JP2005284265A - 反射型液晶表示素子、表示装置ならびにプロジェクションシステム - Google Patents

反射型液晶表示素子、表示装置ならびにプロジェクションシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2005284265A
JP2005284265A JP2005046524A JP2005046524A JP2005284265A JP 2005284265 A JP2005284265 A JP 2005284265A JP 2005046524 A JP2005046524 A JP 2005046524A JP 2005046524 A JP2005046524 A JP 2005046524A JP 2005284265 A JP2005284265 A JP 2005284265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
display element
light
reflective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005046524A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadaaki Isozaki
忠昭 磯崎
Shunichi Hashimoto
俊一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005046524A priority Critical patent/JP2005284265A/ja
Publication of JP2005284265A publication Critical patent/JP2005284265A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】液晶膜厚を薄くして応答速度およびコントラストの向上を図るとともに、飽和電圧の低減による低駆動電圧化を図ること。
【解決手段】本発明は、透明電極14を有するガラス基板15と、光反射電極11を有するSi駆動回路基板10とが、透明電極14および光反射電極11を互いに対向させ、かつ垂直配向液晶20から成る液晶層を介在させた状態で対向配置されている反射型液晶表示素子1であって、液晶層の厚さをd(μm)、垂直配向液晶20の屈折率異方性をΔn、垂直配向液晶20の比誘電率異方性の大きさを|Δε|とした場合、d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5を満たすものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、光透過性電極および光反射電極を互いに対向させ、間に垂直配向液晶を介在させた反射型液晶表示素子、およびこの反射型液晶表示素子を用いた表示装置、ならびにこの反射型液晶表示素子を用いたプロジェクションシステムに関する。
従来の反射型液晶表示素子における垂直配向液晶層の厚さは3〜4μmであり、駆動電圧に対する液晶透過率の曲線(以下V−T曲線)は、約2Vの閾値電圧で立ち上がり、4〜6Vの印加電圧で最大値に達するような特性を有する。この電圧を飽和電圧とよぶ。液晶表示素子は、フレームあるいはフィールド毎に正負の電圧を反転させて駆動するので、上記素子では実際には最大±4〜6Vの電圧で駆動させることを意味する。
この液晶表示素子を、R(RED)、G(GREEN)、B(BLUE)3色のパネルから構成される3板式プロジェクションシステムに使用する場合、各色の波長に応じて飽和電圧が異なることになる。これは、液晶の透過率(反射型液晶セルでは反射率)が最大となるには、リタデーションと呼ばれる光路差が2分の1波長である必要があるからである。リタデーションは、実効的な屈折率異方性の大きさとセル厚との積で現される量であり、実効的な屈折率異方性は、電圧を印加するとともに大きくなる。波長が短いほど、実効的な屈折率異方性の値が小さくてよく、ゆえに印加する電圧は低くてすむ。すなわち、BLUEの波長は450nmなので最も飽和電圧は低く、次いでGREENの波長領域(550nm)である。
プロジェクション以外で用いられるホワイトランプでは、液晶表示素子の飽和電圧がGREENとほぼ同程度である。しかし、REDは波長が650nmであるため、飽和電圧が最も高くなり、一般的にはプロジェクションシステムの液晶素子の飽和電圧は、ホワイトランプにおける飽和電圧より、3割から5割程度高い。このため、ホワイトランプで±5〜6Vの電圧で駆動できたとしても、3板式プロジェクションシステムにおけるREDに使用するときには、6Vを超えてしまう可能性が高い。
この状況下でも、通常のSi(シリコン)トランジスタでは4〜6Vでしか駆動できないため、REDの液晶表示素子(パネル)ではパネルが本来有している最大反射率を表示することができない。3板式プロジェクションでは、RGBの輝度(明るさ)をマッチングする必要があるので、本来は最大反射率を表示できるGREENやBLUEのパネルも輝度を落として使用するという状況に陥ることがある。
一方、反射型に限らず透過型であっても、一般的に液晶表示素子は、電極構造および形状が正対する二つの基板間で非対称であるために完全に電気的な対称関係にはない。このような状況下で、長期間にわたって素子に電圧が印加されると、液晶層に含有されているイオンが一方の電極に移動して固着してしまう、いわゆる焼きつきという現象が起こってしまう。同種の液晶表示素子であれば、駆動電圧が高いほど発生しやすく、一般には、その程度は駆動電圧の2乗に比例すると考えられる。つまり、飽和電圧を低くすることは、焼きつきの発生を抑制することにつながる。このような観点から、低電圧駆動でも高コントラストを得ることができる反射型液晶表示素子が特許文献1に開示されている。
