JP2006002744A - 内燃機関の排ガス浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排ガス浄化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 燃費を向上させることができるとともに、パティキュレート量を増加させずに、NOx吸収触媒の再生を良好に行える排ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】 内燃機関の排ガス浄化装置1であって、排ガス中のNOxを吸収するNOx吸収触媒17と、排ガスの流量を制御する排ガス流量制御弁20と、排気系5の排ガス流量制御弁20よりも上流側と吸気系4との間に接続され、排ガスを吸気系4に還流するための排ガス還流通路14aと、排ガスの還流量を制御する排ガス還流量制御弁14bとを備え、排ガス浄化装置1のECU2は、排ガス還流量制御弁14bの上流側と下流側の間の上下流間差圧EGRDPを検出し(ステップ24)、目標差圧EGRDPCMDを決定し(ステップ23)、NOx還元用の還元剤の供給中に、上下流間差圧EGRDPが目標差圧EGRDPCMDになるように排ガス流量制御弁20を制御する(ステップ25,26)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ディーゼルエンジンなどの内燃機関に設けられ、排ガス中のNOxを吸収するNOx吸収触媒を備えた内燃機関の排ガス浄化装置に関する。
一般に、この種のNOx吸収触媒のNOxの吸収量が過大になると、NOx吸収触媒のNOx吸収能力が低下し、大気中に排出されるNOxの量が増加するおそれがある。このため、吸収されたNOxを還元することによって、NOx吸収触媒の吸収能力を回復させることが行われており、そのような排ガス浄化装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。以下、このようなNOxの還元を、NOx吸収触媒の再生という。
この排ガス浄化装置は、ディーゼルエンジン(以下「エンジン」という)に適用されたものであり、NOx吸収触媒の再生を行う場合には、エンジンで燃焼されるガスの空燃比が理論空燃比よりもリッチ側になるように燃料噴射量を制御し、それにより、排ガス中に未燃成分を含ませるようにする。これにより、NOx吸収触媒に供給された排ガス中の未燃成分により、吸収されたNOxが還元されることによって、NOx吸収触媒が再生される。
また、エンジンには、排ガスの一部を吸気管に還流するために、常閉式のEGR弁を有するEGR装置が設けられ、また、吸気管のEGR装置よりも上流側には吸気シャッターバルブが、排気管のEGR装置よりも下流側には排気シャッターバルブが、それぞれ設けられている。NOx吸収触媒の再生は、これらの吸気・排気シャッターバルブをいずれも閉じ側の小さな一定の開度に制御した状態で行われる。このような吸気シャッターバルブの閉じ制御により、エンジンに供給される新気の量を低減することによって、NOxを還元するのに必要な燃料量を低減し、その分、再生時用の燃料量を低減するようにしている。また、排気シャッターバルブの閉じ制御による排気圧力の増大と、吸気シャッターバルブの閉じ制御による吸気管内の負圧の増大によって、EGR弁の上下流間の差圧(以下「EGR弁上下流間差圧」という)が増大し、その結果、EGR弁が開弁することによって、排ガスの一部がEGRガスとして吸気管に還流される。これにより、吸気負圧が過大になるのを防止することで、潤滑油消費量の増大や運転感覚の悪化を防止するようにしている。なお、NOx吸収触媒の再生は、エンジンがエンジンブレーキの状態にあることを条件として実行される。
しかし、上記従来の排ガス浄化装置では、NOx吸収触媒の再生中に、EGR弁上下流間差圧が、EGR弁の開弁後のEGRガスの流入によって、あるいは内燃機関に過給機が設けられている場合には、過給圧の変化などによって、変動する。その結果、EGR弁の開度が一定であっても、EGRガスの流量が変化し、過大または過小になる場合がある。EGRガスの流量が過大になった場合には、燃焼温度が低下し、燃焼によって生成されるパティキュレートの量が増加してしまう。また、過小になった場合には、その分、エンジンに供給される新気の量が増加し、その結果、再生用の燃料が不足し、再生を十分に行うことができない。また、これを補うために、再生用の燃料量を増加させると、燃費が悪化してしまう。さらに、前述したように、NOx吸収触媒の再生は、エンジンブレーキ状態でない限り実行されず、また、この実行条件は成立する頻度が低いので、NOx吸収触媒のNOxの吸収量が過大であっても再生が実行されないことによって、大気中へのNOxの排出量が増加するおそれがある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、燃費を向上させることができるとともに、パティキュレート量を増加させることなく、NOx吸収触媒の再生を良好に行うことができる排ガス浄化装置を提供することを目的とする。
