JP2005512426A - セルラーサービスにおける無線キャリアの使用 - Google Patents

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Abstract

本発明によると、FDD方式に従って作動するセルラー通信システム(1)において、1つの上り回線キャリア(UL1、UL2)と1つの下り回線キャリア(DL1、DL2)のキャリア対に、柔軟なデュープレックス周波数間隔距離が与えられる。システムで使用される少なくとも第1のキャリア対が、第2のキャリア対と異なるデュープレックス周波数間隔距離を有する。デュープレックス周波数間隔距離は、1つのセル(12H、J)内および/または同一のシステム(I)内の異なるセル間(12H、J)で、好ましくはトラフィック状況に依存して、好ましくは接続毎またはコード毎に、変化することが可能である。異なる利用可能な上り回線と下り回線を組合わせるための柔軟性の増加によって、全体的な通信容量を増加させるために、システム(1)内の異なる種類の非対称性をマッチングすることを可能にする。

Description

本発明は一般的にセルラー通信システムに関し、特にセルラー通信システムにおける無線キャリアの使用に関する。
現在のセルラー通信システムの殆どは、本来、比較的明確に定義され、対称性が高く、帯域幅がある程度限られた典型的な電話接続を取り扱うことを想定して開発されたものである。しかしながら、現在のセルラー通信システムには、より高いデータレートを提供する動向があり、それにはブロードバンド通信が必要である。また、今後のトラフィックは、上り回線と下り回線接続においてそれぞれに要求されるデータレートが非対称になってくることが予想される。UMTS(ユニバーサル移動通信方式)等の新しいブロードバンドセルラー規格は、高データレートのサービスを提供することができる。しかし、高データレートを得るための条件として、広い変調スペクトルが必要であり、従ってRF(無線周波数)キャリア間に比較的大きな周波数間隔が必要である。例えば、UMTSにおける標準のRFキャリア間隔は5MHzである。各オペレータが使用することが許可された周波数スペクトルは限られているため、RFキャリア間の周波数間隔が大きい場合、各オペレータが使用可能なキャリアの数が比較的少ないことになる。
例えば、UMTSのFDD(周波数分割デュープレックス)は、WCDMA(広帯域符号分割多重接続)とも言うが、各オペレータは、通常は2×10MHz、場合によっては2×15MHzの周波数スペクトル間隔を使用することが許可されている。従って、オペレータは、トラフィックに与えるために、通常は2つ(または3つ)の隣接する許可キャリアの上り回線/下り回線UL/DL対からなるブロックを1つ有する。上り回線と下り回線の対はハードカップリングされており、すなわち、両周波数間の周波数間隔が固定されている。従って、例えば、2110〜2170MHzのWCDMA下り回線帯域は、190MHzを隔てた上り回線帯域と直接結ばれる。この190MHzは、デュプレックス距離と云う。他の方式においてデュープレックス距離は異なることはあるが、当該通信システム内では一定である。
オペレータは、サービス品質を損わずに、スペクトル上にできるだけ多くのトラフィックを維持する必要がある。例えば、少量のトラフィックを有する広い領域にカバレージを提供するとともに、局所的にいわゆる「ホットスポット」に高トラフィック容量を提供しなくてはならない。このような「ホットスポット」が発生し易い場所として、役所、オフィスビル、駅、空港等がある。「ホットスポット」の問題は、従来では、オーバレイ/アンダーレイ構造を設けることで解決された。広いマクロセルのカバレージ領域内に複数の小さいピコまたはマイクロセルが設置される。通常、マイクロセルは屋内に設置されており、マクロセルは屋外に設置されている。両構造間のハンドオーバを提供することで、局所的に小セル構造が必要となるのは、非常に高いトラフィックが必要である時または一部の屋内の場所のようにマクロセルによるカバレージが不十分である時にのみ必要になる。ただし、小セル構造は、屋外の構造または屋内と屋外の組合せによる構造であってもよい。また、2つより多くの異なる規模のセル構造を重複させることもできる。
従来では、狭帯域のセルラー規格に対して、オーバレイ/アンダーレイ型のセルインフラストラクチャーを採用したオペレータは、セルレイヤー間の相互干渉を軽減するために異なるセルレイヤーに各々異なる無線通信キャリアを使用した。各オペレータが扱えるキャリアが比較的多い狭帯域オペレータにとって、これは当然の手段である。マイクロセル構造内で複数のキャリアが使用されている場合でも、マクロセルにおいて複数のキャリアが利用可能である。
しかし、ブロードバンドシステムでは、キャリア対の数がかなり少なくなっているため、同様の構造を適用すると問題が発生する。WCDMA形式では、オペレータが使用できるキャリア対は、通常では2、3程度である。限られた数のキャリア対を有するオペレータは、如何にして効率的にキャリアをマクロ/マイクロセル構造に割当てられるかという問題を抱える。従来技術では、オペレータは以下の2つの方法のうちいずれか一方、すなわち、(A)オペレータがマイクロセルとマクロセルに対して異なる上り回線/下り回線キャリア対を割当てる方法、あるいは(B)オペレータがマクロセルに割当てられた上り回線/下り回線キャリア対の一部または全てをマイクロセルが使用することを許可する方法、を採用した。
Aの場合、利用可能なキャリア対はセルレイヤー間で隔離されるので、利用可能なスペクトルが非効率的に使用される可能性がある。例えば、オペレータが2対のキャリアにしかアクセスできない場合、マクロセルの容量を50%減らさないとマイクロセル構造が全く作動しない。殆どのシステムにおいて、これは不十分である。このようなシステムのオペレータは、インフラストラクチャー内の両レイヤーにおいて同一のキャリア対が再使用されるBを適用することになる。これは、アンダーレイセルにおけるトラフィックが軽い限り、可能である。
しかし、アンダーレイセルのトラフィックは、マクロセルのトラフィックと干渉することがあり、セル内のトラフィックが増加すると、そのうちマクロセルの容量が容認できるレベルを下回ってしまう可能性がある。それでも、容量の観点から、オペレータはAと同様の状況に陥り、アンダーレイセルによって使用されるキャリア対が、マクロセルが殆ど使えないものになる。要するに、従来技術では、利用可能なキャリア対が限られたオペレータがオーバレイ/アンダーレイ型のセル構造を適用したい場合、実質的なオーバレイ(マクロ)セル容量が減少する状態か、アンダーレイ(マイクロ)セルトラフィックが増加すると干渉状況が難しくなる状態かを選択せざるを得ない。
