JP2005354656A - 画素配列装置、固体撮像装置及びカメラ - Google Patents

画素配列装置、固体撮像装置及びカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、少なくとも水平方向の画素数を削減できる固体撮像素子を用いた固体撮像装置であって、モワレや偽信号を生じることなく良質な映像信号を高速に処理できる固体撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 2次元配列された光電変換部を備える固体撮像素子101が、光電変換部から読み出した信号電荷を2次元配列と異なる順序で出力し、信号変換部13が画素データに変換し、前記変換された2n+1行分の前記画素データを前記2次元配列に合うように再配列部15が再配列する。 再配列部15は、複数のラインメモリを備え、画素データの書込時に、各ラインメモリを1画素データ転送期間単位で順に選択して1画素データずつ書込み、画素データの読出時に、1行分の画素データ転送期間単位で各ラインメモリを順に選択して1行分の画素データを読み出すことで再配列する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受けた光を電気信号に変換し、映像信号として出力する固体撮像素子と信号処理回路から成る固体撮像装置に関する。
近年、受けた光を電気信号に変換する固体撮像素子と、前記電気信号を映像信号へと変換する信号処理回路とから成る固体撮像装置の開発が盛んに進められている。
前記固体撮像装置は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等のデジタルカメラに多く用いられているが、デジタルカメラに対する画質向上への要望は強く、固体撮像素子においては画素の高密度化が急激に進んでいる。
デジタルカメラにおいて、撮影した画像を動画像として用いる場合には、映像信号の出力スピードの制約があるために、静止画像として用いる場合ほど多くの画素数を使用できないので、固体撮像素子において信号電荷を読み出す画素を間引くことにより出力映像信号中の画素数を減らす方法が提案されている。
例えば、特許文献1(特開平11−234688号公報)には、水平方向3画素を1ブロックとして、各ブロックにおける中央画素を除く2画素(両端の2画素)の信号電荷を固体撮像素子内で混合すると共に、ブロックの中央の1画素の信号電荷を、隣接するブロックの中央の1画素の信号電荷と混合することにより、固体撮像素子からの出力映像信号における水平方向の画素数を削減する駆動方法が開示されている。
特開平11−234688号公報
しかしながら、水平方向における1/3間引きの際に、全画素出力時のサンプリング周波数の3分の1の成分が信号のDC成分に折り返されて加わるが、上述した従来の駆動方法による固体撮像素子では、サンプリング周波数の3分の1の成分が0ではないため、モワレの発生や、偽信号の発生などにより、出力映像信号の画質が劣化するという問題を有していた。
上記の問題に鑑み、本発明は、少なくとも水平方向の画素数を削減できる固体撮像素子を用いた固体撮像装置であって、モワレや偽信号を生じることなく良質な映像信号を高速に出力できる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、固体撮像素子から受け取った複数個の画素データを再度配列する画素配列装置であって、固体撮像素子からシーケンシャルに送信された複数の画素データを受信した結果として画素データ列を取得する取得手段と、取得した前記画素データ列から、一定間隔毎に、画素データを抽出する抽出手段と、抽出した画素データを、抽出した順序により、一列に配列する配列手段とを含む。
本発明の画素配列装置は、上述の構成を備えることにより、固体撮像素子から受信する画素データ列に一定間隔で挿入された画素データを抽出し、連続するデータ列とすることができる。特に、固体撮像素子が、撮像した画像に係る2次元配列された画素データについて、前記2次元配列の行に相当する画素データを連続的に出力せず、画素データ列に一定間隔で画素データを挿入して出力する場合に、画素データ列に係る各画素データを並べ替えて、固体撮像素子が撮像した画像を復元することができる。
ここで、前記抽出手段は、取得した前記画素データ列における所定の開始位置から、2個間隔毎に、前記画素データを第1画素データとして抽出し、さらに、前記開始位置の4個後の位置から、2個間隔毎に、第2画素データを抽出し、前記開始位置の8個後の位置から、2個間隔毎に、第3画素データを抽出し、前記配列手段は、抽出した第1画素データを、抽出した順序により、一列に配列し、さらに、抽出した第2画素データを、抽出した順序により、一列に配列し、抽出した第3画素データを、抽出した順序により、一列に配列してもよい。
この構成によれば、固体撮像素子から受信する画素データ列に2個間隔で挿入された画素データを抽出し、連続するデータ列とすることができる。特に固体撮像素子が、撮像した画像に係る2次元配列された画素データについて、前記2次元配列の行に相当する画素データを連続的に出力せず、画素データ列に一定間隔で2個間隔で3行分の画素データ挿入して出力する場合に、画素データ列に係る各画素データを並べ替えて、固体撮像素子が撮像した画像を復元することができる。
ここで、前記抽出手段は、前記第1画素データとして、所定数個、画素データを抽出し、前記第2画素データとして、所定数個、画素データを抽出し、前記第3画素データとして、所定数個、画素データを抽出してもよい。
この構成によれば、前記画素データ列について、画像の左右両端等、画面表示を行わない部分の画素データを除くことができ、無効な画素データを削除した画像の復元、無効な画素データの削除によるデータ処理の高速化を行うことができる。
ここで、前記抽出手段は、記憶手段と、前記画素データ列を、前記記憶手段の所定の連続アドレス領域に、受信順に書き込む書込手段と、前記連続アドレス領域内の一定間隔毎のアドレスを出力するアドレス制御手段とを含み、前記配列手段は、前記出力されたアドレスそれぞれから画素データを読み出し、一列に配列してもよい。
ここで、前記アドレス制御手段は、自装置外から、基準クロックと、水平同期信号とを受信する制御信号受信手段と、基準クロックに同期し、水平カウンタ値をカウントし出力する水平カウンタと、水平同期信号に同期し、垂直カウンタ値をカウントし出力する垂直カウンタと、前記水平及び垂直カウンタ値に基づき、ax+by+cで示されるアドレスを計算し出力するアドレス計算手段(xは、前記水平カウンタ値、yは前記垂直カウンタ値、a、bは、それぞれ所定の定数、cは、抽出を開始する位置に対応する読出開始アドレス)とを含んでもよい。
この構成によれば、固体撮像素子から出力された画素データ列を一旦、記憶手段の連続アドレス領域に保持し、当該連続アドレス領域における一定間隔毎のアドレスから画素データを読み出すので、画素データ列に一定間隔で挿入された画素データを抽出し、連続するデータ列とすることができ、特に、2次元配列された光電変換素子を備える固体撮像素子が、前記2次元配列の行に相当する画素データを連続的に出力せず、画素データ列に一定間隔で挿入して出力する場合に、固体撮像素子が撮像した画像イメージに基づいた画像データを復元することができる。
ここで、前記抽出手段は、3個のラインメモリを含む記憶手段と、1画素データ転送期間毎に、前記3個のラインメモリから順番に1のラインメモリを選択する制御手段とを含み、前記配列手段は、前記画素データ列から受信順に基づいて画素データを1つ取り出し、当該取り出した画素データを選択されたラインメモリに書き込む書込手段を含んでもよい。
この構成によれば、固体撮像素子から出力された画素データ列を、受信順に、第1のラインメモリ、第2のラインメモリ、第3のラインメモリ、第1のラインメモリ・・・へと順に振り分けていくので、画素データ列に一定間隔で挿入された画素データを抽出し、連続するデータ列とすることができ、特に、固体撮像素子が、撮像した画像に係る2次元配列された画素データについて、前記2次元配列の行に相当する画素データを連続的に出力せず、画素データ列に一定間隔で画素データを挿入して出力する場合に、画素データ列に係る各画素データを並べ替えて、固体撮像素子が撮像した画像を復元することができる。
ここで、前記書込手段は、前記画素データ列における所定の除外位置以外の画素データについて、前記ラインメモリへの書き込みを行ってもよい。
この構成によれば、前記画素データ列について、画像の左右両端等、画面表示を行わない部分の画素データを除くことができ、無効な画素データを削除した画像の復元、無効な画素データの削除によるデータ処理の高速化を行うことができる。
ここで、前記配列手段は、各ラインメモリに書き込まれたデータを読み出す場合に、予めラインメモリ毎に定めた個数の画素データは読み捨て、所定個数の画素データを読み出す読出手段を含んでもよい。
この構成によれば、ラインメモリに書き込まれたデータのうち、画像の左右両端等、画面表示を行わない部分に相当する画素データを読み出しても使用せず、画面表示を行う部分に相当する画素データのみを使用し、画像データを復元することができ、無効な画素データを削除した画像の復元、無効な画素データの削除によるデータ処理の高速化を行うことができる。
ここで、前記配列手段は、各ラインメモリに書き込まれたデータを読み出す場合に、予めラインメモリ毎に定めた連続アドレス内のデータを読み出す読出手段を含んでもよい。
この構成によれば、ラインメモリに書き込まれたデータのうち、画像の左右両端等、画面表示を行わない部分に相当する画素データを読み出さず、画面表示を行う部分に相当する画素データのみを読み出して、画像データを復元することができ、無効な画素データを削除した画像の復元、無効な画素データの削除によるデータ処理の高速化を行うことができる。
