JP2012198365A - 光通信装置 - Google Patents

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Atsushi Nakano
淳志 中野
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Abstract

【課題】本発明は、光ファイバの余長を適切に処理し、噛み込みや電子部品との接触を発生させず、基板の組立検査も容易に行うことができる光通信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】通信回路11が実装された基板10と、
該基板10に一端が接続され、他端に外部接続用のコネクタ40が設けられた内部接続用の光ファイバ30と、
該光ファイバ30の余長を収容する余長収容部21と、前記コネクタ40を保持するコネクタ保持部26と、前記基板10に装着するための装着手段27、28とを有し、前記基板10に装着されて前記基板10と一体となった状態で前記光ファイバ30の余長を収容するインナーシャーシ20と、
該インナーシャーシ20を収容するケース60、80と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、光通信装置に関し、特に、通信回路が実装された基板に一端が接続され、他端に外部接続用のコネクタが接続された内部接続用の光ファイバを有する光通信装置に関する。
従来から、光ファイバ回線に接続し、光ファイバから送られてきた信号を受信し、電気信号に変換する光回線終端装置等の光通信装置が知られている。かかる光通信装置においては、通信回路を搭載した基板をケース内に収容するとともに、基板に接続された光ファイバの先端にコネクタを設け、回線用の外部の光ファイバを引き込んでコネクタに接続することにより、光ファイバ回線への接続を行っている。この場合、コネクタを保持するためのシャーシを用意し、コネクタを保持したシャーシをケース内に組み込んで、外部の光ファイバ回線との接続を行うようにしている。
また、トレイの容量を変更できるように、光ケーブルを接続する融着部を配置した第一のトレイと、余長を収納する余長収納部を配置した第二のトレイと、光アダプタを配置した第三のトレイとから構成され、第一のトレイの内側側面には複数の凸片を設け、第二のトレインと第三のトレイの側面から底面にかけて、第一のトレイの凸片に嵌合可能である凹部を有する嵌合部を形成した余長収納構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−58854号公報
しかしながら、上述の従来の光通信装置においては、シャーシをケース内に組み込む際、光ファイバの余長を処理する必要があり、作業が面倒かつ複雑であるという問題があった。
図11は、従来の光通信装置におけるシャーシの組み込み作業を説明するための図である。図11(A)は、シャーシを配置した状態を示した図である。図11(A)において、基板110がケース160に収容され、ケースの横にシャーシ120が並んで配置されている。シャーシには、基板110に接続された光ファイバ130の先端のコネクタ140が保持されている。光ファイバ130の余長は、シャーシ120の内側部分に巻回されて収容されている。
図11(B)は、シャーシ120をケース160に組み込もうとしている状態が示されている。図11(B)において、シャーシ120がケース160に接近したことにより、光ファイバ130にたるみが生じ、更に余長が発生するため、この余長を処理する必要がある。
図11(C)は、シャーシ120をケース160に組み込んだ際に、光ファイバ130の噛み込みが生じた例を示した図である。このように、従来の光通信装置においては、シャーシ120をケース160に組み込む際、光ファイバ130の余長を処理する必要があるとともに、余長の処理が適切に行われなかった場合には、光ファイバ130の噛み込みや電子部品との接触を生じてしまうという問題があった。
また、基板組立時の検査は、各種端子の接点を確保するために基板の裏面を露出した状態で検査を行う必要がある。ところが、シャーシ120をケース160に組み込むときには、基板110がケース160に既に組み込まれた状態であるので、基板110の検査は、ケース160に組み込む前に行う必要がある。その場合には、シャーシ120の無い状態で検査を行うことになり、光ファイバ130が固定されないので、光ファイバ130が邪魔となり、基板組立状態での検査が困難であるという問題もあった。
また、特許文献1に記載の構成では、余長の収容スペースは確保できるものの、余長の処理の必要性や、余長の噛み込みのおそれはやはり残ってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、光ファイバの余長を適切に処理し、噛み込みや電子部品との接触を発生させず、基板の組立検査も容易に行うことができる光通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る光通信装置は、通信回路(11)が実装された基板(10)と、
