JP2006034023A - 引出し形配電機器の鎖錠装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クレードルに搭載して配電盤に収納した引出し形配電機器を盤内の「断路位置」,「接続位置」に掛止するロック機構に対し、通常の盤側からの指令(電気信号)によるロック機能に加え、手動操作により解除が行えるようにした鎖錠装置を提供する。
【解決手段】手動で操作する引出しレバー7と組み合わせて配電機器の台車に装備したロック棒と、クレードルの底部側に配してロック棒を「接続位置」,「断路位置」と対応する位置に掛止するロック板と、ロックカム14,係止爪片15,係止爪片をアーマチュアとする電磁石16を有し、ロックカム14を引出しレバー7に連繋して常時は該レバーをロック位置に鎖錠し、外部指令を受けて電磁石により鎖錠を解除するオートロック式のレバー鎖錠機構10とからなる鎖錠装置に対し、レバー鎖錠機構に付設して、操作端を前方に向けて係止爪片15に対向させた手動式の押しボタン式操作ロッド19を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】手動で操作する引出しレバー7と組み合わせて配電機器の台車に装備したロック棒と、クレードルの底部側に配してロック棒を「接続位置」,「断路位置」と対応する位置に掛止するロック板と、ロックカム14,係止爪片15,係止爪片をアーマチュアとする電磁石16を有し、ロックカム14を引出しレバー7に連繋して常時は該レバーをロック位置に鎖錠し、外部指令を受けて電磁石により鎖錠を解除するオートロック式のレバー鎖錠機構10とからなる鎖錠装置に対し、レバー鎖錠機構に付設して、操作端を前方に向けて係止爪片15に対向させた手動式の押しボタン式操作ロッド19を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、配電盤に搭載した接地装置などを対象とする引出し形配電機器を、盤内における「接続位置」,「断路位置」に掛止する鎖錠装置に関する。
頭記の接地装置は、配電盤の主回路母線に接続した回路遮断器,断路器などの配電機器とともに盤内に設置し、配電盤内で主回路の点検を行う際には回路遮断器,断路器などをOFFにして盤内の主回路を外部の電力系統から断路した上で、いままで充電状態にあった主回路母線を接地して作業者の感電事故を防ぐためのものであり、実際の配電設備では充電電流などの電流開閉能力のある真空遮断器などを接地装置として使用している。
この接地装置は、台車付きの引出し形機器として配電盤内に構築したクレードルに搭載し、平時は接地装置を「断路位置」に引出してその背後に配した主回路断路部と切り離した位置に保持しておき、盤内点検時に接地装置を「断路位置」から「接続位置」に移動して主回路断路部に接続した上で、前記の真空遮断器を閉極して主回路母線を接地するようにしている。
この接地装置は、台車付きの引出し形機器として配電盤内に構築したクレードルに搭載し、平時は接地装置を「断路位置」に引出してその背後に配した主回路断路部と切り離した位置に保持しておき、盤内点検時に接地装置を「断路位置」から「接続位置」に移動して主回路断路部に接続した上で、前記の真空遮断器を閉極して主回路母線を接地するようにしている。
ところで、前記接地装置の盤内における位置を、誤操作,部外者のいたずらなどによって前記の「断路位置」,「接続位置」から勝手に移動すると重大な事故を引き起こすおそれがあることから、その運用管理には万全を期すようにしており、そのための安全策として従来では接地装置を指定の「断路位置」,「接続位置」でクレードルに掛止して移動できないようにしたロック手段を設け、接地装置を「断路位置」と「接続位置」との間で移動する際には配電側との間に電気的なインターロックを取り、全て安全を確認した上で前記ロック手段に解除指令を与え、この指令によりロック手段の鎖錠を解除した上で手動により接地装置を移動するようにしている。