ここで、前記配列手段は、データの読み出し及び書き込みを並行に処理する2ポートメモリと、前記画素データを前記2ポートメモリに書き込み、又は読み出す場合に、前記固体撮像デバイスが備える光電変換部の2次元配列に基づき実行するデータ処理部とを含んでもよい。
この構成によれば、2ポートメモリを用いて再配列することにより、固体撮像素子からの画素データの読出動作と、映像出力のための画素データの出力動作とが並行して行えるので、画像データを出力要求に応じて高速に出力できる。
上記課題を解決するために、本発明は、固体撮像装置であって、2次元配列された複数の光電変換部を含む固体撮像素子と、その信号処理回路とから成り、前記固体撮像素子は、各光電変換部から読み出した信号電荷を垂直方向へ転送するために前記光電変換部の各列に対応して設けられている垂直転送部と、前記垂直転送部から受け取った信号電荷を水平方向に転送する水平転送部とを含み、前記垂直転送部における前記水平転送部に最も近い転送段である垂直最終段が、2n+1(nは1以上の整数)列毎に同じ転送電極構成を有し、前記2n+1列のうち、一つの列以外の垂直最終段あるいは全ての垂直最終段に、当該垂直最終段から前記水平転送部への転送動作を、当該2n+1列における他の垂直最終段とは独立して制御するために、前記他の垂直最終段とは独立した転送電極が設けられており、前記信号処理回路は、前記水平転送部から転送された各信号電荷を画素データに変換し、シーケンシャルに出力する変換手段と、画素配列装置とを含み、画素配列装置は、複数の前記画素データを受信した結果として画素データ列を取得する取得手段と、取得した前記画素データ列から、一定間隔毎に、画素データを抽出する抽出手段と、抽出した画素データを、抽出した順序により、一列に配列する配列手段とを含む。
ここで、前記垂直転送部における前記水平転送部に最も近い転送段である垂直最終段が、3列毎に同じ転送電極構成を有し、前記3列のうち、一つの列以外の垂直最終段あるいは全ての垂直最終段に、当該垂直最終段から前記水平転送部への転送動作を、当該3列における他の垂直最終段とは独立して制御するために、前記他の垂直最終段とは独立した転送電極が設けられてもよい。 この構成によれば、固体撮像素子から受信する画素データ列に一定間隔で挿入された画素データを抽出し、連続するデータ列とすることができる。特に、固体撮像素子が、撮像した画像に係る2次元配列された画素データについて、前記2次元配列の行に相当する画素データを連続的に出力せず、画素データ列に一定間隔で画素データを挿入して出力する場合に、画素データ列に係る各画素データを並べ替えて、固体撮像素子が撮像した画像を復元することができる。
ここで、前記抽出手段は、取得した前記画素データ列における所定の開始位置から、2個間隔毎に、前記画素データを第1画素データとして抽出し、さらに、前記開始位置の4個後の位置から、2個間隔毎に、第2画素データを抽出し、前記開始位置の8個後の位置から、2個間隔毎に、第3画素データを抽出し、前記配列手段は、抽出した第1画素データを、抽出した順序により、一列に配列し、さらに、抽出した第2画素データを、抽出した順序により、一列に配列し、抽出した第3画素データを、抽出した順序により、一列に配列してもよい。
この構成によれば、固体撮像素子から受信する画素データ列に2個間隔で挿入された画素データを抽出し、連続するデータ列とすることができる。特に固体撮像素子が、撮像した画像に係る2次元配列された画素データについて、前記2次元配列の行に相当する画素データを連続的に出力せず、画素データ列に一定間隔で2個間隔で3行分の画素データ挿入して出力する場合に、画素データ列に係る各画素データを並べ替えて、固体撮像素子が撮像した画像を復元することができる。
ここで、前記抽出手段は、前記第1画素データとして、所定数個、画素データを抽出し、前記第2画素データとして、所定数個、画素データを抽出し、前記第3画素データとして、所定数個、画素データを抽出してもよい。
この構成によれば、前記画素データ列について、画像の左右両端等、画面表示を行わない部分の画素データを除くことができ、無効な画素データを削除した画像の復元、無効な画素データの削除によるデータ処理の高速化を行うことができる。
ここで、前記抽出手段は、記憶手段と、前記画素データ列を、前記記憶手段の所定の連続アドレス領域に、受信順に書き込む書込手段と、前記連続アドレス領域内の一定間隔毎のアドレスを出力するアドレス制御手段とを含み、前記配列手段は、前記出力されたアドレスそれぞれから画素データを読み出し、一列に配列してもよい。
ここで、前記アドレス制御手段は、自装置外から、基準クロックと、水平同期信号とを受信する制御信号受信手段と、基準クロックに同期し、水平カウンタ値をカウントし出力する水平カウンタと、水平同期信号に同期し、垂直カウンタ値をカウントし出力する垂直カウンタと、前記水平及び垂直カウンタ値に基づき、ax+by+c(xは、前記水平カウンタ値、yは前記垂直カウンタ値、a、bは、それぞれ所定の定数、cは、抽出を開始する位置に対応する読出開始アドレス)で示されるアドレスを計算し出力するアドレス計算手段とを含んでもよい。
この構成によれば、固体撮像素子から出力された画素データ列を一旦、記憶手段の連続アドレス領域に保持し、当該連続アドレス領域における一定間隔毎のアドレスから画素データを読み出すので、画素データ列に一定間隔で挿入された画素データを抽出し、連続するデータ列とすることができ、特に、2次元配列された光電変換素子を備える固体撮像素子が、前記2次元配列の行に相当する画素データを連続的に出力せず、画素データ列に一定間隔で挿入して出力する場合に、固体撮像素子が撮像した画像イメージに基づいた画像データを復元することができる。
ここで、前記抽出手段は、3個のラインメモリを含む記憶手段と、1画素データ転送期間毎に、前記3個のラインメモリから順番に1のラインメモリを選択する制御手段とを含み、前記配列手段は、前記画素データ列から受信順に基づいて画素データを1つ取り出し、当該取り出した画素データを選択された前記ラインメモリに書き込む書込手段を含んでもよい。
この構成によれば、固体撮像素子から出力された画素データ列を、受信順に、第1のラインメモリ、第2のラインメモリ、第3のラインメモリ、第1のラインメモリ・・・へと順に振り分けていくので、画素データ列に一定間隔で挿入された画素データを抽出し、連続するデータ列とすることができ、特に、固体撮像素子が、撮像した画像に係る2次元配列された画素データについて、前記2次元配列の行に相当する画素データを連続的に出力せず、画素データ列に一定間隔で画素データを挿入して出力する場合に、画素データ列に係る各画素データを並べ替えて、固体撮像素子が撮像した画像を復元することができる。
ここで、前記書込手段は、前記画素データ列における所定の除外位置以外の画素データについて、前記ラインメモリへの書き込みを行ってもよい。
この構成によれば、前記画素データ列について、画像の左右両端等、画面表示を行わない部分の画素データを除くことができ、無効な画素データを削除した画像の復元、無効な画素データの削除によるデータ処理の高速化を行うことができる。
ここで、前記配列手段は、各ラインメモリに書き込まれた画素データを読み出す場合に、予めラインメモリ毎に定めた個数の画素データを読み捨て、残りの画素データを読み出す読出手段を含んでもよい。
この構成によれば、ラインメモリに書き込まれたデータのうち、画像の左右両端等、画面表示を行わない部分に相当する画素データを読み出しても使用せず、画面表示を行う部分に相当する画素データのみを使用し、画像データを復元することができ、無効な画素データを削除した画像の復元、無効な画素データの削除によるデータ処理の高速化を行うことができる。
ここで、前記配列手段は、各ラインメモリに書き込まれた画素データを読み出す場合に、予めラインメモリ毎に定めた連続アドレス内の画素データを読み出す読出手段を含んでもよい。
この構成によれば、ラインメモリに書き込まれたデータのうち、画像の左右両端等、画面表示を行わない部分に相当する画素データを読み出さず、画面表示を行う部分に相当する画素データのみを読み出して、画像データを復元することができ、無効な画素データを削除した画像の復元、無効な画素データの削除によるデータ処理の高速化を行うことができる。
ここで、前記再配列部は、画素データの読み出し及び書き込みを並行に処理する2ポートメモリと、前記画素データを前記2ポートメモリに書き込み、又は読み出す場合に、前記固体撮像デバイスが備える光電変換部の2次元配列に基づいて行うデータ処理部とを含んでもよい。
この構成によれば、2ポートメモリを用いて再配列することにより、固体撮像素子からの画素データの読出動作と、映像出力のための画素データの出力動作とが並行して行えるので、画像データを出力要求に応じて高速に出力できる。
また、本発明は、前記画素配列装置を備えたカメラである。
また、本発明は、前記固体撮像装置を備えたカメラである。
この構成によれば、固体撮像素子から高速にデータが出力されるので、高速動作が可能なカメラを実現できる。
本発明の最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<1.構成>
まず、本発明に係る固体撮像素子について、説明を行う。
図19は、前記固体撮像素子の概略構成を示す図である。
固体撮像素子101は、全画素同時独立読み出し方式を採用し、画素に対応して二次元状に配列された光電変換部102と、垂直転送部103と、水平転送部104とを備えている。
光電変換部102は、フォトダイオードで構成する。