特開平6−317142号公報
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、吸気系(実施形態における(以下、本項において同じ)吸気管4)および排気系(排気管5)を備えた内燃機関3から排出された排ガスを浄化する内燃機関の排ガス浄化装置1であって、排気系に設けられ、排ガス中のNOxを吸収するNOx吸収触媒17と、排気系のNOx吸収触媒17よりも上流側に、NOx吸収触媒17に吸収されたNOxを還元するための還元剤を供給する還元剤供給手段(インジェクタ6、ECU2、図3のステップ3〜6)と、排気系に設けられ、排ガスの流量を制御する排ガス流量制御弁20と、排気系の排ガス流量制御弁20よりも上流側と吸気系との間に接続され、排ガスを吸気系に還流するための排ガス還流通路(EGR管14a)と、排ガス還流通路を介した排ガスの還流量を制御する排ガス還流量制御弁(EGR制御弁14b)と、排ガス還流量制御弁の上流側と下流側の間の上下流間差圧EGRDPを検出する差圧検出手段(第1圧力センサ33、第2圧力センサ34、ECU2、図5のステップ24)と、上下流間差圧EGRDPの目標となる目標差圧EGRDPCMDを決定する目標差圧決定手段(ECU2、図5のステップ23)と、還元剤供給手段による還元剤の供給中に、検出された上下流間差圧EGRDPが決定された目標差圧EGRDPCMDになるように排ガス流量制御弁20を制御する上下流間差圧制御手段(図5のステップ25,26)と、を備えることを特徴とする。
この内燃機関の排ガス浄化装置によれば、排気系のNOx吸収触媒よりも上流側に、NOx吸収触媒に吸収されたNOxを還元するための還元剤を、還元剤供給手段によって供給し、それにより、NOxの還元、すなわちNOx吸収触媒の再生が行われる。また、排ガスの流量を排ガス流量制御弁によって制御し、排気系の排ガス流量制御弁よりも上流側と吸気系との間に接続された排ガス還流通路を介して、排ガスを吸気系に還流するとともに、この還流される排ガスの還流量を、排ガス還流量制御弁によって制御する。さらに、排ガス還流量制御弁よりも上流側と下流側の間の上下流間差圧を検出し、この上下流間差圧の目標となる目標差圧を決定する。そして、上記還元剤の供給中、すなわちNOx吸収触媒の再生中に、上下流間差圧制御手段によって、上下流間差圧が目標差圧になるように排ガス流量制御弁を制御する。
このように、NOx吸収触媒の再生中に、上下流間差圧が目標差圧になるように排ガス流量制御弁を制御することによって、排ガス還流量制御弁の上下流間差圧が目標差圧に安定した状態に維持されるので、排ガス還流通路を流れる排ガス還流量を精度良く制御でき、したがって、排ガスを過不足なく還流することができる。このように排ガスの還流量が適正に制御されることによって、燃焼によって生成されるパティキュレートの量を抑制できる。また、排ガスの還流量の適正な制御に伴い、内燃機関に供給される新気の量も適正に低減される。その結果、還元剤が不足するのを防止できることによって、NOx吸収触媒の再生を良好に行うことができるとともに、NOxを還元するのに必要な還元剤の量を低減でき、還元剤として燃料を用いる場合には、燃費を向上させることができる。以上のように、燃費を向上させることができるとともに、パティキュレートの量を増加させることなく、NOx吸収触媒の再生を良好に行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置1において、吸気系には、吸入空気量を制御する吸入空気量制御弁(スロットル弁12,アクチュエータ12a)が設けられており、還元剤供給手段による還元剤の供給中に、吸入空気量制御弁の開度を減少側に制御する制御手段(ECU2、図6のステップ35〜37,39)をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、還元剤の供給中、すなわちNOx吸収触媒の再生中に、制御手段によって、吸入空気量制御弁の開度を減少側に制御し、それにより、吸入空気量が低減される。このように、NOx吸収触媒の再生中に、吸気系を流れる吸入空気量を低減することにより、内燃機関に供給される新気の量をさらに低減することによって、NOxを還元するのに必要な還元剤の量をさらに低減でき、還元剤として燃料を用いる場合には、燃費をさらに向上させることができる。また、新気の量が低減されるのに応じて、排ガス還流量を低減することが可能になり、それにより、パティキュレートの量をさらに抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態による排ガス浄化装置について説明する。図1は、本発明の排ガス浄化装置1、およびこれを適用した内燃機関(以下「エンジン」という)3を示しており、エンジン3は、車両(図示せず)に搭載された、例えば4気筒(1つのみ図示)のディーゼルエンジンである。
