JP2005517066A - ポリカーボネート含有組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明はポリカーボネート、透明ポリカーボネート−ポリエステルブレンド、ポリエステルカーボネートおよび透明ポリエステルから成る群から選択されるポリマー、分岐アルコールおよびカルボン酸のエステル(そのカルボン酸はエステル化されたOH官能基を有する)を含有する組成物およびその組成物から得られる製品、特にシートに関する。

Description

本発明はポリカーボネート、透明ポリカーボネート−ポリエステルブレンド、ポリエステルカーボネートおよび透明ポリエステルから成る群から選択されるポリマー、分岐アルコールおよびカルボン酸のエステル(そのカルボン酸はエステル化されたOH官能基を有する)を含有する組成物およびその組成物から得られる製品、特にシートに関する。
ポリカーボネートを含有する組成物は多くの分野で用いられている。特にポリマーカーボネートを含有する組成物から得られるシートは屋根材およびガラス材として有用である。ポリカーボネートを含有する組成物は通常別の物質、例えば潤滑剤(離型剤として公知)を含有する。カルボン酸エステルが例えば潤滑剤として用いられる。
ポリカーボネートおよびゲルベ(Guerbet)アルコールを含有する組成物が公知である。ゲルベアルコールはゲルベ反応の生成物であり、ゲルベ反応により例えば調製されうる。ナトリウムまたは銅の影響下に約200℃でアルコールの自己縮合はゲルベ反応と知られている。
ポリカーボネートは例えばEPA0,110,221から知られており、多くの用途に用いられる。シートは例えばポリカーボネートを含有する組成物の押出しにより得られる。ポリカーボネートを含みかつ紫外線吸収剤の多くの量を更に含む組成物と共押出しを行ってもよい。
そのようなシートの押出しにおいて繰返し起こる問題は、組成物からの揮発成分がカリブレータ(多層シートの場合)またはローラ(固体状シートの場合)上に付着し、それがシートの表面の欠点をもたらす。揮発成分は、例えば紫外線吸収剤、離型剤および組成物の他の低分子量成分である。
EPA0320632には紫外線吸収剤および潤滑剤を含むポリカーボネート含有組成物から得られた共押出しシートが記載されている。比較的長い押出し時間を有し、特に共押出において、シートの表面は組成物の溶融からの蒸発の結果として欠陥を生じるのが欠点である。
組成物の溶融状態からの紫外線吸収剤の蒸発の増大はカリブレータまたはローラ上への被膜の形成をもたらし、シート表面の欠陥の形成(例えば、ホワイトスポット、リップル(しわ)など)をもたらす。カリブレータでは、ポリカーボネート研磨がまたポリカーボネート上の粉状の付着をもたらす。
ポリカーボネート中のゲルベアルコールのエステルも知られていおり、例えばEPA0,390,994にはゲルベアルコールの特定の脂肪酸エステルを離型剤としてさらに含有するポリカーボネート含有組成物が開示されている。
EPA0,390,994には、成形組成物の共押出しの使用については何の言及もなされていない。また、本発明の離型剤が大量の紫外線吸収剤と共に共押出の用途に好適であるということの記載は全くない。
WO01/62851およびWO01/25334の実施例には、ルブリル(Lubril)JKの使用が開示されており、それはEPA0,390,994の態様の一つであり、特にポリカーボネートABSブレンドである。この場合も共押出の言及についてはない。
WO01/74935には、脂肪酸およびゲルベアルコールのエステルおよび脂肪酸および直鎖アルコールの混合物が可塑性シートの共押出による製造方法を、特に方法が長い時間行われるとき(長時間共押出し態様の改良)に改良することを教示する。
従って、本発明の目的はこれらの組成物の押出によるシートの製造における従来技術の欠点を有しないポリカーボネートを含有する組成物を提供することにある。
本発明の目的はポリカーボネート、透明ポリカーボネート−ポリエステルブレンド、コポリエステルカーボネートおよび透明ポリエステルからなる群から選択されるポリマー、式(I):
Figure 2005517066
を有する化合物、および式(II):
Figure 2005517066
で表される1またはそれ以上の異なる化合物、
