JP2005264511A - トンネル用セグメントの連結構造とトンネル用セグメント - Google Patents

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敏行 青木
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Abstract

【課題】 セグメントどうしの各連結部において、セグメントのトンネル長手方向端面に開口する第1蟻溝の端部を通して、連結具を第1係合部材が第1蟻溝に入り込むように予め装着できるようにして、構造の簡略化を図ることができる利点を生かしながら、各連結部において、セグメントどうしをトンネル周方向に確実に引き寄せることができるとともに、切羽側連結部において、セグメントを押圧するジャッキの寸法が大きくなったり、ジャッキのセグメントに対する押圧位置に制約を受けたりするおそれがないようにする。
【解決手段】 切羽側と抗口側との二箇所の連結部Aのうちの、切羽側連結部A1における第2係合部材15の第2蟻溝12への挿入方向が切羽側に向き、かつ、抗口側連結部A2における第2係合部材の第2蟻溝への挿入方向が抗口側に向くように設け、連結具2の反力受け部17を、第2係合部材の挿入方向を基準にして、第1蟻溝11の上手側に設けてあるトンネル用セグメントの連結構造。
【選択図】 図7

Description

本発明は、トンネル周方向で隣り合うセグメントどうしの突合せ部を連結具を介して連結可能な連結部を、前記突合せ部のトンネル切羽側とトンネル抗口側との二箇所に設け、前記連結部の各々を構成するに、トンネル長手方向に沿う第1蟻溝を一方の突合せ部にその端部がセグメントのトンネル長手方向端面に開口するように設け、他方の突合せ部にトンネル長手方向に沿う第2蟻溝を設けるとともに、前記第1蟻溝にトンネル長手方向から挿入してトンネル周方向に係合可能な第1係合部材と、前記第2蟻溝にトンネル長手方向から挿入してトンネル周方向に係合可能な第2係合部材とを前記連結具に一体に設け、前記第1蟻溝と第1係合部材とが係合する第1係合部と、前記第2蟻溝と第2係合部材とが係合する第2係合部とのトンネル周方向での間隔が、前記第2係合部材の第2蟻溝に対する挿入方向下手側ほど広くなるように設けるとともに、前記第2蟻溝の前記挿入方向上手側に、前記第2係合部材が第2蟻溝の長手方向端部に臨むように入り込み可能な空間を設けて、前記トンネル長手方向端面に開口する第1蟻溝の端部を通して、前記連結具を前記第1係合部材が第1蟻溝に入り込むように予め装着しておいて、前記セグメントどうしを、トンネル長手方向に位置をずらせた状態で、第2係合部材が前記空間に入り込むようにトンネル周方向に近接移動させた後、セグメントどうしをトンネル長手方向で互いに近接するように相対移動させることにより、前記第2係合部材を第2蟻溝に押し込んで、前記セグメントどうしをトンネル周方向に互いに引き寄せながら連結可能に構成し、前記第1蟻溝と前記第2蟻溝との組み合わせを、平面視で点対称となる位置関係で、前記二箇所の連結部の各々に配置してあるトンネル用セグメントの連結構造とその連結構造によって連結可能なトンネル用セグメントに関する。
上記トンネル用セグメントの連結構造は、先行して設置してある先行セグメントに対して、後続して設置する後続セグメントを、第2係合部材の第2蟻溝への挿入方向を基準にして、第2蟻溝の上手側に設けた空間に第2係合部材が入り込むようにトンネル周方向に近接移動させた後、その後続セグメントをトンネル切羽側からトンネル抗口側に向けて強制移動させて、各連結具の第2係合部材を第2蟻溝に押し込むように設けてあり、各連結部において、セグメントのトンネル長手方向端面に開口する第1蟻溝の端部を通して、連結具を第1係合部材が第1蟻溝に入り込むように予め装着できるので、第1係合部材を第1蟻溝に入り込ませるための凹入部を突合せ部に設ける必要が無く、構造の簡略化を図ることができる利点がある。
