JP2005306317A - パワーステアリング装置 - Google Patents

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淳 中川
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Abstract

【課題】局部的に過大な負荷がかからない状態で、動力のロス、エネルギーのロスを増大させることなく、大きな操舵補助力が得られるようにする。
【解決手段】本発明のパワーステアリング装置は、操舵軸2と、上記操舵軸に減速機構22を介して連結される第1操舵補助手段としての電動モータ4と、上記操舵軸の回転を軸方向の移動に変換するボールねじ機構5と、上記ボールねじ機構と連動するセクターギヤ6とを備え、電動モータ4とは別にセクターギヤ6を操舵補助する第2操舵補助手段を設け、第2操舵補助手段をボールねじ機構5を収容するシリンダ部71と、シリンダ部71内に圧油を供給してボールねじ機構5を軸方向に移動させる油圧供給回路9とにより構成。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の運転者による操舵力を軽減するパワーステアリング装置に係り、詳しくは、2つの動力源により操舵補助するようにしたパワーステアリング装置に関する。
従来より、ステアリング装置には、操舵入力により回転する操舵軸と、この操舵軸の回転を軸方向の移動に変換するボールねじ機構と、このボールねじ機構に連動して揺動するセクターギヤとを備え、操舵軸の回転によりボールねじ機構のボールナットが軸方向に移動し、このボールナットの軸方向移動によりセクターギヤが揺動して、ピットマンアーム等の部材を揺動させ、この部材の揺動をタイロッドやナックルアーム等の連結部材を介して操向用の車輪に伝達して車両の操舵を行う(例えば、特許文献1参照)。
パワーステアリング装置は、上記ステアリング装置に対して操舵軸からセクターギヤに至る操作入力の伝達経路を形成するいずれかの部材に、油圧もしくは電動モータによる操舵補助力を付与する構成としている。
このようなパワーステアリング装置のうち、油圧式のものでは、出力が大きいため、大型自動車にも適用できる。しかしながら、油圧シリンダや油圧配管等を用いる必要性があり、構成が複雑になるほか、動力源として用いる油圧を蓄積しておくことは実質的に不可能であるため、油圧ポンプは常時エンジンで駆動するようにしており、動力のロス、エネルギーのロスが大きい。
これに対して、電動式のものでは、構成部分を配線で接続すればよく、構成が簡単で、各種の制御も容易に行える利点があり、しかも、操舵補助が必要な時点で電動モータを駆動させればよいから、省エネルギーの面で有利であるが、大きな出力が得られない。
ところで、最近は、大型の車両の操舵を行いやすくするため、より大きな操舵補助力を発生するパワーステアリング装置が望まれている。この場合、電動モータや油圧のうちのいずれか単独の操舵補助手段により、大きな操舵補助力を得ようとすると、局部的に過大な負荷がかかる部分ができ、強度の面で問題が発生するおそれがある。また、油圧式の場合は、油圧を極めて高圧に設定する必要が生じ、これにより、装置が一段と大型化し、重量が増すほか、動力のロス、エネルギーのロスがさらに大きくなってしまう。電動式の場合は、電動モータに過大な駆動電流を供給する必要が生じ、実施が容易ではない。
特開平9−11921号公報
本発明により解決すべき課題は、局部的に過大な負荷をかけることなく、動力のロス、エネルギーのロスが少ない状態で、大きな操舵補助力が得られるようにすることである。
本発明によるパワーステアリング装置は、操舵軸と、上記操舵軸に減速機構を介して連結される第1操舵補助手段としての電動モータと、上記操舵軸の回転を軸方向の移動に変換するボールねじ機構と、上記ボールねじ機構と連動して揺動するセクターギヤとを備えるとともに、上記第1操舵補助手段とは別に上記セクターギヤを操舵補助する第2操舵補助手段を具備したことを特徴とするものである。
上記構成によれば、運転者が操舵部材を操作した場合、第1操舵補助手段である上記電動モータの回転動力が減速機構、操舵軸、ボールねじ機構を介してセクターギヤに伝達されて当該セクターギヤが操舵補助されるとともに、上記第2操舵補助手段により上記セクターギヤは操舵補助される。したがって、運転者の操舵力は、上記両操舵補助手段により操舵補助されることになり、大型の車両であっても、少ない操作力で軽快に操舵操作ができる。
この場合、従来のパワーステアリング装置におけるように、電動モータもしくは油圧のいずれか単独の操舵補助手段により、大きな操舵補助力を得ようとすると、局部的に過大な負荷がかかる部分ができ、強度の面で問題が発生するおそれがある。また、電動モータの場合、これに過大な駆動電流を供給する必要が生じ、油圧の場合は、これを極めて高圧に設定する必要が生じ、いずれも実施が容易ではない。これに対して、本発明では、上記第1、第2両操舵補助手段が分担して操舵補助力を受け持つので、局部的に過大な負荷がかかる部分がなく、強度面での問題を生じることなく、容易に実施しうる。
また、上記両操舵補助手段のうち、少なくとも一方は電動モータであり、この電動モータは、操舵補助が必要な時点で駆動させればよいから、動力のロスが少なくて済み、省エネルギーの面で有利である。
上記構成のパワーステアリング装置において、上記第2操舵補助手段を、上記ボールねじ機構を収容するシリンダ部と、上記シリンダ部内に圧油を供給して当該ボールねじ機構のボールナットを軸方向に移動させる油圧供給回路とにより構成することができる。かかる構成では、油圧供給回路から、シリンダ部内に圧油を供給してボールナットを軸方向に移動させるから、これによってセクターギヤを揺動回転させる操舵補助力を発生する。なお、油圧供給回路を構成する油圧ポンプは、動力ロス、エネルギーロスを少なくする上で、電動モータで駆動されるポンプであることが望ましい。
上記構成のパワーステアリング装置において、第2操舵補助手段を、上記セクターギヤと同軸に設けられた別のセクターギヤと、当該別のセクターギヤを揺動させる別の電動モータとにより構成することができる。かかる構成では、第2操舵補助手段における別の電動モータを駆動することで、上記別のセクターギヤを揺動させて操舵補助力を発生することができるから、操舵補助手段として、第1、第2操舵補助手段それぞれによる2つの電動モータを使用するものであるから、油圧を利用するものより、構成が簡略化し、また、複雑な制御も比較的容易に行える。
本発明によれば、局部的に過大な負荷をかけることなく、また、動力のロス、エネルギーのロスを増大させることなく、操舵補助力を大きくして、大型車両の操舵操作を軽快に行えるようにすることができる。
添付図面を参照して、本発明の最良の形態に係るパワーステアリング装置を説明すると、図1は、同パワーステアリング装置を、関連する車両構成と共に示す概略構成図で、主要部は軸方向に沿った断面で示している。
このパワーステアリング装置は、操舵部材としてのステアリングホイール(ハンドル)1に一端が連結された操舵軸2と、操舵軸2に加えられる操舵トルクを検出するトルクセンサとして動作する2個一組の回転センサ31,32と、第1の操舵補助手段としての電動モータ4と、操舵軸2の回転を軸方向の移動に変換するボールねじ機構5と、ボールねじ機構5のボールナット51と連動するセクターギヤ6と、このセクターギヤ6およびボールねじ機構5とを収容するシリンダハウジング7と、シリンダハウジング7の外部でセクターギヤ6の軸(ギヤ軸6a)に固着されたピットマンアーム8と、第2の操舵補助手段としての油圧供給回路9と、上記電動モータ4や上記油圧供給回路9の動作を制御する電子制御ユニット(ECU)10とを備えており、ピットマンアーム8は、タイロッドおよびナックルアーム等からなる連結部材11を介して操向用の車輪12に連結されている。
以下、図示のパワーステアリング装置の主要部の説明では、パワーステアリング装置の車両への実装状態に即して、ステアリングホイール1に近い側を上側もしくは上端、車輪12に近い側を下側もしくは下端という。
操舵軸2の下部は、ステアリングホイール1側から順に、中間軸13と、筒状の入力軸14と、トーションバー15と、筒状の出力軸16とから構成されており、軸方向上下に2分割されたセンサハウジング171,172の内部に回転可能に支持されている。
入力軸14は、その筒状内部に挿入したトーションバー15とともに、径方向に貫通するピン18により中間軸13の下端部に連結されている。トーションバー15は、その中間部に長尺で細径のねじり領域を有するもので、大径の上端部が前記したように中間軸13および入力軸14に連結されるとともに、同じく大径の下端部が出力軸16の筒状内部に挿入されて、径方向に貫通するピン19により出力軸16に連結されている。このトーションバー15の外周で、入力軸14はトーションバー15の下端側へ、また出力軸16はトーションバー15の上端側へそれぞれ延出し、それらの延出部は、トーションバー15の中間部の外周で互いに軸方向に対向している。
トルクセンサを構成する一方の回転センサ31は、上側のセンサハウジング171の内部に設けられ、入力軸14の外周に取付けられたパルサリング20に対向している。他方の回転センサ32は、下側のセンサハウジング172の内部に設けられ、出力軸16の外周に取付けられたパルサリング21に対向している。これら2つの回転センサ31,32のセンサ信号は、ECU10に入力する。ECU10は、各回転センサ31,32が検出する入力軸14と出力軸16の回転位相差から、操舵軸2に加わる操舵トルクを検出する。
第1操舵補助手段としての電動モータ4は、上側のセンサハウジング171に、回転軸4aを下向きにして装着されている。この電動モータ4の回転軸4aには、小径の駆動ギヤ221が同軸一体に設けられ、この駆動ギヤ221に噛合する大径の従動ギヤ222は、出力軸16に同軸に取付けられており、電動モータ4の回転軸4aの回転は、駆動ギヤ221と従動ギヤ222とからなる減速機構22により減速されて出力軸16に伝達されるようになっている。駆動ギヤ221と従動ギヤ222とからなる減速機構22は、上側のセンサハウジング171と下側のセンサハウジング172との間に収められている。
ボールねじ機構5は、ボールねじ軸52と、多数のボール53と、これらのボール53を介してボールねじ軸52に噛み合うボールナット51とからなる。
ボールねじ軸52は、出力軸16に圧入やセレーション嵌合等の結合手段により同軸に結合されて、シリンダハウジング7の上端開放部を閉塞する蓋部材23に回転可能に支持されている。ボール53は、ボールねじ軸52外周のねじ溝52aとボールナット51内周のねじ溝51aとの間に介装され、例えば、ボールナット51の肉厚内に形成した還流通路(図示省略)を通じて循環するようになっている。ボールナット51は、外周の一部に、セクターギヤ6と噛合するラック54が形成されており、このラック54の形成部位以外の外周面は、断面が非円形の筒状外周面に形成されてピストン状とされている。ボールナット51の下端開放部は、キャップ24で閉塞されている。
シリンダハウジング7は、ボールねじ軸52の軸方向に沿った、断面が非円形の筒状のシリンダ部71と、セクターギヤ6を収容するギヤ収容部72とを、互いに連通する形に形成したものである。上記のボールナット51は、シリンダ部71の内部にピストンとして密に嵌合し、シリンダ部71の軸方向両側に油圧室25,26が存する状態で軸方向に摺動しうる。
油圧供給回路9は、電動油圧ポンプ91と切換え弁92と油タンク93等を含み、切換え弁92から配管94,95を通じて、シリンダハウジング7内の油圧室25,26に圧油を供給するようになっている。切換え弁92には、これを切換え駆動するソレノイド96が設けられている。上記シリンダ部71と油圧供給回路9は、第2操舵補助手段を構成する。
ECU10は、回転センサ31,32等のセンサの出力信号に基づいて、電動モータ4と、電動油圧ポンプ91の電動モータ91aと、切換え弁92用のソレノイド96の駆動を制御する。ECU10に出力信号を供給するセンサとしては、トルクセンサを構成する2つの回転センサ31,32のほかには、車速センサや、エンジン回転センサがある。ECU10は、特に図示しないが、マイクロコンピュータを中心に構成されており、センサ用インタフェースやモータ駆動回路、ソレノイド駆動回路等の周辺回路を含んでいる。
上記構成において、運転者がステアリングホイール1に加える操舵力は、操舵軸2の上部から、中間軸13、入力軸14、トーションバー15、出力軸16からボールねじ軸52に伝わり、ボールねじ機構5において、ボールねじ軸52の回転がボールナット51の軸方向の移動に変換され、ボールナット51の軸方向の移動に伴い、セクターギヤ6が揺動回転し、これとともにピットマンアーム8が揺動し、この動きが操舵力として操向用の車輪12に伝わる。
この場合、ステアリングホイール1に加えられる操舵トルクは、2つの回転センサ31,32のセンサ信号から、入力軸14と出力軸16の回転位相差として検出される。ECU10は、このように検出される操舵トルクの大きさに応じて、第1の電動モータ4、電動油圧ポンプ91のモータ91a、および切換え弁92用のソレノイド96が動作するよう、それぞれに所要の電流を供給する。
電動モータ4の回転軸4aが回転すると、その回転動力は、減速機構22で減速されて出力軸16に伝達され、運転者による操舵力を補うことになる。
また、電動油圧ポンプ91の駆動と、切換え弁92の切換え動作により、圧油がシリンダハウジング7内の2つの油圧室25,26のいずれかに供給されると、その圧油により、ボールナット51が軸方向の一方に摺動し、ラック54とセクターギヤ6との噛み合いにより、ギヤ軸6aを揺動回転させる。これによっても、運転者による操舵力が補われる。
このように、運転者の操舵力には、第1操舵補助手段を構成する電動モータ4による操舵補助力と、第2操舵補助手段を構成する油圧による操舵補助力とが付加されるから、運転者の操舵力は少なくて済み、大型車でも軽快に操舵操作ができる。
(他の実施形態)
図2および図3は、本発明の他の実施形態を示すもので、図2は、他の実施形態に係るパワーステアリング装置の主要部の軸方向に沿った断面図、図3は、図2の(3)−(3)線に沿った断面図である。
この実施形態において、操舵軸2の下部に、第1の操舵補助手段としての第1の電動モータ4を設けた部分(図2の上半部に図示する部分)は、図1の実施形態のものと同じであり、操舵軸2の下部は、中間軸13と、筒状の入力軸14と、トーションバー15と、筒状の出力軸16とから構成されている。トルクセンサを構成する一方の回転センサ31は、入力軸14の外周部と対向する位置に設けられ、他方の回転センサ32は、出力軸16の外周部と対向する位置に設けられている。第1の電動モータ4の回転軸4aの回転は、小径の駆動ギヤ221と大径の従動ギヤ222とからなる減速機構22により減速されて出力軸16に伝達されるようになっている。その他、図2の上半部に図示する部分については、図1と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図2の下半部において、ボールねじ機構5を構成するボールねじ軸52は、ギヤハウジング27に収容された状態で、出力軸16に同軸に結合されて、出力軸16側の部分は、ギヤハウジング27の上端開放部を閉塞する蓋部材28に、また下端部はギヤハウジング27の底部に、それぞれ回転可能に支持されている。ボールねじ機構5のボールナット51は、多数のボール53を介してボールねじ軸52に噛み合っており、外周の一部にラック54が形成されている。ボール53は、ボールナット51の外周に設けたチューブ55を通じて循環するようになっている。
ギヤハウジング27は、ボールねじ軸52の軸方向に沿った形状の筒状収容部271と、セクターギヤ6を収容するギヤ収容部272とを、互いに連通する形に形成したものである。筒状収容部271とギヤ収容部272との間で、ボールナット51のラック54と、セクターギヤ6とが噛み合っている。
セクターギヤ6を一体に有するギヤ軸6aは、図3に示すように、ギヤハウジング27のギヤ収容部272にブッシュ軸受29により回転可能に支持されるとともに、ギヤ収容部27の外側に長く延長されて、その延長部の中途部に、第2操舵補助手段を構成する別のセクターギヤ30が固着されている。なお、ギヤ軸6aの延長部先端には、図1に符号8で示したピットマンアームが取付けられる。ギヤ軸6aの内端部は、受止め部材33により受止められ、軸方向位置が規制されている。
一方、ギヤハウジング27のギヤ収容部272の外側には、2つ割りのモータハウジング341,342が設けられて、このモータハウジング341,342の一方側342に第2操舵補助手段としての別の電動モータ35が装着され、その回転軸35aはギヤ軸6aと平行とされている。電動モータ35の回転軸35aには、遊星歯車機構からなる減速機構36が連結されている。
