JP2006017230A - 配管用継手 - Google Patents

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Kazuyoshi Takigawa
一儀 滝川
Yoshiyuki Serizawa
由之 芹澤
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Abstract

【課題】 凹凸嵌合方式の回転防止機構を備えた配管用継手において、凹凸嵌合部の隙間に起因する回転方向のがたつきを防止し得る機能を付与することによって、振動の多い環境で使用しても高い気密性が得られ、より信頼性の高い配管用継手を提供する。
【解決手段】 配管をコネクタ本体に接続する配管用継手であって、配管とコネクタ本体間に、相互間での凹凸嵌合方式による回転防止機能を備えた配管用継手に、前記凹凸嵌合部に配管とコネクタ本体相互の回転運動を抑制するための隙間防止手段を設ける。隙間防止手段としては、例えば弾性体や弾性機能を有する部品、あるいはマグネット等を用いる。
【選択図】 図1

Description

本発明は配管用継手に係り、特に各種の車両、機械に給油や給気の供給管として使用される比較的細径薄肉の樹脂チューブあるいは金属製チューブ等の配管に用いる配管用継手に関するものである。
従来のこの種の配管用継手としては、例えば図18に示す配管用継手が知られている(特許文献1参照)。この配管用継手は、配管P、コネクタ本体1およびソケット本体2からなり、コネクタ本体1には軸芯位置に流通孔24が形成され、この流通孔24に連続して軸芯方向に、シールリング部材26が収容される小径室とこれに連続する大径室とからなる拡径室23が形成され、大径室の周面には対向する位置に係合孔29が設けられている。
ソケット本体2は、端部の環状壁55および突出壁55′と、前記環状壁55から軸芯方向に一体に延長形成され、半径方向において外方に向いた2つの係合部28及び半径方向において内方に向いた2つの係止片25とを具備し、コネクタ本体内に内設されている。そしてソケット体2の係合部28がコネクタ本体1の係合孔29、29′と係合してソケット体は一定位置に保持されている。また、配管Pには一端部の近傍に環状膨出壁部(環状スプール)P′が形成されている。
このような配管Pの一端部側をコネクタ本体1内に挿通すると、係止片25を、環状膨出壁部P′が拡開し、該環状膨出壁部が通過した後半径方向内側へ係止片25が復帰することにより、この係止片25と環状ブッシュ27とが環状膨出壁部P′を係合可能に保持し、配管Pがコネクタ本体1に接続される。
このような構成の配管用継手の場合は、配管Pをコネクタ本体1に挿通すると環状膨出壁部P′がソケット本体2の係止片25と環状ブッシュ27間に保持され、ワンタッチで簡単にコネクタ本体1に装着しうる配管用継手を構成することができる。
また、図19に示すように、ホース接続部31を一端側に有しかつ管体挿入部32を他端側に有するボディ30と、管体挿入部32に挿入した管体Pをその抜止め突部P′と関連させてボディ30に、抜止めするクリップ40とよりなり、ホース41と管体Pを連通状に接続する構成となし、管体挿入部外周のクリップ嵌部には止め孔が貫設され、前記クリップは弾性材により両端部を対向状とし、拡径してクリップ嵌着部に装着可能な縮径状態に付勢した輪状に形成され、輪状の内周面には止め孔に挿入し管体挿入部の管体を係止する係止爪42が設けられたコネクタが知られている(特許文献2参照)。43はシーリング部材である。
しかしながら、前記した従来の配管用継手では、配管とコネクタ本体間に相互間での回転防止手段を備えていないため、特に加振状態下で使用すると、この回転方向の移動ずれが生じてシールリング部材が磨耗して気密性の低下を誘起することがあった。
かかる対策として、例えば特許文献3には、配管とコネクタ間に摩擦付与手段を設けて、配管とコネクタ間での回転方向の移動を防止した配管用継手が開示されている。この摩擦付与手段としては、例えばコネクタ本体の内周面に形成された突起部材を配管の先端部に設けられたスリットに凹凸嵌合させる方式、あるいはコネクタ本体の内周面と配管先端の外周面に摩擦用ブッシュを配設する方式等が用いられている。
また、特許文献4には、雄継手部材のスプール部が係合して該継手部材の端末を抜けないように保持する保持部をリテーナーに設け、該雄継手部材のパイプ偏平部とリテーナーの保持部とが協働して雌継手部材との相対的な回転を阻止する回り止め手段を備えた配管用継手が開示されている。
しかし、配管とコネクタ間に設けた摩擦付与手段によって配管とコネクタ間での回転方向の移動を防止する方式(特許文献3)は、配管端末部の先端の加工が難しく多くの手間と時間を要するという欠点があり、また、雄継手部材と雌継手部材との相対的な回転を阻止する回り止め手段(特許文献4)では、コネクタ内に挿入されたスプール部近傍のパイプ偏平部に横から部材を押し入れるためコネクタ周囲のスペースを必要とし、そのスペースが狭い場合には作業性が悪く、特にコネクタが見えにくい所にあってはその作業の終了の確認が不確かなものとなること、また、パイプの偏平部は円周方向で方向性があり、その角度にばらつきがある場合には前記部材の挿入が困難となったり、不可能となることがあること、さらに、ワンタッチで組付けを完了することができず組付けに時間がかかる等の欠点があった。
本発明者らは、かかる欠点を解消するために、加振状態下で使用しても配管とコネクタ間での回転方向の移動を完全に防止できるのみならず、機構的にも簡単でかつ組付け工数も少なく、前記したスペースの有無に関係なく簡易迅速に作業を行うことができる配管用継手を先に提案した(特許文献5、6)。
すなわち、先に提案した特許文献5、6に記載の発明は、例えば端部の近傍に環状膨出壁部が設けられた配管と、シールリング部材および環状ブッシュ、半径方向において外方に向いた複数の係合部及び半径方向において内方に向いた複数の係止片を具備したソケット体、または内周面に係止爪を有するソケット体とを設けたコネクタ本体と、からなり、該コネクタ本体に前記配管が挿通されると、前記シールリング部材背後の環状ブッシュと前記コネクタ本体の係合部で保持されるソケット体の係止片、またはコネクタ本体に嵌着されたソケット体の係止爪で前記環状膨出部を保持して前記配管をコネクタ本体に接続する配管用継手の前記配管と前記コネクタ本体間に相互間での回転防止手段が設けられたもので、その回転防止手段として、特許文献5に記載されている機構は、前記配管の外周面が挿通されるコネクタ本体の端部の内周面または円周上の一部に形成された少なくとも一つの凹部または切欠き凹部と、前記配管の環状膨出部の配管先端側と反対側の近傍に設けられた少なくとも一つの突起部材とからなり、前記突起部材を前記凹部に凹凸嵌合させる方式であり、また特許文献6に記載されている機構は、コネクタ本体後端に少なくとも一つ設けた軸方向の凸部と、前記凸部に対応するごとく前記配管の環状膨出部の配管先端側と反対側に設けられた少なくとも一つの凹部とからなり、前記凸部を前記凹部に凹凸嵌合させる方式、またはコネクタ本体後端に複数設けた軸方向の凸部と、前記凸部に対応するごとく前記配管の環状膨出部の配管先端側と反対側に設けられた複数の当接部とからなり、前記凸部と前記当接部を当接係合させる方式である。
特開平9−280451号公報 特開平8−233181号公報 特開平7−269765号公報 特開2002−276878号公報 特願2003−407594号 特願2004−186775号
しかしながら、本発明者らが先に提案した特許文献5、6に記載されている凹凸嵌合方式の回転防止機構は、配管とコネクタ本体間での回転方向の移動を完全に防止することができ、振動の多い環境で使用してもシールリングが配管と相対運動して磨耗し気密性が大幅に低下することがほとんどない信頼性の高い配管用継手が得られ、さらに機構的にも簡単でかつ組付け工数も少なく、使用場所のスペースの有無にも関係なく簡易迅速に作業を行うことができる等の優れた効果を奏するが、凹凸嵌合部に部品の寸法精度やばらつき等に起因する隙間が不可避的に存在し、この隙間により凹凸嵌合する部分あるいは部品どうしが相互に回転方向にがたつき、特に振動の多い環境で長期にわたり使用した場合には前記がたつきによりシールリング部材に摩耗が生じやすい可能性があり、改善の必要性が生じた。
本発明は、前記凹凸嵌合方式の回転防止機構に不可避的に存在する隙間に起因するシールリング部材の摩耗の問題を解消するためになされたもので、前記凹凸嵌合方式の回転防止機構に前記隙間による回転方向のがたつきを防止し得る機能、すなわち前記隙間をなくす機能を付与することによって、振動の多い環境で使用しても高い気密性が得られ、より信頼性の高い配管用継手を提供しようとするものである。
本発明に係る配管用継手は、配管をコネクタ本体に接続する配管用継手であって、配管とコネクタ本体間に、相互間での凹凸嵌合方式による回転防止機能を備えた配管用継手において、前記凹凸嵌合部に配管とコネクタ本体相互の回転運動を抑制するための隙間防止手段を備えたことを特徴とするものである。
前記回転運動を抑制するための隙間防止手段としては、前記凹凸嵌合部の凹部側に凸部の弾性保持部を設ける方式を用いることができ、その凹部側に設ける凸部弾性保持部としては、前記凸部を弾性挟持し得る隙間部で構成することができる。
また、前記回転運動を抑制するための隙間防止手段としては、前記凹凸嵌合部の少なくとも一方に弾性体または弾性機能を有する部品を組付ける方式を用いることができ、その凹凸嵌合部に組付ける弾性体または弾性機能を有する部品としては、凹凸嵌合部間に設けた隙間に嵌合し得るU字形のばね材、ゴム、弾性を有する樹脂、スプリングのいずれか一つ、またはこれらを組合わせて構成したものを用いることができる。
さらに、前記回転運動を抑制するための隙間防止手段として、前記凹凸嵌合部のコネクタ本体側の凹部に嵌合する配管側の凸部をU字形のばね材で構成してもよい。
また、本発明に係る他の配管用継手として、配管とコネクタ本体間に、相互間での回転防止機能を備えた配管用継手において、前記配管とコネクタ本体相互の回転運動を抑制するための回転運動防止手段として、マグネットによる吸着方式により前記配管とコネクタ本体相互を吸着させることを特徴とするものである。 さらに、前記マグネットによる吸着方式により前記配管とコネクタ本体相互を吸着させる方式を採用した配管用継手における前記回転運動を抑制するための回転運動防止手段として、マグネットによる吸着方式に加えてさらに前記配管とコネクタ本体相互を凹凸嵌合させる方式を用いることができる。このマグネットによる吸着方式の場合は、凹部側、凸部側のいずれか一方を金属製、他方をマグネットとすればよい。
本発明は、配管とコネクタ本体間に、相互間での凹凸嵌合方式による回転防止機能を備えた配管用継手における凹凸嵌合部に、部品の寸法精度やばらつき等により不可避的に存在する隙間を無くすための隙間防止手段を設けたことにより、凹凸嵌合部分どうしあるいは部品どうしの回転運動が抑制され、凹凸嵌合部におけるがたつきをほぼ完全に防止できるので、振動の多い環境で使用してもシールリングが配管と相対運動して磨耗し気密性が低下することが全くない極めて信頼性の高い配管用継手が得られる。
図1は本発明に係る配管用継手の第1実施例を示す要部の平面図、図2は同じく本発明の第2実施例を示す要部の平面図、図3は同じく本発明の第3実施例を示す要部の斜視図、図4は同じく本発明の第4実施例を示す要部の斜視図、図5(a)(b)は図3〜図4に示す実施例で使用する弾性材の変形例を示す斜視図、図6は同じく本発明の第5実施例を示す要部の斜視図、図7は同じく本発明の第6実施例を示す要部の一部破断平面図、図8は同じく本発明の第7実施例を示す要部の一部破断平面図、図9は同じく本発明の第8実施例を示す要部の斜視図、図10は図9に示す実施例で使用する弾性材の変形例を示す斜視図、図11は同じく本発明の第9実施例を示す要部の斜視図、図12は同じく本発明の第10実施例を示す要部の斜視図、図13は同じく本発明の第11実施例を示す要部の斜視図、図14は同じく本発明の第12実施例を示す要部の斜視図、図15は同じく本発明の第13実施例を示す要部の斜視図、図16(a)(b)(c)は図15に示す実施例におけるコネクタ本体側のマグネットの変形例を示す要部の斜視図、図17(a)(b)は図15に示す実施例における配管側の金属部材の変形例を示す斜視図である。
なお、各実施例において、回転防止手段以外の構成は、すでに図18を参照して説明した従来の配管用継手と略等しいので、各実施例では回転防止手段部分のみについて説明する。
すなわち、本発明に係る配管用継手は、配管Pの環状膨出部P′の配管先端側と反対側の、配管Pの外周面とコネクタ本体1間に設ける配管Pとコネクタ本体1相互間の凹凸嵌合方式の回転防止機構部に隙間防止手段を設けたもので、図1〜図10に示す実施例は、コネクタ本体1側に凹部を、配管P側に凸部をそれぞれ設けた凹凸嵌合方式の回転防止機構に隙間防止手段を設けた場合の配管用継手を示したもので、図1に示す第1の実施例は、配管Pが挿通されるコネクタ本体1の後端部に軸方向に適当長さの凹部1−1を形成するとともに、この凹部1−1に配管P側の突起部材3の弾性保持部1−2を設け、配管Pにコネクタ本体1を組付けた状態で、前記配管P側の突起部材3をコネクタ本体1側の凹部1−1に弾性保持部1−2を介して凹凸嵌合させることによって、突起部材3が弾性保持部1−2によって常に隙間なく凹凸嵌合される仕組みとなしたものである。ここで、前記弾性保持部1−2は、凹部1−1の内側の対向面を円弧状に突出させて凹部を突起部材3の肉厚より狭く形成するとともに、該円弧状突出部の両側に窓孔1−3を穿設することによって設けることができる。また、配管P側の突起部材3は駒3−1と一体的に作られており、この駒3−1の部分を配管Pの外周面にろう付け、溶接、接着等の手段により固着している。
図2に示す第2の実施例は、前記コネクタ本体1側に設ける凹部1−1の弾性保持部1−2に替えて、凹部1−1の内面の一方を平坦面とし、他方のみ円弧状に突出させて弾性保持部1−2とした以外は前記図1に示す第1の実施例と同じ構成である。したがって、この配管用継手の場合も、配管Pにコネクタ本体1を組付けた状態で、前記配管P側の突起部材3をコネクタ本体1側の凹部1−1に弾性保持部1−2を介して凹凸嵌合させることによって、突起部材3が弾性保持部1−2によって常に隙間なく凹凸嵌合される。
図3に示す第3の実施例は、前記突起部材3の弾性保持部1−2を凹凸嵌合部間に設けた隙間に嵌合し得るU字形のばね材4で構成した以外は、前記図1に示す第1実施例と同じ構成である。すなわち、コネクタ本体1の後端部に、配管P側の突起部材3の回転方向幅より大きめの凹部1−1を形成し、配管Pにコネクタ本体1を組付けた状態で、前記配管P側の突起部材3をコネクタ本体1側の凹部1−1に凹凸嵌合させるとともに、当該凹部1−1の回転方向内面と突起部材3との間に形成された隙間にU字形のばね材4を押し込んで組込むことによって、突起部材3が弾性保持部1−2によって常に隙間なく凹凸嵌合される仕組みとなしたものである。なお、前記U字形のばね材4は、ばね鋼等のばね性を有する金属製とし、圧入に加えて必要に応じてコネクタ本体1または突起部材3に溶接や接着等の手段により固着する。
図4に示す第4の実施例は、前記U字形のばね材4を向きを変えて凹凸嵌合部に組込んだ以外は前記図3に示す実施例と同じ構成である。したがって、この配管用継手の場合も、配管Pにコネクタ本体1を組付けた状態で、前記配管P側の突起部材3をコネクタ本体1側の凹部1−1に凹凸嵌合させるとともに、当該凹部1−1の円周方向内面と突起部材3との間に形成された隙間にU字形のばね材4を押し込んで組込むことによって、突起部材3が弾性保持部1−2によって常に隙間なく凹凸嵌合される。
図5(a)に示すばね材4aは、前記図3に示すU字形のばね材4に、当該ばね材が内側へ押し込み過ぎないようにするための鍔4a−1を設けたいわゆるストッパー付き弾性材であり、同じく図5(b)に示すばね材4bは、前記図4に示すU字形のばね材4に、前記と同じく当該ばね材が内側へ押し込み過ぎないようにするための鍔4b−1を設けたストッパー付き弾性材である。
なお、図3〜図6に示すばね材はあくまで一例であり、同様の作用効果が得られる任意の形状や構造のものを用いることはいうまでもない。
図6に示す第5実施例は、前記U字形のばね材4に替えて、硬質ゴムあるいは弾性を有する樹脂等からなる弾性体4cを用いた以外は、前記図3に示す第3実施例と同じ構成である。したがって、この配管用継手の場合は、配管Pにコネクタ本体1を組付けた状態で、前記配管P側の突起部材3をコネクタ本体1側の凹部1−1に凹凸嵌合させるとともに、当該凹部1−1の回転方向内面と突起部材3との間に形成された隙間に前記弾性体4cを押し込んで組込むことによって、突起部材3が弾性体4cの作用によって常に隙間なく凹凸嵌合される。
図7に示す第6実施例および図8に示す第7実施例は、前記U字形のばね材4、4a、4b、弾性体4cに替えて、コイルスプリングとパッドとで構成した部品を採用したもので、図7に示す第6実施例は、コネクタ本体1の後端部に設けた配管P側の突起部材3の回転方向幅より大きめの凹部1−1の回転方向の一方の内面に、当該内面と直角方向に適当深さの穴1−4を形成し、この穴1−4に内装したコイルスプリング4d−1と当該コイルスプリングにより常に回転方向の力を付勢されたパッド4d−2とで構成した弾性部品4dを採用したもので、この弾性部品4dを先にコネクタ本体1に取付けた状態で、前記配管P側の突起部材3をコネクタ本体1側の凹部1−1に凹凸嵌合させることにより、前記弾性部品4dのコイルスプリング4d−1によりパッド4d−2を介して突起部材3が押圧されて常に隙間なく凹凸嵌合される仕組みとなしたものである。
図8に示す第7実施例は、前記弾性部品4dを配管P側の突起部材3に設けた以外は、前記図7に示す第6実施例と同じ構成である。すなわち、図8に示す第7実施例は、配管P側の突起部材3の先端部に当該突起部材と直角方向に適当深さの穴3−2を形成し、この穴3−2に内装したコイルスプリング4d−1と当該コイルスプリングにより常に回転方向の力を付勢されたパッド4d−2とで構成した弾性部品4dにより、コネクタ本体1側の凹部1−1に凹凸嵌合された突起部材3を常に凹部1−1の他方の回転方向内面に隙間なく当接させる仕組みとなしたものである。なお、前記弾性部品4dのコイルスプリング4d−1とパッド4d−2は、一体構造または分割構造のいずれでもよい。
図9に示す第8実施例は、コネクタ本体1側の凹部1−1に嵌合する配管P側の突起部材3をU字形のばね材で構成したもので、この場合は、コネクタ本体1の後端部に設けた凹部1−1に、配管P側に設けた先端部にU字形部3−3を有するばね材製の突起部材3の当該U字形部3−3を押し込んで嵌合させることにより、突起部材3がU字形部3−3の作用によって常に隙間なく凹凸嵌合される仕組みとなしたものである。
図10は、前記図9に示す第8実施例における突起部材の変形例で、前記図9に示す一枚物のばね板材からなる突起部材3に替えて、先端部のU字形部3−3を別体のばね材で構成した突起部材3を示す。すなわち、一枚物のばね板材からなる突起部材3の場合は、配管Pにろう付け、あるいは溶接するとばね性が低下するため、先端部のU字形部3−3を別体のばね材で作り、配管Pにろう付け、あるいは溶接した非ばね材製の突起部材本体3−3aの先端部に前記別体のU字形部3−3bを組付けて突起部材3を構成したものである。前記ばね材製のU字形部3−3の組付け手段としては、特に限定するものではないが、図示のようにU字形部3−3の端部に組付け用の凹部3−3cを形成し、この部分を非ばね材製の突起部材本体3−3aに凹凸嵌合させて組付ける手段を用いることができる。
次に、図11〜図12に示す実施例は、コネクタ本体1側に凸部を、配管P側に凹部をそれぞれ設けた凹凸嵌合方式の回転防止機構に隙間防止手段を設けた場合の配管用継手を示したもので、図11に示す第9実施例は、コネクタ本体1の後端部に設けた当該本体と一体の軸方向に突出する適当長さの略断面矩形の突起1−5に嵌合する配管P側に固着した凹部材5に、前記突起1−5の回転方向幅より大きい係合凹部5−1を形成し、配管Pにコネクタ本体1を組付けた状態で、該配管Pの外周面に固着した凹部材5の係合凹部5−1にコネクタ本体1側の突起1−5を凹凸嵌合させるとともに、当該係合凹部5−1の回転方向内面と突起1−5との間に形成された隙間およびコネクタ本体1側に予め設けたスリット1−6に、端部に係止部4e−1を有するU字形のばね材4eを押し込んで組込むことによって、突起1−5と凹部材5がばね材4eの作用によって常に隙間なく凹凸嵌合される仕組みとなしたものである。
図12に示す第10実施例は、前記U字形のばね材4eに替えて、硬質ゴムあるいは弾性を有する樹脂等からなる略くさび形の弾性体4fを用いた以外は、前記第9実施例と同じ構成である。すなわち、コネクタ本体1の後端部に設けた当該本体と一体の軸方向に突出する適当長さの略断面矩形の突起1−5に嵌合する配管P側に固着した凹部材5に、前記突起1−5の回転方向幅より大きい係合凹部5−1を形成し、配管Pにコネクタ本体1を組付けた状態で、該配管Pの外周面に固着した凹部材5の係合凹部5−1にコネクタ本体1側の突起1−5を凹凸嵌合させるとともに、当該係合凹部5−1の回転方向内面と突起1−5との間に形成された隙間に前記の略くさび形の弾性体4fを押し込んで組込むことによって、突起1−5と凹部材5が弾性体4fの作用によって常に隙間なく凹凸嵌合される仕組みとなしたものである。なお、前記弾性体4fに替えて、前記図3、図4に示すU字形のばね材4を使用することができることはいうまでもない。
また、図13〜図17に示す実施例は、マグネットによる吸着方式により前記配管とコネクタ本体相互を吸着させる方式を示したもので、図13に示す第11実施例は、コネクタ本体1側にマグネットからなる突起1−7を取付け、配管P側に鉄板製等の金属板13を固着し、配管Pにコネクタ本体1を組付けた状態で、該配管Pの外周面に固着した金属板13をコネクタ本体1側の突起1−7に当接させて吸着させることによって、突起1−7と金属板13が常に隙間なく当接する仕組みとなしたものである。
図14に示す第12実施例は、前記とは逆に、コネクタ本体1側に鉄板製等の金属板13を取付け、配管P側にマグネットからなる突起23を固着し、配管Pにコネクタ本体1を組付けた状態で、該配管Pの外周面に固着したマグネット製の突起23をコネクタ本体1側の金属板13に当接させて吸着させることによって、金属板13と突起23が常に隙間なく当接する仕組みとなしたものである。
図15に示す第13実施例は、コネクタ本体1側をマグネットとし、配管P側に金属製の円板13aを取付け、配管Pにコネクタ本体1を組付けた状態で、コネクタ本体1と円板13aとを吸着させることによって相互の回転を防止する方式である。
図16(a)(b)(c)は、前記第13実施例におけるコネクタ本体1側のマグネットを別体としてコネクタ本体1の後端部に取付ける方式を例示したもので、(a)はリング状マグネット1−8をコネクタ本体1の後端部に取付ける方式、(b)はコネクタ本体1の後端部に凹部を設けて円弧状のマグネット1−9を組込む方式、(c)はコネクタ本体1の後端部に適当大きさのマグネット1−10を埋設する方式をそれぞれ示したものである。
図17(a)(b)は、前記第13実施例における配管P側の金属板の変形例で、(a)は前記金属製の円板13aに替えて、突起付き駒13a−1を配管Pの外周面にろう付け、溶接、接着、熱収縮チューブ等により固着し、先端部の突起部をコネクタ本体1側のマグネットに吸着させる方式、(b)は前記突起付き駒13a−1を薄肉厚の板材で作り、前記と向きを逆にして配置し突起部と反対側をコネクタ本体1の内部に入る部分で配管Pの外周面に固着して、突起部をコネクタ本体1側のマグネットに吸着させる方式を例示したものである。
なおここでは、図18に示す配管用継手に適用した場合を例にとり説明したが、本発明の凹凸嵌合方式による回転防止手段、コネクタ本体側に設けられた凸部を利用した回転止め方式による回転防止手段は、図19に示すコネクタや、同様の機能および構成を有する各種コネクタにも適用可能であることはいうまでもない。
本発明は、特に各種の車両、機械に給油や給気の供給管として使用される比較的細径薄肉の樹脂チューブあるいは金属製チューブ等の各種配管に用いるコネクタにも適用可能である。
本発明に係る配管用継手の第1実施例を示す要部の平面図である。 同じく本発明の第2実施例を示す要部の平面図である。 同じく本発明の第3実施例を示す要部の斜視図である。 同じく本発明の第4実施例を示す要部の斜視図である。 図5は図3〜図4に示す実施例で使用する弾性材の変形例を示す斜視図で、(a)は図3に示す実施例で使用する鍔付き弾性材、(b)は図4に示す実施例で使用する鍔付き弾性材をそれぞれ示す。 同じく本発明の第5実施例を示す要部の斜視図である。 同じく本発明の第6実施例を示す要部の一部破断平面図である。 同じく本発明の第7実施例を示す要部の一部破断平面図である。 同じく本発明の第8実施例を示す要部の斜視図である。 図9に示す実施例で使用する弾性材の変形例を示す斜視図である。 同じく本発明の第9実施例を示す要部の斜視図である。 同じく本発明の第10実施例を示す要部の斜視図である。 同じく本発明の第11実施例を示す要部の斜視図である。 同じく本発明の第12実施例を示す要部の斜視図である。 同じく本発明の第13実施例を示す要部の斜視図である。 図15に示す実施例におけるコネクタ本体側のマグネットの変形例を示す要部の斜視図であり、(a)はリング状マグネット1−5をコネクタ本体1の後端部に取付ける方式、(b)はコネクタ本体1の後端部にマグネット1−6を組込む方式、(c)はコネクタ本体1の後端部にマグネット1−7を埋設する方式をそれぞれ示す。 図15に示す実施例における配管側の金属部材の変形例を示す斜視図であり、(a)(b)は突起付き駒をそれぞれ向きを逆にして取付けた例を示す。 従来の配管用継手の一例を示す拡大縦断側面図である。 同じく従来の配管用継手の他の例を示す拡大縦断側面図である。
符号の説明
1 コネクタ本体
1−1、3−3c 凹部
1−2 弾性保持部
1−3 窓孔
1−4、3−2 穴
1−5、1−7、23 突起
1−8 リング状マグネット
1−9 円弧状マグネット
1−10 マグネット
3 突起部材
3−1 駒
3−3、3−3b U字形部
3−3a 突起部本体
4、4a、4b、4e ばね材
4a−1、4b−1 鍔
4c、4f 弾性体
4d 弾性部品
4d−1 コイルスプリング
4d−2 パッド
4e−1 係止部
5 凹部材
5−1 係合凹部
13 金属板
13a 円板
1−8 リング状マグネット
1−9 円弧状マグネット
1−10 マグネット
13a−1 突起付き駒
P 配管

Claims (8)

  1. 配管をコネクタ本体に接続する配管用継手であって、配管とコネクタ本体間に、相互間での凹凸嵌合方式による回転防止機能を備えた配管用継手において、前記凹凸嵌合部に配管とコネクタ本体相互の回転運動を抑制するための隙間防止手段を備えた配管用継手。
  2. 前記回転運動を抑制するための隙間防止手段として、前記凹凸嵌合部のコネクタ本体側に設ける凹部に凸部の弾性保持部を設ける方式を用いることを特徴とする請求項1に記載の配管用継手。
  3. 前記凹凸嵌合部のコネクタ本体側の凹部に設ける凸部弾性保持部が、前記凸部を弾性挟持し得る隙間部で構成したことを特徴とする請求項2に記載の配管用継手。
  4. 前記回転運動を抑制するための隙間防止手段として、前記凹凸嵌合部の少なくとも一方に弾性体または弾性機能を有する部品を組付ける方式を用いることを特徴とする請求項1に記載の配管用継手。
  5. 前記凹凸嵌合部に組付ける弾性体または弾性機能を有する部品が、前記凹凸嵌合部間に設けた隙間に嵌合し得るU字形のばね材、ゴム、弾性を有する樹脂、スプリングのいずれか一つ、またはこれらを組合わせて構成したものであることを特徴とする請求項4に記載の配管用継手。
  6. 前記回転運動を抑制するための隙間防止手段として、前記凹凸嵌合部のコネクタ本体側の凹部に嵌合する配管側の凸部をU字形のばね材で構成したことを特徴とする請求項1に記載の配管用継手。
  7. 配管をコネクタ本体に接続する配管用継手であって、配管とコネクタ本体間に、相互間での回転防止機能を備えた配管用継手において、前記配管とコネクタ本体相互の回転運動を抑制するための回転運動防止手段として、マグネットによる吸着方式により前記配管とコネクタ本体相互を吸着させることを特徴とする配管用継手。
  8. 前記回転運動を抑制するための回転運動防止手段として、マグネットによる吸着方式により前記配管とコネクタ本体相互を凹凸嵌合させる方式を用いることを特徴とする請求項7に記載の配管用継手。
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