JP2017140842A - インクジェット記録装置用のインク又は溶剤のカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ボトル本体802はインク又は溶剤が吸い出されると潰れて容積が小さくなる。ボトル800は首部810と口部812とを有し、首部810はリジッドである。ROMユニット900(930)には、インクまたは溶剤の種別、シリアル番号などの他に、ボトル800の容量、インクまたは溶剤の残量が記録される。ROMユニット900(930)は、第1、第2のアーム908、910を有し、この第1、第2のアーム908、910によって首部810に遊動可能に取り付けられる。記録媒体を収容したROMホルダ本体902には位置決め穴912が形成され、この穴912はリザーバ600(700)の位置決めピン604と協働してROMホルダ本体902を位置決めする。ROMホルダ本体902の外表面に露出した端子接触面906は横方向に向いている。
【選択図】図24
Description
インクジェット記録装置のためのインク又は溶剤が収容されるインク又は溶剤カートリッジであって、
インク又は溶剤が内部空間を有し、互いに対向する一対の幅広側面と、互いに対向する一対の幅狭側面と、一端の第1の面とを有する略直方体形状の本体部であって、少なくとも一部が可撓性を有する本体部と、
前記本体部の内部空間と連通する流体通路が内部に設けられ、前記本体部の前記第1の面から第1の軸に沿って突出する突出部と、
前記一対の幅狭側面のうちの一つの幅狭側面に沿って位置して前記突出部と係合し、前記第1の軸に沿って案内されるアタッチメントと、
前記カートリッジに関する情報が記録される記録媒体と、
前記突出部に配置され、前記記録媒体に記録される前記カートリッジに関する情報を授受するための複数の端子接触面とを備え、
前記複数の端子接触面が、前記第1の軸に沿って平行に配置され、前記第1の軸とは直交する方向に配列される向きに、前記複数の端子接触面を前記突出部に配置される、ことを特徴するインクジェット記録装置用のインク又は溶剤カートリッジを提供することにより達成される。
図1は、インクジェット記録装置を含む自動印字システムの一例の概略を示す図である。図示の自動印字システム1は、実施例のインクジェット記録装置2、ワーク検出センサ4、搬送速度センサ6及びディスプレイ装置8などで構成されている。
図3〜図5は、正面ドアを取り外した状態のプリンタ本体200を示す。図3は、インクカートリッジ400及び溶剤カートリッジ500を取り外した状態を示す。この図3を参照して、プリンタ本体200は、インクカートリッジ400を受け入れるインク側リザーバ600と、溶剤カートリッジ500を受け入れる溶剤側リザーバ700とを有し、インクカートリッジ400、溶剤カートリッジ500を取り外した状態では、インク側リザーバ600、溶剤側リザーバ700は傾斜した姿勢をとり得る。換言すれば、インク側リザーバ600及び溶剤側リザーバ700は、揺動することにより、鉛直方向に起立した状態(後述する図5参照)と、鉛直方向からプリンタ本体200の外側に所定角度傾斜した状態(図4参照)と、の2つの姿勢をとり得る。各リザーバを後者の状態に遷移可能に構成することで、カートリッジの着脱を容易化することができる。図4は、インク側リザーバ600にインクカートリッジ400を差し込んで装着し、溶剤側リザーバ700に溶剤カートリッジ500を差し込んで装着した状態を示す。図5は、インク側リザーバ600及び溶剤側リザーバ700を鉛直方向に起立した状態に戻すことにより、インクカートリッジ400及び溶剤カートリッジ500をプリンタ本体200に収納した状態を示す。
図6はボトル800の斜視図である。図7はボトル800の正面図である。図8はボトル800の背面図である。図9はボトル800の右側面図である。ボトル800の左側面図は、図9の右側面図と同じであることから省略する。図10はボトル800の平面図である。図11はボトル800の底面図である。
図20、図21は記録媒体ユニットつまりROMユニット900(930)を示す。図20はROMユニット900(930)の斜視図であり、図21はROMユニット900(930)の分解斜視図である。ROMユニット900(930)は、ROMホルダ本体902と、このROMホルダ本体902に収容された基板904とを含む。基板904には、その一方の面に横並びに配置された4つの端子接触面906を有し、他方の面(作図上の理由から図面に現れていない)には、記録媒体つまり不揮発メモリであるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)が搭載されている。このROM(記録媒体)には、カートリッジ固有のロット番号、メーカ識別番号、カートリッジバージョン、製造者識別番号、インクまたは溶剤の種別、シリアル番号、(インク又はカートリッジ)製造年月日などの情報の他に、ボトル800の容量、ボトル800の中に入っているインクまたは溶剤の残量が記録されている。
図26〜図29は、プリンタ本体200から、ボトル800を受け入れるためのカートリッジ受け入れ部を構成するインク側リザーバ600、溶剤側リザーバ700を抽出した図である。図26は溶剤側リザーバ700に溶剤カートリッジ500を挿入する途中状態を示し、図27は図26のX27−X27線に沿って断面した図である。図28は溶剤側リザーバ700に溶剤カートリッジ500を挿入し終わった状態を示し、図29は図28のX29−X29線に沿って断面した図である。
溶剤側リザーバ700を示す図32を参照して、この図32の参照符号702は邪魔リブを示す。この邪魔リブ702はインク側リザーバ600には存在していない(図34参照)。溶剤側リザーバ700(図32)とインク側リザーバ600(図34)との相違点は邪魔リブ702の有り無しであり、その他の部分は共通である。
インク側リザーバ600は、ボトル800の口部812を密に受け入れる凹所610を有し、この凹所610の底の中央に中空針612が起立している(図36)。この凹所610にボトル口部812が密に嵌入することにより、ボトル800はリザーバ600の凹所610によって保持された状態になる。
また、凹所610内の液体は凹所610に通じる溝614(図32、図34、図35)によって凹所610から外部に廃液される。これにより、凹所610に液体(特にインク)が貯まって凹所610が汚染されても、凹所610の清掃を容易に行うことができる。
前述した誤挿入防止機能は、図20、図21、図32、図33を参照して説明したインク用ROMユニット930の邪魔ブロック930a及び溶剤側リザーバ700の邪魔リブ702の組み合わせに限定されない。例えば、図32、図34、図35を参照して説明した位置決めピン604の高さ寸法と、これを受け入れる位置決め穴912の深さ寸法との組み合わせで、上記の誤挿入防止機能を構成するようにしてもよい。具体的には、インク側のROMユニット930の位置決め穴912の深さ寸法を溶剤側のROMユニット900よりも相対的に小さくし、また、インク側のリザーバ600の位置決めピン604の高さ寸法を溶剤側のリザーバ700よりも相対的に小さくするように設計すればよい。勿論、ピン604の直径の大小と位置決め穴912の直径の大小との組み合わせで誤挿入防止機構を構築するようにしてもよい。
200 プリンタ本体
202 メインタンク
204 第1ポンプ(インク供給ポンプ)
216 補充・循環ポンプ
400 インクカートリッジ
500 溶剤カートリッジ
600 インク側リザーバ
602 端子
604 位置決めピン
610 口部を受け入れる凹所
612 中空針
700 溶剤側リザーバ
702 邪魔リブ
710 誤挿入防止用の突起
800 ボトル
802 ボトル本体
810 首部
812 口部
814 首部の係止溝(アームの爪が係合)
900 記録媒体ユニット(ROMユニット)(溶剤カートリッジ用)
906 端子接触面
908 第1のアーム
908a 第1のアームの爪
910 第2のアーム
910a 第2のアームの爪
912 位置決め穴
930 インクカートリッジ用のROMユニット
930a 邪魔ブロック
インクジェット記録装置のためのインク又は溶剤が収容されるインク又は溶剤カートリッジであって、
インク又は溶剤が収容される内部空間を有し、互いに対向する一対の幅広側面と、互いに対向する一対の幅狭側面と、一端の第1の面とを有する略直方体形状の本体部であって、少なくとも一部が可撓性を有する本体部と、
