JP2005294514A - 信号変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の開閉が容易で、かつ簡易な施錠手段を有する信号変換装置を提供する。
【解決手段】光ファイバーケーブルで伝送される光信号と電気信号との変換を行う信号変換装置1であって、側壁部に形成されたヒンジ8で開閉可能に連結されてなる第1筐体5および第2筐体6と、前記第1筐体5の容器内側に形成された第1係止爪15と、前記第2筐体6の容器内側に形成され、前記第1係止爪15と係合して第1筐体5および第2筐体6の閉止状態を保持する第2係止爪24と、前記第1筐体5の側壁部に前記軸部が回転可能に嵌め込まれてなるロックキー7を有し、前記ロックキー7は、所定の解除位置に合致した状態で筐体内側方向に摺動可能であり、前記解除位置で前記軸部が押圧されると、該軸部が前記第1係止爪15を押圧し、前記第1係止爪15および前記第2係止爪24の係合を解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバーケーブルを通じて伝送される光信号と、電気信号との変換を行う信号変換装置に関する。
従来から、光信号と電気信号との信号変換を行う信号変換装置の筐体として、特許文献1および特許文献2などが公知である。近年の一般ユーザへのFTTHサービスの普及に伴って、これらの信号変換装置は家庭などに設置される場合が増加している。
特開2002−258062号公報 特開2004−63909号公報
これらの信号変換装置は、設置業者の作業性を考慮すれば筐体の開閉が容易に行えることが望ましいが、設置後にユーザーが興味本位で信号変換装置を分解して故障するおそれも増加するのでその対策が望まれている。
また、筐体をヒンジで連結したいわゆるブックタイプ筐体の信号変換装置では、筐体閉止時に光ファイバーケーブルが挟み込まれて破損するおそれがあった。
本発明は上記従来技術の課題を解決するためにされたものであり、その目的は筐体の開閉が容易で、かつ簡易な施錠手段を有する信号変換装置を提供することである。
また本発明の他の目的は、筐体閉止時に光ファイバーケーブルの挟み込みを防止した信号変換装置を提供することである。
(請求項1の発明)
請求項1の発明は、光ファイバーケーブルと、前記光ファイバーケーブルで伝送される光信号と電気信号との変換を行う信号変換装置本体とを収納する信号変換装置であって、基底面の外縁が側壁部で囲繞された半割容器状にそれぞれ形成され、前記側壁部に形成されたヒンジで開閉可能に連結されてなる第1筐体および第2筐体と、前記第1筐体の容器内側に形成された第1係止爪と、前記第2筐体の容器内側に形成され、前記第1係止爪と係合して第1筐体および第2筐体の閉止状態を保持する第2係止爪と、軸部の基端側にフランジ部が形成され、前記第1筐体の側壁部に前記軸部が回転可能に嵌め込まれてなるロックキーと、を有し、前記ロックキーは、前記フランジ部の回転位置が所定の解除位置に合致した状態で筐体内側方向に摺動可能であり、前記解除位置で前記軸部が押圧されると、該軸部が前記第1係止爪を押圧し、前記第1係止爪および前記第2係止爪の係合を解除することを特徴とする。
請求項1の発明では、筐体を開放する場合にはロックキーを解除位置に合致させて押圧することで、第1係合爪と第2係合爪との係合が解除できる。
(請求項2の発明)
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記フランジ部の軸部形成面には、前記軸部の延長方向に沿った案内溝が形成され、前記第1筐体の側壁部には、前記解除位置で前記案内溝と係合する案内突起が形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明では、ロックキーは解除位置以外ではフランジ部と案内突起とが干渉して筐体内側方向への移動が規制される。一方、解除位置の案内突起とフランジ部の案内溝とが合致した状態では、ロックキーは筐体内側方向に摺動可能となる。
(請求項3の発明)
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記第1係止爪は、前記第2係止爪と係合する爪部と、前記爪部の他端側に接続され、筐体内側方向に摺動した前記軸部に押圧されて前記第2係止爪および前記爪部の係合を解除する解除片と、前記爪部の一端側に接続され、前記解除片を押圧した前記軸部を筐体外側方向に付勢する弾性変形部と、を有することを特徴とする。
請求項3の発明では、ロックキーの軸部が解除片を押圧することで第1係止爪の爪部と第2係止爪との係合が解除される。一方、ロックキーの軸部は弾性変形部に付勢されて筐体外側方向に復動する。
(請求項4の発明)
請求項4の発明は、請求項1から請求項3の発明において、前記軸部は軸直角方向に突出する突起を有し、前記第2筐体は、前記解除位置合致時の前記突起の位置に対応して立設され、筐体閉止時に前記突起と当接して前記ロックキーを前記解除位置から回動させるロック用リブを容器内側に有し、前記ロック用リブには、筐体閉止時における前記突起の筐体内側方向の移動を許容する切り欠きが形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明では、筐体閉止時にロック用リブが突起に当接してロックキーを解除位置から回動させるので、ロックキーのかけ忘れ防止(解除位置からの移動)が自動的に行われる。
(請求項5の発明)
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記切り欠きは筐体開放時に前記解除位置に合致した前記突起と当接し、前記ロックキーを前記解除位置から回動させることを特徴とする。
請求項5の発明では、筐体開放時にロック用リブの切り欠きが突起を引っ掛けてロックキーを解除位置から回動させるので、ロックキーのかけ忘れ防止(解除位置からの移動)が自動的に行われる。
(請求項6の発明)
請求項6の発明は、請求項4または請求項5の発明において、前記切り欠きは、リブ基端側から前記解除位置までの正転方向に前記突起が回動可能な形状に設定され、筐体閉止時に前記ロックキーを逆転方向に回動させた場合には前記突起と前記ロック用リブとが干渉することを特徴とする。
請求項6の発明では、正転方向でロックキーを回動させた場合に突起が解除位置に移動できるようになっている。一方、逆転方向でロックキーを回動させた場合には、突起がロック用リブの先端と干渉する。
(請求項7の発明)
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記第2筐体は、前記軸部を隔てて前記ロック用リブと対向する位置に立設され、筐体閉止時に前記突起と当接して前記ロックキーの前記正転方向の回動に抵抗する可撓リブをさらに有することを特徴とする。
請求項7の発明では、可撓リブがロックキーの正転方向の回動に抵抗するので、ロックキーが微振動などによって正転方向に回動して解除位置に合致することはない。
(請求項8の発明)
請求項8の発明は、請求項1から請求項7の発明において、前記第1筐体の側壁部には前記ヒンジの形成位置に対向して係合穴が開口され、前記第2筐体の側壁部には前記係合穴と係合する補助係止爪が形成されてなることを特徴とする。
請求項8の発明では、係合穴と補助係止爪との係合によっても、第1筐体および第2筐体の閉止状態が保持される。
(請求項9の発明)
請求項9の発明は、基底面の外縁が側壁部で囲繞された半割容器状にそれぞれ形成され、前記側壁部に形成されたヒンジで開閉可能に連結されてなる第1筐体および第2筐体と、前記第2筐体に収納され、光信号と電気信号との変換を行う信号変換装置本体と、前記信号変換装置本体に一端が接続された光ファイバーケーブルと、前記第1筐体の基底面に形成され、前記光ファイバーケーブルを巻回可能なケーブル余長処理部と、前記第2筐体の基底面に形成され、筐体開放時において前記光ファイバーケーブルの他端側を前記ケーブル余長処理部に略S字状の経路で案内するケーブルガイドと、前記第1筐体または前記第2筐体のいずれか一方のヒンジ側側壁部に形成され、筐体閉止時に前記光ファイバーケーブルの挟み込みを防止する折り返し部と、を有することを特徴とする。
請求項9の発明では、光ファイバーケーブルは、第2筐体の信号変換装置本体からケーブルガイドに沿って第1筐体のケーブル余長処理部まで案内され、光信号が通過可能な所定曲率で略S字状に配索される。筐体閉止時にはヒンジ側側壁部に形成された折り返し部によって光ファイバーケーブルが筐体内に押し込まれる。
(請求項10の発明)
請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記ケーブル余長処理部には外周方向に突出する引掛爪が複数形成され、前記第1筐体の基底面は、前記ケーブル余長処理部の外周に立設され、内周方向に突出する引掛爪を備えた案内壁をさらに有することを特徴とする。
請求項10の発明では、巻回された光ファイバーケーブルはケーブル余長処理部の引掛爪に掛け止め保持される。仮に光ファイバーケーブルが撓んだ場合でも引掛爪を備えた案内壁で光ファイバーケーブルが掛け止め保持される。
(請求項11の発明)
請求項11の発明は、請求項9または請求項10の発明において、前記ケーブル余長処理部は前記第1筐体の基底面から着脱可能であることを特徴とする。
請求項11の発明では、配索時にケーブル余長処理部を第1筐体から取り外して光ファイバーケーブルを巻回することができる。
(請求項12の発明)
請求項12の発明は、請求項9から請求項11の発明において、前記第1筐体または前記第2筐体のヒンジ側側壁部には縦置き用脚部が形成され、前記光ファイバーケーブルの他端側は、前記第1筐体の前記ケーブル余長処理部からヒンジ側側壁部に沿って筐体外部に延長してなることを特徴とする。
請求項12の発明では、光ファイバーケーブルが縦置き時に下側から引き出されているので、信号変換装置を起こす際のケーブルの捻れが最小限に抑制されて信号変換装置が転倒し難くなる。
(請求項13の発明)
請求項13の発明は、請求項9から請求項12の発明において、前記第2筐体は、前記側壁部に形成される電源コード用スリットと、前記電源コード用スリットから挿入された電源コードを折曲保持して、前記電源コードの引き抜き方向の外力に抵抗する電源コード保持リブとをさらに有することを特徴とする。
請求項13の発明では、電源コード保持リブに挟み込まれた電源コードは折曲保持されて引き抜き方向の外力に抵抗し、電源コードが信号変換装置本体から脱落し難くなっている。
(請求項14の発明)
請求項14の発明は、請求項9から請求項13の発明において、前記第1筐体または前記第2筐体の基底面には、三角形状に配置された3つの壁掛け穴が開口されてなることを特徴とする。
請求項14の発明では壁掛け穴にネジを挿通することで、壁等に信号変換装置を壁掛け配置できる。
(請求項15の発明)
請求項15の発明は、請求項9から請求項14の発明において、前記第1筐体の容器内側に形成された第1係止爪と、前記第2筐体の容器内側に形成され、前記第1係止爪と係合して第1筐体および第2筐体の閉止状態を保持する第2係止爪と、軸部の基端側にフランジ部が形成され、前記第1筐体の側壁部に前記軸部が回転可能に嵌め込まれてなるロックキーと、を有し、前記ロックキーは、前記フランジ部の回転位置が所定の解除位置に合致した状態で筐体内側方向に摺動可能であり、前記解除位置で前記軸部が押圧されると、該軸部が前記第1係止爪を押圧し、前記第1係止爪および前記第2係止爪の係合を解除することを特徴とする。
請求項15の発明では、請求項9から請求項14の効果に加えて、請求項1の効果を得ることができる。
(請求項16の発明)
請求項16の発明は、請求項15の発明において、前記フランジ部の軸部形成面には、前記軸部の延長方向に沿った案内溝が形成され、前記第1筐体の側壁部には、前記解除位置で前記案内溝と係合する案内突起が形成されていることを特徴とする。
請求項16の発明では、請求項15の効果に加えて、請求項2の効果を得ることができる。
(請求項17の発明)
請求項17の発明は、請求項15または請求項16の発明において、前記第1係止爪は、前記第2係止爪と係合する爪部と、前記爪部の他端側に接続され、筐体内側方向に摺動した前記軸部に押圧されて前記第2係止爪および前記爪部の係合を解除する解除片と、前記爪部の一端側に接続され、前記解除片を押圧した前記軸部を筐体外側方向に付勢する弾性変形部と、を有することを特徴とする。
請求項17の発明では、請求項15または請求項16の効果に加えて、請求項3の効果を得ることができる。
(請求項18の発明)
請求項18の発明は、請求項15から請求項17の発明において、前記軸部は軸直角方向に突出する突起を有し、前記第2筐体は、前記解除位置合致時の前記突起の位置に対応して立設され、筐体閉止時に前記突起と当接して前記ロックキーを前記解除位置から回動させるロック用リブを容器内側に有し、前記ロック用リブには、筐体閉止時における前記突起の筐体内側方向の移動を許容する切り欠きが形成されていることを特徴とする。
請求項18の発明では、請求項15から請求項17の効果に加えて、請求項4の効果を得ることができる。
(請求項19の発明)
請求項19の発明は、請求項18の発明において、前記切り欠きは筐体開放時に前記解除位置に合致した前記突起と当接し、前記ロックキーを前記解除位置から回動させることを特徴とする。
請求項19の発明では、請求項18の効果に加えて、請求項5の効果を得ることができる。
(請求項20の発明)
請求項20の発明は、請求項18または請求項19の発明において、前記切り欠きは、リブ基端側から前記解除位置までの正転方向に前記突起が回動可能な形状に設定され、筐体閉止時に前記ロックキーを逆転方向に回動させた場合には前記突起と前記ロック用リブとが干渉することを特徴とする。
請求項20の発明では、請求項18または請求項19の効果に加えて、請求項6の効果を得ることができる。
(請求項21の発明)
請求項21の発明は、請求項20の発明において、前記第2筐体は、前記軸部を隔てて前記ロック用リブと対向する位置に立設され、筐体閉止時に前記突起と当接して前記ロックキーの前記正転方向の回動に抵抗する可撓リブをさらに有することを特徴とする。
請求項21の発明では、請求項20の効果に加えて、請求項7の効果を得ることができる。
(請求項22の発明)
請求項22の発明は、請求項15から請求項21の発明において、前記第1筐体の側壁部には前記ヒンジの形成位置に対向して係合穴が開口され、前記第2筐体の側壁部には前記係合穴と係合する補助係止爪が形成されてなることを特徴とする。
請求項22の発明では、請求項15から請求項21の効果に加えて、請求項8の効果を得ることができる。
本発明では、筐体がロックキーによる施錠手段を備えているので、設置後にユーザーによって筐体が容易に開放されることはない。
また本発明では、第1筐体および第2筐体に跨って配索された光ファイバーケーブルは、筐体閉止時に折り返し部によって筐体内に押し込まれるので、光ファイバーケーブルの破損のおそれが抑制される。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する(請求項1〜22の信号変換装置に対応する)。
(信号変換装置の構成)
本実施形態の信号変換装置1は、光信号と電気信号との変換を行う信号変換装置本体2と、信号変換装置本体2に一端が接続された光ファイバーケーブル3と、信号変換装置本体2の裏面に取り付けられる保護カバー4と、これらを収容する第1筐体5および第2筐体6と、第1筐体5に嵌め込まれるロックキー7とから構成されている。
第1筐体5および第2筐体6は、長方形をなす基底面5a,6aと、下端側が基底面5a,6aの外縁から垂直に立ち上がった側壁部5b,6bとをそれぞれ有している。各筐体5,6の側壁部5b,6bは基底面5a,6aの外縁を囲繞するように形成され、各筐体5,6の全体形状はそれぞれ半割容器状をなしている。また、第1筐体5および第2筐体6は基底面5a,6aが略同一形状に形成され、かつ基底面長辺側の側壁部5b,6bがヒンジ8で開閉可能に連結されている。
そして、ヒンジ8を閉じた状態では第1筐体5および第2筐体6の側壁部5b,6bの上端面が合致し、筐体5,6が閉止して薄箱形の容器を構成することとなる。なお、第1筐体5のヒンジ取付側の側壁部の上端は容器外側に向けて折り返されており(5c)、筐体閉止時に光ファイバーケーブル3が筐体に挟み込まれないようになっている。
図3に示すように、第1筐体5および第2筐体6の容器外側には、縦置き用脚部としての脚部用リブ9およびU字状リブ10が形成されている。脚部用リブ9は、第1筐体5のヒンジ取付側の側壁部5bに形成され、側壁部5bの上端側から下端側に延長するように形成されている。U字状リブ10は第2筐体6のヒンジ取付側の側壁部6bに形成され、側壁部の下端側に凸となるU字状に形成されている。U字状リブ10の位置は脚部用リブ9の位置に対応しており、ヒンジ8を開いた状態では脚部用リブ9がU字状リブ10の中央に嵌り込むように設定されている。また、ヒンジ8を閉じた状態では脚部用リブ9およびU字状リブ10が縦置き用脚部として機能するようになっている。
第1筐体5でヒンジ取付側から離間した1の隅部の近傍には、基底面短辺側の側壁部5bにロックキー7の取付基部11が形成されている。取付基部11は側壁部5bに対して軸線が垂直をなす円筒形状に形成されている。取付基部11の奥行側(容器内側)には側壁部と略水平な内壁11aが形成され、内壁11aの中央には円形の開口が設けられている。取付基部11の内周面には、ロックキー7の解除位置を規定する案内突起12が形成されている(図7参照)。
ここで、図7、図8を参照しつつロックキー7の構成を説明する。ロックキー7は、太径部の先端側に細径部を有する円柱状の軸部7aと、軸部7aの太径部基端側に形成された円盤状のフランジ部7bと、フランジ部7bの軸部形成面から突出する2つの抜け止め爪7cとから構成されている。軸部7aはフランジ部7bの中心から垂直に立設しており、基端部側に軸直角方向に突出する鍵状突起13を備えている。鍵状突起13は軸中心を隔てて直線状となるように軸部7aの両側に形成されている。一方の鍵状突起13は他方の鍵状突起13よりもその先端側が突出するように形成されている。
また、フランジ部7bの軸部形成面には、第1筐体5の案内突起12に係合する案内溝14が外縁部に1箇所形成されている。なお、フランジ部7bの軸部形成面の背面側には溝7dが形成され、コイン等を溝7dに押し当ててロックキー7を回動させ易くできるようになっている。
ロックキー7は第1筐体5の取付基部11に容器外側から嵌め込まれており、軸部7aおよび鍵状突起13が内壁11aの開口を通って容器内側に位置している。そして、抜け止め爪7cが取付基部11の内壁11aと噛み合ってロックキー7が回動可能に抜け止めされている。また、ロックキー7は解除位置以外ではフランジ部7bと案内突起12とが干渉して筐体内側方向への移動が規制される。一方、案内突起12とフランジ部7bの案内溝14とが解除位置で合致した状態では、ロックキー7は筐体内側方向に摺動可能となっている。
図7に示すように、第1筐体5の容器内側には、ロックキー7の軸部7aの軸線上に第1係止爪15が配置されている。第1係止爪15は、基底面5aから垂直に立ち上がった基部15aと、基部15aの先端が取付基部側にU字状に折り返されて形成される弾性変形部15bと、弾性変形部15bの端部に形成され、基底面長辺方向に外向きの爪部15cと、爪部15cの下側に形成される解除片15dとから構成されている。解除片15dの下端側には軸部7aの細径部に対応する切り欠きが形成され、解除片15dの切り欠きに軸部7aの細径部および太径部の段付部分が当接するようになっている(図9参照)。
また、第1筐体5の基底面短辺側の側壁部5bには、取付基部11の位置と略対角線上に光ファイバーケーブル3を内部に引き込むためのケーブル用スリット16が形成されている。さらに、ヒンジ取付側と対向する基底面長辺側の側壁部5bには係合穴17が形成されている。そして、係合穴17の付近の側壁部5bの上端には、筐体閉止時に第2筐体6の側壁部6bを案内するガイド片18が形成されている。
さらに図4、図5に示すように、第1筐体5の容器内側には略円筒形状のケーブル余長処理部19が基底面5aに着脱可能に取り付けられている。ケーブル余長処理部19は、第1筐体5の基底面5aに設けられたフック20と位置決めリブ21によって第1筐体5に固定される。また、ケーブル余長処理部19の上端側には、外周方向に突出する引掛爪19aが複数形成されている。ケーブル余長処理部19の外周側には、内周方向に突出する引掛爪22aを備えた案内壁22が略楕円形をなすように立設されている。なお、第1筐体5には、3つの壁掛け穴23が二等辺三角形状の位置関係で基底面5aに開口されている。
一方、図13に示すように、第2筐体6の容器内部には、筐体閉止時に第1係止爪15に対応する位置に第2係止爪24が形成されている。第2係止爪24は第2筐体6の基底面6aから垂直に立ち上がっており、その先端に基底面長辺方向に内向きに突出する爪部24aが形成されている。
第2係止爪24の背面側(爪部24aの向きと反対側)には、それぞれ基底面6aから垂直に立ち上がったロック用リブ25、可撓リブ26および押し上げ片26aが形成されている。ロック用リブ25および可撓リブ26は、筐体閉止時においてロックキー7の軸部7aの位置を隔てて対向するように配置されている。そして、ロックキー7の非押圧時には、回動する鍵状突起13がロック用リブ25および可撓リブ26と当接するように設定されている(図14参照)。
押し上げ片26aは筐体閉止時にロックキー7および取付基部11に対応する位置に配置されている。押し上げ片26aの先端は階段状に一部切り欠かれており、この切り欠きが取付基部11と合致するように設定されている。また、押し上げ片26aの突出部は、筐体閉止時に内壁11aの開口まで突出するように設定され、突出部先端の切り欠き側が面取されている。そのため、ロックキー7の押圧時には、ロックキー7の抜け止め爪7cが押し上げ片26aの面取部分と当接することとなる(図10参照)。
ここで、ロック用リブ25の先端付近には軸部側に切り欠き25aが形成されている。この切り欠き25aは筐体閉止時における鍵状突起13の解除位置に対応しており、ロックキー7が解除位置に合致した状態では、鍵状突起13がロック用リブ25と干渉することなく筐体内側方向に移動できるようになっている。この切り欠き25aは下方のリブ基端側に向けて大きく切り欠かれており、リブ基端側から解除位置への正転方向にロックキー7を回動させた場合のみ、鍵状突起13が解除位置まで移動できるようになっている。一方、リブ先端側から解除位置への逆転方向にロックキー7を回動させた場合には、鍵状突起13がロック用リブ25の先端と干渉することとなる(図17参照)。
可撓リブ26の先端は弾性変形により軸部直角方向に移動可能となっており、筐体閉止時においてリブ先端がロックキー7の鍵状突起13と当接し、ロックキー7の正転方向の回動に抵抗するようになっている(図18参照)。
図1に示すように、第2筐体6の基底面6aには、信号変換装置本体2の取付位置を規制するガイドリブ27と、信号変換装置本体2および保護カバー4を固定するためのフック28が立設されており、信号変換装置本体2を第2筐体6に固定できるようになっている。なお、信号変換装置本体2は光ケーブル用コネクタ2aが基底面6aの内側に向かうように固定されている。
また、図1に示すように、第2筐体6の基底面6aには、信号変換装置本体2のLED(図示を省略する)の位置に対応して複数の開口が設けられている。該開口にはそれぞれライトパイプ29が取り付けられており、信号変換装置本体2の状態に応じて点灯するLEDの光がライトパイプ29を介して筐体の外部に導かれるようになっている。
さらに、第2筐体6の基底面6aには、ケーブルガイドに相当する内周壁30および外周壁31が立設されている(図4参照)。内周壁30および外周壁31は基底面6aの外縁側に凸となる相似形の円弧状に配置され、内周壁30および外周壁31の間隔が光ファイバーケーブル3の直径より若干大きくなるように設定されている。したがって、内周壁30および外周壁31の間に配置された光ファイバーケーブル3は、所定曲率の半円状に折り返した状態で第2筐体6に保持されることとなる。
また、図21で手前側に位置する第2筐体6の基底面短辺の側壁部6aには、信号変換装置本体2の電気信号用コネクタ2bに対応するスリットや電源コード用スリット32が形成されている。この電源コード用スリット32の近傍には、電源コード33を挟み込んで折曲保持するための電源コード保持リブ34が第2筐体6の基底面6aから立設している(図22参照)。さらに、第1筐体6のヒンジ取付側と対向する基底面長辺側の側壁部6bには、係合穴17に対応する位置に補助係止爪35が突設されている。
(信号変換装置の作用、効果)
本実施形態の信号変換装置1は上記のように構成され、以下、その作用、効果を信号変換装置1の組立工程および筐体開放工程に沿って説明する。
まず、第1筐体5および第2筐体6のヒンジ8を開いて筐体開放状態とし、第2筐体6に信号変換装置本体2および保護カバー4を取り付ける。そして、信号変換装置本体2に電源プラグ33aを挿入し、電源コード33を電源コード保持リブ34に挟み込んで電源コード用スリット32から外部に引き出す。図21に示すように、電源コード33は電源コード保持リブ34で引き抜き方向の外力に抵抗できるように折曲保持されているので、電源プラグ33aが信号変換装置本体2から容易に脱落することはない。
次に、第1筐体5および第2筐体6に光ファイバーケーブル3を配索して、光ファイバーケーブル3の一端を信号変換装置本体2に接続する。また、信号変換装置1を壁掛け配置する場合には第1筐体の壁掛け穴23にネジ36を挿通し、壁等に信号変換装置1を固定する(図23参照)。なお、壁掛け配置の際には2箇所の壁掛け穴23でネジ止めを行うようにしてもよい。
ここで、光ファイバーケーブル3は信号変換装置本体2からケーブルガイド30,31の一端側に導かれ、ケーブルガイド30,31に沿って所定曲率の半円状をなして折り返される。そして、光ファイバーケーブル3は第1筐体5および第2筐体6のヒンジ取付側の側壁部5b,6bを跨いで略S字状の経路でケーブル余長処理部19に案内される。そのため、光ファイバーケーブル3は光信号が通過可能な所定曲率で略S字状に配索され、光ファイバーケーブル3を筐体内にコンパクトにまとめることができる。光ファイバーケーブル3はケーブル余長処理部19に巻回されてその長さが調節され、光ファイバーケーブル3の他端はヒンジ取付側の側壁部5bに沿ってケーブル用スリット16から外部に引き出される。
また、光ファイバーケーブル3の配索時にはケーブル余長処理部19を第1筐体5から取り外して巻回することで、作業者が配索作業を容易に行うことができる。さらに、巻回された光ファイバーケーブル3はケーブル余長処理部19の引掛爪19aに掛け止め保持される。仮に光ファイバーケーブル3が撓んだ場合でも引掛爪22aを備えた案内壁22で光ファイバーケーブル3が掛け止め保持され、光ファイバーケーブル3が筐体内でばらけることはない。
そして、第1筐体5および第2筐体6のヒンジ8を閉じて筐体閉止状態とし、信号変換装置1の組立が完了する。ここで、筐体閉止時には、筐体5,6間に跨って配索された光ファイバーケーブル3が第1筐体5の側壁部5bの折り返し部分(5c)によって内側に押し込まれるので、光ファイバーケーブル3が筐体に挟み込まれることはない。
また、筐体閉止時には第1係止爪15の爪部15cと第2係止爪24の爪部24aとが係合して筐体閉止状態を保持する。ここで、作業者が筐体を閉止する際には、第2筐体6のロック用リブ25と鍵状突起13との当接によってロックキー7が解除位置から回動する(図15参照)。そのため、ロックのかけ忘れによって第1係止爪15および第2係止爪24の係合が直ちに解除されることはない。
なお、筐体閉止時には、第1筐体5の係合穴17に第2筐体6の補助係止爪35が係合するので、第1筐体5および第2筐体6がさらに強固に係合される。
さらに図19に示すように、本実施形態では、ケーブル用スリット16がヒンジ取付側寄りに位置し、光ファイバーケーブル3の他端側はヒンジ取付側の側壁部5bに沿って外部に引き出されている。そのため、ヒンジ取付側の側壁部5b、6bに形成された縦置き用脚部9,10を下側にして信号変換装置1を縦置きする場合にはケーブルの捻れによる転倒が起こり難くなっている。すなわち、本実施形態では、光ファイバーケーブル3が縦置き時に下側から引き出されているので、信号変換装置1を起こす際のケーブルの捻れが最小限に抑制される。なお、図20に示すように、光ファイバーケーブル3が縦置き時に上側から引き出されている場合には光ファイバーケーブル3に大きな捻れが生じ、ケーブルを被覆する外皮の反発力で信号変換装置1aが転倒し易くなる。
一方、ヒンジ8を開いて筐体5,6を開放する場合には、まず作業者は第1筐体の係合穴に工具等を挿入して、係合穴17と補助係止爪35との係合を解除する。そして、作業者はロックキー7を正転方向に回動させて、ロックキー7の案内溝14を解除位置の案内突起12に合致させる。
ここで、ロックキー7を逆転方向に回動させた場合には、鍵状突起13がロック用リブ25の先端と干渉するのでロックキー7を解除位置に合致させることはできない(図17参照)。また、第2筐体6の可撓リブ26はロックキー7の正転方向の回動に抵抗するので、正転方向に所定以上の外力がかからない場合にはロックキー7が回動することはない(図18参照)。したがって、微振動などによって第1係止爪15および第2係止爪24の係合が自然に解除されるおそれは著しく抑制される。
次に、作業者は解除位置のロックキー7を筐体内側に押し込む。これにより、ロックキー7の軸部7aが解除片15dを押圧して爪部15cが基部15aに接近し、第1係止爪15および第2係止爪24の係合が解除される。また、ロックキー7の抜け止め爪7cは押し上げ片26aの面取部分に案内されて押し上げ片26aの下側に潜り込み、第2筐体6を筐体開放方向に付勢する。これにより、第2筐体6が押し上げられて、第1筐体5および第2筐体6が再度閉止しないようになる(図10、図11参照)。
そして、解除片15dを押圧したロックキー7は弾性変形部15bの復元力によって筐体外側方向に付勢されて元の位置に戻る。このとき、爪部15cは第2係止爪24の爪部24aをさらに押し上げる(図12参照)。なお、筐体開放時に筐体外側に押し戻されたロックキー7が解除位置に合致していても、ロック用リブ25の切り欠き25aが鍵状突起13を引っ掛けて移動させることでロックキー7が解除位置から回動する(図16参照)。
上記の工程によって作業者はヒンジ8を開いて筐体を開放できる。本実施形態の信号変換装置1では筐体が2箇所の係合部で係合され、かつ一方の係合部はロックキー7による施錠手段を備えているので、閉止された筐体が自然に開放されることはない。
本発明は、光ファイバーケーブルの余長処理部を筐体内部に有する信号変換装置に適用できる。
実施形態の信号変換装置の分解斜視図 図1の組立状態を示す斜視図 筐体閉止時の信号変換装置の斜視図 光ファイバーケーブルの配索状態を示す斜視図 第1筐体の側壁部を一部切り欠いた状態の斜視図 図5においてケーブル余長処理部を取り外した状態を示す図 第1筐体の取付基部近傍の拡大斜視図 ロックキーの斜視図 第1筐体にロックキーを取り付けた状態を示す縦断面図 筐体閉止時におけるロックキー近傍の構造を示す縦断面図 ロックキー押圧時におけるロックキー近傍の構造を示す縦断面図 ロックキー押圧後におけるロックキー近傍の構造を示す縦断面図 第2筐体の第2係止爪近傍の拡大斜視図 ロック用リブおよび可撓リブとロックキーとの位置関係を示す平面図 筐体閉止時にロック用リブと突起とが当接する状態を示す図 筐体開放時に切り欠きに突起が引っ掛かる状態を示す図 筐体閉止時にロックキーを逆転方向に回動させた場合を示す図 筐体閉止時にロックキーを正転方向に回動させた場合を示す図 ヒンジ取付側の側壁部を下にして信号変換装置を縦置きする状態を示す図 ヒンジ取付側の側壁部を上にして信号変換装置を縦置きする状態を示す図 電源プラグの取付状態を示す斜視図 電源プラグの取付状態を示す平面図 信号変換装置を壁掛け配置する一例を示した図
符号の説明
1,1a 信号変換装置
2 信号変換装置本体
2a 光ケーブル用コネクタ
2b 電気信号用コネクタ
3 光ファイバーケーブル
4 保護カバー
5 第1筐体
5a 基底面
5b 側壁部
5c 折り返し部
6 第2筐体
6a 基底面
6b 側壁部
7 ロックキー
7a 軸部
7b フランジ部
7c 抜け止め爪
7d 溝
8 ヒンジ
9 脚部用リブ(縦置き用脚部)
10 U字状リブ(縦置き用脚部)
11 取付基部
11a 内壁
12 案内突起
13 鍵状突起
14 案内溝
15 第1係止爪
15a 基部
15b 弾性変形部
15c 爪部
15d 解除片
16 ケーブル用スリット
17 係合穴
18 ガイド片
19 ケーブル余長処理部
19a 引掛爪
20 フック
21 位置決めリブ
22 案内壁
22a 引掛爪
23 壁掛け穴
24 第2係止爪
24a 爪部
25 ロック用リブ
25a 切り欠き
26 可撓リブ
26a 押し上げ片
27 ガイドリブ
28 フック
29 ライトパイプ
30 内周壁(ケーブルガイド)
31 外周壁(ケーブルガイド)
32 電源コード用スリット
33 電源コード
33a 電源プラグ
34 電源コード保持リブ
35 補助係止爪
36 ネジ

Claims (22)

  1. 光ファイバーケーブルと、前記光ファイバーケーブルで伝送される光信号と電気信号との変換を行う信号変換装置本体とを収納する信号変換装置であって、
    基底面の外縁が側壁部で囲繞された半割容器状にそれぞれ形成され、前記側壁部に形成されたヒンジで開閉可能に連結されてなる第1筐体および第2筐体と、
    前記第1筐体の容器内側に形成された第1係止爪と、
    前記第2筐体の容器内側に形成され、前記第1係止爪と係合して第1筐体および第2筐体の閉止状態を保持する第2係止爪と、
    軸部の基端側にフランジ部が形成され、前記第1筐体の側壁部に前記軸部が回転可能に嵌め込まれてなるロックキーと、を有し、
    前記ロックキーは、前記フランジ部の回転位置が所定の解除位置に合致した状態で筐体内側方向に摺動可能であり、前記解除位置で前記軸部が押圧されると、該軸部が前記第1係止爪を押圧し、前記第1係止爪および前記第2係止爪の係合を解除することを特徴とする信号変換装置。
  2. 前記フランジ部の軸部形成面には、前記軸部の延長方向に沿った案内溝が形成され、
    前記第1筐体の側壁部には、前記解除位置で前記案内溝と係合する案内突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の信号変換装置。
  3. 前記第1係止爪は、前記第2係止爪と係合する爪部と、
    前記爪部の他端側に接続され、筐体内側方向に摺動した前記軸部に押圧されて前記第2係止爪および前記爪部の係合を解除する解除片と、
    前記爪部の一端側に接続され、前記解除片を押圧した前記軸部を筐体外側方向に付勢する弾性変形部と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の信号変換装置。
  4. 前記軸部は軸直角方向に突出する突起を有し、
    前記第2筐体は、前記解除位置合致時の前記突起の位置に対応して立設され、筐体閉止時に前記突起と当接して前記ロックキーを前記解除位置から回動させるロック用リブを容器内側に有し、
    前記ロック用リブには、筐体閉止時における前記突起の筐体内側方向の移動を許容する切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の信号変換装置。
  5. 前記切り欠きは筐体開放時に前記解除位置に合致した前記突起と当接し、前記ロックキーを前記解除位置から回動させることを特徴とする請求項4に記載の信号変換装置。
  6. 前記切り欠きは、リブ基端側から前記解除位置までの正転方向に前記突起が回動可能な形状に設定され、筐体閉止時に前記ロックキーを逆転方向に回動させた場合には前記突起と前記ロック用リブとが干渉することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の信号変換装置。
  7. 前記第2筐体は、前記軸部を隔てて前記ロック用リブと対向する位置に立設され、筐体閉止時に前記突起と当接して前記ロックキーの前記正転方向の回動に抵抗する可撓リブをさらに有することを特徴とする請求項6に記載の信号変換装置。
  8. 前記第1筐体の側壁部には前記ヒンジの形成位置に対向して係合穴が開口され、
    前記第2筐体の側壁部には前記係合穴と係合する補助係止爪が形成されてなることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の信号変換装置。
  9. 基底面の外縁が側壁部で囲繞された半割容器状にそれぞれ形成され、前記側壁部に形成されたヒンジで開閉可能に連結されてなる第1筐体および第2筐体と、
    前記第2筐体に収納され、光信号と電気信号との変換を行う信号変換装置本体と、
    前記信号変換装置本体に一端が接続された光ファイバーケーブルと、
    前記第1筐体の基底面に形成され、前記光ファイバーケーブルを巻回可能なケーブル余長処理部と、
    前記第2筐体の基底面に形成され、筐体開放時において前記光ファイバーケーブルの他端側を前記ケーブル余長処理部に略S字状の経路で案内するケーブルガイドと、
    前記第1筐体または前記第2筐体のいずれか一方のヒンジ側側壁部に形成され、筐体閉止時に前記光ファイバーケーブルの挟み込みを防止する折り返し部と、を有することを特徴とする信号変換装置。
  10. 前記ケーブル余長処理部には外周方向に突出する引掛爪が複数形成され、
    前記第1筐体の基底面は、前記ケーブル余長処理部の外周に立設され、内周方向に突出する引掛爪を備えた案内壁をさらに有することを特徴とする請求項9に記載の信号変換装置。
  11. 前記ケーブル余長処理部は前記第1筐体の基底面から着脱可能であることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の信号変換装置。
  12. 前記第1筐体または前記第2筐体のヒンジ側側壁部には縦置き用脚部が形成され、
    前記光ファイバーケーブルの他端側は、前記第1筐体の前記ケーブル余長処理部からヒンジ側側壁部に沿って筐体外部に延長してなることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の信号変換装置。
  13. 前記第2筐体は、前記側壁部に形成される電源コード用スリットと、前記電源コード用スリットから挿入された電源コードを折曲保持して、前記電源コードの引き抜き方向の外力に抵抗する電源コード保持リブとをさらに有することを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の信号変換装置。
  14. 前記第1筐体または前記第2筐体の基底面には、三角形状に配置された3つの壁掛け穴が開口されてなることを特徴とする請求項9から請求項13のいずれか1項に記載の信号変換装置。
  15. 前記第1筐体の容器内側に形成された第1係止爪と、
    前記第2筐体の容器内側に形成され、前記第1係止爪と係合して第1筐体および第2筐体の閉止状態を保持する第2係止爪と、
    軸部の基端側にフランジ部が形成され、前記第1筐体の側壁部に前記軸部が回転可能に嵌め込まれてなるロックキーと、を有し、
    前記ロックキーは、前記フランジ部の回転位置が所定の解除位置に合致した状態で筐体内側方向に摺動可能であり、前記解除位置で前記軸部が押圧されると、該軸部が前記第1係止爪を押圧し、前記第1係止爪および前記第2係止爪の係合を解除することを特徴とする請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の信号変換装置。
  16. 前記フランジ部の軸部形成面には、前記軸部の延長方向に沿った案内溝が形成され、
    前記第1筐体の側壁部には、前記解除位置で前記案内溝と係合する案内突起が形成されていることを特徴とする請求項15に記載の信号変換装置。
  17. 前記第1係止爪は、前記第2係止爪と係合する爪部と、
    前記爪部の他端側に接続され、筐体内側方向に摺動した前記軸部に押圧されて前記第2係止爪および前記爪部の係合を解除する解除片と、
    前記爪部の一端側に接続され、前記解除片を押圧した前記軸部を筐体外側方向に付勢する弾性変形部と、を有することを特徴とする請求項15または請求項16に記載の信号変換装置。
  18. 前記軸部は軸直角方向に突出する突起を有し、
    前記第2筐体は、前記解除位置合致時の前記突起の位置に対応して立設され、筐体閉止時に前記突起と当接して前記ロックキーを前記解除位置から回動させるロック用リブを容器内側に有し、
    前記ロック用リブには、筐体閉止時における前記突起の筐体内側方向の移動を許容する切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項15から請求項17のいずれか1項に記載の信号変換装置。
  19. 前記切り欠きは筐体開放時に前記解除位置に合致した前記突起と当接し、前記ロックキーを前記解除位置から回動させることを特徴とする請求項18に記載の信号変換装置。
  20. 前記切り欠きは、リブ基端側から前記解除位置までの正転方向に前記突起が回動可能な形状に設定され、筐体閉止時に前記ロックキーを逆転方向に回動させた場合には前記突起と前記ロック用リブとが干渉することを特徴とする請求項18または請求項19に記載の信号変換装置。
  21. 前記第2筐体は、前記軸部を隔てて前記ロック用リブと対向する位置に立設され、筐体閉止時に前記突起と当接して前記ロックキーの前記正転方向の回動に抵抗する可撓リブをさらに有することを特徴とする請求項20に記載の信号変換装置。
  22. 前記第1筐体の側壁部には前記ヒンジの形成位置に対向して係合穴が開口され、
    前記第2筐体の側壁部には前記係合穴と係合する補助係止爪が形成されてなることを特徴とする請求項15から請求項21のいずれか1項に記載の信号変換装置。


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