JP2005284853A - 駐輪場管理システム、駐輪場管理サーバ、駐輪場のスペース管理装置 - Google Patents

駐輪場管理システム、駐輪場管理サーバ、駐輪場のスペース管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 駐輪場における空きスペースの有無についての情報を、その駐輪場に出向く前の利用者に知らせることのできる駐輪場管理システムを提供する。
【解決手段】 複数の駐輪場の各々が有するスペース管理装置(3)と、当該スペース管理装置各々が通信回線(9)を介して通信可能な少なくとも1台の管理サーバ(5)と、当該管理サーバと通信回線(9)を介して通信可能な少なくとも1台のユーザー端末(7)と、により駐輪場管理システムを構成する。ユーザー端末からの問い合わせに対して空きスペースの有無を返信することによって利用者に空きスペース情報を提供することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自転車、オートバイ、スクーター等のような二輪車の駐輪場を管理するための駐輪場管理システムに関するものであり、より詳しくは、駐輪可能であることを示す駐輪場の空きスペース情報をユーザーに提供可能な駐輪場管理システム、管理サーバ及びスペース管理装置に関するものである。
鉄道駅周辺に放置される二輪車が、歩行者の通行の妨げや街の美観を損ねるなど深刻な問題となっている。住宅街から最寄駅まで二輪車で通い、自分が乗ってきた自転車を駅周辺に駐輪させておく人が増えた一方、駐輪場の不足が放置自転車発生の主な原因となっている。そこで、自転車を駐輪させるための駐輪場の建設が進められるようになり、そのような駐輪場の入出庫を管理するための駐輪場管理システムが提案されている(特許文献1)。特許文献1が開示する駐輪場管理システム(以下、適宜「従来の管理システム」という)によれば、そのシステムが管理する駐輪場において入場ゲートの開閉によって駐輪スペースの有無を利用者に知らせるように構成されている。すなわち、駐輪スペースがあるときのみゲートが開き、ないときはゲートが開かないように構成されている。駐輪場に入場する前に駐輪スペースの有無を知らせることによって、利用者に無駄足をさせないようにするためである。
特開平11−232505公報(段落0008、図2参照)
しかしながら、従来の管理システムは、ゲートを通過しなければ入場できないような駐輪場で使用するのであれば使い勝手が良いであろうが、駐輪場への入場をゲートにより制限できない場合には必ずしもそうとは言えない。ゲート通過以外の経路による入場が可能でゲートを通らずに入場した利用者はゲートの開放の有無を知らないため、入場はしたが駐輪スペースがないという事態を生じさせかねないからである。駅周辺には道路や建物等が密集しておりゲート管理が可能な駐輪場を建設することは一般的に難しい。駅周辺で駐輪場を新たに確保しようとするなら、僅かな空きスペースや線路脇の道路に面したスペース等を活用せざるを得ないのが現状である。そのようなスペースの中でゲート管理可能な駐輪場を作ることは、実用性に乏しい。
他方、仮に、従来の管理システムを採用可能な駐輪場において、その駐輪場を利用しようとする利用者は、その管理システムのゲートが開かないのを見て始めて駐輪スペースがないことを知ることになる。特に鉄道駅周辺の駐輪場の利用者は乗ろうとする鉄道の発車時刻に合わせて駐輪場に来るのが普通であるから、駐輪場に到着してから駐輪スペースがないこと知り他の駐輪場を探していたのでは発車時刻に間に合わない場合がほとんどであろう。期間契約等により、その期間であれば駐輪スペースが常に確保されている場合であれば別であるが、確保されておらず駐輪スペースがない場合は、やむを得ず駅周辺に放置してしまう利用者がいることは事実である。それどころか、駐輪スペースがあるかないかわからない状態で駐輪場を探すのが面倒であるため、最初から駐輪場を探そうともしない者もいる。このような事態が放置自転車を発生させる遠因といえる。
本発明が解決しようとする課題は、上述した事態を改善することにある。すなわち、駐輪場が複数ある場合に、その駐輪場のうち空きスペースを有するのはどの駐輪場であるかについての情報、つまり、空きスペース情報を、その駐輪場に出向く前の利用者に知らせることのできる駐輪場管理システムを提供することが、本発明の目的である。
上記課題を解決するために発明者は、駐輪場に到着する前にその駐輪場に駐輪可能な空きスペースがあるか、また、空きスペースがある駐輪場はどれか、という駐輪場の空きスペース情報をユーザー端末を介して入手可能に構成した。ユーザー端末によって空きスペース情報を得ることができれば、駐輪場に行ったが空きスペースがなくて無駄足になってしまう事態を有効に防ぐことができると考えたからである。その詳しい内容については、項を改めて説明する。なお、何れかの請求項記載の発明の構成を説明するに当たって行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項記載の発明にも適用があるものとする。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係る駐輪場管理システム(以下、適宜「請求項1のシステム」という)は、複数の駐輪場の各々が有するスペース管理装置と、当該スペース管理装置各々が通信回線(たとえば、インターネット、LAN、電話回線)を介して通信可能な少なくとも1台の管理サーバ(したがって、複数台でもよい)と、当該管理サーバと通信回線を介して通信可能な少なくとも1台のユーザー端末(たとえば、携帯電話、PHS、PDA、パーソナルコンピュータ)と、を含む駐輪場管理システムである。