JP2006023776A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高コントラストな投写型映像表示装置を得ること。
【解決手段】 反射型液晶パネルと組合わせ使用する偏光ビームスプリッタ、ダイクロイックプリズム等の偏光透過部品の光弾性定数、該部品に加わる応力、光透過長3者の積を一定値以下として複屈折の発生を抑える。また、画像光である偏光が透過する光学部品の支持、固定に弾力性止め具を使用し該部品へ加わる応力を緩和する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、投射型表示装置に係わり、特に高コントラスト化を実現する反射型液晶パネルを用いた投射型表示装置に関する。
反射形液晶パネル、該反射型液晶パネルへ入射させる偏光を形成するための偏光ビームスプリッタ等からなる従来の投写型液晶表示装置として、例えば、特開平9−54213号公報に開示された技術が挙げられる。
上記の投写型液晶表示装置おいては、光源からの白色光はクロスダイクロイックミラーでR光、G光、B光の3色に分光された後、偏光ビームスプリッタを経て偏光となり、R画像表示用、G画像表示用、B画像表示用それぞれのモノクロ反射形液晶パネルに入射する構成である。該反射形液晶パネルへの入射光は該反射形液晶パネルで反射し該液晶パネルより出射、該偏光ビームスプリッタで検光された後、投写レンズで画像投写する。
上記構成において、偏光ビームスプリッタの光弾性定数を1.5×10-8cm2/N以下としており、この設定により該ビームスプリッタの複屈折を小さくできる可能性があり、それにより該表示装置の投写画像を高コントラストにできる可能性がある。
一般に、偏光ビームスプリッタなどの光透過部品で生ずる複屈折の大きさを左右する因子としては、該材料の光弾性定数C、該部品へ加わる応力F、該部品の光透過長L、該部品を透過する光の波長λ等がある。該光透過部品に偏光を入射させたときに該部品内で生ずる複屈折の大きさは該部品内で生ずる位相差ΔSに関連しており、位相差ΔSが大きくなると複屈折も大きくなる。その位相差ΔSは一般に次式(1)であらわすことができる。
ΔS=2π・C・F・L/λ…………(1)
ただし、C:光透過部品材料の光弾性定数〔m2/N〕
F:光透過部品材料へ加わる応力〔N/m2
L:光透過部品の光透過長 〔m〕
λ:光の波長 〔m〕
すなわち、光透過部品において生ずる複屈折の大きさは光透過部品材料の光弾性定数、該部品に加わる応力、該部品の光透過長に比例し、光の波長に反比例する関係にある。
ところで、前記特開平9−54213号公報では光透過部品で生ずる複屈折低減のため光弾性定数の上限値を1.5×10-8cm2/Nとしているが、他の因子については述べていない。光弾性定数の上限値を1.5×10-8cm2/Nとしても、光透過部品へ加わる応力が大きく、該部品が大きく、光透過長が長い場合は該部品で生ずる複屈折を小さくすることができない。また、光透過部品が非常に小さく、該部品のへ加わる応力も非常に小さい場合、該部品の光弾性定数を1.5×10-8cm2/Nより大としても複屈折を小さく抑えることが出来る可能性がある。
すなわち、前記従来技術特開平9−54213号公報によれば偏光ビームスプリッタで生ずる複屈折を小さく出来る場合もあるが、出来ない場合もあり、前記従来技術だけでは偏光ビームスプリッタで生ずる複屈折低減、投写型映像表示装置の高コントラスト化にとって不十分である。
本発明の目的は上記問題点を解決し、画像光を形成するための偏光ビームスプリッタ、または他の透明光学部品で生ずる複屈折を抑制し、該スプリッタ、または該光学部品を適用した投写型映像表示装置の投写画像を十分に高画質、高コントラスト化する構成を得ることにある。
