JP6384428B2 - 車両用前照灯装置 - Google Patents

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本発明は、車両用前照灯装置に関する。
車両用前照灯装置を利用して、歩行者の存在を対向車に報知する(すなわち、歩行者の存在を自車に向かって走行する対向車に報知する)技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-143350号公報
ところで、自車の走行車線を基準とした対向車線を考えるとき、対向車線上の連続する2台の対向車の間を通って自車の走行車線を横断しようとする歩行者(例えば、下を向いて歩く歩行者)は、自車の存在に気付かず、自車との衝突の危険性が高くなる。これは、自車を直接目視して確認し難いことに加えて、2台の対向車のうちの後続する方の対向車のヘッドランプで該歩行者の足元が照らされるので、該歩行者は、自車の照明を認識し難く、自車の存在に気付き難いためである。
そこで、本発明は、対向車の間から現れ得る歩行者に対して、自車に関する注意喚起を促すことができる車両用前照灯装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によれば、自車前方における物体の情報を取得する物体情報取得手段と、
自車前方への光の照射パターンが可変である照明装置と、
制御装置とを含み、
前記制御装置は、
前記物体情報取得手段からの前記物体の情報に基づいて、第1対向車、及び前記第1対向車に後続する第2対向車を特定する対向車特定部と、
前記対向車特定部により特定された前記第1対向車及び前記第2対向車の間を照射する照射パターンを決定する照射パターン決定部と、
前記照射パターン決定部により決定された前記照射パターンに基づいて、前記照明装置を制御する制御部とを含む、車両用前照灯装置が提供される。
本発明では、対向車特定部は、物体情報取得手段からの物体の情報に基づいて、第1対向車及び第2対向車を特定する。照射パターン決定部は、対向車特定部により特定された第1対向車及び第2対向車の間を照射する照射パターンを決定し、制御部は、該照射パターンに基づいて照明装置を制御する。第1対向車及び第2対向車の間を照射する照射パターンとは、例えば、第1対向車及び第2対向車の間を光が通過する照射パターンや、第1対向車及び第2対向車の間を光が通過せずに該第1対向車及び第2対向車の間の路面を照射する照射パターンである。これにより、第1対向車及び第2対向車の間を照射でき、該対向車(第1対向車及び第2対向車)の間から現れ得る歩行者に対して、自車に関する注意喚起を促すことができる。尚、照射パターン決定部により決定された照射パターンによる照射は、点滅を伴うものであってもよい。この場合、注意喚起能力を更に高めることができる。
本発明によれば、対向車の間から現れ得る歩行者に対して、自車に関する注意喚起を促すことができる。
本発明の一実施例による車両用前照灯装置の構成図を示す図である。 制御装置により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図2の処理の説明図である。 比較例の説明図である。 本実施例の効果の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明の一実施例による車両用前照灯装置1の構成図を示す図である。
車両用前照灯装置1は、制御装置7と、レーザユニット30と、画像センサ91(物体情報取得手段の一例)とを含む。
制御装置7は、例えばECU(Electronic Control Unit)により形成される。
レーザユニット30は、ハイビーム灯及びロービーム灯を含むヘッドランプに組み込まれる。レーザユニット30は、左右のヘッドランプの双方に組み込まれてよい。レーザユニット30は、例えば特開2015-38885号公報に開示されるような構成であり、レーザ光源、可動ミラー素子、及び蛍光体(全て図示せず)を含む照明装置である。可動ミラー素子は、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーである。レーザユニット30は、MEMSミラーの2軸まわりの各角度を変化させながらレーザ光源からのレーザ光を自車前方に反射させることで、自車前方にレーザ光(点光源であるレーザ光源からのレーザ光)を照射する。なお、レーザユニット30により照射される領域は、ハイビーム灯やロービーム灯で照射される領域と同等の照度を有する。
