JP2005528344A - インドリノン誘導体の製造法 - Google Patents

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ファルマシア・アンド・アップジョン・カンパニー・エルエルシー
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Abstract

本発明は、明細書中に定義した一般式(VI)のインドリノン誘導体の製造法及びその製造法の中間体に関する。

Description

本発明は、インドリノン誘導体の製造法及びその製造法の中間体に関する。
いくつかのインドリノン誘導体は医薬活性を示すことが見出されている。それらは、プロテインキナーゼ活性調節能があるので、各種のがん、肥満細胞症、アレルギー関連慢性鼻炎、糖尿病、自己免疫障害、再狭窄、線維症、乾癬、フォンヒッペル−リンダウ病、骨関節炎、リウマチ性関節炎、血管形成、炎症性障害、免疫性障害、及び心臓血管障害のようないくつかの状態を治療することが示唆されている(WO01/45689、WO01/60814、WO99/48868、US−A−6,316,429、US−A−6,316,635、6,133,305、及びUS−A−6,248,771)。
インドリノン誘導体の内、インドリノンと縮合しているヘテロ環上にアミド基を有するものが注目されている。これらの化合物はプロテインキナーゼ活性を調節するので、プロテインキナーゼ活性の異常に関連する疾患の治療に有用である。そのアミド誘導体の製造法はWO01/60814に開示されている。適切なピロールをホルミル化し、次に2−インドリノンと縮合させて、それぞれの5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロインドール−3−イリデンメチル)−1H−ピロールを得る。そのピロールのアミド誘導体が所望であれば、カルボン酸基を有するピロールを選択する。そのカルボン酸基を、ジメチルホルムアミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ−プロピル)カルボジイミド及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下で所望のアミンと反応させる。実施例129には、ジメチルホルムアミド、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)及びトリエチルアミンの存在下でアミド化を実施するスケールアップされた方法が開示されている。
本発明の目的は、インドリノンと縮合しているヘテロ環上にアミド基を有するインドリノン誘導体の改良された製造法を提供することである。
WO01/45689 WO01/60814 WO99/48868 US−A−6,316,429 US−A−6,316,635 US−A−6,133,305 US−A−6,248,771
本発明は、一般式(VI):
Figure 2005528344
[式中、
、R、R、Rは、水素、C1−12アルキル、C1−12アルコキシ、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、そのヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)、C6−12アリールオキシ、C6−12アルカリール、C6−12アルカリールオキシ、ハロゲン、トリハロメチル、ヒドロキシ、−S(O)R’、−SONR’R”、−SOR’、−SR’、−NO、−NR’R”、−OH、−CN、−C(O)R’、−OC(O)R’、−NHC(O)R’、−(CHCOR’、及び−CONR’R”からなる群から独立して選ばれ;
各Rは、水素、C1−12アルキル、C1−12アルコキシ、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、そのヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)、C6−12アリールオキシ、C6−12アルカリール、C6−12アルカリールオキシ、ハロゲン、トリハロメチル、ヒドロキシ、−S(O)R’、−SONR’R”、−SOR’、−SR’、−NO、−NR’R”、−OH、−CN、−C(O)R’、−OC(O)R’、−NHC(O)R’、−(CHCOR’、及び−CONR’R”からなる群から独立して選ばれ;
は、−NR(CH及び−NR1011から選ばれ(ただし、場合によりそのCH基の1〜2個は−OH又はハロゲンで置換されていてもよい);
は、水素又はC1−12アルキルであり;
は、−NR1011、−OH、−C(O)R12、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基、−N(O)R10、及び−NHC(O)R13からなる群から選ばれ;
10及びR11は、水素、C1−12アルキル、C1−12シアノアルキル、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、及びN、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基からなる群から独立して選ばれる;又はR10及びR11は一緒になって、R10及びR11が結合している窒素原子のほかにN、O、又はSから選ばれる1〜3個の原子を場合により含有する5又は6員のヘテロ環基を形成してもよく(ただし、R10及びR11によって形成されるヘテロ環基は場合によりR’で置換されていてもよい);
12は、水素、−OH、C1−12アルコキシ及びC6−12アリールオキシからなる群から選ばれ;
13は、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、及びC6−12アラルキルからなる群から選ばれ;
R’及びR”は、水素、C1−12アルキル、C1−12シアノアルキル、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、そのヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)からなる群から独立して選ばれるか、又は基−NR’R”において、R’及びR”置換基は一緒になって、R’及びR”が結合している窒素原子のほかにN、O、又はSから選ばれる1〜3個の原子を場合により含有する5又は6員のヘテロ環基を形成してもよく;
“ハロゲン”及び“ハロ”という用語は、F、Cl、Br、及びIからなる群から選ばれる置換基のことであり;
Jは、O、S及びNHからなる群から選ばれ;
K、L及びMの一つはCであって、基−C(O)Rはそれに結合しており、K、L及びMの群のその他は、CR、CR 、N、NR、O及びSからなる群から独立して選ばれ;
nは、0、1又は2であり;
mは、1、2、3、又は4であり;そして
pは、0、1又は2である]のインドリノンの製造法を提供し、当該方法は、
(i)一般式(I):
Figure 2005528344
[式中、R、J、K、L、M及びpは上記定義の通り、
Qは、
Figure 2005528344
からなる群から選ばれる]の化合物を、一般式(II):
−R (II)
の化合物と反応させて
[式中、
(a)X及びXの一つは塩素又は臭素であり;その他方は、ヒドロキシ、−O−C1−4アルキル及び−O−フェニルからなる群から選ばれ;そしてRは、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−O−(C1−4)アルキル、−C(O)−O−フェニル(ただし、そのフェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、−C(O)−O−CH−フェニル(ただし、そのフェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)からなる群から選ばれる、又は