エンジン3のピストン3aとシリンダヘッド3bの間には、燃焼室3cが形成されている。シリンダヘッド3bには、吸気管4(吸気系)および排気管5(排気系)がそれぞれ接続されるとともに、燃料噴射弁(以下「インジェクタ」という)6(還元剤供給手段)が、燃焼室3cに臨むように取り付けられている。
インジェクタ6は、燃焼室3cの天壁中央部に配置されており、コモンレールを介して高圧ポンプ(いずれも図示せず)に接続されている。燃料タンク(図示せず)の燃料は、後述するECU2による制御により、高圧ポンプによって高圧に昇圧された後、コモンレールを介してインジェクタ6に送られ、インジェクタ6によって燃焼室3cに噴射される。インジェクタ6の開弁時間である燃料噴射量および噴射タイミングは、ECU2からの駆動信号によって制御される(図2参照)。
また、エンジン3のクランクシャフト3dには、マグネットロータ30aが取り付けられている。このマグネットロータ30aとMREピックアップ30bによって、クランク角センサ30が構成されている。クランク角センサ30は、クランクシャフト3dの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号およびTDC信号をECU2に出力する。
CRK信号は、所定のクランク角(例えば30゜)ごとに出力される。ECU2は、このCRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを求める。TDC信号は、各気筒のピストン3aが吸気行程開始時のTDC(上死点)付近の所定クランク角度位置にあることを表す信号であり、4気筒タイプの本例では、クランク角180゜ごとに出力される。
吸気管4には、過給装置7が設けられており、過給装置7は、ターボチャージャで構成された過給機8と、これに連結されたアクチュエータ9と、ベーン開度制御弁10を備えている。
過給機8は、吸気管4の途中に設けられた回転自在のコンプレッサブレード8aと、排気管5の途中に設けられた回転自在のタービンブレード8bおよび複数の回動自在の可変ベーン8c(2つのみ図示)と、これらのブレード8a,8bを一体に連結するシャフト8dとを有している。過給機8は、排気管5内の排ガスによってタービンブレード8bが回転駆動されるのに伴い、これと一体のコンプレッサブレード8aも回転駆動されることにより、吸気管4内の吸入空気を加圧する過給動作を行う。
各可変ベーン8cは、前記アクチュエータ9に機械的に連結されており、その開度(以下「ベーン開度」という)は、アクチュエータ9を介して制御される。アクチュエータ9は、負圧によって作動するダイアフラム式のものであり、負圧ポンプ(図示せず)に接続されており、その途中に、ベーン開度制御弁10が設けられている。負圧ポンプは、エンジン3を動力源として作動し、発生した負圧をアクチュエータ9に供給する。ベーン開度制御弁10は、電磁弁で構成されており、その開度がECU2からの駆動信号で制御されることにより、アクチュエータ9に供給される負圧が変化し、それに伴い、可変ベーン8cのベーン開度が変化することにより、過給圧が制御される。より具体的には、このベーン開度を開き側に変化させると、タービンブレード8bに流入する排ガスの流速が大きくなることにより、コンプレッサブレード8aから下流側に流れる吸入空気量が増大することによって、過給圧が上昇する。
吸気管4の過給機8よりも下流側には、上流側から順に、水冷式のインタークーラ11およびスロットル弁12(吸入空気量制御弁)が、設けられている。インタークーラ11は、過給装置7の過給動作により吸入空気の温度が上昇したときなどに、吸入空気を冷却するものである。スロットル弁12には、例えば直流モータで構成されたアクチュエータ12a(吸入空気量制御弁)が接続されている。スロットル弁12の開度(以下「スロットル弁開度」という)THは、アクチュエータ12aに供給される電流のデューティ比をECU2で制御することによって、制御される。
