、71B、72B、8Bにより、N型MOSFET7Aを基準とするカレントミラー回路が構成されており、CL端子電流ICLと同じ電流がN型MOSFET7A、7B、71B、72B、8Bにそれぞれ流れる。
CL端子電流ICLがICL>I1(ICL1)の場合、(2)式の関係から、N型MOSFET7Bに定電流源7Cからの電流I1の全てが流れるため、N型MOSFET7Dおよび7Eには電流が流れない。また同様に、(2)式の関係から、N型MOSFET71Bに定電流源71Cからの電流I3の全てが流れるため、N型MOSFET71Dおよび71Eには電流が流れず、N型MOSFET72Bに定電流源72Cからの電流I4の全てが流れるため、N型MOSFET72Dおよび72Eには電流が流れず、N型MOSFET8Bに定電流源8Cからの電流I5の全てが流れるため、インバータ8Aには電流が流れず、インバータ8Aの出力信号の信号レベルは“H”レベルとなる。
従って、定電流源7Fからの電流I2の全てがN型MOSFET7G、7Hに流れるため、過電流保護基準電圧VR決定用の電流IRは、IR=I2となり、これが過電流保護基準電圧VRの最大値となり、このときの過電流保護レベルILIMITが“ILIMITMAX”となる。
CL端子電流ICLが小さくなり、I1(ICL1)>ICL>I3(ICL2)になると、N型MOSFET7D、7Eには「I1−ICL」の電流が流れる。なお、(2)式の関係から、N型MOSFET71D、71E、72D、72E、インバータ8Aには電流は流れない。従って、N型MOSFET7G、7Hに流れる電流は「I2−(I1−ICL)」となり、CL端子電流ICLが小さくなるほど、電流IRが小さくなる。その結果、過電流保護レベルILIMITは“ILIMITMAX”より小さくなる。なお、過電流保護レベルILIMITが低下を始めるときのCL端子電流ICLは、定電流源7Cの電流値I1により決定される。
さらにCL端子電流ICLが小さくなり、I3(ICL2)>ICL>I4(ICL3)になると、N型MOSFET7D、7Eには「I1−ICL」の電流が流れ、N型MOSFET71D、71Eには「I3−ICL」の電流が流れる。なお、(2)式の関係から、N型MOSFET72D、72E、インバータ8Aには電流が流れない。従って、N型MOSFET7G、7Hに流れる電流は「I2−(I1−ICL)−(I3−ICL)」となり、CL端子電流ICLの低下に対する電流IRの低下率が大きくなり、過電流保護レベルILIMITの低下率も大きくなる。なお、この過電流保護レベルILIMITの低下率の第一の変化点は、定電流源71Cの電流値I3により決定される。
さらにCL端子電流ICLが小さくなり、I4(ICL3)>ICLになると、N型MOSFET7D、7Eには「I1−ICL」の電流が流れ、N型MOSFET71D、71Eには「I3−ICL」の電流が流れ、N型MOSFET72D、72Eには「I4−ICL」の電流が流れる。従って、N型MOSFET7G、7Hに流れる電流は「I2−(I1−ICL)−(I3−ICL)−(I4−ICL)」となり、CL端子電流ICLの低下に対する電流IRの低下率がさらに大きくなり、過電流保護レベルILIMITの低下率もさらに大きくなる。なお、この過電流保護レベルILIMITの低下率の第二の変化点は、定電流源72Cの電流値I4により決定される。
さらにCL端子電流ICLが小さくなり、CL端子電流ICLが完全に流れなくなった場合、N型MOSFET7G、7Hに流れる電流は「I2−I1−I3−I4」となり、このときの過電流保護レベルILIMITが最小値、すなわち“ILIMITMIN”となる。
図2に示すように過電流保護基準電圧可変回路7を構成すれば、CL端子電流ICLの変化に対して過電流保護レベルILIMITの変化率を段階的に変化させることが可能となり、図3に示すような特性が実現できる。
一方、CL端子電流ICLがICL<I5(ICL4)となると、インバータ8Aへの入力信号の信号レベルが“L”レベルから“H”レベルに反転するため、インバータ8Aの出力、すなわち発振周波数低下回路8の出力信号(発振周波数低下信号)の信号レベルが“H”レベルから“L”レベルに反転し、スイッチング素子1の発振周波数が低下する。
図2に示すように過電流保護基準電圧可変回路7と発振周波数低下回路8を構成すれば、CL端子電流ICLの電流値が一定値よりも小さくなったときに発振周波数foscを低下させることが可能となり、図4に示すような特性を実現できる。
したがって、図2に示すように過電流保護基準電圧可変回路7と発振周波数低下回路8を構成すれば、図5に示す出力電圧VO対出力電流IOの特性を実現でき、精度の良い定電流垂下特性を実現でき、充電器用のスイッチング電源装置を実現できる。
なお、本実施の形態では、過電流保護レベルILIMITの変化を3段階で行う構成としたが、3段階である必要性はなく、4段階、5段階と大きくしてやることで、さらに定電流垂下特性の精度を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、補助電源電圧VCC、すなわち出力電圧VOの低下に合わせて過電流保護レベルILIMITが変化し、出力電流IOが略一定値のまま、出力電圧VOを垂下させることができる。
また、2次側の出力電流検出抵抗や定電流制御回路を不要にでき、低コストかつ最小の部品点数によって、十分な精度の定電流垂下特性を実現することができるので、少ない部品点数で十分な精度の充電器用スイッチング電源を構成でき、充電器用スイッチング電源の低コスト・小型化を実現できる。
本発明にかかるスイッチング電源装置によれば、低コストかつ最小の部品点数によって、十分な精度の定電流垂下特性を実現することができるので、携帯電話やデジタルスチルカメラ等のポータブル機器用充電器などに有用である。
