JP2005309166A - トナー容器とその口金部材、及び、それらを備えた画像形成装置 - Google Patents

トナー容器とその口金部材、及び、それらを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005309166A
JP2005309166A JP2004127486A JP2004127486A JP2005309166A JP 2005309166 A JP2005309166 A JP 2005309166A JP 2004127486 A JP2004127486 A JP 2004127486A JP 2004127486 A JP2004127486 A JP 2004127486A JP 2005309166 A JP2005309166 A JP 2005309166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
toner container
image forming
forming apparatus
base member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004127486A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4315442B2 (ja
Inventor
Goro Katsuyama
悟朗 勝山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004127486A priority Critical patent/JP4315442B2/ja
Publication of JP2005309166A publication Critical patent/JP2005309166A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4315442B2 publication Critical patent/JP4315442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 比較的簡易な構成で画像形成装置本体へのセット性が高くトナーの漏出のないトナー容器とその口金部材、及び、それらを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 トナー搬送管110を有する画像形成装置本体に着脱自在に設置されるトナー容器であって、画像形成装置本体への装着動作に連動してトナー搬送管110に係合する口金部材30を備える。トナー容器の口金部材30は、画像形成装置本体への装着動作に連動して画像形成装置本体に設置された位置決め部材115に係合する係合部36を備える。
【選択図】 図5

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに着脱自在に設置されるトナー容器とその口金部材とに関するものである。
従来から、複写機等の電子写真方式を用いた画像形成装置において、現像工程で消費されるトナーを補給するために、トナーが収容されたトナー容器が交換自在に設置される(例えば、特許文献1参照。)。
そして、それらのトナー容器は、収容したトナーがなくなるたびに新品のものと交換されている。
これらのトナー容器には、近年の環境資源保護に対する意識の高まりから、高いリサイクル性(リサイクルの容易さである。)が要求されている。すなわち、画像形成装置における各構成部材の中で、交換頻度の高いトナー容器を再利用することは、環境資源を保護する上で重要な課題となっている。
特許文献1等には、トナー容器(トナー収納容器)のリサイクル性を向上することを目的として、容器本体が変形可能な袋状の容器(袋部)で構成されたトナー容器が開示されている。
詳しくは、トナー容器の容器本体は、内部に収容したトナーが吸引により排出されることで、コンパクトに変形する。これにより、トナー容器のリサイクルをおこなうために使用済みのトナー容器を回収する場合であっても、トナー容器の容量がかさんで回収コスト(運搬コスト)が高額になる不具合が解消される。
特開2001−324863号公報
上述した従来のトナー容器は、リサイクル時の回収コストは低減できるものの、画像形成装置本体へのセット時の位置精度が低くてシール性が不充分であるという問題があった。
詳しくは、以下の通りである。
上述した特許文献1等のトナー容器は、袋状のトナー容器本体の開口部に、トナー排出口を備えた口金部材が接着等によって固設されている。また、口金部材のトナー排出口には、十字状のスリットが形成されたシール部材が設置されている。そして、画像形成装置本体にトナー容器を装着する場合、トナー容器を装置本体の上方から装着する。こうして、トナー容器の口金部材のトナー排出口に、画像形成装置本体に設置されたトナー搬送管(ノズル)が挿入される。このトナー搬送管を介して、トナー容器内のトナーが現像部に向けて搬送されることになる。
ここで、口金部材に設置されたシール部材は、装置本体のトナー搬送管が挿設されるトナー排出口からのトナー飛散を防止するためのものである。
ところが、画像形成装置本体においてトナー容器はある程度のガタをもって設置されるために、トナー搬送管が挿入されるトナー排出口の内径は、トナー搬送管の外径に対してルーズに形成されていた。これにより、トナー排出口に挿入されるトナー搬送管の姿勢によっては、トナー搬送管の周囲をシールするシール部材の当接状態が不均一になって、シール性が不充分になることがあった。そのため、トナー容器の口金部材とトナー搬送管との間でトナーの漏出が生じる場合があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、比較的簡易な構成で画像形成装置本体へのセット性が高くトナーの漏出のないトナー容器とその口金部材、及び、それらを備えた画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかるトナー容器は、トナー搬送管を有する画像形成装置本体に着脱自在に設置されるトナー容器であって、前記画像形成装置本体への装着動作に連動して前記トナー搬送管に係合する口金部材を備え、前記口金部材は、前記画像形成装置本体への装着動作に連動して当該画像形成装置本体に設置された位置決め部材に係合する係合部を備えたものである。
また、請求項2記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項1記載の発明において、前記口金部材は、前記画像形成装置本体に対する着脱方向と同方向に延設されるとともに前記トナー搬送管に係合するトナー排出口を備え、前記係合部を、前記着脱方向と同方向に延設されるとともに前記トナー排出口を挟む両側面に設けられた溝部としたものである。
また、請求項3記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明において、トナー吐出口を有するトナー収容体を備え、前記口金部材は、前記トナー収容体の前記トナー吐出口に着脱自在に設置されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項3に記載の発明において、前記トナー排出口は、前記トナー吐出口が開口する方向に直交する方向に開口するものである。
また、請求項5記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項2〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記位置決め部材は、前記溝部に係合して前記着脱方向と直交する方向に前記口金部材が移動するのを規制する第1規制部材を備えたものである。