従来の上記トンネル用セグメントの連結構造では、二箇所の連結部のうちの切羽側連結部における第2係合部材の第2蟻溝への挿入方向が抗口側に向き、かつ、抗口側連結部における第2係合部材の第2蟻溝への挿入方向が切羽側に向くように設け、各連結具の第2係合部材を第2蟻溝に押し込む際に、セグメントどうしをトンネル周方向に互いに引き寄せながら連結できるように、トンネル抗口側連結部においては、トンネル長手方向で隣り合うように先行して設置してあるセグメントの切羽側端面を連結具の反力受け部に構成し、トンネル切羽側連結部においては、後続セグメントをトンネル切羽側から押圧してトンネル抗口側に向けて強制移動させるジャッキを連結具の反力受け部に構成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−98894号
このため、抗口側連結部においては、トンネル長手方向でのセグメントどうしの相対位置によっては、セグメントどうしをトンネル周方向に確実に引き寄せることができないおそれがあり、切羽側連結部においては、後続セグメントを押圧するジャッキの寸法が大きくなったり、ジャッキの後続セグメントに対する押圧位置に制約を受けたりする欠点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、各連結部において、セグメントのトンネル長手方向端面に開口する第1蟻溝の端部を通して、連結具を第1係合部材が第1蟻溝に入り込むように予め装着できるようにして、構造の簡略化を図ることができる利点を生かしながら、各連結部において、セグメントどうしをトンネル周方向に確実に引き寄せることができるとともに、切羽側連結部において、セグメントを押圧するジャッキの寸法が大きくなったり、ジャッキのセグメントに対する押圧位置に制約を受けたりするおそれがないようにすることを目的とする。
本発明の第1特徴構成は、トンネル周方向で隣り合うセグメントどうしの突合せ部を連結具を介して連結可能な連結部を、前記突合せ部のトンネル切羽側とトンネル抗口側との二箇所に設け、
前記連結部の各々を構成するに、トンネル長手方向に沿う第1蟻溝を一方の突合せ部にその端部がセグメントのトンネル長手方向端面に開口するように設け、他方の突合せ部にトンネル長手方向に沿う第2蟻溝を設けるとともに、前記第1蟻溝にトンネル長手方向から挿入してトンネル周方向に係合可能な第1係合部材と、前記第2蟻溝にトンネル長手方向から挿入してトンネル周方向に係合可能な第2係合部材とを前記連結具に一体に設け、前記第1蟻溝と第1係合部材とが係合する第1係合部と、前記第2蟻溝と第2係合部材とが係合する第2係合部とのトンネル周方向での間隔が、前記第2係合部材の第2蟻溝に対する挿入方向下手側ほど広くなるように設けるとともに、前記第2蟻溝の前記挿入方向上手側に、前記第2係合部材が第2蟻溝の長手方向端部に臨むように入り込み可能な空間を設けて、前記トンネル長手方向端面に開口する第1蟻溝の端部を通して、前記連結具を前記第1係合部材が第1蟻溝に入り込むように予め装着しておいて、前記セグメントどうしを、トンネル長手方向に位置をずらせた状態で、第2係合部材が前記空間に入り込むようにトンネル周方向に近接移動させた後、セグメントどうしをトンネル長手方向で互いに近接するように相対移動させることにより、前記第2係合部材を第2蟻溝に押し込んで、前記セグメントどうしをトンネル周方向に互いに引き寄せながら連結可能に構成し、前記第1蟻溝と前記第2蟻溝との組み合わせを、平面視で点対称となる位置関係で、前記二箇所の連結部の各々に配置してあるトンネル用セグメントの連結構造であって、
前記二箇所の連結部のうちの切羽側連結部における前記第2係合部材の挿入方向が前記切羽側に向き、かつ、抗口側連結部における前記第2係合部材の挿入方向が前記抗口側に向くように設け、前記連結具の反力受け部を、前記第2係合部材の挿入方向を基準にして、前記第1蟻溝の上手側に設けてある点にある。
〔作用及び効果〕
各連結部において、セグメントのトンネル長手方向端面に開口する第1蟻溝の端部を通して、連結具を第1係合部材が第1蟻溝に入り込むように予め装着できるようにして、構造の簡略化を図ることができる利点を生かしながら、二箇所の連結部のうちの切羽側連結部における第2係合部材の第2蟻溝への挿入方向が切羽側に向き、かつ、抗口側連結部における第2係合部材の第2蟻溝への挿入方向が抗口側に向くように設け、連結具の反力受け部を、第2係合部材の第2蟻溝への挿入方向を基準にして、第1蟻溝の上手側に設けてあるので、抗口側連結部において、トンネル長手方向で隣り合うように先行して設置してあるセグメントの切羽側端面を連結具の反力受け部に構成したり、切羽側連結部において、セグメントをトンネル切羽側から押圧してトンネル抗口側に向けて強制移動させるジャッキを連結具の反力受け部に構成したりする必要がなくなり、各連結部において、セグメントどうしをトンネル周方向に確実に引き寄せることができるとともに、切羽側連結部において、セグメントを押圧するジャッキの寸法が大きくなったり、ジャッキのセグメントに対する押圧位置に制約を受けたりするおそれがない。
本発明の第2特徴構成は、前記反力受け部に押し付け可能なバックアップ材を、前記第2係合部材の挿入方向を基準にして、前記連結具の上手側に設け、前記第2係合部材の第2蟻溝への押し込み力が所定の大きさを越えると、その押し込み力で前記バックアップ材を圧縮変形させて、セグメントどうしの引き寄せ力を略一定に保持可能に構成してある点にある。
〔作用及び効果〕
反力受け部に押し付け可能なバックアップ材を、第2係合部材の第2蟻溝への挿入方向を基準にして、連結具の上手側に設け、第2係合部材の第2蟻溝への押し込み力が所定の大きさを越えると、その押し込み力でバックアップ材を圧縮変形させて、セグメントどうしの引き寄せ力を略一定に保持可能に構成してあるので、第2係合部材の第2蟻溝への押し込み量を、セグメントどうしの引き寄せ力が略一定になるように規制できる。
本発明の第3特徴構成は、トンネル周方向の両端部を構成する二つの突合せ部の各々に、請求項1記載の連結構造を構成する第1蟻溝と第2蟻溝とを設けてあるトンネル用セグメントであって、前記二つの突合せ部に、前記第1蟻溝が切羽側に位置し、かつ、前記第2蟻溝が抗口側に位置するように設けてある点にある。
〔作用及び効果〕
二つの突合せ部に、第1蟻溝が切羽側に位置し、かつ、第2蟻溝が抗口側に位置するように設けてあるので、二つの突合せ部に切羽側の第1蟻溝に第1係合部材が入り込むように連結具を予め装着しておいて、その二つの突合せ部に対して、抗口側に設けてある第1蟻溝に第1係合部材が入り込むように連結具を予め装着してある後続のセグメントを、切羽側から抗口側に向けて強制移動させて連結することができ、トンネル周方向で隣り合う複数のセグメントのうちの最初に設置するセグメントに使用して、トンネル周方向で隣り合うセグメントを左右バランス良く連結することができる。
その上、二つの突合せ部を鋳型を使って鋳造するような場合に、第1蟻溝を形成するための第1蟻溝用中子と、第2蟻溝、及び、第2係合部材の第2蟻溝に対する挿入方向で、その第2蟻溝の上手側に設ける連結具の入り込み用空間とを一連に形成するための第2蟻溝用中子との二種類の中子を使用して、第1蟻溝用中子を鋳型の切羽側に左右対称となるようにセットし、第2蟻溝用中子を鋳型の抗口側に左右対称となるようにセットして鋳造できるので、鋳造コストを安くすることができる。
本発明の第4特徴構成は、トンネル周方向の両端部を構成する二つの突合せ部の各々に、請求項1記載の連結構造を構成する第1蟻溝と第2蟻溝とを設けてあるトンネル用セグメントであって、先行して設置してあるセグメントに対して連結する突合せ部に、前記第1蟻溝が抗口側に位置し、かつ、前記第2蟻溝が切羽側に位置するように設け、後続して設置するセグメントに対して連結する突合せ部に、前記第1蟻溝が切羽側に位置し、かつ、前記第2蟻溝が抗口側に位置するように設けてある点にある。
〔作用及び効果〕
先行して設置してあるセグメントに対して連結する突合せ部に、第1蟻溝が抗口側に位置し、かつ、第2蟻溝が切羽側に位置するように設け、後続して設置するセグメントに対して連結する突合せ部に、第1蟻溝が切羽側に位置し、かつ、第2蟻溝が抗口側に位置するように設けてあるので、先行して設置してある先行セグメントに対しても、後続して設置するセグメントに対しても連結することができる。
その上、二つの突合せ部を鋳型を使って鋳造するような場合に、第1蟻溝を形成するための第1蟻溝用中子と、第2蟻溝、及び、第2係合部材の第2蟻溝に対する挿入方向で、その第2蟻溝の上手側に設ける連結具の入り込み用空間とを一連に形成するための第2蟻溝用中子との二種類の中子を使用して、第1蟻溝用中子と第2蟻溝用中子とを平面視で点対称となる位置関係で鋳型にセットして鋳造できるので、鋳造コストを安くすることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、トンネル周方向で隣り合う六個のトンネル用セグメント1どうしの突合せ部3を後述する連結具2でトンネル周方向に互いに引き寄せて連結してある筒状のセグメントリングRを示しており、このセグメントリングRの複数を、トンネル抗口側に設置済みのセグメントリングRに対してシールドマシン等によるトンネル切羽側から、トンネル周方向での連結箇所が隣り合うセグメントリングRにおける連結箇所に対して周方向にずれるように、トンネル長手方向に順次連結してトンネルTを構築するようにしてある。
前記セグメントリングRは、周方向で隣り合うセグメント1どうしを連結しながら、同時に、既設のセグメントリングRの切羽側に連結して順次連結してあり、図2に示すように、既設のセグメントリングRの切羽側下部に対して、中央セグメントa(1)を最初に連結した後、その中央セグメントa(1)の両側に側部セグメントb(1)と上部セグメントc(1)とを順次連結し、左右の上部セグメントc(1)間にキーセグメントd(1)を嵌合して、中央セグメントaとキーセグメントdとを中心にして左右対称の筒状に連結してある。
上記セグメント1の各々は、図3,図4に示すように、平面視で略矩形の鋳鋼製枠体4にコンクリート5を打設して、その枠体4にセグメント1どうしの突合せ部3を形成してあり、セグメント外周側にグラウト材を注入するためのグラウト注入孔6を中央部に備えるとともに、抗口側に向けて設置する抗口側端面7には、既設のセグメントリングRの切羽側に向けて設置してある切羽側端面8に対する連結用の複数のジョイント金具9を設け、切羽側端面8には、切羽側で隣り合うセグメント1のジョイント金具9が抜け止め状態で嵌合する複数のジョイント受け口10を設けてある。
次に、トンネル周方向で隣り合うセグメント1どうしの突合せ部3を連結具2を介して連結可能な連結部Aを、突合せ部3の切羽側と抗口側との二箇所に設けて構成してある本発明による連結構造を、中央セグメントaと、その中央セグメントaにトンネル周方向で隣り合う側部セグメントbとの連結構造を例示して説明する。
前記中央セグメントaは、図5〜図7にも示すように、側部セグメントbの突合せ部3bに対する突合せ部3aに、トンネル長手方向に沿う第1蟻溝11をその端部が切羽側端面8に開口するように設けるとともに、トンネル長手方向に沿う第2蟻溝12をその端部が抗口側端面7に開口するように設けてある。
前記側部セグメントbは、図5〜図7にも示すように、中央セグメントaの突合せ部3aに連結する突合せ部3bに、中央セグメントaに設けたものと同じ寸法形状で、第1蟻溝11をその端部が抗口側端面7に開口するように設けるとともに、中央セグメントaに設けたものと同じ寸法形状で、第2蟻溝12をその端部が切羽側端面8に開口するように設けて、突合せ部3aと突合せ部3bとに設けた第1蟻溝11と第2蟻溝12との組み合わせを、平面視で点対称となる位置関係で、切羽側と抗口側との二箇所の連結部Aの各々に配置してある。
また、後続して設置する上部セグメントcの突合せ部3に対して連結する突合せ部3cに、第1蟻溝11を、中央セグメントaに設けたものと同じ寸法形状で、その端部が切羽側端面8に開口するように設けるとともに、第2蟻溝12を、中央セグメントaに設けたものと同じ寸法形状で、その端部が抗口側端面7に開口するように設けてある。
前記蟻溝11,12の各々には、図3(ロ)に示すように、セグメント厚み方向で対向する状態でトンネル長手方向に沿う二つのセグメント側係合面13を、各セグメントa,bにおけるトンネル周方向内方側に向けて、かつ、トンネル周方向で内方側ほど互いに離間するように傾斜させて形成してある。
前記連結具2は、図8に示すように、第1蟻溝11にトンネル長手方向から挿入してトンネル周方向に係合可能な第1係合部材14と、第2蟻溝12にトンネル長手方向から挿入してトンネル周方向に係合可能な第2係合部材15とを一体に設けてあり、各係合部材14,15に、中央セグメントa及び側部セグメントbのセグメント側係合面13に各別に係合させる一対の連結具側係合面16をトンネル周方向に対向するように形成してある。
そして、連結具2の反力受け部17を、第2係合部材15の第2蟻溝12に対する挿入方向を基準にして、各第1蟻溝11の上手側に設け、その反力受け部17に押し付け可能な銅合金やアルミ合金製のバックアップ材18を、第2係合部材15の第2蟻溝12への挿入方向を基準にして、連結具2の上手側に設け、第2係合部材15の第2蟻溝12への押し込み力が所定の大きさを越えると、その押し込み力でバックアップ材18を圧縮変形させて、セグメントa,bどうしの引き寄せ力を略一定に保持可能に構成してある。
また、第2係合部材15の第2蟻溝12に対する挿入方向を基準にして、第2蟻溝12の挿入方向上手側の突合せ部3a,3bの各々に、第2係合部材15が第2蟻溝12の長手方向端部に臨むように入り込み可能な空間19を設け、切羽側と抗口側との二箇所の連結部Aのうちの切羽側連結部A1における第2係合部材15の第2蟻溝12に対する挿入方向が切羽側に向き、かつ、抗口側連結部A2における第2係合部材15の第2蟻溝12に対する挿入方向が抗口側に向くように設けてある。
前記第1蟻溝11のセグメント側係合面13と第1係合部材14の連結具側係合面16とが係合する第1係合部20と、第2蟻溝12のセグメント側係合面13と第2係合部材15の連結具側係合面16とが係合する第2係合部21は、トンネル周方向での間隔が、第2係合部材15の第2蟻溝12に対する挿入方向下手側ほど広くなるように設けてある。
そして、図5に示すように、既設のセグメントリングRの切羽側下部に対して最初に連結した中央セグメントaの切羽側端面8に開口する第1蟻溝11の端部を通して、連結具2を第1係合部材14が第1蟻溝11に入り込むように予め装着しておいて、側部セグメントbを中央セグメントaに対して切羽側に位置をずらせた状態で、図6に示すように、第2係合部材15が空間19に入り込むようにトンネル周方向に近接移動させた後、側部セグメントbを油圧ジャッキJで抗口側に押圧して、中央セグメントaに対してトンネル長手方向で近接するように、つまり、トンネル周方向で整列するように相対移動させることにより、図7に示すように、第2係合部材15を第2蟻溝12に押し込んで、セグメントa,bどうしをトンネル周方向に互いに引き寄せながら連結可能に構成してある。
トンネル用セグメントの連結構造の概要を示す斜視図 連結手順を説明する展開図 (イ)はトンネル用セグメントの内面側を示す平面図、(ロ)は切羽側端面の側面図 トンネル用セグメントの内面側を示す平面図 要部の断面図 要部の断面図 要部の断面図 連結具の斜視図
符号の説明
1 セグメント
2 連結具
3 突合せ部
7 トンネル長手方向端面
8 トンネル長手方向端面
11 第1蟻溝
12 第2蟻溝
14 第1係合部材
15 第2係合部材
17 反力受け部
18 バックアップ材
19 空間
20 第1係合部
21 第2係合部
A 連結部
A1 切羽側連結部
A2 抗口側連結部


Claims (4)

  1. トンネル周方向で隣り合うセグメントどうしの突合せ部を連結具を介して連結可能な連結部を、前記突合せ部のトンネル切羽側とトンネル抗口側との二箇所に設け、
    前記連結部の各々を構成するに、
    トンネル長手方向に沿う第1蟻溝を一方の突合せ部にその端部がセグメントのトンネル長手方向端面に開口するように設け、他方の突合せ部にトンネル長手方向に沿う第2蟻溝を設けるとともに、前記第1蟻溝にトンネル長手方向から挿入してトンネル周方向に係合可能な第1係合部材と、前記第2蟻溝にトンネル長手方向から挿入してトンネル周方向に係合可能な第2係合部材とを前記連結具に一体に設け、
    前記第1蟻溝と第1係合部材とが係合する第1係合部と、前記第2蟻溝と第2係合部材とが係合する第2係合部とのトンネル周方向での間隔が、前記第2係合部材の第2蟻溝に対する挿入方向下手側ほど広くなるように設けるとともに、前記第2蟻溝の前記挿入方向上手側に、前記第2係合部材が第2蟻溝の長手方向端部に臨むように入り込み可能な空間を設けて、
    前記トンネル長手方向端面に開口する第1蟻溝の端部を通して、前記連結具を前記第1係合部材が第1蟻溝に入り込むように予め装着しておいて、前記セグメントどうしを、トンネル長手方向に位置をずらせた状態で、第2係合部材が前記空間に入り込むようにトンネル周方向に近接移動させた後、セグメントどうしをトンネル長手方向で互いに近接するように相対移動させることにより、前記第2係合部材を第2蟻溝に押し込んで、前記セグメントどうしをトンネル周方向に互いに引き寄せながら連結可能に構成し、
    前記第1蟻溝と前記第2蟻溝との組み合わせを、平面視で点対称となる位置関係で、前記二箇所の連結部の各々に配置してあるトンネル用セグメントの連結構造であって、
    前記二箇所の連結部のうちの切羽側連結部における前記第2係合部材の挿入方向が前記切羽側に向き、かつ、抗口側連結部における前記第2係合部材の挿入方向が前記抗口側に向くように設け、
    前記連結具の反力受け部を、前記第2係合部材の挿入方向を基準にして、前記第1蟻溝の上手側に設けてあるトンネル用セグメントの連結構造。
  2. 前記反力受け部に押し付け可能なバックアップ材を、前記第2係合部材の挿入方向を基準にして、前記連結具の上手側に設け、前記第2係合部材の第2蟻溝への押し込み力が所定の大きさを越えると、その押し込み力で前記バックアップ材を圧縮変形させて、セグメントどうしの引き寄せ力を略一定に保持可能に構成してある請求項1記載のトンネル用セグメントの連結構造。
  3. トンネル周方向の両端部を構成する二つの突合せ部の各々に、請求項1記載の連結構造を構成する第1蟻溝と第2蟻溝とを設けてあるトンネル用セグメントであって、
    前記二つの突合せ部に、前記第1蟻溝が切羽側に位置し、かつ、前記第2蟻溝が抗口側に位置するように設けてあるトンネル用セグメント。
  4. トンネル周方向の両端部を構成する二つの突合せ部の各々に、請求項1記載の連結構造を構成する第1蟻溝と第2蟻溝とを設けてあるトンネル用セグメントであって、
    先行して設置してあるセグメントに対して連結する突合せ部に、前記第1蟻溝が抗口側に位置し、かつ、前記第2蟻溝が切羽側に位置するように設け、後続して設置するセグメントに対して連結する突合せ部に、前記第1蟻溝が切羽側に位置し、かつ、前記第2蟻溝が抗口側に位置するように設けてあるトンネル用セグメント。


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