JP2005258382A - スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置 - Google Patents

スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005258382A
JP2005258382A JP2004187229A JP2004187229A JP2005258382A JP 2005258382 A JP2005258382 A JP 2005258382A JP 2004187229 A JP2004187229 A JP 2004187229A JP 2004187229 A JP2004187229 A JP 2004187229A JP 2005258382 A JP2005258382 A JP 2005258382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
total reflection
incident
fresnel lens
prism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004187229A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4701640B2 (ja
Inventor
Hiroki Yoshikawa
博樹 吉川
Satoru Oishi
哲 大石
Koji Hirata
浩二 平田
Daisuke Imafuku
大輔 今福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004187229A priority Critical patent/JP4701640B2/ja
Priority to US11/012,157 priority patent/US7362503B2/en
Priority to CNB2005100001594A priority patent/CN100524013C/zh
Publication of JP2005258382A publication Critical patent/JP2005258382A/ja
Priority to US12/103,241 priority patent/US7697202B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4701640B2 publication Critical patent/JP4701640B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/54Accessories
    • G03B21/56Projection screens
    • G03B21/60Projection screens characterised by the nature of the surface
    • G03B21/62Translucent screens
    • G03B21/625Lenticular translucent screens

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】
画像表示装置の奥行を低減するために投写レンズの光軸中心を透過型スクリーンの下端近傍に設定したとき、透過型スクリーンの左右上端に入射する映像光のスクリーン入射角度が過大となりスクリーンの反射損失が大きくなる。
【解決手段】
フレネルレンズシート(6)の画像発生源側の、光学部品から投写された投写映像のフレネルレンズシートへの入射角が少なくとも略40度以上になる範囲に、入射光線を全反射して画像観視側へ出射するための全反射型プリズム部(10)を設ける。更に、フレネルレンズシート(6)の画像観視側の、該全反射型プリズム部を設けていない領域と対向する領域を含む範囲に、全反射プリズム(10)からの光を屈折して画像観視側へ出射するための屈折型プリズム部(11)を設けた。そして、屈折型プリズム部(11)の屈折面は、粗面とされている。
【選択図】 図8

Description

本発明は、画像発生源の映像を拡大投写して透過型スクリーンに表示する画像表示装置、及びこの画像表示装置に用いられるスクリーン、フレネルレンズシートに関する。
投写型の画像表示装置(以下、「セット」と呼ぶ場合もある)は、小型画像発生源としての投写型ブラウン管や液晶表示装置などに表示された画像を投写レンズ等により拡大して透過型スクリーンに投写することにより、透過型スクリーン上に画像を形成する。
このような画像表示装置においては、軽量化、並びにコストと設置スペースの低減のために、薄型化(セットの奥行寸法の低減)が要求される。薄型化されたセットに対応するための透過型スクリーンの構成は、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。
WO/02/27399
セットの薄型化(奥行寸法を低減)は、投写レンズを広角化して投写距離を短縮し、更に投写レンズの光軸中心を透過型スクリーンの中心より下方にずらす(例えば投写レンズの光軸中心を透過型スクリーンの下端中心に合わせる)ことにより可能となる。
しかしながら、この様な構成において、例えば、スクリーン(アスペクト比16:9)のサイズを対角65インチ、投写レンズの投写距離を500mm、セットの奥行を350mmとした場合、投写レンズから透過型スクリーンの左右上端部に入射する映像光の入射角度は、65.2度と大きくなる。図13は、一般的な出射面フレネルレンズにおける、スクリーンへの光線入射角度と反射損失の関係を示した図である。図13から、光線入射角が65.2度の場合、スクリーンの反射損失は36%と大きなものとなっていることが分かる。画像表示装置の薄型化を更に進めるとこの損失は急激に大きくなり、スクリーン左右上端部が暗くなる問題が生じる。
上記特許文献1は、このようなセットの薄型化に対応する透過型スクリーンとして、フレネルレンズシートの光入射面に屈折型プリズムと全反射型プリズムとを交互に設けるとともに、光出射面を平面とすることが開示されている。しかしながら、この特許文献1に記載の構成は、フレネルレンズシートの光入射面に屈折型プリズムを設ける構成としているため効率が低下し、特に映像として重要な中域映像(スクリーン上ではドーナツ状の範囲)が暗くなるという課題がある。
また、フレネルレンズシートに屈折型プリズムと全反射型プリズムとを設ける構成の場合、屈折型プリズムと全反射型プリズムとの境界部分において光の不連続が生じる場合がある。光の不連続が生じると、正面から見た画像に不連続部分が生じ、画質劣化の要因となる。
この様に、画像表示装置の薄型化に対応する透過型スクリーンでは、スクリーンの入射面における光の反射損失を低減するとともに光の利用効率を向上させて、画像を明るくする(すなわち画像の明るさ低減を抑制する)ことが重要な課題である。また、光の不連続を抑制することもまた、重要な課題の一つである。
本発明は、上記のような課題に鑑みて為されたものであって、その目的は、高画質な画像を得つつ画像表示装置の奥行を短縮するのに好適な技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、フレネルレンズシートの画像発生源側(光入射面)の、所定の入射角度(例えば略40度)以上で光が入射される領域に全反射型プリズムを形成し、かつ画像観視側(光出射面)に屈折型プリズムを形成した。上記全反射型プリズムは、光が入射される入射面と、該入射面からの入射光を反射して画像観視側へ出射する全反射面とを含んでいる。上記屈折型プリズムは、フレネルレンズシートの画像観視側の、上記全反射型プリズムが形成されていない領域と対向する領域を含む範囲に形成され、かつ前記光を屈折して画像観視側へ出射する屈折面を含む。そしてこの屈折面は、該屈折面と対向する入射平面との間で生じる多重反射を防止するために、粗面化されていることを特徴とする。また、上記全反射面は鏡面化することにより反射効率が向上される。
また、本発明では、上記全反射面を、上記入射面からの入射光を全反射現象により少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面、若しくは非球面で構成してもよい。また、上記屈折面を、光を少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面、若しくは非球面で構成してもよい。これにより、前記鏡面化された全反射面と前記粗面化された屈折面で得られる出射光のフレアの発生量及び発生方向を一致させることができる。
上記のようにフレネルレンズシートの画像発生源側に全反射型プリズムを形成し、画像観視側に屈折型プリズムを形成する場合において、2方向以上の光を射出する構成のプリズムを、全反射型プリズムまたは屈折型プリズムの一方にだけに採用してもよく、またその両方に採用してもよい。両方に採用した場合は、フレアの発生量及び発生方向を同じにすることができるので、観視角度による明るさの変化を極めてよく抑制することができる。
更にまた、本発明では、フレネルシートを構成する透明基材に、紫外線硬化樹脂で全反射型プリズム及び屈折型プリズムを形成してもよい。その際、全反射型プリズムを形成する第1の紫外線硬化樹脂層の透過率を、屈折型プリズムを形成する第2の紫外線硬化樹脂層の透過率より低くしてもよい。
更にまた、本発明では、屈折型プリズムを形成する紫外線硬化樹脂、及び/または全反射型プリズムを形成する紫外線硬化樹脂に拡散材を入れてもよい。
本発明によれば、高画質化しつつ画像表示装置の薄型化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明による画像表示装置の一部断面斜視図である。画像発生源1は投写型ブラウン管や反射型や透過型の液晶パネル、微小なミラーを複数備えた表示素子等の画像変調素子などから構成され小型の画像を表示する。投写レンズ2は、前記画像を透過型スクリーン3に投写するが、一般に投写距離が長いことから、画像表示装置の奥行を低減するために反射ミラー4がその光路の途中に設けられている。これらの要素は、筐体5の内部に収納された所定位置に固定される。
図2は本発明による透過型スクリーン3の構造を示す模式図である。矢印bの方向から投写される拡大投写映像(図示せず)は、フレネルレンズシート6で略平行光ないし若干内側を向く光に変換されレンチキュラーレンズシート7に入射する。レンチキュラーレンズシート7は図のようにスクリーン画面垂直方向を長手方向とするレンチキュラーレンズをスクリーン画面水平方向に複数配列された形状になっており、前記映像光をスクリーン画面水平方向に拡散する働きをする。また、レンチキュラーレンズシート7の出射面には、画面垂直方向に延びるブラックストライプ8が形成されており、スクリーン出射側から入射される外光を吸収する。また、レンチキュラーレンズシート7には拡散材9が練り込まれており、前記映像光をスクリーン画面水平及び垂直方向に拡散する働きをする。図2に示された本発明に係る透過型スクリーンの実施形態は、前記フレネルレンズシートの画像発生源側に、矢印bの方向から投写される拡大投写のフレネルレンズシートへの入射角が少なくとも所定角度以上(ここでは略40度以上)になる範囲に、全反射型プリズム部10を設けている。この全反射型プリズム部10は、入射光線を第1の屈折現象の後全反射現象により、少なくとも2方向以上の入射面出射角を与える少なくとも2面以上の面数若しくは球面若しくは非球面で構成される。一方、フレネルレンズシートの画像観視側の該全反射型プリズム部を設けていない部分に対向する領域を含む範囲に、屈折型プリズム部を設けている。この屈折型プリズム部は、全反射プリズム部10で全反射された光を含む入射光線を第2の屈折現象により屈折し、所定の出射角の出射光線として出射させる。そして、本実施形態では、上記屈折型プリズム部の屈折面の面粗さを前記全反射型プリズム部10の全反射面の面粗さより粗くしたことを特徴としている。
前記全反射型プリズムの全反射面が粗面である場合、部分的に光線の入射角が全反射角以下となり、一部の光線が反射せず突き抜けてしまう。この現象を無くし全反射面の反射効率を良くするため、本実施形態では前記全反射型プリズムの全反射面を鏡面化する。
一方、前記屈折型プリズムの屈折面が鏡面に近いと、屈折型プリズム部の対向平面との間で多重反射が発生し、フレネルレンズ中心から周辺部に向かって虹色のコーン状のゴーストが生じる。これを無くすために、本実施形態では、フレネルレンズを製作する金型をサンドブラスト法等により荒らすことにより、成型されたフレネルレンズの屈折面を粗面化してこの多重反射を低減する。すなわち、本実施形態では、屈折型プリズム部の屈折面の粗さが、全反射型プリズム部10の全反射面の粗さよりも大きく為されている。従って、全反射面は光の反射率が高く、かつ光の拡散作用が弱く、粗面とされた屈折面は、全反射面よりも光の反射率が低く、かつ光の拡散作用が強くなる。
また本実施形態では、全反射型プリズム部10の形状を、入射光線を第1の屈折現象の後、全反射現象によって少なくとも2方向以上の入射面出射角を与えるために、少なくとも2面以上の面数若しくは球面若しくは非球面で構成している。以下、この理由を図3により説明する。
図3は、フレネルレンズシートにスポット光を入射した時の出射光の光量分布を示した図である。図において横軸は発散角度、縦軸は光束量である。上記全反射型プリズム部10によって反射され、フレネルレンズシート6に対し略垂直に出射する光は、前記全反射型プリズムの全反射面が平面である場合、図3の破線のようにフレアの少ない指向性の強い光となる。よって、必然的にそのピーク値も高くなる。全反射面が鏡面化されている場合は、上記出射光の指向性はより強くなる。これに対し、上記屈折型プリズム部によって屈折され、フレネルレンズシート6に対し略垂直に出射する光は、前記屈折型プリズムの屈折面が粗面化されているので、該屈折面を通過する光は散乱し図3実線のようにフレアの大きい光となる。よって、必然的にそのピーク値は低くなる。
このように、同じフレネルレンズシート6の全反射型プリズム部と屈折型プリズム部とで出射光の形が異なるということは、観視者にとって見る位置が変わると全反射型プリズム部と屈折型プリズム部に輝度段差が生じるということになる。この輝度段差を無くすために本実施形態では、全反射型プリズム部10の全反射面の形状を、少なくとも2方向以上の入射面出射角を与える少なくとも2面以上の面数若しくは球面若しくは非球面で構成した。
図4は、上記のような形状とされた本発明に係るフレネルレンズシート6の全反射型プリズム部の縦断面図で、図1の透過型スクリーン3の左(右)上端近傍に位置するものの拡大図である。図中の矢印は光線の方向を表す。図4に示すように、フレネルレンズシート6の映像源側には2つの面(図4では、説明を容易にするために2面としたものを示しているが、3面以上若しくは球面若しくは非球面でもよい)で構成された全反射型プリズム部10が設けられ、観視側は平面になっている。映像源側から入射してくる光線は、全反射型プリズム部10のc面(入射面)から入射しd面及びe面(全反射面)で全反射した後、観視側に出射する。この時d面で全反射した光は観視側にフレネルレンズシート6に対し若干下向きに出射するが、e面で全反射した光は観視側にフレネルレンズシート6に対し若干上向きに出射する。この時の光線の出射形状を図5に示す。図5に示すように、全反射型プリズム部10のd面で反射した光はフレネルレンズの曲率中心の方向(図5の角度の正方向)にずれ、全反射型プリズム部10のe面で反射した光は外側フレネルレンズの曲率中心と反対の方向(図5の角度の負方向)にずれる。この2つの光を合成すると図5の一点鎖線のようになり、これは図3の屈折型プリズムから出射した光線の出射形状と近い形状になっている。この形状を更に良く一致させるには、全反射面を2面ではなく3面以上若しくは球面若しくは非球面にすればよい。
次に本発明のその他の実施形態について図6、図7を用い説明する。図6はフレネルレンズシートにスポット光を入射した時の出射光の光量分布を示した図である。上記全反射型プリズム部によって反射され、フレネルレンズシート6に対し略垂直に出射する光は、図3、図5では左右対称の光として取り扱った。しかしながら、全反射型プリズム部は、その形状に起因して、製造過程において先端部に倒れが発生し易く、図6の破線で示すようなフレネルレンズの曲率中心の方向(図6の角度の正方向)に大きなフレアが発生する場合がある。このような場合には、屈折型プリズム部11の形状を少なくとも2方向以上の出射角を与える少なくとも2面以上の面数若しくは球面若しくは非球面で構成する必要がある。
図7は、図2に示した本発明に係るフレネルレンズシート6の縦断面図で、図4に示した全反射型プリズム部を設けていない部分の拡大図である。図中の矢印は光線の方向を表す。図7に示すように、フレネルレンズシート6の観視側には2つの面(図7では、説明を容易にするために2面としたものを示しているが、3面以上若しくは球面若しくは非球面でもよい)で構成された屈折型プリズム部11が設けられ、映像源側は平面12になっている。映像源側から入射してくる光線は、平面12で第3の屈折現象の後、屈折型プリズム部11のf面及びg面(出射面)から第2の屈折現象を伴い観視側に出射する。この時f面で屈折した光は観視側にフレネルレンズシート6に対し略垂直(つまり、フレネルレンズの光軸と略平行な方向)に出射するが、g面で屈折した光は観視側にフレネルレンズの曲率中心の方向に出射する。これにより、図6の実線で示すようにフレネルレンズの曲率中心の方向(図6の角度の正方向)のフレアを作り出すことができるので、フレネルレンズシート6の全反射型プリズム部10にフレネルレンズの曲率中心の方向に大きなフレアが発生しても、観視側のいずれの方向から見ても輝度段差のない映像を作り出すことができる。上記屈折型プリズム部11のf面及びg面は、いずれも粗面とされている。
この実施形態においては、フレネルレンズシート6の画像発生源側に設けられた全反射型プリズム10と、画像観視側に設けられた屈折型プリズム11の両方に、2つ以上の方向に光を射出する2面以上もしくは非球面で構成されたプリズムを採用している。これにより、異なる方向に発生するフレアによる、観視角度に依存した明るさの変化を抑制している。しかしながら、全反射型プリズム10で左右非対称のフレアを発生しない場合には、屈折型プリズム11にこの様な構成のプリズムを採用しなくてもよい。
また本実施形態では、全反射型プリズム10部と屈折型プリズム部11との境界部分において、全反射型プリズム部10から出射した光線が、少なくとも1ピッチ以上の屈折型プリズム11を通過するようにしてある。すなわち、フレネルレンズシート6の主平面と直交する方向(光軸方向)において、全反射型プリズム部10の一部(少なくとも1ピッチ以上)と屈折型プリズム部11の一部(少なくとも1ピッチ以上)とが互いに重なるように、これらプリズム部が配置されている。この理由について図8を用いて説明する。
図8は本実施形態に係るフレネルレンズシート6の縦断面図で、映像源側に設けられた全反射型プリズム部10と屈折型プリズム部11との境界部分の拡大図である。図8に示すように、フレネルレンズシート6の映像源側の所定領域は、全反射型プリズム部10が設けられていない平らな部分(平面部)12となっている。この理由は、画像発生源側の前記光学部品から投写された投写映像のフレネルレンズシート6への入射角が小さいと全反射型プリズム部10を設けることができないためである。従って、投写映像のフレネルレンズシート6への入射角が小さい範囲では通常の出射面フレネルレンズとして、映像源側は平らで観視側に屈折型プリズム部11を設けることになる。このように本実施形態に係るフレネルレンズシート6では、映像源側が平らの部分から全反射型プリズム部10を設けた部分に、映像源側の形状が突然変わることになる。フレネルレンズシート6の映像源側と観視側は別の金型で成型されるので、両者の位置合わせや温度差による膨張、収縮により両面を完全に一致させることは困難である。そのため、上記した映像源側が平らの部分から全反射型プリズム部10を設けた部分に変わっても、この変化が映像に現れないようにする防止手段が必要になる。
図8に示される本実施形態に係るフレネルレンズシート6では、上記境界部分は、全反射型プリズム部から出射した光線が、少なくとも1ピッチ以上の屈折型プリズム11を通過するようにしてある(すなわち、フレネルレンズシート6の主平面と直交する方向において、全反射型プリズム部10の一部と屈折型プリズム部11の一部とが互いに重複する)。全反射型プリズム部10のc面から入射しd面及びe面で全反射した後、フレネルレンズシート6の観視側が平らであればそのまま出光するが、屈折型プリズム部11に入射すると図に示すように屈折型プリズム部11で全反射し、上方若しくは下方に出光し観視側からは見え難くなる。これらの映像光は観視側から見え難いので、映像が若干欠落することになるが、フレネルレンズシート6の映像源側と観視側がずれて映像光がなくなり黒い円弧が現れると言った画像欠陥はなくなる。また、映像が欠落すると言ってもその量は両面のずれ量だけであり、フレネルレンズシート6の製造精度は元々高いので、目立って大きな欠落とはなり得ない。
一般的にフレネルレンズシートの全反射型及び屈折型プリズム部の成型は紫外線硬化樹脂を使って行われる。図9は、全反射型及び屈折型プリズム部を紫外線硬化樹脂で成型した本発明に係るフレネルレンズシート6の一実施形態を示す縦断面図である。フレネルレンズシート6を構成する透明基材13に、紫外線硬化樹脂で全反射型プリズム10及び屈折型プリズム11が形成される。本実施形態では、全反射型プリズム10を形成する第1の紫外線硬化樹脂の透過率を、屈折型プリズム11を形成する第2の紫外線硬化樹脂の透過率よりも低く設定したことを特徴としている。第1の紫外線硬化樹脂の透過率を第2の紫外線硬化樹脂の透過率よりも低くするためには、例えば、第1の紫外線硬化樹脂を着色すればよい。第1及び第2の紫外線硬化樹脂の相互間に透過率の差を設ける理由について、図10を用いて説明する。図10は、縦軸をプリズム部の透過率とし、横軸をスクリーンへの光線入射角としたときの、全反射/屈折型プリズムの透過率の入射角特性を示す図である。図10から明らかなように、屈折型プリズム部11(屈折部)の透過率はスクリーンへの光線入射角が大きくなる(入射角が約40度を越える)と急激に低下している。これに対して、全反射プリズム部10(全反射部)の透過率はスクリーンへの光線入射角に拠らず略一定である。また、全反射部はスクリーンへの光線入射角が40度以下では構成できない。このため、第1の紫外線硬化樹脂(全反射プリズム部10)の透過率が第2の紫外線硬化樹脂(屈折型プリズム部11)の透過率と等しい場合、全反射プリズム部10と屈折型プリズム部11との境界部分をスクリーンのどの位置(スクリーンへの入射角が40度以上の任意の位置)としても、全反射プリズム部10の出射光と屈折型プリズム部11の出射光との間に、輝度段差が生じることになる。そこで本実施形態では、第1の紫外線硬化樹脂に着色を施して透過率を下げ(図10の2点鎖線)、上記境界部分での第1及び第2の紫外線硬化樹脂の透過率を互いに一致させることにより、上記輝度段差を低減もしくは無くすようにした。
図11は、プリズム部を紫外線硬化樹脂で成型した本発明に係るフレネルレンズシート6のその他の実施形態の縦断面図である。図9と同一番号、同一符号は同一部品を表す。図11が図9と異なる点は、全反射型プリズム10に拡散材18が入っている点にある。該拡散材18は紫外線硬化樹脂に入れるため、全反射型プリズム10が形成されていない部分の第1の紫外線硬化樹脂層14にも入るが、厚さが薄く且つ光線が垂直に通過するためその影響は少ない。全反射型プリズム10に拡散材18を入れると、フレネルレンズシート6の全反射型プリズム部にスポット光を入射した時の出射光の光量分布が改善される。図12は、図11に示されたフレネルレンズシート6にスポット光を入射した時の出射光の光量分布を示した図である。全反射プリズム10の反射面を2面で構成するとともに全反射型プリズム10に拡散材18を入れることにより、全反射プリズム部10の出射光と屈折型プリズム部11の出射光の光量分布は、更に良く一致される。但し、拡散材を入れることにより光束量のピーク値が下がるので、全反射型プリズム10を形成する紫外線硬化樹脂の着色を少なくする必要がある。
また、上記実施形態では、全反射型プリズム及び屈折型プリズムのいずれも、その先端部が尖っているものとしたが、成型上の都合や光の不連続部分の発生を解消するために、全反射型プリズム及び/または屈折型プリズムの先端部に丸み(すなわち曲面)を持たせてもよい。
本発明が適用される画像表示装置の一例を示す一部断面斜視図。 透過型スクリーン3の構造を示す模式図。 フレネルレンズシート6にスポット光を入射した時の出射光の光量分布を示す図。 本発明に係るフレネルレンズシート6の一実施形態を示すもので、全反射型プリズム部10の断面拡大図。 本発明に係るフレネルレンズシート6の全反射部にスポット光を入射した時の出射光の光量分布を示す図。 本発明に係るフレネルレンズシート6にスポット光を入射した時の出射光の光量分布を示す図。 本発明に係るフレネルレンズシート6の一実施形態を示すもので、屈折型プリズム部11の断面拡大図。 本発明に係るフレネルレンズシート6の一実施形態を示すもので、全反射型プリズム部10と屈折型プリズム部11との境界部分の断面拡大図。 本発明に係るフレネルレンズシート6の一実施形態を示す図。 屈折部及び全反射部の透過率の光線入射角特性図。 本発明に係るフレネルレンズシート6の一実施形態を示す図。 図11に示されたフレネルレンズシート6にスポット光を入射した時の出射光の光量分布を示す図。 一般的な出射面フレネルレンズのスクリーンへの光線入射角度と反射損失の関係を示す図。
符号の説明
1…画像発生源、2…投写レンズ、3…透過型スクリーン、4…反射ミラー、5…筐体、6…フレネルレンズシート、7…拡散シート、10…全反射型プリズム部、11…屈折型プリズム部、12…映像源側の全反射型プリズム部が設けられていない平らな部分、13…透明基材、14,15…透明紫外線硬化樹脂層、18…拡散材

Claims (22)

  1. 画像発生源からの光が投写されるスクリーンにおいて、
    画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを有するフレネルレンズシートと、
    該フレネルレンズシートの画像観視側に配置され、少なくとも画面水平方向に映像光を拡散させる拡散シートと、を備え、
    前記全反射型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像発生源側の、所定の入射角度以上で前記光が入射される領域に形成され、かつ前記光が入射される入射面と、該入射面からの入射光を反射して画像観視側へ出射する全反射面とを含み、
    前記屈折型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像観視側の、前記全反射型プリズムが形成されていない領域と対向する領域を含む範囲に形成され、かつ前記光を屈折して画像観視側へ出射する屈折面を含み、
    前記屈折型プリズム部の屈折面の粗さが、前記全反射型プリズム部の全反射面の粗さよりも粗いことを特徴とするスクリーン。
  2. 前記全反射プリズムの全反射面は、互いに出射角が異なる少なくとも2つの方向に前記入射光を反射することを特徴とする請求項1に記載のスクリーン。
  3. 前記全反射プリズムの全反射面は、前記フレネルレンズの光軸に対し、該フレネルレンズの曲率中心に向かう第1の方向と、該フレネルレンズの曲率中心とは逆に向かうの第2の方向に前記入射光を反射することを特徴とする請求項1に記載のスクリーン。
  4. 前記全反射プリズムの全反射面が、鏡面化されることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン。
  5. 画像発生源からの光が投写されるスクリーンにおいて、
    画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを有するフレネルレンズシートと、
    該フレネルレンズシートの画像観視側に配置され、少なくとも画面水平方向に映像光を拡散させる拡散シートと、を備え、
    前記全反射型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像発生源側の、所定の入射角度以上で前記光が入射される領域に形成され、かつ前記光が入射される入射面と、該入射面からの入射光を反射して画像観視側へ出射する全反射面とを含み、
    前記全反射面は、互いに出射角が異なる少なくとも2つの方向に前記入射光を反射することを特徴とするスクリーン。
  6. 前記全反射型プリズムの全反射面は、前記フレネルレンズの光軸に対し、該フレネルレンズの曲率中心に向かう第1の方向と、該フレネルレンズの曲率中心とは逆に向かうの第2の方向に前記入射光を反射することを特徴とする請求項5に記載のスクリーン。
  7. 画像発生源からの光が投写されるスクリーンにおいて、
    画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを有するフレネルレンズシートと、
    該フレネルレンズシートの画像観視側に配置され、少なくとも画面水平方向に映像光を拡散させる拡散シートと、を備え、
    前記屈折型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像観視側の、前記全反射型プリズムが形成されていない領域と対向する領域に形成され、かつ前記光を屈折して画像観視側へ出射する屈折面を含み、
    前記屈折面は、互いに出射角が異なる少なくとも2つの方向に前記光を屈折することを特徴とするスクリーン。
  8. 前記屈折面は、前記フレネルレンズの光軸と略平行な第1の方向と、該フレネルレンズの曲率中心に向かう第2の方向に前記入射光を屈折することを特徴とする請求項7に記載のスクリーン。
  9. 画像発生源からの光が投写されるスクリーンにおいて、
    画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを有するフレネルレンズシートと、
    該フレネルレンズシートの画像観視側に配置され、少なくとも画面水平方向に映像光を拡散させる拡散シートと、を備え、
    前記全反射型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像発生源側の、所定の入射角度以上で前記光が入射される領域に形成され、かつ前記光が入射される入射面と、該入射面からの入射光を反射して画像観視側へ出射する全反射面を含み、
    前記全反射面は、前記入射面からの入射光を、少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面若しくは非球面で構成されることを特徴とするスクリーン。
  10. 画像発生源からの光が投写されるスクリーンにおいて、
    画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを有するフレネルレンズシートと、
    該フレネルレンズシートの画像観視側に配置され、少なくとも画面水平方向に映像光を拡散させる拡散シートと、を備え、
    前記屈折型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像観視側の、前記全反射型プリズムが形成されていない領域と対向する領域を含む範囲に形成された屈折面を含み、
    前記屈折面は、前記光を少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面若しくは非球面で構成されることを特徴とするスクリーン。
  11. 前記全反射型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像発生源側の、所定の入射角度以上で前記光が入射される領域に形成され、かつ前記光が入射される入射面と、該入射面から入射された光を反射して画像観視側へ出射する全反射面とを含み、
    前記全反射面は、前記入射面からの入射光を、少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面若しくは非球面で構成されることを特徴とする請求項10に記載のスクリーン。
  12. 画像発生源と、前記画像発生源の映像を拡大投写する光学部品と、前記光学部品から投写された投写映像を映出する透過型スクリーンとを備え、
    前記透過型スクリーンは、少なくとも、画像発生源側に配置されたフレネルレンズシートと、画像観視側に配置され、少なくとも画面水平方向に映像光を拡散させる拡散シートとを含み、
    前記フレネルレンズシートは、画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを備え、
    前記全反射型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像発生源側の、所定の入射角度以上で前記光が入射される領域に形成され、かつ前記光が入射される入射面と、該入射面からの入射光を反射して画像観視側へ出射する全反射面とを含み、
    前記屈折型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像観視側の、前記全反射型プリズムが形成されていない領域と対向する領域を含む範囲に形成され、かつ前記光を屈折して画像観視側へ出射する屈折面を含み、
    前記屈折型プリズム部の屈折面の粗さが、前記全反射型プリズム部の全反射面の粗さよりも粗いことを特徴とする画像表示装置。
  13. 画像発生源と、前記画像発生源の映像を拡大投写する光学部品と、前記光学部品から投写された投写映像を映出する透過型スクリーンとを備え、
    前記透過型スクリーンは、少なくとも、画像発生源側に配置されたフレネルレンズシートと、画像観視側に配置され、少なくとも画面水平方向に映像光を拡散させる拡散シートとを含み、
    前記フレネルレンズシートは、画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを備え、前記全反射型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像発生源側の、所定の入射角度以上で前記光が入射される領域に形成され、かつ前記光が入射される入射面と、該入射面から入射された光を反射して画像観視側へ出射する全反射面とを含み、
    前記全反射面は、前記入射面からの入射光を、少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面若しくは非球面で構成されることを特徴とする画像表示装置。
  14. 画像発生源と、前記画像発生源の映像を拡大投写する光学部品と、前記光学部品から投写された投写映像を映出する透過型スクリーンとを備え、
    前記透過型スクリーンは、少なくとも、画像発生源側に配置されたフレネルレンズシートと、画像観視側に配置され、少なくとも画面水平方向に映像光を拡散させる拡散シートとを含み、