一般的なセルラー通信システムでは、移動ユニットから基地局への通信があり、これがいわゆる上り回線トラフィックであり、基地局から移動ユニットへの通信もあり、これがいわゆる下り回線トラフィックである。上り回線トラフィックと下り回線トラフィックとの間の干渉を避けるために、通常は時間的または周波数的に隔離されている。従って、上り回線トラフィックと下り回線トラフィックが周波数的に隔離されるシステムの場合、一方の周波数を上り回線トラフィックのためにのみ使用し、他方の周波数を下り回線トラフィックのためにのみ使用する。上り回線周波数と下り回線周波数との間の周波数間隔を、デュープレックス距離と言う。通常の音声通信の場合、上り回線トラフィックと下り回線トラフィックの負担が比較的対称である。そのため、一般的な周波数帯域割当て方法では、各システム内で一定のデュープレックス距離を有する上り回線/下り回線対として割当てられる。
しかし、より汎用的な通信に移ると、一般的な傾向として、トラフィックがより非対称になる。多くの場合、上り回線トラフィックよりも、それに対応する下り回線トラフィックの方が大きな容量を必要とする。非対称のセルラーシステムにおいて、上り回線と下り回線は、変調方法、スロット形式、インターリーブ方法および符号化方法が異なることがある。しかし、上り回線と下り回線リソースを対として使用すると、周波数スペクトルの使用に問題が生じる畏れがある。下り回線トラフィックの方が重い場合、上り回線リソースに容量が残っている状態で下り回線リソースの最大容量に到達してしまう可能性がある。従来のシステムでは、こうした未使用の上り回線容量を利用することができなかった。同様に、下り回線トラフィックよりも上り回線の方が重い場合、未使用の下り回線容量を利用できないまま、上り回線リソースが完全に占有されてしまう。この2つの状況は、同一のセルラーシステムにおける異なるセルで同時に発生する可能性もある。
従来の周波数分割デュープレックス(FDD)方式のセルラー通信システムの一般的な問題は、レイヤー構造および/または非対称のトラフィック状況において利用可能な周波数スペクトルが非効率的に使用されていることに集約される。
そのため、本発明は、利用可能な周波数スペクトルをより効率的に使用することを可能にする方法、システムおよび装置を提供することを目的とする。また、本発明は、上り回線キャリアと下り回線キャリアをより柔軟に割当てることを可能にする方法、システムおよび装置を提供することをさらなる目的とする。また、本発明は、周波数分割複信方式に対して不対の周波数スペクトルを使用する方法、システムおよび装置を提供することをさらなる目的とする。
上記目的は、添付の特許請求の範囲に記載された方法、システムおよび装置によって達成できる。概して、1つの上り回線キャリアと1つの下り回線キャリアからなるキャリア対に、柔軟なデュープレックス周波数間隔が与えられている。少なくとも部分的に周波数分割デュープレックス方式に従って作動するセルラー通信システムに使用される少なくとも第1のキャリア対が、第2のキャリア対と異なるデュープレックス周波数間隔を有する。デュープレックス周波数間隔は、好ましくはトラフィック状況に依存して、好ましくは接続毎にあるいは(CDMAシステムにおいて)コード毎に、1つのセル内および/または複数のセル間で変化する。異なる利用可能な上り回線キャリアと下り回線キャリアの対を組む際の高い柔軟性によって、全体的な通信容量を増加するために、システムにおける異なる種類の非対称性を組合わせることが可能になる。そのため、FDDシステムにおいて不対のスペクトルを使用することができる。
図1に、一般的なセルラー通信システム1を示す。セルラー通信システム1は、少なくとも部分的に周波数分割デュープレックス(FDD)方式に基づくシステムであり、すなわち、上り回線トラフィックと下り回線トラフィックを隔離するために異なる周波数を使用している。以下に説明する実施形態は、WCDMA方式を前提とするが、本発明は、上り回線トラフィックと下り回線トラフィックの周波数が隔離されているその他のセルラー通信システムにも適用可能である。
特定のカバレージ領域またはセル12に属する複数の基地局10が、広い地域をカバーする。基地局10は、固定接続16によって、コア無線ネットワークのノード14に接続されている。また、コア無線ネットワークは、相互接続18によって、他の外部通信システムにも接続されている。移動局20が、セルラー通信システム1の全体的なカバレージ領域内に存在する。移動局20は、いずれかの基地局10と無線連絡22を行っている。移動局20と、その移動局20が存在するセル12に属する基地局10との間の無線通信は、さらに、隣接するセル12内の移動局20または基地局10と干渉24する可能性がある。
本明細書において、「キャリア」とは、通信が行われる特定のRF周波数を意味する。「下り回線」通信とは、基地局から移動局への通信を意味する。従って、「上り回線」通信とは、移動局から基地局への通信を意味する。また、「キャリア対」とは、1つの上り回線通信用のキャリアと1つの下り回線通信用のキャリアからなる対を意味する。
FDD方式では、基地局と移動局間のあらゆる双方向通信は、異なるキャリアを介して行われる。移動局を特定の基地局に固定する過程中、または異なるセル間のハンドオーバの際に、システムが実際に採用する基準によって、異なるキャリアが採用される可能性がある。このような過程におけるキャリアの使用方法も、本発明に従って行うことができる。しかし、本発明の主な課題は、移動局と基地局間の通信のアクティブモードに対するキャリアの選択方法である。電話またはセッションを開始したい時、基地局と移動局との間の通信がキャリア対に割当てられる。この選択および割当処理は、通常は、基地局またはコア無線ネットワークにおけるその他のノードによって行われる。従来技術によるシステムにおいて、移動局は基地局に対して上り回線または下り回線キャリアの周波数および/または識別情報を与える。従来技術のシステムはデュープレックス距離が固定されているため、移動局が1つのキャリアを知ると、他方のキャリアに対して使用すべき周波数も求めることができる。このようなキャリアの割当処理は、通常は、特定のサービス品質を保証するために、地理的関係、すなわちセルの規模および形状、信号強度、干渉状況等に基づいて、コアネットワークによって行われる。
本発明によるシステムにおいて、キャリア対のデュープレックス距離は、システム内で、同一のセル内であっても可変である。従って、より柔軟に、上り回線キャリアと下り回線キャリアを組合わせることができる。特定のセッションまたは電話のために使用すべきキャリアを移動局に指示する時、一方のキャリア周波数では足りず、他方のキャリア周波数またはこの場合に実際に使用されるデュープレックス距離もともに報告する必要がある。このような柔軟なキャリア対の割当方法の利点を、以下に示す実施例を通じて説明する。
先ず、一般的なセルラー通信システムに関連する例を幾つか説明する。その後、オーバレイ/アンダーレイ型のシステムに対する本発明の好適な適用例を説明する。
図2Aに、一般的なセルラー通信システム1の一部を概略的に示す。7つのセル12A〜Gを、そのセルの境界線によって示される。このシステムのオペレータは、各々10MHzを占有する2つの周波数帯域を使用することが許されているので、各々2×5MHzの帯域幅を有する2つのキャリア対を使用することができる。隣接するセル間の干渉を避けるために、オペレータによって、各セルが1つのキャリア対を使用することしか許されない。セル12A、12Dおよび12Gは、それぞれUL1およびDL1の第1対の上り回線と下り回線キャリアへのアクセスが可能であり、残りのセルは第2のキャリア対UL2およびDL2を使用する。システムは2つのキャリアを再使用することができる。