該基板(10)に一端が接続され、他端に外部接続用のコネクタ(40)が設けられた内部接続用の光ファイバ(30)と、
該光ファイバ(30)の余長を収容する余長収容部(21)と、前記コネクタ(40)を保持するコネクタ保持部(26)と、前記基板(10)に装着するための装着手段(27、28)とを有し、前記基板(10)に装着されて前記基板(10)と一体となった状態で前記光ファイバ(30)の余長を収容するインナーシャーシ(20)と、
該インナーシャーシ(20)を収容するケース(60、80)と、を有することを特徴とする。
また、前記余長収容部(21)は、前記光ファイバ(30)の余長を巻回する筒状の巻回部(22)と、該巻回部(22)に巻回された状態の前記光ファイバ(30)の経路を部分的に上から覆い、前記光ファイバ(30)が前記経路から外れるのを防止するファイバ抑え部(23、24、25)とを更に有してもよい。
また、前記コネクタ保持部(26)の最も近くに配置された前記ファイバ抑え部(25)は、前記光ファイバ(30)の側面も覆う形状を有してもよい。
また、前記余長保持部(21)及び前記コネクタ保持部(26)と、前記装着手段(27、28)は、互いに前記インナーシャーシ(20)の反対面に設けられてもよい。
また、前記インナーシャーシ(20)は、前記基板(10)に接続された部品(12)を収容する接続部品収容部(29)を有してもよい。
また、前記インナーシャーシ(20)を取り付け固定するインナーシャーシ固定手段(55)と、前記ケース(60、80)の外部から前記コネクタ(40)に接続される回線用の光ファイバの余長を収容する回線余長収容部(51)とを備え、前記ケース(60、80)(50)に収容可能なシャーシを更に有してもよい。
また、前記シャーシ(50)は、前記インナーシャーシ(20)を、前記コネクタ保持部(26)側から覆うように固定してもよい。
また、前記シャーシ(50)は、前記ケース(60、80)に固定されてもよい。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、光ファイバの余長処理を容易かつ確実に行うことができ、光ファイバを固定して噛み込みを防止することができる。
本発明の実施例に係る光通信装置の外形の一例を示した図である。 本実施例に係る光通信装置の内部に収容されたシャーシの一例を示した図である。 本実施例に係る光通信装置の内部に収容されたインナーシャーシの一例を示した図である。 本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシとシャーシの関係を示した図である。図4(A)は、シャーシの一例を示した斜視図である。図4(B)は、インナーシャーシの一例を示した斜視図である。図4(C)は、シャーシにインナーシャーシを取り付けた状態を透過的に示した図である。 本実施例に係る光通信装置の構成を種々の角度から示した斜視図である。図5(A)は、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシの表面側の構成を示した斜視図である。図5(B)は、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシの裏面側の構成を示した図である。図5(C)は、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシを基板に装着した状態を表面側から示した図である。図5(D)は、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシを基板に装着した状態を裏面側から示した図である。 本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシのコネクタ保持部付近のファイバ抑え部の構成を示した図である。図6(A)は、インナーシャーシが基板に装着されていない状態のコネクタ保持部付近のファイバ抑え部の構成を示した斜視図である。図6(B)は、インナーシャーシが基板に装着されている状態のコネクタ保持部付近のファイバ抑え部の構成を示した斜視図である。 本実施例に係る光通信装置のシャーシの一例を示した斜視図である。図7(A)は、シャーシの表面側の構成を示した斜視図である。図7(B)は、シャーシの裏面側の構成を示した斜視図である。 インナーシャーシがシャーシの内部に固定支持された状態を示した図である。図8(A)は、インナーシャーシを固定支持したシャーシの裏面側を示した斜視図であり、図8(B)は、インナーシャーシを固定支持したシャーシの表面側を示した斜視図である。 本実施例に係る光通信装置の上ケース側からの外部構成及び内部構成を示した図である。