JP2005244466A - 周波数変換回路、受信装置、および通信装置 - Google Patents
周波数変換回路、受信装置、および通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005244466A JP2005244466A JP2004049926A JP2004049926A JP2005244466A JP 2005244466 A JP2005244466 A JP 2005244466A JP 2004049926 A JP2004049926 A JP 2004049926A JP 2004049926 A JP2004049926 A JP 2004049926A JP 2005244466 A JP2005244466 A JP 2005244466A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- transistors
- signal
- transistor
- mos
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Superheterodyne Receivers (AREA)
Abstract
【課題】集積回路化が容易で、外付け部品の減少が図れる周波数変換回路の提供。
【解決手段】この発明は、差動対を構成するトランジスタQ1,Q2と、トランジスタQ1に直列に接続され、差動対を構成するトランジスタQ3,Q4と、トランジスタQ2に直列に接続され、差動対を構成するトランジスタQ5,Q6と、差動対を構成するトランジスタQ7,Q8とを備える。トランンジスタQ7は、トランジスタQ3,Q5とそれぞれ直列に接続されその共通接続部を出力端子とし、トランンジスタQ8は、トランジスタQ4,Q6とそれぞれ直列に接続されその共通接続部を出力端子とする。さらに、トランジスタQ1,Q2には周波数f1からなる差動信号を入力し、トランジスタQ3,Q4とQ5,Q6には周波数f2からなる差動信号をそれぞれ入力し、トランジスタQ7,Q8には周波数f3からなる差動信号を入力するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】この発明は、差動対を構成するトランジスタQ1,Q2と、トランジスタQ1に直列に接続され、差動対を構成するトランジスタQ3,Q4と、トランジスタQ2に直列に接続され、差動対を構成するトランジスタQ5,Q6と、差動対を構成するトランジスタQ7,Q8とを備える。トランンジスタQ7は、トランジスタQ3,Q5とそれぞれ直列に接続されその共通接続部を出力端子とし、トランンジスタQ8は、トランジスタQ4,Q6とそれぞれ直列に接続されその共通接続部を出力端子とする。さらに、トランジスタQ1,Q2には周波数f1からなる差動信号を入力し、トランジスタQ3,Q4とQ5,Q6には周波数f2からなる差動信号をそれぞれ入力し、トランジスタQ7,Q8には周波数f3からなる差動信号を入力するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信システムなどに適用され、周波数を変換する周波数変換回路に関するものである。
さらに、本発明は、その周波数変換回路を適用した受信装置および通信装置に関するものである。
さらに、本発明は、その周波数変換回路を適用した受信装置および通信装置に関するものである。
従来、この種の周波数変換回路(ミキサ)としては、ギルバートセルからなる2重平衡変調器(Double Balanced Mixer)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の周波数変換回路を適用した携帯電話、無線LANなどのような無線通信装置としては、例えば図6に示すように、アンテナ1と、アンテナ切り換え回路2と、受信装置3と、送信装置4とを備えたものが知られている。
また、この種の周波数変換回路を適用した携帯電話、無線LANなどのような無線通信装置としては、例えば図6に示すように、アンテナ1と、アンテナ切り換え回路2と、受信装置3と、送信装置4とを備えたものが知られている。
この通信装置では、受信装置3を使用するときには、アンテナ切り換え回路2の切り換えによりアンテナ1が受信装置3と接続され、受信装置3がアンテナ1の受信信号を処理するようになっている。一方、送信装置4を使用するときには、アンテナ切り換え回路2の切り換えによりアンテナ1が送信装置4と接続され、送信装置4からの送信信号がアンテナ1に供給されるようになっている。
