JP2006022512A - 車両用自動開閉装置 - Google Patents

車両用自動開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006022512A
JP2006022512A JP2004200035A JP2004200035A JP2006022512A JP 2006022512 A JP2006022512 A JP 2006022512A JP 2004200035 A JP2004200035 A JP 2004200035A JP 2004200035 A JP2004200035 A JP 2004200035A JP 2006022512 A JP2006022512 A JP 2006022512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing
slide door
vehicle
pinching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004200035A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4482383B2 (ja
Inventor
Toru Furusawa
透 古沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2004200035A priority Critical patent/JP4482383B2/ja
Publication of JP2006022512A publication Critical patent/JP2006022512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4482383B2 publication Critical patent/JP4482383B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

【課題】 簡単な制御で確実に挟み込みの検知を行い得る車両用自動開閉装置を提供することである。
【解決手段】 車両11に設けられたスライドドア12は操作者により開閉スイッチ22が操作されると車両用自動開閉装置に設けられた電動モータにより駆動されて自動的に開閉動作する。また、車両用自動開閉装置には挟み込み検知機能が設けられており、挟み込みが検知されたときにはスライドドア12は反転動作される。自動閉作動するスライドドア12が全閉直前位置Psに達したときに開閉スイッチ22が停止操作されると、スライドドア12は有効開口位置Pvまで自動開作動してから停止する。したがって、スライドドア12は全閉直前位置Psでは途中停止することがなく、電動モータの起動直後に挟み込み検知が行えない場合であっても挟み込みの検知を確実に行うことができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置に関する。
従来から、自動車などの車両に設けられるドア、ウインドガラス、サンルーフ、バックドア、トランクリッドなどの開閉部材を自動的に開閉するようにした車両用自動開閉装置が知られている。たとえば特許文献1には、車両の側部に設けられたスライドドアを自動的に開閉するようにした自動開閉装置が示されている。
このような自動開閉装置はその駆動源として電動モータを有しており、この電動モータの動力はケーブルなどの動力伝達要素を介してスライドドアに伝達される。電動モータには制御装置が接続されており、運転席やドアあるいは携帯端末などに設けられる開閉スイッチが操作されると、その操作に応じて電動モータの作動が制御される。これにより、運転者などの操作者は開閉スイッチを操作することによりスライドドアを自動的に開閉させることができる。また、自動開閉動作している最中に開閉スイッチを停止操作することによりスライドドアを全開位置と全閉位置との間の途中位置で停止させることができる。
一方、このような自動開閉装置には自動開閉動作するスライドドアによる人や荷物等の挟み込みを防止するための安全機構が設けられる。従来の自動開閉装置では、電動モータの回転速度に比例したパルス信号を出力する回転センサを設け、このパルス信号の周期が挟み込み判定値以上に伸びたときに挟み込みを検知するようにしている。また、電動モータに流れる電流値を検出する電流センサを設け、この電流値が挟み込み判定値以上となったときに挟み込みを検知するようにしているものもある。そして、挟み込みを検知したときにはスライドドアを停止もしくは反転動作させて挟み込みを回避するようにしている。
特許第3494274号公報
このような自動開閉装置では、電動モータの起動直後には動力伝達要素の張力を保持するためのテンショナーに撓みが生じてパルス信号の周期が挟み込み判定値以上に伸びる場合がある。また、起動時の電動モータには挟み込み判定値より大きな起動電流が流れる場合があり、これらの要因により挟み込みが誤検知される恐れがあった。
これに対して、誤検知を防止するために電動モータの起動直後におけるパルス周期や電流値に基づく挟み込みの検知自体を行わないようにすると、全閉直前位置に停止するスライドドアを閉じる際に生じる挟み込みを検知することができなくなる。
