JP2005231603A - 二輪車用懸架装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前油圧装置のレイアウトが容易であり、転倒時の損傷や外観の悪化を回避できるとともに、部品コストの上昇を抑制できる二輪車用懸架装置を提供する。
【解決手段】前輪6の上下動に応じた油圧を発生する前油圧装置26と後輪9の上下動に応じた油圧を発生するリヤクッション(後油圧装置)17とを油圧調整装置28を介して連結することにより車体の姿勢変化を抑制するようにした二輪車用懸架装置において、上記前輪6を支持するフロントフォーク5を、左右のフォーク本体10,11を上,下フォークブラケット12,13を介して結合してなる構造とし、上記前油圧装置26を左右何れか一方のフォーク本体11に内蔵する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車体の姿勢変化を抑制できるようにした二輪車用懸架装置に関する。
車体の姿勢変化を抑制できるようにした例えば自動二輪車用懸架装置として、前輪の上下動に応じた油圧を発生する前油圧装置と後輪の上下動に応じた油圧を発生する後油圧装置とを油圧調整装置を介して連結することによりスタート時のフロントアップやブレーキング時のフロントダイブ等を抑制するようにしたものがある。
この種の懸架装置として、従来、前油圧装置をフロントフォークの前側に外付けし、後油圧装置をリヤショックアブソーバに内蔵したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−173074号公報
ところで、上記従来の懸架装置では、前油圧装置をフロントフォークの前側に外付けする構造を採用していることから、前油圧装置の配置スペースを他の車載部品との干渉を回避しつつ確保する等レイアウトが困難であり、また前油圧装置が露出し、転倒時に損傷する恐れがあるとともに外観が悪化するという問題がある。また前油圧装置をフロントフォークに取付けるための取付けブラケットを別途追加する必要があり、部品コストが上昇するという問題もある。
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、前油圧装置のレイアウトが容易であり、転倒時の損傷や外観の悪化を回避できるとともに、部品コストの上昇を抑制できる二輪車用懸架装置を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、前輪の上下動に応じた油圧を発生する前油圧装置と後輪の上下動に応じた油圧を発生する後油圧装置とを油圧調整装置を介して連結することにより車体の姿勢変化を抑制するようにした二輪車用懸架装置において、上記前輪を支持するフロントフォークを、左右のフォーク本体をフォークブラケットを介して結合してなる構造とし、上記前油圧装置を左右のフォーク本体の何れか一方に内蔵したことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1において、上記前油圧装置は、上記フォーク本体の下端部から油圧を取り出すように構成されていることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、上記左右のフォーク本体の何れか他方に減衰機構が内蔵されていることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3において、上記減衰機構は、フォーク本体の下端部内に配置されたベースバルブで構成されていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項3において、上記前油圧装置は前輪の上下動に応じた油圧のみを発生することを特徴としている。
請求項1の発明に係る二輪車用懸架装置によれば、前油圧装置を左右何れか一方のフォーク本体に内蔵したので、前油圧装置の配置スペースの確保が容易確実であり、また該前油圧装置が外部に露出することはなく、転倒時に損傷したり、外観が悪化したりするのを防止できる。また前油圧装置を外付けする場合のブラケットを不要にでき、その分だけ部品コストを低減できる。
請求項2の発明では、前油圧装置の油圧をフォーク本体の下端部から取り出すようにしたので、例えばフォーク本体の上端部から取り出す場合に必要となる操向ハンドル周りの油圧配管を不要にでき、ハンドル周りのレイアウトを容易に行うことができるとともに、外観をスッキリさせることができる。
また上記フォーク本体の下端部に油圧取出し口を形成することとなるので、構造が簡単であり組立ても容易に行なうことができる。即ち、例えばフォーク本体の上端部から取り出す構造とした場合には、ピストンロッドの軸心に油圧通路を形成するための孔加工を必要とし、ピストンロッドの剛性,強度を確保するためにロッド径を大きくしなければならないという問題が生じる。
請求項3の発明では、一方のフォーク本体に前油圧装置を、他方のフォーク本体に減衰機構を内蔵したので、他方のフォーク本体のみに減衰機構を組み込めば良く、減衰力のセッティングを容易に行なえるとともに、部品点数及びコストを低減できる。
請求項4の発明では、減衰機構をベースバルブで構成したので、減衰機構の構造が簡単になる。
請求項5の発明では、前油圧装置を油圧のみを発生するように構成したので、つまり前油圧装置に減衰機構を持たせないようにしたので、油圧を取り出す際の作動油の抵抗を小さくすることができ、応答性を高めることができ、かつ手間のかかるセッティングを不要にできる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図7は、本発明の一実施形態による自動二輪車の懸架装置を説明するための図であり、図1は懸架装置を備えた自動二輪車の側面図、図2はフロントフォークの正面図、図3は懸架装置の模式構成図、図4は右側のフォーク本体の断面図(図2のIV-IV 線断面図) 、図5は前油圧装置の要部断面図、図6は左側のフォーク本体の断面図(図2のVI-VI 線断面図) 、図7は減衰機構の要部断面図である。本実施形態でいう左右とは、車両の前方から見た左右のことを意味する。
図において、1は自動二輪車の車体フレームを示しており、これは車両後方斜め下方に延びるメインフレーム2の前端にヘッドパイプ3を固着するとともに、途中に車両後方に斜め上向きに延びるシートレール4を接続した構造を有している。このシートレール4上には不図示のシートが搭載されている。
上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク5が左右に回動可能に支持されており、このフロントフォーク5の下端には前輪6が配設され、上端には不図示の操向ハンドルが配設されている。また上記メインフレーム2のリヤアームブラケット2aの下部にはピボット軸7を介してリヤアーム8が上下揺動可能に支持されており、該リヤアーム8の後端部には後輪9が配設されている。
上記フロントフォーク5は、左右のフォーク本体10,11の上部を上,下フォークブラケット12,13により結合した構造のものであり、この上,下フォークブラケット12,13間に架設されたステアリング軸14が軸受を介して上記ヘッドパイプ3により軸支されている。
上記左右のフォーク本体10,11は、下側に位置するように配置された有底円筒状のアウタチューブ10a,11a内に上側に位置する円筒状のインナチューブ10b,11bを軸方向に相対移動可能に挿入してなる正立タイプのものである。該左右のインナチューブ10b,11bに上記上,下フォークブラケット12,13が固定されており、上記左右のアウタチューブ10a,11aの下端間に上記前輪6の車軸6aが固定されている。また上記上フォークブラケット12には不図示のハンドルクラウンを介して操向ハンドルが固定されている。
上記左右のアウタチューブ10a,11aの上開口部にはインナチューブ10b,11bとの間をシールするシール部材15,15が嵌装されている。また各アウタチューブ10a,11aの上縁部には飛び石等からインナチューブ10b,11bを保護するプロテクタ16,16が装着されている。
上記リヤアーム8は左右のアーム部8aの前端同士を結合してなる平面視で概ねコ字状のものであり、左右のアーム部8aの後端間に上記後輪9の車軸9aが固定されている。
そして本実施形態の自動二輪車は懸架装置25を備えている。この懸架装置25は、上記前輪6の上下動に応じた油圧を発生する前油圧装置26と、上記後輪9の上下動に応じた油圧を発生する後油圧装置として機能するリヤクッション17とを油圧ホース29,30を介して油圧調整装置28に連通接続した構造を有しており、スタート時,ブレーキング時の車体の姿勢変化を抑制するよう構成されている。
上記リヤクッション17は、上記シートレール4に連結され、かつ作動油が充填されたリヤシリンダ18内に、上記リヤアーム8に連結されたリヤピストンロッド19を軸方向に相対移動可能に挿入し、該リヤピストンロッド19に不図示の減衰機構を備えたリヤピストン20を固着し、該リヤピストンロッド19とリヤシリンダ18との間にコイルスプリング21を架設した構造となっている。
上記前油圧装置26は上記フロントフォーク5の右側フォーク本体11に内蔵されており、上記油圧調整装置28は上記シートレール4下面のリヤクッション17の後側に配設されている。
上記フロントフォーク5の左側フォーク本体10にはダンパ装置33が内蔵されており、このダンパ装置33は以下の構造となっている。上記左側フォーク本体10のアウタチューブ10a内には内筒35が挿入配置されており、該内筒35内にはピストン36が摺動自在に挿入されて該内筒35内を圧側油室Aと伸側油室Bとに画成している。上記ピストン36にはインナチューブ10bの上端開口を閉塞する蓋部材37に固定されたピストンロッド38の下端部が接続されている。
また上記圧側油室Aと外側の副油室A′とはアウタチューブ10aの底部10cに配設された減衰機構を構成するベースバルブ34により連通可能となっている。上記左側フォーク本体10内には作動油が充填され、該フォーク本体10内の上側には大気圧に設定された不活性ガスが封入されている。
上記内筒35の上端開口にはピストンロッド38が挿通された蓋体39が装着されており、該蓋体39には上記ピストンロッド38との間をシールするシール部材39aが嵌装されている。また上記筒体35の蓋体39とピストンロッド38の途中に固着されたばね受け座40との間にはコイルスプリング41が架設されている。
上記ピストン36には作動油の流動抵抗を制御するオリフィス42aと該オリフィス42aを開閉する弁板42bとからなる減衰機構42が配設されている。また上記ピストンロッド38の軸心には減衰力調節バルブ43が挿入されており、該減衰力調整バルブ43は上記蓋部材37に装着された調整部材44に連結されている。
上記ベースバルブ34は、圧側油室A内の作動油の油圧が所定値を超えると該圧側油室Aの油圧を副油室A′側に逃がす機能を有しており、オリフィス34aと該オリフィス34aを開閉する弁板34bとから構成されている。なお、45は減衰力調整バルブである。
上記右側フォーク本体11内には上述の前油圧装置26が収納されており、該前油圧装置26は以下の構造となっている。上記右側フォーク本体11のアウタチューブ11a内には円筒状の筒体51が挿入配置されている。該筒体51の上,下開口はそれぞれ上,下蓋部材52,53により閉塞されており、これにより筒体51内には油密な加圧室Cが形成されている。この加圧室Cには例えば12気圧に設定された作動油が充填されており、上記筒体51の外側には大気圧に設定された作動油,不活性ガスが充填されている。
上記筒体51内にはピストン55が摺動自在に挿入配置されている。このピストン55には上蓋部材52を貫通して挿入されたピストンロッド56が接続されており、該上蓋部材52にはピストンロッド56との間をシールするシール部材57が嵌装されている。このピストンロッド56の上端には連結部材58を介してパイプ59が連結されており、該パイプ59は上記インナチューブ11bの上端開口を閉塞する蓋部材60に固定されている。なお、ピストンロッド56とパイプ59を一体的に形成しても良い。
また上蓋部材52と上記パイプ59の途中に固着されたばね受け座61との間にはコイルスプリング62が架設されている。
上記アウタチューブ11aの下端底部11cには軸直角方向に延びる油圧取出し口11dが形成されている。この油圧取出し口11dには上記下蓋部材53に形成された油圧通路53aを介して加圧室Cが連通接続されている。また上記油圧取出し口11dにはプラグ63を介して上記油圧ホース29が接続されている。
上記油圧調整装置28は、図3に示すように、作動油が充填されたハウジング65内に第1油圧室Dとこれより容量の大きい第2油圧室Eとを形成し、上記第1油圧室Dに第1フリーピストン66を配設するとともに、第2油圧室Eに第2フリーピストン67を配設し、該第1,第2フリーピストン66,67を連結部材68により一体に移動するように連結した構造となっている。上記ハウジンク65内の第2フリーピストン67により画成された第2油圧室Eの反対側のガス室Fには略12気圧に設定された不活性ガスが封入されている。
そして上記ハウジング65の上記第1油圧室Dには上記前油圧装置26に接続された油圧ホース29が接続され、該油圧ホース29はフォーク本体11及び車体フレーム1に沿って配索されている。また第2油圧室Eにはリヤクッション17のシリンダ18の上端部に接続された油圧ホース30が接続されている。
走行中の路面からの衝撃により前輪6が上昇移動すると、左右のフォーク本体10,11のコイルスプリング41,62の収縮及び左側フォーク本体10内のベースバルブ34,減衰機構42の減衰力により衝撃力が吸収され、またフォーク本体10,11が伸びる際のコイルスプリング41,62の反発力が抑えられる。
一方、前輪6の上昇移動とともに右側フォーク本体11内のピストン55が下降し、もって内筒51内に油圧が発生する。この油圧は油圧ホース29を通って第1油圧室D内に流れ、第1,第2フリーピストン66,67が上昇し、これに伴って第2油圧室E内にリヤクッション17の作動油が流入し、もって後輪9側が追従することとなる。
このように本実施形態によれば、前油圧装置26を右側フォーク本体11内に収納配置したので、前油圧装置26の配置スペースを確保する際に他の車載部品との干渉の問題を考慮する必要がなく、また前油圧装置26が外部に露出することはなく、転倒時に損傷したり,外観が悪化したりするのを防止できる。また前油圧装置26を外付けする場合のブラケットを不要にでき、その分だけ部品コストを低減できる。
本実施形態では、上記前油圧装置26により発生した油圧を右側フォーク本体11の下端底部11cに形成された油圧取出し口11dから取り出すようにしたので、操向ハンドル周りでの油圧ホースの配索を不要にでき、ハンドル周りのレイアウトをスッキリさせることができる。
また上記フォーク本体11の底部11cに油圧取出し口11dを形成したので、油圧取り出し構造を簡単にでき、かつ組立てを容易に行なうことができる。即ち、例えばフォーク本体11の上端部から油圧を取り出す構造とした場合には、ピストンロッド56の軸心に油圧通路を形成するための孔加工を必要とし、ピストンロッド56の剛性,強度が確保できなくなる場合があり、この問題を避けるためにロッド径を大きくしなければならないという問題が生じる。
本実施形態では、上記前油圧装置26を右側フォーク本体11に内蔵し、ベースバルブ34を左側フォーク本体10に内蔵したので、左側フォーク本体10のみにベースバルブ34を組み込めば良く、減衰力のセッティングを容易に行なうことができる。
また片側のフォーク本体10のみにベースバルブ34を配置する構造であるので、両方のフォーク本体に配設する場合に比べて部品点数及びコストを低減できる。さらに左右のフォーク本体10,11の両方にコイルスプリング41,62を配設したので、路面からの衝撃力の吸収性能が不足することはない。
上記前油圧装置26を加圧式ダンパとし、該前油圧装置26に減衰機構を持たせないようにしたので、油圧を取り出す際の作動油の抵抗を小さくすることができ、応答性を高めることができ、かつ手間のかかるセッティングを不要にできる。
なお、上記実施形態では、アウタチューブが下側に位置する正立タイプのフロントフォークを例にとって説明したが、本発明はアウタチューブが上側に位置する倒立タイプのフロントフォークにも適用可能である。
本発明の一実施形態による懸架装置を備えた自動二輪車の側面図である。 上記自動二輪車のフロントフォークの正面図である。 上記懸架装置の模式構成図である。 上記フロントフォークの左側フォーク本体の断面図(図2のIV-IV 線断面図) である。 上記左側フォーク本体に内蔵された前油圧装置の要部断面図である。 上記フロントフォークの右側フォーク本体の断面図(図2のVI-VI 線断面図) である。 上記右側フォーク本体に内蔵された減衰機構の要部断面図である。
符号の説明
5 フロントフォーク
6 前輪
9 後輪
10,11 左右のフォーク本体
11d 油圧取出し口
12,13 上,下フォークブラケット
17 リヤクッション(後油圧装置)
25 懸架装置
26 前油圧装置
28 油圧調整装置
34 ベースバルブ(減衰機構)

Claims (5)

  1. 前輪の上下動に応じた油圧を発生する前油圧装置と後輪の上下動に応じた油圧を発生する後油圧装置とを油圧調整装置を介して連結することにより車体の姿勢変化を抑制するようにした二輪車用懸架装置において、上記前輪を支持するフロントフォークを、左右のフォーク本体をフォークブラケットを介して結合してなる構造とし、上記前油圧装置を左右のフォーク本体の何れか一方に内蔵したことを特徴とする二輪車用懸架装置。
  2. 請求項1において、上記前油圧装置は、上記フォーク本体の下端部から油圧を取り出すように構成されていることを特徴とする二輪車用懸架装置。
  3. 請求項1又は2において、上記左右のフォーク本体の何れか他方に減衰機構が内蔵されていることを特徴とする二輪車用懸架装置。
  4. 請求項3において、上記減衰機構は、フォーク本体の下端部内に配置されたベースバルブで構成されていることを特徴とする二輪車用懸架装置。
  5. 請求項3において、上記前油圧装置は前輪の上下動に応じた油圧のみを発生することを特徴とする二輪車用懸架装置。
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