JP2009221801A - 車両開閉体の駆動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉体を安全に閉作動させることができる車両開閉体の駆動制御装置を提供する。
【解決手段】車体1の開口部2を開閉する開閉体3と、駆動手段7と、タッチセンサと12、開または閉指令信号を発生する操作入力手段28と、閉指令信号の発生後に、タッチセンサ出力値が第1範囲にあるか否かを判定する接触判定部38と、所定の目標速度で開閉作動させるとともに、挟み込み解消制御を行う駆動制御部32とを有する車両開閉体の駆動制御装置であって、閉指令信号の発生前に、タッチセンサ出力値が所定の第2範囲の外にある場合に接触検出情報を記憶手段30に記憶させる停止時接触判定部39と、接触検出情報が記憶されている場合に、閉作動開始位置から所定の距離は、開閉体の閉速度が目標速度よりも低い速度となるように駆動制御部の制御を制限する閉駆動制限部33とを有するようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両開閉体の駆動制御装置に関し、より詳細には、タッチセンサにより物体の接触を検出しつつ車両開閉体を自動開閉作動させる駆動制御装置において、閉作動開始前から物体がタッチセンサに接触し続ける場合に、安全に閉作動を開始することができる車両開閉体の駆動制御装置に関するものである。
従来、車両の開口部を自動開閉するスライドドアやパワーウインドウといった開閉体の駆動制御装置には、自動閉作動時に開口部との間に物体を挟み込むことを防止するべく、挟み込み防止手段が備えられている。挟み込み防止手段は、物体の接触または近接を検出する接触センサ(タッチセンサ)または非接触センサをドアの開口部側の端面に備え、当該センサからのセンサ信号を監視し、物体の接触を検出した場合に、スライドドアの自動閉作動を停止又は反転開作動を行う。
これらの車両開閉体の駆動制御装置において、タッチセンサに圧電センサを用いた駆動制御装置がある(例えば、特許文献1)。圧電センサは、接触検出部に加えられた外力を電圧に変換する圧電素子を備え、物体の接触を電圧変化として出力する。圧電センサは屈曲した形態においても物体の接触を検出することができることから、自動車に設けられた開閉体の端面等への取り付け性が良い等の利点がある。
特開2002−70418号公報
しかしながら、圧電素子は加わる荷重(外力)の変化である加速度に対して電圧を発生するものであり、一定の外力が継続して加え続けられているように加速度が発生しない場合には電圧変化を生じない。そのため、開閉体の閉作動開始前から圧電センサに人が寄りかかっている等、物体が接触し、その接触が継続している状態では、閉作動開始時において圧電センサより出力される電圧変化は減衰し、接触を適切に検出できないという問題がある。そのため、実際には圧電センサに物体が接触しているにも拘わらず開閉体が閉作動され、圧電センサに加わる荷重が増加して圧電センサから出力される電圧信号の出力値が増加するまで接触が検出されずに開閉体が移動するという問題がある。
本発明は、以上の問題を鑑みてなされたものであって、開閉体の閉作動開始時において物体が接触している可能性がある場合に、開閉体の閉作動開始時の速度を低下させることによって開閉体が物体等に与える衝撃を低減し、開閉体を安全に閉作動させることができる車両開閉体の駆動制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の発明は、車体(1)に設けられた開口部(2)を開閉する開閉体(3)を開閉駆動する駆動手段(7)と、開閉体の端部に設けられ、物体との接触によって任意の出力値を出力可能なタッチセンサと(12)、開閉体を自動開閉操作するため、開指令信号または閉指令信号を発生する操作入力手段(28)と、操作入力手段により閉指令信号が発生した後に、タッチセンサ出力値が所定の第1範囲にあるか否かを判定する接触判定部(38)と、開指令信号または閉指令信号に基づき、駆動手段を駆動制御して開閉体を所定の目標速度で開閉作動させるとともに、接触判定部による判定結果に基づき駆動手段を制御して開閉体を停止または開作動させる駆動制御部(32)とを有する車両開閉体の駆動制御装置であって、閉指令信号が発生する前に、タッチセンサ出力値が所定の第2範囲の内にあるか否かを判定し、タッチセンサ出力値が第2範囲の外にある場合に接触検出情報を出力する停止時接触判定部(39)と、接触検出情報を記憶する記憶する記憶手段(30)と、記憶手段に接触検出情報が記憶されている場合に、前記開閉体が閉作動開始位置から所定の距離を移動するまでは、開閉体の閉速度が目標速度よりも低い所定の速度となるように駆動制御部の制御を制限する閉駆動制限部(33)とを有することを特徴とする。
これによれば、開閉体の停止時にタッチセンサへの物体の接触が検出された場合には、開閉体は閉指令信号が発生したときに、閉作動開始位置から所定の距離の間は目標速度よりも低く設定された速度で閉作動するように制御される。開閉体の停止時において物体の接触が検出された場合には、その後の閉指令信号が発生したときにおいても接触が継続している可能性がある。そのため、このような場合には閉指令信号が発生したときに開閉体を低速度で閉作動させることによって、仮に物体が接触しても物体に与える衝撃を低減することができる。また、接触するものが人体である場合には開閉体の低速移動により安全に注意喚起を行うことができる。