特開2003−107482号公報
しかしながら、従来の垂直配向液晶を用いた表示素子においては、液晶層の厚さを薄くしていくと応答速度やコントラストの向上を図ることはできるものの、飽和電圧が高くなってしまい、駆動電圧の低減を図る上では逆効果となる。また、液晶層の厚みを3〜4μmに維持したままで、屈折率異方性の大きい液晶を用いると、飽和電圧は低減できるものの、応答速度を速くすることが困難である上、高コントラストを得ることができず、高性能化を進めるには限界が生じる。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものである。すなわち、本発明は、光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体とが、光透過性電極および光反射電極を互いに対向させ、かつ垂直配向液晶から成る液晶層を介在させた状態で対向配置されている反射型液晶表示素子、表示装置、およびプロジェクションシステムであって、液晶層の厚さをd(μm)、垂直配向液晶の屈折率異方性をΔn、垂直配向液晶の比誘電率異方性の大きさを|Δε|とした場合、d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5、|Δε|≧5.5を満たすことを特徴とする。
このような構成により、垂直配向液晶層の厚みをd(μm)、垂直配向液晶の屈折率異方性をΔn、比誘電率異方性の大きさを|Δε|とした場合、d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5を満たすことで、液晶層の薄型化に起因する飽和電圧の上昇を抑制できるようになる。また、上記条件に加えて|Δε|≧5.5を満たすことで、液晶層の薄型化に起因する飽和電圧の上昇をさらに抑制できるようになる。
また、本発明の表示装置、およびプロジェクションシステムは、d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5を満たす反射型液晶表示素子と、その反射型液晶表示素子に所定の電圧を印加する駆動回路とを備え、反射型液晶表示素子に印加する駆動回路の最大駆動電圧が、反射型液晶表示素子に入射する光の波長に対応して設定されている、あるいは、駆動回路が前記反射型液晶表示素子に印加する最大駆動電圧を可変できるように構成されていることを特徴とする。
このような構成により、液晶層の薄型化による応答速度の向上、コントラストの向上と共に、飽和電圧の上昇を抑制してGREEN(550nm)、BLUE(450nm)およびホワイトランプでは4V以下、3板式プロジェクションにおいて最も飽和電圧の高いRED(650nm)に用いた場合でも、5〜6Vといった低電圧での駆動が可能となる。
したがって、本発明によれば、薄型の液晶表示素子であっても高速応答性、高コントラストとともに飽和電圧の上昇を抑制して低電圧駆動を実現でき、消費電力の低減、焼き付きの防止を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。図1は、本実施形態で適用される液晶表示素子1の構成を説明する模式断面図である。この液晶表示素子は反射型液晶表示素子として、画素構造を有する光反射電極11を設けたSi(シリコン)等の単結晶半導体基板(Si駆動回路基板10)と、これと対向する透明電極14が設けられたガラス基板15とを備えており、これらを対向配置してその間に垂直配向液晶20を封入した構成となっている。
反射型液晶表示素子1は、Si駆動回路基板10として単結晶シリコン基板にCMOSやnチャンネルMOSからなるトランジスタとキャパシタからからなる駆動回路が形成され、この上にAl(アルミニウム)やAg(銀)などの金属膜で光反射電極11を形成した構造となっている。この光反射電極11は、光の反射膜と液晶に印加する電圧の電極の両方を兼ねることになる。光反射電極11の上には、反射率を向上させるため、あるいは金属面の保護膜として、誘電体多層膜を形成していてもよい。また、光反射電極11と垂直配向液晶20の間には液晶配向膜12が、ガラス基板15の透明電極14と垂直配向液晶20との間には液晶配向膜13が形成されている。
ここで、特開2003−107482号公報に記載されているように、セル厚が2.0μm以下であるような垂直配向液晶セルにおいて、屈折率異方性Δnを0.1以上にすることにより、駆動電圧を5〜6Vにすることが可能になる。しかしながら、駆動電圧をさらに低減化する、具体的には4V以下にするためには、Δnのみによる調整では材料選別に限界が生じる。
一方で、本願発明者は、駆動電圧には比誘電率異方性|Δε|の大きさも関与していることを見出し、詳しく調べたところ、液晶層の厚みd(μm)、屈折率異方性Δnおよび比誘電率異方性|Δε|の大きさの3者が駆動電圧(飽和電圧)に関与していることが分かった。したがって、これらの相関式として、d・Δn・|Δε|2≧5を満たすような条件であれば、駆動電圧を4V以下にできることが分かった。
なお、垂直配向液晶デバイスとして使用に供することのできる液晶材料のΔnは0.07〜0.2、|Δε|の値は4〜10であることを考慮すると、液晶層の厚みdが5μm以上であれば、いかなる液晶材料を使用しても上記条件を満たすことになるので、本発明の趣旨に反する。また、dが3〜4μmの時にΔnが大きな液晶を使用することで駆動電圧を低減化することができるが、下記の式からわかるように応答速度の観点から実用性に乏しいことがわかる。つまり、応答時間は、液晶層の厚みの2乗に比例し、駆動電圧の2乗に反比例するからである。
