JP4044566B2 - 表面実装型インダクタ及びその製造方法 - Google Patents

表面実装型インダクタ及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、チョークコイルや他のコイル部品として用いられる表面実装型インダクタ及びその製造方法に関する。
従来、リングコアとドラムコアとを備えるトランスなどの表面実装型のコイル装置において、リングコア及びドラムコアを支持するベースを備え、このベースの側端部に設けられる端子を、ベースの下面側から上面側に貫通する部分と、ベースの上面において外方向に突出する部分と、ベースの下面側に位置する部分と、ベースの側面に位置する部分とで形成して、前記側面部にあたかも巻き付くように取付けた技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
前記端子のベースの上面において外方向に突出する部分には、ドラムコアに巻かれたコイルの端末部が絡げて接続され、又、ベースの下面に位置する部分は面付端子部として利用されている。
前記ドラムコアはその一方の鍔部をベースの上面に設けた凹みからなる受部に嵌合させて位置決めされている。又、前記リングコアは、一対の凸縁を有し、これらの凸縁を受部の両側に形成されたベースの凹部に嵌合させることで位置決めされている。
実願昭63-60419号(実開平1-163306号)のマイクロフィルム(第8頁第8行−第10頁第4行、図1−図5)
端子をベースの側縁部に巻き付けるように取付けた構成は、製品を小形化した場合にも、製品の組立て中に端子が脱落しない点で優れている。しかし、特許文献1では、ベースを基準にリングコア及びドラムコアを位置決めするとともに、このベースに端子を取付けている。このため、リングコア及びドラムコアに対してこれらの厚み方向に重なるベースが必要不可欠で、部品点数が多いとともに、このベースによって製品全体の厚みが大きくなるので、薄型化を図るには適していない。
更に、リングコアとドラムコアとの間には磁気間隙が形成されるが、ベースへのリングコアの嵌合精度と、ドラムコアのベースへの嵌合精度の双方が磁気間隙の大きさに影響し、その影響は製品が小形になるほど大きくなる。これにより、製品を小形化した場合の磁気間隙のばらつきを原因として、インダクタンスのばらつきが大きくなる恐れがある。
本発明の目的は、部品点数を削減できるとともに薄型化に適し、かつ、インダクタンスのばらつきを抑制できる表面実装型インダクタ及びその製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明の表面実装型インダクタは、リングコアと、このリングコアの外側面に沿う外周接触部、この外周接触部から前記リングコアの一端面に沿って折曲げられた面付け部、この面付け部から前記リングコアの内側面に沿って折り曲げられた内周接触部、及びこの内周接触部から前記リングコアの他端面に沿って折り曲げられて外方へ突出するコイル接続部からなる複数の端子と、巻胴の軸方向両端に夫々有した鍔部の少なくとも一方を前記各端子の内周接触部に接触させるとともに、この接触部以外の部位と前記リングコアの内周との間に磁気隙間を設けて前記リングコアの内側に配置されたドラムコアと、コイル端末部を有して前記巻胴に巻き付けられるとともに、前記コイル端末部が前記コイル接続部に電気的かつ機械的に接続されたコイルと、を具備している。
この発明では、リングコアに巻き付くように取付けられた複数の端子の内周接触部に、ドラムコアの鍔部を接触させて、このドラムコアをリングコアの内側に直接的に位置決めしたので、これらのコア間に形成される磁気間隙のばらつきが抑制されるに伴って、インダクタンスのばらつきを抑制できる。そして、端子を利用した既述の位置決めにより、ドラムコアとリングコアの厚み方向に重なる部品を削減できるとともに、それに伴って薄型に形成することができる。
又、本発明の好ましい形態として、請求項2の発明に係る表面実装型インダクタは、前記リングコアが端子取付け部を複数有し、これら取付け部の内側面と外側面との内の少なくとも内側面を平面で形成し、前記各端子取付け部の夫々に前記端子を取付けている。この発明は、組立て時にリングコアの端子取付け部に嵌合された端子が、リングコアの周方向にずれ動く恐れをなくすことができる点で好ましい。
又、本発明の好ましい形態として、請求項3の発明に係る表面実装型インダクタは、前記面付け部に近い方の前記ドラムコアの一端面と前記面付け部とを面一に連ねている。この発明は、インダクタを実装する際にプリント配線基板上により安定して配置できる点で好ましい。
又、前記目的を達成するために、請求項4に係る発明の表面実装型インダクタの製造方法は、外周接触部、この外周接触部から直角状に折曲げられた面付け部、この面付け部から前記外周接触部と平行となるように直角状に折り曲げられた内周接触部、及びこの内周接触部の前記面付け部に対する折れ曲がり方向に沿って前記内周接触部位に連続するコイル接続部を有した端子を、前記外周接触部、面付け部、及び内周接触部で形成された溝とリングコアとを嵌合させて、このリングコアに組み合わせる挿入工程と、前記コイル接続部を前記面付け部と平行状に折り曲げて前記端子を前記リングコアに保持させる端子曲げ工程と、コイルが巻き付けられたドラムコアを前記リングコアの内側に配置して、前記ドラムコアが有した鍔部を前記内周接触部に接触させるとともに、この接触部以外の部位と前記リングコアの内周との間に磁気間隙を設けるドラム嵌合工程と、前記コイルのコイル端末部を前記コイル接続部に電気的かつ機械的に接続する接続工程と、を具備している。
この発明方法では、挿入工程及び端子曲げ工程により、端子をリングコアに巻き付けるように保持するので、以降の工程で端子がリングコアから脱落することがなく製造性がよい。又、ドラム嵌合工程により、リングコアに保持された端子を利用してコイルが巻き付けられたドラムコアを、リングコアに対して直接的に位置決めして両コア間に所定の磁気間隙を形成できる。したがって、この発明方法によれば、部品点数を削減できるとともに薄型化に適し、かつ、インダクタンスのばらつきを抑制できる表面実装型インダクタを製造できる。
又、前記目的を達成するために、請求項5に係る発明の表面実装型インダクタの製造方法は、一対の端子がブリッジ部で一体に連続された端子体を備えるとともに、一対の前記端子が、外周接触部、この外周接触部から直角状に折曲げられた面付け部、この面付け部から前記外周接触部と平行となるように直角状に折り曲げられた内周接触部、及びこの内周接触部の前記面付け部に対する折れ曲がり方向に沿って前記内周接触部に連続するコイル接続部を有してなり、前記外周接触部、面付け部、及び内周接触部で形成された溝とリングコアとを嵌合させて、このリングコアと前記端子体とを組み合わせる挿入工程と、前記コイル接続部の前記ブリッジ部側部分を切断して前記ブリッジ部を除去する切断工程と、前記コイル接続部を前記面付け部と平行状に折り曲げて前記端子を前記リングコアに保持させる端子曲げ工程と、コイルが巻き付けられたドラムコアを前記リングコアの内側に配置入して、前記ドラムコアが有した鍔部を前記内周接触部に接触させるとともに、この接触部以外の部位と前記リングコアの内周との間に磁気間隙を設けるドラム嵌合工程と、前記コイルのコイル端末部を前記コイル接続部に電気的かつ機械的に接続する接続工程と、を具備している。
この発明方法では、挿入工程、切断工程、及び端子曲げ工程により、端子をリングコアに巻き付けるように保持するので、以降の工程で端子がリングコアから脱落することがなく製造性がよい。しかも、切断工程を備えていることにより、リングコアへの端子の挿入は、一対の端子を別々に挿入する手間を要することなく、ブリッジ部で一対の端子を一体に接続した単一の端子体を挿入すればよいので、この点でも製造性が良い。又、ドラム嵌合工程により、リングコアに保持された端子を利用してコイルが巻き付けられたドラムコアを、リングコアに対して直接的に位置決めして両コア間に所定の磁気間隙を形成できる。したがって、この発明方法によれば、部品点数を削減できるとともに薄型化に適し、かつ、インダクタンスのばらつきを抑制できる表面実装型インダクタを製造できる。
請求項1〜3の発明によれば、部品点数を削減できるとともに薄型化に適し、かつ、インダクタンスのばらつきを抑制できる表面実装型インダクタを提供できる。
請求項4,5の発明によれば、部品点数を削減できるとともに薄型化に適し、かつ、インダクタンスのばらつきを抑制できる表面実装型インダクタの製造方法を提供できる。
図1〜図8を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図7及び図8中符号1は表面実装型のチョークコイルを示している。このチョークコイル1は、リングコア2と、複数例えば一対の端子3,4と、ドラムコア7と、コイル8とを備えている。
リングコア2は、磁性体、好ましくは強磁性体粉末を環状例えば略四角枠状に圧縮成形してなり、その各部の半径方向の断面形状は図1等に示すように四角形である。このリングコア2は図2等に示すように複数例えば180度離れて位置する一対の端子取付け部2aを有している。
これら端子取付け部2aの内側面2b、つまり、リングコア2の内側空間に臨んだ側面は平面で形成されている。同様に端子取付け部2aの外側面2c、つまり、リングコア2の外部に臨んだ側面は、内側面2bと平行な平面で形成されている。なお、外側面は平面以外の面で形成されていても良いが、製品の小形化を図るためには平面であることが好ましい。
図2に示すようにリングコア2の内周面は、平面からなる一対の前記内側面2bとこれらにわたる一対の円弧状面2dとで形成されている。このため、内側面2bと円弧状面2dとは角2fを形成して連続している。
端子3,4は同じものであって、端子3は一方の端子取付け部2aに巻き付くように取付けられており、端子4は他方の端子取付け部2aに巻き付くように取付けられている。すなわち、端子3は、外周接触部3a、面付け部3b、内周接触部3c、及びコイル接続部3dを有している。同様に端子4は、外周接触部4a、面付け部4b、内周接触部4c、及びコイル接続部4dを有している。チョークコイル1を図示しないプリント配線基板上に面実装する際の半田との濡れ性をよくするために、端子3,4はその全面にメッキ層(図示しない)を有している。
端子取付け部2aへの取付け前の端子3,4の形状は図3に示されている。
端子3については、外周接触部3aから面付け部3bが直角状に折り曲げられ、この面付け部3bから内周接触部3cが直角状に折り曲げられ、かつ、コイル接続部3dは、内周接触部3cに対して折れ曲がることなくこの内周接触部3cの面付け部3bに対する折れ曲がり方向に真っ直ぐ連続している。図3において相対向する内周接触部3cと外周接触部3aとは互いに平行で、これらと面付け部3bとによりコ字状の溝3eが形成されている。
端子4については、外周接触部4aから面付け部4bが直角状に折り曲げられ、この面付け部4bから内周接触部4cが直角状に折り曲げられ、かつ、コイル接続部4dは、内周接触部4cに対して折れ曲がることなくこの内周接触部4cの面付け部4bに対する折れ曲がり方向に真っ直ぐ連続している。図3において相対向する内周接触部4cと外周接触部4aとは互いに平行で、これらと面付け部4bとによりコ字状の溝4eが形成されている。
内周接触部3c,4cは端子取付け部2aの内側面2bの幅に略等しく、溝3e,4eの幅w(図1参照)は端子取付け部2aの厚みに略等しい。コイル接続部3d,4dの折り曲げを容易なものとするために、それらの幅は内周接触部3c,4cの幅より夫々狭く形成されている(図3参照)。更に、コイル接続部3d,4dの長さは端子取付け部2aの厚みより長い。
端子3は、その溝3eを一方の端子取付け部2aに嵌合させた後に、コイル接続部3dをリングコア2の外方に向けて折り曲げて、端子取付け部2aに巻き付けられている。これにより、外周接触部3aが一方の端子取付け部2aの外側面2cに沿うとともに、面付け部3bが一方の端子取付け部2aの一端面に沿い、更に、内周接触部3cが一方の端子取付け部2aの内側面2bに沿うとともに、コイル接続部3dが一方の端子取付け部2aの他端面に沿って設けられる。
端子4は、その溝4eを他方の端子取付け部2aに嵌合させた後に、コイル接続部4dをリングコア2の外方に向けて折り曲げて、端子3と対称に他方の端子取付け部2aに巻き付けられている。これにより、外周接触部4aが他方の端子取付け部2aの外側面2cに沿うとともに、面付け部4bが他方の端子取付け部2aの一端面に沿い、更に、内周接触部4cが他方の端子取付け部2aの内側面2bに沿うとともに、コイル接続部4dが他方の端子取付け部2aの他端面に沿って設けられる。
ドラムコア7は、磁性体、好ましくは強磁性体粉末を圧縮成形したもので、図7に示すように巻胴7aの軸方向両端に夫々円形の鍔部7b,7cを一体に有してなる。ドラムコア7の巻胴7aにはコイル8が巻き付けられている。このコイル8の一方のコイル端末部8a及び他方のコイル端末部8bは夫々ドラムコア7の外に引き出されている。
コイル8が巻き付けられたドラムコア7はリングコア2の内側空間に挿入されている。挿入されたドラムコア7は、その鍔部7b,7cを図7に示すように端子3,4の内周接触部3c,4cに接触してリングコア2の内側空間に配置されている。つまり、ドラムコア7は、これを挟む位置の前記二箇所の接触により、リングコア2に対して位置決めされて、このリングコア2の内側空間に配置されている。図7に示すようにドラムコア7の鍔部7cに近い方の端面7dは、リングコア2に取付けられた端子3,4の面付け部3c,4cと面一に連なっている。
このドラムコア7の鍔部7b,7cとリングコア2の内周面との間には、図8に示すように前記二箇所の接触部を除いて円弧状の磁気間隙Gが形成されている。これらの磁気間隙Gには図示しない接着剤が供給されている。又、図7及び図8に示すようにコイル端末部8aは端子3のコイル接続部3dに電気的かつ機械的に接続され、コイル端末部8bは端子4のコイル接続部4dに電気的かつ機械的に接続されている。したがって、リングコア2に対するドラムコア7の保持は、コイル端末部8a,8bのコイル接続部3d、4dへの接続と、接着剤によるリングコア2とドラムコア7との接着によりなされている。コイル端末部8a,8bのコイル接続部3d、4dへの接続は、半田付け又は溶接などで行うことができる。この場合、コイル接続部3d、4dにコイル端末部8a,8bを絡げた上で行うことが好ましい。
前記構成のチョークコイル1の大きさを例示すれば、厚みH(図7参照)が1.2mm、縦横各辺の長さL(図8参照)が夫々3.2mmである。このように小形化されたチョークコイル1は、チップ部品として図示しないプリント配線基板上に表面実装して使用される。その場合、プリント配線基板の配線パターンのランドに対して端子3,4の面付け部3d、4dがクリーム半田を用いて接合される。この半田付け接合において、面付け部3d、4dとドラムコア7の一端面7dとは面一に連なっているので、このチョークコイル1をプリント配線基板上により安定して配置できる。
前記チョークコイル1は、リングコア2に巻き付くように取付けた端子3,4の内周接触部3c,4cに、リングコア2の内側に配置されたドラムコア7の鍔部7b,7cを接触させて、ドラムコア7をリングコア2の内側に直接的に位置決めしている。このため、ドラムコア7とリングコア2との間に所定の磁気間隙Gが形成される。これにより、製造されるチョークコイル1のリングコア2に対するドラムコア7の配置がばらつくことを抑制できるに伴い、製造されるチョークコイル1のインダクタンスのばらつきを抑制できる。
そして、端子3,4を利用した既述の位置決めにより、位置決めのための部材をドラムコア7とリングコア2の厚み方向に重ねて配置する必要がない。このため、部品の削減が可能でコストダウンができるだけではなく、チョークコイル1を薄型に形成できる。
又、前記チョークコイル1の端子3,4が有した内周接触部3c,4cは端子取付け部2aの平面からなる内側面2bに沿っていて、この内側面2bと円弧状面2dとがなす角2fに、これら内周接触部3c,4cの両縁が引っ掛かっている。これにより、チョークコイル1の製造時に、リングコア2の端子取付け部2aに嵌合された端子3,4が、リングコア2の周方向にずれ動く恐れをなくすことができるので、製造上好ましい。
次に、前記チョークコイル1の製造方法を説明する。この製造方法は、挿入工程と、端子曲げ工程と、ドラム嵌合工程と、接続工程とを具備し、必要により接着工程が付加される。
挿入工程では、図3に示した既述の端子3,4を図1に示すようにリングコア2と対向させた状態から、これら端子3,4の溝3e,4eをリングコア2の端子取付け部2aに夫々嵌合させて、端子3,4をリングコア2に組み合わせる。この場合、リングコア2に端子3,4を挿入してもよく、或いはこの逆に端子3,4にリングコア2を挿入してもよい。
この組み合わせ状態を図4に示す。この状態では、端子3,4の外周接触部3a,4aが対応する端子取付け部2aの外側面2cに添接され、端子3,4の面付け部3b,4bが対応する端子取付け部2aの一端面に添接される。又、端子3,4の内周接触部3c,4cが対応する端子取付け部2aの内側面2bに添接され、端子3,4のコイル接続部3d,4dはリングコア2を貫通して上方に突出する。
なお、この挿入工程では、溝3e,4eの内面の少なくとも一部に熱硬化性接着剤を塗布して、嵌合後に熱を加えて接着剤を硬化処理することを付加してもよい。この場合には、以降の工程でリングコア2に対して嵌合された端子3,4が脱落し難くできる点で好ましい。
次の端子曲げ工程では、端子3,4のコイル接続部3d,4dを面付け部3b,4bと平行状に折り曲げて端子取付け部2aの他端面に添接させる。この状態を図4中二点鎖線及び図6に示す。この状態では、端子3,4が対応する端子取付け部2aに巻き付いて取付けられるとともに、折り曲げられたコイル接続部3d,4dがリングコア2の外側方に突出する。
端子曲げ工程を経た状態では、端子3,4が端子取付け部2aに巻き付いているので、これらの端子3,4がリングコア2から脱落することがない。したがって、挿入工程において既述のように端子取付け部2aに端子3,4を接着した場合に、後述の接続工程においてコイル接続部3d,4dに加えられる熱で端子3,4の表面のメッキ層が溶融して、端子取付け部2aに対する接着強度が低下することがあっても、端子3,4がリングコア2から脱落することがない。
このため、既述のように端子3,4にはその全面にメッキ層を設けたものを使用できコスト的に有利である。ちなみに、前記加熱による接着強度の低下に対処するには、リングコア2に対する端子3,4の接着面がメッキ層で覆われないように端子3,4を作り、その非メッキ面をリングコア2に接着すればよい。しかし、この場合、端子3,4の所定の面をマスキングしてメッキ処理をする必要があるので、そのためのコストが掛かる点で不利である。
次のドラム嵌合工程では、コイル8が巻き付けられたドラムコア7を、リングコア2の内側に配置して、ドラムコア7の一端面7dが端子3,4の面付け部3d、4dと面一となるようにする。この場合、リングコア2にドラムコア7を嵌入して、或いはこの逆にドラムコア7にリングコア2を被嵌させて、リングコア2の内側のドラムコア7を配置しても良い。このドラム嵌合工程により、ドラムコア7の鍔部7b,7cが端子3,4の内周接触部3c,4cに接触して、これら鍔部7b,7cとリングコア2の内周の円弧状面2dとの間に磁気間隙Gが形成される。この場合、内周接触部3c,4cによりドラムコア7が直径方向に挟まれるので、これらの二箇所の接触により、リングコア2に対してドラムコア7が適正に位置決めされるとともに、所定の大きさの磁気間隙Gが形成される。
次の接続工程では、磁気間隙Gを通して引き出されたコイル8のコイル端末部8a,8bを端子3,4のコイル接続部3d、4dに個別に絡げて例えば半田付け接合を行うことにより、コイル端末部8a,8bとコイル接続部3d、4dとを電気的かつ機械的に接続する。接続が済んだ状態を図7及び図8に示し、これらの図中符号9は半田を示している。この接続に当たり、図8中二点鎖線で示すように鍔部7bに端子3,4と個別に対向する切り欠き7eを設けて、そこを通してコイル接続部3d、4dに接続されるコイル端末部8a,8bを引き出すようにしても良い。なお、この場合にも、一端面7dの周部をなす方の鍔部7cが少なくとも内周接触部3c,4cに当たるので、リングコア2に対してドラムコア7が適正に位置決めされる。
又、接着工程はドラム嵌合工程後接続工程が行われるまでに実施される。この接着工程では、磁気間隙Gに図示しない熱硬化性接着剤を供給した上で、熱を加えて接着剤を硬化処理することによって、リングコア2とドラムコア7とを接着する。
以上の製造方法では、挿入工程及び端子曲げ工程により、端子3,4をリングコア2に巻き付けて保持するので、以降の工程において端子3,4がリングコア2から脱落することがなく製造性がよい。更に、ドラム嵌合工程により、リングコア2に保持された端子3,4を利用してコイル8が巻き付けられたドラムコア7を、リングコア2に対して位置決めして両コア2,7間に所定の磁気間隙Gを形成できる。しかも、次の接着工程でのリングコア2とドラムコア7との接着により、磁気間隙Gがより確実に維持される。したがって、既述のように部品点数を削減できるとともに薄型化に適し、かつ、インダクタンスのばらつきを抑制できる表面実装型チョークコイル1を製造できる。
図9〜図14は本発明の第2実施形態を示している。第2実施形態は基本的には第1実施形態と同じであるので、同一の構成については第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態とは異なる事項について以下説明する。
第2実施形態では、挿入工程が1回で済むようにするために端子体5を用いている。この端子体5は、図9に示すように一対の端子3,4のコイル接続部3d,4dを、これらに対して直角状に折れ曲がったブリッジ部6で一体に接続して形成されている。コイル接続部3d,4dは、内周接触部3c,4cと同じ幅となっており、それらの境界となる位置に、側縁に開放する切り欠き6aが、コイル接続部3d,4dの折り曲げを容易にするために設けられている。
この端子体5を用いて図14に示すように製造された表面実装型チョークコイル1の大きさは、図14に示す厚みHが2.0mm、縦横の一辺の長さLが5.0mmである。
次に、このチョークコイル1の製造方法について説明する。この製造方法は、挿入工程と、切断工程と、端子曲げ工程と、ドラム嵌合工程と、接続工程とを具備し、必要により接着工程が付加される。
挿入工程では、前記端子体5を図9に示すようにリングコア2と対向させた状態から、この端子体5が備えた一対の端子3,4の溝3e,4eをリングコア2の端子取付け部2aに夫々嵌合させて、端子3,4をリングコア2に組み合わせる。この場合、リングコア2に端子3,4を挿入してもよく、或いはこの逆に端子3,4にリングコア2を挿入してもよい。
この組み合わせ状態を図10に示す。この状態では、端子3,4の外周接触部3a,4aが対応する端子取付け部2aの外側面2cに添接され、端子3,4の面付け部3b,4bが対応する端子取付け部2aの一端面に添接される。又、端子3,4の内周接触部3c,4cが対応する端子取付け部2aの内側面2bに添接され、端子3,4のコイル接続部3d,4d及びこれらを一体につないだブリッジ部6はリングコア2を貫通して上方に突出する。
なお、この挿入工程では、溝3e,4eの内面の少なくとも一部に熱硬化性接着剤を塗布して、嵌合後に熱を加えて接着剤を硬化処理することを付加してもよい。この場合には、以降の工程でリングコア2に対して嵌挿された端子体5が脱落し難くできる点で好ましい。
次の切断工程では、図10中一点鎖線で示す位置を図示しないカッターで切断してブリッジ部6を除去するとともに、一対の端子3,4を独立させる。端子3,4が独立した状態を図11に示す。
次の端子曲げ工程では、端子3,4のコイル接続部3d,4dを面付け部3b,4bと平行状に折り曲げて端子取付け部2aの他端面に添接させる。この状態を図12に示す。この状態では、端子3,4が対応する端子取付け部2aに巻き付いて取付けられる。
端子曲げ工程を経た状態では、端子3,4が端子取付け部2aに巻き付いているので、これらの端子3,4がリングコア2から脱落することがない。したがって、挿入工程で端子取付け部2aに端子3,4を既述のように接着した場合に、後述の接続工程においてコイル接続部3d,4dに伴って加えられる熱で端子3,4の表面のメッキ層が溶融して、端子取付け部2aに対する接着強度が低下することがあっても、端子3,4がリングコア2から脱落することがない。このため、既述のように端子3,4にはその全面にメッキ層を設けたものを使用できコスト的に有利である。
次のドラム嵌合工程では、図12に示すようにコイル8が巻き付けられたドラムコア7を、リングコア2の内側に配置して、ドラムコア7の一端面7dが端子3,4の面付け部3d、4dと面一となるようにする。この場合、リングコア2にドラムコア7を嵌入して、或いはこの逆にドラムコア7にリングコア2を被嵌させて、リングコア2の内側のドラムコア7を配置しても良い。このドラム嵌合工程により、ドラムコア7の鍔部7b,7cが端子3,4の内周接触部3c,4cに接触して、これら鍔部7b,7cとリングコア2の内周の円弧状面2dとの間に磁気間隙Gが形成される(図13参照)。この場合、内周接触部3c,4cによりドラムコア7が直径方向に挟まれるので、これらの二箇所の接触により、リングコア2に対してドラムコア7が適正に位置決めされるとともに、所定の大きさの磁気間隙Gが形成される。
次の接続工程では、磁気間隙Gを通して引き出されたコイル8のコイル端末部8a,8bを端子3,4のコイル接続部3d、4dに個別に絡げて例えば半田付け接合を行うことにより、コイル端末部8a,8bとコイル接続部3d、4dとを電気的かつ機械的に接続する。接続が済んだ状態を図14に示す。
又、接着工程はドラム嵌合工程後接続工程が行われるまでに実施される。この接着工程では、磁気間隙Gに図示しない熱硬化性接着剤を供給した上で、熱を加えて接着剤を硬化処理することによって、リングコア2とドラムコア7とを接着する。
以上の製造方法では、挿入工程及び端子曲げ工程により、端子3,4をリングコア2に巻き付けて保持するので、以降の工程において端子3,4がリングコア2から脱落することがないことに加えて、端子体5を用いてリングコア2に対する端子3,4の挿入を一度に実施できるので、製造性がよく、量産により適している。更に、ドラム嵌合工程により、リングコア2に保持された端子3,4を利用してコイル8が巻き付けられたドラムコア7を、リングコア2に対して位置決めして両コア2,7間に所定の磁気間隙Gを形成できる。しかも、次の接着工程でリングコア2とドラムコア7との接着により、磁気間隙Gがより確実に維持される。したがって、既述のように部品点数を削減できるとともに薄型化に適し、かつ、インダクタンスのばらつきを抑制できる表面実装型チョークコイル1を製造できる。
本発明の第1実施形態に係るチョークコイルのリングコアと一対の端子とが組合される前の状態を示す断面図。 図1の状態でのリングコアを示す平面図。 図1の状態での一対の端子を示す斜視図。 第1実施形態に係るチョークコイルのリングコアと一対の端子とが組合された状態を示す断面図。 図4の状態を示す平面図。 第1実施形態に係るチョークコイルのリングコアに一対の端子が保持された状態を示す平面図。 第1実施形態に係るチョークコイルの組立て完了状態を示す断面図。 図7の状態を示す平面図。 本発明の第2実施形態に係るチョークコイルのリングコアと一対の端子とが組合される前の状態を示す斜視図。 第2実施形態に係るチョークコイルのリングコアと一対の端子とが組合された状態を示す斜視図。 図10の状態からリングコアと組合された一対の端子を得た状態を示す斜視図。 第2実施形態に係るチョークコイルのリングコアに一対の端子が保持された状態を巻線されたドラムコアとともに示す斜視図。 第2実施形態に係るチョークコイルの一対の端子が保持されたリングコアと巻線されたドラムコアとが組合された状態を示す斜視図。 第2実施形態に係るチョークコイルの組立て完了状態を示す斜視図。
符号の説明
1…チョークコイル(インダクタ)、2…リングコア、2a…端子取付け部、2b…端子取付け部の内側面、2c…端子取付け部の外側面、3,4…端子、3a,4a…外周接触部、3b,4b…面付け部、3c,4c…内周接触部、3d,4d…コイル接続部、3e,4e…溝、5…端子体、6…ブリッジ部、7…ドラムコア、7a…巻胴、7b,7c…鍔部、7d…ドラムコアの端面、8…コイル、8a,8b…コイル端末部、G…磁気間隙

Claims (5)

  1. リングコアと、
    このリングコアの外側面に沿う外周接触部、この外周接触部から前記リングコアの一端面に沿って折曲げられた面付け部、この面付け部から前記リングコアの内側面に沿って折り曲げられた内周接触部、及びこの内周接触部から前記リングコアの他端面に沿って折り曲げられて外方へ突出するコイル接続部からなる複数の端子と、
    巻胴の軸方向両端に夫々有した鍔部の少なくとも一方を前記各端子の内周接触部に接触させるとともに、この接触部以外の部位と前記リングコアの内周との間に磁気隙間を設けて前記リングコアの内側に配置されたドラムコアと、
    コイル端末部を有して前記巻胴に巻き付けられるとともに、前記コイル端末部が前記コイル接続部に電気的かつ機械的に接続されたコイルと、
    を具備した表面実装型インダクタ。
  2. 前記リングコアが端子取付け部を複数有し、これら取付け部の内側面と外側面との内の少なくとも内側面を平面で形成し、前記各端子取付け部の夫々に前記端子を取付けた請求項1に記載の表面実装型インダクタ。
  3. 前記面付け部に近い方の前記ドラムコアの一端面と前記面付け部とを面一に連ねた請求項1又は2に記載の表面実装型インダクタ。
  4. 外周接触部、この外周接触部から直角状に折曲げられた面付け部、この面付け部から前記外周接触部と平行となるように直角状に折り曲げられた内周接触部、及びこの内周接触部の前記面付け部に対する折れ曲がり方向に沿って前記内周接触部に連続するコイル接続部を有した端子を、前記外周接触部、面付け部、及び内周接触部で形成された溝とリングコアとを嵌合させて、このリングコアに組み合わせる挿入工程と、
    前記コイル接続部を前記面付け部と平行状に折り曲げて前記端子を前記リングコアに保持させる端子曲げ工程と、
    コイルが巻き付けられたドラムコアを前記リングコアの内側に配置して、前記ドラムコアが有した鍔部を前記内周接触部に接触させるとともに、この接触部以外の部位と前記リングコアの内周との間に磁気間隙を設けるドラム嵌合工程と、
    前記コイルのコイル端末部を前記コイル接続部に電気的かつ機械的に接続する接続工程と、
    を具備した表面実装型インダクタの製造方法。
  5. 一対の端子がブリッジ部で一体に連続された端子体を備えるとともに、一対の前記端子が、外周接触部、この外周接触部から直角状に折曲げられた面付け部、この面付け部から前記外周接触部と平行となるように直角状に折り曲げられた内周接触部、及びこの内周接触部の前記面付け部に対する折れ曲がり方向に沿って前記内周接触部に連続するコイル接続部を有してなり、前記外周接触部、面付け部、及び内周接触部で形成された溝とリングコアとを嵌合させて、このリングコアと前記端子体とを組み合わせる挿入工程と、
    前記コイル接続部の前記ブリッジ部側部分を切断して前記ブリッジ部を除去する切断工程と、
    前記コイル接続部を前記面付け部と平行状に折り曲げて前記端子を前記リングコアに保持させる端子曲げ工程と、
    コイルが巻き付けられたドラムコアを前記リングコアの内側に挿入して、前記ドラムコアが有した鍔部を前記内周接触部に接触させるとともに、この接触部以外の部位と前記リングコアの内周との間に磁気間隙を設けるドラム嵌合工程と、
    前記コイルのコイル端末部を前記コイル接続部に電気的かつ機械的に接続する接続工程と、
    を具備した表面実装型インダクタの製造方法。
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