本発明は上記した目的を達成するため、画像光を形成するための偏光を透過させる光学部品、具体的な部品として、光学部品に誘電体多層膜を形成してなる偏光ビームスプリッタ、またはダイクロイックプリズム等において、該光学部品使用時における該光学部品に加わる応力をF〔N/m2〕、光が該透明光学部品、該ビームスプリッタ中を透過するときの該部品、該スプリッタ中の光透過長をL〔m〕、それらの光弾性定数をC〔m2/N〕、透過光の中心波長をλ〔m〕としたとき、それらF、L、C、λが、(2π/λ)×F×L×C≦0.1 を満足する関係となるような構成とした。 また、投写型映像表示装置において前記構成の偏光ビームスプリッタ、ダイクロイックプリズムを適用する光学系構成とした。さらに、投写形液晶表示装置内における偏光ビームスプリッタ、ダイクロイックプリズムの設置方法として、弾性体、弾力性止め具等を介しての設置など該偏光ビームスプリッタ、ダイクロイックプリズム等に出来るだけ応力が加わらない手段を適用した。反射型液晶パネルと該透明光学部品の相互位置を固定しなければならない場合、それら両者を弾性体、または弾力性止め具等を介して装置内に設置する手段等を適用した。
以上のように、本発明によれば、偏光ビームスプリッタ、ダイクロイックプリズム等光学部品に画像形成のための偏光が透過する際、生ずる位相差状態の変化を抑制することが出来、従って、投写レンズ、液晶パネルそれぞれのコントラストが300以上ある場合は反射型液晶表示装置の投写画像コントラストとして100以上のコントラストを得ることが出来る。また、本発明構成では透明部品の光弾性定数が多少大きい場合でもそれに加わる応力を緩和できるので、位相差状態変化の発生を抑制することが出来、結果的に光弾性の大きい部品を使用しても高コントラスト画像の表示が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は本発明による偏光ビームスプリッタ、および該ビームスプリッタを適用した投写型映像表示装置である第1実施形態の光学系要部の模式構成図である。同図において、1は光源、2は反射型液晶パネル、3は偏光ビームスプリッタ、4は投写レンズである。なお、他の光学系部品は本発明の本質を説明する上で、必須でないため省略してある。
図1の構成において、光源からの出射光5は側面の寸法形状がl×hの偏光ビームスプリッタ3の光入射面3−1から入射し、誘電体多層膜を形成した偏光分離面3−2でP波、S波に分離される。これらP波、S波のうちP波は直進して第1の光出射面3−3から偏光ビームスプリッタ3外に出射する。一方、S波は入射方向、及びP波出射光方向に対して90度異なった方向に進み、第2の光出射光面3−4から該偏光ビームスプリッタ3外に出射し、該出射光は反射型液晶パネル2への入射光6となる。該入射光6は該液晶パネル2の反射面(図示せず)で反射し、また、表示画像内容に対応した偏光状態となり該パネル2から出射し、偏光ビームスプリッタ3に再入射する。該再入射光7は偏光分離面3−2で画像光となるP波7−1と不要光となるS波7−2に分離され、画像光であるP波7−1は光出射面3−5から出射し、投写レンズ4を経てスクリーン(図示せず)上への投写光8になる。
投写型映像表示装置の表示画像のコントラストを高めるには液晶パネル2の性能、偏光ビームスプリッタ3の性能、投写レンズ4の性能を高めることが重要である。偏光ビームスプリッタ3の高性能化に着目した場合、該ビームスプリッタ3の偏光分離面3−2でのP波、S波の分離性能がよいことのほかに、該P波、S波が偏光ビームスプリッタ3内部透過時にその偏光状態が保存されること、すなわち、該ビームスプリッタ内での新たな複屈折の発生を抑えることが重要である。
一般に、画像表示用の偏光が部品透過中に新たな複屈折、すなわち、新たな位相差を生じた場合、その位相差成分は画像全体を白く浮かせる漏れ光となる。すなわち、該光学部品が図1の3に示す偏光ビームスプリッタの場合、新たな複屈折成分は反射型液晶パネル2の表示画像コントラストを低下させることになる。
ところで、画像表示用偏光が偏光ビームスプリッタ等の光学部品を透過中に生じた位相差に起因して発生する漏洩光強度Tはほぼ次式(2)で表すことが出来る。
T=Ksin2(ΔS/2) ……………… (2)
K:定数
ΔS:透明部品中で新たに生じた位相差
反射型液晶パネルが、全ての表示諧調にわたって良好なコントラストを得るには漏れ光sin2(ΔS/2)の値を出来るだけ小さくする必要がある。通常、投写画像を良好なコントラストと認識する上で必要なコントラスト値としては少なくとも約100程度のコントラストが必要である。液晶パネル2の表示画像の投写表示において、そのコントラストを左右する要因として、液晶パネル2の性能、偏光ビームスプリッタ3の性能、投写レンズ4の性能等が考えられるが、上記画像コントラストとして少なくとも約100程度のコントラストを得るには各種主要部品のコントラスト性能を約100の3倍の少なくとも約300程度必要である。