図9(A)は、本実施例に係る光通信装置の上ケース側からの外部構成を示した図である。図9(B)は、本実施例に係る光通信装置の上ケース側からの内部構成を示した分解斜視図である。 本実施例に係る光通信装置の下ケース側からの外部構成及び内部構成を示した図である。図10(A)は、本実施例に係る光通信装置の下ケース側からの外部構成を示した図である。図10(B)は、本実施例に係る光通信装置の下ケース側からの内部構成を示した分解斜視図である。 従来の光通信装置におけるシャーシの組み込み作業の説明図である。図11(A)は、シャーシを配置した状態を示した図である。図11(B)は、シャーシをケースに組み込もうとしている状態を示した図である。図11(C)は、シャーシをケースに組み込んだ際に光ファイバの噛み込みが生じた例を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図1は、本発明の実施例に係る光通信装置の外形の一例を示した図である。図1において、本実施例に係る光通信装置は、上ケース60と下ケース80とを備え、その内部に通信回路が実装された基板を収容する構成を有する。本実施例に係る光通信装置は、光ファイバを用いた種々の光通信装置に構成することができるが、例えば、光回線終端装置として構成されてもよい。なお、光回線終端装置は、光通信ネットワークの終端に設置され、光信号と電気信号間の変換と光信号の多重・分離を行う装置である。
図2は、本実施例に係る光通信装置の内部に収容されたシャーシの一例を示した図である。図2において、本実施例に係る光通信装置は、その内部にシャーシ50を内蔵していることが示されている。
図3は、本実施例に係る光通信装置の内部に収容されたインナーシャーシの一例を示した図である。本実施例に係る光通信装置は、上ケース60と下ケース80とがなす空間の内部にインナーシャーシ20を内蔵しており、図3においてインナーシャーシ20の一例が示されている。インナーシャーシ20は、図2に示したシャーシ50の内部に内蔵されている部品であり、本実施例に係る光通信装置は、二重シャーシ構造を有する。
インナーシャーシ20は、基板10に装着され、基板10と一体となった状態で光ファイバ30を余長処理する余長処理手段である。基板10は、トランシーバ等の通信回路11を実装している。光ファイバ30は、基板10に一端が接続され、他端にはコネクタが設けられている。インナーシャーシ20は、基板10に装着固定された状態で、基板10に接続された光ファイバ30を収容し、コネクタ40を保持する。つまり、基板10と一体となった状態で、光ファイバ30及びコネクタ40を収容固定する。
図4は、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシとシャーシの関係を示した図である。図4(A)は、シャーシ50の一例を示した斜視図である。図4(A)に示すように、シャーシ50は巻回部52を含む余長収容部51を備える。余長収容部51は、回線側の外部の光ファイバを巻回部52に巻回して余長処理し、収容するための光ファイバ収容手段である。よって、本実施例に係る光通信装置を光回線のネットワークに接続する際には、巻回部52に回線側の光ファイバ30を巻回させて余長処理を行う。なお、外部の光ファイバ30は、巻回部52に接触するように巻き付けて余長処理を行ってもよいし、巻回部52の周囲に、巻回部52と間隔を有して緩やかに巻回させ、余長収容部51に収容するようにしてもよい。
図4(B)は、インナーシャーシ20の一例を示した斜視図である。図3において説明したように、インナーシャーシ20は、巻回部22を含む余長処理部21を備え、基板10に装着された状態で、基板10に一端が接続された内部接続用の光ファイバ30の余長処理を行う。
図4(C)は、シャーシ50にインナーシャーシ20を取り付けた状態を透過的に示した図である。図4(C)において、インナーシャーシ20の上に、シャーシ50が覆い被さるようにして組み付けられ、シャーシ50内にインナーシャーシ20が内蔵された状態となっている。つまり、インナーシャーシ20をシャーシ50に組み付ける際には、光ファイバ30の余長処理は不要であり、光ファイバ30及びコネクタ40は、インナーシャーシ20に固定された状態でシャーシ50への組み付けを行うことができる。
つまり、インナーシャーシ20を基板10に装着固定する際に光ファイバ30の余長処理を行うことにより、その後のシャーシ50への組み付けの際には、余長処理が一切不要な構成となっている。これにより、光ファイバ30の余長処理を容易かつ確実に行うことができるとともに、光ファイバ30の噛み込みを防止できる。また、基板10の裏面を露出させた状態で光ファイバ30を固定することができるので、光ファイバ30が邪魔になることなく、種々の検査等を容易に行うことができる。
