JP4616056B2 - 多軸ヘッド交換式工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、多軸ヘッド交換式工作機械、詳しくは、回転駆動源に設けた出力軸と回転工具側の入力軸とを連結する連結装置に関するものである。
従来の多軸ヘッド交換式工作機械として、回転工具を備えるギャングヘッド側の入力軸に、加工ユニット側に設けた出力軸を係合離間可能としたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭63−114807号公報
特許文献1のFIG.4に示される通り、多軸工作機械は、複数の回転工具76a〜76cを備えたギャングヘッ42aと、本体部56側に備える加工ユニット34とを連結可能な連結構造を備える。
ギャングヘッド42aは、回転工具76a〜76cを駆動する駆動力を得るための入力軸としてのセレーション軸86a,86bを備え、加工ユニット34は、駆動モータ58の駆動力を出力する出力軸としての回転軸64a,64cを備え、本体部56をシリンダ52によりスライドテーブル48と共に移動させることで、セレーション軸86a,86bと、回転軸64a,64cに設けた溝付穴部70a,70cとを係合又は離間させる。
上記の多軸工作機械において、セレーション軸86a,86bと溝付穴部70a,70cには、それぞれおすセレーション、めすセレーションが形成され、おすセレーションとめすセレーションとが噛み合わない場合には、セレーション軸86a,86bと溝付穴部70a,70cとが係合できなくなる。これを改良したものが図6に示す技術である。以下にその技術を説明する。
図6は従来の入力軸と出力軸との連結構造を示す断面図であり、工具側に設けた入力軸201に連結するために駆動源側に設けた連結装置202は、駆動源を収納するハウジング203に開けた穴部204、及びこの穴部204内に配置した駆動源の出力軸206のそれぞれの間に移動自在に設けたスライダ207と、このスライダ207を入力軸201側に付勢するためにスライダ207及び出力軸206のそれぞれの間に介在させたスプリング208とからなる。
スライダ207は、出力軸206の外周面に形成したおすスプライン211にスプライン結合するめすスプライン212と、出力軸206の外周面に形成した摺動面213と摺動させるために内周面に設けた摺動面214と、出力軸206の摺動面213の端部から立ち上げたストッパ部216に当たる段部217と、入力軸201の先端部に設けたおすスプライン221にスプライン結合するめすスプライン222とを備える。
入力軸201とスライダ207とが離れた状態から、入力軸201側へ連結装置202を移動させて、入力軸201にスライダ207をスプライン結合する場合、入力軸201側のおすスプライン221と、スライダ207側のめすスプライン222とが噛み合わない場合には、入力軸201の先端とスライダ207の先端とが当たった状態で連結装置202の移動に伴ってスライダ207がスプリング208の弾性力に抗して穴部204内へ後退するため、入力軸201及び出力軸206に無理な力が加わらない。
上記の連結装置202では、スプリング208が、出力軸206側に設けられているために出力軸206と共に回転することになるが、出力軸206の回転数が増加すると、スプリング208は穴部204内で振動してしまい、出力軸206の高回転化、ひいては、工具の高回転化の妨げとなる。
また、おすスプライン221とめすスプライン222とが噛み合わない状態でスライダ207が後退しているときに、おすスプライン221とめすスプライン222とが噛み合ってスプライン結合したときには、スプリング208の弾性力によってスライダ207が急激に入力軸206側に移動するため、出力軸206のストッパ部216にスライダ207の段部217が衝突し、この衝突の衝撃が出力軸206を介して駆動源の内部に伝わり、駆動源の作動に影響を及ぼすことがある。
本発明の目的は、多軸ヘッド交換式工作機械を改良することで、工具を高速で回転させるとともに、駆動源の作動に影響を与えないようにして駆動源を良好に作動させることにある。
請求項1に係る発明は、回転工具の駆動のための回転駆動源を有する本体部と、本体部と係合離間自在にするとともに回転工具を設けた多軸ヘッドと、回転駆動源に設けた出力軸と、回転工具に動力を伝達する入力軸とを備え、これらの出力軸と入力軸とを連結装置により連結する多軸ヘッド交換式工作機械において、連結装置を、一端側で入力軸にスプライン結合するとともに、中間部で出力軸に設けた大径部とスプライン結合し且つ他端側で大径部よりも小径であって出力軸に設けた小径部と出力軸の軸方向に摺動する内側スライダと、この内側スライダの外周面に嵌合したベアリングと、このベアリングの外周面に嵌合するとともに出力軸を収納するために本体部に開けた穴部の内周面と出力軸の軸方向に摺動する外側スライダと、この外側スライダを入力軸側に設けた穴部の一端部に付勢するために外側スライダと穴部の他端部との間に設けた弾性部材とから構成したことを特徴とする。
外側スライダを入力軸側に付勢するための弾性部材を、外側スライダと穴部の端部との間の回転しない部分に設け、この弾性部材を出力軸とは別にして出力軸の高回転化を図る。
また、出力軸と内側スライダとを嵌合させ、この内側スライダの外周面にベアリングを嵌合し、このベアリングの外周面に外側スライダを嵌合させ、出力軸に内側スライダ、ベアリングを介して外側スライダを嵌合させる構造とする。
内側スライダの一端側を入力軸にスプライン結合するために、本体部を多軸ヘッドに近づけて、内側スライダの先端が入力軸の先端に当たったときに、入力軸と内側スライダとのそれぞれのスプラインが噛み合わないと、内側スライダ、ベアリング及び外側スライダは弾性部材の付勢力に抗して穴部内を本体部の移動方向とは反対の方向へ後退する。
このとき、入力軸と内側スライダとのそれぞれのスプラインが噛み合うと、圧縮されていたスプリングが伸び、弾性部材の弾性力によって、内側スライダ、ベアリング及び外側スライダが入力軸側に移動し、外側スライダが穴部の一端部に衝突する。この衝突の衝撃は、外側スライダと内側スライダとの間に設けたベアリングで吸収され、出力軸にほとんど伝わらない。
請求項1に係る発明では、連結装置を、一端側で入力軸にスプライン結合するとともに、中間部で出力軸に設けた大径部とスプライン結合し且つ他端側で大径部よりも小径であって出力軸に設けた小径部と出力軸の軸方向に摺動する内側スライダと、この内側スライダの外周面に嵌合したベアリングと、このベアリングの外周面に嵌合するとともに出力軸を収納するために本体部に開けた穴部の内周面と出力軸の軸方向に摺動する外側スライダと、この外側スライダを入力軸側に設けた穴部の一端部に付勢するために外側スライダと穴部の他端部との間に設けた弾性部材とから構成したので、弾性部材を外側スライダと穴部の他端部との間に設けることにより、弾性部材は出力軸の回転に影響しない本体部側に位置するため、従来のような回転側に設けた弾性部材によって出力軸の回転数に制約を受けることがなく、多軸ヘッドの回転工具を高速に回転駆動させることができ、ワークを高い切削条件で加工を行うことができて、生産能力を向上させることができる。
また、入力軸と内側スライダとをスプライン結合するときに発生する衝撃を、内側スライダと外側スライダとの間に介在させたベアリングで緩和することができる。従って、駆動源の作動に影響を及ぼし難くなり、衝撃に強い特別な回転駆動源を使用する必要が無くなって、市販の標準モータを使用することができ、コストを低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の斜視図であり、多軸ヘッド交換式工作機械10は、X軸方向に第1固定レール11(アッパ第1固定レール11aとこのアッパ第1固定レール11aの下方に設けたロア第1レール11bとからなる。)と第2固定レール12(アッパ第2固定レール12aとこのアッパ第2固定レール12aの下方に設けたロア第2レール12bとからなる。)とに分割可能な環状レール13(アッパ環状レール13aとこのアッパ環状レール13aの下方に設けたロア環状レール13bとからなる。)に複数の多軸ヘッド(ギャングヘッドとも呼ばれる。)21〜26を移動自在に取付け、第1固定レール11と第2固定レール12とを連結した際には、環状レール13の上方中央に設けたインデックステーブル28を回転駆動源31により回転駆動することで多軸ヘッド21〜26を環状レール13に沿って移動させ、第1固定レール11と第2固定レール12とを分離した際には、第1固定レール11側に位置する、例えば、多軸ヘッド21,22を第1固定レール11及びこの第1固定レール11に連結した可動レール33(アッパ可動レール33aとこのアッパ可動レール33aの下方に設けたロア可動レール33bとからなる。詳細は後述する。)上で移動させ、これらの多軸ヘッド21,22のうちの1台、例えば、多軸ヘッド21を加工ユニット35に連結し、この加工ユニット35に設けた駆動源(不図示)の動力で多軸ヘッド21に備える複数の回転工具(説明の都合上、回転工具の一部に符号36〜38を記す。)を駆動し、図示せぬ治具台に載せたワークを加工するものである。
図2は本発明に係る加工ユニットを説明する斜視図であり、加工ユニット35は、回転工具を駆動させる駆動源39を備え、基台41に設けたX軸方向に延びるレール41a,41aに移動自在に取付けたものであり、基台41の後部に取付けた回転駆動源42によりボールねじ45を回転させることでこのボールねじ45にねじ結合するナット部材46を備える加工ユニット35をX軸方向に移動させる。
また、加工ユニット35は、第1レール11(図1参照)に連結されるとともに環状レール13(図1参照)の一部を構成する第3固定レール43を支持するために上部に左右一対のアッパシリンダ装置47A,47B、下部に左右一対のロアシリンダ装置48A,48Bを備える。
第3固定レール43は、アッパ第3固定レール43aとこのアッパ第3固定レール43aの下方に設けたロア第3固定レール43bとからなり、アッパシリンダ装置47A,47Bに備えるロッド51,51の先端にアッパ第3固定レール43aを取付け、ロアシリンダ装置48A,48Bに備えるロッド52,52の先端にロア第3固定レール43bを取付ける。
図3は本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の断面図であり、多軸ヘッド交換式工作機械10は、基台41と、この基台41に設けた本体部61と、この本体部61に設けた環状レール13と、この環状レール13に移動自在に取付けた多軸ヘッド21〜26(多軸ヘッド21のみ示す。)と、これらの多軸ヘッド21〜26を環状レール13上で移動させるために本体部61の上部に設けたインデックス機構62と、前述の加工ユニット35とからなる。
本体部61は、ワークを載せる治具台側(図の左方)に位置する第1本体部65と、基台41に移動自在に取付けた第2本体部66とからなる。
第1本体部65は、前述の第1固定レール11と、内部に加工ユニット35を収納するとともに上部にインデックス機構62を設けたかまくら形のハウジング68と、回転駆動源71を支持する駆動源支持部72とを備え、基台41に固定した部分である。
第2本体部66は、上部及び下部に第2固定レール12を取付け、下部にナット部材73を取付けたものであり、このナット部材73を第1本体部65側の回転駆動源71に取付けたボールねじ74にねじ結合することで、回転駆動源71を作動させてボールねじ74を回転させたときにナット部材73を介して第2本体部66を第1本体部65に対してX軸方向に移動させる。
インデックス機構62は、ハウジング68の天井部68aに取付けた回転駆動源31と、天井部68aに軸部(不図示)を介して回転自在に取付けるとともに回転駆動源31によって回転駆動されるインデックステーブル28と、このインデックステーブル28を多軸ヘッド21〜26に係止する係止機構76とからなる。
加工ユニット35は、その出力軸から、多軸ヘッド21〜26のうちのワーク側に臨ませた、例えば、多軸ヘッド21側の入力軸へ駆動力を伝達する駆動力伝達装置81を備え、この駆動力伝達装置81によって、従来よりも回転工具の回転の高速化を図り、また、出力軸と入力軸との連結時に駆動源39に与える影響を無くして、駆動源39として市販の標準モータを使用できるように改良したものである。
図4は本発明に係る駆動力伝達装置を説明する断面図であり、駆動力伝達装置81は、駆動源39(図3参照)の回転軸85の先端に一体的に連結した回転軸延長部86と、この回転軸延長部86の外周部の先端に回転軸85の軸方向に移動可能に連結した内側スライダ87と、この内側スライダ87の外周部に嵌合させたボールベアリング88と、このボールベアリング88の外周面に嵌合させるとともに駆動源39の本体部を収納するハウジング91の端部に設けた穴部92に移動自在に挿入した外側スライダ93と、この外側スライダ93の一端部を受けるために穴部92の開口側のハウジング91に取付けたストッパ部材94と、外側スライダ93を多軸ヘッド21に設けた入力軸96側に付勢するために外側スライダ93の他端部及び穴部92の端部側のそれぞれの間に介在させたコイルスプリング97とからなる。