そのため、パルス信号の伸びや電流値の増加がモータ起動を要因としたものなのか、あるいは挟み込みによるものなのかを判断するための制御を行うために挟み込みを判定するための判定値に加えてモータ起動時に生じる変動を判定する判定値を設けたり、あるいはモータ起動時の影響を受けない他の挟み込み検知用のセンサなどを設けたりする必要があり、この車両用自動開閉装置の制御体系は複雑なものとなっていた。
本発明の目的は、簡単な制御で確実に挟み込みの検知を行い得る車両用自動開閉装置を提供することにある。
本発明の車両用自動開閉装置は、車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、操作者により操作される開閉スイッチと、前記開閉部材を開閉駆動する駆動手段と、前記開閉スイッチの操作に応じて前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを有し、前記開閉部材の自動閉作動時において、前記開閉部材が全閉直前位置に達したもとで前記開閉スイッチが停止操作されたときには前記開閉部材を有効開口位置まで自動開作動させることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、自動開作動する前記開閉部材を前記有効開口位置に停止させることを特徴とする。
本発明によれば、開閉部材が全閉直前位置に達したもとで開閉スイッチが停止操作されたときには開閉部材は有効開口位置まで自動的に開かれて全閉直前位置で途中停止することがないので、電動モータの起動直後に挟み込みの検知が行えない場合であっても、簡単な制御で確実に挟み込みを検知することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置を備えた車両を示す側面図であり、図2は図1に示すスライドドアの取り付け部分を拡大して示す正面図である。
図1に示す車両11には開閉部材としてのスライドドア12が設けられており、車体13の側部に形成された開口13aはこのスライドドア12により閉塞される。スライドドア12は車体13の側面に固定されたガイドレール14に案内されて図中実線で示す全開位置と一点鎖線で示す全閉位置との間で開閉自在となっており、車室内に設けられた図示しないセカンドシートやサードシートへの乗降や荷物の積み降ろし等を行う際には全開位置にまで開けて使用される。
図2に示すように、スライドドア12はローラアッシー16を有し、このローラアッシー16がガイドレール14に案内されることにより車両11の前後方向に移動自在つまり開閉自在となっている。また、ガイドレール14の車両前方側には車室内側に湾曲する曲部14aが設けられ、この曲部14aにローラアッシー16が案内されることによりスライドドア12は車体13の側面と同一面に収まるように車体13の内側に引き込まれて閉じられる。
なお、図示はしないが、ローラアッシー16は図示する部位(センター部)以外にスライドドア12の前端部の上下部分(アッパー部・ロア部)にも設けられており、これらに対応して車体13の開口13aの上下部位にもアッパー部・ロア部に対応するガイドレールが設けられ、スライドドア12は車体13に計3カ所において支持されている。
この車両11には車両用自動開閉装置21(以下、開閉装置21とする。)が設けられており、スライドドア12に設けられた開閉スイッチ22が乗員などの操作者により操作されるとスライドドア12は開閉装置21により自動的に開閉されるようになっている。
開閉装置21はガイドレール14の車両前後方向の略中央部に隣接して車体13に固定されるアクチュエータユニット23と、それぞれ車両後方側と前方側からローラアッシー16に接続される2本のケーブル24a,24bとを有しており、これらのケーブル24a,24bはガイドレール14の車両後方側と前方側の端部に設けられた反転プーリ25a,25bを介してアクチュエータユニット23に案内されている。そして、アクチュエータユニット23によりいずれか一方のケーブル24a,24bを引くことでスライドドア12の開閉動作が行われるようになっている。
図3は図2に示す車両用自動開閉装置の制御体系を示す説明図であり、アクチュエータユニット23には駆動手段として電動モータ26が設けられている。この電動モータ26としては所謂ブラシ付き直流モータが用いられ、図示しない電源端子間に供給される直流電流の方向に応じて、その回転軸27が正逆回転する。
電動モータ26の回転軸27には駆動ギヤ31が固定され、駆動ギヤ31の回転は大径スパーギヤ32と小径スパーギヤ33とを介して従動ギヤ34に伝達される。従動ギヤ34には出力軸35が固定され、出力軸35にはドラム36が固定されている。これにより、回転軸27の回転は所定の回転数にまで減速してドラム36に伝達される。
ドラム36にはアクチュエータユニット23に案内されたケーブル24a,24bが複数回巻き付けられており、ドラム36が回転するとケーブル24a,24bのいずれか一方側が巻き取られてスライドドア12が開閉動作する。また、ドラム36と2つの反転プーリ25a,25bとの間にはそれぞれテンショナー37a,37bが設けられており、ドラム36が電動モータ26に回転駆動された直後に生じるケーブル24a,24bの弛みやローラアッシー16がガイドレール14の曲部14aを通過する際に生じるケーブル24a,24bの周長変化はこれらのテンショナー37a,37bにより吸収される。これにより、ケーブル24a,24bの張力は常に一定範囲に維持される。
電動モータ26の回転軸27には10極に着磁された多極着磁磁石41が固定されており、この多極着磁磁石41の回転軌道近傍には互いに90度の位相差をもって2つのホールIC42a,42bが設けられている。これらのホールIC42a,42bはそれぞれ多極着磁磁石41が回転して磁界が変化する度にパルス信号を出力することができ、回転軸27が1回転すると、これらのホールIC42a,42bからは位相が90度ずれた10周期分のパルス信号が出力される。つまり、これらのホールIC42a,42bからは電動モータ26の回転数に比例したパルス信号が出力されるようになっている。なお、ホールICとは磁界の変化を電圧に変換するセンサである。
アクチュエータユニット23には、図示しないマイクロプロセッサ(CPU)、ROM、RAMなどのメモリ等を備えた所謂マイクロコンピュータとしての機能を有する制御手段としての制御装置43が接続されており、電動モータ26の作動制御はこの制御装置43により行われるようになっている。
制御装置43には開閉スイッチ22が接続されており、開閉スイッチ22が乗員等の操作者により操作されると開閉スイッチ22から制御装置43に動作指令信号が入力される。
また、制御装置43には前述したホールIC42a,42bが接続されており、ホールIC42a,42bから入力されるパルス信号の周期に基づいて電動モータ26の回転速度つまりスライドドア12の移動速度を検出することができるようになっている。また、制御装置43は、これらのパルス信号の出現タイミングを基に電動モータ26の回転方向つまりスライドドア12の移動方向を検出することができ、さらに、スライドドア12が基準位置(この場合では全閉位置)にあるときを起点としてホールIC42a,42bから入力されるパルス信号を積算つまりカウントすることによりスライドドア12の開閉位置を検出することができるようになっている。
そして、制御装置43はスライドドア12の開閉位置や開閉速度および開閉スイッチ22からの動作指令信号等をメモリ内に格納された制御プログラムに従って演算し、この演算結果に基づいて、図示しないバッテリ等の電源からの直流電流を電動モータ26に供給して、その作動制御を実行するようになっている。つまり、この制御装置43は開閉スイッチ22の操作に応じて電動モータ26の作動を制御する。
このような構造により、たとえば開閉スイッチ22が開操作されるとスライドドア12を開方向へ作動させる開動作指令信号が制御装置43に入力され、電動モータ26によりドラム36が図3において反時計回りに回転駆動されてスライドドア12はケーブル24aに引かれながら全開位置へ向かって自動開動作する。逆に、開閉スイッチ22が閉操作されるとスライドドア12を閉方向へ作動させる閉動作指令信号が制御装置43に入力され、電動モータ26が逆転してスライドドア12はケーブル24bに引かれながら全閉位置へ向かって自動閉動作する。このとき、スライドドア12の移動速度はスライドドア12の移動区間毎に予め設定された目標速度となるように制御される。このように、操作者が開閉スイッチ22を操作することによりスライドドア12は電動モータ26に開閉駆動されて自動で開閉動作する。また、自動開作動あるいは自動閉作動しているときに開閉スイッチ22を停止操作することによりスライドドア12を全開位置と全閉位置との間の途中位置で停止させることができる。
この開閉装置21には、スライドドア12による挟み込みを防止して車両11の安全性を高めるために、挟み込み防止機能が設けられている。
挟み込みを検知するために制御装置43と電動モータ26との間には電流センサ44が設けられており、電流センサ44により検出される電流値が制御装置43のメモリ内に予め格納された所定の挟み込み判定電流値以上となったときには制御装置43により挟み込みが検知される。また、各ホールIC42a,42bから入力されるパルス信号の周期が、メモリ内に予め格納された所定の挟み込み判定周期以上となったときにも制御装置43により挟み込みが検知される。挟み込みを検知したときには制御装置43はスライドドア12を反転動作つまりスライドドア12の移動方向を閉方向から開方向に反転させ、挟み込まれた障害物を迅速に挟み込みから開放する。なお、挟み込みが検知されて反転動作されるスライドドア12は反転動作後に所定距離だけ開方向に進んだ位置で停止するが全開位置まで移動させるようにしてもよい。
図4(a)〜(c)はスライドドアが全閉直前位置に達したもとで開閉スイッチが停止操作されるときのスライドドアの作動を示す説明図であり、図5は図4に示す作動を制御するための制御手順を示すフローチャート図である。