一方、配電盤内に収設した引出し形配電機器を定位置に掛止するロック手段の構成例として、機器側に手動で係脱操作する上下動式のロック棒(ロッド)と、常時は前記ロック棒をロック位置に鎖錠しておき、外部からの解除指令(電気信号)に基づきロック棒の鎖錠を解除する電磁石を組み合わせたオートロック方式の鎖錠装置を装備し、前記ロック棒を盤内の定位置で台車の走行レールに穿孔した係止穴に嵌合してこの位置に掛止するようにした構成が従来から実施されており、さらにこの鎖錠装置について、前記ロック棒と電磁石に連結した係止爪との間に上下方向の遊びを設定した上で、盤側のレール前端側には前記遊び範囲を超えた段差と前下がりのテーパー面を形成し、配電機器の搬入,搬出時には電磁石が制御電源に接続されてない状態でも、前記ロック棒の遊びとレールの前下がりテーパー面を利用して、配電機器の搬入,搬出が行えるようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−235604号公報
一方、配電盤内に収設した引出し形配電機器を定位置に掛止するロック手段の構成例として、機器側に手動で係脱操作する上下動式のロック棒(ロッド)と、常時は前記ロック棒をロック位置に鎖錠しておき、外部からの解除指令(電気信号)に基づきロック棒の鎖錠を解除する電磁石を組み合わせたオートロック方式の鎖錠装置を装備し、前記ロック棒を盤内の定位置で台車の走行レールに穿孔した係止穴に嵌合してこの位置に掛止するようにした構成が従来から実施されており、さらにこの鎖錠装置について、前記ロック棒と電磁石に連結した係止爪との間に上下方向の遊びを設定した上で、盤側のレール前端側には前記遊び範囲を超えた段差と前下がりのテーパー面を形成し、配電機器の搬入,搬出時には電磁石が制御電源に接続されてない状態でも、前記ロック棒の遊びとレールの前下がりテーパー面を利用して、配電機器の搬入,搬出が行えるようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、前記の特許文献1に開示されている鎖錠装置を配電盤に収納した配電機器に適用するには、配電盤内の底部に敷設したレールを特殊な構造に変更する必要があるなど、配電機器に装備したロック手段と配電盤の構造との組み合わせに制約があって既設の配電盤には簡単に適用できないといった汎用性の問題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、配電盤側での構造変更を要することなく、盤内に収容した配電機器を「断路位置」,「接続位置」に掛止する引出しレバー付きのロック機構に対し、通常は盤側からの指令(電気信号)でのみ引出しレバーの鎖錠を解除するロック機能に加え、配電機器の搬入,搬出時には手動操作で引出しレバーの鎖錠解除が行えるように改良した引出し形配電機器の鎖錠装置を提供することにある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、配電盤側での構造変更を要することなく、盤内に収容した配電機器を「断路位置」,「接続位置」に掛止する引出しレバー付きのロック機構に対し、通常は盤側からの指令(電気信号)でのみ引出しレバーの鎖錠を解除するロック機能に加え、配電機器の搬入,搬出時には手動操作で引出しレバーの鎖錠解除が行えるように改良した引出し形配電機器の鎖錠装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、クレードルに搭載して配電盤に収納した台車付きの引出し形配電機器をその背後に配した主回路断路部との「接続位置」ないし「断路位置」に掛止し、かつ外部指令により掛止の鎖錠を解除して配電機器を「接続位置」/「断路位置」間で移動を可能にする引出し形配電機器の鎖錠装置を以下のように構成するものとする。
すなわち、手動で操作する引出しレバーと組み合わせて配電機器の台車に装備したロック棒と、クレードルの底部側に配して前記ロック棒を「接続位置」,「断路位置」と対応する位置に掛止するロック板と、前記引出しレバーに連繋して常時は該レバーをロック位置に鎖錠し、外部からの指令を受けて励磁作動する電磁石の吸引動作により鎖錠を解除するオートロック式のレバー鎖錠機構と、および該レバー鎖錠機構に付設して引出しレバーの鎖錠を手動操作で解除可能にする手動式の鎖錠解除手段とで構成する(請求項1)ものとし、具体的には次記のような態様で構成する。