立ち上がり時間…τon=γ・d2/[ε(0)・Δε・(V2−Vc2)]
立ち下がり時間…τoff=γ・d2/K・π2
(ここで、γ:液晶の粘度、ε(0):真空の誘電率、V:液晶への印加電圧、Vc:閾値電圧、K:液晶の弾性定数である。)
したがって、液晶デバイスの実用性を保ちながら駆動電圧を低減化するためには、同時に液晶層の厚みを薄くすることが必要である。
本実施形態では、液晶層の厚みが従来デバイスよりも薄い、2.5μm以下という液晶デバイスにおいて、d・Δn・|Δε|2≧5を満足するような条件が駆動電圧を低減し得る方法であることを示すものである。
図2は、関係式、d・Δn・|Δε|2に対する飽和電圧の関係を示す図である。なお、この図に示す関係は、光の波長を550nmとして求めたものである。この図からわかるように、d・Δn・|Δε|2≧5であれば飽和電圧は4V以下となる。
次に、上記関係を満たす本発明の実施例を比較例とともに説明する。図3は、本発明の実施例と比較例とを示す図である。以下、順に説明する。
(比較例A)
垂直配向液晶表示素子を次のようにして作製した。すなわち、透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の膜厚は50nmとし、液晶のプレチルト角は約2.5°になるよう制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記両基板間を、2.5μmの間隔になるよう、ガラスビーズを混合したシール材を用いて貼り合わせ、下記に記載した垂直配向液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。使用した液晶のΔn、Δε、d・Δn・|Δε|2、飽和電圧(550nmで測定)を下記に示す。Δn=0.082、|Δε|=4.1、d・Δn・|Δε|2=3.45、飽和電圧=6.5V。
(比較例B)
垂直配向液晶表示素子を次のようにして作製した。すなわち、透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の膜厚は50nmとし、液晶のプレチルト角は約2.5°になるよう制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記両基板間を、1.9μmの間隔になるよう、ガラスビーズを混合したシール材を用いて貼り合わせ、比較例Aに記載した垂直配向液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。d・Δn・|Δε|2は2.62、飽和電圧(550nmで測定)は10Vであった。
(比較例C)
垂直配向液晶表示素子を次のようにして作製した。すなわち、透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の膜厚は50nmとし、液晶のプレチルト角は約2.5°になるよう制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記両基板間を、1.9μmの間隔になるよう、ガラスビーズを混合したシール材を用いて貼り合わせ、下記に記載した垂直配向液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。使用した液晶のΔn、Δε、d・Δn・|Δε|2、飽和電圧(550nmで測定)を下記に示す。Δn=0.103、|Δε|=5.0、d・Δn・|Δε|2=4.89、飽和電圧=4.4V。
(比較例D)
垂直配向液晶表示素子を次のようにして作製した。すなわち、透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の膜厚は50nmとし、液晶のプレチルト角は約2.5°になるよう制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記両基板間を、1.9μmの間隔になるよう、ガラスビーズを混合したシール材を用いて貼り合わせ、下記に記載した垂直配向液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。使用した液晶のΔn、Δε、d・Δn・|Δε|2、飽和電圧(550nmで測定)を下記に示す。Δn=0.103、|Δε|=4.0、d・Δn・|Δε|2=3.13、飽和電圧=6.5V。
(実施例1)
上記比較例と同様の方法で透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の膜厚は50nmとし、液晶のプレチルト角は約2.5°になるよう制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記両基板間を、2.4μmの間隔になるよう、ガラスビーズを混合したシール材を用いて貼り合わせ、下記に記載した垂直配向液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。使用した液晶のΔn、Δε、d・Δn・|Δε|2、飽和電圧(550nmで測定)を下記に示す。Δn=0.111、|Δε|=7.0、d・Δn・|Δε|2=13.1、飽和電圧=2.8V。
(実施例2)
上記比較例、実施例と同様の方法で透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の膜厚は50nmとし、液晶のプレチルト角は約2.5°になるよう制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記両基板間を、1.9μmの間隔になるよう、ガラスビーズを混合したシール材を用いて貼り合わせ、実施例1で使用した垂直配向液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。d・Δn・|Δε|2は10.3、飽和電圧(550nmで測定)は3.4Vであった。
(実施例3)
上記比較例、実施例と同様の方法で透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の膜厚は50nmとし、液晶のプレチルト角は約2.5°になるよう制御した。その後、液晶配向膜が形成さ
れた上記両基板間を、1.9μmの間隔になるよう、ガラスビーズを混合したシール材を用いて貼り合わせ、下記表に記載した垂直配向液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。使用した液晶のΔn、Δε、d・Δn・|Δε|2、飽和電圧(550nmで測定)を下記に示す。Δn=0.140、|Δε|=6.3、d・Δn・|Δε|2=10.6、飽和電圧=2.8V。
(実施例4)
上記比較例、実施例と同様の方法で透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の膜厚は50nmとし、液晶のプレチルト角は約2.5°になるよう制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記両基板間を、1.7μmの間隔になるよう、ガラスビーズを混合したシール材を用いて貼り合わせ、実施例3で使用した垂直配向液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。d・Δn・|Δε|2は9.45、飽和電圧(550nmで測定)は3.4Vであった。
(実施例5)
上記比較例、実施例と同様の方法で透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の膜厚は50nmとし、液晶のプレチルト角は約2.5°になるよう制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記両基板間を、1.5μmの間隔になるよう、ガラスビーズを混合したシール材を用いて貼り合わせ、実施例3、4で使用した垂直配向液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。d・Δn・|Δε|2は8.33、飽和電圧(550nmで測定)は3.9Vであった。
(実施例6〜11)
上記比較例、実施例と同様の方法で透明電極が製膜されたガラス基板とAl電極が形成されたSi駆動回路基板とを洗浄後、蒸着装置に導入し、液晶配向膜としてSiO2膜を、蒸着角度45〜60°の範囲で斜め蒸着して形成した。液晶配向膜の膜厚は50nmとし、液晶のプレチルト角は約2.5°になるよう制御した。その後、液晶配向膜が形成された上記両基板間を、1.9μmあるいはは2.5μmの間隔になるよう、ガラスビーズを混合したシール材を用いて貼り合わせ、下記表に記載した垂直配向液晶を封入し、反射型液晶表示素子を作製した。d・Δn・|Δε|2は6.14〜10.7、飽和電圧(550nmで測定)は3.1V〜3.9Vであった。
なお、|Δn|に関しては、0.15以上、0.16や0.17などでも同様の効果が得られる。また、|Δε|に関しても、7以上、8や9であっても同様の効果が得られる。このように、d・Δn・|Δε|2≧5であれば飽和電圧を4V以下にすることができる。
ここで、R(RED)、G(GREEN)、B(BLUE)のうち、波長の関係から最も飽和電圧が高くなるR(RED)についての例を説明する。図4は、d・Δn・|Δε|2に対するR(RED)の飽和電圧の関係を示す図である。この図に示す関係は、光の波長を650nmとして求めたものである。
具体的には、上記実施例2に関して飽和電圧(RED)は4.5V、実施例3に関して飽和電圧(RED)は3.3V、実施例6に関して飽和電圧(RED)は4.2V、実施例9に関して飽和電圧(RED)は5.0V、実施例10に関して飽和電圧(RED)は4.3V、実施例11に関して飽和電圧(RED)は5.0V、比較例Bに関して飽和電圧(RED)は15V、比較例Cに関して飽和電圧(RED)は7V、比較例Dに関して飽和電圧(RED)は12Vとなる。
図4から分かるように、R(RED)では、d・Δn・|Δε|2の値が6近傍に飽和電圧(RED)の閾値がある。また、より実際的なセル厚であるd=2.0μm、Δn=0.1と規定すると、d・Δn・|Δε|2≧6を満たすためには、|Δε|について5.5以上が必要となる。
ここで、相関式である、d・Δn・|Δε|2についてさらに説明する。反射型液晶表示素子で反射率が最大となるときの光路差はそのときの波長の1/2になっている。反射型液晶表示素子は、行きと帰りの分でdが2倍とみなせるため、d・Δn(eff)はλ/4となる。
上記Δn(eff)はΔnのeffective、すなわち、実際の屈折率異方性である。Δnは液晶材料固有の物性値であるが、実際の垂直配向液晶デバイスに使用されているときの屈折率異方性Δn(eff)は下記式で表される。
Δn(eff)=n(//)・n(⊥)/√(n(//)2・cos2(θ)+n(⊥)2・sin2(θ))−n(⊥)
ここで、n(//)とは液晶の長軸方向の屈折率、n(⊥)とは液晶の短軸方向の屈折率、θは液晶分子の倒れ角である。
反射型液晶デバイスで反射率が最大となるとなる条件を満たすように、使用される液晶分子の倒れ角θを、すなわち、反射型液晶デバイスを駆動する電圧を設定することで高い光出力を得ることができる。
また、θは電圧印加により液晶の倒れる角度なので、本来は0〜90°までを取りえるが、実際のデバイスでは最大でも60°くらいであると考えると、例えばΔnが0.1の液晶材料であっても、デバイスにおいては最大でもΔn(eff)は0.08(Δnの8割)程度にしかならない。
そこで、上記の関係をまとめると、d・Δn(eff)=λ/4、つまり、d・0.8Δn=λ/4、d・Δn=λ/3.2となるため、GREENではλ=0.55μmということから、d・Δn・|Δε|2が5以上であるためには、|Δε|は5.4以上(好適には5.5以上)必要となる。すなわち|Δε|≧5.5を満たすことで、4V以下の飽和電圧で駆動する条件下において、実質的に液晶の倒れ角を最大に使用することで印加電圧に対する画像の階調性(液晶分子の倒れ角の制御性)を高めることができる。
図5は、本実施形態に係る反射型液晶表示素子をプロジェクションシステムに適用した例を示す模式図である。すなわち、プロジェクションシステム100は、ランプ光源101、レンズ部102、ダイクロイック色分離フィルタ103、ダイクロイックミラー110、全反射ミラー108、109、ビームスプリッタ104r、104g、104b、反射型液晶表示素子1r、1g、1b、駆動回路105r、105g、105b、プリズム106および投射レンズ107を備えた構成となっている。
ランプ光源101はR(RED)、G(GREEN)、B(BLUE)3色の成分を含む光を出力し、例えば、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなどで構成される。レンズ部102は反射型液晶表示素子1r、1g、1bが適切に照射されるように、ランプ光源101から出力された光を集光する。レンズ部102はランプ光源101からの光の出力を均一化するため一対のフライアイレンズとともに構成してもよい。ダイクロイック色分離フィルタ103、ダイクロイックミラー110は入力された光を所定の色光に分離するフィルタである。
ビームスプリッタ104r、104g、104bは所定の偏光(例えばP偏光)を透過し、その所定の偏光と異なる偏光方向の光(例えばP偏光と直交するS偏光)を反射することで光の偏光成分を分離する素子である。プリズム106は、3方向から入射した色光を合成して出射する素子であり、例えば、ダイクロイックフィルタを交差させて配置させた、いわゆる、クロスダイクロイックプリズム等で構成される。
このシステムでは、ランプ光源101から出射した光をレンズ部102からダイクロイック色分離フィルタ103に送り、ここで異なる色光として2方向へ分離する。2方向へ分離された色光は、全反射ミラー108、109、ビームスプリッタ104r、104g、104b、ダイクロイックミラー110、プリズム106によってR(RED)、G(GREEN)、B(BLUE)3色に対応した反射型液晶表示素子1r、1g、1bから成る表示部に各々送られる。
例えば、R(RED)に対応した反射型液晶表示素子1rには、ランプ光源101からの光がダイクロイック色分離フィルタ103において色分離され、R(RED)およびG(GREEN)成分の光を含む色光が全反射ミラー108を反射してダイクロイックミラー110に供給され、そのダイクロイックミラー110で色分離され透過したR(RED)成分の光が、ビームスプリッタ104rを介して入射する。
一方でG(GREEN)に対応した反射型液晶表示素子1gには、ランプ光源101からの光がダイクロイック色分離フィルタ103において色分離され、R(RED)およびG(GREEN)成分の光を含む色光が全反射ミラー108を反射してダイクロイックミラー110に供給され、そのダイクロイックミラー110で色分離され反射したG(GREEN)成分の光が、ビームスプリッタ104gを介して入射する。
B(BLUE)に対応した反射型液晶表示素子1bには、ランプ光源101からの光がダイクロイック色分離フィルタ103において色分離され、B(BLUE)成分の光を含む色光が、全反射ミラーで反射し、ビームスプリッタ104bを介して入射する。
各反射型液晶表示素子1r、1g、1bは、各々対応する駆動回路105r、105g、105bによって駆動される。すなわち、各色に対応する映像信号に基づき各画素に電圧が印加され、ビームスプリッタ104r、104g、104bを介して入射した偏光の偏光面を液晶層で遷光させて光反射電極11にて反射して出射する。
ビームスプリッタ104r、104g、104bはその出射光の所定の偏光成分をプリズム106に映像光として出力する。出力された各色の映像光はプリズム106によって合成して投射レンズ107に送られる。これにより、R(RED)、G(GREEN)、B(BLUE)3色に対応した映像が図示しないスクリーンに投影され、カラー画像として再現されることになる。
本実施形態のプロジェクションシステム100では、R(RED)、G(GREEN)、B(BLUE)の色各に対応して先に説明した反射型液晶表示素子1r、1g、1bを用いていることから、応答速度が速く、高コントラストで、しかも低電圧で駆動できるというメリットがある。その一方、R(RED)、G(GREEN)、B(BLUE)の各反射型液晶表示素子1r、1g、1bでは、それぞれ飽和電圧が異なることから、本実施形態では、各反射型液晶表示素子1r、1g、1bを駆動する駆動回路105r、105g、105bとして、各々異なる最大駆動電圧を与える点に特徴がある。
先に説明したように、本実施形態の反射型液晶表示素子1r、1g、1bでは、波長によって飽和電圧が異なる。例えば、G(GREEN)では波長が550nm、B(BLUE)では波長が450nmであるため、飽和電圧が4V以下、R(RED)では波長が650nmであるため、飽和電圧が5〜6Vとなる。したがって、この飽和電圧の違いによって、駆動回路105r、105g、105bから与える最大駆動電圧を各色に対応した反射型液晶表示素子1r、1g、1b毎に変えるようにする。また、各駆動回路105r、105g、105bとしては、各色の飽和電圧に対応できるよう最大駆動電圧を可変して設定できるようになっている。これにより、各反射型液晶表示素子1r、1g、1bを各々の色に応じて最適に制御できるようになる。もちろん、最適な最大駆動電圧を固定的に設定して与えるようにしても構わない。
本発明の反射型液晶表示素子は、上記説明したプロジェクションシステムへの適用のほか、スクリーンへの投影を行わずに直接画像を表示する電子機器のディスプレイなど、各種の表示装置へ適用することが可能である。
本実施形態で適用される液晶表示素子1の構成を説明する模式断面図である。 d・Δn・|Δε|2に対する飽和電圧の関係を示す図である。 本発明の実施例と比較例とを示す図である。 d・Δn・|Δε|2に対するR(RED)の飽和電圧の関係を示す図である。 反射型液晶表示素子をプロジェクションシステムに適用した例を示す模式図である。
符号の説明
1…反射型液晶表示素子、10…Si駆動回路基板、11…光反射電極、12…液晶配向膜、13…液晶配向膜、14…透明電極、15…ガラス基板、20…垂直配向液晶、100…プロジェクションシステム、101…ランプ光源、103…ダイクロイック色分離フィルタ、105b…駆動回路、105g…駆動回路、105r…駆動回路

Claims (17)

  1. 光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体とが、前記光透過性電極および前記光反射電極を互いに対向させ、かつ垂直配向液晶から成る液晶層を介在させた状態で対向配置されている反射型液晶表示素子であって、
    前記液晶層の厚さをd(μm)、前記垂直配向液晶の屈折率異方性をΔn、前記垂直配向液晶の比誘電率異方性の大きさを|Δε|とした場合、
    d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5、|Δε|≧5.5
    を満たすことを特徴とする反射型液晶表示素子。
  2. 前記垂直配向液晶の屈折率異方性Δnが0.1以上である
    ことを特徴とする請求項1記載の反射型液晶表示素子。
  3. 光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体とが、前記光透過性電極および前記光反射電極を互いに対向させ、かつ垂直配向液晶から成る液晶層を介在させた状態で対向配置されており、前記液晶層の厚さをd(μm)、前記垂直配向液晶の屈折率異方性をΔn、前記垂直配向液晶の比誘電率異方性の大きさを|Δε|とした場合、
    d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5、|Δε|≧5.5を満たす反射型液晶表示素子と、
    前記反射型液晶表示素子に所定の電圧を印加する駆動回路と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  4. 前記駆動回路は、前記反射型液晶表示素子に印加する最大駆動電圧が、前記反射型液晶表示素子に入射する光の波長に対応して設定されている
    ことを特徴とする請求項3記載の表示装置。
  5. 前記駆動回路は、前記最大駆動電圧において、反射型液晶表示素子からの反射率が最大となるように設定されている
    ことを特徴とする請求項4記載の表示装置。
  6. 光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体とが、前記光透過性電極および前記光反射電極を互いに対向させ、かつ垂直配向液晶から成る液晶層を介在させた状態で対向配置されており、前記液晶層の厚さをd(μm)、前記垂直配向液晶の屈折率異方性をΔn、前記垂直配向液晶の比誘電率異方性の大きさを|Δε|とした場合、
    d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5、|Δε|≧5.5を満たす反射型液晶表示素子を備え、
    前記反射型液晶表示素子が光源から出射される光の経路中に配置されている
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
  7. 前記反射型液晶表示素子が複数色の信号に対応して各々配置される表示部と、
    前記表示部における各反射型液晶表示素子へ各々異なる最大駆動電圧を与える駆動回路と
    を備えることを特徴とする請求項6記載のプロジェクションシステム。
  8. 光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体とが、前記光透過性電極および前記光反射電極を互いに対向させ、かつ垂直配向液晶から成る液晶層を介在させた状態で対向配置されており、前記液晶層の厚さをd(μm)、前記垂直配向液晶の屈折率異方性をΔn、前記垂直配向液晶の比誘電率異方性の大きさを|Δε|とした場合、
    d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5を満たす反射型液晶表示素子と、
    前記反射型液晶表示素子に所定の電圧を印加する駆動回路とを備え、
    前記駆動回路は、前記反射型液晶表示素子に印加する最大駆動電圧が、前記反射型液晶表示素子に入射する光の波長に対応して設定されている
    ことを特徴とする表示装置。
  9. 前記駆動回路が前記反射型液晶表示素子に印加する最大駆動電圧を可変できるようになっている
    ことを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記駆動回路は、前記最大駆動電圧において、反射型液晶表示素子からの反射率が最大となうように設定されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  11. 光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体とが、前記光透過性電極および前記光反射電極を互いに対向させ、かつ垂直配向液晶から成る液晶層を介在させた状態で対向配置されており、前記液晶層の厚さをd(μm)、前記垂直配向液晶の屈折率異方性をΔn、前記垂直配向液晶の比誘電率異方性の大きさを|Δε|とした場合、
    d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5を満たす反射型液晶表示素子を有し、
    前記反射型液晶表示素子が複数色の光に対応して各々配置される表示部と、
    前記表示部における各反射型液晶表示素子へ各々異なる最大駆動電圧を与える駆動回路と
    を備えることを特徴とするプロジェクションシステム。
  12. 前記複数色は赤、緑、青の3原色からなり、
    前記駆動回路は、前記赤色の反射型液晶表示素子に与える最大駆動電圧が最大とされている
    ことを特徴とする請求項11記載のプロジェクションシステム。
  13. 前記複数色は赤、緑、青の3原色からなり、
    前記駆動回路は、シリコン単結晶半導体基板に形成され、前記赤色の反射型液晶表示素子に与える最大駆動電圧が6V以下とされている
    ことを特徴とする請求項11記載のプロジェクションシステム。
  14. 前記複数色は赤、緑、青の3原色からなり、
    前記駆動回路は、シリコン単結晶半導体基板に形成され、前記緑色の反射型液晶表示素子に与える最大駆動電圧が4V以下とされている
    ことを特徴とする請求項11記載のプロジェクションシステム。
  15. 光源からの光を色分離し、前記複数色の光に対応して各々配置される表示部に出力する分離光学系と、
    前記表示部における各反射型液晶表示素子で得た映像光を合成する合成光学系と、
    前記合成光学系によって合成された画像をスクリーンに投射する投射レンズと
    を備えることを特徴とする請求項11記載のプロジェクションシステム。
  16. 光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体とが、前記光透過性電極および前記光反射電極を互いに対向させ、かつ垂直配向液晶から成る液晶層を介在させた状態で対向配置されており、前記液晶層の厚さをd(μm)、前記垂直配向液晶の屈折率異方性をΔn、前記垂直配向液晶の比誘電率異方性の大きさを|Δε|とした場合、
    d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5を満たす反射型液晶表示素子と、
    前記反射型液晶表示素子に所定の電圧を印加する駆動回路とを備え、
    前記駆動回路が前記反射型液晶表示素子に印加する最大駆動電圧を可変できるようになっていることを特徴とする表示装置。
  17. 光透過性電極を有する第1の基体と、光反射電極を有する第2の基体とが、前記光透過性電極および前記光反射電極を互いに対向させ、かつ垂直配向液晶から成る液晶層を介在させた状態で対向配置されており、前記液晶層の厚さをd(μm)、前記垂直配向液晶の屈折率異方性をΔn、前記垂直配向液晶の比誘電率異方性の大きさを|Δε|とした場合、
    d・Δn・|Δε|2≧5、d≦2.5を満たす反射型液晶表示素子を有する表示部と、
    前記表示部における各反射型液晶表示素子へ駆動電圧を与える駆動回路とを備え、
    前記駆動回路が前記反射型液晶表示素子に印加する最大駆動電圧を可変できるようになっている
    ことを特徴とするプロジェクションシステム。
JP2005046524A 2004-03-05 2005-02-23 反射型液晶表示素子、表示装置ならびにプロジェクションシステム Pending JP2005284265A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005046524A JP2005284265A (ja) 2004-03-05 2005-02-23 反射型液晶表示素子、表示装置ならびにプロジェクションシステム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004061855 2004-03-05
JP2005046524A JP2005284265A (ja) 2004-03-05 2005-02-23 反射型液晶表示素子、表示装置ならびにプロジェクションシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005284265A true JP2005284265A (ja) 2005-10-13

