JP2005251859A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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有金  剛
Takashi Kobayashi
小林  孝
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Abstract

【課題】 メモリセルの高集積化に伴う転位の発生を抑制して、メモリセルの高集積化、高歩留まりの不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 素子分離幅の小さい選択トランジスタ領域にフィールドシールドトランジスタを形成し、フィールドシールドトランジスタのゲート223に0Vを印加することにより、ローカルビット線の素子分離を行う。また、それぞれのフィールドシールドトランジスタのゲート223は、ゲート部材で結束されており、それぞれのフィールドシールドトランジスタのゲート223に直接コンタクトホールを配置する場合と比較してレイアウト面積を縮小することが可能である。
【選択図】 図26

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、フラッシュメモリの高集積化、歩留まり向上に適用して有効な技術に関するものである。
電気的書換えが可能な不揮発性半導体記憶装置のうち、一括消去が可能なものとしてフラッシュメモリが知られている。フラッシュメモリは、携帯性や耐衝撃性に優れており、近年、携帯パーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラなどの小型携帯情報機器のファイル(記憶装置)として急速に需要が拡大している。
上記フラッシュメモリの市場を拡大するには、メモリセルの面積縮小と高歩留まりによるビット(bit)コストの低減が重要な要素となることから、これを実現する様々なセル方式が提案されている。
例えば、特開2001−28428号公報(特許文献1)に記載されたフラッシュメモリは、図1に示すように、半導体基板100中のウエル119に形成された半導体領域(ソース拡散層101およびドレイン拡散層102)と3つのゲートから構成されるメモリセルを有している。メモリセルを構成する3つのゲートは、第1ゲート(浮遊ゲート)103、第2ゲート(制御ゲート)104および第3ゲート(選択ゲート)105である。第1ゲート103は、隣接する2つの第3ゲート105の間隙に形成されている。第1ゲート103とウエル119は第1絶縁膜106により、第1ゲート103と第3ゲート105は第3絶縁膜108により、第1ゲート103と第2ゲート104は第2絶縁膜107により、それぞれ絶縁されている。第3ゲート105と半導体基板100は第4絶縁膜109により絶縁されており、かつ第3ゲート105と第2ゲート104は第5絶縁膜110により絶縁されている。第2ゲート104は行方向(図の左右方向)に接続され、ワード線を構成している。第3ゲート105は、ワード線に直交する列方向に延在して配置されている。ソース拡散層101およびドレイン拡散層102はワード線と直交する方向に配置され、メモリセルのローカルビット線として機能している。メモリセルの書込み、読出し動作時には、選択トランジスタをオン・オフさせることによってローカルビット線を選択する。このように、特許文献1に記載されたフラッシュメモリのメモリセルアレイ構成は、いわゆる仮想接地型となっており、書込み時および読出し時には、共に第3ゲートによって電気的に素子分離が行われる。
"10-MB/s Multi-Level Programming of Gb-Scale Flash Memory Enabled by New AG-AND Cell Technology" (Y.Sasago et al., IEDM Technical Digest p.952,2002)(非特許文献1)には、メモリセルをいわゆる多値メモリで構成したフラッシュメモリが開示されている。また、このメモリセルの書込み時には、ソースに0V、ドレインに4.5V、第2ゲートに13.5V、第3ゲートに1.4Vをそれぞれ印加することが開示されている。
特開平6−275800号公報(特許文献2)は、浮遊ゲートおよび制御ゲートを備えたメモリセルを直列に接続したNAND型EEPROMに関するものであるが、選択トランジスタ領域の素子分離を酸化シリコン膜で行う技術を開示している。図2は、この文献に記載された選択トランジスタ領域の平面図である。グローバルビット線117は、コンタクトホール116を介して、ローカルビット線となるアクティブ領域112に接続されている。選択トランジスタのゲート113は、アクティブ領域112に2段で配置されている。ここで、選択トランジスタは、E(エンハンスメント)形トランジスタ114とD(デプレッション)型トランジスタ115を直列に接続した構成になっている。選択トランジスタ領域のローカルビット線は、酸化シリコン膜111によって分離されている。
特開平5−198778号公報(特許文献3)は、EPROM、フラッシュメモリなどのNOR型不揮発性半導体記憶装置に関するものであるが、ビットラインを拡散層で形成し、隣接メモリセル間の素子分離をトレンチアイソレーション(溝型分離)法で行う技術を開示している。前記図2において、ローカルビット線を溝型分離法を用いて分離した場合のA−A’線の断面を図3に示す。溝型素子分離法では、リソグラフィおよびエッチング技術により半導体基板に素子分離溝を形成するため、LOCOS法と比較して素子分離幅を小さくでき、メモリセルの微細化を実現することができる。
特開2001−28428号公報 特開平6−275800号公報 特開平5−198778号公報 "10-MB/s Multi-Level Programming of Gb-Scale Flash Memory Enabled by New AG-AND Cell Technology" (Y.Sasago et al., IEDM Technical Digest p.952,2002)
しかしながら、フラッシュメモリの選択トランジスタ領域を前記特許文献3のような溝型素子分離(Shallow groove isolation:SGI)法によって行うと、素子分離幅が狭くなるにつれて以下のような問題が生じる。
(1)メモリセルの製造プロセスにおいて、素子分離溝を形成した後に熱酸化処理を行った際、素子分離溝の表面が酸化されて体積が増加するため、絶縁膜−半導体基板界面において応力起因の転位が発生する可能性がある。そして、この転位が発生すると、選択トランジスタがパンチスルーすることでローカルビット線が選択できなくなり、メモリセルが動作しなくなるという不良が発生し、フラッシュメモリの信頼性および製造歩留まりが低下する。
(2)メモリセルを多値構成にした場合は、2値メモリと比較してメモリセルの書込み、消去時のしきい値ウィンドウが大きくなる。従って、2値メモリと同じ書込みスループットを実現するためには、メモリセル自体の書込み速度を速くするために、ローカルビット線電位を大きくする必要があることから、溝型分離法による素子分離が困難になる。
本発明の目的は、不揮発性半導体記憶装置を高集積化することのできる技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、不揮発性半導体記憶装置の信頼性を向上させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板上にマトリックス状に配置された複数のメモリセルと、前記マトリックス状に配置された複数のメモリセルの行方向または列方向を選択する機能を有する選択トランジスタと、前記複数のメモリセルおよび前記選択トランジスタを動作させる周辺回路とを具備し、前記選択トランジスタは、フィールドシールドトランジスタによって素子分離されているものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
選択トランジスタをフィールドシールドトランジスタで素子分離することにより、同部での転位の発生を抑制することができるので、ビット線のピッチを縮小してメモリセルを高集積化しても高歩留まりの半導体記憶装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図4は、実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置の一例を示した半導体基板の一部平面図であり、図5、図6、図7は、それぞれ図4におけるA−A’線、B−B’線、C−C’線に沿った半導体基板の断面図である。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、いわゆるフラッシュメモリのメモリセルを有している。メモリセル領域に隣接する選択トランジスタ領域にはフィールドシールドトランジスタのゲート223が形成されている。隣接するフィールドシールドトランジスタのゲート223間には、選択トランジスタのゲート224が1トランジスタ毎に分断され、2段で配置されている。分断されている2段の選択トランジスタのゲート224は、コンタクトホール225を介して配線226により、それぞれ結束されている(図4、図5)。また、フィールドシールドトランジスタのゲート223は第5絶縁膜229により、半導体基板200中に形成された第1導電型の第1半導体領域(ウエル)201および第1導電型の第2半導体領域(ウエル)202とそれぞれ絶縁されている(図4、図7)。それぞれのフィールドシールドトランジスタのゲート223は、メモリセル領域の最端部の制御ゲート228下で結束され、コンタクトホール225を介して、配線226に接続されている(図4、図6)。
フィールドシールドトランジスタのゲート223および選択トランジスタのゲート224の間隙には拡散層(ソース、ドレイン)216が形成され、メモリセルのローカルデータ線として機能している。各ローカルデータ線は、コンタクトホール225を介して、グローバルビット線227に接続されている(図7)。周辺回路領域に形成されたトランジスタは、ゲート230および拡散層(ソース、ドレイン)231を除き、フィールドシールドトランジスタのゲート223により素子分離されている。
図8は、メモリセル領域の一部平面図であり、図9〜図11は、それぞれ図8におけるA-A'線、B-B'線、C-C'線に沿った半導体基板の断面図である。なお、図8は、図面を見やすくするために一部の部材を省略している。
本実施の形態のメモリセルは、半導体基板200の主面に形成されたウエルとなる第1導電型(例えばp型)の第1半導体領域201、第1ゲート(浮遊ゲート)220、第2ゲート(制御ゲート)221および第3(選択ゲート)ゲート222から構成されている。第1ゲート220は、互いに隣接する2つの第3ゲート222の間隙に形成されている。第1ゲート220と第1導電型の第1半導体領域201は、第1絶縁膜209(トンネル酸化膜)により、第1ゲート220と第2ゲート221は、第2絶縁膜211(層間絶縁膜)により絶縁され、第1ゲート220と第3ゲート222は、第3絶縁膜208により絶縁されている。また、第3ゲート222と第1導電型の第1半導体領域201は、第4絶縁膜204により絶縁されている。第2ゲート221と第3ゲート222は、窒化シリコン膜206および第2絶縁膜211により絶縁されている。第2ゲート221は行方向に接続され、ワード線を構成している。第3ゲート222はワード線と直交する列方向に延在して配置されている。
本実施の形態のメモリセルの書込み、読出し、消去動作時の印加電圧条件の一例を表1に示し、それぞれの動作について図12〜図14を用いて説明する。
選択メモリセルにデータを書込む場合には、図12に示すように、グローバルビット線に5V、ソース線に0V、選択トランジスタ(A)および(C)に7V、(B)および(D)に0V、選択ワード線に15V、ソース側の第3ゲートに1.5V、ドレイン側の第3ゲートに8Vをそれぞれ印加する。このとき、選択トランジスタ領域のローカルビット線を分離するためにフィールドシールドトランジスタには0Vを印加する。この電圧条件では、第1ゲート下のソース拡散層側のチャネル部に強い電界が発生し、同部においてホットエレクトロンが発生し、第1ゲートに電子が注入されることで、メモリセルのしきい値が上昇する(ソース サイド インジェクション ホットエレクトロン書込み方式)。
図12に示す回路構成においては、同一ワード線上のメモリセルのうち、3つのメモリセルおきに配置されているメモリセルを並列に書込むことが可能であり、書込みのスループットを向上することができる。このとき、選択ワード線上の選択メモリセル間の素子分離は2本の第3ゲートによって行われる。
選択メモリセルのデータを読出す場合には、図13に示すように、グローバルビット線に0V、ソース線に1V、選択トランジスタ(A)および(C)に7V、(B)および(D)に0V、フィールドシールドトランジスタに0V、ソース側の第3ゲートに3.5V、ドレイン側の第3ゲートに3.5Vをそれぞれ印加してメモリセルのしきい値を判定する。このとき、選択ワード線上の選択メモリセル間の素子分離は、2本の第3ゲートによって行われる。
選択メモリセルのデータを消去する場合には、図14に示すように、グローバルビット線に0V、ソース線に0V、選択トランジスタ(A)〜(D)に0V、選択ワード線に−18V、ソース側の第3ゲートに0V、ドレイン側の第3ゲートに0V、フィールドシールドトランジスタのゲートに0Vをそれぞれ印加する。これにより、第1ゲートからウエルに電子が放出され、しきい値が低下する。
図15〜図26は、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を示した半導体基板の一部断面図および平面図である。製造方法を示す図面において、メモリセル領域、選択トランジスタ領域、周辺回路領域に分割して記載する。
まず、半導体基板200上に、p型ウエルとなる第1導電型の第1半導体領域201、第2半導体領域202、第3半導体領域203を形成した後、熱酸化法によって半導体基板200上に、後に形成する選択ゲートと半導体基板200とを絶縁する酸化シリコン膜からなる第4絶縁膜204を形成する(図15)。
次に、選択ゲートとなるポリシリコン膜、選択ゲートと後に形成する制御ゲートとを絶縁する窒化シリコン膜206および酸化シリコン膜207をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により順に堆積し、リソグラフィーとドライエッチング技術でこれらの膜をパターニングすることによって、メモリセル領域に選択ゲート222を形成し、選択トランジスタ領域にゲート224を形成し、周辺回路領域にゲート230を形成する(図16)。
次に、選択ゲート222と後に形成する浮遊ゲートとを絶縁するための酸化シリコン膜からなる第3絶縁膜208をCVD法により堆積した後、エッチング技術により選択ゲート222の側壁に第3絶縁膜208からなるサイドウォールを形成する。続いて、浮遊ゲートと半導体基板200とを絶縁する第1絶縁膜209と選択トランジスタ領域および周辺回路領域の第5絶縁膜229を熱酸化法にて形成した後、浮遊ゲートおよびフィールドシールドトランジスタのゲートとなるポリシリコン膜210を堆積する(図17)。
次に、リソグラフィーとエッチング技術により、後にフィールドシールドトランジスタのゲート結束部となるポリシリコン膜210(図18のA)を残し、酸化シリコン膜207が露出するまでポリシリコン膜210をエッチバックする(図18)。続いて、フィールドシールドトランジスタのゲート結束部よりもメモリセル領域側に形成された酸化シリコン膜207をエッチングする(図19)。
次に、浮遊ゲート(ポリシリコン膜210)と制御ゲートとを絶縁する酸化シリコン膜/窒化シリコン膜/酸化シリコン膜からなる第2絶縁膜211を堆積し、続いて、第2絶縁膜211の上部に制御ゲートとなるポリシリコン膜212と酸化シリコン膜213とを堆積した後、酸化シリコン膜213上に制御ゲート(ワード線)をパターニングするためのレジスト214を形成する(図20)。
次に、レジスト214をマスクとして酸化シリコン膜213およびポリシリコン膜212をエッチングして制御ゲート(ワード線)221を形成した後、選択トランジスタ領域および周辺回路領域のポリシリコン膜210はエッチングされないようにレジスト215でカバーし(図21)、メモリセル領域のポリシリコン膜210をエッチングして浮遊ゲート220を形成する(図22)。このとき、選択トランジスタ領域および周辺回路領域のポリシリコン膜210が、フィールドシールドトランジスタのゲート223となる。図23は、図22におけるB−B’線の断面図である。それぞれのフィールドシールドトランジスタのゲート223は、結束部(A)により結束されている。図24は、図21に示したポリシリコン膜210およびレジスト215と、図20に示したレジスト214の配置関係を示した平面図である。フィールドシールドトランジスタのゲート223の結束部(A)となるポリシリコン膜210とレジスト215とが重なる領域にコンタクトホール225を配置することにより、フィールドシールドトランジスタのゲート223に一括して給電することが可能となる。
続いて、リソグラフィーとエッチング技術により、酸化シリコン膜207、窒化シリコン膜206、選択ゲート222をエッチングする。この工程により、選択ゲート222がメモリセルごとに分離される(図25)。次に、選択ゲート222および周辺回路を構成するトランジスタの拡散層(ソース、ドレイン)216を形成する(図26)。
その後、図には示してはいないが、メモリセル、選択トランジスタおよび周辺MOSのそれぞれの上部に層間絶縁膜を形成した後、層間絶縁膜をエッチングすることによって、制御ゲート221、選択ゲート222、拡散層(ソース、ドレイン)216、フィールドシールドトランジスタのゲート223および周辺MOS間の導通をとるためのコンタクトホールを形成する。続いて層間絶縁膜上に金属膜を堆積し、これをパターニングして配線を形成することにより、不揮発性半導体記憶装置が完成する。
以上の工程を経て製造された半導体記憶装置のフィールドシールドトランジスタの素子分離特性を図27に示す。メモリセル書込み時のチャネル電流を30nAとし、3nAのリーク電流を許容するとする。図から、3nAの電流を流すフィールドシールドトランジスタのしきい値は0V以上であることが分かる。これにより、フィールドシールドトランジスタのゲートに0Vを印加することによって良好な素子分離特性が得られることが分かる。なお、本実施の形態では、フィールドシールドトランジスタのゲートに負バイアスを印加することにより、さらに素子分離特性を向上させることができるため、多値メモリに用いても好適である。
また、本実施の形態においては、選択トランジスタの素子分離をフィールドシールドトランジスタにより行う。これにより、SGI(素子分離溝)構造で発生したような絶縁膜−半導体基板界面の応力は発生しないので、転位の発生を抑制できる。従って、ビット線のピッチを縮小してメモリセルを高集積化をしても、高歩留まりのフラッシュメモリを実現することができる。
さらに、本実施の形態の製造方法によれば、浮遊ゲート、制御ゲートおよび選択ゲートを有するフラッシュメモリにおいて、フィールドシールドトランジスタをメモリセル領域の最端部の制御ゲート下で結束するため、それぞれのフィールドシールドトランジスタのゲートに対してコンタクトホールを形成する必要がなくなる。従って、図示してはいないが、それぞれのフィールドシールドトランジスタのゲートをコンタクトホールを介して配線で結束した場合と比較して、レイアウト面積を縮小することができ、フラッシュメモリの高集積化が可能となる。
以上から、フラッシュメモリを構成するそれぞれのトランジスタ間の素子分離をフィールドシールドトランジスタにより電気的に行うことにより、転位の発生確率を低減することができ、ビット線のピッチを縮小してメモリセルを高集積化をしても、高歩留まりのフラッシュメモリを提供できる。
(実施の形態2)
図28〜図33は、実施の形態2であるフラッシュメモリの製造方法を示した一部断面図である。本実施の形態と前記実施の形態1との違いは、周辺回路を構成するトランジスタ間の素子分離方法として、素子分離幅の小さな選択トランジスタ間のみフィールドシールドトランジスタにより行い、その他の領域は素子分離溝により行うことだけである。
まず、半導体基板300上に酸化シリコン膜318を形成した後、酸化シリコン膜318上に窒化シリコン膜317を堆積し、素子分離領域の窒化シリコン膜317をリソグラフィとエッチング技術により除去する(図28)。このとき、窒化シリコン膜317が残った領域には素子分離溝が形成されないため、リソグラフィによって素子分離溝とフィールドシールドトランジスタを作り分けることができる。
次に、酸化シリコン膜318と半導体基板300をエッチングして素子分離用の溝を形成した後、半導体基板300上に酸化シリコン膜319を堆積し、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により酸化シリコン膜319を研磨して素子分離溝320を形成する。続いて、p型ウエルとなる第1導電型の第1半導体領域301、第2半導体領域302および第3半導体領域303を形成する(図29)。
次に、窒化シリコン膜317と酸化シリコン膜318をウェットエッチングで除去した後、熱酸化法により半導体基板300上に選択ゲートと半導体基板300とを絶縁する酸化シリコン膜からなる第4絶縁膜304を形成する。続いて、第4絶縁膜304上に選択ゲートとなるポリシリコン膜、選択ゲートと制御ゲートとを絶縁する窒化シリコン膜306および酸化シリコン膜307をCVD法により堆積した後、これらの膜をリソグラフィーとドライエッチング技術によりパターニングして選択ゲート322およびゲート324、330を形成する(図30)。
次に、選択ゲート322と浮遊ゲートとを絶縁するための酸化シリコン膜からなる第3絶縁膜308を堆積した後、第3絶縁膜308をエッチングして選択ゲート322の側壁にサイドウォールを形成する。続いて、選択ゲート322と半導体基板300とを絶縁する酸化シリコン膜からなる第1絶縁膜309および第5絶縁膜329を熱酸化法で形成した後、浮遊ゲートおよびフィールドシールドトランジスタのゲートとなるポリシリコン膜310を堆積する(図31)。
次に、リソグラフィーとエッチング技術により、後にフィールドシールドトランジスタのゲート結束部となるポリシリコン膜310(図32のA)を残して他のポリシリコン膜310をエッチングした後(図32)、フィールドシールドトランジスタのゲート結束部よりもメモリセル領域側の酸化シリコン膜307をエッチングする(図33)。その後は、前記実施の形態1に記載した製造方法と同様の方法によってフラッシュメモリを完成させる。
本実施の形態においても、前記実施の形態1と同様に、ビット線のピッチを縮小してメモリ高集積化をしても、高歩留まりのフラッシュメモリを提供できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、携帯性パーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラなどの小型形態情報機器用記憶装置に用いて好適である。
従来の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルを示す断面図である。 従来の不揮発性半導体記憶装置の選択トランジスタ領域を示す平面図である。 図2のA−A’線に沿った断面図である。 本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリの選択トランジスタおよび周辺回路を含む領域を示した要部平面図である。 図4のA−A’線に沿った断面図である。 図4のB−B’線に沿った断面図である。 図4のC−C’線に沿った断面図である。 本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリの要部平面図である。 図8のA−A’線に沿った断面図である。 図8のB−B’線に沿った断面図である。 図8のC−C’線に沿った断面図である。 本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリにおける書込み時の電圧印加条件を示した一部回路図である。 本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリにおける読出し時の電圧印加条件を示した一部回路図である。 本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリにおける消去時の電圧印加条件を示した一部回路図である。 本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図15に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図16に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図17に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図18に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図19に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図20に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図21に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図22のB−B’線に沿った断面図である。 図21に示したポリシリコン膜およびレジストと図20に示したレジストの配置関係を示した平面図である。 図22に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図25に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 フィールドシールドトランジスタの素子分離特性のゲート長依存性を示す図である。 本発明の他の実施の形態であるフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図28に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図29に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図30に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図31に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。 図32に続くフラッシュメモリの製造方法を示する断面図である。
符号の説明
100 半導体基板
101 ソース拡散層
102 ドレイン拡散層
103 第1ゲート(浮遊ゲート)
104 第2ゲート(制御ゲート)
105 第3ゲート(選択ゲート)
106 第1絶縁膜
107 第2絶縁膜
108 第3絶縁膜
109 第4絶縁膜
110 第5絶縁膜
111 酸化シリコン膜
112 アクティブ領域
113 選択トランジスタのゲート
114 E型トランジスタ
115 D型トランジスタ
116 コンタクトホール
117 グローバルビット線
118 酸化シリコン膜
119 ウエル
120 素子分離溝
200、300 半導体基板
201、301 第1半導体領域(ウエル)
202、302 第2半導体領域(ウエル)
203、303 第3半導体領域(ウエル)
204、304 第4絶縁膜
205、305 ポリシリコン膜
206、306 窒化シリコン膜
207、307 酸化シリコン膜
208、308 第3絶縁膜
209、309 第1絶縁膜
210、310 ポリシリコン膜
211 第2絶縁膜
212 ポリシリコン膜
213 酸化シリコン膜
214 レジスト
215 レジスト
216 拡散層(ソース、ドレイン)
220 浮遊ゲート
221 制御ゲート
222、322 選択ゲート
223、224、324 ゲート
225 コンタクトホール
226 配線
227 グローバルビット線
228 制御ゲート
229、329 第5絶縁膜
230、330 ゲート
231 拡散層(ソース、ドレイン)
317 窒化シリコン膜
318、319 酸化シリコン膜
320 素子分離溝

Claims (9)

  1. 半導体基板上にマトリックス状に配置された複数のメモリセルと、前記マトリックス状に配置された複数のメモリセルの行方向または列方向を選択する機能を有する選択トランジスタと、前記複数のメモリセルおよび前記選択トランジスタを動作させる周辺回路とを具備した不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記選択トランジスタは、フィールドシールドトランジスタによって素子分離されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記複数のメモリセルは、前記フィールドシールドトランジスタによって素子分離されていることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記周辺回路を構成するトランジスタの一部または全部は、前記フィールドシールドトランジスタによって素子分離されていることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記選択トランジスタのゲートは、1トランジスタ毎に分断されていることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記フィールドシールドトランジスタのゲート材料は、前記メモリセルの浮遊ゲートと同一材料であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記フィールドシールドトランジスタのゲートは、互いに結束されていることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記フィールドシールドトランジスタのゲート結束部の上部には、前記メモリセルの制御ゲートを構成する第1ゲートと同一材料の導電層が配置されていることを特徴とする請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記メモリセルは、1セルに多ビットの情報を記憶できることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記メモリセルは、第1絶縁膜を介して前記半導体基板と絶縁された浮遊ゲートと、前記浮遊ゲート上に第2絶縁膜を介して形成された制御ゲートと、前記浮遊ゲートの側面に第3絶縁膜を介して形成された選択ゲートを具備していることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
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