(b)Xは塩素又は臭素であり、Xは水素であり、そしてRは、
Figure 2005528344
からなる群から選ばれる、又は
(c)Xは、ヒドロキシ、−O−C1−4アルキル又は−O−フェニルであり、Xは、
Figure 2005528344
であり、そしてRは、
Figure 2005528344
である]、一般式(III):
Figure 2005528344
の化合物を形成させるステップ[式中、Rは、ステップ(i)の(a)の場合は−O−Rであり、ステップ(i)の(b)及び(c)の場合は−Rである];
(ii)一般式(III)の化合物を、一般式(IV):
Figure 2005528344
[式中、R、R、R、及びRは上記定義の通り]の化合物、及び一般式(V):
HR (V)
[式中、Rは上記定義の通り]のアミンと反応させて一般式(VI)のインドリノンを形成させるステップを含む。
ヘテロ環系の破線は、2個の二重結合が存在するがそれらの位置は特定されないことを意味する。
本発明の更なる態様は、一般式(III):
Figure 2005528344
[式中、R、J、K、L、M、及びpは上記定義の通り]の化合物の製造法に関し、当該方法は、
(i)一般式(I):
Figure 2005528344
[式中、R、J、K、L、M、及びpは上記定義の通り]の化合物を、一般式(II):
−R (II)
の化合物と反応させて
[式中、
(a)X及びXの一つは塩素又は臭素であり;その他方は、ヒドロキシ、−O−C1−4アルキル及び−O−フェニルからなる群から選ばれ;そしてRは、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−O−(C1−4)アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−O−CH−フェニル(そのフェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)からなる群から選ばれる;
(b)Xは塩素又は臭素であり、Xは水素であり、そしてRは、
Figure 2005528344
からなる群から選ばれる;又は
(c)Xは、ヒドロキシ、−O−C1−4アルキル又は−O−フェニルであり、Xは、
Figure 2005528344
であり、そしてRは、
Figure 2005528344
である]、一般式(III):
Figure 2005528344
の化合物を形成させるステップ[式中、Rは、ステップ(i)の(a)の場合は−O−Rであり、ステップ(i)の(b)及び(c)の場合は−Rである]を含む。
(ii)一般式(III)の化合物を、一般式(IV):
Figure 2005528344
[式中、R、R、R、及びRは上記定義の通り]の化合物、及び一般式(V):
HR (V)
[式中、Rは上記定義の通り]のアミンと反応させて、一般式(VI)のインドリノンを形成させるステップを含む。
本発明はまた、一般式(VI):
Figure 2005528344
[式中、R、R、R、R、R、R、J、K、L、M、及びpは上記定義の通り]のインドリノンの製造法にも関し、当該方法は、一般式(III):
Figure 2005528344
[式中、R、J、K、L、M、及びpは上記定義の通り、そして
は、−O−C(O)−C1−4アルキル、−O−C(O)−O−(C1−4)アルキル、−O−C(O)−O−フェニル(ただし、そのフェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、−O−C(O)−O−CH−フェニル(ただし、そのフェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、
Figure 2005528344
からなる群から選ばれる]の化合物を、一般式(IV):
Figure 2005528344
[式中、R、R、R、及びRは上記定義の通り]の化合物及び一般式(V):
HR (V)
[式中、Rは上記定義の通り]のアミンと反応させて、一般式(VI)のインドリノンを形成させるステップを含む。
更に別の態様において、一般式(III):
Figure 2005528344
[式中、R、J、K、L、M、及びpは上記定義の通り、そしてRは、−O−C(O)−C1−4アルキル、−O−C(O)−O−(C1−4)アルキル、−O−C(O)−O−フェニル(ただし、そのフェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、−O−C(O)−O−CH−フェニル(ただし、そのフェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、
Figure 2005528344
からなる群から選ばれる]の化合物が開示される。好ましくは、Rは、
Figure 2005528344
である。
発明の詳しい説明
本発明は、一般式(VI)のインドリノン誘導体の製造法を提供する。その化合物は、プロテインキナーゼの活性を調節できるので、その化合物自体、その製薬上許容しうる塩及び誘導体は多様な医学的用途に有用である。その式(VI)を有する好適な化合物、そのような化合物を含有する医薬組成物、及びこれらの化合物の医学的有用性については、例えば、WO01/45689、WO01/60814、WO99/48868、US−A−6,316,429、US−A−6,316,635、6,133,305、及びUS−A−6,248,771に記載されており、これらはすべて引用によってその全体を本明細書に援用する。特に好適な化合物はWO01/45689(例えば化合物15及び16)及びWO01/60814(例えば実施例中及び表1中)に記載されている。
そのインドリノン化合物は、一般式(VI):
Figure 2005528344
を有する。式中、R、R、R、Rは、水素、C1−12アルキル、C1−12アルコキシ、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、そのヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)、C6−12アリールオキシ、C6−12アルカリール、C6−12アルカリールオキシ、ハロゲン、トリハロメチル、ヒドロキシ、−S(O)R’、−SONR’R”、−SOR’、−SR’、−NO、−NR’R”、−OH、−CN、−C(O)R’、−OC(O)R’、−NHC(O)R’、−(CHCOR’、及び−CONR’R”からなる群から独立して選ばれる。好ましくはRは水素又はC1−4アルキルであり;更に好ましくはRは水素である。好適な態様において、Rは、水素、フッ素、塩素、臭素、C1−4アルキル、−O−C1−4アルキル、フェニル、−COOH、−CN、−C(O)CH、−SONH及び−SON(CHからなる群から選ばれ;更に好ましくは、Rは、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、−O−C1−4アルキル、−CN、−SONH及び−SON(CHからなる群から選ばれ;なお更に好ましくは、Rは、水素、フッ素、塩素、及びC1−4アルキルである。最も好ましくは、Rはフッ素である。
好適な態様において、Rは、水素、C1−4アルキル、フェニル、C1−4アルコキシ及び−COOHからなる群から選ばれ;更に好ましくは、Rは、水素又はC1−4アルキルであり;最も好ましくは、Rは水素である。
は水素が好適である。