受信装置3は、高周波増幅回路31と、バンド・パス・フィルタ32と、周波数変換回路33と、バンド・パス・フィルタ34と、周波数変換回路35と、復調器36とを含んでいる。送信装置4は、変調器41と、周波数逓倍回路42と、バンド・パス・フィルタ43と、周波数逓倍回路44と、バンド・パス・フィルタ45と、電力増幅回路46とを含んでいる。
特開2000−22448号公報
しかし、特許文献1などに記載の従来のギルバートセルからなる周波数変換回路では、負荷としてインダクタンスを使用するので、集積回路化が困難であるという不具合があった。
また、図6に示すような従来の通信装置では、受信装置3に2つの周波数変換回路33、35が必要になる上に、これに応じて2つのバンド・パス・フィルタ32、34が必要になる。同様に、送信装置4では、2つの周波数逓倍回路42、44が必要になる上に、これに応じて2つのバンド・パス・フィルタ43、45が必要になる。このため、従来の通信装置では、高周波部分の集積回路化が困難であり、回路の小型化および低消費電力化を図ることができないという不具合があった。
また、図6に示すような従来の通信装置では、受信装置3に2つの周波数変換回路33、35が必要になる上に、これに応じて2つのバンド・パス・フィルタ32、34が必要になる。同様に、送信装置4では、2つの周波数逓倍回路42、44が必要になる上に、これに応じて2つのバンド・パス・フィルタ43、45が必要になる。このため、従来の通信装置では、高周波部分の集積回路化が困難であり、回路の小型化および低消費電力化を図ることができないという不具合があった。
そこで、本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、集積回路化が容易な上に、外付け部品の減少を図ることができる周波数変換回路を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、回路の小型化および低消費電力化を図ることができる受信装置および通信装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、回路の小型化および低消費電力化を図ることができる受信装置および通信装置を提供することにある。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、各発明は、以下のような構成からなる。
すなわち、第1の発明は、差動対を構成する第1および第2トランジスタと、前記第1トランジスタに直列に接続され、差動対を構成する第3および第4トランジスタと、前記第2トランジスタに直列に接続され、差動対を構成する第5および第6トランジスタと、差動対を構成する第7および第8トランジスタと、を備え、前記第7トランンジスタは、前記第3および第5トランジスタとそれぞれ直列に接続され、その共通接続部を第1出力端子とするようにし、前記第8トランンジスタは、前記第4および第6トランジスタとそれぞれ直列に接続され、その共通接続部を第2出力端子とするようにし、かつ、前記第1および第2トランジスタには第1周波数からなる第1信号を入力し、前記第3および第4トランジスタには第2周波数からなる第2信号を入力し、前記第5および第6トランジスタには前記第2信号を入力し、前記第7および第8トランジスタには第3周波数からなる第3信号を入力するようにした。
すなわち、第1の発明は、差動対を構成する第1および第2トランジスタと、前記第1トランジスタに直列に接続され、差動対を構成する第3および第4トランジスタと、前記第2トランジスタに直列に接続され、差動対を構成する第5および第6トランジスタと、差動対を構成する第7および第8トランジスタと、を備え、前記第7トランンジスタは、前記第3および第5トランジスタとそれぞれ直列に接続され、その共通接続部を第1出力端子とするようにし、前記第8トランンジスタは、前記第4および第6トランジスタとそれぞれ直列に接続され、その共通接続部を第2出力端子とするようにし、かつ、前記第1および第2トランジスタには第1周波数からなる第1信号を入力し、前記第3および第4トランジスタには第2周波数からなる第2信号を入力し、前記第5および第6トランジスタには前記第2信号を入力し、前記第7および第8トランジスタには第3周波数からなる第3信号を入力するようにした。
