JP2005286790A - 携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 手振れが起こりやすい位置に設けられたレリーズボタンにより撮影実行の指示がなされる場合においても、手振れの影響を極力排して良好な画像を撮影できるカメラ付き携帯情報端末を提供する。
【解決手段】 カメラ付き携帯電話機1は、携帯電話機1を閉じた状態でレリーズボタン7が押下されたら、標準プログラム線図を用いてシャッタ速度と撮影感度と絞り値との組み合わせを決定し、露出制御を行う。一方、携帯電話機1を開いた状態でレリーズボタン6が押圧されたら、標準プログラム線図よりもシャッタ速度が速く設定されている手ぶれ防止プログラム線図を用いてシャッタ速度と撮影感度と絞り値との組み合わせを決定し、露出制御を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 カメラ付き携帯電話機1は、携帯電話機1を閉じた状態でレリーズボタン7が押下されたら、標準プログラム線図を用いてシャッタ速度と撮影感度と絞り値との組み合わせを決定し、露出制御を行う。一方、携帯電話機1を開いた状態でレリーズボタン6が押圧されたら、標準プログラム線図よりもシャッタ速度が速く設定されている手ぶれ防止プログラム線図を用いてシャッタ速度と撮影感度と絞り値との組み合わせを決定し、露出制御を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、デジタルカメラ等の撮影手段を有する携帯端末装置に関する。
カメラ付き携帯電話機には、第1の筐体と第2の筐体とを開閉自在に連結した折り畳み型のものや、第1の筐体と第2の筐体とをスライドさせるようにして回動させるように構成したリボルバ型のものがある。
この種のカメラ付き携帯電話機は、複数箇所、例えば、ダイヤルボタン等と同じ面及び本体側面にレリーズボタンが設けられており、第1の筐体と第2の筐体とを互いに重ね合わせた状態(以下、閉じた状態と記す)でも、重ね合わせない状態(以下、開いた状態と記す)でも、撮影ができるように構成されている。そして多くの場合、本体側面のレリーズボタンは、携帯電話機を閉じた状態にして、通常のカメラのように横長の姿勢に保持したときに右上部に配置されるようになっている。
したがって、この種のカメラ付き携帯電話機は、閉じた状態であれば、通常のカメラのように両手でしっかりと持って右手の人差し指でレリーズボタンを操作できるため、比較的手振れの影響の少ない撮影を行うことができる。一方、開いた状態では、携帯電話機を片手で持ちながらレリーズボタンを操作して撮影を行うことが多いため、手振れしやすいという問題がある。
カメラの撮影時における姿勢を考慮した公知技術として、カメラの複数箇所にレリーズボタンを設け、どのレリーズボタンが押されたかによって、カメラの姿勢(縦か横か)を検知し、姿勢に応じた露出演算を行うというものがある。ここでいう露出演算とは、カメラの姿勢によって相対的に変化する空等の位置を考慮した測光時の重み付け演算のことである。(特許文献1参照)
しかしながら、特許文献1記載の技術は、被写界を複数の測光領域に分割して測光するカメラにおいて、カメラの姿勢毎に測光時の重み付け演算の仕方を変えることにより、どの姿勢で撮影を行う場合でも最適な露出値を演算し得るようにしたものであり、手振れしやすい位置に設けられたレリーズボタンにより撮影実行の指示がなされる場合の、撮影時における手振れの影響を軽減するものではない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、手振れが起こりやすい状態で押下されるレリーズボタンにより撮影実行の指示がなされる場合においても、手振れの影響を極力排して良好な画像を撮影することが可能な携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、撮影手段を有する携帯端末装置であって、複数のレリーズボタンと、所定の露出値に基づいて前記撮影手段の露出を決定するための複数種類の露出決定データを記憶する記憶手段と、前記複数のレリーズボタンのうちのどのレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされるかを検知する検知手段と、前記検知手段による検知結果に応じた前記露出決定データを用いて前記露出を決定する露出決定手段とを備える。
又、本発明の携帯端末装置は、前記複数種類の露出決定データが、前記撮影手段のシャッタ速度と絞り値との組み合わせが設定されるデータであり、相対的に速い前記シャッタ速度が設定される露出決定データと、相対的に遅い前記シャッタ速度が設定される露出決定データとを含み、前記露出決定手段が、前記複数のレリーズボタンのうち、前記携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に高いレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされたことを検知した場合、前記相対的に速い前記シャッタ速度が設定される露出決定データを用いて前記露出を決定し、前記可能性が相対的に低いレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされたことを検知した場合、前記相対的に遅い前記シャッタ速度が設定される露出決定データを用いて前記露出を決定するものである。
上記によれば、例えば、複数種類のレリーズボタンを、携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に低いレリーズボタンAと、携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に高いレリーズボタンBとの2つとすると、レリーズボタンBが押下された場合には、露出決定手段が、相対的に速いシャッタ速度が設定される露出決定データを用いて露出を決定する。このように、携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に高い場合、つまり、手振れが起こりやすい場合には、手振れによる影響を極力抑えることが可能な露出決定データを用いて露出を決定することができるため、レリーズボタンBにより撮影実行の指示がなされる場合でも、手振れの影響を極力排して良好な画像を撮影することができる。
又、本発明の携帯端末装置は、前記複数種類の露出決定データが、前記撮影手段のシャッタ速度と絞り値と撮影感度との組み合わせが設定されるデータであり、相対的に速い前記シャッタ速度及び相対的に高い前記撮影感度が設定される露出決定データと、相対的に遅い前記シャッタ速度及び相対的に低い前記撮影感度が設定される露出決定データとを含み、前記露出決定手段が、前記複数のレリーズボタンのうち、前記携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に高いレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされたことを検知した場合、前記相対的に速い前記シャッタ速度及び相対的に高い前記撮影感度が設定される露出決定データを用いて前記露出を決定し、前記可能性が相対的に低いレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされたことを検知した場合、前記相対的に遅い前記シャッタ速度及び相対的に低い前記撮影感度が設定される露出決定データを用いて前記露出を決定するものである。
上記によれば、例えば、複数種類のレリーズボタンを、携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に低いレリーズボタンAと、携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に高いレリーズボタンBとの2つとすると、レリーズボタンBが押下された場合には、露出決定手段が、相対的に速いシャッタ速度及び相対的に高い撮影感度が設定される露出決定データを用いて露出を決定する。このように、携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に高い場合、つまり、手振れが起こりやすい場合には、手振れによる影響を極力抑えることが可能な露出決定データを用いて露出を決定することができるため、レリーズボタンBにより撮影実行の指示がなされる場合でも、手振れの影響を極力排して良好な画像を撮影することができる。
本発明によれば、手振れが起こりやすい状態で押下されるレリーズボタンにより撮影実行の指示がなされる場合においても、手振れの影響を極力排して良好な画像を撮影することが可能な携帯端末装置を提供することができる。
図1は、本発明を実施するための最良の形態を説明するためのカメラ付き携帯電話機の正面図(開いた状態の正面図)である。
このカメラ付き携帯電話機(以下、単に携帯電話機と記す)1は、上筐体1Aと下筐体1Bとをヒンジ部2を介して互いに開閉自在に連結してなる折り畳み型の携帯電話機である。上筐体1Aと下筐体1Bの互いの最大回動角度は略180°である。
このカメラ付き携帯電話機(以下、単に携帯電話機と記す)1は、上筐体1Aと下筐体1Bとをヒンジ部2を介して互いに開閉自在に連結してなる折り畳み型の携帯電話機である。上筐体1Aと下筐体1Bの互いの最大回動角度は略180°である。
上筐体1Aの前面1Aa(携帯電話機1を閉じたときに下筐体1Bと対向する面)には、主表示部3aが設けられている。また、上筐体1Aの背面1Abには、図2(b)に示すように、主表示部3aよりも表示面積の小さい副表示部3bが設けられている。主表示部3aには、この携帯電話機1の各種状態(電波状態、バッテリ残量、等)や電話番号、送受信メールの内容等の他、撮影中の画像や撮影済みの画像等が表示される。副表示部3bは、本体を閉じた状態にして撮影を行う際にファインダとして機能する。主表示部3a及び副表示部3bには、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)表示パネル等が使用される。
ヒンジ部2には、撮影レンズ4aを有する撮影部4が内蔵されている。撮影部4は、携帯電話機1を開閉したときに上筐体1Aと共に回動する。そして、携帯電話機1を閉じた状態(図2(b)の状態)のときには、撮影レンズ4aが完全に下筐体1B側に向き、携帯電話機1を開いた状態(図1の状態)のときには、撮影レンズ4aが下筐体1Bの前面1Ba(本体を閉じたときに上筐体1Aと対向する面)とほぼ同じ向きになるように構成されている。
下筐体1Bの前面1Baには、ダイヤルボタン等と共にカメラモードボタン5とレリーズボタン6が設けられている。また、下筐体1Bの側面1Bcには、レリーズボタン7が設けられている。レリーズボタン7は、図2(b)に示すように、携帯電話機1を閉じた状態にして通常のカメラのように横長の姿勢に保持したときに右上部に配置されるようになっている。
また、下筐体1Bの前面1Baのヒンジ部2近傍には、携帯電話機1の開閉状態を検知するための状態検知スイッチ8が設けられている。この状態検知スイッチ8は、携帯電話機1を閉じたときに、上筐体1A側に設けられた突起部9によって押圧される。すなわち、携帯電話機1を閉じた状態の時に状態検知スイッチ8がオンし、携帯電話機1を開いた状態のときに状態検知スイッチ8がオフするようになっている。状態検知スイッチ8のオン/オフ信号は後述するシステム制御部18(図3)に送られる。
図3は、本発明を実施するための最良の形態を説明するためのカメラ付き携帯電話機の概略構成を示す図である。
図3に示すように、携帯電話機1は、撮影部4と、アナログ信号処理部10と、A/D変換部11と、駆動部12と、ストロボ13と、露出計14と、デジタル信号処理部15と、圧縮/伸張処理部16と、表示部17と、システム制御部18と、内部メモリ19と、メディアインタフェース20と、記録メディア21と、操作部22と、ROM23とを備える。デジタル信号処理部15、圧縮/伸張処理部16、表示部17、システム制御部18、内部メモリ19、メディアインタフェース20、及びROM23は、システムバス24に接続されている。携帯電話機1は、この他に、通信機能等も備える。
図3に示すように、携帯電話機1は、撮影部4と、アナログ信号処理部10と、A/D変換部11と、駆動部12と、ストロボ13と、露出計14と、デジタル信号処理部15と、圧縮/伸張処理部16と、表示部17と、システム制御部18と、内部メモリ19と、メディアインタフェース20と、記録メディア21と、操作部22と、ROM23とを備える。デジタル信号処理部15、圧縮/伸張処理部16、表示部17、システム制御部18、内部メモリ19、メディアインタフェース20、及びROM23は、システムバス24に接続されている。携帯電話機1は、この他に、通信機能等も備える。
撮影部4は、撮影レンズ4a、絞り4b、シャッタ4c、及び撮像デバイス4dを内蔵している。撮影レンズ4aは、被写体の光学像を絞り4b及びシャッタ4cを通して撮像デバイス2dの受光面に結像させる。絞り4bは、撮像デバイス4dの受光面に到達する光量を調節する。シャッタ4cは、レリーズボタン6又はレリーズボタン7が押下されると作動し、設定されたシャッタスピードで撮像デバイス4dの受光面を露光する。撮像デバイス4dは、受光した被写体の光学像を画像信号に変換し、アナログ信号処理部10に出力するものであり、CCDやCMOS等の撮像素子が用いられる。
撮影に際しては、駆動部12を介して光学系の制御が行われる。撮像素子として利用されるCCDイメージセンサ等の固体撮像素子は、レリーズボタン6又は7の押下操作を契機として、所定のタイミングで、駆動部12に含まれるタイミングジェネレータ(図3ではTGと記載)からの駆動信号によって駆動される。駆動部12は、システム制御部18によって所定の駆動信号を出力する。
アナログ信号処理部10は、撮影部4で得られた画像信号に所定のアナログ信号処理を施す。A/D変換部11は、アナログ信号処理部10で処理後のアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換部11の出力は、いわゆるRAW画像データとしてデジタル信号処理部15に送られる。
デジタル信号処理部15は、A/D変換部11からのデジタル画像データに対して、操作部22によって設定された動作モードに応じたデジタル信号処理を行う。デジタル信号処理部15が行う処理には、黒レベル補正処理(OB処理)、リニアマトリクス補正処理、ホワイトバランス調整処理、ガンマ補正処理、画像合成処理、同時化処理、及びY/C変換処理等が含まれる。デジタル信号処理部15は、例えばDSPで構成される。
圧縮/伸張処理部16は、デジタル信号処理部15で得られたY/Cデータに対して圧縮処理を施すとともに、記録メディア21から得られた圧縮画像データに対して伸張処理を施す。