各Rは、水素、C1−12アルキル、C1−12アルコキシ、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、そのヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)、C6−12アリールオキシ、C6−12アルカリール、C6−12アルカリールオキシ、ハロゲン、トリハロメチル、ヒドロキシ、−S(O)R’、−SONR’R”、−SOR’、−SR’、−NO、−NR’R”、−OH、−CN、−C(O)R’、−OC(O)R’、−NHC(O)R’、−(CHCOR’、及び−CONR’R”からなる群から独立して選ばれる。好ましくは、Rは、水素又はC1−4アルキルである。
は、−NR(CH及び−NR1011から選ばれる。ただし、場合によりそのCH基の1〜2個は−OH又はハロゲンで置換されていてもよい。好ましくは、Rは、−NR(CHである。好適な態様において、CH基は非置換であるか又は1個のCH基が−OHで置換されている。
は、水素又はC1−12アルキルである。好ましくは、Rは水素又はC1−4アルキルであり、更に好ましくは、Rは水素である。
は、−NR1011、−OH、−C(O)R12、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基、−N(O)R10、及び−NHC(O)R13からなる群から選ばれる。一態様において、Rは、好ましくは−NR1011である。第二の態様において、Rは、好ましくは、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基である。好ましくは、そのへテロ環基は、窒素原子を介して(CH基に結合している5〜7員のヘテロ環基であり、N、O、及びSから選ばれる更なるヘテロ原子を場合により含有する。そのヘテロ環基の例は、
Figure 2005528344
であるが、これらに限定されない。好ましくは、そのヘテロ環基は、
Figure 2005528344
である。
10及びR11は、水素、C1−12アルキル、C1−12シアノアルキル、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、及びN、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基からなる群から独立して選ばれる;又はR10及びR11は一緒になって、R10及びR11が結合している窒素原子のほかにN、O、又はSから選ばれる1〜3個の原子を場合により含有する5又は6員のヘテロ環基を形成してもよい。ただし、R10及びR11によって形成されるヘテロ環基は場合によりR’で置換されていてもよい。好ましくは、R10及びR11は、水素又はC1−4アルキルである。更に好ましくは、R10及びR11はHである。
12は、水素、−OH、C1−12アルコキシ及びC6−12アリールオキシからなる群から選ばれる。好ましくは、R12はC1−4アルキルである。
13は、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、及びC6−12アラルキルからなる群から選ばれる。好ましくは、R13はC1−4アルキルである。
R’及びR”は、水素、C1−12アルキル、C1−12シアノアルキル、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、そのヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)からなる群から独立して選ばれるか、又は基−NR’R”において、R’及びR”置換基は一緒になって、R’及びR”が結合している窒素原子のほかにN、O、又はSから選ばれる1〜3個の原子を場合により含有する5又は6員のヘテロ環基を形成してもよい。好ましくは、R’及びR”は独立してC1−4アルキルである。
Jは、O、S及びNHからなる群から選ばれ、好ましくは、JはNHである。
K、L及びMの一つはCであって、基−C(O)Rはそれに結合しており、K、L及びMの群のその他は、CR、CR 、N、NR、O及びSからなる群から独立して選ばれる。好ましくは、ヘテロ環基:
Figure 2005528344
は、
Figure 2005528344
である。そのヘテロ環基として特に好適なのは、
Figure 2005528344
である。
nは、0、1又は2である。
mは、1、2、3、又は4であり;好ましくは、mは2又は3である。
pは、0、1又は2である。
好適な化合物を示す。Xはハロゲンである。
Figure 2005528344
Figure 2005528344
本発明の方法の第一のステップで、一般式(I):
Figure 2005528344
[式中、R、R、J、K、L、M及びpは上記定義の通り]の化合物を、一般式(II):
−R (II)
の化合物と反応させて
[式中、
(a)X及びXの一つは塩素又は臭素であり;その他方は、ヒドロキシ、−O−C1−4アルキル及び−O−フェニルからなる群から選ばれ;そしてRは、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−O−(C1−4)アルキル、−C(O)−O−フェニル(ただし、そのフェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、−C(O)−O−CH−フェニル(ただし、そのフェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)からなる群から選ばれる;
(b)Xは塩素又は臭素であり、Xは水素であり、そしてRは、
Figure 2005528344
からなる群から選ばれる;又は
(c)Xは、ヒドロキシ、−O−C1−4アルキル又は−O−フェニルであり、Xは、
Figure 2005528344
であり、そしてRは、
Figure 2005528344
である]、一般式(III):
Figure 2005528344
の化合物を形成させる[式中、Rは、ステップ(1)の(a)の場合は−O−Rであり、第一のステップの(b)及び(c)の場合は−Rである]。第一のステップでは(c)の選択が好適である。
一般式(I)及び(II)の化合物は、市販品を入手で可能であり、又は当該技術分野で周知の方法によって製造してもよい。例えば、ホルミル基を有するヘテロ環は、POClをジメチルホルムアミドにゆっくり添加し、次いで、やはりジメチルホルムアミドに溶解した適切なヘテロ環を添加することによって得られる。この反応については、例えばWO01/60814により詳細に記載され、例示されている。前記特許文献は引用によって本明細書に援用する。
反応は一般に極性非プロトン性溶媒中で実施される。非プロトン性溶媒は、通常の反応条件下でプロトンを溶質に供与しない任意の溶媒である。極性溶媒は、電荷が不均一に分布している溶媒である。それらは一般にN、S又はOのようなヘテロ原子から選ばれる1〜3個の原子を含む。本発明に使用できる極性非プロトン性溶媒の例は、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテルのようなエーテル類;アセトニトリルのようなニトリル溶媒;及びジメチルホルムアミドのようなアミド溶媒である。好ましくは、反応溶媒はエーテルであり、更に好ましくは当該溶媒はテトラヒドロフランである。それら溶媒の混合物も使用できる。非プロトン性極性溶媒は好ましくは30℃〜130℃、更に好ましくは50℃〜80℃の沸点を有する。反応の二つの成分は溶媒とともに一緒に反応容器に導入される。反応物は任意の順に添加できるが、化合物Iを、適切な溶媒中の化合物II の撹拌懸濁液に室温(18〜25℃)で添加するのが好適である。反応物の濃度は0.3〜0.5モル/リットルが好適であるが、当業者であれば当該反応は異なる濃度でも実施できることは理解されよう。反応は、0℃から溶媒の還流温度までの温度で実施できる。しかしながら、反応は25℃〜80℃の温度で機械的に撹拌しながら実施するのが好適である。反応の進行は、HPLCのような適切な分析法によってモニタできる。反応が完了したら、反応混合物を冷却し、中間体化合物III を結晶化させる。反応混合物は室温未満の温度に冷却するのが好ましく、0℃が最も好ましい。中間体化合物III は、遠心分離及びろ過のような当業者に公知の方法によって反応混合物から分離できる。中間体III は非吸湿性で、室温の空気中で安定な結晶性固体である。