そこで、偏光ビームスプリッタ起因のコントラストも最低でも300程度必要である。偏光ビームスプリッタ起因コントラストを300以上とするためには、洩れ光sin2(ΔS/2)を0.0033以下に抑える必要がある。
このとき、位相差ΔSは、ほぼ、ΔS<0.1………………(3) となる関係になる。
偏光ビームスプリッタ内で位相差が生じて洩れ光が生じても、コントラストを最低でも300以上とするためには先に示した(1)式、および上記(3)式より、偏光ビームスプリッタに関する各定数の関係を(4)式に示す関係とする必要がある。
2π・C・F・L/λ<0.1 ………………………………(4)
ただし、C:光透過部品材料の光弾性定数〔m2/N〕
F:光透過部品材料へ加わる応力〔N/m2
L:光透過部品の光透過長 〔m〕
λ:光の波長 〔m〕
すなわち、偏光ビームスプリッタにおけるコントラスト劣化を防止するには該ビームスプリッタの光弾性定数Cとそれに加わる応力F、該ビームスプリッタ内部を透過する光の透過長Lの積を式(4)のように規定することが有効である。
式(4)では位相差の関係を規定したが、光路差δを規定してもよい。すなわち、該偏光ビームスプリッタ使用時における該ビームスプリッタに加わる応力をF〔Pa〕、光が該ビームスプリッタ中を透過するときの該ビームスプリッタ中の光透過長をd〔cm〕、該ビームスプリッタの光弾性定数をβ〔nm/cm/105Pa〕としたとき、光路差δとしては式(5)の関係を満足させる必要がある。
δ=F×d×β≦12〔nm〕 ……… (5)
図1における光透過長Lとしては偏光分離面3−2で偏光分離後、該ビームスプリッタ3を出射するまでの光路長l/2、液晶パネル2で反射後再入射して投写レンズ4方向に再出射するまでの光路長lの合計(3l)/2となる。
図2は本発明偏光ビームスプリッタ、および該ビームスプリッタを適用した投写型映像表示装置である第2実施形態の光学系要部の模式断面図である。同図において、基本的に図1と同一の部品には図1の記号と同じ記号を付した。図2において、偏光ビームスプリッタ3は弾力性止め具12を介してビームスプリッタ固定材11に固定し、装置筐体9に固定している。なお、10は投写レンズ固定材である。偏光ビームスプリッタ3の近傍には反射型液晶パネル2が配置してあり、該パネル2も該固定材11に固定している。この構成で、偏光ビームスプリッタ3は弾力性止め具12により取り付けられているので、該ビームスプリッタ3に加わる応力を非常に小さいものとすることが出来、偏光が該ビームスプリッタ3透過中に生ずる位相差を非常に小さいものとすることが出来る。なお、本実施例では偏光ビームスプリッタ3の該固定材11と反射型液晶パネル2の該固定材11は同一であるが、別個に構成してもよい。
図3は本発明偏光ビームスプリッタ、および該ビームスプリッタを適用した投写型映像表示装置である第3実施形態の光学系要部の模式断面図である。同図において、基本的に図2と同一の部品には図2の記号と同じ記号を付した。本第3実施形態の図2に示した第2実施形態に対しての主な違いは偏光ビームスプリッタ3と反射型液晶パネル2は両者の相互位置が変化しないように部分固定具13で部分的に固定し、それら両者2、3を弾性止め具12を介して固定材11に固定し、該固定材11を装置筐体9に取り付けた構成にある。
投写型映像表示装置が2板、3板構成など複数板構成の場合、液晶パネル2と偏光ビームスプリッタ3の相対位置の僅かな変化が画素ずれの原因になることがあるが、本第3実施形態構成は液晶パネル2と偏光ビームスプリッタ3の相対位置は変化しない構成であるので、複数板構成の投写型表示装置へ適用する場合に有効である。なお、本構成での注意点として、部分固定具13の大きさ形状を工夫し、偏光ビームスプリッタ3の光が透過する内部にまで応力が加わらないようにする必要がある。具体的例の一つとしては偏光ビームスプリッタ3のコーナ部、エッジ部と反射型液晶パネル2との間に部分固定具13を適用することが考えられる。
図4は本発明偏光ビームスプリッタ、および該ビームスプリッタを適用した投写型映像表示装置である第4実施形態の光学系要部の模式構成図である。同図において、基本的に図3と同一の部品には図3の記号と同じ記号を付した。本第4実施形態の図3に示した第3実施形態に対しての主な違いは反射型液晶パネル2−1、2−2、2−3を偏光ビームスプリッタ3の近傍に配置せず、ダイクロイックプリズム14の周辺に配置した3板構成にある。透明部品透過中の偏光が位相差成分を変化させる現象は偏光ビームスプリッタ3中だけでなく、同じ透明部品であるダイクロイックプリズム14中でもあり、投写画像の高コントラスト化のためには両者3、14による位相差成分の変化を抑える必要がある。
ダイクロイックプリズム14と反射型液晶パネル2―1、2−2、2−3は両者の相互位置が変化しないように部分固定具15で部分的に固定し、それら2−1、2−2、2−3と14のブロックを弾力性止め具16を介して固定部18に取り付け固定した構造としている。また、偏光ビームスプリッタ3も弾力性止め具17を介して固定部18に取り付け固定している。このような構成により、経時変化による画素ずれ発生が抑制でき、また、偏光ビームスプリッタ3にもダイクロイックプリズム14にも応力が加わりにくく、したがって、位相差状態の変化が発生しにくく、高コントラスト画面を得やすい投写型映像表示装置とすることが出来る。
図5は本発明偏光ビームスプリッタ、および該ビームスプリッタを適用した投写型映像表示装置である第5実施形態の上面の模式構成図である。また、図6は本発明偏光ビームスプリッタ、および該ビームスプリッタを適用した投写型映像表示装置である第5実施形態の光学系要部の模式構成図である。図5、図6において、図4と基本的に同一の部品には図4の記号と同じ記号を付した。本第5実施形態の図4に示した第4実施形態に対しての主な違いは第4実施形態では3枚の反射型液晶パネル2−1、2−2、2−3をダイクロイックプリズム14の周辺に配置した3板構成であるのに対し、第5実施形態では3枚の反射型液晶パネル2−1、2−2、2−3のうちの、1枚の該液晶パネル2−1を第1の偏光ビームスプリッタ31の側面に、他の2枚の該液晶パネル2−2、2−3を第2の偏光ビームスプリッタ32の側面に配置し、それら偏光ビームスプリッタ31、32からの出射光をダイクロイックプリズム24で合成している構成にある。この構成において、偏光ビームスプリッタ31、32の位相差ΔS、または光路差δをΔS<0.1、または、光路差δ<12〔nm〕としている。
または、偏光ビームスプリッタ31とダイクロイックプリズム24の合計の位相差ΔS、または、光路差δ、および、偏光ビームスプリッタ32とダイクロイックプリズム24の合計の位相差ΔS、または、光路差δをΔS<0.1、またはδ<12〔nm〕としている。このような設定により、投写型映像表示装置の高コントラスト化を図ることが出来る。
図7は本発明の6実施形態で投写型映像表示装置内における偏光ビームスプリッタの支持取り付け状態説明図である。偏光ビームスプリッタ25の上面、下面の両面に支持部品26,27を当接し、該支持部品26、27にほとんど歪を生じない、かつ、該ビームスプリッタが容易に位置変化しない適切、均一な支持力50を加えて偏光ビームスプリッタ25を支持固定している。
図8は本発明の7実施形態で投写型映像表示装置内における偏光ビームスプリッタの支持取り付け状態説明図である。偏光ビームスプリッタ25の上面、下面の両面の周辺部に支持部品28,29を当接し、主に該ビームスプリッタの周辺部にのみ支持力51が加わるようにし、光が通るビームスプリッタの中央部には歪がほとんどない状態にしている。
図9は本発明の8実施形態で投写型映像表示装置内における偏光ビームスプリッタの支持取り付け状態説明図である。偏光ビームスプリッタ25の下部の周辺部に支持部品40を当接し、該支持部品をネジ41で適切な締め付け力52で締め付け固定している。この場合も、偏光ビームスプリッタ25の光透過部分には大きな歪が発生せず、したがって透過光に大きな位相差が発生することはない。
図10は本発明の9実施形態で投写型映像表示装置内における偏光ビームスプリッタの支持取り付け状態説明図である。偏光ビームスプリッタ30の上面の端部をバネ性のある指示部品55,56で支持固している。53は該上面端部に加える適切な支持力である。この場合も、偏光ビームスプリッタ25の光透過部分には大きな歪が発生せず、したがって透過光に大きな位相差が発生することはない。以上において、支持部品26、27、28、29、40を適切な弾性を有する材料から構成すると偏光ビームスプリッタの歪軽減に有効な場合があり、そのときは該支持部品を弾性材で形成する。
