JP3308549B2 - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JP3308549B2
JP3308549B2 JP50410699A JP50410699A JP3308549B2 JP 3308549 B2 JP3308549 B2 JP 3308549B2 JP 50410699 A JP50410699 A JP 50410699A JP 50410699 A JP50410699 A JP 50410699A JP 3308549 B2 JP3308549 B2 JP 3308549B2
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tdma
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JP50410699A
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吉則 内田
真二 松本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/30Special cell shapes, e.g. doughnuts or ring cells
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2618Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using hybrid code-time division multiple access [CDMA-TDMA]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、時分割多重アクセス(TDMA)方式あるい
は符号分割多重アクセス(CDMA)方式あるいは時分割CD
MA(Time Divided CDMA)方式を用いた、周波数チャ
ネル共用あるいはタイムスロット共用を行うWireless
Local Loop(WLL)通信システムと移動通信システムと
の共用を実現する、移動通信システムに関するものであ
る。
背景技術 移動通信システムは、例えば移動車載通信装置あるい
は移動携帯通信装置等(以下、移動局という)と、無線
チャネルを介してこの移動局と通信を行う基地局とから
主として構成されている。この移動通信システムにおい
て、異なる無線方式を用いた無線周波数スペクトラムの
共用(以下、周波数共用という)は、FDMA/TDMA方式とC
DMA方式との間で実施される場合がある。またCDMA方式
に関しては、異なる符号間での周波数共用は既に実施さ
れている。
同一タイムスロットの中にTDMA信号と時分割CDMA信号
とを共用する(タイムスロット共用)移動通信システム
に関する技術は既に存在し、更に同一タイムスロット内
にTDMA信号と時分割CDMA信号とを共用して使用するタイ
ムスロット共用、かつ周波数共用の移動通信システムに
関する技術も既に存在する。
また、複数のCDMA信号を共用するシステムに関する方
式は、例えば米国特許USP:5,363,403、“Spread Spect
rum CDMA Subtractive Interference Canceler an
d Method"、by D.L.Schilling et al.がある。しか
し、この米国特許では、時分割CDMA信号を取り扱う方法
は何も開示されていない。
また、他の米国特許USP:5,511,068、“Mobile Commu
nication System capable of Transmitting and
Receiving a Radio Signal obtained by TDMA
and CDMA without Interference"、T.Satoでは、時
間分割されたCDMA信号システムにおけるAdaptive Filt
erに関して開示しているが、1つのタイムスロットの中
でCDMA信号とTDMA信号の周波数共用した場合については
何も言及していない。
また、特開平6−268575には、基地局へ移動局等が送
信するアップリンクの基地局での着信レベルを測定し、
そのアップリンク電波をグループ分けし、各グループを
タイムスロットに割り当てる技術が開示されている。
また、特開平8−228375には、外側セルと内側セルと
による同心円的取り扱いに関する技術は開示されている
が、移動局あるいはWireless Local Loop(WLL)局の
同心円ゾーンの内側あるいは外側で、異なるタイムスロ
ットに時分割CDMA電波を割り当てる技術に関する説明は
何もなく、CDMA方式において、復調において、大電力の
電波が小電力の電波に対して雑音となり妨害を与えるこ
とに関し、またその対策に関して何も開示されていな
い。
上記した様に従来においては、WLL局あるいは移動局
と無線チャネルを介して通信する基地局とから構成され
ている従来の移動通信システムにおいて、異なる無線通
信方式を用いたタイムスロット共用及び周波数チャネル
共用が、TDMA信号と時分割CDMA信号及び同期ワード識別
共用TDMA信号の間で実施されるWLL通信、及び移動通信
共用システムへ拡張する必要性があるという課題があっ
た。
更に、TDMA信号と時分割CDMA信号及び同期ワード識別
共用TDMA信号が、セル内の同心円ゾーン内に位置する移
動局へ割り当てられた時、異なる送信電力の信号を異な
るタイムスロットに割り当て、システム全体の通信を管
理する移動交換局の機能を規定する必要性があるという
課題があった。
さらにまた、異なる移動通信システムのオペレータ
が、上記した各システム内でフレーム同期を共用可能に
する必要性があるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになさ
れたもので、TDMA信号あるいは時分割CDMA信号及び同期
ワード識別共用TDMA信号が、タイムスロット共用及び周
波数共用を実現可能で、かつTDMA信号と時分割CDMA信号
及び同期ワード識別共用TDMA信号が共用された同一タイ
ムスロット・周波数チャネルの中で、異なるゾーン内に
位置する移動局へ供給される大きな送信電力でマスクさ
れることを回避する移動通信システムを得ることを目的
とする。例えば、基地局から送信されるダウンリンクの
電波を、電波の送信電力の大きさ毎にグループ分けし、
各グループ毎に異なるタイムスロットを割り当て、複数
オペレータの基地局が、同一システムのフレーム同期を
共用可能な移動通信システムを得ることを目的とする。
発明の開示 請求の範囲第1項記載の発明に係る移動通信システム
は、複数の移動車載あるいは移動携帯通信装置である移
動局、半固定のWLL局、少なくとも1つの基地局、およ
び前記基地局に接続された移動交換局との間で、FSK,BP
SK,QPSK,QDPSK,π/4−DQPSK,QAMSK,QGMSKのディジタル
変調方式のFDMA方式あるいはマルチキャリアーのTDMA方
式あるいはCDMA方式あるいは時分割CDMA方式で無線接続
され、周波数軸上でFDMA/TDMAディジタル信号とタイム
スロット共用・周波数チャネル共用しているCDMA信号チ
ャネルである共用チャネルを有するタイムスロット共用
・周波数チャネル共用の移動通信システムである。前記
移動通信システムでは、同一周波数チャネル・同一タイ
ムスロット内にあるCDMA信号が複数の信号から構成さ
れ、前記移動局、前記WLL局、前記基地局は、前記移動
交換局の管理下で、前記TDMA信号の各信号を互いに異な
る同期ワードを持たせて識別し、かつ前記TDMA信号とタ
イムスロット共用・周波数チャネル共用の時分割CDMA信
号あるいは前記TDMA信号とタイムスロット共用の時分割
CDMA信号を用いて通信を行うことを特徴とするものであ
る。これにより、TDMA信号あるいは時分割CDMA信号及び
同期ワード識別共用TDMA信号でタイムスロット共用及び
周波数共用を実現し、かつTDMA信号と時分割CDMA信号及
び同期ワード識別共用TDMA信号が共用された同一タイム
スロット・周波数チャネル内で、異なるゾーン内に位置
する移動局へ供給される大きな送信電力によりマスクさ
れることを回避し、通信エラーの発生を低減するもので
ある。
請求の範囲第2項記載の発明に係る移動通信システム
では、移動交換局はメモリを備え、前記移動交換局は、
前記移動交換局に接続された前記基地局に属するWLL局
を認識し、前記WLL局の無線情報、局識別情報である関
連情報を前記メモリ内に格納し、前記WLL局との無線接
続開始時に、前記メモリ内に格納された前記WLL局の関
連情報を利用するものである。
請求の範囲第3項記載の発明に係る移動通信システム
では、移動交換局がWLL局との間で無線通信の接続を終
了する場合に、前記無線通信中に得られた前記WLL局の
関連情報を用いて、前記メモリ内に格納されている前記
WLL局の関連情報を更新することを特徴とするものであ
る。
請求の範囲第4項記載の発明に係る移動通信システム
では、移動交換局がWLL局との間で無線通信の接続を開
始する場合に、前記WLL局の関連情報を基地局へ送信
し、前記基地局は前記WLL局の関連情報を受信し、前記
基地局内の送信機は、受信した前記WLL局の関連情報を
基に、前記WLL局へ送信される電波の送信電力を、前記W
LL局の位置に応じた値に制御して送信することを特徴と
するものである。
請求の範囲第5項記載の発明に係る移動通信システム
では、移動交換局がWLL局との間で無線通信の接続を開
始する場合に、メモリ内に格納されている前記WLL局の
関連情報を用いて、前記WLL局に接続されている基地局
から送信される電波の送信電力を、前記WLL局の位置に
応じて制御し、タイムスロットを前記電波の送信電力の
値に応じたタイムスロットに設定することを特徴とする
ものである。
請求の範囲第6項記載の発明に係る移動通信システム
では、時分割CDMA信号とタイムスロットを共用しまた周
波数チャネルを共用しているTDMA信号と同期ワード識別
共用TDMA信号との送信電力を、移動交換局の管理下で、
移動局、WLL局及び基地局の送信機が制御するものであ
る。
請求の範囲第7項記載の発明に係る移動通信システム
では、移動交換局が、時分割CDMA信号とタイムスロット
を共用しまた周波数チャネルを共用しているTDMA信号と
同期ワード識別共用TDMA信号との送信電力の大きさ毎
に、移動局、WLL局を階層分けし、前記階層毎に異なる
タイムスロットを割り当てることを特徴とするものであ
る。これにより、基地局のダウンリンクでのCDMA信号の
送信電力の大きさ毎にグループ分けし、各グループ毎に
異なるタイムスロットを割り当てるものである。
請求の範囲第8項記載の発明に係る移動通信システム
では、移動交換局がTDMA信号の送信電力の大きさ毎に、
移動局、WLL局を階層分けし、前記階属毎に異なるタイ
ムスロットを割り当て、前記階層毎に一つのセル内にゾ
ーンを仮想的に設定し、前記ゾーン内に、時分割CDMA信
号と、タイムスロットを共用しまた周波数チャネルを共
用しているTDMA信号と同期ワード識別共用TDMA信号とを
用いる移動局、WLL局とを配置する。前記移動交換局
は、前記移動局および前記WLL局の配置情報をメモリ内
に格納し管理することを特徴とするものである。
請求の範囲第9項記載の発明に係る移動通信システム
は、複数の移動車載あるいは移動携帯通信装置である移
動局、半固定のWLL局、少なくとも1つの基地局、およ
び前記基地局に接続された移動交換局との間で、FSK,BP
SK,QPSK,QDPSK,π/4−DQPSK,QAMSK,QGMSKのディジタル
変調方式のFDMA方式あるいはマルチキャリアーのTDMA方
式あるいはCDMA方式あるいは時分割CDMA方式で無線接続