一般式(III)の化合物は、次に第二のステップで、一般式(IV):
Figure 2005528344
[式中、R、R、R、Rは上記定義の通り]の化合物、及び一般式(V):
HR (V)
[式中、Rは上記定義の通り]のアミンと反応させて、一般式(VI)のインドリノンを形成させる。
反応は、第一の反応ステップで使用したのと同一の溶媒を用い、溶液状態で実施できる。反応は、化合物III を化合物 IV 又は化合物 V のいずれかの化合物と反応させ、次いでもう一方の化合物を添加することによって順に実施できる。しかしながら、化合物II、IV 及び V は溶媒とともに反応容器に一緒に導入するのが好適である。反応物は任意の順に添加できるが、化合物III を、適切な溶媒中の化合物 IV 及びアミン V の撹拌懸濁液に室温(18〜25℃)で添加するのが好適である。反応物の濃度は0.3〜0.5モル/リットルが好適であるが、当業者であれば当該反応は異なる濃度でも実施できることは理解されよう。反応は、50℃から溶媒の還流温度までの温度で実施できる。しかしながら、反応は50℃〜80℃の温度で機械的に撹拌しながら実施するのが好適である。反応の進行は、HPLCのような適切な分析法によってモニタできる。反応が完了したら、反応混合物を冷却し、化合物VI を結晶化させる。反応混合物は室温未満の温度に冷却するのが好ましく、0℃が最も好ましい。化合物VI は、遠心分離及びろ過のような当業者に公知の方法によって反応混合物から分離できる。上記プロセスで得られる化合物VI は多くの場合医学的使用に十分な純度であるが、所望であれば、化合物 VI を再結晶化のような当業者に公知の方法によってさらに精製してもよい。
所望であれば、一般式(VI)のインドリノン化合物は、従来法に従ってさらに反応させてそれらの製薬学的に許容しうる塩又は誘導体にすることができる。
本発明はインドリノン誘導体の製造法を提供するが、これは先行技術の方法よりも便利な方法である。一般に中間体は取扱いがより容易である。さらに、生成物の単離も容易である。
以下の実施例は本発明を例示するためのものであって、それを限定するものと解釈すべきでない。別途記載のない限り、全ての百分率、部、及び量は重量に基づく。
[実施例]
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−5−[(Z)−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド
Figure 2005528344
4−(1H−イミダゾール−1−イルカルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド(14.0g)、N,N−ジエチルエチレンジアミン(15.0g)、5−フルオロオキシインドール(9.86g)、トリエチルアミン(27ml)、及びアセトニトリル(250ml)を混合し、60℃に加熱した。この黒色スラリーを60℃で18時間撹拌した(要機械式攪拌機)。得られた黄色スラリーを室温に冷却し、100mlのアセトニトリルで希釈し、ろ過した。ケーキを3×100mlのアセトニトリルで洗浄し、ハウス真空(house vacuum)下50℃で一晩乾燥させた。N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−5−[(Z)−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド(21.7g)を85%の収率で得た。
5−[(Z)−(5−ブロモ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド
Figure 2005528344
温度計、冷却器、加熱用マントル、窒素入口及び磁気攪拌機を取り付けた0.1Lのフラスコに、3.0gの5−ブロモオキシインドール、3.03gの4−(1H−イミダゾール−1−イルカルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド、3.24gのN,N−ジエチルエチレンジアミン、4.23gのトリエチルアミン及び30mlのテトラヒドロフランを充填した。その混合物を60〜65℃に8時間加熱し、次いで周囲温度に冷却した。撹拌補助のために10mlのテトラヒドロフランを加え、反応混合物をろ過した。乾燥によって3.7g(57.7%)の第一の生成物5−[(Z)−(5−ブロモ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミドを得た。母液を−10℃に6時間冷却し、追加の生成物1.9g(29.6%)を得た。
Figure 2005528344
5−[(Z)−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−N−[(2R)−2−ヒドロキシ−3−モルホリン−4−イルプロピル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド
Figure 2005528344
温度計、冷却器、磁気攪拌機、及び窒素入口を取り付けた0.25Lのフラスコに、4.92gの5−フルオロオキシインドール、7.0gの4−(1H−イミダゾール−1−イルカルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド、15.5gの(R)−1−アミノ−3−(4−モルホリニル)−2−プロパノール、9.78gのトリエチルアミン及び88mlのテトラヒドロフランを充填した。その混合物を60℃に16.5時間加熱した。反応を周囲温度に冷却し、ろ過した。得られた固体を11ml/gのアセトニトリル中で(3)3回続けてスラリー化し、真空中で乾燥させて3.6g(25.25%)の5−[(Z)−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−N−[(2R)−2−ヒドロキシ−3−モルホリン−4−イルプロピル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミドを得た。
Figure 2005528344
5−[(Z)−(5−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−N−[(2S)−2−ヒドロキシ−3−モルホリン−4−イルプロピル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド
Figure 2005528344
4−(1H−イミダゾール−1−イルカルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド(6.8g、31.3mmol)、(2S)−1−アミノ−3−モルホリン−4−イルプロパン−2−オール(10.0g、62.5mmol)、5−クロロオキシインドール(5.3g、31.6mmol)、及びTHF(100ml)を混合し、60℃に加熱した。60℃で68時間撹拌した後、トリエチルアミン(14ml)を加え、60℃で5時間撹拌した。4.6gの(2S)−1−アミノ−3−モルホリン−4−イルプロパン−2−オールを加え、60℃で20時間撹拌した。この黄色スラリーを室温に冷却し、ろ過した。ケーキを2×50mlのTHFで洗浄し、ハウス真空下50℃で一晩乾燥させた。5−[(Z)−(5−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−N−[(2S)−2−ヒドロキシ−3−モルホリン−4−イルプロピル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド(5.48g)を38%の収率で得た。
