JP2005528860A - ウォーターマーク検出 - Google Patents
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Abstract
MPEG2ビデオデータをあるデータ速度まで許容する現在のMPEG2準拠のウォーターマーク検出器(20)をPC−DVDドライブに接続する解決法が記載されている。標準的なIDE/ATAPIバス(3)のデータ速度がウォーターマーク検出器が扱うことができるデータ速度よりもかなり高いことが問題である。この解決法は、MPEGスライスをデータバッファ(214)に記憶し、このバッファにおいて全く適さないスライスを廃棄(212)することである。スライスではないデータは決して取り除かれない。これは、検出器(20)が扱うことができる低い速度でのMPEG2準拠のストリームとなる。
Description
本発明は、例えばMPEG圧縮されたビデオ信号のような情報信号においてウォーターマークを検出するための方法及び装置に関する。本発明は、ウォーターマーキングされた情報信号がある装置から他の装置へ転送されるのに介する通信バス、例えばDVDドライブをPCに接続するIDE/ATAPIバスにウォーターマーク検出器をインタフェース(interface)するためのインタフェース回路にも関する。
ウォーターマーキングは、(デジタル)情報コンテンツの所有者を証明するための技術である。ウォーターマークを目に見えないように前記コンテンツに隠すことにより、このコンテンツの海賊版及び不法使用を防ぐことが可能である。代表的な応用は、デジタルオーディオ及びビデオのためのコピープロテクションを含んでいる。
従来のウォーターマーキングシステムの実施例は、国際特許出願WO-A-99/45707に記載されている。従来の方法は動きビデオ信号をウォーターマーキングすることに関する。このウォーターマーク(秘密の擬似ランダムノイズシーケンス)は、空間信号のドメインのコンテンツに追加される。複雑さという理由で、同じウォーターマークがビデオ信号の全画像(領域又はフレーム)に埋設される。この複雑さをさらに減少させるために、小さなウォーターマークパターンが画像を覆ってタイルのように並べられる。代表的なタイルサイズは128×128ピクセルである。検出側において、多数の画像のタイルは128×128バッファに折り畳まれる。バッファのコンテンツを前記擬似ランダムノイズシーケンスと相関させることにより検出が行われる。この相関が所与のしきい値を超過する場合、ウォーターマークが存在していると言える。
MPEG2圧縮されたビデオ信号においてウォーターマークを検出するウォーターマーク検出器が開発されてきた。これら検出器は、所与のビット速度まで、例えば100Mビット/秒まで、リアルタイムのMPEG2のビットストリームを扱えるように設計されてきた。この速度がリアルタイムのビデオ信号の代表的なデータ速度よりも速いとしても、ビデオ信号が500Mビット/秒を越える速さでCD又はDVDからIDE/ATAPIインタフェースを介して読み取られる(及びそれらに記録される)パーソナルコンピュータ(PC)において現在発生しているデータ速度を取り扱うのには全く不十分である。
本発明の目的は、低速で動作するウォーターマーク検出器を用いて、ある装置から他の装置へ高速インタフェースバスを介して転送される情報信号においてウォーターマークを検出する方法を提供することである。
このことは、付随する特許請求の範囲、明細書及び添付される図面において規定されるような方法及び装置により達成される。
本発明は特に、MPEGビデオ圧縮規格の1つに従って圧縮されるビデオ信号におけるウォーターマークの検出に応用可能である。前記規格において、画像の一部はいわゆるスライスにより表される。本発明によれば、上記画像部分の幾つかは、信号のデータ速度を減少させるために、フィルタリング除去される(filter out)(すなわち捨てられる)。本発明は、それぞれのスライスがそこから除去されたMPEGビットストリームが依然としてMPEG規格に準拠しているという洞察に基づいている。これにより、減少したデータ速度を持つフィルタリングされた信号は依然として、MPEG準拠のウォーターマーク検出器により処理されることができる。