され、周波数軸上でFDMA/TDMAディジタル信号とタイム
スロット共用・周波数チャネル共用しているCDMA信号チ
ャネルである共用チャネルを有するタイムスロット共用
・周波数チャネル共用の移動通信システム、あるいは、
複数個の時分割CDMA信号と複数個のTDMA信号とが、周波
数は共用していないが、同じタイムスロットを共用して
いるタイムスロット共用の移動通信システムである。前
記移動通信システム内の前記移動局、前記WLL局、前記
基地局は、前記移動交換局の管理下で、時分割CDMA信号
中に少なくとも一つの時分割CDMA制御チャネルを有し、
またTDMA方式の信号中にも少なくとも一つのTDMA制御チ
ャネルを有し、前記時分割CDMA制御チャネルは、前記時
分割CDMA方式の制御情報を取り扱い、同時に前記TDMA方
式の制御情報を取り扱い、また前記TDMA制御チャネルは
前記TDMA方式の制御情報を取り扱い、同時に前記時分割
CDMA方式の制御情報を取り扱うことを特徴とするもので
ある。
請求の範囲第10項記載の発明に係る移動通信システム
では、移動局あるいはWLL局が、時分割CDMA方式の制御
信号を送受信して前記時分割CDMA方式の制御信号に関す
る情報を処理し、同時に、TDMA方式の制御信号を送受信
して前記TDMA方式の制御信号に関する情報を処理し、放
送制御チャネル受信状態のもとで、TDMA制御チャネルお
よび時分割CDMA制御チャネルを受信し、前記制御情報の
通信時には、前記TDMA制御チャネルおよび前記時分割CD
MA制御チャネルのいずれかを選択し、選択された前記制
御チャネルを用いて、基地局および移動交換局へ前記制
御情報を送信することを特徴とするものである。これに
より、複数の制御チャネルを通じて制御情報を移動局、
WLL局、基地局間で利用するものである。
請求の範囲第11項記載の発明に係る移動通信システム
では、基地局および移動交換局のいずれか、あるいは前
記基地局および前記移動交換局の双方は、時分割CDMA方
式の制御信号を送受信して前記時分割CDMA方式の制御信
号に関する情報を処理し、同時に、TDMA方式の制御信号
を送受信して前記TDMA方式の制御信号に関する情報を処
理し、あるいは、前記時分割CDMA方式の制御信号に関す
る情報を処理するか、前記TDMA方式の制御信号に関する
情報を処理するかのいずれかを選択することを特徴とす
るものである。
請求の範囲第12項記載の発明に係る移動通信システム
では、基地局および移動交換局のいずれか、あるいは前
記基地局および前記移動交換局の双方は、時分割CDMA方
式の制御信号を送受信して前記時分割CDMA方式の制御信
号に関する情報を処理し、同時に、TDMA方式の制御信号
を送受信して前記TDMA方式の制御信号に関する情報を処
理し、前記時分割CDMA制御チャネルおよび前記TDMA制御
チャネルの混雑度の情報を、前記時分割CDMA制御チャネ
ルおよび前記TDMA制御チャネルの放送制御チャネルで放
送し、WLL局あるいは移動局が、前記時分割CDMA制御チ
ャネルおよび前記TDMA制御チャネルのいずれかを選択す
るように指示することを特徴とするものである。
請求の範囲第13項記載の発明に係る移動通信システム
では、基地局および移動交換局のいずれか、あるいは前
記基地局および前記移動交換局の双方は、時分割CDMA方
式の制御信号を送受信して前記時分割CDMA方式の制御信
号に関する情報を処理し、同時に、TDMA方式の制御信号
を送受信して前記TDMA方式の制御信号に関する情報を処
理し、時分割CDMA制御チャネルを、時間フレームの一つ
で送受信し、TDMA制御チャネルを、次の時間フレームで
送受信し、前記時分割CDMA制御チャネルと前記TDMA制御
チャネルとを、フレーム毎に交互に送受信することを特
徴とするものである。
請求の範囲第14項記載の発明に係る移動通信システム
では、TDMA方式及び時分割CDMA方式が、時間軸上のフレ
ームで構成されるタイムスロットを共用し、全てのオペ
レータに属する複数の基地局が発射する電波により構成
されるセルが重畳している場合に、前記全てのオペレー
タに属する複数の移動交換局が前記TDMA方式あるいは前
記時分割CDMA方式のいずれかの方式のタイムスロット・
周波数チャネルを選択し、かつ前記選択された方式の前
記タイムスロット・周波数チャネルフレーム構造の情報
を、前記異なるオペレータに属する前記移動局、WLL
局、基地局および前記移動交換局が共有することを特徴
とするものである。
請求の範囲第15項記載の発明に係る移動通信システム
では、複数の基地局のそれぞれは、TDMA制御チャネルあ
るいは時分割CDMA制御チャネルを送信し、移動局あるい
はWLL局へ報知情報等を伝送している時に、あるオペレ
ータに属する一方の基地局が、前記制御チャネルの送信
を、あるタイムスロットにおいて中断し、中断された前
記タイムスロット期間中に他のオペレータに属する他方
の基地局の制御チャネルを受信し、自身の時間フレーム
を受信した前記他のオペレータに属する前記他方の基地
局のフレームに同期させることを特徴とするものであ
る。
請求の範囲第16項記載の発明に係る移動通信システム
では、複数の基地局は、他のオペレータに属する基準と
なる一方の基地局が故障し制御チャネルの送信を中断し
た場合、さらに他のオペレータに属する他方の基地局の
制御チャネルを代わりの基準として選択し使用すること
を特徴とするものである。
請求の範囲第17項記載の発明に係る移動通信システム
では、複数の基地局は、他のオペレータに属する基準と
なる一方の基地局が故障し制御チャネルの送信を中断し
た場合、さらに他のオペレータに属する他方の基地局の
制御チャネルを代わりの基準として選択し使用し、前記
複数の基地局あるいは移動交換局内では、故障した場合
の代わりの基準となる他方の基地局の順番を、前記複数
の基地局あるいは前記移動交換局のメモリ内に記憶さ
せ、故障した前記一方の基地局を基準局とすることを放
棄させ、別の正常な他方の基地局を前記メモリ内に格納
した順番に従って、フレーム同期の基準局として新たに
選択することを特徴とするものである。
請求の範囲第18項記載の発明に係る移動通信システム
は、複数の基地局が、それぞれTDMA制御チャネルあるい
は時分割CDMA制御チャネルを送信し、移動局あるいはWL
L局へ報知情報等を伝送し、複数の前記基地局が、他の
基地局のフレームの同期情報に基づいて自身のフレーム
を同期させる機能を備え、互いに相手の基地局から送信
された電波を直接受信出来ない距離に配置されている場
合に、複数の前記基地局が発射する電波の覆域が構成す
るセルの重複した周辺領域に存在する前記移動局あるい
は前記WLL局が、複数の前記基地局から送信された複数
の制御チャネルを受信し、複数の前記基地局のフレーム
同期間の時間のずれを測定し、一方あるいは双方へある
いは複数の前記基地局へ測定した時間ずれ情報を伝送す
る機能を備え、伝送されたフレーム同期の前記時間ずれ
情報を基に、前記基地局が自身のフレームを他の前記基
地局のフレームに同期させる機能を備えたことを特徴と
するものである。これにより、フレーム同期を効率良く
実行できる。
請求の範囲第19項記載の発明に係る移動通信システム
では、複数の基地局は、それぞれ異なるオペレータに属
することを特徴とするものである。
請求の範囲第20項記載の発明に係る移動通信システム
では、WLL局が、加入者の非通話中においても、複数の
基地局からの複数個の制御チャネルを受信し、複数の前
記基地局のフレーム同期の間の時間差を測定し、一方あ
るいは双方へあるいは複数の前記基地局へ測定した前記
時間差の情報を伝送する機能を有することを特徴とする
ものである。
請求の範囲第21項記載の発明に係る移動通信システム
では、複数の基地局が発射する電波の覆域が構成するセ
ルの重複した周辺領域にWLL局あるいは移動局が存在し
ない場合、複数の前記基地局の電波を受信可能な位置に
監視局を設置し、前記監祝局が複数の前記基地局のフレ
ーム同期の間の時間ずれを測定し、一方あるいは双方へ
あるいは複数の前記基地局へ測定した前記時間ずれ情報
を伝送する機能を有することを特徴とするものである。
請求の範囲第22項記載の発明に係る移動通信システム
は、複数の移動車載あるいは移動携帯通信装置である移
動局、半固定のWLL局、少なくとも1つの基地局、およ
び前記基地局に接続された移動交換局との間で、FSK,BP
SK,QPSK,QDPSK,π/4−DQPSK,QAMSK,QGMSKのディジタル
変調方式の、FDMA方式あるいはマルチキャリアーのTDMA
方式あるいはCDM方式あるいは時分割CDMA方式で無線接
続され、周波数軸上でFDMA/TDMAディジタル信号とタイ
ムスロット共用・周波数チャネル共用しているCDMA信号
チャネルである共用チャネルを有するタイムスロット共
用・周波数チャネル共用の移動通信システムである。そ
して、前記移動交換局が、時分割CDMAタイムスロットを
隣接するセル内の同心円的ゾーンに割り当てる場合に、
同一タイムスロットに割り当てる一つのセル内のゾーン
が、隣接する前記セルのゾーンと、領域が重畳しないよ
うに割り当てることを特徴とするものである。これによ
り、ゾーンとタイムスロットとを適切に組み合わせるこ
とができ、大電力の送信信号が小電力の送信電力を抑圧
することを避けるものである。
請求の範囲第23項記載の発明に係る移動通信システム
は、複数の移動車載あるいは移動携帯通信装置である移
動局、半固定のWLL局、少なくとも1つの基地局、およ
び前記基地局に接続された移動交換局との間でFSK,BPS
K,QPSK,QDPSK,π/4−DQPSK,QAMSK,QGMSKのディジタル変
調方式の、FDMA方式あるいはマルチキャリアーのTDMA方
式あるいはCDMA方式あるいは時分割CDMA方式で無線接続
され、周波数軸上でFDMA/TDMAディジタル信号とタイム
スロット共用・周波数チャネル共用しているCDMA信号チ
ャネルである共用チャネルを有するタイムスロット共用
・周波数チャネル共用の移動通信システムである。そし
て、前記移動交換局の指示に基づいて、前記移動局、前
記WLL局、および前記基地局が、同一時分割タイムスロ
ットの中に、セルラー用時分割タイムスロットと、PCS
用時分割タイムスロットとを共存させ、前記セルラー用
時分割タイムスロットのガードタイムが前記PCS用時分
割タイムスロットのガードタイムより長くなるように制
御することを特徴とするものである。これにより、ゾー
ンとタイムスロットとを適切に組み合わせることがで
き、大電力の送信信号が小電力の送信電力を抑圧するこ
とを避け、データ通信を実行するものである。
請求の範囲第24項記載の発明に係る移動通信システム
では、セルラー用の時分割タイムスロットがセルラー用
の時分割CDMAタイムスロットであり、PCS用時分割タイ
ムスロットがPCS用時分割CDMA信号タイムスロットであ
り、移動交換局の指示に基づいて、移動局、WLL局、お
よび基地局が、同一時分割タイムスロットの中に、前記
セルラー用の時分割CDMAタイムスロットと、前記PCS用
時分割CDMAタイムスロットとを共存させ、前記セルラー
用時分割CDMAタイムスロットのガードタイムが前記PCS
用時分割CDMAタイムスロットのガードタイムより長くな
るように制御することを特徴とするものである。
請求の範囲第25項記載の発明に係る移動通信システム
では、セルラー用時分割タイムスロットがセルラー用時
分割TDMAタイムスロットであり、PCS用時分割タイムス
ロットがPCS用時分割TDMA信号タイムスロットであり、
移動交換局の指示に基づいて、移動局、WLL局、および
基地局が、同一時分割タイムスロットの中に、前記セル
ラー用時分割TDMAタイムスロットと、前記PCS用時分割T
DMAタイムスロットとを共存させ、前記セルラー用時分
割TDMAタイムスロットのガードタイムが前記PCS用時分