5−[(Z)−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−2,4−ジメチル−N−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピロール−3−カルボキサミド
Figure 2005528344
4−(1H−イミダゾール−1−イルカルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド(4.1Kg)、THF(70.8Kg)、及び水(4.7L)の混合物を固体が溶解するまで40〜50℃に加熱した。得られた溶液をろ過し、次いで40〜50に蒸留した。次に、その混合物を25〜30℃に冷却した。1−(2−アミノエチル)ピロリジン(2.8Kg)のTHF(2.1L)中溶液を加えた。5−フルオロオキシインドール(2.9Kg)のTHF(18.8Kg)中溶液も加えた。次にその混合物を45〜50℃に17時間加熱した。その混合物を冷却し、ろ過し、THF(28Kg)で洗浄し、そして45〜50℃で乾燥し、5.53Kg(73%)の5−[(Z)−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−2,4−ジメチル−N−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1H−ピロール−3−カルボキサミドを得た。
Figure 2005528344
5−[(Z)−(5−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−N−[(2R)−2−ヒドロキシ−3−モルホリン−4−イルプロピル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド
Figure 2005528344
4−(1H−イミダゾール−1−イルカルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド(7.0g、32.3mmol)、(2R)−1−アミノ−3−モルホリン−4−イルプロパン−2−オール(15.5g、96.9mmol)、5−クロロオキシインドール(5.48g、32.6mmol)、トリエチルアミン(14ml)、及びTHF(88ml)を混合し、60℃に加熱した。赤色溶液が形成された。60℃で16時間撹拌後、黄色スラリーを室温に冷却し、ろ過した。ケーキを2×50mlのTHFで洗浄し、ハウス真空下50℃で一晩乾燥させた。5−[(Z)−(5−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−N−[(2R)−2−ヒドロキシ−3−モルホリン−4−イルプロピル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド(4.36g)を29%の収率で得た。
5−[(Z)−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−N−[(2S)−2−ヒドロキシ−3−モルホリン−4−イルプロピル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド
Figure 2005528344
4−(1H−イミダゾール−1−イルカルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド(7.0g、32.3mmol)、(2S)−1−アミノ−3−モルホリン−4−イルプロパン−2−オール(15.0g、64.6mmol)、5−フルオロオキシインドール(4.93g、32.6mmol)、トリエチルアミン(9.79g、96.9mmol)、及びTHF(88ml)を混合し、60℃に加熱した。60℃で24時間撹拌後、その混合物を室温に冷却し、ろ過した。ケーキを80mlのTHFで洗浄し、ハウス真空下50℃で一晩乾燥させた。褐色固体(23.2g)が得られた。その固体を350mlの水中で5時間室温でスラリー化し、ろ過した。ケーキを100mlの水で洗浄し、ハウス真空下50℃で一晩乾燥させた。5−[(Z)−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−N−[(2S)−2−ヒドロキシ−3−モルホリン−4−イルプロピル]−2,4−ジメチル−1H−ピロール−3−カルボキサミド(8.31g)を56%の収率で得た。
5−[(Z)−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−2,4−ジメチル−N−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピロール−3−カルボキサミド
Figure 2005528344
4−(1H−イミダゾール−1−イルカルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド(5.0g、23.0mmol)、4−(2−アミノエチル)モルホリン(4.5g、34.6mmol)、5−フルオロオキシインドール(3.47g、23.0mmol)、及びTHF(80ml)を混合し、65℃に加熱した。65℃で24時間撹拌後、その混合物を室温に冷却し、ろ過した。ケーキを40mlのTHFで洗浄し、ハウス真空下50℃で一晩乾燥させた。5−[(Z)−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3H−インドール−3−イリデン)メチル]−2,4−ジメチル−N−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1H−ピロール−3−カルボキサミド(8.28g)を87%の収率で得た。
(3Z)−3−({3,5−ジメチル−4−[(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピロール−2−イル}メチレン)−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン
Figure 2005528344
4−(1H−イミダゾール−1−イルカルボニル)−3,5−ジメチル−1H−ピロール−2−カルボアルデヒド(11.3g、51.9mmol)、4−モルホリノピペリジン(15.0g、88.2mmol)、5−フルオロオキシインドール(7.84g、51.9mmol)、及びTHF(126ml)を混合し、66℃に加熱した。66℃で68時間撹拌後、その混合物を室温に冷却し、ろ過した。ケーキを4×20mlのTHFで洗浄し、ハウス真空下70℃で一晩乾燥させた。(3Z)−3−({3,5−ジメチル−4−[(4−モルホリン−4−イルピペリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピロール−2−イル}メチレン)−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン16.09gを68%の収率で得た。

Claims (48)

  1. 一般式(VI):
    Figure 2005528344
    [式中、
