JP2006013150A - インダクタとその製法及びインダクタ用端子形成金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】インダクタンスのばらつきが少ないとともに大型化及び表面実装時の半田付け不良を抑制できるインダクタを提供することにある。
【解決手段】コイルが外周に設けられる磁芯部を有したコア11と、このコア11に固定されてコイルの両端末部が個別に接続された一対の端子21とを備える。一対の端子21の夫々は、コア11の裏面に接着剤により固定された端子基部22と、この端子基部22に一体に設けられた表面実装用の実装端子部23と、この実装端子部23から離れて端子基部22に一体に設けられコイル端末部が接続されたコイル接続部24とを有する。コア11の周部に切欠き15を設ける。この切欠き15にコイル接続部24を入り込ませて係合させコア11に端子21を位置決めしている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、チョークコイルや他のコイル部品等として用いられるインダクタとその製法に関するとともに、前記インダクタが備える端子を形成するのに好適なインダクタ用端子形成金具に関する。
従来、磁性粉末を加圧してなるコアに磁芯部を一体又は接着により固定し、この磁芯部の外周に絶縁層を有したコイルを配置し、このコイルの両端部からなるコイル端末部を、前記コアの周部に固定した一対の端子に個別に接続した構成を備える表面実装型のチョークコイルが知られている(例えば特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載されたチョークコイルの端子は、コアの周部をその厚み方向に挟んで嵌合され接着剤を用いて固定されている。この端子の一端部、つまり、磁芯部が突設されたコアの一面に重ねられた端子の一端部には、コイル端末が溶接や半田付けで接続される。又、コアの裏面に重ねられた端子の他端部は、リフロー半田付けによりプリント配線基板に表面実装をする際に実装端子部として用いられるようになっている。
特開2002−313631号公報(段落0002−0005、図2)
表面実装されるチョークコイル(インダクタ)が小型化されるに伴って、その端子も当然に小型に形成される。チョークコイルを表面実装するために端子の表面にはめっき層が設けられている。なお、端子に対するめっき処理は、一般に回転可能なバレルに所定数の端子を投入して、このバレルを回転させながら実行する、いわゆるバレルめっきが一般的に採用される。
ところで、コイル端末部は一般的に溶接又は半田付けにより端子に接続されるので、この接続時、接続部から周囲に熱が波及する。このため、端子の小型化が促進されて熱容量が小さくなるほど、コアの裏面に位置している実装端子部の温度が上がり易くなる。それにより、実装端子部表面のめっき層が再溶融して、この層の厚さが変動し、或いは酸化が進行するといった不具合を発生することがあり、これを原因として表面実装時に半田付け不良を発生する恐れが考えられる。そして、この点を解決するに場合には、その技術によって製品であるチョークコイル(インダクタ)全体が大きくならないように配慮することが要請されている。
又、コアの周部に嵌め付けられる端子は、製品の小型化の進行に伴って、コアに嵌め込むための位置決め等が難しくなるので、端子をコアの所定位置に精度良く取付け難い。端子の取付け位置のばらつきが大きいと、それを原因としてインダクタンスがばらつき易くなり、その改善が求められている。ちなみに、縦軸をpcs、横軸をインダクタンスデータ区間(μH)とした図13(A)に、前記特許文献1に記載されたチョークコイルのインダクタンスのヒストグラムを示す。なお、この場合のサンプル数(pcs)は200であり、μHの平均値は10.19、σ(標準偏差)は1.861であった。
又、端子をコアの周部に嵌めて固定する構成では、コアと端子との位置決めに費やす作業時間が長く掛かるので、製造時間が長く、その改善が求められている。
本発明の第1の目的は、インダクタンスのばらつきが少ないとともに大型化及び表面実装時の半田付け不良を抑制できるインダクタを提供することにある。本発明の第2の目的は、前記第1の目的を達成する端子を好適に得ることができるインダクタ用端子形成金具を提供することにある。本発明の第3の目的は、インダクタンスのばらつきを少なくできるとともに、製造時間を短くできるインダクタの製法を提供することにある。