(1)前記のレバー鎖錠機構は、引出しレバーに連繋したロックカムと、該ロックカムをロック位置に係止する電磁石のアーマチュアを兼ねた係止爪片と、該係止爪片をカムロックとの係止位置に向けて付勢する復帰バネと、外部指令を受けて励磁作動する吸引動作により前記係止爪片を鎖錠釈放位置に駆動する電磁石と、および手動式の鎖錠解除手段として、その操作端を配電機器の前面側に向けて前記係止爪片に対向配備した押しボタン式の解除用操作ロッドとの組立体で構成する(請求項2)。
(2)前項(1)において、解除用操作ロッドに対する誤操作,部外者のいたずら防止策として、ロッドの操作端を覆って配電機器の前面に盲蓋を設け、この盲蓋を外さない限り外部から鎖錠解除用操作ロッドにアクセスできないようにする(請求項3)。
すなわち、手動で操作する引出しレバーと組み合わせて配電機器の台車に装備したロック棒と、クレードルの底部側に配して前記ロック棒を「接続位置」,「断路位置」と対応する位置に掛止するロック板と、前記引出しレバーに連繋して常時は該レバーをロック位置に鎖錠し、外部からの指令を受けて励磁作動する電磁石の吸引動作により鎖錠を解除するオートロック式のレバー鎖錠機構と、および該レバー鎖錠機構に付設して引出しレバーの鎖錠を手動操作で解除可能にする手動式の鎖錠解除手段とで構成する(請求項1)ものとし、具体的には次記のような態様で構成する。
(1)前記のレバー鎖錠機構は、引出しレバーに連繋したロックカムと、該ロックカムをロック位置に係止する電磁石のアーマチュアを兼ねた係止爪片と、該係止爪片をカムロックとの係止位置に向けて付勢する復帰バネと、外部指令を受けて励磁作動する吸引動作により前記係止爪片を鎖錠釈放位置に駆動する電磁石と、および手動式の鎖錠解除手段として、その操作端を配電機器の前面側に向けて前記係止爪片に対向配備した押しボタン式の解除用操作ロッドとの組立体で構成する(請求項2)。
(2)前項(1)において、解除用操作ロッドに対する誤操作,部外者のいたずら防止策として、ロッドの操作端を覆って配電機器の前面に盲蓋を設け、この盲蓋を外さない限り外部から鎖錠解除用操作ロッドにアクセスできないようにする(請求項3)。
上記の構成によれば、配電盤に収納した配電機器を「接続位置」,「断路位置」に掛止する手動操作式のロック機構に対し、該ロック機構の引出しレバーをロック位置に鎖錠するオートロック機能を確保しつつ、配電機器を配電盤に搬入,あるいは搬出する際(この状態では、配電機器に装備したレバー鎖錠機構の電磁石は制御電源に接続されてなく、引出しレバーはロック位置に鎖錠されている)には、機器の前面から手動で鎖錠解除用操作ロッドを押してレバー鎖錠機構の鎖錠を解除することにより、引出しレバーを手動で自由に操作することができる。これにより、ロック棒を解除位置に引き上げて配電機器を支障なく配電盤に搬入,搬出することが可能となる。
以下、配電盤に装備した配電機器として先記の引出し形接地装置を例に、本発明の実施の形態を図1〜図5に示す実施例に基づいて説明する。
まず、図5(a),(b)に接地装置の全体構成を示す。図において、1は配電盤(閉鎖配電盤)、2は盤内に構築したクレードル、3はクレードル2に搭載した引出し形接地装置、3aは接地装置の開閉部としての真空遮断器、3bは真空遮断器3aの開閉操作ハンドル、3cは把手、3dは盤内に配線したケーブル(図示せず)を通じて接地装置3を制御電源に繋ぐための配線プラグ、3eは台車、4は接地装置3から背後に引出した端子電極に対応してクレードル2の背壁に設けた主回路断路部、5は主回路母線、6は接地母線である。
ここで、接地装置3は台車3eをクレードル2の底部に敷設したレール2aに載せ、「断路位置」A(接地装置3の端子電極と真空遮断器主回路断路部4との間が開離)と「接続位置」B(接地装置3の端子電極が主回路断路部4に接続)との間に移動するようにしている。また、接地装置3を前記の「断路位置」A,「接続位置」Bに掛止するための鎖錠装置として、接地装置3の台車3eには前方から手動で操作する引出しレバー7に連結した上下動式のロック棒8を、またロック棒8に対向してクレードル2の底部側には「断路位置」A,および「接続位置」Bと対応する位置に配置してロック棒8を掛止するロック板9を設けており、さらに接地装置3の台車上には、本発明の主要部として前記引出しレバー7を常時は鎖錠位置にオートロックし、接地装置3を配電盤1に搬入,あるいは搬出する際に鎖錠を手動で解除可能にするロック機能を備えたレバー鎖錠機構10(レバー鎖錠機構10の詳細構造は後記する)を装備している。なお、3fは前記レバー鎖錠機構10への部外者によるアクセスを規制するために接地装置3の前面に設けた盲蓋である。
まず、図5(a),(b)に接地装置の全体構成を示す。図において、1は配電盤(閉鎖配電盤)、2は盤内に構築したクレードル、3はクレードル2に搭載した引出し形接地装置、3aは接地装置の開閉部としての真空遮断器、3bは真空遮断器3aの開閉操作ハンドル、3cは把手、3dは盤内に配線したケーブル(図示せず)を通じて接地装置3を制御電源に繋ぐための配線プラグ、3eは台車、4は接地装置3から背後に引出した端子電極に対応してクレードル2の背壁に設けた主回路断路部、5は主回路母線、6は接地母線である。
ここで、接地装置3は台車3eをクレードル2の底部に敷設したレール2aに載せ、「断路位置」A(接地装置3の端子電極と真空遮断器主回路断路部4との間が開離)と「接続位置」B(接地装置3の端子電極が主回路断路部4に接続)との間に移動するようにしている。また、接地装置3を前記の「断路位置」A,「接続位置」Bに掛止するための鎖錠装置として、接地装置3の台車3eには前方から手動で操作する引出しレバー7に連結した上下動式のロック棒8を、またロック棒8に対向してクレードル2の底部側には「断路位置」A,および「接続位置」Bと対応する位置に配置してロック棒8を掛止するロック板9を設けており、さらに接地装置3の台車上には、本発明の主要部として前記引出しレバー7を常時は鎖錠位置にオートロックし、接地装置3を配電盤1に搬入,あるいは搬出する際に鎖錠を手動で解除可能にするロック機能を備えたレバー鎖錠機構10(レバー鎖錠機構10の詳細構造は後記する)を装備している。なお、3fは前記レバー鎖錠機構10への部外者によるアクセスを規制するために接地装置3の前面に設けた盲蓋である。
上記の構成で、平時(主回路母線5が活線状態)は接地装置3を盤内における「断路位置」Aに引出し、この位置で前記ロック棒8をロック板9に掛止して鎖錠している。また、この状態では前記したレバー鎖錠機構10が引出しレバー7をロック位置に鎖錠して手動ではロック棒8を引き上げ解除できないようにしている。
一方、配電盤の内部点検を行う場合には、盤内に装備した回路遮断器,断路器などの配電機器をOFFにして主回路母線5を外部の電力系統から切り離した上で、盤側から前記のレバー鎖錠機構10に鎖錠解除指令(電気信号)を与えて引出しレバー7の鎖錠を解除する。次いで、接地装置3の前方から引出しレバー7を手動操作してロック棒8を引き上げ、ロック板9との係合を外した上で接地装置3を「断路位置」Aから盤内の奥に押し込んで「接続位置」Bに移動し、この位置で再びロック棒8を下ろしてロック板9に掛止するとともに、引出しレバー7をレバー鎖錠機構10により鎖錠位置にオートロックする。その後に、接地装置3のハンドル3bをON操作して真空遮断器3aを閉極し、該真空遮断器3aを介して主回路母線5を接地母線6に導通させて盤内の主回路を接地する。
一方、配電盤の内部点検を行う場合には、盤内に装備した回路遮断器,断路器などの配電機器をOFFにして主回路母線5を外部の電力系統から切り離した上で、盤側から前記のレバー鎖錠機構10に鎖錠解除指令(電気信号)を与えて引出しレバー7の鎖錠を解除する。次いで、接地装置3の前方から引出しレバー7を手動操作してロック棒8を引き上げ、ロック板9との係合を外した上で接地装置3を「断路位置」Aから盤内の奥に押し込んで「接続位置」Bに移動し、この位置で再びロック棒8を下ろしてロック板9に掛止するとともに、引出しレバー7をレバー鎖錠機構10により鎖錠位置にオートロックする。その後に、接地装置3のハンドル3bをON操作して真空遮断器3aを閉極し、該真空遮断器3aを介して主回路母線5を接地母線6に導通させて盤内の主回路を接地する。
次に、レバー鎖錠機構10の全体構造を図2〜図4に、またその要部構造を図1(a)に示す。すなわち、レバー鎖錠機構10は、前記の引出しレバー7(引出しレバー7の後端を支軸7aに軸支して前方に延在している)に連結板12および連結レバー13を介して連繋したロックカム14と、該ロックカム14に係止して引出しレバー7をロック位置(ロック棒8を下ろした状態)に鎖錠する傾動式の係止爪片15(磁性材)と、該係止爪片15をアーマチュアとして吸引動作により係止爪片をロックカム14から離脱させる電磁石16と、係止爪片15の傾動範囲を規制する調整ストッパ17と、これら各部材を組み付けた組立フレーム18と、さらに前記係止爪片15に対向して電磁石16と反対側(接地装置3の前面側)に組み付けた押しボタン式の鎖錠解除用の操作ロッド19との組立体で構成されている。
ここで、前記のロックカム14は、円板の周上に係止爪片15との係合段部を形成して支軸14aに軸支され、かつその板面に開口した長穴に連結ピン13aを嵌入して連結レバー13と連結している。また、係止爪片15はその下端を支軸15aに軸支して揺動可能に支持し、復帰ばね15bにより先端爪部がロックカム14に向けて押圧付勢されている。さらに解除用操作ロッド19は、その操作端を接地装置3の前面に配した盲蓋3f(図5(b)参照)の内側に臨ませ、かつ常時は復帰ばね19aにより係止爪片15から離脱した位置に待機するように保持されている。
なお、図4における11は電磁石16の端子台で、図5に示した配線プラグ3dに配線されており、配電盤側の制御ケーブルを配線プラグ3dに接続した状態で外部から与えた鎖錠解除指令に基づいて電磁石16の操作コイルに励磁電流を通電し、その吸引動作によりアーマチュアを兼ねた係止爪片15を釈放位置に駆動して引出しレバー7の鎖錠を解除する。
なお、図4における11は電磁石16の端子台で、図5に示した配線プラグ3dに配線されており、配電盤側の制御ケーブルを配線プラグ3dに接続した状態で外部から与えた鎖錠解除指令に基づいて電磁石16の操作コイルに励磁電流を通電し、その吸引動作によりアーマチュアを兼ねた係止爪片15を釈放位置に駆動して引出しレバー7の鎖錠を解除する。
次に、前記したレバー鎖錠機構10の動作を図1(a)〜(c)で説明する。図1(a)はロックカム14を係止爪片15が係止して引出しレバー7をロック位置に鎖錠している状態を表している。ここで、図5で述べたように接地装置3を配電盤内に収納し、かつ接地装置3の配線プラグ3dに制御ケーブルを接続した状態で、接地装置3を盤内に指定した「断路位置」Aと「接続位置」Bとの間で移動する場合には、まず前記の制御ケーブルを通じて外部から接地装置3に与えた鎖錠解除指令により、レバー鎖錠機構10の電磁石16が励磁され、その吸引動作により図1(b)で表すように係止爪片15を釈放位置に駆動されてロックカム14との係合を解除する。これによりロックカム14はフリーとなるので、引出しレバー7を前方から手動操作してロック棒8を図4(a)の鎖錠位置から図4(b)の解除位置に引き上げてロック棒8とロック板9との係合を外すことにより、接地装置3を「断路位置」Aから「接続位置」B,あるいは逆に「接続位置」Bから「断路位置」Aに移動することができる。なお、接地装置3の移動後に引出しレバー7を下ろしてロック棒8をロック板9に掛止させると、レバー鎖錠機構10のロックカム14が時計方向に回動し、その過程でばね付勢された掛止爪片15がロックカム14に係止して引出しレバー7が図1(a)のオートロック状態に戻る。
一方、接地装置3を配電盤に搬入,搬出する場合には、図5に示した配線プラグ3dに盤側の制御ケーブルが接続されてなく、したがってレバー鎖錠機構10の電磁石16は非励磁の状態にあって引出しレバー7,ロック棒8がロック位置に鎖錠されており、このままでは引出しレバー7を解除位置に引き上げ操作することができない。
