JP2006012730A - 静電気除去部材、静電気対策ユニット及び携帯電子機器 - Google Patents

静電気除去部材、静電気対策ユニット及び携帯電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯電子機器を構成する筐体の内部に設けられ、筐体の外方に露出する電気部品の静電気対策用の静電気除去部材において、携帯電子機器の製造効率の向上を図ると共に電気部品の静電気対策の信頼性向上を図れるようにする。
【解決手段】 導電性材料により形成された電気部品13の静電気除去部材33であって、前記電気部品13の少なくとも主面の周縁を覆う枠体部35と、該枠体部35と一体的に形成され、下方に延びる接続端子部39とを有し、該接続端子部39には、前記電気部品13に係合する係止部41と、弾性変形可能なバネ部43とを備えることを特徴とする静電気除去部材33を提供する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、電気部品の静電気除去部材、及び、これを備えた電気部品の静電気対策ユニット、及び、これを用いた携帯電子機器に関する。
従来、携帯電話機、簡易型携帯電話機(PHS(登録商標))、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ等の携行可能な携帯電子機器は、筐体と、筐体内部に配されると共に筐体の外部に露出する電気部品と、この電気部品を搭載する回路基板とを備えている。このような電気部品としては、例えば、液晶表示装置、マイクロフォン、スピーカ、カメラユニット等がある。そして、これら電気部品の回りには、静電気による電気部品の誤動作を防止することを目的として、回路基板に形成されたグランド電極に静電気を逃がすために様々な工夫がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
このような静電気対策構造としては、例えば、薄膜状の金属箔から形成され、電気部品の表面に粘着剤を介して貼り付けるように構成されたものがある。また、電気部品や回路基板は、筐体の厚さ方向に重ねて配されており、筐体を構成する一対のケース部材により挟み込まれている。このような静電気対策構造体及びグランド電極は、これらケース部材の挟み込み力によって相互に当接し、これらの電気的な導通が図られている。
特開2003−18264号公報
しかしながら、上記従来のこのような静電気対策構造体は、電気部品の表面に貼り付ける金属泊から構成されているため、静電気対策構造体の取り付け作業に時間がかかり、携帯電子機器の製造効率を低下させるという問題がある。
また、一対のケース部材により電気部品及び回路基板を挟み込む力を利用して、このような静電気対策構造体を回路基板のグランド電極と当接させるような構造であるため、このような静電気対策構造体とグランド電極との電気的な導通を確実に行うことが難しく、特に振動等により接触不良を起こす虞があり、電気部品の静電気対策の信頼性に欠けるという問題がある。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、携帯電子機器の製造効率を向上させると共に、電気部品の静電気対策の信頼性向上を図ることができる静電気除去部材と、これを備えた電気部品の静電気対策ユニット及びこれを用いた携帯電子機器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る静電気除去部材は、導電性材料により形成された電気部品の静電気除去部材であって、前記電気部品の少なくとも主面の周縁を覆う枠体部と、該枠体部と一体的に形成され、下方に延びる接続端子部とを有し、該接続端子部には、前記電気部品に係合する係止部と、弾性変形可能なバネ部とを備えることを特徴とする。なお、電気部品の主面とは、例えば、電気部品を筐体内部に設けた状態において筐体の外方に露出する部分を含んだ面を示している。
また、本発明に係る静電気除去部材は、前記接続端子部が前記電気部品を挟んで一対設けられ、前記接続端子部の先端側に前記バネ部が設けられ、該バネ部と前記接続端子部の根元部との間に前記係止部が設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る静電気対策ユニットは、前記静電気除去部材と、主面に隣接する側面に前記静電除去部材の係止部と係合する係合部を有する電気部品と、グランド電極を有する回路基板とを有し、前記静電気除去部材の枠体部を前記電気部品の主面周縁に配置し、かつ前記静電気除去部材の係止部を前記電気部品の係合部と係合させると共に、前記静電気除去部材の接続端子部を前記回路基板のグランド電極と弾性接触させてあることを特徴とする。