割TDMAタイムスロットのガードタイムより長くなるよう
に制御することを特徴とするものである。
請求の範囲第26項記載の発明に係る移動通信システム
では、セルラー用時分割タイムスロットがセルラー用時
分割CDMAタイムスロットおよびセルラー用時分割TDMAタ
イムスロットであり、PCS用時分割タイムスロットがPCS
用時分割CDMA信号タイムスロットおよびPCS用時分割TDM
A信号タイムスロットであり、移動交換局の指示に基づ
いて、移動局、WLL局、および基地局が、同一時分割タ
イムスロットの中に、前記セルラー用時分割CDMAタイム
スロット、前記セルラー用時分割TDMAタイムスロット、
前記PCS用時分割CDMAタイムスロット、および前記PCS用
時分割TDMAタイムスロットとを共存させ、前記セルラー
用時分割タイムスロットのガードタイムが前記PCS用時
分割タイムスロットのガードタイムより長くなるように
制御することを特徴とするものである。
請求の範囲第27項記載の発明に係る移動通信システム
は、複数の移動車載あるいは移動携帯通信装置である移
動局、半固定のWLL局、少なくとも1つの基地局、およ
び前記基地局に接続された移動交換局との間で、FSK,BP
SK,QPSK,QDPSK,π/4−DQPSK,QAMSK,QGMSKのディジタル
変調方式の、FDMA方式あるいはマルチキャリアーのTDMA
方式あるいはCDMA方式あるいは時分割CDMA方式で無線接
続され、周波数軸上でFDMA/TDMAディジタル信号とタイ
ムスロット共用・周波数チャネル共用しているCDMA信号
チャネルである共用チャネルを有するタイムスロット共
用・周波数チャネル共用の移動通信システムである。そ
して、前記移動局は、複数個の前記基地局と、異なるタ
イムスロットのTDMA信号あるいは時分割CDMA信号を使っ
て通信し、前記基地局のタイムスロット制御に基づい
て、タイムスロットの先頭時間位置よりも前記移動局が
早く電波を発射する時間を測定し、前記移動局は、前記
基地局から得られる受信波の先頭の時間と、他の複数の
前記基地局から得られる受信波の先頭の時間との間の時
間差を時間差情報として測定し、前記移動交換局は、測
定された前記時間差情報を格納し、前記移動局が他の複
数の前記基地局と交信する場合には、前記移動交換局か
ら前記時間差情報を受け取り、受信した前記時間差情報
に基づいて、タイムスロットの前記先頭位置より以前の
電波を発射する時刻に関する時間情報を得ることを特徴
とするものである。これにより、常に適切なタイムスロ
ット時間位置の指定および制御を行うものである。
請求の範囲第28項記載の発明に係る移動通信システム
では、時間差情報は、複数の移動交換局のメモリ内に記
憶されることを特徴とするものである。これにより、複
数の移動交換局で共通の時間差情報を共有でき、常に適
切なタイムスロット時間位置の指定および制御を行うも
のである。
図面の簡単な説明 第1図は、この発明の実施の形態1によるタイムスロ
ット共用・周波数共用の移動通信システムの全体構成を
示す説明図である。
第2図は、時分割CDMA通信方式で電波が使用されてい
る場合の周波数スベクトル軸−時間軸表示の例を示す説
明図である。
第3図は、実際の無線通信環境内における、FDMA/TDM
A信号と第2図に示した時分割CDMA信号との周波数共用
の状態を示す説明図である。
第4図は、第1図に示した実施の形態1の移動通信シ
ステム内の移動交換局の構成を示すブロック図である。
第5図は、この発明の実施の形態2による移動通信シ
ステムにおける、時分割CDMA信号とTDMA信号とがタイム
スロット共用・周波数共用されている場合の時間軸・周
波数軸表示を示す説明図である。
第6図は、TDMA信号の送信電力の制御が不適切である
場合を示す説明図である。
第7図は、TDMA信号の送信電力の制御が適切である場
合を示す説明図であり、送信電力が最適に制御された例
を示す説明図である。
第8図は、この発明の実施の形態3による移動通信シ
ステムにおける、ゾーンに対応する時分割CDMA信号/TDM
A信号(*印)と時分割CDMA制御チャネル60/TDMA制御チ
ャネル61を示す説明図である。
第9図は、この発明の実施の形態4によるタイムスロ
ット共用・周波数共用の移動通信システムの全体構成を
示す説明図である。
第10図は、複数の異なるオペレータが、同一タイムス
ロット・周波数チャネル構造を共有する例を示す説明図
である。
第11図は、この発明の実施の形態6による移動通信シ
ステムを示す説明図である。
第12図は、TDMA/時分割CDMA共存システムにおけるタ
イムスロット・周波数軸上の複数の異なるオペレータの
基地局間フレーム同期監視のためのWLL局等による制御
チャネル利用を示す説明図である。
第13図及び第14図は、この発明の実施の形態7による
移動通信システムにおける、互いに隣接するセル内の同
心円状ゾーンにタイムスロットを割り当てる場合の例を
示す説明図である。
第15図は、この発明の実施の形態8による移動通信シ
ステムを示す説明図である。
第16図は、異なる基地局から発射された電波の遅延時
間の関係を示す説明図である。
第17図は、距離が大きく離れた異なる基地局から発射
された電波の遅延時間の関係を示す説明図である。
第18図は、セルラーとPCSの場合におけるタイムスロ
ット長が異なる時分割CDMA信号/TDMA信号(*印)を有
する共同移動通信システムを示す説明図である。
第19図は、セルラーとPCSの場合におけるタイムスロ
ット長が異なる時分割CDMA信号/TDMA信号(*印)を有
する共同移動通信システムにおけるセルラー周波数帯に
PCSタイムスロットが存在する場合を示す説明図であ
る。
第20図は、この発明の実施の形態9による移動通信シ
ステムにおいて、2つの異なる通信システムに属する隣
接基地局間におけるフレーム同期を示す説明図である。
第21図は、異なる基地局から発射された電波の移動局
における時間遅延の関係を示す説明図である。
第22図は、移動局から発射された電波が基地局で受信
された場合における時間遅延の関係を示す説明図であ
る。
第23図および第24図は、移動交換局MSCの方式設定プ
ロセッサのメモリ内に格納される情報、つまり第2図、
第3図で示したタイムスロットされた時分割CDMA信号の
通話チャネル番号、加入者番号、ゾーン番号、タイムス
ロット番号、周波数チャネル番号の例を示す図である。
第25図は、タイムスロットされた時分割CDMA信号及び
TDMA信号に対する移動交換局MSCの方式設定プロセッサ
のメモリ内に格納された管理例を示す図である。
第26図は、第6図に示す送信電力が不適切に制御され
た場合における移動交換局MSCの方式設定プロセッサの
メモリ内に格納された管理例を示す図である。
第27図は、第7図に示す送信電力が最適に制御された
場合における方式設定プロセッサのメモリ内に格納され
た管理例を示す図である。
第28図は、移動交換局の方式設定プロセッサのメモリ
内に格納された基地局に対する制御チャネルの管理例を
示す図である。
第29図は、この実施の形態5による移動通信システム
の移動交換局MSCのメモリ内に格納されたフレーム同期
先の変更順序の一例を示す図である。
第30図は、移動交換局MSCのメモリ内に格納された遅
延時間情報を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 以下、この発明をより詳細に説明するために、この発
明を実施するための最良の形態について、添付の図面に
従って説明する。
実施の形態1. 第1図は、この発明の実施の形態1によるタイムスロ
ット共用・周波数共用の移動通信システムの全体構成を
示す説明図であり、特に同心円的ゾーンを有するセルの
構成を示している。図において、BS1,BS2は無線基地局
(Base station)、3及び4は無線基地局BS1,BS2が管
理する無線覆域・セルであり、セル3はゾーン11,12,お
よび13を含み、セル4はゾーン21,22,および23を含む。
移動局MS31〜MS37は、無線チャネルを介して基地局BS
1、BS2と通信する移動車載通信装置あるいは移動携帯通
信装置等の移動(Mobile Station)、WS41〜WS47は無
線チャネルを介して基地局BS1、BS2と通信する半固定の
WLL(Wireless Local Loop)局である。5は基地局BS
1及びBS2の動作を制御する移動交換局(Mobile Switch
ing Center(MSC)であり、公衆用システム(Public
Switching Telephone Network:PSTN)へ有線接続され
ている。
移動局MS31〜MS37及びWLL局WS41〜WS47と基地局BS1及
びBS2との間では、ディジタル変調(FSK,BPSK,QPSK,QDP
SK,Pai/4−QDPSK,QAMSK,QGMSK等)方式による変調方式
で信号をやり取りし、周波数多重分割アクセス(FDMA)
方式、マルチキャリアー時分割アクセス(Multi−carri
ers TDMA)方式又は符号分割多重アクセス(Code Div
ision Multiple Access CDMA)方式あるいは時分割C
DMA(Time Divided CDMA)方式で、またFDMA方式、TD
MA/FDD(Frequency Division Diplex)方式、TDMA/TD
D(Time Division Diplex)方式、CDMA/TDMA/FDD方
式、CDMA/TDMATDD方式で無線接続される。
上記したように、この発明の移動通信システムは、主
として、複数の移動局MS、複数のWLL局、複数の基地局B
S、および複数の移動交換局MSCから構成され、移動交換
局MSCの管理下で、複数の移動局MS、複数のWLL局、複数
の基地局BSが、これらの間でのタイムスロット共用・周
波数チャネル共用状態にある時分割CDMA信号およびTDMA
信号の送信電力やタイムスロットを適切な値に制御し管
理するものである。
次に動作について説明する。
第2図は、時分割CDMA通信方式で電波が使用されてい
る場合の周波数スベクトル軸−時間軸表示の例を示す説
明図であり、移動局BS及びWLL局が存在するゾーンに対
応してタイムスロット位置が変えられた例を示してい
る。
従って、同一タイムスロット内に存在する(即ち、同
一ゾーン内に存在する)場合の、移動局MSあるいはWLL
局へ送信される下り回線送信信号の電力と、基地局BS側
での送信機が出力する送信信号の電力とは、ほぼ同程度
の電力であるが、異なるタイムスロット間での、複数の
異なる基地局BSの送信機が、移動局MSあるいはWLL局へ
送信する下り回線での送信信号の電力の差は大きくな
る。
この送信電力の差異は、同一タイムスロット内の場
合、小電力の送信信号を大電力の送信信号が抑圧する
が、異なるタイムスロット内に異なる大きさの送信電力
を振り分けているので、大電力の信号により小電力の信
号が抑圧されることを回避でき、これにより、時間分割
でない従来の時間連続型CDMAの欠点を排除することが可
能となる。
第3図は、実際の無線通信環境内における、FDMA/TDM
A信号と第2図に示した時分割CDMA信号の周波数共用の
状態を示す説明図である。
第3図に示すように、タイムスロットの時分割CDMA方
式(TD−CDMA方式)との共用の移動通信システムにおけ
る周波数とタイムスロットとの関係を、第1タイムスロ
ットの周波数f3が構成する周波数・タイムスロット領域
CDMA#52−0、CDMA#52−1、CDMA#52−2、CDMA#52
−3を用いて示す。
第23図および第24図は、第2図、第3図で示したタイ
ムスロット時分割CDMA信号の通話チャネル番号、加入者
番号、ゾーン番号、タイムスロット番号、周波数チャネ
ル番号の例を示す表である。
第23図および第24図において、通常の移動局やWLL局