前記本体部の内部空間と連通する流体通路が内部に設けられ、前記本体部の前記第1の面から第1の軸に沿って突出する突出部と、
前記一対の幅狭側面のうちの一つの幅狭側面に沿って位置して前記突出部と係合し、前記カートリッジが前記インクジェット記録装置に着脱される際に前記インクジェット記録装置によって前記第1の軸に沿って案内されるアタッチメントと、
前記カートリッジに関する情報が記録される記録媒体と、
前記突出部に配置され、前記記録媒体に記録される前記カートリッジに関する情報を授受するための複数の端子接触面とを備え、
前記複数の端子接触面が、前記第1の軸に沿って平行に配置され、前記第1の軸とは直交する方向に配列される向きに、前記複数の端子接触面が前記突出部に配置される、ことを特徴とするインクジェット記録装置用のインク又は溶剤カートリッジを提供することにより達成される。
Claims (8)
- インクジェット記録装置のためのインク又は溶剤が収容されるインク又は溶剤カートリッジであって、
インク又は溶剤が内部空間を有し、互いに対向する一対の幅広側面と、互いに対向する一対の幅狭側面と、一端の第1の面とを有する略直方体形状の本体部であって、少なくとも一部が可撓性を有する本体部と、
前記本体部の内部空間と連通する流体通路が内部に設けられ、前記本体部の前記第1の面から第1の軸に沿って突出する突出部と、
前記一対の幅狭側面のうちの一つの幅狭側面に沿って位置して前記突出部と係合し、前記第1の軸に沿って案内されるアタッチメントと、
前記カートリッジに関する情報が記録される記録媒体と、
前記突出部に配置され、前記記録媒体に記録される前記カートリッジに関する情報を授受するための複数の端子接触面とを備え、
前記複数の端子接触面が、前記第1の軸に沿って平行に配置され、前記第1の軸とは直交する方向に配列される向きに、前記複数の端子接触面を前記突出部に配置される、ことを特徴とするインクジェット記録装置用のインク又は溶剤カートリッジ。 - 前記複数の端子接触面が前記突出部に遊動可能に保持され、
前記複数の端子接触面を位置決めするために、前記第1の軸に沿って平行の軸を有する位置決め穴を更に有する、請求項1に記載のインクジェット記録装置用のインク又は溶剤カートリッジ。 - 前記突出部がゴム栓により封止され、
前記本体部が、前記内部空間からインク又は溶剤が吸い出されると、該吸い出しに応じて変形して減容化する、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置用のインク又は溶剤カートリッジ。 - 前記複数の端子接触面が配置される面を備えた基板を有し、
前記複数の端子接触面が、前記基板を介して前記突出部に保持される、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置用のインク又は溶剤カートリッジ。 - 前記突出部が比較的大径の首部を有し、
前記アタッチメントが前記首部に係止される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置用のインク又は溶剤カートリッジ。 - 前記本体部が、前記一対の幅広側面と、前記一対の幅狭側面と、前記第1の面と、該第1の面とは反対側の第2の面に加えて、前記一対の幅広側面及び前記一対の幅狭側面と前記第1の面との間の第1の本体側傾斜面と、前記一対の幅広側面及び前記一対の幅狭側面と前記第2の面との間の第2の本体側傾斜面とを有し、
前記アタッチメントが、前記第1、第2の本体側傾斜面に対応した第1、第2のアタッチメント側傾斜面を有する、請求項5に記載のインクジェット記録装置用のインク又は溶剤カートリッジ。 - 前記一対の幅狭側面が前記第1の軸と平行に延びている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置用のインク又は溶剤カートリッジ。
- 複数の端子接触面が前記一対の幅広側面に沿って配列されている、請求項7に記載のインクジェット記録装置用のインク又は溶剤カートリッジ。
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