また、本発明に係る静電気対策ユニットは、前記接続端子部のバネ部を前記電気部品の係合部による押圧力により弾性変形させて前記接続端子部を前記回路基板のグランド電極と弾性接触させてあることを特徴とする。
さらに、本発明に係る携帯電子機器は、前記静電気対策ユニットを筐体内に具備することを特徴とする。
また、本発明に係る携帯電子機器は、前記電気部品の側面には、外方に突出する水平壁部と、該水平壁部より下方に延びる垂直壁部とからなる突出部が設けられ、該突出部を前記筐体に係合させて固定すると共に、前記水平壁部には前記係合部が設けられ、前記電気部品を筐体内に固定したとき、前記係合部による押圧力により前記接続端子部のバネ部を弾性変形させて接続端子部を前記回路基板のグランド電極と弾性接触させてあることを特徴とする。
本発明によれば、係止部を電気部品に係合させることにより、枠体部と電気部品とを一体的に固定することができるため、この電気部品を内蔵する携帯電子機器の組立作業性の向上を図ることができる。また、従来のように、静電気除去部材を接着により電気部品に貼り付けるのではなく、係止部を利用して静電気除去部材を電気部品に取り付ける構成となっているため、電気部品に対する静電気除去部材の脱着を容易に行うことができ、電気部品のメンテナンスも容易に行うことができる。
また、電気部品を回路基板の表面に配した状態においては、バネ部の付勢力により回路基板の表面に形成されたグランド電極と静電気除去部材との電気接続を保持できるため、電気部品の近傍で発生した静電気を枠体部からグランド電極に確実に逃がすことができる。したがって、電気部品の静電気対策の信頼性向上を図ることができる。
図1から図5は本発明に係る一実施形態を示しており、ここで説明する実施の形態は、この発明を携帯電話機に適用した場合のものである。この実施の形態に係る携帯電話機(携帯電子機器)1は、図1,2に示すように、第1の筐体2と、この第1の筐体2の厚さ方向に重ね合わせ可能な第2の筐体3と、これら2つの筐体2,3を相互に折り畳み自在に連結するヒンジ部5とを備えている。なお、ヒンジ部5は、2つの筐体2,3の各端部2a,3a(以下、基端部2a,3aと呼ぶ。)同士を連結するように配されている。
第1の筐体2の内部には、通話キー、終話キー等の各種の押圧可能な操作キーからなる操作部7及び通話用のマイクロフォン部9が設けられている。マイクロフォン部9は、基端部2aとは反対側に位置する第1の筐体2の先端部2bに配されている。これら操作部7及びマイクロフォン部9は、2つの筐体2,3を相互に重ね合わせた状態において第2の筐体3に対向する第1の筐体2の対向面2cから外方に露出している。
第2の筐体3の内部には、LCD(Liquid Crystal Display)等、各種情報を表示する2つの表示部11,13、通話用のスピーカ部15、そして、第1の筐体2に備える操作部7やマイクロフォン部9と電気接続させるための回路基板(図示せず)が設けられている。スピーカ部15は、基端部3aとは反対側に位置する第2の筐体3の先端部3bに配されている。
第1の表示部11及びスピーカ部15は、2つの筐体2,3を相互に重ね合わせた状態において第1の筐体2に対向する第2の筐体3の対向面3cから外方に露出している。また、第2の表示部(電気部品)13は、対向面3cとは反対側に位置する外面3dから外方に露出している。
対向面2c,3cから露出する操作部7、マイクロフォン部9、第1の表示部11及びスピーカ部15は、第1、第2の筐体2,3を互いに重ね合わせて閉じた状態において、各筐体2,3により覆い隠されるようになっている。また、外面3dから露出する第2の表示部13の表示面13aは、2つの筐体2,3の開閉状態にかかわらず、外方に露出している。なお、図中の符号16は、基地局と無線通信を行うためのアンテナである。
第2の表示部13は、図3,4に示すように、回路基板17の表面17aに配されており、外方に露出する表示面13aを備える略矩形板状の表示部本体(本体部)19と、表示部本体19の側面19cから突出する一対の突出部23を備えており、これら突出部23は、表示部本体19を挟んで互いに対称な位置に配されている。各突出部23は、表示部本体19の側面19cから表示面13aに対して略平行に延びる略板状の水平壁部(係合部)25と、水平壁部25の先端から回路基板17側に向けて延びる垂直壁部27とを備えている。
水平壁部25は、表示部本体19の厚さ寸法よりも薄く形成されており、その上面25aが、表示面13aを含む表示部本体19の頂面(主面)19aから厚さ方向下方に下がった位置に配されている。
また、上面25aと反対側に位置する水平壁部25の裏面25bは、回路基板17の表面17aに接触する表示部本体19の裏面19bから厚さ方向上方に位置している。すなわち、回路基板17の表面17aに表示部本体19を重ねて配した状態においては、回路基板17の表面17aと水平壁部25の裏面25bとが、隙間を有して相互に対向するように位置することになる。