そこで、この場合には接地装置3の前面に配した盲蓋3f(図5参照)を外して前方からレバー鎖錠機構10にアクセスし、鎖錠解除用の操作ロッド19を手動(指先)で押し込む。これにより、図1(c)で示すように操作ロッド19で押された係止爪片15がロックカム14から離脱して引出しレバー7の鎖錠が解除される。したがって、この状態では引出しレバー7を手動で持ち上げ、ロック棒8を図4(b)の解除位置に引き上げた上で、接地装置3を支障なく配電盤に搬入,搬出することができるようになる。
そこで、この場合には接地装置3の前面に配した盲蓋3f(図5参照)を外して前方からレバー鎖錠機構10にアクセスし、鎖錠解除用の操作ロッド19を手動(指先)で押し込む。これにより、図1(c)で示すように操作ロッド19で押された係止爪片15がロックカム14から離脱して引出しレバー7の鎖錠が解除される。したがって、この状態では引出しレバー7を手動で持ち上げ、ロック棒8を図4(b)の解除位置に引き上げた上で、接地装置3を支障なく配電盤に搬入,搬出することができるようになる。
なお、平時は前記の盲蓋3fをボルト締結などにより閉塞位置に固定して前方から解除用操作ロッド19にアクセスできないようにしておくことで、誤操作,部外者のいたずらなどで引出しレバーの鎖錠が不測に解除されるのを防止できる。
また、図示実施例は接地装置への適用を例に述べたが、本発明の鎖錠装置は接地装置への適用に限定されるものではなく、引出し形回路遮断器などの各種配電機器にも同様に実施適用できる。
また、図示実施例は接地装置への適用を例に述べたが、本発明の鎖錠装置は接地装置への適用に限定されるものではなく、引出し形回路遮断器などの各種配電機器にも同様に実施適用できる。
1 配電盤
2 クレードル
3 接地装置(配電機器)
3e 台車
4 主回路断路部
7 引出しレバー
8 ロック棒
9 ロック板
10 レバー鎖錠機構
14 ロックカム
15 係止爪片
16 電磁石
19 解除用操作ロッド
2 クレードル
3 接地装置(配電機器)
3e 台車
4 主回路断路部
7 引出しレバー
8 ロック棒
9 ロック板
10 レバー鎖錠機構
14 ロックカム
15 係止爪片
16 電磁石
19 解除用操作ロッド
Claims (4)
- クレードルに搭載して配電盤に収納した台車付きの引出し形配電機器をその背後に配した主回路断路部との「接続位置」ないし「断路位置」に掛止し、かつ外部指令により掛止を解除して配電機器を「接続位置」/「断路位置」間で移動を可能にする引出し形配電機器の鎖錠装置であって、
手動で操作する引出しレバーと組み合わせて配電機器の台車に装備したロック棒と、クレードルの底部側に配して前記ロック棒を「接続位置」,「断路位置」と対応する位置に掛止するロック板と、前記引出しレバーに連繋して常時は該レバーをロック位置に鎖錠し、外部からの指令を受けて励磁作動する電磁石の吸引動作により鎖錠を解除するオートロック式のレバー鎖錠機構と、および該レバー鎖錠機構に付設して引出しレバーの鎖錠を手動操作で解除可能にする手動式の鎖錠解除手段とを備えて構成したことを特徴とする引出し形配電機器の鎖錠装置。 - 請求項1記載の鎖錠装置において、レバー鎖錠機構が、引出しレバーに連繋したロックカムと、該ロックカムをロック位置に係止する電磁石のアーマチュアを兼ねた係止爪片と、該係止爪片をカムロックとの係止位置に向けて付勢する復帰バネと、外部指令を受けて励磁作動する吸引動作により前記係止爪片を鎖錠釈放位置に駆動する電磁石と、および手動式の鎖錠解除手段として、その操作端を配電機器の前面側に向けて前記係止爪片に対向配備した押しボタン式の解除用操作ロッドとの組立体になることを特徴とする引出し形配電機器の鎖錠装置。
- 請求項2記載の鎖錠装置において、解除用操作ロッドの操作端を覆って配電機器の前面に盲蓋を設けたことを特徴とする引出し形配電機器の鎖錠装置。
- 請求項1記載の鎖錠装置において、配電機器が配電盤の主回路を接地する接地装置であることを特徴とする引出し形配電機器の鎖錠装置。
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