この開閉装置21では、電動モータ26の起動直後にはテンショナー37a,37bに撓みが生じてホールIC42a,42bから入力されるパルス信号の周期が変動することがあり、これによりパルス信号の周期が挟み込み判定周期を越えると挟み込みが正確に検出できないことがある。また、起動直後の電動モータ26には起動電流が流れるので、この起動電流が挟み込み判定電流値を越えると挟み込みが正確に検出できないことがある。そのため、この開閉装置21では電動モータ26の起動直後は挟み込みの検知を行わないようにしている。
一方、この開閉装置21では、図4(a)に示すように全開位置あるいは途中位置から自動閉動作するスライドドア12が、図4(b)に示すように全閉位置に対して直前の位置つまり全閉直前位置Psに達したもとで開閉スイッチ22が停止操作されたときには、スライドドア12を全閉直前位置Psでは停止させず、図4(c)に示すように予め設定された有効開口位置Pvまで自動開作動させてから停止させるようにしている。
この場合、図4(b)に示すように、全閉直前位置Psは全閉位置から全閉直前判定距離L1以内の範囲に設定され、これによりスライドドア12が全閉位置に対して全閉直前判定距離L1以内に近づいたときには全閉直前位置Psにあると判断される。
これに対して、図4(c)に示すように、有効開口位置Pvは全閉位置から有効距離L2(たとえば20cm程度)だけ離れた位置に設定されている。有効開口位置Pvは、ここを起点としてスライドドア12が全閉位置に向けて自動閉作動した際には、スライドドア12が全閉位置に達する前にテンショナー37a,37bの撓みや起動直後の電動モータ26に流れる起動電流が収束して挟み込み検知が有効になる程度に設定された位置である。
なお、図示する場合では、全閉直前判定距離L1と有効距離L2とは同一の値とされているが、有効開口位置Pvを全閉直前位置Psの範囲よりも全開位置側に設定するようにしてもよい。
以下には、図5に基づいて、スライドドア12を全閉直前位置Psに達したときに開閉スイッチ22が停止操作されるときの制御手順について説明する。
まず、スライドドア12が全開位置あるいは全開位置と全閉位置との間の途中位置にあるときにステップS1において開閉スイッチ22が閉操作されると、ステップS2において電動モータ26が起動してスライドドア12は全閉位置に向けて自動閉作動を開始する。スライドドア12が自動閉作動を開始すると、ステップS3において開閉スイッチ22が停止操作されたか否かが判断され、停止操作がされていないと判断された場合にはステップS4においてスライドドア12が全閉位置に達したと判断されるまで自動閉作動が継続される。そして、ステップS4においてスライドドア12が全閉位置に達したと判断されると、ステップS5において電動モータ26が停止されてスライドドア12は全閉位置で停止する。
一方、ステップS3において開閉スイッチ22が停止操作されたと判断された場合には、ステップS6においてスライドドア12が全閉直前位置Psに達したか否かが判断される。ステップS6においてスライドドア12が全閉直前位置Psに達していないと判断された場合つまりスライドドア12が有効開口位置Pvと全開位置との間の途中位置にあると判断された場合にはステップS5に進んで電動モータ26が停止されスライドドア12は途中位置で停止する。つまり、スライドドア12が全閉直前位置Psより開側にあるときに開閉スイッチ22が停止操作されたときには、スライドドア12はその停止操作がされた位置で停止する。
これに対して、ステップS6においてスライドドア12が全閉直前位置Psに達していると判断された場合には、ステップS7においてスライドドア12は自動開作動される。スライドドア12が自動開作動を開始すると、ステップS8においてスライドドア12が有効開口位置Pvに達したか否かが判断され、有効開口位置Pvに達したと判断されたときにはステップS5において電動モータ26が停止されてスライドドア12は有効開口位置Pvで停止する。つまり、スライドドア12が全閉直前位置Psに達したもとで開閉スイッチ22が停止操作されると、スライドドア12は有効開口位置Pvまで自動開作動した後に停止する。
このように、この開閉装置21では、スライドドア12が全閉直前位置Psに達したもとで開閉スイッチ22が停止操作されてもスライドドア12は全閉直前位置Psでは停止せずに有効開口位置Pvまで自動開作動してから停止する。つまり、スライドドア12は有効開口位置Pvよりも閉側にある全閉直前位置Psで停止することがないので、途中位置で停止したスライドドア12を閉じる際には、常に、スライドドア12が全閉位置に達するまでの間にテンショナー37a,37bの撓みや起動直後の電動モータ26に流れる起動電流は収束することになる。したがって、スライドドア12が全閉位置に達するときには挟み込みの検知は有効な状態となり、これにより、電動モータ26の起動直後に挟み込み検知を行うことができない構成であっても、新たなセンサや複雑な制御を行うことなく、簡単な制御により挟み込みを確実に検知させることができる。
図6は有効開口位置で途中停止するスライドドアを閉じる際の制御手順を示すフローチャート図であり、以下には、有効開口位置Pvで途中停止したスライドドア12を閉じる際の制御手順について説明する。
