JP2005526756A - 味をマスクした獣医用固体組成物 - Google Patents

味をマスクした獣医用固体組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005526756A
JP2005526756A JP2003574170A JP2003574170A JP2005526756A JP 2005526756 A JP2005526756 A JP 2005526756A JP 2003574170 A JP2003574170 A JP 2003574170A JP 2003574170 A JP2003574170 A JP 2003574170A JP 2005526756 A JP2005526756 A JP 2005526756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
active ingredient
veterinary medicine
animals
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003574170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005526756A5 (ja
JP4663985B2 (ja
Inventor
トーマ,ヒユーベルト
シヨーテ,ウーベ・トーマス
イゼーレ,ウーテ
Original Assignee
ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27798784&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2005526756(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト filed Critical ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JP2005526756A publication Critical patent/JP2005526756A/ja
Publication of JP2005526756A5 publication Critical patent/JP2005526756A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4663985B2 publication Critical patent/JP4663985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/28Dragees; Coated pills or tablets, e.g. with film or compression coating
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/50Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
    • A61K9/5005Wall or coating material
    • A61K9/5021Organic macromolecular compounds
    • A61K9/5026Organic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl pyrrolidone, poly(meth)acrylates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2072Pills, tablets, discs, rods characterised by shape, structure or size; Tablets with holes, special break lines or identification marks; Partially coated tablets; Disintegrating flat shaped forms
    • A61K9/2077Tablets comprising drug-containing microparticles in a substantial amount of supporting matrix; Multiparticulate tablets
    • A61K9/2081Tablets comprising drug-containing microparticles in a substantial amount of supporting matrix; Multiparticulate tablets with microcapsules or coated microparticles according to A61K9/50
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • A61P33/10Anthelmintics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis

Abstract

本発明は、家畜及び家庭内動物にとって魅力的であり、その中に中性の味で、生理学的に適合性で、固体の担体材料の、微細に粒状化された粒子が埋め込まれている、ペレット又は錠剤形の基体からなる動物用医薬であって、前記担体材料の微細に粒状化された粒子が、0.09mmから0.8mmの平均直径を有し、獣医薬の活性物質で被覆されており、そして該活性物質の層が生理学的に適合性のポリマーマトリックスの保護層によって包まれていることを特徴とする動物用医薬の供給及び製造並びにこの動物用医薬の製造に関する。本発明はまた、前記担体材料の二重被覆された微細に粒状化された粒子の、獣医薬用の製剤に於ける利用に関する。