光電変換部102の各々には、赤(R)、緑(G)、青(B)の三色のカラーフィルタが垂直、水平方向共に2画素おきに周期的に配置する。
垂直転送部103及び水平転送部104は、それぞれCCD(Charge Coupled Device)で構成する。
例えば、垂直方向2画素×水平方向2画素の計4画素を1単位とした場合、図19に示すように左下の画素がR、右下および左上の画素がG、右上の画素がBとなるように、カラーフィルタを配置する。
なお、制御信号が、制御部(図示せず)から垂直転送部103および水平転送部104の転送電極へと送られることにより、固体撮像素子101が動作する。
前記制御部は、固体撮像素子101の外部に設けられ、信号線により固体撮像素子101と接続する。
また、前記制御部は、固体撮像素子101と一体的に形成されていても良い。
垂直転送部103は、垂直方向における光電変換部102の3行分を、一つの転送段とする。
ここで、固体撮像素子101における水平方向の画素混合動作について説明する。
固体撮像素子101は、制御部(図示せず)が垂直転送部103および水平転送部104の転送動作を制御することにより、水平方向における1画素おきの3画素ごとの信号電荷を混合し、水平方向の画素数を1/3に削減する。
図20は、信号電荷を混合する画素の組み合わせを模式的に示した図である。
混合する画素の組み合わせを、以下、混合画素群と称する。
図20において、Rxyのように示した記号において、R、G、Bは当該画素のフィルタの色を表し、xは当該画素の垂直位置(水平転送部104に近い方から第1段,第2段,・・・とする)、yは混合画素群における当該画素の位置(水平転送部104の出力側に近い方から第1番目、第2番目、・・・とする)をそれぞれ表すものとする。
図20に示すように、固体撮像素子101は、例えば、G11、G12、G13のように、1画素おきに3つずつの緑の画素を、第1の混合画素群とする。
さらに、この第1の混合画素群によって生成される混合画素の重心と等間隔になるように、青の画素による混合画素群が決定されている。
すなわち、第1の混合画素群のG12とG13との間のB11と、このG13と隣りの混合画素群のG11との間の画素であるB12と、隣の混合画素群のG11とG12との間の画素であるB13との3つの画素を、第2の混合画素群とする。
このように、水平方向において交互に配置された二色の画素を、1画素おきに3つずつ組み合わせて混合することにより、混合後の各色の画素重心が等間隔となるので、モワレや偽信号が生じない。
次に、図20に示す組み合わせで画素混合を行うための固体撮像素子101の駆動手順について、図21〜図31の状態遷移図を用いて説明する。
固体撮像素子101の垂直転送部103は、3列単位に構成されている。
図21〜図31では、水平転送部104の信号電荷は向かって左側に出力されるものとし、この3列単位の垂直転送部103のそれぞれを、水平転送部104の出力側に近い方から順に、第1列、第2列、第3列とする(図中では、1列、2列、3列と表記する)。
また、垂直転送部103において、水平転送部104に最も近い転送段を、以下、垂直最終段と称する。
上記3列単位に構成された垂直転送部103の垂直最終段のうち、第2列および第3列の垂直最終段は、同じ列の他の転送段並びに他の列の垂直最終段のいずれとも別個に独立して転送を行えるようにそれぞれ構成されている。
すなわち、第1列および第3列の垂直最終段に信号電荷を保持したままで、第2列の垂直最終段の信号電荷のみを水平転送部104へ転送することができる。
また、第1列および第2列の垂直最終段に信号電荷を保持したままで、第3列の垂直最終段の信号電荷のみを水平転送部104へ転送することができる。
まず、図21に示すように、3列単位の垂直最終段のうち、第2列の垂直最終段のみを駆動することにより、図21中に矢印で表したように、この第2列の垂直最終段のみの信号電荷を、水平転送部104へ転送する。
次に、図22に示すように、水平転送部104の信号電荷を、順方向へ2画素分だけ転送する。
次に、図23に示すように、3列単位の垂直最終段のうち、第3列の垂直最終段のみを駆動することにより、図23中に矢印で表したように、この第3列の垂直最終段のみの信号電荷を、水平転送部104へ転送する。
これにより、図24に示すように、G12とG13、および、B12とB13の2画素ずつの信号電荷が、水平転送部104内でそれぞれ混合されることとなる。
そして、さらに、図24に示すように、水平転送部104の信号電荷を、順方向へ2画素分だけ転送する。
次に、図25に示すように、全ての垂直転送部103に1段分の垂直転送を行わせることにより、図26に示すように、G11とG12とG13の3画素の信号電荷、および、B11とB12とB13の信号電荷が、水平転送部104内でそれぞれ混合される。
このように、同じ段における二色の画素が、1画素おきに3画素ずつの組み合わせで混合されるので、水平方向における画素数が1/3に削減されることとなる。
また、図26から分かるように、緑の混合画素と青の混合画素が等間隔になるので、モワレや偽信号が生じない。
さらに、図26に示した状態から、図21〜図25に示した動作と同じ転送動作を繰り返すことにより、図26に示した状態において垂直最終段にあった信号電荷が、図27に示すように、1画素おきに3画素ずつの組み合わせで、水平転送部104内で混合される。
さらに、図27に示した状態から、図21〜図25に示した動作と同じ転送動作を繰り返すことにより、図27に示した状態において垂直最終段にあった信号電荷が、図28に示すように、1画素おきに3画素ずつの組み合わせで、水平転送部104内で混合される。
これにより、図20にaで示した3段分の全画素の信号電荷が、水平転送部104へ転送されたこととなる。
次に、図29に示すように、水平転送部104内の信号電荷を順次出力することにより、固体撮像素子101から、3行分の信号電荷が、水平方向の画素数が1/3に削減された状態で出力される。
この後、上述と同様の転送動作を繰り返すことにより、図20にbで示した3段分の全画素の信号電荷が、図30に示すような状態で水平転送部104へ転送され、図31に示すように、水平転送部104から順次出力される。
上述のように、固体撮像素子101の水平転送部104から出力される画像信号は、画素が1次元に配置されたものであるので、この信号を元の2次元配列に戻すために、固体撮像素子101の外部の画像処理装置において、水平転送部104からの出力信号を2次元的に再配置する処理が行われる。
前記2次元的に再配置する方法については、後述する。
なお、図32に示すように、水平方向に1画素おきの3画素を、垂直方向に1行おきの3行分、合計9画素を一つの混合画素群とすれば、全てのフォトダイオードの信号画素を捨てずに混合できるので、感度を向上させることができ、好ましい。
この場合、RGBのそれぞれについての混合画素群の重心は、図32に示したように、等間隔となる。
従って、解像度が高くモワレが少ない画像を得ることができる。
この場合、垂直方向において1行おきの3行分の信号電荷を混合する方法は、例えば、以下のとおりである。
(1)まず、2行おきの1/3の画素の信号電荷を垂直転送部103へ読み出し、2画素分垂直転送する。
(2)次に、前回読み出した画素から順方向に2画素目の画素の信号電荷を垂直転送部103へ読み出し、前回読み出した画素と混合し、2画素分垂直転送する。
(3)さらに、残りの画素の信号電荷を垂直転送部103へ読み出し、1画素おきの3画素の信号電荷を混合する。
なお、垂直転送段を3画素分とする電極構造(6相)の場合、上記動作が可能である。
また、垂直転送段を2画素分とする電極構造(4相)の場合、3段を1単位として、含まれる6画素に対応する読み出し電極をすべて独立にする必要があるため、電極の総数は8相必要である。
例えば、図33に示すように、図32に示した9画素から、垂直方向における真ん中の行を間引いた、合計6画素を一つの混合画素群としても良い。
この場合も、RGBのそれぞれについての混合画素群の重心が等間隔となるので、解像度が高くモワレが少ない画像を得ることができる。
また、図34に示すように、垂直方向における3行中の2行を間引き、水平方向における3画素のみを一つの混合画素群としても良い。
前述したように、行を間引くことによって垂直方向の画素数も削減することにより、さらに信号出力スピードを向上させることも可能である。
垂直方向の画素数を削減する方法としては、例えば、画素を構成するフォトダイオードから垂直転送部103へ信号電荷を読み出す際に、不要な行の電荷を読み出さずにフォトダイオードに蓄積したままにしておくことにより、読み出さなかった行の画素を間引く方法がある。
この場合、読み出されなかった信号電荷は、フォトダイオードから基板等に排出する構成とすれば良い。
ここで、上述した駆動を実現するための電極構造の一例を、図35に示す。
図35に示す電極構造は、垂直転送部103の垂直転送段の各々を、V1〜V6の6相の転送電極(共通電極)で構成したものである。
ただし、垂直最終段のみは、他の垂直転送段と電極構造が異なっている。
すなわち、垂直最終段の第2列は、他の垂直転送段並びに垂直最終段における他の列(第1列および第3列)のいずれとも独立して転送動作を行わせるために、第3相および第5相が、前述の共通電極とは異なる独立電極(VC1、VC2)により構成されている。
また、垂直最終段の第3列は、他の垂直転送段並びに垂直最終段における他の列(第1列および第2列)のいずれとも独立して転送動作を行わせるために、第3相および第5相が、前述の共通電極並びに第2列の独立電極のいずれとも異なる独立電極(VC3、VC4)により構成されている。
なお、垂直最終段の第1列は、他の垂直転送段と同様に、V1〜V6の共通電極により構成されている。
このような電極構造をとることにより、3列ごとの垂直最終段の第2および第3列に独立して転送動作を行わせることが可能となり、図21〜図31に示したような転送動作を実現できる。
あるいは、図36に示すように、垂直最終段の第1列も、第3相および第5相を独立電極(VC5、VC6)により構成しても良い。
この構成を採用した場合、図25に示した状態では全ての垂直転送部103に同時に転送動作を行わせたところを、第1列のみに転送動作を行わせてから、全垂直転送段による1段転送を行うようにしても良い。
なお、垂直転送部103が6相駆動の場合、垂直最終段の第2列および第3列(あるいは第1〜第3列の全て)における6枚の電極のうち、2枚あるいは3枚が、独立電極であることが好ましい。
垂直最終段において3枚の転送電極を独立電極とする場合の構造例を、図37および図38に示す。
これら2枚あるいは3枚の独立電極は、互いに隣接していてもかまわないが、製造プロセスを考慮すれば、独立電極間に少なくとも1枚の共通電極が介在している方が好ましい。
従って、6相駆動の場合は、例えば図35および図36にそれぞれ示すように、水平転送部104側に近い方から2番目および4番目を独立電極とした構成、あるいは、例えば図37および図38にそれぞれ示すように、水平転送部104側に近い方から2番目、4番目、および6番目を独立電極とした構成が好ましい。
ただし、垂直最終段の電極構造は、これらの具体例に限定されない。
また、本実施形態では、6相駆動の電極構造を例示したが、3相または4相であっても構わない。
ただし、3相または4相駆動の場合、独立電極の数は2枚となる。
なお、図39は、図35および図36に示すような電極構造におけるゲート電極の具体的配置の一例を示す図である。
図39において、チャネルストップ151の間に形成された転送路152が、垂直転送部103となる。
図22の例では、垂直転送部103における垂直最終段以外の転送段は、V2、V4、およびV6の3枚の転送電極が、同一層の電極膜(第1層目電極)によって全列にわたる共通電極として形成されている。
同様に、V1、V3、およびV5の3枚の転送電極も、前記第1層目電極よりも上層に形成される同一層の電極膜(第2層目電極)により、全列にわたる共通電極として形成されている。一方、垂直最終段においては、前記第2層目電極と同じ電極膜を、各列において島状に分離したパターン形状とすることにより、第3相および第5相の転送電極(水平転送部104に近い側から2番目および4番目の電極)が、独立電極として形成される。
なお、図35に示すように、垂直最終段の第1列を独立して駆動させない場合は、図39に示すφV3AおよびφV5Aを、φV3およびφV5と同じ端子に接続すれば良い。
ここで、図35に示した電極構造を例にとり、制御部(図示せず)から垂直転送部103および水平転送部104の各転送電極へ与えられる制御信号のタイミングチャートと、このタイミングチャートに応じた転送電荷の様子を、図40に示す。
なお、この電極構造の場合、図41に示すように、光電変換部102から読み出された信号電荷は、転送電極のV3およびV4に蓄積されるようになっている。
図40において、V1〜V6、および、VC1〜VC4のそれぞれに与えられる駆動パルスが高レベルの場合に、当該電極はストレージ部となる。
また、駆動パルスが低レベルの場合に、当該電極はバリア部となる。
図40に示すタイミングチャートに従って、垂直転送部103および水平転送部104を駆動することにより、本実施形態で説明したような画素混合が実現できる。
なお、図40に示すように、φV4を低レベルにするタイミング(t2)よりも前に、φV2を高レベルにする(t1)ことが好ましい。
時刻t1でφV2を高レベルとすることにより、信号電荷の蓄積電極が時刻t1以前においてはφV3、φV4となり、時刻t1〜t2の期間においてはφV2、φV3(φVC3)、φV4となり、時刻t2〜t3の期間においてはφV2、φV3(φVC3)となる。
これにより、水平転送部104へ信号電荷を移動する期間に、転送しない垂直転送段の信号電荷の損失を防止できるという利点がある。
次に、固体撮像素子101を用いた固体撮像装置について説明を行う。
図1は、本発明の固体撮像装置の構成を示すブロック図である。
固体撮像素子101は、上述の固体撮像素子であり、受けた光を電気信号に変換し、前記電気信号を信号変換部13に出力する。
固体撮像素子駆動部12は、制御用信号を出力することにより、固体撮像素子101を制御する。
信号変換部13は、固体撮像素子101から入力された前記電気信号に対し、CDS(Correlated Double Sampling)、AGC(Auto Gain Control)、A/D(Analog/Digital)変換の各処理を施す。
CDSは、固体撮像素子101から出力された前記電気信号のノイズ除去を行う。
AGCは、前記CDSによるノイズ除去後の信号にゲインをかけ、信号の出力レベルを調整する。
A/D変換は、前記AGC後のレベル調整された固体撮像データを、デジタル信号に変換する。
信号変換部13は、変換後の前記デジタル信号を3ライン分一括して再配列部15に対し出力する。
SSG(Sync Signal Generator)14は、固体撮像素子101及び信号処理部19の駆動タイミングを決める基準信号を生成する。
SSG14は、フィールド(画面)の開始と水平ラインの開始のタイミングを決める基準信号を再配列部15に対し出力し、再配列部15は、前記基準信号に従い、信号変換部13が出力したデジタル信号の再配列処理を行う。
固体撮像素子101の水平転送部から出力され、信号変換部13により処理された前記デジタル信号は、上述の通り、画素が1次元に配置されたものに対応し、当該信号を元の2次元配列に戻す処理が再配列処理である。
例えば、図20に(a)及び(b)で示した3段分の画素に対応するデータが、それぞれ、図2に示す順序で、再配列部15に入力するものとする。
図2は、信号変換部13から再配列部15へのデータの入力順序を示す模式図である。
図3は、固体撮像素子101が生成した電気信号に対応する、画素データの2次元配列を示す模式図である。
なお、図2において、(ダミー)と表記している部分は、垂直転送部103の周辺部に位置する画素であって、3画素分の信号電荷が混合されていないものを指す。
また、図2に示したa7〜a12、a13〜a18、b7〜b12、b13〜b18は、図29および図31にそれぞれ示したa1〜a6およびb1〜b6の繰り返しであるが、2次元配置した後の位置を分かりやすくするために、添え字を変更したものである。
再配列部15は、図2に示す入力データを、図3に示す元の2次元配列へと再配列する再配列処理を行う。
再配列処理の詳細については、後述する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)16は、再配列部15によって再配列されたデジタルデータを保持する。
DRAM制御部17は、再配列部15から、上記デジタル信号を1ライン毎の信号に並び替えた固体撮像素子データを受信し、DRAM16に保持させる。
また、DRAM制御部17は、DRAM16から、並び替え後の前記固体撮像素子データを読み出し、出力信号生成部18に出力する。
出力信号生成部18は、並び変えブロックを通過後の前記固体撮像素子出力データを入力として、輝度を生成出力するY信号処理と、色差を生成出力するC信号処理とを行う。
出力信号生成部18は、前記Y信号処理において輝度信号を生成出力するが、固体撮像素子出力データからY信号への変換後の映像は、画像の鮮明感にかける場合があるため、更に輪郭補正処理を行うことにより輪郭強調を行う。
<2.動作>
図4は、再配列部15の構成を示すブロック図である。
入力部60には、信号変換部13から、図2に示した通りa1からb30までのデータが順に入力される。
ラインメモリ51乃至56の各メモリは、信号変換部13から再配列部15に入力されるデータを8個ずつ保持するものとし、データの保持領域毎に水平アドレス(HA)を持つ。
ここで、説明を簡潔に行うため、ラインメモリ51乃至56に保持するデータを8個ずつとしているが、8個に限るものではないことは当然であり、固体撮像素子の画素データ数に応じて増減する。
各ラインメモリが保持するデータは、画像の水平ライン1本分に相当し、本実施形態では8個のデータである。
ここで、ラインメモリ51乃至53から成るメモリ群をメモリセット81と称し、ラインメモリ54乃至56から成るメモリ群をメモリセット82と称する。
スイッチ41は、入力部60から入力されるデータを、メモリセット81とメモリセット82のいずれに出力するか、入力部62から入力される信号に応じて選択する。
入力部62に入力される信号は、水平ライン3本(3H)分のデータが入力される時間間隔で立ち上がるパルスである。
入力部63に入力される信号は、1画素のデータが入力される時間間隔で立ち上がるパルスであり、スイッチ42は、入力部63から入力される信号に応じてラインメモリ51乃至53のいずれかを選択する。
入力部64に入力される信号は、1画素のデータが入力される時間間隔で立ち上がるパルスであり、スイッチ43は、入力部64から入力される信号に応じてラインメモリ54乃至56のいずれかを選択する。
アドレスカウンタ57は、入力部62、63、65に入力される信号に基づき、ラインメモリ内の書込アドレス又は読出アドレスを生成し、スイッチ42で選択されているラインメモリに指示する。
同様に、アドレスカウンタ58は、入力部62、64、66に入力される信号に基づき、ラインメモリ内の書込アドレス又は読出アドレスを生成し、スイッチ43で選択されているラインメモリに指示する。
入力部65及び66に入力される信号は、水平ライン1本(1H)のデータが入力される時間間隔で立ち上がるパルスであり、スイッチ44は、入力部65から入力される信号に応じてラインメモリ51乃至53のいずれかを選択し、スイッチ45は、入力部66から入力される信号に応じてラインメモリ54乃至56のいずれかを選択する。
スイッチ46は、入力部67から入力される信号に応じてメモリセット81とメモリセット82のうちいずれかを選択する。
スイッチ41と、スイッチ46とが選択するメモリセットは、スイッチ41がメモリセット81を選択している場合にはスイッチ46がメモリセット82を選択し、スイッチ41がメモリセット82を選択している場合にはスイッチ46がメモリセット81を選択するというように逆相となるように定められている。
再配列部15は、メモリセット81にデータの書込を行っている間には、メモリセット82からデータの読出を行っており、逆に、メモリセット82にデータの書込を行っている間には、メモリセット81からデータの読出を行うよう動作する。
メモリセット81へのデータの読み書きと、メモリセット82へのデータの読み書きについては、説明が重複するので、メモリセット81へのデータの読み書きについてのみ説明する。
図5は、信号変換部13から入力されるa1からa30までのデータを、再配列部15がメモリセット81中に再配列する動作を示す図である。
図5中のI60、I62、I63、I64、I65は、入力部60、62、63、64、65それぞれに入力される信号を示す。
SW42は、スイッチ42が選択しているラインメモリがラインメモリ51乃至53のいずれであるかを示し、HAは、ラインメモリ51、ラインメモリ52、ラインメモリ53の書込アドレスを示す。
再配列部15は、SW42及びHAの内容から、書込対象となるラインメモリと、書込アドレスを定めている。
例えば、図5のタイミングT101は、SW42が「51」を示し、HAが「0」であり、I60が「a1」であるので、再配列部15は、ラインメモリ51のアドレス0番地に、データa1を書き込んでいる。
SW42がラインメモリ52及び53に対応する「52」及び「53」である場合のHAは、SW42が直前に示していた値から生成する。
SW42が「51」である場合のHAは、I62のパルス入力時に「0」となり、又SW42が「51」となる毎にインクリメントする。
SW42が「52」となるラインメモリ52のHAは、ラインメモリ51に対応する直前のHAから「1」引いた値であり、同様に、ラインメモリ53のHAは、ラインメモリ51に対応する直前のHAから「2」引いた値となる。
前記減算により計算したラインメモリ52、53の書込アドレスが「0」未満になる場合には、ラインメモリへのデータの書込は行わない。
また、HAが「8」以上となる場合にも、ラインメモリへのデータの書込は行わない。
図5のタイミングT102では、SW42が「51」、HAが「0」であり、T102では、SW42は「52」、HAは「0未満」となるので、データの書込は、行わない。
同様に、T103、T106、T125、T128、T129では、ラインメモリへのデータの書込は、行わない。
図5の動作により、図3に示すようにa1〜a30の水平3ライン分のデータが、ラインメモリ51乃至53に保持される。
ラインメモリ51は、図3中の垂直アドレス「0」に相当する領域であり、水平アドレス「0」乃至「7」に対応する記憶領域に、a1、a4、a7、a10、a13、a16、a19、a22を保持する。
ラインメモリ52は、図3中の垂直アドレス「1」に相当する領域であり、水平アドレス「0」乃至「7」に対応する記憶領域に、a5、a8、a11、a14、a17、a20、a23、a26を保持する。
ラインメモリ53は、図3中の垂直アドレス「2」に相当する領域であり、水平アドレス「0」乃至「7」に対応する記憶領域に、a9、a12、a15、a18、a21、a24、a27、a30を保持する。
図6は、再配列部15が、メモリセット81を用いて再配列したデータをDRAM制御部17に出力する動作を示す図である。
図6中のSW44は、スイッチ44が選択しているラインメモリがラインメモリ51乃至53のいずれであるかを示し、HAは、ラインメモリ51、ラインメモリ52、ラインメモリ53の読出アドレスを示す。
SW44は、I67、I65の双方にパルス入力された場合に「51」を示し、以後、I65にパルスが入力するたびに、「52」、「53」と順に示していく。
HAは、I65、I63にパルスが入力された場合に「0」を示し、I63にパルスが入力されるたびに、値がインクリメントされる。
I61は、SW44が示すラインメモリのHAで示されるアドレスから、読み出されるデータの内容を示している。
再配列部15は、図6に示す制御を行うことにより、DRAM制御部17に対し、所望の並び方のデータ出力を行う。
また、再配列部15は、上記a1乃至a30に対し行ったのと同様の処理を、前記b1乃至b30についてもメモリセット82を用いて行えばよい。
<3.変形例>
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。
以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の実施の形態では、再配列部15は、図2においてダミーと示したデータであるa2、a3、a6、a25、a28、a29、b2、b3、b6、b25、b28、b29をラインメモリ中に保持せず読み捨てるよう制御を行っていたが、前記ダミーも含めてラインメモリに保持し、前記保持したデータを読み出す際にアドレス調整して、所望の並びのデータ出力を行ってもよい。
本変形例では、アドレスカウンタ57及び58の動作が上記の実施の形態で示した動作と異なる。
また各ラインメモリが、ダミーを含めた10個のデータを保持する領域を備える。
図8は、本変形例において、再配列部15が、信号変換部13から入力されるデータをメモリセット81を用いて再配列する動作を示す図である。
アドレスカウンタ57は、I62、I65、I63にパルスが入力された時に、スイッチ42をラインメモリ51に切替え、書込アドレスとして「0」を指定する。
SW42は、I63にパルスが入力されるたびに、接続先を「51」、「52」、「53」の順に変更している。
アドレスカウンタ57は、I63にパルスが3つ入力されるたびにHAの値をインクリメントする。
上記動作により、図2に示すデータを、図7に示すようにラインメモリに保持する。
図7は、ダミーデータもラインメモリに保持する場合の、ラインメモリ内のデータの配列を示す図である。
図7中の垂直アドレスが「0」の行が、ラインメモリ51に相当し、水平アドレス「0」乃至「9」に、a1、a4、a7、a10、a13、a16、a19、a22、a25、a28を保持している。
図7中の垂直アドレスが「1」の行が、ラインメモリ52に相当し、水平アドレス「0」乃至「9」に、a2、a5、a8、a11、a14、a17、a20、a23、a26、a29を保持している。
図7中の垂直アドレスが「2」の行が、ラインメモリ53に相当し、水平アドレス「0」乃至「9」に、a3、a6、a9、a12、a15、a18、a21、a24、a27、a30を保持している。
データを図7に示すようにラインメモリに保持した場合に、DRAMへ前記データを読み出す制御には(a)読出アドレス制御(b)読出タイミング制御の2つの制御がある。
(a)読出アドレス制御
図9は、再配列部15が読出アドレス制御を行い、メモリセット81を用いて再配列したデータをDRAM制御部17に出力する場合の動作を示す図である。
再配列部15は、I67、I65、I63にパルスが入力された場合に、HAを「0」とし、スイッチ44はラインメモリ51を選択し、HAが「0」の領域に保持するデータであるa1を出力する。
再配列部15は、I63にパルスが入力される毎に、HAをインクリメントし、HAに対応するデータを出力する。
前記インクリメントは、予め定めた(1ライン分のデータ数−1)回である7回繰り返し、以後、I65にパルスが入力されるまで、データ出力を行わない。
次に、I65にパルスが入力された場合には、図9に示すように、スイッチ44をラインメモリ52に切替え、HAを「1」とし、HAに対応するデータを出力し、I63にパルスが入力される毎に、HAのインクリメント、データ出力を行う。
前記インクリメントは7回繰り返し、以後、I65にパルスが入力されるまで、データ出力を行わない。
次に、I65にパルスが入力された場合には、図9に示すように、スイッチ44をラインメモリ53に切替え、HAを「2」とし、I63にパルスが入力される毎に、HAのインクリメント、データ出力を行う。
再配列部15は、データをラインメモリ51、52、53のいずれから読み出すかに応じて、上述のように読出アドレスの初期値を1ずつずらすことにより、ダミーデータを読み出す必要がなくなり、所望の順序で、データを出力することができる。
(b)読出タイミング制御
図10は、再配列部15が読出タイミング制御を行い、メモリセット81を用いて再配列したデータをDRAM制御部17に出力する動作を示す図である。
再配列部15は、I67、I65、I63にパルスが入力された場合にHAを「0」とし、スイッチ44はラインメモリ51を選択し、HAが「0」の領域に保持するデータであるa1を出力する。
再配列部15は、I63にパルスが入力される毎にHAをインクリメントし、HAが示す領域のデータを出力する。
データの出力は8個で留め、HAが「8」「9」となる場合には、データ出力を行わない。
次に、I65、I63にパルスが入力された場合には、スイッチ44はラインメモリ52への接続に切り替わり、HAを「0」とするが、この時データの出力は行わない。
つまり、スイッチ44がラインメモリ52に切り替わっている場合には、HAが「0」に対応するデータの出力は行わない。
続いて、I63にパルスが入力される毎に、HAをインクリメントし、HAに対応するデータを順次出力する。
また、データの出力は8個で留め、HAが「9」となる場合には、データ出力を行わない。
次に、I65、I63にパルスが入力された場合には、スイッチ44はラインメモリ53への接続に切り替わり、HAを「0」とするが、この時データの出力は行わない。
I63にパルスが2回入力された時、つまりHAが「2」以上となるタイミングから、HAに対応するデータを出力する。
データの出力は、8個で留める。
(2)メモリセットを1つにした場合の変形例
図11は、メモリセットを1つにした場合の再配列部15の構成を示すブロック図である。
再配列部15は、メモリセットを1つしか持たないため、上記最良の実施形態で説明したように、データの読出と書込とを並行させて行うことができない。
図12は、メモリセットを1つ備える再配列部15を用いた、データの書込と読出のタイミングを示す図である。
図12中の書込データ及び読出データの上にそれぞれ記したパルスは、前記1Hの時間間隔で立ち上がる。
図12においては、「3ライン」のデータ読出と、「4〜6ライン」のデータ書込とのタイミングに重なりが生じているが、アドレスカウンタ91は、DRAM制御部17が読出を終わっていないデータに対し、信号変換部13からデータの書き込みが行われないように、書込アドレスと読出アドレス、書込タイミングを調整し、データの破壊を回避する。
ラインメモリ51乃至53内のデータを読み出してしまった後に、信号変換部13からのデータ入力を受け付けるように、出力開始信号を用いて制御することにより、データの上書きは、回避できる。
図13中の入力部62、63、65には、図4中の入力部62、63、65と同じ信号が入力される。
(3)2ポートメモリを使用した場合の変形例
図13は、2ポートメモリ95と、アドレス制御部96とから成る再配列部15のブロック図である。
アドレス制御部96は、予め、図3に示す水平及び垂直アドレスで示される記憶領域と、当該記憶領域に記憶するデータとの対応を保持している。
2ポートメモリ95は、信号変換部13から入力されるデータを、アドレス制御部96からの制御に従い、図3に示すデータの配列イメージ通りにデータの書込と読出とを行う。
図13中の入力部62、63、65には、図4中の入力部62、63、65と同じ信号が入力される。
ただし、アドレス制御部96は、2ポートメモリ95に対し、読み出していないデータを上書き消去してしまうのを防ぐため、読み出したアドレスのみに書込を行うよう、書込アドレスと読出アドレスとを調整制御する。
(4)再配列部15の配置に係る変形例
再配列部15が、信号処理部19に内蔵されている場合について説明してきたが、信号処理部19に内蔵される必要はなく、図14、図15、図16、図17、図18にそれぞれ示すような構成としてもよい。
この場合、再配列部15の機能を特に変更する必要はなく、各ブロックの配置と配線に若干の変更が生じる。
図14は、再配列部15がDRAM制御部17に内蔵されている場合の固体撮像装置のブロック図である。
再配列部15をDRAM制御部17に内蔵した構成とする場合には、データの再配列処理は、DRAM制御部17からDRAM16へデータを書き込む前に行ってもよいし、DRAM16へのデータ書き込み時には前記再配列処理を行わずに書き込んでおき、DRAMからデータを読み出す際に、前記再配列処理を行ってもよい。
図15は、再配列部15が独立した構成である場合の固体撮像装置のブロック図である。
この構成では、信号変換部13が出力したデータを、再配列部15において再配列し、DRAM制御部17に出力することとなる。
図16は、再配列部15が信号変換部13に内蔵されている場合の固体撮像装置のブロック図である。
この構成では、固体撮像素子101が出力した信号電荷を、信号変換部13内のAD変換部でAD変換し、AD変換後のデータを、再配列部15が再配列処理を行った後、DRAM制御部17へ出力する。
図17は、再配列部15が固体撮像素子駆動部12に内蔵されている場合の固体撮像装置のブロック図である。
この構成では、信号変換部13が出力したデータを、固体撮像素子駆動部12に内蔵された再配列部15において再配列し、DRAM制御部17に出力することとなる。
図18は、再配列部15が、固体撮像素子駆動部12及び信号変換部13と1つのブロックに一体化されている場合の固体撮像装置のブロック図である。
この構成では、固体撮像素子101が出力した信号電荷を、固体撮像素子駆動部12内の信号変換部13でAD変換等の処理を行った後、再配列部15が再配列処理を行い、DRAM制御部17へ出力することとなる。
(5)デジタルカメラへの適用
本実施形態で説明した固体撮像装置は、デジタルカメラに適用してもよい。
図42に、本発明に係るデジタルカメラの構成例を示す。
固体撮像装置300は、実施形態において説明してきた固体撮像素子である。
前記デジタルカメラは、被写体からの入射光を固体撮像装置300の撮像面に結像するためのレンズなどを含む光学系301と、固体撮像装置300の駆動及びデジタルカメラ全体の動作を制御する制御部302と、固体撮像装置300からの出力に対して様々な信号処理を施す画像処理部303とを備えている。
本発明の固体撮像装置を、高速動作と通常の全画素読み出し動作を切り替えて使用することにより、動画(高速動作)モードと静止画(全画素読み出し動作)モードを兼ね備えたデジタルカメラを実現できる。
(6)再配列部15の内部構成に係る変形例
上述の実施形態においては、信号変換部13から出力されるデータを、再配列部15が所望の並び方へと再配列してラインメモリに書き込み、DRAM制御部17を介して、ラインメモリ中の再配列されたデータをDRAM16へと書き込む例について説明したが、当該ラインメモリに書き込む際には再配列を行わず、信号変換部13から出力される順に画素データをラインメモリへと書き込み、ラインメモリから画素データを読み出す際に、再配列を行うこととしてもよい。
本変形例に係る固体撮像装置の概略構成を示すブロック図は、図1と同様である。
図43は、本変形例における再配列部15の概略構成を示すブロック図である。
再配列部15は、図43に示すように、垂直カウンタ201と、水平カウンタ202と、読出アドレスカウンタ203と、それぞれがメモリセットを構成するSRAMメモリ204及びSRAMメモリ205と、セレクタ206と、セレクタ207とから成る。
SRAMメモリ204及び205は、画素データが一時的に格納されるメモリであり、SRAMメモリの一方にデータを書き込んでいる場合には、他方からはデータを読み出すこととなる。
SRAMメモリ204及び205には、読出アドレスカウンタ203から読出アドレスが設定され、当該設定された読出アドレスから読み出されたデータは、DRAM制御部17へと出力される。
スイッチ206は、SRAMメモリ204及び205のうち、データを書き込むSRAMメモリを選択するためのスイッチであり、スイッチ207は、データを読み出すSRAMメモリを選択するためのスイッチである。
セレクタ信号は、SSG14から供給され、水平ライン3本(3H)分のデータが入力される時間間隔で立ち上がるパルスであり、当該セレクタ信号としてパルスが入力される毎に、スイッチ206及び207は、内部のスイッチを切り替えることにより入出力する信号を切り替える。
また、スイッチ206とスイッチ207とは、それぞれが異なるSRAMメモリを選択して接続し、例えば、スイッチ206が、SRAMメモリ205を選択している場合は、スイッチ207は、SRAMメモリ204を選択し、スイッチ206が、SRAMメモリ204を選択している場合は、スイッチ207は、SRAMメモリ205を選択することとなる。
クロック信号(CLK)、水平同期信号(HD)、垂直同期信号(VD)が、垂直カウンタ201と水平カウンタ202とに入力されており、垂直カウンタ201の出力と、水平カウンタ202の出力が、読出アドレスカウンタ203へと入力されている。
各素子等は、CLK、HD、VDの各信号に同期して動作する場合、立ち上がりエッジにおいて動作するものとするが、もちろん立ち下がりエッジに同期して動作してもよい。
画素データは、SSG14から出力される信号に同期して、SRAMメモリへ、再配列することなく、信号変換部13から出力される順に書き込まれる。
画素データのSRAMメモリへの書込は、SRAMメモリ中の初期アドレス(例えば、アドレス値「0」)を開始点として、昇順にアドレス値「1」、「2」、「3」・・・・と、上位アドレスへと書き込まれる。
図44は、SRAMメモリへ書き込まれたデータを示す模式図である。
以下、SRAMメモリ204に書き込まれたデータを読み出す場合について述べる。
SRAMメモリ205についての説明は、SRAMメモリ204についての説明と重複するので、省略する。
「a1」等は、データを示し、「a1」を囲む矩形に付された数字は、SRAMメモリ204及び205におけるメモリ領域のアドレスを示す。
SRAMメモリ204及び205には、それぞれに、同じ初期アドレス値「0」から始まるアドレスが割り振られているものとする。
図44は、例えば、データ「a1」が、SRAMメモリ204のメモリ領域のアドレス「0」の位置に記録され、データ「a2」が、SRAMメモリのアドレス「1」の位置に記録されていることを表しており、同様に、信号変換部13から出力された、データ「a3」〜「a30」が、アドレス「2」〜アドレス「29」に書かれている。
垂直カウンタ201は、入力されるHDと、VDとの双方が、ハイレベルになった場合に、値「0」にリセットされ、以後、HDのハイレベルを検出する度に、値「1」ずつインクリメントするカウンタであり、カウントした値(以下、垂直カウンタ値という。)を、読出アドレスカウンタ203へと出力する。
水平カウンタ202は、入力されるHDと、VDとの双方が、ハイレベルになった場合に、値「0」にリセットされ、以後、CLKのハイレベルを検出する度に、値「1」ずつインクリメントするカウンタであり、カウントした値(以下、水平カウンタ値という。)を、読出アドレスカウンタ203へと出力する。
図45は、読出アドレスカウンタ203の構成を示すブロック図である。
読出アドレスカウンタ203は、図に示すように、比較器231と、セレクタ232と、加算器233と、ラッチ234と、セレクタ235と、加算器236と、ラッチ237とから成る。
比較器231には、水平カウンタ202から出力される前記水平カウンタ値と、垂直カウンタ201から出力される前記垂直カウンタ値との入力を受け付け、入力された水平カウンタ値と、垂直カウンタ値とが双方とも値「1」であった場合に、値「1」をセレクタ232に対し出力し、双方とも値「1」である場合以外には、値「0」をセレクタ232に対し出力する。
セレクタ232は、2入力を受け付け、比較器231の出力が値「1」である場合に、読出アドレス初期値をセレクタ235に対し出力し、比較器231の出力が値「0」である場合には、加算器233からの出力を、セレクタ235に対し出力する。
前記読出アドレス初期値は、DRAM16の読出開始アドレスであって、予め定められており、本変形例では、値「0」とする。
加算器233は、HD信号入力時に、入力されている値に対し第2加算値を加算して、セレクタ232に対し出力する。
前記第2加算値は、予め定められた値であり、ここでは、値「4」とする。
ラッチ234は、前記垂直カウンタ値を入力とし、垂直カウンタ値の変化があった場合に、値「1」を示すパルスを出力し、その他は値「0」を示すローレベル信号を出力している。
セレクタ235は、ラッチ234の出力が値「1」の場合に、セレクタ232の出力をラッチ237へと出力し、ラッチ234の出力が値「0」の場合に、加算器236出力をラッチ237へと出力する。
加算値236は、CLK信号入力時に、入力されている値に対し、第1加算値を加算してセレクタ235へと出力する。
ラッチ237は、セレクタ235の出力である読出アドレスをDRAM制御部17へと出力する。
DRAM制御部17は、DRAM16における、再配列部15から取得する読出アドレスが示すメモリ領域からデータを読み出して、出力信号生成部18に出力することとなる。
図46は、本変形例における再配列部15に係る、VD、HD、CLK、垂直カウンタ値、水平カウンタ値、読出アドレス値の変化を模式的に表すタイミングチャートである。
図46に示すように、再配列部15は、読出アドレスとして、値「0」「3」「6」「9」・・・と順にDRAM制御部17へと出力するので、DRAM制御部17は、DRAM16のアドレス「0」に格納された値「a1」、アドレス「3」に格納された値「a4」、アドレス「6」に格納された値「a7」、アドレス「9」に格納された値「a10」・・・の順に読み出すこととなる。
以上のように、信号変換部13から出力された順にSRAMメモリ204へと書き込んだデータを、SRAMメモリ204から所望の順番で読み出すことが可能となる。
前記第1加算値、前記第2加算値及び前記読出アドレス初期値の各値は、設計事項であり、要求仕様に応じて変更してもよい。
(7)3列分の垂直転送部を1単位とし、当該各単位に含まれる転送電極の構成が同じである例について説明してきたが、2n+1列分(nは2以上の自然数)の垂直転送部を1単位として、当該各単位に含まれる転送電極の構成が同じであってもよい。
(8)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(9)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明の画素配列装置、固体撮像装置は、動画、静止画を撮影するデジタルカメラなどの電子機器に使用され、半導体製造業者等によって生産され、また、本発明のカメラは、電子機器の製造業者等によって生産される。
本発明の固体撮像装置の構成を示すブロック図である。 信号変換部から再配列部へのデータの入力順序を示す模式図である。 固体撮像素子が生成した電気信号に対応する、画素データの2次元配列を示す模式図である。 再配列部の構成を示すブロック図である。 信号変換部から入力されるa1からa30までのデータを、再配列部がメモリセット中に再配列する動作を示す図である。 再配列部が、メモリセットを用いて再配列したデータをDRAM制御部に出力する動作を示す図である。 ダミーデータもラインメモリに保持する場合の、ラインメモリ内のデータの配列を示す図である。 本変形例において、再配列部が、信号変換部から入力されるデータをメモリセットを用いて再配列する動作を示す図である。 再配列部が読出アドレス制御を行い、メモリセットを用いて再配列したデータをDRAM制御部に出力する場合の動作を示す図である。 再配列部が読出タイミング制御を行い、メモリセットを用いて再配列したデータをDRAM制御部に出力する動作を示す図である。 メモリセットを1つにした場合の再配列部の構成を示すブロック図である。 メモリセットを1つ備える再配列部を用いた、データの書込と読出のタイミングを示す図である。 2ポートメモリと、アドレス制御部とから成る再配列部のブロック図である。 再配列部がDRAM制御部に内蔵されている場合の固体撮像装置のブロック図である。 再配列部が独立した構成である場合の固体撮像装置のブロック図である。 再配列部が信号変換部に内蔵されている場合の固体撮像装置のブロック図である。 再配列部が固体撮像素子駆動部に内蔵されている場合の固体撮像装置のブロック図である。 再配列部が、固体撮像素子駆動部及び信号変換部と1つのブロックに一体化されている場合の固体撮像装置のブロック図である。 固体撮像素子の概略構成を示す図である。 信号電荷を混合する画素の組み合わせを模式的に示した図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合動作の一手順を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合パターンの一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合パターンの一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子による画素混合パターンの一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子の垂直転送段のゲート構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子の垂直転送段のゲート構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子の垂直転送段のゲート構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子の垂直転送段のゲート構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子の垂直転送段のゲート電極の具体的配置を示す図である。 本発明の一実施形態の固体撮像素子の駆動タイミングチャートである。 本発明の一実施形態の固体撮像素子の駆動タイミングチャートである。 本発明の一実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 本変形例における再配列部の概略構成を示すブロック図である。 SRAMメモリへ書き込まれたデータを示す模式図である。 読出アドレスカウンタの構成を示すブロック図である。 本変形例における再配列部に係る、VD、HD、CLK、垂直カウンタ値、水平カウンタ値、読出アドレス値の変化を模式的に表すタイミングチャートである。
符号の説明
12 固体撮像素子駆動部
13 信号変換部
14 SSG
15 再配列部
16 DRAM
17 DRAM制御部
18 出力信号生成部
19 信号処理部
101 固体撮像素子
102 光電変換部
103 垂直転送部
104 水平転送部
301 光学系
302 水平カウンタ
303 画像処理部

Claims (23)

  1. 固体撮像素子から受け取った複数個の画素データを再度配列する画素配列装置であって、
    固体撮像素子からシーケンシャルに送信された複数の画素データを受信した結果として画素データ列を取得する取得手段と、
    取得した前記画素データ列から、一定間隔毎に、画素データを抽出する抽出手段と、
    抽出した画素データを、抽出した順序により、一列に配列する配列手段と
    を備えることを特徴とする画素配列装置。
  2. 前記抽出手段は、取得した前記画素データ列における所定の開始位置から、2個間隔毎に、前記画素データを第1画素データとして抽出し、
    さらに、
    前記開始位置の4個後の位置から、2個間隔毎に、第2画素データを抽出し、
    前記開始位置の8個後の位置から、2個間隔毎に、第3画素データを抽出し、
    前記配列手段は、抽出した第1画素データを、抽出した順序により、一列に配列し、
    さらに、
    抽出した第2画素データを、抽出した順序により、一列に配列し、
    抽出した第3画素データを、抽出した順序により、一列に配列する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画素配列装置。
  3. 前記抽出手段は、
    前記第1画素データとして、所定数個、画素データを抽出し、
    前記第2画素データとして、所定数個、画素データを抽出し、
    前記第3画素データとして、所定数個、画素データを抽出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画素配列装置。
  4. 前記抽出手段は、
    記憶手段と、
    前記画素データ列を、前記記憶手段の所定の連続アドレス領域に、受信順に書き込む書込手段と、
    前記連続アドレス領域内の一定間隔毎のアドレスを出力するアドレス制御手段と
    を含み、
    前記配列手段は、前記出力されたアドレスそれぞれから画素データを読み出し、一列に配列する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画素配列装置。
  5. 前記アドレス制御手段は、
    自装置外から、基準クロックと、水平同期信号とを受信する制御信号受信手段と、
    基準クロックに同期し、水平カウンタ値をカウントし出力する水平カウンタと、
    水平同期信号に同期し、垂直カウンタ値をカウントし出力する垂直カウンタと、
    前記水平及び垂直カウンタ値に基づき、ax+by+c(xは、前記水平カウンタ値、yは前記垂直カウンタ値、a、bは、それぞれ所定の定数、cは、抽出を開始する位置に対応する読出開始アドレス)で示されるアドレスを計算し出力するアドレス計算手段と
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の画素配列装置。
  6. 前記抽出手段は、
    3個のラインメモリを含む記憶手段と、
    1画素データ転送期間毎に、前記3個のラインメモリから順番に1のラインメモリを選択する制御手段と
    を含み、
    前記配列手段は、
    前記画素データ列から受信順に基づいて画素データを1つ取り出し、当該取り出した画素データを選択されたラインメモリに書き込む書込手段
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の画素配列装置。
  7. 前記書込手段は、前記画素データ列における所定の除外位置以外の画素データについて、前記ラインメモリへの書き込みを行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の画素配列装置。
  8. 前記配列手段は、
    各ラインメモリに書き込まれたデータを読み出す場合に、予めラインメモリ毎に定めた個数の画素データは読み捨て、所定個数の画素データを読み出す読出手段を含むことを特徴とする請求項6に記載の画素配列装置。
  9. 前記配列手段は、
    各ラインメモリに書き込まれたデータを読み出す場合に、予めラインメモリ毎に定めた連続アドレス内のデータを読み出す読出手段
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の画素配列装置。
  10. 前記配列手段は、
    データの読み出し及び書き込みを並行に処理する2ポートメモリと、
    前記画素データを前記2ポートメモリに書き込み、又は読み出す場合に、前記固体撮像デバイスが備える光電変換部の2次元配列に基づき実行するデータ処理部と
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の画素配列装置。
  11. 2次元配列された複数の光電変換部を含む固体撮像素子と、その信号処理回路とから成る固体撮像装置であって、
    前記固体撮像素子は、
    各光電変換部から読み出した信号電荷を垂直方向へ転送するために前記光電変換部の各列に対応して設けられている垂直転送部と、
    前記垂直転送部から受け取った信号電荷を水平方向に転送する水平転送部と
    を含み、
    前記垂直転送部及び前記水平転送部は、それぞれが、複数の転送電極を備え、
    前記垂直転送部における前記水平転送部に最も近い転送段である垂直最終段が、2n+1(nは1以上の整数)列毎に同じ転送電極構成を有し、
    前記2n+1列のうち、一つの列以外の垂直最終段あるいは全ての垂直最終段に、当該垂直最終段から前記水平転送部への転送動作を、当該2n+1列における他の垂直最終段とは独立して制御するために、前記他の垂直最終段とは独立した転送電極が設けられており、
    前記信号処理回路は、
    前記水平転送部から転送された各信号電荷を画素データに変換し、シーケンシャルに出力する変換手段と、
    画素配列装置と
    を含み、
    前記画素配列装置は、
    複数の前記画素データを受信した結果として画素データ列を取得する取得手段と、
    取得した前記画素データ列から、一定間隔毎に、画素データを抽出する抽出手段と、
    抽出した画素データを、抽出した順序により、一列に配列する配列手段と
    を含む
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  12. 前記垂直転送部における前記水平転送部に最も近い転送段である垂直最終段が、3列毎に同じ転送電極構成を有し、
    前記3列のうち、一つの列以外の垂直最終段あるいは全ての垂直最終段に、当該垂直最終段から前記水平転送部への転送動作を、当該3列における他の垂直最終段とは独立して制御するために、前記他の垂直最終段とは独立した転送電極が設けられる
    ことを特徴とする請求項11に記載の固体撮像装置。
  13. 前記抽出手段は、取得した前記画素データ列における所定の開始位置から、2個間隔毎に、前記画素データを第1画素データとして抽出し、
    さらに、
    前記開始位置の4個後の位置から、2個間隔毎に、第2画素データを抽出し、
    前記開始位置の8個後の位置から、2個間隔毎に、第3画素データを抽出し、
    前記配列手段は、抽出した第1画素データを、抽出した順序により、一列に配列し、
    さらに、
    抽出した第2画素データを、抽出した順序により、一列に配列し、
    抽出した第3画素データを、抽出した順序により、一列に配列する
    ことを特徴とする請求項12に記載の固体撮像装置。
  14. 前記抽出手段は、
    前記第1画素データとして、所定数個、画素データを抽出し、
    前記第2画素データとして、所定数個、画素データを抽出し、
    前記第3画素データとして、所定数個、画素データを抽出する
    ことを特徴とする請求項13に記載の固体撮像装置。
  15. 前記抽出手段は、
    記憶手段と、
    前記画素データ列を、前記記憶手段の所定の連続アドレス領域に、受信順に書き込む書込手段と、
    前記連続アドレス領域内の一定間隔毎のアドレスを出力するアドレス制御手段と
    を含み、
    前記配列手段は、前記出力されたアドレスそれぞれから画素データを読み出し、一列に配列する
    ことを特徴とする請求項14に記載の固体撮像装置。
  16. 前記アドレス制御手段は、
    自装置外から、基準クロックと、水平同期信号とを受信する制御信号受信手段と、
    基準クロックに同期し、水平カウンタ値をカウントし出力する水平カウンタと、
    水平同期信号に同期し、垂直カウンタ値をカウントし出力する垂直カウンタと、
    前記水平及び垂直カウンタ値に基づき、ax+by+c(xは、前記水平カウンタ値、yは前記垂直カウンタ値、a、bは、それぞれ所定の定数、cは、抽出を開始する位置に対応する読出開始アドレス)で示されるアドレスを計算し出力するアドレス計算手段と
    を含むことを特徴とする請求項15に記載の固体撮像装置。
  17. 前記抽出手段は、
    3個のラインメモリを含む記憶手段と、
    1画素データ転送期間毎に、前記3個のラインメモリから順番に1のラインメモリを選択する制御手段と
    を含み、
    前記配列手段は、
    前記画素データ列から受信順に基づいて画素データを1つ取り出し、当該取り出した画素データを選択された前記ラインメモリに書き込む書込手段
    を含む
    ことを特徴とする請求項14に記載の固体撮像装置。
  18. 前記書込手段は、前記画素データ列における所定の除外位置以外の画素データについて、前記ラインメモリへの書き込みを行う
    ことを特徴とする請求項17に記載の固体撮像装置。
  19. 前記配列手段は、
    各ラインメモリに書き込まれた画素データを読み出す場合に、予めラインメモリ毎に定めた個数の画素データを読み捨て、残りの画素データを読み出す読出手段
    を含むことを特徴とする請求項17に記載の固体撮像装置。
  20. 前記配列手段は、
    各ラインメモリに書き込まれた画素データを読み出す場合に、予めラインメモリ毎に定めた連続アドレス内の画素データを読み出す読出手段
    を含むことを特徴とする請求項17に記載の固体撮像装置。
  21. 前記再配列部は、
    画素データの読み出し及び書き込みを並行に処理する2ポートメモリと、
    前記画素データを前記2ポートメモリに書き込み、又は読み出す場合に、前記固体撮像デバイスが備える光電変換部の2次元配列に基づいて行うデータ処理部と
    を含むことを特徴とする請求項14に記載の固体撮像装置。
  22. 請求項1に記載の画素配列装置を備えたカメラ。
  23. 請求項11に記載の固体撮像装置を備えたカメラ。
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