また、図7、図8、図9、図10においては偏光ビームスプリッタの支持固定方
法について説明したが、他の光学部品の支持固定方法においても上記の支持固定
方法を適用できるものである。
また、以上において、偏光ビームスプリッタ、ダイクロイックプリズム等の位相差ΔS、または光路差δ、すなわち、光学部品の光弾性定数、それらに加わる応力、それらの中を光が透過するときの光透過長の積を規定したが、その他表示画像光にかかわる偏光が透過する部品を光路中に設けた場合はそれらについての位相差変化、光路差変化をも抑制出来るよう偏光が透過する部品の光弾性定数、それに加わる応力、それの中を光が透過するときの光透過長の積等からなる位相差ΔSをほぼ0.1以下に、または光路差δをほぼ12〔nm〕以下に規定する必要がある。また、該部品に加わる応力軽減のため弾性体等を利用しての支持固定が有効である。
本発明の投写型映像表示装置である第1実施形態の光学系要部の模式構成図である。 本発明の投写型映像表示装置である第2実施形態の光学系要部の模式断面図である。 本発明の投写型映像表示装置である第3実施形態の光学系要部の模式断面図である。 本発明の投写型映像表示装置である第4実施形態の光学系要部の模式構成図である。 本発明の投写型映像表示装置である第5実施形態の上面の模式構成図である。 本発明の投写型映像表示装置である第5実施形態の光学系要部の模式構成図である。 本発明の投写型映像表示装置である第6実施形態の偏光ビームスプリッタの支持取り付け状態説明図である。 本発明の投写型映像表示装置である第7実施形態の偏光ビームスプリッタの支持取り付け状態説明図である。 本発明の投写型映像表示装置である第8実施形態の偏光ビームスプリッタの支持取り付け状態説明図である。 本発明の投写型映像表示装置である第9実施形態の偏光ビームスプリッタの支持取り付け状態説明図である。
符号の説明
1:光源、2:反射型液晶パネル、3:偏光ビームスプリッタ、3−1:光入射面、3−2:偏光分離面、3−3,3−4:光出射面、4:投写レンズ、5:光源からの出射光、6:液晶パネル入射光 、7:偏光ビームスプリッタ入射光、8:投写光、9:装置筐体、10:投写レンズ固定材、11:ビームスプリッタ固定材、12,16,17:弾力性止め具、13,15:部分固定具、14:ダイクロイックプリズム

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源からの光のうち、表示画像光にかかわる偏光を透過させる光学部品と、
    前記光学部品からの偏光を入射光として画像表示する反射型液晶パネルと、
    前記パネルの表示画像を拡大投写するための投写レンズとを有する投写型映像表示装置であって、
    前記光学部品に加わる応力をf〔Pa〕、光が前記光学部品中を透過するときの前記光学部品中の光透過長をd〔cm〕、前記光学部品の光弾性定数をβ〔nm/cm/105Pa〕としたとき、f、d、βが、
    f×d×β≦12〔nm〕
    を満足する関係にあることを特徴とする投射型映像表示装置。
  2. 前記光学部品が偏光ビームスプリッタであることを特徴とする請求項1に記載の投射型映像表示装置。
  3. 前記光学部品がダイクロイックプリズムであることを特徴とする請求項1に記載の投射型映像表示装置。
  4. 光源と、
    前記光源からの光を偏光にする偏光ビームスプリッタと、
    前記ビームスプリッタからの偏光を入射光として画像表示する反射型液晶パネルと、
    前記パネルの表示画像を拡大投写するための投写レンズを有する投写型映像表示装置であって、
    前記偏光ビームスプリッタは、前記偏光ビームスプリッタに加わる応力をf〔Pa〕、光が前記偏光ビームスプリッタ中を透過するときの前記偏光ビームスプリッタ中の光透過長をd〔cm〕、前記偏光ビームスプリッタの光弾性定数をβ〔nm/cm/105Pa〕としたとき、f、d、βが、
    f×d×β≦12〔nm〕を満足する関係にあることを特徴とする投写型映像表示装置。
  5. 前記偏光ビームスプリッタを、弾力性のある固定支持手段を介して装置内に固定したことを特徴とする請求項4に記載の投写型映像表示装置。
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