次に、図5を用いて、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシ20の構成について、より詳細に説明する。図5は、本実施例に係る光通信装置の構成を種々の角度から示した斜視図である。
図5(A)は、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシの表面側の構成を示した斜視図である。なお、図5(A)において、基板10に装着されておらず、従って、光ファイバ30及びコネクタ40も存在しない状態のインナーシャーシ20の単体の構成が示されている。
図5(A)において、インナーシャーシ20は、余長収容部21と、コネクタ保持部26とを有する。余長収容部21は、光ファイバ30の余長を収容するための収容スペースであり、光ファイバ30を引き回して収容するような経路を有して構成される。また、余長収容部21は、巻回部22と、ファイバ抑え部23、24とを有する。
巻回部22は、光ファイバ30の余長を巻き回して収容するための巻き付け構造であり、筒状の形状をしている。巻回部22は、光ファイバ30を巻き付けて余長部分を処理できればよく、光ファイバ30を巻き回すことが可能な形状であれば、円筒状、楕円状又はそれ以外の形状であってもよい。
ファイバ抑え部23、24は、光ファイバ30が巻回部22を含む引き回し経路から鉛直方向外側に外れないようにするための規制手段であり、引き回し経路を部分的に上から覆うような形状となっている。ファイバ抑え部23は、巻回部22の上部から外側に水平に延びており、巻回部22に巻き付けられた光ファイバ30が上側に外れるのを防止する。一方、ファイバ抑え部24は、巻回部22以外の光ファイバ30の引き回し経路に設けられた規制手段であり、やはり光ファイバ30の引き回し経路を覆うように、経路の壁の上部から水平に延びた形状となっている。かかるファイバ抑え部23、24により、光ファイバ30は、巻回部22に巻回された状態を確実に保つことができる。
コネクタ保持部26は、光ファイバ30の先端に設けられたコネクタ40を保持するためのスペースである。コネクタ保持部26は、コネクタ40を嵌合又は挟持等により固定して保持できる形状に構成されていれば、種々の構成とすることができる。
図5(B)は、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシの裏面側の構成を示した図である。図5(B)において、インナーシャーシ20の裏面側には、基板10にインナーシャーシ20を装着固定するための装着手段27、28が設けられている。装着手段27は、基板10との距離を一定に保つスペーサとして構成される。また、装着手段28は、スペーサである装着手段27の反対側から、基板10を引っ掛けるようにして基板10に装着固定する爪として構成される。装着手段27は、平板形状を有し、装着手段28は、先端が楔形の形状を有する。かかる装着手段27、28により、基板10にインナーシャーシ20を装着固定することができ、基板10と一体となって光ファイバ30と密着した状態で余長処理を行うことが可能となる。
なお、装着手段27、28は、基板10を固定支持する基板固定手段と捉えてもよい。基板10にインナーシャーシ20が装着された状態は、インナーシャーシ20側から見れば、基板10を固定支持している状態であるので、装着手段27、28を基板固定手段と捉えることもできる。つまり、装着手段27、28は、基板10とインナーシャーシ20とが密着固定して一体となった状態を作ることができればよい。
また、図5(B)において、インナーシャーシ20には、遮光リブ29が設けられている。遮光リブ29は、光通信装置に信号入出力状態を表示するインジケータを設ける場合に、表示光源を収容するとともに、隣接する表示光源の光が横方向に混合しないように遮光するリブであり、必要に応じて設けられる。本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシ20は、基板10に直接装着されて用いられるため、光ファイバ30の余長のみならず、基板10に接続された表示光源を収容することも可能である。よって、インナーシャーシ20は、必要に応じて、表示光源を収容する遮光リブ29を備えるように構成されてもよい。遮光リブ29に収容される表示光源は、例えば、発光ダイオードが用いられてもよい。また、遮光リブ29が設けられる場合には、インナーシャーシ20と一体的に形成されてよい。
なお、図5(B)においては、基板10に接続された複数の発光ダイオード12を収容するとともに、発光ダイオード12同士の横方向の光を遮光する手段として、遮光リブ29を設けた例を説明した。しかしながら、インナーシャーシ20には、その他の基板10に接続された種々の部品を収容する手段を設けるようにしてもよい。つまり、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシ20は、必要に応じて、基板10に接続された部品を収容して保持する基板接続部品収容部を備えて構成されてもよい。これにより、基板10に接続された部品や配線も一体的に保持することができ、基板10のケース60、80内への収容を容易にすることができる。
図5(C)は、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシを基板に装着した状態を表面側から示した図である。図5(C)において、インナーシャーシ20が基板10に装着固定され、光ファイバ30が余長収容部21に収容されて余長処理が行われている。また、ファイバ抑え部23、24は、光ファイバ30が引き回し経路の外側に外れることを、上方から部分的に覆うようにして防止している。また、コネクタ40は、コネクタ保持部26に保持されている。なお、基板10には、トランシーバ等の通信回路11が実装されている。
図5(D)は、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシを基板に装着した状態を裏面側から示した図である。図5(D)において、基板10の裏面側が示されるとともに、基板10の裏面に装着手段28の爪が引っ掛かっており、基板10にインナーシャーシ20が装着固定されていることが示されている。また、遮光リブ29の各リブ間の空間には、基板10に接続された複数の発光ダイオード12が各々収容され、発光ダイオード12が保持されるとともに、隣接する発光ダイオード12同士の光が混合しない状態となっている。
このように、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシ20は、基板10に装着され、基板10と一体となった状態で光ファイバ30の余長を収容する構成を有し、光ファイバ30の余長を確実に収容処理することができる。
また、インナーシャーシ20は、基板10の裏面を露出したまま光ファイバ30の余長処理を行い、コネクタ40を固定保持することができるので、図5(C)、(D)に示した状態で基板10の検査を行うことができ、極めて容易に基板10の組立検査を行うことができる。
図6は、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシのコネクタ保持部付近のファイバ抑え部の構成を示した図である。図6(A)は、基板10に装着固定されていない状態のインナーシャーシ20のコネクタ保持部26付近のファイバ抑え部25の構成を示した斜視図である。図6(A)において、インナーシャーシ20がコネクタ保持部26側から示されているが、余長収容部21のコネクタ保持部26の最も近くに配置されたファイバ抑え部25は、上から光ファイバ30を覆うだけでなく、側面からも光ファイバ30を覆うような構成を有している。つまり、光ファイバ30を部分的に上から覆う上面だけでなく、光ファイバ30を部分的に横から覆う側面を有した形状となっている。これは、コネクタ保持部26付近の光ファイバ30は、他の箇所にも増してインナーシャーシ20から外れることなく確実に収容することが好ましいからであり、光ファイバ30を確実に保持すべく、2面から光ファイバ30を覆う構成となっている。
図6(B)は、インナーシャーシ20が基板10に装着固定されている状態のコネクタ保持部26付近のファイバ抑え部25の構成を示した斜視図である。図6(B)において、インナーシャーシ20が基板10に装着固定され、光ファイバ30が余長収容部21に収容されているとともに、コネクタ40がコネクタ保持部26に保持されているが、コネクタ保持部26に最も近いファイバ抑え部25は、光ファイバ30を上面と側面の2面から覆うことにより、光ファイバ30が余長収容部21からはみ出さないように、確実に光ファイバ30を収容している。
このように、本実施例に係る光通信装置のインナーシャーシ20においては、コネクタ保持部26近傍のファイバ抑え部25を、上面だけでなく側面も有する2面庇形状としたため、コネクタ40近傍の光ファイバ30の余長を確実に余長収容部21内に収容することができる。
なお、本実施例においては、コネクタ保持部26に最も近いファイバ抑え部25のみを2面形状とする例を挙げて説明したが、必要に応じて、コネクタ保持部26近傍の複数のファイバ抑え部25を2面形状に構成してもよい。
図7は、本実施例に係る光通信装置のシャーシの一例を示した斜視図である。図7(A)は、シャーシ50の表面側の構成を示した斜視図である。図7(A)において、シャーシ50は、回線余長収容部51を備える。また、回線余長収容部51は、巻回部52と、ファイバ抑え部53、54を備える。
シャーシ50は、外部の回線の光ファイバを引き込み、ケース60、80内のコネクタ40に接続する作業を行う際、回線用の光ファイバの余長を収容して余長処理するとともに、基板10に装着されたインナーシャーシ20を固定支持する手段である。
回線余長収容部51は、回線用の外部から引き込んだ光ファイバの余長を収容するスペースである。回線余長収容部51は、巻回部52を備え、回線用の外部からの光ファイバを巻き付けて余長処理できる構成となっている。また、回線余長収容部51は、巻回部52から水平に延び、巻回部52に巻回された光ファイバが外側に外れるのを防止するファイバ抑え部53と、回線余長収容部51の外側の壁から内側に水平に延び、外側にある光ファイバが外れるのを防止するファイバ抑え部54とを有する。
回線用の光ファイバのコネクタ40への接続作業は、一般に、業者の作業員が行う。その際、回線用の光ファイバの余長を、巻回部52に巻き付けるように余長処理するか、単に回線余長収容部51内に入れ込んで余長処理するかは、作業員次第である。よって、ファイバ抑え部53、54は、回線余長収容部51の内側と外側の両側から回線余長収容部51を広く覆うように散在して配置されている。
図7(B)は、シャーシ50の裏面側の構成を示した斜視図である。図7(B)において、シャーシ50は、インナーシャーシ固定手段55と、位置決め手段56と、シャーシ固定手段57とを備える。
インナーシャーシ固定手段55は、基板10に装着されたインナーシャーシ20を固定支持するための手段である。インナーシャーシ固定手段55は、インナーシャーシ20を固定できれば、種々の手段で構成されてよいが、例えば、図7(B)に示すように、ネジ固定が可能な穴開きボスとして構成されてもよい。
位置決め手段56は、シャーシ50をケース60、80に固定する際にシャーシ50の位置決めを行うための手段である。位置決め手段56は、シャーシ50をケース60、80に固定できれば種々の手段で構成されてよいが、例えば、図7(B)に示すようにリブとして構成されてもよい。
シャーシ固定手段57は、シャーシ50をケース60、80に固定するための手段である。シャーシ固定手段57は、シャーシ50をケース60、80に固定できれば、種々の手段により実現されてよいが、例えば、図7(B)に示すように、ネジ固定が可能な穴開きボスとして構成されてもよい。
このように、例えばシャーシ50は、表面側に回線用の光ファイバの余長を処理する手段、裏面側にインナーシャーシ20及び自らをケース60、80に固定する手段を備えて構成される。これにより、回線用の光ファイバの余長処理を行うとともに、基板10をケース60、80内に固定支持して収容することが可能となる。
図8は、インナーシャーシ20がシャーシ50の内部に固定支持された状態を示した図である。図8(A)は、インナーシャーシ20を固定支持したシャーシ50の裏面側を示した斜視図であり、図8(B)は、インナーシャーシ20を固定支持したシャーシ50の表面側を示した斜視図である。
図8(A)において、基板10、インナーシャーシ20及びシャーシ50の裏面側が示されている。図8(A)に示すように、シャーシ50が基板10に装着されたインナーシャーシを支持すると、基板10、インナーシャーシ30及びシャーシ50は総て同じ方向を向き、裏面が揃った状態となる。
また、インナーシャーシ20に設けられた遮光リブ29内に収容された発光ダイオード12は、シャーシ50に固定支持されても、露出した状態を保てるように構成されている。
図8(B)において、表面側は、シャーシ50がインナーシャーシ20及び基板10を覆い、シャーシ50のみが表面に現れた状態となる。なお、インナーシャーシ20のコネクタ保持部26に保持されたコネクタ40は、シャーシ50の表面側に露出し、外部からの回線用の光ファイバと接続が可能な状態で保持される。
図9は、本実施例に係る光通信装置の上ケース側からの外部構成及び内部構成を示した図である。図9(A)は、本実施例に係る光通信装置の上ケース側からの外部構成を示した図である。図9(A)に示すように、本実施例に係る光通信装置は、上ケース60と下ケース80に収容された構成となっている。なお、上ケース60には、インジケータ用のカバー61が設けられている。
図9(B)は、本実施例に係る光通信装置の上ケース60側からの内部構成を示した分解斜視図である。図9(B)に示すように、本実施例に係る光通信装置は、上ケース60と、インジケータカバー61と、導光部材70と、基板10と、インナーシャーシ20と、シャーシ50と、下ケース80とを備える。なお、導光部材70は、発光ダイオード12から入力された光を拡散させ、ユーザが視認し易い状態で発光するインジケータである。また、カバー61はインジケータとして機能する導光部材70を覆う役割を果たす。
図9(B)において、下ケース80上には、裏面を上方として配置されたシャーシ50、インナーシャーシ20及び基板10が順次積層されて配置される。そして、基板10の裏面を、上ケース60が覆って収容する構成となっている。このとき、発光ダイオード12は、導光部材70の下方付近に来るように配置され、シャーシ50の固定支持により、インジケータの位置決めも同時に行われるように構成されている。
図10は、本実施例に係る光通信装置の下ケース側からの外部構成及び内部構成を示した図である。図10(A)は、本実施例に係る光通信装置の下ケース側からの外部構成を示した図である。図10(A)に示すように、本実施例に係る光通信装置は、上ケース60と下ケース80に収容された構成となっているが、下ケース80は、光通信装置の底面部となるので、特に表示物は設けられていない。
図10(B)は、本実施例に係る光通信装置の下ケース80側からの内部構成を示した分解斜視図である。図10(B)に示すように、本実施例に係る光通信装置は、構成要素は図9(B)の説明と同様であるので省略するが、上ケース60上に、基板10、インナーシャーシ20、シャーシ50が下から順に積層され、上面を下ケース80が覆った構成となっている。
図10(B)において、基板10、インナーシャーシ20及びシャーシ50は表面側が上方にあり、ケース60、80内では、表裏が逆になっている。また、上ケース60の裏面にはボス62が設けられており、シャーシ50と嵌合してシャーシ50を固定支持することが可能な構成となっている。
このように、本実施例に係る光通信装置によれば、基板10に装着するインナーシャーシ20で内部接続用の光ファイバ30の余長処理を行い、インナーシャーシ20を固定支持するシャーシ50で外部からの回線接続用の光ファイバの余長処理を行う2重シャーシ構造とすることにより、内部接続用の光ファイバ30の余長を容易かつ確実に処理した状態でケース60、80に収容することができ、光ファイバ30のシャーシ50、ケース60、80への噛み込みを確実に防止することができる。また、インナーシャーシ20を基板10に装着した状態で基板10の性能検査を行うことができるので、製造ラインでのハンドリングを容易にすることができる。
更に、基板10及びインナーシャーシ20を固定支持したシャーシ50をケース60に固定すれば良いので、その際にも光ファイバ30の余長が作業を煩雑化させることが無く、容易に位置決め固定し、ケース60、80内への収容を行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本発明は、光回線終端装置等の光ファイバを用いた光通信装置に利用することができる。
10 基板
11 通信回路
12 発光ダイオード
20 インナーシャーシ
21 余長収容部
22、52 巻回部
23、24、25、53、54 ファイバ抑え部
26 コネクタ保持部
27、28 装着手段
29 遮光リブ
30 光ファイバ
40 コネクタ
50 シャーシ
51 回線余長収容部
55 インナーシャーシ固定手段
56 位置決め手段
57 シャーシ固定手段
60 上ケース
61 インジケータカバー
62 ボス
70 導光部材
80 下ケース

Claims (8)

  1. 通信回路が実装された基板と、
    該基板に一端が接続され、他端に外部接続用のコネクタが設けられた内部接続用の光ファイバと、
    該光ファイバの余長を収容する余長収容部と、前記コネクタを保持するコネクタ保持部と、前記基板に装着するための装着手段とを有し、前記基板に装着されて前記基板と一体となった状態で前記光ファイバの余長を収容するインナーシャーシと、
    該インナーシャーシを収容するケースと、を有することを特徴とする光通信装置。
  2. 前記余長収容部は、前記光ファイバの余長を巻回する筒状の巻回部と、該巻回部に巻回された状態の前記光ファイバの経路を部分的に上から覆い、前記光ファイバが前記経路から外れるのを防止するファイバ抑え部とを更に有することを特徴とする請求項1に記載の光通信装置。
  3. 前記コネクタ保持部に最も近くに配置された前記ファイル抑え部は、前記光ファイバの側面も覆う形状を有することを特徴とする請求項2に記載の光通信装置。
  4. 前記余長保持部及び前記コネクタ保持部と、前記装着手段は、互いに前記インナーシャーシの反対面に設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光通信装置。
  5. 前記インナーシャーシは、前記基板に接続された部品を収容する接続部品収容部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光通信装置。
  6. 前記インナーシャーシを取り付け固定するインナーシャーシ固定手段と、前記ケースの外部から前記コネクタに接続される回線用の光ファイバの余長を収容する回線余長収容部とを備え、前記ケースに収容可能なシャーシを更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光通信装置。
  7. 前記シャーシは、前記インナーシャーシを、前記コネクタ保持部側から覆うように固定することを特徴とする請求項6に記載の光通信装置。
  8. 前記シャーシは、前記ケースに固定されたことを特徴とする請求項6又は7に記載の光通信装置。
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