JP2005324679A - 警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対向車両の運転者を幻惑することがない警報装置を提供すること。
【解決手段】 警報装置1に、対向車両が存在する対向車両領域、及び人物を検出する人物位置検出回路14と、人物位置検出回路14による検出結果に基づいて、人物が対向車両領域内に存在する場合に、人物を指定するレーザを対向車両領域の外に照射するマーキング波照射装置15と、を備えさせた。
【選択図】 図1


Description

本発明は、自車両に搭載される警報装置に関する。
従来より、自車両に搭載される警報装置が知られている(例えば、特許文献1)。当該警報装置に係る技術では、各種の移動体(例えば、人物)にスポットライトを照射することで、運転者に移動体の存在や位置等を知らせる。当該技術は、例えば、防犯に利用される。
特開2002−83383号公報
しかし、当該技術において人物にスポットライトを当てる場合、以下の問題点が生じる。即ち、人物が対向車両の近傍に存在する場合、当該技術では、人物のみならず対向車両にもスポットライトを照射することになるので、当該スポットライトにより対向車両の運転者が幻惑される可能性があるという問題点が生じる。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その主に目的とするところは、対向車両の運転者を幻惑することがない警報装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本願特許請求の範囲に記載の発明は、自車両に搭載される警報装置において、対向車両が存在する対向車両領域を検出する領域検出手段と、所定のマーキング対象物を検出するマーキング対象物検出手段と、領域検出手段及びマーキング対象物検出手段による検出結果に基づいて、マーキング対象物が対向車両領域内に存在する場合に、マーキング対象物を指定するマーキング波を対向車両領域の外に照射する照射手段と、を備えることを主な特徴とする。
本願特許請求の範囲に記載の発明では、主に、以下の効果を得ることができる。即ち、警報装置は、マーキング対象物が対向車両領域内に存在する場合に、マーキング対象物を指定するマーキング波を対向車両領域の外に照射する。これにより、警報装置は、マーキング対象物が対向車両領域内に存在しても、マーキング波の照射により対向車両の運転者を幻惑しない。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1に基づいて、本発明の一実施の形態に係る警報装置1の機能を概略的に説明する。ここで、図1は警報装置1の構成を示すブロック図である。
警報装置1は、自車両に搭載され、赤外線カメラ11と、ミリ波レーダ12と、車速センサ13と、人物位置検出回路14と、マーキング波照射装置15を備える。マーキング波照射装置(照射手段)15は、レーザダイオード151と、二次元スキャナ152と、反射鏡153と、スキャナ駆動装置154と、走査位置検出回路155と、制御回路156を備える。
赤外線カメラ11は、自車両の前方を撮影し、これにより得られた熱画像を熱画像データに変換する。そして、赤外線カメラ11は、当該熱画像データに関する熱画像データ信号を人物位置検出回路14に出力する。なお、この熱画像には、自車両前方の温度分布が描かれ、自車両前方の領域のうち35(℃)近傍の温度を有する領域は、他の領域よりも強調されて描かれる。例えば、人物や車両のヘッドライトの温度は35(℃)の近傍なので、当該熱画像においては、人物や車両のヘッドライトは自車両前方の他の要素よりも強調して描かれる。
また、この熱画像データは、複数の画素データにより構成されており、画素データは、自車両前方の領域のうち、画素データに対応する領域の温度と、画素データに対応する画素の熱画像上での位置とを示す。なお、熱画像上での位置は、熱画像上に定義された二次元座標(x、y)で表される。ここで、0≦x≦200であり、0≦y≦100である。
ミリ波レーダ12は、自車両の前方をミリ波にてスキャニングし、これにより、ミリ波を反射する反射点を検出する。そして、ミリ波レーダ12は、当該反射点の自車両に対する相対位置と、当該反射点の自車両に対する相対速度と、を測定する。そして、ミリ波レーダ12は、測定した結果に関する反射点信号を人物位置検出回路14に出力する。
車速センサ13は、自車両の速度を検出し、検出した結果に関する車速信号を人物位置検出回路14に出力する。
人物位置検出回路(領域検出手段、マーキング対象物検出手段、算出手段)14は、赤外線カメラ11、ミリ波レーダ12、及び車速センサ13から与えられた信号に基づいて、対向車両が存在する対向車両領域等を検出し、検出した結果に関する人物位置検出信号を制御回路156に出力する。
レーザダイオード151は、制御回路156から与えられた制御信号に基づいて、レーザを制御回路156により決定された照射形態で二次元スキャナ152に照射する。
二次元スキャナ152は、レーザダイオード151から照射されたレーザを反射鏡153側に反射することで、レーザダイオード151から照射されたレーザを反射鏡153側に照射する。
反射鏡153は、二次元スキャナ152から照射されたレーザを自車両の前方に反射することで、二次元スキャナ152から照射されたレーザを自車両の前方に照射する。
スキャナ駆動装置154は、制御回路156から与えられた制御信号に基づいて、反射鏡153が制御回路156により決定された照射位置にレーザを照射するように、二次元スキャナ152を駆動する。例えば、制御回路156により決定された照射位置が、マーキング対象物Aの位置となる場合、スキャナ駆動装置154は、反射鏡153がマーキング対象物Aにレーザを照射するように、二次元スキャナ152を駆動する。
走査位置検出回路155は、二次元スキャナ152の位置を検出し、検出した結果に関する走査位置検出信号を制御回路156に出力する。
制御回路156は、人物位置検出回路14から与えられた人物位置検出信号に基づいて、レーザの照射位置、及び照射形態を決定する。そして、制御回路156は、決定された照射位置に関する制御信号をスキャナ駆動装置154に、決定された照射形態に関する制御信号をレーザダイオード151に出力する。
次に、警報装置1による処理の手順を図2に示すフローチャートに沿って説明する。
ステップST101にて、警報装置1の電源がONされると、赤外線カメラ11及びミリ波レーダ12は上述した処理を開始する。
ステップST102にて、人物位置検出回路14は、赤外線カメラ11から出力された熱画像データ信号を1フレーム読み込む。次いで、人物位置検出回路14は、当該読み込んだ熱画像データ信号から、35(℃)近傍の温度を示す熱物標、及び熱物標の熱画像上での位置を検出する。そして、人物位置検出回路14は、当該熱物標の熱画像上での位置を示す熱物標データを生成し、これら熱物標データを区別して示すラベルリストを生成する。