の加入者番号は約10桁であるが、ここでは簡略のため2
桁で表している。また、加入者番号の最後の桁に移動局
はMを、WLL局の場合はWを付けて両者を区別してい
る。
第4図は、第1図に示した実施の形態1に係る移動通
信システムの構成要素としての移動交換局MSC(Mobile
Switching Center)の構成を示すブロック図であ
り、図において、61は公衆用システムとの接続を行うPS
TNインタフェース、65は複数の基地局BS1、BS2、...,BS
nとの接続を行う基地局インタフェース、62はPSTNイン
タフェース61と基地局インタフェース65との間に接続さ
れた通話路交換部、63は基地局インタフェース65と通話
路交換部62および後述するシグナリングプロセッサ64に
接続され、メモリ67を備えた方式設定プロセッサであ
る。64は、PSTNインタフェース61、基地局インタフェー
ス65、および方式設定プロセッサ63に接続されたシグナ
リングプロセッサである。
移動交換局MSC内の方式設定プロセッサ63が備えるメ
モリ67内には、例えば、方式設定プロセッサ63が管理す
る第23図および第24図に示した情報、および後述する各
実施の形態2〜9の移動通信システムで用いる第25図〜
第30図に示す情報が格納される。
移動局MSあるいはWLL局共用の移動通信システムにお
いて、例えば、基地局BSがWLL局へアクセスする場合に
は、移動交換局MSCは、アクセス対象の基地局BSへ、メ
モリ67内に格納された第23図あるいは第24図に示すWLL
局の送信電力強度あるいは割り当てるタイムスロットに
関する情報を転送する。転送されてきた情報を基地局BS
は受信し、この受信情報に従ってWLL局へ電波を発射す
る。これは半固定のWLL局の特質を生かして、移動交換
局MSCとWLL局との間で実施される通信パラメータの設定
動作を短縮できる効果がある。また、通信パラメータの
設定動作を短縮できるため、その分不必要な電波を発射
する過程を省略でき、妨害となる電波の発射を回避でき
る。この識別動作のために、第23図及び第24図に示した
加入者番号の最後の桁のWが、WLL局の識別子として用
いられる。
実際上では当然ながら、移動局MSの現在位置は、基地
局BSや移動交換局MSCにとって不明であるため、上記し
た動作に加え以下の動作が必要とされる。つまり、移動
局MSに対して基地局BSは、最初は最大電力(最も外側の
ゾーンに移動局がいると見なして最大送信電力を発信す
る)を送信する。その後、移動局MSが、基地局BSから送
信されてきた送信電波の強度情報を基地局BSへ返信す
る。これにより、初めて基地局BS内の送信機は、移動局
MSに対する送信電力の強度を調整できる動作を開始す
る。同様に、WLL局との最初の接続の場合にも、上記し
た移動局BSに対する送信電力の調整手続きと同様の手順
が実行される。
以上のように、この実施の形態1によれば、移動交換
局MSCは、方式設定プロセッサ63のメモリ内に各種制御
情報を格納する。移動交換局MSCは、この格納した制御
情報をもとに、複数の移動局MS、複数のWLL局、複数の
基地局BSに指示して、これらの間のタイムスロット共用
・周波数チャネル共用状態にあるTDMA信号の電力を適切
な値に制御し管理する動作を行うので、タイムスロット
共用および周波数チャネル共用が可能な高効率の、通信
エラーの発生の無い移動通信システムを構築することが
できる。
実施の形態2. 第5図は、この発明の実施の形態2による移動通信シ
ステムにおける、時分割CDMA信号とTDMA信号とがタイム
スロット共用・周波数共用されている場合の時間軸・周
波数軸表示を示す説明図である。第3表は、時分割CDMA
信号及びTDMA信号に対する移動交換局MSC内の方式設定
プロセッサ63による管理例を示す表であり、この表の情
報は例えば、移動交換局MSCの方式設定プロセッサ63に
備わっているメモリ67内に格納され管理される。
この第25図では、実施の形態1の移動通信システムで
示したように、移動局BSやWLL局のゾーン毎に送信電力
が制御される状態を示しているが、大電力のCDMA信号と
小電力のCDMA信号とが混在する場合には、小電力のCDMA
信号を受信する受信機にとって大電力のCDMA信号は雑音
として評価され、大電力のCDMA信号の程度によっては、
小電力のCDMA信号の品質(データ誤り率等)へ影響す
る。従来より、CDMA信号の送信電力制御に関する議論は
多く存在し課題となっていた。
次に動作について説明する。
第6図は、TDMA信号の送信電力の制御が不適切である
場合を示す説明図であり、第26図は、第6図に示す送信
電力が不適切に制御された場合における方式設定プロセ
ッサ63による管理例を示す表である。図6に示すよう
に、TDMA信号が時分割CDMA信号とタイムスロット共用・
周波数チャネル共用している状態では、大きな信号電力
の強度を有する33M(TDMA)信号は、CDMA信号の受信機
の符号相関器において受信機の拡散符号によって拡散さ
れ、不要なCDMA信号と同様に、CDMAデータ検出器には雑
音として評価され、従ってそのTDMA信号の拡散された雑
音が大きければCDMA信号の信号品質が劣化することにな
る。即ち、時分割CDMA信号とタイムスロット共用・周波
数チャネル共用状態にあるTDMA信号は、必要最小の電力
まで送信電力が制御される必要がある。
第7図は、方式設定プロセッサ63の制御によりTDMA信
号の送信電力の制御が適切である場合を示す説明図であ
る。
第27図は、第7図に示す送信電力が最適に制御された
場合における方式設定プロセッサ63による管理例を示す
表である。
この送信電力が最適に制御された場合について以下に
説明する。
基地局BS内の受信機は、第25図に示された「基地局番
号:受信電界強度」を測定する機能を有している。この
ため、基地局BSは、移動局MS33の受信電界強度として、
BS1:3を測定し、その測定値を移動交換局MSC5へ送信す
る。この値は、移動交換局MSC5内のメモリ67内へ格納さ
れる(第26図の1行目を参照)。移動交換局MSC5内の方
式設定プロセッサ63は、受信電界強度が「3」であり、
必要とされる受信電界強度「1」と比較して、その測定
値が遥かに大きい値であると判断し、移動局MS33に対し
て、移動局MS33が基地局BS1へ送信する送信電力を下げ
ることを決定する。この送信電力を下げる指示は、移動
交換局MSC内の方式設定プロセッサ63から基地局インタ
フェース65を経由し、基地局BS1へ送信される。基地局B
S1は、この指令を受信し、移動局MS33へ送信されている
通話チャネル信号内の制御チャネルを通じて、この指示
を移動局MS33へ伝送する。移動局MS33内の送信機(図示
せず)は、移動局MS33内の送信電力制御装置(図示せ
ず)を作動させ、受信した指令に基づいて送信電力を低
減する。これにより、送信電力が低減された移動局MS33
からの電波を基地局BS1は受信する。基地局BS1は、第26
図内に示す「基地局番号:受信電界強度」を計測する機
能に基づいて、受信した移動局MS33からの電波強度とし
て「BS1:1」を測定し、その測定値を移動交換局MSC5へ
伝送する。移動交換局MSC5はこの測定値を受信し、方式
設定プロセッサ63は、受信した測定値「BS1:1」をメモ
リ67内に格納する(第27図の第1行目を参照)。その
後、移動交換局MSC内の方式設定プロセッサ63は、受信
電界強度が「1」であり、必要とされる電力の大きさ
「1」に到達したと判断し、移動局MS33の送信電力をこ
の値「1」に維持することを決定する。基地局BS1は、
受信電界強度が「1」であれば必要十分であるので、こ
の値「1」を維持するように、移動交換局MSC5は、全て
の移動局MSおよび全てのWLL局内に組み込まれている送
信電力制御装置へ指令し制御する機能を有している。
また、第25図および第27図に示されたTDMA方式のWLL
局44W,46Wに対しては、時分割CDMA方式のWLL局と同様
に、基地局BSがそのWLL局にアクセスする場合には、第
3表および第5表に示される送信電力値を最初から使用
し、送信電力制御過程を省略することが出来る。
以上のように、この実施の形態2によれば、移動交換
局MSCの方式設定プロセッサ63がメモリ67内の情報に従
って、移動局やWLL局や基地局BS間で、時分割CDMA信号
とタイムスロット共用・周波数チャネル共用しているTD
MA信号の送信電力を制御するので、時分割CDMA信号の信
号品質が劣化されることを回避できる。当然ながら、CD
MAと周波数共用しないTDMA信号に対しては、特別は送信
電力の制御動作は不要であるが、実際的には、移動局の
電池の使用時間を長くするという観点から送信電力の制
御を行い送信電力を可能な限り減少しているが、これは
この発明の主題と異なるので説明を省略する。
実施の形態3. 第8図は、この発明の実施の形態3による移動通信シ
ステムにおける、ゾーンに対応する時分割CDMA信号/TDM
A信号(*印)と時分割CDMA制御チャネル60/TDMA制御チ
ャネル61を示す説明図である。また、第28図は、移動交
換局MSC5の方式設定プロセッサ63のメモリ67内に格納さ
れた、基地局BSに対する制御チャネルの管理例を説明す
る表であり、表において、第1、2行目の1060,1061
は、それぞれCDMA制御チャネル、TDMA制御チャネルを示
す。
次に動作について説明する。
移動局MSあるいはWLL局は、基地局BSと通信を開始す
る際には、先ず初めに、移動局MSと基地局BSとの間で、
制御チャネルを介して制御情報等を相互に伝送する。こ
の制御チャネルは、通常1つの通信方式だけが使用され
る通信システム(例えば、TDMA方式のみ、あるいはCDMA
方式のみで通信が実施される通信システム等)では、通
話チャネルの1つを制御チャネル専用に指定して運用さ
れる。これに対して、この実施の形態3の移動通信シス
テムでは、TDMA方式、時分割CDMA方式、及び同期ワード
識別共用TDMA信号を同時に使用する通信方式であり、従
って、複数の制御チャネルを使用する通信方式である。
この実施の形態3の移動通信システムで使用される通
信方式での制御チャネルとしては、以下の(1)〜
(4)に示す4つの制御チャネルが用いられる。尚、以
下の(1)〜(4)の制御チャネルの使用においては、
移動交換局MSCの方式設定プロセッサ63がメモリ67内に
格納された、例えば、第28図に示す情報に基づいて、各
移動局MS、WLL局、基地局BSへ指示を行い、各移動局M
S、WLL局、基地局BSはこの指示に従って制御チャネルを
使用する。
(1)TDMA信号の1つの通話チャネルを制御チャネルに
割り当て、TDMA方式の移動局MSだけでなく、時分割CDMA
方式の移動局MS、同期ワード識別共用TDMA方式の移動局
MSも、通信開始時に使用する制御チャネルはTDMA信号で
実行する通信方式である。
この通信方式の場合、時分割CDMA信号を使用できる移
動局MSが、TDMA方式でも動作可能であることを前提とし
ている。勿論、同期ワード識別共用TDMA信号を使用でき
る移動局MSは、本来TDMA信号を受信可能なので、実施の
形態3の移動通信システムにおいても使用可能であると
する。
(2)制御チャネルにTDMA信号と時分割CDMA信号とを同
時に使用する通信方式であり、この場合、いずれの方式
の制御チャネルを使用しても通信を開始することが可能
であり、移動局MSあるいはWLL局は、自身の制御チャネ
ルアクセス可能なチャネルを選択する。また、各制御チ
ャネル混み具合を制御チャネル内の放送チャネル(Broa
dcasting channel:BCCH)で放送し、いずれの制御チャ
ネルをも使用可能な移動局MSおよびWLL局は、混み具合
のより少ない制御チャネルを選択する。
(3)TDMA制御チャネル61とCDMA制御チャネル60とをフ
レーム毎に交代に送信する通信方式である。即ち、奇数
