JP2005289870A - 化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】美白効果を十分に有し、製剤化に制限が無く、しかも安全性の高い美白化粧料を提供する。
【解決手段】ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及びグリチルリチン酸、グリチルレチン酸、イプシロンアミノカプロン酸等の抗炎症剤を配合した美白化粧料。
【選択図】なし
【解決手段】ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及びグリチルリチン酸、グリチルレチン酸、イプシロンアミノカプロン酸等の抗炎症剤を配合した美白化粧料。
【選択図】なし
Description
本発明は、美白化粧料に関し、更に詳しくは、ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及び抗炎症剤を配合することを特徴とする美白化粧料に関する。
近年、オゾン層の破壊による紫外線照射量の増加等による皮膚癌や皮膚トラブルの増加が指摘されている中、美白に関する関心も高く、多くの美白化粧料が市販されている。そして、市販されている美白化粧料には、メラニンの産生を抑制する機能を有する成分を配合したものや、産生したメラニンを還元する作用を有する成分を配合したもの、そして、その両方の機能を有するもの、又はその他の機能にて美白作用を有するものなど様々な機能面からのアプローチがなされている。
しかしながら、上記の美白化粧料では、有効成分に皮膚トラブルが生じる副作用を有するものや有効成分そのものが不安定で製剤化に制限を有するもの、そして、美白効果が低いもの等十分に美白効果を有し、製剤化に制限が無く、しかも安全性の高い美白化粧料が望まれていた。
特開2001−48773号広報
特開2002−3336号広報
解決しようとする課題は、美白効果を十分に有し、製剤化に制限が無く、しかも安全性の高い美白化粧料を提供することである。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及び抗炎症剤を配合することにより美白効果に優れ、しかも極めて高い安全性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及び抗炎症剤を含有することを特徴とする美白化粧料である。ラン科シンビジューム属植物は、従来より抗炎症効果や保湿効果を有する植物として知られていたが、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体等の抗炎症剤とを併用することにより極めて高い安全性は勿論のこと、美白効果にも優れていることを見出し、高い安全性を有しかつ効果的な美白化粧料を提供するものである。
本発明に用いることができるラン科シンビジューム属植物は、シンビジューム(Cymbidium
Orchidaceae)であれば特に制限はない。本発明のシンビジュームの抽出物は。シンビジュームの植物体、例えば葉、茎、根、種子、又はシンビジュームの組織培養物を公知の溶媒で抽出したものである。この公知の溶媒としては、例えば、水、アルコール類(メタノール、エタノール、プロピレングリコール等)、エーテル類(ジエチルエーテル等)、ケトン類 (アセトン等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロルメタン、クロロホルム等)などが挙げられる。また、抽出方法としては、上記の公知の溶媒の一種又は2種以上の混合溶媒を用い、加熱抽出したものでも、あるいは低温または常温抽出したものでもよい。
Orchidaceae)であれば特に制限はない。本発明のシンビジュームの抽出物は。シンビジュームの植物体、例えば葉、茎、根、種子、又はシンビジュームの組織培養物を公知の溶媒で抽出したものである。この公知の溶媒としては、例えば、水、アルコール類(メタノール、エタノール、プロピレングリコール等)、エーテル類(ジエチルエーテル等)、ケトン類 (アセトン等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロルメタン、クロロホルム等)などが挙げられる。また、抽出方法としては、上記の公知の溶媒の一種又は2種以上の混合溶媒を用い、加熱抽出したものでも、あるいは低温または常温抽出したものでもよい。
本発明に用いることができる抗炎症剤は、抗炎症効果を有する公知の成分であれば特に限定は無く、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、イプシロンアミノカプロン酸等が好ましい。
シンビジュームの抽出物の美白化粧料に対する配合量は、有効であれば特に限定されないが、乾燥重量に換算して0.001〜50重量%が好ましく、更に0.01〜5.0重量%が好ましい。又、抗炎症剤の美白化粧料に対する配合量は、有効であれば特に限定されないが、乾燥重量に換算して0.001〜10重量%が好ましく、更に0.01〜5.0重量%が好ましい。
本発明の皮膚外用剤には、上記必須成分のほか、化粧品、医薬部外品、医薬品に用いられる水性成分、油性成分、植物性抽出物、動物抽出物、粉未、界面活性剤、油剤、アルコール、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、色素、香料等を必要に応じて本発明の目的を達成する範囲内で適宜配合することが出来る。本発明の皮膚外用剤の剤型としては、化粧水、乳液、クリーム、パック、パウダー、スプレー・軟膏、分散液、洗浄料等種々の剤形とすることができる。例えば乳液等の場合、油相及び水相をそれぞれ加熱溶解したものを乳化分散して冷却する通常の方法により製造することができる。ただし、使用するタンパク分解酵素が不安定な場合、水が含まれる系ではマイクロカプセル化する等の周知の安定化製剤を使用することが好ましい。
以下、本発明を実施例により説明するが、本実施例によって本発明が限定されるもの
ではない。
ではない。
また、これに先立ち評価項目および方法に関して詳述する。各実施例共女性パネラー20名に、実施例試料と比較例試料とを配布した後それぞれが3ヶ月間塗布した後、使用前と比較して美白効果を判定し、実施例試料と比較例試料との優劣を、表1〜表4に示した。
表1には美容液に製剤化した実施例1及び比較例1の処方を、表2にはパネラーテストの結果を示した。また、パネラーテストの実施に際し、パネラー全員が皮膚への違和感や肌トラブル等の異常を認めず、満足した使用感触であったとの回答を得た。
又、表3には乳液に製剤化した実施例2及び比較例2の処方を、表4にはパネラーテストの結果を示した。また、パネラーテストの実施に際し、美容液処方同様にパネラー全員が皮膚への違和感や肌トラブル等の異常を認めず、満足した使用感触であったとの回答を得た。
表2及び表3より、本発明のシンビジューム抽出物及び抗炎症剤を合わせて配合することにより、美白効果に優れ、しかも刺激等がない極めて高い安全性の美白化粧料を得たことを示している。
本発明は、極めて高い安全性と優れた美白効果を有する美白化粧料であるため、化粧品はもとより医薬部外品等の外用剤として用途に広く適応できる。
Claims (1)
- ラン科シンビジューム属植物から得られる抽出物、及び抗炎症剤を配合することを特徴とする美白化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004106896A JP2005289870A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004106896A JP2005289870A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005289870A true JP2005289870A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35323230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004106896A Pending JP2005289870A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005289870A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014136804A1 (ja) | 2013-03-04 | 2014-09-12 | 株式会社トクヤマ | フォトクロミック硬化性組成物、その硬化体及びその硬化体を含む積層体 |
WO2019198664A1 (ja) | 2018-04-12 | 2019-10-17 | 株式会社トクヤマ | フォトクロミック光学物品及びその製造方法 |
WO2020204176A1 (ja) | 2019-04-03 | 2020-10-08 | 株式会社トクヤマ | フォトクロミック光学物品およびその製造方法 |
WO2021172513A1 (ja) | 2020-02-28 | 2021-09-02 | 株式会社トクヤマ | 湿気硬化型ポリウレタン組成物及び積層体 |
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004106896A patent/JP2005289870A/ja active Pending
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