例えば、自車両前方の状況が図3に示すものである場合、赤外線カメラ11が得る熱画像は、図4に示すものとなる。ここで、図3は、自車両前方の状況の一例を示す説明図であり、図4は、赤外線カメラ11が図3に示す状況を撮影した際に得られる熱画像を示す説明図である。図3に示すように、自車両前方には、人物A1、対向車両A2、街路樹A3、自車線(自車両が接する道路)A4、対向車線A5、センターラインA6が存在する。また、図4に示す熱画像では、人物A1及び対向車両A2のヘッドライトが、自車両前方の領域のうち、他の領域よりも強調されて描かれる。したがって、人物位置検出回路14は、当該読み込んだ熱画像データ信号から、熱物標B1〜B2、及び熱物標B1〜B2の熱画像上での位置を検出して、熱物標データを生成する。次いで、人物位置検出回路14は、熱物標データを区別して示すラベルリストを生成する。
ステップST103にて、人物位置検出回路14は、ミリ波レーダ12から出力された反射点信号を1フレーム読み込む。次いで、人物位置検出回路14は、当該読み込んだ反射点信号に基づいて、互いに近接し、且つ同じ相対速度を有する反射点を同一のミリ波物標から反射されたものと判断し、これによりミリ波物標を検出する。さらに、人物位置検出回路14は、互いに近接し、且つ同じ相対速度を有する反射点同士をグルーピングしてミリ波物標データを生成する。次いで、人物位置検出回路14は、ミリ波物標データに基づいて、各ミリ波物標の速度、自車両から各ミリ波物標までの距離、及び、各ミリ波物標の移動方向を算出する。また、人物位置検出回路14は、ミリ波物標に含まれる反射点の相対位置に基づいて、各ミリ波物標の熱画像上での位置を算出する。次いで、人物位置検出回路14は、当該算出した各ミリ波物標の速度、自車両から各ミリ波物標までの距離、及び、各ミリ波物標の移動方向、及び各ミリ波物標の熱画像上での位置をミリ波物標データに含める。なお、人物位置検出回路14は、各ミリ波物標に含まれる反射点の相対速度について平均値を算出し、この平均値と自車両の速度との差を各ミリ波物標の速度として算出する。
例えば、自車両前方の様子が図3に示すものである場合、人物A1、対向車両A2、及び街路樹A3がミリ波を反射するので、人物位置検出回路14は、図5に示すように、読み込んだ反射点信号に基づいて、人物A1に対応するミリ波物標C1、対向車両A2に対応するミリ波物標C2、及び街路樹A3に対応するミリ波物標C3を検出する。なお、図5は、ミリ波物標C1〜C3を、当該ミリ波物標C1〜C3の熱画像上での位置に対応させて示す説明図である。次いで、人物位置検出回路14は、人物A1上での反射点同士をグルーピングしてミリ波物標C1のミリ波物標データを生成し、対向車両A2上での反射点同士をグルーピングしてミリ波物標C2のミリ波物標データを生成する。さらに、人物位置検出回路14は、街路樹A3上での反射点同士をグルーピングしてミリ波物標C3のミリ波物標データを生成する。次いで、人物位置検出回路14は、各ミリ波物標C1〜C3の速度、自車両から各ミリ波物標C1〜C3までの距離、及び、各ミリ波物標C1〜C3の移動方向、及び各ミリ波物標C1〜C3の熱画像上での位置を算出して、対応するミリ波物標データに含める。なお、この場合、人物位置検出回路14は、ミリ波物標C1の速度を0(km/h)、自車両からミリ波物標C1までの距離を20(m)と算出する。また、人物位置検出回路14は、ミリ波物標C2の速度を40(km/h)、自車両からミリ波物標C2までの距離を30(m)、ミリ波物標C2の移動方向を自車両に近づく方向と算出する。また、人物位置検出回路14は、ミリ波物標C3の速度を0(km/h)、自車両からミリ波物標C3までの距離を30(m)と算出する。
ステップST104にて、人物位置検出回路14は、人物に対応するミリ波物標データに人物ラベルを付加することで人物データを生成し、対向車両に対応するミリ波物標データに対向車両ラベルを付加することで対向車両データを生成する。具体的には、人物位置検出回路14は、ラベルリストと、ミリ波物標データに基づいて、ミリ波物標の熱画像上での位置と、熱物標の熱画像上での位置とを比較し、これにより、ミリ波物標から、以下の条件(1)〜(2)を共に満たすものを抽出する。ここで、基準人物速度範囲は、人物の移動速度に対応させて予め設定され、例えば、−10(km/h)以上10(km/h)以下の範囲となる。
(1) 速度が基準人物速度範囲内であること。
(2) ミリ波物標の熱画像上での位置が熱物標の熱画像上での位置と重複すること。
次いで、人物位置検出回路14は、当該抽出したミリ波物標に対応するミリ波物標データに人物のラベルを付加する。これにより、人物位置検出回路14は、人物を検出して人物データを生成する。
同様に、人物位置検出回路14は、ステップST103にて検出されたミリ波物標から、以下の条件(3)〜(4)を共に満たすものを抽出する。
(3) 速度が基準人物速度範囲を超えること。
(4) 移動方向が自車両に近づく方向であること。
次いで、人物位置検出回路14は、当該抽出したミリ波物標に対応するミリ波物標データに対向車両のラベルを付加する。これにより、人物位置検出回路14は、対向車両を検出して対向車両データを生成する。また、人物位置検出回路14は、ミリ波物標が条件(1)〜(2)のいずれも満たさず、且つ、条件(3)〜(4)のいずれも満たさない場合、当該ミリ波物標を示すミリ波物標データを捨てる。
例えば、赤外線カメラ11が得た熱画像が図4に示すものであり、人物位置検出回路14が検出したミリ波物標が図5に示すミリ波物標C1〜C3である場合、図4〜図6に示すように、ミリ波物標C1の熱画像上での位置が熱物標B1の熱画像上での位置と重複する。また、ミリ波物標C1の移動速度は0(km/h)なので、基準人物速度範囲内となる。したがって、人物位置検出回路14は、ミリ波物標C1を示すミリ波物標データに人物のラベルを付加することで、人物データを生成する。なお、図6は、図4の一部と図5の一部を合成した様子を示す説明図である。また、上述したように、ミリ波物標C2の速度は基準人物速度範囲を超える。また、移動方向は自車両に近づく方向である。したがって、人物位置検出回路14は、ミリ波物標C2を示すミリ波物標データに対向車両のラベルを付加することで、対向車両データを生成する。また、人物位置検出回路14は、ミリ波物標C3は、条件(1)〜(2)のいずれも満たさず、且つ、条件(3)〜(4)のいずれも満たさないので、ミリ波物標C3を示すミリ波物標データを捨てる。
なお、人物位置検出回路14は、ステップST104にて、以下の処理を行うことで、人物データ及び対向車両データを生成しても良い。なお、人物位置検出回路14が本処理を行う場合、人物位置検出回路14に、自車両から人物までの距離と、人物の熱画像上での大きさ及び縦横比との関係を示す第1相関データを予め記憶させておく。