表示部17は、例えばLCD表示装置を含んで構成され、撮影されてデジタル信号処理を経た画像データに基づく画像を表示する。記録メディア21に記録された圧縮画像データを伸張処理して得た画像データに基づく画像の表示も行う。また、撮影時のスルー画像、デジタルカメラの各種状態、操作に関する情報の表示等も可能である。
内部メモリ19は、例えばDRAMであり、デジタル信号処理部15やシステム制御部18のワークメモリとして利用される他、記録メディア21に記録される撮影画像データを一時的に記憶するバッファメモリや表示部17への表示画像データのバッファメモリとしても利用される。メディアインタフェース20は、メモリカード等の記録メディア21との間のデータの入出力を行うものである。
操作部13は、デジタルカメラ使用時の各種操作を行うものであり、カメラモードボタン5と、レリーズボタン6、7と、状態検知スイッチ8とを含む。
露出計14は、各種測光方式により測光を行い、露出値(EV値)を算出する。
カメラモードボタン5は、携帯電話機1をカメラモード(カメラ機能を作動させた状態)に切り替えるためのボタンである。レリーズボタン6、7は、携帯電話機1に撮影開始を指示するための操作子である。レリーズボタン6、7のどちらか一方を押圧操作すると、撮影部4により撮影が実行され、撮像デバイス4d、信号処理部12、記録メディア21等による撮像信号の取り込みが行なわれる。その際、露出計14によって測光が行われ、必要であればストロボ13が発光駆動される。また、露出計14による露出値に基づいて露出の決定が行われる。
ROM23には、この携帯電話機1の各種機能を実現するためのプログラム及びデータが記憶されている。このプログラム及びデータには、露出計14からの露出値に基づいて撮影部4の露出を決定するための2種類の露出決定データが含まれる。
露出決定データとは、露出計14からの露出値に対して、撮影部4のシャッタ4cのシャッタ速度(TV)と、絞り4bの絞り値(AV)と、撮影感度(ISO)との組み合わせが設定されるものである。露出決定データには、第1の露出決定データと第2の露出決定データとの2種類が含まれる。尚、この露出決定データは、2種類以上あっても良い。
図4は、第1の露出決定データを示すプログラム線図であり、以下では、この図を標準プログラム線図という。図5は、第2の露出決定データを示すプログラム線図であり、以下では、この図を手振れ防止プログラム線図という。
図4及び5において、例えば、EV値が10の場合、図4の標準プログラム線図によれば、シャッタ速度が7TV、F値が2.8、ISOが100の組み合わせとなっているが、図5の手振れ防止プログラム線図によれば、シャッタ速度が8TV、F値が2.8、ISOが200の組み合わせとなっている。このように、標準プログラム線図(第1の露出決定データ)は、相対的に遅いシャッタ速度及び相対的に低い撮影感度が設定されるものであり、手振れ防止プログラム線図(第2の露出決定データ)は、相対的に速いシャッタ速度及び相対的に高い撮影感度が設定されるものである。
図4及び5において、例えば、EV値が10の場合、図4の標準プログラム線図によれば、シャッタ速度が7TV、F値が2.8、ISOが100の組み合わせとなっているが、図5の手振れ防止プログラム線図によれば、シャッタ速度が8TV、F値が2.8、ISOが200の組み合わせとなっている。このように、標準プログラム線図(第1の露出決定データ)は、相対的に遅いシャッタ速度及び相対的に低い撮影感度が設定されるものであり、手振れ防止プログラム線図(第2の露出決定データ)は、相対的に速いシャッタ速度及び相対的に高い撮影感度が設定されるものである。
システム制御部18は、ROM23に格納されているプログラムによって動作するプロセッサを主体に構成され、撮影動作を含む携帯電話機1全体の統括制御を行う。システム制御部18は、レリーズボタン6、7のうちのどのレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされるかを検知し、その検知結果に応じたプログラム線図を用いて撮影部4の露出の決定(シャッタ速度、絞り、及び撮影感度の組み合わせの決定)を行い、撮影部4の露出制御及び撮影制御を行う。
次に、上記のように構成された携帯電話機1のカメラモード時の動作について図面を参照して説明する。
図6は、本発明を実施するための最良の形態を説明するためのカメラ付き携帯電話機の動作フローを示す図であり、携帯電話機1が閉じた状態のときはレリーズボタン7のみ使用可能とし、携帯電話機1が開いた状態のときはレリーズボタン6及び7を使用可能とした場合の動作フローを示す図である。
図6は、本発明を実施するための最良の形態を説明するためのカメラ付き携帯電話機の動作フローを示す図であり、携帯電話機1が閉じた状態のときはレリーズボタン7のみ使用可能とし、携帯電話機1が開いた状態のときはレリーズボタン6及び7を使用可能とした場合の動作フローを示す図である。