    、R、R、Rは、水素、C1−12アルキル、C1−12アルコキシ、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、当該ヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)、C6−12アリールオキシ、C6−12アルカリール、C6−12アルカリールオキシ、ハロゲン、トリハロメチル、ヒドロキシ、−S(O)R’、−SONR’R”、−SOR’、−SR’、−NO、−NR’R”、−OH、−CN、−C(O)R’、−OC(O)R’、−NHC(O)R’、−(CHCOR’、及び−CONR’R”からなる群から独立して選ばれ;
    各Rは、水素、C1−12アルキル、C1−12アルコキシ、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、当該ヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)、C6−12アリールオキシ、C6−12アルカリール、C6−12アルカリールオキシ、ハロゲン、トリハロメチル、ヒドロキシ、−S(O)R’、−SONR’R”、−SOR’、−SR’、−NO、−NR’R”、−OH、−CN、−C(O)R’、−OC(O)R’、−NHC(O)R’、−(CHCOR’、及び−CONR’R”からなる群から独立して選ばれ;
    は、−NR(CH及び−NR1011から選ばれ(ただし、場合によりそのCH基の1〜2個は−OH又はハロゲンで置換されていてもよい);
    は、水素又はC1−12アルキルであり;
    は、−NR1011、−OH、−C(O)R12、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基、−N(O)R10、及び−NHC(O)R13からなる群から選ばれ;
    10及びR11は、水素、C1−12アルキル、C1−12シアノアルキル、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、及びN、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基からなる群から独立して選ばれる;又はR10及びR11は一緒になって、R10及びR11が結合している窒素原子のほかにN、O、又はSから選ばれる1〜3個の原子を場合により含有する5又は6員のヘテロ環基を形成してもよく(ただし、R10及びR11によって形成されるヘテロ環基は場合によりR’で置換されていてもよい);
    12は、水素、−OH、C1−12アルコキシ及びC6−12アリールオキシからなる群から選ばれ;
    13は、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、及びC6−12アラルキルからなる群から選ばれ;
    R’及びR”は、水素、C1−12アルキル、C1−12シアノアルキル、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、当該ヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)からなる群から独立して選ばれるか、又は基−NR’R”において、R’及びR”は一緒になって、R’及びR”が結合している窒素原子のほかにN、O、又はSから選ばれる1〜3個の原子を場合により含有する5又は6員のヘテロ環基を形成してもよく;
    ハロは、F、Cl、Br、及びIからなる群から選ばれる置換基であり;
    Jは、O、S及びNHからなる群から選ばれ;
    K、L及びMの一つはCであって、基−C(O)Rはそれに結合しており、K、L及びMの群のその他は、CR、CR 、N、NR、O及びSからなる群から独立して選ばれ;
    nは、0、1又は2であり;
    mは、1、2、3、又は4であり;そして
    pは、0、1又は2である]のインドリノンの製造法であって、
    (i)一般式(I):
    Figure 2005528344
    [式中、R、J、K、L、M及びpは上記定義の通り、
    Qは、
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる]の化合物を、一般式(II):
    −R (II)
    の化合物と反応させて
    [式中、
    (a)X及びXの一つは塩素又は臭素であり;その他方は、ヒドロキシ、−O−C1−4アルキル及び−O−フェニルからなる群から選ばれ;そしてRは、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−O−(C1−4)アルキル、−C(O)−O−フェニル(ただし、当該フェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、−C(O)−O−CH−フェニル(ただし、当該フェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)からなる群から選ばれる、又は
    (b)Xは塩素又は臭素であり、Xは水素であり、そしてRは、
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる、又は
    (c)Xは、ヒドロキシ、−O−C1−4アルキル又は−O−フェニルであり、Xは、
    Figure 2005528344
    であり、そしてRは、
    Figure 2005528344
    である]、一般式(III):
    Figure 2005528344
    の化合物を形成させるステップ[式中、Rは、ステップ(i)の(a)の場合は−O−Rであり、ステップ(i)の(b)及び(c)の場合は−Rである];
    (ii)一般式(III)の化合物を、一般式(IV):
    Figure 2005528344
    [式中、R、R、R、及びRは上記定義の通り]の化合物、及び一般式(V):
    HR (V)
    [式中、Rは上記定義の通り]のアミンと反応させて、一般式(VI)のインドリノンを形成させるステップ
    を含む製造法。
  2. Figure 2005528344
    が、
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる、請求項1に記載の製造法。
  3. Figure 2005528344
    が、
    Figure 2005528344
    である、請求項1に記載の製造法。
  4. が、水素又はC1−4アルキルである、請求項1に記載の製造法。
  5. が水素である、請求項1に記載の製造法。
  6. が、水素、フッ素、塩素、臭素、C1−4アルキル、−O−C1−4アルキル、フェニル、−COOH、−CN、−C(O)CH、−SONH及び−SON(CHからなる群から選ばれる、請求項1に記載の製造法。
  7. が、水素、フッ素、塩素、臭素、C1−4アルキル、−O−C1−4アルキル、−CN、−SONH及び−SON(CHからなる群から選ばれる、請求項1に記載の製造法。
  8. が、水素、フッ素、塩素、及び臭素からなる群から選ばれる、請求項1に記載の製造法。
  9. がフッ素である、請求項1に記載の製造法。
  10. が、水素、C1−4アルキル、フェニル、−O−C1−4アルキル及び−COOHからなる群から選ばれる、請求項1に記載の製造法。
  11. が、水素又はC1−4アルキルである、請求項1に記載の製造法。
  12. が水素である、請求項1に記載の製造法。
  13. が水素である、請求項1に記載の製造法。
  14. が、水素、C1−4アルキル、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−フェニル、及びフェニルからなる群から選ばれる、請求項1に記載の製造法。
  15. が、水素、又はC1−4アルキルである、請求項1に記載の製造法。
  16. が−NR(CHである(ただし、そのCH基の1又は2個は場合により−OH又はハロゲンで置換されていてもよい)、請求項1に記載の製造法。
  17. が、水素又はC1−4アルキルである、請求項1に記載の製造法。
  18. mが2又は3である、請求項1に記載の製造法。
  19. が−NR1011である、請求項1に記載の製造法。
  20. 10及びR11が、水素又はC1−4アルキルである、請求項19に記載の製造法。
  21. が、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基である、請求項1に記載の製造法。
  22. 前記へテロ環基が、窒素原子を介して(CH基に結合している5〜7員のヘテロ環基であり、場合によりN、O、及びSから選ばれる更なるヘテロ原子を含有している、請求項21に記載の製造法。
  23. 前記へテロ環基が、
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる、請求項22に記載の製造法。
  24. 前記へテロ環基が、
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる、請求項23に記載の製造法。
  25. が、水素又はC1−4アルキルである、請求項16に記載の製造法。
  26. mが2又は3である、請求項16に記載の製造法。
  27. が−NR1011である、請求項16に記載の製造法。
  28. 10及びR11が、水素又はC1−4アルキルである、請求項27に記載の製造法。
  29. が、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基である、請求項16に記載の製造法。
  30. 前記へテロ環基が、窒素原子を介して(CH基に結合している5又は6員のヘテロ環基であり、場合によりN、O、及びSから選ばれる更なるヘテロ原子を含有している、請求項29に記載の製造法。
  31. 前記へテロ環基が、
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる、請求項30に記載の製造法。
  32. 前記へテロ環基が、
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる、請求項31に記載の製造法。
  33. 一般式(I)及び一般式(II)の化合物を極性非プロトン性溶媒中で反応させる、請求項1に記載の製造法。
  34. 極性非プロトン性溶媒がエーテルである、請求項33に記載の製造法。
  35. 一般式(I)及び一般式(II)の化合物を、約0℃〜当該反応混合物のほぼ還流温度の範囲の温度で反応させる、請求項33に記載の製造法。
  36. 一般式(III)、一般式(IV)及び一般式(V)の化合物を極性非プロトン性溶媒中で反応させる、請求項1に記載の製造法。
  37. 極性非プロトン性溶媒がエーテルである、請求項36に記載の製造法。
  38. 一般式(III)、一般式(IV)及び一般式(V)の化合物を約+50℃〜当該反応混合物のほぼ還流温度の範囲の温度で反応させる、請求項36に記載の製造法。
  39. 一般式(III)、一般式(IV)及び一般式(V)の化合物をワンポット反応で反応させる、請求項1に記載の製造法。
  40. 一般式(VI)の化合物が、
    Figure 2005528344
    [式中、Xは、水素、フッ素、塩素及び臭素からなる群から選ばれる]からなる群から選ばれる、請求項1に記載の製造法。
  41. Xがフッ素である、請求項40に記載の製造法。
  42. 一般式(VI)の化合物が、さらに製薬学的に許容しうる塩又は誘導体に変換される、請求項1に記載の製造法。
  43. 一般式(III):
    Figure 2005528344
    [式中、
    各Rは、水素、C1−12アルキル、C1−12アルコキシ、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、当該ヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)、C6−12アリールオキシ、C6−12アルカリール、C6−12アルカリールオキシ、ハロゲン、トリハロメチル、ヒドロキシ、−S(O)R’、−SONR’R”、−SOR’、−SR’、−NO、−NR’R”、−OH、−CN、−C(O)R’、−OC(O)R’、−NHC(O)R’、−(CHCOR’、及び−CONR’R”からなる群から独立して選ばれ;
    は、−NR(CH又は−NR1011であり;
    は、水素又はC1−12アルキルであり;
    は、−NR1011、−OH、−C(O)R12、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基、−N(O)R10、及び−NHC(O)R13からなる群から選ばれ;
    10及びR11は、水素、C1−12アルキル、C1−12シアノアルキル、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、及びN、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基からなる群から独立して選ばれる;又はR10及びR11は一緒になって、R10及びR11が結合している窒素原子のほかにN、O、又はSから選ばれる1〜3個の原子を場合により含有する5又は6員のヘテロ環基を形成してもよく(ただし、R10及びR11によって形成されるヘテロ環基は場合によりR’で置換されていてもよい);
    12は、水素、−OH、C1−12アルコキシ及びC6−12アリールオキシからなる群から選ばれ;
    13は、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、及びC6−12アラルキルからなる群から選ばれ;
    R’及びR”は、水素、C1−12アルキル、C1−12シアノアルキル、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、当該ヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)からなる群から独立して選ばれるか、又は基−NR’R”において、R’及びR”置換基は一緒になって、R’及びR”が結合している窒素原子のほかにN、O、又はSから選ばれる1〜3個の原子を場合により含有する5又は6員のヘテロ環基を形成してもよく;
    Jは、O、S及びNHからなる群から選ばれ;
    K、L及びMの一つはCであって、基−C(O)Rはそれに結合しており、K、L及びMの群のその他は、CR、CR 、N、NR、O及びSからなる群から独立して選ばれ;
    nは、0、1又は2であり;
    mは、1、2、3、又は4であり;そして
    pは、0、1又は2である]の化合物の製造法であって、
    (i)一般式(I):
    Figure 2005528344
    [式中、R、J、K、L、M、及びpは上記定義の通り]の化合物を、
    一般式(II):
    −R (II)
    の化合物と反応させて
    [式中、
    (a)X及びXの一つは塩素又は臭素であり;その他方は、ヒドロキシ、−O−C1−4アルキル及び−O−フェニルからなる群から選ばれ;そしてRは、−C(O)−C1−4アルキル、−C(O)−O−(C1−4)アルキル、−C(O)−O−フェニル、−C(O)−O−CH−フェニル(当該フェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)からなる群から選ばれる;