また、吸気管4には、過給機8よりも上流側にエアフローセンサ31が、インタークーラ11とスロットル弁12の間に過給圧センサ32が、それぞれ設けられている。エアフローセンサ31は吸入空気量Qを検出し、過給圧センサ32は吸気管4内の過給圧PACTを検出し、それらの検出信号はECU2に出力される。
さらに、吸気管4の吸気マニホールド4aは、その集合部から分岐部にわたって、スワール通路4bとバイパス通路4cに仕切られており、これらの通路4b,4cはそれぞれ、吸気ポートを介して各燃焼室3cに連通している。
バイパス通路4cには、燃焼室3c内にスワールを発生させるためのスワール装置13が設けられている。スワール装置13は、スワール弁13aと、これを開閉するアクチュエータ13bと、スワール制御弁13cを備えている。アクチュエータ13bおよびスワール制御弁13cはそれぞれ、過給装置7のアクチュエータ9およびベーン開度制御弁10と同様に構成されており、スワール制御弁13cは、前記負圧ポンプに接続されている。以上の構成により、スワール制御弁13cの開度がECU2からの駆動信号で制御されることにより、アクチュエータ13bに供給される負圧が変化し、スワール弁13aの開度が変化することによって、スワールの強さが制御される。
また、エンジン3には、EGR管14a(排ガス還流通路)とEGR制御弁14b(排ガス還流量制御弁)を有するEGR装置14が設けられている。EGR管14aは、吸気管4と排気管5の間に、具体的には、吸気マニホールド4aの集合部のスワール通路4bと排気管5の過給機8よりも上流側とをつなぐように接続されている。このEGR管14aを介して、エンジン3の排ガスの一部が吸気管4にEGRガスとして再循環され、それにより、エンジン3の燃焼室3c内の燃焼温度が低下することで、排ガス中のNOxが減少する。
EGR制御弁14bは、EGR管14aに取り付けられており、リニア電磁弁で構成され、そのバルブリフト量がECU2からの駆動信号に応じてリニアに変化する。ECU2は、EGR制御弁14bのバルブリフト量を制御することにより、EGRガス量(排ガスの還流量)を制御する。
また、EGR装置14にはEGRガスを冷却するためのEGR冷却装置15が設けられており、EGR冷却装置15は、分岐通路15a、EGR通路切替弁15bおよびEGRクーラ15cを有している。分岐通路15aの一端部は、EGR管14aのEGR制御弁14bよりも下流側から分岐するとともに、他端部は、EGR管14aのさらに下流側に合流している。EGR通路切替弁15bは、分岐通路15aの分岐部に取り付けられ、EGRクーラ15cは、分岐通路15aに設けられている。また、EGR通路切替弁15bは、ECU2による制御によって、EGR管14aのEGR通路切替弁15bよりも上流側を、その下流側と分岐通路15a側に選択的に切り替えて連通させる。
以上により、EGR通路切替弁15bが分岐通路15a側に切り替えられた場合には、EGRガスは、分岐通路15aに通され、EGRクーラ15cにより冷却された後、吸気管4に還流される。一方、逆側に切り替えられた場合には、EGRガスは、EGR管14aのみを介して還流される。
EGR管14aのEGR制御弁14bのすぐ上流側および下流側には、第1圧力センサ33(差圧検出手段)および第2圧力センサ34(差圧検出手段)がそれぞれ設けられている。第1および第2の圧力センサ33,34は、EGR管14a内のEGR制御弁14bよりも上流側および下流側の圧力P1,P2をそれぞれ検出し、それらの検出信号はECU2に出力される。
また、排気管5の過給機8よりも下流側には、上流側から順に、酸化触媒16およびNOx吸収触媒17が設けられている。この酸化触媒16は、排ガス中のHCおよびCOを酸化し、排ガスを浄化する。NOx吸収触媒17は、排ガス中の酸素濃度が高い場合(酸化雰囲気)には、排ガス中のNOxを吸収し、排ガスを浄化し、また、排ガス中の還元剤により、吸収したNOxを還元するという特性を有する。
さらに、排気管5の過給機8と酸化触媒16との間、および酸化触媒16とNOx吸収触媒17との間には、第1LAFセンサ35および第2LAFセンサ36がそれぞれ設けられている。第1および第2のLAFセンサ35,36はそれぞれ、リッチ領域からリーン領域までの広範囲な空燃比の領域において排ガス中の酸素濃度VLAF1,VLAF2をリニアに検出し、それらの検出信号をECU2に出力する。ECU2は、第1LAFセンサ35で検出された酸素濃度VLAF1に基づいて、燃焼室3cで燃焼した実際のガスの空燃比を表す実空燃比KACTを算出する。