また、請求項6記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項5に記載の発明において、前記画像形成装置本体に装着するときに、前記第1規制部材は前記トナー搬送管よりも先に前記口金部材に係合するものである。
また、請求項7記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項5又は請求項6に記載の発明において、前記第1規制部材は、前記トナー搬送管と一体化されたものである。
また、請求項8記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項2〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記位置決め部材は、前記画像形成装置本体への装着動作が完了したときに前記口金部材における前記両側面に直交する前後面に当接して前記着脱方向に前記口金部材が移動するのを規制する第2規制部材を備えたものである。
また、請求項9記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項8に記載の発明において、前記前後面のうち少なくとも一方の面に、容器内に収容されるトナーの色ごとに形状が異なる非互換形状部を設けたものである。
また、請求項10記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項9に記載の発明において、前記非互換形状部を、前記画像形成装置本体に設けられた設置部に係合する凹凸部としたものである。
また、請求項11記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項8〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記前後面のうち少なくとも一方の面に、容器内に収容されるトナーに係わる情報及びリサイクルに係わる情報のうち少なくとも一方が記憶されたメモリ手段を設けたものである。
また、請求項12記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項11に記載の発明において、前記メモリ手段を、ICチップとしたものである。
また、請求項13記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項11又は請求項12に記載の発明において、前記トナーに係わる情報を、トナー色、製造番号、製造年月日のうち少なくとも1つとしたものである。
また、請求項14記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項1〜請求項13のいずれかに記載の発明において、トナーを収容したものである。
また、請求項15記載の発明にかかるトナー容器は、上記請求項14に記載の発明において、キャリアをも収容したものである。
また、この発明の請求項16記載の発明にかかる口金部材は、請求項1〜請求項15のいずれかに記載のトナー容器に設けられた口金部材であって、前記トナー容器のトナー収容体に対して着脱自在に構成されたものである。
また、この発明の請求項17記載の発明にかかる画像形成装置は、口金部材を備えたトナー容器が着脱自在に設置される画像形成装置であって、前記トナー容器の装着動作に連動して前記口金部材に係合するトナー搬送管と、前記トナー容器の装着動作に連動して前記口金部材の位置を定める位置決め部材と、を備えたものである。
また、請求項18記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項17に記載の発明において、前記位置決め部材は、前記トナー容器の着脱方向と直交する方向に前記口金部材が移動するのを規制する第1規制部材を備えたものである。
また、請求項19記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項18に記載の発明において、前記トナー容器を装着するときに、前記第1規制部材は前記トナー搬送管よりも先に前記口金部材に係合するものである。
また、請求項20記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項18又は請求項19に記載の発明において、前記第1規制部材は、前記トナー搬送管と一体化されたものである。
また、請求項21記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項17〜請求項20のいずれかに記載の発明において、前記位置決め部材は、前記トナー容器の装着動作が完了したときに当該トナー容器の着脱方向に前記口金部材が移動するのを規制する第2規制部材を備えたものである。
また、請求項22記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項17〜請求項21のいずれかに記載の発明において、前記口金部材は、前記トナー容器の着脱方向と同方向に延設されたトナー排出口と、前記トナー排出口を挟む両側面に設けられた溝部と、を備え、前記トナー搬送管は、前記トナー容器の装着動作に連動して前記トナー排出口に係合し、前記位置決め部材は、前記トナー容器の装着動作に連動して前記溝部に係合するものである。
なお、本願において、「着脱自在」な状態とは、特殊な工具や工法を用いることなく着脱が可能な状態であって、着脱に係わる双方の部材を損傷することなく装着と分離とをおこなうことができる状態と定義する。
本発明は、トナー搬送管が係合するトナー容器の口金部材に、画像形成装置本体の位置決め部材に係合する係合部を設けている。これにより、比較的簡易な構成で画像形成装置本体へのセット性が高くトナーの漏出のないトナー容器とその口金部材、及び、それらを備えた画像形成装置を提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラープリンタの装置本体、2は転写紙等の被転写材が収納される給紙部、3は作像プロセスがおこなわれる作像部、7は各色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、8Y、8M、8C、8BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム、9は画像情報に基づいたレーザ光を発する露光部(書込み部)、10は被転写材を中間転写ベルト7の位置まで搬送するレジストローラ、11は中間転写ベルト7上に形成されたトナー像を被転写材に転写する第2転写バイアスローラ、12は被転写材上の未定着画像を定着する定着部、13は定着工程後の被転写材が載置される排紙トレイ、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーが収容されたトナー容器を示す。
ここで、各トナー容器20Y、20M、20C、20BKには、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが収容されている。そして、各トナー容器20Y、20M、20C、20BKは、収容したトナーが後述する現像工程にて消費されてその残量がほぼゼロになったときに、新品のものに交換される。トナー容器の構成・動作と交換手順とについては、後で詳しく説明する。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