ここで、101は回転軸85と回転軸延長部86とを一体的に回転させるためのキー、102は回転軸85を回転可能に支持するためにハウジング91と回転軸85との間に設けたベアリング、103,104はベアリング102を固定する止め輪、106はコイルスプリング97の一端を支持するワッシャ、107は外側スライダ87がハウジング91の穴部92内を回転するのを防止するとともに外側スライダ87の軸方向の移動範囲を規制するボルト部材、108はハウジング91にストッパ部材94を固定するボルト、111は多軸ヘッド21側のハウジング112と入力軸96との間をシールするシール部材である。
回転軸延長部86は、先端部に設けた大径部121と、この大径部121の回転軸85側に設けた小径部122とを備え、大径部121の外周面におすスプライン123を形成した部材である。なお、125は小径部122の外周面である。
内側スライダ87は、回転軸延長部86の大径部121とスプライン結合する第1筒部材127と、回転軸延長部86の小径部122と回転軸85の軸方向に滑り可能に嵌合させた第2筒部材128とを複数のボルト131(1個のボルト131のみ示す。)で結合した部材である。そして、第2筒部材128は、円周方向に2分割した部材であり、図示しない複数のボルトで結合したものである。
第1筒部材127は、その内周面に、大径部121のおすスプライン123とスプライン結合するめすスプライン133を形成するとともに、先端部に、入力軸96の外周面に設けたおすスプライン135にスプライン結合するめすスプライン137を形成し、且つ外周面をストッパ部材94の内周面138に滑り可能に嵌合させたものである。
第2筒部材128は、内周面141に小径部122の外周面125と摺動するブッシュ142を取付け、外周面にボールベアリング88を嵌合させたものである。なお、144はボールベアリング88の抜け止めを行う止め輪である。
外側スライダ93は、内周面にボールベアリング88を嵌合させるとともに外周面146を穴部92の内周面147に滑り自在に嵌合させ、一端にストッパ部材94に当てる当接面148を設け、他端にコイルスプリング97の一端を受けるスプリング受け面151を設けた部材である。なお、153はボールベアリング88の抜け止めを行う止め輪、154は外側スライダ93の当接面148を当てるためにストッパ部材94に設けたストッパ面である。
以上に説明した回転軸85及び回転軸延長部86は、駆動源39の出力軸155を構成するものである。
また、駆動力伝達装置81のうちの内側スライダ87、ボールベアリング88、外側スライダ93及びコイルスプリング97は、出力軸155及びハウジング91に対して一体的にスライド(コイルスプリング97は除く。)して入力軸96と出力軸155とを連結する連結装置156を構成するものである。
更に、連結装置156のうちのコイルスプリング97を除いたもの、即ち、内側スライダ87、ボールベアリング88及び外側スライダ93は、スライド部157を構成するものである。
以上に述べた連結装置156の作用を次に説明する。
図5は本発明に係る連結装置の作用を示す作用図である。
多軸ヘッド21の入力軸96に加工ユニット35側の連結装置156(ここでは、形状の理解を容易にするために、連結装置156のうちのスライド部157の断面の輪郭を太線で示した。)が連結していない状態から、加工ユニット35を白抜き矢印で示すように前進させ、入力軸96の先端に内側スライダ87の先端を押し当てて入力軸96に内側スライダ87をスプライン結合させようとした場合に、入力軸96のおすスプライン135と内側スライダ87のめすスプライン137とが噛み合わず、スプライン結合できない状態を示す。
連結装置156は、内側スライダ87の先端が入力軸96の先端に当たるとともに、図4に示した状態からこの図5において、出力軸155及びハウジング91に対して黒塗り矢印の向きに後退し、コイルスプリング97は圧縮された状態にある。
この状態から入力軸96のおすスプライン135と内側スライダ87のめすスプライン137とが噛み合い始めると、コイルスプリング97の弾性力によって連結装置156のスライド部157は急に入力軸96側へ移動し、外側スライダ93の当接面148がストッパ部材94のストッパ面154に衝突する(この状態が図4に示した状態である)。
この衝突時の衝撃は、外側スライダ93と内側スライダ87との間に設けたボールベアリング88で吸収され、出力軸155にほとんど伝わらない。