画像センサ91は、自車前方の画像を取得するカメラであり、自車前方における物体の情報を取得する。画像センサ91は、例えば車室内のインナミラーに自車前方の向きで取り付けられる。
制御装置7は、対向車特定部70と、レーザ照射パターン決定部72(照射パターン決定部の一例)と、制御部74とを含む。これらの各部は、ECUのCPUがROMに記憶された1つ以上のプログラムを実行することでそれぞれ実現できる。
対向車特定部70は、画像センサ91からの情報(画像)に基づいて、連続する2台の対向車を特定する。尚、対向車線上の連続する3台以上の対向車が存在する場合、対向車特定部70は、連続する2台の対向車を、複数組特定できる場合がある。
レーザ照射パターン決定部72は、対向車特定部70により特定された2台の対向車の間を照射するレーザ照射パターンを決定する。
制御部74は、レーザ照射パターン決定部72により決定されたレーザ照射パターンに基づいて、レーザユニット30を制御する。
図2は、制御装置7により実行される処理の一例を示すフローチャートである。図2に示す処理は、例えば自車周辺の(日光による)照度が低いとき(例えばヘッドランプがオンしたとき)、所定周期毎に繰り返し実行される。但し、図2に示す処理は、自車周辺の照度に関係なく、例えば自車の走行中に、所定周期毎に繰り返し実行されてもよい。
ステップS200では、対向車特定部70は、画像センサ91から最新の情報(画像)を取得する。
ステップS202では、対向車特定部70は、画像センサ91の画像に基づいて、対向車が存在するか否かを判定する。例えば、対向車特定部70は、対向車のヘッドランプに対応する画素群(白色系の高輝度画素のまとまり)を探索する。この際、対向車特定部70は、対向車の左右一対のヘッドランプに対応する画素群が存在するか否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS204に進み、判定結果が"NO"の場合は、そのまま終了する。
ステップS204では、対向車特定部70は、ステップS202で特定した対向車が2台以上であるか否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS206に進み、判定結果が"NO"の場合は、そのまま終了する。
ステップS206では、対向車特定部70は、ステップS202で特定した対向車の位置及び長さを算出する。対向車の長さは、例えば対向車の左右一対のヘッドランプの間隔に相関する対向車のサイズに基づいて算出できる。即ち、対向車特定部70は、対向車の長さと対向車の位置(自車からの距離)及びヘッドランプの間隔との関係を示すマップデータに基づいて、対向車の長さを算出できる。或いは、対向車の長さは、一定値として算出されてもよい。
ステップS208では、対向車特定部70は、値Nを、ステップS202で特定した対向車の個数から"1"だけ引いた値にセットする。
ステップS210では、レーザ照射パターン決定部72は、値kを"1"にセットする。
ステップS212では、レーザ照射パターン決定部72は、自車に近い順にk番目の対向車を着目対向車(第1対向車の一例)として選択し、該着目対向車と該着目対向車に後続する後続対向車(自車に近い順にk+1番目の対向車)(第2対向車の一例)との間に、レーザユニット30からの光を通過させることができるか否かを判定する。即ち、レーザ照射パターン決定部72は、着目対向車よりも後方且つその後続対向車よりも前方に、着目対向車及び後続対向車に光を当てることなく、レーザユニット30からの光を照射できるか否かを判定する。具体的には、レーザ照射パターン決定部72は、着目対向車の後端部の位置と、後続対向車の前端部の位置と、レーザユニット30の位置との幾何学的な関係に基づいて、着目対向車と後続対向車との間に、着目対向車及び後続対向車に光を当てることなく、レーザユニット30からの光を照射できるか否かを判定する。着目対向車の後端部は、着目対向車の長さ(例えば、着目対向車のヘッドランプの間隔から推定可能)に基づいて特定できる。判定結果が"YES"の場合は、ステップS214に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS216に進む。