本発明によるウォーターマーク検出方法及び装置の好ましい実施例は、DVDドライブを備えるPCを参照して述べられる。図1において、参照番号1はDVDドライブを示し、参照番号2はPC(の残り)を示している。これらDVDドライブ及びPCは、双方向のIDE/ATAPI通信バス3を用いて従来の方式で相互接続されている。DVDドライブ1は、マイクロプロセッサ12の制御下でDVDディスク13へのデータの転送及びDVDディスクからのデータの転送を制御する従来の電子駆動回路11を有する。DVDドライブはさらに、ウォーターマーク検出器10を有し、この検出器は、上記データの転送を妨げることなく、DVDドライブとPCとの間における媒体コンテンツの転送及び制御信号を監視するために、IDE/ATAPIバス3に接続されている。このウォーターマーク検出器10はさらに、データ通信バス14、例えばよく知られるI2Cバスを介してマイクロプロセッサ12にも接続されている。
本発明の好ましい実施例によれば、ウォーターマーク検出器10は、DVDドライブのプリント回路基板上に置かれている独立型の装置である。しかしながら、IED/ATAPIバスは、例えばPCのメイン基板上、又はCD又はハードディスクのような異なる型式のIDE/ATAPIドライブ内の何処にでも置かれることができる。前記ウォーターマーク検出器をドライブのIDE/ATAPIインタフェースのロジックを既に含んでいる存在するチップに組み込むことも可能である。
DVDディスクにおいて、ビデオはMPEG2規格に従って圧縮され、“DVDプログラムストリーム”として記憶される。ウォーターマーク検出器10は、IDE/ATAPIインタフェースを介して転送される全てのデータを監視し、このデータ形式を認識するたびにDVDプログラムストリームを翻訳するように構成される。ビデオ部分(“ビデオES(video elementary stream)”)だけが検出器にとって重要である。ビデオデータが再生される又はコピーされるかは重要ではなく、両方の場合において、ビデオデータはIDEバスを介して転送される。
図2はウォーターマーク検出器10の概略図を示す。この検出器の心臓部はウォーターマーク検出器コア20であり、これは所与のビットレートまでリアルタイムのMPEG2のビットストリームのウォーターマークを検出するように設計されるという意味で、従来のウォーターマーク検出器である。この検出器コア20はさらに、MSWD(MPEG Scale-resistant Watermark Detector)とも呼ばれる。この検出器コア20は、1ビット/クロックサイクルの速さで動作すると仮定される。この検出器コア20が(例えば100MHz、この場合100Mビット/秒までのビットストリームを扱うことができる)高い周波数で動作されるとしても、IDEデータ速度がさらに高くなり得るという問題がある。UDMAモードにおいて、IDEバスはデータを最大33,330,000個の16ビットデータ語を毎秒、すなわち500Mビット/秒で転送する。
この目的のために、ウォーターマーク検出器10はさらに、IDE-to-MSWDインタフェースモジュール21を有し、これは“高速の”IDEバス3と“低速の”検出器コア20との間に接続される。それの2つの主要な機能は、
(1)異なるデータ速度を扱う機能、及び
(2)(MSWDは、例えばIDE関連ロジック以外の他のクロック周波数で実行する)異なるクロックドメインを扱う機能
である。
(1)異なるデータ速度を扱う機能、及び
(2)(MSWDは、例えばIDE関連ロジック以外の他のクロック周波数で実行する)異なるクロックドメインを扱う機能
である。
ウォーターマーク検出器10の好ましい実施例は、入力するデータ速度がMSWDが扱うことができる速度を上回る場合、ある量のMPEG2データを捨てることにより異なるデータ速度を扱う。この処理は以後フィルタリングと呼ばれる。選ばれたアプローチは、このようなスライスの最初に、完全なスライスを記憶するのに十分な部屋がデータバッファにないことが判る場合、この完全なMPEGスライスを捨ててしまうことである。スライスが前記ストリームから取り除かれる場合、ちょうど最初のビットからちょうど最後のビットまで取り除かれる。スライスではないデータは決して取り除かれない。これの全ては“有効な”MPEG2ストリームとなり、これは検出器コア20が扱うことができるものであるために必須である。“完全なスライスを記憶するのに十分な部屋がデータバッファに無い”という表現は、スライスの最初ではまだ長さがわからないので、最大のサイズのスライスに関する仮定であることを暗示する。実際に、4Kバイトが良好な値と思われる。ある瞬間において、仮定された最大の長さを超えるスライスが生じる場合、検出器コアに入力するMPEGストリームは通例、可変長復号エラーとなり、次の有効なMPEG2開始コードを検索することにより、このエラーから自動的に回復する。
異なるクロックドメインを扱う場合、3つの潜在的に異なるクロックドメイン間の識別が行われる。これは図3に説明され、IDE-to-MSWDインタフェースモジュール21をより詳細に示している。一端では、DVDデータストリームの取り込みを行うIDE関連ロジック211がある。他端では、実際のウォーターマーク検出を行うMSWD20がある。中間には、MPEGフィルタリングを行うロジック212がある。これらクロックドメインは、異なるデータバス幅と同じく異なるクロック速度を扱う2つのFIFO(first-in-first-out)バッファ213及び214を用いて分離される。
MPEGストリームフィルタリング部とMSWDとの間にあるFIFO214は、含まれる異なるデータ速度を扱うのにも使用されるFIFOである。これにより、一定の記憶容量を持たなければならず、好ましくはこの記憶容量は入力するスライスの仮定される最大のサイズの少なくとも2倍、それは8Kバイト以上である。IDEバスからこのFIFO214の入力部までは、全てが最大の速度で動き、このFIFOより前の全ロジックは、IDEバスにおける最大のデータ速度で追随することができることを意味している。
MPEGフィルタリング部は、IDEロジックが書き込むよりも早く読み取りを行うので、IDEバスとMPEGフィルタリング部との間のFIFO213は非常に小さくすることができる。一部は、MPEGフィルタリング部に32ビットを一度に扱わせることにより達成される一方、IDEバスの幅は16ビットしかない。存在するウォーターマーク検出器コア20は、8クロックサイクル毎に1ユニットを入力する8ビットの入力部を持つ。
IDEバスと第1のFIFO213の入力部との間のロジック211は、IDEバスを介して転送される全ての適切なデータを“取り込み(grabbing)”、このデータをFIFOに書き込むためのタスクを有する。データがディスクから来る又はディスクへ向かう場合、データは“関連する”とみなされる。例えば、ATAPI‘READ’命令を入力する際、前記ドライブにより返される全てのデータまでは、‘WRITE’命令と一緒に送られる全てのデータと同じく、関連するとみなされる。‘INQUIRY’、‘REQUEST SENSE’等のような命令に関連するデータは、処分されるべきである。同じことがIDEデータバスを介しても転送される最も低いレベル(命令、制御/状態)でのIDEオーバーヘッドに対しても真である。
システムへの簡単な不正侵入(hack)を防ぐために、データをディスクに又はディスクから転送する全ての命令が認識されることが重要である。‘PIOモード0’から‘UDMAモード4’までにわたる異なるIDEモードがサポートされることも重要である。一般的に、例えば、割込をする又は割込をしないでIDEバスを動作するような全ての起こり得る動作のモードが含まれなければならない。基本的に、IDE部分は1つの大きなステートマシーン(state machine)である。
第2のFIFO214と(図3に示されない)MSWD検出器コア20との間の任意のロジックは、如何なる場合でも可能な限り新しいデータをMSWDに供給することにすぎず、これはFIFOが空ではなく、先の転送から少なくとも8クロック期間が経過した(検出器が1ビット/クロックサイクルしか扱うことができない)場合である。
2つのFIFO213及び214の間のロジック212は、前記検出器コア20に送られるべきではないデータを‘フィルタリング’除去を行うタスクを有する。図4は、このフィルタリング論理クロックのより詳細にした概略図を示す。これは、DVDプログラムストリーム(DVDPS)をMPEG2のVES(video elementary stream)に変換するストリーム変換器2121を有する。入力部にDVDプログラムストリームがない(例えば文書をコピーしている)場合、何も出てこない。図4はさらにスライスフィルタ2122を有し、これは完全なMPEG2スライスをフィルタリング除去が可能である。動的に要求されるたび、例えば他のスライスのための空間が出力FIFO214に無い瞬間にフィルタリング除去が行われる。上記情報は、FIFOから制御線2123を介してモジュールへ搬送される。アプリケーション(ユーザ)によりそうするように指示される場合も行われる。これは例えば、I-及び/又はP-及び/又はB-ピクチャから全てのスライスを、又はある垂直位置より下の及び/又は他のある垂直位置より上の全てのスライスを取り除くことを要求してよい。これは、システムの微調整の可能性を与える。上記指示は制御/状態レジスタ22(図2参照)に記憶され、制御線2124を介してスライスフィルタ2122に搬送される。
一定のスライスを取り除く指示は、検出器コア20からも来ることもできる。例えば、この検出器コアがスクリーン中央の周囲の固定エリアに置かれるデータを蓄積する(例えば水平のスケールの検出を行う)場合、このエリアの外から来るデータで出力FIFOを満たすことに意味は無い。このデータは検出器コアにより後で捨てられる。垂直方向では、検出器コアからスライスフィルタへの適切なフィードバック路を持つことによりこれが防がれる。上記指示は、制御線2125を介してスライスフィルタ2122に搬送される。
可変長の復号は、IDE-to-MSWDインタフェースブロックの内部で行われる必要はない。このことは、複雑さを大きく減少させる。不利益は、一定の水平境界の外にあるマクロブロックを捨てることが可能ではないことである。
DVDPS-to-ES変換器2121の入力部におけるMPEG2領域は、各DVDプログラムストリームセクタがいわゆる‘パック’開始コード(hex. 00 00 01 BA)で始まるので、ロングワード配列(longword-aligned)(ロングワード=4バイト)となる。出力部において、(ビデオESの)MPEG2領域は、バイト配列(byte-aligned)である。このために、DVDPD-to-ES変換器は、バイト‘ルーティング’を行うロジックを含む。同じことは、完全なスライス(1バイトの倍数)は取り除かれるスライスフィルタ2122に対しても真である。
PS-to-PE変換器2121は、入力ストリームから‘パックヘッダ’及び‘パケットヘッダ’(さらにDVDプログラムストリームデータ以外)を取り除くことによりビデオESを生成する。前記バイトのルーティングを除いては、この動作は全く直線的である。図5は変換処理の流れ図を示す。ステップ50において、変換器は開始コードを見つけるために、入力されるプログラムストリームを監視する。ステップ51において、この開始コードがパック開始コードhex 00 00 01 BAであるか検査する。開始コードではない限り、変換器はステップ50に戻される。パック開始コードが検出される場合、変換器は前記プログラムストリームから全ての後続するデータを取り除くことを開始(又は場合によっては継続)する(ステップ52)。他の開始コードが見つかる場合(ステップ53)、前記開始コードは、ビデオパケットの開始を特定する値hex 00 00 01 E0を持つか検査される(ステップ54)。前記開始コードがその値を持つ場合、変換器はパケットヘッダ長を読み取り(ステップ55)、このパケットヘッダをスキップする(ステップ56)。データの取り除きがここで止まる(ステップ57)ので、MPEG2のEVS(elementary video stream)を構成する残りのデータストリームが新しいパックの開始コードがステップ50及び51において検出されるまで、スライスフィルタ2122(図4)に送られる。
スライスフィルタ2122は、あるVESを他のVESに変換する。この出力ストリームは、(制御データ線2123を介して伝えられる)他の完全なスライスのための十分なスペースがバッファ214にない場合、(制御データ線2125を介して)検出器コア20により示されるように必要とされない場合、又は(制御データ線2124を介して)アプリケーションにより要求される場合に完全なスライスが取り除かれるという事実以外は、入力ストリームと同じである。データの取り除きは常に、スライスのちょうど最初のバイトで始まり、これがスライス開始コードの最初のバイトである。データの取り除きは常に、スライスのちょうど最後のバイトで終わり、これは以下の開始コード;ピクチャ開始、グループ開始、シーケンスヘッダ又はシーケンスエンドのうちの1つより前にある最後のバイトである。
図6は、スライスフィルタ2122により実行される動作の流れ図を示す。VESが入力されている間、フィルタは、そこで開始コードが生じるのを待っている(ステップ60)。ステップ61において、開始コードがスライス開始コード(hex 00 00 01 01)であるか検査される。この開始コードがスライス開始コードである場合、完全なスライスのための十分なスペースがFIFO214にあるか検査される(ステップ62)。十分なスペースが無い場合、前記フィルタがちょうど検出された開始コードを含む後続するデータを取り除き始めるステップ63が行われる。このステップ63は、FIFOに十分なスペースがあっても、
−MSWDが画像内の特定の(垂直)位置における何れかのスライスを捨てたい(ステップ64)、
−アプリケーションが特定の位置におけるスライスの取り除きを行いたい(ステップ65)、又は
−アプリケーションが特定のピクチャ型式だけからスライスを要求する(ステップ66)
である場合も実行される。
−MSWDが画像内の特定の(垂直)位置における何れかのスライスを捨てたい(ステップ64)、
−アプリケーションが特定の位置におけるスライスの取り除きを行いたい(ステップ65)、又は
−アプリケーションが特定のピクチャ型式だけからスライスを要求する(ステップ66)
である場合も実行される。
ステップ62においてFIFOに新しいスライスのための十分なスペースがあり、MSWDでもアプリケーションでもスライスを捨てたくない(ステップ64−66)と判断された場合、データの取り除きを止めるステップ67が実行される。ステップ67はこれにより、出力部にVESを送る処理を再開させる(又、場合によっては継続させる)。
前記ストリームをFIFO214に書き込む処置を再開又は継続するステップ67は、このストリームに見つけられた開始コードがピクチャ開始コード(ステップ68)、グループ開始コード(ステップ69)、シーケンスヘッダ開始コード(ステップ70)、又はシーケンスエンド開始コード(ステップ71)である場合も実行される。新しいピクチャを開始するとき、このピクチャの符号型式(I,P,B)はステップ72において決められる。この決定の結果は、ステップ66において用いられる。
上述した独立型の解決法に対する主要な仮定は、(検出器コアの側において)時間単位当りの“微小決定(micro-decisions)”の数がコピーする速度に常に付いて行く必要はないことである。データ速度が高くなるある瞬間に、MPEGデータは捨てられ、時間当りの微小決定の数はもはや増大しない。MSWDの検出器コアのクロック周波数は、全体的なウォーターマーク検出器の(速度)性能を決める。この検出器コアは、1クロックサイクル当り1つのMPEGビットを扱う。そこで、例えば80MHzで実行される場合、最大のビット速度は80Mビット/秒となり、これは約8倍のDVD速度(n=8)に付いて行くことができることを意味する。ゲート数(gate-count)及びメモリサイズが公表されていない場合、ちょうど1つのMSWDの検出器コアよりも多く持つことが可能である。これはn=16又はそれ以上にすることが可能である。各検出器コアはそれ自身のFIFOを必要とする。スライスフィルタモジュール2122は、(どのFIFOが他の完全なスライスのためのスペースを持っているかを調べるたびに)データ分布を処理する。
上記段落は平均の速度に関連している。さらに、IDEデータバースト内のデータ速度及びこれらバーストのサイズが非常に重要である。バースト内のデータ速度が非常に高く(検出器コアのデータ速度よりも高く)、バーストのサイズが非常に大きい(利用可能なバッファよりも大きい)場合、バーストが起こる度に、バッファは早急に満たされ、次いで残っているデータは捨てられる。バースト間の距離が非常に高い場合、検出器コアは次のバッファが到着する前にこのバッファの読み取りを終了する。これは、(検出器コアが必ずしも満たされているわけではなく、それでもデータが捨てられるような)性能の損失となる。全てのコースはバッファサイズに依存している。完全なバーストを記憶するのに十分な大きさである場合、データは無駄にされない。
上述される独立型の解決法に対する他の主要な仮定は、PCドライブへのアクセスが本来順次的であることであり、このことはビデオシーケンスの再生及び“普通の”コピーにも及んでいる。アクセスが完全に順次的ではない場合、性能が通常は落ちる。この場合の性能は、ウォーターマークの信頼値(微小決定速度ではない)を意味する。順次的でないアクセスの一例は、ビデオの再生中に、前記ドライブが第2のアプリケーションによりアクセスされる場合である。2つの別個のデータストリームに属するデータは、検出器コアにより同じバッファに蓄積される。両方が共に等しいウォーターマーキングされたビデオシーケンスの一部である場合、実際に問題は存在しない。検出性能は、(少ないデータ相関及び/又は高いIDEデータ速度)の場合はさらに高くなる。1つのデータストリームは、ウォーターマーキングされたビデオであり、他のデータはウォーターマーキングされていないビデオである場合、微小決定速度は(高いIDEデータ速度により)高くなるが、信頼値は(関連するウォーターマークの寄与が少ないため)低くなる。他のデータストリームがDVDプログラムストリームでなく、これにより捨てられる場合、唯一の影響は、低い微小決定速度(ビデオストリームにとって利用可能なIDE帯域幅がすくないこと)である。
普通の状況(ビデオ再生/“通常の”コピー)では、アプリケーションは幾つかのDVDセクタを同時に要求する。通常、ECCブロックは8セクタ又は32Kバイトである。この順次データ(幾つかのMPEGスライス)の量は、上記要求が全く異なる要求を前に置く及び/又は続ける場合でさえも、検出器コアが素晴らしいMPEG翻訳及び後続するデータの蓄積を行うのに十分である。一般的な試みは、このウォーターマークを含むビデオシーケンスへのアクセスを妨害することにより、不定期のウォーターマークの検出を防ぐことは著しく困難であることを示す。
順次的ではないアクセスの他の例は、アプリケーション(ユーザ)が単一のセクタの読み取りをわざとランダムに行う場合である。この場合、独立型の解決法は、ウォーターマークをすぐに検出するが、通常、性能は非常に劣っている。この種類の作用に対し、異なるアーキテクチャが必要とされる。順次的ではないアクセスの結果は、同じビデオ部分に属さない多数のウォーターマークが(同時に)検出されることも可能である。恐らくは、これを扱う最もよい方法は、最も“厳しい”ウォーターマークに従って行うことである。
アクセスが順次的であり、データが他のデータと混合されない限り、あるウォーターマーキングされたビデオシーケンスがアクセスされるどんな速度においても通常差異はない。信頼性は、多くのスライスが捨てられる場合、ビデオデータの相関が小さくなるので、高い速度となる場合、さらに高くなることができる。少ないビデオデータの相関は、起こり得るウォーターマークを簡単に検出すること意味する。
MSWDの検出器コアに属するアルゴリズムの仕様は、スケールの検出中及びウォーターマークの検出中にどの位のデータが蓄積されるべきかを説明している。実際のウォーターマークの検出に対し、使用されるスケールに依存する異なる状況が存在する。全ての場合において、蓄積すべきデータ量は、多数の(I及び/又はP及び/又はB)ピクチャとして表される。ここに記載される独立型の解決法に対し、多数のピクチャは蓄積すべきデータ量に関して何も言っていないので、この解決法は変更されなければならない。例えば、MSWDの検出器コアが扱うことができる速度よりも4倍高いデータ速度でコピーをしている間、この検出器コアの入力部における代表的なピクチャは、本来のスライスの数の四分の一しか含んでいない。このために、MSWDの検出器コアがピクチャに代わりスライスの数を数えるようにして変更することができる。検出器コアの設計をできるだけ多く手を付けないままにする簡単な実施が選択される。検出器コアのMPEGの構文解釈する(parsing)部分において、小さな修正は、N個のピクチャの要求をN*32スライスの要求に変換する。これは、元々の状況においても、ある数のピクチャが正確なデータの量を規定することができないので、(通常は30スライス/ピクチャである)NTSC及び(通常は36スライス/ピクチャである)PALの両方にとって十分良好である。