また、排気管5には排気バイパス通路18が設けられている。この排気バイパス通路18は、一端部が排気管5の過給機8よりも上流側から分岐するとともに、他端部において排気管5の酸化触媒16とNOx吸収触媒17の間に合流しており、過給機8および酸化触媒16をバイパスしている。さらに、排気バイパス通路18の分岐部には、排気通路切替弁19が設けられている。排気通路切替弁19は、排気管5の排気通路切替弁19よりも上流側を、その下流側と排気バイパス通路18側に切り替えて連通させるものであり、その動作はECU2によって制御される。
また、排気管5のNOx吸収触媒17よりも下流側には、排ガスの流量を制御するための排ガス流量制御弁20が設けられている。排ガス流量制御弁20は、弁体20aと、これに接続されたアクチュエータ20bを有しており、アクチュエータ20bは、例えば直流モータで構成されている。排ガス流量制御弁20の開度(以下「排ガス流量制御弁開度」という)EFVは、アクチュエータ20bに供給される電流のデューティ比をECU2で制御することによって、制御され、それにより、排ガスの流量が制御される。
ECU2には、アクセル開度センサ37が接続されており、アクセル開度センサ37は、アクセルペダル(図示せず)の操作量(以下「アクセル開度」という)APを検出し、その検出信号をECU2に出力する。
ECU2は、I/Oインターフェース、CPU、RAMおよびROMなどからなるマイクロコンピュータで構成されている。前述した各種センサ30〜37からの検出信号はそれぞれ、I/OインターフェースでA/D変換や整形がなされた後、CPUに入力される。
CPUは、これらの入力信号に応じ、ROMに記憶された制御プログラムなどに従って、エンジン3の運転状態を判別するとともに、判別した運転状態に応じて、燃料噴射量制御を含むエンジン3の制御を実行する。また、NOx吸収触媒17の再生を実行すべきか否かを判定し、上記のエンジン制御は、その判定結果に応じて行われる。なお、本実施形態では、ECU2によって、還元剤供給手段、差圧検出手段、目標差圧決定手段、上下流間差圧制御手段および制御手段が構成されている。
次に、上記のエンジン制御について、図3〜図7を参照しながら説明する。図3は、インジェクタ6からの燃料噴射量を制御する処理を示すフローチャートである。本処理は、TDC信号の入力に同期して割り込み実行される。まず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)では、実行条件成立フラグF_CATREOKが「1」であるか否かを判別する。
この実行条件成立フラグF_CATREOKは、推定したNOx吸収触媒17のNOx吸収量が所定量よりも大きいときには、NOx吸収触媒17の再生の実行条件が成立しているとして、「1」にセットされ、それ以外のときには、「0」にセットされる。また、実行条件成立フラグF_CATREOKは、「1」にセットされてから所定時間が経過するまでは、「1」に保持され、所定時間が経過したときには、NOxの還元が十分に行われ、再生が完了したとして、「0」にリセットされる。このように、NOx吸収触媒17の再生は、所定時間にわたって実行される。なお、NOx吸収触媒17のNOx吸収量は、エンジン3の運転状態および運転時間に応じて推定される。
上記ステップ1の答がNO、すなわちF_CATREOK=0で、再生の実行条件が成立していないときには、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって、燃料噴射量TOUTを求める(ステップ2)。このマップでは、燃料噴射量TOUTは、燃焼されるガスの空燃比(以下、単に「空燃比」という)が理論空燃比よりもリーンになるように設定されている。次いで、求めた燃料噴射量TOUTに基づく駆動信号をインジェクタ6に出力する(ステップ3)ことによって、インジェクタ6の燃料噴射量を燃料噴射量TOUTに制御し、本処理を終了する。
一方、前記ステップ1の答がYESで、再生の実行条件が成立しているときには、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって、燃料噴射量の基本値TIBSを求める(ステップ4)。次いで、所定の目標空燃比KCMDおよび実空燃比KACTに応じ、所定のフィードバック(以下「F/B」という)制御アルゴリズムによって、F/B補正係数KAFを算出する(ステップ5)。この目標空燃比KCMDは、理論空燃比よりも若干リッチな値、例えば14.0に設定されている。
次に、上記のようにして求めた基本値TIBSにF/B補正係数KAFを乗算することによって、燃料噴射量TOUTを算出した(ステップ6)後、前記ステップ3を実行し、本処理を終了する。
以上のような燃料噴射量の制御によって、再生を実行しない通常時には、理論空燃比よりもリーンな空燃比で燃焼が行われる。また、再生時には、理論空燃比よりも若干リッチな空燃比で燃焼が行われる。これにより、排ガス中に未燃成分が含まれるようになり、この未燃成分によって、通常時にNOx吸収触媒17に吸収されたNOxが還元され、NOx吸収触媒17が再生される。
次いで、図4を参照しながら、EGRガス量を制御する処理について説明する。本処理は、所定時間(例えば10msec)ごとに実行される。まず、ステップ11では、実行条件成立フラグF_CATREOKが「1」であるか否かを判別する。この答がNOで、再生の実行条件が成立していないときには、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって、バルブリフト量の通常時用基本値NLBSを求める(ステップ12)。
次いで、通常時用の目標吸入空気量NQCMDおよび吸入空気量Qに応じ、所定のF/B制御アルゴリズムによって、通常時用のF/B補正係数NKQを算出する(ステップ13)。この目標吸入空気量NQCMDは、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、NQCMDマップ(図示せず)を検索することによって求められる。このNQCMDマップは、通常時にエンジン3に吸入すべき吸入空気量Qを定めたものである。次に、上記のようにして求めた通常時用基本値NLBSにF/B補正係数NKQを乗算することによって、目標バルブリフト量LCMDを算出する(ステップ14)。
次いで、目標バルブリフト量LCMDに基づく駆動信号をEGR制御弁14bに出力することによって、EGR制御弁14bを制御し(ステップ15)、本処理を終了する。これにより、EGR制御弁14bのバルブリフト量が目標バルブリフト量LCMDに制御され、それに応じ、EGRガスの量が制御される。その結果、吸入空気量Qが通常時用の目標吸入空気量NQCMDになるように制御される。
一方、前記ステップ11の答がYESで、再生の実行条件が成立しているときには、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって、バルブリフト量の再生時用基本値RELBSを求める(ステップ16)。次いで、再生時用の目標吸入空気量REQCMDおよび吸入空気量Qに応じ、所定のF/B制御アルゴリズムによって、再生時用のF/B補正係数REKQを算出する(ステップ17)。この目標吸入空気量REQCMDは、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、REQCMDマップ(図示せず)を検索することによって求められる。REQCMDマップは、再生時に吸入すべき吸入空気量Qを定めたものであり、再生時用の目標吸入空気量REQCMDは、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APの全領域において、通常時用の目標吸入空気量NQCMDよりも小さな値に設定されている。
次に、上記のようにして求めた再生時用基本値RELBSにF/B補正係数REKQを乗算することによって、目標バルブリフト量LCMDを算出し(ステップ18)、前記ステップ15を実行するとともに、本処理を終了する。
以上のように、再生時には、吸入空気量Qが再生時用の目標吸入空気量REQCMDになるように、EGRガス量が制御される。また、上述したように、再生時用の目標吸入空気量REQCMDが、通常時用の目標吸入空気量NQCMDよりも小さな値に設定される結果、再生時には、吸入空気量Qが通常時よりも小さな値に制御されるので、NOxを還元するのに必要な燃料の量を低減でき、燃費を向上させることができる。
次に、図5を参照しながら、排ガス流量制御弁20を制御する処理について説明する。本処理は、所定時間(例えば10msec)ごとに実行される。まず、ステップ21では、実行条件成立フラグF_CATREOKが「1」であるか否かを判別する。この答がNOで、再生の実行条件が成立していないときには、排ガス流量制御弁20を全開状態に制御し(ステップ22)、本処理を終了する。
一方、上記ステップ21の答がYESで、再生の実行条件が成立しているときには、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、マップ(図示せず)を検索することによって、目標差圧EGRDPCMDを求める(ステップ23)。次いで、第1および第2の圧力センサ33,34で検出された圧力P1,P2の差(P1−P2)を、EGR管14a内のEGR制御弁14bの上流側と下流側の間の差圧(以下「上下流間差圧」という)EGRDPとして算出する(ステップ24)。次に、この目標差圧EGRDPCMDと上下流間差圧EGRDPとの偏差に応じ、PID制御アルゴリズムによって、排ガス流量制御弁20の目標開度EFVCMDを算出し、決定する(ステップ25)。