(式中、式(I)および式(II)の化合物に関して、a=1〜17、b=0〜16、c=6〜14、d=3〜7、e=6〜14、f=3〜7、g=5〜40、a+b=≧9、およびnは式IIによる化合物中で1〜10である。)
を含有する組成物により達成される。
式(I)の化合物の重量と式(II)の化合物の重量との合計(I)および(II)は0.02〜1.0重量%、特に好ましくは0.1〜0.5重量%である。
式(I)および式(II)の化合物に関して以下の条件が適用される:
a=2〜4、
b=3〜14、
c=10、
d=5、
e=10、
f=5、
g=14〜16、
n=1〜7、
a+b=9〜25。
本発明による組成物中の式(I)の化合物の重量/本発明の組成物中の式(II)のすべての化合物の重量の比は1:0.001〜1:1.1、好ましくは1:0.005〜1:1である。
本発明の特定の態様において、ポリカーボネート、透明ポリカーボネート−ポリエステルブレンド、コポリエステルカーボネートおよび透明ポリエステルから成る群から選択されるポリマーはポリカーボネートである。
本発明の特定の態様において、ポリカーボネート、透明ポリカーボネート−ポリエステルブレンド、コポリエステルカーボネートおよび透明ポリエステルから成る群から選択されるポリマーは透明ポリエステルである。透明ポリエステルは二塩基酸とジオールから得られうる。二塩基酸はテレフタル酸、イソフタル酸およびシクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸から成る群から選択される少なくとも一つ以上の二塩基酸である。ジオール類はエチレングリコール、ブタン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ジエチレングリコールおよびネオペンチルグリコールから成る群からなる選択される少なくとも1以上のジオールである。
以下の透明ポリエステルが好ましい:
(a)テレフタル酸90〜100モル%、イソフタル酸0〜10モル%、エチレングリコール60〜70モル%、シクロヘキサンジメタノール30〜40モル%、ジエチレングリコール0〜5モル%
(b)テレフタル酸90〜100モル%、イソフタル酸0〜10モル%、シクロヘキサンジメタノール60〜70モル%、エチレングリコール30〜40モル%、ジエチレングリコール0〜5モル%
(c)シクロヘキサンジカルボン酸95〜100モル%、他の脂肪族ジカルボン酸0〜5モル%、シクロヘキサンジメタノール95〜100モル%および他の脂肪族ジオール0〜5モル%。
本発明の好ましい態様では、n=1である式(II)を有する化合物重量は式(I)を有する化合物の重量の0.5〜1.2倍であり、n=2のとき式(II)を有する化合物の重量は式(I)を有する化合物の重量の0.2〜1.2倍であり、n=3のとき式(II)を有する化合物の重量が式(I)を有する化合物の重量の0〜1倍であり、n=4のとき式(II)の化合物の重量が式(I)を有する化合物の重量の0〜0.8倍であり、n=5のとき式(II)を有する化合物の重量が式(I)を有する化合物の重量の0〜0.5倍であり、n=6のとき式(II)のを有する化合物の重量が式(I)を有する化合物の重量の0〜0.4倍である。
本発明の好ましい態様は、組成物がさらに紫外線吸収剤0.1〜15重量部を含有する本発明の組成物によって与えられる。紫外線吸収剤は好ましくは(ビス[2−ヒドロキシ−5−t−オクチル−3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)フェニル]−メタン)、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−(ヘキシル)オキシ−フェノール、2−シアノ−3,3−ジフェニルプロピオン酸、2,2−ビス[(2−シアノ−1−オキソ−3,3−ジフェニル−2−プロペニル)オキシ]−メチル−1,3−プロパンジイルエステルから成る群から成る選択される。
本発明の好ましい態様は、組成物がさらに組成物の総重量に基づいて熱安定剤10〜3000ppmを含有する本発明の組成物である。熱安定剤は好ましくはトリス−(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスフェート、トリフェニルホスフィンおよび3,9−ビス[2,4−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノキシ]−2,4,8,10−テトラオキシ−3,9−ジオキシファスピロ[5.5]ウンデカンおよび5−ブチル−5−エチル−2−[2,4,6−トリス(1,1−ジメチルエチル)フェノキシ]−1,3,2−ジオキサホスホリネインから成る群から選択される。