Description

本発明は、味をマスクする安定化形で活性成分を含有し、動物によって経口で容易に摂取される、適用形での動物用医薬の製造に関する。本発明は、特に、苦い不快な味の活性成分又は他の点で動物にとって不快なものを含有するこれらの態様に関する。
人に於いて、人患者に於いて回復するための訓練及び願望に頼ることができるので、薬物は、錠剤、被覆錠剤、エマルジョン剤、注射液、坐剤等のような、広範囲の種々の適用形で投薬することができるけれども、動物の場合には、坐剤の使用のような僅かな適用形を全部一緒に与えなくてはならないか又は注射のような他の形を獣医によってのみ行わなくてはならないので、実施上の問題点にすぐに直面する。
一般的に、人は医師にかかることを好まない。関係のある動物は、家庭内動物又は生産的な家畜であるので、動物飼育者は、飼育者が、獣医によらず自身で実施できるこれらの治療方法を使用することを好む。動物飼育者が、自身で、例えば、獣医の指示に従って実施できる好ましい治療方法の中には、薬物の経口投薬がある。
薬物で人を治療することは、一般的に問題はない。それは、人患者は、医師のアドバイスに従うか又はこれが自身の関心事であるので、パック中のリーフレットにある使用説明を読み、それに従うからであり、そして、メーカーが、経口消費のために適しており、人患者のために適合している形で、錠剤、カプセル剤又は被覆錠剤を製造するからである。
薬物的活性成分が動物にとって不快である味を有すると直ぐに、それが苦いか又は何か他の不快な味を有するか又は動物にとって単に異物であるかどうかに拘わらず、動物はそれを経口で摂取することを拒絶する。この生得の挙動は、動物の異なった種の間で変化する程度に起こり、本質的に動物の一般的摂食習性に依存する。都合の悪いことに、僅かな活性成分のみが自然の味であり、それで、ここで検討する問題点は殆ど常に存在する。
人患者の場合に、不快な味の活性成分は、例えば、それを中性味又は甘味の層で被覆することによって、比較的容易にマスクすることができる。誰でも、ゼラチンカプセル剤又は糖若しくはラッカーで被覆した錠剤を見つけてきた。人患者に、製剤を噛まないで摂取するように指示することは容易である。
動物は、薬物製剤を経口で摂取するための自然の意志を有していなくてはならない。勿論、個々の動物又は僅かな動物は、それを飲み込むことにより又はそれを注射することにより、薬物を摂取することを強制できるかもしれない。しかしながら、このような強制方法は、それらが労働集約的であり、全ての個々のケースで獣医を必要とし、そして最終的に高いコスト(このコストは、現在の競争のための努力の観点で、肉又は乳消費者に転嫁することができない)に至るので、大きい動物操作には受け入れられない。それで、大規模で動物を飼育するとき、獣医による診断及び指示の後で、できるだけ独立に又は完全に自動的にさえも与えることができ、コストを許容できる額にまで低く保持する、簡単で安全な適用が要求される。
このような状況下で重要である一つの方法は、乾燥動物飼料の形での動物用医薬の正確に用量が量られた投薬、所謂、その中に動物用医薬が含有されている飼料ペレット又は飼料錠剤である。ここで、用語「飼料」は、通常飼料として記載される物質に排除的に制限されず、栄養添加物、例えば、酵母、デンプン、種々のタイプの糖等も指す。
今日、家庭内動物及び生産的な家畜、例えば、ブタ、またウシ、ヒツジ及び家禽は、最も近代的で完全自動化給餌設備が備えられた動物飼育舎でよく飼育されている。これらに於いて、飼料は、動物の年齢及び体重に従って完全に自動的に配分され、一日の完全に特定された時間に、一日当たりの量で、それぞれの動物に輸送され、餌入れの中でそれ自体の上に置かれるか又は通常の飼料割当量で混合される。
このような完全自動化プラントに於いて、大いに検討された飼料ペレットが使用される。問題にしている飼料は、植物及び/又は動物をベースにした、プレスした非常にコンパクトなエネルギー飼料であり、これは、タンパク質、ビタミン及びミネラルのような添加物で富化することができる。これらの飼料ペレットは、製造方法に依存して、動物の種類及び年齢に適合させた均一なサイズの、人工的で自由流動性の丸い又は細長い、粒子、ボール又は棒状物品に過ぎず、これらは、家禽用の数ミリメートルから、成ブタ及びウシ用の約1センチメートルまでの平均断面を有する。飼料ペレットは、市販の飼料ミルにより、有機出発材料を粉砕し、成分を所望の組成に混合し、そして最後にペレットにプレスすることによって製造され、次いで袋の中に充填され、動物飼育者に配布され、動物飼育者は、それらを配分プラントの中に充填し、分配する。これらのペレットの重要な利点は、それらの均一性、それらの流動性及びそれらの貯蔵時安定性の結果である、それらの簡単な取り扱いである。これらは、全て完全に自動的に、容易に充填し、分配し、コンベアーベルト又はパイプラインを経て輸送し、そして正確な割当量で各動物に投与することができる。更に、ペレットは、新鮮な飼料よりも著しく小さい空間を占め、特に、それらに、動物の味覚及び臭覚によって、嫌であるか又は不快であると見出される成分が含有されていない限り、動物によって自発的にそして問題なく食べられる。
そこで、これらのペレットに、タンパク質並びにビタミン及びミネラルのような他の生命物質のみならず、必要なときに動物用医薬も添加する可能性が存在する。実際に、このことは既に実施されているが、前記のような不快な味がする又は不快な臭いがする活性成分の場合に、前記の受け入れ問題に遭遇する。
更に、飼料ペレットを製造するとき安定性問題が存在する。飼料ペレットのための従来の製造方法に於いて、動物又は植物起源の乾燥有機出発材料は、粉砕され、本発明に従ってマスクされる粒子及び任意に別の添加物、ビタミン又は微量元素等と十分に混合され、即ち、実質的に均質化され、次いで約5重量パーセントから10重量パーセントの水で湿らされ、約80℃から100℃、好ましくは60℃から90℃の高い温度で、約1キロバールから100キロバールの圧力下で、ペレットにプレスされる。このプレスの間の保持時間は、約5秒から180秒間、好ましくは10秒から90秒間で、とりわけペレットのサイズに依存する。
獣医薬で使用することができる多くの活性成分は、純粋の形でこれらの温度に非常によく耐えられ、室温で数ヶ月及び数年間、活性の如何なる測定可能な損失も無しに貯蔵できるけれども、これらの多くは、圧力下で、動物又は植物飼料繊維と緊密に接触しているとき80℃から100℃の一般的な温度で、比較的急速に分解する。繊維との接触は、この分解工程に触媒作用すると思われる。上昇した圧力及び上昇した温度を含む相を、技術的に可能な限り短い時間保持し、完成したペレットを、プレス工程の直ぐ後で直ちに室温にまで冷却する場合でも、活性成分の約四分の一から三分の一がなお失われる。分解した生成物は、通常、治療された動物に対して如何なる悪影響も有しないが、活性成分の不可避の損失は、実質的により高い量を使用しなくてはならないので、疑いなく、最終製品のコストに於ける顕著な増加に至るに違いない。
この比較的不安定性は、また、飼料ペレットの形中の活性成分の正確な用量が、ペレットの製造後の約4週間から6週間のみ、前もって保証され得るという事実に至るに違いない。それで、動物飼育者は、比較的新しく製造されたペレットのみを使用することを強制された。動物飼育者は、有意義な長期間貯蔵を続行できず、4週から6週毎に飼料製造所に新しい製品注文を申し込まなくてはならず、そのようにして抗生物質の保証された含有量を有する新しい飼料が、彼等に利用可能になる。技術的に実施可能であるけれども、関連する高度の物流が存在し、飼料製造所は、生産プログラムに必ずしも適合しない少量の注文を常に製造しなくてはならず、不快な待ち時間及び特にペレットの追加の費用に至ることを意味する。
本発明に於いて、飼料ペレットに関連して記載した技術的問題点は、非常に容易に解決され、動物によって問題なく経口で摂取されるペレットを製造することができる。
動物へのカプセル剤又は被覆錠剤の投与を再検討するとき、群れ動物の場合には、これらは、日常的な基準で著しい努力で制御された方法で使用できるのみであり、イヌ及びネコのようなペットの場合には、特別の受け入れ問題に至るので、これらの適用形は、動物用医薬のためにむしろ適していないことが示された。動物の摂食習性は、一般的に、経口適用形で使用するとき、極めて重要な役割を演じる。
イヌの場合に、イヌは、例えば、骨上の固体食物を囓り、そして、大きい断片又は湿った配合食物の形にある他の食物を飲み込み、殆ど噛まないことが観察された。錠剤又は被覆錠剤が湿った配合飼料と混合される場合、非常に異なった結果が得られる。僅かの場合に、錠剤はイヌによって全く注目されず、簡単に飲み込まれ、他の場合に、これは食べられないでイヌボウルの中に残っている。イヌとは反対に、ネコは、その摂食習性に於いて著しく一層気むずかしい。最も希な場合にのみ、錠剤又は被覆錠剤を、ネコがそれを直ちに注目したり、それを拒絶することなく、配合食物と混合することができる。ネコは、また、その食物を正確に噛まないけれども、ネコは、一般的に、それを僅かな小さい片に破壊する。それによって、それらは、錠剤又はカプセル剤の保護皮膜を壊し、不快な味の活性成分を放出する。活性成分を飼料と共に直接混合する試みは、希釈の程度が不快な味を中和するために不十分であるか又は活性成分が飼料と接触したとき、あまりにも急速に壊れるので、同様に失敗する。同じ理由のために、飼料、活性成分並びにイヌ及びネコの食欲を刺激する賦形剤の混合物は、ネコでは、成功する結果を同様に有しない。イヌ及びネコ用の、食欲を刺激する賦形剤、例えば、食品産業において公知である、天然及び人工チーズ、肉及び魚香料又は香味増強剤を、それ自体使用することができる。しかしながら、試験動物が、対応する食欲刺激剤を有するプラセボ、即ち、飼料、香料及び他の賦形剤からなるが、活性成分を含有しない錠剤の方に激しく突進するのに反して、試験動物は活性成分が添加された同じ組成物を拒絶する。明らかに、動物に対して存在する問題点に対して、異なった技術的解決を見出さなくてはならない。
本発明に於いて、モデル活性化合物として、ベナゼプリルを選択した。公知のように、ベナゼプリルは極めて苦い味を有し、ブタ、イヌ及び特にネコによって経口で自発的にとられない。ベナゼプリルは、CAS登録番号[86541−75−5]を有する化学物質[S−(R,R)]−3−[[1−(エトキシカルボニル)−3−フェニルプロピル]アミノ]−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1H−1−ベンズアゼピン−1−酢酸である。ベナゼプリルは、下記の化学構造:
Figure 2005526756
を有する。医薬目的のために、この物質は、通常、本発明の場合に於けるように、塩酸塩の形で使用される。ベナゼプリルは、欧州特許第0,072,352号明細書から公知であり、動物用医薬に於いて、商品名ホルテコル(FORTEKOR)(登録商標)で、特に、錠剤の形で、心臓及び腎臓不全症を治療するために使用される。
ベナゼプリルは、本発明の好ましい態様を表すのみであり、本件特許出願の実施例の手段によって本発明を例示することのみを意図していることは言うまでもない。勿論、動物用に適している全ての他の活性成分、特に、最初に記載した味の欠点を有し、それで動物によって経口で自発的にとられないこれらの活性成分を、本発明に従って投与することができる。基本的に、個々の活性成分又は活性成分の混合物、例えば、外部若しくは内部寄生虫に対して作用するもの又はウイルス若しくは細菌性疾患に作用する活性成分、行動傷害に対して作用する活性成分、活動低下若しくは機能亢進のような機能不全に対して作用する活性成分等の多様性を考慮することができる。外部寄生虫は、この場合に、通常、動物の上に生息している寄生虫、例えば、カ、ノミ若しくはシラミのような咬み昆虫又はアカリナ(Acarina)目の員、例えばダニ若しくはマダニであると理解される。内部寄生虫には、蠕虫寄生及び細菌疾患の全ての種、特に、肺、心臓、消化管若しくは端部のような、好まれるとして指定される身体の器官若しくは部分に寄生する又は全生体中に広がる、これらの感染媒体が含まれる。これらの疾患のために使用できる物質は、アベルメクチン(avermectin)、ミルベマイシン(milbemycin)及びイベルメクチン(ivermectin)、セラメクチン(selamectin)、ドラメクチン(doramectin)、モキシデクチン(moxidectin)、ネマデクチン(nemadectin)、アバメクチン(abamectin)、シデクチン(cydectin)、ミルベマイシノキシム(milbemycinoxim)のようなそれらの誘導体並びにまたプラジカンテル(praziquantel)、ピランテル(pyrantel)、トリクラベンダゾル(triclabendazol)等である。抗菌活性成分、例えば、種々のペニシリン、テトラサイクリン、スルホンアミド、セファロスポリン、セファマイシン、アミノグルコシド、トリメトプリム、ジメトリダゾール(dimetridazoles)、エリスロマイシン、フラマイセチン(framycetin)、フルアゾリドン(fruazolidone)、チアムリン(thiamulin)、バルネムリン(valnemulin)、種々のマクロライド系抗生物質、ストレプトマイシン、及び原虫類に対して作用する物質、例えば、クロピドール、サリノマイシン(salinomycin)、モネンシン、ハロフギノン(halofuginone)、ナラシン、ロベニジンなどが適切である。行動傷害には、例えば、イヌ及びネコの分離不安又は乗り物酔いが含まれる。機能不全又は活動低下によって、個々の器官又は組織に対する先天性障害又は後天性傷害に拘わらず、標準から外れる機能が理解される。この症候群には、また、リウマチ疾患、関節、骨又は体内器官への病理学的変化などが含まれる。
本発明に従って使用できる殺生物剤、例えば、下記に名称を挙げるものは、長い間専門家によって知られてきた。これらには、活性の変化する機構を有する殺虫剤及び殺ダニ剤、例えば、キチン合成阻害剤、成長調節剤;幼虫ホルモンとして作用する活性成分;殺成虫剤として作用する活性成分及び同様に広帯域殺虫剤、広帯域殺ダニ剤が含まれる。殺線虫剤も本発明に従って蠕虫侵入に対して使用することができ、また長い間知られている駆虫薬並びに昆虫−及び/又はダニ抑止物質も使用できる。
適切な殺虫剤及び殺ダニ剤の非限定例は、下記の通りである。
Figure 2005526756
Figure 2005526756
Figure 2005526756
Figure 2005526756
Figure 2005526756
適切な駆虫薬の非限定例を下記に名称を挙げる。僅かな代表例は、駆虫薬活性に加えて、殺虫活性及び殺ダニ活性を有し、上記のリストに既に部分的に記載されている。
(A1)プラジカンテル(Praziquantel)=2−シクロヘキシルカルボニル−4−オキソ−1,2,3,6,7,11b−ヘキサヒドロ−4H−ピラジノ[2,1−α]イソキノリン
(A2)クロサンテル(Closantel)=3,5−ジヨード−N−[5−クロロ−2−メチル−4−(a−シアノ−4−クロロベンジル)フェニル]サリチルアミド
(A3)トリクラベンダゾール(Triclabendazole)=5−クロロ−6−(2,3−ジクロロフェノキシ)−2−メチルチオ−1H−ベンズイミダゾール
(A4)レバミゾール(Levamisol)=L−(−)−2,3,5,6−テトラヒドロ−6−フェニルイミダゾール[2,1b]チアゾール
(A5)メベンダゾール(Mebendazole)=(5−ベンゾイル−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)カルバミン酸メチルエステル
(A6)オムファロチン(Omphalotin)=国際特許出願公開第97/20857号明細書に記載されている真菌Omphalotus oleariusの大環状発酵生成物
(A7)アバメクチン=アベルメクチンB1
(A8)イベルメクチン=22,23−ジヒドロアベルメクチンB1
(A9)モクシデクチン=5−O−デメチル−28−デオキシ−25−(1,3−ジメチル−1−ブテニル)−6,28−エポキシ−23−(メトキシイミノ)−ミルベマイシンB
(A10)ドラメクチン(Doramectin)=25−シクロヘキシル−5−O−デメチル−25−デ(1−メチルプロピル)−アベルメクチンA1a
(A11)ミルベメクチン=ミルベマイシンA3及びミルベマイシンA4の混合物
(A12)ミルベマイシンオキシム=ミルベメクチンの5−オキシム
前記物質は、当該技術分野の専門家に最もよく知られている。殆どのものは、病虫害防除剤マニュアル(the Pesticide Manual)、英国作物保護会議(The British Crop Protection Council)、ロンドンの種々の版及びメルク・インデックス(The Merck Index)、メルク社(Merck & Co.,Inc.)、米国ニュージャージー州ローウェー(Rahway)の種々の版に於ける他のもの又は特許文献に記載されている。それで、下記のリストは、実施例の方法によって見出すことができる僅かな個所に限定する。
(I)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第26頁から、2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド−O−メチルカルバモイルオキシム(アルジカルブ);
(II)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第67頁から、S−(3,4−ジヒドロ−4−オキソベンゾ[d]−[1,2,3]−トリアジン−3−イルメチル)O,O−ジメチル−ホスホロジチオアート(アジンホス−メチル);
(III)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第96頁から、エチル−N−[2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル−(メチル)アミノチオ]−N−イソプロピル−β−アラニナート(ベンフラカルブ);
(IV)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第118頁から、2−メチルビフェニル−3−イルメチル−(Z)−(1RS)−シス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(ビフェントリン);
(V)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第157頁から、2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−チアジアジアン−4−オン(ブプロフェジン);
(VI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第186頁から、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イル−メチルカルバマート(カルボフラン);
(VII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第188頁から、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イル−(ジブチルアミノチオ)メチルカルバマート(カルボスルファン(Carbosulfan));
(VIII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第193頁から、S,S−(2−ジメチルアミノトリメチレン)−ビス(チオカルバマート)(カルタプ);
(IX)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第213頁から、1−[3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェニル]−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−ウレア(クロルフルアズロン);
(X)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第235頁から、O,O−ジエチル−O−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジル−ホスホロチオアート(クロルピリホス);
(XI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第293頁から、(RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル−(1RS,3RS;1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ−メチルシクロプロパンカルボキシラート(シフルトリン);
(XII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第300頁から、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル−(Z)−(1R,3R)−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート及び(R)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル−(Z)−(1R,3R)−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートの混合物(ラムダ−シハロトリン);
(XIII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第308頁から、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル−(Z)−(1R,3R)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート及び(R)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル−(1S,3S)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートからなるラセミ化合物(アルファ−シペルメトリン);
(XIV)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第314頁から、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル−(1RS,3RS,1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートの立体異性体の混合物(ジータ−シペルメトリン);
(XV)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第344頁から、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル−(1R,3R)−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(デルタメトリン);
(XVI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第395頁から、(4−クロロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア(ジフルベンズロン);
(XVII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第459頁から、(1,4,5,6,7,7−ヘキサクロロ−8,9,10−トリノルボルン−5−エン−2,3−イレンビスメチレン)−スルファイト(エンドスルファン);
(XVIII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第479頁から、α−エチルチオ−o−トリル−メチルカルバマート(エチオフェンカルブ);
(XIX)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第514頁から、O,O−ジメチル−O−4−ニトロ−m−トリル−ホスホロチオアート(フェニトロチオン);
(XX)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第516頁から、2−sec−ブチルフェニル−メチルカルバマート(フェノブカルブ);
(XXI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第539頁から、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル−(RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチラート(フェンバレラート);
(XXII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第625頁から、S−[ホルミル(メチル)カルバモイルメチル]−O,O−ジメチル−ホスホロジチオアート(ホルモチオン);
(XXIII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第813頁から、4−メチルチオ−3,5−キシリル−メチルカルバマート(メチオカルブ);
(XXIV)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第670頁から、7−クロロビシクロ[3.2.0]ヘプタ−2,6−ジエン−6−イル−ジメチルホスファート(ヘプテノホス);
(XXV)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第706頁から、1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミン(イミダクロプリド);
(XXVI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第729頁から、2−イソプロピルフェニル−メチルカルバマート(イソプロカルブ);
(XXVII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第808頁から、O,S−ジメチル−ホスホルアミドチオアート(メタミドホス);
(XXVIII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第815頁から、S−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセトイミダート(メトミル);
(XXIX)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第844頁から、メチル−3−(ジメトキシホスフィノイルオキシ)ブト−2−エノアート(メビンホス);
(XXX)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第926頁から、O,O−ジエチル−O−4−ニトロフェニル−ホスホロチオアート(パラチオン);
(XXXI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第928頁から、O,O−ジメチル−O−4−ニトロフェニル−ホスホロチオアート(パラチオン−メチル);
(XXXII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第963頁から、S−6−クロロ−2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1,3−ベンゾオキサゾール−3−イルメチル−O,O−ジエチル−ホスホルジチオアート(ホサロン);
(XXXIII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第985頁から、2−ジメチルアミノ−5,6−ジメチルピリミジン−4−イル−ジメチルカルバマート(ピリミカルブ);
(XXXIV)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1036頁から、2−イソプロポキシフェニル−メチルカルバマート(プロポクスル);
(XXXV)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1158頁から、1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア(テフルベンズロン);
(XXXVI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1165頁から、S−tert−ブチルチオメチル−O,O−ジメチル−ホスホロジチオアート(テルブフォス);
(XXXVII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1224頁から、エチル−(3−tert−ブチル−1−ジメチルカルバモイル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル−チオ)−アセタート(トリアザマート);
(XXXVIII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第3頁から、アバメクチン;
(XXXIX)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第516頁から、2−sec−ブチルフェニル−メチルカルバマート(フェノブカルブ);
(XL)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1147頁から、N−tert−ブチル−N−(4−エチルベンゾイル)−3,5−ジメチルベンゾヒドラジド(テブフェノジド);
(XLI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第545頁から、(±)−5−アミノ−1−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−4−トリフルオロメチル−スルフィニルピラゾール−3−カルボニトリル(フィプロニル);
(XLII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第295頁から、(RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル(1RS,3RS;1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(ベータ−シフルトリン);
(XLIII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1105頁から、(4−エトキシフェニル)−[3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピル](ジメチル)シラン(シラフルオフェン);
(XLIV)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第530頁から、tert−ブチル (E)−α−(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−4−イル−メチレンアミノ−オキシ)−p−トルアート(フェンピロキシマート);
(XLV)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1161頁から、2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オン(ピリダベン);
(XLVI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第507頁から、4−[[4−(1,1−ジメチルフェニル)フェニル]エトキシ]−キナゾリン(フェナザキン);
(XLVII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1073頁から、4−フェノキシフェニル−(RS)−2−(ピリジルオキシ)プロピル−エーテル(ピリプロキシフェン);
(XLVIII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1070頁から、5−クロロ−N−{2−[4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジメチルフェノキシ]エチル}−6−エチルピリミジン−4−アミン(ピリミジフェン);