即ち、人物位置検出回路14は、熱物標データ、ミリ波物標データ及び第1相関データに基づいて、以下の条件(5)〜(6)を共に満たすミリ波物標データに人物のラベルを付加する。
(5) ミリ波物標の熱画像上での位置に熱物標が存在すること。
(6) (5)の熱物標の大きさ及び縦横比が人物の熱画像上での大きさ及び縦横比に一致すること。
ここで、条件(6)を満たすかどうかの判断は、自車両からミリ波物標までの距離に対応する大きさ及び縦横比を第1相関データから抽出し、当該抽出された大きさ及び縦横比と(5)の熱物標の大きさ及び縦横比とを比較することで、行われる。
これにより、人物位置検出回路14は、人物データを生成する。また、人物位置検出回路14は、ミリ波物標の速度が基準人物速度範囲を超える場合、当該ミリ波物標に対応するミリ波物標データに対向車両のラベルを付加することで、対向車両データを生成する。この場合、ミリ波物標は、人物でも道路構造物でも無いと言えるからである。
ステップST105にて、人物位置検出回路14は、ステップST104にて人物データを生成したかどうかを判断する。この結果、人物位置検出回路14は、人物データを生成したと判断した場合(ステップST105:YES)には、ステップST106に進み、人物データを生成していないと判断した場合(ステップST105:NO)には、ステップST102に戻る。
ステップST106にて、人物位置検出回路14は、ステップST104にて生成された対向車両データに基づいて、対向車両の熱画像上での中心座標を検出する。そして、人物位置検出回路14は、当該検出した中心座標を中心として、x方向で±20、y方向で±15の熱画像上での領域を定義し、当該熱画像上での領域に対応する自車両前方の領域を、対向車両領域として定義する。これにより、人物位置検出回路14は、対向車両領域を検出する。次いで、人物位置検出回路14は、人物データに基づいて、人物の熱画像上での中心座標を検出する。次いで、人物位置検出回路14は、対向車両領域の熱画像上での位置、人物の熱画像上での位置、及び人物の熱画像上での中心座標に関する人物位置検出信号を制御回路156に出力する。
例えば、赤外線カメラ11が得た熱画像が図4に示すものであり、且つ、人物位置検出回路14が検出したミリ波物標が図5に示すミリ波物標C1〜C3である場合、人物位置検出回路14は、図7に示すように、ミリ波物標C2、即ち対向車両の中心座標を(110、60)として検出する。また、人物位置検出回路14は、中心座標(110、60)を中心として、x方向で±20、y方向で±15の熱画像上での領域、即ち(90、45)から(130、75)までの範囲で示される長方形の領域C22を定義し、当該領域C22に対応する自車両前方の領域を対向車両領域として定義する。これにより、人物位置検出回路14は、対向車両領域を検出する。ここで、図7は、対向車両の中心座標等を示す説明図である。また、(90、45)は、領域C22の左下端点の座標であり、(130、75)は、領域C22の右上端点の座標である。また、点C21は、対向車両の熱画像上での中心座標点である。次いで、人物位置検出回路14は、ミリ波物標C1、即ち人物の熱画像上での中心座標を、(115、50)と算出する。したがって、この場合、人物の熱画像上での中心座標点C11は領域C22の内部に存在することとなる。
ステップST107にて、制御回路156は、人物位置検出回路14から与えられた人物位置検出信号に基づいて、ステップST106にて検出された対向車両領域内に人物が存在するかどうかを判断する。具体的には、制御回路156は、人物と対向車両領域とが熱画像上で重複していれば、対向車両領域内に人物が存在すると判断し、人物と対向車両領域とが熱画像上で重複していなければ、対向車両領域内に人物が存在しないと判断する。
この結果、制御回路156は、対向車両領域内に人物が存在すると判断した場合(ステップST107:YES)には、ステップST108に進み、対向車両領域内に人物が存在しないと判断した場合(ステップST107:NO)には、ステップST109に進む。
ステップST108にて、制御回路156は、人物データに基づいて、自車両から人物までの距離が15(m)を超えるかどうかを判断する。この結果、制御回路156は、自車両から人物までの距離が15(m)を超えると判断した場合(ステップST108:YES)には、ステップST110に進み、自車両から人物までの距離が15(m)を超えないと判断した場合(ステップST108:NO)には、ステップST111に進む。
ステップST109にて、制御回路156は、人物データに基づいて、人物の実際の位置(具体的には、自車両前方での位置)を算出し、レーザの照射位置を当該算出した位置に決定する。また、制御回路156は、レーザの照射形態として、レーザの反射点に表示されるマークの形状を、三角形に決定する。次いで、制御回路156は、当該決定した照射位置に関する制御信号をスキャナ駆動装置154に、決定された照射形態に関する制御信号をレーザダイオード151に出力する。
次いで、スキャナ駆動装置154は、制御回路156から与えられた制御信号に基づいて、反射鏡153が制御回路156により決定された照射位置にレーザを照射するように、二次元スキャナ152を駆動する。
一方、レーザダイオード151は、制御回路156から与えられた制御信号に基づいて、レーザを制御回路156により決定された照射形態で二次元スキャナ152に照射する。
これにより、マーキング波照射装置15は、制御回路156により決定された照射位置に、制御回路156により決定された照射形態でレーザを照射する。具体的には、マーキング波照射装置15は、自車両前方の人物にレーザを照射し、人物上に三角形のマークを表示する。その後、制御回路156は、ステップST112に進む。
ここで、警報装置1がステップST109の処理を行う一例を、図8〜図9に基づいて説明する。図8は、人物の熱画像上での中心座標点C12、対向車両の熱画像上での中心座標点C23、対向車両領域に対応する熱画像上での領域C24を示す説明図であり、図9は、図8に対応する自車両前方の領域を示す説明図である。図8に示すように、人物と対向車両領域とは熱画像上で重複しないので、人物は対向車両領域内に存在しない。また、図9に示すように、自車両前方には、人物A11、対向車両A21、街路樹A3、自車線A4、対向車線A5、センターラインA6が存在する。
即ち、マーキング波照射装置15は、人物位置検出信号が図8に示す中心座標点C12、領域C24を示す場合、上述した処理を行うことで、図9に示すように、人物A11にレーザを照射し、人物A11上に三角形のマークP1を表示する。なお、この場合、人物A11は対向車両領域の外に存在するので、当該照射により対向車両の運転者が幻惑されることはない。また、自車両の運転者は、マークP1を視認するに際して、対向車両のヘッドライトにより幻惑されない。