当該スペース管理装置の各々が、自己が管轄する駐輪場(物理的に離れた複数の駐輪場も含む)内の駐輪可能スペースの有無に係る管轄スペース情報を生成する情報生成手段(たとえば、自転車を検知するセンサ、それを管理する管理装置等を含む)と、当該情報生成手段が生成した管轄スペース情報を当該管理サーバに送信(有線、無線を問わない)する管轄スペース情報送信手段と、を備えている。当該管理サーバが、各スペース管理装置から送信された管轄スペース情報を受信する管轄スペース情報受信手段と、当該管轄スペース情報受信手段が受信した管轄スペース情報を管理する管轄スペース情報管理手段と、ユーザー端末から送信された近隣スペース情報の送信要求及び駐輪希望地(たとえば、○○町、△△駅、□□ビル)を含む要求情報に基づいて当該管轄スペース情報管理手段が管理する管轄スペース情報の中から当該駐輪希望地近隣に存在する(1又は2以上の)駐輪場を検索する検索手段と、当該検索手段の検索結果に係る少なくとも1の駐輪場の管轄スペース情報をアクセスしてきたユーザー端末に近隣スペース情報として送信する近隣スペース情報送信手段と、を備えている。当該ユーザー端末が、要求情報を入力可能な入力手段(たとえば、キーボード、プルダウン画面)と、当該入力手段から入力した要求情報を当該管理サーバに送信する要求送信手段と、当該管理サーバから送信された近隣スペース情報を受信する近隣スペース情報受信手段と、当該近隣スペース情報受信手段が受信した近隣スペース情報を表示可能な表示手段(たとえば、液晶画面)と、を備えている。
請求項1のシステムによれば、まず、スペース管理装置の各々が、生成した管轄スペース情報を通信回線を介して送信する。管轄スペース情報を受信した管理サーバは、管轄スペース情報を検索可能な状態で管理する。アクセスしてきたユーザー端末に対して、要求情報に基づいて得た検索結果である近隣スペース情報を当該ユーザー端末に通信回線を介して送信する。近隣スペース情報を受信したユーザー端末は、その情報を表示手段に表示する。この表示からユーザーは、駐輪希望地近隣(周辺)にある駐輪場の空きスペースの把握が可能になる。このため、ユーザーが、空きスペースのない駐輪場に行って無駄足をすることがなく、空きスペースを有する駐輪場をいちいち探すことなくスペースのある駐輪場へ直行することができる。請求項1のシステムによれば、複数ある駐輪場の空きスペースをユーザーが有効利用できるので、ユーザーにとって利便であるだけでなく、駐輪場の経営者にとってもスペースの空き時間を短くすることができる点で有益である。さらに、空きスペースの有効利用は、放置自転車の減少という公共の利益にもつながる。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係る駐輪場管理システム(以下、適宜「請求項2のシステム」という)は、請求項1のシステムの基本構成において、前記ユーザー端末が、受信した基準信号に基づいて現在位置を測位可能な測位手段(たとえば、衛星を利用したGPS機能、ナビゲーション機能、ビーコン機能)を備え、当該測位手段が測位した現在位置を、前記入力手段から入力する駐輪希望地に代えて送信可能に構成することもできる。
請求項2のシステムは、請求項1のシステムの作用効果に加え、現在、ユーザーが居る位置、すなわち、現在位置の近隣にある駐輪場の管轄スペース情報を入手することができる。ある地域に居るユーザーが、その場所の近隣にある駐輪場の空きスペースを検索する場合に、その場所を入力する必要がないためたいへん便利である。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明に係る駐輪場管理システム(以下、適宜「請求項3のシステム」という)は、請求項1又は2のシステムの基本構成において、前記管理サーバが、前記複数の駐輪場の各々を含む地図情報を駐輪希望地に基づいて検索可能な地図検索手段を備え、前記近隣スペース情報が、当該地図検索手段が検索した地図情報を含むものであってもよい。地図情報に基づいて表示手段が表示する地図は、それが文字や地図以外の図形等を含むものであることを妨げない。
請求項3のシステムによれば、請求項1又は2のシステムの作用効果に加え、表示手段が表示する地図情報によってユーザーに駐輪場の位置を比較的簡単に把握させることができる。駐輪希望地と駐輪可能な駐輪場との距離等を視覚的に認識することができるので、ユーザーにとってたいへん便利である。
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載の発明に係る駐輪場管理システム(以下、適宜「請求項4のシステム」という)は、請求項3のシステムの基本構成において、前記近隣スペース情報が、少なくとも満車情報及び空車情報を含み、当該満車情報及び当該空車情報が、前記地図情報に基づいて前記表示手段が表示する地図上に記号(たとえば、空車を示す「○」、満車を示す「×」)を表示可能に構成することが好ましい。
請求項4のシステムによれば、請求項3のシステムの作用効果に加え、表示手段が表示する地図と記号とによって、駐輪場の位置等の情報を一瞥するだけで把握可能になる。さらに、前項に示す例のように記号に一定の意味を持たせておけば、駐輪場の位置と空きスペースの有無等をユーザーに簡単に認識させることができる。また、記号を点滅させたり、色変わりさせたりすることによって、ユーザーの注意を惹きやすくすることもよい。
(請求項5記載の発明の特徴)
請求項5記載の発明に係る駐輪場管理システム(以下、適宜「請求項5のシステム」という)は、請求項1乃至4何れかのシステムの基本構成において、前記スペース管理装置が、プリンタを備え、当該プリンタが、自転車が駐輪されたときに、当該駐輪に係る駐輪スペースの位置を特定する位置特定情報を含む紙片を自動又は手動によってプリントアウト可能に構成しておくこともできる。
請求項5のシステムによれば、請求項1乃至4何れかのシステムの作用効果に加え、位置特定情報を含む紙片を持っていれば、ユーザーは、その位置特定情報によって、自分が駐輪した位置を把握することができる。これは、たとえば、帰宅時に駐輪しておいて自転車を探すときの手掛かりとしてたいへん有効である。特に、駐輪台数の多い駐輪場においては、上記例における出勤時に駐輪した位置を忘れてしまうことが考えられるが、プリンタによってプリントアウトされた紙片を持っていれば、そのような場合の帰宅時に、自分の自転車を簡単に見つけることができるのでユーザーに対して親切である。
(請求項6記載の発明の特徴)
請求項6記載の発明に係る駐輪場管理システムの管理サーバ(以下、適宜「請求項6のサーバ」という)は、複数の駐輪場の各々が有するスペース管理装置及び少なくとも1台のユーザー端末と通信回線を介して通信可能な駐輪場管理システムの管理サーバである。各スペース管理装置から送信された自己が管轄する駐輪場内の駐輪可能スペースの有無に係る管轄スペース情報を受信する管轄スペース情報受信手段と、当該管轄スペース情報受信手段が受信した管轄スペース情報を管理する管轄スペース情報管理手段と、ユーザー端末から送信された近隣スペース情報の送信要求及び駐輪希望地を含む要求情報に基づいて当該管轄スペース情報管理手段が管理する管轄スペース情報の中から当該駐輪希望地近隣に存在する駐輪場を検索する検索手段と、当該検索手段の検索結果に係る少なくとも1の駐輪場の管轄スペース情報をアクセスしてきたユーザー端末に近隣スペース情報として送信する近隣スペース情報送信手段と、を備えている。
請求項6のサーバによれば、まず、受信した管轄スペース情報を管轄スペース情報を検索可能な状態で管理する。アクセスしてきたユーザー端末に対して、要求情報に基づいて得た検索結果である近隣スペース情報を当該ユーザー端末に通信回線を介して送信する。近隣スペース情報を受信したユーザー端末は、その情報を表示手段に表示する。この表示からユーザーは、駐輪希望地近隣(周辺)にある駐輪場の空きスペースの把握が可能になる。このため、ユーザーが、空きスペースのない駐輪場に行って無駄足をすることがなく、空きスペースを有する駐輪場をいちいち探すことなくスペースのある駐輪場へ直行することができる。請求項6のサーバを用いて構築した駐輪場管理システムによれば、複数ある駐輪場の空きスペースをユーザーが有効利用できるので、ユーザーにとって利便であるだけでなく、駐輪場の経営者にとってもスペースの空き時間を短くすることができる点で有益である。さらに、空きスペースの有効利用は、放置自転車の減少という公共の利益にもつながる。
(請求項7記載の発明の特徴)
請求項7記載の発明に係る駐輪場管理システムのスペース管理装置(以下、適宜「請求項7の管理装置」という)は、管理サーバと通信回線を介して通信可能な複数の駐輪場の各々が有する駐輪場管理システムのスペース管理装置である。当該スペース管理装置の各々が、自己が管轄する駐輪場内の駐輪可能スペースの有無に係る管轄スペース情報を生成する情報生成手段と、当該情報生成手段が生成した管轄スペース情報を当該管理サーバに送信する管轄スペース情報送信手段と、を備えている。
請求項7の管理装置によれば、生成した管轄スペース情報を通信回線を介して管理サーバに送信することができる。これにより、管理サーバは、各々の管理装置から送信された管轄スペース情報を管理して、この管轄スペース情報を近隣スペース情報としてアクセスしてきたユーザー端末に送信することが可能になる。近隣スペース情報を受信したユーザー端末は、その情報を表示手段に表示する。この表示からユーザーは、駐輪希望地近隣(周辺)にある駐輪場の空きスペースの把握が可能になる。このため、ユーザーが、空きスペースのない駐輪場に行って無駄足をすることがなく、空きスペースを有する駐輪場をいちいち探すことなくスペースのある駐輪場へ直行することができる。請求項7の管理装置を用いて構築した駐輪場管理システムによれば、複数ある駐輪場の空きスペースをユーザーが有効利用できるので、ユーザーにとって利便であるだけでなく、駐輪場の経営者にとってもスペースの空き時間を短くすることができる点で有益である。さらに、空きスペースの有効利用は、放置自転車の減少という公共の利益にもつながる。
(請求項8記載の発明の特徴)
請求項8記載の発明に係る駐輪場管理システムのスペース管理装置(以下、適宜「請求項8の管理装置」という)は、請求項7の管理装置の基本構成において、前記情報生成手段を増設可能とするためのインターフェースを備えていることが好ましい。