(XLIX)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第880頁から、(E)−N−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−エチル−N−メチル−2−ニトロビニリデンジアミン(ニテンピラム);
(L)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第9頁から、(E)−N−[(6−クロロ−3−ピリジル)メチル]−N−シアノ−N−メチルアセトアミジン(NI−25,アセタミプリド);
(LI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第3頁から、アベルメクチンB
(LII)植物からの昆虫活性抽出物、特に、病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1097頁から、(2R,6aS,12aS)−1,2,6,6a,12,12a−へキシヒドロ−2−イソプロペニル−8,9−ジメトキシ−クロメノ[3,4−b]フロ[2,3−h]クロメン−6−オン(ロテノン(Rotenone));及び病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第59頁から、Azadirachta indicaからの抽出物、特にアザジラクチン(azadirachtin);
(LIII)昆虫活性線虫、好ましくは、病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第671頁から、Heterorhabditis bacteriophora及びHeterorhabditis megidis;病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1115頁から、Steinernema feltiae並びに病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1116頁から、Steinernema scapterisciを含有する製剤;
(LIV)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第72頁から、Bacillus subtilisから又はGC91から若しくはNCTC11821から単離された化合物を除いてBacillus thuringiensisの株から得ることができる製剤;病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第73頁;
(LV)昆虫活性真菌、好ましくは、病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1266頁から、Verticillium lecanii;病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第85頁から、Beauveria brogniartii及び病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第83頁から、Beauveria bassianaを含有する製剤;
(LVI)昆虫活性ウイルス、好ましくは、病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1342頁から、Neodipridon Sertifer NPV;病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第759頁から、Mamestra brassicae NPV及び病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第291頁から、Cydia pomonella granulosisウイルスを含有する製剤;
(CLXXXI)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第453頁から、7−クロロ−2,3,4a,5−テトラヒドロ−2−[メトキシカルボニル(4−トリフルオロメトキシフェニル)カルバモイル]インドール[1,2e]オキサゾリン−4a−カルボキシラート(DPX−MP062、インドキシカルブ(Indoxycarb));
(CLXXXII)病虫害防除剤マニュアル、第11版(1997年)、英国作物保護会議、ロンドン、第1094頁から、N−tert−ブチル−N’−(3,5−ジメチルベンゾイル)−3−メトキシ−2−メチルベンゾヒドラジド(RH−2485、メトキシフェノジド(Methoxyfenozide)):
(CLXXXIII)ブライトン作物保護会議(Brighton Crop Protection Conference)、1996年、第487−493頁から、(N’−[4−メトキシ−ビフェニル−3−イル]−ヒドラジンカルボン酸イソプロピルエステル(D2341);及び
(R2)抄録本、第212回ACS全国会議フロリダ州オーランド(212th ACS National Meeting Orlando,FL)、8月25−29日(1995年)、AGRO−020。発行者:アメリカ化学会、ワシントン,D.C.CONEN;63BFAF。
活性成分の経口消費を容易にする又は簡素化することを意図する組成物の多様性は、人薬物及び獣医薬の分野において公知である。これらの組成物の僅かのものは、人適用のために適しているが、動物のために使用することはできず、他のものは、また、それらが問題のない活性成分である場合は動物のために使用することができるが、それらが不快な味又は臭いの活性成分である場合は重大な欠陥を有する。幾つかは本発明の他の代替物であるが、全てのユーザーによる普遍的な受け入れに適合しない。下記の特許明細書には、実施例の手段によって記載されている。
国際特許出願公開第95/31963号明細書には、活性成分フルベンダゾールのための経口駆虫薬剤形が記載されている。これらは、好ましくはイヌ用の、ビール酵母をベースにする薬用ドロップである。ここで、受け入れを増大させるために、活性成分は酵母及び他の配合賦形剤と共に緊密に混合され、錠剤又は顆粒剤にプレスされる。
国際特許出願公開第01/35925号明細書には、薬物を含有する動物飼料製品(薬入り食品)が記載されている。ここで、活性成分は、飼料と直接混合されず、その中に活性成分が均一に分散されている、口に合うマトリックスからなる小さい粒子の形になっている。更に、これらの粒子には保護層が設けられている。
国際特許出願公開第01/37808号明細書には、活性成分の改良されたデリバリー(delivery)を有する固体薬物剤形が記載されている。これは、外側層が設けられた粒子から本質的になる。この外側層には、活性成分及び少なくとも1種の親水性界面活性剤が含有されている。この適用形は、特に疎水性活性成分の放出を改良する。
米国特許第4,708,867号明細書には、その中に小さい、口に合う粒子が充填されているゼラチンカプセルからなり、カプセルが活性成分並びにジメチルアミノエチル及びメチルメタクリレートのコポリマーからなる保護層で被覆されている、活性成分プレドニゾンのための経口剤形が記載されている。
国際特許出願公開第01/49272号明細書には、脂質をベースにした動物用の口に合う剤形が記載されている。この適用に於いて、活性成分は、マイクロカプセルに入れられ、脂肪、界面活性剤、充填材及び他の賦形剤からなる溶融物中に均一に埋め込まれており、最終的に所望のサイズの粒子に加工されている。
国際特許出願公開第97/25066号明細書には、人医薬に於ける胸やけに対するプロトン遮断薬(プロトン・ブロッカー)用の腸溶性経口剤形が記載されている。この発明の目的は、活性成分を、腸内で放出させるために、胃に対して変化しないで通過させることである。この剤形は、プロトン遮断薬で被覆され、この方法で塩酸に対して抵抗性である保護皮膜を有する、中性担体材料の粒子からなる。これらの被覆された粒子は、一般的な薬物配合用賦形剤と共に混合され、経口投薬のために適している錠剤又は顆粒剤にプレスされる。
本発明の場合に、ネコがその摂食習性に関して特に好みがうるさく、気難しいので、試験動物のモデルとしてネコを選択した。しかしながら、ランダム試験によって、ネコによって経口で自発的に消費された、本発明に従った動物用医薬剤形が、また、イヌ、ブタ、ニワトリ及び他の家庭内動物並びに生産的な家畜によって完全に受け入れられることが示された。
長期間に亘って、実際上全てのネコにとって、ネコが、提供された部分を、それに薬物活性成分が含有されていても、自発的に且つ完全に摂食するような、魅力的である固体食品材料を見出すための、多数の試みがなされてきた。
例えば、ビール酵母の酵母錠剤の場合に、このような魅力的な材料が見出された。ビタミンB群の高い比率を有する酵母は、それ自体、動物の皮膚及び柔毛の健康ケアに正の影響を既に有しており、そしてそれは全てのネコによって非常に自発的に摂食される。
人及び動物によって使用するための酵母錠剤は、乾燥し、プレスしそして溶解した酵母細胞からなる。これは、所謂ビール酵母であり、これはビール醸造所で多量に発生する。
これらの酵母細胞を、ベナゼプリルのような極めて苦い活性成分又は他の不快な味の活性成分と混合し、その後錠剤にプレスする場合に、試験ネコは、まず最初に、予想されたようにこの錠剤について強い好奇心を示すが、次いで、それを素早く噛み砕き、それを吐き出し、そしてうんざりして立ち去ることが観察される。
この試験を繰り返す場合、ネコは既に疑念を持って酵母錠剤に近づき、一層素早く酵母を吐き出す。更に繰り返すと、負の条件付けに至り、そうして、酵母は元来非常に魅力的なものであったけれども、ネコは一般的に酵母を避け始める。
次いで酵母はその本来の魅力及び受け入れを失い、開始からネコによって拒絶されるので、酵母錠剤を中性味の層で被覆することも、使用されない。次いで、プラセボを使用することは、準備さえもされない。
活性成分を単純に混合することによっては、明らかにこの問題点は解決されなかった。
苦い活性成分を、最初にマイクロカプセル化するか又は中性マトリックス、例えば変性デンプンからなる粒子中に埋め込むと、個々のネコによる受け入れは短期間では増加するが、長期間試験は同様に負の条件付けになる。
驚くべきことに、一連の基本的に4個の比較的簡単な技術的対策を組み合わせることによって、動物に薬物を経口で投薬することの味又は受け入れ問題が、実際上完全に満足されるまで解決できることが見出された。それによって、この適用形は、安全で使い勝手のよいものになる。
下記の対策が含まれる。
中性の味で、生理学的に適合性で、固体の、微細に粒状化された担体材料、好ましくは、小さいボール、顆粒、粒子などでスタートする。簡素化の目的のために、この微細に粒状化された担体材料を、以下、粒子と言う。
前記粒子を、活性成分で被覆して、活性成分が粒子を包むようにする。
この活性成分外被を、生理学的に適合性のポリマーマトリックスからなるマスキング保護層で被覆し、これによって、活性成分が、動物の口の中で味覚細胞と直接接触することを防止する。
この方法で製造したこれらの粒子を、動物にとって魅力的である基体と緊密に混合し、適切なサイズの錠剤又はペレットにプレスする。
しかしながら、動物の受け入れのための決定的要因は、被覆された粒子のサイズである。0.8mmよりも大きい直径を有する粒子は、再現性のある受け入れに至らないことが示された。反対に、信頼できる結果は、非常に好みがうるさいネコでも、0.4mmよりも小さい直径で達成される。直径についての下限は、最善で完全な受け入れが、このような小さい直径でも達成できるので、それ自体示されない。製造及びコストの理由のための下限は約0.09mmである。
それで、このような口に合いそれで魅力的な動物用医薬の製造方法は、特に、
(a)0.09mmから0.8mm、好ましくは0.15mmから0.4mmの平均直径を有する、中性の味で、生理学的に適合性で、固体の、微細に粒状化された粒子を、活性成分によって包むこと;
(b)この活性成分外被を、生理学的に適合性のポリマーマトリックスからなるマスキング保護層で被覆すること;
(c)これらの二重被覆粒子、即ち、最初に活性成分で被覆し、次いでポリマーマトリックスで被覆し、それでマスクされた粒子を、動物にとって魅力的である生理学的に適合性である基体の中に導入すること、並びに
(d)この基体−粒子混合物を、錠剤又はペレットにプレスすること
を特徴とする。
この粒子を製造するための適切な生理学的に適合性の担体材料は、薬学的薬物の製造から公知である多数の固体配合物賦形剤、例えば、セルロース、デンプン、スクロース、ラクトース又は他の異なった種類の糖であってよい。
粒子を包むために、一般的に固体の活性成分は、適切な生理学的に許容される溶媒又は溶媒混合物、例えば、低沸点アルコール又はアルコール−水混合物、例えばエタノール:水(1:1)中に便利に溶解され、スプレー法によって粒子に適用される。非常に多くの溶媒が適している。容易に揮発性の溶媒が好ましく選択される。スプレー処理の後で、溶媒又は溶媒混合物は、最善で慎重な条件下、例えば、真空中で除去される。
活性成分で被覆されたこれらの粒子は、この形で経口投薬するためには未だ適切ではなく、ここで生理学的に適合性のポリマーマトリックスからなる保護層で被覆され、そうしてマスクされる。
本発明に関連して「マスクされる」ことによって、経口投薬の際の唾液及びその構成成分の作用に対する活性成分の遮蔽並びにそれによって得られる、動物の口、喉及び鼻の中の味覚細胞及び嗅覚細胞との接触に対する活性成分の保護が理解される。マスクされた活性成分は、中性の作用、即ち、中性の味及び臭いを有する。
マスキングのために適しているポリマーは、薬物の製造に於いて長年に亘って公知であった。ポリマーの適切な種類は、例えば、シェラック;セルロース、アクリル酸又はメタクリル酸、無水マレイン酸、ポリビニルピロリドン及びポリビニルアルコールベース上のポリマーからなる群から選択されたものである。当該シェラックは、被覆された錠剤を被覆するためによく使用される。しかしながら、他のポリマー、例えば、例えばセルロースアセテートフタレート又はセルロースアセテート−N,N−ジ−n−ブチルヒドロキシプロピルエーテルから製造される、セルロースベース上のポリマーも考慮することができる。アクリル酸又はメタクリル酸ベース上のポリマーのための出発材料は、例えば、メタクリレート/メタクリル酸コポリマー、2−メチル−5−ビニル−ピリジン/メタクリレート/メタクリル酸コポリマー、メタクリル酸メチル/メタクリル酸コポリマー、メタクリル酸メチル/メタクリル酸コポリマー、メタクリル酸メチル/無水マレイン酸コポリマー又はメタクリル酸メチル/無水マレイン酸コポリマーであってよい。
無水マレイン酸ベース上のポリマーのための適切な出発材料は、例えば、ビニルメチルエーテル/無水マレイン酸コポリマー又はスチレン/無水マレイン酸コポリマーである。アクリル酸又はメタクリル酸ベース上のポリマーが、本発明に関連する微小球のための外被として最も好ましい。これらの製造のために、市販の製品を使用することが最善である。これらは、低含有量の第四級アンモニウム基を有するアクリル酸及びアクリル酸エステルの重合生成物である。それらの容易な取り扱いのために、ドイツ国ダルムスタット(Darmstadt)のレーム社(Roehm)からの、ユードラギット(Eudragit)(登録商標)E、L又はSのような市販製品が、特に適切である。ユードラギット(登録商標)Eは、メタクリル酸ジメチルアミノエチルと中性メタクリル酸エステルとのカチオン性ポリマーである。ユードラギット(登録商標)L及びSは、メタクリル酸とメタクリル酸メチルエステルとのアニオン性コポリマーである。ポリビニルピロリドンは、例えば、ポリビニルピロリドンベース上のポリマーのための出発材料として適切である。ポリビニルアルコール自体は、ポリビニルアルコールベース上のポリマーのための出発材料として適している。ユードラギット(登録商標)E100は、pH5.0以下の酸性pH値で胃液中に溶解するpH依存性のカチオン性ポリマーである。pH5.0より上では、これは膨潤することができ、コーティング及びマスキングのために極めて適切である。粉末形態で、これはユードラギット(登録商標)EPOとして商業的に知られている。ユードラギット(登録商標)EPOは、工程を、水性媒体中で、有機溶媒無しに実施できるという利点を有する。