本発明の目的は多くの種類の製品の製造において本発明の組成物を使用することによって達成される。製造は好ましくは押出によって行われる。
本発明の目的は、本発明による組成物を含有する製品によって達成される。好ましい態様では、そのような製品は1層または多層シートであり、シートの1またはそれ以上の層が本発明の組成物を含有する。
好ましくは少なくとも3つの層からなる多層シートであり、多層シートの外層の1または両方の層が本発明の組成物からなる。
本発明の組成物はさらに好ましくは紫外線吸収剤0.1〜15重量部、好ましくは1〜15重量部、最も好ましくは3〜8重量部含有する。
本発明による好ましいポリカーボネートはビスフェノールAホモポリカーボネートである。
本発明の組成物は、常套の加工助剤、特に離型剤および流れ剤(flow agent)を含有してもよい。本発明の組成物はポリカーボネート用の安定剤、特に一般的な熱安定剤を含有してもよい。式(I)および式(II)の化合物の相対量の決定はHPLCによって行ってもよい。
式(I)の化合物
Figure 2005517066
および式(II)の化合物
Figure 2005517066
は商業的に入手可能である。これらは一般に化粧品に用いられている。それらはローディア(フランクフルトD−60596ステーデルストラーゼ10番のローディア(Rhodia)GmpHからルブリル(Lubril)JKの名前で例えば得られる。
式(I)および式(II)の化合物は公知の方法により調整してもよい。例えば、それらはEPA0,390,994に記載の方法で調整してもよい。
式(I)の添加剤は、例えばローディアからルブリルJKとして商業的に入手され、化粧品に一般的に用いられている。それらは式(II)の化合物と混合して典型的に存在する。
本発明の組成物は特に利点があることがわかった。それらは容易に加工することができ、製品として得られた物品に害を与えない。驚くべきことに、これらの化合物を使用したときには、最初に記載した問題は揮発性であると知られている添加剤をポリカーボネートを含有する組成物に加えたときでさえ、起こらないことが解った。
本発明による組成物のための熱可塑性芳香族ポリカーボネートはホモポリカーボネート、コポリカーボネートおよび熱可塑性ポリエステルカーボネートである。それらは好ましくは重量平均分子量Mw18000〜40000g/モル、好ましくは26000〜36000g/モルおよび特に28000〜35000g/モル(クロロメタンまたはフェノール/o−ジクロロベンゼンの同じ量の混合物中の相対溶液濃度を光散乱によりカリブレートすることによって測定)を有する。
組成物の溶融粘度は好ましくは多層製品を製造する際に、それらを適用する基材のそれよりも低くあるべきである。
本発明の組成物用のポリカーボネートの調製については、「シュネル(Schnell)」、ポリカーボネートの化学および物理、ポリマー・リビュー、Vol.9、インターサイエンス・パブリシャーズ、ニューヨーク、ロンドン、シドニー1964(D.C.BREVORSEK、B.D.DEEEBONAおよびY.KESTEL著)、コーポレート・リサーチ・センター、アライド・ケミカル・コーポレーション、モリスタウン、ニュージャージ07960、「ポリ(エステル)カーボネートコポリマーの合成」、ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス、ポリマー化学エディション、Vol.19、75〜90(1980)、D.Lridag、U.Giygo、B.R.Muller、N.Nouvertne、バイエル(Bayer)AG、「ポリカーボネーズ」、エンサイクロピデア・オブ・ポリマー・サイエンス・アンド・エンジニアリング、Vol.11、セカンドエデション、1988、648〜718頁およびDres.U.Grygo、K.KircherおよびP.R.Muller「ポリカーボネート」ベッカー/ブラウン、クンストトフ(Kunststoff)−ハンドブック、3/1冊、ポリカーボネート、ポリアスペール、ポリエステル、セルロースエステル、カールハンザーフェルラックミューヘン、ウィーン1992、117〜299にを参照する。調製は好ましくは相境界法および溶融エステル交換法によって好ましく行われ、例えば、相境界法に関して記載する。