この水平壁部25の先端側には、厚さ方向に貫通する貫通孔29が形成されており、この貫通孔29は、平面視略矩形状に形成されている。
垂直壁部27は、表示部本体19の裏面25bから厚さ方向下方に突出するように形成されており、その先端には、第2の筐体3の対向面3cを構成するフロントケース31と第2の表示部13とを相互に固定するための略楔状の鉤部27aが形成されている。
以上のように構成された第2の表示部13には、第2の表示部13の近傍で発生した静電気を回路基板17の表面17aに形成されたグランド電極17bに逃がすための静電気除去部材33が取り付けられている。
この静電気除去部材33は、図4,5にその要部を示すように、金属や導電性プラスチック等の導電性材料からなり、第2の表示部13の表示面13aの周縁を覆う平面視略矩形状の枠体部35と、表示部本体19の側面19cの一部を覆う側壁部37と、回路基板17のグランド電極17bに電気的に接続する接続端子部39とを備えている。これら枠体部35、側壁部37及び接続端子部39は一体的に形成されており、金属板で形成されている場合には、折り曲げ加工により形成してある。
接続端子部39は、第2の表示部13を挟み込む位置に一対設けられており、それぞれ第2の表示部13に静電気除去部材33を固定するための係止部41と、係止部41の先端側に設けられた弾性変形可能なバネ部43とを備えている。
各係止部41は、枠体部35を表示部本体19の頂面19aの周縁に配した状態において、各突出部23の水平壁部25に係合するように構成されている。すなわち、この係止部41は、断面視略コ字状に形成されており、貫通孔29を通じて水平壁部25の上面25a及び裏面25bに当接し、水平壁部25を挟み込むように構成されている。このように構成された係止部41は、後述するバネ部43と接続端子部39の根元部との間に設けられている。
バネ部43は、係止部41のうち水平壁部25の裏面25bに当接する部分に一体的に形成されており、水平壁部25の裏面25bに対して傾斜して配されている。このバネ部43は、水平壁部25の裏面25bと回路基板17の表面17aとの隙間に配されている。そして、バネ部43は、水平壁部25の裏面25bと回路基板17の表面17aとが相互に離間する方向に付勢しており、第2の表示部13と回路基板17との間に隙間が存在する状態においても、この付勢状態を保持するように構成されている。
なお、上述のように、バネ部43が付勢している状態においては、バネ部43の先端部は、回路基板17の表面17aに形成されたグランド電極17bに当接している。すなわち、この状態においては、接続端子部39が回路基板17のグランド電極17bと弾性接触することになり、静電気除去部材33とグランド電極17bとが電気的に接続されることになる。
以上のように構成された第2の表示部13及び静電気除去部材33により、回路基板17のグランド電極17bに静電気を逃がす静電気対策ユニット50が構成されている。
図4に示すように、第2の筐体3の内部に配される第1の表示部11、回路基板17及び第2の表示部13は、フロントケース31の内面31aから厚さ方向に順番に重ねて配されており、第1の表示部11の表示面11aがフロントケース31に形成された開口部31bから外方に露出するようになっている。なお、フロントケース31の内面31aは、対向面3cの反対側に位置する面を指し示している。
このフロントケース31には、内面31aから突出する突出壁部45が形成されている。この突出壁部45は、第1の表示部11及び回路基板17の側部を囲むように配されており、これら第1の表示部11及び回路基板17を収容する役割を果たしている。また、突出壁部45の基端部には、第2の表示部13に形成された突出部23の鉤部27aを係合させる孔45aが形成されている。
この鉤部27aが孔45aに係合した状態においては、第2の表示部13が回路基板17の表面17aに接触して、フロントケース31に固定されることになる。
以上のように構成された携帯電話機1の製造において、第2の筐体3の内部に2つの表示部11,13及び回路基板17を組み込む場合には、はじめに、第2の表示部13の突出部23に静電気除去部材33の係止部41を係合させて第2の表示部13に静電気除去部材33を被せて取り付ける。この取り付けの際には、静電気除去部材33の枠体部35や側壁部37が第2の表示部13の周囲に配されることになる。また、この際には、表示部本体19を挟んだ対称な位置に配された各突出部23の水平壁部25に係止部41がそれぞれ係合するため、一対の係止部41により第2の表示部13を狭持することになる。
次いで、2つの表示部11,13及び回路基板17を第2の筐体3の内部に組み込む。この組み込みの際には、フロントケース31の内面31aから第1の表示部11、回路基板17及び第2の表示部13を順番に重ねて配する。この際には、突出壁部45によってフロントケース31に対する第1の表示部11及び回路基板17の配置が決定される。