マスキングは、シェラック又はポリマーを、任意に水を添加した有機溶媒中に溶解させ、この溶液を、スプレー法によって、活性成分によって既に包まれている粒子の上にスプレーするような方法で実施される。この溶媒又は溶媒混合物は、続いて慎重な条件下、例えば、真空中で除去される。
ポリマーを溶解させるための適切な有機溶媒は、例えば、比較的容易に揮発する溶媒である。下記の表に、実施例の手段によって僅かなこのような溶媒を示す。
Figure 2005526756
純粋の溶媒又はこのような溶媒の混合物、例えば、アセトン−エタノール混合物(1:1)を使用することができる。非常に良好な結果は、少量の水、即ち、10から50体積部の有機溶媒に対して約1から5体積部の水を添加することによって得られる。アセトン−水混合物(約1:30)が好ましい。
更に、水性懸濁液又は溶液を使用することができる。下記の実施例に於いて、被覆は、水性懸濁液からのユードラギットEPOで実施する。これは、生成物の市販の製剤に於いて、爆発に対して保護するための対策をとる必要がないという利点を有する。更に、水性工程が、有機溶媒が環境に届かず、高価な手順で有機溶媒を抽出しなくてもよいので、環境保護の理由のために推奨される。
最終操作に於いて、マスクした粒子を、高い受け入れの飼料材料、例えば、前記の酵母と混合し、錠剤又は試料ペレットのような、適切な投薬可能単位にプレスする。人工的又は天然の香りを添加することによって、酵母及び他の適切な基体の魅力を実質的に増加させることができる。
この手順は、下記のような詳細で実施される。活性成分を、有利には流動床工程で、中性の味で、生理学的に適合性で、固体の、微細に粒状化された粒子に適用し、続いてマスクする。このようにするために、該粒子の層を、篩状ベースを有する反応容器に添加する。気体、好ましくは空気を、重力に逆らってこの層に通過させる。流速は、個々の粒子がもはや接触せず、懸濁状態で維持されることができるまで層が旋回上昇し、そうして定常状態の流動床が得られるように選択される。この方法で、それぞれの個々の粒子の全表面がアクセス可能である。正確に秤量された活性成分の溶液、エマルジョン又は懸濁液が、気体の流れに対して反対方向で、通常、定常状態の流動床のほぼ中心にあるスプレーノズルを通してスプレーされる。下記の実施例に於いては、これは、所謂ワースター(Wurster)法(底スプレー法)によって実施された。それは、この方法で、収率及び工程時間に関して最善の結果が達成されたからである。しかしながら、基本的に、全てのタイプの流動床方法が適切である。旋回作用によって、粒子は、活性成分の溶液、エマルジョン又は懸濁液によって湿潤される。続いて、活性成分の供給を停止し、そして粒子は旋回し続け、流れる気体によって乾燥される。乾燥手順を加速するために、加温した気体を使用することができる。加温の程度は、使用する活性成分の熱安定性に依存する。乾燥手順の結果は、活性成分が粒子の表面上に結晶化することである。別の運転に於いて、生理学的に適合性のポリマーマトリックスの溶液がスプレーノズルを通してスプレーされ、粒子が、そうして活性成分をマスクする第二被覆物を受け取る結果になる。マスキング層の乾燥が、気体の流れの中で、活性成分のためと同じ方法で起こる。得られる最終生成物は、所望の二重被覆した自由流動性の粒子であり、これは凝集する傾向を有さず、適切な基体と、本発明に従って混合され、最終工程で錠剤又はペレットにプレスされる。
二重被覆は、口及び鼻領域内の味及び臭いのための感覚細胞により受け取られた全ての感覚を意味する、優れた口に合う程度を保証する。
被覆された粒子のサイズは、本発明にとって本質的であることが示され、完成製品の受け入れのために極めて重要である。既に記載したように、驚くべきことに、これらは一定の最小サイズを超えることはできない。0.09mmから0.8mm、好ましくは0.15mmから0.4mm直径の比較的小さいコンパクトな担体粒子が製造され、活性成分によって被覆され、次いで味をマスクする層で包まれ、そしてこれらの包まれた粒子が、次いで酵母又は他の適切な飼料材料と共に混合され、この混合物が錠剤又は飼料ペレットにプレスされる場合に、これらの酵母錠剤又は飼料ペレットは、活性成分を含有しない錠剤又はペレット、即ちプラセボと同様にネコによって自発的に食べられる。明らかに、ネコは、もはや活性成分を臭いで感づかない。しかしながら、今見出されたように、被覆された粒子は、正確に正しいサイズのものであり、前記した二重皮膜を有していなくてはならず、そうして、酵母錠剤が噛み砕かれたとき、これらの非常に僅かなものだけが破壊されるか又は実際上全く破壊されないで、実際上活性成分が放出されないようにしなくてはならない。被覆された粒子のサイズが増加するとき、ネコによる受け入れは減少する。0.15mmから0.4mmの直径を有する粒子が理想的であることが証明された。粒子が大きいほど、それらの幾らかが噛まれ、一層苦い活性成分が放出され得る。粒子自体は、その下限が、利用可能な製造技術により及び製造するためになされる技術的努力によって決定されるので、非常に小さく製造することはできない。これらの二重被覆粒子は、また、活性成分が均一に含有されている同じサイズの粒子よりも極めて良好に受け入れられ、そしてまた、活性成分で包まれているが、別の保護層が無い同じサイズの粒子よりも極めて良好に受け入れられる。
本発明と関連する魅力的で生理学的に適合性の基体によって、例えば、最初に述べた酵母が理解されるが、治療されるべき動物の種のための乾燥飼料として普通に使用されそしてその起源のために治療されるべき動物にとって既に魅力的であるか又は人工的の若しくは天然の芳香物質若しくは味改良剤を添加することによって魅力的にされた、植物又は動物起源の有機材料も理解される。適切な芳香物質又は味改良剤は、天然又は合成の、肉、魚及びチーズ香りである。天然の又は人工的バニラエッセンスも、極めて適切である。このような物質の全範囲は、栄養学専門家に利用可能である。これらの物質は市販されており、動物飼料工業で大規模で使用されている。
ここで、飼料ペレット及び錠剤の製造で使用される活性物質が、それらを本発明に従ってマスクした粒子の形態で使用する場合、極めて安定な方式で挙動することが示された。殆どの場合に、活性成分の測定可能な損失は、数ヶ月間に亘って観察されない。
本発明の好ましい実施態様には、下記のものが含まれる。
−家畜及び家庭内動物にとって魅力的であり、その中に中性の味で、生理学的に適合性で、固体の担体材料の、微細に粒状化された粒子が埋め込まれている、ペレット又は錠剤形の基体からなる動物用医薬であって、前記担体材料の微細に粒状化された粒子が、0.09mmから0.8mmの平均直径を有し、獣医薬用の活性物質で被覆されており、そして該活性物質の層が生理学的に適合性のポリマーマトリックスの保護層によって包まれていることを特徴とする動物用医薬。
−担体材料の微細に粒状化された粒子が、0.15mmから0.4mmの平均直径を有する、前記動物用医薬。
−担体材料の微細に粒状化された粒子が、セルロース、デンプン、スクロース、ラクトース又は糖からなる、前記動物用医薬。
−該生理学的に適合性のポリマーマトリックスが、シェラック;セルロース、アクリル酸又はメタクリル酸、無水マレイン酸、ポリビニルピロリドン及びポリビニルアルコールベース上のポリマーからなる群から選択される、前記動物用医薬。
−家畜及び家庭内動物にとって魅力的である基体が、任意に、タンパク質、ビタミン、ミネラル又は人工的若しくは天然の芳香物質のような添加物を含有する、植物及び/又は動物ベースの動物用の乾燥飼料である、前記動物用医薬。
−家畜及び家庭内動物にとって魅力的である基体がライズドイーストである、前記動物用医薬。
−天然の及び人工的チーズ、肉及び魚香り又は食品産業において公知である香味増強剤又はバニラエッセンスを含有する、前記動物用医薬。
−獣医薬のための活性物質として、外部若しくは内部寄生虫、ウイルス若しくは細菌性疾患、行動傷害、機能不全又は活動低下に対して使用される、活性成分又は活性成分の混合物を含有する、前記動物用医薬。
−獣医学薬物のための活性物質として、動物にとって不快な味を有する活性物質、好ましくはベナゼプリルを含有する、前記動物用医薬。
−前記動物用医薬の1種の製造方法であって、
(1)中性の味で、生理学的に適合性で、固体の担体材料の0.09mmから0.8mmの平均直径を有する粒子を、獣医薬用の活性成分又は活性成分で被覆して、活性成分が粒子を包むようにすること;
(2)この活性成分外被を、動物の味覚及び嗅覚細胞並びに唾液と活性成分との直接接触を防止する、生理学的に適合性のポリマーマトリックスからなるマスキング保護層で被覆すること;
(3)これらの二重被覆粒子を、動物にとって魅力的である基体と緊密に混合すること;並びに
(4)基体及び二重被覆粒子からなる混合物を、適切なサイズの投薬可能な単位にプレスすること;
を特徴とする方法。
−段階(1)に於ける粒子が、0.15mmから0.4mmの平均直径を有することを特徴とする、前記方法。
−段階(1)に於ける粒子が、セルロース、デンプン、スクロース、ラクトース又は糖からなることを特徴とする、前記方法。
−段階(2)に於けるポリマーマトリックスが、シェラック;セルロース、アクリル酸又はメタクリル酸、無水マレイン酸、ポリビニルピロリドン及びポリビニルアルコールベース上のポリマーからなる群から選択されることを特徴とする、前記方法。
−動物にとって魅力的である段階(3)に於ける基体が、タンパク質、ビタミン、ミネラル又は人工的若しくは天然の芳香物質のような任意の添加物を含有する、植物及び/又は動物ベースの動物用の乾燥飼料材料であることを特徴とする、前記方法。
−動物にとって魅力的である段階(3)に於ける基体がライズドイーストであることを特徴とする、該方法。
−動物にとって魅力的である段階(3)に於ける基体が、天然の及び人工的チーズ、肉及び魚香り又は食品産業において公知である香味増強剤又はバニラエッセンスを含有することを特徴とする、該方法。
−段階(1)に於ける獣医薬のための活性成分又は活性成分混合物が、外部若しくは内部寄生虫、ウイルス若しくは細菌性疾患、行動傷害、機能不全又は活動低下に対して使用される、活性成分又は活性成分の混合物であることを特徴とする、前記方法。
−段階(1)に於いて粒子を被覆するために、固体活性成分又は活性成分混合物を、適切な生理学的に許容される溶媒又は溶媒混合物中に溶解させ、スプレー法によって粒子に適用し、そしてスプレー処理の後で、溶媒又は溶媒混合物を慎重に除去することを特徴とする、前記方法。
−段階(2)に於いてポリマーマトリックスを適用するために、シェラック又はポリマーを、任意に水を添加した有機溶媒中に溶解又は分散させ、この溶液又は分散液を、スプレー法によって、活性成分によって既に包まれている粒子の上にスプレーすることを特徴とする、前記方法。次いで、溶媒又は溶媒混合物は、慎重な条件下で除去される。
−獣医薬製剤を製造するための、段階(2)で製造された二重被覆粒子の利用。
(製剤実施例)
1.ベナゼプリルの溶液の調製
組成 重量
ベナゼプリルHCl(活性物質) 2.856kg
賦形剤
エタノール96% 8.16kg
水 12.24kg
ポリビニルポリピロリドン 1.071kg
エタノール及び水を、容器内で、均一な溶液が形成されるまで混合する。ベナゼプリル塩酸塩を、この溶媒混合物に添加し、透明な溶液が得られるまで5分間攪拌する。続いて、ポリビニルポリピロリドンを添加し、透明な溶液が得られるまで更に10分間攪拌する。
2.ベナゼプリルによる粒子の被覆
賦形剤 重量
セルフェアー(Celphere)CP203(登録商標) 31.15kg
セルフェアー(登録商標)は、日本のアサヒ社(ASAHI)の市販製品である。これは、丸い微結晶性セルロース粒子又はペレットからなる。
典型的なセルフェアーペレットは、下記の特性を有する。
Figure 2005526756
セルフェアーペレットを、流動床装置の中に置き、35℃の製品温度まで加熱する。活性成分溶液、ここではベナゼプリル溶液、ポイント1を参照、の必要量(23.9kg)を、このペレットの上にスプレーする。スプレーした後、このペレットを、55℃の許容温度で、<4%の残留水分に到達するまで乾燥させる。続いて、このペレットを、0.5mm篩に通して篩い分けする。ベナゼプリルペレットの収率は>95%である。同じ平均直径を有する、CP−102、CP−203及びCP−305又は基体粒子を被覆することによって、優れた(outstanding)ペレットが得られる。
3.粒子のマスキング
賦形剤 重量
ラウリル硫酸ナトリウム 0.75kg
セバシン酸ジブチル 1.61kg
ユードラギット(Eudragit)EPO(登録商標) 10.71kg
サイロイド(Syloid)244FP(登録商標) 4.28kg
水 89.75kg
エアロジル(Aerosil)200(登録商標) 0.26kg
ユードラギット(登録商標)は、ドイツ国レーム社の製品である。これは、メタクリル酸ブチル−(2−ジメチルアミノエチル)メタクリレート−メタクリル酸メチルコポリマー(1:2:1)からなる。サイロイド244FP(登録商標)は、ドイツ国ウォルムス(Worms)のグレース社(Grace GmbH)から入手できる、沈殿二酸化ケイ素である。エアロジル200(登録商標)は、ドイツ国フランクフルト/マイン(Frankfurt/Main)のデグッサ社(Degussa)からの、コロイド状二酸化ケイ素である。
ラウリル硫酸ナトリウム及びセバシン酸ジブチルを、89.75kgの水中に溶解させる。続いて、ユードラギットEPO(登録商標)をこの溶液に添加し、均一な懸濁液が得られるまで少なくとも3時間慎重に攪拌する。サイロイド244FP(登録商標)を添加し、この混合物を、均一な懸濁液が生成されるまで攪拌する。この懸濁液から大きい粒子を除去するために、この溶液を1.0mm篩に通して篩い分けし、その後活性成分ペレットを被覆する。全被覆工程の間に、スプレー懸濁液を慎重に攪拌して、粒子が容器内で沈降できないようにする。次いで、35kgの活性成分ペレットを、流動床装置の中に充填し、28℃の生成物温度にまで加熱する。被覆懸濁液を活性成分ペレットの上にスプレーする。スプレーした後、このペレットを、55℃の許容温度で、<4%の残留水分に到達するまで乾燥させる。続いて、このペレットを、0.5mm篩に通して篩い分けする。ベナゼプリルペレットの収率は>90%である。貯蔵の間の味マスクしたペレットの付着を避けるために、0.26kgのエアロジル200(登録商標)を、1.4mm篩に通してペレットの上に落とす。この乾燥混合物を、ドラムミキサー内で10分間混合する。
4.22.5kgの味をマスクしたベナゼプリルペレットを含有する酵母錠剤の製造
賦形剤 重量
アビセル(Avicel)PH102(登録商標) 9.0kg
酵母粉末(溶解したビール酵母) 49.5kg
ポリビニルポリピロリドン 4.5kg
エーロジル200(登録商標) 0.45kg
バニラ 0.45kg
水素化ひまし油 3.6kg
アビセルPH102(登録商標)は、米国フィラデルフィア(Philadelphia)のFMC社(FMC Corporation)の微結晶性セルロースである。
既に製造したベナゼプリルペレット(5%活性成分)並びにアビセルPH102(登録商標)、酵母粉末、ポリビニルポリピロリドン、エーロジル(登録商標)及びバニラを、0.75mm篩を通してドラムの中に落とし、15rpmの速度で30分間混合する。続いて、水素化ひまし油をこの混合物に添加し、全混合物を0.75mm篩を通して落とし、15分間混合する。次いで、この粉末混合物を、錠剤にプレスする。
5.ネコへの給餌試験(受け入れ試験)
10匹の成ネコを、酵母をベースにする種々の錠剤の受け入れを試験するために使用する。手順は下記のとおり行う。1.錠剤を手から差し出す。ネコが1分以内に錠剤をとらない場合。2.錠剤を空の給餌ボウル内に置く。ネコが再び、1分間錠剤を食べるようにする。これが再び起こらない場合、錠剤をネコの口の中に入れ、更に1分間置いておく。これらの試験の何れもが、錠剤の受け入れに至らない場合、これを受け入れ無しとして評価する。3種の上記の提供の一つが、ネコが錠剤を自発的に食べることに至る場合には、これを錠剤の受け入れとして評価する。これらの試験を3日間繰り返す。
ネコの口に合う最大の程度は、50%の錠剤中の酵母比率で達成される。純粋の酵母錠剤(プラセボ)について、これは68%受け入れであり、魚香りと組み合わせた酵母錠剤について、これは60%である。酵母の比率を増加させること及びバニラ香りを添加することによって、口に合う程度を90%まで増加させることができる。酵母とバニラとの組合せは、口に合う最大の程度を示す。

