JP2006200738A - 流体輸送用のチューブ - Google Patents

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Abstract

【課題】所要部品点数が少なくて済み、またチューブと相手パイプとの接続を少ない工数で簡単に接続でき、所要部品コスト及び接続のための作業コストを低減することのできる流体輸送用のチューブを提供する。
【解決手段】流体輸送用のチューブ10の端部を拡径して構成した筒状のコネクタハウジング18と、相手パイプ12の外周面に接触してシール作用をなすOリング20と、コネクタハウジング18の先端部にて構成されるリテーナ筒部36及び相手パイプ12の係合突部14を内方から径方向外向きに弾性的に係入させる係合凹部38を有するリテーナ部34とを備えたクイックコネクタ16をチューブ10端部に一体に構成しておく。
【選択図】図2

Description

この発明は流体輸送用のチューブに関し、詳しくは相手パイプとの接続手段を備えたものに関する。
従来より、各種流体の輸送用として硬質の樹脂製のチューブが広く使用されている。
この樹脂製のチューブと相手パイプとの接続用として、それらとは別体に構成されたクイックコネクタが用いられている。
例えば下記特許文献1にこの種のクイックコネクタが開示されている。
図9,図10はこのクイックコネクタの具体的な構成例を示している。
これらの図において200はチューブで、202はそのチューブ200を接続すべき相手パイプである。
相手パイプ202には、その外周面に径方向外向きに突出する環状のバルジ部(係合突部)204が設けられている。
206はクイックコネクタで、このクイックコネクタ206は後述のOリング214を除いてその全体がここでは樹脂製とされている。
このクイックコネクタ206は、相手パイプ202の接続部を外側から覆う筒状のコネクタハウジング208と、これより図中右方向に突き出した、コネクタハウジング208よりも小径のニップル部210を備えている。
ニップル部210はチューブ200への圧入部となるもので、その外周面に且つ軸方向の異なった複数箇所に断面が鋸歯状の先端が鋭角を成す環状突起212が形成されている。
クイックコネクタ206は、このニップル部210をチューブ200内部に圧入することによって、かかるチューブ200に固定される。
このとき、ニップル部210の外周面に形成された環状突起212が、圧入により膨出変形したチューブ200の内面に食い込んでチューブ200からの抜止めをなす。
尚ニップル部210の外周面には環状溝が形成されていて、そこに弾性を有するシールリングとしてのゴム製のOリング214が保持されており、このOリング214によってニップル部210とチューブ200との間のシールがなされている。
上記コネクタハウジング208の内周面には、相手パイプ202と接触してシールを行うシールリングとしてのOリング214及び相手パイプ202を軸合せするためのリング状の樹脂製のカラー216及びブッシュ218が組み込まれ、そこに保持されている。
コネクタハウジング208の前端部は、筒状を成すリテーナ保持部220とされている。
このリテーナ保持部220は、後述のリテーナ226を保持する部分であって、このリテーナ保持部220にはリテーナ226を組み付けるための径方向に貫通の組付窓222が形成されている。
またこの組付窓222より先端側の部分は掛止部224とされている。
リテーナ226は全体として略環状を成す樹脂製の部材であって、径方向に弾性変形可能となしてある。
このリテーナ226には、相手パイプ202の係合突部としてのバルジ部204を内方から径方向外方に係入させる係合凹部としての貫通の窓開口228と、リテーナ保持部220側の上記掛止部224に対し、同じく内方から掛止する掛止溝230とが設けられている。
リテーナ226は、この掛止溝230をリテーナ保持部220の掛止部224に掛止させることで、リテーナ保持部220により軸方向に固定状態に保持される。
このリテーナ226にはまた、内周面と外周面とにテーパ形状の内周カム面232と、外周カム面234とが形成されている。
内周カム面232は、相手パイプ202をリテーナ226内部に軸方向に挿入したとき、バルジ部204と当接してその移動案内をなすとともに、バルジ部204の移動に伴ってリテーナ226全体をカム作用で全体的に且つ弾性的に拡開運動させ、バルジ部204を窓開口228に至る位置まで通過許容する。
そしてバルジ部204が窓開口228の位置に至ったところで、リテーナ226が全体的にもとの形状に復形し、これと同時にバルジ部204が窓開口228に係入して、相手パイプ202が軸方向に抜止状態に固定される。