図6に示すように、携帯電話機1のシステム制御部18は、まず状態検知スイッチ8がオンになっているか否か、すなわち携帯電話機1が閉じた状態か否かを調べる(S1)。携帯電話機1が閉じた状態であった場合(S1:Yes)、システム制御部18は、露出計14に被写体の輝度を測定させる(S2)。そして、レリーズボタン7が押下された場合(S3:Yes)、システム制御部18は、露出計14による測定値(測光EV値)と、図4に示す標準プログラム線図とにより撮影部4の露出を決定する(S4)。
一方、携帯電話機1が開いた状態であった場合(S1:No)、システム制御部18は、露出計14に被写体の輝度を測定させた後(S5)、レリーズボタン7が押下されたか否かを調べる(S6)。そして、レリーズボタン7が押下された場合(S6:Yes)、システム制御部18は、露出計14によるEV値と、図4に示す標準プログラム線図とにより、撮影部4の露出を決定する(S7)。
一方、レリーズボタン7が押下されずに(S6:No)、レリーズボタン6が押下された場合(S8:Yes)、システム制御部18は、露出計14によるEV値と、図5に示す手ぶれ防止プログラム線図とにより、撮影部4の露出を決定する(S9)。システム制御部18は、このようにして撮影部4の露出を決定(シャッタ速度と撮影感度と絞り値との組み合わせを決定)した後、露出制御を行い、その後、撮影を実行させる制御を行う。
図7は、本発明を実施するための最良の形態を説明するためのカメラ付き携帯電話機の動作フローを示す図であり、携帯電話機1が閉じた状態のときはレリーズボタン7のみ使用可能とし、携帯電話機1が開いた状態のときはレリーズボタン6のみ使用可能とした場合の動作フローを示す図である。
図7に示すように、携帯電話機1のシステム制御部18は、まず状態検知スイッチ8がオンになっているか否か、すなわち携帯電話機1が閉じた状態か否かを調べる(S11)。携帯電話機1が閉じた状態であった場合(S11:Yes)、システム制御部18は、露出計14に被写体の輝度を測定させる(S12)。そして、レリーズボタン7が押下された場合(S13:Yes)、システム制御部18は、露出計14によるEV値と、図4に示す標準プログラム線図とにより、撮影部4の露出を決定する(S14)。
一方、携帯電話機1が開いた状態であった場合(S11:No)、システム制御部18は、露出計14に被写体の輝度を測定させた後(S15)、レリーズボタン6が押下されたか否かを調べる(S16)。そして、レリーズボタン6が押下された場合(S16:Yes)、システム制御部18は、露出計14によるEV値と、図5に示す手ぶれ防止プログラム線図とにより、撮影部4の露出を決定する(S17)。システム制御部18は、このようにして撮影部4の露出を決定(シャッタ速度と撮影感度と絞り値との組み合わせを決定)した後、決定した露出で露出制御を行い、その後、撮影を実行させる制御を行う。
携帯電話機1では、レリーズボタン6を押下する場合、利用者は下筐体1Bを片手で把持しながら押下することが多い。この場合、利用者が片手で携帯電話機1を持っていることと、携帯電話機1は開いた状態で縦に細長くなっているために上筐体1Aが安定しないこととから、携帯電話機1が不安定な状態でレリーズボタン6が押下されるため、撮影部4により撮影される画像には手振れによる影響が出てしまう。ところが、携帯電話機1によれば、レリーズボタン6が押下された場合には、図5に示すプログラム線図を用いて、撮影部4の露出を決定するようにしている。このため、シャッタ速度を速くすることが可能となり、手振れが起こりやすい状況でも、その手振れを防止することができる。
一方で、レリーズボタン7を押下する場合、閉じた状態では、利用者は上筐体1Aと下筐体1Bとを両手で把持しながら押下することが多く、開いた状態では、左手に上筐体1Aを持ち、右手に下筐体1Bを持ってレリーズボタン7を押下することが多い。この場合、利用者は両手で携帯電話機1を持っているために、携帯電話機1が安定した状態でレリーズボタン7が押下される。したがって、撮影部4により撮影される画像に手振れによる影響が出ることは少ない。そこで、携帯電話機1では、レリーズボタン7が押下された場合には、図4に示すプログラム線図を用いて、撮影部4の露出を決定する。このため、シャッタ速度を速くせずに撮影を行うことができる。
このように、携帯電話機1は、利用者が押下するレリーズボタンによって、シャッタ速度、絞り値、及び撮影感度等を柔軟に変更することができるため、携帯電話機1の撮影状況に応じた最適な画像を得ることができる。
尚、上記では、携帯電話機を例にして説明したが、本形態は、カメラ等の撮影手段と、複数のレリーズボタンとを有する携帯端末装置(PDAやデジタルカメラ等)において有効に適用可能である。特に、携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に高いレリーズボタンと、携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に低いレリーズボタンとを有するような携帯端末装置の場合において効果が大きい。
