JP2005315162A - レジャービィークル - Google Patents

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract

【課題】 スロットル操作グリップでのアクセル操作が、コーナリング時に、より円滑に
おこなえるようなレジャービィークルを提供することを目的とする。
【解決手段】 スロットルバルブ1と、それを駆動するアクチュエータ(電動モータ)5と、該アクチュエータ5をスロットルボジションセンサー11からの操作量に基づいて制御する制御装置7と、スロットル操作グリップ9と、スロットルボジションセンサー11を備えたレジャービィークルにおいて、スロットルボジションセンサー11に、該スロットルボジションセンサーによる検知値がゼロから所定範囲にわたって不感帯を設け、該不感帯において該スロットルポジションセンサー11からの出力値をゼロとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動二輪車、ATV(ALL Terrain Vehicle )、PWC( Personal Water Craft) 等のレジャービィークルに関し、特にエンジンの回転数を制御するスロットルシステムに特徴を有するレジャービィークルに関する。
近年、自動二輪車等のレジャービィークル(以下、この明細書において、単に自動二輪車等ともいう)においても一般 (汎用) の乗用車等と同じくアクセル操作をすると、その操作をスロットルポジションセンサーが検知して、該検知した値に基づいて、制御装置がスロットル装置に付設されているアクチュエータ(一般には、電動モータ)を動作させて、スロットル装置のスロットルバルブを作動させることによって、所定のエンジン回転数を得るように構成されているものがある(特許文献1参照)。
前記アクチュエータを介してスロットルバルブを操作するよう構成された自動二輪車等の場合、スロットルポジションセンサーで検知した値に基づいて、制御装置がアクチュエータを操作するよう構成されているため、ライダーのアクセル操作がダイレクトにアクチュエータの動作に反映する。
特開2002ー129987号公報。
ところで、自動二輪車等の場合、所謂「タイト」なコーナのコーナリング時には、コーナに入る前にスロットルバルブを閉操作して減速し、コーナの所定位置(終盤位置)にきたときにスロットルバルブを再び所定量だけ開操作して加速する。そして、前記閉操作している間中じっとそのままの状態を維持していなければならず、且つ、前記開操作、つまり、ライダーがアクセル操作を開始するときには、そのときの車速にうまくマッチングさせて開操作をする必要がある。
しかし、前記アクチュエータを介してスロットルバルブを操作するよう構成された自動二輪車等の場合、前記の如く、スロットルポジションセンサーで検知した値に基づいてアクチュエータがそのままスロットルバルブを操作する。このため、その自動二輪車等が有する性能を最大限に引き出そうとすると、前記開操作の開始タイミングと前記車速にマッチングした操作速度が常に正確におこなわれることがライダーに要求される。
本発明はこのような状況に鑑みておこなわれたもので、スロットル操作グリップでのアクセル操作が、ワイヤによって、離れた位置にあるスロットルバルブを操作する場合と同じように、コーナリング時に、よりスロットル操作を円滑におこなえるような自動二輪車等のレジャービィークルを提供することを目的とする。
前記本発明の目的は、請求項1記載のレジャービィークルによって解決される。つまり、本第1の発明にかかるレジャービィークルは、操舵ハンドルに設けられライダー(運転者)の手によって操作されるスロットル操作グリップと、スロットル操作グリップに付設され該スロットル操作グリップの操作量を検知するスロットルボジションセンサーと、エンジンの回転数を制御するスロットルバルブと、該スロットルバルブを駆動するアクチュエータと、該アクチュエータを前記スロットルボジションセンサーで検知した操作量に基づいて制御する制御装置とを備えたレジャービィークルにおいて、