他方外周カム面234は、リテーナ226をコネクタハウジング208、詳しくはリテーナ保持部220に軸方向に挿入する際、掛止部224との当接によってリテーナ226を全体的に且つ弾性的に縮径運動させ、その縮径運動を伴って掛止溝230を掛止部224に対し掛止させる。
このクイックコネクタ206を用いたチューブ200と相手パイプ202との接続は、予めクイックコネクタ206のニップル部210を図10に示しているようにチューブ200に圧入して固定しておき、その状態で相手パイプ202をクイックコネクタ206内に挿入することで、ワンタッチで迅速且つ簡単に行うことができる。
尚図9(A)ではOリング214を2つ用いているが、(B)に示しているようにコンパクト化のためにOリング214を1つだけ用いる場合もある。
しかしながらこのクイックコネクタ206を用いた従来の接続構造の場合、チューブ200の接続のために別体を成すクイックコネクタ206が必要で所要部品点数が多くなり、必然的に所要コストが高くなり、またチューブ200へのクイックコネクタ206の圧入、詳しくはニップル部210の圧入作業を含む組付けのための工数が多く、チューブ200の接続のための手間が煩雑となって、チューブ200の相手パイプ202への接続のためのコストが高くなるといった問題があった。
尚、以上では流体輸送用のチューブとして樹脂製のチューブを代表として説明してきたが、金属製のチューブその他硬質の流体輸送用のチューブを相手パイプに接続するに際し、上記クイックコネクタ206のような継手を用いる場合においても同様の問題が生ずる。
以上のようにクイックコネクタ206を用いることによって所要部品点数が多くなる問題を解決することを目的として、下記特許文献2にはシール部材を内側に収容するためのハウジングを流体輸送用のチューブに一体に構成した点が開示されている。
しかしながらこの流体輸送用のチューブの場合、その内側に組み付けられる特殊な形状の弾性体にて相手パイプの抜止手段を兼用させるようにしており、この場合特殊な形状の専用の弾性体をシール部材及び抜止部材兼用の部材として必要とするといった問題の他、チューブと相手パイプとの軸方向の抜き力を高く確保するのが難しいといった問題がある。
特開平11−201355号公報 特開平2001−200963号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、所要部品点数が少なくて済み、またチューブと相手パイプとの接続を少ない工数で簡単に接続でき、所要部品コスト及び接続のための作業コストを低減することのできる流体輸送用のチューブを提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、流体輸送用のチューブであって、(a)チューブ端部を拡径して構成した筒状のコネクタハウジングと、(b)該コネクタハウジング内部に組み込まれて保持され、相手パイプの外周面に接触してシール作用をなすシールリングと、(c)該コネクタハウジングの先端部から成るリテーナ筒部及び該リテーナ筒部に形成され、該コネクタハウジングに挿入された該相手パイプの係合突部を内方から径方向外向きに弾性的に係入させる係合凹部を有し、それら係合突部と係合凹部との係合により該相手パイプを軸方向に抜止状態に固定するリテーナ部と、を備えたクイックコネクタが前記チューブ端部に一体に構成してあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記係合凹部が、前記リテーナ筒部を径方向に貫通して形成したスリット状の窓開口にて構成してあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記リテーナ筒部が弾性を有しているとともに断面形状が長円形状を成しており、前記リテーナ部が、該リテーナ筒部の長径部を縮径方向に弾性変形させることで(該リテーナ筒部の長径部の縮径方向への弾性変形をともなって)前記相手パイプの前記係合突部を前記係合凹部に至る位置まで通過許容し、該リテーナ筒部が前記長円形状に形状復帰することで該係合突部を該係合凹部に係入させるものとなしてあることを特徴とする。ここでは、リテーナ部を、長径部に押しつぶし力を加えると、長径部が縮径方向に弾性変形し、短径部が拡径方向に弾性変形するように構成できる。あるいは、リテーナ部を、相手パイプの係合突部が、短径部と当接すると、短径部を拡径方向に弾性変形させ、長径部を縮径方向に弾性変形させて進行するように構成できる。