    (b)Xは塩素又は臭素であり、Xは水素であり、そしてRは、
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる;又は
    (c)Xは、ヒドロキシ、−O−C1−4アルキル又は−O−フェニルであり、Xは、
    Figure 2005528344
    であり、そしてRは、
    Figure 2005528344
    である]、一般式(III):
    Figure 2005528344
    の化合物を形成させるステップ[式中、Rは、ステップ(i)の(a)の場合は−O−Rであり、ステップ(i)の(b)及び(c)の場合は−Rである]を含む製造法。
  44. 一般式(VI):
    Figure 2005528344
    [式中、
    、R、R、Rは、水素、C1−12アルキル、C1−12アルコキシ、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、当該ヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)、C6−12アリールオキシ、C6−12アルカリール、C6−12アルカリールオキシ、ハロゲン、トリハロメチル、ヒドロキシ、−S(O)R’、−SONR’R”、−SOR’、−SR’、−NO、−NR’R”、−OH、−CN、−C(O)R’、−OC(O)R’、−NHC(O)R’、−(CHCOR’、及び−CONR’R”からなる群から独立して選ばれ;
    各Rは、水素、C1−12アルキル、C1−12アルコキシ、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、当該ヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)、C6−12アリールオキシ、C6−12アルカリール、C6−12アルカリールオキシ、ハロゲン、トリハロメチル、ヒドロキシ、−S(O)R’、−SONR’R”、−SOR’、−SR’、−NO、−NR’R”、−OH、−CN、−C(O)R’、−OC(O)R’、−NHC(O)R’、−(CHCOR’、及び−CONR’R”からなる群から独立して選ばれ;
    は、−NR(CH又は−NR1011であり;
    は、水素又はC1−12アルキルであり;
    は、−NR1011、−OH、−C(O)R12、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基、−N(O)R10、及び−NHC(O)R13からなる群から選ばれ;
    10及びR11は、水素、C1−12アルキル、C1−12シアノアルキル、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、及びN、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基からなる群から独立して選ばれる;又はR10及びR11は一緒になって、R10及びR11が結合している窒素原子のほかにN、O、又はSから選ばれる1〜3個の原子を場合により含有する5又は6員のヘテロ環基を形成してもよく(ただし、R10及びR11によって形成されるヘテロ環基は場合によりR’で置換されていてもよい);
    12は、水素、−OH、C1−12アルコキシ及びC6−12アリールオキシからなる群から選ばれ;
    13は、C1−12アルキル、C1−12ハロアルキル、及びC6−12アラルキルからなる群から選ばれ;
    R’及びR”は、水素、C1−12アルキル、C1−12シアノアルキル、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、当該ヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)からなる群から独立して選ばれるか、又は基−NR’R”において、R’及びR”置換基は一緒になって、R’及びR”が結合している窒素原子のほかにN、O、又はSから選ばれる1〜3個の原子を場合により含有する5又は6員のヘテロ環基を形成してもよく;
    Jは、O、S及びNHからなる群から選ばれ;
    K、L及びMの一つはCであって、基−C(O)Rはそれに結合しており、K、L及びMの群のその他は、CR、CR 、N、NR、O及びSからなる群から独立して選ばれ;
    nは、0、1又は2であり;
    mは、1、2、3、又は4であり;そして
    pは、0、1又は2である]のインドリノンの製造法であって、一般式(III):
    Figure 2005528344
    [式中、R、J、K、L、M、及びpは上記定義の通り、そして
    は、−O−C(O)−C1−4アルキル、−O−C(O)−O−(C1−4)アルキル、−O−C(O)−O−フェニル(ただし、当該フェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、−O−C(O)−O−CH−フェニル(ただし、当該フェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる]の化合物を、一般式(IV):
    Figure 2005528344
    [式中、R、R、R、及びRは上記定義の通り]の化合物、及び一般式(V):
    HR (V)
    [式中、Rは上記定義の通り]のアミンと反応させて、一般式(VI)のインドリノンを形成させるステップを含む製造法。
  45. 一般式(III):
    Figure 2005528344
    [式中、
    各Rは、水素、C1−12アルキル、C1−12アルコキシ、C5−12シクロアルキル、C6−12アリール、N、S又はOから選ばれる1〜3個の原子を含有するC5−12ヘテロ環基(ただし、当該ヘテロ環基は部分不飽和であってよいが、芳香族でない)、C6−12アリールオキシ、C6−12アルカリール、C6−12アルカリールオキシ、ハロゲン、トリハロメチル、ヒドロキシ、−S(O)R’、−SONR’R”、−SOR’、−SR’、−NO、−NR’R”、−OH、−CN、−C(O)R’、−OC(O)R’、−NHC(O)R’、−(CHCOR’、及び−CONR’R”からなる群から独立して選ばれ;
    Jは、O、S、及びNHからなる群から選ばれ;
    K、L及びMの一つはCであって、基−C(O)Rはそれに結合しており、K、L及びMの群のその他は、CR、CR 、N、NR、O及びSからなる群から独立して選ばれ;
    pは、0、1又は2であり、そして
    は、−O−C(O)−C1−4アルキル、−O−C(O)−O−(C1−4)アルキル、−O−C(O)−O−フェニル(ただし、当該フェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、−O−C(O)−O−CH−フェニル(ただし、当該フェニルは場合により1〜3個のハロゲン原子によって置換されていてもよい)、
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる]の化合物。
  46. が、
    Figure 2005528344
    である、請求項45に記載の化合物。
  47. が、
    Figure 2005528344
    である、請求項45に記載の化合物。
  48. 一般式(VI)の化合物が、
    Figure 2005528344
    Figure 2005528344
    Figure 2005528344
    Figure 2005528344
    からなる群から選ばれる、請求項1に記載の製造法。
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