JP2005255698A - 熱硬化型プレコート用塗料組成物 - Google Patents

熱硬化型プレコート用塗料組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005255698A
JP2005255698A JP2004064914A JP2004064914A JP2005255698A JP 2005255698 A JP2005255698 A JP 2005255698A JP 2004064914 A JP2004064914 A JP 2004064914A JP 2004064914 A JP2004064914 A JP 2004064914A JP 2005255698 A JP2005255698 A JP 2005255698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating composition
metal salt
acid
mass
thermosetting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004064914A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yamamoto
登司男 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Japan Ltd
Original Assignee
BASF Coatings Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF Coatings Japan Ltd filed Critical BASF Coatings Japan Ltd
Priority to JP2004064914A priority Critical patent/JP2005255698A/ja
Publication of JP2005255698A publication Critical patent/JP2005255698A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

【課題】
ホルムアルデヒドの排出がなく、且つホルムアルデヒド等を吸着し得る塗膜を形成するプレコート用塗料組成物を提供すること。
【解決手段】
(A)水酸基含有樹脂とブロックイソシアネート硬化剤を含有する皮膜形成樹脂組成物、及び(B)アルデヒド化合物吸着能を有する窒素含有化合物、及び金属塩よりなる群から選ばれる1種以上の物質、及び、必要に応じて、(C)活性アルミナ、活性白土、ゼオライト、及び珪藻土よりなる群から選ばれる1種以上の顔料を含有する熱硬化型プレコート用塗料組成物を用いる。

Description

本発明は、新規な屋内用塗装品向け熱硬化性プレコート用塗料組成物に関する。更に詳しくは、本発明の塗料組成物により塗装された物品が、屋内に用いられた場合、シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドを揮散することなく、更に屋内に揮散している有害物質を吸着または分解することを特徴とする溶剤系熱硬化型プレコート用塗料組成物に関するものである。
現在、国内の建築仕上げで室内の床・壁面、天井においては、石膏ボ−ド、合板、パ−ティクルボ−ド、ビニル壁紙、塩化ビニル床材等を内装材として用いる乾式工法仕上げが主流である。この手法は、生産コストが安く、施工しやすいため、経済効率が高いといった利点がある。しかしながら、これらを内装材とする仕上げでは、通常、合板の接着剤部分に含まれるホルマリン(ホルムアルデヒド)や有機溶剤、ビニル材に含まれる可塑剤・難燃剤などの有害物が室内に揮散する。近年、住宅の密閉性向上に伴ない、これら有害物の居住空間における濃度が高まり、人体に対する悪影響の問題が生じてきた。例えばアトピ−、アレルギ−や発ガン性との関連も指摘されるようになってきており、建築基準法により規制が強化されてきている。
一方、プレコート塗装鋼板と呼ばれている厚さ0.3〜0.8mmの塗装鋼板は、屋根や建物外装などの長期耐久性が要求される部位の使用されている他、屋内に使用される物品として、電気機器、パ−ティクルボ−ド、室内器物、車両内装などが挙げられるが、特に、パ−ティクルボ−ド等については、上記と同様にホルムアルデヒド排出規制の適用を受ける。現在こうした分野に使用される塗装鋼板は、従来から、下塗り塗膜と上塗り塗膜による2層塗膜が主流であり、使用される焼付用溶剤型塗料は一般に水酸基を有するアルキド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等とアミノ樹脂(メラミン誘導体、尿素誘導体等)とを組み合わせて用いられているが、この場合、アミノ樹脂はホルムアルデヒドをメチロール化反応させることにより製造されている関係上、ホルムアルデヒドが反応後も遊離ホルムアルデヒドを含有し、焼き付け塗膜後も残存するといった問題点が存在する。このような問題点に対して、水酸基含有樹脂とブロックイソシアネート硬化剤で架橋を行なう焼き付け型塗料が提案されている。この方法であればホルムアルデヒドを塗料中に含まず、焼き付け塗膜後もホルムアルデヒドを含有することはないが、塗料中に含まれる溶剤や低分子物質等の有害成分が焼き付け後も塗膜に微量残存し、完全に除去することは不可能であるといった問題点があった。