請求項6のものは、コネクタハウジング又はリテーナ部(リテーナ筒部)の曲げ弾性率(ASTM D790)を300乃至2500Mpaとしたことを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、チューブ端部を拡径して構成した筒状のコネクタハウジングと、その内部に組み込まれたシールリングと、コネクタハウジングの先端部から成るリテーナ筒部及びそこに形成された係合凹部を有するリテーナ部と、を備えたクイックコネクタをチューブ端部に一体に構成したもので、かかる本発明によれば、流体輸送用のチューブを相手パイプに接続するに際し所要部品点数を少なくし得、また別体を成すクイックコネクタをチューブに取り付けるための手間も削減し得てチューブを相手パイプに接続する際の所要の工数を低減でき、全体として所要コストを大きく低減することが可能となる。本発明の輸送用のチューブは、例えば、相手パイプとの強固な接続を提供する。
ここで上記リテーナ部における係合凹部は、コネクタハウジングの先端部即ちリテーナ筒部を径方向に貫通して形成したスリット状の窓開口にて構成しておくことができる(請求項2)。
このようにすれば、極めて簡単な構成で相手パイプの係合突部を係入させるための係合凹部を構成することができる。
次に請求項3は、リテーナ筒部を弾性を有するものとなすとともにその断面形状を長円形状となし、その長径部を縮径方向に弾性変形させることで(該リテーナ筒部の長径部の縮径方向への弾性変形をともなって)、相手パイプの係合突部を上記係合凹部に到る位置まで通過許容し、そしてそのように弾性変形させたリテーナ筒部を原形状の長円形状に形状復帰させることで、係合突部を係合凹部に係入させるようにリテーナ部を構成したもので、この請求項3によれば、リテーナ部を極めて簡素な構造で構成することができる。リテーナ筒部(少なくともリテーナ筒部の係合凹部から先端側又は外端側)は断面長円形状(円を直径方向に押しつぶして変形させたような形状、あるいは、長径方向と短径方向とが直交するような形状であり、例えば、楕円形状又はほぼ楕円形状を含む形状)として形成されている。リテーナ筒部は、例えば、長径部(一対の長径部)の間隔が、相手パイプの係合突部の外径よりも大きく、短径部(一対の短径部)の間隔が、相手パイプの係合突部の外径よりも小さくなるように構成される(短径部の間隔は、例えば、相手パイプの係合突部以外の部分の外径よりも大きい)。そして、長径部の間隔を狭め、短径部の間隔を広げれば、相手パイプの係合突部が、係合凹部まで進行できるように構成されている。例えば、長径部に押しつぶし力を加えることにより、長径部の間隔を狭め、短径部の間隔を広げることができるように構成する。また、例えば、相手パイプの係合突部が短径部に当接し、短径部の間隔を広げながら長径部の間隔を狭めて、相対的に進行するように構成してもよい。短径部を係合突部が押し広げるためには、短径部の内面側にガイドを形成したり、係合突部にテーパ面を形成したりすればよい。そして、相手パイプの係合突部が係合凹部位置に相対的に到達したとき、リテーナ筒部が弾性的に形状復帰できるようになり、または、形状復帰し、係合突部と係合凹部とが係合することとなる。
リテーナ筒部の曲げ弾性率が300Mpa未満であると、リテーナ筒部が軟らかすぎて、リテーナ筒部に接続された相手パイプが簡単に外れてしまうおそれがある。また、リテーナ筒部の曲げ弾性率が2500Mpaを超えると、リテーナ筒部が硬すぎて、リテーナ筒部に相手パイプを接続しにくくなる。したがって、コネクタハウジング、リテーナ部又はリテーナ筒部の曲げ弾性率は300Mpa乃至2500Mpaであることが好ましい。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1及び図2において、10は流体輸送用の硬質のチューブ(ここでは樹脂製)で、12はチューブ10を接続するための硬質の相手パイプである。
相手パイプ12には、その外周面から環状に突出する係合突部14が一体に形成されている。
この実施形態において、チューブ10の端部にはクイックコネクタ16が一体に構成されている。
なお、チューブ10は端部の曲げ弾性率が300乃至2500Mpaとなるように形成されているが、以下のような積層構造を有することができる。各層は例えば接着剤を用いた層(接着層)により接着される。曲げ弾性率は、ASTM D790に準拠して測定した値である。
1)エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)製の内層及びナイロン12(PA12)製の外層
2)ETFE製の導電性の内層、ETFE製の中間層及びPA12製の外層
3)ポリフェニレンサルファイド(PPS)製の内層、接着層及びPA12製の外層
4)ETFE製の内層、接着層、PPS製の中間層、接着層及びPA12製の外層
5)ETFE製の導電性の内層、接着層、PPS製の中間層、接着層及びPA12製の外層
6)変性ポリブチレンテレフタレート(変性PBT)製の内層、ポリブチレンナフタレート(PBN)製の内側中間層、変形PBT製の外側中間層及びポリブチレンテレフタレート系(PBT系)エラストマ製の外側層