MPEG2ビデオデータをあるデータ速度まで許容する現在のMPEG2準拠のウォーターマーク検出器(20)をPC−DVDドライブに接続する解決法が記載されている。標準的なIDE/ATAPIバス(3)のデータ速度がウォーターマーク検出器が扱うことができるデータ速度よりもかなり高いことが問題である。この解決法は、MPEGスライスをデータバッファ(214)に記憶し、このバッファにおいて全く適さないスライスを廃棄(212)することである。スライスではないデータは決して取り除かれない。これは、検出器(20)が扱うことができる低い速度でのMPEG2準拠のストリームとなる。
Claims (8)
- 通信バスを介してある装置から他の装置へ第1のデータ速度で転送されるデジタル情報信号においてウォーターマークを検出する方法であって、前記情報信号は、所与の規格に従い、当該信号のそれぞれの部分を表すスライスのシーケンスにフォーマットされ、前記規格に従い、前記第1のデータ速度よりも低い第2のデータ速度で前記情報信号を入力するように構成されるウォーターマーク検出器により前記ウォーターマークを検出するステップを有する方法において、前記ウォーターマーク検出器は、
−前記情報信号のスライスを前記第1のデータ速度でバッファに記憶するステップと、
−前記バッファに記憶された前記データを前記第2のデータ速度で前記ウォーターマーク検出器に供給するステップと、
−前記バッファの充満度を判断するステップと、
−前記充満度が既定のしきい値を超過する場合、前記情報信号のスライスを前記バッファに記憶することを止めるステップと、
を実行するように構成されるインタフェース回路を介して前記通信バスに結合される、
方法。 - 前記スライスは可変長である請求項1に記載の方法。
- 前記情報信号はさらに、オーバヘッド情報を表すスライスではないデータを含み、前記インタフェース回路は前記スライスではないデータを前記バッファに記憶するように構成される請求項1に記載の方法。
- 通信バスとウォーターマーク検出器とをインタフェースする装置であって、前記バスを介して、デジタル情報信号がある装置から他の装置へ第1のデータ速度で転送され、前記情報信号は、所与の規格により、当該信号のそれぞれの部分を表すスライスのシーケンスにフォーマットされ、前記ウォーターマーク検出器は、前記規格に従い、前記第1のデータ速度よりも低い第2のデータ速度で前記情報信号における前記ウォーターマークを検出するように構成される装置において、
−前記情報信号のスライスを前記第1のデータ速度で記憶し、前記バッファに記憶される前記データを前記第2のデータ速度で前記ウォーターマーク検出器に供給するバッファ手段と、
−前記バッファの充満度を判断し、前記充満度が既定のしきい値を超過する場合、前記情報信号のスライスを前記バッファに記憶することを止めるように構成される制御手段と、
を有する装置。 - 前記スライスは可変長である請求項4に記載の装置。
- 請求項4に記載の装置を有するウォーターマーク検出器。
- 媒体のコンテンツを再生及び/又は記録する記憶装置であって、前記装置をコンピュータシステムとインタフェースする通信バスを有する装置において、前記記憶装置は請求項4に記載の装置を有することを特徴とする記憶装置。
- 前記コンピュータシステムを媒体のコンテンツを再生及び/又は記録するドライブとインタフェースする通信バスを有するコンピュータシステムにおいて、当該コンピュータシステムは請求項4に記載の装置を有することを特徴とするコンピュータシステム。
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