本発明の実施の形態におけるスイッチング電源装置の一構成例を示すブロック図 同実施の形態のスイッチング電源装置における過電流保護基準電圧可変回路および発振周波数低下回路の一構成例を示すブロック図 同実施の形態のスイッチング電源装置における過電流保護基準電圧可変回路の特性の一例を示す特性図 同実施の形態のスイッチング電源装置における発振周波数低下回路の特性の一例を示す特性図 同実施の形態のスイッチング電源装置における出力電圧対出力電流の特性の一例を示す特性図 スイッチング電源装置の出力電圧対出力電流の一般的な特性を説明するための特性図
符号の説明
1 スイッチング素子
2 レギュレータ
3 スイッチング信号制御回路
4 ゲートドライブ回路
5 過電流検出回路
6 スイッチング素子電流検出回路
7 過電流保護基準電圧可変回路
7A、7B、7D、7E、7G、7H、71B、71D、71E、72B、
72D、72E N型MOSFET
7C、7F、71C、72C 定電流源
7I、7J P型MOSFET
7K 抵抗
8 発振周波数低下回路
8A インバータ
8B N型MOSFET
8C 定電流源
9 フィードバック信号制御回路
10 P型MOSFET
20 スイッチング電源装置制御用の半導体装置
31、35 ダイオード
32、36 コンデンサ
33 抵抗
34 制御信号伝達回路
34A フォトトランジスタ
34B フォトダイオード
37 負荷
38 定電圧制御回路
40 トランス
40A 1次巻線
40B 2次巻線
40C 補助巻線

Claims (6)

  1. 第1巻線と2次巻線と補助巻線とを有するトランスと、
    前記第1巻線に入力される直流の入力電圧をスイッチング制御して前記2次巻線に2次側交流電圧を発生させるとともに前記補助巻線に補助交流電圧を発生させるスイッチング素子と、
    前記2次側交流電圧を整流し且つ平滑化して出力電圧と出力電流を生成する第1の整流平滑化回路と、
    前記出力電圧を検出し前記出力電圧を一定値に安定させるための制御信号を生成する定電流制御回路と、
    前記補助交流電圧を整流し且つ平滑化して補助電源電圧を生成する第2の整流平滑化回路と、
    前記制御信号に応じて前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御し、かつ前記スイッチング素子に流れる電流が過電流保護レベルに達すると前記スイッチング素子をオフしてそのスイッチング動作を停止させる制御回路と、
    を備え、前記出力電圧の垂下時に前記出力電流が略一定値となるスイッチング電源装置であって、
    前記制御回路は、
    前記入力電圧と前記補助電源電圧を入力とし、これらの何れか一方に基づいて、内部回路用電源の電圧を一定値にするための内部回路電流を生成するレギュレータと、
    前記スイッチング素子に流れる電流を検出して素子電流検出信号を生成する素子電流検出信号生成回路と、
    前記素子電流検出信号の電圧値と過電流保護基準電圧を比較し、この比較結果に基づいて、前記スイッチング素子に流れる電流が前記過電流保護レベルに達したことを検出すると、前記スイッチング素子をオフしてそのスイッチング動作を停止させる信号を生成する過電流検出回路と、
    前記補助電源電圧の低下に伴い前記過電流保護レベルが低下するように前記過電流保護基準電圧を低下させ、前記過電流保護基準電圧が1つ以上の予め設定された電圧よりも低くなる毎に、前記補助電源電圧に対する前記過電流保護基準電圧の低下率を段階的に大きくして、前記出力電圧が、前記出力電流が略一定値となる範囲で垂下するようにする過電流保護基準電圧可変回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記レギュレータは、前記補助電源電圧が一定値を下回る間は、前記入力電圧を基に前記内部回路電流を生成し、前記補助電源電圧が一定値以上の間は、前記補助電源電圧を基に前記内部回路電流を生成することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記過電流保護基準電圧可変回路は、前記過電流保護基準電圧を、その最小値が最大値の10%程度になるように可変することを特徴とする請求項1もしくは2のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記制御回路は、前記過電流保護基準電圧が所定の値よりも低くなると、前記スイッチング素子の発振周波数を低下させるための信号を発生する発振周波数低下回路を備え、前記発振周波数低下回路は、前記過電流保護基準電圧が所定の値よりも低くなると前記スイッチング素子の発振周波数を低下させることを特徴とするスイッチング電源装置。
  5. 前記発振周波数低下回路は、前記スイッチング素子の発振周波数を通常時の20%程度に低下させることを特徴とする請求項4記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記スイッチング素子と前記制御回路は、同一半導体基板上に形成され、前記入力電圧と前記スイッチング素子間の2つの接続端子と、前記制御回路と前記補助電源電圧の接続端子と、前記制御回路へ前記制御信号を伝達する信号を入力するための入力端子と、前記過電流保護基準電圧可変回路へ前記補助電源電圧に応じた信号を入力するための入力端子とを有する半導体装置であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
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