7)変性PBT製の内層、ポリブチレンテレフタレート(PBT)製の内側中間層、PBT系エラストマ製の外側中間層及びPBT系エラストマ製の外層
このクイックコネクタ16は、チューブ10の端部を拡径して構成した筒状のコネクタハウジング18を有しており、その内周面に、弾性を有するシールリングとしてのゴム製のOリング20,相手パイプ12を軸合せするための樹脂製のリング状のカラー22,24及びブッシュ26が組み込まれ、保持されている。
ここでブッシュ26には径方向外方に突出する環状の爪部30が設けられている。
一方コネクタハウジング18には、径方向内方から外方に向って凹陥する形態の凹陥部28が環状に形成されており、その凹陥部28に爪部30が嵌り込むことによって、ブッシュ26及びこれよりも後側のOリング20,カラー24,22が軸方向に位置決め状態で組み込まれている。ここで凹陥部28はブッシュ26を圧入することによって形成してもよい。
尚コネクタハウジング18の付根部位はここではテーパ形状の段付部32とされており、そこにカラー22が軸方向に当接させられている。
このコネクタハウジング18の先端側の部分はリテーナ部34とされている。
このリテーナ部34は、コネクタハウジング18の先端部にて構成されたリテーナ筒部36と、そこに形成された径方向に貫通の一対の係合凹部としての窓開口38とを有している。
このリテーナ部34は、相手パイプ12の係合突部14を窓開口38に内方から径方向外向きに係入させることによって、相手パイプ12を軸方向に抜止状態に固定する働きをなす部分である。
上記リテーナ筒部36は、図3及び図4に示しているように断面形状が長円形状をなしており、図中左右の短径部36Aに上記一対の開口窓38が形成されている。
ここで短径部36Aは、原形状において上記相手パイプ12の係合突部14よりも短径をなしている。一方これと直角方向の長径部36Bは、係合突部14よりも長径を成している。
この長径部36Bは、付根から先端に向うに従って漸次拡径する形状をなしており、その内面は傾斜面40とされている。
尚このリテーナ筒部36は、全体的に径方向に弾性変形可能である。
図5,図6は本実施形態において相手パイプ12をクイックコネクタ16内に挿入して接続を行う際の各部の作用を表している。
同図に示しているようにこの実施形態において、相手パイプ12とチューブ10とを接続するには、先ず図5に示すように相手パイプ12の先端側の部分をクイックコネクタ16内部に挿入し、そしてリテーナ筒部36を、図5(C)に示しているように長径部36Bを縮径させる方向に力を加えてこれを弾性変形させる(図6(C)参照)。
これによって短径部36Aが径方向外方に広がり、ここにおいて相手パイプ12の係合突部14がリテーナ筒部36内に挿入可能となる。
そして係合突部14がリテーナ部34の開口窓38の位置に至ったところで、図5(C)中矢印方向に加えていた力を除くと、ここにおいてリテーナ筒部36が自身の弾性に基づいて原形状に復帰し、これと同時に係合突部14がリテーナ部34の一対の開口窓38に係入した状態となって、ここにおいて相手パイプ12がクイックコネクタ16、即ちチューブ10に対し軸方向に抜止状態に固定された状態となる。
一方コネクタハウジング18の内周面に組み込まれたOリング20は、この時点で相手パイプ12の先端側の部分、詳しくは係合突部14よりも先端側の部分の外周面に密着状態に接触して、相手パイプ12とコネクタハウジング18との間、即ちチューブ10との間をシールする。
尚チューブ10に対して接続状態の相手パイプ12をチューブ10から抜き出す必要があるときには、図5(C)の矢印方向に力を加えてリテーナ筒部36を弾性変形させて係合突部14と開口窓38との係合を解除し、相手パイプ12をチューブ10、即ちクイックコネクタ16から引き抜けば良い。
以上のような本実施形態によれば、流体輸送用のチューブ10と相手パイプ12とを接続するに際し所要部品点数を少なくし得、またクイックコネクタ16をチューブ10に取り付けるための手間も削減し得、接続のための所要の工数を低減でき、全体として所要コストを大きく低減することが可能となる。
またリテーナ部34における係合凹部は、リテーナ筒部36を径方向に貫通して形成したスリット状の窓開口38にて構成してあるため、極めて簡単な構成で相手パイプ12の係合突部14を係入させるための係合凹部を構成することができる。
また本実施形態では、リテーナ筒部を弾性を有するものとするとともにその断面形状を長円形状となし、その弾性変形に基づいて相手パイプ12の係合突部14をリテーナ部34における窓開口38に係合及び係合解除するようにしていることから、リテーナ部34を極めて簡素な構造で構成することができる。
尚、図7に示しているようにリテーナ筒部36且つ短径部36Aの内面に、相手パイプ12の挿入時に係合突部14に当接して挿入案内をなすガイド面45を形成しておくこともでき、このようにしておけば相手パイプ12のコネクタハウジング18内への挿入作業を円滑に行うことができる。
また相手パイプ12の挿入に伴って、断面長円形状をなすリテーナ筒部36の長径部36Bを自動的に縮径方向に、また短径部36Aを自動的に拡径方向に変形させることができ、そしてその変形により、単に相手パイプ12を挿入するだけで、簡単に係合突部14をリテーナ部34の窓開口38に抜止状態に係入させることが可能となって好都合である。
尚、リテーナ筒部36の内面に上記のガイド面45を形成する代りに、またはこれと併せて、図8に示すように相手パイプ12の係合突部14に相手パイプ12の挿入時の案内をなすテーパ形状等のガイド面45を形成しておくこともできる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば上記実施形態ではリテーナ筒部36を内外方向に貫通する開口窓38を設けて、これを係合凹部と成しているが、かかる係合凹部は非貫通形態で設けておくといったことも可能であるし、その他様々な形態でこれを形成することが可能である。
また上記実施形態ではチューブ10が樹脂製であるとして説明しているが、このチューブ10は樹脂材と金属材とを積層した複合形態で構成することもできるし、或いはまた金属材のみにてこれを構成することも可能である。
その他本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である流体輸送用のチューブを相手パイプと接続した状態で示す斜視図である。 図1に示すものの断面図である。 図1のチューブの正面(一部断面)図である。 図1のチューブの単品図である。 本実施形態の作用説明図である。 図5に続く作用説明図である。 本発明の他の実施形態の要部の図である。 本発明の更に他の実施形態の要部の図である。 コネクタを用いた樹脂チューブの従来の接続例を示す図である。 図9におけるコネクタの要部を樹脂チューブとともに示す図である。
符号の説明
10 チューブ
12 相手パイプ
14 係合突部
16 クイックコネクタ
18 コネクタハウジング
20 Oリング
34 リテーナ部
36 リテーナ筒部
36A 短径部
36B 長径部
38 窓開口(係合凹部)
40 傾斜面

Claims (6)

  1. 流体輸送用のチューブであって、(a)チューブ端部を拡径して構成した筒状のコネクタハウジングと、(b)該コネクタハウジング内部に組み込まれて保持され、相手パイプの外周面に接触してシール作用をなすシールリングと、(c)該コネクタハウジングの先端部から成るリテーナ筒部及び該リテーナ筒部に形成され、該コネクタハウジングに挿入された該相手パイプの係合突部を内方から径方向外向きに弾性的に係入させる係合凹部を有し、それら係合突部と係合凹部との係合により該相手パイプを軸方向に抜止状態に固定するリテーナ部と、を備えたクイックコネクタが前記チューブ端部に一体に構成してあることを特徴とするクイックコネクタ付きの流体輸送用のチューブ。
  2. 請求項1において、前記係合凹部が、前記リテーナ筒部を径方向に貫通して形成したスリット状の窓開口にて構成してあることを特徴とする流体輸送用のチューブ。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記リテーナ筒部が弾性を有しているとともに断面形状が長円形状を成しており、前記リテーナ部が、該リテーナ筒部の長径部を縮径方向に弾性変形させることで前記相手パイプの前記係合突部を前記係合凹部に至る位置まで通過許容し、該リテーナ筒部が前記長円形状に形状復帰することで該係合突部を該係合凹部に係入させるものとなしてあることを特徴とする流体輸送用のチューブ。
  4. 請求項3において、前記リテーナ部は、前記長径部に押しつぶし力を加えると、該リテーナ筒部の前記長径部が縮径方向に弾性変形し、短径部が拡径方向に弾性変形するように構成されていることを特徴とする流体輸送用のチューブ。
  5. 請求項3において、前記リテーナ部は、前記相手パイプの前記係合突部が、前記リテーナ筒部の短径部と当接すると、該短径部を拡径方向に弾性変形させ、前記長径部を縮径方向に弾性変形させて進行するように構成されていることを特徴とする流体輸送用のチューブ。
  6. 請求項1〜5の何れかにおいて、前記コネクタハウジング又は前記リテーナ部の曲げ弾性率(ASTM D790)は300乃至2500Mpaであることを特徴とする流体輸送用のチューブ。
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