セル12Aにおける周波数帯域状況を図2Bに示す。図中、長方形30、32によって示すDL1およびUL1を通信用に使用することができる。セル12Dも同一のキャリア対を使用し、セルが近接して配置されているため、両セルが同時にキャリアの同一のリソースを使用している場合、干渉のリスクが高い。干渉を避けるため、セル12Aおよびセル12Dは、利用可能なキャリアリソースを、この例においては50%ずつ互いに分かち合う。このようなリソースの分割は、例えば、符号化またはタイムスロット技術を使用して行うことができる。図2Bに、下り回線トラフィックが上り回線トラフィックの倍あることを前提にして、セル12Aが利用可能な最大容量が使用される状況が示されている。利用可能な下り回線キャリアDL132のリソースを半分使用することができるため、システムは、斜線で示した長方形36で表すように、下り回線キャリアDL132の全容量の半分に対応する下り回線トラフィックを可能にする。その場合、対応する上り回線トラフィックは、斜線で示した長方形34で表すように、上り回線UL130の容量の1/4を占有する。未使用の通信容量が多く存在することは一目瞭然である。
図2Cは、セル12Bにおける状況を示す対応図である。斜線で示した長方形46で示すとおり、下り回線キャリアDL242が50%まで使用され、斜線で示した長方形44に示すとおり、上り回線キャリアUL240が1/4まで使用される。また、容量の使用が比較的少ない。トラフィックがさらに増加すると、干渉のリスクが大きくなり、サービスの品質を保証することができなくなる。
図2A〜Cは、従来技術によるシステムを示すものである。
図3Aにおいて、同様のシステムを本発明によって制御する。上り回線キャリアUL1およびUL2が利用可能であり、下り回線キャリアDL1およびDL2も利用可能である。また、不対の周波数キャリアUPも利用可能である。従来技術によるシステムでは、固定デュープレックス距離に対応する上り回線キャリアがないため、このようにキャリアリソースを追加することによって状況が変ることがなかった。しかし、本発明によるシステムは、このような追加リソースによって、大きく改善され得る。また、セル12A〜Gに、使用すべき特定のキャリア対が与えられるが、デュープレックス距離が可変である。図面によると、セル12AにDL1およびUL1の対が割当てられ、セル12Bにさらに不対のUPキャリアおよびUL2の対が割当てられ、セル12Cにさらに不対のUPキャリアおよびUL1のキャリア対が割当てられる。
図3B〜Eに、セル12A、12D、12Cおよび12Bにおける状況をそれぞれ示すものである。セル12Aにおいて、UL130およびDL132が利用可能である。ここで、DL132が完全に使用されており、UL130が50%使用されている。セル12Dにおいて、UL240およびDL2が利用可能である。ここで、DL242が完全に使用され、UL240が50%使用されている。この2つのセル間の干渉の畏れはない。セル12Cにおいて、UP49が下り回線キャリアとして、UL130が上り回線キャリアとして利用可能である。UP49は、セル12Aまたは12Dのいずれの下り回線キャリアに対しても干渉しない。UL130は、さらに、セル12Aによって使用され、利用可能なリソースはこの2つのセル間で分割されなければいけない。下り回線トラフィックのほうが圧倒的に多いため、UL130は、両方の下り回線キャリアDL132およびUP49に対応する上り回線トラフィックを取り扱うために十分な容量を有する。同様に、セル12BはUP49を下り回線キャリアとして、UL240を上り回線キャリアとして使用される。また、UL240は2つの隣接するセル間で共有される。
この例に従って、本発明による柔軟なデュープレックス距離を導入することで、従来技術のシステムにおいては無駄になっていた、本来の容量の25%に対応する追加キャリアによって、システムに使用可能な容量が100%増加することが確認された。本発明の着想では、トラフィックの非対称性に対応して、利用可能な上り回線/下り回線キャリアが非対称性になっている。この対応によって、特定の状況下では、スペクトルの使用効率を大幅に向上することができる。本実施形態によると、デュープレックス距離は各セル内では一定であるが、システム内ではセル毎に変化する。
オペレータが使用するために新しくスペクトルを割当てる時、上り回線と下り回線が使用できる量が異なることがあり、一部の不対キャリアが、上り回線ブロックまたは下り回線ブロックの近辺に残される可能性がある。このような不対キャリアは、従来技術において不対スペクトルをFDD技術に適用することが不可能であるため、主にTDD技術による使用を目的として許可される。不対スペクトルとは、従来のFDD技術において、上り回線と下り回線のために同一の帯域幅と同一のキャリア間隔を使用し、固定デュープレックス間隔周波数距離と固定的に対応させて対を形成していたために使用する。上記の例に見えるように、本発明を使用することで、FDDシステムにおいて不対スペクトルを容易に導入することができる。
特にオーバレイ/アンダーレイ技術を使用しない他のシステムを図4Aに示すが、セルラー通信システム1の2つのセル12Hおよび12Jが見える。システムのオペレータは、UL1/DL1およびUL2/DL2の2つの従来の上り回線/下り回線対へアクセスが可能である。セル12Hが使用するために一対が付与され、セル12Jが使用するために他方の対が付与される。ここで、セル12Hにおいて、下り回線トラフィックが上り回線トラフィックの3倍であることを想定する。そして、セル12Jにおける状況がその反対、すなわち上り回線トラフィックが下り回線トラフィックの3倍であることとする。従来技術によると、最終的なトラフィック状況は図4Bおよび4Cのようになる。図4B中、セル12Hにおいて、DL132がトラフィックで充満し、UL130が1/3しか使用されていない。図4C中、セル12Jにおいて、UL240がトラフィックで充満し、DL242が1/3しか使用されていない。周波数スペクトルの大部分が未使用である。
図5Aに、同様のセル12Hおよび12Jを、本発明の原理を適用した通信システムに使用した様子を示す。システムのオペレータは、依然として2つの上り回線/下り回線対しかアクセスできないが、これからはいずれの上り回線キャリアにもいずれの下り回線キャリアを割当てることができる柔軟性を有する。図5Aにおいて、セル12Hは、UL130をDL132またはDL242のいずれかと組合わせて使用することができる。さらに、セル12Jは、DL242をUL130またはUL240と組合わせて使用することができる。図5Bに示すとおり、本発明によると、セル12Hは、その目的を果たすために、DLキャリア32全体とDLキャリア42の半分を使用する。対応する上り回線トラフィックはUL130が扱う。従って、同一セル内で、下り回線トラフィックの1/3が、残りの下り回線トラフィックに対して異なるデュープレックス距離を有する。また、図5Cに示すとおり、セル12Jは、その目的を果たすために、UL2キャリア40全体とUL1キャリア30を半分使用する。対応する下り回線トラフィックはDL242が扱う。ここにおいても、同一のセル内でデュープレックス距離が変化する。