又、上記では、露出計14からの露出値を用いて露出を決定しているが、露出値はマニュアルで設定されたものを用いても良い。
又、上記では、露出決定データを、シャッタ速度、絞り値、及び撮影感度の組み合わせが設定されるデータであると定義したが、露出決定データを、撮影感度は一定にして、シャッタ速度及び絞り値の組み合わせのみが設定されるデータであるとしても、上記の効果を得ることができる。手振れ防止のためには、シャッタ速度を速くすることが有効であるため、レリーズボタン6が押下されたときには、最低限、シャッタ速度が速くなるようにすることができれば良い。
又、上記では、携帯電話機1の2箇所にレリーズボタンが設けられている場合を例にとり説明したが、本形態は、レリーズボタンが3箇所以上設けられている場合にも有効に適用可能である。
又、上記では、折り畳み型の携帯電話機を例にして説明したが、本形態は、第1の筐体と第2の筐体とをスライドさせるようにして回動させるように構成したリボルバ型の携帯電話機にも有効に適用可能である。又、折り畳み型以外のバータイプの携帯電話機にも有効に適用可能である。
1 カメラ付き携帯電話機
1A 上筐体
1B 下筐体
2 ヒンジ部
4 撮影部
5 カメラモードボタン
6、7 レリーズボタン
8 状態検知スイッチ
1A 上筐体
1B 下筐体
2 ヒンジ部
4 撮影部
5 カメラモードボタン
6、7 レリーズボタン
8 状態検知スイッチ
Claims (4)
- 撮影手段を有する携帯端末装置であって、
複数のレリーズボタンと、
所定の露出値に基づいて前記撮影手段の露出を決定するための複数種類の露出決定データを記憶する記憶手段と、
前記複数のレリーズボタンのうちのどのレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされるかを検知する検知手段と、
前記検知手段による検知結果に応じた前記露出決定データを用いて前記露出を決定する露出決定手段とを備える携帯端末装置。 - 請求項1記載の携帯端末装置であって、
前記複数種類の露出決定データは、前記撮影手段のシャッタ速度と絞り値との組み合わせが設定されるデータであり、相対的に速い前記シャッタ速度が設定される露出決定データと、相対的に遅い前記シャッタ速度が設定される露出決定データとを含み、
前記露出決定手段は、前記複数のレリーズボタンのうち、前記携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に高いレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされたことを検知した場合、前記相対的に速い前記シャッタ速度が設定される露出決定データを用いて前記露出を決定し、前記可能性が相対的に低いレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされたことを検知した場合、前記相対的に遅い前記シャッタ速度が設定される露出決定データを用いて前記露出を決定するものである携帯端末装置。 - 請求項1記載の携帯端末装置であって、
前記複数種類の露出決定データは、前記撮影手段のシャッタ速度と絞り値と撮影感度との組み合わせが設定されるデータであり、相対的に速い前記シャッタ速度及び相対的に高い前記撮影感度が設定される露出決定データと、相対的に遅い前記シャッタ速度及び相対的に低い前記撮影感度が設定される露出決定データとを含み、
前記露出決定手段は、前記複数のレリーズボタンのうち、前記携帯端末装置が不安定な状態で押下される可能性が相対的に高いレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされたことを検知した場合、前記相対的に速い前記シャッタ速度及び相対的に高い前記撮影感度が設定される露出決定データを用いて前記露出を決定し、前記可能性が相対的に低いレリーズボタンによって撮影実行の指示がなされたことを検知した場合、前記相対的に遅い前記シャッタ速度及び相対的に低い前記撮影感度が設定される露出決定データを用いて前記露出を決定するものである携帯端末装置。 - 請求項1〜3のいずれか記載の携帯端末装置であって、
前記携帯端末装置は、開閉自在に連結された2つの筐体から構成されるものである携帯端末装置。
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Publications (1)
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2004
- 2004-03-30 JP JP2004099372A patent/JP2005286790A/ja active Pending
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