以上の図1、図3及び図4に示したように、本発明は、回転工具36〜38の駆動のための回転駆動源としての駆動源39を有する本体部61、詳しくは、第1本体部65と、本体部61と係合離間自在にするとともに回転工具36〜38を設けた多軸ヘッド21〜26と、回転駆動源36〜38に設けた出力軸155と、回転工具36〜38に動力を伝達する入力軸96とを備え、これらの出力軸155と入力軸96とを連結装置156により連結する多軸ヘッド交換式工作機械10において、連結装置156を、一端側で入力軸96にスプライン結合するとともに、中間部で出力軸155に設けた大径部121とスプライン結合し且つ他端側で大径部121よりも小径であって出力軸155に設けた小径部122と出力軸155の軸方向に摺動する内側スライダ87と、この内側スライダ87の外周面に嵌合したベアリングとしてのボールベアリング88と、このボールベアリング88の外周面に嵌合するとともに出力軸155を収納するために本体部61に開けた穴部92の内周面と出力軸155の軸方向に摺動する外側スライダ93と、この外側スライダ93を入力軸96側に設けた穴部92の一端部としてのストッパ部材94に付勢するために外側スライダ93と穴部92の他端部との間に設けた弾性部材としてのコイルスプリング97とから構成したことを特徴とする。
コイルスプリング97を外側スライダ93と穴部92の他端部との間に設けることにより、コイルスプリング97は出力軸155の回転に影響しない本体部61側に位置するため、従来のような回転側に設けた弾性部材によって出力軸の回転数に制約を受けることがなく、多軸ヘッド21〜26の回転工具36〜38を高速に回転駆動させることができ、ワークを高い切削条件で加工を行うことができて、生産能力を向上させることができる。
また、入力軸96と内側スライダ87とをスプライン結合するときに発生する衝撃を、内側スライダ87と外側スライダ93との間に介在させたボールベアリング88で緩和することができる。従って、駆動源39の作動に影響を及ぼし難くなり、衝撃に強い特別な回転駆動源を使用する必要が無くなって、市販の標準モータを使用することができ、コストを低減することができる。
尚、本実施形態では、図4に示したように、出力軸155を、回転軸85と、この回転軸85に取付けた別体の回転軸延長部86から構成したが、これに限らず、回転軸85と回転延長部86とを一体成形してもよい。
本発明の多軸ヘッド交換式工作機械は、多軸ヘッド側の工具に駆動力を伝える入力軸と、工具用駆動源側に設けた出力軸とを連結するものに好適である。
本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の斜視図である。 本発明に係る加工ユニットを説明する斜視図である。 本発明に係る多軸ヘッド交換式工作機械の断面図である。 本発明に係る駆動力伝達装置を説明する断面図である。 本発明に係る連結装置の作用を示す作用図である。 従来の入力軸と出力軸との連結構造を示す断面図である。
符号の説明
10…多軸ヘッド交換式工作機械、21〜26…多軸ヘッド、36〜38…回転工具、39…回転駆動源(駆動源)、61…本体部、87…内側スライダ、88…ベアリング(ボールベアリング)、92…穴部、93…外側スライダ、94…穴部の一端部(ストッパ部材)、96…入力軸、97…弾性部材(コイルスプリング)、121…大径部、122…小径部、155…出力軸、156…連結装置。

Claims (1)

  1. 回転工具の駆動のための回転駆動源を有する本体部と、
    前記本体部と係合離間自在にするとともに前記回転工具を設けた多軸ヘッドと、
    前記回転駆動源に設けた出力軸と、
    前記回転工具に動力を伝達する入力軸とを備え、
    これらの出力軸と入力軸とを連結装置により連結する多軸ヘッド交換式工作機械において、
    前記連結装置は、
    一端側で前記入力軸にスプライン結合するとともに、中間部で前記出力軸に設けた大径部とスプライン結合し且つ他端側で前記大径部よりも小径であって前記出力軸に設けた小径部と前記出力軸の軸方向に摺動する内側スライダと、
    この内側スライダの外周面に嵌合したベアリングと、
    このベアリングの外周面に嵌合するとともに、前記出力軸を収納するために前記本体部に開けた穴部の内周面と前記出力軸の軸方向に摺動する外側スライダと、
    この外側スライダを前記入力軸側に設けた前記穴部の一端部に付勢するために、前記外側スライダと前記穴部の他端部との間に設けた弾性部材とから構成したことを特徴とする多軸ヘッド交換式工作機械。
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