Family

ID=35182647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005046524A Pending JP2005284265A (ja) 2004-03-05 2005-02-23 反射型液晶表示素子、表示装置ならびにプロジェクションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005284265A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249742A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Sony Corp 液晶モジュールおよび液晶表示装置
US8427409B2 (en) 2007-03-28 2013-04-23 Seiko Epson Corporation Projector

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8427409B2 (en) 2007-03-28 2013-04-23 Seiko Epson Corporation Projector
JP2008249742A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Sony Corp 液晶モジュールおよび液晶表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3144132B2 (ja) 液晶表示装置およびそれを用いた投写型表示装置
KR101096410B1 (ko) 반사형 액정 표시 소자, 표시 장치 및 프로젝션 시스템
JP2005156717A (ja) 液晶表示素子及び液晶表示装置
US7227604B2 (en) Reflective liquid crystal display device having first and second obliquely evaporated alignment films, for preventing burn-in
JP2006011298A (ja) 液晶プロジェクタ装置
TW574518B (en) Liquid crystal display element and a display device using the same
US11782315B2 (en) Liquid crystal display with external retarder
EP1400837A1 (en) Reflection type liquid crystal display element, display unit, projection optical system, and projection displaysystem
US8217874B2 (en) Image projection apparatus
US7362388B2 (en) Liquid crystal display device, and optical block
JP2005284265A (ja) 反射型液晶表示素子、表示装置ならびにプロジェクションシステム
JP4029786B2 (ja) 液晶表示素子及び液晶表示装置
JP2004198650A (ja) 光学補償素子およびその製造方法、液晶表示素子、ならびに液晶表示装置
JP3758612B2 (ja) 反射型液晶表示素子、表示装置、プロジェクション光学システム、及びプロジェクションディスプレイシステム
JP2005141227A (ja) 反射型液晶表示素子及びそれを利用したプロジェクタ
US7440059B2 (en) Reflection type liquid crystal display element and liquid crystal display unit
US20030137624A1 (en) Reflective liquid crystal display and projection system including the same
JP3758654B2 (ja) プロジェクション光学システム及びプロジェクションディスプレイシステム
KR20040046137A (ko) 반사형 액정 디스플레이를 구비한 프로젝션 시스템
JP2929074B2 (ja) 偏光光学装置
JP4143922B2 (ja) プロジェクションディスプレイシステム
TWI292501B (ja)
JP2008146100A (ja) 液晶プロジェクタ装置
JPH1195212A (ja) 反射型液晶表示素子および液晶プロジェクタ
JP2006030748A (ja) 投射型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081104

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081111

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20081212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091016

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091016

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091028