前記第1の目的を達成するために、請求項1の発明に係るインダクタは、コイルが外周に設けられる磁芯部を有したコアと、このコアに固定されて前記コイルの両端末部が個別に接続された一対の端子とを備えるインダクタにおいて、前記一対の端子の夫々が、前記コアの裏面に接着剤により固定された端子基部と、この端子基部に一体に設けられた表面実装用の実装端子部と、この実装端子部から離れて前記端子基部に一体に設けられ前記コイル端末部が接続されたコイル接続部とを有しており、前記コイル接続部が前記コアの周部に設けた切欠きに入り込んで係合している。
同様に、前記第1の目的を達成するために、請求項2の発明に係るインダクタは、周面に開放する一対の切欠きが設けられたベース部、及びこのベース部の一面に突設された磁芯部を有した第1コアと、前記ベース部の裏面に接着剤により固定された端子基部、この端子基部の長手方向一端部に一体に設けられた実装端子部、及びこの実装端子部から離れた前記端子基部の長手方向他端部に一体に設けられて前記切欠きに係合したコイル接続部を有する一対の端子と、前記コイル接続部に夫々接続されたコイル端末部間を前記磁芯部に巻き付けて配置されたコイルと、前記コイルを収容して前記ベース部に接着剤により固定された第2コアと、を具備している。
これら請求項1,2の発明では、コアの裏面に固定された端子のコイル接続部をコアの切欠きに入り込ませて係合させたので、コアに対するコイル接続部の出幅を小さくできるとともに、前記係合によりコアに対して端子を精度良く位置決めして取付けることができる。更に、コアの裏面に固定された端子に一体に設けた実装端子部とコイル接続部とは、互に離れており、この離間距離はコアの厚みに制約されずに大きくできるので、コイル端末部がコイル接続部に接続されることに伴う加熱の影響を実装端子部に波及し難くできる。
前記第2の目的を達成するために、請求項3の発明に係るインダクタ用端子形成金具は、切断により除去される一対の除去予定部、及びこれら除去予定部と一体に連続するとともに前記切断により独立する一対の端子基部で区画されて、前記端子基部に沿って延びる長孔を有した端子形成枠と、前記両端子基部の長手方向一端部に夫々前記長孔から離れる方向に一体に突設され、その先端側部位が折り曲げられている実装端子部と、前記両端子基部の長手方向他端部に夫々前記長孔から離れる方向に一体に突設され、その先端側部位が切断により除去されるコイル接続部と、を具備している。
この発明によれば、端子形成金具がこれと組合されるコアとの関係において、一対のコイル接続部をコアがその周部に有した切欠きに嵌め込んで係合させることによって、コアに対して端子形成金具を精度良く位置決めできるとともに、コアに巻かれるコイルの端末部が接続可能な状態にコイル接続部を位置させて、この端子形成金具をコアの裏面に固定できる。したがって、コイル接続部にコイルの端末部を接続した後に、この端末部が接続された部分よりもコイル接続部の先端側部位を切断するとともに、端子形成枠の除去予定部を切断することによって、端子形成枠の長孔を挟んで位置していた端子基部をショートしないように互に独立させて、端子を個々にコア裏面に接着する作業を要することなく、請求項2の発明に記載された一対の端子を形成できる。
前記第3の目的を達成するために、請求項4の発明に係るインダクタの製法は、切断により除去される一対の除去予定部、及びこれら除去予定部と一体に連続するとともに前記切断により独立する一対の端子基部で区画されて、前記端子基部に沿って延びる長孔を有した端子形成枠と、前記両端子基部の長手方向一端部に夫々前記長孔から離れる方向に一体に突設され、その先端側部位が折り曲げられている実装端子部と、前記両端子基部の長手方向他端部に夫々前記長孔から離れる方向に一体に突設され、その先端側部位が切断により除去されるコイル接続部とを具備した端子形成金具上に、周面に開放する一対の切欠きが設けられたベース部、及びこのベース部の一面に突設された磁芯部を有した第1コアを固定し、この固定を、前記端子基部に前記ベース部裏面を接着剤により接着して行うと共に、その際に前記切欠きの夫々に一対の前記コイル接続部を係合させて、前記第1コアを前記端子形成金具に位置決めし、
次に、コイルを前記磁芯部に巻き付けて、このコイルの巻き始めの端末部と巻き終わりの端末部を夫々前記コイル接続部に絡げるとともに、前記コイル接続部に前記コイルの巻き始めの端末部と巻き終わりの端末部を電気的かつ機械的に接続し、次に、前記電気的かつ機械的な接続位置から先に位置した前記コイル接続部の先端側部位を切断により除去するとともに、一対の前記除去予定部を切断により除去して前記一対の端子基部を独立させて端子を形成し、次に、第2コア内にコイルを収容してこの第2コアを前記ベース部に接着剤により固定するようにしている。
この発明方法では、周部に一対の切欠きを有したコアに対してこれに組合される端子形成金具を請求項3に記載の端子形成金具としたから、一対のコイル接続部をコアの周部に有した切欠きに嵌め込んで係合させることによって、コアに対して端子形成金具を精度良く位置決めできるとともに、コアに巻かれるコイルの端末部に接続可能な状態にコイル接続部を位置させて、この端子形成金具をコアの裏面に固定できる。次に、コアの磁芯部に巻いたコイルの端末部をコイル接続部に接続した後に、この端末部が接続された部分よりもコイル接続部の先端側部位を切断するとともに、端子形成枠の除去予定部を切断することによって、端子形成枠の長孔を挟んで位置していた端子基部をショートしないように互に独立させて、端子を個々にコア裏面に接着する作業を要することなく、一対の端子を形成できる。したがって、コアに対して一対の端子を簡単かつ高精度に位置決めできるとともに、一対の端子を個別にコアに取付ける手間を要しないで製造できる。
請求項1及び2の発明によれば、コアに対するコイル接続部の出幅が小さく、全体の大型化を抑制できるとともに、端子がコアに精度良く取付けられているので、インダクタンスのばらつきを抑制でき、かつ、コイル接続部へのコイル端末部の接続に伴う加熱の影響が実装端子部に波及し難くなるので、表面実装時の半田付け不良を抑制できるインダクタを提供することができる。
請求項3の発明によれば、インダクタンスのばらつきが少ないとともに大型化及び表面実装時の半田付け不良を抑制できる請求項2の発明のインダクタが備える端子を好適に得ることが可能なインダクタ用端子形成金具を提供できる。
請求項4の発明によれば、コアに対して一対の端子を簡単かつ高精度に位置決めできるので、インダクタンスのばらつきを少なくできるとともに、一対の端子を個別にコアに取付ける手間を要しないので、製造時間が短いインダクタの製法を提供できる。
図1〜図13を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1に示すインダクタは大電流が流れるチョークコイル1として使用されるものである。このチョークコイル1は、図2〜図5に示すように第1コア11と、コイル18と、一対の端子21と、第2コア31とを具備している。
第1コア11は、磁性粉末及びバインダーを混合した混合粉末を、図示しない加圧成形装置の金型を用いて加圧成形した圧粉体である。磁性粉末として、フェライト粉末の他、磁性金属粉例えはカルボニル鉄粉末等を例示できる。バインダーには絶縁性樹脂を好適に使用できる。
図4〜図6等に示すように第1コア11は、例えばベース部12と、磁芯部13と、ヘッド部14とを有してドラム型をなしている。ベース部12の周部は円弧状をなしているとともに、この周部には180°離れて切欠き15が設けられている。ベース部12を厚み方向に貫通した一対の切欠き15の両側面は傾斜されているので、ベース部12の周面に開放した切欠き15は、その開放端から奥に行くに従って次第に幅が狭くなるように形成されている。磁芯部13は、柱状例えば円柱状であって、ベース部12の一面中央部に一体に突設されている。ヘッド部14はベース部12より小さな円形状をなしており、その中央部に磁芯部13が一体に設けられている。
コイル18は絶縁被覆された銅線等からなり、これはベース部12とヘッド部14との間に挟まれるように配置して磁芯部13の外周に巻きつけられている。
一対の端子21は、図2に示すように互に非接触状態で第1コア11の磁芯部13が突設された面と反対の面、つまり裏面に接着剤を用いて固定されている。これらの端子21は、後述する端子形成金具25を切断して得るものであって、ベース部12の裏面中心を対称点P(図2参照)とする点対称の配置に設けられている。
各端子21は、端子基部22と、実装端子部23と、コイル接続部24とを有している。
端子基部22は、第1コア11の裏面に固定されており、その両端はいずれも第1コア11の周縁から少し突出されている。
図2及び図5等に示すように実装端子部23は、端子基部22の長手方向一端部から突設され、その先端側部位23aはベース部12の周面に沿って折れ曲がっている。この先端側部位23aの高さはベース部12の厚み以下である。この実装端子部23及び端子基部22はチョークコイル1を表面実装する際の半田付け面として使用される。
図2及び図4等に示すようにコイル接続部24は、端子基部22の長手方向他端部から折れ曲がって形成されている。したがって、端子基部22を介して一体の実装端子部23とコイル接続部24とは、端子基部22が延びる方向に沿って互に離れて配置されている。なお、前記対称点Pと実装端子部23の中心を結ぶ直線と、対称点Pとコイル接続部24の中心を結ぶ直線とが挟む角度θは例えば90度である。
コイル接続部24は、端子基部22に対して直角に連続するとともに端子基部22と平行となるように折り曲げられている。コイル接続部24の端子基部22と平行な部分を先端側部位24aと称する。コイル接続部24は切欠き15に入り込んでこの切欠き15の奥部に係合されるものである。この係合により、端子21は第1コア11に対して位置決めされている。先端側部位24aの殆どは切り落とされるが、この切り落とし以前の状態では図6〜図9に示すように先端側部位24aは平面視L型に曲がっている。この先端側部位24aの切り落とされた部分にV溝などからなる絡げ溝24bが設けられている。
図3、図4、図10等に示すようにこれらのコイル接続部24の先端側部位24aには、コイル18の端末部(コイル端末部と称する)18aが例えば溶接又は半田付けにより電気的かつ機械的に接続されている。図3及び図10中19は半田盛等の接続跡を示している。
第2コア31は、第1コア11と同種又は異種の磁性粉末にバインダーを混ぜてなる混合粉末の圧粉体であり、図1、図3、図12等に例示するようにリング状に成形されている。第2コア31は、その内部にヘッド部14及びコイル18を収容してベース部12に接着剤により固定されている。ヘッド部14に寄って位置した第2コア31の端部には、図12に示すように一対の逃げ溝31aが形成されている。これらの逃げ溝31aは、切欠き15より大きい。ヘッド部14に第2コア31が組合わされた状態で、逃げ部31aには切欠き15が対向する。この位置関係によって図4に示すようにコイル端末部18a及び接続跡19と第2コア31とは接触していない。又、ベース部12に対する実装端子部23の先端側部位23aの高さ関係により、この先端側部位23aは図5に示すように第2コア31には接していない。
図6及び図11を参照して前記一対の端子21を得るために用意される端子形成金具25を説明する。この端子形成金具25は、端子形成枠26と、一対の位置決め部27と、一対の前記実装端子部23と、一対の前記コイル接続部24とを備えている。
端子形成枠26は、切断により除去される一対の除去予定部26a、及び一対の前記端子基部22で区画されて、両端子基部22に沿って延びる長孔28を有した枠状をなしている。一対の端子基部22は、これに一体に連続した除去予定部26aを切断することにより独立するものである。除去予定部26aは長孔28の両端からこの長孔28が延びる方向に突出されていて、これら除去予定部26aには位置決め部27が夫々設けられている。これら位置決め部27は例えば除去予定部26aに開口された孔からなる。端子基部22と一体の実装端子部23は長孔28から離れる方向に一体に突設されている。同様に、端子基部22と一体のコイル接続部24も長孔28から離れる方向に一体に突設されている。
端子基部22の夫々は長孔28内に一体に突出する凸部29を有している。端子形成枠26は例えば銅板を打抜き曲げ加工して形成され、その表面にはめっき層がバレルめっきにより施されている。このバレルめっきでは、大量の端子形成枠26をバレル内に一度に投入して処理するので、このめっき処理において長孔28に他の端子形成枠26が入り込むと、変形することがあり、端子の良品率が低下する。しかし、既述の凸部29を設けたことによって、バレルめっきの際に長孔28に他の端子形成枠26が入り込むことを抑制して、端子形成枠26ひいては端子21の良品率を向上できる点で好ましい。
次に、チョークコイル1の組立て手順を説明する。
まず、図6に示した状態から図7に示すようにドラム型第1コア11のベース部12の裏面を端子形成金具25の端子形成枠26に重ねるとともに、この第1コア11を図示しない接着剤を用いて端子形成枠26上に固定する。この場合、端子形成金具25のコイル接続部24がベース部12の切欠き15の夫々に入り込んで係合するので、第1コア11は端子形成金具25の所定位置に前後左右に動き止めされ、従って、周方向にも回り止めされる。この組合せ状態では、実装端子部23の先端側部位23aがベース部12の周面に沿って配置される。それだけではなく、端子形成金具25のコイル接続部24の先端側部位24aがベース部12の外側に張り出して位置されるとともに、端子形成枠26の長手方向両端部をなしている除去予定部26aもコイル接続部24とは別の位置でベース部12の外側に張り出して位置される。
次に、図示しない巻線機又は巻線用冶具に図7のアセンブリEをセットする。このセットにおいて、端子形成枠26の長手方向両端部の位置決め部27を、巻線機又は巻線用冶具が有した凸部などの位置決め部受けに取付けることにより、巻線機又は巻線用冶具に対して図7のアセンブリEを適正位置にセットできる。この後に、図8に示すように第1コア11の磁芯部13にコイル18を巻く。したがって、前記位置決めによりコイル18の軌跡を同じ位置に定めることができるので、巻線作業が容易になる。
この巻線作業は、はじめに、コイル18の巻き始め側のコイル端末部18aを、端子形成金具25の一方のコイル接続部24の絡げ溝24bに絡げた後に、磁芯部13に対するコイル18の巻付けを行い、この巻線完了後に端子形成金具25の他方のコイル接続部24の絡げ溝24bに対してコイル18の巻き終わり側を絡げてから、このコイル18を切断して実施することが望ましい。両方のコイル端末部18aが絡げられた状態を図9に示す。
磁芯部13にコイル18が巻線される場合第1コア11に作用する巻き線方向の力は、第1コア11と端子形成枠26との接着に対する負荷となる。しかし、既述のように第1コア11の切欠き15が端子形成枠26のコイル接続部24に引っ掛かって係合しているので、この部分で前記負荷を分散して支持できる。このため、第1コア11と端子形成枠26との接着剥がれを抑制することができる。又、前記係合による周方向に回り止めの実現により、製品状態で加わる外力で、第1コア11が端子21に対して剥がれることも、コイル18の断線を招くことも抑制可能である。
以上の巻線後にコイル端末部18aをコイル接続部24の根元側部分に半田付け等で電気的かつ機械的に接続する。この接続に伴ってコイル接続部24は加熱される。
ところで、端子形成金具25のコイル接続部24は、その根元部より先に延びて絡げ溝24bを有した先端側部位24aを有しているので、この部位24aから外部への放熱を期待できる。その上、端子基部22の一端部に設けられたコイル接続部24と、これとの間に長孔28を置いて位置している一方の実装端子部23との間の熱伝導経路は、長孔28を迂回して長くなっているとともに、この経路の途中には除去予定部26aがあって、この予定部26aから外部への放熱を期待できる。このため、前記一方の実装端子部23への熱の波及を抑制できる。又、端子基部22の一端部に設けられたコイル接続部24と端子基部22の他端部に設けられた他方の実装端子部23とは、ベース部12の厚みに制約されることなく端子基部22の長さによって遠く隔てられていて、この端子基部22を介してベース部12の広い範囲に放熱できるとともに、外部への放熱も期待できる。このため、前記他方の実装端子部23への熱の波及を抑制できる。
したがって、前記接続に伴う一対の実装端子部23の温度上昇が抑制されて、これら実装端子部23表面のめっき層が再溶融して、この層の厚さが変動し、或いは酸化が進行することを防止できる。これにより、製品として構成されたチョークコイル1を図示しない電子機器のプリント配線基板に表面実装する時、その半田付け不良が発生しないようにできる。
次に、一対のコイル接続部24に対するコイル端末部18aの電気的かつ機械的な接続位置、つまり、接続跡19を残して、これより先端側部位24aを切断除去する。この場合の切断ラインを図11中点線Z1で示す。これとともに、長孔28を横切って一対の除去予定部26aを切断除去して、一対の端子基部22を独立させ、それにより、一対の端子21を形成する。この場合の切断ラインを図11中点線Z2で示す。なお、以上の切断はプレス金型を用いて同時に切断処理することにより加熱を伴うことなく実施される。この処理が施された第1コア11と一対の端子21とのアセンブリFを図10に示す。
このアセンブリFにおいて、前記切断により残されたコイル接続部24の少なくとも半分が切欠き15に収められているので、このコイル接続部24の出っ張り寸法は小さい。これにより、コイル接続部24が前記アセンブリFを平面視した際の最大径、ひいては製品であるチョークコイル1の外形寸法の大型化を抑制できる。
最後に、図10のアセンブリFにリング型の第2コア31を組合せる。つまり、第2コア31内にヘッド部14及びコイル18を収容して、この第2コア31を第1コア11のベース部12に接着剤により固定することで行う。この場合、第2コア31に逃げ溝31aを設けてあるので、第2コア31がコイル端末部18aに当たって不良の原因となることを防止できる。こうして組立が完成されたチョークコイル1を図1、図2、図4、図5に示す。なお、チョークコイル1の大きさを実質的に決定する第2コア31の図12中Mで示す各部の寸法はいずれも3.0mmである。又、この第2コア31が固定された第1コア11のベース部12の直径は2.8mmである。
以上説明した小型のチョークコイル1の製法では、既述のように端子形成金具25に設けた一対のコイル接続部24を、第1コア11の周部の切欠き15に嵌め込んで係合させることによって、第1コア11に対してその裏面に接着剤で固定された端子形成金具25、ひいては一対の端子21を、それらの相対位置を所定状態に保持して精度良く位置決めできる。しかも、端子形成金具25を用いたので実質的に2個の端子21を一度の作業で簡単に位置決めできる。そして、第1コア11の磁芯部13に巻いたコイル18のコイル端末部18aをコイル接続部24に接続した後に、コイル接続部24の先端側部位24aの先端寄りを切断するとともに、端子形成枠26の除去予定部26aを切断し端子基部22を互に独立させることによって、一対の端子21を形成できる。このため、一対の端子21を個々に第1コア11のベース部12の裏面に接着する作業を要しないとともに、これらの端子21をベース部12の周部に個別に嵌め付ける面倒もない。以上のように第1コア11のベース部12に対する一対の端子21の取付けを改善できたので、チョークコイル1の製造時間を大幅に例えば従来技術の約2/3に短縮できた。
しかも、既述のように第1コア11に一対の端子21を高精度に位置決めできるので、チョークコイル1の組立寸法のばらつきが抑制されて、それによるインダクタンス変化を抑制することができた。ちなみに、縦軸をpcs、横軸をインダクタンスデータ区間(μH)とした図13(B)に、既述の製法で作られたチョークコイル1のインダクタンスのヒストグラムを示す。この場合、サンプル数(pcs)は200であり、μHの平均値は10.00、σ(標準偏差)は1.140であった。この結果からインダクタンスのばらつきが従来に比較して改善されたことが分かった。
又、既述の製法で作られたチョークコイル1は、既述のように第1コア11に対するコイル接続部24の出幅が小さいので、全体の大型化を抑制できる。更に、既述のように端子21が第1コア11に精度良く取付けられるので、インダクタンスのばらつきが抑制され、品質を向上できる。しかも、コイル接続部24へのコイル端末部18aの接続に伴う加熱の影響が実装端子部23に波及し難いので、チョークコイル1を図示しないプリント配線基板のプリント配線に表面実装する場合の半田付け不良も抑制できる点で優れている。
又、前記製法において端子形成金具25を用いたことにより、既述のようにインダクタンスのばらつきが少ないとともに大型化及び表面実装時の半田付け不良を抑制できるチョークコイル1の端子を好適に得ることができる。
本発明は前記一実施形態には制約されない。例えば、第1コアにヘッド部を有さないいわゆるリベット型コアを用いるとともに、第2コアに端壁及びこの周囲に一体に設けた側壁からなるいわゆるポット型コアを用いたチョークコイル等のインダクタにも、本発明は適用できる。
本発明の一実施形態に係るチョークコイルを示す斜視図。 図1のチョークコイルを示す裏面図。 図1のチョークコイルを分解して示す斜視図。 図1中F4−F4線に沿って示すチョークコイルの断面図。 図1中F5−F5線に沿って示すチョークコイルの断面図。 図1のチョークコイルの端子を形成する端子形成金具と第1コアとの関係を互に分離した状態で示す斜視図。 図1のチョークコイルの端子を形成する端子形成金具に第1コアが組合された状態を示す斜視図。 端子形成金具に組合わされた第1コアにコイルが巻かれた状態を示す斜視図。 第1コアに巻かれたコイルの端末部が端子形成金具のコイル接続部に絡げられた状態を示す斜視図。 端子形成金具のコイル接続部にコイルの端末部が接続された状態を示す斜視図。 (A)は図1のチョークコイルの端子を形成する端子形成金具を示す平面図。(B)は端子形成金具を図11(A)中矢印W方向から見て示す矢視図。(C)は端子形成金具を図11(A)中矢印V方向から見て示す矢視図。 (A)は図1のチョークコイルの第2コアを示す裏面図。(B)は図12(A)中矢印X−X線に沿って示す断面図。(C)は図12(A)中矢印Y−Y線に沿って示す断面図。 (A)は従来に係るチョークコイルのインダクタンスのばらつきを示すヒストグラム。(B)は図1のチョークコイルのインダクタンスのばらつきを示すヒストグラム。
符号の説明
1…チョークコイル、11…第1コア、12…ベース部、13…磁芯部、14…ヘッド部、15…切欠き、18…コイル、18a…コイル端末部、19…接続跡、21…端子、22…端子基部、23…実装端子部、23a…先端側部位、24…コイル接続部、24a…先端側部位、25…端子形成金具、26…端子形成枠、26a…除去予定部、28…長孔、31…第2コア

Claims (4)

  1. コイルが外周に設けられる磁芯部を有したコアと、このコアに固定されて前記コイルの両端末部が個別に接続された一対の端子とを備えるインダクタにおいて、前記一対の端子の夫々が、前記コアの裏面に接着剤により固定された端子基部と、この端子基部に一体に設けられた表面実装用の実装端子部と、この実装端子部から離れて前記端子基部に一体に設けられ前記コイル端末部が接続されたコイル接続部とを有しており、前記コイル接続部が前記コアの周部に設けた切欠きに入り込んで係合しているインダクタ。
  2. 周面に開放する一対の切欠きが設けられたベース部、及びこのベース部の一面に突設された磁芯部を有した第1コアと、
    前記ベース部の裏面に接着剤により固定された端子基部、この端子基部の長手方向一端部に一体に設けられた実装端子部、及びこの実装端子部から離れた前記端子基部の長手方向他端部に一体に設けられて前記切欠きに係合したコイル接続部を有する一対の端子と、
    前記コイル接続部に夫々接続されたコイル端末部間を前記磁芯部に巻き付けて配置されたコイルと、
    前記コイルを収容して前記ベース部に接着剤により固定された第2コアと、
    を具備したインダクタ。
  3. 切断により除去される一対の除去予定部、及びこれら除去予定部と一体に連続するとともに前記切断により独立する一対の端子基部で区画されて、前記端子基部に沿って延びる長孔を有した端子形成枠と、
    前記両端子基部の長手方向一端部に夫々前記長孔から離れる方向に一体に突設され、その先端側部位が折り曲げられている実装端子部と、
    前記両端子基部の長手方向他端部に夫々前記長孔から離れる方向に一体に突設され、その先端側部位が切断により除去されるコイル接続部と、
    を具備したインダクタ用端子形成金具。
  4. 切断により除去される一対の除去予定部、及びこれら除去予定部と一体に連続するとともに前記切断により独立する一対の端子基部で区画されて、前記端子基部に沿って延びる長孔を有した端子形成枠と、前記両端子基部の長手方向一端部に夫々前記長孔から離れる方向に一体に突設され、その先端側部位が折り曲げられている実装端子部と、前記両端子基部の長手方向他端部に夫々前記長孔から離れる方向に一体に突設され、その先端側部位が切断により除去されるコイル接続部とを具備した端子形成金具上に、
    周面に開放する一対の切欠きが設けられたベース部、及びこのベース部の一面に突設された磁芯部を有した第1コアを固定し、
    この固定を、前記端子基部に前記ベース部裏面を接着剤により接着して行うと共に、その際に前記切欠きの夫々に一対の前記コイル接続部を係合させて、前記第1コアを前記端子形成金具に位置決めし、
    次に、コイルを前記磁芯部に巻き付けて、このコイルの巻き始めの端末部と巻き終わりの端末部を夫々前記コイル接続部に絡げるとともに、前記コイル接続部に前記コイルの巻き始めの端末部と巻き終わりの端末部を電気的かつ機械的に接続し、
    次に、前記電気的かつ機械的な接続位置から先に位置した前記コイル接続部の先端側部位を切断により除去するとともに、一対の前記除去予定部を切断により除去して前記一対の端子基部を独立させて端子を形成し、
    次に、第2コア内にコイルを収容してこの第2コアを前記ベース部に接着剤により固定するインダクタの製法。
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