Claims (19)

  1. 家畜及び家庭内動物にとって魅力的であり、その中に中性の味で、生理学的に適合性で、固体の担体材料の、微細に粒状化された粒子が埋め込まれている、ペレット又は錠剤形の基体からなる動物用医薬であって、前記担体材料の微細に粒状化された粒子が、0.09mmから0.8mmの平均直径を有し、獣医薬用の活性物質で被覆されており、そして該活性物質の層が生理学的に適合性のポリマーマトリックスの保護層によって包まれていることを特徴とする動物用医薬。
  2. 前記担体材料の微細に粒状化された粒子が、0.15mmから0.4mmの平均直径を有することを特徴とする、請求項1に記載の動物用医薬。
  3. 前記担体材料の微細に粒状化された粒子が、セルロース、デンプン、スクロース、ラクトース又は糖からなることを特徴とする、請求項1又は2の何れか1項に記載の動物用医薬。
  4. 前記生理学的に適合性のポリマーマトリックスが、シェラック;セルロース、アクリル酸又はメタクリル酸、無水マレイン酸、ポリビニルピロリドン及びポリビニルアルコールベース上のポリマーからなる群から選択されることを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載の動物用医薬。
  5. 家畜及び家庭内動物にとって魅力的である基体が、任意に、タンパク質、ビタミン、ミネラル又は人工的若しくは天然の芳香物質のような添加物を含有する、植物及び/又は動物ベースの動物用の乾燥飼料であることを特徴とする、請求項1から4の何れか1項に記載の動物用医薬。
  6. 家畜及び家庭内動物にとって魅力的である基体がライズドイースト(lysed yeast)であることを特徴とする、請求項5に記載の動物用医薬。
  7. 芳香物質が、天然の及び人工的チーズ、肉及び魚香り(fish aromas)又は食品産業において公知である香味増強剤又はバニラエッセンスであることを特徴とする、請求項5に記載の動物用医薬。
  8. 獣医薬のための活性物質が、外部若しくは内部寄生虫、ウイルス若しくは細菌性疾患、行動傷害、機能不全又は活動低下(hypo−activity)に対して使用される、活性成分又は活性成分の混合物であることを特徴とする、請求項1から7の何れか1項に記載の動物用医薬。
  9. 獣医薬のための活性物質がベナゼプリルであることを特徴とする、請求項8に記載の動物用医薬。
  10. (1)中性の味で、生理学的に適合性で、固体の担体材料の0.09mmから0.8mmの平均直径を有する粒子を、獣医薬用の活性成分又は活性成分で被覆して、活性成分が粒子を包むようにすること;
    (2)この活性成分外被を、動物の味覚及び嗅覚細胞並びに唾液と活性成分との直接接触を防止する、生理学的に適合性のポリマーマトリックスからなるマスキング保護層で被覆すること;
    (3)これらの二重被覆粒子を、動物にとって魅力的である基体と緊密に混合すること;並びに
    (4)基体及び二重被覆粒子からなる混合物を、適切なサイズの投薬可能な単位にプレスすること;
    を特徴とする、請求項1から9の何れか1項に記載の動物用医薬の製造方法。
  11. 段階(1)に於ける粒子が、0.15mmから0.4mmの平均直径を有することを特徴とする、請求項10に記載の方法。
    段階(1)に於ける粒子が、セルロース、デンプン、スクロース、ラクトース又は糖からなることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 段階(2)に於けるポリマーマトリックスが、シェラック;セルロース、アクリル酸又はメタクリル酸、無水マレイン酸、ポリビニルピロリドン及びポリビニルアルコールベース上のポリマーからなる群から選択されることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  13. 動物にとって魅力的である段階(3)に於ける基体が、タンパク質、ビタミン、ミネラル又は人工的若しくは天然の芳香物質のような任意の添加物を含有する、植物及び/又は動物ベースの動物用の乾燥飼料材料であることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  14. 動物にとって魅力的である段階(3)に於ける基体がライズドイーストであることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  15. 動物にとって魅力的である段階(3)に於ける基体が、天然の及び人工的チーズ、肉及び魚香り又は食品産業において公知である香味増強剤又はバニラエッセンスを含有することを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  16. 段階(1)に於ける獣医薬のための活性成分又は活性成分混合物が、外部若しくは内部寄生虫、ウイルス若しくは細菌性疾患、行動傷害、機能不全又は活動低下に対して使用される、活性成分又は活性成分の混合物であることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  17. 段階(1)に於いて粒子を被覆するために、固体活性成分又は活性成分混合物を、適切な生理学的に許容される溶媒又は溶媒混合物中に溶解させ、スプレー法によって粒子に適用し、そしてスプレー処理の後で、溶媒又は溶媒混合物を慎重に除去することを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  18. 段階(2)に於いてポリマーマトリックスを適用するために、シェラック又はポリマーを、任意に水を添加した有機溶媒中に溶解又は分散させ、この溶液又は分散液を、スプレー法によって、活性成分又は活性成分混合物によって既に包まれている粒子の上にスプレーし、次いでこの溶媒又は溶媒混合物を、慎重な条件下で除去することを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  19. 獣医薬製剤を製造するための、段階(2)で製造された、請求項10に記載の二重被覆粒子の利用。
JP2003574170A 2002-03-11 2003-03-10 味をマスクした獣医用固体組成物 Expired - Lifetime JP4663985B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP02005511 2002-03-11
EP02005511.7 2002-03-11
PCT/EP2003/002446 WO2003075895A1 (en) 2002-03-11 2003-03-10 Tasted masked veterinary solid compositions