前記スロットルボジションセンサーに、該スロットルボジションセンサーによる検知値がゼロから所定範囲にわたって不感帯を設け、該不感帯において該スロットルポジションセンサーからの出力値をゼロとしたことを特徴とする。
また、本第2の発明にかかるレジャービィークルは、操舵ハンドルに設けられライダー(運転者)の手によって操作されるスロットル操作グリップと、スロットル操作グリップに付設され該スロットル操作グリップの操作量を検知するスロットルボジションセンサーと、エンジンの回転数を制御するスロットルバルブと、該スロットルバルブを駆動するアクチュエータと、該アクチュエータを前記スロットルボジションセンサーで検知した操作量に基づいて制御する制御装置とを備えたレジャービィークルにおいて、
前記制御装置が、前記スロットルボジションセンサーによって検知した検知値がゼロから所定範囲にわたって、検知値ゼロと判断し、このゼロから所定範囲ではアクチュエータに動作しないよう制御することを特徴とする。
また、本第3の発明にかかるレジャービィークルは、操舵ハンドルに設けられライダー(運転者)の手によって操作されるスロットル操作グリップと、スロットル操作グリップの操作量を間接的に検知するスロットルボジションセンサーと、エンジンの回転数を制御するスロットルバルブと、該スロットルバルブを駆動するアクチュエータと、該アクチュエータを前記スロットルボジションセンサーで検知した操作量に基づいて制御する制御装置とを備えたレジャービィークルにおいて、
このレジャービィークルに、ワイヤを介して、動作のゼロ位置近傍領域において遊びを有して前記スロットル操作グリップの操作を再現する、再現機構を設けるとともに、この再現機構に当該再現機構の動作を検知する前記スロットルボジションセンサーを配置したことを特徴とする。
前述のように構成された前記発明にかかるレジャービィークルによれば、コーナリング時に、そのレジャービィークルの有する性能を最大限に引き出すようなスロットル操作をおこなうことが可能となる。つまり、
前記第1の発明にかかるレジャービィークルによれば、スロットルボジションセンサーに、該スロットルボジションセンサーによる検知値がゼロから所定範囲にわたって不感帯を設け、この不感帯においてスロットルポジションセンサーからの出力値をゼロとすることにより、
また、前記第2の発明にかかるレジャービィークルによれば、制御装置が、前記スロットルボジションセンサーによって検知した検知値がゼロから所定範囲にわたって、検知値ゼロと判断し、この所定範囲ではアクチュエータに動作しないよう制御することにより、
さらに、前記第3の発明にかかるレジャービィークルによれば、前記スロットル操作グリップの動作をワイヤを介して操作のゼロ位置近傍領域において遊びを有して再現する、再現機構を設けるとともに、この再現機構に前記スロットルボジションセンサーを配置することによって、
ライダー(運転者)のスロットル操作グリップの閉動作から開動作への動作開始タイミングと、エンジンのスロットルバルブの開方向への操作開始タイミングとの間に、ONスロットルの微妙なタイミングに合わせることがことができる有用な遊びが形成される。
従って、ライダー(運転者)は、この遊びによって、コーナリング時のアクセルの閉動作時には、閉状態で容易にそのままの状態を維持でき、且つ、開動作の開始時には円滑に開動作をおこなうことができる。
また、前記第3の発明にかかるレジャービィークルにおいて、前記再現機構の要部が前記スロットルバルブ近傍に設けられていると、スペース的に好ましい構成となる。
また、前記第3の発明にかかるレジャービィークルにおいて、前記再現機構の要部がレジャービィークルの燃料タンクとエンジンの間に設けられていると、通常デッドスペースとなっている箇所を有効に活用した好ましい実施形態となる。特に、レジャービィークルが自動二輪車の場合には、このような構成は、通常デッドスペースとなっている箇所を有効に活用した好ましい実施形態となる。
また、前記第3の発明にかかるレジャービィークルにおいて、前記再現機構の要部が枢支軸を中心に回転するプーリであると、安価に且つ確実に実施できる実施形態となるとともに、従来のケーブル式のスロットルシステムと同じ感覚を得ることができる点で好ましい実施形態となる。