第2の発明は、ソースを互いに共通に接続させ、差動対を構成する第1および第2MOSトランジスタと、ソースを互いに共通に接続させ、その共通接続部を前記第1MOSトランジスタのドレインに接続させた、差動対を構成する第3および第4MOSトランジスタと、ソースを互いに共通に接続させ、その共通接続部を前記第2MOSトランジスタのドレインに接続させた、差動対を構成する第5および第6MOSトランジスタと、差動対を構成する第7および第8MOSトランジスタと、を備え、前記第7MOSトランジスタは、そのドレインが前記第3および第5MOSトランジスタの各ドレインと接続され、その共通接続部を第1出力端子とするようにし、前記第8MOSトランンジスタは、そのドレインが前記第4および第6MOSトランジスタの各ドレインと接続され、その共通接続部を第2出力端子とするようにし、かつ、前記第1および第2MOSトランジスタには第1周波数からなる第1信号を入力するようにし、前記第3および第4MOSトランジスタには第2周波数からなる第2信号を入力するようにし、前記第5および第6MOSトランジスタには前記第2信号を入力するようにし、前記第7および第8MOSトランジスタには第3周波数からなる第3信号を入力するようにした。
第3の発明は、第2の発明において、前記第1から第8までの各MOSトランジスタの各ゲートに所定の各バイアス電圧をそれぞれ印加するようにし、かつ、前記第2MOSトランジスタ、前記第4MOSトランジスタ、前記第5MOSトランジスタ、および前記第8MOSトランジスタの各ゲートをそれぞれ交流的に接地するようにした。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記第1から第6までの各MOSトランジスタをP型から構成し、前記第7および第8MOSトランジスタをN型から構成するようにした。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記第1から第6までの各MOSトランジスタをP型から構成し、前記第7および第8MOSトランジスタをN型から構成するようにした。
第5の発明は、受信した信号の周波数を所望の周波数に変換する周波数変換回路を含む受信装置において、前記周波数変換回路が、第1乃至4の発明うちのいずれかの周波数変換回路からなる。
第6の発明は、受信した信号の周波数を所望の周波数に変換する周波数変換回路を含む受信装置と、変調波の周波数を所望の周波数に逓倍する周波数逓倍回路を含む送信装置とを含む通信装置において、前記周波数変換回路および前記周波数逓倍回路が、第1乃至4の発明うちのいずれかの周波数変換回路からなる。
第6の発明は、受信した信号の周波数を所望の周波数に変換する周波数変換回路を含む受信装置と、変調波の周波数を所望の周波数に逓倍する周波数逓倍回路を含む送信装置とを含む通信装置において、前記周波数変換回路および前記周波数逓倍回路が、第1乃至4の発明うちのいずれかの周波数変換回路からなる。
以上のような構成からなる本発明の周波数変換回路によれば、集積回路化が容易な上に、外付け部品の減少を図ることができる。
また、本発明の受信装置および通信装置によれば、回路の小型化および低消費電力化を図ることができる。
また、本発明の受信装置および通信装置によれば、回路の小型化および低消費電力化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明の周波数変換回路の第1実施形態の構成について、図1および図2を参照して説明する。
この周波数変換回路の第1実施形態は、図1に示すように、定電流源回路I1とP型のMOSトランジスタQ1〜Q6とからなる第1周波数変換部5と、N型のMOSトランジスタQ7,Q8からなる第2周波数変換部6とを含むものである。
本発明の周波数変換回路の第1実施形態の構成について、図1および図2を参照して説明する。
この周波数変換回路の第1実施形態は、図1に示すように、定電流源回路I1とP型のMOSトランジスタQ1〜Q6とからなる第1周波数変換部5と、N型のMOSトランジスタQ7,Q8からなる第2周波数変換部6とを含むものである。
第1周波数変換部5は、図2に示すように、周波数f1からなる差動の入力信号Vi1,−Vi1と、局部発振器7からの周波数f2からなる差動の入力信号Vi2,−Vi2とに基づき、周波数が(f1±f2)からなる出力信号を生成するようになっている。