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005526756A true JP2005526756A (ja) 2005-09-08
JP2005526756A5 JP2005526756A5 (ja) 2006-04-20
JP4663985B2 JP4663985B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=27798784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003574170A Expired - Lifetime JP4663985B2 (ja) 2002-03-11 2003-03-10 味をマスクした獣医用固体組成物

Country Status (22)

Country Link
US (2) US20050169971A1 (ja)
EP (2) EP1490037B1 (ja)
JP (1) JP4663985B2 (ja)
KR (1) KR20040101302A (ja)
CN (1) CN1652754B (ja)
AR (1) AR038899A1 (ja)
AT (1) ATE390129T1 (ja)
AU (1) AU2003218722B2 (ja)
BR (1) BR0308378B1 (ja)
CA (1) CA2478811C (ja)
CO (1) CO5400144A1 (ja)
DE (1) DE60319969T2 (ja)
DK (1) DK1490037T3 (ja)
ES (1) ES2301784T3 (ja)
MX (1) MXPA04008845A (ja)
NZ (1) NZ535167A (ja)
PT (1) PT1490037E (ja)
RU (1) RU2318498C2 (ja)
SI (1) SI1490037T1 (ja)
TW (1) TWI309557B (ja)
WO (1) WO2003075895A1 (ja)
ZA (1) ZA200407010B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015518037A (ja) * 2012-06-01 2015-06-25 セヴァ・サンテ・アニマルCevasante Animale 味の良い動物用経口組成物
JP2015525203A (ja) * 2012-05-08 2015-09-03 ノバルティス アーゲー ルフェヌロンによる魚類個体群の処理
WO2023089865A1 (ja) * 2021-11-16 2023-05-25 株式会社ハニック・ホワイトラボ 抗ウイルス剤

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2005209303A1 (en) * 2004-01-29 2005-08-11 Biosynexus, Inc. Use of amino-oxy functional groups in the preparation of vaccines conjugates
US8980894B2 (en) 2004-03-25 2015-03-17 Boehringer Ingelheim Vetmedica Gmbh Use of PDE III inhibitors for the treatment of asymptomatic (occult) heart failure
EP1579862A1 (en) 2004-03-25 2005-09-28 Boehringer Ingelheim Vetmedica Gmbh Use of PDE III inhibitors for the reduction of heart size in mammals suffering from heart failure
WO2005123042A1 (en) * 2004-06-10 2005-12-29 Glatt Air Techniques, Inc. Controlled release pharmaceutical formulation
EP1753398B1 (en) * 2004-06-10 2018-09-19 Glatt Air Techniques, Inc. Controlled release matrix pharmaceutical dosage formulation
EP1920785A1 (en) 2006-11-07 2008-05-14 Boehringer Ingelheim Vetmedica Gmbh Liquid preparation comprising a complex of pimobendan and cyclodextrin
EP1935405A1 (en) * 2006-12-22 2008-06-25 LEK Pharmaceuticals D.D. Orally disintegrating tablets
KR20140057604A (ko) 2011-08-12 2014-05-13 베링거잉겔하임베트메디카게엠베하 고양잇과 동물의 심부전을 치료 및 예방하는 방법에 사용하기 위한 퍼니 전류 억제제
JP6290081B2 (ja) 2011-09-15 2018-03-07 フリウルケム、ソシエタ、ペル、アチオニFriulchem Spa 動物への経口投与用組成物、その製造方法およびその使用
CZ308210B6 (cs) * 2011-11-02 2020-03-04 Veterinární A Farmaceutická Univerzita Brno Farmaceutická kompozice ve formě pelet majících velikost částic v rozmezí od 0,1 do 10 mm pro perorální podání vodním živočichům a způsob její výroby
MX365621B (es) 2011-12-21 2019-06-07 Elanco Tiergesundheit Ag Nueva combinacion.
WO2013135853A1 (en) * 2012-03-15 2013-09-19 Boehringer Ingelheim Vetmedica Gmbh Pharmaceutical packaging product for the veterinary medical sector
EP2825159B1 (en) 2012-03-15 2022-06-22 Boehringer Ingelheim Vetmedica GmbH Pharmaceutical tablet formulation for the veterinary medical sector, method of production and use thereof
CA2883139C (fr) 2012-08-31 2021-08-10 Friulchem Spa Compositions pour administration orale aux animaux, leurs procedes d'obtention et leurs utilisations
WO2014053555A1 (en) 2012-10-04 2014-04-10 Novartis Ag Veterinary drug system
FR3002735B1 (fr) 2013-03-04 2015-07-03 Virbac Composition orale nutritionnelle et medicamenteuse a usage veterinaire
FR3002736B1 (fr) 2013-03-04 2015-06-26 Virbac Composition orale nutritionnelle et medicamenteuse a usage veterinaire
KR102455648B1 (ko) 2013-07-19 2022-10-19 베링거잉겔하임베트메디카게엠베하 보존된 에테르화된 사이클로덱스트린 유도체 함유 액체 수성 약제학적 조성물
BR112016011111B1 (pt) 2013-12-04 2022-11-16 Boehringer Ingelheim Vetmedica Gmbh Composições farmacêuticas aprimoradas de pimobendan
KR101687973B1 (ko) * 2015-12-08 2016-12-21 주식회사 씨티씨바이오 마이크로필름 코팅을 이용한 동물 사료용 프리믹스 제조방법
US10537570B2 (en) 2016-04-06 2020-01-21 Boehringer Ingelheim Vetmedica Gmbh Use of pimobendan for the reduction of heart size and/or the delay of onset of clinical symptoms in patients with asymptomatic heart failure due to mitral valve disease
CN105963270B (zh) * 2016-06-30 2019-01-15 齐鲁动物保健品有限公司 一种盐酸贝那普利软咀嚼片及其制备方法
CN109673848A (zh) * 2018-12-29 2019-04-26 广州智特奇生物科技股份有限公司 一种肠溶包被材料、肠道缓释单宁酸及其制备方法
CN112220769A (zh) * 2020-08-13 2021-01-15 浙江海正动物保健品有限公司 一种米尔贝肟吡喹酮风味片及其制备方法
KR20230061465A (ko) 2020-09-04 2023-05-08 엘랑코 유에스 인코포레이티드 기호성 제형
AU2021396978A1 (en) 2020-12-08 2023-02-23 Ruminant Biotech Corp Limited Improvements to devices and methods for delivery of substances to animals
CN113768038A (zh) * 2021-09-14 2021-12-10 江苏省协同医药生物工程有限责任公司 一种精准定量实验动物功能性饲料及制备方法与设备