ステップST110にて、制御回路156は、人物の熱画像上での中心座標点と、予め設定された自車両の熱画像上での中心座標点とを通る直線を算出し、当該算出した直線と対向車両領域に対応する熱画像上での領域との交点を算出する。そして、制御回路156は、レーザの照射形態として、レーザの反射点に表示されるマークを、人物を指し示す赤色の矢印に決定する。また、制御回路156は、矢印の先端が上述した交点の自車両前方での位置(以下、「交点位置」と称する)に一致するように、照射位置を決定する。次いで、制御回路156は、当該決定した照射位置に関する制御信号をスキャナ駆動装置154に、決定された照射形態に関する制御信号をレーザダイオード151に出力する。
次いで、スキャナ駆動装置154は、制御回路156から与えられた制御信号に基づいて、反射鏡153が制御回路156により決定された照射位置にレーザを照射するように、二次元スキャナ152を駆動する。
一方、レーザダイオード151は、制御回路156から与えられた制御信号に基づいて、レーザを制御回路156により決定された照射形態で二次元スキャナ152に照射する。
これにより、マーキング波照射装置15は、制御回路156により決定された照射位置に、制御回路156により決定された照射形態でレーザを照射する。具体的には、マーキング波照射装置15は、対向車両領域の外にレーザを照射して、人物を指し示す赤色の矢印のマークを対向車両領域の外に表示する。その後、制御回路156は、ステップST112に進む。
ここで、警報装置1がステップST110の処理を行う一例を、図10〜図11に基づいて説明する。図10は、人物の熱画像上での中心座標点C13、対向車両の熱画像上での中心座標点C25、対向車両領域に対応する熱画像上での領域C26、自車両の熱画像上での中心座標点D1、及び直線D2を示す説明図であり、図11は、図10に対応する自車両前方の領域を示す説明図である。ここで、直線D2は、人物の熱画像上での中心座標点C13と、自車両の熱画像上での中心座標点D1とを通る直線である。また、図10に示すように、人物と対向車両領域とは熱画像上で重複するので、人物は対向車両領域内に存在する。また、図11に示すように、自車両前方には、人物A12、対向車両A22、街路樹A3、自車線A4、対向車線A5、センターラインA6が存在する。
即ち、マーキング波照射装置15は、人物位置検出信号が図10に示す中心座標点C13、領域C26を示す場合、上述した処理を行うことで、図11に示すように、対向車両領域の外にレーザを照射して、人物A12を指し示す赤色の矢印のマークP2を対向車両領域の外に表示する。
ステップST111にて、制御回路156は、人物の熱画像上での中心座標点と、予め設定された自車両の熱画像上での中心座標点とを通る直線を算出し、当該算出した直線と対向車両領域に対応する熱画像上での領域との交点を算出する。そして、制御回路156は、レーザの照射形態として、レーザの反射点に表示されるマークの形状を、人物を指し示し、且つ、ステップST110よりも大きな形状の矢印に決定する。また、制御回路156は、レーザの照射形態として、マークの色を0.3(秒)おきに赤色と黄色に交互に変更する旨決定する。また、制御回路156は、矢印の先端が交点位置に一致するように、照射位置を決定する。次いで、制御回路156は、当該決定した照射位置に関する制御信号をスキャナ駆動装置154に、決定された照射形態に関する制御信号をレーザダイオード151に出力する。
次いで、スキャナ駆動装置154は、制御回路156から与えられた制御信号に基づいて、反射鏡153が制御回路156により決定された照射位置にレーザを照射するように、二次元スキャナ152を駆動する。
一方、レーザダイオード151は、制御回路156から与えられた制御信号に基づいて、レーザを制御回路156により決定された照射形態で二次元スキャナ152に照射する。
これにより、マーキング波照射装置15は、制御回路156により決定された照射位置に、制御回路156により決定された照射形態でレーザを照射する。具体的には、マーキング波照射装置15は、対向車両領域の外にレーザを照射して、人物を指し示す矢印のマークを対向車両領域の外に表示する。また、マーキング波照射装置15は、矢印のマークの色を0.3(秒)おきに赤色と黄色に交互に変更する。その後、制御回路156は、ステップST112に進む。
ここで、警報装置1がステップST111の処理を行う一例を、図12に基づいて説明する。図12は、自車両前方の領域を示す説明図である。図12に示すように、自車両前方には、人物A13、対向車両A23、街路樹A3、自車線A4、対向車線A5、センターラインA6が存在し、人物A13は、対向車両領域内に存在する。また、人物A13から自車両までの距離は15(m)以下となる。この場合、マーキング波照射装置15は、図12に示すように、対向車両領域の外にレーザを照射して、人物A13を指し示す矢印のマークP3を対向車両領域の外に表示する。また、マーキング波照射装置15は、マークP3の色を0.3(秒)おきに赤色と黄色に交互に変更する。
ステップST112にて、制御回路156は、警報装置1の電源がON状態を維持しているかどうかを判断する。この結果、制御回路156は、警報装置1の電源がON状態を維持していると判断した場合(ステップST112:YES)には、ステップST102に戻り、警報装置1の電源がON状態を維持していないと判断した場合(ステップST112:NO)には、本処理を終了する。
以上により、第1の実施の形態によれば、警報装置1は、人物が対向車両領域内に存在する場合に、人物を指定するレーザを対向車両領域の外に照射する。これにより、警報装置1は、人物が対向車両領域内に存在しても、レーザの照射により対向車両の運転者を幻惑しない。
また、自車両の運転者は、対向車両領域内を視認する際には、他の領域を視認する場合よりも、対向車両のヘッドライトによる幻惑を受けやすい。一方、従来では、人物が対向車両領域内に存在する場合であっても、人物にレーザを照射していた。このため、運転者は、人物が対向車両領域内に存在する場合、人物が対向車両領域の外、即ち自車両の運転者が対向車両のヘッドライトによる幻惑を受けない位置に存在する場合よりも、人物及びマークの双方を視認しづらかった。
言い換えれば、自車両の運転者は、人物が対向車両領域内に存在する場合、人物が対向車両領域の外に存在する場合よりも、自車両前方に人物が存在することを確認することが容易でなかった。この点、警報装置1は、対向車両領域の外にレーザを照射するので、自車両の運転者は、当該照射により表示されたマークを従来よりも容易に視認することが出来る。したがって、人物が対向車両領域内に存在する場合であっても、自車両の運転者は、自車両前方に人物が存在することを従来よりも容易に確認することが出来る。