以下、本願発明の実施例を、レジャービィークルの一種である自動二輪車の場合を例にとって、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は本発明の一実施例(実施例1)にかかる自動二輪車の要部(先端部)の構成を概念的に示した模式図であり、図3は縦軸に動作範囲と横軸にスロットル操作における関連する各要素とをとって、図1に示すグリップ操作グリップの回動操作、スロットルポジションセンサー、制御部(制御部でのモータへの制御量)、モータ駆動量、バルブ動作量の各動作範囲を示す線図である。
図1において、1は吸気通路に配置されたスロットルバルブ、3は前記スロットルバルブ1の動作状態(操作量)を検知するバルブポジションセンサー、5は前記スロットルバルブ1を動作させるためのアクチュエータとしての電動モータ、7は前記電動モータ5の動作を制御する制御装置、9は自動二輪車のバー型のハンドルHdの一端(一般的には右端)に配設され所定角度だけ回転可能に構成されているスロットル操作グリップ、11はスロットル操作グリップ9に配設されているスロットルポジションセンサー、20は自動二輪車のフレーム(メインフレーム)、22はステアリングヘッドである。なお、図1では省略しているが、前記ハンドルHdはその中央部においてフレーム20前方の前記ステアリングヘッド22に固着されている。
前記スロットルバルブ1は、この実施例では、自動二輪車が4気筒エンジンを搭載し各気筒毎に吸気通路を有するよう構成されているため、図1に図示するように、4個並設されている。これら4個のスロットルバルブ1は1本の軸S1に固定され、この軸Sは伝動機構8(この実施例では一対のタイミングプーリ8a、8bとこれらの間に巻装されているタイミングベルト8cによって構成されている)を介して前記電動モータ5によって駆動されられる。そして、この軸S1の状態(位置の変化の状態)は、この軸S1の一端(図1において左端)に配設されているバルブポジションセンサー3によって検知されるよう構成されている。また、前記電動モータ5は、制御線6を介して前記制御装置7によって制御される。そして、この制御装置7は、前記スロットルポジションセンサー11と信号線10で接続されている。また、前記スロットルポジションセンサー11は、ライダーが前記スロットル操作グリップ9を操作するとその操作量(あるいはそのときどきの位置)を検知することができるよう構成されている。
そして、この実施例1にかかる自動二輪車の場合、図1に図示するように、前記スロットル操作グリップ9を回動させると、この回動を検知する前記スロットルポジションセンサー11が、ゼロポジション(図3の(0%)の位置参照)から所定範囲(例えば、回動角度にして2度程度:図3において左右の各縦軸の(0%)の位置の相違量:この相違量が不感帯となる)にわたって、検知しない、つまりこの所定範囲内では該スロットルポジションセンサー11からの出力値がゼロとなるよう構成されている。これらスロットル操作グリップ9の動作の範囲とスロットルポジションセンサー11の検知した動作の範囲との関係を表したのが図3の両方向矢印である。なお、前記動作の範囲と検知した動作の範囲を共に「動作範囲」として示している。
従って、図1に示すようにライダーが前記スロットル操作グリップ9を回動させる場合、前記ゼロポジションから所定範囲にわたっては、スロットルポジションセンサー11から制御装置7へ伝達される検知信号値(出力値)はゼロとなる。そして、それ以上回動させると、その回動程度(回動角度)に合致した値の検知信号(出力値)をスロットルポジションセンサー11は制御装置7へ伝達する。そして、制御装置7は、この検知信号(出力値)に基づいて前記電動モータ5を駆動し、この結果、前記伝動機構8を介してスロットルバルブ1の軸S1が駆動され、エンジン(図示せず)への吸気通路に配置されている前記スロットルバルブ1がその制御値に基づいて開かれることになる。そして、この軸S1の駆動状態(位置)は前記バルブポジションセンサー3によって検知される。
このようなスロットル操作グリップ9の回動(グリップ回動度)とそれに基づいて回動させられる前記スロットルバルブ1の開度の状態を表したのが図6である。なお、図6では縦軸にグリップ回動度とバルブ開度をとり、横軸に時間をとって、スロットル操作グリップ9の回動とこれに対応して実行されるスロットルバルブ1の開度の状態を表している。
従って、そのときのグリップ回動度を表す線上(実線上)の点から下方に下ろした線とバルブ開度を表す線(破線)との交わる位置がそのときのバルブの開度を示すことになる。
前述のように構成されている本実施例にかかる自動二輪車の場合、スロットルボジションセンサー11に、該スロットルボジションセンサー11による検知値がゼロから所定範囲にわたって不感帯を設け、この不感帯においてスロットルポジションセンサー11からの出力値をゼロとすることにより、ライダーのスロットル操作グリップ9の閉動作から開動作への開始タイミングと、エンジンのスロットルバルブの開方向への開始タイミングとの間に、有用な遊びが形成される。
ところで、前記実施例(実施例1)に代えて、以下のように構成することによって、前記実施例1と基本的に同様な作用効果を得ることもできる。つまり、
図1に示す構成(ブロック図で示す構成)において、スロットルポジションセンサー11は、スロットル操作グリップ9の操作の状態に対応した検知信号を制御装置7へ伝達するように構成することによっても達成できる。つまり、スロットルポジションセンサー11は、スロットル操作グリップ9の回動状態に対応して検知した入力値をそのまま出力値として、制御装置7へ伝達するように構成する。そして、制御装置7は、内部のプログラムあるいは制御チャートに基づいて、図4に図示するように、前記スロットルポジションセンサー11から入力した検知値がゼロから所定の範囲(例えば、スロットル操作グリップ9の回動度にして2度程度の範囲)にわたって、検知値ゼロと判断し、この所定の範囲内では、電動モータ5に対して動作すべき旨の信号を出力せず、前記所定範囲をスロットル操作グリップ9の回動度に関する検知値が上回るとその回動度に合致した電動モータ5に対して動作すべき旨の信号を出力するように構成してもよい。かかる場合にも、図6に示すように不感帯が生じ、ライダーのスロットル操作グリップ9の閉動作から開動作への開始タイミングと、エンジンのスロットルバルブの開方向への開始タイミングとの間に、有用な遊びを形成することができる。
次に、本願発明の第3の実施例(実施例3)にかかる自動二輪車を図面を参照しながら具体的に説明する。
図2は実施例3にかかる自動二輪車の要部(先端部)の構成を概念的に示した模式図であり、図5は縦軸に動作範囲と横軸にスロットル操作における関連する各要素とをとって、図2に示すスロットル操作グリップの回動操作、スロットルポジションセンサー、制御部(制御部でのモータへの制御量)、モータ駆動量、バルブ動作量の動作範囲を示す線図である。
図2において、1はスロットルバルブ、3はスロットルバルブ1の動作状態(操作量)を検知するバルブポジションセンサー、5はスロットルバルブ1を動作させるためのアクチュエータとしての電動モータ、7は前記電動モータ5の動作を制御する制御装置、9は自動二輪車のバー型のハンドルHdの一端(一般的には右端)に配設され所定角度回転可能に構成されているスロットル操作グリップ、4は前記スロットル操作グリップ9の回動動作を離間した位置で再現する再現機構Btの一部(要部)を形成する回動自在な平面視楕円形のプーリ、11は再現機構Btのプーリ4の回動軸に配設されているスロットルポジションセンサー、13は再現機構Btの一部を形成する前記スロットル操作グリップ9とプーリ4との間に動作を伝達する一対のワイヤである。この再現機構Btのプーリ4は、この実施例では、前記スロットルバルブ1の近傍の位置に配置されている。また、この再現機構Btのプーリ4は、上下方向の配置位置においてもは、自動二輪車の図示しない燃料タンクとエンジンとの間の位置に配置されている。
また、図2において、20は自動二輪車のフレーム(メインフレーム)、22はステアリングヘッドである。なお、図1では省略しているが、前記ハンドルHdはその中央部分でフレーム20前方の前記ステアリングヘッド22に固着されている。
前記スロットルバルブ1は、この実施例3も前述した実施例1および実施例2と同じくエンジン(図示せず)の気筒数に対応して4個並設されている。これら4個のスロットルバルブ1は1本の軸S1に固定され、この軸Sは伝動機構8(この実施例では一対のタイミングプーリ8a、8bとこれらの間に巻装されているタイミングベルト8cによって構成されている)を介して前記電動モータ5によって駆動されられる。そして、この軸S1の状態は、この軸S1の一端(図2において左端)に配設されているバルブポジションセンサー3によって検知されるよう構成されている。また、前記電動モータ5は、制御線6を介して前記制御装置7によって制御される。そして、この制御装置7は、前記スロットルポジションセンサー11と信号線10で接続されている。また、前記スロットルポジションセンサー11は、ライダーが前記スロットル操作グリップ9を操作するとその操作量(あるいはそのときどきの位置)が離間した位置にある前記再現機構Btのプーリ4に再現されその値を検知することができるよう構成されている。また、この実施例では、前記再現機構Btは、前述した中央の軸を中心に回動自在なプーリ4と、このプーリ4の両端にそれぞれの一端が取着され該プーリ4とスロットル操作グリップ9とを連結する一対の前記ワイヤ13によって構成されている。
そして、この実施例にかかる自動二輪車の場合、図2に図示するように、前記スロットル操作グリップ9を回動させると、前記再現機構Btのプーリ4が中央の軸を中心に回動し、この回動を前記スロットルポジションセンサー11が検知する。ここで、スロットル操作グリップ9からの回動動作は、このプーリ4に、ゼロポジション(図5の(0%)の位置参照)から所定範囲(例えば、回動角度にして2度程度:図5において左右の縦軸の(0%)の位置の相違量:この相違量が不感帯となる)にわたって、伝達されないよう構成されている。つまり、スロットル操作グリップ9と再現機構Btと間の伝達部分に機械的な遊びを設けている。このため、スロットル操作グリップ9の前記所定範囲内の回動動作がおこなわれても、該スロットルポジションセンサー11から制御装置6への出力値がゼロとなる。これらスロットル操作グリップ9の動作の範囲とスロットルポジションセンサー11の検知した動作の範囲との関係を表したのが図5の両方向矢印である。
従って、ライダーが前記スロットル操作グリップ9を回動させる場合、前記ゼロポジションから所定範囲にわたっては、スロットルポジションセンサー11から制御装置7へ伝達される検知信号(出力値)はゼロとなる。そして、それ以上回動させると、その回動程度(回動角度)に合致した値の検知信号(出力値)をスロットルポジションセンサー11は制御装置7へ伝達する。そして、制御装置7は、この検知信号(出力値)に基づいて前記電動モータ5を駆動し、この結果、前記伝動機構8を介してスロットルバルブ1の軸S1が駆動され、エンジン(図示せず)への吸気通路に配置されている前記スロットルバルブ1がその制御値に基づいて開かれることになる。そして、この軸S1の駆動状態(位置)は前記バルブポジションセンサー3によって検知される。
このようなスロットル操作グリップ9の回動(グリップ回動度)とそれに基づいて回動させられる前記スロットルバルブ1の開度の状態を表したのが図6である。
前述のように構成されている本実施例にかかる自動二輪車の場合、スロットル操作グリップ9とスロットルポジションセンサー11との間に再現機構Btを介装することによって、且つこの再現機構Btとスロットル操作グリップ9に機械的な遊びを形成することによって不感帯を設け、この不感帯に起因してスロットル操作グリップ9の所定範囲内の回動ではスロットルポジションセンサー11からの出力値がゼロとなり、ライダーのスロットル操作グリップ9の閉動作から開動作への開始動作と、エンジンのスロットルバルブの開方向への開始タイミングとの間に、有用な遊びが形成される。
本願発明は、自動二輪車等のレジャービィークル等に利用することができる。
発明の一実施例(第1実施例)にかかる自動二輪車の要部(先端部)の構成を概念的に示した模式図である。 発明の一実施例(第3実施例)にかかる自動二輪車の要部(先端部)の構成を概念的に示した模式図である。 縦軸に動作範囲と横軸にスロットル操作における関連する各要素とをとって、図1に示すグリップ操作グリップの回動操作、スロットルポジションセンサー、制御部(制御部でのモータへの制御量)、モータ駆動量、バルブ動作量の動作範囲を示す線図である。 縦軸に動作範囲と横軸にスロットル操作における関連する各要素とをとって、実施例2にかかるグリップ操作グリップの回動操作、スロットルポジションセンサー、制御部(制御部でのモータへの制御量)、モータ駆動量、バルブ動作量の動作範囲を示す線図である。 縦軸に動作範囲と横軸にスロットル操作における関連する各要素とをとって、図2に示すスロットル操作グリップの回動操作、スロットルポジションセンサー、制御部(制御部でのモータへの制御量)、モータ駆動量、バルブ動作量の動作範囲を示す線図である。 縦軸にグリップ回動度とバルブ開度をとり、横軸に時間をとって、スロットル操作グリップ(図6においてグリップと記載)の回動とスロットルバルブ(図6においてバルブと記載)の開度の状態を表した線図である。
符号の説明
1…スロットルバルブ
5…電動モータ(アクチュエータ)
7…制御装置
9…スロットル操作グリップ
11…スロットルポジションセンサー

Claims (6)

  1. 操舵ハンドルに設けられライダーの手によって操作されるスロットル操作グリップと、スロットル操作グリップに付設され該スロットル操作グリップの操作量を検知するスロットルボジションセンサーと、エンジンの回転数を制御するスロットルバルブと、該スロットルバルブを駆動するアクチュエータと、該アクチュエータを前記スロットルボジションセンサーで検知した操作量に基づいて制御する制御装置とを備えたレジャービィークルにおいて、
    前記スロットルボジションセンサーに、該スロットルボジションセンサーによる検知値がゼロから所定範囲にわたって不感帯を設け、該不感帯において該スロットルポジションセンサーからの出力値をゼロとしたことを特徴とするレジャービィークル。
  2. 操舵ハンドルに設けられライダーの手によって操作されるスロットル操作グリップと、スロットル操作グリップに付設され該スロットル操作グリップの操作量を検知するスロットルボジションセンサーと、エンジンの回転数を制御するスロットルバルブと、該スロットルバルブを駆動するアクチュエータと、該アクチュエータを前記スロットルボジションセンサーで検知した操作量に基づいて制御する制御装置とを備えたレジャービィークルにおいて、
    前記制御装置が、前記スロットルボジションセンサーによって検知した検知値がゼロから所定範囲にわたって、検知値ゼロと判断し、このゼロから所定範囲ではアクチュエータに動作しないよう制御することを特徴とするレジャービィークル。
  3. 操舵ハンドルに設けられライダーの手によって操作されるスロットル操作グリップと、スロットル操作グリップの操作量を間接的に検知するスロットルボジションセンサーと、エンジンの回転数を制御するスロットルバルブと、該スロットルバルブを駆動するアクチュエータと、該アクチュエータを前記スロットルボジションセンサーで検知した操作量に基づいて制御する制御装置とを備えたレジャービィークルにおいて、
    このレジャービィークルに、ワイヤを介して、動作のゼロ位置近傍領域において遊びを有して前記スロットル操作グリップの操作を再現する、再現機構を設けるとともに、この再現機構に当該再現機構の動作を検知する前記スロットルボジションセンサーを配置したことを特徴とするレジャービィークル。
  4. 前記再現機構の要部が前記スロットルバルブ近傍に設けられていることを特徴とする請求項3記載のレジャービィークル。
  5. 前記再現機構の要部がレジャービィークルの燃料タンクとエンジンの間に設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載のレジャービィークル。
  6. 前記再現機構の要部が枢支軸を中心に回転するプーリであることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1の項に記載のレジャービィークル。
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