その後、第2の表示部13を回路基板17の表面17aに配する。この際には、突出壁部45の孔45aに突出部23の鉤部27aを係合させて、第2の表示部13とフロントケース31とを固定させる。
この状態においては、接続端子部39のバネ部43が水平壁部25に押圧されてバネ部43の先端がグランド電極17bに接触して、静電気除去部材33とグランド電極17bとが相互に電気接続されると共に、第2の表示部13と回路基板17とがバネ部43の付勢力によって相互に離間する方向に付勢されることになる。また、この状態においては、第1の表示部11及び回路基板17が、第2の表示部13及びフロントケース31により挟まれるため、フロントケース31から抜け出ることを防止できる。
最後に、フロントケース31と共に第2の筐体3を構成するリアケース(図示せず)を第2の表示部13の表示面13a側に配することにより、2つの表示部11,13及び回路基板17を第2の筐体3の内部に組み込む作業が終了する。なお、リアケースは、第2の筐体3の外面3d側を構成するものであり、第2の表示部13の表示面13aを外方に露出させる開口部を有している。
上記のように、この静電気除去部材33によれば、従来のように、金属箔を接着により第2の表示部13等の電気部品に貼り付けるのではなく、静電気除去部材33を第2の表示部13に被せ、突出部23に静電気除去部材33の係止部41を係合させるだけで、静電気除去部材33の枠体部35や側壁部37を第2の表示部13の周囲に容易に配することができるため、携帯電話機1の組立作業効率を向上させることができる。
また、係止部41や突出部23を利用して静電気除去部材33を第2の表示部13に取り付ける構成のため、第2の表示部13に対する静電気除去部材33の脱着を容易に行うことができ、第2の表示部13のメンテナンスも容易に行うことができる。
さらに、一対の係止部41により第2の表示部13を狭持しているため、第2の表示部13と静電気除去部材33とを確実に固定した状態に保持できる。
また、静電気除去部材33を第2の表示部13に固定する係止部41が、静電気をグランド電極17bに逃がすための接続端子部39の構成に含まれるため、静電気除去部材33の形状を簡略化して、静電気除去部材33の製造コストの削減を図ることができる。
また、第2の表示部13を回路基板17の表面17aに配した状態においては、第2の表示部13の水平壁部25の押圧力によってバネ部43を弾性変形させ、バネ部43の付勢力により静電気除去部材33とグランド電極17bとの電気接続を保持できるため、第2の表示部13の近傍で発生した静電気を枠体部35からグランド電極17bに確実に逃がすことができる。したがって、第2の表示部13の静電気対策の信頼性向上を図ることができる。
特に、第2の表示部13の鉤部27aとフロントケース31の孔45aとの係合状態に遊びがある場合、すなわち、鉤部27aが孔45aに係合した状態において振動等により第2の表示部13が回路基板17の表面17aから浮き上がる場合があったとしても、バネ部43の付勢力によって、静電気除去部材33と回路基板17のグランド電極17bとの電気接続を保持できる。
また、この静電気対策ユニット50によれば、バネ部43は、表示部本体19の裏面19bから厚さ方向上方に位置する水平壁部25の裏面25bと、回路基板17の表面17aとの隙間に配されているため、第2の表示部13の裏面19bを回路基板17の表面17aに接触させることができる。したがって、第2の表示部13と回路基板17とを重ね合わせた厚さ寸法を小さくして、携帯電話機1の薄型化を図ることができる。
さらに、第2の表示部13のうちバネ部43を配する面が、表示部本体19の側面19cから突出する突出部23に形成されているため、表示部本体19の形状を簡素化して、表示部本体19を容易に製造することが可能となる。
また、第2の表示部13における静電気除去部材33の係止部41との係合、及び、バネ部43の配置は、いずれも同一の突出部23を利用して行われている、すなわち、係止部41は突出部23の水平壁部25に係合し、バネ部43は水平壁部25の裏面25bに配されている。このため、第2の表示部13の形状を簡略化して、第2の表示部13の製造コストの削減を図ることができる。
さらに、第2の筐体3内部に2つの表示部11,13及び回路基板17を組み込む際には、フロントケース31の内面31aに第1の表示部11、回路基板17、第2の表示部13及びリアケースを順番に重ねるため、第2の表示部13を回路基板17の表面17aに配した状態においては、静電気除去部材33や回路基板17の表面17aが外方に露出することになる。したがって、リアケースを取り付ける前に、静電気除去部材33とグランド電極17bとの電気接続を容易に確認することができる。