図5A〜Cの例によると、特定のトラフィック状況において、本発明の提案を導入することだけで、キャリアの利用可能性を変らずして最大トラフィック容量の50%増加が可能であることが解かる。ここで、容量を増加させるために、各セルにおけるトラフィックの非対称性が、セル間のトラフィックの非対称性によって補われている。
当業者であれば、完全に対称な条件を有する完全に対称なシステムであれば、本発明を適用することによる利点がないことは理解されるであろう。ただし、このような理想的なシステムは現実的には存在し得ないため、実際に使用されているシステムであればある程度の利益が期待できる。また、本発明を最適に実施するためには、実際の現在のトラフィック状況が非常に重要である。そのため、実現できる容量の増加は実際のトラフィック状況による。上述の2つの例は、有利な条件で実現されているが、他の状況下でも、容量の増加は意外に大きい。
本発明の好ましい実施形態によると、使用すべき上り回線/下り回線対の選択が、現在および/またはその後に見込まれるトラフィック状況に従って、常に適応されている。各セル内でデュープレックス距離を変化させることが可能なシステムにおいては、接続毎あるいはコードに基づいて適応させることさえできる。異なるセル間でしかデュープレックス距離を変えることができないシステムにおいて、トラフィック状況に応じて割当処理を適応させるための柔軟性がある程度制限され、統計的に求められたトラフィック状況に基づき予め準備された設定であると思われる。
有益なキャリアの割当てを実現するために、システム内で複数の異なる非対称性を使用することができる。マイクロセルとマクロセルの多層セル構造において、予想される干渉確率の非対称性を利用して効率を大きく向上することができる。
以下に、本発明の実施形態を屋内/屋外の環境に適用した場合を示す。屋内アンダーレイインタフェースはマクロセルのカバレージ領域内に存在する。この環境を説明するために、まずは、典型的な実内セルラー環境を分析することが重要である。屋内と屋外のインフラストラクチャー間のハンドオーバが基本的な条件である。従って、2つのインフラストラクチャーの層は、1つの公衆アクセス用のセルラーネットワークの一部を形成している。
現在では、屋内のインフラストラクチャーによる屋内セルラー無線カバレージは、分散アンテナシステム(DAS)によってほぼ独占されている。また、DASは、5、10年先までは、最も一般的な屋内セルラーインフラストラクチャーであり続けることが予想される。さらに、DASは、例えばUMTSやWCDMAに最適である。DASに関するさらなる説明については、例えば、"Practical Strategies for Designing, Planning and Implementing In-Building Solutions", Stephan Merric, REMEC, Post Conference Workshop, IIR's European Summit 202, In-Building Coverage, 22nd-25th April 2002, Barcelonaを参照されたい。
DASは、マクロセルをオフロードし、品質および容量が制御された室内無線環境を提供する。マクロ/マイクロ無線基地局RBSを介してコアネットワークに接続された屋内の分散アンテナシステムは、屋内のカバレージを実現するための非常に魅力的な方法である。複数のオペレータや技術を共通の屋内分散アンテナシステムに接続することも可能である。これは、空港、商店街等の公共の屋内施設においては主要の条件である外、複数の企業に賃借された私用オフィス施設においてもそうである。また、屋内サービスは、自動的にマクロコアネットワークのサービスの変化に応じて変化する。現在GSM方式のRBSに接続されている分散アンテナシステムは、将来、WCDMA方式のRBSを接続することでさらにUMTSFDDサービスもサポートするようになる。
図6に、屋内/屋外セルラー通信システム1を示す。マクロセル50は、3つのビル52を包囲する領域をカバーする。ビル内の各フロアは、自己のDAS58(読取り易くするために1つしか示されていない)を有する単一のマイクロセル56を構成する。アンテナヘッドやフィーダを有する各DAS58は、個別のマイクロ/マクロRBS54によって供給される。
特定のオペレータに対しては、ビル全体が1つのマイクロセルからなることも考えられる。これは、ビル全体に存在するすべてのアンテナヘッドおよびフィーダが、オペレータが所有する同一のマイクロ/マクロRBSに接続されていることを意味する。しかし、容量を増加させるために、アンテナヘッドとそのフィーダを、例えば、2フロア毎または上述のように各フロア毎に、個別のマイクロ/マクロRBSによって供給される個別のマイクロセルが形成されるようにすることができる。
図7に、各種の技術に対する柔軟性が示してある。ここで、合成ボックス60が、各技術とマイクロセルとの間の合成器/分割器として作動する。ここで、例えばGSM900システム62、GSM1800システム64およびWCDMAシステム66への接続が、セル内のDAS58に選択的に接続される。
図6に戻ると、シミュレーションや分析によれば、WCDMADASでは、各セル(フロア)において、干渉による容量の低下が殆どない状態で、同一のUL/DLキャリア対を再使用することができる。これは、フロア間が元々隔離状態にあるためである。従って、各フロアは、隔離されたWCDMAセルの容量を提供することができる。ハンドオーバは、勿論、屋内セル間で行われなければならない。
マクロセルにおけるUL/DLキャリア対の容量は、通常は、隔離されたセルの容量の半分である。これは、隣接するセルの干渉する負荷が同一のキャリアを再使用するためである。マクロセルは、異なるフロア間で、屋内セルよりも相互の隔離が少ない。
よって、マクロセルのカバレージ内の(複数の)屋内設備に対して単一のWCDMAUL/DLキャリア対を使用することによって、提供される容量がマクロセル内で同一のUL/DLキャリア対を使用する場合の数倍になることが解かる。
屋内のインフラストラクチャーの配備作業が高価であることが難点である。主に、空港、商店街等の大規模の公衆屋内場所において経済的であり、大多数の屋内個所は、屋外セルからのカバレージに頼っている。従って、従来技術の方式のうちの1つ(A)によると、2つまたは3つのDL/ULキャリア対しか有しないオペレータは、屋内個所のためだけに1つのキャリア対を保留することでマクロセル容量を1/2または1/3低減することはできない。
他方の従来技術による方式(B)によると、屋内システムによって使用されるDL/ULキャリア対が、さらにマクロセルレイヤーにも使用される。この形態は細かく分析されている。詳細な調査の結果によると、屋内セルにおけるアンテナヘッドとユーザとの間の距離が短いため、同一のキャリアを使用するマクロセルによる干渉を受けないように設計することが容易である。また、屋内セルからマクロセルへの容量の低減は、下り回線ではなく、上り回線側にあることが解かった。この上り回線の低減は、主に、マクロ個所の視野内にある上部フロアによるものである。従って、マイクロセルのキャリアの上り回線通信のみが同一キャリアのマクロセルトラフィックと干渉する。マイクロセルにおける下り回線通信は、マクロセルにおける同一のキャリア上の下り回線通信と殆ど干渉しない。本発明は、このような下り回線と上り回線との間の干渉を利用している。