問題解決の方法として、水溶性又は水分散性樹脂(A)と活性アルミナ、活性白土、ゼオライト、珪藻土から選ばれる1種類以上の顔料(B)を含有する室内汚染対策用水性塗料が開示されている。(特許文献1)しかしながら、この塗料組成物は、水系の常乾型塗料であり、高温短時間焼き付けに適さず、また、プレコート用塗膜としての加工性が不十分であった。また、イオン生成能を有するセラミックス微粉末(A)及び重金属イオンを含有するガラス微粉末(B)を含む合成樹脂塗料組成物が開示されている。(特許文献2)しかしながら、この塗料組成物により形成された塗膜は、ホルムアルデヒドに対する吸着性能が、不十分であるといった問題点があった。さらに、平均粒径が100μm以下であるセラミックス(A)、及び、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる樹脂成分(B)を含有してなる遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物が開示されている。(特許文献3)しかしながら、この塗料組成物では、遠赤外線を照射する必要があり、照射しない場合には、この効果が格段に落ちるという欠点があった。

特開2000−095979号公報 特開2002−038099号公報 特開平11−335596号公報
本発明者は、上記問題を解決すべく鋭意検討した結果、アルデヒド類吸着能を有する窒素含有化合物及び/または金属塩に、さらに、必要に応じて多孔質で吸着作用のある顔料とを配合してなる溶剤系プレコート用塗料が、ホルムアルデヒドの排出がなく、且つホルムアルデヒド等を吸着し得ることを見出し本発明に到達した。
即ち、本発明は、(A)水酸基含有樹脂とブロックイソシアネート硬化剤を含有する皮膜形成樹脂組成物、(B)アルデヒド化合物吸着能を有する窒素含有化合物、及び金属塩からなる群より選ばれる1種以上の物質を含有することを特徴とする熱硬化型プレコート用塗料組成物を提供するものである。
また、本発明は、(A)水酸基含有樹脂とブロックイソシアネート硬化剤を含有する皮膜形成樹脂組成物、(B)アルデヒド化合物吸着能を有する窒素含有化合物、及び金属塩から選ばれる1種以上の物質に、さらに、(C)活性アルミナ、活性白土、ゼオライト、及び珪藻土からなる群より選ばれる1種以上の顔料を含有することを特徴とする熱硬化型プレコート用塗料組成物を提供するものである。
また、本発明は、(B)成分のアルデヒド化合物吸着能を有する窒素含有化合物が、1級アミン、2級アミン、ヒドラジン、ヒドラジン誘導体、アミノトリアゾール化合物、及びエチレン尿素からなる群より選ばれる物質であり、(B)成分のアルデヒド化合物吸着能を有する金属塩が、カルボン酸金属塩、ホウ酸金属塩、カルボン酸水素金属塩、リン酸金属塩、炭酸金属塩から選ばれる物質であることを特徴とする熱硬化型プレコート用塗料組成物を提供するものである。
また、本発明は、皮膜形成樹脂組成物100質量部に対して、(B)の有効成分が0.1〜10質量部、及び、(C)成分が0〜200質量部の範囲にあることを特徴とする熱硬化型プレコート用塗料組成物を提供するものである。
また、本発明は、(A)成分の水酸基含有樹脂が、水酸基が5〜200mgKOH/g、数平均分子量が1,000〜15,000のポリエステル樹脂、またはアルキド樹脂、またはアクリル樹脂であることを特徴とする熱硬化型プレコート用塗料組成物を提供するものである。
本発明によれば、室内の天井や壁面等のプレコート鋼板に溶剤系の本発明塗料を適用することにより、プレコート鋼板自体はホルムアルデヒドを出さず、さらには内装家具等から揮散するホルムアルデヒドなどの有害物を吸収して、室内汚染を効果的に防止することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
発明において用いられる(A)成分の水酸基含有樹脂としては、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂等が挙げられ、水酸基価としては5〜200mgKOH/gの範囲が好ましい。より好ましくは10〜150mgKOH/gである。水酸基価が5mgKOH/g未満の場合は、塗膜の硬化性が不足し、耐薬品性、耐溶剤性が低下する。また、水酸基価が200mgKOH/gを超える場合は、加工性が低下するため好ましくない。
また、数平均分子量は、1,000〜15,000の範囲が好ましい。より好ましくは1,200〜13,000である。 数平均分子量が1,000未満の場合には、加工性が低下するため好ましくない。また、15,000を超える場合には、耐薬品性、耐溶剤性が低下する。前記水酸基を有するポリエステル樹脂としては、例えば、高分子ポリエステル、油変性ポリエステル、オイルフリーポリエステル、シリコーン変性ポリエステル樹脂等を挙げることができ、市販されているものとしては、例えば、ベッコライトM−6003−60、ベッコライトM−6601−60−S(大日本インキ化学工業(株)製)、バイロンGK−13CS(東洋紡績(株)製)、アロプラッツ1711、アロセット5534−SB60(日本触媒(株)製)、アラキード7052L(荒川化学工業(株)製)等が挙げられる。
発明において用いられるブロックイソシアネート硬化剤化合物の例としては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネートのようなイソシアネートモノマーと呼ばれる化合物、これらのビウレット体、イソシアヌレート体、トリメチロールプロパンのアダクト体のようなポリイソシアネート誘導体などポリイソシアネート化合物のイソシアネート基の一部又は全部をブロック剤でブロック化して製造したものが挙げられる。このブロック化剤の例としては、例えば、ε−カプロラクタム、メチルエチルケトオキシム、メチルイソアミルケトオキシム、メチルイソブチルケトオキシムなどのケトオキシム系ブロック化剤、フェノール、クレゾール、カテコール、ニトロフェノールなどのフェノール系ブロック化剤、イソプロパノール、トリメチロールプロパンなどのアルコール系ブロック化剤、マロン酸エステル、アセト酢酸エステルなどの活性メチレン系ブロック化剤などが挙げられる。これらのポリブロックイソシアネート化合物は、1種用いてもよいし、2種以上を組合せて用いてもよい
本発明の熱硬化型プレコート用塗料組成物には、(B)アルデヒド類吸着能を有する窒素含有化合物、及び金属塩からなる群より選ばれる物質を必須成分として含有させる。
該窒素含有化合物は、ホルムアルデヒドなどのアルデヒド類を化学結合によって捕獲し得る分子中に−NH基、−NH2 基を含有するものであり、例えば1級アミン、2級アミン、ヒドラジン、ヒドラジン誘導体、アミノトリアゾール化合物などが挙げられる。1級アミン及び2級アミンとしては、例えばドデシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、イミダゾリジノンなど、またアミノ酸であるリシン、アルギニン、ヒスチジン及びその誘導体などが挙げられる。またヒドラジン誘導体は、1分子中に少なくとも2個以上のヒドラジド基又はセミカルバジド基を有するものであり、該ヒドラジン誘導体としては、例えば、蓚酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド等の2〜18個の炭素原子を有する飽和脂肪族カルボン酸ジヒドラジド;マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド等のモノオレフィン性不飽和ジカルボン酸ジヒドラジド;フタル酸、テレフタル酸またはイソフタル酸ジヒドラジド、ならびにピロメリット酸のジヒドラジド、トリヒドラジドまたはテトラヒドラジド;ニトリロトリ酢酸トリヒドラジド、クエン酸トリヒドラジド、1,2,4−ベンゼントリヒドラジド、エチレンジアミンテトラ酢酸テトラヒドラジド、1,4,5,8−ナフトエ酸テトラヒドラジド等が挙げられる。また、アミノトリアゾールとしては、例えば、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、4−アミノ−1,2,4−トリアゾール、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリアゾール、5−アミノ−3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−5−フェニル−1,2,4−トリアゾールを挙げることができる。また、エチレン尿素等も好適である。
該金属塩としては、カルボン酸金属塩、ホウ酸金属塩、カルボン酸水素金属塩、リン酸金属塩、及び炭酸金属塩等より選ばれる少なくとも1種が挙げられる。カルボン酸金属塩としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ステアリン酸等の飽和モノカルボン酸類、アクリル酸、メタクリル酸、プロピオル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、オレイン酸、マレイン酸、フマル酸等の不飽和脂肪酸類、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸等の飽和ジカルボン酸類、安息香酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1−ナフトエ酸、トルイル酸、アトロパ酸、ケイ皮酸等の芳香族カルボン酸類、ニコチン酸、イソニコチン酸、フロ酸、テノ酸等の複素環カルボン酸類等のカルボン酸類のナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等のアルカリ金属塩、バリウム塩、ストロンチウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩及びクロム塩、マンガン塩、アルミニウム塩、スズ塩、亜鉛塩、銅塩、鉄塩、コバルト塩、ニッケル塩を例示でき、中でもアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩が好ましい。また、ホウ酸金属塩としては、ホウ酸アルカリ金属塩、四ホウ酸アルカリ金属塩を例示できる。これらのカルボン酸金属塩及びホウ酸金属塩は一種を単独で、又は二種以上を併用して用いることができる。市販されている窒素含有化合物と金属塩との混合物としては、ホムトール(アムコテクノロジー(株)製)などが挙げられる。
該窒素含有化合物、及び金属塩からなる群より選ばれる物質(B)は、上記樹脂固形分100重量部に対し、有効成分として0.1〜10質量部となるようにするのが望ましい。さらに好ましくは0.2〜8質量部が望ましい。該使用割合が、0.1質量部未満の場合には、塗膜のホルマリンやアンモニアなどの有害物の吸着能に劣り、10質量部を超える場合には、塗膜の耐水性が低下するので好ましくない。
本発明に用いられる(C)活性アルミナ、活性白土、ゼオライト、珪藻土などの顔料は、いずれも大きな吸着能を有する多孔質構造を持った化合物であって、工業的には油脂及び石油鉱物油の脱色精製などに用いられている。
活性アルミナは、ジプサイト、ベ−マイト、バイヤライト、無定形水和ゲルなどのアルミナ水和物を適当な温度、通常200〜1,000℃で焼成して得られる細孔構造を有する中間アルミナである。活性アルミナは、市販品として、KC−503、A-11、AC-11、AC-12(住友化学(株)製)などが挙げられる。活性白土は、モンモリロナイト族の粘土鉱物と可溶性ケイ酸とを主成分とする粘土の1種である酸性白土を酸で処理し、塩基性成分の一部を溶出させたものである。市販品としては、活性白土(日本活性白土(株)製)、ガレオンアース(水澤化学(株)製)などが挙げられる。
ゼオライトには、含水アルミノケイ酸塩を主成分とした天然ゼオライトと、NaO・Al・xSiO・yHOを主成分とした合成ゼオライトがある。合成ゼオライトはパ−ムチットとも呼ばれ、炭酸ナトリウム、シリカ、アルミナ又はカオリンを共融する乾式法、又はケイ酸ナトリウムとアルミン酸ナトリウムを合わせてゲルを沈澱させる湿式法によって製造される。天然ゼオライト、合成ゼオライトのいずれもイオン交換能を有し、脱水しても結晶構造が変化せず、脱水した後に分子サイズの細孔が得られ、大きい吸着能を有する。また水熱合成によりアルミノケイ酸ナトリウムゲルを結晶化し脱水した後に一定サイズの細孔が得られる、モレキュラ−シ−ブ等も本発明において有効である。
珪藻土は、二酸化ケイ素水和物で多孔質構造を有するため液体をよく吸収する性質がある。非塗料用途では、農薬、ろ過剤、研磨剤などに利用されている。塗料用途では増量剤、艶消し剤として使用されている。市販品としては、昭和化学工業(株)製のラジオライトFなどが挙げられる。
本発明に用いられる(C)活性アルミナ、活性白土、ゼオライト、珪藻土から選ばれる少なくとも1種以上の顔料は、上記樹脂固形分100質量部に対して0〜200質量部配合される。より好ましくは1〜150質量部である。特に好ましくは、2〜100質量部である。(C)の顔料が、上記樹脂固形分100質量部に対して1質量部未満の場合には、塗膜のホルムアルデヒドやアンモニアなどの有害物の吸着能に劣り、200質量部を超える時には、塗膜の外観および加工性に劣ると言った欠点がある。
さらに顔料分として、必要に応じて、例えば二酸化チタン、カ−ボンブラック、ベンガラ、フタロシアニンブル−などの着色顔料、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、クレ−、ケイ砂、パライトなどの体質顔料や骨材等を、適宜選択して配合してもよい。上記顔料分全体としては、塗料中の全固形分に占める全顔料(活性アルミナ、活性白土、ゼオライト、珪藻土を有する無機酸化物を含む)の体積割合が2〜70%となるよう配合されるのが塗膜の緻密性、遮断性の点から望ましい。
本発明の熱硬化型プレコート用塗料組成物は、さらに必要に応じて界面活性剤、分散剤、消泡剤、増粘剤などの塗料用添加剤を配合することができる。また、製造する方法は特別なものではなく、それ自体公知の方法で行うことができる。例えば、主体樹脂に硬化剤、顔料分、必要に応じて塗料用添加剤を加え、攪拌機等の公知の手段で均一に分散せしめることによって行うことができる。また、必要に応じ、抗菌、防カビ剤や帯電防止剤及びトルマリン等のマイナスイオン発生材料を配合することができる。
本発明の熱硬化型プレコート用塗料組成物が適用される素材としては、種々の金属板が用いられ、例えば冷延鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、電気合金亜鉛メッキ鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板(非合金化)・亜鉛鉄板、溶融亜鉛メッキ鋼板(合金化)、溶融亜鉛−アルミニウム合金メッキ鋼板などの亜鉛メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、アルミニウム合金板などが挙げられる。また、金属板に下塗り塗料を塗布する際には、金属板の表面に塗装前処理を施すことが好ましく、この塗装前処理としては、ブレコートメタル用前処理として用いられる化成処理ならいすれでもよく、例えばクロメート化成処理、リン酸塩化成処理、複合酸化皮膜処理などが挙げられる。
本発明の熱硬化型プレコート用塗料組成物は、以下のような塗装仕上げにより得ることが出来る。即ち、金属板に必要に応じて下塗り塗料を塗布して硬化させた後、アルデヒド化合物吸着能を有する上塗り塗料を塗布し、加熱硬化させる金属板の塗装仕上げ方法が挙げられる。下塗り塗料、上塗り塗料の塗装方法は、種々の塗装方法により行うことができるが、ロールコーター、フローコーター又はスプレー等による塗装方法が好ましい。ロールコーターにより上塗り塗料を塗布する場合、ナチュラル方式及びリバース方式が考えられるが、リバース方式の方が塗面の表面平滑性の点で好ましい。下塗り塗料、上塗り塗料で塗布した塗膜は、順次塗布の都度硬化させるが、この硬化は、通常100〜300℃で、5秒〜5分の硬化条件で行えばよく、例えばコイルコーティングなどによって塗装するプレコート塗装分野においては、通常素材到達最高温度が120℃〜260℃で、15〜120秒の硬化条件で硬化する方法が好ましい。

≪実施例≫
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものでない。なお、実施例、比較例における、塗膜物性評価は下記の方法によりおこなった。
(1) 加工性−1
20℃の室温にて、幅5cmに切断した試験片について、4Tでは試験片と同ーの塗板を4枚内側にはさみ塗膜を外側にして180度密着曲げを行った。評価はその後セロハン粘着テープにて剥離し、以下の基準で評価した。
◎;剥離なし(問題なし)
○;剥離が10%以下(実用上問題がない)
△;剥離が10%を超えて、50%以下(実用上問題がある)
×;剥離が50%以上(問題がある)
(2) 加工性−2
20℃の室温にて、幅5cmに切断した試験片について、8Tでは試験片と同ーの塗板を8枚内側にはさみ、また、6Tでは試験片と同一の塗板を6枚内側にはさみ塗膜を外側にして180度密着曲げを行った。評価は10倍ルーペで先端部を観察し、以下の基準で評価した。
◎;クラックなし(問題なし)
〇;クラックが10%以下(実用上問題がない)
△;クラックが10%を超えて、50%以下(実用上問題がある)
×;クラックが50%以上(問題がある)
(3) 耐衝撃性
衝撃変形試験器 JIS K−5400(1990)8.3.2 デユポン式を用い、半径6.35mmの撃ち型に試験片をはさみ、500gのおもりを40cmの高さから落下させた際の塗膜の損傷を目視にて判定した。
(4) 鉛筆硬度
JIS K−5400(1990)8.4.1(a)に準じて鉛筆引っかき試験機で傷の発生しない鉛筆硬度を求めた。
(5) 耐沸騰水性
JIS K−5400(1990)8.20に準じて試験片を沸騰水に2時間浸せきした後、塗膜の異常を観察し、以下の基準で判定した。
〇;塗膜に全く異常なし
△;僅かに塗膜のふくれが認められる
×;明らかに塗膜のふくれが認められる
(6) ホルムアルデヒド吸着試験
縦10cm、横10cmの大きさに切断した試験片を、1L容積のテドラーバッグに入れ、密封・脱気後、10ppmのホルムアルデヒドガスを1L注入した。室温にて2時間放置後、テドラーバッグ内のホルムアルデヒドガス濃度を、検知管を用いて測定し、ホルムアルデヒド吸着性能を評価した。
◎:0.1〜3ppm(極めて良好な範囲)
○:3ppmを超えて5ppmまで(実用上、良好と考えられる範囲)
×:5ppmを超える(良好とはいえない範囲)
<実施例1>
「熱硬化型プレコート用塗料1」の製造
(A)成分のバイロンGK13CS(東洋紡績(株)製、ポリエステル樹脂、水酸基価20mgKOH/g、数平均分子量 7,000、不揮発分 50質量%)93質量部、(C)成分のガレオンアース(水澤化学工業(株)、活性白土)15質量部、顔料としてJR−602(テイカ(株)製、二酸化チタン)36質量部、溶剤として、ソルベッソ100(エッソ(株)製、芳香族石油ナフサ)13.1質量部、シクロヘキサノン13.2質量部をサンドミルにて、粒度が10μm以下になるように分散して、顔料のミルベースを得た。
この顔料ミルベースに、(A)成分のDesmodur BL3175(Bayer社製、ブロックイソシアネート化合物、有効NCO 11.1質量%、不揮発分 75質量%) 7質量部、(B)成分のホムトール(アムコテクノロジー(株)製、窒素含有化合物/金属塩)2質量部、表面調整剤 BYK−325(ビックケミー(株)製)0.2質量部、イソシアネート解離触媒であるジブチル錫ジラウレート0.5質量部を加えて混合し溶剤型塗料を作成した。得られた塗料は、ソルベッソ#100(エッソ(株)製:芳香族石油ナフサ)/シクロヘキサノン(50質量部/50質量部)により、フォードカップNo.4で120±10秒になるように粘度調整を行い、「熱硬化型プレコート用塗料1」を得た。塗料組成物の配合は表1に示した。次いで、溶融55% アルミ−亜鉛系合金めっき鋼板(ガルバリウム鋼板)、板厚0.35mmの塗布型クロメート処理された鋼板素材に、プレカラープライマーHP−32(商品名、日本油脂BASFコーティングス(株)製、エポキシ樹脂系塗料)の下塗り塗料を塗布し鋼板の最高到達温度が210℃となるように焼き付けた後、「熱硬化型プレコート鋼板用塗料1」をロールコーター用いて、膜厚が20μmの膜厚になるように塗布し、鋼板の最高到達温度が240℃となるように順次塗装した。得られた試験板を塗膜物性試験に供した。その評価結果を表1に示す。
<実施例2〜6、比較例1〜2>
実施例1の(A)成分のポリエステル樹脂をアラキード7052L(荒川化学工業(株)製、ポリエステル樹脂、水酸基価 60mgKOH/g、数平均分子量 4,000、不揮発分 60質量%)に、(C)成分を表1に示した顔料の種類と量に替えた以外は、実施例1と同様にして顔料のミルベースを製造した。また、実施例1と同様にして、表1及び表2に示した残りの原料を顔料ミルベースに加えて混合し、ソルベッソ#100(エッソ(株)製:芳香族石油ナフサ)/ シクロヘキサノン(50質量部/50質量部)により、フォードカップNo.4で120±10秒になるように粘度調整を行い、「熱硬化型プレコート用塗料2〜6、10〜11」を得た。次に、実施例1と同様にして、焼き付けた下塗り塗膜の上に、「熱硬化型プレコート鋼板用塗料2〜6、10〜11」を各々ロールコーター用いて、膜厚が20μmの膜厚になるように塗布し、鋼板の最高到達温度が240℃となるように順次塗装した。得られた試験板を塗膜物性試験に供した。その評価結果を表1、表2に示す。
<実施例7〜9、比較例3>
(A)成分のポリエステル樹脂アラキード7052L 80質量部と二酸化チタンJR−602 36質量部、溶剤として、ソルベッソ100(エッソ(株)製 芳香族石油ナフサ)13.1質量部、シクロヘキサノン13.2質量部をサンドミルにて、粒度が10μm以下になるように分散して、顔料のミルベースを得た。次に、この顔料ミルベースに、(A)成分のDesmodur BL3175 20質量部、表面調整剤 BYK−325 0.2質量部をそれぞれ添加混合した。この塗料に、表1及び表2に示した残りの原料を加えて混合し、ソルベッソ#100(エッソ(株)製:芳香族石油ナフサ)/シクロヘキサノン(50質量部/50質量部)により、フォードカップNo.4で120±10秒になるように粘度調整を行い、「熱硬化型プレコート用塗料7〜9、12」を得た。次に、実施例1と同様にして、焼き付けた下塗り塗膜の上に、「熱硬化型プレコート鋼板用塗料7〜9、12」を各々ロールコーター用いて、膜厚が20μmの膜厚になるように塗布し、鋼板の最高到達温度が240℃となるように順次塗装した。得られた試験板を塗膜物性試験に供した。その評価結果を表1、表2に示す。
表1において、添字の物質は、以下に示すものである。
1) バイロンGK13CS:商品名、東洋紡績(株)製、ポリエステル樹脂水酸基価 20mgKOH/g、数平均分子量 7000、不揮発分 50質量%、
2) アラキード7052L:商品名、荒川化学工業(株)製、ポリエステル樹脂、水酸基価 60mgKOH/g、数平均分子量 4,000、不揮発分 60質量%
3) Desmodur BL3175:商品名、Bayer社製、ブロックイソシアネート化合物、有効NCO 11.1質量%、不揮発分 75質量%
4) ホムトール:商品名、アムコテクノロジー(株)製、有効成分 5質量%、窒素含有化合物/金属塩
5) ガレオンアース:商品名、水澤化学工業(株)製、活性白土
6) KC−503:商品名、住友化学(株)製、活性アルミナ
7) ラヂオライトF:商品名、昭和化学工業(株)製、珪藻土
8) SP#2300:商品名、日東粉化工業(株)製、ゼオライト
9) JR−602:商品名、テイカ(株)製、二酸化チタン
10)ソルベッソ100:エッソ(株)製、芳香族石油ナフサ
11)BYK−325:ビックケミー(株)製、表面調整剤
なお、表1に記載した「ホムトール」以外の(B)成分、「4−アミノ−1,2,4−トリアゾール」「アジピン酸ヒドラジド」「安息香酸ナトリウム」の有効成分は100質量%である。
実施例1〜9は加工性、耐衝撃性、鉛筆高度、耐沸騰水性の塗膜物性に問題がなく、またホルムアルデヒド吸着能にも優れている。比較例1は(B)、(C)成分の両方を含まない例であり、比較例2は(B)成分が必要量の下限値を下回っている例であり、比較例3は(B)成分を含まない例である。この2つの例は、塗膜物性には問題がないが、ホルムアルデヒド吸着能に劣る。

Claims (6)

  1. (A)水酸基含有樹脂とブロックイソシアネート硬化剤とを含有する皮膜形成樹脂組成物、及び、(B)アルデヒド化合物吸着能を有する窒素含有化合物、及び金属塩からなる群より選ばれる1種以上の物質を含有することを特徴とする熱硬化型プレコート用塗料組成物
  2. 熱硬化型プレコート用塗料組成物が、さらに、(C)活性アルミナ、活性白土、ゼオライト、及び珪藻土からなる群より選ばれる1種以上の顔料を含有することを特徴とする請求項1記載の熱硬化型プレコート用塗料組成物。
  3. (B)成分のアルデヒド化合物吸着能を有する窒素含有化合物が、1級アミン、2級アミン、ヒドラジン、ヒドラジン誘導体、アミノトリアゾール、及びエチレン尿素からなる群より選ばれる物質であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の熱硬化型プレコート用塗料組成物。
  4. (B)成分のアルデヒド化合物吸着能を有する金属塩が、カルボン酸金属塩、ホウ酸金属塩、カルボン酸水素金属塩、リン酸金属塩、及び炭酸金属塩からなる群より選ばれる物質であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の熱硬化型プレコート用塗料組成物。
  5. (A)成分の皮膜形成樹脂組成物100質量部に対して、(B)の有効成分が0.1〜10質量部、及び、(C)成分が0〜200質量部の範囲にあることを特徴とする請求項1または請求項2記載の熱硬化型プレコート用塗料組成物
  6. (A)成分の水酸基含有樹脂が、水酸基価が5〜200mgKOH/g、数平均分子量が1,000〜15,000のポリエステル樹脂、またはアルキド樹脂、またはアクリル樹脂であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の熱硬化型プレコート用塗料組成物
JP2004064914A 2004-03-09 2004-03-09 熱硬化型プレコート用塗料組成物 Pending JP2005255698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004064914A JP2005255698A (ja) 2004-03-09 2004-03-09 熱硬化型プレコート用塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004064914A JP2005255698A (ja) 2004-03-09 2004-03-09 熱硬化型プレコート用塗料組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005255698A true JP2005255698A (ja) 2005-09-22

Family

ID=35081765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004064914A Pending JP2005255698A (ja) 2004-03-09 2004-03-09 熱硬化型プレコート用塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005255698A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006088383A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Nittetsu Steel Sheet Corp 塗装板
WO2007060751A1 (ja) * 2005-11-25 2007-05-31 Nippon Steel Corporation 静電気による障害の発生しにくいプレコート金属板用塗料組成物及びプレコート金属板
WO2007088834A1 (ja) * 2006-02-01 2007-08-09 Basf Coatings Japan Ltd. プレコート用熱硬化型塗料組成物及びそれを用いたプレコート金属板
JP2010235644A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Dic Corp 酸化重合硬化型塗料用ドライヤー、塗料、及びその塗膜
CN102154825A (zh) * 2011-01-26 2011-08-17 柳志明 一种纺织面料甲醛驱除剂及其制备和应用方法
CN103421173A (zh) * 2013-08-20 2013-12-04 华南理工大学 一种净化甲醛醇酸树脂及其制备方法
KR101554027B1 (ko) * 2014-10-28 2015-09-17 (주)오가닉트리 기능성 도료 조성물
JP2020054732A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 消臭組成物
CN115948104A (zh) * 2021-10-07 2023-04-11 株式会社Kcc 涂料组合物

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006088383A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Nittetsu Steel Sheet Corp 塗装板
WO2007060751A1 (ja) * 2005-11-25 2007-05-31 Nippon Steel Corporation 静電気による障害の発生しにくいプレコート金属板用塗料組成物及びプレコート金属板
JPWO2007060751A1 (ja) * 2005-11-25 2009-05-07 新日本製鐵株式会社 静電気による障害の発生しにくいプレコート金属板用塗料組成物及びプレコート金属板
WO2007088834A1 (ja) * 2006-02-01 2007-08-09 Basf Coatings Japan Ltd. プレコート用熱硬化型塗料組成物及びそれを用いたプレコート金属板
JP2007204579A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Basf Coatings Japan Ltd プレコート用熱硬化型塗料組成物及びそれを用いたプレコート金属板
JP2010235644A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Dic Corp 酸化重合硬化型塗料用ドライヤー、塗料、及びその塗膜
CN102154825A (zh) * 2011-01-26 2011-08-17 柳志明 一种纺织面料甲醛驱除剂及其制备和应用方法
CN103421173A (zh) * 2013-08-20 2013-12-04 华南理工大学 一种净化甲醛醇酸树脂及其制备方法
KR101554027B1 (ko) * 2014-10-28 2015-09-17 (주)오가닉트리 기능성 도료 조성물
JP2020054732A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 消臭組成物
JP7288646B2 (ja) 2018-10-04 2023-06-08 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 消臭組成物
CN115948104A (zh) * 2021-10-07 2023-04-11 株式会社Kcc 涂料组合物
CN115948104B (zh) * 2021-10-07 2024-02-06 株式会社Kcc 涂料组合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2706052C1 (ru) Многослойные покрытия и способы их получения
JP2007204579A (ja) プレコート用熱硬化型塗料組成物及びそれを用いたプレコート金属板
TWI458793B (zh) 耐蝕性優異之塗料組成物
RU2512378C2 (ru) Способ покрытия металлических лент
JP6953167B2 (ja) 塗料組成物及び塗膜形成方法
JP2005514197A (ja) 被覆方法及びそのための組成物
JPS6011988B2 (ja) 金属効果を有するラッカ−皮膜の製造方法
JP2005255698A (ja) 熱硬化型プレコート用塗料組成物
CN1803953A (zh) 用于铝合金底材的配套涂料
WO2005057043A1 (ja) 高耐久性ばねおよびその塗装方法
JP6690046B1 (ja) 防錆塗料組成物及び防錆塗膜の製造方法
JP2006088383A (ja) 塗装板
EP3280763B1 (en) Water-based coating compositions and related products and processes
WO2011096392A1 (ja) 被膜形成方法及び被膜形成体
CN111201259B (zh) 聚氨酯涂料组合物
KR100892414B1 (ko) 스파클링 형성용 도료 및 이 도료가 코팅된 칼라도장강판
JP2005298694A (ja) プレコート鋼板用塗料組成物及びそれを用いたプレコート鋼板
JP3606077B2 (ja) 耐傷付き性に優れた高加工性塗装鋼板とその製造方法
JP6927668B2 (ja) 塗装めっき鋼板
JP4066910B2 (ja) クロムを含まない塗装鋼板
JP6811351B1 (ja) 防錆塗料組成物及び防錆塗膜の製造方法
JP2004209787A (ja) 環境調和性、摺動部耐塗膜剥離性及び耐食性に優れたプレコート鋼板
JPH09221595A (ja) 金属表面処理組成物及びこの組成物による処理被膜を形成した亜鉛系メッキ鋼板
JP2004209791A (ja) 環境調和性及び耐食性に優れたプレコート鋼板
JP5564211B2 (ja) 被膜形成方法及び被膜形成体

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060407

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091006