JP2009251514A - 屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造 - Google Patents

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【課題】光ケーブルを引き込む屋外設置無線通信機器の小型化を図り、工事作業性を改善すると共に当該機器の筺体コストを低減する。
【解決手段】光ケーブル30が接続される屋外設置無線通信機器の装置本体1の背面を覆って該装置本体1の設置固定を行う取り付け金具2の内面に、光ケーブル30のメッセンジャーワイヤ31を固定する把持金具21と光ケーブル30の余長部分を巻回させて支持する光ケーブル余長処理クランプ22とを備え、光ケーブル30の先端部30aを装置本体1へ接続するようにした。
【選択図】図1−1

Description

この発明は、屋外に設置される無線通信機器の光ケーブル余長処理構造に関するものである。
近年、一般加入者向けの高速・大容量の無線通信サービスを実現するため、屋外に設置される無線基地局にはインターネット網に接続する光ケーブルを引き込むものがある。前述の無線基地局を成す機器は、光ケーブルによって伝送されてきた光信号を電気信号に変換し、この電気信号で変調した高周波信号を加入者側のパソコンや携帯電話等の端末に向けて無線で送信し、高速・大容量のデータ無線通信を行っている。
光ケーブルは、ケーブル末端を加工して光コネクタ等に接続させているが、加工ミスやケーブル交換等を考慮して余長部分を設けている。このため、光ケーブルの余長部分を巻き取る構造が必要になる。具体的には、屋外設置無線通信機器の装置本体の筐体内部に光ケーブルを引き込んだ後、筐体内部に引き込んだ部分に余長をつくり、光ケーブルの末端部分を加工して光コネクタ等に接続し、筐体内部に設けた余長処理部品に光ケーブルの余長部分を巻き付けていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−315172号公報(第3,4頁、図1〜3)
従来の屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理は、以上のように構成されたもので、筐体内部に設けた余長処理部品に光ケーブルの余長部分を巻き付けていた。そのため、筐体内部に余長処理部品を収納するスペースが必要となって筐体全体の小型化に限界が生じ、小型軽量化による工事作業性の改善及び筐体コストの低減等が難しいという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、光ケーブルを引き込む屋外設置無線通信機器の小型化を図り、工事作業性を改善すると共に当該機器の筺体コストを低減することを目的とする。
この発明に係る屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造は、光ケーブルが接続される屋外設置無線通信機器の装置本体背面を覆って該装置本体の設置固定を行い、装置本体の背面を覆う内面に光ケーブルの余長部分を支持するクランプを有する取り付け金具を備えたものである。
この発明によれば、光ケーブルが接続される屋外設置無線通信機器の装置本体背面を覆って設置固定を行う取り付け金具の内面に、光ケーブルの余長部分を支持するクランプを備えたので、装置本体の筺体の小型化を図ることができ、工事作業性の改善及び筺体コストを削減することができるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1−1は、この発明の実施の形態1による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。この図は、実施の形態1による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を備えた機器/装置の概略構成を示す分解斜視図である。図示した屋外設置無線通信機器は、図示を省略した光信号と電気信号とを相互に変換する変換部、通信動作を制御する制御部等を筺体内部に備える装置本体1と、装置本体1の筺体の背面を覆って当該装置本体1を電柱、ポール、壁面などに設置固定する取り付け金具2とから成るものである。装置本体1は、図中手前側となる正面部分に開閉自在の前面扉11を備えている。
取り付け金具2は、装置本体1の背面部分を覆うカバー形状をしており、例えば図中上端部分と底端部分を開口させ、上方から観たとき略コの字状に形成されている。装置本体1の筺体側面と接する側方部位には、装置本体1に設けられている複数の突起1aを各々挿入して係止するスリット2aを複数有している。また、取り付け金具2は、装置本体1の背面部分と対向する自らの内面に、外部から引き込まれている光ケーブル30を固定する把持金具21及び光ケーブル余長処理クランプ22を有している。把持金具21は、光信号を伝送するファイバケーブル等と一体となって光ケーブル30を構成するメッセンジャーワイヤ31を把持するもので、当該光ケーブル30を引き込む入り口近傍に配置されている。
光ケーブル余長処理クランプ22は、装置本体1を取り付け金具2に取り付けたとき、取り付け金具2によって覆われた内部において光ケーブル30の余長部分を緩やかに巻回させて支持するように、例えば等間隔で複数箇所に配置されている。なお、光ケーブル30の先端部30aには、後述するように光ケーブル側コネクタ32が接続される。また、取り付け金具2は、装置本体1を係止したとき当該装置本体1の下面に接して、この下面に螺合する小ねじを有する突片20を下端部分に備えている。
図1−2は、実施の形態1による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。図1−1に示したものと同一部分に同じ符号を使用し、その部分の重複説明を省略する。この図は、図1−1に示した取り付け金具2に装置本体1を装着し、前面扉11を開放した状態を示した斜視図である。
装置本体1は、前面扉11を開放すると、当該装置本体1のフロントパネル等に備えられた装置側光コネクタ14が露出し、例えば、図中下方から光ケーブル30を内部に引き込むように構成されている。詳しくは、装置本体1の下端部分に光ケーブル30を挿通させるケーブル導入孔13が設けられている。ケーブル導入孔13には、防水ブッシュ12が装着されている。装置側光コネクタ14は、図示を省略した装置本体1の筺体内部において、例えば光信号と電気信号とを変換する回路/電子デバイスなどに接続されている。
次に図1−1,1−2に示した装置本体1及び取り付け金具2からなる屋外設置無線通信機器の設置について説明する。
図1−1に示した取り付け金具2を、例えば電柱、ポール、または建造物の壁面等に図示を省略したボルトなどを用いて固定する。その後、光ケーブル30に適当な余長部分を設けておき、当該光ケーブル30の先端部30aから適当な長さを有する位置において、光ケーブル30のメッセンジャーワイヤ31を把持金具21に固定する。次に、光ケーブル余長処理クランプ22に、前述の光ケーブル30の余長部分を適当な巻き回数で巻き付け、例えば図1−2に示したように装置本体1へ電気的に接続させる部分を取り付け金具2の下部からはみ出させて、取り付け金具2へ装置本体1を固定する。即ち、光ケーブル30の先端部30aが例えば取り付け金具2の下側開口部から引き出された状態として、取り付け金具2に装置本体1を係止する。
なお、このとき光ケーブル側コネクタ32は、光ケーブル30に取り付けられていない。また、光ケーブル余長処理クランプ22は、図1−1に例示したもののように、巻回された光ケーブル30のループを内側から緩やかに支持する形状に限定されず、図示したものとは異なる一般的に用いられる形状のクランプでも良く、またさらに、光ケーブル余長処理クランプ22の数は、光ケーブル30の浮き上がり防止や配線作業性を考慮して増減させても良い。
前述のように取り付け金具2へ装置本体1を固定した後、図1−2に示したように、光ケーブル30をケーブル導入孔13即ち防水ブッシュ12に挿通させ、光ケーブル30の先端加工をして光ケーブル側コネクタ32を取り付け接続する。なお、防水ブッシュ12は、光ケーブル30を損傷させない程度の把持力を有するものでも良い。
前述のように、光ケーブル側コネクタ32を光ケーブル30の先端部30aに取り付け接続した後、当該光ケーブル側コネクタ32を装置側光コネクタ14に接続させて前面扉11を閉じる。また、前述の突片20の小ねじを螺合させて装置本体1と取り付け金具2との下端部分を固定して設置作業を完了させる。
以上のようにこの発明の実施の形態1によれば、装置本体1の背面を覆う取り付け金具2の内面に光ケーブル30の余長部分を緩やかに巻回させて支持する光ケーブル余長処理クランプ22と、光ケーブル30のメッセンジャーワイヤ31を固定する把持金具21とを備えたので、装置本体1の筐体内部に光ケーブル30の余長処理構造もしくは余長処理部品を備える必要がなくなり、装置本体1の内部スペース削減が可能となって筐体の小型・軽量化を図ることができ、設置等の工事作業性の改善、及び、筐体コストを低減することができるという効果がある。
また、取り付け金具2が覆った内部に生じる余長処理スペースは、一般的に装置本体1の筺体内部に確保することができるスペースよりも広いので、光ケーブル30の余長を処理する際の曲げ半径を大きくすることが可能になり、装置本体1へ接続する際に必要なケーブル余長に対して少ない巻き回数で処理することができるようになって工事作業時間の短縮を図ることができるという効果がある。
実施の形態2.
図2−1は、この発明の実施の形態2による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。この図は、実施の形態2による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を備えた機器/装置の概略構成を示す分解斜視図である。図1−1等に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その部分の重複説明を省略し、実施の形態2による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造の特徴となる部分を説明する。
図2−1に示した装置本体1は、実施の形態1で説明した突起1aに替えて、筺体の背面の図中左側方にヒンジ用ピン15,16を備えている。また、図2−1の取り付け金具2は、実施の形態1で説明したスリット2aに替えて前述のヒンジ用ピン15が挿入される孔を有するヒンジ支持部23と、ヒンジ用ピン16が挿入される孔を有するヒンジ支持部24とを一の側方の部位、例えば図中左側面の端部に備えている。図2−1に例示したものでは、ヒンジ支持部23が図中上側に配置され、ヒンジ支持部24が下側に配置されるように構成されている。
実施の形態2による装置本体1及び取り付け金具2は、前述のようにヒンジ構造を有すると共に、当該ヒンジ構造が設けられている側端部と対向する部位、換言するとヒンジ構造によって開放される他の側方の部位に、ねじ孔を設けた固定部を備えている。詳しくは図2−1に示したように装置本体1の筺体側面から鉛直に突出した固定部17と、取り付け金具2の側方から突出して、取り付け金具2へ装置本体1を取り付けたとき、前述の固定部17と接して重なり合う固定部25とを備えている。前述のように固定部17,25に設けられているねじ孔は、固定部17と固定部25とを重ね合わせたとき貫通するように形成されている。
なお、図2−1に示した装置本体1は、実施の形態1で説明したものと同様に前面扉11を備え、また、図2−1の取り付け金具2は、実施の形態1で説明したものと同様に把持金具21及び光ケーブル余長処理クランプ22を備えている。
図2−2は、実施の形態2による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。図2−1等に示したものと同一部分に同じ符号を使用し、その部分の重複説明を省略する。この図は、図2−1に示した取り付け金具2に装置本体1を装着し、前面扉11を開放した状態を示した斜視図である。
図2−2に示した装置本体1は、実施の形態1で説明したものと同様に前面扉11を開放すると光ケーブル30を接続する装置側光コネクタ14が露出し、例えば、図中下方から光ケーブル30を内部に引き込むように構成され、装置本体1の下端部分に光ケーブル30を挿通させるケーブル導入孔13が設けられている。ケーブル導入孔13には、防水ブッシュ12が装着されている。また、実施の形態1で説明したものと同様に光ケーブル30の先端部30aには、光ケーブル側コネクタ32が取り付け接続されている。
次に図2−1,2−2に示した装置本体1及び取り付け金具2からなる屋外設置無線通信機器の設置について説明する。
図2−1に示した取り付け金具2を、実施の形態1で説明したものと同様に電柱、ポール、または建造物の壁面等に固定する。その後、光ケーブル30に適当な余長部分を設けておき、適当な位置において光ケーブル30のメッセンジャーワイヤ31を把持金具21に固定する。次に、光ケーブル余長処理クランプ22に、前述の光ケーブル30の余長部分を適当な巻き回数で巻き付け、例えば図2−2に示したように、光ケーブル30の先端部30aを、例えば取り付け金具2の下側開口部から引き出しておき、ヒンジ用ピン15をヒンジ支持部23の孔へ挿入し、またヒンジ用ピン16をヒンジ支持部24の孔へ挿入してヒンジ構造を構成させ、当該ヒンジ構造を稼動させて固定部17と固定部25とを重ね合わせる。重なり合った固定部17,25のねじ孔へ図示されないねじ等を螺合させて取り付け金具2に装置本体1を固定する。なお、このとき光ケーブル側コネクタ32は、光ケーブル30に取り付けられていない。
前述のように取り付け金具2へ装置本体1を固定した後、図2−2に示したように、光ケーブル30をケーブル導入孔13即ち防水ブッシュ12に挿通し、光ケーブル30の先端加工をして光ケーブル側コネクタ32を取り付け接続する。
前述のように、光ケーブル側コネクタ32を光ケーブル30の先端部30aに取り付け接続した後、当該光ケーブル側コネクタ32を装置本体1に備えられている装置側光コネクタ14に接続して前面扉11を閉じる。また、実施の形態1で説明したものと同様に突片20の小ねじを螺合させて装置本体1と取り付け金具2との下端部分を固定して設置作業を完了させる。
ヒンジ構造を備えて取り付け金具2へ装置本体1を取り付け固定するように構成すると、光ケーブル30の先端部30aの加工や光ケーブル側コネクタ32の接続で作業ミスが発生して光ケーブル30の先端部30aを切断して再加工することとなった場合などには、装置本体1を取り付け金具2から取り外すことなく、ヒンジ構造の部分を回動させて装置本体1の筺体背面と取り付け金具2との間を開放し、光ケーブル余長処理部22に支持させている光ケーブル30の巻き回数を変更して光ケーブル30の余長部分の長さを調整することができる。
以上のようにこの発明の実施の形態2によれば、装置本体1にヒンジ用ピン15,16を備え、取り付け金具2にヒンジ支持部23,24を備えて取り付け金具2が装置本体1をヒンジ構造によって支持固定するようにしたので、光ケーブル30の先端加工の作業ミスにより余長処理部22に支持させる巻き回数を変更する場合や光ケーブル30の交換作業などに、装置本体1を取り付け金具2から取り外すことなくヒンジ構造の回動によって装置本体1の他の側方を取り付け金具2から開放し、光ケーブル30の余長部分を露出させて作業を実施することができるため、工事作業時間の短縮を図ることができるという効果がある。
また、装置本体1の筐体内部に光ケーブル30の余長処理部品を備える必要がなくなり、装置本体1の内部スペースを削減して筐体の小型・軽量化を図ることができ、工事作業性の改善及び筐体コストを低減することができるという効果がある。
また、取り付け金具2が覆った内部に生じる余長処理スペースは、一般的に装置本体1の筺体内部に確保することが可能なスペースよりも広いので、光ケーブル30の余長を処理する際の曲げ半径を大きくすることができ、必要な余長に対して少ない巻き回数で処理することができるようになって工事作業時間の短縮を図ることができるという効果がある。
実施の形態3.
図3−1は、この発明の実施の形態3による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。この図は、実施の形態3による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を備えた機器/装置の概略構成を示す分解斜視図である。図1−1等に示したものと同一あるいは相当する部分に同じ符号を使用し、その部分の重複説明を省略し、実施の形態3による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造の特徴となる部分を説明する。図3−1に示した取り付け金具2は、実施の形態1で説明したものと同様に構成されたもので、前述のものと同様に把持金具21及び光ケーブル余長処理クランプ22を備えている。また、図3−1の装置本体1も、実施の形態1で説明したものと概ね同様に構成されたもので、後述する部分のみが異なる。
図3−2は、実施の形態3による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。図3−1等に示したものと同一部分に同じ符号を使用し、その部分の重複説明を省略する。この図は、図3−1に示した取り付け金具2に装置本体1を装着し、前面扉11を開放した状態を示した斜視図である。実施の形態3による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を有する装置本体1は、当該装置本体1の筺体の例えば下面に防水型光コネクタ18を備えている。防水型光コネクタ18は、図示を省略した装置本体1の筺体内部において、例えば光信号と電気信号とを変換する回路/電子デバイスなどに接続されている。また、光ケーブル30の先端部30aには、光ケーブル側防水型コネクタ33が取り付け接続されている。
次に図3−1,3−2に示した装置本体1及び取り付け金具2からなる屋外設置無線通信機器の設置について説明する。
図3−1に示した取り付け金具2を、例えば電柱、ポール、または建造物の壁面等に図示を省略したボルトなどを用いて固定する。その後、光ケーブル30に適当な余長部分を設けておき、当該光ケーブル30の先端部30aから適当な長さを有する位置において、光ケーブル30のメッセンジャーワイヤ31を把持金具21に固定する。次に光ケーブル30の余長部分を光ケーブル余長処理クランプ22に適当な巻き回数で巻き付け、例えば図3−2に示したように装置本体1へ電気的に接続させる部分を取り付け金具2の下部からはみ出させて、取り付け金具2へ装置本体1を固定する。即ち、光ケーブル30の先端部30aを例えば取り付け金具2の下側開口部から引き出した状態として、取り付け金具2に装置本体1の筺体を係止する。
取り付け金具2に装置本体1を係止した後、光ケーブル30の先端加工をして当該先端部30aに光ケーブル側防水型コネクタ33を取り付け接続する。この光ケーブル側防水型コネクタ33を装置本体1の筺体下面に備えられている装置側防水型光コネクタ18に接続して設置作業を完了させる。また、適宜、前面扉11を閉じて実施の形態1で説明したものと同様に突片20の小ねじを螺合させて装置本体1の筺体と取り付け金具2との下端部分を固定して設置作業を完了させる。なお、図3−2では、前面扉11が開放されている状態を示しているが、実施の形態3による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造の装置本体1は、前面扉11を開くことなく、光ケーブル30を電気的に接続することができる。なお、ここでは、実施の形態1で説明したものと同様に、突起1aとスリット2aとを用いて取り付け金具2と装置本体1とを係止するものを図示したが、実施の形態2で説明したもののようにヒンジ構造によって取り付け金具2が装置本体1を支持するものについて、防水型光コネクタ18ならびに光ケーブル側防水型コネクタ33を用いて装置本体1と光ケーブル30とを接続するように構成してもよい。
以上のようにこの発明の実施の形態3によれば、装置本体1の筺体内部に備えられている電子デバイス等と接続している防水型光コネクタ18を装置本体1の筺体に備え、また光コネクタ30の先端部30aに光ケーブル用防水型コネクタ33を取り付け接続し、装置本体1と光ケーブル30とを装置本体1の筺体外部で接続するように構成したので、光ケーブル30を装置本体1の筺体内部へ引き込む必要がないため光ケーブルの配線/接続作業が容易に行えるようになり、設置工事作業時間を短縮することができるという効果がある。
また、装置本体1の背面を覆っている取り付け金具2の内面に光ケーブル30の余長部分を緩やかに巻回させて支持する光ケーブル余長処理クランプ22と、光ケーブル30のメッセンジャーワイヤ31を固定する把持金具21とを備えたので、装置本体1の筐体内部に光ケーブル30の余長処理構造もしくは余長処理部品を備える必要がなくなり、装置本体1の内部スペース削減が可能となって筐体の小型・軽量化が可能になり、設置工事の作業性改善、筐体コストを低減することができるという効果がある。
また、取り付け金具2が覆った内部に生じる余長処理スペースは、一般的に装置本体1の内部に確保することができるスペースよりも広いので、光ケーブル30の余長を処理する際の曲げ半径を大きくすることが可能になり、装置本体1へ接続する際に必要なケーブル余長に対して少ない巻き回数で処理することができるようになって工事作業時間の短縮を図ることができるという効果がある。
この発明の実施の形態1〜3による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造によれば、装置本体の筺体の小型化を図ることができるという効果がある。また、小型化を図ることにより、機器等の包装の減量を図ることができるという効果がある。また、装置本体の筺体の小型化を図ると共に作業が容易に行えるようにすることによって、回収や運搬が容易になり、またさらに運搬ならびに設置等に要するエネルギ削減を図ることができるという効果がある。また、装置本体の内部に光ケーブルの余長処理を行うスペースや処理部品が不要になることから、生産工程自体の環境負荷等を低減させることができるという効果がある。
この発明の実施の形態1による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。 実施の形態1による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。 実施の形態2による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。 この発明の実施の形態3による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。 実施の形態3による屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造を示す説明図である。
符号の説明
1 装置本体、1a 突起、2 取り付け金具、2a スリット、11 前面扉、12 防水ブッシュ、13 ケーブル導入孔、14 装置側光コネクタ、15,16 ヒンジ用ピン、17,25 固定部、18 装置側防水型光コネクタ、20 突片、21 把持金具、22 光ケーブル余長処理クランプ、23,24 ヒンジ支持部、30 光ケーブル、30a 先端部、31 メッセンジャーワイヤ、32 光ケーブル側コネクタ、33 光ケーブル側防水型コネクタ。

Claims (3)

  1. 光ケーブルが接続される屋外設置無線通信機器の装置本体背面を覆って該装置本体の設置固定を行い、前記装置本体の背面を覆う内面に前記光ケーブルの余長部分を支持するクランプを有する取り付け金具を備える屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造。
  2. 取り付け金具の一側方にヒンジ構造を備え、該ヒンジ構造により装置本体を支持するように構成したことを特徴とする請求項1記載の屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造。
  3. 装置本体の筐体に防水型光コネクタを備え、光ケーブルの先端に取り付けた光ケーブル側防水型コネクタを前記筺体の外部で前記防水型光コネクタへ接続させるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の屋外設置無線通信機器の光ケーブル余長処理構造。
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