まず、比較のために、図8Aに示すような従来技術によるシステムの容量を考える。図8Aの上部にマイクロセルの容量を示し、その下部にマクロセルの容量を示す。2つの上り回線/下り回線対UL1、UL2、DL1、DL2が利用可能である。同一のマクロセル内に(図6のように)3つのマイクロセルシステムが存在することとする。各システムは、マクロセル個所の視野内にある上部フロアのセルによる干渉に付与する。さらに、上り回線/下り回線の非対称性があり、ここでは3対1の割合で下り回線トラフィックが上り回線より多いこととする。また、制限が通常発生する屋内の高トラフィック状況であることとする。マイクロセル内ではDL1/UL1を使用することが許容されている。よって、DL132が完全に使用され、UL130が部分的に使用される。マクロシステムでは、いずれの対も使用できるが、デュープレックス距離が固定されているという制限がある。従って、DL242を完全に使用できることができ、従ってUL240は部分的に使用される。さらに、マイクロセル内のDL132上の下り回線トラフィックとマクロセル内のDL132トラフィックとの間に干渉がないため、DL132は、原則的にそのすべてが使用できる。しかし、ここで、マイクロセルとマクロセルのUL130間の干渉によって制限される。各屋内システムにおいて、UL130の1/3が屋内トラフィックに占有されているため、マクロセルが利用できる容量がUL1に残されない。この観点から、UL130をマクロセルに使用することが完全に不可能である。この例において、屋内容量が完全に使用される時、屋外容量が50%軽減される。
本発明の実施形態によると、図8Bに示す状況を実現することができる。この場合、マクロセルは、3つのキャリア対DL1/UL1、DL2/UL2およびDL1/UL2を使用することができる。図の上部に示すとおり、マイクロセルにおける状況は変っていない。マクロセル内では、従来からのキャリア対を使用して従来技術の形態と同じトラフィックを取り扱う。しかし、異なるデュープレックス距離を有するキャリア対DL1/UL2を使用することができるため、マクロセルにおけるDL1の容量も使用することができる。このトラフィックに対して、UL2キャリアにおける利用可能な容量を上り回線として使用する。マイクロセルにおける容量の要求に係らず、マクロセルにおいて、(想定される上り回線/下り回線非対称性が不変の場合)両方の下り回線キャリアの最大容量を使用することができる。
本発明のさらなる実施形態によると、図8Cに示す状況を実現することができる。ここで、マイクロセルはキャリア対DL1/UL1およびDL2/UL2のうちいずれも使用することができる。同様に、マクロセルは、キャリア対DL1/UL2およびDL2/UL2のうちいずれも使用することができる。下り回線トラフィックは相互に干渉しないため、各セルは、両方の下り回線キャリアの全容量を、各上り回線キャリアの容量が使い果たされるまで使用することができる。想定される上り回線/下り回線非対称性では、従来技術の場合と比較して、マクロセルの容量は倍になり、マイクロセル容量もそうなる。
上り回線キャリアと下り回線キャリアのあらゆる組合せを可能にするシステムが、システムにおける総合容量の使用をさらに柔軟にすることが容易に理解される。
前述の例で説明したような不対のスペクトルの使用も、屋内/屋外システムにおける容量を増加させるために効率的である。本発明のさらなる実施形態によると、図8Dに示す状況が実現できる。不対スペクトルは、マイクロセルにおける上り回線トラフィックのために使用される。従って、マイクロセルは、キャリア対DL1/UPおよびDL2/UP、すなわち異なるデュープレックス距離を有する2対のいずれも使用することができる。ここで、マクロセルは、従来技術に従って設計されており、デュープレックス距離の等しいキャリア対DL1/UL1およびDL2/UL2の使用が可能である。マイクロセルとマクロセル間間で、上り回線キャリアの間にしか干渉が存在しないため、すべての干渉は、マイクロセルの使用されている上り回線キャリアをマクロセルの上り回線キャリアから離すことによって取除かれる。マクロセルを完全に、すなわち両方の下り回線キャリアの下り回線容量をすべて、使用することができる。マイクロセルは、1つの上り回線キャリアにしかアクセスできないことによって制限されるが、想定される上り回線/下り回線トラフィックの非対称性を考慮すると、単一の上り回線キャリアが、2つの下り回線キャリアを取り扱うのに十分である。本来の総合帯域幅の25%のみに相当するさらなるキャリアを使用することで、従来技術の状況と比較して、屋内セル容量が100%増加し、屋外セル容量も同様に増加する。
さらなる実施形態において、上り回線キャリアと下り回線キャリアの対を形成するのに、完全な柔軟性を提供する。
本発明のさらなる実施形態によると、図8Eに示す状況が実現できる。このような実施形態は、従来技術によるシステムと本発明によるシステムとの間の移行に適している。マイクロセルは、利用可能な上り回線キャリアおよび下り回線キャリアのあらゆる組合せを使用することができる。従って、下り回線方向の容量をすべてマイクロセルに使用することができる。柔軟なデュープレックス距離設備を備えた移動ユニットが少ない第1の段階では、殆どの移動ユニットが、従来の上り回線/下り回線キャリア対を使用する必要がある。しかし、マクロセルのために利用可能な上り回線キャリア容量を軽減するために、マイクロセルの少なくとも1つの上り回線キャリアに、認証制御設備を備えることが望ましい。本実施形態において、UL1が認証制御を備えていることを想定している。
従来技術による移動ユニットがマイクロセルを登録したい時、通常のデュープレックス距離を有する上り回線/下り回線対を割当てる必要がある。低トラフィック状況の場合、DLA2/UL2の対を使用することができる。このキャリア対が完全に使用されていると、認証制御が許可すればDL1/UL1の対を使用することができる。本発明による機能性を有する移動ユニットはより柔軟であり、例えばマクロシステムと干渉しないDL1/UL2の対を使用することができる。
従来技術による移動ユニットの場合、マクロシステムにおいてDL1/UL1の対を使用する。マイクロセルへのハンドオーバ時、マイクロセルのDL2/UL2へのハードハンドオーバを行っても良いし、マイクロセルのDL1/UL1へのソフトハンドオーバを行った後、UL1/DL1に負担を掛けすぎないようにマイクロセル内でDL1/UL1からDL2/UL2に移動することもできる。
本発明による移動ユニットの数が比較的多くなると、「旧式」の移動ユニットがDL2/UL2対の全部以上を占める確率が小さくなるため、認証制御をそのうち省略することができる。
屋内/屋外の例について、次のことが分かる。すなわち、WCDMADASへの応用に期待できる。屋内DASシステムは、同一のキャリアを使用するマクロセルから殆ど影響を受けず、隣接するキャリア上に作動するマクロセルに接続された訪問中の移動局からも影響を受けない。各フロアおよび各ビルに同じDASキャリアを再使用することができる。各フロアの容量は、隔離されたセルの容量に近い。マクロセルのように、同一のキャリアを使用して屋内DASを実行すると、DASが公衆にアクセス可能な場合、マクロセルとオフロードする。マクロセルシステムは、視野外のフロアにおけるDASトラフィックの増加の影響を(既にオフロードされたもの以外に)殆ど受けない。従って、結果として、DASに対して、マクロセル構造全体において同一のキャリアが使用されることが好ましい。特に上部のフロアでは、頻繁に使用されると、DASによる上り回線干渉のためにDASキャリア上のマクロセル容量が非常に低くなるが、マクロセル領域内の総合トラフィックはこのキャリア上では本来のマクロセルトラフィックより数倍多くなる。
オペレータは、マクロセルインフラストラクチャーのために少なくとも2つのFDDキャリアを備えておくことが好ましい。これは、主としてマクロセルサービスのためにできるだけ多くの利用可能な容量が必要になるためであるが、関係のないDASを有するビルへのアクセスを可能にするためでもある。また、これは、DASへのハンドオーバを実現することができない、DASWCDMAキャリアと隣接するキャリア上で作動する外来のWCDMA移動局が、干渉の影響を受けることが多いためである。DASキャリアにおけるキャリア距離が10MHzである第2のマクロセルキャリアへのハンドオーバができれば大幅に低下させることができる。すべてのキャリアを使用してWCDMA屋外マクロセルの作動を開始し、DASの必要性が発生し次第、そのキャリアのうち1つのみをDASキャリアとして使用することが安全な方法である。
本発明によると、FDDの上り回線と下り回線間の固定組合せおよび/または固定キャリア周波数間隔をなくすことにより、特に屋内DASとマクロセルを組合わせた環境において、スペクトルの使用を改善することができる。実際、マクロセルの容量を削減しなくてもすべての屋内DASトラフィックをライセンスされたマクロセルスペクトル上に追加することができる。本発明によると、マクロセルシステムと広帯域CDMAFDD(WCDMA)システムオペレータの屋内システムは同一の下り回線キャリアを使用することができるが、マクロセル容量は、屋内システムによって使用される上り回線キャリア上の利用可能な上り回線キャリア容量に対して殆ど独立になる。
図11に、本発明の実施形態による方法の基本的な工程を示す。方法は、ステップ200で開始する。ステップ202において、1つの上り回線キャリアと1つの下り回線キャリアを組合わせることで第1のキャリア対を選択する。上り回線キャリアと下り回線キャリアとの間の周波数差はF1である。ステップ204において、1つの上り回線キャリアと1つの下り回線キャリアを組合わせることで第2のキャリア対を選択する。この第2の対における上り回線キャリアと下り回線キャリアとの間の周波数差はF2である。周波数差F2とF1は異なる。ステップ206において方法が終了する。ステップ202と204は、同一のセルラー通信システム内で行われる。同一のセル内で行われても、セルラーシステムの異なるセルで行われても構わない。組合せは接続毎またはコード毎に行われることが好ましい。
さらに、異なるデュープレックス周波数距離を有するFDDセル間のハンドオーバのために特定の方法を使用する必要がある。その目的で、下り回線放送/制御情報、隣接セルリストおよび/またはハンドオーバメッセージはデュープレックス距離に関する上方を含んでいる。必要な新しいハンドオーバ方法は、異なるデュープレックス周波数距離を有するキャリア間のハンドオーバを行う時、原則的に下り回線でソフトハンドオーバを、上り回線でハードハンドオーバを使用するものであってもよい。上述したレイヤーを有するシステムの特徴として好ましいのは、両レイヤーで同一の下り回線を使用することができるところである。従って、通常の非圧縮ハンドオーバモードに続いて(両方のリンクの)ハードハンドオーバを行うか、上り回線に対してハードハンドオーバを行い、下り回線に対してある種類のソフトハンドオーバを行うことができる。このような下り回線のソフトハンドオーバは、実現し難い可能性がある。上り回線がハードハンドオーバを行うと、電力制御ループでハードスイッチングが行われる。両方の下り回線に対して電力制御を維持できる可能性はある。例えば、RBS間の電力情報交換と組合わせて、単一の作動中の上り回線上に、両方の下り回線に関する電力制御情報を送信することができる。より現実的な方法として、移動局が新しい上り回線に切り換えた後、数秒間のハングオーバ時間の途中に、古い下り回線を最後の電力設定に維持することが考えられる。どのようなハンドオーバが行われるかに係らず、移動局がハンドオーバを行うべき隣接セルを検出すると、デュープレックス距離に関する情報を新しい上り回線に供給する必要がある。この情報は、隣接セルリストに含まれるものであってもよいが、システム側からの実際のハンドオーバ指令と共にメッセージとして提供することも可能である。
従来技術におけるハンドオーバに関する課題、特にソフトハンドオーバとハードハンドオーバやWCDMA用のレイヤーインフラストラクチャーは、例えば、3GPP TSG RAN 25 331 "RRC Protocol Specification (Release 1999)", September 2001や"Microcell Engineering in CDMA Cellular Networks", IEEE Transactions on Vehicular Technology, Vol. 43, No. 4, Nov. 1994, pp. 817-825等に解説がある。
移動局には、異なるデュープレックス距離を有するキャリア間の作動や、その間のハンドオーバを可能にする手段が必須である。異なるデュープレックス周波数距離を有するキャリア間のハンドオーバが行える移動局の構成には、通常は2つの局部発振器またはVCOが必要である。図10に、無線周波数で基地局と通信するためのアンテナ164を有する移動局20を示す。無線信号の送受信は、送受信機162によって制御される。アクティブモードを開始すると、移動局20は、使用されるキャリア対について知らされる。送受信機162におけるデュープレックス距離ユニット160がこの情報を受信し、好ましくは保存し、指定された上り回線と下り回線キャリアを使用するよう送受信ユニット162に指示する。
送受信ユニット162は、さらに、異なるデュープレックス周波数距離のキャリア対間のハンドオーバを行う。
同様に、基地局は、上り回線と下り回線のキャリア対の間で可変の組合せおよび/または異なるRFキャリア周波数間隔に備えている必要がある。キャリアの組合せが柔軟である場合、例えば高速電力制御機能等の制御機能がいずれも劣化しないことが重要である。さらに、移動局がアクセル要求を送信すべき上り回線キャリアを知るために、RBS下り回線放送/制御情報はデュープレックス距離に関する直接的または間接的な情報を含むものでなくてはならない。図9に、移動局に対して無線周波数で通信を行うためのアンテナ154を有する基地局10を示す。送受信ユニット152が、無線信号の送受信を制御する。移動局が登録されるか、移動局がアクティブモードを開始すると、その後の通信を行うための通信用のキャリア対を認識する必要がある。基地局10におけるキャリア使用ユニット150が適切な上り回線/下り回線対を提供し、両方の周波数あるいは片方の周波数と実際の周波数間隔に関する情報を送受信ユニット152に提供する。この情報が当該移動局に転送される。使用中のキャリアや現在のトラフィック状況等に関する情報を交換するたあめに、キャリア使用ユニット150がコアネットワークに接続されていることが好ましい。キャリア使用ユニット150は、必要に応じて検索される所定のキャリア対を保存するものである。その代わりあるいはその他に、キャリア使用ユニット150は有利なキャリア対を断続的または連続的に計算する。
送受信ユニット152は、さらに、異なるデュープレックス周波数間隔のキャリア対間のハンドオーバを行うための手段156を有する。
図9において、キャリア使用ユニット150が基地局10内に設けられている。ただし、キャリア使用ユニット150はセルラー通信システムのその他のノードに配置したり、キャリア使用ユニット150を、各部分がコアネットワークの異なるレベルに設けられた分散設計にすることも可能である。高い柔軟性が用いられるシステムにおいて、キャリア使用ユニット150の位置がより中央に近いことが好ましい。
基地局と移動局との間の通信プロトコルは、両キャリアの実際の周波数、あるいは、片方の周波数と使用されるデュープレックス距離を示す情報を含むものでなくてはならない。そのように、既存のプロトコルを変更することは容易であると思われる。現在ヨーロッパで採用されているWCDMAにおいて、RACH情報(#5)を含む各下り回線の放送メッセージはシステム情報を含む。現在では、このメッセージは明確なULキャリア情報を含んでいない。移動局を適切な上り回線周波数に固定するために、ハードカップリンクされた190MHzのデュープレックス距離が使用される。しかし、下り回線帯域が同じであるが、上り回線帯域が異なる米国で作動するために、RACH上り回線キャリア周波数情報を付加した新しい放送メッセージ(#5bis)を追加するために、WCDMA規格が変更される。このようにして、移動局は、初めてシステムに登録される時、一定であるものの、異なるデュープレックス距離を有するシステム内に位置することを認識することができる。
このようなメッセージは、本発明に実際に必要であるデュープレックス距離を示すためにしようすることができる。キャリア対が割当てられるあらゆる状況に対してこのようなメッセージを使用することで、本発明の原理を利用することができる。他の種類のシステムについても、既存の通信プロトコルを若干変更することで基地局と移動ユニットとの間で必要な情報を交換することができる。
また、本発明の原理をGSMのようなシステム等にも適用可能である。この場合、固定された上り回線と下り回線の組合せを解除することによって、上り回線と下り回線の最適化解除再使用パターンに用いることができる。
また、本発明を現在のシステムに連続的に導入することができる移動方式がある。従来技術に従って作動する基地局を本発明に従って作動する基地局と共に使用することができる。システム全体におけるキャリア対の組合せ方法もそれに従って変更することが必要である。さらに、大多数の移動局がシステムを使用している場合、オペレータは、各セルが従来技術による一定のデュープレックス距離に従ってキャリア対を使用できるようにしなくてはならない。アンダーレイシステムが完全に新しい方式に従って作動し、柔軟なデュープレックス距離に対応していない移動局がマクロセルのみを使用するよう指示されるオーバーレイ/アンダーレイシステムについては例外である。柔軟なデュープレックス距離通信に対応する移動局が十分に多い場合、これは特に興味深い。従来技術のシステムと、完全に新しい原理に従って作動するシステムとの間の相性が比較的良いため、2つの方式間を、ステップバイステップに移行することを容易にする。
本発明は、一般的に、セルラー方式を実施する場合のスペクトルの使用率を実質的に増加する。公衆のマクロセルや屋内の形態と組合わせると特に効果的である。典型的なヨーロッパのスペクトル割当て方式のオペレータが、高容量の屋内アンダーレイインフラストラクチャーと組合わせる時に利用可能なマクロセル容量を倍増させることができるWCDMAのスペクトル割当て方式に特に効果的であるが、それに限定されるわけではない。
当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を逸脱せずに、様々な変更や変形が可能であることが理解されるであろう。
図1は、セルラー通信システムを示す説明図である。 図2aは、従来技術によるセルラー通信システムにおけるキャリアの割当例を示す説明図である。図2b〜cは、図2aにおける2つのセルの通信容量を示す説明図である。 図3aは、本発明によるセルラー通信システムのキャリアの割当例を示す説明図である。図3b〜eは、図3aにおける4つのセルの通信容量を示す説明図である。 図4aは、従来技術によるセルラー通信システムにおける2つのセルのキャリアの割当例を示す説明図である。図4b〜cは、図4aにおけるセルの通信容量を示す説明図である。 図5aは、本発明によるセルラー通信システムにおける2つのセルのキャリアの割当例を示す説明図である。図5b〜cは、図5aにおけるセルの通信容量を示す説明図である。 図6は、屋内/屋外レイヤーを有するセルラー通信システムを示す説明図である。 図7は、図6によるシステムに対する異なる無線技術の導入例を示す説明図である。 図8aは、従来技術を使用した図6のシステムにおける通信容量を示す説明図である。図8b〜eは、本発明による技術を利用した場合の図6のシステムにおける通信容量を示す説明図である。 図9は、本発明の実施形態によるセルラー通信システムノードを示す概略図である。 図10は、本発明の実施形態による移動局を示す概略図である。 図11は、本発明による方法の実施形態における基本的な過程を示すフロー図である。

Claims (29)

  1. 複数の上り回線キャリア(30、40、49)および複数の下り回線キャリア(32、42、49)を使用するセルラー通信システム(1)であって、
    移動ユニット(20)と通信するための基地局(10)と、
    該基地局(10)間を接続するためのコアネットワーク(14、16)とを有し、
    該基地局(10)が、該移動ユニット(20)との通信のために1つの該上り回線キャリアと1つの該下り回線キャリアからなるキャリア対を使用し、
    該キャリア対のうち少なくとも第1のキャリア対が、該キャリア対のうち第2のものと異なるデュープレックス周波数間隔を有することを特徴とするセルラー通信システム(1)。
  2. 第1の基地局が、前記第1のキャリア対を使用し、第2の基地局が前記第2のキャリア対を使用することを特徴とする請求項1に記載のセルラー通信システム。
  3. 前記第1の基地局がマクロセル(50)の基地局であって、前記第2の基地局が該マクロセル(50)内のマイクロセル(56)環境の基地局であることを特徴とする請求項2に記載のセルラー通信システム。
  4. 前記第1の基地局が、前記第2の基地局が使用していない上り回線キャリアを少なくとも1つ使用していることを特徴とする請求項3に記載のセルラー通信システム。
  5. 基地局が、第1の移動ユニットとの通信に前記第1のキャリア対を使用し、第2の移動ユニットとの通信に前記第2のキャリア対を使用することを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載のセルラー通信システム。
  6. 前記上り回線キャリアの少なくとも1つが、不対のキャリア(49)であることを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載のセルラー通信システム。
  7. 前記下り回線キャリアの少なくとも1つが、不対のキャリア(49)であることを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載のセルラー通信システム。
  8. 下り回線放送チャネル上にデュープレックス周波数間隔に関する情報を含ませるための手段をさらに有することを特徴とする請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載のセルラー通信システム。
  9. 対応するデュープレックス周波数間隔に関する情報を含む隣接セルのリストをさらに有することを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載のセルラー通信システム。
  10. 複数の上り回線キャリア(30、40、49)および複数の下り回線キャリア(32、42、49)にアクセス可能なセルラー通信システム(1)のノード(10、14)であって、
    移動ユニット(20)と通信するための送受信手段(152)を有し、
    該送受信手段(152)が、該移動ユニット(20)との通信のために1つの該上り回線キャリアと1つの該下り回線キャリアからなるキャリア対を使用し、
    該キャリア対のうち少なくとも第1のキャリア対が、該キャリア対のうち第2のものと異なるデュープレックス周波数間隔を有することを特徴とするノード(10、14)。
  11. 前記セルラー通信システムにおけるキャリアの使用を改善するために前記キャリア対を選択するための手段(150)をさらに有することを特徴とする請求項10に記載のノード。
  12. 前記キャリア対を選択するための手段(150)が、接続毎および/またはコード毎に作動することを特徴とする請求項11に記載のノード。
  13. 異なるデュープレックス周波数間隔のキャリア対間のハンドオーバを行うための手段をさらに有することを特徴とする請求項10ないし12のうちいずれか1項に記載のノード。
  14. 下り回線放送チャネル上にデュープレックス周波数間隔に関する情報を含ませるための手段をさらに有することを特徴とする請求項10ないし13のうちいずれか1項に記載のノード。
  15. 対応するデュープレックス周波数間隔に関する情報を含む隣接セルのリストをさらに有することを特徴とする請求項10ないし14のうちいずれか1項に記載のノード。
  16. 複数の上り回線キャリア(30、40、49)および複数の下り回線キャリア(32、42、49)にアクセス可能なセルラー通信システム(1)において使用される移動ユニット(20)であって、
    基地局(10)と通信するための送受信手段(162)を有し、
    該送受信手段(162)が、該移動ユニットとの通信のために1つの該上り回線キャリアと1つの該下り回線キャリアからなるキャリア対を使用し、
    該送受信手段(162)が、異なるデュープレックス間隔を有するキャリア対を使用することができ、
    異なるデュープレックス周波数間隔を有するキャリア対間のハンドオーバを行うための手段を有することを特徴とする移動ユニット(20)。
  17. 下り回線放送チャネル信号からデュープレックス周波数間隔に関する情報を抽出するための手段をさらに有することを特徴とする請求項16に記載の移動ユニット。
  18. 対応するデュープレックス周波数間隔に関する情報を含む隣接セルのリストをさらに有することを特徴とする請求項16または17に記載の移動ユニット。
  19. セルラー通信システム(1)においてキャリアを供給するための方法であって、
    複数の上り回線キャリア(30、40、49)のうち1つを複数の下り回線キャリア(32、42、49)のうち1つに対応付けてキャリア対を形成する過程を有し、
    該キャリア対のうち少なくとも第1のキャリア対が、該キャリア対のうち第2のものと異なるデュープレックス周波数間隔を有することを特徴とする方法。
  20. トラフィック情報データを提供する過程をさらに有し、
    前記対応付けの過程が、該トラフィック情報データに応じて変更されることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記対応付けの過程が、接続毎またはコード毎に行われることを特徴とする請求項19または20に記載の方法。
  22. 前記下り回線キャリアのうち少なくとも1つが不対のキャリア(49)であることを特徴とする請求項19ないし21のうちいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記上り回線キャリアのうち少なくとも1つが不対のキャリア(49)であることを特徴とする請求項19ないし22のうちいずれか1項に記載の方法。
  24. 前記セルラー通信システム(1)の同一のセルにおいて前記第1および第2のキャリア対を使用する過程をさらに有する請求項19ないし23のうちいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記セルラー通信システム(1)の異なるセルにおいて前記第1および第2のキャリア対を使用する過程をさらに有する請求項19ないし24のうちいずれか1項に記載の方法。
  26. 前記第1のキャリア対がマクロセル(50)内で使用され、前記キャリア対が該マクロセル(50)内のマイクロセル(56)内で使用されることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記マクロセル(50)が、前記マイクロセル(56)が使用しない上り回線キャリアを少なくとも1つ使用することを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 下り回線放送チャネル上にデュープレックス周波数間隔に関する情報を提供する過程をさらに有することを特徴とする請求項19ないし27のうちいずれか1項に記載の方法。
  29. 対応するデュープレックス周波数間隔に関する情報を隣接セルのリスト上に提供する過程をさらに有することを特徴とする請求項19ないし28のうちいずれか1項に記載の方法。
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