ステップS214では、レーザ照射パターン決定部72は、着目対向車に係るレーザ照射パターンとして、レーザユニット30からの光が着目対向車と後続対向車の双方に当たらない態様で、レーザユニット30からの光が着目対向車と後続対向車との間を通過するレーザ照射パターン(図3のパターンP1参照)を決定する。この際、レーザ照射パターン決定部72は、後続対向車に対して眩惑を与えない範囲で、可能な限り横方向に広い幅で照射できるパターンを決定する。以下、このようにしてステップS214で決定されるレーザ照射パターンを、「第1レーザ照射パターン」と称する。
ステップS216では、レーザ照射パターン決定部72は、着目対向車に係るレーザ照射パターンとして、レーザユニット30からの光が着目対向車と後続対向車の双方に当たらない態様で、レーザユニット30からの光が着目対向車と後続対向車との間の路面を照射するレーザ照射パターン(図3のパターンP2参照)を決定する。この際、レーザ照射パターン決定部72は、レーザユニット30からの光が照射される路面の横方向(車線横断方向)の位置は、着目対向車と後続対向車の右側面(横方向で自車側の側面)の同位置に略対応する。レーザユニット30からの光が照射される路面の範囲は、例えば、人の一般的なサイズに相当する範囲である。或いは、レーザ照射パターン決定部72は、レーザユニット30からの光が着目対向車の後端部と後続対向車の前端部との間の全体にわたる路面範囲を照射するようなレーザ照射パターンを決定してもよい。以下、このようにしてステップS216で決定されるレーザ照射パターンを、「第2レーザ照射パターン」と称する。
ステップS218では、レーザ照射パターン決定部72は、値kが値Nであるか否かを判定する。即ち、レーザ照射パターン決定部72は、レーザ照射パターン決定部72が全ての着目対向車に対してレーザ照射パターンを決定したか否かを判定する。判定結果が"YES"の場合は、ステップS222に進み、判定結果が"NO"の場合は、ステップS220に進む。
ステップS220では、レーザ照射パターン決定部72は、値kを"1"だけインクリメントして、ステップS212に戻る。
ステップS222では、制御部74は、ステップS214及び/又はステップS216で決定されたレーザ照射パターンに基づいて、レーザユニット30を制御する。例えば、3台の対向車が特定され、最も自車に近い着目対向車に対して第1レーザ照射パターンがステップS214で決定され、次に自車に近い着目対向車に対して第2レーザ照射パターンがステップS216で決定された場合(図3参照)、制御部74は、それぞれ決定された第1レーザ照射パターン及び第2レーザ照射パターンが実現されるように、レーザユニット30を制御する。
ここで、制御部74は、レーザ照射パターンに基づいて、所定周期でレーザユニット30の点灯状態と非点灯状態とが切り替わる点滅を実現する。即ち、制御部74は、レーザ照射パターンによる照射を間欠的に実現する。具体的には、点滅のための点灯時は、制御部74は、蛍光体上でラスタースキャン方式で走査するようにMEMSミラーの2軸まわりの各角度を制御しつつ、レーザ光がレーザ照射パターンに係る走査範囲だけを走査するように、レーザ光源の点灯タイミングを制御する。或いは、制御部74は、レーザ光源を点灯させた状態を保ちつつ、レーザ光源からのレーザ光が蛍光体上でベクタースキャン方式でレーザ照射パターンに係る走査範囲を走査するようにMEMSミラーの2軸まわりの各角度を制御する。点滅のための非点灯時は、制御部74は、MEMSミラーの駆動を停止又は維持しつつ、レーザ光源を消灯する。
図2に示す処理によれば、2台以上の対向車が特定された場合に、連続する2台の対向車間であって1つ以上の対向車間を照射するレーザ照射パターンを決定できる。この際、レーザ照射パターンは、2台の対向車の各位置とレーザユニット30の位置との幾何学的な関係に応じて、2台の対向車の間を通過する第1レーザ照射パターン、又は、2台の対向車の間の路面を照射する第2レーザ照射パターンとなる。
