JP2005282014A - 手摺装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手摺を倒して使用するときに、はじめは素早く、終わりはゆっくりと手摺が倒下して安全かつ快適に使用できる手摺装置を、部品点数の少ない簡素な構造で実現する。
【解決手段】本発明の手摺装置は、手摺バー4を軸支する基軸部3が、手摺バー4に連結されたセンターブロック21と、これを収納するハウジング23とを有し、手摺バー4及びセンターブロック21が、ベース2に固着されたハウジング23に対して所定範囲内で回動しうるように保持される。センターブロック21の一端には、捻じりコイルバネ45を具備する付勢手段が係合して、手摺バー4の全回動範囲内で手摺バー4に跳ね上げ方向への回動モーメントを付与する。センターブロック21の他端には、ロータリーダンパー54を具備する制動手段が係合して、手摺バー4の使用位置近傍範囲内で手摺バー4の倒下を減速するように作用する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えばトイレや浴室の壁面に設置されて高齢者や身体障害者の利用に供される手摺装置に関し、より詳細には、使用時には水平状態に倒下され、不使用時には上方に起立させて壁面に沿って収納することのできる、いわゆる跳ね上げ収納式の手摺装置に関する。
不使用時には手摺を遮断機のように上方に跳ね上げて収納し、使用時には手摺を水平位置まで倒すタイプの手摺装置として、特許文献1〜3に記載されたようなものが知られている。これらはいずれも、起立状態にある手摺を倒す際に、手摺が自重で急速に倒下して予期せぬ危険を招くことがないよう、手摺の支軸部分に、手摺の自重倒下モーメントに抗する付勢手段を組み込んで倒下時の衝撃を緩和するとともに、その付勢力を利用して、手摺を跳ね上げるときの負荷を軽減しようとしている。
上記各文献記載の発明では、付勢手段の構成について差異があり、特許文献1記載の手摺装置は、手摺の倒下モーメントに抗する付勢手段として渦巻きバネを利用するとともに、支軸の回動速度を制動するためにディスクダンパーを取り付けて、手摺を倒下させるとき、及び持ち上げるときのいずれにおいても、手摺が急速に移動しないようにしている。
また、特許文献2記載の手摺装置は、同様の付勢手段として、コイルばね又はトーションバーを2個組み合わせたものを採用し、一方の付勢部材は、手摺が水平状態にあるときから起立状態にあるときまでの全範囲で作用し、他方の付勢部材は一部の範囲で作用するように構成されている。
また、特許文献3記載の手摺装置は、同様の付勢手段として、手摺の倒下モーメントに抗する付勢手段として渦巻きバネを利用するとともに、支持軸の回動速度を制動するために軸部にダンパーを取り付け、さらに、軸部にブレーキ装置を内蔵させて、手摺が水平に近い状態から起立状態にあるときまでの範囲でフリーストップとなるように構成されている。
特開2001−220876号公報 特開2000−257233号公報 特開平10−245956号公報
本出願人は、この種の手摺を利用するユーザ側の声として、起立状態にある手摺を水平状態にするときに、回動速度が遅すぎるとイライラするので、概ね45°くらいの中間位置までは自由落下に近い速度で速やかに倒れ、水平状態に近い位置で速度が緩やかになって安全に停止するようにしてほしい、との要望を得た。そこで、かかる要望に応えるべく上記従来のような手摺装置の構造を見直したところ、例えば特許文献1及び2記載のような構造では、上記のようなユーザの要望に応えるのが困難であり、さらに改良の余地があるとの判断に達した。
また、この種の手摺装置は、ユーザの利便のため、多くの施設に広く設置されるべきものであるから、なによりも構造が簡素で安価に提供されることが求められる。かかる観点から上記従来のような手摺装置の構造を見直すと、特に特許文献3記載のような構造では、部品点数が非常に多く、かつ個々の部品の形状も複雑で、製造コストが高くなってしまうので、その改善が必要であるとの見地を得た。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、起立状態にある手摺を水平状態にするときに、はじめは素早く、終わりはゆっくりと手摺が倒下して安全かつ快適に使用することのできる手摺装置を、できるだけ部品点数の少ない簡素な構造で実現することを解決課題とするものである。
上記目的を達成するため、本発明の手摺装置は、手摺バーが、壁面固定用のベースに設けられた基軸部に軸支されて、略水平状態となる使用位置から壁面に沿って起立する収納位置まで回動可能に保持される手摺装置であって、基軸部は、水平方向の回動軸上に配された外形略円柱状のセンターブロックと、このセンターブロックを収納する略円筒状のハウジングとを有し、ハウジングの周面に手摺バーの回動を案内するガイド孔が形成されて、このガイド孔に挿通された手摺バーの基端部がハウジング内のセンターブロックに連結され、手摺バー及びセンターブロックが、ベースに固着されたハウジングに対して所定範囲内で回動しうるように保持されるとともに、上記ハウジングの一端には、捻じりコイルバネを具備する付勢手段が設けられ、この付勢手段が上記センターブロックの一端に係合して、手摺バーの収納位置から使用位置までの全範囲内で、手摺バーに対して収納位置方向への回動モーメントを付与し、上記ハウジングの他端には、ロータリーダンパーを具備する制動手段が設けられ、この制動手段が上記センターブロックの他端に係合して、手摺バーの使用位置近傍範囲内で手摺バーの倒下を減速するように作用することを特徴とする。
この発明によれば、手摺バーが簡素な機構によって軸支されるとともに、この手摺バーに対して常時、収納方向への回動モーメントが付与され、さらに手摺バーの使用位置近傍範囲では倒下速度を減速する制動手段が作用するので、手摺バーを途中まで素早く、後半はゆっくりと安全に倒下させることができ、また、手摺バーを跳ね上げるときの手応えも軽快になる。
上記の発明において、付勢手段が手摺バーに与える収納位置方向への回動モーメントは、手摺バーの収納位置からの倒下角度に比例して増大するのが好ましい。これにより、手摺バーを倒下させるときの衝撃はより緩和され、跳ね上げるときの手応えは、さらに軽快になる。
また、上記の発明において、制動手段の作用範囲は、手摺バーの使用位置側45°の角度範囲内に設定されるのが好ましい。これにより、手摺バーの倒下が、速すぎもせず遅すぎもせず、適度な速度に制御され、良好な使用感が得られる。
さらに、本発明は、細部の構造として、ハウジングの外側に、中央部と左右両側部とに三分割された円筒状の周面カバーが外装され、中央部の周面カバーは、その周面に形成された孔部に手摺バーの基端部を挿通させた状態で、手摺バー及びセンターブロックとともにハウジングの外周面を回動するように取り付けられる一方、左右両側部の周面カバーは、ハウジングとともにベースに固着されてなり、左右両側部の周面カバーのうち一方の周面カバーの外側端面に略円板状のバネ押えプレートが取り付けられ、センターブロックの軸心に挿通された軸ピンに捻じりコイルバネが挿装されて上記バネ押えプレートとセンターブロックとの間に保持され、捻じりコイルバネの両端部が、センターブロックの端面とバネ押えプレートの内側面にそれぞれ突設されたバネ掛止ピンに掛止されることにより付勢手段が構成され、左右両側部の周面カバーのうち他方の周面カバーの外側端面に略円板状のダンパー押えプレートが取り付けられ、センターブロックの軸心にロータリーダンパーが挿通されて、ダンパー押えプレート及びセンターブロックの双方に係合した状態で保持されることにより、制動手段が構成されたことを特徴とする。
これにより、簡素にして合理的な基軸部の構造を実現することができ、部品の加工コストや組み立てコストを低減させることができる。
本発明の手摺装置は、手摺バーが簡素な機構によって軸支されるとともに、この手摺バーに対して常時、収納方向への回動モーメントが付与され、さらに手摺バーの使用位置近傍範囲では倒下速度を減速する制動手段が作用するので、手摺バーを使用位置へと倒下させるときは、はじめは素早く、終わりはゆっくりと安全に倒下させることができる。反対に、手摺バーを収納位置へと跳ね上げるときには、付勢手段の助力を得て、軽い力で手摺バーを持ち上げることができる。
また、本発明の構造を採用することにより、大部分の構成部品が加工の容易な略円筒形状となって加工コストが低減するとともに、構成部品の点数も少なく抑えられて、製造コストが安価になる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る手摺装置1の全体形状を示している。壁面固定用のベース2に、水平方向の回動軸を有する基軸部3が取り付けられ、この基軸部3に手摺バー4の基端部が軸支されて、手摺バー4が略水平状態の使用位置から壁面に沿って起立した収納位置まで上下方向に回動しうるように保持されている。手摺バー4は、手先側が側面視半円形状に折り返されて壁面側に延び、その先端に取り付けられたクッションゴム5がベース2の下部に突き当たって、手摺バー4が使用位置よりも下方に倒下しないためのストッパーとなり、同時に、手摺バー4を倒したときの衝撃をクッションゴム5の弾性によって吸収するように構成されている。
ベース2は、図3〜図4に示すように、ベース固定用ブラケット6を介して壁面に固定される。ベース固定用ブラケット6は、左右両側部に突片7を有する横断面溝形の部材で、底面部8が壁面にタッピングビス9等で固定される。ベース2は、背面側が開口しており、その開口面をベース固定用ブラケット6に被せた状態で、ベース2の側方から、ベース固定用ブラケット6の突片7に対して固定用ビス10を螺着することにより固定される。ベース2は、その上半部が前方に突出して、その左右両側部に側面視弓形の凹部11が形成されている。ベース2の下半部には、手摺バー4のクッションゴム5が突き当てられるネジ部材12が取り付けられている。このネジ部材12は、その前端面がベース2から出没しうるように取り付けられて、手摺バー4の使用位置における水平状態を調整できるようになされている。
図4〜図6は、本発明の要部をなす基軸部3の構造を示す。基軸部3は、外形が略円筒状で、その軸心を水平にして、ベース2の前方に突出した凹部11に取り付けられる。
基軸部3の中心部には、外形略円柱状のセンターブロック21が、手摺バー4の基端部に連結された状態で組み込まれる。センターブロック21と手摺バー4とは、センターブロック21の軸心に挿通された軸ピン22によって連結される。
このセンターブロック21は、略円筒状のハウジング23に収納されている。ハウジング23には、センターブロック21の外径と合致する筒孔部24が形成されて、この筒孔部24がハウジング23の一方の端面に開口しており、この筒孔部24内にセンターブロック21が挿入されて回転に保持される。ハウジング23は、その中央部の周面に手摺バー4の回動を案内する長孔状のガイド孔25を有しており、このガイド穴に手摺バー4の基端部が挿通されて、手摺バー4がセンターブロック21とともに、このガイド孔25の範囲内でのみ回動しうるように拘束される。例示形態では、図1に示したように、回動角度は約95°に設定されている。
ハウジング23の外周面には、中央部と左右両側部とに三分割された円筒状の周面カバー26,27,28が挿装されている。中央部の周面カバー27には、手摺バー4を挿通させうる円形の孔部29が形成されて、この孔部29に手摺バー4の基端部が挿通された状態でセンターブロック21に連結されている。
左右両側部の周面カバー26,28には、各周面カバー26,28をベース2に固定するためのビス孔30がそれぞれ形成され、ベース2の背面側から裏板31を重ねて挿入された固定用ビス32の先端が、各周面カバー26,28のビス孔30に螺着されている。各固定用ビス32の位置に合致させて、ハウジング23にも、固定用ビス32の先端を挿入するためのビス孔33が形成されている。
これらの構成によって、左右両側部の周面カバー26,28とハウジング23とがベース2に固定され、中央部の周面カバー27とセンターブロック21とが、手摺バー4の上下動に連動して回動するように保持される。
上記ハウジング23の一方の端面には、円板状のバネ押えプレート41が、その外側に重ねられた円板状の側面カバー42とともに、複数本のビス43によって固定されている。そして、このバネ押えプレート41とセンターブロック21との間に形成された空間に、センターブロック21に対して手摺バー4を跳ね上げる方向の回転力を付与する付勢手段が設けられる。
この付勢手段は、センターブロック21の軸心に挿通された軸ピン22の延長部分に筒状のカラー44を介して挿装された捻じりコイルバネ45と、センターブロック21の端面及びバネ押えプレート41の内側面に、それぞれ基軸部3の軸心から外方に偏心して突設されたバネ掛止ピン46、47とから構成される。
図7は、基軸部3の回動動作の説明のために、基軸部3の各部断面を示した図である。
捻じりコイルバネ45は、その巻回方向の反対向きに若干引き延ばされた状態で、両端が両バネ掛止ピン46、47にそれぞれ掛止される。この捻じりコイルバネ45の復元力により、センターブロック21には、常時、手摺バー4を跳ね上げる方向への回転モーメントが作用する。
(c)の右図に示した手摺バー4の収納位置では、捻じりコイルバネ45に微小な回転モーメントが作用して、手摺バー4が弱い力で壁面側に引き寄せられる。この状態から手摺バー4を倒すと、捻じりコイルバネ45の引延負荷は倒下角度に比例して増加し、(c)の左図に示した手摺バー4の使用位置で最大になる。この最大値は、手摺バー4の自重による倒下モーメントよりも若干小さくなるように設定されている。
また、上記ハウジング23の他方の端面には、円板状のダンパープレート51が、その外側に重ねられた円板状の側面カバー52とともに、複数本のビス53によって固定されている。そして、このダンパープレート51側に位置するハウジング23の軸心に、センターブロック21の回転速度を減速する制動手段が設けられる。
本発明の手摺装置1における制動手段は、ハウジング23の軸心に挿通されて、ダンパープレート51及びセンターブロック21の双方に係合するロータリーダンパー54によって構成される。かかるロータリーダンパー54としては、正方向(手摺の倒下方向)の回転に対してのみ制動トルクを発揮し、逆方向(手摺の跳ね上げ方向)の回転に対しては制動トルクがほとんど生じない、一方向型のダンパーが好ましく、例えばトックベアリング株式会社製のTDシリーズのようなロータリーダンパー54を好適に使用することができる。
例示したロータリーダンパー54は、筒状のケーシング55と、ケーシング55内に一部が収容されてケーシング55と同軸方向に突出した回転部材56とを有し、ケーシング55内に充填されたシリコンオイル等の粘性流体の抵抗によって、正回転の一定範囲内でのみ制動トルクを発揮するように構成されている。ケーシング55の端面には非円形の突設部57が設けられており、この突設部57がダンパープレート51に形成された非円形孔58に挿入されて、ケーシング55の回転が拘束される。また、回転部材56の端面にも非円形の突設部59が設けられており、この突設部59がセンターブロック21の端面に形成された非円形孔60に挿入されて、センターブロック21とともに回転する。
本発明では、かかるロータリーダンパー54の制動トルクが、手摺バー4の倒下方向における使用位置側の一定範囲(図1に示した符号Xの範囲)で発揮されるように設定されている。この制動範囲は、概ね30°ないし50°程度が好ましく、実験的には45°程度が最も良好な使用感が得られる。かかる構成により、手摺バー4の回動操作は以下のようになる。
すなわち、手摺バー4を収納位置から使用位置へ倒す際には、まず、捻じりコイルバネ45の弱い復元力に抗しながら手摺バー4を倒し始め、軽い力で約10°傾けたあたりから、手摺バー4の自重による倒下モーメントが捻じりコイルバネ45の復元力に勝って、自然に、かつ速やかに倒下し、ロータリーダンパー54の制動トルクが効き始める約45°の位置から使用位置までは、ゆっくりと減速されて安全に倒下する。使用位置に近い範囲でも、捻じりコイルバネ45の復元力は倒下角度に比例して作用するので、倒下の衝撃はきわめて小さく抑えられる。
また、手摺バー4を急いで水平にしたい場合は、手で手摺バー4を倒下方向に押し下げると、ロータリーダンパー54による制動が効かなくなって、手摺バー4が使用位置まで素早く倒下する。これは、一定以上の負荷をロータリーダンパー54に加えると、ロータリーダンパー54は、その構造上、制動トルクを消失することを利用したもので、手摺バー4が自重だけで倒下する場合は制動トルクが安定して発揮されるように、制動トルクの大きさが設定される。こうして強制的に手摺バー4を倒す場合でも、手摺バー4の折り返し端に取り付けられたクッションゴム5が最後の衝撃を吸収するので、危険を伴うような衝撃や激しい衝突音はほとんど発生しない。
反対に、手摺バー4を使用位置から跳ね上げる場合は、ロータリーダンパー54の制動トルクは作用しないので、捻じりコイルバネ45の復元力に助けられて、手摺バー4をその自重よりも十分に軽い力で持ち上げることができる。持ち上げられた手摺バー4が直立状態に近づくと、捻じりコイルバネ45の復元力が手摺バー4の自重による倒下モーメントを上回り、手摺バー4は弱い力で壁面側に引き寄せられる。
こうして、手摺バー4の収納位置から使用位置までの全範囲内で、手摺バー4に跳ね上げ方向の回転モーメントを付与する付勢手段と、手摺バー4の使用位置近傍範囲内で手摺バー4の倒下を減速する制動手段とを組み合わせることにより、手摺バー4を、はじめは素早く、終わりはゆっくり倒下させ、かつ、軽い力で跳ね上げることができるようになる。
そして、上記実施例に示したような各部の構造を採用することにより、構成部品の点数を減らして、製造コストを低減させることができる。上記実施例に示した構成部品の大部分は、略円筒形状に近い簡素な形状ものであるから、個々の構成部品の加工コストも低く抑えることが可能になる。
本発明の実施形態に係る手摺装置の側面図である。 同じく、上面図である。 図1に示した手摺装置のベースの構造を示す分解斜視図である。 同じく、ベース及び基軸部の構造を示す縦断面図である。 同じく、基軸部の構造を示す分解斜視図である。 同じく、基軸部の軸方向断面図である。 図6中の各符号位置で基軸部を切断した断面図である。
符号の説明
1 手摺装置
2 ベース
3 基軸部
4 手摺バー
21 センターブロック
22 軸ピン
23 ハウジング
25 ガイド孔
26 側部の周面カバー
27 中央部の周面カバー
28 側部の周面カバー
29 孔部
41 バネ押えプレート
45 捻じりコイルバネ
46 バネ掛止ピン
47 バネ掛止ピン
51 ダンパープレート
54 ロータリーダンパー

Claims (4)

  1. 手摺バーが、壁面固定用のベースに設けられた基軸部に軸支されて、略水平状態となる使用位置から壁面に沿って起立する収納位置まで回動可能に保持される手摺装置であって、
    基軸部は、水平方向の回動軸上に配された外形略円柱状のセンターブロックと、このセンターブロックを収納する略円筒状のハウジングとを有し、ハウジングの周面に手摺バーの回動を案内するガイド孔が形成されて、このガイド孔に挿通された手摺バーの基端部がハウジング内のセンターブロックに連結され、手摺バー及びセンターブロックが、ベースに固着されたハウジングに対して所定範囲内で回動しうるように保持されるとともに、
    上記ハウジングの一端には、捻じりコイルバネを具備する付勢手段が設けられ、この付勢手段が上記センターブロックの一端に係合して、手摺バーの収納位置から使用位置までの全範囲内で、手摺バーに対して収納位置方向への回動モーメントを付与し、
    上記ハウジングの他端には、ロータリーダンパーを具備する制動手段が設けられ、この制動手段が上記センターブロックの他端に係合して、手摺バーの使用位置近傍範囲内で手摺バーの倒下を減速するように作用することを特徴とする手摺装置。
  2. 付勢手段が手摺バーに与える収納位置方向への回動モーメントは、手摺バーの収納位置からの倒下角度に比例して増大するように設定されたことを特徴とする請求項1に記載の手摺装置。
  3. 制動手段の作用範囲が、手摺バーの使用位置側45°の角度範囲内に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の手摺装置。
  4. ハウジングの外側に、中央部と左右両側部とに三分割された円筒状の周面カバーが外装され、中央部の周面カバーは、その周面に形成された孔部に手摺バーの基端部を挿通させた状態で、手摺バー及びセンターブロックとともにハウジングの外周面を回動するように取り付けられる一方、左右両側部の周面カバーは、ハウジングとともにベースに固着されてなり、
    左右両側部の周面カバーのうち一方の周面カバーの外側端面に略円板状のバネ押えプレートが取り付けられ、センターブロックの軸心に挿通された軸ピンに捻じりコイルバネが挿装されて上記バネ押えプレートとセンターブロックとの間に保持され、捻じりコイルバネの両端部が、センターブロックの端面とバネ押えプレートの内側面にそれぞれ突設されたバネ掛止ピンに掛止されることにより付勢手段が構成され、
    左右両側部の周面カバーのうち他方の周面カバーの外側端面に略円板状のダンパー押えプレートが取り付けられ、センターブロックの軸心にロータリーダンパーが挿通されて、ダンパー押えプレート及びセンターブロックの双方に係合した状態で保持されることにより、制動手段が構成されたことを特徴とする請求項1に記載の手摺装置。
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