請求項8の管理装置によれば、請求項7の管理装置の作用効果に加え、インターフェースを介して情報生成手段を増設することができる。駐輪場は、自動車に比べてはるかに小さい自転車を対象としていることから、既に発明が解決しようとする課題の欄で述べたように、僅かな空きスペースや線路脇の道路に面したスペース等を活用する場合が多い。また、そのような僅かなスペースでも足りる。このようなスペースは、駐輪場自体の拡張により生じる場合や、駐輪場から僅かに離れたところの建物撤去により生じる場合がある。このような後発的に生じたスペースをも、同一管轄内の駐輪場として活用しようとする場合に、その生じたスペースに情報生成手段を増設可能とする。つまり、その生じた部分にスペース管理装置を設ける必要はなく、既存のスペース管理装置の管轄の中に生じたスペースに設置した情報生成手段を取り入れるだけで済むので、費用的に有利であり、そのようにして生じたスペースであれば実質的に同一駐輪場といえるから、既存のスペース管理装置に管理させてもユーザーにとって不便はない。
本発明によれば、駐輪場が複数ある場合に、その駐輪場のうち空きスペースを有するのはどの駐輪場であるかについての情報、つまり、空きスペース情報を、その駐輪場に出向く前のユーザーに知らせることができる。したがって、ユーザー端末のユーザー、すなわち、自転車ユーザーに無駄足をさせることなく駐輪のための空きスペースをほぼ確実に確保させることができる。
次に、各図を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は、駐輪場管理システム全体の概略図である。図2は、スペース管理装置を示すブロック図である。図3は、スペース管理装置の正面図である。図4は、自転車を駐輪した状態のロック機構を示す正面図である。図5は、ユーザー端末の正面図である。図6は、駐輪番号を記載した紙片の正面図である。図7は、駐輪場管理システムの処理手順を示すフローチャートである。図8は、精算手順を示すフローチャートである。
(駐輪場管理システムの概略構造)
図1を参照しながら説明する。駐輪場管理システム1(以下、「システム1」という)は、複数の駐輪場の各々が有するスペース管理装置3と、管理サーバ5と、複数のユーザー端末7,・・と、通信回線9と、を備えている。ユーザー端末7としては、その普及度と携帯性から携帯電話が好適であり、好ましくは測位機能を有する携帯電話が好ましい。測位機能については、後述する。通信回線9は、各スペース管理装置3と管理サーバ5とを、さらに、管理サーバ5と各ユーザー端末7とを、それぞれ通信可能に接続するためのものであって、本実施形態では、インターネットを通信回線9として採用したが、LANや電話回線等の通信基盤を採用してもよい。インターネットへのユーザー端末7の接続は、中継局を介して行われる。ユーザー端末7は、少なくとも1台、すなわち、ユーザーが1人であってもシステムは構築できるが、できるだけ多数のユーザーに使用してもらうことによって、放置自転車の減少というシステム1の目的が達成されるといえよう。管理サーバ5は、これを複数として役割分担させてもよい。
(スペース管理装置の構造)
図2乃至4に基づいて説明する。スペース管理装置3は、管轄スペース情報を生成する情報生成部(情報生成手段)3A及び情報生成部3Aが生成した管轄スペース情報を通信回線9(図1参照)を介して管理サーバ5へ送信するスペース情報送信ユニット(管轄スペース情報送信手段)3Bと、から構成してある。管轄スペース情報とは、スペース管理装置3が管轄する駐輪場101内の駐輪可能スペース(空きスペース)の有無に関する情報のことをいう。
情報生成部3Aは、スペース管理装置3の初期状態等を設定する操作ユニット21、ユーザーとの間の料金精算を担当する精算ユニット31、自転車の駐輪位置等を表示する表示ユニット41及び空きスペースの有無を管理するスペース管理部51と、から構成してあり、これらは、何れも制御用のMCU(マイクロ・コントロール・ユニット)を内蔵しており、かつ、スペース情報送信ユニット3Bとともにケーブル又は無線により互いに通信可能に接続してある。
操作ユニット21は、テンキー23を備えている。テンキー23は、これを操作することによって各種の初期設定を行うためのものである。初期設定の対象項目には、たとえば、自らが属するスペース管理装置3の名称(たとえば、「○○駅東口前駐輪場」)、同一駐輪場101を複数(たとえば、2台)のスペース管理装置により管理する場合のその台数、駐輪場101に駐輪可能な自転車台数(後述するロック機構の個数、たとえば、50台)、駐輪位置を印字したチケット(後述)発行の有無等がある。図示は省略するが、操作ボタン、操作レバー、切替スイッチ等を、テンキー23以外の設定手段として設けることもできる。
精算ユニット31は、表示部33、コイン処理部35及びプリンタ37を備えている。表示部33は、自転車を出庫しようとするユーザーが支払うべき精算金額(たとえば、300円)を表示する部分である。コイン処理部35は、ユーザーが投入するコインを受け入れ、受け入れたコインの真贋とその金額を判断する部分である。贋硬貨と判断した硬貨は、コイン返却口36(図3参照)から返却するようになっている。つり銭機能を持たせた場合は、つり銭の額を計算して、図外のつり銭払出機に計算額の払出を指示させるように構成する。たとえば、精算額が300円に対して500円硬貨が投入されたときは、つり銭として200円分の払出を指示させることになる。プリンタ37は、主として領収書を印字発行する機能を備えている。領収書発行は、領収書発行ボタン39がユーザーによって操作されたときだけ行われるように構成してある。なお、本実施形態では、自転車を駐輪した駐輪スペース(ロック機構)の位置を特定する位置番号(位置特定情報)を入庫時にプリントアウトする機能を、プリンタ37に持たせてある。
表示ユニット41は、入力キー42、表示部43、スピーカー44、スペース表示ランプ45、精算ボタン46、取消ボタン47及び人感センサ48を備えている。入力キー42は、ユーザーが出庫しようとする際に自分の自転車を駐輪してある駐輪スペース(ロック機構)の番号(たとえば、「038」)を入力するキーである。スピーカー44は、ユーザーに操作方法等を音声ガイダンスするために設けてある。スペース表示ランプ45は、駐輪場101内に空きスペースがあることを、その点灯により知らせるランプである(図3参照)。これにより駐輪場101の周りにいるユーザーに対し空きスペースがあることを視覚的に知らせることができる。精算ボタン46はユーザーが精算を開始させるときに操作するボタンであり、取消ボタン47は同じく取り消しするときに操作するボタンである。人感センサ48は、スペース管理装置3の前に人が立ったときに、これを検知してスピーカー44に音声ガイダンスさせるためのものである。なお、符号11は、ユーザーによる精算の便宜のためのスペース管理装置の増設等を行うためのインターフェースを示している。
(スペース管理部の構造)
スペース管理部51は、管理ユニット53と、この管理ユニット53が管理する複数のロック機構55と、を備えている。管理ユニット53は少なくとも1個あれば足りるが、多数の自転車を管理する場合や、後発的にロック機構を増設する等の場合には、適宜その個数を増やし、各管理ユニット53に所定台数(たとえば、10〜20台程度)を受け持たせるように構成するとよい。図2に示すスペース管理部51は、3個の管理ユニット53により合計50台(10+20+20台)の自転車を管理可能に構成してある。各管理ユニット53には、制御用のMCUを内蔵させてある。図4に示す符号55は、駐輪された自転車をロックするロック機構55である。ロック機構55は、ロック部57を備えている。ロック部57は、図4の紙面垂直方向にクワガタの鋏のように開閉可能に構成してあり、閉鎖時に自転車前輪のスポーク間に侵入してそれをロックするように構成してある。ロック部57は、通常は、自転車前輪を受け入れるために開放状態になっており、駐輪された自転車の前輪をタイヤセンサ58が検知したときに、開閉機構(図示を省略)の作用によりロックのために閉鎖状態になるように構成してある。タイヤセンサ58のタイヤ検知信号は、ロック機構55が内蔵するMCUを介して管理ユニット53に送信され、これにより、各管理ユニット53は、自己が管轄する駐輪スペースにおける空きスペースの数(開放状態にあるロック機構55の個数)を管理可能に構成してある。この空きスペースの数が、管轄スペース情報となる。管轄スペース情報は、各管理ユニット53からスペース情報送信ユニット3Bを介して管理サーバ5へ送信されるようになっている。他方、各ロック機構55は、各管理ユニット53から受けた指令により、開閉機構が作動してロック部57を開放状態、すなわち、出庫可能状態となるように構成してある。
(管理サーバの構成)
図1に示す管理サーバ5は、汎用コンピュータにより構成してある。管理サーバ5には、各スペース管理装置3から送信された管轄スペース情報を受信する管轄スペース情報受信手段としての機能と、その受信した管轄スペース情報を管理する管轄スペース情報管理手段としての機能と、を有している。管轄スペース情報は、スペースDB13の中に各駐輪場と関連付けて管理させてある。また、管理サーバ5は、地図情報を納めた地図DB15を併せ備えている。管理サーバ5は、さらに、各ユーザー端末7から送信された要求情報に基づいてスペースDB13が管理する管轄スペース情報の中から駐輪希望地近隣に存在する駐輪場を検索する検索手段としての機能と、地図DB15管理する地図情報の中から所定の地図情報を検索する地図検索手段としての機能と、検索結果に係る少なくとも1の駐輪場の管轄スペース情報をアクセスしてきたユーザー端末7に近隣スペース情報として送信する近隣スペース情報送信手段としての機能と、を備えている。ユーザー端末7が送信する要求情報には、管理サーバ5に対する近隣スペース情報の送信要求及び駐輪希望地に係る情報のことをいう。ここで、「駐輪希望地」とは、たとえば、駅名、地名、建物名等のユーザーが近隣に駐輪したいと考える土地又は建物等のことをいう。
(ユーザー端末の構造)
図1に示す各ユーザー端末7は、上記の要求情報を入力可能なキーボード(入力手段)17と、近隣スペース情報に基づく画像を表示可能な液晶表示部18と、を備えている。キーボード17から入力した要求情報を管理サーバ5に送信する要求送信手段としての機能、及び近隣スペース情報を受信する近隣スペース情報受信手段としての機能、及び、受信した近隣スペース情報を表示可能な表示手段としての液晶表示部18と、を備えている。本実施形態では、携帯性に優れ入手が容易なことから汎用の携帯電話をユーザー端末として採用したが、PHSやPDA、さらに、パーソナルコンピュータ等を採用してもよい。
(駐輪場管理システムの処理手順)
駐輪場管理システムの処理手順について具体例を挙げながら説明する。図7は、駐輪場101に設けたスペース管理装置3、管理センターに設けた管理サーバ5及び駐輪を望むユーザーが有するユーザー端末7相互間の信号のやりとりを示すものであり、理解しやすいようにするためにスペース管理装置3とユーザー端末7をそれぞれ1台のみとしてある。管理サーバ5へは、スペース管理装置3(スペース情報送信ユニット3B)から適宜、駐輪場101の自己が管轄する駐輪場内の駐輪可能スペースの有無に係る管轄スペース情報が送信される(S51、S53)。管轄スペース情報を受信(S21)した管理サーバ5は、その管轄スペース情報に基づいてスペースDB13内に管理してある情報を更新する(S23)。この時点で、駐輪場101が有する空きスペースは15台分であることにする。
ここで、ユーザーが自宅を出る前にユーザー端末7から管理サーバ5へ画像要求信号を送信する(S1)。画像要求信号を受信(S25)した管理サーバ5は、近隣スペース情報を入手するためのHP(ホームページ)画像を送信する(S27)。HP画像を受信(S3)したユーザー端末7は、キーボード17から入力された(S5)近隣スペース情報の送信要求及び駐輪希望地「○○駅東口」を管理サーバ5へ送信する(S7)。「○○駅東口」等の要求情報を受信(S29)した管理サーバ5は、「○○駅東口」をキーワードとして、その近隣に存在する駐輪場及びその空きスペースの有無(S31)、さらに、「○○駅東口」を中心とする地図情報の検索を行う(S33)。検索により得た駐輪場101及び空きスペース15台分の存在を、「○○駅東口」近隣の地図の上に表示することによって近隣スペース情報を生成し(S35)、生成した近隣スペース情報をユーザー端末7へ送信する(S37)。近隣スペース情報を受信した(S9)ユーザー端末7は、その内容を液晶表示部18に表示する(S11)。表示した状態を、図5に示す。なお、ユーザー端末7が、たとえば、図1に示す衛星111を使用した衛星測位機能又は他の方法による測位機能を備えている場合は、S5における駐輪希望地の入力に代えて測位機能によって得た位置情報を送信するように構成してもよい。
図5に示すように、液晶表示部18が示す画面には、「○○駅東口」を含む近隣の地図が含まれ、その中にある駐輪場101が白星「☆」によって示されている。本実施形態における白星「☆」は、駐輪可能総数の20%を超える台数の駐輪が可能であることを示している。駐輪場101の駐輪可能総数は、前述したように50台であるから、その20%は10台となるところ、現時点において15台の駐輪が可能であるから20%以上となる。本実施形態では、白星「☆」の他に、黒星「★」と「×」印の3種類の符号を用いてある。黒星「★」は駐輪可能総数の20%未満の台数が駐輪可能であることを、「×」印は満車であることをそれぞれ示している。つまり、たとえば、空きスペースが5台しかない場合は黒星「★」が、1台もない場合は「×」印が、それぞれ表示されることになる。すなわち、白星「☆」や黒星「★」は駐輪場の空車情報として機能し、「×」印は同じく満車情報として機能する。白星「☆」や黒星「★」とともに、又は、これに代えて駐輪可能台数を表示するように構成してもよい。上記のように3段階表示とせずに2段階表示としてもよいし、4段階以上としてもよい。さらに、使用する符号は、好みに合わせて適宜選択するとよい。駐輪可能台数は、白星「☆」や黒星「★」と同時に表示する必要は必ずしもなく、たとえば、地図上には白星「☆」のみ表示しておき、その画面をスクロールさせることにより駐輪可能台数である15台を表示するように構成してもよい。駐輪場管理システム1は、たとえば、5台しか駐輪できないような小規模の駐輪場にも好適に用いることができるが、そのような場合には、空きスペースの存在比率よりも駐輪可能台数を直接表示するほうがユーザーにとって便利である。表示をさらに目立たせるために、白星「☆」及び黒星「★」は、これらを点滅表示するように構成してある。
図7に戻り、説明を続ける。近隣スペース情報に基づき駐輪場101に到着したユーザー端末7のユーザーは、スペース管理装置3が有するスペース表示ランプ45の点灯を確認することにより、駐輪場101の中に確かに空きスペースがあること確認することができる。駐輪場101に入場したユーザーは、何れかの空きスペースに係るロック機構55のロック部57に自転車103の前輪をセットする。このとき、ロック機構55のタイヤセンサ58が、所定時間(たとえば、5秒間)自転車前輪を検知しつづけたときにロック部57が閉鎖して自転車前輪をロックするようになっている。これは、たとえば、自転車前輪をセットしたが直ぐに駐輪を中止する場合や、自転車前輪以外の何かが検知されたためロック部57が誤動作する場合を想定したものであって、所定時間を超えてセットされたものだけをロックするためのものである。ロック部57が閉鎖すると、入庫信号が管理ユニット53に送信される。入庫信号を受信した(S55)管理ユニット53(スペース管理装置3)は、入庫信号を受けたロック機構55の駐輪番号(後述)を入庫日時と関連づけて記憶更新するとともに(S57)、その記憶内容(管轄スペース情報)と同じ内容をスペース情報送信ユニット3Bを介して管理サーバ5へ送信する(S59)。この時点で、駐輪場101の空きスペースは14台分となる。15台分あった空きスペースが、ユーザーの駐輪によって1台分減ったからである。管轄スペース情報を受信した(S39)管理サーバ5は、スペースDB13に格納してある情報を更新する(S41)。なお、ロック部57にロックされた自転車103は、その自転車自身が有する自転車ロック105をロックして移動不能な状態にしておく。ロック部57が開放されても、自転車103自体を移動できないようにするためである。
なお、各ロック機構55(駐輪スペース)には、駐輪場101内における位置を特定可能とするための駐輪番号(位置特定情報)を振り分けてある。入庫信号を受信した管理ユニット53は、その入庫信号に係るロック機構55(駐輪スペース)の駐輪番号に係る位置特定情報を精算ユニット31に送信して、その駐輪番号をプリンタ37にプリントアウトさせるように構成するとよい。プリントアウトは、自転車が駐輪される度に自動的に行われるようにしてもよいし、ユーザーの操作に基づいて行われるようにしてもよい。ここで、駐輪番号を「038」としたときに、プリントアウトされる紙片は、図6に示す通りである。駐輪番号を記載した紙片の発行は必ずしも必要ではないが、特に大規模な駐輪場などにおいては、自分が駐輪した位置を忘れやすいので、紙片を発行しておけば必要なときに駐輪番号を確認できるのでたいへん便利である。
次は、駐輪しておいた自転車の出庫である。自転車の出庫に際して精算手続が必要であるが、この精算手続の手順については、後で説明する。精算手続を完了した旨の信号をスペース管理装置3(管理ユニット53)が受信すると(S61)、スペース管理装置3はロック機構55の開閉機構に指示を送ってロック部57を開放させる。ここでユーザーが自転車を出庫すると、タイヤセンサ58がその旨を検知してスペース管理装置3に出庫信号を送信する。出庫信号を受信した(S63)スペース管理装置3(管理ユニット53)は、管轄スペース情報を更新するとともに(S65)、その旨をスペース情報送信ユニット3Bを介して管理サーバ5へ送信する(S67)。上記ユーザーの出庫により空きスペースが1台分増えたことになる。すなわち、現時点における空きスペースは、15台分である。15台分の空きスペースありという管轄スペース情報を受信した(S43)管理サーバ5は、スペースDB13内にある駐輪場101に係る管轄スペース情報を、これまでの14台分から15台分へと更新する(S45)。以上により、上記例における駐輪場管理システム1の処理手順を終了する。
(精算手続の手順)
図3、4及び8を参照しながら説明する。精算しようとするユーザーが、図3に示すスペース管理装置3に近づくと人感センサ48が反応して(S71)スピーカー44に、次に述べる音声ガイダンスを行わせる。具体的には、まず「駐輪番号を入力してください」と流し(S72)、ユーザーによって駐輪番号が入力されたら(S73)、入力された駐輪番号を表示部43に表示するとともに、同駐輪番号と一致するロック機構55に自転車103がロックされているか否かを確認する(S74)。ロックされていることが確認できたら、自転車103の入庫時間から現時点までの時間(駐輪時間)に求め、この駐輪時間と単位時間当りの駐輪料金との積により精算金額を算出する。算出した精算金額は、これを表示部33に表示する(S75)とともに「精算料金は300円です」とスピーカー44から流す。ここでコインが投入されたら(S76)、投入されたコインの真贋及び金額の確認等の精算処理を行う(S77)とともに「有り難うございました。自転車を出庫してください」とスピーカー44から流す。領収書発行ボタン39が操作されたら、プリンタ37に領収書を発行させる。駐輪料金の精算が完了したら、ロック機構55の開閉機構に指令を送りロック部57を開放させる(S78)。自転車103の出庫を示すタイヤセンサ58が送信した信号(S79)を管理ユニット53が受信したところで、精算手順を終了する。なお、自転車103を出庫するに先駆けて、ユーザーは自転車ロック105を解錠しなければならないことは言うまでもない。
(本実施形態特有の効果)
以上の通り、駐輪場管理システム1によれば、ユーザーが、ユーザ−端末7を使って「○○駅東口」近隣に駐輪場101があり、この駐輪場101が空きスペースを有していることを予め確認できるため、ユーザーは駐輪場101に直行すればほぼ確実に空きスペースを確保することができる。空きスペースのない駐輪場に行って無駄足をすることがない。このように、空きスペースを有する駐輪場を、「○○駅東口」近隣に到着してからいちいち探す必要がない。上記ユーザーとは異なる他のユーザーについても同じことが言える。つまり、複数ある駐輪場の空きスペースをユーザー達が有効利用できるので、ユーザーの各々にとって利便であるだけでなく、「○○駅東口」近隣の駐輪場の経営者にとってもスペースの空き時間を短くすることができる点で有益である。さらに、空きスペースの有効利用は、「○○駅東口」近隣の放置自転車の減少という公共の利益にもつながる。これらに加え、ユーザーは、自転車をロック機構にセットするだけで駐輪を完了することができる。駐輪に際して面倒な手続は必要ない。上述した手順により予め見つけておいた空きスペースにワンタッチで駐輪できるので、ユーザーにとってたいへん使い勝手がよい駐輪場管理システムである。
駐輪場管理システム全体の概略図である。 スペース管理装置を示すブロック図である。 スペース管理装置の正面図である。 自転車を駐輪した状態のロック機構を示す正面図である。 ユーザー端末の正面図である。 駐輪番号を記載した紙片の正面図である。 駐輪場管理システムの処理手順を示すフローチャートである。 精算手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 駐輪場管理システム
3 スペース管理装置
3A 情報生成部(情報生成手段)
3B スペース情報送信ユニット(管轄スペース情報送信手段)
5 管理サーバ
7 ユーザー端末
9 通信回線
11 インターフェース
13 スペースDB
15 地図DB
17 キーボード(入力手段)
18 液晶表示部
21 操作ユニット
23 テンキー
31 精算ユニット
33 表示部
35 コイン処理部
36 コイン返却口
37 プリンタ
39 領収書発行ボタン
41 表示ユニット
42 入力キー
43 表示部
44 スピーカー
45 スペース表示ランプ
46 精算ボタン
47 取消ボタン
48 人感センサ
51 スペース管理部
53 管理ユニット
55 ロック機構
57 ロック部
58 タイヤセンサ
101 駐輪場
105 自転車ロック
111 衛星

Claims (8)

  1. 複数の駐輪場の各々が有するスペース管理装置と、当該スペース管理装置各々が通信回線を介して通信可能な少なくとも1台の管理サーバと、当該管理サーバと通信回線を介して通信可能な少なくとも1台のユーザー端末と、を含む駐輪場管理システムであって、
    当該スペース管理装置の各々が、自己が管轄する駐輪場内の駐輪可能スペースの有無に係る管轄スペース情報を生成する情報生成手段と、当該情報生成手段が生成した管轄スペース情報を当該管理サーバに送信する管轄スペース情報送信手段と、を備え、
    当該管理サーバが、各スペース管理装置から送信された管轄スペース情報を受信する管轄スペース情報受信手段と、当該管轄スペース情報受信手段が受信した管轄スペース情報を管理する管轄スペース情報管理手段と、ユーザー端末から送信された近隣スペース情報の送信要求及び駐輪希望地を含む要求情報に基づいて当該管轄スペース情報管理手段が管理する管轄スペース情報の中から当該駐輪希望地近隣に存在する駐輪場を検索する検索手段と、当該検索手段の検索結果に係る少なくとも1の駐輪場の管轄スペース情報をアクセスしてきたユーザー端末に近隣スペース情報として送信する近隣スペース情報送信手段と、を備え、
    当該ユーザー端末が、要求情報を入力可能な入力手段と、当該入力手段から入力した要求情報を当該管理サーバに送信する要求送信手段と、当該管理サーバから送信された近隣スペース情報を受信する近隣スペース情報受信手段と、当該近隣スペース情報受信手段が受信した近隣スペース情報を表示可能な表示手段と、を備えている
    ことを特徴とする駐輪場管理システム。
  2. 前記ユーザー端末が、受信した基準信号に基づいて現在位置を測位可能な測位手段を備え、当該測位手段が測位した現在位置を、前記入力手段から入力する駐輪希望地に代えて送信可能に構成してある
    ことを特徴とする請求項1記載の駐輪場管理システム。
  3. 前記管理サーバが、前記複数の駐輪場の各々を含む地図情報を駐輪希望地に基づいて検索可能な地図検索手段を備え、
    前記近隣スペース情報が、当該地図検索手段が検索した地図情報を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の駐輪場管理システム。
  4. 前記近隣スペース情報が、少なくとも満車情報及び空車情報を含み、
    当該満車情報及び当該空車情報が、前記地図情報に基づいて前記表示手段が表示する地図上に記号表示可能に構成してある
    ことを特徴とする請求項3記載の駐輪場可能システム。
  5. 前記スペース管理装置が、プリンタを備え、
    当該プリンタが、自転車が駐輪されたときに、当該駐輪に係る駐輪スペースの位置を特定する位置特定情報を含む紙片を自動又は手動によってプリントアウト可能に構成してある
    ことを特徴とする請求項1乃至4何れか記載の駐輪場管理システム。
  6. 複数の駐輪場の各々が有するスペース管理装置及び少なくとも1台のユーザー端末と通信回線を介して通信可能な駐輪場管理システムの管理サーバにおいて、
    各スペース管理装置から送信された自己が管轄する駐輪場内の駐輪可能スペースの有無に係る管轄スペース情報を受信する管轄スペース情報受信手段と、当該管轄スペース情報受信手段が受信した管轄スペース情報を管理する管轄スペース情報管理手段と、ユーザー端末から送信された近隣スペース情報の送信要求及び駐輪希望地を含む要求情報に基づいて当該管轄スペース情報管理手段が管理する管轄スペース情報の中から当該駐輪希望地近隣に存在する駐輪場を検索する検索手段と、当該検索手段の検索結果に係る少なくとも1の駐輪場の管轄スペース情報をアクセスしてきたユーザー端末に近隣スペース情報として送信する近隣スペース情報送信手段と、を備えている
    ことを特徴とする駐輪場管理システムの管理サーバ。
  7. 管理サーバと通信回線を介して通信可能な複数の駐輪場の各々が有する駐輪場管理システムのスペース管理装置であって、
    当該スペース管理装置の各々が、自己が管轄する駐輪場内の駐輪可能スペースの有無に係る管轄スペース情報を生成する情報生成手段と、当該情報生成手段が生成した管轄スペース情報を当該管理サーバに送信する管轄スペース情報送信手段と、を備えている
    ことを特徴とする駐輪場管理システムのスペース管理装置。
  8. 前記情報生成手段を増設可能とするためのインターフェースを備えている
    ことを特徴とする請求項7記載の駐輪場管理システムのスペース管理装置。
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