第2の発明は、車体(1)に設けられた開口部(2)を開閉する開閉体(3)を開閉駆動する駆動手段(7)と、開閉体の端部に設けられ、物体との接触によって任意の出力値を出力可能なタッチセンサと(12)、開閉体を自動開閉操作するため、開指令信号または閉指令信号を発生する操作入力手段(28)と、閉指令信号が発生した後に、タッチセンサ出力値が所定の第1範囲にあるか否かを判定する接触判定部(38)と、開指令信号または閉指令信号に基づき、駆動手段を駆動制御して開閉体を所定の目標速度で開閉作動させるとともに、接触判定部による判定結果に基づき駆動手段を制御して開閉体を停止または開作動させる駆動制御部(32)とを有する車両開閉体の駆動制御装置であって、閉指令信号が発生する前に、タッチセンサ出力値が所定の第2範囲の内にあるか否かを判定し、タッチセンサ出力値が第2範囲の外にある場合に接触検出情報を出力する停止時接触判定部(39)と、接触検出情報を記憶する記憶手段(30)と、記憶手段に接触検出情報が記憶されている場合に、開閉体の閉作動開始時から開閉体の閉速度が目標速度に到達するまで、開閉体の加速度が所定の加速度より小さくなるように駆動制御部の制御を制限する閉駆動制限部(33)とを有することを特徴とする。
これによれば、開閉体の停止時にタッチセンサへの物体の接触が検出された場合には、開閉体は閉指令信号が発生したときに、停止時に物体の接触が検出されなかった場合よりも低い加速度で停止状態から目標速度まで加速されるように制御される。これにより、第1の発明と同様に、物体の接触が継続している場合には物体に与える衝撃を低減するとともに、人が接触する場合には安全に注意喚起をすることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、第2範囲は、前記第1範囲に全てが包含されることを特徴とする。
これによれば、圧電センサ出力に影響する振動等の外乱が開閉体の移動時に比べて少ない停止時において、接触判定に使用する閾値範囲を狭めてより高感度に物体の接触を検出できるようになる。
第4の発明は、第1の発明〜第3の発明のいずれかの発明において、前記開閉体の開閉位置を検出する開閉位置検出手段(34)を有し、前記目標速度は、前記開閉位置検出手段により検出される開閉位置に応じて前記開閉体の閉速度を変化させるように設定されていることを特徴とする。
これによれば、開閉体は開閉位置に応じた適切な速度で閉作動される。
以上のように構成した車両開閉体の駆動制御装置は、閉指令信号が発生した際に、物体の接触が継続する可能性を推定し、物体の接触が継続する可能性がある場合には安全に閉作動を開始することができる。そのため、開閉体が接触により人や物体に与える衝撃は低減されるとともに、挟み込みが発生する虞が低減され、車両開閉体の駆動制御装置の安全性および商品性が向上する。
以下、図面を参照して、本発明を自動車のパワースライドドア装置に適用した一実施形態を詳細に説明する。
図1は、実施形態に係るパワースライドドア装置を適用した車両を示す模式的側面図である。図2は、実施形態に係るパワースライドドア装置の圧電センサの検出部を破断して示す斜視図である。図3は、実施形態に係るパワースライドドア装置の概略構成を示すブロック図である。以下の説明においては、便宜上、自動車の進行方向を前方、進行方向と逆向きを後方、進行方向を向き右手側を右側、左手側を左側、鉛直上方を上方、鉛直下方を下方とする。
図1に示すように、自動車101の車体1の左側部には、乗客が後部座席へ乗り込むための開口部としての乗降口2が設けられており、その乗降口2を開閉可能にするための開閉体としてのスライドドア3が設けられている。スライドドア3は、車体1の左側部に前後方向に延在して設けられたガイドレール4に摺動自在に組み込まれたスライダ(図示しない)に連結され、車体1に対して前後方向にスライド移動可能とされている。これにより、スライドドア3は、前方側端面3aが車体1のBピラー(センタピラー)5と相対して乗降口2を閉じる全閉位置と、前方側端面3aが乗降口2の後方側縁部に位置する全開位置との間で移動可能となっている。図1には図示していないが、ガイドレール4は車体1のドア開口部の上部と下部にも設けられており、スライドドア3の上部と下部にも対応するスライダが連結され、スライドドア3は計3点で車体1に摺動自在に支持されている。
車体1には、スライドドア3を開閉駆動させるための駆動手段としてのモータユニット6が設けられている。モータユニット6は、電動モータ7と、モータ7の出力軸に設けられた減速機(図示しない)と、減速機の出力軸に設けられた電磁クラッチ8と、電磁クラッチ8の出力軸に固定されたドラム9とを構成要素として有する。ドラム9には、両端末がそれぞれスライダに結合されたケーブル10の一部が複数回巻回されている。モータ7が正方向または逆方向に回転することによって、その回転力が減速機および電磁クラッチ8を介してドラム9に伝えられ、ドラム9はケーブル10をドラム9に正方向または逆方向に巻き取り、スライダに連結されたスライドドア3が開閉方向に移動されるようになっている。また、ケーブル10の端部にはケーブル10に所定の張力を付与するための図示しないテンショナ機構が設けられている。