この減速機構36は、太陽ギヤ361と、この太陽ギヤ361に噛み合う複数の遊星ギヤ362と、遊星ギヤ362を回転可能に支持するキャリア363と、遊星ギヤ362の外周側で遊星ギヤ362と噛み合う内歯リング364とからなる。太陽ギヤ361は、電動モータ35の回転軸35aと同軸に設けられ、内歯リング364は、モータハウジング342に固定され、キャリヤ363の軸は出力軸として、これにセクターギヤ30と噛み合う小径の駆動ギヤ37が設けられている。
セクターギヤ30と該セクターギヤ30を従動ギヤとしてこれに噛み合う駆動ギヤ37とは、2つ割りのモータハウジング341,342の間に収容されている。第2の電動モータ35と、その回転軸35a側の減速機構36とは、2つ割りのモータハウジング341,342の一方342に形成した筒状の装着部342aに装着されている。
第1操舵補助手段である電動モータ4と、第2操舵補助手段である電動モータ35とは、回転センサ31,32等のセンサ信号を取り込むECU10により、制御されるようになっている。
上記構成において、運転者がステアリングホイール1に加える操舵力は、操舵軸2の上部からボールねじ軸52に伝わり、ボールねじ軸52の回転がボールナット51の軸方向の移動に変換され、ボールナット51の軸方向の移動に伴い、セクターギヤ6が揺動回転し、この動きが、ピットマンアーム8等の部材を介し操舵力として車輪12に伝わる。
この場合、ステアリングホイール1に加えられる操舵トルクは、2つの回転センサ31,32のセンサ信号により検出される。ECU10は、このように検出された操舵トルクの大きさに応じて、第1の電動モータ4と、第2の電動モータ35とが動作するよう、それぞに所要の電流を供給する。
電動モータ4の回転軸4aの回転により、出力軸16が回転駆動され、これにより、運転者による操舵力が補われる。また、電動モータ35の回転軸35aが回転すると、その回転は、遊星歯車機構からなる減速機構36で減速された上で、駆動ギヤ37に伝わり、駆動ギヤ37からセクターギヤ30に伝わり、ギヤ軸6aを揺動回転させる。これによっても、運転者による操舵力が補われる。
このように、運転者の操舵力には、第1操舵補助手段である電動モータ4による操舵補助力と、第2操舵補助手段である電動モータ35による操舵補助力とが付加されるから、運転者の操舵力は大幅に軽減される。
本発明の最良の形態に係るパワーステアリング装置を、関連する車両構成と共に示す概略構成図で、主要部は軸方向に沿って断面して示している。 本発明の他の実施形態に係るパワーステアリング装置の主要部の軸方向に沿った断面図。 図2の(3)−(3)線に沿った断面図。
符号の説明
1 ステアリングホイール(操舵部材)
2 操舵軸
31,32 回転センサ(トルクセンサ)
4 電動モータ(第1操舵補助手段)
5 ボールねじ機構
51 ボールナット
52 ボールねじ軸
54 ラック
6 セクターギヤ
6a ギヤ軸
7 シリンダハウジング
71 シリンダ部(第2操舵補助手段)
9 油圧供給回路(第2操舵補助手段)
22 減速機構
30 セクターギヤ(第2操舵補助手段)
35 電動モータ(第2操舵補助手段)
36 減速機構

Claims (3)

  1. 操舵軸と、上記操舵軸に減速機構を介して連結される第1操舵補助手段としての電動モータと、上記操舵軸の回転を軸方向の移動に変換するボールねじ機構と、上記ボールねじ機構と連動して揺動するセクターギヤとを備えるとともに、上記第1操舵補助手段とは別に上記セクターギヤを操舵補助する第2操舵補助手段を具備した、ことを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 上記第2操舵補助手段は、上記ボールねじ機構を収容するシリンダ部と、上記シリンダ部内に圧油を供給して当該ボールねじ機構のボールナットを軸方向に移動させる油圧供給回路とを含むものである、ことを特徴とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
  3. 上記第2操舵補助手段は、上記セクターギヤと同軸に設けられた別のセクターギヤと、当該別のセクターギヤを揺動させる別の電動モータとを含むものである、ことを特徴とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
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