なお、上記実施形態において、静電気除去部材33を第2の表示部13に固定するための係止部41は、回路基板17のグランド電極に電気接続する接続端子部39の構成に含まれるとしたが、これに限ることはなく、接続端子部39から独立して構成されるとしても構わない。すなわち、係止部は、例えば、静電気除去部材33の側壁部37に形成するとしても構わない。ただし、この構成の場合には、表示部本体19にこの係止部に係合する係合部を別途形成しておく必要がある。なお、この場合の係合部は、例えば、表示本体19の側面から突出した突起部であってもよいし、同側面から窪んだ凹部であってもよい。
また、上記実施形態の静電気除去部材33は、第2の表示部13に取り付けられるものとしたが、これに限ることはなく、少なくとも筐体の外方から露出する電気部品に取り付けるものであればよい。すなわち、この電気部品としては、例えば、第1の表示部11、マイクロフォン部9、スピーカ部15、また、カメラユニットであってもよい。ここで、電気部品がマイクロフォン部9である場合の主面とは集音口を含む面のことをいい、スピーカ部15である場合の主面とは放音口を含む面のことをいう。また、電気部品がカメラユニットである場合の主面とは撮像窓を含む面のことをいう。
さらに、互いに重ね合わせ可能な2つの筐体2,3を備えた携帯電話機1に適用されるとしたが、携帯電話機1に限ることはなく、PDA、デジタルカメラのように、筐体の外方に露出する電気部品を備えた携帯電子機器であればよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の一実施形態に係る携帯電話機を構成する2つの筐体を相互に開いた状態を示す対向面側の平面図である。 図1の携帯電話機において、2つの筐体を相互に開いた状態を示す外面側の平面図である。 図1の携帯電話機において、第2の表示部及びシールド部材を示す拡大斜視図である。 図1の携帯電話機において、第2の筐体に固定された第2の表示部を示す部分拡大断面図である。 図1の携帯電話機において、シールド部材の接続端子部を示す部分拡大斜視図である。
符号の説明
1 携帯電話機(携帯端末装置)
3 第2の筐体
13 第2の表示部(電気部品)
17 回路基板
17b グランド電極
19 表示部本体(本体部)
19a 頂面(主面)
19c 側面
23 突出部
25 水平壁部(係合部)
27 垂直壁部
33 静電気除去部材
35 枠体部
39 接続端子部
41 係止部
43 バネ部

Claims (6)

  1. 導電性材料により形成された電気部品の静電気除去部材であって、
    前記電気部品の少なくとも主面の周縁を覆う枠体部と、該枠体部と一体的に形成され、下方に延びる接続端子部とを有し、該接続端子部には、前記電気部品に係合する係止部と、弾性変形可能なバネ部とを備えることを特徴とする静電気除去部材。
  2. 前記接続端子部が前記電気部品を挟んで一対設けられ、前記接続端子部の先端側に前記バネ部が設けられ、該バネ部と前記接続端子部の根元部との間に前記係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の静電気除去部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の静電気除去部材と、主面に隣接する側面に前記静電除去部材の係止部と係合する係合部を有する電気部品と、グランド電極を有する回路基板とを有し、前記静電気除去部材の枠体部を前記電気部品の主面周縁に配置し、かつ前記静電気除去部材の係止部を前記電気部品の係合部と係合させると共に、前記静電気除去部材の接続端子部を前記回路基板のグランド電極と弾性接触させてあることを特徴とする静電気対策ユニット。
  4. 前記接続端子部のバネ部を前記電気部品の係合部による押圧力により弾性変形させて前記接続端子部を前記回路基板のグランド電極と弾性接触させてあることを特徴とする請求項3に記載の静電気対策ユニット。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の静電気対策ユニットを筐体内に具備することを特徴とする携帯電子機器。
  6. 前記電気部品の側面には、外方に突出する水平壁部と、該水平壁部より下方に延びる垂直壁部とからなる突出部が設けられ、
    該突出部を前記筐体に係合させて固定すると共に、前記水平壁部には前記係合部が設けられ、
    前記電気部品を筐体内に固定したとき、前記係合部による押圧力により前記接続端子部のバネ部を弾性変形させて接続端子部を前記回路基板のグランド電極と弾性接触させてあることを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
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