フレームでTDMA制御チャネルを送信し、偶数フレームで
CDMA制御チャネルを送受信するように設定する。この場
合、制御チャネルの種類によってフレームが奇数か偶数
かの判別ができ、ハーフレート音声コーデックを使用す
る場合の基準とすることができる。
(4)TDMA制御チャネル61を2フレーム連続して送信
し、その後、更に2フレーム連続してCDMA制御チャネル
60を送信する通信方式である。この送信方式により4回
のフレーム識別が可能となり、クオーター音声コーデッ
ク(フルレート音声コーデックの4分の1の伝送速度の
もの)に応用可能である。
以上のように、この実施の形態3によれば、移動交換
局MSCの方式設定プロセッサがメモリ内に格納された情
報に基づいて、各移動局MS、WLL局、基地局BSへ指示を
行い、各移動局MS、WLL局、基地局BSはこの指示に従っ
て制御チャネルを使用するので、TDMA方式、時分割CDMA
方式、及び同期ワード識別共用TDMA信号を同時に使用す
る通信方式であっても、複数の制御チャネルを使用し各
種制御情報を、移動通信システム内の移動交換局MSC、
移動局MS、WLL局、基地局BS間でやりとりでき、効率よ
く通信を実施することができる。
実施の形態4. 第9図は、この発明の実施の形態4によるタイムスロ
ット共用・周波数共用の移動通信システムの全体構成を
示す説明図であり、図において、MSC01、MSC02は異なる
オペレータに属する移動交換局であり、それぞれ公衆網
PSTN6と接続されている。また、BS71〜76、BS81〜86は
基地局である。
第1のオペレータに属する交換局MSC01は、セル76を
有し、そのセル76内には基地局BS76が設置され、移動交
換局MSC01と接続されている。
第2のオペレータに属する交換局MSC02は、セル86を
有し、そのセル86内には基地局BS86が設置され、交換局
MSC02と接続されている。
この実施の形態4の移動通信システムでは、複数の異
なるオペレータのセルは必ずしも互いに隣接しているだ
けでなく、互いに一部分が重なり合い、更には互いにほ
とんど同一領域をカバーする場合もあることを考慮して
いる。
この場合、異なるオペレータに属する基地局BSがかな
り近い距離で設置される場合も含んでいる。異なるオペ
レータに属する基地局BSが発射する電波の届く領域が重
なる場合、この発明の他の実施の形態による移動通信シ
ステムで採用している第2図、第3図、第5図及び第8
図で示すTDMA及び時分割CDMA共存通信システムの時間軸
フレーム構成が、オペレータ毎に異なるものであれば、
時間フレームは壊され、時分割多重アクセス通信システ
ム(Time Division Multiple Access Communicatio
n System)の備える機能を発揮することはできない。
即ち、異なるオペレータに属する基地局BSは、第2図等
に示された時分割フレーム構造を互いに共有している。
次に動作について説明する。
第10図は、複数の異なる移動通信システムのオペレー
タが、同一タイムスロット・周波数チャネル構造を共有
する例を示す説明図である。
第10図に示すタイムスロット101、102及び103は、3
つの異なるオペレータに属する制御チャネルを示し、一
点鎖線で示されるタイムスロット106及び107は、そのタ
イムスロットを使用している2つの基地局B及びCが基
地局A(例えば、第9図に示すBS75)の制御チャネル10
5(106及び107と同一タイムスロットの)の電波を受信
するので、このタイムスロットでは基地局B(例えば、
第9図に示す基地局BS85)及び基地局C(図示せず)
は、電波を発射していないことを示している。
この実施の形態4の移動通信システムで使用する上記
した制御チャネルの構成を用いれば、基地局B及びCは
基地局Aの制御チャネルを受信することで、制御チャネ
ルの先頭がフレームの先頭であることを認識する。これ
により、第10図に示される時間軸フレームを複数個の基
地局A、B及びCが共有することができる。
また、制御チャネルを時分割CDMA信号のタイムスロッ
トCDMA#104−0に複数オペレータの複数基地局が設定
した場合、基地局AのみスロットCDMA#110−0で送信
し、他のオペレータに属する基地局B、Cは、このタイ
ムスロットCDMA#110−0では送信せず、基地局Aの送
信電波を受信することにより、第10図に示す時間軸タイ
ムスロット構造を共有することができる。
他のオペレータに属する基地局BSの制御チャネルに関
する情報(制御チャネルに関する報知情報)は、各移動
交換局MSC02及びMSC03により各基地局B及びCのそれぞ
れに与えられ、それぞれの基地局B,Cのメモリ内に格納
される。このため、各移動交換局MSC01,02,03は、互い
に他のオペレータに属する基地局の情報を共有する。
また、どのオペレータに属する基地局BSが基準となる
かについては、先に設置されていれば、その基地局BSの
時間軸フレームに後から設置された基地局BSが同期する
ことで混乱を回避できる。また、その基地局BSである基
準局が故障した場合、次に設置された基地局BSを基準局
とすることも可能である。
第10図は、異なるオペレータ毎に時間スロットを割り
当てた例もさらに示している。例えば、自身のタイムス
ロットでの通信量が過大になった場合、臨時スロットCD
MA#104−0あるいはCDMA#110−0を使用することが可
能である。
以上のように、この実施の形態4によれば、他のオペ
レータに属する基地局BSの制御チャネルに関する情報
を、各移動交換局MSCが各基地局BSのそれぞれに供給
し、各基地局BSはその制御チャネルに関する情報をメモ
リ内に格納するので、各移動交換局MSCは、互いに他の
オペレータに属する基地局の情報を共有でき、制御チャ
ネルのフレーム構造を共有することができる。
実施の形態5. 複数個の異なるオペレータが、同一のTDMA方式・時分
割CDMA方式共用の通信システムの複数の基地局を、その
覆域が重なるように配置した場合、実施の形態4に示す
ように、他のシステムの基地局と制御チャネルのフレー
ム同期を一致させるため、他の基地局の制御チャネルを
受信する機能を、基地局BSのシステムは備えている。例
えば、フレーム同期を発射する側の基地局BSが故障した
場合、下位にある基地局BSは、フレーム同期先を変更す
る必要がある。
第29図は、この実施の形態5による移動通信システム
の移動交換局MSC内のメモリ67内に格納されたフレーム
同期先の変更順序の一例を示す説明図である。
第29図に示す情報は、オペレータAの移動交換局MSC0
1の方式設定プロセツサ63に備えられたメモリ67内に記
憶されているが、基地局BS74の情報は、基地局BS74のメ
モリ(図示せず)内にも記憶されている。このメモリ内
に格納された情報を用いることで、同期先の基地局情報
を予め設定でき、例えば、基準とすべき一方の基地局が
故障し基準としての機能を果たし得ない状況になった場
合においても、次のフレーム同期の基準基地局を直ちに
選定して、フレーム同期が失われることを防止する。
以上のように、この実施の形態5によれば、移動交換
局MSCや移動局MS内のメモリ内に同期先の基地局情報を
予め設定することで、例えば、基準とすべき基地局が故
障し基準としての機能を果たし得ない状況になった場
合、次のフレーム同期となる他方の基準基地局を直ちに
選定し、フレーム同期が失われることを防止できる。
実施の形態6. 第9図に示した実施の形態5の移動通信システムで
は、ある通信システム内の基地局BSの近くに、他の通信
システムの基地局BS(以下、隣接基地局BSという)が設
置されていて、直接に、基地局BSが隣接基地局BSが発射
する電波を受信できる場合、自身の基地局BSの受信機で
隣接基地局BSからの電波を受信し、受信した信号に基づ
いてフレーム同期を行うものであった。
これに対して、基地局BS間の距離が離れていて、一方
の基地局BSが他方の隣接基地局BSの送信電波を直接受信
し得ない場合がある。
第11図は、この発明の実施の形態6による移動通信シ
ステムを示す説明図である。
第11図に示す移動局MS35とWLL局WS45は、二つの隣接
する互いに異なるオペレータに属する基地局BS1とBS2と
の共通のセル部分に存在する。移動局MS35およびWLL局4
5のそれぞれは、二つの基地局BS1とBS2からの制御チャ
ネルを受信可能である。実施の形態6の移動通信システ
ムでは、ある通信システム内の基地局BSと他の通信シス
テムの基地局BSとの距離が離れている場合におけるフレ
ーム同期を行うものである。
次に動作について説明する。
第12図は、TDMA/時分割CDMA共存システムにおけるタ
イムスロット・周波数軸上の複数の異なるオペレータの
基地局間フレーム同期監視のためのWLL局等による制御
チャネル利用を示す説明図である。
移動局MS35及びWLL局WS45は、制御チャネルの受信を
タイムスロットCDMA#114−3で行い、送信はタイムス
ロットCDMA120−3で実施すると設定されるが、この二
つの局において、上記した通信と同時に、オペレータA
に属する基地局BS1と通信している移動局MS35は、オペ
レータBの基地局BS2の制御チャネル送信タイムスロッ
ト信号B(112)を受信し、オペレータAのフレーム同
期に比べオペレータBの制御チャネルのフレーム同期が
ずれているか否かの情報を、オペレータAの基地局BS1
及び交換局MSC01,公衆網PSTN6を経由して、オペレータ
Bの交換局MSC02へ伝送する。
オペレータBの基地局BS2と通信しているWLL局WS45
は、タイムスロットCDMA114−3あるいはCDMA120−3を
使用する通信と同時に、オペレータAの基地局BS1の制
御チャネル送信タイムスロット信号A111を受信し、オペ
レータBのフレーム同期と比較してオペレータAの制御
チャネルのフレーム同期がずれているのか否かの情報
を、オペレータBの基地局BS2及び移動交換局MSC02、公
衆網PSTNを経由して、オペレータAの移動交換局MSC01
へ伝送する。
この実施の形態6の移動通信システム内の移動局MS35
及びWLL局WS45のそれぞれは、通信中において、通信し
ているオペレータ以外のオペレータの基地局のフレーム
同期を監視する機能を有し、さらに通信時間以外の時間
でも、フレーム同期を監視する機能を有する。特にWLL
局は、半固定的に一ヶ所に設置され使用される場合が多
いので、例えば、WLL局WS45は、常時このフレーム同期
監視機能を動作させてもよい。勿論、上記したフレーム
同期監視機能を有する移動局あるいはWLL局は、その機
能を実現するためのハードウェアあるいはソフトウェア
を装備している。特に、WLL局が通信時以外にも常時監
視機能を働かせるためには、その所有者・加入者へ、オ
ペレータAあるいはオペレータBが通話料の一部を減免
する等のサービスを追加してもよい。
フレーム同期を互いに取るべき二つの基地局BSが、直
接に相手の基地局BSの電波を受信できない程離れてお
り、かつ双方の基地局BSの電波を受信できるWLL局が存
在しない場合も考えられる。この場合、勿論、WLL局が
存在しないので、同期を取らなくても良いことではな
く、当然二つの基地局BSの電波を受信し得る位置に監視
局を設置する。監視局は、二つの、あるいはそれ以上の
複数個の基地局BSの信号を受信し、フレームのずれの情
報をそれぞれの基地局BSへ連絡する手段を備える。
以上のように、この実施の形態6によれば、移動通信
システム内の移動局MS及びWLL局のそれぞれは、通信中
に、通信しているオペレータ以外のオペレータの基地局
BSのフレーム同期を監視する機能を有し、また、通信時
間以外の時間でも、フレーム同期を監視する機能を有
し、フレーム同期監視機能を有する移動局BSあるいはWL
L局は、その機能を実現するためのハードウェアあるい
はソフトウェアを装備しているため、基地局間の距離が
離れていて、一方の基地局BSが他方の隣接基地局BSの送
信電波を直接受信し得ない場合でも、互いに伝送された
フレーム同期時間ずれ情報をもとに、基地局BSが自信の
フレームを他の基地局BSのフレームに同期させることが
できる。
実施の形態7. 第13図及び第14図は、この発明の実施の形態7による
移動通信システムにおける、互いに隣接するセル内の同
心円状ゾーンにタイムスロットを割り当てる場合の一例
を示す説明図である。
この実施の形態7の移動通信システム内の移動局MS、
WLL局、基地局BSのそれぞれは、チャネル情報処理部を
備えており、移動交換局MSCが指令情報を生成し、移動
局MS、WLL局、基地局BSへ向けて送信し、移動局MS、WLL
局、基地局BSはこの指令情報を受信する。受信した移動
局MS、WLL局、基地局BSの送受信部内に組み込まれてい
るチャネル情報処理部が、受信した指令に従い、指定さ
れたタイムスロットを用いて電波を送受信するものであ
る。
次に動作について説明する。
第13図に示すタイムスロットCDMA#124−1には、図
において、第14図に示すゾーン11とゾーン23とが一つの
タイムスロットに割り当てられている。第14図に示され
るように、同一タイムスロットCDMA#124−1に割り当
てられたゾーン11とゾーン23とはそれぞれ所属している
セルが別であり、かつ割り当てられた同心円が互いに交
わることのないように配置されている。
中心となるセルと周囲の6個のセルとは、同一タイム
スロットに割り当てられたセル中のゾーンが重ならない
ように設置することが可能である。移動交換局MSCは、
使用可能なタイムスロットを指定し、移動局MS、WLL
局、基地局BSへ送信する。移動局MS、WLL局、基地局BS
のそれぞれは、移動交換局MSCから送信された指令を受
信する。各移動局MS、WLL局、基地局BSの内部に組み込
まれているチャネル情報処理部は、移動交換局MSCから
送信された指令に従って、指定されたタイムスロットを
用いて電波を送受信する。
以上のように、この実施の形態7によれば、移動交換
局MSCの制御により、ゾーンとタイムスロットとを組み
合わせ、即ち、信号電力の大小の区別が存在する異なる
ゾーンを同一タイムスロットに割り当てることを回避
し、大きな送信信号が小さな信号を抑圧するというCDMA
特有の通信効率の劣化を回避することができる。
実施の形態8. 第15図は、この発明の実施の形態8による移動通信シ
ステムを示す説明図である。実施の形態8の移動通信シ
ステムでは、実施の形態6の移動通信システムの場合と
異なり、二つの基地局BS1とBS2とが相手の発射する電波
を受信できる位置にある場合に関するものである。第15
図に示すように、基地局BS2は、基地局BS1から送信され
た電波を受信し、基地局BS1でのフレーム同期に、基地
局BS2自身のフレームを同期させるように制御するもの
である。
次に動作について説明する。
第16図は、異なる基地局BSから発射された電波の遅延
時間の関係を示す説明図である。第16図では、基地局BS
1がフレームの先頭のタイムスロット151を送信したこと
を示している。そのタイムスロット151の電波は、T1時
間遅れて基地局BS2へ到達する。この電波の遅延によ
り、基地局BS2は、基地局BS1から送信された電波を受信
する時間のT1時間以前に、基地局BS2が電波を発射する
ようにタイミングを設定すれば、二つの基地局の中間点
で、フレーム同期が一致する。この場合、移動交換局MS
Cが指令情報を生成し、移動局MS、WLL局、基地局BSへ向
けて送信し、移動局MS、WLL局、基地局BSはこの指令情
報を受信する。受信した移動局MS、WLL局、基地局BSの
送受信部内に組み込まれているチャネル情報処理部が、
受信した指令に従い、指定されたタイムスロットを用い
て電波を送受信する。
二つの基地局BS1とBS2とが同一オペレータに属する場
合、基地局BSの相対位置は、第15図に示す配置にはなら
ず、第11図に示すように、基地局BS1の覆域が基地局BS2
の覆域に大きく重畳するように配置しないものとする。
即ち、第15図に示す例は、基地局BS1と基地局BS2とは異
なるオペレータに属する場合を示している。
第15図に示す例の場合、セル3あるいはセル4の大き
さが、数10kmとなると、周辺領域での遅延時間が、他の
基地局BSの次のタイムスロットの先端に重なり干渉が発
生する。第16図は、タイムスロット152,154が重ならな
い場合を示している。
第17図は、距離が大きく離れた異なる基地局BSから発
射された電波の遅延時間の関係を示す説明図である。
第17図に示した例では、基地局BS1および基地局BS2と
の間の距離が大きいため、遅延したタイムスロット152
が、次のタイムスロット154の先端部分に重なり、この
部分のデータの誤り率が増大する可能性がある場合を示
している。即ち、第17図において、時間T3>時間T2であ
る場合には、遅延したタイムスロット152が次のタイム
スロット154と重なり通信が妨害されることになる。
例えば、Personal Handy Phoneシステム(以下、PH
Sシステムという)では、時間T2=41.7μs(ガードタ
イム)であり、自身の基地局BSの電波の覆域が相手の基
地局BSの位置を含む場合、即ち、第15図に示す基地局BS
1と基地局BS2の様な場合には、基地局BS間の距離が原理
的には12.5kmまでのシステムを実現可能である(最も、
PHSシステムでは最大送信電力が10mW以下であるので、
基地局BSと通信可能な距離はずっと短い)。
前述のように、Personal Communication System
(以下、PCSという)では、通信可能な距離は12.5km以
下であるので、前記ガードタイムの長さ41.7μsは、距
離的に十分であるが、Cellular Communication Syste
m(以下、セルラーという)の場合では、この時間は短
い。
セルラーであるPersonal Digital Cellular Telec
om System(以下、PDCという)では、最も短い上りガ
ードタイムは6ビットの142.81μsである。この自動車
電話でも使用可能なPDCの値は、歩行者の携帯電話(PC
S)を前提としているPHS(Personal Handy Phone Sy
stem)の3倍以上であり、使用する形態によってガード
タイムの長さが異なっている。
第18図は、セルラーとPCSの場合におけるタイムスロ
ット長が異なる時分割CDMA信号/TDMA信号(*印)を有
する共用移動通信システムを示す説明図である。
第18図では、セルラーの場合とPCSの場合では、時分
割CDMAシステムのタイムスロットの長さが少し異なる例
を示している。ガードタイムが長い(利用可能なタイム
スロットが短い)セルラーの方が、ガードタイムのより
短い(利用可能なタイムスロットが長い)PCSに比べ、
時間の利用効率が悪いことになる。これは、セルラーが
大きなエリアをカバーしているという利便性を有するこ
とに伴う負担のしわ寄せであり、セルが小さいPCSが使
用効率が高いことに伴う利点と対応している。また、連
続時間CDMA方式に比べて、タイムスロットCDMA方式(TD
−CDMA方式)がこのガードタイムがある分だけ効率が低
下するが、送信電力の大きさによりタイムスロットを変
えることで、大電力の信号が小電力の信号を抑圧するこ
とに起因する連続時間CDMA方式の利用効率低下を欠点を
回避できる。
第19図は、セルラーとPCSの場合におけるタイムスロ
ット長が異なる時分割CDMA信号/TDMA信号(*印)を有
する共同移動通信システムにおける セルラー周波数帯にPCSタイムスロットが存在する場合
を示す説明図である。
第19図に示すように、セルラー周波数帯域にPCSタイ
ムスロットが挿入されている(TD−CDMA for PCS #
161−2P2を参照)。セルラーPCSは、同一フレームを採
用しているので、セルラーの通信量が少なく、PCSの通
信量が大きい場合には、セルラーに割り当てていたタイ
ムスロットをPCSで使用することが可能である。この場
合、移動交換局MSCが指令情報を生成し、移動局MS、WLL
局、基地局BSへ向けて送信し、移動局MS、WLL局、基地
局BSはこの指令情報を受信する。受信した移動局MS、WL
L局、基地局BSの送受信部内に組み込まれているチャネ
ル情報処理部が、受信した指令に従い、指定されたタイ
ムスロットを用いて電波を送受信する。
以上のように、この実施の形態8によれば、移動交換
局MSCの管理のもとで、ある基地局BSが自局でのフレー
ム同期に、他の基地局BSのフレームを同期させるように
制御し、互いに他システムの情報を自システム内に取込
み利用するので、通話量の増減に対して効率良く対応で
きる。例えば、時分割CDMA方式の制御チャネルが、TDMA
方式の情報を基に、またTDMA制御チャネルが、時分割CD
MA方式の報知情報を取り扱うという共用システムを構築
でき、互いに他の通信システムの情報を取り込み利用で
きる。
実施の形態9. 第20図は、この発明の実施の形態9による移動通信シ
ステムにおいて、2つの異なる通信システムに属する隣
接基地局間におけるフレーム同期を示す説明図である。
第21図は、異なる基地局BSから発射された電波の移動局
における時間遅延の関係を示す説明図である。第22図
は、移動局BSから発射された電波が基地局で受信された
場合における時間遅延の関係を示す説明図である。
実施の形態9の移動通信システムは、移動局BSと複数
基地局BSとの間で実施される時間関係情報を用いた通信
制御に関するものである。
次に動作について説明する。
移動局MS32は、現在基地局BS1と通信中であるとす
る。この場合、第21図に示す電波181が基地局BS1から発
射され、時間T4後に移動局MS32へ到達する(電波182を
参照)。この場合、移動局MS32は、この時間T4の長さを
知ることはできない。移動局MS32は、タイムスロットの
先頭時間位置を知らない。つまり、電波182を受信した
ことのみしか知らない。移動局MS32は、移動局MSから基
地局BSへの電波の送信であるアップリンクにおいて、第
22図に示す電波185を送信し、その電波185がタイムスロ
ットの先頭に来るように、基地局BS1によって制御され
る。
即ち、移動局MS32は、基地局BS1から送信された指令
に応じて、電波の発射時間を遅らせたり進めたりするこ
とで、第22図に示したように、電波186の先頭がタイム
スロットの先頭に一致するように調整する。この調整が
終了した時点で、移動局MS32は、電波185と受信波182と
の間の時間差の半分の位置がタイムスロット先頭位置で
あることを認識する。これにより、移動局MS32は、時間
T4を知ることができる。
他方、基地局BS1は、この遅延時間T4に関する情報を
知らないので、移動局MS32からこの遅延時間T4に関する
情報を伝送されて初めて、遅延時間T4の情報を入手す
る。入手された遅延時間T4の情報は、基地局BS1内のメ
モリに記憶されると同時に、移動交換局MSC01内のメモ
リ67にも記憶される。
第30図は、移動交換局MSC01内のメモリ67に格納され
た遅延時間情報を示す表である。
また、第21図に示すように、基地局BS2が電波183を発
射すると、移動局MS32は、基地局BS2から発射された電
波183を電波184として受信する。この場合、移動局MS32
は、基地局BS1が発射した電波181の到来波182との時間
差T5を直接認識することができるのみである。移動局MS
32は、この時間差T5の情報を基地局BS1へ伝送する。移
動交換局MSC01は、基地局BS1を経由して得られた遅延時
間T4の情報および時間差T5の情報より、それらの時間差
T6を計算する。これら時間情報T4,T5,T6は、公衆網PSTN
7を経由して、第二の移動通信システムの交換局MSC02へ
転送される。このようにして第30図に示す移動局MS32に
関する各種時間情報が移動交換局MSCのメモリ67内に記
憶される。
従って、移動局MS32が基地局BS2へ電波を送信する場
合には、第22図に示す電波187のようにタイムスロット
の先頭から時間T6だけ早く電波を発射すれば、基地局BS
2にはタイムスロットの先頭位置で電波188が到来するよ
うに設定できる。
移動局MS32が、基地局BS1から基地局BS2へハンドオフ
する場合の電波を出す位置は、上記した手順を用いて設
定可能であり、その時間情報は異なる移動通信システム
内の各移動交換局MSCに組み込まれている方式設定プロ
セッサのメモリ内に格納することで、いずれの通信シス
テムでも利用できるように設定できる。移動局MSが移動
する毎に、あるいは一定時間毎にこの時間情報取得手順
を作動させることで、移動交換局MSCは、常に適切なタ
イムスロット時間位置の指定を各移動局MS、WLL局、基
地局BS等に指示できる。
以上のように、この実施の形態9によれば、移動通信
システム内の移動交換局MSCに組み込まれている方式設
定プロセッサのメモリ内にタイムスロットに関する時間
情報を格納し、いずれの通信システムでもタイムスロッ
トの時間情報利用できるように設定した。これにより、
移動局MSが移動する毎に、あるいは一定時間毎にこの時
間情報取得手順を作動させることで、移動交換局MSC
は、常に適切なタイムスロット時間位置の指定を各移動
局MS、WLL局、基地局BS等に指示できる。
産業上の利用可能性 以上のように、この発明に係る移動通信システムは、
TDMA方式と時分割CDMA方式との共用WLLあるいは移動通
信システムにおいて、基地局間のフレーム同期を、発射
された電波に基づいて確立し、各タイムスロット長が異
なるセルラー通信システムとPCS通信システムとが同一
通信システムである、即ち、同一フレーム同期下で動作
する移動通信システムに応用するのに適している。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−35025(JP,A) 特開 昭63−35026(JP,A) 特開 平6−318927(JP,A) 特開 平8−130766(JP,A) 特開 平5−110504(JP,A) 特開 平7−222227(JP,A) 特開 平7−327263(JP,A) 特開 平8−23574(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の移動車載あるいは移動携帯通信装置
    である移動局、半固定のWLL局、少なくとも1つの基地
    局、および前記基地局に接続された移動交換局との間
    で、FSK,BPSK,QPSK,QDPSK,π/4−DQPSK,QAMSK,QGMSKの
    ディジタル変調方式の、FDMA方式あるいはマルチキャリ
    アーのTDMA方式あるいはCDMA方式あるいは時分割CDMA方
    式で無線接続され、周波数軸上でFDMA/TDMAディジタル
    信号とタイムスロット共用・周波数チャネル共用してい
    るCDMA信号チャネルである共用チャネルを有するタイム
    スロット共用・周波数チャネル共用の移動通信システム
    であり、同一周波数チャネル・同一タイムスロット内に
    あるCDMA信号が複数の信号から構成され、前記移動局、
    前記WLL局、前記基地局は、前記移動交換局の管理下
    で、前記TDMA信号の各信号を互いに異なる同期ワードを
    持たせて識別し、かつ前記TDMA信号とタイムスロット共
    用・周波数チャネル共用の時分割CDMA信号あるいは前記
    TDMA信号とタイムスロット共用の時分割CDMA信号を用い
    て通信を行うことを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】移動交換局はメモリを備え、前記移動交換
    局は、前記移動交換局に接続された前記基地局に属する
    WLL局を認識し、前記WLL局の無線情報、局識別情報であ
    る関連情報を前記メモリ内に格納し、前記WLL局との無
    線接続開始時に、前記メモリ内に格納された前記WLL局
    の関連情報を利用することを特徴とする請求の範囲1記
    載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】移動交換局は、WLL局との間で無線通信の
    接続を終了する場合に、前記無線通信中に得られた前記
    WLL局の関連情報を用いて、前記メモリ内に格納されて
    いる前記WLL局の関連情報を更新することを特徴とする
    請求の範囲2に記載の移動通信システム。
  4. 【請求項4】移動交換局は、WLL局との間で無線通信の
    接続を開始する場合に、前記WLL局の関連情報を基地局
    へ送信し、前記基地局は、前記WLL局の関連情報を受信
    し、前記基地局内の送信機は、受信した前記WLL局の関
    連情報を基に、前記WLL局へ送信される電波の送信電力
    を、前記WLL局の位置に応じた値に制御して送信するこ
    とを特徴とする請求の範囲2記載の通移動通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】移動交換局は、WLL局との間で無線通信の
    接続を開始する場合に、メモリ内に格納されている前記
    WLL局の関連情報を用いて、前記WLL局に接続されている
    基地局から送信される電波の送信電力を、前記WLL局の
    位置に応じて制御し、タイムスロットを前記電波の送信
    電力の値に応じたタイムスロットに設定することを特徴
    とする請求の範囲2記載の移動通信システム。
  6. 【請求項6】時分割CDMA信号と、タイムスロットを共用
    し、また周波数チャネルを共用しているTDMA信号と同期
    ワード識別共用TDMA信号との送信電力を、移動交換局の
    管理下で、移動局、WLL局及び基地局の送信機が制御す
    ることを特徴とする請求の範囲1記載の移動通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】移動交換局は、時分割CDMA信号とタイムス
    ロットを共用し、また周波数チャネルを共用しているTD
    MA信号と同期ワード識別共用TDMA信号との送信電力の大
    きさ毎に、移動局、WLL局を階層分けし、前記階層毎に
    異なるタイムスロットを割り当てることを特徴とする請
    求の範囲6記載の移動通信システム。
  8. 【請求項8】移動交換局は、TDMA信号の送信電力の大き
    さ毎に、移動局、WLL局を階層分けし、前記階属毎に異
    なるタイムスロットを割り当て、前記階層毎に一つのセ
    ル内にゾーンを仮想的に設定し、前記ゾーン内に、時分
    割CDMA信号と、タイムスロットを共用し、また周波数チ
    ャネルを共用しているTDMA信号と同期ワード識別共用TD
    MA信号とを用いる移動局、WLL局とを配置し、前記移動
    交換局は、前記移動局および前記WLL局の配置情報をメ
    モリ内に格納し管理することを特徴とする請求の範囲2
    記載の移動通信システム。
  9. 【請求項9】複数の移動車載あるいは移動携帯通信装置
    である移動局、半固定のWLL局、少なくとも1つの基地
    局、および前記基地局に接続された移動交換局との間
    で、FSK,BPSK,QPSK,QDPSK,π/4−DQPSK,QAMSK,QGMSKの
    ディジタル変調方式の、FDMA方式あるいはマルチキャリ
    アーのTDMA方式あるいはCDMA方式あるいは時分割CDMA方
    式で無線接続され、周波数軸上でFDMA/TDMAディジタル
    信号とタイムスロット共用・周波数チャネル共用してい
    るCDMA信号チャネルである共用チャネルを有するタイム
    スロット共用・周波数チャネル共用の移動通信システ
    ム、あるいは、複数個の時分割CDMA信号と複数個のTDMA
    信号とが、周波数は共用していないが、同じタイムスロ
    ットを共用しているタイムスロット共用の移動通信シス
    テムであり、前記移動通信システム内の前記移動局、前
    記WLL局、前記基地局は、前記移動交換局の管理下で、
    時分割CDMA信号中に少なくとも一つの時分割CDMA制御チ
    ャネルを有し、またTDMA方式の信号中にも少なくとも一
    つのTDMA制御チャネルを有し、前記時分割CDMA制御チャ
    ネルは、前記時分割CDMA方式の制御情報を取り扱い、同
    時に前記TDMA方式の制御情報を取り扱い、また前記TDMA
    制御チャネルは前記TDMA方式の制御情報を取り扱い、同
    時に前記時分割CDMA方式の制御情報を取り扱うことを特
    徴とする移動通信システム。
  10. 【請求項10】移動局あるいはWLL局は、時分割CDMA方
    式の制御信号を送受信して前記時分割CDMA方式の制御信
    号に関する情報を処理し、同時に、TDMA方式の制御信号
    を送受信して前記TDMA方式の制御信号に関する情報を処
    理し、放送制御チャネル受信状態のもとで、TDMA制御チ
    ャネルおよび時分割CDMA制御チャネルを受信し、前記制
    御情報の通信時には、前記TDMA制御チャネルおよび前記
    時分割CDMA制御チャネルのいずれかを選択し、選択され
    た前記制御チャネルを用いて、基地局および移動交換局
    へ前記制御情報を送信することを特徴とする請求の範囲
    9記載の移動通信システム。
  11. 【請求項11】基地局および移動交換局のいずれか、あ
    るいは前記基地局および前記移動交換局の双方は、時分
    割CDMA方式の制御信号を送受信して前記時分割CDMA方式
    の制御信号に関する情報を処理し、同時に、TDMA方式の
    制御信号を送受信して前記TDMA方式の制御信号に関する
    情報を処理し、あるいは、前記時分割CDMA方式の制御信
    号に関する情報を処理するか、前記TDMA方式の制御信号
    に関する情報を処理するかのいずれかを選択することを
    特徴とする請求の範囲9記載の移動通信システム。
  12. 【請求項12】基地局および移動交換局のいずれか、あ
    るいは前記基地局および前記移動交換局の双方は、時分
    割CDMA方式の制御信号を送受信して前記時分割CDMA方式
    の制御信号に関する情報を処理し、同時に、TDMA方式の
    制御信号を送受信して前記TDMA方式の制御信号に関する
    情報を処理し、前記時分割CDMA制御チャネルおよび前記
    TDMA制御チャネルの混雑度の情報を、前記時分割CDMA制
    御チャネルおよび前記TDMA制御チャネルの放送制御チャ
    ネルで放送し、WLL局あるいは移動局が、前記時分割CDM
    A制御チャネルおよび前記TDMA制御チャネルのいずれか
    を選択するように指示することを特徴とする請求の範囲
    9記載の移動通信システム。
  13. 【請求項13】基地局および移動交換局のいずれか、あ
    るいは前記基地局および前記移動交換局の双方は、時分
    割CDMA方式の制御信号を送受信して前記時分割CDMA方式
    の制御信号に関する情報を処理し、同時に、TDMA方式の
    制御信号を送受信して前記TDMA方式の制御信号に関する
    情報を処理し、時分割CDMA制御チャネルを、時間フレー
    ムの一つで送受信し、TDMA制御チャネルを、次の時間フ