    前記フレネルレンズシートは、画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを備え、前記屈折型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像観視側の、前記全反射型プリズムが形成されていない領域と対向する領域を含む範囲に形成された屈折面を含み、
    前記屈折面は、前記光を少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面若しくは非球面で構成されることを特徴とする画像表示装置。
  15. 前記全反射型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像発生源側の、所定の入射角度以上で前記光が入射される領域に形成され、かつ前記光が入射される入射面と、該入射面から入射された光を反射して画像観視側へ出射する全反射面とを含み、
    前記全反射面は、前記入射面からの入射光を、少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面若しくは非球面で構成されることを特徴とする請求項14に記載の画像表示装置。
  16. 画像発生源からの光が投写される透過型スクリーンに用いられるフレネルレンズシートにおいて、
    画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを備え、
    前記全反射型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像発生源側の、所定の入射角度以上で前記光が入射される領域に形成され、かつ前記光が入射される入射面と、該入射面からの入射光を反射して画像観視側へ出射する全反射面とを含み、
    前記屈折型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像観視側の、前記全反射型プリズムが形成されていない領域と対向する領域を含む範囲に形成され、かつ前記光を屈折して画像観視側へ出射する屈折面を含み、
    前記屈折型プリズム部の屈折面の粗さが、前記全反射型プリズム部の全反射面の粗さよりも粗いことを特徴とするフレネルレンズシート。
  17. 画像発生源からの光が投写される透過型スクリーンに用いられるフレネルレンズシートにおいて、
    画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを備え、前記全反射型プリズムは、画像発生源側の、所定の入射角度以上で前記光が入射される領域に形成され、かつ前記光が入射される入射面と、該入射面から入射された光を反射して画像観視側へ出射する全反射面とを含み、
    前記全反射面は、前記入射面からの入射光を、少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面若しくは非球面で構成されることを特徴とするフレネルレンズシート。
  18. 画像発生源からの光が投写される透過型スクリーンに用いられるフレネルレンズシートにおいて、
    画像発生源側に形成された全反射型プリズムと、画像観視側に形成された屈折型プリズムとを備え、前記屈折型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像観視側の、前記全反射型プリズムが形成されていない領域と対向する領域を含む範囲に形成された屈折面を含み、
    前記屈折面は、前記光を少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面若しくは非球面で構成されることを特徴とするフレネルレンズシート。
  19. 前記全反射型プリズムは、前記フレネルレンズシートの画像発生源側の、所定の入射角度以上で前記光が入射される領域に形成され、かつ前記光が入射される入射面と、該入射面から入射された光を反射して画像観視側へ出射する全反射面とを含み、
    前記全反射面は、前記入射面からの入射光を、少なくとも2方向以上の出射角の出射光線として出射させる少なくとも2つ以上の面、若しくは球面若しくは非球面で構成されることを特徴とする請求項18に記載のフレネルレンズシート。
  20. 請求項17乃至19のいずれかに記載のフレネルレンズシートにおいて、前記屈折型プリズム部を設ける領域は、前記全反射型プリズム部から出射した光線が該屈折型プリズム部の少なくとも1ピッチ以上重なるような領域としたことを特徴とするフレネルレンズシート。
  21. 請求項16乃至20のいずれかに記載のフレネルレンズシートにおいて、前記フレネルレンズシートを構成する透明基材に、紫外線硬化樹脂で前記全反射型プリズム及び前記屈折型プリズムを形成し、
    前記全反射型プリズムを形成する第1の紫外線硬化樹脂層の透過率を、前記屈折型プリズムを形成する第2の紫外線硬化樹脂層の透過率より低くしたことを特徴とするフレネルレンズシート。
  22. 請求項16乃至21のいずれかに記載のフレネルレンズシートにおいて、前記フレネルレンズシートを構成する透明基材に、紫外線硬化樹脂で全反射型プリズム及び屈折型プリズムを形成し、前記屈折型プリズムを形成する紫外線硬化樹脂、及び/または前記全反射型プリズムを形成する紫外線硬化樹脂に拡散材を入れたことを特徴とするフレネルレンズシート。
JP2004187229A 2004-02-09 2004-06-25 スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置 Expired - Fee Related JP4701640B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004187229A JP4701640B2 (ja) 2004-02-09 2004-06-25 スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置
US11/012,157 US7362503B2 (en) 2004-02-09 2004-12-16 Screen, Fresnel lens sheet used for the same, and image display apparatus using the same
CNB2005100001594A CN100524013C (zh) 2004-02-09 2005-01-04 屏幕、在屏幕中使用的菲涅耳透镜片以及图像显示装置
US12/103,241 US7697202B2 (en) 2004-02-09 2008-04-15 Screen, fresnel lens sheet used for the same, and image display apparatus using the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004031502 2004-02-09
JP2004031502 2004-02-09
JP2004187229A JP4701640B2 (ja) 2004-02-09 2004-06-25 スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005258382A true JP2005258382A (ja) 2005-09-22
JP4701640B2 JP4701640B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=34829462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004187229A Expired - Fee Related JP4701640B2 (ja) 2004-02-09 2004-06-25 スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US7362503B2 (ja)
JP (1) JP4701640B2 (ja)
CN (1) CN100524013C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191172A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Tohoku Univ 広入射角レンジ対応レンズシートおよびリアプロジェクションディスプレイ用スクリーン

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4701640B2 (ja) * 2004-02-09 2011-06-15 株式会社日立製作所 スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置
JP2006171483A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Hitachi Ltd スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置
JP4103911B2 (ja) * 2005-02-02 2008-06-18 セイコーエプソン株式会社 スクリーン及び画像表示装置
US8554475B2 (en) 2007-10-01 2013-10-08 Mitac International Corporation Static and dynamic contours
US8035894B2 (en) * 2009-01-26 2011-10-11 Mitsubishi Electric Corporation Transparent screen, projection display device, and image display method
US8004759B2 (en) * 2009-02-02 2011-08-23 Microsoft Corporation Diffusing screen
US8599483B1 (en) 2012-06-05 2013-12-03 3M Innovative Properties Company High angle rear projection system
JP7259427B2 (ja) * 2018-07-09 2023-04-18 ソニーグループ株式会社 接眼レンズおよび表示装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01197731A (ja) * 1988-02-03 1989-08-09 Hitachi Ltd 透過形スクリーン
JPH0466919A (ja) * 1990-07-04 1992-03-03 Seiko Epson Corp 液晶表示装置の製造方法
JPH04103734A (ja) * 1990-08-21 1992-04-06 Titan Kogyo Kk 金属基複合材料製造用焼結繊維予成形体
JPH04322202A (ja) * 1991-04-22 1992-11-12 Dainippon Printing Co Ltd フレネルレンズ
JP2000180967A (ja) * 1998-12-17 2000-06-30 Dainippon Printing Co Ltd プロジェクションスクリーンおよびプロジェクションディスプレイ装置
WO2002027399A1 (fr) * 2000-09-29 2002-04-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Lentille de fresnel, ecran, dispositif d'affichage d'image, procede de fabrication de moules pour lentilles et procede de fabrication de lentilles
JP2003280093A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Seiko Epson Corp リアプロジェクタ
JP4066919B2 (ja) * 2003-09-16 2008-03-26 株式会社日立製作所 映像表示装置、それに用いられる背面投写型スクリーン
JP4103734B2 (ja) * 2003-09-01 2008-06-18 株式会社日立製作所 映像表示装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1942841A (en) * 1931-01-19 1934-01-09 Shimizu Takeo Daylight screen
JPS61208041A (ja) * 1985-03-11 1986-09-16 Mitsubishi Rayon Co Ltd 背面投影スクリ−ン
EP0924557B1 (en) * 1997-12-16 2007-04-18 Kuraray Co., Ltd. Rear projection screen incorporating a prism
WO2002029451A1 (fr) * 2000-09-29 2002-04-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Lentille de fresnel. ecran, dispositif d'affichage d'images, procede de fabrication d'un moule de lentille, et procede de fabrication d'une lentille
EP1517174B1 (en) * 2002-06-27 2012-02-22 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Projection screen and projection display device