図3は、図2の処理の説明図であり、自車周辺の道路環境を概略的に示す上面図である。図3には、第1レーザ照射パターンによる照射方向及び照射範囲がハッチング範囲P1で概略的に示され、第2レーザ照射パターンによる照射方向及び照射範囲がハッチング範囲P2で概略的に示されている。また、図3には、各車両のロービームの照射範囲がハッチング範囲Pで概略的に示されている。
図3に示す例では、自車を基準として、対向車線には、3台の対向車Vh1〜Vh3が存在する。ここでは、3台の対向車Vh1〜Vh3が対向車特定部70により特定された場合(即ち、連続する2台の対向車が2組特定された場合)を想定する。図3に示す例では、対向車Vh1が着目対向車として選択されたときのレーザ照射パターンは、図3にてP1で示すように、対向車Vh1及びその後続対向車Vh2の間を通過する第1レーザ照射パターンが決定される。また、図3に示す例では、対向車Vh2が着目対向車として選択されたときのレーザ照射パターンは、図3にてP2で示すように、対向車Vh2及びその後続対向車Vh3の間の手前(車線横断方向で自車側)の路面を照射し、後続対向車Vh3に光を当てないように調整された第2レーザ照射パターンが決定される。
次に、図4A及び図4Bを参照して、本実施例の効果を説明する。図4Aは、比較例の説明図であり、図4Bは、本実施例の効果の説明図であり、共に自車周辺の道路環境を概略的に示す上面図である。図4A及び図4Bには、各車両のロービームの照射範囲がハッチング範囲Pで概略的に示されている。また、図4Bには、第1レーザ照射パターンによる照射方向及び照射範囲がハッチング範囲P1で概略的に示されている。比較例は、レーザユニット30を備えず、或いはレーザユニット30を備えるが第1レーザ照射パターン又は第2レーザ照射パターンによる照射を行わない構成である。
図4A及び図4Bに示す例では、自車を基準として、対向車線には、渋滞中の3台の対向車Vh11〜Vh13が存在する。図4Bでは、3台の対向車Vh11〜Vh13が対向車特定部70により特定された場合を想定する。図4A及び図4Bに示す例では、歩行者Pdが対向車線の対向車Vh12の後から道路90を横断しようとしている(図中、横断方向を矢印Q1で指示)。
比較例の場合、図4Aに示すように、対向車Vh12の後から道路90を横断しようとする歩行者Pd(例えば下を向いて歩く歩行者)は、例えばロービームで走行する自車の存在に気付かず、該自車との衝突の危険性が高くなる。特に図4Aに示すような対向車線の渋滞時に連続する対向車Vh12及び対向車Vh13の間から道路90を横断する場合、歩行者Pdは、停車中の対向車Vh13のヘッドランプのロービームで足元が照らされている。このため、歩行者Pdは、自車のヘッドランプのロービームによる照明を認識し難く、該自車の存在に注意できない虞がある。
これに対して、本実施例によれば、図4Bに示すように、対向車Vh12の後から道路90を横断しようとする歩行者Pdは、対向車Vh12及び対向車Vh13の間へのレーザユニット30からの第1レーザ照射パターンによる照射のおかげで、自車の存在に気付きやすくなる。これにより、歩行者Pdは、自車の走行に気付き、横断を中止(×マーク参照)する可能性が高くなる。尚、第1レーザ照射パターンによる照射の方が、第2レーザ照射パターンによる照射よりも歩行者Pdが自車に気付く可能性を高めること又は歩行者Pdが自車に気付くタイミングを早めることができる。但し、第2レーザ照射パターンによる照射の場合も、比較例よりも、歩行者Pdが自車に気付く可能性を高めること又は歩行者Pdが自車に気付くタイミングを早めることができる。
ところで、本実施例によれば、上述のように、歩行者の検知を行うことなく、第1レーザ照射パターン又は第2レーザ照射パターンを行う。これにより、対向車間から横断しようとする歩行者を検知したときだけ第1レーザ照射パターン又は第2レーザ照射パターンを行うような構成に比べて、歩行者検知タイミングの遅れに起因して、第1レーザ照射パターン又は第2レーザ照射パターンによる照射タイミングが遅れるといった不都合もない。また、本実施例によれば、歩行者検知処理が不要であり、処理負荷を低減できると共に、近赤外投光器等も不要となる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例では、上述した第1レーザ照射パターン及び/又は第2レーザ照射パターンは、対向車に当たらないような照射を実現するパターンであるが、対向車に対して眩惑を与えない範囲で、対向車の一部(例えばウインドシールドガラス以外の部位)に当たるような照射範囲にまで拡大して照射するパターンであってもよい。