また、警報装置1は、人物が対向車両領域内に存在する場合、人物を指し示す矢印のマークを表示するので、自車両の運転者は、自車両前方に人物が存在することを従来よりも容易に確認することが出来る。例えば、矢印の形状が自車両の運転者の視界に入ることで、運転者は矢印の指し示す先に人物が存在することを直ちに確認することができるので、自車両の運転者は、安全を確保するために、自車両前方以外にも意識を集中させている場合であっても、従来よりも容易に人物の存在を確認することが出来る。
また、警報装置1は、マーキング波としてレーザを照射することで、上述した効果を生じさせることが出来る。
また、警報装置1は、人物の発見必要度として、自車両から人物までの距離を算出し、当該距離に応じて、レーザの照射形態、具体的にはマークを調整する。したがって、自車両の運転者は、マークを視認することで、自車両から人物までの距離を把握することが出来る。
より具体的には、警報装置1は、照射形態として、マークの形状を調整するので、自車両の運転者は、マークの形状を視認することで、自車両から人物までの距離を把握することが出来る。
また、警報装置1は、照射形態として、マークの色を赤色で固定するかまたは赤色と黄色とを交互に繰り返すかのいずれかに調整するので、自車両の運転者は、マークの色を視認することで、自車両から人物までの距離を把握することが出来る。
次に、警報装置1の変形例をいくつか説明する。
(第1の変形例)
第1の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−1」と称する)は、上述した処理において、マークの色の調整間隔を調整するものである。具体的には、ステップST111にて、人物位置検出回路14は、ミリ波レーダ12から出力される反射点信号を常時読み込んで、上述した人物位置検出信号を常時生成して制御回路156に出力する。制御回路156は、人物位置検出回路14から出力された人物位置検出信号を常時読み込むことで、自車両から人物までの距離を常時認識する。そして、制御回路156は、当該認識された距離に応じて、上述した処理において、マークの色の調整間隔(上述した処理で0.3(秒)に固定されていた間隔)を決定する。具体的には、警報装置1−1は、ステップST110〜ステップST111にて、当該調整間隔を自車両から人物までの距離に応じて短くする。これにより、自車両の運転者は、マークを視認することで、自車両から人物までの距離を警報装置1よりも容易に把握することが出来る。
(第2の変形例)
第2の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−2」と称する)は、照射形態として、マークの色ではなく、レーザの照射間隔を調整するものである。具体的には、ステップST110にて、警報装置1−2は、上述した処理において、レーザを連続して照射することで、マークを連続して表示する。一方、ステップST111にて、上述した処理において、警報装置1−2は、マークの色を0.3(秒)おきに赤色と黄色に交互に変更する代わりに、マークを断続的に表示する旨を決定する。この結果、警報装置1−2は、レーザを断続的に照射することで、マークを点滅させて表示する。これにより、自車両の運転者は、マークを視認することで、自車両から人物までの距離を従来よりも容易に把握することが出来る。
(第3の変形例)
第3の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−3」と称する)は、自車両から人物までの距離の他、自車両の速度に応じてレーザの照射形態を調整するものである。具体的には、ステップST109〜ST111にて、人物位置検出回路14は、上述した処理を行うほか、車速センサ13から出力された車速信号を制御回路156に出力する。そして、制御回路156は、上述した処理において、マークの色を自車両の速度に応じて調整する。具体的には、警報装置1−3は、上述した処理において、自車両の速度が大きいほど、必要性表示色のマークの色調全体に占める割合を大きくする。ここで、必要性表示色は、人物発見の必要性を他の色より強調して表現することができる色(例えば、赤色)である。これにより、自車両の運転者は、人物発見の必要性を従来よりも容易に把握することが出来る。
(第4の変形例)
第4の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−4」と称する)は、警報装置1−3において、マークの色の代わりに、レーザの光量を調整するものである。具体的には、ステップST109〜ST111にて、警報装置1−3は、マークの色を調整する代わりに、自車両の速度が大きいほど、レーザの光量を大きくする。これにより、自車両の運転者は、人物発見の必要性を従来よりも容易に把握することが出来る。
(第5の変形例)
第5の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−5」と称する)は、警報装置1−3において、マークの色の代わりに、レーザの照射間隔を調整するものである。具体的には、ステップST110〜ST111にて、警報装置1−3は、マークの色を調整する代わりに、自車両の速度が大きいほど、レーザの照射間隔を短くする。これにより、自車両の運転者は、人物発見の必要性を従来よりも容易に把握することが出来る。
(第6の変形例)
第6の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−6」と称する)は、自車両周辺の環境(たとえば、光量、天候、現在時刻等)を検出する環境検出センサを備える。そして、制御回路156は、自車両から人物までの距離の他、環境検出センサから出力された信号に基づいて、照射形態を調整する。具体的には、制御回路156は、ステップST109〜ステップST111にて、運転者がマークを視認することが出来るように、レーザの光量を調整する。例えば、制御回路156は、夜間走行時でのレーザの光量を昼間走行時よりも大きくする。また、制御回路156は、悪天候時でのレーザの光量を、良天候時よりも大きくする。これにより、運転者は、自車両周辺の環境によらず、マークを確実に視認することが出来るので、自車両前方に人物が存在することを従来よりも確実に把握することが出来る。
(第7の変形例)
第7の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−7」と称する)は、警報装置1において、マーキング対象物を人物以外の物体(例えば、二輪車、自転車、先行車両等)とするものである。警報装置1−7によれば、自車両の運転者は、人物以外の物体が自車両前方に存在することを従来よりも容易に把握することが出来る。
(第8の変形例)
第8の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−8」と称する)は、白線(例えば、図3等に示すセンターライン)の位置を検出する白線検出センサを備える。警報装置1−8では、制御回路156は、人物位置検出回路14及び白線検出センサから出力された信号に基づいて、人物が自車線または対向車線のいずれに存在するかを判断する。そして、制御回路156は、人物が自車線に存在するか対向車線に存在するかに応じて、レーザの照射形態を調整する。具体的には、制御回路156は、ステップST109〜ステップST111にて、人物が自車線に存在する場合には、必要性表示色のマークの色調全体に占める割合を、人物が対向車線に存在する場合よりも大きくする。これにより、自車両の運転者は、人物が自車線に存在するか対向車線に存在するかを従来よりも容易に把握することが出来る。
(第9の変形例)
第9の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−9」と称する)は、警報装置1による処理において、自車両から人物までの距離等を、反射点信号ではなく、熱画像データ信号に基づいて検出するものである。警報装置1−9では、人物位置検出回路14は、上述した第1相関データの他、熱物標の熱画像上での大きさと、自車両から熱物標までの距離との関係を示す第2相関データを記憶する。また、人物位置検出回路14は、自車両から対向車両までの距離と、対向車両の熱画像上での大きさ及び縦横比との関係を示す第3相関データを記憶する。
そして、ステップST103〜ステップST104にて、人物位置検出回路14は、ラベルリストと第1〜第2相関データに基づいて、ラベルリストから人物及び対向車両を検出する。
即ち、人物位置検出回路14は、熱画像データ信号と、第2相関データに基づいて、自車両から熱物標までの距離を算出し、当該算出された距離を第1相関データに照らし合わせることで、人物の熱画像上での大きさ及び縦横比のうち、当該距離に対応するものを認識する。そして、人物位置検出回路14は、熱物標の熱画像上での大きさ及び縦横比と、当該認識された大きさ及び縦横比とが一致する場合には、熱物標に対応する熱物標データに人物のラベルを付加する。これにより、人物位置検出回路14は、人物データを生成する。また、人物位置検出回路14は、熱物標データ、第2相関データ、及び第3相関データに基づいて、人物データを生成した処理と同様の処理により、対向車両データを生成する。警報装置1−9は、警報装置1と同様の効果を得ることが出来る。
(第10の変形例)
第10の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−10」と称する)は、赤外線カメラ11の代わりに、障害物検出センサ(例えば、可視カメラ、レーザレーダ、超音波センサ、電磁波センサ)を備え、この障害物検出センサ及びミリ波レーダ12から出力される信号に基づいて、上述した処理と同様の処理を行うものである。警報装置1−10は、警報装置1と同様の効果を得ることができる。
(第11の変形例)
第11の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−11」と称する)は、警報装置1において、ステップST108、ステップST111の処理を省略したものである。具体的には、警報装置1−11は、ステップST107にて、対向車両領域内に人物が存在すると判断した場合(ステップST107:YES)には、ステップST110に進み、対向車両領域内に人物が存在しないと判断した場合(ステップST107:NO)には、ステップST109に進む。その後、警報装置1−11は、ステップST109またはステップST110の処理を行った後ステップST112に進む。他の処理については、警報装置1と同様である。
警報装置1−11は、警報装置1と同様の効果を得ることが出来る他、処理ロジックの開発のコストを低減することが出来る。また、警報装置1−11では、レーザダイオード151として単色のものを採用することが出来るので、警報装置1−11の製造コストを低減することが出来る。
(第12の変形例)
第12の変形例に係る警報装置1(以下、「警報装置1−12」と称する)は、警報装置1に表示装置を備えさせたものである。そして、警報装置1−12は、ステップST109〜ステップST111にて、レーザを照射する代わりに、表示装置に所定の警報情報(例えば、自車両前方に人物が存在する旨の情報、及び自車両から人物までの距離情報)を表示させる。警報装置1−12は、警報装置1と同様の効果を得ることが出来る。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。まず、図13に基づいて、本発明の一実施の形態に係る警報装置2の機能を概略的に説明する。ここで、図13は警報装置2の構成を示すブロック図である。
警報装置2は、自車両に搭載され、赤外線カメラ21と、ミリ波レーダ22と、車速センサ23と、人物位置検出回路24と、マーキング波照射装置25を備える。マーキング波照射装置(照射手段)25は、発光装置251と、スポットライト回頭装置252と、走査位置検出回路253と、制御回路254を備える。
赤外線カメラ21、ミリ波レーダ22、車速センサ23、人物位置検出回路24は、赤外線カメラ11、ミリ波レーダ12、車速センサ13、人物位置検出回路14と同様のものである。
発光装置251は、制御回路254から与えられた制御信号に基づいて、スポットライト(可視光ビーム)を照射する。
スポットライト回頭装置252は、制御回路254から与えられた制御信号に基づいて、発光装置251が制御回路254により決定された照射位置にスポットライトを照射するように、発光装置251を駆動する。また、スポットライト回頭装置252は、発光装置251が制御回路254により決定された照射形態でスポットライトを照射するように、発光装置251を駆動する。
走査位置検出回路253は、発光装置251の位置を検出し、検出した結果に関する走査位置検出信号を制御回路254に出力する。
制御回路254は、人物位置検出回路14から与えられた人物位置検出信号に基づいて、レーザの照射位置、及び照射形態を決定する。そして、制御回路254は、決定された照射位置及び照射形態に関する制御信号をスポットライト回頭装置252に出力し、スポットライトの照射を行う旨の制御信号を発光装置251に出力する。
次に、警報装置2による処理の手順を図14に示すフローチャートに沿って説明する。
ステップST201〜ステップST208、ステップST212にて、警報装置2は、図2に示すステップST101〜ステップST108、ステップST112と同様の処理を行う。
ステップST209にて、制御回路254は、人物データに基づいて、人物の実際の位置(具体的には、自車両前方での位置)を算出し、スポットライトの照射位置を当該算出した位置に決定する。次いで、制御回路254は、当該決定した照射位置に関する制御信号をスポットライト回頭装置252に、スポットライトの照射を行う旨の制御信号を発光装置251に出力する。
次いで、スポットライト回頭装置252は、制御回路254から与えられた制御信号に基づいて、発光装置251が制御回路254により決定された照射位置にスポットライトを照射するように、発光装置251を駆動する。
一方、発光装置251は、制御回路254から与えられた制御信号に基づいて、スポットライトを照射する。これにより、マーキング波照射装置25は、制御回路254により決定された照射位置にスポットライトを照射する。具体的には、マーキング波照射装置25は、自車両前方の人物にスポットライトを照射する。その後、制御回路254は、ステップST212に進む。
ここで、警報装置2がステップST209の処理を行う一例を、図15に基づいて説明する。図15は、自車両前方の領域を示す説明図である。図15に示すように、自車両前方には、人物A11、対向車両A21、街路樹A3、自車線A4、対向車線A5、センターラインA6が存在する。人物A11は対向車両領域内に存在しない。
即ち、マーキング波照射装置25は、上述した処理を行うことで、図15に示すように、人物A11にレーザを照射する。これにより、マーキング波照射装置25は、人物A11上に丸形のマークQ1を表示する。なお、この場合、人物A11は対向車両領域の外に存在するので、当該照射により対向車両の運転者が幻惑されることはない。また、自車両の運転者は、マークQ1を視認するに際して、対向車両のヘッドライトにより幻惑されない。
ステップST210にて、制御回路254は、人物の熱画像上での中心座標点と、予め設定された自車両の熱画像上での中心座標点とを通る直線を算出し、当該算出した直線と対向車両領域に対応する熱画像上での領域との交点を算出する。そして、制御回路254は、スポットライトの照射形態として、スポットライトの反射点に表示されるマークを、所定の往復軌道上で往復させる旨決定する。ここで、往復軌道は、交点位置と自車両位置とを連結するもの、言い換えれば、人物の自車両前方での位置と、自車両位置とを連結する軌道のうち、対向車両領域の外に存在するものである。
次いで、制御回路254は、当該決定した照射形態に関する制御信号をスポットライト回頭装置252に、スポットライトを照射する旨の制御信号を発光装置251に出力する。
次いで、スポットライト回頭装置252は、制御回路254から与えられた制御信号に基づいて、スポットライトの反射点に表示されるマークが、往復軌道上で往復するように、発光装置251を駆動する。
一方、発光装置251は、制御回路254から与えられた制御信号に基づいて、スポットライトを照射する。
これにより、マーキング波照射装置25は、制御回路254により決定された照射形態でスポットライトを照射する。具体的には、マーキング波照射装置25は、スポットライトの反射点に表示されるマークが、往復軌道上で往復するように、スポットライトを照射する。その後、制御回路254は、ステップST212に進む。
ここで、警報装置2がステップST210の処理を行う一例を、図16に基づいて説明する。図16は、自車両前方の領域を示す説明図である。図16に示すように、自車両前方には、人物A12、対向車両A22、街路樹A3、自車線A4、対向車線A5、センターラインA6が存在する。また、人物A12は対向車両領域内に存在する。
即ち、マーキング波照射装置25は、上述した処理を行うことで、図16に示すように、スポットライトの反射点に表示されるマークが往復軌道Q2上を往復するように、スポットライトを照射する。ここで、往復軌道Q2は、人物の自車両前方での位置と、自車両の位置とを連結する軌道のうち、対向車両領域の外に存在するものである。
ステップST211にて、制御回路254は、人物の熱画像上での中心座標点と、予め設定された自車両の熱画像上での中心座標点とを通る直線を算出し、当該算出した直線と対向車両領域に対応する熱画像上での領域との交点を算出する。次いで、制御回路254は、スポットライトの照射形態として、スポットライトの反射点に表示されるマークを、往復軌道上で往復させる旨決定する。また、制御回路254は、人物データに基づいて、スポットライトの照射形態として、当該マークの速度を自車両から人物までの距離が短くなるほど大きくなるように決定する。次いで、制御回路254は、当該決定した照射形態に関する制御信号をスポットライト回頭装置252に、スポットライトを照射する旨の制御信号を発光装置251に出力する。
次いで、スポットライト回頭装置252は、制御回路254から与えられた制御信号に基づいて、スポットライトの反射点に表示されるマークが、往復軌道上で往復し、且つ、当該マークの速度が制御回路254により決定された速度に一致するように、発光装置251を駆動する。
一方、発光装置251は、制御回路254から与えられた制御信号に基づいて、スポットライトを照射する。
これにより、マーキング波照射装置25は、スポットライトを、制御回路254により決定された照射形態で照射する。具体的には、マーキング波照射装置25は、スポットライトの反射点に表示されるマークが、往復軌道上で往復し、且つ、当該マークの速度が制御回路254により決定された速度に一致するように、スポットライトを照射する。その後、制御回路254は、ステップST212に進む。
ここで、警報装置2がステップST211の処理を行う一例を、図17に基づいて説明する。図17は、自車両前方の領域を示す説明図である。図17に示すように、自車両前方には、人物A13、対向車両A23、街路樹A3、自車線A4、対向車線A5、センターラインA6が存在する。また、人物A13は対向車両領域内に存在し、且つ、自車両から人物A13までの距離は15(m)以下となる。
即ち、マーキング波照射装置25は、上述した処理を行うことで、図17に示すように、スポットライトの反射点に表示されるマークが往復軌道Q3上を往復し、且つ、当該マークの速度が制御回路254により決定された速度に一致するように、スポットライトを照射する。ここで、往復軌道Q3は、人物の自車両前方での位置と、自車両の位置とを連結する軌道のうち、対向車両領域の外に存在するものである。
以上により、第2の実施の形態によれば、警報装置2は、人物が対向車両領域内に存在する場合に、人物を指定するスポットライトを対向車両領域の外に照射する。これにより、警報装置2は、人物が対向車両領域内に存在しても、スポットライトの照射により対向車両の運転者を幻惑しない。
また、自車両の運転者は、対向車両領域内を視認する際には、他の領域を視認する場合よりも、対向車両のヘッドライトによる幻惑を受けやすい。一方、従来では、人物が対向車両領域内に存在する場合であっても、人物にスポットライトを照射していた。このため、運転者は、人物が対向車両領域内に存在する場合、人物が対向車両領域の外に存在する場合よりも、人物及び当該照射により表示されたマークの双方を視認しづらかった。
言い換えれば、自車両の運転者は、人物が対向車両領域内に存在する場合、人物が対向車両領域の外に存在する場合よりも、自車両前方に人物が存在することを確認することが容易でなかった。この点、警報装置2は、対向車両領域の外にスポットライトを照射するので、自車両の運転者は、当該照射により表示されたマークを従来よりも容易に視認することが出来る。したがって、人物が対向車両領域内に存在する場合であっても、自車両の運転者は、自車両前方に人物が存在することを従来よりも容易に確認することが出来る。
また、警報装置2は、人物が対向車両領域内に存在する場合、マークを人物の自車両前方での位置と自車両位置との間で往復させるので、自車両の運転者は、マークの軌道の延長線上に人物が存在することを把握することが出来る。したがって、自車両の運転者は、自車両前方に人物が存在することを従来よりも容易に確認することが出来る。例えば、往復しているマークが運転者の視界に入ることで、運転者はマークの往復軌道の延長線上に人物が存在することを直ちに確認することができるので、自車両の運転者は、安全を確保するために、自車両前方以外にも意識を集中させている場合であっても、従来よりも容易に人物の存在を確認することが出来る。
また、警報装置2は、マーキング波としてスポットライトを照射することで、上述した効果を得ることが出来る。また、発光装置251はレーザダイオード151よりも安価なので、警報装置2は警報装置1よりも安価に製造される。
また、警報装置2は、人物の発見必要度として、自車両から人物までの距離を算出し、当該距離に応じて、レーザの照射形態、具体的にはマークの移動速度を調整する。したがって、自車両の運転者は、マークを視認することで、自車両から人物までの距離を把握することが出来る。
なお、警報装置2に、警報装置1の第1〜第12の変形例と同様の技術を適用しても良い。
次に、警報装置2の変形例を説明する。当該変形例に係る警報装置2(以下、「警報装置2−1」と称する)は、それぞれ異なる方向にスポットライトを照射する複数の発光装置を備える。そして、警報装置2−1は、ステップST209〜ステップST211にて、人物の自車両前方での位置に対応する発光装置を用いて、ステップST209〜ステップST211と同様の処理を行う。これにより、警報装置2−1は、複数の発光装置のうち、人物の自車両前方での位置に最も適した発光装置にてステップST209〜ステップST211と同様の処理を行うことが出来るので、警報装置2の効果を警報装置2よりも効果的に得ることが出来る。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各実施形態を組み合わせてもよいし、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
本発明の一実施の形態に係る警報装置の構成を示すブロック図である。 警報装置による処理の手順を示すフローチャートである。 自車両前方の様子を示す説明図である。 熱画像の一例を示す説明図である。 ミリ波物標の一例を示す説明図である。 ミリ波物標と熱物標とを合成した様子を示す説明図である。 熱画像上でのミリ波物標等を示す説明図である。 対向車両領域等を示す説明図である。 自車両前方の様子を示す説明図である。 対向車両領域等を示す説明図である。 自車両前方の様子を示す説明図である。 自車両前方の様子を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る警報装置の構成を示すブロック図である。 警報装置による処理の手順を示すフローチャートである。 自車両前方の様子を示す説明図である。 自車両前方の様子を示す説明図である。 自車両前方の様子を示す説明図である。
符号の説明
1〜2…警報装置
11、21…赤外線カメラ
12、22…ミリ波レーダ
13、23…車速センサ
14、24…人物位置検出回路(領域検出手段、マーキング対象物検出手段、算出手段)
15、25…マーキング波照射装置(照射手段)

Claims (11)

  1. 自車両に搭載される警報装置において、
    対向車両が存在する対向車両領域を検出する領域検出手段と、
    所定のマーキング対象物を検出するマーキング対象物検出手段と、
    前記領域検出手段及び前記マーキング対象物検出手段による検出結果に基づいて、前記マーキング対象物が前記対向車両領域内に存在する場合に、前記マーキング対象物を指定するマーキング波を前記対向車両領域の外に照射する照射手段と、を備えることを特徴とする警報装置。
  2. 請求項1記載の警報装置において、
    前記マーキング波は、可視光ビームであることを特徴とする警報装置。
  3. 請求項1記載の警報装置において、
    前記マーキング波は、レーザであることを特徴とする警報装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の警報装置において、
    前記照射手段は、前記マーキング波の反射点に表示されるマークを所定の基準位置と前記マーキング対象物の位置との間で往復させることを特徴とする警報装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の警報装置において、
    前記マーキング対象物の発見必要度を算出する算出手段を備え、
    前記照射手段は、前記算出手段による算出結果に基づいて、前記マーキング波の照射形態を調整することを特徴とする警報装置。
  6. 請求項5記載の警報装置において、
    前記マーキング波の照射形態は、前記マーキング波の反射点に表示されるマークを含むことを特徴とする警報装置。
  7. 請求項6記載の警報装置において、
    前記マーキング波の照射形態は、前記マークの形状を含むことを特徴とする警報装置。
  8. 請求項6または7記載の警報装置において、
    前記マーキング波の照射形態は、前記マークの色を含むことを特徴とする警報装置。
  9. 請求項8記載の警報装置において、
    前記マーキング波の照射形態は、前記マークの色の調整間隔を含むことを特徴とする警報装置。
  10. 請求項5〜9のいずれか1項に記載の警報装置において、
    前記照射手段は、前記マーキング波の反射点に表示されるマークを所定の基準位置と前記マーキング対象物の位置との間で往復させ、
    前記マーキング波の照射形態は、前記マークの移動速度を含むことを特徴とする警報装置。
  11. 請求項5〜10のいずれか1項に記載の警報装置において、
    前記発見必要度は、自車両から前記マーキング対象物までの距離を含むことを特徴とする警報装置。
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