ドラム9には、ドラム9の回転を検出する回転センサ11が設けられている。回転センサ11は、ドラム9の回転軸に設けられた複数極の磁石と、当該磁石の近傍に所定の位相差を有して配置された2つのホールICとから構成されており、ホール素子はドラム9の回転に応じたパルスを回転センサ信号として出力する。なお、回転センサ11には、ホールICに替えて、ロータリエンコーダやレゾルバ等の公知の回転センサを用いてもよい。
スライドドア3の乗降口2側、すなわち前方側端面3aには、物体の接触を検出するタッチセンサとしての圧電センサ(ピエゾセンサ)12の検出部12aが、上下方向にわたって延設されている。図2に示すように、圧電センサ検出部12aは、スライドドア3の前方側端面3aに沿って上下方向に延びるピエゾケーブル13と、ピエゾケーブル13を外囲するとともに、スライドドア3の前方側端面3aに固定するケーブルホルダ14とから構成されている。
ピエゾケーブル13は、その軸心に長さ方向にわたって延びる芯電極15と、芯電極15を外囲する複合圧電体(ピエゾ素子)16と、複合圧電体16を外囲するシールド電極17と、シールド電極17を外囲する外被18とを同軸に備えたケーブルである。複合圧電体16は、セラミック圧電体粉末を可撓性の樹脂材料に混合して形成されている。ピエゾケーブル13は可撓性を有する。ピエゾケーブル13は、芯電極15の電位を信号として出力する。
芯電極15は圧電センサ基板19に接続され、芯電極15より出力される信号は圧電センサ基板19に設けられたローパスフィルタ(LPF)20および増幅器(AMP)21を通過して圧電センサ信号として出力される。圧電センサ検出部12aに物体が接触していない時には、圧電センサ信号は基準電圧としての一定の電位を出力する。検出部12aが物体等の接触により圧力を受けた際には、複合圧電体16において分極が生じ、芯電極15の電位が変化する。それにより、圧電センサ信号の出力値は基準電位から変化する。
ケーブルホルダ14は、可撓性を有する樹脂材料から構成され、ピエゾケーブル13が挿入される略円筒形状の支持部22と、スライドドア3の前方側端面3aに突設された圧電センサ取り付け部(図示しない)に係合する係合部23とを有している。支持部22がピエゾケーブル13とともに容易に変形できるように、支持部22は係合部23に空隙24を有して設けられている。係合部23には、圧電センサ取り付け部との係合を確実にするための突部25が設けられている。
図3に示すように、スライドドア3の自動開閉制御を行うため、すなわちモータ7の駆動制御および電磁クラッチ8の断続制御を行うために、制御部としてのスライドドアECU(電子制御ユニット)100がモータ7および電磁クラッチ8に接続されている。スライドドアECU100は、スライドドア3の自動開閉制御または手動開閉制御を選択する手動/自動切換スイッチ27により出力される切換信号と、スライドドア3の開閉スイッチ28から出力される開閉指令信号と、回転センサ11から出力される回転センサ信号と、圧電センサ12から出力される圧電センサ信号とに基づき、モータ7の駆動制御および電磁クラッチ8の断続制御を行う。
スライドドアECU100は、開閉制御部26と、モータ駆動制御部29と、メモリ30と、クラッチ断続制御部31とによって構成されている。開閉制御部26は、例えばマイクロコンピュータによって構成され、駆動制御部32、閉駆動制限部33、開閉位置検出部34、ドア速度検出部35、開閉位置判定部36、ドア停止判定部37、接触判定部38および停止時接触判定部39を備えている。
クラッチ断続制御部31は、例えばトランジスタによって構成され、モータ駆動制御部29は例えばリレー、トランジスタおよびFET等によって構成され、メモリ30は例えばRAMおよびROMによって構成されている。
手動/自動切換スイッチ27は、スライドドア3の開閉作動を手動または自動のいずれかに選択するスイッチであり、例えば車体1の運転席に設けられる。手動/自動切換スイッチ27は、スイッチ操作により切換信号をクラッチ断続制御部31に出力する。クラッチ断続制御部31は、切換信号に応じて電磁クラッチ8を切断(解放)または接続(結合)状態にする。手動/自動切換スイッチ27により手動が選択されている場合には電磁クラッチ8は切断状態となり、自動が選択されている場合には電磁クラッチ8は接続状態となる。以下の説明では、手動/自動切換スイッチ27は自動が選択されているものとして以下説明する。
開閉スイッチ28は、車体1の車室内に設けられたボタンスイッチや、スライドドア3の内壁または外壁に設けられたドアハンドルに内蔵されたスイッチであり、スライドドア3を自動開閉させるための開指令信号または閉指令信号を出力する。なお、開閉スイッチ28は、可搬キーに設けられたリモコンスイッチであってもよく、開または閉指令信号は電波信号であってもよい。
開閉位置検出部34は、回転センサ11からの回転センサ信号を受けてスライドドア3の開閉位置を算出する。開閉位置検出部34は、2つのホールICにより構成される回転センサ11から出力される回転センサ信号からドラム9の回転方向および回転数を取得し、ドラム9が正の回転方向(スライドドア3の開方向)に回転するときに発生する回転センサ信号をプラスの値として計数し、ドラム9が逆の回転方向(スライドドア3の閉方向)に回転するときに発生する回転センサ信号をマイナスの値として計数することで、スライドドア3の全閉位置を基準位置(0)としたときのスライドドア3の現在の開閉位置を算出する。算出した開閉位置は、開閉位置信号として駆動制御部32、閉駆動制限部33および開閉位置判定部36に出力する。