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63188621A (ja) * 1987-01-30 1988-08-04 Taisho Pharmaceut Co Ltd 矯味経口製剤
JPH01502589A (ja) * 1986-11-24 1989-09-07 ノルテック ディベロップメント アソシエイツ,インコーポレイティド 味がマスクされた医薬組成物
JPH05506011A (ja) * 1990-04-11 1993-09-02 ジ・アップジョン・カンパニー 流動床コーティングによるイブプロフェンの味覚マスキング
JPH07507549A (ja) * 1992-06-04 1995-08-24 スミスクライン・ビーチャム・コーポレイション 味の良い医薬組成物
WO1997025066A1 (en) * 1996-01-08 1997-07-17 Astra Aktiebolag Oral pharmaceutical dosage forms comprising a proton pump inhibitor and an antacid agent or alginate
WO2000045794A1 (en) * 1999-02-08 2000-08-10 Fmc Corporation Edible coating composition
WO2001035925A1 (en) * 1999-11-19 2001-05-25 Mars U.K. Limited Food product comprising encapsulated drugs
WO2001074390A2 (en) * 2000-04-04 2001-10-11 Pfizer Limited The use of a calcium channel blocker for treating renal disorders
JP2001524938A (ja) * 1996-10-16 2001-12-04 シャーマン ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド プロアントシアニジンポリマー止瀉組成物の腸溶製剤

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3231466A (en) * 1962-10-26 1966-01-25 Walter H Hoffman Composition and method for treating animals and poultry
US3824233A (en) * 1972-07-06 1974-07-16 Lilly Co Eli Anthelmintic phenylhydrazones
US3937825A (en) * 1973-09-21 1976-02-10 American Cyanamid Company Anthelmintic composition and method of use
US4708867A (en) * 1983-12-19 1987-11-24 Key Pharmaceuticals, Inc. Minipellets
SE9301489D0 (sv) * 1993-04-30 1993-04-30 Ab Astra Veterinary composition
CZ290406B6 (cs) * 1994-05-20 2002-07-17 Janssen Pharmaceutica N. V. Anthelmintický prostředek a jeho pouľití
SE9402422D0 (sv) 1994-07-08 1994-07-08 Astra Ab New beads for controlled release and a pharmaceutical preparation containing the same
ATE481090T1 (de) * 1998-07-28 2010-10-15 Takeda Pharmaceutical Leicht zerfallende feste zubereitung
US5997905A (en) * 1998-09-04 1999-12-07 Mcneil-Ppc Preparation of pharmaceutically active particles
US6248363B1 (en) * 1999-11-23 2001-06-19 Lipocine, Inc. Solid carriers for improved delivery of active ingredients in pharmaceutical compositions
US6541025B1 (en) * 1999-12-30 2003-04-01 Shear/Kershman Laboratories, Inc. Method for preparing solid delivery system for encapsulated and non-encapsulated pharmaceuticals
KR20030088453A (ko) 2001-03-09 2003-11-19 소시에떼 데 프로듀이 네슬레 소시에떼아노님 연령 관련 생리학적 부전 개선 및 수명 연장을 위한 조성물
US20030190343A1 (en) * 2002-03-05 2003-10-09 Pfizer Inc. Palatable pharmaceutical compositions for companion animals

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01502589A (ja) * 1986-11-24 1989-09-07 ノルテック ディベロップメント アソシエイツ,インコーポレイティド 味がマスクされた医薬組成物
JPS63188621A (ja) * 1987-01-30 1988-08-04 Taisho Pharmaceut Co Ltd 矯味経口製剤
JPH05506011A (ja) * 1990-04-11 1993-09-02 ジ・アップジョン・カンパニー 流動床コーティングによるイブプロフェンの味覚マスキング
JPH07507549A (ja) * 1992-06-04 1995-08-24 スミスクライン・ビーチャム・コーポレイション 味の良い医薬組成物
WO1997025066A1 (en) * 1996-01-08 1997-07-17 Astra Aktiebolag Oral pharmaceutical dosage forms comprising a proton pump inhibitor and an antacid agent or alginate
JP2001524938A (ja) * 1996-10-16 2001-12-04 シャーマン ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド プロアントシアニジンポリマー止瀉組成物の腸溶製剤
WO2000045794A1 (en) * 1999-02-08 2000-08-10 Fmc Corporation Edible coating composition
WO2001035925A1 (en) * 1999-11-19 2001-05-25 Mars U.K. Limited Food product comprising encapsulated drugs
WO2001074390A2 (en) * 2000-04-04 2001-10-11 Pfizer Limited The use of a calcium channel blocker for treating renal disorders

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015525203A (ja) * 2012-05-08 2015-09-03 ノバルティス アーゲー ルフェヌロンによる魚類個体群の処理
JP2015518037A (ja) * 2012-06-01 2015-06-25 セヴァ・サンテ・アニマルCevasante Animale 味の良い動物用経口組成物
WO2023089865A1 (ja) * 2021-11-16 2023-05-25 株式会社ハニック・ホワイトラボ 抗ウイルス剤

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003218722B2 (en) 2006-08-31
NZ535167A (en) 2006-08-31
BR0308378A (pt) 2005-01-11
DK1490037T3 (da) 2008-07-21
ES2301784T3 (es) 2008-07-01
US8617587B2 (en) 2013-12-31
EP1803448A3 (en) 2007-09-12
US20050169971A1 (en) 2005-08-04
PT1490037E (pt) 2008-05-05
WO2003075895A1 (en) 2003-09-18
CA2478811A1 (en) 2003-09-18
KR20040101302A (ko) 2004-12-02
DE60319969D1 (de) 2008-05-08
AR038899A1 (es) 2005-02-02
RU2318498C2 (ru) 2008-03-10
DE60319969T2 (de) 2009-04-30
MXPA04008845A (es) 2004-11-26
TW200304774A (en) 2003-10-16
AU2003218722A1 (en) 2003-09-22
BR0308378B1 (pt) 2013-12-24
SI1490037T1 (sl) 2008-08-31
CN1652754B (zh) 2013-05-22
US20100074952A1 (en) 2010-03-25
RU2004130433A (ru) 2005-08-10
CA2478811C (en) 2010-12-14
EP1490037B1 (en) 2008-03-26
CO5400144A1 (es) 2004-05-31
CN1652754A (zh) 2005-08-10
TWI309557B (en) 2009-05-11
ZA200407010B (en) 2006-06-28
EP1490037A1 (en) 2004-12-29
JP4663985B2 (ja) 2011-04-06
ATE390129T1 (de) 2008-04-15
EP1803448A2 (en) 2007-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4663985B2 (ja) 味をマスクした獣医用固体組成物
US6709678B2 (en) Easy to swallow oral medicament composition
ES2399898T3 (es) Composiciones farmacéuticas de sabor enmascarado preparadas por coacervación
JP5530433B2 (ja) 固体形態の経口投与用の食欲をそそる医薬品
US20110129539A1 (en) Oral pharmaceutical formulation in the form of an aqueous suspension of microcapsules for modified release of amoxicillin
JP2006502156A (ja) 風味を遮断された投与形態およびそれらの製剤の方法
Wadhwa et al. Taste Masking: A Novel Approch For Bitter And Obnoxious Drugs
AU6699100A (en) Oral pharmaceutical forms of administration with a delayed action
JP2005526756A5 (ja)
WO2000069420A1 (en) Pulse-delivery oral compositions
US20060159758A1 (en) Coating composition for taste masking coating and methods for their application and use
JP2005521682A (ja) 結腸放出組成物
US20070154550A1 (en) Pharmaceutical composition comprising anticonvulsant with taste mask coating
US6399104B1 (en) Pharmaceutical compositions
EP1759692A2 (en) Taste-masked solid veterinary compositions
EP1949900B1 (en) Controlled release solid formulation for oral administration as single dose sachet and method of preparation thereof
JP2003306428A (ja) 服用性を改善した硬カプセル剤
KR20180098282A (ko) 압축 성형 제제
JP2022013368A (ja) 動物用医薬製剤
ZA200407595B (en) Oral suspension of amoxicillin capsules

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060306

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100316

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4663985

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term