次いで、決定した目標開度EFVCMDに基づくデューティ比の電流をアクチュエータ20bに出力することによって、排ガス流量制御弁20を制御し(ステップ26)、本処理を終了する。これにより、排ガス流量制御弁開度EVFが、目標開度EFVCMDに制御され、排ガスの流量が制御される。
以上のように、通常時には、排ガス流量制御弁20は全開状態に制御される。一方、再生時には、排ガス流量制御弁開度EVFは、上述したように決定された目標開度EFVCMDに制御される。その結果、上下流間差圧EGRDPが目標差圧EGRDPCMDになるように制御される。
次に、図6を参照しながら、スロットル弁12を制御する処理について説明する。本処理は、所定時間(例えば10msec)ごとに実行される。まず、ステップ31では、実行条件成立フラグF_CATREOKが「1」であるか否かを判別する。この答がNOで、再生の実行条件が成立していないときには、後述する目標開度設定済フラグF_DONEを「0」にリセットした(ステップ32)後、スロットル弁12を全開状態に制御し(ステップ33)、本処理を終了する。
一方、上記ステップ31の答がYESで、再生の実行条件が成立しているときには、目標開度設定済フラグF_DONEが「1」であるか否かを判別する(ステップ34)。この答がNOで、F_DONE=0、すなわち、今回が、実行条件が成立した最初のループであるときには、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じ、THBSマップ(図示せず)を検索することによって、スロットル弁開度の基本値THBSを求める(ステップ35)。このTHBSマップは、エンジン回転数NEおよびアクセル開度APで代表されるエンジン3の運転状態において、EGRガス量が値0である場合に、前記再生時用の目標吸入空気量REQCMDを確保するのに必要な最小限のスロットル弁開度THを定めたものである。
次いで、上下流間差圧EGRDPに基づき、図7に示すTHCOテーブルを検索することによって、補正値THCOを求める(ステップ36)。このTHCOテーブルでは、補正値THCOは、上下流間差圧EGRDPが大きいほど、より大きな値にリニアに設定されている。次に、上記のようにして求めた基本値THBSに補正値THCOを加算することによって、目標スロットル弁開度THCMDを算出する(ステップ37)。次いで、目標開度設定済フラグF_DONEを「1」にセットし(ステップ38)、ステップ39に進む。このステップ38により、上記ステップ34の答がYESになり、その場合には、ステップ35〜38をスキップし、ステップ39に進む。これにより、再生中、目標スロットル弁開度THCMDは、ステップ37で算出された値に保持される。
このステップ39では、目標スロットル弁開度THCMDに基づくデューティ比の電流をアクチュエータ12aに出力することによって、スロットル弁開度THを目標スロットル弁開度THCMDに制御し、本処理を終了する。
以上のように、再生時には、目標スロットル弁開度THCMDは、基本値THBSと補正値THCOとの和に設定され、保持され、その結果、スロットル弁開度THは、通常時(全開)よりも減少側の値に固定される。
また、前述したように、補正値THCOは、上下流間差圧EGRDPが大きいほど、より大きな値に設定されている。これは、EGRガス量は上下流間差圧EGRDPに応じて変化し、それに伴って、エンジン3に供給される新気の量も変化するので、上下流間差圧EGRDPに応じてスロットル弁開度THを制御することによって、新気量を過不足なく制御するためである。
以上のように、本実施形態によれば、上下流間差圧EGRDPが目標差圧EGRDPCMDになるように、排ガス流量制御弁20を制御するので、EGRガス量を過不足なく制御できる。このようにEGRガス量が適正に制御されることによって、燃焼によって生成されるパティキュレートの量を抑制できる。また、EGRガス量の適正な制御に伴い、エンジン3に供給される新気の量も適正に低減されるので、再生用の燃料が不足するのを防止でき、再生を良好に行うことができる。さらに、エンジン3に供給される新気の量の適正な低減によって、NOxを還元するのに必要な燃料量を低減できるので、燃費を向上させることができる。また、目標差圧EGRDPCMDをエンジン回転数NEおよびアクセル開度APに応じて求めるので、排ガス流量や排気圧力をそのときのエンジン3の運転状態に適するように制御でき、したがって、良好なドライバビリティーを維持することができる。
また、再生時には、目標スロットル弁開度THCMDは、基本値THBSと補正値THCOとの和に設定される。前述したように、基本値THBSは、再生時用の目標吸入空気量REQCMDを確保するのに必要な最小限の開度に設定されるとともに、補正値THCOにより、上下流間差圧EGRDPの影響を補償するように補正される。したがって、エンジン3に供給される新気の量を最小限に、過不足なく低減できる。その結果、NOxを還元するのに必要な燃料量を最大限に低減でき、燃費をさらに向上させることができる。さらに、新気の量が低減されるのに応じて、EGRガス量を低減することが可能になり、それにより、パティキュレートの量をさらに抑制することができる。また、再生中、スロットル弁開度THを固定するので、吸入空気量Qの変化に伴う吸気管4内の圧力の変動に起因して上下流間差圧EGRDPが変動するのを防止できる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、NOx吸収触媒17への還元剤の供給を、空燃比をリッチ化制御することによって行ったが、この手法はこれに限らず任意である。例えば、排気行程付近で燃焼室3cに燃料を噴射するポスト噴射や、排気管5のNOx吸収触媒17よりも上流側に設けたインジェクタで排気管5内に燃料を直接、噴射することによって、還元剤の供給を行うようにしてもよい。また、実施形態では、NOx吸収触媒17の再生中に、EGR制御弁14bのバルブリフト量を可変制御しているが、所定量に固定するようにしてもよい。さらに、本発明は、車両に搭載されたディーゼルエンジンに限らず、クランク軸が鉛直方向に配置された船外機などのような船舶推進機用エンジンを含む、様々な産業用の内燃機関に適用できることはもちろんである。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本発明の排ガス浄化装置およびこれを適用した内燃機関の概略構成を示す図である。 排ガス浄化装置の一部を示す図である。 燃料噴射量を制御する処理を示すフローチャートである。 EGRガス量を制御する処理を示すフローチャートである。 排ガス流量制御弁を制御する処理を示すフローチャートである。 スロットル弁を制御する処理を示すフローチャートである。 図6の処理で用いられるTHCOテーブルを示す図である。
符号の説明
1 排ガス浄化装置
2 ECU(還元剤供給手段、差圧検出手段、目標差圧決定手段、
上下流間差圧制御手段、制御手段)
3 エンジン
4 吸気管(吸気系)
5 排気管(排気系)
6 インジェクタ(還元剤供給手段)
12 スロットル弁(吸入空気量制御弁)
12a アクチュエータ(吸入空気量制御弁)
14a EGR管(排ガス還流通路)
14b EGR制御弁(排ガス還流量制御弁)
17 NOx吸収触媒
20 排ガス流量制御弁
33 第1圧力センサ(差圧検出手段)
34 第2圧力センサ(差圧検出手段)
EGRDP 上下流間差圧
EGRDPCMD 目標差圧

Claims (2)

  1. 吸気系および排気系を備えた内燃機関から排出された排ガスを浄化する内燃機関の排ガス浄化装置であって、
    前記排気系に設けられ、排ガス中のNOxを吸収するNOx吸収触媒と、
    前記排気系の前記NOx吸収触媒よりも上流側に、前記NOx吸収触媒に吸収されたNOxを還元するための還元剤を供給する還元剤供給手段と、
    前記排気系に設けられ、排ガスの流量を制御する排ガス流量制御弁と、
    前記排気系の前記排ガス流量制御弁よりも上流側と前記吸気系との間に接続され、排ガスを前記吸気系に還流するための排ガス還流通路と、
    当該排ガス還流通路を介した排ガスの還流量を制御する排ガス還流量制御弁と、
    当該排ガス還流量制御弁の上流側と下流側の間の上下流間差圧を検出する差圧検出手段と、
    前記上下流間差圧の目標となる目標差圧を決定する目標差圧決定手段と、
    前記還元剤供給手段による前記還元剤の供給中に、前記検出された上下流間差圧が前記決定された目標差圧になるように前記排ガス流量制御弁を制御する上下流間差圧制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排ガス浄化装置。
  2. 前記吸気系には、吸入空気量を制御する吸入空気量制御弁が設けられており、
    前記還元剤供給手段による前記還元剤の供給中に、前記吸入空気量制御弁の開度を減少側に制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の排ガス浄化装置。
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