ドア速度検出部35は、回転センサ11からの回転センサ信号を受けてスライドドア3の開方向または閉方向への移動速度を算出する。ドア速度検出部35は、所定時間に受ける回転センサ信号のパルスの間隔を計数することによってドラム9の回転速度を算出し、当該回転速度からスライドドア3の移動速度を算出する。算出した移動速度は、移動速度信号として駆動制御部32および閉駆動制限部33に出力する。
開閉位置判定部36は、開閉位置検出部34より受ける開閉位置信号に基づき、スライドドア3が全閉位置または全開位置にあるか否かを判定する。開閉位置判定部36は、スライドドア3が全閉位置にあると判定した場合にはドア全閉信号を、全開位置にあると判定した場合にはドア全開信号を駆動制御部32に出力する。
ドア停止判定部37は、回転センサ11からの回転センサ信号を受ける。ドア停止判定部37は、所定の期間が経過するまでに回転センサ信号を受けない場合にはスライドドア3が停止していると判定し、停止時接触判定部39に停止状態信号を出力する。なお、他の実施形態では、ドア速度検出部35より移動速度信号を受けてスライドドア3の停止状態を判定するようにしてもよい。
接触判定部38は、開閉スイッチ28より閉指令信号を受けた際に圧電センサ12から受ける圧電センサ信号に基づき、圧電センサ信号の値が第1範囲の内にあるか否かを判定し、圧電センサ12への物体の接触の有無を検出する。接触判定部38は、圧電センサ信号の値が第1範囲の外にあると判定した場合に、物体の接触を検出したとして、接触検出信号を駆動制御部32および閉駆動制限部33に出力する。
第1範囲は、圧電センサ信号の通常時、すなわち物体が接触していない状態の出力値として規定された値(基準電位)に、所定の値を減少させた下限値と、所定の値を増加させた上限値とによって規定された固定の範囲である。例えば、圧電センサ信号の基準電位が1.25Vのときには、第1範囲の下限値は0.75V、上限値は1.75Vに設定される。
停止時接触判定部39は、開閉スイッチ28から閉指令信号を受ける前の状態、すなわちドア停止判定部37から停止状態信号が入力されているスライドドア3の停止状態において、圧電センサ12より受ける圧電センサ信号に基づき、圧電センサ信号の値が第2範囲内にあるか否かを判定する。第2範囲は、圧電センサ信号の基準電位に、所定の値を減少させた下限値と、所定の値を増加させた上限値とによって規定された固定の範囲であって、第1範囲に全てが含まれる範囲である。例えば、圧電センサ信号の基準電位が1.25Vであり、かつ第1範囲が0.75〜1.75Vの場合には、第2範囲の下限値は1.00V、上限値は1.50Vに設定される。圧電センサ信号の値が第2範囲の外にある場合には、停止時接触判定部39は物体の接触を検出したとして、メモリ30に記憶されている接触検出情報としての停止時接触検出フラグ(F)を接触検出有り(F=1)に書き換える。停止時接触検出フラグ(F)は、接触を検出していない接触検出無しの状態では0である。
閉駆動制限部33は、開閉スイッチ28より閉指令信号を受けた際に、メモリ30の停止時接触検出フラグ(F)を参照し、停止時接触検出フラグ(F)の判定を行う。停止時接触検出フラグ(F)が、接触検出有り(F=1)の場合には駆動制御部32に閉駆動制限信号を出力する。また、閉駆動制限部33は、閉駆動制限信号を出力した場合に、開閉位置検出部34より受ける開閉位置信号に基づいて、閉指令信号を受けた際のスライドドア3の開閉位置からの移動距離を計測する。閉駆動制限部33は、計測した移動距離が所定の距離(L)に達した場合に、駆動制御部32に閉駆動制限解除信号を出力する。例えば、スライドドア3の開閉移動距離が800mmである場合に、所定の距離(L)は100mmに設定される。
駆動制御部32は、開閉スイッチ28より受ける開または閉指令信号に基づいてモータ駆動制御部29を制御してモータ7を開または閉方向に回転駆動しスライドドア3を開閉作動させる。スライドドア3の閉作動を行う場合は、駆動制御部32は目標速度(v)としてメモリ30に記憶された速度マップを参照してスライドドア3の閉速度を制御する。図6は、実施形態に係る車両開閉体の駆動制御装置によるスライドドア3の自動閉作動における速度変化を示すグラフである。図6に示すように、速度マップとして記憶された規定速度(v(x))は、開閉位置(x)に応じて変化する。駆動制御部32は、開閉位置検出部34より受ける開閉位置信号に基づき、スライドドア3の閉速度が各開閉位置(x)において規定速度(v(x))に一致するようにモータ駆動制御部29を制御してモータ7の回転駆動を増減し、スライドドア3の閉速度を制御する。図6中に示す数値等は例示であり、適宜変更可能である。
しかし、駆動制御部32は、閉駆動制限部33より閉駆動制限信号を受けた場合には、閉作動の開始から所定の距離(L)を移動するまでは、所定の速度(v)を最高速度としてスライドドア3の閉作動を行う。所定の速度(v)はメモリ30に記憶されており、駆動制御部32は閉駆動制限信号を受けたときにメモリ30を参照して、目標速度(v)に所定の速度(v)を設定する。なお、駆動制御部32は所定の速度(v)を目標速度(v)として閉作動を行っているときに、ある位置(x)での規定速度(v(x))が所定の速度(v)より小さくなった場合には、目標速度(v)に規定速度(v(x))を設定する。所定の速度(v)は、例えば100mm/sである。
駆動制御部32は、閉駆動制限部33より閉駆動制限解除信号を受けた場合に、駆動制御部32は目標速度(v)に規定速度(v(x))を設定する。駆動制御部32は、スライドドア3の閉作動が実施されている間に、開閉位置判定部36からドア全閉信号を受けた場合には、モータ駆動制御部29を制御してモータ7の駆動を停止させる。
また、駆動制御部32は、閉作動が実施されている間に接触判定部38から接触検出信号を受けた場合には、駆動制御部32は挟み込み解消作動のためスライドドア3を反転開作動させるべく、モータ駆動制御部29を制御してモータ7を開方向に回転駆動させる。
以上のように構成されたパワースライドドア装置の制御要領を図4および図5のフロー図を参照して説明する。図4は実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み検出制御を示すフロー図であり、図5は、実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み反転制御を示すフロー図である。
図4を参照して説明する。制御はドア停止判定部37によりスライドドア3が停止していると判定された時点よりスタートから開始する。ステップST1では、停止時接触判定部39がドア停止判定部37よりドア停止信号を受けて、メモリ30に記憶された停止時接触検出フラグ(F)をリセットする(F=0)。処理が完了した後はステップST2に進む。
ステップST2では、開閉位置判定部36が開閉位置信号に基づきスライドドア3の位置が全閉位置にあるか否かを判定する。判定がYesの場合、すなわちスライドドア3が全閉位置にある場合にはリターンに進み、判定がNoの場合にはステップST3に進む。
ステップST3では、停止時接触判定部39が、圧電センサ信号の出力値が第2範囲の外にあるか否かを判定する。判定がYesの場合、すなわちスライドドア3の停止状態において圧電センサ検出部12aに物体が接触したと判定した場合にはステップST4に進み、判定がNoの場合にはステップST5に進む。
ステップST4では、メモリ30に記憶されている停止時接触検出フラグ(F)を1にする。処理が完了した後はステップST5に進む。
ステップST5では、駆動制御部32が閉指令信号を受けたか否かを判定する。判定がYesの場合にはステップST6に進む。判定がNoの場合にはステップST3に進み、ステップST5での判定がYesとなるまでステップST3〜5を繰り返す。
ステップST6では、閉駆動制限部33がメモリ30に記憶された停止時接触検出フラグ(F)が1であるか否か、すなわちスライドドア3の停止状態において圧電センサ検出部12aに物体が接触したことがあったか否かを判定する。判定が、Yesの場合には閉駆動制限部33は駆動制御部32に閉駆動制限信号を出力してステップST7に進み、Noの場合には閉駆動制限部33は閉駆動制限信号を出力せずにステップST17に進む。
ステップST17では、停止時に物体の接触が検出されなかったため、閉指令信号が発生したときにも圧電センサ12に接触し続ける物体は存在しないとして、目標速度(v)に規定速度(v(x))を設定する。そして、続くステップST18では、駆動制御部32は、モータ駆動制御部29を制御してモータ7を駆動し、スライドドア3の閉作動を開始する。処理が完了した後はステップST19に進む。
ステップST7〜9では、停止時に物体の接触が検出されたため、閉指令信号が発生したときにも圧電センサ12に接触し続ける物体が存在する可能性があるとして、閉作動開始時の閉作動を制限する。ステップST7では、駆動制御部32が閉駆動制限信号を受けて、開閉位置信号に基づき規定速度(v(x))が所定の速度(v)より大きいか否かを判定する。ステップST7での判定が、Yesの場合にはステップST8に進み、駆動制御部32は目標速度(v)に所定の速度(v)を設定し、Noの場合にはステップST9に進み、目標速度(v)に規定速度(v(x))を設定する。ステップST8またはステップST9での処理が完了した後はステップST10に進む。
ステップST10では、駆動制御部32は、モータ駆動制御部29を制御してモータ7を駆動し、スライドドア3の閉作動を開始する。処理が完了した後はステップST11に進む。
ステップST11では、開閉位置判定部36が開閉位置信号に基づきスライドドア3の位置が全閉位置にあるか否かを判定する。判定がYesの場合にはステップST20に進み閉作動を終了し、判定がNoの場合にはステップST12に進み閉作動を継続する。
ステップST12では、閉駆動制限部33が開閉位置信号に基づき、閉指令信号を受けてからのスライドドア3の移動距離が所定の距離(L)に達したか否かを判定する。判定が、Yesの場合には閉駆動制限部33が駆動制御部32に閉駆動制限解除信号を出力してステップST14に進み、Noの場合にはステップST13に進む。
ステップST13では、駆動制御部32が、現在の開閉位置信号に基づき規定速度(v(x))が所定の速度(v)以下であるか否かを判定する。判定が、Yesの場合にはステップST14に進み、Noの場合にはステップST15に進む。
ステップST15では、接触判定部38により圧電センサ信号の出力値が第1範囲の外にあるか否かを判定する。判定が、Yesの場合にはステップST16に進み挟み込み反転制御を行い(図5参照)、Noの場合にはステップST11へと進む。
ステップST14では、駆動制御部32が目標速度(v)に規定速度(v(x))を設定する。これにより、スライドドア3の閉速度は規定速度(v(x))に追従するようになる。
ステップST19では、開閉位置判定部36が開閉位置信号に基づきスライドドア3の開閉位置が全閉位置であるか否かを判定する。判定がYesの場合にはステップST20に進み、判定がNoの場合にはステップST21に進む。
ステップST20では、駆動制御部32がモータ7の駆動を停止するべくモータ駆動制御部29を制御し、スライドドア3の閉作動が終了する。停止後は、リターンに進み制御を終了する。
ステップST21では、接触判定部38が圧電センサ信号の出力値が第1範囲の外にあるか否かを判定する。判定が、Yesの場合にはステップST22に進んで挟み込み反転制御を行い、Noの場合にはステップST19へと進む。
ステップST16および22では、駆動制御部32が接触判定有りの判定結果に基づき、挟み込み反転制御を行う。挟み込み反転制御は、スライドドア3の閉方向への作動を停止し、全開位置まで開作動させる制御である。図5に示すように、挟み込み反転制御は、最初にステップST23において駆動制御部32がモータ駆動制御部29を制御して、モータ7の閉方向への回転駆動を停止し、続くステップST24においてモータ7を開方向に回転駆動させる。モータ7の開方向への回転駆動は、ステップST25において開閉位置判定部36により開閉位置が全開であると判定されるまで継続され、スライドドア3が全開位置に到達したと判定されたときに、ステップST26においてモータ7の回転駆動を停止し、制御を終了する。
次に本実施形態の作用効果について説明する。図6を参照して説明する。スライドドア3の停止時において物体の接触が検出されなかった場合には、目標速度(v)に規定速度(v(x))を設定し、各開閉位置(x)に応じた規定速度(v(x))と一致するようにスライドドア3は閉作動される。スライドドア3が図6中のA点で停止している場合には、点Bまで所定の加速度で加速され、その後は規定速度(v(x))に一致するように閉速度が調整される。
スライドドア3がA点で停止している状態において、物体の接触が検出された後に開閉スイッチ28より閉指令信号が発生した場合には、閉作動開始時の閉速度は、例えば100mmに設定された所定の距離(L)の間は、例えば100mm/sに設定された所定の速度(v)に制限される(点C)。その後、閉作動の開始位置(点A)からの移動距離が、所定の距離(L)に達すると(点D)、目標速度(v)は所定の速度(v)から規定速度(v(x))に変更され、閉速度は加速され、規定速度(v(x))に追従する(点D)。そして、開閉位置が全閉位置に到達するまで、閉速度は規定速度(v(x))に沿って変化する。
以上のように、停止時において接触が検出された場合の閉作動の開始直後は、規定速度(v(x))よりも速度が低い所定の速度(v)でスライドドア3が閉作動されるため、閉作動の開始時において、物体が圧電センサ12およびスライドドア3に接触していたとしても、スライドドア3が物体に与える衝撃を低減させることができる。また、接触しているものが人体である場合には、スライドドア3の低速の閉作動により、接触している人は弱く押圧されることにより注意喚起される。スライドドア3は低速で閉作動されるため、注意喚起された人はスライドドア3から離脱するために十分な時間を有し、スライドドア3による挟み込みを回避することができる。
なお、停止時において接触が検出されなかった場合には、閉作動の開始直後に挟み込みを発生する虞は低いとして、閉作動の開始直後から目標速度(v)に規定速度(v(x))が設定され、迅速に閉作動が行われる。
本実施形態に係るパワースライドドア装置は、スライドドア3が全閉位置の近傍である点Fや点Iから閉作動される場合においても、閉作動の開始直後は適切に速度が制限される。スライドドア3がF点で停止している状態において、物体の接触が検出された後に閉指令信号が発生した場合には、スライドドア3は所定の速度(v)到達するまで加速された後(点G)、所定の速度(v)で閉作動する。そして、閉作動の開始位置(点F)からの移動距離が所定の距離(L)に達する前に、所定の速度(v)が規定速度(v(x))と一致した場合には(点H)、目標速度(v)は所定の速度(v)から規定速度(v(x))に変更される。そして、開閉位置が全閉位置に到達するまで、閉速度は規定速度(v(x))に沿って変化する。
スライドドア3がI点で停止している状態において、物体の接触が検出された後に閉指令信号が発生した場合には、スライドドア3は所定の速度(v)に到達するよう加速されるが、所定の速度(v)に到達する前に、所定の速度(v)が規定速度(v(x))と一致し(点J)、目標速度(v)は所定の速度(v)から規定速度(v(x))に変更される。そして、開閉位置が全閉位置に到達するまで、閉速度は規定速度(v(x))に沿って変化する。
次に、本実施形態を一部変形実施した変形実施形態について説明する。変形実施形態は、上述した実施形態と駆動制御部32および閉駆動制限部33の作用においてのみ異なる。他の装置構成は上述した実施形態と同様であるため説明を省略する。
変形実施形態に係る閉駆動制限部33は、上述した実施形態と同様に、開閉スイッチ28より閉指令信号を受けた際に、メモリ30の停止時接触検出フラグ(F)を参照し、停止時接触検出フラグ(F)の判定を行う。停止時接触検出フラグ(F)が、接触検出有り(F=1)の場合には駆動制御部32に閉駆動制限信号を出力する。
変形実施形態に係る駆動制御部32は、開または閉指令信号に基づいてモータ駆動制御部29を制御してモータ7を回転駆動しスライドドア3を開閉作動させる。スライドドア3の閉作動を行う場合において、駆動制御部32はメモリ30に記憶された速度マップを参照して、目標速度(v)に規定速度(v(x))を設定し、スライドドア3の速度が任意の位置(x)で規定速度(v(x))に一致するようにモータ駆動制御部29を制御して閉速度を制御する。駆動制御部32は、閉作動の開始時においては、停止状態から閉速度を規定速度(v(x))に一致させるべく、所定の第1加速度でスライドドア3を加速する。
しかし、駆動制御部32は、閉駆動制限部33より閉駆動制限信号を受けた場合には、停止状態から閉速度を規定速度(v(x))に一致させる際の加速度を第1加速度よりも低い値に設定された第2加速度に制限する。
以上のように構成された変形実施形態に係るパワースライドドア装置の制御要領を図7のフロー図を参照して説明する。図7は、変形実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み検出制御を示すフロー図である。
制御はドア停止判定部37によりスライドドア3が停止していると判定された時点よりスタートから開始する。変形実施形態に係るステップST27〜31およびステップST37〜40は、実施形態に係るステップST1〜5およびステップST19〜21と同様であり、挟み込み反転制御も図5に示す制御と同様であるため説明を省略する。
ステップST32では、閉駆動制限部33がメモリ30に記憶された停止時接触検出フラグ(F)が1であるか否か、すなわちスライドドア3の停止状態において圧電センサ検出部12aに物体が接触したことがあったか否かを判定する。判定が、Yesの場合には閉駆動制限部33は駆動制御部32に閉駆動制限信号を出力してステップST33に進み、Noの場合には閉駆動制限部33は閉駆動制限信号を出力せずにステップST34に進む。
ステップST33では、駆動制御部32が閉駆動制限信号を受けて、閉作動を開始する際の加速度を第2加速度に設定する。処理が完了した後は、ステップST35に進む。
ステップST34では、駆動制御部32がドア3の閉作動を開始する際の加速度を第1加速度に設定する。処理が完了した後は、ステップST35に進む。
ステップST35では、駆動制御部32は目標速度(v)に規定速度(v(x))を設定する。処理が完了した後は、ステップST36に進む。
ステップST36では、駆動制御部32はモータ駆動制御部29を制御してモータ7を駆動し、スライドドア3の閉作動を開始する。このとき、スライドドア3の停止時において接触が検出されていた場合には第2加速度で規定速度(v(x))まで加速され、接触が検出されていない場合には第1加速度で加速される。
次に変形実施形態の作用効果について説明する。図8は、変形実施形態に係るパワースライドドア装置によるスライドドア3の自動閉作動における速度変化を示すグラフである。図8に示すように、スライドドア3の停止時において物体の接触が検出されなかった場合には、スライドドア3は、駆動制御部32により停止状態(点K)から規定速度(v(x))まで第1加速度で加速される。閉速度が規定速度(v(x))に一致した後は(点L)、スライドドア3が全閉位置に到達するまで、閉速度は規定速度(v(x))と一致するように変化する。
スライドドア3の停止時において物体の接触が検出された場合には、スライドドア3は、駆動制御部32により停止状態(点K)から規定速度(v(x))まで第2加速度で加速され、図8中の点Kにおいて閉速度が規定速度(v(x))に一致する(点M)。閉速度が規定速度(v(x))に一致した後は、スライドドア3が全閉位置に到達するまで、閉速度は規定速度(v(x))と一致するように変化する。
以上のように、停止時において物体の接触が検出された場合の閉作動の開始直後は、第1加速度よりも小さい第2加速度で閉作動が行われるため、スライドドア3の閉速度が低減される。スライドドア3の閉速度が低減されることにより、上述した実施形態と同様の効果が得られる。変形実施形態では、閉駆動制限部33が停止位置からの移動距離の計測および判定をする必要がないため、実施形態に比べて処理工数が少なくなる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、実施形態で示したスライドドアECU100の構成は例示であって他に様々な構成を採用することができる。また、実施形態による閉作動開始時の速度制限と変形実施形態による閉作動開始時の加速度制限とを組み合わせることも可能である。その他、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
車両に適用した実施形態に係るパワースライドドア装置を示す模式的側面図である。 実施形態に係るパワースライドドア装置の圧電センサの検出部を破断して示す斜視図である。 実施形態に係るパワースライドドア装置の概略構成を示すブロック図である。 実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み検出制御を示すフロー図である。 実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み反転制御を示すフロー図である。 実施形態に係るパワースライドドア装置によるスライドドアの自動閉作動における速度変化を示すグラフである。 変形実施形態に係るパワースライドドア装置による挟み込み検出制御を示すフロー図である。 変形実施形態に係るパワースライドドア装置によるスライドドアの自動閉作動における速度変化を示すグラフである。
符号の説明
3 スライドドア
7 モータ
11 回転センサ
12 圧電センサ
26 開閉制御部
28 開閉スイッチ
29 モータ駆動制御部
30 メモリ
32 駆動制御部
33 閉駆動制限部
34 開閉位置検出部
35 ドア速度検出部
36 開閉位置判定部
37 ドア停止判定部
38 接触判定部
39 停止時接触判定部
100 スライドドアECU

Claims (5)

  1. 車体に設けられた開口部を開閉する開閉体を開閉駆動する駆動手段と、
    前記開閉体の端部に設けられ、物体との接触によって任意の出力値を出力可能なタッチセンサと、
    前記開閉体を自動開閉操作するため、開指令信号または閉指令信号を発生する操作入力手段と、
    前記操作入力手段により閉指令信号が発生した後に、タッチセンサの出力値が所定の第1範囲にあるか否かを判定する接触判定部と、
    前記開指令信号または閉指令信号に基づき、前記駆動手段を駆動制御して前記開閉体を所定の目標速度で開閉作動させるとともに、前記接触判定部による判定結果に基づき前記駆動手段を制御して前記開閉体を停止または開作動させる駆動制御部と
    を有する車両開閉体の駆動制御装置であって、
    前記閉指令信号が発生する前に、前記タッチセンサの出力値が所定の第2範囲の内にあるか否かを判定し、前記タッチセンサの出力値が前記第2範囲の外にある場合に接触検出情報を出力する停止時接触判定部と、
    前記接触検出情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に前記接触検出情報が記憶されている場合に、前記開閉体が閉作動開始位置から所定の距離を移動するまでは、前記開閉体の閉速度が前記目標速度よりも低い所定の速度となるように前記駆動制御部の制御を制限する閉駆動制限部と
    を有することを特徴とする車両開閉体の駆動制御装置。
  2. 車体に設けられた開口部を開閉する開閉体を開閉駆動する駆動手段と、
    前記開閉体の端部に設けられ、物体との接触によって任意の出力値を出力可能なタッチセンサと、
    前記開閉体を自動開閉操作するため、開指令信号または閉指令信号を発生する操作入力手段と、
    前記操作入力手段により閉指令信号が発生した後に、タッチセンサの出力値が所定の第1範囲にあるか否かを判定する接触判定部と、
    前記開指令信号または閉指令信号に基づき、前記駆動手段を駆動制御して前記開閉体を停止状態から所定の加速で所定の目標速度に追従させ、当該目標速度で開閉作動させるとともに、前記接触判定部による判定結果に基づき前記駆動手段を制御して前記開閉体を停止または開作動させる駆動制御部と
    を有する車両開閉体の駆動制御装置であって、
    前記閉指令信号が発生する前に、前記タッチセンサの出力値が所定の第2範囲の内にあるか否かを判定し、前記タッチセンサの出力値が前記第2範囲の外にある場合に接触検出情報を出力する停止時接触判定部と、
    前記接触検出情報を記憶する記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に前記接触検出情報が記憶されている場合に、前記開閉体の閉作動開始時から前記開閉体の閉速度が前記目標速度に到達するまで、前記開閉体の加速度が前記所定の加速度より小さくなるように前記駆動制御部の制御を制限する閉駆動制限部と
    を有することを特徴とする車両開閉体の駆動制御装置。
  3. 前記第2範囲は、前記第1範囲に全てが包含されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両開閉体の駆動制御装置。
  4. 前記開閉体の開閉位置を検出する開閉位置検出手段を有し、
    前記目標速度は、前記開閉位置検出手段により検出される開閉位置に応じて前記開閉体の閉速度を変化させるように設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載の車両開閉体の駆動制御装置。
  5. 前記タッチセンサは、圧電センサであることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の車両用開閉体の駆動装置。
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