出発物質として好ましく用いられる化合物は、一般式HO−Z−OH(式中、Zは1以上の芳香族基を有する炭素数6〜30の二価の有機残基である。)で表されるビスフェノール類である。そのような化合物の例としては、ジヒドロキシジフェニル類、ビス(ヒドロキシフェニル)アルカン類、インダンビスフェノール類、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル類、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホン類、ビス(ヒドロキシフェニル)ケトン類およびα,α'−ビス(ヒドロキシフェニル)ジイソプロピルベンゼン類の群に属するフェノール類である。
化合物の上記群に属する特に好ましいビスフェノール類は、ビスフェノールA、テトラアルキルビスフェノールA、4,4−(メタ−フェニレンジイソプロピル)ジフェノール(ビスフェノールM)、4,4−(パラ−フェニレンジイソプロピル)ジフェノール、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(BP−TMC)、および要すればそれらの混合物が挙げられる。特定の特に好ましくはビスフェノールAに基づくホモポリカーボネートおよびモノマービスフェノールAと1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンに基づくポリカーボネート類である。本発明によって用いられるビスフェノール化合物を炭酸化合物、例えばホスゲンまたは溶融エステル交換法の場合、ジフェニルカーボネートまたはジメチルカーボネートと反応する。
ポリエステルカーボネートは上記ビスフェノール類、少なくとも1つの芳香族ジカルボン酸および、要すれば炭酸同等物の反応によって得られる。好適な芳香族ジカルボン酸は、例えばフタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、3,3'−または4,4'−ジフェニルジカルボン酸およびベンゾフェノンジカルボン酸である。ポリカーボネート中のカーボネート基のいくらか、80モル%まで、好ましくは20〜50モル%が芳香族ジカルボン酸エステル基によって置換されていてもよい。
相境界法に用いられる不活性有機溶媒は例えば、ジクロロメタン、種々のジクロロエタンおよびクロロプロパン化合物、テトラクロロメタン、トリクロロメタン、クロロベンゼンおよびクロロトルエンが挙げられる。クロロベンゼンまたはジクロロメタンまたはジクロロメタンとクロロベンゼンの混合物が好ましく用いられる。
相境界反応は触媒、例えば3級アミン、特にN−アルキルピペリジンまたはオニウム塩によって促進してもよい。トリブチルアミン、トリエチルアミンおよびN−エチルピペリジンが好ましいく用いられる。溶融エステル交換法において、DEA4238123に記載の触媒が用いられる。
ポリカーボネートを少量の分岐剤を使用することによって意図的にかつ制限された方法において分岐させてもよい。ある種の好適な分岐剤はフロログリシン(phloroglucinol)、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヘプテン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンゼン、−1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−エタン、トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−フェニルメタン、2,2−ビス−[4,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキシル]−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル−イソプロピル)−フェノール、2,6−ビス−(2−ヒドロキシ−5'−メチル−ベンジル)−4−メチルフェノール、2−(4−ヒドロキシ−フェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−プロパン、ヘキサ−(4−(4−ヒドロキシフェニル−イソプロピル)−フェニル)−オルトテレフタル酸エステル、テトラ−(4−ヒドロキシフェニル)−メタン、テトラ−(4−(4−ヒドロキシフェニル−イソプロピル)−フェノキシ)−メタン、α,α',α煤|トリス−(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、トリメシック酸、塩化シアヌレート、3,3−ビス−(3−メチル−4−4−ヒドロキシフェニル)−2−オクソ−2,3−ジヒドロインドール、1,4−ビス−(4',4煤|ジヒドロキシトリフェニル)−メチル)−ベンゼンおよび特に1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−エタンおよびビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オクソ−2,3−ジヒドロインドールが挙げられる。
要すれば付随的に用いられうる分岐剤または分岐剤の混合物、ジフェノールの重量に基づいて、0.05〜2モル%をジフェノールと共に用いてもよく、また合成の最終段階に添加してもよい。
連鎖停止剤を用いてもよい。連鎖停止剤としてフェノール類、例えば、フェノール、アルキルフェノール、例えばクレゾールおよび4−t−ブチルフェノール、クロロフェノール、ブロモフェノール、クミルフェノールまたはそれらの混合物を1〜20モル%、好ましくは2〜10モル%(ビスフェノールの1モルにつき)を用いてもよい。フェノール、4−t−ブチルフェノールおよびクミルフェノールが好ましい。
連鎖停止剤および分岐剤は合成に分離してまたはビスフェノールと共に添加してもよい。
本発明の組成物はまた共押出組成物と呼ばれる。
溶融エステル交換法による本発明の共押出組成物用のポリカーボネートの調製は例えばDEA4238123によって記載されている。
本発明による組成物はまた紫外線吸収剤を含んでもよい。
本発明による共押出組成物用に好適な紫外線吸収剤は、400nmより下の吸収能力に基づいて紫外線からポリカーボネートを有効に保護し得、分子量370以上、好ましくは500以上を有する化合物である。
本発明によって用いられうる紫外線吸収剤の例は以下のものである。
a)式(II)によるダイマー状ベンゾトリアゾール誘導体
Figure 2005517066
式(II)中、RおよびRは同一または異なって、H、ハロゲン、C−C10アルキル、C−C10シクロアルキル、C−C13アラルキル、C−C14アリール、−ORまたは−(CO)−O−R(ただし、Rは水素またはC−Cアルキルである)を表わす。
式(II)において、RおよびRは同様に同一または異なってもよく、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ベンジルまたはC−C14アリールを表わす。
式(II)において、mは1、2または3を表わし、nは1、2、3または4を表わす。
好ましくはチヌビン360(式中、R=R=R=H、n=4、R=1,1,3,3−テトラメチルブチル、m=1)である。
好ましい範囲は0.00001〜1.5重量%および2〜20重量%、特に好ましくは0.01〜1.0重量%および3〜10重量%、最も特に好ましくは0.1〜0.5重量%および4〜8重量%である。
a2)式(III)のダイマー状ベンゾトリアゾール誘導体:
Figure 2005517066
(式中、bridgeは式:
Figure 2005517066
を表わし、R、R、mおよびnは上記式(II)と同意義であり、pは0〜3の整数、qは1〜10の整数である。)
Yは−CH−CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−またはCH(CH)−CH−であり、RおよびRは前記式(II)と同意義である。
式中、R=H、n=4、R=t−ブチル、m=1、R=はOH基に関してオルト位に付加し、R=R=H、p=2、Y=−(CH−、q=1であるチヌビン(Tinuvin)840が挙げられる。
好ましくは0.00001〜1.5重量%および2〜20重量%、好ましくは0.01〜1.0重量%および3〜10重量%、最も好ましくは0.1〜0.5重量%および4〜8重量%である。
b)式(IV)によるトリアジン誘導体:
Figure 2005517066
(式中、R、R、R、Rは同一または異なって、Hまたはアルキル、CN、ハロゲン、O−アルキルであり、およびXはアルキルである。)
=R=R=R=H、X=ヘキシルの場合チヌビン1577であり、R=R=R=R=メチル、X=オクチルの場合CyasorbUV−1164である。
好ましくは0.00001〜1.0重量%および1.5〜10重量%、特に好ましくは0.01〜0.8重量%および2〜8重量%、最も好ましくは0.1〜0.5重量%および3〜7重量%。
c)式(IV)のトリアジン誘導体:
Figure 2005517066
(式中、RはC−アルキル〜C17アルキルを示し、RはHまたはC−アルキル〜Cアルキルを示し、nは0〜20である。)
好ましい範囲は0.00001〜1.0重量%および1.5〜10重量%、特に好ましくは0.01〜0.8重量%、および2〜8重量%、最も好ましくは0.1〜0.5重量%および3〜7重量%である。
d)式(V)のジアリールシアノアクリレート:
Figure 2005517066
(式中、R〜R40は同一または異なって、H、アルキル、CNまたはハロゲンを表わす。)
好ましくはR〜R40=Hである時にUvinul3030が挙げられる。
好ましい範囲は0.00001〜1.5重量%および2〜20重量%、特に好ましくは0.01〜1.0重量%および3〜10重量%、最も好ましくは0.1〜0.5重量%および4〜8重量%である。
e)また、USA5,959,012の請求項1に記載の紫外線吸収剤が好ましい。
使用される本発明によるシート組成物中への紫外線吸収剤の導入は常套の方法、例えば紫外線吸収剤の溶液をプラスチックの溶液と適当な有機溶媒、例えば塩化メチレン、ハロアルカン、ハロ芳香族化合物、クロロベンゼンおよびキシレン中で混合することにより行われる。物質の混合はついで公知の方法で押出によってホモゲナイズし、溶液混合物を、例えば溶媒の蒸発および押出によって公知の方法によって除去およびコンバウンドする。
本発明による組成物のためのポリカーボネート用の適当な安定剤は、例えばホスフィン類、ホスファイト類またはSi含有安定剤およびEPA0,500,496に記載の他の化合物である。例示としてはトリフェニルホスファイト類、ジフェニルアルキルホスファイト類、フェニルジアルキルホスファイト類、トリス−(ノニルフェニル)ホスファイト、テトラキス−(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4'−ビフェニレンホスフォナイドおよびトリアリールホスファイトが挙げられる。トリフェニルホスファインおよびトリス−(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトが特に好ましい。
帯電防止剤の例としては、カチオン性化合物、例えば第4級アンモニウム、ホスホニウムまたはスルホニウム塩、アニオン性化合物、例えばアルキルスルホネート、アルキルスルフェート、アルキルホスフェート、カルボキシレート(アルキル金属またはアルカリ土類金属塩の形で)、ノニオン性化合物、例えばポリエチレングリコールエステル、ポリエチレングリコールエーテル、脂肪酸エステル、エトキシル化脂肪アミンが挙げられる。好ましい帯電防止剤はノニオン化合物である。
本発明による組成物の合成に用いられるすべての材料および溶液はクリーンなほど出発原料が作用するが、調製および保存の結果として対応する不純物を含んでもよい。
個々の成分は公知の方法で連続的にまたは同時に、室温でまたは昇温下に混合してもよい。
本発明の組成物中への添加剤の導入は好ましくは公知の方法でポリマー粒子を添加剤とほぼ200〜380℃の温度で、常套の装置、例えばインターナルニーダー、一軸押出機および二軸押出機、例えば溶融配合または溶融押出またはポリマーの溶液を添加剤の溶液と混合して、次いで公知の方法で除去することによって行ってもよい。組成物中の添加剤の量は多くの範囲で変化してもよく、成形組成物の望ましい性質に基づく。組成物中の総重量は組成物の重量に基づいて約20重量%以下、好ましくは0.2〜12重量%である。
本発明による実施例に示されるように、本発明の組成物の使用は所望のポリカーボネート成形組成物上にベース材料として重要な利点を提供する。特に、しかしながら、シートの基材が本発明による組成物の離型剤で提供されるときに重要な利点が提供される。
従って、本発明は本発明による組成物を同時に用いて製造された製造物品も提供する。組成物は固体状プラスチックシートおよびいわゆる多層シート(例えば2層シート)の製造に用いられる。シートはまた高い紫外線吸収剤含量を有する本発明の組成物を含む別のカバーシート層を一方の側または両側に有するシートも包含する。
本発明の組成物はシートまたはそれから製造される物品、例えば温室の天井、コンサーバトリーズ、バス停留所(bus stop)、広告ボード、サイン、安全ガラス、自動車用ガラス、窓および屋根材の促進製造方法も可能にする。
本発明による組成物で塗布された物品の後処理、例えば浸漬または表面処理、例えば耐掻き傷性ラッカー、水拡散層などの提供も可能であり、本特許はそのような工程によって製造された物品にも関連する。
共押出も文献公知である(例えば、EPA0,110,221および0,110,238参照)。この場合において、製法は好ましくは以下の通りである:
コア層およびカバー層を製造する押出機に共押出アダプターを取り付ける。アダプターはカバー形成溶融物をコアの溶融に付着する薄膜の形態で適用するようにデザインされている。
そのように製造された多層溶融押出し物をついで所望の形態で下流に備えつけられた押出ダイにもたらされる(多層または固体シート)。次いで、公知の方法で、カレンダーリング(固体シート)または真空カリブレーション(多層シート)によって、溶融物を冷却し、次いで、制御された条件下に長さにカットされる。応力除去のためのテンパーオーブンを必要に応じてカリブレーションの下流に提供する。押出ダイの上流に提供されたアダプターの代わりに、押出ダイ自体が溶融の結合形態をその中で行うようにしてもよい。
本発明を以下の実施例によりさらに説明する。
例えば、EPA0,100,238に記載のごとき10mm2層ダブルシートA、BおよびCを以下の組成物から得た:使用されたベース材料はマクロロン(Makrolon登録商標)1243(ドイツ、レーフェルクーゼンのバイエルAGからメルトフローインデックスMFR)(ISO1133による)300℃で1.2kg荷重において6.5g/10分を有するビスフェノールAポリカーボネート)であつた。ベース材料をマクロロン3100(ドイツ、レーフェルクーゼンのバイエルAGからメルトフローインデックス300℃1.2kg負荷で6.5g/10分を有する直鎖ビスフェノールAポリカーボネート)に基づいて表中に示された配合と共押出しした。
共押出層の厚さは各々の場合約50μmである。
Figure 2005517066
) 式(I)による化合物100%で式(II)による化合物はなし(a=6、b=7、c=10、d=5、g=16およびn=>0)アメリカ合衆国、ニューヨーク州07470、ウェイン、アルプスロード、ASP1361からセラフィル(Ceraphyl登録商標)847として市販。
**)ドイツ、フランクフルト60569、シュティデルシュトラーセ10番のローディアGmbHからルブリル(Lubril登録商標)JKとして市販。
***)ドイツ、デュセルドルフ、コグニスからLoxiol登録商標VPG861として市販(PETS=ペンタエリスリトールテトラステアレート)。
****)ドイツ、ランバルトハイム、チバ・スペツィアリテーテンケミーから市販のトリス−(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスフェート。
*****)(式(I)の化合物(a=6、b=7、c=10、d=5、g=16)、式(II)の化合物(a=6、b=7、c=10、d=5、g=16、e=10、f=5、n=1)、式(I)/式(II)の比=1:1.4、EPA0,390,994に記載のごとく調製した。
多層シートを製造するのに用いた機械と装置を以下に記載する:
装置は長さ33Dおよび直径70mmのスクリューを有するガス除去したメイン押出機、
−共押出アダプター(フィードブロックシステム)、
−長さ25Dおよび直径30mmのスクリューを有するカバー層を適用するための共押出機、
−幅350mmを有するスペシャルシート台、
−カリブレーター、
−ローラコンベアー、
−巻取り装置、
−長さ(saw)にカットする装置、
−分配テーブルを有する。
ベース材料のポリカーボネート粒子をメイン押出機のフィードファネルに供給し、UV共押出材料を共押出機のそれにフィードした。問題の材料の溶融および供給は個々のシリンダー/スクリュー・プラスティフィケーション・システム中で行った。2つの材料溶融物を共に共押出アダプターにもたらし、押出ダイを放置しカリブレーターを冷却した後、コンポジットを形成した。他の装置は押し出したシートを移動するため、それらを適当な長さにカットし配置するために用いた。
Aの共押出(参考):
4時間後に最初に比較的小さな沈着(deposit)、
90分後に少し横のしわ(ripple)が不規則なインターバルで起こり、シートの性能が少し悪くなった。4時間半後、より少し顕著な横しわが生じた。
レート:良
Bの共押出(参考)
50分後に最初に比較的小さな欠陥(横しわ)
90分後により大きな欠陥(壁のそり、白い沈着、横しわ)
レート:不良
Cの共押出
5時間のテスト中沈着物なし。
横しわが非常に少なく、シートの性能が害されていない。
レート:大変よい
Dの共押出
5時間テスト期間中沈着はなかった。
90分後少し横しわが不均一な間隔で起こり、シートの性能を少し害した。
レート:大変よい
Eの共押出
5時間のテスト期間中沈着はなかった。
横しわが少しあるが、シートの性能は害していなかった。
レート:大変よい
Fの共押出
5時間の間テスト期間中沈着はなかった。
90分後、少し横しわが不規則な間隔で生じ、シートの性能を少し害した。
レート:大変よい
Gの共押出
5時間のテスト期間中沈着はなかった。
横しわが少し発生したがその性能は害されなかった。
レート:大変よい
Hの共押出(参考)
35分後最初に比較的小さな欠陥(横じわ)が生じた。
60分後、大きな欠陥(壁のそり)が生じた。
レート:不良

Claims (10)

  1. ポリカーボネート、透明ポリカーボネート−ポリエステルブレンド、コポリエステルカーボネートおよび透明ポリエステルからなる群から選択されるポリマー、式(I):
    Figure 2005517066
    を有する化合物、および式(II):
    Figure 2005517066
    で表される1またはそれ以上の異なる化合物、
    (式中、式(I)および式(II)の化合物に関して、a=1〜17、b=0〜16、c=6〜14、d=3〜7、e=6〜14、f=3〜7、g=5〜40、a+b=≧9、およびnは式IIによる化合物中で1〜10である。)
    を含有する組成物。
  2. 組成物中の式(I)を有する化合物の重量/組成物中の式(II)を有する化合物すべての重量の比が1:0.001〜1:1.2である請求項1記載の組成物。
  3. n=1のとき式(II)を有する化合物重量が式(I)を有する化合物の重量の0.5〜1.2倍であり、n=2のとき式(II)を有する化合物の重量が式(I)を有する化合物の重量の0.2〜1.2倍であり、n=3のとき式(II)を有する化合物の重量が式(I)を有する化合物の重量の0〜1倍であり、n=4のとき式(II)の化合物の重量が式(I)を有する化合物の重量の0〜0.8倍であり、n=5のとき式(II)を有する化合物の重量が式(I)を有する化合物の重量の0〜0.5倍であり、n=6のとき式(II)を有する化合物の重量が式(I)を有する化合物の重量の0〜0.4倍である請求項1記載の組成物。
  4. 式(I)を有する化合物の重量と式(II)を有する化合物の合計が0.02〜1.0重量%である請求項1〜3いずれかに記載の組成物。
  5. 組成物がさらに紫外線吸収剤0.1〜15重量%を含有する請求項1〜4いずれかに記載の組成物。
  6. 組成物がさらに組成物の総重量に基づいて熱安定剤10〜3000ppmを含有する請求項1〜5いずれかに記載の組成物。
  7. 請求項1〜6いずれかに記載の組成物から押出機による所望の製品の製造方法。
  8. 請求項1〜6いずれかに記載の組成物を含有する製品。
  9. 透明ガラス、温室、コンサーバトリーズ、バスの停留所、広告ボード、サイン、安全ガラス、自動車ガラス、窓、屋根材(roofing)、固体状シート、コルゲートシート、多壁シート、および多壁プロファイルから成る群から選択される請求項8記載の製品。
  10. シートの層の1またはそれ以上が請求項1〜6いずれかに記載の組成物を含有する単層または多層シート。
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