また、上述した実施例では、上述した第1レーザ照射パターン及び第2レーザ照射パターンにより対向車間を照射するが、検知した1台以上の対向車のうちの最後尾の対向車の後方をレーザユニット30により照射していない。これは、最後尾の対向車の後方を通って歩行者が道路を横断しようとする場合、ロービームで該歩行者の足元が照らす後続対向車(最後尾の対向車に対する後続対向車)が存在せず、上述の課題(歩行者が後続対向車の照明に起因して自車の照明に気付き難くなるという課題)が発生しないためである。また、最後尾の対向車の後方は、必要に応じて、照射領域の一部を遮蔽又は減光できる照明装置(レーザユニット30とは異なる照明装置)により別途照射できるためである。但し、自車に対する歩行者の注意喚起を高めるために、第1レーザ照射パターンに加えて、検知した1台以上の対向車のうちの最後尾の対向車の後方を照射するレーザ照射パターンを決定し、最後尾の対向車の後方を同様に点滅させることとしてもよい。
また、上述した実施例では、第1レーザ照射パターン及び/又は第2レーザ照射パターンによる照射は、対向車の車速の如何に係らわず実現されるが、第1レーザ照射パターン及び/又は第2レーザ照射パターンによる照射は、対向車の車速が所定値以下の低速又は0である場合に限って実現されてもよい。これは、歩行者による2台の対向車の間を通る横断は、該対向車の車速が低速または0のときに行われやすいためである。
また、上述した実施例では、第1レーザ照射パターン及び第2レーザ照射パターンによる照射を実現する光源はレーザ光源であるが、LED(Light-Emitting Diode)などの他の光源が用いられてもよい。
また、上述した実施例では、3台以上の対向車が検知された場合に、各対向車間に対して第1レーザ照射パターン又は第2レーザ照射パターンによる照射を実現するが、複数の対向車間の一部に対してのみ第1レーザ照射パターン又は第2レーザ照射パターンによる照射を実現してもよい。
また、上述した実施例では、第1レーザ照射パターン及び第2レーザ照射パターンによる照射は、間欠的に実行されるが(照射領域の点滅を伴うが)、連続的に実行されてもよい。
また、上述した実施例では、可動ミラー素子を用いて第1レーザ照射パターン及び第2レーザ照射パターンによる照射を実現しているが、自車前方への光の照射パターンが可変である照明装置であれば、可動ミラー素子を用いることは必ずしも必要でない。例えば、複数の発光ダイオードのアレイを備え、各発光ダイオードを個別に制御することで、照射パターンが可変となる照明装置が用いられてもよい。また、LEDのような光源の光軸をモータにより駆動して変化させることで、照射パターンが可変となる照明装置が用いられてもよい。かかる照明装置によっても、第1レーザ照射パターン及び第2レーザ照射パターンによる照射と同様の照射が可能であるためである。
1 車両用前照灯装置
7 制御装置
30 レーザユニット
70 対向車特定部
72 レーザ照射パターン決定部
74 制御部
91 画像センサ

Claims (1)

  1. 自車前方における物体の情報を取得する物体情報取得手段と、
    自車前方への光の照射パターンが可変である照明装置と、
    制御装置とを含み、
    前記制御装置は、
    前記物体情報取得手段からの前記物体の情報に基づいて、第1対向車、及び前記第1対向車に後続する第2対向車を特定する対向車特定部と、
    前記対向車特定部により特定された前記第1対向車及び前記第2対向車の間を照射する照射パターンを決定する照射パターン決定部と、
    前記照射パターン決定部により決定された前記照射パターンに基づいて、前記照明装置を制御する制御部とを含む、車両用前照灯装置。
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