    レームで送受信し、前記時分割CDMA制御チャネルと前記
    TDMA制御チャネルとを、フレーム毎に交互に送受信する
    ことを特徴とする請求の範囲9記載の移動通信システ
    ム。
  14. 【請求項14】TDMA方式及び時分割CDMA方式が、時間軸
    上のフレームで構成されるタイムスロットを共用し、全
    てのオペレータに属する複数の基地局が発射する電波に
    より構成されるセルが重畳している場合に、前記全ての
    オペレータに属する複数の移動交換局が前記TDMA方式あ
    るいは前記時分割CDMA方式のいずれかの方式のタイムス
    ロット・周波数チャネルを選択し、かつ前記選択された
    方式の前記タイムスロット・周波数チャネルフレーム構
    造の情報を、前記異なるオペレータに属する前記移動
    局、WLL局、基地局および前記移動交換局が共有するこ
    とを特徴とする移動通信システム。
  15. 【請求項15】複数の基地局のそれぞれは、TDMA制御チ
    ャネルあるいは時分割CDMA制御チャネルを送信し、移動
    局あるいはWLL局へ報知情報等を伝送している時に、あ
    るオペレータに属する一方の基地局が、前記制御チャネ
    ルの送信を、あるタイムスロットにおいて中断し、中断
    された前記タイムスロット期間中に他のオペレータに属
    する他方の基地局の制御チャネルを受信し、自身の時間
    フレームを受信した前記他のオペレータに属する他方の
    前記基地局のフレームに同期させることを特徴とする請
    求の範囲14記載の移動通信システム。
  16. 【請求項16】複数の基地局は、他のオペレータに属す
    る基準となる一方の基地局が故障し制御チャネルの送信
    を中断した場合、さらに他のオペレータに属する他方の
    基地局の制御チャネルを代わりの基準として選択し使用
    することを特徴とする請求の範囲15記載の移動通信シス
    テム。
  17. 【請求項17】複数の基地局は、他のオペレータに属す
    る基準となる一方の基地局が故障し制御チャネルの送信
    を中断した場合、さらに他のオペレータに属する他方の
    基地局の制御チャネルを代わりの基準として選択し使用
    し、前記複数の基地局あるいは移動交換局内では、故障
    した場合の代わりの基準となる他方の基地局の順番を、
    前記複数の基地局あるいは前記移動交換局のメモリ内に
    記憶させ、故障した前記一方の基地局を基準局とするこ
    とを放棄させ、別の正常な他方の基地局を前記メモリ内
    に格納した順番に従って、フレーム同期の基準局として
    新たに選択することを特徴とする請求の範囲15記載の移
    動通信システム。
  18. 【請求項18】複数の基地局が、それぞれTDMA制御チャ
    ネルあるいは時分割CDMA制御チャネルを送信し、移動局
    あるいはWLL局へ報知情報等を伝送し、複数の前記基地
    局が、他の基地局のフレームの同期情報に基づいて自身
    のフレームを同期させる機能を備え、互いに相手の基地
    局から送信された電波を直接受信出来ない距離に配置さ
    れている場合に、複数の前記基地局が発射する電波の覆
    域が構成するセルの重複した周辺領域に存在する前記移
    動局あるいは前記WLL局が、複数の前記基地局から送信
    された複数の制御チャネルを受信し、複数の前記基地局
    のフレーム同期間の時間のずれを測定し、一方あるいは
    双方へあるいは複数の前記基地局へ測定した時間ずれ情
    報を伝送する機能を備え、伝送されたフレーム同期の前
    記時間ずれ情報を基に、前記基地局が自身のフレームを
    他の前記基地局のフレームに同期させる機能を備えたこ
    とを特徴とする移動通信システム。
  19. 【請求項19】複数の基地局は、それぞれ異なるオペレ
    ータに属することを特徴とする請求の範囲18記載の移動
    通信システム。
  20. 【請求項20】WLL局が、加入者の非通話中において
    も、複数の基地局からの複数個の制御チャネルを受信
    し、複数の前記基地局のフレーム同期の間の時間差を測
    定し、一方あるいは双方へあるいは複数の前記基地局へ
    測定した前記時間差の情報を伝送する機能を有すること
    を特徴とする請求の範囲18記載の移動通信システム。
  21. 【請求項21】複数の基地局が発射する電波の覆域が構
    成するセルの重複した周辺領域にWLL局あるいは移動局
    が存在しない場合、複数の前記基地局の電波を受信可能
    な位置に監視局を設置し、前記監祝局が複数の前記基地
    局のフレーム同期の間の時間ずれを測定し、一方あるい
    は双方へあるいは複数の前記基地局へ測定した前記時間
    ずれ情報を伝送する機能を有することを特徴とする請求
    の範囲18記載の移動通信システム。
  22. 【請求項22】複数の移動車載あるいは移動携帯通信装
    置である移動局、半固定のWLL局、少なくとも1つの基
    地局、および前記基地局に接続された移動交換局との間
    で、FSK,BPSK,QPSK,QDPSK,π/4−DQPSK,QAMSK,QGMSKの
    ディジタル変調方式の、FDMA方式あるいはマルチキャリ
    アーのTDMA方式あるいはCDMA方式あるいは時分割CDMA方
    式で無線接続され、周波数軸上でFDMA/TDMAディジタル
    信号とタイムスロット共用・周波数チャネル共用してい
    るCDMA信号チャネルである共用チャネルを有するタイム
    スロット共用・周波数チャネル共用の移動通信システム
    であり、前記移動交換局が、時分割CDMAタイムスロット
    を隣接するセル内の同心円的ゾーンに割り当てる場合
    に、同一タイムスロットに割り当てる一つのセル内のゾ
    ーンが、隣接する前記セルのゾーンと、領域が重畳しな
    いように割り当てることを特徴とする移動通信システ
    ム。
  23. 【請求項23】複数の移動車載あるいは移動携帯通信装
    置である移動局、半固定のWLL局、少なくとも1つの基
    地局、および前記基地局に接続された移動交換局との間
    でFSK,BPSK,QPSK,QDPSK,π/4−DQPSK,QAMSK,QGMSKのデ
    ィジタル変調方式の、FDMA方式あるいはマルチキャリア
    ーのTDMA方式あるいはCDMA方式あるいは時分割CDMA方式
    で無線接続され、周波数軸上でFDMA/TDMAディジタル信
    号とタイムスロット共用・周波数チャネル共用している
    CDMA信号チャネルである共用チャネルを有するタイムス
    ロット共用・周波数チャネル共用の移動通信システムで
    あり、前記移動交換局の指示に基づいて、前記移動局、
    前記WLL局、および前記基地局が、同一時分割タイムス
    ロットの中に、セルラー用時分割タイムスロットと、PC
    S用時分割タイムスロットとを共存させ、前記セルラー
    用時分割タイムスロットのガードタイムが前記PCS用時
    分割タイムスロットのガードタイムより長くなるように
    制御することを特徴とする移動通信システム。
  24. 【請求項24】セルラー用の時分割タイムスロットは、
    セルラー用の時分割CDMAタイムスロットであり、PCS用
    時分割タイムスロットは、PCS用時分割CDMA信号タイム
    スロットであり、移動交換局の指示に基づいて、移動
    局、WLL局、および基地局が、同一時分割タイムスロッ
    トの中に、前記セルラー用の時分割CDMAタイムスロット
    と、前記PCS用時分割CDMAタイムスロットとを共存さ
    せ、前記セルラー用時分割CDMAタイムスロットのガード
    タイムが前記PCS用時分割CDMAタイムスロットのガード
    タイムより長くなるように制御することを特徴とする請
    求の範囲23記載の移動通信システム。
  25. 【請求項25】セルラー用時分割タイムスロットは、セ
    ルラー用時分割TDMAタイムスロットであり、PCS用時分
    割タイムスロットは、PCS用時分割TDMA信号タイムスロ
    ットであり、移動交換局の指示に基づいて、移動局、WL
    L局、および基地局が、同一時分割タイムスロットの中
    に、前記セルラー用時分割TDMAタイムスロットと、前記
    PCS用時分割TDMAタイムスロットとを共存させ、前記セ
    ルラー用時分割TDMAタイムスロットのガードタイムが前
    記PCS用時分割TDMAタイムスロットのガードタイムより
    長くなるように制御することを特徴とする請求の範囲23
    記載の移動通信システム。
  26. 【請求項26】セルラー用時分割タイムスロットは、セ
    ルラー用時分割CDMAタイムスロットおよびセルラー用時
    分割TDMAタイムスロットであり、PCS用時分割タイムス
    ロットは、PCS用時分割CDMA信号タイムスロットおよびP
    CS用時分割TDMA信号タイムスロットであり、移動交換局
    の指示に基づいて、移動局、WLL局、および基地局が、
    同一時分割タイムスロットの中に、前記セルラー用時分
    割CDMAタイムスロット、前記セルラー用時分割TDMAタイ
    ムスロット、前記PCS用時分割CDMAタイムスロット、お
    よび前記PCS用時分割TDMAタイムスロットとを共存さ
    せ、前記セルラー用時分割タイムスロットのガードタイ
    ムが前記PCS用時分割タイムスロットのガードタイムよ
    り長くなるように制御することを特徴とする請求の範囲
    23記載の移動通信システム。
  27. 【請求項27】複数の移動車載あるいは移動携帯通信装
    置である移動局、半固定のWLL局、少なくとも1つの基
    地局、および前記基地局に接続された移動交換局との間
    で、FSK,BPSK,QPSK,QDPSK,π/4−DQPSK,QAMSK,QGMSKの
    ディジタル変調方式の、FDMA方式あるいはマルチキャリ
    アーのTDMA方式あるいはCDMA方式あるいは時分割CDMA方
    式で無線接続され、周波数軸上でFDMA/TDMAディジタル
    信号とタイムスロット共用・周波数チャネル共用してい
    るCDMA信号チャネルである共用チャネルを有するタイム
    スロット共用・周波数チャネル共用の移動通信システム
    であり、前記移動局は、複数個の前記基地局と、異なる
    タイムスロットのTDMA信号あるいは時分割CDMA信号を使
    って通信し、前記基地局のタイムスロット制御に基づい
    て、タイムスロットの先頭時間位置よりも前記移動局が
    早く電波を発射する時間を測定し、前記移動局は、前記
    基地局から得られる受信波の先頭の時間と、他の複数の
    前記基地局から得られる受信波の先頭の時間との間の時
    間差を時間差情報として測定し、前記移動交換局は、測
    定された前記時間差情報を格納し、前記移動局が他の複
    数の前記基地局と交信する場合には、前記移動交換局か
    ら前記時間差情報を受け取り、受信した前記時間差情報
    に基づいて、タイムスロットの前記先頭位置より以前の
    電波を発射する時刻に関する時間情報を得ることを特徴
    とする移動通信システム。
  28. 【請求項28】時間差情報は、複数の移動交換局のメモ
    リ内に記憶されることを特徴とする請求の範囲27記載の
    移動通信システム。
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