第2周波数変換部6は、図2に示すように、第1周波数変換部5から出力される周波数が(f1±f2)からなる入力信号と、局部発振器8からの周波数f3からなる差動の入力信号Vi3,−Vi3とに基づき、周波数が{(f1±f2)±f3}からなる差動の出力信号Vo,−Voを生成するようになっている。
第2周波数変換部6は、図2に示すように、第1周波数変換部5から出力される周波数が(f1±f2)からなる入力信号と、局部発振器8からの周波数f3からなる差動の入力信号Vi3,−Vi3とに基づき、周波数が{(f1±f2)±f3}からなる差動の出力信号Vo,−Voを生成するようになっている。
第1周波数変換部5は、信号入力端子51、52と、反転信号入力端子53、54と、定電流源回路I1と、差動対を構成するMOSトランジスタQ1,Q2と、MOSトランジスタQ1に直列に接続されて差動対を構成するMOSトランジスタQ3,Q4と、MOSトランジスタQ2に直列に接続されて差動対を構成するMOSトランジスタQ5,Q6とを備え、いわゆるギルバートセルからなる。
さらに詳述すると、差動対を構成するMOSトランジスタQ1,Q2は、その各ソースが共通に接続され、その共通接続部が定電流源回路I1を介して電源VCCに接続されるようになっている。MOSトランジスタQ1,Q2の各ゲートは、信号入力端子51と反転信号入力端子53とにそれぞれ接続され、周波数f1からなる入力信号(入力電圧)Vi1とその反転入力信号(反転入力電圧)−Vi1とがそれぞれ入力されるようになっている。
差動対を構成するMOSトランジスタQ3,Q4は、その各ソースが共通に接続され、その共通接続部がMOSトランジスタQ1のドレインに接続されている。MOSトランジスタQ3,Q4の各ゲートは、信号入力端子52と反転信号入力端子54とにそれぞれ接続され、周波数f2からなる入力信号Vi2とその反転入力信号−Vi2とがそれぞれ入力されるようになっている。
また、差動対を構成するMOSトランジスタQ5,Q6は、その各ソースが共通に接続され、その共通接続部がMOSトランジスタQ2のドレインに接続されている。MOSトランジスタQ5,Q6の各ゲートは、反転信号入力端子54と信号入力端子52とにそれぞれ接続され、上記の反転入力信号−Vi2とその入力信号Vi2とがそれぞれ入力されるようになっている。
さらに、MOSトランジスタQ3,Q5の各ドレインは、第2周波数変換部6を構成するMOSトランジスタQ7のドレインに接続されている。また、MOSトランジスタQ4,Q6の各ドレインは、第2周波数変換部6を構成するMOSトランジスタQ8のドレインに接続されている。
第2周波数変換部6は、図1に示すように、信号入力端子61と、反転信号入力端子62と、差動対を構成するMOSトランジスタQ7,Q8と、信号出力端子63と、反転信号出力端子64とを備えている。
第2周波数変換部6は、図1に示すように、信号入力端子61と、反転信号入力端子62と、差動対を構成するMOSトランジスタQ7,Q8と、信号出力端子63と、反転信号出力端子64とを備えている。
ここで、MOSトランジスタQ7,Q8は、上記のような周波数変換機能に加えて、第1周波数変換部5の負荷としての機能を有している。
さらに詳述すると、差動対を構成するMOSトランジスタQ7,Q8は、その各ソースがそれぞれ接地されている。MOSトランジスタQ7,Q8の各ゲートは、信号入力端子61と反転信号入力端子62とにそれぞれ接続され、周波数f3からなる入力信号Vi3とその反転入力信号−Vi3とがそれぞれ入力されるようになっている。
さらに詳述すると、差動対を構成するMOSトランジスタQ7,Q8は、その各ソースがそれぞれ接地されている。MOSトランジスタQ7,Q8の各ゲートは、信号入力端子61と反転信号入力端子62とにそれぞれ接続され、周波数f3からなる入力信号Vi3とその反転入力信号−Vi3とがそれぞれ入力されるようになっている。
また、MOSトランジスタQ7のドレインは、MOSトランジスタQ3,Q5の各ドレインにそれぞれ接続され、その共通接続部が信号出力端子63に接続されている。さらに、MOSトランジスタQ8のドレインは、MOSトランジスタQ4,Q6の各ドレインにそれぞれ接続され、その共通接続部が反転信号出力端子64に接続されている。そして、その信号出力端子63および反転信号出力端子64から出力信号Voと反転出力信号−Voとを取り出すようになっている。
次に、このような構成からなる本発明の周波数変換回路に係る第1実施形態の動作例について、図1および図2を参照して説明する。
いま、信号入力端子51に周波数f1からなる入力信号Vi1,反転入力信号端子53にその入力信号Vi1を反転させた、つまり位相を180度ずらした反転入力信号を−Vi1を入力させるものとする。また、信号入力端子52と反転入力端子54とに、周波数f2からなる入力信号Vi2とその反転入力信号−Vi2を入力させるものとする。さらに、信号入力端子61と反転入力端子62とに、周波数f3からなる入力信号Vi3とその反転入力信号−Vi3を入力させるものとする。
いま、信号入力端子51に周波数f1からなる入力信号Vi1,反転入力信号端子53にその入力信号Vi1を反転させた、つまり位相を180度ずらした反転入力信号を−Vi1を入力させるものとする。また、信号入力端子52と反転入力端子54とに、周波数f2からなる入力信号Vi2とその反転入力信号−Vi2を入力させるものとする。さらに、信号入力端子61と反転入力端子62とに、周波数f3からなる入力信号Vi3とその反転入力信号−Vi3を入力させるものとする。
この場合には、第1周波数変換部5では、周波数f1からなる入力信号Vi1,−Vi1と、周波数f2からなる入力信号Vi2,−Vi2とに基づき、これらの間で周波数変換が行われる。この結果、第1周波数変換部5では、周波数が(f1±f2)からなる信号を生成され、この信号がMOSトランジスタQ3,Q5,Q7の各ドレインの接続点と、MOSトランジスタQ4,Q6,Q8の各ドレインの接続点とに出力される。
第2周波数変換部6では、第1周波数変換部5から出力された出力信号と、周波数f3からなる入力信号Vi3,−Vi3とに基づき、これらの間で周波数変換が行われる。この結果、第2周波数変換部6では、周波数が{(f1±f2)±f3}からなる信号が生成され、これが出力信号Vo,−Voとして信号出力端子63および反転信号出力端子64から出力される。
以上説明したように、本発明の周波数変換回路に係る第1実施形態によれば、MOSトランジスタQ7,Q8が第1周波数変換部5の負荷として機能する上に、周波数変換機能を有するので、集積回路化が容易な上に、外付け部品の減少を図ることができる。
次に、本発明の周波数変換回路の第2実施形態の構成について、図3を参照して説明する。
次に、本発明の周波数変換回路の第2実施形態の構成について、図3を参照して説明する。
この周波数変換回路の第2実施形態は、図3に示すように、図1に示す第1実施形態を基本とし、以下の点が異なるものである。
すなわち、この第2実施形態は、第1周波数変換部5のMOSトランジスタQ1〜Q6の各ゲート、および第2周波数変換部6のMOSトランジスタQ7,Q8の各ゲートに対して所定のバイアス電圧をそれぞれ印加するとともに、MOSトランジスタQ2,Q4,Q5,Q8の各ゲートを交流的に接地するようにした点が、第1実施形態と異なるものである。
すなわち、この第2実施形態は、第1周波数変換部5のMOSトランジスタQ1〜Q6の各ゲート、および第2周波数変換部6のMOSトランジスタQ7,Q8の各ゲートに対して所定のバイアス電圧をそれぞれ印加するとともに、MOSトランジスタQ2,Q4,Q5,Q8の各ゲートを交流的に接地するようにした点が、第1実施形態と異なるものである。
さらに、詳述すると、MOSトランジスタQ1,Q2の各ゲートには抵抗R1,R2を介し、MOSトランジスタQ3,Q6の各ゲートには抵抗R3介し、MOSトランジスタQ4,Q5の各ゲートには抵抗R4介して、バイアス電圧発生回路9からの各バイアス電圧が印加されるようになっている。また、MOSトランジスタQ7のゲートは抵抗R6を介し、MOSトランジスタQ8のゲートは抵抗R5を介して、バイアス電圧発生回路9からの各バイアス電圧が印加されるようになっている。
さらに、MOSトランジスタQ2のゲートがコンデンサ(キャパシタ)C1を介して接地され、MOSトランジスタQ4、Q5の各ゲートがコンデンサC2を介して接地され、MOSトランジスタQ8のゲートがコンデンサC3を介して接地されている。
なお、この第2実施形態の他の部分の構成は、図1に示す第1実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一符号を付してその構成の説明は省略する。
なお、この第2実施形態の他の部分の構成は、図1に示す第1実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一符号を付してその構成の説明は省略する。
次に、本発明の周波数変換回路の第3実施形態の構成について、図4を参照して説明する。
この周波数変換回路の第3実施形態は、図4に示すように、N型のMOSトランジスタQ11〜Q16および定電流源回路I2からなる第1周波数変換部5Aと、P型のMOSトランジスタQ17,Q18からなる第2周波数変換部6Aとを備え、図1に示す第1実施形態と同様の機能を持たせるようにしたものである。
この周波数変換回路の第3実施形態は、図4に示すように、N型のMOSトランジスタQ11〜Q16および定電流源回路I2からなる第1周波数変換部5Aと、P型のMOSトランジスタQ17,Q18からなる第2周波数変換部6Aとを備え、図1に示す第1実施形態と同様の機能を持たせるようにしたものである。
すなわち、この第3実施形態は、図1に示すP型のMOSトランジスタQ1〜Q6をN型のMOSトランジスタQ11〜Q16に置き換えるとともに、図1に示すN型のMOSトランジスタQ7,Q8をP型のMOSトランジスタQ17,Q18に置き換えるようにしたものである。
このような構成からなる第3実施形態では、第1周波数変換部5Aおよび第2周波数変換部6Aの各動作は、第1実施形態の第1周波数変換部5および第2周波数変換部6の各動作と基本的に同様であるので、その説明は省略する。
このような構成からなる第3実施形態では、第1周波数変換部5Aおよび第2周波数変換部6Aの各動作は、第1実施形態の第1周波数変換部5および第2周波数変換部6の各動作と基本的に同様であるので、その説明は省略する。
なお、上記の周波数変換回路に係る各実施形態では、MOSトランジスタの組み合わせにより構成するようにしたが、それをPNPトランジスタやNPNトランジスタなどのバイポーラトランジスタの組み合わせにより構成するようにしても良い。
次に、本発明の受信装置および通信装置の実施形態の構成について、図5を参照して説明する。
次に、本発明の受信装置および通信装置の実施形態の構成について、図5を参照して説明する。
この実施形態に係る通信装置は、図1および図2に示す周波数変換回路を適用したものであり、図5に示すように、アンテナ1と、アンテナ切り換え回路2と、受信装置7と、送信装置8とを備えている。
この通信装置では、受信装置7を使用するときには、アンテナ切り換え回路2の切り換えによりアンテナ1が受信装置7と接続され、受信装置7がアンテナ1の受信信号を処理するようになっている。一方、送信装置8を使用するときには、アンテナ切り換え回路2の切り換えによりアンテナ1が送信装置8と接続され、送信装置8からの送信信号がアンテナ1に供給されるようになっている。
この通信装置では、受信装置7を使用するときには、アンテナ切り換え回路2の切り換えによりアンテナ1が受信装置7と接続され、受信装置7がアンテナ1の受信信号を処理するようになっている。一方、送信装置8を使用するときには、アンテナ切り換え回路2の切り換えによりアンテナ1が送信装置8と接続され、送信装置8からの送信信号がアンテナ1に供給されるようになっている。
受信装置7は、受信信号の増幅を行う高周波増幅回路71と、高周波増幅回路71の出力信号のうち所定帯域の信号を通過させるバンド・パス・フィルタ72と、バンド・パス・フィルタ72の出力信号と局部発振器(図示せず)の出力信号との間で所望の周波数変換を行う周波数変換回路73と、周波数変換回路73の出力信号から復調動作を行う復調器74とを含んでいる。
送信装置8は、送信すべき信号を用いて搬送波を変調させる変調器81と、変調器81からの変調波の周波数を局部発振器(図示せず)の出力信号を用いて逓倍させる周波数逓倍回路82と、周波数逓倍回路82の出力のうち所定帯域の信号を通過させるバンド・パス・フィルタ83と、バンド・パス・フィルタ83の出力の電力増幅を行う電力増幅回路84とを含んでいる。
ここで、周波数変換回路73と周波数逓倍回路82とは、図1および図2に示すような周波数変換回路からなる。
以上説明したように、本発明の通信装置に係る実施形態によれば、周波数変換回路73や周波数逓倍回路82を集積回路化できるので、回路の小型化および低消費電力化を図ることができる。
以上説明したように、本発明の通信装置に係る実施形態によれば、周波数変換回路73や周波数逓倍回路82を集積回路化できるので、回路の小型化および低消費電力化を図ることができる。
なお、上記の通信装置に係る実施形態では、周波数変換回路73と周波数逓倍回路82とを、図1および図2に示すような周波数変換回路で構成するようにしたが、これを図3または図4に示すような周波数変換回路にそれぞれ置き換えるようにしても良い。
5、5A・・・第1周波数変換部、6、6A・・・第2周波数変換部、7・・・受信装置、8・・・送信装置、73・・・周波数変換回路、82・・・周波数逓倍回路、Q1〜Q6・・・P型のMOSトランジスタ、Q7,Q8・・・N型のMOSトランジスタ。
Claims (6)
- 差動対を構成する第1および第2トランジスタと、
前記第1トランジスタに直列に接続され、差動対を構成する第3および第4トランジスタと、
前記第2トランジスタに直列に接続され、差動対を構成する第5および第6トランジスタと、
差動対を構成する第7および第8トランジスタと、を備え、
前記第7トランンジスタは、前記第3および第5トランジスタとそれぞれ直列に接続され、その共通接続部を第1出力端子とするようにし、前記第8トランンジスタは、前記第4および第6トランジスタとそれぞれ直列に接続され、その共通接続部を第2出力端子とするようにし、
かつ、前記第1および第2トランジスタには第1周波数からなる第1信号を入力し、前記第3および第4トランジスタには第2周波数からなる第2信号を入力し、前記第5および第6トランジスタには前記第2信号を入力し、前記第7および第8トランジスタには第3周波数からなる第3信号を入力するようにしたことを特徴とする周波数変換回路。 - ソースを互いに共通に接続させ、差動対を構成する第1および第2MOSトランジスタと、
ソースを互いに共通に接続させ、その共通接続部を前記第1MOSトランジスタのドレインに接続させた、差動対を構成する第3および第4MOSトランジスタと、
ソースを互いに共通に接続させ、その共通接続部を前記第2MOSトランジスタのドレインに接続させた、差動対を構成する第5および第6MOSトランジスタと、
差動対を構成する第7および第8MOSトランジスタと、を備え、
前記第7MOSトランジスタは、そのドレインが前記第3および第5MOSトランジスタの各ドレインと接続され、その共通接続部を第1出力端子とするようにし、
前記第8MOSトランンジスタは、そのドレインが前記第4および第6MOSトランジスタの各ドレインと接続され、その共通接続部を第2出力端子とするようにし、
かつ、前記第1および第2MOSトランジスタには第1周波数からなる第1信号を入力するようにし、前記第3および第4MOSトランジスタには第2周波数からなる第2信号を入力するようにし、前記第5および第6MOSトランジスタには前記第2信号を入力するようにし、前記第7および第8MOSトランジスタには第3周波数からなる第3信号を入力するようにしたことを特徴とする周波数変換回路。 - 前記第1から第8までの各MOSトランジスタの各ゲートに所定の各バイアス電圧をそれぞれ印加するようにし、
かつ、前記第2MOSトランジスタ、前記第4MOSトランジスタ、前記第5MOSトランジスタ、および前記第8MOSトランジスタの各ゲートをそれぞれ交流的に接地するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の周波数変換回路。 - 前記第1から第6までの各MOSトランジスタをP型から構成し、前記第7および第8MOSトランジスタをN型から構成するようにしたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の周波数変換回路。
- 受信した信号の周波数を所望の周波数に変換する周波数変換回路を含む受信装置において、
前記周波数変換回路が、請求項1乃至請求項4のうちのいずれかに記載の周波数変換回路であることを特徴とする受信装置。 - 受信した信号の周波数を所望の周波数に変換する周波数変換回路を含む受信装置と、変調波の周波数を所望の周波数に逓倍する周波数逓倍回路を含む送信装置とを含む通信装置において、
前記周波数変換回路および前記周波数逓倍回路が、請求項1乃至請求項4のうちのいずれかに記載の周波数変換回路であることを特徴とする通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004049926A JP2005244466A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 周波数変換回路、受信装置、および通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004049926A JP2005244466A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 周波数変換回路、受信装置、および通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005244466A true JP2005244466A (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=35025741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004049926A Pending JP2005244466A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | 周波数変換回路、受信装置、および通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005244466A (ja) |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004049926A patent/JP2005244466A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101066054B1 (ko) | 주파수 변환을 위한 시스템, 방법 및 장치 | |
JP4646856B2 (ja) | 周波数シンセサイザ | |
US6606489B2 (en) | Differential to single-ended converter with large output swing | |
JP4364175B2 (ja) | 乗算器及びこれを用いる無線通信装置 | |
US20080233906A1 (en) | Frequency converter, radio receiver | |
US7577418B2 (en) | Sub-harmonic mixer and down converter with the same | |
US7324791B2 (en) | Low-noise differential bias circuit and differential signal processing apparatus | |
KR100463792B1 (ko) | 주파수변환기, 직교복조기 및 직교변조기 | |
JP5360210B2 (ja) | ポリフェーズフィルタ及びそれを有するシングルサイドバンドミキサ | |
US8299865B2 (en) | Quadrature modulator and semiconductor integrated circuit with it built-in | |
US8493136B2 (en) | Driver circuit and a mixer circuit receiving a signal from the driver circuit | |
US8340623B2 (en) | Self-mixing receiver and forming method thereof | |
TWI397255B (zh) | 在通訊系統中處理信號的方法和系統 | |
US20060091944A1 (en) | I/Q quadrature demodulator | |
CN106603014B (zh) | 一种电压模式无源混频器 | |
EP2054999B1 (en) | Signal processor comprising a frequency converter | |
US7511557B2 (en) | Quadrature mixer circuit and RF communication semiconductor integrated circuit | |
JP2009284429A (ja) | ノイズキャンセル回路及びノイズキャンセル回路付き増幅器 | |
JP4393544B2 (ja) | ミキサ回路及びこれを用いた無線通信装置 | |
JP2005244466A (ja) | 周波数変換回路、受信装置、および通信装置 | |
JP4223347B2 (ja) | 周波数変換器並びに受信機及び送信機 | |
US7395035B2 (en) | Up-conversion mixing system with high carrier suppression | |
JP2016036080A (ja) | 周波数変換器 | |
JP4245342B2 (ja) | ミクサ、受信装置及び送信装置 | |
JP2004180098A (ja) | 直交偶高調波ミキサ |