作像部3の4つの感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKは、それぞれ、図1の反時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKの表面は、帯電部との対向位置で、一様に帯電される。その後、帯電された感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
一方、露光部9からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光が、それぞれ、対応する感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に向けて発せられる。そして、各感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に各色に対応した静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、現像部との対向位置に達する。そして、各現像部から感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上の潜像が現像される。
その後、現像工程後の感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト7との対向位置に達する。ここで、中間転写ベルト7は、3つのローラ4〜6によって張架・支持されている。中間転写ベルト7の内周面には、各感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKに対向する位置に、転写バイアスローラ(不図示である。)が設置されている。そして、転写バイアスローラの位置で、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に形成された各色の画像が、中間転写ベルト7上に順次転写される。
そして、転写工程後の感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、それぞれ、クリーニング部との対向位置に達する。そして、クリーニング部の位置で、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に残存する未転写トナーが回収される。
その後、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、除電部を通過して、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト7表面は、図中の時計方向に走行して、第2転写バイアスローラ11の位置に達する。そして、第2転写バイアスローラ11の位置で、被転写材上に中間転写ベルト7上のフルカラーの画像が2次転写される。
その後、中間転写ベルト7表面は、中間転写ベルトクリーニング部の位置に達する。そして、中間転写ベルト7上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト7上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、第2転写バイアスローラ11位置の被転写材は、給紙部2からレジストローラ10等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、被転写材を収納する給紙部2から、給紙ローラにより給送された被転写材が、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ10に導かれる。レジストローラ10に達した被転写材は、中間転写ベルト7上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ11の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された被転写材は、定着部12に導かれる。定着部12では、加熱ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が被転写材上に定着される。
そして、定着工程後の被転写材は、排紙ローラによって、排紙トレイ13上に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置におけるトナー補給部について詳述する。図2はトナー補給部を示す断面図であり、図1の装置本体1の背面側からみた図である。
なお、トナー補給部は、トナー色ごとに装置本体1に設置されている。4つのトナー補給部は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、トナー容器及び感光体ドラムにおける符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。
図2を参照して、トナー補給部は、装置本体1の設置部に設置されたトナー容器20内のトナーを、現像部14内のトナー消費に応じて適宜に現像部14内に補給するものである。
詳しくは、トナー容器20が装置本体1の設置部にセットされると、トナー容器20と設置部のトナー搬送管110(ノズル)とが接続される。このとき、トナー容器20の口金部材30に挿設された口栓部材50は、口金部材30のトナー排出口を開放する。これにより、トナー容器20のトナー収容体21内に収容されたトナーが、口金部材30を介して、トナー搬送管110内に搬送されることになる。
一方、トナー搬送管110の他端は、チューブ65の一端に接続されている。チューブ65は、親トナー性の低いフレキシブルなゴム材料からなり、その他端がトナー補給部の紛体ポンプ60(スクリューポンプ)に接続されている。
紛体ポンプ60は、ロータ61、ステータ62、吸引口63、ユニバーサルジョイント64、モータ66等で構成される。ロータ61は、金属材料からなる軸が螺旋状にねじれたように形成されている。ロータ61の一端は、ユニバーサルジョイント64を介して、モータ66に回転自在に連結されている。ステータ62は、ゴム材料からなり、その穴部が長円形の断面が螺旋状にねじれたように形成されている。ステータ62の穴部には、ロータ61が挿着されている。
このように構成された紛体ポンプ60は、モータ66によってステータ62内のロータ61を所定方向に回転駆動させることで、トナー容器20内のトナーをチューブ65を介して吸引口63に吸引する。吸引口63まで吸引されたトナーは、ステータ62とロータ61との隙間に送入されて、ロータ61の回転に沿って他端側に送出される。送出されたトナーは、紛体ポンプ60の送出口67から排出されて、現像部14内に補給される(図2中の矢印方向の移動である。)。
一方、現像部14は、主として、感光体ドラム8に対向する現像ローラ19と、現像ローラ19に対向する第1搬送スクリュ15と、仕切部材17を介して第1搬送スクリュ15に対向する第2搬送スクリュ16と、現像ローラ19に対向するドクターブレード18と、で構成される。現像部14内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
先に述べた作像プロセスを、現像工程を中心にしてさらに詳しく説明する。
現像ローラ19は、図2中の矢印方向に回転している。現像部14内の現像剤は、間に仕切部材17を介在するように配設された第1搬送スクリュ15及び第2搬送スクリュ16の矢印方向の回転によって、トナー補給部から補給口68を介して補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向の循環である。)。そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ19上に担持される。