スライドドア12が有効開口位置Pvで途中停止された状態のもとでステップS1において開閉スイッチ22が閉操作されると、ステップS2において警報音としてブザーが吹鳴され、次いでステップS3においてスライドドア12の自動閉作動が開始される。したがって、有効開口位置Pvで途中停止するスライドドア12を閉じる際には、スライドドア12が作動を開始する前にブザーが鳴らされ、これにより挟み込みに対する注意喚起がなされてこの開閉装置21の安全性が向上する。
スライドドア12が自動閉作動を開始すると、ステップS4において開閉スイッチ22が停止操作されたと判断される、あるいはステップS5においてスライドドア12が全閉位置に達したと判断されるまで自動閉作動が継続される。このとき、スライドドア12の移動速度を通常時に比べて低い速度で作動させるようにして挟み込みに対する安全性を高めるようにしてもよい。
そして、ステップS4において開閉スイッチ22が停止操作されたと判断されたとき、あるいはステップS5においてスライドドア12が全閉位置に達したと判断されたときにはステップS6において電動モータ26つまりスライドドア12の移動は停止される。
なお、スライドドア12が自動閉動作をする間、ブザーを継続して鳴らすようにしてもよい。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては、開閉部材はスライド式に開閉するスライドドア12とされているが、これに限らず、乗降用のヒンジ式の横開きドアや車両後端部に設けられるバックドアあるいはウインドガラスなど、他の開閉部材としてもよい。
また、前記実施の形態においては、開閉スイッチ22はスライドドア12に設けられているが、これに限らず、たとえば運転者等の操作者により携帯される携帯端末や車両の運転席に設けるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、駆動手段としては電動モータ26が用いられているが、これに限らず、たとえば油圧機器など電動モータ以外の駆動手段を用いてもよい。また、電動モータであってもブラシ付きに限らず、ブラシレスモータなど他の形式の電動モータを用いてもよい。
本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置を備えた車両を示す側面図である。 図1に示すスライドドアの取り付け部分を拡大して示す正面図である。 図2に示す車両用自動開閉装置の制御体系を示す説明図である。 (a)〜(c)はスライドドアが全閉直前位置に達したもとで開閉スイッチが停止操作されるときのスライドドアの作動を示す説明図である。 図4に示す作動を制御するための制御手順を示すフローチャート図である。 有効開口位置で途中停止するスライドドアを閉じる際の制御手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
11 車両
12 スライドドア
13 車体
13a 開口
14 ガイドレール
14a 曲部
16 ローラアッシー
21 車両用自動開閉装置
22 開閉スイッチ
23 アクチュエータユニット
24a,24b ケーブル
25a,25b 反転プーリ
26 電動モータ
27 回転軸
31 駆動ギヤ
32 大径スパーギヤ
33 小径スパーギヤ
34 従動ギヤ
35 出力軸
36 ドラム
37a,37b テンショナー
41 多極着磁磁石
42a,42b ホールIC
43 制御装置
44 電流センサ
Ps 全閉直前位置
Pv 有効開口位置
L1 全閉直前判定距離
L2 有効距離

Claims (2)

  1. 車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
    操作者により操作される開閉スイッチと、
    前記開閉部材を開閉駆動する駆動手段と、
    前記開閉スイッチの操作に応じて前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを有し、
    前記開閉部材の自動閉作動時において、
    前記開閉部材が全閉直前位置に達したもとで前記開閉スイッチが停止操作されたときには前記開閉部材を有効開口位置まで自動開作動させることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用自動開閉装置において、自動開作動する前記開閉部材を前記有効開口位置に停止させることを特徴とする車両用自動開閉装置。

JP2004200035A 2004-07-07 2004-07-07 車両用自動開閉装置 Active JP4482383B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004200035A JP4482383B2 (ja) 2004-07-07 2004-07-07 車両用自動開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004200035A JP4482383B2 (ja) 2004-07-07 2004-07-07 車両用自動開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006022512A true JP2006022512A (ja) 2006-01-26
JP4482383B2 JP4482383B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=35795982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004200035A Active JP4482383B2 (ja) 2004-07-07 2004-07-07 車両用自動開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4482383B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100783928B1 (ko) * 2006-11-29 2007-12-10 현대자동차주식회사 휠의 밸런스웨이트 가압장치
JP4571225B1 (ja) * 2009-05-27 2010-10-27 ファナック株式会社 消費電力推定装置
WO2015030044A1 (ja) * 2013-08-30 2015-03-05 アイシン精機 株式会社 車両用開閉体制御装置及び車両用開閉システム
WO2015093514A1 (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 株式会社ミツバ 開閉体制御装置及び開閉体制御方法
JP2018145643A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 三菱自動車工業株式会社 車両用ドア制御装置
CN115263117A (zh) * 2022-07-26 2022-11-01 东风柳州汽车有限公司 电动滑移门的驱动机构和汽车

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106253794B (zh) * 2016-08-24 2019-04-19 东莞市杰美电器有限公司 垃圾处理器的电机控制电路以及运转控制方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0667772U (ja) * 1993-03-01 1994-09-22 マツダ株式会社 パワーウインド装置
JPH0732171U (ja) * 1993-11-16 1995-06-16 ナイルス部品株式会社 車両用窓ガラス開閉装置
JPH07238739A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Oi Seisakusho Co Ltd 開閉体の駆動制御装置
JP2003148048A (ja) * 2001-11-13 2003-05-21 Nissan Shatai Co Ltd オートスライドドア制御装置
JP3494274B2 (ja) * 1997-05-18 2004-02-09 日産車体株式会社 オートスライドドアの制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0667772U (ja) * 1993-03-01 1994-09-22 マツダ株式会社 パワーウインド装置
JPH0732171U (ja) * 1993-11-16 1995-06-16 ナイルス部品株式会社 車両用窓ガラス開閉装置
JPH07238739A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Oi Seisakusho Co Ltd 開閉体の駆動制御装置
JP3494274B2 (ja) * 1997-05-18 2004-02-09 日産車体株式会社 オートスライドドアの制御装置
JP2003148048A (ja) * 2001-11-13 2003-05-21 Nissan Shatai Co Ltd オートスライドドア制御装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100783928B1 (ko) * 2006-11-29 2007-12-10 현대자동차주식회사 휠의 밸런스웨이트 가압장치
JP4571225B1 (ja) * 2009-05-27 2010-10-27 ファナック株式会社 消費電力推定装置
JP2011005623A (ja) * 2009-05-27 2011-01-13 Fanuc Ltd 消費電力推定装置
US7912584B2 (en) 2009-05-27 2011-03-22 Fanuc Ltd Power consumption estimation apparatus
JP2016156267A (ja) * 2013-08-30 2016-09-01 アイシン精機株式会社 車両用開閉体制御装置及び車両用開閉システム
US9790727B2 (en) 2013-08-30 2017-10-17 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Vehicle opening/closing body control device and opening/closing system for vehicle
CN105473802A (zh) * 2013-08-30 2016-04-06 爱信精机株式会社 车辆用开闭体控制装置及车辆用开闭***
CN105473802B (zh) * 2013-08-30 2017-11-10 爱信精机株式会社 车辆用开闭体控制装置及车辆用开闭***
WO2015030044A1 (ja) * 2013-08-30 2015-03-05 アイシン精機 株式会社 車両用開閉体制御装置及び車両用開閉システム
JP2016156266A (ja) * 2013-08-30 2016-09-01 アイシン精機株式会社 車両用開閉体制御装置及び車両用開閉システム
JPWO2015030044A1 (ja) * 2013-08-30 2017-03-02 アイシン精機株式会社 車両用開閉体制御装置及び車両用開閉システム
JPWO2015093514A1 (ja) * 2013-12-19 2017-03-23 株式会社ミツバ 開閉体制御装置及び開閉体制御方法
WO2015093514A1 (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 株式会社ミツバ 開閉体制御装置及び開閉体制御方法
CN105829629A (zh) * 2013-12-19 2016-08-03 株式会社美姿把 开闭体控制装置及开闭体控制方法
US9816306B2 (en) 2013-12-19 2017-11-14 Mitsuba Corporation Opening/closing body control device and opening/closing body control method
JP2018145643A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 三菱自動車工業株式会社 車両用ドア制御装置
CN115263117A (zh) * 2022-07-26 2022-11-01 东风柳州汽车有限公司 电动滑移门的驱动机构和汽车
CN115263117B (zh) * 2022-07-26 2024-01-30 东风柳州汽车有限公司 电动滑移门的驱动机构和汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JP4482383B2 (ja) 2010-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4218403B2 (ja) 車両ドア制御装置
US20140083011A1 (en) Open-close member control apparatus and method for controlling open-close member
JP4163915B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JPH10131612A (ja) 車両用自動開閉装置
JP2007138500A (ja) 車両用自動開閉装置
JP2007023585A (ja) 車両用自動開閉装置
JP6897599B2 (ja) パワーウインド制御装置
JP5240169B2 (ja) ドアクローズ制御装置
JP2008005656A (ja) 車両用自動開閉装置
JP2007023586A (ja) 車両用自動開閉装置
JP3857605B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP2007009466A (ja) 車両用自動開閉装置およびその制御方法
JP4734716B2 (ja) 開閉体の開閉制御装置
JP4482383B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP2007023587A (ja) 車両用自動開閉装置
JP4118107B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP2004270142A (ja) 車両用自動開閉装置
JP4789571B2 (ja) 窓開閉制御装置
JP2009221801A (ja) 車両開閉体の駆動制御装置
JP4220399B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP2008291590A (ja) 開閉体制御装置
JP4262641B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP2009221799A (ja) 車両開閉体の駆動制御装置
JP2005213832A (ja) 車両用自動開閉装置
JP4292563B2 (ja) 車両用ドアの自動開閉制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100319

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150