JP2004077535A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Dainippon Printing Co Ltd フレネルレンズシート
US6896375B2 (en) * 2002-08-16 2005-05-24 Infocus Corporation Rear projection display device having multiple mirrors that are substantially parallel to a screen
JP4701640B2 (ja) * 2004-02-09 2011-06-15 株式会社日立製作所 スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01197731A (ja) * 1988-02-03 1989-08-09 Hitachi Ltd 透過形スクリーン
JPH0466919A (ja) * 1990-07-04 1992-03-03 Seiko Epson Corp 液晶表示装置の製造方法
JPH04103734A (ja) * 1990-08-21 1992-04-06 Titan Kogyo Kk 金属基複合材料製造用焼結繊維予成形体
JPH04322202A (ja) * 1991-04-22 1992-11-12 Dainippon Printing Co Ltd フレネルレンズ
JP2000180967A (ja) * 1998-12-17 2000-06-30 Dainippon Printing Co Ltd プロジェクションスクリーンおよびプロジェクションディスプレイ装置
WO2002027399A1 (fr) * 2000-09-29 2002-04-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Lentille de fresnel, ecran, dispositif d'affichage d'image, procede de fabrication de moules pour lentilles et procede de fabrication de lentilles
JP2003280093A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Seiko Epson Corp リアプロジェクタ
JP4103734B2 (ja) * 2003-09-01 2008-06-18 株式会社日立製作所 映像表示装置
JP4066919B2 (ja) * 2003-09-16 2008-03-26 株式会社日立製作所 映像表示装置、それに用いられる背面投写型スクリーン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191172A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Tohoku Univ 広入射角レンジ対応レンズシートおよびリアプロジェクションディスプレイ用スクリーン

Also Published As

Publication number Publication date
US20050174636A1 (en) 2005-08-11
US7362503B2 (en) 2008-04-22
US20080204868A1 (en) 2008-08-28
US7697202B2 (en) 2010-04-13
CN100524013C (zh) 2009-08-05
CN1658067A (zh) 2005-08-24
JP4701640B2 (ja) 2011-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4967247B2 (ja) 画像表示装置及びそれに用いるスクリーン
JP4411030B2 (ja) 投射型表示装置
US7697202B2 (en) Screen, fresnel lens sheet used for the same, and image display apparatus using the same
KR20040014358A (ko) 프레넬렌즈 시트 및 이를 구비한 투과형 스크린
US20050046939A1 (en) Image display device, rear projection type screen used in image display device, fresnel lens sheet, and method of making fresnel lens sheet
JP2009103960A (ja) フレネルレンズシート、透過型スクリーンおよび投写型映像表示装置
JP5055765B2 (ja) 画像表示装置、及び、それに用いるフレネルレンズシート並びにスクリーン
JP2007011154A (ja) スクリーン及びそれを用いた画像表示装置
JP4561204B2 (ja) スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置
JP4089682B2 (ja) フレネルレンズシート,透過型スクリーン及び背面投射型表示装置
JP2006126526A (ja) 画像表示装置、それに用いられる透過型スクリーン及び反射ミラー
JP2007193290A (ja) 画像表示装置、及びそれに用いるフレネルレンズシート
JP5168386B2 (ja) 画像表示装置及びそれに用いるスクリーン
JP2005018070A (ja) 垂直及び水平に光視野角を有する映像表示用のスクリーン及びこれを備えるプロジェクションテレビ
JP4066919B2 (ja) 映像表示装置、それに用いられる背面投写型スクリーン
JP4103734B2 (ja) 映像表示装置
JP4581491B2 (ja) スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置
US7440186B2 (en) Screen, a fresnel lens sheet used for the screen, and an image display apparatus using the screen
JP2007178704A (ja) 光の拡散機能を有するプリズムアレイ
JP5092193B2 (ja) 光学システム及び背面投射型ディスプレイ装置
JP2006171482A (ja) スクリーン及びそれに用いられるフレネルレンズシート、並びにそれを用いた画像表示装置
JP2008225209A (ja) 透過型スクリーン、背面投射型表示装置
JP2006189526A (ja) 画像表示装置、及びそれに用いるスクリーン並びにフレネルレンズシート
JP2006011117A (ja) フレネルレンズ、透過型スクリーン及び背面投射型ディスプレイ装置
JP2008122621A (ja) プリズムシート、透過型スクリーン、背面投射型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees