JP2005349549A - 加工工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転する刃具の傾動動作を常にスムーズに行って、ワークの各種加工面の加工を良好に行うことができる加工工具を提供する。
【解決手段】シャンク2の下端に吸収ロッド22が軸方向に摺動可能に配設され、吸収ロッド22とシャンク間には吸収ロッドを付勢する吸収ばね23が配設される。ケース内の下部には傾動ケース4が軸線に対し傾動可能に配設され、傾動ケース4内にはホルダー6がベアリングを介して回転自在に配設される。ホルダー内には先端に工具用のチャック部を設けた摺動ホルダー62が摺動可能に配設され、ホルダー6と摺動ホルダー62間には摺動ホルダーを軸方向に付勢するばね部材67が配設される。吸収ロット22の下端部とホルダー6の上端部は相互に自在継手ロッド5により連結され、自在継手の外周部のケース内に、多数の傾動支持ピンを下方に向けて且つばね部材により付勢して突出させてなる傾動支持ピン装置30が配設される。
【選択図】図2

Description

本発明は、マシニングセンター等の工作機械の主軸に着脱可能に取り付けられ、主軸により刃具を回転させて、ワークの面取り、バリ取り、ラッピングなどの加工を行う加工工具に関する。
従来、マシニングセンター等の工作機械の主軸に着脱可能に取り付けられ、バリ取りなどの加工を行う加工工具として、下記の特許文献1に記載されるようなバリ取り装置が知られている。このバリ取り装置は、本体ユニットを工作機械の主軸に装着可能に形成され、本体ユニットの下部にエアーモータを斜め下方に傾斜した状態で取り付け、その駆動軸の先端にバリ取り工具を取り付けて構成され、エアーモータによってバリ取り工具を回転駆動して、ワークの加工面に工具を押し当て、ワークのバリ取りを行うものである。
特開平8−57758号公報
しかし、上記のバリ取り装置は、エアーモータによりバリ取り工具を回転駆動するため、エアーモータに供給する圧力空気の供給源を必要とする問題があり、さらに、本体ユニットに対しエアーモータが上下方向に傾斜して装着され、そのエアーモータの傾斜角度により、その回転軸に装着されたバリ取り工具の傾斜方向が決まるため、各種の方向を向くワークの加工面に対し、バリ取り工具の刃先の方向を、常に適正な方向とするように、本体ユニットの角度(向き)を制御する必要があり、そのための制御機構や制御プログラムが複雑化する問題があった。
また、エアーモータとその回転軸先端のバリ取り工具が予め傾斜して装着されるため、各種の傾斜角度を持ったワークの加工面に対し、工具を円滑に傾動制御することができない場合があり、加工面の角度によっては、ワークのエッジ部のバリ取りなどの加工を良好に且つ円滑に行うことが難しいという問題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、回転する刃具の傾動動作を常にスムーズに行って、ワークの各種加工面の加工を良好に行うことができる加工工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の加工工具は、工作機械の主軸にシャンクを着脱自在に取り付け、該主軸の回転により該シャンクおよびホルダーに装着した刃具を回転駆動すると共に、該シャンクに対し該ホルダーおよび刃具を傾動させて加工を行う加工工具であって、
該シャンクの下端部外側にベアリングを介してケースが取り付けられ、該ケースには該主軸に装着された際、該工作機械の固定部に係合して該ケースを位置決めして静止させる位置決め係合部が設けられ、該シャンクの下端軸心部に設けた軸孔に吸収ロッドが軸方向に摺動可能に配設され、該吸収ロッドと該シャンク間には該吸収ロッドを軸方向に付勢する吸収ばねが配設され、該ケース内の下部には傾動ケースが軸線に対し傾動可能に配設され、該傾動ケース内にはホルダーがベアリングを介して回転自在に配設され、該ホルダー内には先端に工具用のチャック部を設けた摺動ホルダーが軸方向に摺動可能に配設され、該ホルダーと該摺動ホルダー間には該摺動ホルダーを軸方向に付勢するばね部材が配設され、前記吸収ロッドの下端部と該ホルダーの上端部は相互に自在継手により連結され、該自在継手の外周部の該ケース内に、多数の傾動支持ピンを下方に向けて且つばね部材により付勢して突出させてなる傾動支持ピン装置が配設され、該傾動支持ピン装置の傾動支持ピンの先端が該傾動ケースの上部に設けた受圧板に当接することを特徴とする。
ここで、請求項2のように、上記傾動支持ピン装置は、円環状に形成されたピンケース内に多数の傾動支持ピンがその先端を下方に突出させて円周上に配設されると共に、各傾動支持ピンがばね部材により下方に付勢されて構成され、傾動支持ピン装置を回動自在のフリー状態でケース内に配設することが好ましい。
また、請求項3のように、上記傾動支持ピン装置の上側に、ボールベアリングをフリー状態で回転自在に配設することが好ましい。
また、請求項4のように、上記ケース内のボールベアリングの上側に高さ調整用の調整ナットを螺合し、この調整ナットのねじ込みによりボールベアリングの上側空間の隙間幅を調整可能とすることができる。
さらに、請求項5のように、上記自在継手は、吸収ロッドの下部と連結された第1自在継手部と、ホルダーの上部と連結される第2自在継手部とを中間軸の上部と下部に設けて構成され、第1自在継手部は吸収ロッドに対し円周全方向に傾動可能で且つ軸方向に摺動可能に連結され、第2自在継手部はホルダーに対し円周全方向に傾動可能で且つ軸方向に摺動可能に連結することが好ましい。
さらに、請求項6のように、上記自在継手の中間軸には円盤部が形成され、上記第1自在継手部と第2自在継手部には鋼球が嵌合する半球状の凹部が形成されると共に、吸収ロッドとホルダーの継手凹部内には鋼球が嵌合する溝部を軸方向に形成することができる。
さらに、請求項7のように、上記傾動ケースはケース内で球面滑り軸受を介して所定の角度範囲内で傾動可能に配設することができる。さらに、請求項8のように、上記ホルダーは、傾動ケース内で少なくとも2個のニードルベアリングを含む複数のベアリングを介して回転自在に配設することが好ましい。
上記構成の加工工具では、工作機械の主軸の回転により、シャンクと吸収ロッドが回転し、その吸収ロッドの回転が自在継手を介してホルダーに伝達され、ホルダーの先端に取り付けられた刃具が高速回転して、その刃具がワークに接触することにより、バリ取りなどの加工が行われる。
高速回転する刃具の先端側面が例えばワークのエッジ部に接触し、刃具が側方からの荷重を受けると、傾動ケースがその外側のケースに対し軸線上から傾動する。このとき、この傾動により傾斜した傾動ケース内のホルダーは、主軸の回転力をシャンク、吸収ロッド、及び自在継手を介して受け、自在継手が吸収ロッドに対しホルダーを傾斜させた状態で回転駆動し、ホルダーに設けられた摺動ホルダー先端の刃具が高速で回転駆動され、ワークのエッジ部などに生じたバリが除去される。このときの、刃具がワークの加工面を押圧する押圧力は、傾動支持ピン装置の多数の傾動支持ピンが傾動ケースの上部の受圧板を押す力によって生じ、高速回転する刃具のワーク加工面への押圧を安定して行って、バリ取りなどの加工を良好に行うことができる。
また、このようなホルダーの傾動時、自在継手による吸収ロッドとホルダーとの連結長さの微妙な変化や振動によってそこに軸方向の衝撃力が生じることがあるが、吸収ロッドに設けた吸収ばねと、ホルダー内に設けた摺動ホルダー用のばね部材によりそれが良好に吸収される。また、刃具がワークから受ける押上力を受ける場合があるが、このような刃具の押上力は摺動ホルダー用のばね部材により吸収され、高速回転する刃具を非常に安定して動作させることができる。
さらに、刃具がワークから離れて刃具の回転負荷が急激に減少し、自在継手およびホルダーが傾動状態から直線状態に戻るとき、自在継手の振動や傾動ケースの反動などにより、ホルダーや刃具が暴れる(ランダムに振られる)現象が生じやすい。しかし、本加工工具では、傾動支持ピン装置の多数の傾動支持ピンがばね部材を介してその先端を傾動ケース上部の受圧板を押えるように作用し、またこの傾動支持ピン装置が回動自在で且つフリー状態でケース内に配設され、さらに傾動支持ピン装置の上側にボールベアリングをフリー状態で回転自在に配設しているため、刃具の回転負荷が変化しホルダーが直線姿勢に戻る際、傾動支持ピン装置の円周方向への動きをスムーズにして、ホルダーや刃具の暴れを防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は第1実施形態の加工工具の正面図を示し、図2はその縦断面図を示している。この加工工具1は、概略的には、マシニングセンターなどの工作機械の主軸に、そのシャンク2を嵌着して装着され、シャンク2の下部に装着された円筒形のケース3内に自在継手ロッド5と傾動ケース4が配設され、傾動ケース4内に回転可能に配設された刃具用のホルダー6が自在継手ロッド5を介してシャンク2に連結された構造を持つ。そして、ケース3は、位置決め係合部7を介して工作機械の一部の固定部分に係止されて静止し、傾動ケース4内で回転可能に保持されたホルダー6が主軸により回転駆動され、ホルダー6の先端に装着した刃具9が回転してバリ取り加工などを行うように構成される。
ケース3は下部を絞った略円筒形状に形成され、ケース3の上部は、シャンク2の下部に外側から第1ベアリング25を介して嵌入され、静止するケース3に対しシャンク2は回転自在に装着される。シャンク2の軸心位置の下部に、下側から軸孔21が穿設され、その軸孔21内に下側から吸収ロッド22が所定の範囲で上下動可能に嵌入される。吸収ロッド22は下部にフランジ27を一体に形成し、さらに、下部の軸心位置に継手凹部24を下方に開口して設け形成されている。継手凹部24の内周面には、所定幅で略半円形の溝が所定間隔で軸方向に形成され、後述の自在継手ロッド5の第1自在継手部51が継手凹部24に係合した状態で、回転を伝達し且つ第1自在継手部51が全方向に傾動可能に嵌合される。また、第1自在継手部51には半球状の突部が突設されている。
吸収ロッド22はシャンク2に対し上下動可能に且つ回転を伝達可能に連結するために、吸収ロッド22のフランジ27の一部に、回り止めピン28がシャンク2との間に嵌着されている。また、吸収ロッド22の上部に、軸方向の軸孔21が穿設され、その軸孔21内に吸収ばね(コイルばね)23が配設される。この吸収ばね23は、自在継手ロッド5の連結長さが変化したとき、その連結長さの変化を吸収するように動作し、吸収ロッド22が上方に押し上げられる力を受けた際、圧縮変形してその力を吸収し、吸収ロッド22を下方に付勢するように配設されている。
すなわち、吸収ロッド22の下に連結される自在継手ロッド5及びホルダー6が軸線に対し傾斜したとき、その傾斜角度に応じてそれらの軸方向の長さが変化するが、その自在継手ロッド5とホルダー6の傾動により変化する軸方向の長さを吸収するために、吸収ロッド22がシャンク2内で摺動可能に嵌入され、且つ吸収ばね23が配設されている。
さらに、自在継手ロッド5の周囲に、傾動支持ピン装置30が配設される。この傾動支持ピン装置30は、ピンケース31内に多数の傾動支持ピン32を下側に突出させ且つばね部材33により付勢して配設して構成される。この傾動支持ピン装置30のピンケース31は、ケース3内にフリー状態で配設された第2ベアリング26の下側に配設されている。つまり、この傾動支持ピン装置30のピンケース31には回転駆動力は印加されないが、自在に回転可能なようにフリーな状態の第2ベアリング26を介してケース3の内側に装着されている。
傾動ケース4およびホルダー6がケース3内で傾動したとき、或は刃具9の回転負荷が急激に減少し、傾動状態から直線状態に戻るときなどに、傾動支持ピン装置30に回動力が作用したとき、ピンケース31が第2ベアリング26を介して任意の方向に回動し、これによって、傾動ケース4およびホルダー6の直線戻り動作がスムーズに行われるようにしている。第2ベアリング26は、環状で且つ板状の2枚のボールレースを上下に重ねて構成され、ボールレースの内側に形成された環状溝に、多数の金属球が収容されている。
さらに、その第2ベアリング26を介してケース3の内側に装着された傾斜支持ピン装置30のピンケース31は、図3に示すように、略円環状に形成され、ピンケース31内には、例えば12本の傾動支持ピン32が30度の間隔で円周上に、先端を下側に突出した状態で配設されている。これらの傾動支持ピン32は、その下側に配設される傾動ケース4の受圧板41の円周上を、上から均一に押えて支持するために配設される。各傾動支持ピン32には、ばね部材(コイルばね)33が傾動支持ピン32を下方に付勢するように装着され、各傾動支持ピン32は、ピンケース31内に配設した各々のばね部材33により、下方に付勢され、その先端を下方に突出させている。
ピンケース31の下側に傾動ケース4の受圧板41が配設され、傾動ケース4と受圧板41はケース3内で軸心に沿った垂直姿勢から全方向に傾動可能に配設されている。その傾動ケース4と受圧板41の全方向の傾動時に、12本の傾動支持ピン32とばね部材33は、傾動ケース4と受圧板41を垂直姿勢に復帰させる方向に、均一に付勢するように作用する。つまり、ホルダー6の先端の刃具9がワークの加工面に接触したとき、刃具9が傾動方向に押されて傾動ケース4、ホルダー6、刃具9が傾動するが、このとき、刃具9が加工面に与える押圧力が、各傾動支持ピン32のばね部材33によって全円周方向に均一に生じ、且つその押圧力がゼロになったとき、その傾きがスムーズに直線状態に戻ることになる。このように、傾動支持ピン32のばね部材33のばね力が、刃具9の加工面への押圧力として作用するため、このばね部材33のばね力は、ワークWがスチールのように硬質の場合は強く、アルミニウムのような軟質の場合は弱く設定される。
傾動ケース4は上部にフランジを有した略円筒形に形成され、ケース3の下部内の軸心位置に、球面滑り軸受け34,43を介して所定の角度で傾動可能に配設されている。ケース3の内側に球面滑り軸受け34が円周状に設けられ、その球面滑り軸受け34の内側に、傾動ケース4の外周部に設けた球面滑り軸受け43が回動可能にはめ込まれている。これにより、傾動ケース4は球面滑り軸受け34,43の中心軸(軸心上に位置する)を中心に、所定の角度範囲(例えば約5°)で傾動可能である。
傾動ケース4の上部にフランジが設けられ、図6に示すように、そのフランジには溝47が円周上の60度の間隔で6個形成されている。ケース3の内側には、その溝47に対応した円周位置に、図4、図6に示すように、6本のガイドピン35が立設され、それらのガイドピン35は各溝47に係合し、傾動ケース4の傾動は、ガイドピン35によりガイドされる。
これらのガイドピン35と溝47との係合により、傾動ケース4の傾動はガイドされるが、それらの係合には僅かではあるが隙間があるため、高速回転する自在継手ロッド5の連結角度が変化し或はその回転負荷が変化した場合には、傾動ケース4がその際の反動や振動を受けて円周方向などに僅かにがたつくことがある。このとき、その傾動ケース4の動きは傾動支持ピン装置30に伝わるが、上記のように傾動支持ピン装置30とその上の第2ベアリング26が、フリー状態で配設されているので、その傾動ケース4の円周方向のがたつきなどに起因したホルダー6の傾動時或は復帰時の振動や暴れは、第2ベアリング26などの作用により、効果的に防止される。
傾動ケース4の上部のフランジ上に受圧板41が取り付けられ、上記ピンケース31の12本の傾動支持ピン32は、図6に示すように傾動ケース4の傾動に関わらず常に全てのピンが受圧板41に当接している。さらに、傾動ケース4の下部には、ダストカバー44が取り付けられ、その傾動ケース内に挿入されるホルダー6との隙間をカバーしている。
円筒状の傾動ケース4内には、ホルダー6が軸心位置に第三ベアリング42と第四ベアリング45を介して回転自在に配設される。傾動ケース4内の上部に第三ベアリング42のアウターレースが固定され、第三ベアリング42のインナーレースはホルダー6の上部大径部に固定される。第四ベアリング45は2個のニードルベアリングからなり、2個のニードルベアリングの間にカラー46が介装されている。第四ベアリング45としては、ニードルベアリングの他に滑り軸受などを使用することもできる。
ホルダー6は、円筒形のホルダー本体61の内側に、摺動ホルダー62を軸方向に所定の範囲で摺動可能に装着されている。ホルダー本体61の上部の大径部には、継手凹部63が上方に開口して形成され、その継手凹部63の内周面には、所定幅で略半円形の溝が所定間隔で形成されている。この継手凹部63内に、自在継手ロッド5の下部の第2自在継手部52が嵌入され、第2自在継手部52は継手凹部63内に係合し、第2自在継手部52からホルダー本体61に回転を伝達すると共に、第2自在継手部52とホルダー本体61の連結状態は、全方向について所定の角度範囲で傾動可能とされる。
自在継手ロッド5は、中間軸の上部に第1自在継手部51を形成すると共に、中間軸の下部に第2自在継手部52を設けて形成され、ピンケース31の中央空間を貫通し、その上部の第1自在継手部51を吸収ロッド22の継手凹部24内に嵌入し、その下部の第2自在継手部52をホルダー本体61の上部の継手凹部63内に嵌入して取り付けられている。第1自在継手部51は自在継手ロッド5の上端半球部の外周に、球状先端を有したピンを90°の間隔でその球状先端を突き出して嵌着して形成され、第2自在継手部52も同様に、自在継手ロッド5の下端半球部の外周に、球状先端を有したピンを90°の間隔でその球状先端を突き出すように嵌着して形成されている。また、自在継手ロッド5は、第1、第2自在継手部51,52の上端と下端に突き出して嵌着される球状先端の位置を、相互に45度ずらすことにより、よりスムーズな傾動が可能となる。
ホルダー6のホルダー本体61内には、摺動ホルダー62が軸方向に摺動可能に配設されているが、その摺動範囲を決めるために軸心位置にボルト状の支持ロッド64が貫通して取り付けられ、その支持ロッド64の外周部にばね部材(コイルばね)67が、摺動ホルダー62を下方に付勢して嵌装されている。このばね部材67は、刃具9がワークから衝撃力などを受けた際、摺動ホルダー62が上方に摺動する力を吸収し、その衝撃力を吸収するものである。
また、図6に示すように、摺動ホルダー62の外周部に係合溝65が軸方向に形成され、その係合溝65に係合鋼球66が係合すると共にホルダー本体61側の係合孔にも係合鋼球66が係合し、摺動ホルダー62の軸方向の摺動を許容しつつ、ホルダー本体61と摺動ホルダー62を一体に回転駆動可能としている。摺動ホルダー62の先端には、バリ取り用砥石などの刃具9を装着するためのチャック部69が取り付けられる。
上記構成の加工工具1は、そのホルダー6の先端のチャック部69に例えばバリ取り用砥石などの刃具9を取り付け、図7に示すように、マシニングセンターなどの工作機械の主軸10にそのシャンク2を嵌入し、その位置決め係合部7を工作機械側の位置決めブロックに嵌合して、所定角度に位置決めして装着される。
工作機械の主軸10が回転すると、シャンク2が回転し、そのシャンク2の回転により、吸収ロッド22、自在継手ロッド5、及びホルダー6が回転する。外側に配設されたケース3と傾動ケース4は、位置決め係合部7と工作機械固定部11との係合により静止状態を保持し、ケース3と傾動ケース4が静止した状態で、ホルダー6とそこに把持された刃具9が、例えば約10000rpmという非常に高速回転で駆動される。
バリ取りなどの加工を行うワークWは、図7のように、工作機械の移動テーブルTの上に固定され、工作機械は、主軸10を所定位置まで下降させ、刃具9をワークWのエッジ部に接触させながら、移動テーブルTを所定のプログラムに従って制御座標上を移動させる。これにより、刃具9の接触位置をワークWのエッジ部に沿って移動させ、高速回転する刃具9によりワークWのエッジ部のバリが削り取られ、バリ取りが行われる。
高速回転する刃具9の先端側面がワークWのエッジ部に接触し、刃具9が側方からの荷重を受けると、図5、図6に示すように、傾動ケース4がその外側のケース3に対しその荷重に応じた角度、例えば最大傾斜角度で5度程度の角度範囲で、主軸の軸心から傾動する。このとき、傾動ケース4はケース3に対し球面滑り軸受け43,34を介してその球面の中心点の周りで回動するが、この回動により傾斜した傾動ケース4内のホルダー6は、主軸10の回転力をシャンク2、吸収ロッド22、及び自在継手ロッド5を介して受け、回転駆動される。傾動ケース4と共にホルダー6が図5、図6のように傾斜したとき、ホルダー6はその上端の自在継手ロッド5との連結部より下側の球面滑り軸受け34,43の中心点を軸に傾動し、自在継手ロッド5はその中間点近傍を軸に傾動する。
このため、自在継手ロッド5とホルダー6が傾動する際には、吸収ロッド22と自在継手ロッド5の連結長さ及び自在継手ロッド5とホルダー6の連結長さの微妙な変化により軸方向の振動などが発生する。このときの吸収ロッド22や自在継手ロッド5の軸方向の振動や衝撃力は、吸収ロッド22内の吸収ばね23により良好に吸収される。このように、ホルダー6が傾動する際の吸収ロッド22や自在継手ロッド5の軸方向の振動は、吸収ばね23により吸収されるため、刃具9がワークWに接触してホルダー6が傾動する際、刃具9の高速回転を安定して保持しながら、スムーズにホルダー6を傾動させることができる。
また、高速回転する刃具9の先端側部にワークWの縁部に接触したとき、刃具9がワークから受ける軸方向の押上力などは、摺動ホルダー62のばね部材67により吸収され、安定して加工を行うことができる。さらに、図5のように、刃具9がホルダー6と共に傾動し、刃具9の先端側部が適度な接触荷重をワークWのバリの部分に付与しながら、バリを除去するが、このワークWを刃具9の先端側部が押圧する際の押圧荷重は、ホルダー6の上端の受圧板41に印加される、傾動支持ピン装置30内のばね部材33を有する多数の傾動支持ピン32によって付与される。これらの傾動支持ピン32は円周上に多数本が配置されるため、何れの方向に刃具9とホルダー6が傾動した際にも、同様な荷重を安定して付与することができ、ワークWのバリ取りを良好に行うことができる。
このように、傾動支持ピン32のばね部材33のばね力が、刃具9のワークWに対する押圧荷重として作用するが、このワークWの押圧荷重を作用させる力は、上記のようにホルダー6や自在継手ロッド5の軸方向の力を吸収する吸収ばね23やばね部材67とは別個のばねで、円周上に配置された多数のばね部材33によって付与されるため、刃具9がワークWを押圧する力を安定して生じさせることができる。
さらに、刃具9がワークWから離れた際には、刃具9とホルダー6の傾動状態を直線姿勢までスムーズに戻すことができる。特に、ホルダー6がその回転負荷を急激に低下させ且つその傾動荷重を外されて直線姿勢に戻る際、高速回転するホルダー6の戻り動作が不安定となってホルダー6が暴れやすい、つまりホルダー6がランダムに振れるように動作して直線姿勢に戻りにくい状態が発生しやすい。
しかし、本加工工具では、上記のように、吸収ロッド22や自在継手ロッド5に生じる軸方向の衝撃力や振動は吸収ばね23により吸収され、刃具9がワークから受ける荷重は、ホルダー本体61内のばね部材67により吸収され、さらに、ホルダー6が傾動状態から直線状態に復帰する力は、独立した傾動支持ピン装置30内のばね部材33によって吸収されるため、刃具9がワークWから離れる際、ホルダー6や刃具9が暴れることなく極めてスムーズに直線状に戻ることができる。また、傾動支持ピン装置30がフリー状態で配設され、且つフリー状態の第2ベアリング26を介して装着されているため、傾動時に傾動支持ピン装置30が円周方向に動いて傾動ケース4の反動などを吸収し、ホルダー6や刃具9をスムーズに直線状態に戻すことができる。
なお、上記実施形態では、吸収ロッド22とホルダー6の連結に自在継手ロッド5を使用したが、自在継手ロッド5に代えて図8に示すようなベローズ型自在継手8を使用することもできる。このベローズ型自在継手8は、蛇腹形のベローズの上部と下部に設けた連結軸56,58を介して、吸収ロッド22とホルダー本体61間に連結される。
すなわち、吸収ロッド22の下部中央に設けられた継手凹部内に取付部材55が固定され、その取付部材55とベローズ型自在継手8の上部とが連結軸56により連結される。また、ホルダー本体61の上部中央に設けた継手凹部内に取付部材57が取り付けられ、その取付部材57とベローズ型自在継手8の下部とが連結軸58により連結される。
このようなベローズ型自在継手8を用いて吸収ロッド22とホルダー6を連結した場合でも、上記と同様に、加工時には、刃具9がワークWから受ける側方からの押圧力に応じて、ホルダー6と刃具9を良好に傾動させることができる。
図9は第2実施形態の加工工具の断面図を示している。この例では、第2ベアリング86およびピンケース31の高さ位置を調整するための高さ調整ナット87を設け、吸収ロッドの回止めとなる上記回止めピン28を係合溝88と係合球(金属球)89に変更し、自在継手ロッド90の中間部に安定化のために円盤部93を設けている。
また、第1ベアリング85にはスラスト荷重に対する耐荷重性を有したアンギュラベアリングが使用され、第1ベアリング85を組み付ける際、押えねじを用いて、予圧をかけて取り付けられる。上記第1実施形態と同様な部分については、上記と同じ符号を付してその説明を省略する。
すなわち、図9に示すように、シャンク2の下端部とケース3の上部間には第1ベアリング85としてアンギュラベアリングが配設され、この第1ベアリング85は押えねじ94により予圧を印加した状態で取り付けられる。さらに、シャンク2の軸心位置に穿設した軸孔21内の側壁とそこに嵌挿される吸収ロッド82の外周部に係合溝88が軸に沿って形成され、その係合溝88内に係合球89が摺動可能に嵌合され、この係合球89によって吸収ロッド82がシャンク2に対し軸方向にのみ摺動可能に装着される。
また、第1ベアリング85の下方に第2ベアリング86がフリー状態で収容されるが、この第2ベアリング86の高さ位置を調節するために、ケース3の内側にリング状の高さ調整ナット87がねじ込み幅を調整可能にねじ込まれ、第2ベアリング86が収容される空間の高さを調整可能としている。さらに、自在継手ロッド90の中間部には、回転の安定化のために、円盤部93を設けている。この円盤部93により、自在継手ロッド90は安定して高速回転することができる。
この加工工具は、上記と同様に、工作機械の主軸の回転により、シャンク2が回転し、そのシャンク2の回転により、吸収ロッド82、自在継手ロッド90、及びホルダー6が回転する。自在継手ロッド90などの外側に配設されたケース3と傾動ケース4は、位置決め係合部7と工作機械固定部11との係合により静止状態を保持し、ケース3と傾動ケース4が静止した状態で、ホルダー6とそこに把持された刃具9が、高速回転で駆動される。
高速回転する刃具9の先端側面がワークWのエッジ部に接触し、刃具9が側方からの荷重を受けると、上記と同様に、傾動ケース4がその外側のケース3に対し例えば最大傾斜角度で5度程度、主軸の軸心から傾動する。このとき、傾動ケース4はケース3に対し球面滑り軸受け43,34を介してその球面の中心点の周りで回動するが、この回動により傾斜した傾動ケース4内のホルダー6は、主軸の回転力をシャンク2、吸収ロッド82、及び自在継手ロッド90を介して受け、回転駆動される。そして、傾動ケース4と共にホルダー6が傾斜したとき、ホルダー6はその上端の自在継手ロッド90との連結部より下側の球面滑り軸受け34,43の中心点を軸に傾動し、自在継手ロッド90はその上端部近傍を軸に傾動する。
このため、自在継手ロッド5とホルダー6が傾動する際には、吸収ロッド82と自在継手ロッド90の連結長さ及び自在継手ロッド90とホルダー6の連結長さが微妙に変化し、軸方向の振動や衝撃力などが生じやすいが、軸方向の振動や衝撃力は、吸収ロッド82内の吸収ばね83により吸収され、また、刃具9がワークから受ける押上力などは、ホルダー本体61内のばね部材67により吸収される。
さらに、ホルダー6と刃具9が傾動してバリ取りを行うとき、ワークWが刃具9から受ける荷重は、ピンケース31内の円周上に配置された12本の傾動支持ピン32のばね部材33によって付与され、刃具9の全ての方向の傾動に対し、これらのばね部材33により安定した加工荷重をワークWのあらゆる角度面に印加して、バリ取りなどの加工を極めてスムーズに行うことができる。
また、このような刃具9がワークWを押圧する力は、上記のようにホルダー6や自在継手ロッド90の軸方向の衝撃力などを吸収する吸収ばね83やばね部材67とは別の、傾動支持ピン装置30の円周上に配置された多数のばね部材33によって付与され、さらに、傾動支持ピン装置30の直上に位置する第2ベアリング86は、高さを調整されたフリーの状態で配設されているから、高速回転する自在継手ロッド90の影響によりピンケース31が円周方向の力を受けた場合、フリーの第2ベアリング86がピンケース31の自在な回転を許容し、刃具9がワークWから離れる際、異常な動きをすることなくホルダー6と刃具9を傾動状態から直線状態にスムーズに戻すことができる。
なお、上記実施形態では、吸収ロッド82とホルダー6の連結に自在継手ロッド90を使用したが、自在継手ロッド90に代えて図12に示すような2軸の軸継手を上部と下部に使用した構造の自在継手96を使用することもできる。この自在継手96は、その上部に2軸の軸継手部97が設けられ、中間軸を介した下部に同様の2軸の軸継手部98が設けられる。
そして、吸収ロッド82の下部中央に設けられた継手凹部内に設けた取付部材にその上部の軸継手部97が連結され、ホルダー本体61の上部中央に設けた取付部材にその下部の軸継手部98が連結される。このような自在継手96を用いて吸収ロッド82とホルダー6を連結した場合でも、上記と同様に、加工時には、刃具9がワークWから受ける側方からの押圧力に応じて、ホルダー6と刃具9を安定して傾動させることができる。
なお、上記実施形態では、刃具9として、バリ取り用の工具を使用したが、ラッピング用の砥石または研削用の工具を使用して、ラッピング加工或は面取りなどの研削加工を行うこともできる。
以上説明したように、本発明の加工工具によれば、ホルダーや自在継手の生じる軸方向の衝撃力は吸収ロッドに設けた吸収ばねにより吸収し、刃具がワークから受ける押上力などは摺動ホルダーに設けたばね部材により吸収し、さらに、刃具がワークから傾動力を受けてホルダーが傾動した際、その反力は傾斜支持ピン装置の円周上に配置した多数の傾動支持ピンが傾動ケースの上部の受圧板を押す力によって生じるようにし、各々の動きを別個のばね部材により吸収し或は荷重をかける構造としているから、刃具などの傾動時或は直線状態への復帰時に暴れを生じさせず、高速回転する刃具のワーク加工面への押圧をスムーズに安定して行って、バリ取りなどの加工を良好に行うことができる。
本発明の第1実施形態を示す加工工具の正面図である。 同加工工具の縦断面図である。 図2のIII-III断面図である。 図2のIV-IV断面図である。 ホルダー6が傾動した状態の縦断面図である。 ホルダー6が傾動した状態の要部拡大断面図である。 加工工具の使用状態を示す正面図である。 他の実施形態の加工工具の縦断面図である。 第2実施形態の加工工具の縦断面図である。 図9のX-X断面図である。 図9のXI-XI断面図である。 他の実施形態の加工工具の縦断面図である。
符号の説明
1-加工工具
2-シャンク
3-ケース
4-傾動ケース
5-自在継手ロッド
6-ホルダー
9-刃具
10-主軸
22-吸収ロッド
23-吸収ばね
24-継手凹部
25-第1ベアリング
26-第2ベアリング
30-傾動支持ピン装置
31-ピンケース
32-傾動支持ピン
33-ばね部材
41-受圧板
42-第3ベアリング
45-第4ベアリング
51−第1自在継手部
52−第2自在継手部
61−ホルダー本体
62-摺動ホルダー

Claims (8)

  1. 工作機械の主軸にシャンクを着脱自在に取り付け、該主軸の回転により該シャンクおよびホルダーに装着した刃具を回転駆動すると共に、該シャンクに対し該ホルダーおよび刃具を傾動させて加工を行う加工工具であって、
    該シャンクの下端部外側にベアリングを介してケースが取り付けられ、該ケースには該主軸に装着された際、該工作機械の固定部に係合して該ケースを位置決めして静止させる位置決め係合部が設けられ、該シャンクの下端軸心部に設けた軸孔に吸収ロッドが軸方向に摺動可能に配設され、該吸収ロッドと該シャンク間には該吸収ロッドを軸方向に付勢する吸収ばねが配設され、該ケース内の下部には傾動ケースが軸線に対し傾動可能に配設され、該傾動ケース内にはホルダーがベアリングを介して回転自在に配設され、該ホルダー内には先端に工具用のチャック部を設けた摺動ホルダーが軸方向に摺動可能に配設され、該ホルダーと該摺動ホルダー間には該摺動ホルダーを軸方向に付勢するばね部材が配設され、前記吸収ロッドの下端部と該ホルダーの上端部は相互に自在継手により連結され、該自在継手の外周部の該ケース内に、多数の傾動支持ピンを下方に向けて且つばね部材により付勢して突出させてなる傾動支持ピン装置が配設され、該傾動支持ピン装置の傾動支持ピンの先端が該傾動ケースの上部に設けた受圧板に当接することを特徴とする加工工具。
  2. 前記傾動支持ピン装置は、円環状に形成されたピンケース内に多数の傾動支持ピンがその先端を下方に突出させて円周上に配設されると共に、各傾動支持ピンがばね部材により下方に付勢されて構成され、該傾動支持ピン装置が回動自在のフリー状態で前記ケース内に配設されたことを特徴とする請求項1記載の加工工具。
  3. 前記傾動支持ピン装置の上側に、ボールベアリングがフリー状態で回転自在に配設されていることを特徴とする請求項2記載の加工工具。
  4. 前記ケース内の前記ボールベアリングの上側に高さ調整用の調整ナットが螺合され、調整ナットのねじ込みにより該ボールベアリングの上側空間の隙間幅を調整可能とした請求項3記載の加工工具。
  5. 前記自在継手は、前記吸収ロッドの下部と連結された第1自在継手部と、前記ホルダーの上部と連結される第2自在継手部とを中間軸の上部と下部に設けて構成され、該第1自在継手部は該吸収ロッドに対し円周全方向に傾動可能で且つ軸方向に摺動可能に連結され、該第2自在継手部は該ホルダーに対し円周全方向に傾動可能で且つ軸方向に摺動可能に連結されていることを特徴とする請求項1記載の加工工具。
  6. 前記自在継手の中間軸に円盤部が形成され、前記第1自在継手部と第2自在継手部には鋼球が嵌合する半球状の凹部が形成されると共に、前記吸収ロッドとホルダーの継手凹部内には該鋼球が嵌合する溝部が軸方向に形成されている請求項5記載の加工工具。
  7. 前記傾動ケースは前記ケース内で球面滑り軸受を介して所定の角度範囲内で傾動可能に配設されていることを特徴とする請求項1記載の加工工具。
  8. 前記ホルダーは、前記傾動ケース内で少なくとも2個のニードルベアリングを含む複数のベアリングを介して回転自在に配設されていることを特徴とする請求項1記載の加工工具。
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