JP2005256441A - スウィングスライドドアヒンジ支持構造 - Google Patents

スウィングスライドドアヒンジ支持構造 Download PDF

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JP2005256441A JP2004070105A JP2004070105A JP2005256441A JP 2005256441 A JP2005256441 A JP 2005256441A JP 2004070105 A JP2004070105 A JP 2004070105A JP 2004070105 A JP2004070105 A JP 2004070105A JP 2005256441 A JP2005256441 A JP 2005256441A
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Mitsuhiro Miyahara
充宏 宮原
Yukio Tsuji
幸男 辻
Masayuki Yoshida
正幸 吉田
Toru Yamashita
亨 山下
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Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corp
Fuso Engineering Corp
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Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corp
Fuso Engineering Corp
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Abstract

【課題】 一方のドアのドアヒンジを他方のドアに適用できるようにするスウィングスライドドアヒンジ支持構造を提供する。
【解決手段】 運転席側のドア14aに取り付けられるレール11と、一端部6b,7bに、レール11を車体前後方向に摺動自在に支持するローラ12を有するアーム6,7と、アーム6,7の他端部6a,7aを支持する支持装置2とを備えるスウィングスライドドアヒンジ1の支持構造において、車体15に支持ブラケット16を固定し、当該支持ブラケット16により支持装置2を吊下げるごとく支持するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用スウィングスライドドアヒンジ支持構造に関する。
トラックなどの車両に採用されるスウィングスライドドアは、平行リンク機構を構成する少なくとも一対のアームによって車体に対し枢支されている。ドアの閉鎖時に、折りたたまれているアームを車体外方へ回転させて、ドアを閉状態より僅かに車体外側へ平行移動させる。このとき、アームはフルスウィングするとともにロックされ、これと同時に、スライドレールまたはガイドレールに沿い、ドアを車体後方に移動させることができる。従って、乗員の乗降に必要なドア開口面積が確保することができるようになる。つまり、スウィングスライドドアとは、車体に形成された乗降口(ドア開口部)を開閉すべく、車体幅方向にスウィング開閉(回転運動)自在及び車体前後方向にスライド開閉(直線運動)自在に支持され、乗降口を閉鎖する閉状態と乗降口を開放する開状態とを取り得るものである。
このような従来のスウィングスライドドアヒンジの支持構造は、例えば、特許文献1及び2に開示されている。
実公平3−14548号公報 実開平5−7517号公報
上述した従来のスウィングスライドドアヒンジの支持構造は、主にごみ収集車両や宅配便車両などに多く採用されている。これらの車両は、車両を道路の片側へ寄せて駐車して作業することが多く、車体からはみ出す量が少なくて済むスウィングスライドドアを用いることで、省スペースでの作業を実現している。ところが実際に、このようなドアを備えているのは、作業と運転とを行う運転者が座る運転席側のドアか、あるいは作業だけに専念する作業者が座る助手席側のドアのどちらか一方のドアだけである。しかしながら、近年においては、駐車場などの限られたスペースにこのような車両を数多く駐車するには、両側のドアにスウィングスライドドアを設ける必要があり、また、ユーザからのニーズも高まっている。
このように、両側のドアにスウィングスライド方式で開閉するスウィングスライドドアヒンジを設けようとした場合、構成する部品は同じであるが、その多くは左右対称の部品になっている。これでは、同じドアヒンジでありながら部品点数が多くなってしまい、コストがかかってしまう。また、ある一方のドアに設置されるドアヒンジを反対側のドアにそのまま移設しようとすると、開状態でのドアの開方向は、運転手席側と助手席側とでは逆方向になってしまい、開状態での見栄えが悪いどころか、使用勝手が非常に悪くなってしまう。
従って、本発明は、上記課題を解決するものであり、一方のドアのドアヒンジを他方のドアに適用できるようにするスウィングスライドドアヒンジ支持構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造は、
ドアに取り付けられるレールと、
一端に、前記レールを車体前後方向に摺動自在に支持する滑動体を有するアームと、
前記アームの他端を支持する支持装置と
を備えるスウィングスライドドアヒンジの支持構造において、
前記車体の床面に支持ブラケットを固定し、当該支持ブラケットにより前記支持装置を吊下げるごとく支持するようにした
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造は、
第1の発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造において、
一端が前記支持装置の下端を支持し、他端が前記支持ブラケットに取り付けられる変形防止ブラケットを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造は、
第1または2の発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造において、
前記支持ブラケットの壁部に補強部が形成した
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造は、
第1乃至3のいずれかの発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造において、
一端が前記支持ブラケットの上部に車体前後方向略全域に重なるように固着され、他端が前記車体の床面に支持される捩れ防止ブラケットを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造は、
第2または4の発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造において、
前記変形防止ブラケット及び前記捩れ防止ブラケットの少なくともいずれか一方に、折曲部または補強部の少なくともいずれかが形成される
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造は、
第1乃至5のいずれかの発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造において、
一端が前記支持装置に固定され、他端が前記車体の床面に固定される振れ防止ブラケットを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第7の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造は、
ドアに取り付けられるレールと、
一端に、前記レールを車体前後方向に摺動自在に支持する滑動体を有するアームと、
前記アームの他端を支持する支持装置とを備えるスウィングスライドドアヒンジを車体に対し支持する支持構造であって、
一方側のドアにおいては、前記支持装置を前記車体の床面に固定し、
他方側のドアにおいては、前記車体の床面に支持ブラケットを固定し、前記スウィングスライドドアヒンジ全体を上下逆様にして前記支持ブラケットより前記支持装置を吊下げるごとく支持するようにした
ことを特徴とする。
第1の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造によれば、ドアに取り付けられるレールと、一端に、前記レールを車体前後方向に摺動自在に支持する滑動体を有するアームと、前記アームの他端を支持する支持装置とを備えるスウィングスライドドアヒンジの支持構造において、前記車体の床面に支持ブラケットを固定し、当該支持ブラケットにより前記支持装置を吊下げるごとく支持するようにしたことにより、一方のドアのドアヒンジを他方のドアに適用できる。また、前記支持装置を吊下げ構造としたので、前記支持ブラケットの高さを任意に設定することが可能で、前記レールをドア重心位置にて車体前後方向に配置すると、前記ドアのスライドを安定して行うことができる。
第2の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造によれば、第1の発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造おいて、一端が前記支持装置の下端を支持し、他端が前記支持ブラケットに取り付けられる変形防止ブラケットを備えることにより、前記ドアの開閉時に、前記支持ブラケットが変形することを防止でき、前記ドアのスライドを安定して行うことができる。
第3の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造によれば、第1または2の発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造おいて、前記支持ブラケットの壁部に補強部が形成したことにより、前記支持ブラケットの剛性が向上し、前記支持ブラケットの変形を防止することができ、前記ドアのスライドを安定して行えると共に、補強部を形成させることにより、前記支持ブラケットの板厚が減少可能となり、重量軽減が可能となる。
第4の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造によれば、第1乃至3のいずれかの発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造おいて、一端が前記支持ブラケットの上部に車体前後方向略全域に重なるように固着され、他端が前記車体の床面に支持される捩れ防止ブラケットを備えることにより、前記ドアの開閉時に前記支持ブラケットの壁部に発生する車幅方向への捩れを防止することができる。
第5の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造によれば、第2または4の発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造おいて、前記変形防止ブラケット及び前記捩れ防止ブラケットの少なくともいずれか一方に、折曲部または補強部の少なくともいずれかが形成されることにより、前記変形防止ブラケット及び前記捩れ防止ブラケットの剛性が向上する。
第6の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造によれば、第1乃至5のいずれかの発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造おいて、一端が前記支持装置に固定され、他端が前記車体の床面に固定される振れ防止ブラケットを備えることにより、前記ドアの開閉時に前記支持ブラケットに発生する振れを防止することができる。
第7の本発明に係るスウィングスライドドアヒンジ支持構造によれば、ドアに取り付けられるレールと、一端に、前記レールを車体前後方向に摺動自在に支持する滑動体を有するアームと、前記アームの他端を支持する支持装置とを備えるスウィングスライドドアヒンジを車体に対し支持する支持構造であって、一方側のドアにおいては、前記支持装置を前記車体の床面に固定し、他方側のドアにおいては、前記車体の床面に支持ブラケットを固定し、前記スウィングスライドドアヒンジ全体を上下逆様にして前記支持ブラケットより前記支持装置を吊下げるごとく支持するようにしたことにより、一方のドアのドアヒンジを他方のドアに適用でき、部品の共通化によるコスト低減が可能となる。
図1は本発明の一実施例に係るスウィングスライドドアヒンジの支持構造を示す斜視図である。図2は本発明の一実施例に係るスウィングスライドドアヒンジの支持構造を示す分解斜視図である。図3は本発明の一実施例に係るスウィングスライドドアヒンジの支持構造を示す概略図である。図4は本発明の一実施例におけるスウィングスライドドアヒンジを助手席側に設けた状態の平面図である。図5は本発明の一実施例におけるスウィングスライドドアヒンジを助手席側に設けた状態の要部斜視図である。図6は図5のX−X矢視断面図である。
図4及び図5に示すようにスウィングスライドドアヒンジ1は車両の助手席側のドア14bに設置されるものである。この助手席のドア14bはスウィングスライドドアヒンジ1を介して車体に支持されている。
車体に設置されるスウィングスライドドアヒンジ1の構成部材である支持装置2は、L型状のブラケット3とこのブラケット3の上部に取り付けられた板状のブラケット4とで構成され、ブラケット3の取付部3aとブラケット4の取付部4aとが車体にボルトまたは溶接などにより取り付けられている。
ブラケット3の支柱部3cには、一端部8aが車体上下方向に配置された軸P1によって、車体前後方向に回動可能に支持されたドア支持用の第1アーム8が枢着されている。一方、他端部5bが助手席側のドア14bにブラケット10を介して車体上下方向に配置された軸P2によって、車体前後方向に回動可能に支持されたドア支持用の第2アーム5が枢着されている。また、第1アーム8の他端部8bと、第2アーム5の一端部5aとが、車体上下方向に配置された軸P3によって車体前後方向に回動可能に枢着されている。
このブラケット10は助手席側のドア14bを支持する取付部10aと、レール11を支持する取付部10bとを有している。レール11はブラケット10の取付部10bに取り付けられる取付部11aと、助手席側のドア14bを支持する取付部11bとを有するとともに、車体前後方向に延設されている。
図6は図5における断面X−X矢視図である。スウィングスライドドアヒンジ1のレール11は略C型断面状に形成され、開口部11cは支持装置2側に向いて開口し、内壁の取付部11a側には摺動溝11dがレール11の長手方向に沿って形成されている。また、レール11の断面内部には、この摺動溝11dを車幅方向の両側から挟み込み、摺動溝11dに沿って摺動する滑動体であるローラ12を備えたスライドガイド13が挿入されている。
そして、一端部6aが支持装置2のブラケット3に車体上下方向に配置された軸P4によって、車体前後方向に回動可能に枢着されると共に、他端部6bがスライドガイド13の取付部13aに車体上下方向に配置された軸P5によって、車体前後方向に回動可能に枢着されたドア支持用の第3アーム6が取り付けられている。また、一端部7aが支持装置2のブラケット3に車体上下方向に配置された軸P1によって、第1アーム8の一端部8aと同軸にて車体前後方向に回動可能に枢着されると共に、他端部7bがスライドガイド13の取付部13bに車体上下方向に配置された軸P6によって、車体前後方向に回動可能に枢着されたドア支持用の第4アーム7が取り付けられている。従って、支持装置2のブラケット3,スライドガイド13,第3アーム6及び第4アーム7は、平行四辺形のリンク構造を形成している。
つまり、アーム6,7を介して支持装置2に支持されたスライドガイド13に対して、ローラ12の回転により、レール11を介して助手席側のドア14bが、車体前後方向中心線に沿って、かつ車体側面を移動できる。
従って、スウィングスライドドアヒンジ1をこのような構成にすることにより、助手席側のドア14bが全閉状態時には、図4に示すようにスウィングスライドドアヒンジ1はドア全閉位置に配置されている。そして、助手席側のドア14bが全閉状態からスウィング動作をすると、ドア全閉位置で折り畳まれていた第2アーム5,第3アーム6及び第4アーム7が車体外方へ回転され、助手席側のドア14bが全閉状態より僅かに車体外側へ平行移動する。このとき、スウィングスライドドアヒンジ1は図4に示すようにドア半開位置(ドア半開状態)に配置される。このドア半開位置においては、第2アーム5,第3アーム6及び第4アーム7はフルスウィングした状態になっており、更に回転しないように、第4アーム7はブラケット3の支柱部3cに設けられたストッパ(図示省略)にロックされる。次いで、ブラケット3,スライドガイド13,第3アーム6及び第4アーム7が平行四辺形のリンク構造を形成しているので、第3アーム6及び第4アーム7の回転がロックされると、スライドガイド13も車体後方への移動を規制される。しかし、スライドガイド13に支持される滑動体であるローラ12が回転可能であることより、レール11だけが車体後方に移動し、このレール11に支持される助手席側のドア14bも車体後方へ移動される。このとき、スウィングスライドドアヒンジ1は図4に示すようにドア全開位置に配置されることになる。
この時、第2アーム5の他端部5bは助手席側のドア14bを支持しているブラケット10に枢着されているので、助手席側のドア14bが車体後方に移動するに従い、第2アーム5の一端部5aと、軸P3に回動可能に支持される第1アーム8の他端部8bとが、第1アーム8の一端部8a(軸P1)を中心として、車幅方向外側に回動する。更に、助手席側のドア14bが車体後方に移動すると、第1アーム8の一端部8a(軸P1)を中心として、第1アーム8の他端部8b(軸P3)及び第2アーム5の他端部5bも車体後方へ移動することになる。助手席側のドア14bが任意量開放されると、第1アーム8の一端部8aに形成された突起部8c(図5参照)に板バネ3dの先端に設置されたローラ3eが乗り上げ、ドア開放時の抵抗及び開放量等を調整するドアチェッカ(図示省略)が作用するようになっている。
このように、ドア全開位置にスウィングスライドドアヒンジ1が配置されると、助手席側のドア14bは全開状態になり、乗員が乗降可能となる。また、助手席側のドア14bの全開状態から全閉状態までのスウィングスライドドアヒンジ1の作用は、全閉状態から全開状態までの作用と逆となるので、説明は省略する。
ここで、助手席側のドア14bに設置したスウィングスライドドアヒンジ1を運転席側のドア14aに設置する支持構造、つまり本発明の一実施例に係る支持構造を図1及び図2を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、運転席側のドア14aにスウィングスライドドアヒンジ1を設置する場合には、スウィングスライドドアヒンジ1自体を上下逆様にすることにより、助手席側のドア14bと開扉方向が同じになる。運転席側のドア14aは、車体15に開口するドア開口部15aをスウィングスライドドアヒンジ1を介して車体15に開閉自在に支持される。
スウィングスライドドアヒンジ1を支持する支持ブラケット16は、上部取付面16a,側壁16b及び下部取付面16cを有し、側壁16bが運転席(図示省略)側に配置された略コの字状に形成されている。支持ブラケット16は、下部取付面16cが車体15に支持されている。支持ブラケット16の上部取付面16aの下面に支持装置2のL型状のブラケット3の取付部3aが取り付けられる。つまり、支持装置2は支持ブラケット16により吊下げるごとく支持される。また、支持装置2などは重量物であるので、支持ブラケット16の剛性を向上させるために、側壁16bには、車体15に取り付けられた補強ブラケット17が接合される。この補強ブラケット17の中間部には折曲部17aが形成され、これにより補強ブラケット17自体の剛性も高められている。
支持ブラケット16は捩れ防止ブラケット18によっても補強される。捩れ防止ブラケット18は板状を成し、その一端部の取付部18aが支持ブラケット16の上部取付面16aに固定され、他端部の取付部18bが車体15に固定される。取付部18bは、車体15の形状に合わせて湾曲状に形成された湾曲部材19と、支持ブラケット16の上部取付面16aと湾曲部材19との高さを調整することで捩れ防止ブラケット18を略水平に配置させる調整部材20とを介して車体15に支持されている。また、捩れ防止ブラケット18は折曲部18cを形成させて、捩れ防止ブラケット18自体の剛性を向上させている。このとき、折曲部18cを別部材とし、ブラケット18に接合させた構成にしても構わない。
更に、支持ブラケット16は振れ防止ブラケット21によっても補強される。振れ防止ブラケット21は、一端部が支持装置2のブラケット3の取付部3bに支持された折曲部21cと、他端部が車体15に支持された取付部21bと、取付部21b及び折曲部21cから上方に折曲した補強部21aとから形成される。振れ防止ブラケット21は補強部21aを形成させることにより、振れ防止ブラケット21自体の剛性を向上させている。このとき、補強部21aと取付部21bとを別部材とし、接合させた構成にしても構わない。また、補強部21aを車体15の内壁部に固定することにより、振れ防止ブラケット21自体の剛性が更に向上され、支持ブラケット16の捩れをより効果的に防止することができる。
なお、図3に示すように、支持ブラケット16は変形防止ブラケット22により補強されてもよい。変形防止ブラケット22は一端部がブラケット4の取付部4bを支持し、他端部が支持ブラケット16の側壁16bに支持される。このように、支持ブラケット16の上部取付部16aで支持装置2の上部を支持し、変形防止ブラケット22で支持装置2の下部を支持するようにできる。また、剛性向上のために、変形ブラケット22にビード部(図示省略)などを形成させても構わない。更に、支持ブラケット16の側壁16bに補強部である車体上下に延設するビード部16dなどを形成させても構わない。
更に、スウィングスライドドア1を運転席側のドア14aに設置する高さは、支持ブラケット16の側壁16bの長さを調整するとともに、調整部材20及び振れ防止ブラケット21を調整するだけで、容易に高さ変更可能である。
従って、本発明のスウィングスライドドアヒンジ支持構造によれば、支持装置2は下部取付面16cが車体15に支持される支持ブラケット16の上部取付面16aに吊下げるように支持されるので、助手席側のドア14bに設置されたスウィングスライドドアヒンジ1を運転席側のドア14aに移設することでき、同じスウィングスライドドアヒンジ1を用いても、両側のドア14a,14bを開閉自在にすることができる。また、支持ブラケット16が防護カバーの役目を果たすので、運転者がスウィングスライドドアヒンジ1に接触することを防止できる。更に、支持ブラケット16の上部取付面16aの高さ位置を変えるだけで、レール11に摺動自在に支持されたローラ12の高さ位置を変えられるので、運転席側のドア14aの重心位置にレール11を設置すれば、安定したドア14aの開閉動作が行える。
支持ブラケット16に取り付けられ、支持装置2を構成するブラケット4の取付部4bを支持する変形防止ブラケット22を設置したことにより、支持装置2を車体上下方向から支持する構造となるので、第2アーム5,第3アーム6及び第4アーム7が揺動しても支持ブラケット16の変形を防止することができる。また、変形防止ブラケット22を設置することで、支持ブラケット16の剛性が向上すれば、その分、変形防止ブラケット22より数倍も大きい支持ブラケット16の板厚を減少させることも可能になり、重量低減にも繋がる。更に、変形防止ブラケット22は予め支持ブラケット16に取り付け可能なため、支持装置2を支持ブラケット16に取り付ける際に同時に取り付け可能となるので、取り付け性を損なうこともない。
支持ブラケット16の側壁16bにビード部16dを形成させることにより、運転席側のドア14aの開閉時にドア14aの重量で側壁16bに発生する車体上下方向の湾曲した変形を防止することができる。また、ビード部16dを形成させることで、支持ブラケット16の剛性が向上すれば、その分、支持ブラケット16の板厚を減少させることも可能になり、重量低減にも繋がる。
車体15に取り付けられ、支持ブラケット16の上部取付面16aを支持する捩れ防止ブラケット18を設置したことにより、運転席側のドア14aの開閉時にドア14aの移動で支持ブラケット16の側壁16bに発生する捩れを防止することができる。また、捩れ防止ブラケット18を設置することで、支持ブラケット16の剛性が向上すれば、その分、支持ブラケット16の板厚を減少させることも可能になり、重量低減にも繋がる。
捩れ防止ブラケット18に折曲部18cを形成させ、変形防止ブラケット22にビード部を形成させることにより、捩れ防止ブラケット18自体の剛性が向上する。即ち、支持ブラケット16の変形を更に抑えることができる。
車体15に取り付けられ、支持装置2を構成するブラケット3の取付部3bを支持する振れ防止ブラケット21を設置したことにより、運転席側のドア14aの開閉時に支持ブラケット16に発生する振れを防止することができる。また、補強部21aを車体15の内壁部に固定することにより、振れ防止ブラケット21自体の剛性が更に向上され、支持ブラケット16の捩れをより効果的に防止することができる。
なお、本実施例においては、助手席側のドア14bに設置されるスウィングスライドドアヒンジ1を運転席側のドア14aに設置したが、運転席側のドアに設置されるスウィングスライドドアヒンジを助手席側のドアに設置させることも可能である。また、例えば、スライド動作することでドアを開閉可能に支持するスライドドアヒンジなどの他種のヒンジ機構でもよく、スウィングスライドドアヒンジに限定されるものではない。
車両用スウィングスライドドアに適用可能であり、例えば、助手席側のスウィングスライドドアヒンジをブラケットを介すだけで運転席側に移設することができるヒンジ支持構造である。
本発明の一実施例に係るスウィングスライドドアヒンジの支持構造を示す斜視図である。 本発明の一実施例に係るスウィングスライドドアヒンジの支持構造を示す分解斜視図である。 本発明の一実施例に係るスウィングスライドドアヒンジの支持構造を示す概略図である。 本発明の一実施例におけるスウィングスライドドアヒンジを助手席側に設けた状態の平面図である。 本発明の一実施例におけるスウィングスライドドアヒンジを助手席側に設けた状態の要部斜視図である。 図5のX−X矢視断面図である。
符号の説明
1 スウィングスライドドアヒンジ
2 支持装置
5 第2アーム
6 第3アーム
7 第4アーム
8 第1アーム
11 レール
12 ローラ
13 スライドガイド
14a 運転席側のドア
14b 助手席側のドア
15 車体
16 支持ブラケット
17 補強ブラケット
18 捩れ防止ブラケット
21 振れ防止ブラケット
22 変形防止ブラケット

Claims (7)

  1. ドアに取り付けられるレールと、
    一端に、前記レールを車体前後方向に摺動自在に支持する滑動体を有するアームと、
    前記アームの他端を支持する支持装置と
    を備えるスウィングスライドドアヒンジの支持構造において、
    前記車体の床面に支持ブラケットを固定し、当該支持ブラケットにより前記支持装置を吊下げるごとく支持するようにした
    ことを特徴とするスウィングスライドドアヒンジ支持構造。
  2. 請求項1に記載のスウィングスライドドアヒンジ支持構造において、
    一端が前記支持装置の下端を支持し、他端が前記支持ブラケットに取り付けられる変形防止ブラケットを備える
    ことを特徴とするスウィングスライドドアヒンジ支持構造。
  3. 請求項1または2に記載のスウィングスライドドアヒンジ支持構造において、
    前記支持ブラケットの壁部に補強部が形成した
    ことを特徴とするスウィングスライドドアヒンジ支持構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のスウィングスライドドアヒンジ支持構造において、
    一端が前記支持ブラケットの上部に車体前後方向略全域に重なるように固着され、他端が前記車体の床面に支持される捩れ防止ブラケットを備える
    ことを特徴とするスウィングスライドドアヒンジ支持構造。
  5. 請求項2または4に記載のスウィングスライドドアヒンジ支持構造において、
    前記変形防止ブラケット及び前記捩れ防止ブラケットの少なくともいずれか一方に、折曲部または補強部の少なくともいずれかが形成される
    ことを特徴とするスウィングスライドドアヒンジ支持構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のスウィングスライドドアヒンジ支持構造において、
    一端が前記支持装置に固定され、他端が前記車体の床面に固定される振れ防止ブラケットを備える
    ことを特徴とするスウィングスライドドアヒンジ支持構造。
  7. ドアに取り付けられるレールと、
    一端に、前記レールを車体前後方向に摺動自在に支持する滑動体を有するアームと、
    前記アームの他端を支持する支持装置とを備えるスウィングスライドドアヒンジを車体に対し支持する支持構造であって、
    一方側のドアにおいては、前記支持装置を前記車体の床面に固定し、
    他方側のドアにおいては、前記車体の床面に支持ブラケットを固定し、前記スウィングスライドドアヒンジ全体を上下逆様にして前記支持ブラケットより前記支持装置を吊下げるごとく支持するようにした
    ことを特徴とするスウィングスライドドアヒンジ支持構造。
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