現像ローラ19上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード18の位置に達する。そして、現像ローラ19上の現像剤は、ドクターブレード18の位置で適量に調整された後に、感光体ドラム8との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム8表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光が照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ19に印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界(現像電界)によって、トナーが潜像に付着する。
なお、トナー容器20内のトナーは、現像部14内のトナーの消費にともない、トナー補給部から現像部14内に適宜に補給されるものである。現像部14内のトナーの消費は、感光体ドラム8に対向する反射型フォトセンサ(不図示である。)によって間接的に検知される。
図3〜図6にて、トナー容器20について詳述する。
図3及び図4を参照して、トナー容器20は、主として、トナー収容体21と口金部材30とで構成される。
トナー容器20のトナー収容体21は、袋部22とアダプタ25とからなる。トナー収容体21の袋部22は、図3を参照して、ポリエチレン、ナイロン等からなる80〜200μm程度の厚みをもつ複数のフレキシブルなシート22a〜22eを熱溶着して形成したものである。袋部22は、側方のシート22c、22dと上方のシート22eとに、それぞれ、折り目23が設けられている。これにより、トナー収容体21内に収容されたトナーが排出されるのにともない、袋部22は折り目23にならってコンパクトに折り畳まれることになる。
図4を参照して、袋部22の開口部22Aには、樹脂材料からなるアダプタ25が熱溶着にて固設されている。これにより、袋部22とアダプタ25の外周面との気密性が確保される。なお、アダプタ25には、トナー吐出口27(内部を貫通する穴である。)が設けられている。
このように構成されたトナー収容体21は、内部に収容されたトナーがアダプタ25のトナー吐出口27から吐出されることになる。
口金部材30は、トナー収容体21のアダプタ25に対して、着脱自在に設置される。口金部材30がトナー収容体21に装着されると、トナー収容体21のトナー吐出口27と口金部材30の上面30eに設けられたトナー送入口とが連通する。口金部材30の前面30aから後面30bにかけて貫通するトナー排出口41は、その断面が円形に形成されていて、図2で説明した画像形成装置本体1のトナー搬送管110がスムーズに係合されるように構成されている。そして、トナー容器20のトナー排出口41と装置本体1のトナー搬送管110とが接続された状態で、トナー容器20内のトナーが現像部14内に補給されることになる。また、口金部材30の両側面30c、30dには、それぞれ、装置本体1への着脱方向に沿って溝部36が延設されている。
図5は、口金部材30の構成を示す分解斜視図である。
図5に示すように、口金部材30は、主として、第1部材45、第2部材46、口栓部材50、リップパッキン42、Oリング43、ICチップ70等で構成される。第1部材45と第2部材46とは、それぞれ、樹脂材料で形成されていて、分離可能に構成されている。
第1部材45には、アダプタ25に対向する面上に起立部33が設けられている。第1部材45の起立部33には、アダプタ25のトナー吐出口27に連通するトナー送入口33aが設けられている。トナー送入口33aは、トナーの送入方向(Y方向)に直交する方向(Z方向)に設けられた貫通穴44aに連通する。貫通穴44aの両側の開口位置(第2部材46のトナー排出口41に対向する面である。)にはそれぞれ段部44が設けられていて、段部44にGシール等のリップパッキン42が挿設される。また、第1部材45の起立部33は、その外周にOリング43が挿設されている。そして、Oリング43が設置された起立部33が、アダプタ25のトナー吐出口27に挿入される。
第2部材46には、第1部材45とICチップ70とを上面側から挿設するための凹部35が設けられている。第2部材46の前後面には、第1部材45が凹部35に挿設された状態で第1部材45の貫通穴44aに連通するトナー排出口41と、ICチップ70が露呈する溝49と、が設けられている。また、第2部材46の前後面には、トナー容器20内に収容されたトナーのトナー色を特定するための非互換形状部としての凹凸部48が設けられている。また、第2部材46の両側面には、それぞれ、装置本体1に設置された位置決め部材115に係合する係合部としての溝部36が設けられている。また、第2部材46の上面には、アダプタ25との係合を案内するガイド部47が設けられている。ガイド部47には、アダプタ25の係合位置を定めるストッパ溝47aが設けられている。
口金部材30は、次のように組み付けられる。
まず、Oリング43及びリップパッキン42が設置された第1部材45と、ICチップ70と、を、第2部材46の凹部35に挿設する。このとき、トナー送入口33aからトナー排出口41までが、トナー搬送路として連通する。そして、トナー収容体21内に収容されたトナーは、トナー吐出口27を介してトナー送入口33aから送入されて、その送入方向と直交する方向(Z方向)に開口するトナー排出口41から排出されることになる。詳しくは、トナー排出口41及び貫通穴44aに装置本体1のトナー搬送管110が係合して、トナー送入口33aから送入されたトナーがトナー搬送管110を介して排出される。
その後、一体化された第1部材45及び第2部材46のトナー排出口41に、樹脂材料からなる円柱形の口栓部材50が挿入される。口栓部材50は、トナー容器20の装置本体1での着脱に合わせて、トナー排出口41を開閉するものである。すなわち、口栓部材50がトナー排出口41に設置された状態で、口栓部材50の外周面がリップパッキン42の内周に設けられたリップ部に当接しているとき、トナー送入口33aから送入されたトナーがトナー排出口41から漏出する不具合が抑止される。口栓部材50の開閉に係わる機構については、後で詳しく説明する。
このようにして組み付けられた口金部材30は、トナー収容体21のアダプタ25と係合されることになる。
以下、トナー容器20の組み付け手順について説明する。
まず、アダプタ25を備えたトナー収容体21内に、専用の充填機によって、アダプタ25のトナー吐出口27からトナーが充填される。このとき、重力方向に開口する充填機の充填口に対して、アダプタ25のトナー吐出口27を上方に向けてセットする。これにより、充填機の充填口より自重落下するトナーが、トナー吐出口27を介してストレートにトナー収容体21内に充填されることになる。
このように、本実施の形態では、トナー収容体21のトナー吐出口27の開口方向とは異なる方向に開口するトナー排出口41を、トナー収容体21に対して着脱自在に構成された口金部材30に設置している。したがって、トナー収容体21へのトナー充填時に口金部材30を取り外すことで、トナーの充填方向をトナーが自重落下する方向に一致させることができる。これにより、トナーの充填機の構成が簡素化されるとともに、その充填工程も簡易化されることになる。
なお、トナー収容体21は、アダプタ25の溶着面28(図5を参照できる。)と、袋部22の開口部22Aとを熱溶着して、アダプタ25及び袋部22を一体化したものである。
その後、トナーが充填されたトナー収容体21に、口金部材30がセットされる。
詳しくは、トナー収容体21のトナー吐出口27を上向きにして、まず、アダプタ25のトナー吐出口27に口金部材30の起立部33を挿入する。このとき、図5を参照して、アダプタ25に対して口金部材30が、トナー送入口33aの中心軸を中心に所定角度回転した状態で取り付けられる。
次に、アダプタ25のトナー吐出口27に口金部材30の起立部33を挿入した後、トナー送入口33aの中心軸(又はトナー吐出口27の中心軸)を中心にして口金部材30を回転させる。すなわち、口金部材30のガイド部47にアダプタ25の係合部材26を係合させながら、口金部材30を回転させる。その後、ガイド部47に設けられたストッパ溝47aに、係合部材26に設けられた突起部(不図示である。)が係止されて、アダプタ25と口金部材30との係合が完了する(図6の状態である。)。
このようにして組付けられたトナー容器20は、画像形成装置本体1の設置部に装着される。そして、そのときの装着動作に連動して、装置本体1に設置された位置決め部材115がトナー容器20の口金部材30に係合する。
図5を参照して、位置決め部材115には、受け口114を有するトナー搬送管110と、第1規制部材としての2つの腕部116と、が一体的に設けられている。
位置決め部材115の2つの腕部116は、そのスパンが2つの溝部36のスパンにほぼ等しく、溝部36の形状に合致するように形成されている。そして、2つの腕部116が口金部材30の溝部36に係合することで、口金部材30の着脱方向(図5のZ方向である。)に直交する方向の移動(XY平面上の移動である。)が規制される。すなわち、位置決め部材115によって口金部材30のXY平面における位置が定まる。
また、位置決め部材115に設けられたトナー搬送管110は、その断面が円形に形成されていて、トナー排出口41に合致するように形成されている。そして、トナー搬送管110が口金部材30のトナー排出口41に係合して、受け口114がトナー送入口33aと連通することで、先に図2で説明したトナー容器20から現像部14へのトナー補給が可能になる。なお、トナー容器20の装着動作が完了したときに、受け口114とトナー送入口33aとの位置が一致するように、後述する第2規制部材によって口金部材30の着脱方向(Z方向)の位置が定められる。
ここで、上述の位置決め部材115と口金部材30との係合において、腕部116と溝部36との係合が、トナー搬送管110とトナー排出口41との係合よりも先におこなわれる。すなわち、口金部材30のXY方向の位置が定まった後に、トナー搬送管110がトナー排出口41に対して高精度で挿入される。具体的に、位置決め部材115から口金部材30側に突出するトナー搬送管110のZ方向の長さは、腕部116のものよりも短くなるように構成されている。
次に、図7〜図10にて、トナー容器20の装置本体1への着脱について説明する。
図7に示すように、画像形成装置本体1には、トナー容器20を設置するための設置部100が設けられている。設置部100には、4色のトナー容器20をそれぞれ設置するための4つの開閉ドア103が設けられている。そして、トナー容器20を着脱する際に、対応する開閉ドア103を開閉することになる。
ここで、トナー容器20の口金部材30は、トナー容器20が収容するトナーの色に対応した設置部とは異なる設置部に誤ってセットされないように、収容するトナーの色によって形状が異なるように形成されている。具体的には、先に図5で説明したように、口金部材30の前後面に非互換形状部としての凹凸部48を設けている。
なお、口金部材30が設置されるトナー収容体21については、収容されるトナーの色が異なる以外は各色共通の形状になっている。すなわち、トナー容器20は、共通化されたトナー収容体21と、非共通化された口金部材30と、で構成されている。これにより、トナー色による非互換性が担保されたトナー容器を、比較的安価に提供することができる。
図8(A)は、イエロートナーが収容されるトナー容器20Yに設置される口金部材30Yの断面図(図5のXZ平面における断面である。)を示す。図8(B)は、マゼンタトナーが収容されるトナー容器20Mに設置される口金部材30Mの断面図を示す。なお、シアントナー、ブラックトナーに対応する口金部材の図示は省略する。
図8(A)及び図8(B)に示すように、口金部材30Y、30Mには、それぞれ、トナー色ごとにピッチの異なる凹凸部48Y、48Mが設けられている。具体的には、イエローの口金部材30Yの凹凸部48Yは、端面からP1、P2、P3、P4のピッチで形成されている。これに対して、マゼンタの口金部材30Mの凹凸部48Mは、端面からp1(≠P1)、p2(≠P2)、p3(≠P3)、p4(≠P4)のピッチで形成されている。
一方、トナー容器の口金部材30Y、30Mにそれぞれ対向する、設置部100の開閉ドア103Y、103Mの板材133上には、凹凸部48Y、48Mが係合する突出部131Y、131Mが設けられている。このような構成によって、イエロートナーに対応したトナー容器20Yをマゼンタの設置部にセットしようとしても、口金部材30Yが突出部131Mに係合しないために、セットができないことになる。このように、トナー色の異なるトナー容器20の非互換性が担保されるために、トナーの混色による画質不良が抑止される。
なお、本実施の形態では、トナー容器の口金部材30Y、30Mに、それぞれ、ICチップ70Y、70Mが設置されている。一方、設置部100の開閉ドア103Y、103Mの板材133上には、ICチップ70Y、70Mと電気的に接続する接続端子132が設けられている。
ここで、ICチップ70Y、70Mには、トナー色、トナーの製造番号(製造ロット)、トナーの製造年月日等のトナーに係わる情報や、リサイクル回数、リサイクル年月日、リサイクルメーカ等のリサイクルに係わる情報が記憶されている。そして、トナー容器20が設置部100に設置されると、ICチップ70Y、70Mに記憶された情報が接続端子132を介して装置本体1の制御部に送信される。そして、これらの情報に基いて、装置本体1が最適に制御される。例えば、トナー色が設置部に設置されるべきトナー色と異なる場合にはトナー補給部の稼働を停止したり、製造番号やリサイクルメーカに応じて作像条件を変更することができる。このように、ICチップ70Y、70Mによってトナー容器の状態や経歴を容易に把握することができる。
他方、設置部100において、開閉ドア103Y、103Mに対向する設置部本体101側には、図5で説明した位置決め部材115Y、115Mが設置されている。そして、トナー容器20がセットされた開閉ドア103Y、103Mが閉鎖されることで、口金部材30Y、30Mの前後面が板材133と位置決め部材115Y、115Mの支持板117とに挟持される。詳しくは、口金部材30Y、30Mが板材133及び支持板117に挟持されたとき、板材133を口金部材30Y、30M側に付勢する付勢部材134によって、口金部材30Y、30Mは支持板117の面上で位置決めされる。
なお、トナー容器20がセットされた開閉ドア103Y、103Mが閉鎖される過程で、図5で説明した位置決め部材115Y、115Mと口金部材30Y、30Mとの係合もおこなわれる。
このように第2規制部材(位置決め部材)として機能する板材133及び支持板117によって、装着動作完了後における口金部材30Y、30Mの着脱方向の位置が定まる。そして、口金部材30のトナー送入口33aの中心軸33a1と、トナー搬送管110の受け口114の中心軸と、が精度高く位置決めされる。
なお、上述した口金部材30の着脱方向の位置決めは、本実施の形態の構成に限定されることはない。例えば、開閉ドア103を設置部本体101側に付勢する引張スプリングを設置して、トナー容器20が開閉ドア103にセットされて開閉ドア103を閉じたときに、口金部材30が支持板117に当接して前後方向(着脱方向)の位置が定まるように構成することもできる。
以下、トナー容器20の装着時の手順について詳しく説明する。
まず、図9を参照して、開放ドア103の取っ手120をもって、設置部100の設置部本体101から開閉ドア103を開放する。ここで、開閉ドア103は、回転軸102を中心にして開閉自在に構成されている。そして、開放した開閉ドア103の開口からトナー容器20を装着する(図9の状態である。)。なお、図9及び図10において、トナー容器20のトナー収容体21の図示は省略して、トナー容器20の口金部材30のみを図示している。
このとき、トナー容器は、開閉ドア103の枠体109の形状に沿って開閉ドア103内に設置される。このとき、図8で説明した、口金部材30の凹凸部と突出部(不図示である。)との係合がおこなわれる。
ここで、開閉ドア103には、トナー搬送管110を有する位置決め部材(不図示である。)、トナー搬送管110を図9の右方向に付勢するスプリング113、スライダ106、スライダ106を図9の右方向に付勢するスプリング107等が設置されている。
図9に示すように、開閉ドア103が開放された状態では、開閉ドア103内にトナー容器がセットされても、口金部材30にセットされた口栓部材50はトナー排出口41を閉じたままである。すなわち、開閉ドア103の円筒部105に設置されたスライダ106は、スプリング107の付勢力によって、円筒部105の穴部105aに押し付けられている。また、トナー搬送管110は、スプリング113の付勢力によって口栓部材50から遠ざかる側に退避している。
図10に示すように、開放ドア103の取っ手120をもって、トナー容器をセットした開閉ドア103を、回転軸102を中心にして設置部本体101側に回転させる。このとき、取っ手120の係止部121が設置部本体101のストッパ123に当接して、設置部本体101における開閉ドア103の位置が定まる。
開閉ドア103が閉鎖されると、口金部材30にセットされた口栓部材50がトナー排出口41を開放する。詳しくは、開閉ドア103の閉鎖にともない、トナー搬送管110を有する位置決め部材が設置部本体101の壁部に押圧されて、図5及び図8で説明した位置決め部材115の腕部116及びトナー搬送管110が口金部材30に係合する。このとき、口金部材30の口栓部材50はトナー搬送管110に押されて図10の左方向に移動する。さらに、開放されたトナー排出口41に挿入されたトナー搬送管110の受け口114と、口金部材30のトナー送入口33aと、が連通する。円筒部105に設置されたスライダ106は、図10の左方向に移動する口栓部材50に押されてスプリング107の付勢力に反する方向に移動する。
このとき、トナー搬送管110の外周は、先に図5で説明したリップパッキン42のリップ部に当接するために、トナー搬送管110と口金部材30との間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
このようにしてトナー容器20の装着動作が完了すると(図10の状態である。)、先に図8で説明したように口金部材30の着脱方向の位置決めも完了する。
こうして、トナー容器20内のトナーは、トナー搬送管110を介して、図2で説明したように、トナー補給部によって現像部14に補給されることになる。
これに対して、トナー容器20を設置部100から脱離するときには、上述の装着時の手順と逆の手順をおこなう。
すなわち、開閉ドア103を開放すると、位置決め部材は口金部材30から離脱されるとともに、スプリング113の付勢力によってトナー搬送管110は口金部材30から退避する。さらに、スプリング107の付勢力によってスライダ106は口栓部材50を図9の右方向に移動させる。こうして、口金部材30のトナー排出口41は、口栓部材50によって閉鎖される。
以上説明したように、本実施の形態では、トナー容器20の着脱方向(開閉ドア103の回転軸102を中心にした回転方向である。)が、トナー排出口41からトナーが排出される方向と同方向になるように構成している。これにより、トナー容器20の着脱動作に連動して、口金部材30に対するトナー搬送管110及び腕部116の挿脱動作をおこなうことができるために、トナー容器のセット操作が簡素化される。
以上説明したトナー容器20は、内部のトナーが消費されてほぼ空になったときに、袋部22の折り目23に沿って折り畳まれてコンパクトな形状になる。これによって、トナー容器20を回収してリサイクル工場に運搬する際に、トナー容器20がかさばらずに運搬コストが低減される。また、リサイクル工場でトナー容器を再利用する際におこなわれる分解工程では、トナー収容体21と口金部材30とを簡単に分離することができるために、作業効率が高くなる。また、口金部材30に設置するシール部材としてパッキン42、43を用いているために、シール部材の劣化が少なく、シール部材を交換する場合であってもその作業性が高くなる。また、分離後のトナー収容体21は、袋部22の開口部22Aの開口方向とアダプタ25のトナー吐出口27の開口方向とが同方向に形成されているために、トナー収容体21の内部の洗浄とトナー収容体21へのトナー充填とを比較的簡易におこなうことができる。
以上説明したように、本実施の形態では、トナー搬送管110が係合するトナー容器20の口金部材30に、位置決め部材115の腕部116に係合する溝部36を設けて、口金部材30のXY平面上の位置決めをおこなっている。さらに、口金部材30の前後面30a、30bにそれぞれ板材133、支持板117を当接させて、セット後における口金部材30のZ方向の位置決めをおこなっている。これにより、比較的簡易な構成で画像形成装置本体1へのセット性が高くトナーの漏出のないトナー容器20を提供することができる。
なお、本実施の形態では、トナー容器20に、トナー(添加剤等を含有する場合も含むものとする。)のみを収容した。これに対して、トナー容器20を、2成分現像剤(トナー及びキャリア)を収容する現像剤容器として用いることもできる。この場合にも、トナー容器(現像剤容器)のセット性を高めて現像剤の漏出を防止することができる。
さらに、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置におけるトナー補給部を示す断面図である。 図1の画像形成装置に設置されるトナー容器を示す斜視図である。 図3のトナー容器におけるトナー収容体と口金部材とを示す分解図である。 図4の口金部材と位置決め部材とを示す分解図である。 図4の口金部材とアダプタとが係合した状態を示す断面図である。 図1の画像形成装置にトナー容器が装着される状態を示す斜視図である。 図4の口金部材と位置決め部材とを示す断面図である。 図1の画像形成装置の設置部へのトナー容器の装着状態を示す断面図である。 図9に続くトナー容器の装着状態を示す断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、 3 作像部、
8Y、8M、8C、8BK 感光体ドラム、 9 露光部(書込み部)、
20、20Y、20M、20C、20BK トナー容器、
21 トナー収容体、 22 袋部、 22A 開口部、
25 アダプタ、 27 トナー吐出口、
30、30Y、30M 口金部材、 33 起立部、
33a トナー送入口、 33a1 中心軸、 36 溝部(係合部)、
41 トナー排出口、 42 リップパッキン、 43 Oリング、
45 第1部材、 46 第2部材、
48、48Y、48M 凹凸部(非互換形状部)、 50 口栓部材、
70、70Y、70M ICチップ(メモリ手段)、 100 設置部、
101 設置部本体、 103、103Y、103M 開閉ドア、
110 トナー搬送管、 114 受け口、
115、115Y、115M 位置決め部材、
116 腕部(第1規制部材)、 117 支持板(第2規制部材)、
131Y、131M 突出部、 132 接続端子、
133 板材(第2規制部材)、 134 付勢部材。

Claims (22)

  1. トナー搬送管を有する画像形成装置本体に着脱自在に設置されるトナー容器であって、
    前記画像形成装置本体への装着動作に連動して前記トナー搬送管に係合する口金部材を備え、
    前記口金部材は、前記画像形成装置本体への装着動作に連動して当該画像形成装置本体に設置された位置決め部材に係合する係合部を備えたことを特徴とするトナー容器。
  2. 前記口金部材は、前記画像形成装置本体に対する着脱方向と同方向に延設されるとともに前記トナー搬送管に係合するトナー排出口を備え、
    前記係合部は、前記着脱方向と同方向に延設されるとともに前記トナー排出口を挟む両側面に設けられた溝部であることを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
  3. トナー吐出口を有するトナー収容体を備え、
    前記口金部材は、前記トナー収容体の前記トナー吐出口に着脱自在に設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー容器。
  4. 前記トナー排出口は、前記トナー吐出口が開口する方向に直交する方向に開口することを特徴とする請求項3に記載のトナー容器。
  5. 前記位置決め部材は、前記溝部に係合して前記着脱方向と直交する方向に前記口金部材が移動するのを規制する第1規制部材を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のトナー容器。
  6. 前記画像形成装置本体に装着するときに、前記第1規制部材は前記トナー搬送管よりも先に前記口金部材に係合することを特徴とする請求項5に記載のトナー容器。
  7. 前記第1規制部材は、前記トナー搬送管と一体化されたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のトナー容器。
  8. 前記位置決め部材は、前記画像形成装置本体への装着動作が完了したときに前記口金部材における前記両側面に直交する前後面に当接して前記着脱方向に前記口金部材が移動するのを規制する第2規制部材を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれかに記載のトナー容器。
  9. 前記前後面のうち少なくとも一方の面に、容器内に収容されるトナーの色ごとに形状が異なる非互換形状部を設けたことを特徴とする請求項8に記載のトナー容器。
  10. 前記非互換形状部は、前記画像形成装置本体に設けられた設置部に係合する凹凸部であることを特徴とする請求項9に記載のトナー容器。
  11. 前記前後面のうち少なくとも一方の面に、容器内に収容されるトナーに係わる情報及びリサイクルに係わる情報のうち少なくとも一方が記憶されたメモリ手段を設けたことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載のトナー容器。
  12. 前記メモリ手段は、ICチップであることを特徴とする請求項11に記載のトナー容器。
  13. 前記トナーに係わる情報は、トナー色、製造番号、製造年月日のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載のトナー容器。
  14. トナーを収容したことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載のトナー容器。
  15. キャリアをも収容したことを特徴とする請求項14に記載のトナー容器。
  16. 請求項1〜請求項15のいずれかに記載のトナー容器に設けられた口金部材であって、
    前記トナー容器のトナー収容体に対して着脱自在に構成されたことを特徴とする口金部材。
  17. 口金部材を備えたトナー容器が着脱自在に設置される画像形成装置であって、
    前記トナー容器の装着動作に連動して前記口金部材に係合するトナー搬送管と、
    前記トナー容器の装着動作に連動して前記口金部材の位置を定める位置決め部材と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記位置決め部材は、前記トナー容器の着脱方向と直交する方向に前記口金部材が移動するのを規制する第1規制部材を備えたことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記トナー容器を装着するときに、前記第1規制部材は前記トナー搬送管よりも先に前記口金部材に係合することを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記第1規制部材は、前記トナー搬送管と一体化されたことを特徴とする請求項18又は請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記位置決め部材は、前記トナー容器の装着動作が完了したときに当該トナー容器の着脱方向に前記口金部材が移動するのを規制する第2規制部材を備えたことを特徴とする請求項17〜請求項20のいずれかに記載の画像形成装置。
  22. 前記口金部材は、前記トナー容器の着脱方向と同方向に延設されたトナー排出口と、前記トナー排出口を挟む両側面に設けられた溝部と、を備え、
    前記トナー搬送管は、前記トナー容器の装着動作に連動して前記トナー排出口に係合し、
    前記位置決め部材は、前記トナー容器の装着動作に連動して前記溝部に係合することを特徴とする請求項17〜請求項21のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2004127486A 2004-04-23 2004-04-23 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4315442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004127486A JP4315442B2 (ja) 2004-04-23 2004-04-23 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004127486A JP4315442B2 (ja) 2004-04-23 2004-04-23 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005309166A true JP2005309166A (ja) 2005-11-04
JP4315442B2 JP4315442B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=35438009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004127486A Expired - Fee Related JP4315442B2 (ja) 2004-04-23 2004-04-23 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4315442B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007240633A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Sharp Corp トナー容器及びトナー充填方法
JP2008134524A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置のトナー容器及び画像形成装置
JP2009069417A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009103899A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2015134431A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 株式会社キーエンス インクジェット記録装置のカートリッジの一部を構成する記録媒体ユニット
JP2015134430A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 株式会社キーエンス インクジェット記録装置、インク又は溶剤のカートリッジ並びに該カートリッジに含まれるボトル
JP6144443B1 (ja) * 2017-03-17 2017-06-07 株式会社キーエンス インクジェット記録装置用のインク又は溶剤のカートリッジ
JP6144445B1 (ja) * 2017-03-17 2017-06-07 株式会社キーエンス インクジェット記録装置用のインク又は溶剤のカートリッジ
JP6144444B1 (ja) * 2017-03-17 2017-06-07 株式会社キーエンス インクジェット記録装置用のインク又は溶剤のカートリッジ
JP2022009812A (ja) * 2012-01-13 2022-01-14 セイコーエプソン株式会社 印刷材供給システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101786919B1 (ko) * 2016-04-06 2017-10-17 주식회사 동구 분말 원료 캐니스터

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7711293B2 (en) 2006-03-06 2010-05-04 Sharp Kabushiki Kaisha Toner container
JP4566147B2 (ja) * 2006-03-06 2010-10-20 シャープ株式会社 トナー容器及びトナー充填方法
JP2007240633A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Sharp Corp トナー容器及びトナー充填方法
JP2008134524A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置のトナー容器及び画像形成装置
JP2009069417A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009103899A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2022009812A (ja) * 2012-01-13 2022-01-14 セイコーエプソン株式会社 印刷材供給システム
JP7044194B2 (ja) 2012-01-13 2022-03-30 セイコーエプソン株式会社 印刷材供給システム
JP2015134431A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 株式会社キーエンス インクジェット記録装置のカートリッジの一部を構成する記録媒体ユニット
JP2015134430A (ja) * 2014-01-16 2015-07-27 株式会社キーエンス インクジェット記録装置、インク又は溶剤のカートリッジ並びに該カートリッジに含まれるボトル
JP6144443B1 (ja) * 2017-03-17 2017-06-07 株式会社キーエンス インクジェット記録装置用のインク又は溶剤のカートリッジ
JP2017114136A (ja) * 2017-03-17 2017-06-29 株式会社キーエンス インクジェット記録装置用のインク又は溶剤のカートリッジ
JP2017132259A (ja) * 2017-03-17 2017-08-03 株式会社キーエンス インクジェット記録装置用のインク又は溶剤のカートリッジ
JP2017140842A (ja) * 2017-03-17 2017-08-17 株式会社キーエンス インクジェット記録装置用のインク又は溶剤のカートリッジ
JP6144444B1 (ja) * 2017-03-17 2017-06-07 株式会社キーエンス インクジェット記録装置用のインク又は溶剤のカートリッジ
JP6144445B1 (ja) * 2017-03-17 2017-06-07 株式会社キーエンス インクジェット記録装置用のインク又は溶剤のカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4315442B2 (ja) 2009-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2548556C (en) Toner cartridge, image forming apparatus, method of recycling toner cartridge
EP1548518B1 (en) Developing device, process cartridge, and image forming appratus
JP4368331B2 (ja) トナーボトル及び画像形成装置
JP5327577B2 (ja) トナー容器及び画像形成装置
JP5353524B2 (ja) トナー容器及び画像形成装置
JP2009069417A (ja) 画像形成装置
JP5541606B2 (ja) トナー容器及び画像形成装置
JP5365110B2 (ja) トナー容器及び画像形成装置
JP4315442B2 (ja) 画像形成装置
JP2009211038A (ja) トナー補給装置及び画像形成装置
JP2007183448A (ja) 粉体収納容器、トナー容器、画像形成装置
JP4761451B2 (ja) 画像形成装置
JP5476695B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
CN111694247B (zh) 调色剂容器、调色剂补给装置及图像形成装置
JP4392751B2 (ja) トナー容器、及び、それを備えた画像形成装置
JP6464627B2 (ja) 粉体収容容器及び画像形成装置
JP4315443B2 (ja) 画像形成装置
JP2005331622A (ja) トナー容器のリサイクル方法及び生産方法
JP6375742B2 (ja) 管挿入部材及び粉体収容容器及び画像形成装置
JP2009204873A (ja) トナー容器及び画像形成装置
JP2010079118A (ja) トナー容器及び画像形成装置
JP6504359B2 (ja) 粉体容器、及び、画像形成装置
JP2016148820A (ja) 粉体収容容器及び画像形成装置
JP5028205B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2013214107A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060804

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140529

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees