JP2005229261A - 原稿の読取対象面の表裏判断 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿の裏面が複写されるのを抑制することを目的とする
【解決手段】 制御装置は、ユーザによって指定された原稿の読取対象面を読み取ってカラー画像データを生成するための原稿読取部と、カラー画像データに応じた画像を印刷媒体上に印刷するための印刷実行部と、を制御する。制御装置は、原稿読取部から与えられるカラー画像データを取得するための画像データ取得部と、カラー画像データを用いて、読取対象面が複写すべき表面か複写すべきでない裏面かを判断するための判断部と、を備える。判断部は、カラー画像データが所定の条件を満足する場合には、読取対象面が裏面であると判断して、印刷実行部による印刷の実行を禁止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、原稿の裏面の複写を防止するための技術に関する。
近年、スキャナやプリンタなどの複数の機能を有する複合機が利用されている。複合機を用いれば、原稿を複写することができる。具体的には、複合機は、読取台に載置された原稿の内容を読み取って、印刷媒体上に原稿の内容を印刷(複写)することができる。
特開平04−213954号公報 特開2002−44367号公報
しかしながら、従来の技術では、ユーザが読取台に原稿を載置する際に、原稿の表裏の設定を誤ると、複写すべきでない原稿の裏面が読み取られ、該裏面が複写されてしまうという問題があった。
なお、この問題は、原稿が読取台に固定された状態で原稿が読み取られる場合だけでなく、原稿を移動させながら原稿が読み取られる場合にも同様に生じ得る。
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、原稿の裏面が複写されるのを抑制することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の装置は、ユーザによって指定された原稿の読取対象面を読み取って前記読取対象面の内容を表すカラー画像データを生成するための原稿読取部と、前記カラー画像データに応じた画像を印刷媒体上に印刷するための印刷実行部と、を制御するための制御装置であって、
前記原稿読取部から与えられる前記カラー画像データを取得するための画像データ取得部と、
前記カラー画像データを用いて、前記読取対象面が複写すべき表面か複写すべきでない裏面かを判断するための判断部と、
を備え、
前記判断部は、
前記カラー画像データが所定の条件を満足する場合には、前記読取対象面が前記裏面であると判断して、前記印刷実行部による印刷の実行を禁止することを特徴とする。
第1の装置では、カラー画像データを用いて読取対象面が表面であるか裏面であるかが判断され、裏面と判断される場合には印刷実行部による印刷の実行が禁止されるため、原稿の裏面が複写されるのを抑制することができる。
上記の装置において、
前記判断部は、
前記カラー画像データを構成する複数の画素のRGB値を輝度値に変換するための輝度変換部を備え、
前記判断部は、前記複数の画素の輝度値を用いて、前記判断を実行することが好ましい。
このように、複数の画素の輝度値を用いれば、表裏判断を容易に行うことができる。
上記の装置において、
前記所定の条件は、最高輝度値を含む第1の輝度範囲内の輝度値を有する画素数が所定数以上であることを含むことが好ましい。
第1の輝度範囲内の輝度値を有する画素数が小さい場合には、読取対象面が表面である可能性が高い。したがって、上記のようにすれば、表裏判断を行うことができる。
上記の装置において、
前記判断部は、
輝度値に応じた画素数を示す輝度分布において、前記最高輝度値付近の第2の輝度範囲内の第1の輝度値でピークが現れる場合には、前記ピークが前記第1の輝度値よりも大きな第2の輝度値で現れるように前記輝度分布を調整し、
前記判断部は、前記調整済みの輝度分布を利用して、前記第1の輝度範囲内の輝度値を有する前記画素数を求めることが好ましい。
原稿用紙として、薄い色を帯びた用紙が利用される場合がある。上記のようにすれば、薄い色を帯びた用紙が利用される場合にも、表裏判断を行うことができる。
上記の装置において、
前記所定の条件は、輝度値に応じた画素数を示す輝度分布において、最低輝度値を含む第3の輝度範囲内に特定のプロファイルを有する凸部が存在しないことを含むことが好ましい。
第3の輝度範囲内に凸部が存在する場合には、読取対象面が表面である可能性が高い。したがって、上記のようにすれば、表裏判断を行うことができる。
上記の装置において、
前記判断部は、
前記カラー画像データを構成する複数の画素のRGB値を彩度値に変換するための彩度変換部を備え、
前記判断部は、前記複数の画素の彩度値を用いて、前記判断を実行することが好ましい。
このように、複数の画素の彩度値を用いれば、表裏判断を容易に行うことができる。
上記の装置において、
前記所定の条件は、前記複数の画素のうちの所定数以上の画素の彩度値が所定値以下であることを含むことが好ましい。
彩度値が高い場合には、読取対象面が表面である可能性が高い。したがって、上記のようにすれば、表裏判断を行うことができる。
上記の装置において、
前記カラー画像データによって表される画像内のエッジを抽出するためのエッジ抽出部を備え、
前記所定の条件は、前記エッジが存在しないことを含むことが好ましい。
エッジが存在する場合には、読取対象面が表面であると考えられる。したがって、上記のようにすれば、正確に表裏判断を行うことができる。
上記の装置において、さらに、
前記カラー画像データを用いて前記印刷実行部に供給すべき印刷データを生成するための印刷データ生成部を備え、
前記判断部は、前記読取対象面が前記裏面であると判断する場合には、前記印刷データ生成部による前記印刷データの生成を禁止することが好ましい。
こうすれば、印刷データを生成せずに済む。
上記の装置において、さらに、
前記読取対象面が前記裏面であると判断されたことをユーザへ通知するための通知部を備えることが好ましい。
こうすれば、ユーザは、読取対象面が裏面であることを知ることができる。
本発明の第2の装置は、
複写装置であって、
前記原稿読取部と、
前記印刷実行部と、
上記のいずれかに記載の制御装置と、
を備えることを特徴とする。
第2の装置を用いる場合にも、第1の装置を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、原稿の裏面が複写されるのを抑制することができる。
本発明の方法は、ユーザによって指定された原稿の読取対象面を読み取って前記読取対象面の内容を表すカラー画像データを生成するための原稿読取部と、前記カラー画像データに応じた画像を印刷媒体上に印刷するための印刷実行部と、を制御するための方法であって、
(a)原稿読取部から与えられる前記カラー画像データを取得する工程と、
(b)カラー画像データを用いて、前記読取対象面が複写すべき表面か複写すべきでない裏面かを判断する工程と、
を備え、
前記工程(b)は、
前記カラー画像データが所定の条件を満足する場合には、前記読取対象面が前記裏面であると判断して、前記印刷実行部による印刷の実行を禁止する工程を含むことを特徴とする。
この方法を用いる場合にも、第1の装置を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、原稿の裏面が複写されるのを抑制することができる。
本発明のプログラムは、コンピュータに、ユーザによって指定された原稿の読取対象面を読み取って前記読取対象面の内容を表すカラー画像データを生成するための原稿読取部と、前記カラー画像データに応じた画像を印刷媒体上に印刷するための印刷実行部と、を制御させるためのコンピュータプログラムであって、
原稿読取部から与えられる前記カラー画像データを取得する機能と、
カラー画像データを用いて、前記読取対象面が複写すべき表面か複写すべきでない裏面かを判断する機能と、
をコンピュータに実現させ、
前記判断機能は、
前記カラー画像データが所定の条件を満足する場合には、前記読取対象面が前記裏面であると判断して、前記印刷実行部による印刷の実行を禁止する機能を含むことを特徴とする。
このプログラムを用いる場合にも、第1の装置を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、原稿の裏面が複写されるのを抑制することができる。
なお、この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、複写装置および方法、複写制御装置および方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
A.第1実施例:
A−1.複合機の構成:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、第1実施例における複合機を示す説明図100である。複合機100は、CPU110と、ROMやRAMなどの内部記憶装置120と、表示パネル160と、操作パネル170と、インタフェース部(I/F部)190と、原稿読取部191と、印刷実行部192と、を備えている。なお、複合機100は、I/F部190を介して、コンピュータと接続可能である。
原稿読取部191は、カラーイメージセンサ(例えばCCD方式やCIS方式)を備えるスキャナであり、原稿を読み取ってカラー画像データを生成する。印刷実行部192は、プリンタであり、印刷データに従って画像を印刷媒体(例えば印刷用紙)上に印刷する。なお、原稿読取部191の機能と印刷実行部192の機能とを組み合わせることによって、原稿を複写することができる。
内部記憶装置120には、画像データ取得部122と判断部130と印刷データ生成部140と通知部142として機能するコンピュータプログラムが格納されている。各部122,130,140,142の機能は、CPU210によって実現される。なお、該コンピュータプログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。
画像データ取得部122は、原稿読取部191からRGBのカラー画像データを取得する。判断部130は、輝度変換部132と彩度変換部134とを備えており、カラー画像データを解析する。また、判断部130は、解析結果に基づいて、原稿読取部191によって読み取られた原稿の読取対象面が複写(印刷)すべき表面か、複写(印刷)すべきでない裏面か、を判断する。印刷データ生成部140は、読取対象面が表面であると判断される場合に、RGBのカラー画像データを用いてCMYKの印刷データを生成する。なお、印刷実行部190がより多くの複数色(例えば6色または7色)のインクを用いて印刷を実行する場合には、印刷データには、該複数色のインクに対応するデータが含まれる。通知部142は、読取対象面が裏面であると判断される場合に、該判断結果をユーザへ通知する。
A−2.複写処理:
図2は、複写処理の手順を示すフローチャートである。なお、この処理は、ユーザが複合機100の操作パネル170において「複写」ボタンを選択することによって開始される。
ステップS110では、画像データ取得部122は、原稿読取部191から与えられるRGBのカラー画像データを取得する。具体的には、画像データ取得部122は、ユーザからの複写指示に従って、原稿読取部191に、ユーザによって指定された原稿の読取対象面を読み取らせる。そして、画像データ取得部122は、原稿読取部191によって生成されたカラー画像データを取得する。なお、ユーザは、通常、原稿の複写すべき表面を所定の向きに設定することによって、原稿の読取対象面を指定する。
ステップS120では、判断部130は、カラー画像データを用いて、原稿読取部191によって読み取られた読取対象面が複写すべき表面か複写すべきでない裏面かを判断する。すなわち、判断部130は、カラー画像データが所定の条件を満足する場合には、読取対象面が裏面であると判断し、カラー画像データが所定の条件を満足しない場合には、読取対象面が表面であると判断する。なお、ステップS120の処理内容については、さらに後述する。
ステップS120において、読取対象面が裏面であると判断されると、ステップS140に進み、読取対象面が表面であると判断されると、ステップS150に進む。
ステップS140では、判断部130は、印刷実行部192による印刷の実行を禁止する。本実施例では、判断部130は、印刷データ生成部140による印刷データの生成を禁止することによって、印刷実行部192による印刷の実行を禁止する。なお、判断部130は、印刷データ生成部140による印刷データの生成を禁止せずに、印刷実行部192への印刷データの供給を禁止することによって、印刷実行部192による印刷の実行を禁止するようにしてもよい。ただし、上記のように、印刷データの生成を禁止すれば、印刷データを生成せずに済むという利点がある。
ステップS142では、判断部130は、通知部142にユーザへの通知を実行させる。通知部142は、表示パネル160に、読取対象面が複写すべきでない裏面であることを示す警告メッセージを表示させる。なお、通知部142による通知は、図示しないランプやスピーカを用いて実行されてもよい。このように、ユーザへの通知を実行すれば、ユーザは、読取対象面が裏面であることを知ることができるため、原稿の読取対象面の指定を変更することができる。
一方、ステップS150では、判断部130は、印刷実行部192による印刷の実行を許容する。このとき、判断部130は、印刷データ生成部140に印刷データを生成させて該印刷データを印刷実行部192に供給させる。
ステップS152では、印刷実行部192は、印刷データに従って、印刷媒体上に画像を印刷する。これにより、読取対象面の内容が印刷媒体上に再現される。
A−3.読取対象面の表裏判断:
図3は、ステップS120(図2)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。
ステップS202では、輝度変換部132は、カラー画像データを構成する複数の画素のRGB値を輝度値Yに変換して、輝度画像データを生成する。また、輝度変換部132は、輝度画像データを用いて、輝度値に応じた画素数の分布を示す輝度分布(ヒストグラム)を作成する。なお、輝度値Yは、例えば、次の式(1)を用いて求められる。
Y=0.30・R+0.59・G+0.11・B …(1)
なお、本実施例では、輝度値Yは、式(1)に従った演算によって求められているが、これに代えて、RGB値に対応する輝度値Yを有するテーブルを用いて求められてもよい。
ステップS204では、判断部130は、高輝度側の画素数が、より具体的には、高輝度側の所定の輝度範囲内の画素数が、所定数以上であるか否かを判断する。ここで、高輝度側の所定の輝度範囲は、最高輝度値を含む範囲である。輝度値が256階調で表現されると仮定すると、高輝度側の所定の輝度範囲は、例えば、200〜255に設定されることが好ましい。また、上記の所定数は、例えば、輝度画像データを構成する全画素数の90%に設定されることが好ましい。
なお、後述するように、ステップS204では、判断部130は、所定の場合に、ステップS202で作成された輝度分布を調整し、調整後の輝度分布を利用して、高輝度側の画素数を求める。なお、この処理については、さらに後述する。
高輝度側の画素数が所定値未満である場合には、ステップS250に進み、判断部130は、読取対象面が表面であると判断する。逆に、高輝度側の画素数が所定値以上である場合には、ステップS206に進む。
ステップS206では、判断部130は、低輝度側にピークが存在するか否かを判断する。具体的には、判断部130は、輝度分布において、低輝度側の所定の輝度範囲内に特定のプロファイルを有する凸部(山部)が存在するか否かを判断する。低輝度側の所定の輝度範囲は、最低輝度値を含む範囲である。輝度値が256階調で表現されると仮定すると、低輝度側の所定の輝度範囲は、例えば、0〜50に設定されることが好ましい。また、上記の特定のプロファイルを有する凸部は、例えば、標準偏差σが5以上の凸部に設定されることが好ましい。
低輝度側にピークが存在する場合には、ステップS250に進み、判断部130は、読取対象面が表面であると判断する。逆に、低輝度側にピークが存在しない場合には、ステップS212に進む。
ステップS212では、彩度変換部134は、カラー画像データを構成する複数の画素のRGB値を彩度値Sに変換して、彩度画像データを生成する。なお、彩度値Sは、例えば、次の式(2)を用いて求められる。
S=(max(R,G,B)−min(R,G,B))/max(R,G,B)×100 …(2)
ここで、max(R,G,B) は、各画素のRGB値のうちの最大値を示しており、min(R,G,B) は、各画素のRGB値のうちの最小値を示している。
なお、本実施例では、彩度値Sは、式(2)に従った演算によって求められているが、これに代えて、RGB値に対応する彩度値Sを有するテーブルを用いて求められてもよい。
ステップS214では、判断部130は、彩度画像データを構成する全画素の彩度値が所定値以下であるか否かを判断する。この所定値は、例えば、50%に設定されることが好ましい。
彩度画像データを構成する全画素が所定値以下でない場合、換言すれば、少なくとも1つの画素の彩度値が所定値を超える場合には、ステップS250に進み、判断部130は、読取対象面が表面であると判断する。逆に、彩度画像データを構成する全画素の彩度値が所定値以下である場合には、ステップS240に進み、判断部130は、読取対象面が裏面であると判断する。
なお、本実施例では、ステップS214において、彩度画像データを構成する全画素の彩度値が所定値以下である場合に、肯定判断がなされているが、これに代えて、彩度画像データを構成するほぼすべての画素の彩度値が、換言すれば、彩度画像データを構成する全画素のうちの所定数以上の画素の彩度値が、所定値以下である場合に、肯定判断がなされるようにしてもよい。なお、上記の所定数は、例えば、全画素数の約99.99%に設定されることが好ましい。
A−4.表裏判断の例:
以下では、種々の輝度分布を有する読取対象面の表裏判断を説明する。
図4は、読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が白色であり、読取対象面に画像が含まれていない場合の輝度分布を示す説明図である。ここで、読取対象面に含まれる画像は、文字や絵柄などの有意な画像を意味する。
図4では、最高輝度値近傍に凸部が存在し、高輝度側の画素数の割合はほぼ100%である。このため、ステップS204では、高輝度側の画素数が所定数(例えば全画素の90%)以上であると判断される。また、図4では、低輝度側に特定のプロファイルを有する凸部は存在しない。このため、ステップS206では、低輝度側にピークが無いと判断される。さらに、読取対象面の背景は白色であり、全画素の彩度値はほぼ0%である。このため、ステップS214では、全画素の彩度値が所定値(例えば50%)以下であると判断される。この結果、ステップS240において、読取対象面は裏面であると判断される。
図5は、読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が白色であり、読取対象面に黒色画像が含まれる場合の輝度分布を示す説明図である。図5(A)は、黒色画像の占有面積が比較的小さい場合の輝度分布を示しており、図5(B)は、黒色画像の占有面積が比較的大きい場合の輝度分布を示している。
図5(A)では、最高輝度値近傍に第1の凸部が存在し、高輝度側の画素数の割合は約95%である。このため、ステップS204では、高輝度側の画素数が所定数(例えば全画素の90%)以上であると判断される。また、図5(A)では、最低輝度値近傍に第2の凸部が存在し、該凸部の標準偏差は所定値(例えば5)以上である。このため、ステップS206では、低輝度側にピークが有ると判断される。この結果、ステップS250において、読取対象面は表面であると判断される。
図5(B)では、最高輝度値近傍に第1の凸部が存在するが、高輝度側の画素数の割合は約80%である。このため、ステップS204では、高輝度側の画素数が所定数(例えば全画素の90%)未満であると判断される。この結果、ステップS250において、読取対象面は表面であると判断される。
図6は、読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が白色であり、読取対象面に赤色や青色などのカラー画像が含まれる場合の輝度分布を示す説明図である。図6(A)は、カラー画像の占有面積が比較的小さい場合の輝度分布を示しており、図6(B)は、カラー画像の占有面積が比較的大きい場合の輝度分布を示している。
図6(A)では、最高輝度値近傍に第1の凸部が存在し、高輝度側の画素数の割合は約95%である。このため、ステップS204では、高輝度側の画素数が所定数(例えば全画素の90%)以上であると判断される。また、図6(A)では、輝度値約80付近に第2の凸部が存在するが、該凸部は、低輝度側の所定の輝度範囲(例えば0〜50)外である。このため、ステップS206では、低輝度側にピークが無いと判断される。さらに、カラー画像を構成する画素の彩度値はほぼ100%である。このため、ステップS214では、彩度画像データを構成する全画素の彩度値が所定値(例えば50%)以下でないと判断される。この結果、ステップS250において、読取対象面が表面であると判断される。
図6(B)では、最高輝度値近傍に第1の凸部が存在するが、高輝度側の画素数の割合は約80%である。このため、ステップS204では、高輝度側の画素数が所定数(例えば全画素の90%)未満であると判断される。この結果、ステップS250において、読取対象面は表面であると判断される。
図4〜図6では、原稿用紙の色が白である場合について説明したが、原稿用紙の色は、黄色などの比較的薄い色である場合もある。
図7は、読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が薄い黄色であり、読取対象面に画像が含まれていない場合の輝度分布を示す説明図である。図7では、輝度値約210付近に凸部が存在する。何らの対策も施さない場合には、ステップS204において、読取対象面に画像が含まれていないにも関わらず、高輝度側の画素数が所定数未満であるため、読取対象面が表面であると判断されてしまう。そこで、本実施例では、輝度分布を調整している。
図8は、調整後の輝度分布を示す説明図である。図8に示すように、本実施例では、高輝度側のピークが最高輝度値となるように、輝度分布がシフトされている。より具体的には、図7の輝度値0〜210の範囲は、図8の輝度値45〜255にシフトしている。なお、図7における輝度値210以上の画素数は、図8において、輝度値255の画素数に反映されている。このように輝度分布を調整すれば、原稿用紙が薄い色を帯びている場合にも、ステップS204の判断を正確に行うことができる。
なお、本実施例では、輝度分布の調整は、輝度分布をシフトさせることによって行われているが、これに代えて、輝度分布を拡大させることによって行われてもよい。この場合には、最低輝度値は、調整後にも、最低輝度値のまま維持される。より具体的には、図7の輝度値0〜210の範囲は、輝度値0〜255に拡大される。このように輝度分布を調整しても、ステップS204の判断を正確に行うことができる。
また、本実施例では、輝度値分布の調整は、ピークが最高輝度値で現れるように行われているが、これに代えて、ピークが調整前の輝度値よりも高輝度側の輝度値(例えば252)で現れるように行われてもよい。
一般には、輝度分布の調整は、最高輝度値付近の所定の輝度範囲内の第1の輝度値でピークが現れる場合に、該ピークが該第1の輝度値よりも大きな第2の輝度値で現れるように実行されればよい。なお、上記の所定の輝度範囲は、例えば、180〜250に設定されることが好ましい。
図8に示す調整後の輝度分布では、最高輝度値近傍に凸部が存在し、高輝度側の画素数の割合はほぼ100%である。このため、ステップS204では、高輝度側の画素数が所定数(例えば全画素の90%)以上であると判断される。また、図7に示す調整前の輝度分布では、低輝度側に特定のプロファイルを有する凸部は存在しない。このため、ステップS206では、低輝度側にピークが無いと判断される。さらに、読取対象面の背景は薄い黄色であり、全画素の彩度値は50%よりも低い。このため、ステップS214では、全画素の彩度値が所定値(例えば50%)以下であると判断される。この結果、ステップS240において、読取対象面は裏面であると判断される。
図9は、読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が薄い黄色であり、読取対象面に黒色画像が含まれる場合の輝度分布を示す説明図である。図9(A)は、黒色画像の占有面積が比較的小さい場合の輝度分布を示しており、図9(B)は、黒色画像の占有面積が比較的大きい場合の輝度分布を示している。
図9(A)では、輝度値約210付近に第1の凸部のピークが存在する。調整後の輝度分布では、高輝度側の画素数の割合は約95%である。このため、ステップS204では、高輝度側の画素数が所定数(例えば全画素の90%)以上であると判断される。また、図9(A)では、最低輝度値近傍に第2の凸部が存在し、該凸部の標準偏差は所定値(例えば5)以上である。このため、ステップS206では、低輝度側にピークが有ると判断される。この結果、ステップS250において、読取対象面が表面であると判断される。
図9(B)では、輝度値約210付近に第1の凸部のピークが存在する。調整後の輝度分布では、高輝度側の画素数の割合は約80%である。このため、ステップS204では、高輝度側の画素数が所定数(例えば全画素の90%)未満であると判断される。この結果、ステップS250において、読取対象面が表面であると判断される。
図10は、読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が薄い黄色であり、読取対象面に赤色や青色などのカラー画像が含まれる場合の輝度分布を示す説明図である。図10(A)は、カラー画像の占有面積が比較的小さい場合の輝度分布を示しており、図10(B)は、カラー画像の占有面積が比較的大きい場合の輝度分布を示している。
図10(A)では、輝度値約210付近に第1の凸部のピークが存在する。調整後の輝度分布では、高輝度側の画素数の割合は約95%である。このため、ステップS204では、高輝度側の画素数が所定数(例えば全画素の90%)以上であると判断される。また、図10(A)では、輝度値約80付近に第2の凸部が存在するが、該凸部は、低輝度側の所定の輝度範囲(例えば0〜50)外である。このため、ステップS206では、低輝度側にピークが無いと判断される。さらに、カラー画像を構成する画素の彩度値はほぼ100%である。このため、ステップS214では、彩度画像データを構成する全画素の彩度値が所定値(例えば50%)以下でないと判断される。この結果、ステップS250において、読取対象面が表面であると判断される。
図10(B)では、輝度値約210付近に第1の凸部のピークが存在する。調整後の輝度分布では、高輝度側の画素数の割合は約80%である。このため、ステップS204では、高輝度側の画素数が所定数(例えば全画素の90%)未満であると判断される。この結果、ステップS250において、読取対象面が表面であると判断される。
このように、本実施例では、種々の輝度分布を有する読取対象面の表裏判断を行うことができる。すなわち、読取対象面に比較的大きな占有面積を有する黒色画像またはカラー画像が含まれる場合(図5(B),図6(B),図9(B),図10(B))には、ステップS204で否定判断がなされ、ステップS250において読取対象面が表面であると判断される。また、読取対象面に比較的小さな占有面積を有する黒色画像が含まれる場合(図5(A),図9(A))には、ステップS206で否定判断がなされ、ステップS250において読取対象面が表面であると判断される。読取対象面に比較的小さな占有面積を有するカラー画像が含まれる場合(図6(A),図10(A))には、ステップS214で否定判断がなされ、ステップS250において読取対象面が表面であると判断される。そして、読取対象面に画像が含まれない場合(図4,図7)には、ステップS204,S206,S214で肯定判断がなされ、ステップS240において読取対象面が裏面であると判断される。
なお、本実施例では、図3に示すように、ステップS204とステップS206とステップS214とは、この順序で実行されているが、他の順序で実行されてもよい。例えば、ステップS206とステップS214とは、逆の順序で実行されてもよい。
以上説明したように、本実施例では、カラー画像データを用いて読取対象面が表面であるか裏面であるかが判断され、裏面と判断される場合には、印刷実行部による印刷の実行が禁止される。このため、複写すべきでない原稿の裏面が複写されるのを抑制することが可能となる。
B.第2実施例:
第1実施例では、読取対象面にかなり小さな占有面積を有する画像が含まれる場合には、表面であるにも関わらず、裏面であると判断されてしまう場合がある。例えば、原稿用紙が白色で、黒色画像が僅かに含まれる場合には、図3のステップS204,S206,S214で肯定判断がなされ、この結果、裏面であると判断されてしまう。そこで、本実施例では、このような場合にも、正確な判断ができるように工夫している。
図11は、第2実施例における複合機100Bを示す説明図である。図11は、図1とほぼ同じであるが、判断部130Bが変更されている。具体的には、判断部130Bは、彩度変換部134に代えて、エッジ抽出部136を備えている。
図12は、第2実施例におけるステップS120(図2)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。図12は、図3とほぼ同じであるが、ステップS212,S214に代えて、ステップS222,S224が実行される。
ステップS222では、エッジ抽出部136は、カラー画像データによって表される画像内のエッジを抽出する。具体的には、エッジ抽出部136は、輝度画像データを生成して、輝度画像データに対して、ラプラシアンフィルタなどの微分フィルタを施す。次に、エッジ抽出部136は、フィルタ処理済み画像データを所定の閾値で2値化して、2値画像データを生成する。2値画像内の値「1」を有する画素は、エッジを構成する画素であり、値「0」を有する画像は、エッジを構成しない画素である。
ステップS224では、判断部130Bは、エッジの有無を判断する。具体的には、判断部130Bは、2値画像データを構成する少なくとも1つの画素が値「1」を示す場合には、エッジが存在すると判断する。一方、2値画像データを構成する全画素が値「0」を示す場合には、エッジが存在しないと判断する。
エッジが存在する場合には、ステップS240に進み、判断部130Bは、読取対象面が表面であると判断する。一方、エッジが存在しない場合には、ステップS250に進み、判断部130Bは、読取対象面が裏面であると判断する。
なお、本実施例では、ステップS224において、2値画像データを構成する全画素が値「0」を示す場合に、肯定判断がなされているが、これに代えて、2値画像データを構成するほぼすべての画素が、換言すれば、2値画像データを構成する全画素のうちの所定数以上の画素が、値「0」を示す場合に、肯定判断がなされるようにしてもよい。なお、上記の所定数は、例えば、全画素数の約99.99%に設定されることが好ましい。
本実施例では、読取対象面に比較的大きな占有面積を有する黒色画像またはカラー画像が含まれる場合(図5(B),図6(B),図9(B),図10(B))には、第1実施例と同様に、読取対象面が表面であると判断される。また、読取対象面に比較的小さな占有面積を有する黒色画像が含まれる場合(図5(A),図9(A))にも、第1実施例と同様に、読取対象面が表面であると判断される。
読取対象面に比較的小さな占有面積を有するカラー画像が含まれる場合(図6(A),図10(A))には、ステップS204,S206で肯定判断がなされるが、ステップS224で否定判断(すなわち、エッジが存在する)がなされ、ステップS250において読取対象面が表面であると判断される。さらに、本実施例では、読取対象面にかなり小さな占有面積を有する黒色画像またはカラー画像が含まれる場合には、ステップS204,S206で肯定判断がなされるが、ステップS224では、否定判断(すなわち、エッジが存在する)がなされ、ステップS250において、読取対象面が表面であると判断される。なお、読取対象面に画像が含まれない場合(図4,図7)には、ステップS204,S206,S224で肯定判断がなされ、ステップS240において読取対象面が裏面であると判断される。
なお、本実施例では、図12に示すように、ステップS204とステップS206とは、この順序で実行されているが、他の順序で実行されてもよい。例えば、ステップS204とステップS206とは、逆の順序で実行されてもよい。また、本実施例では、図12に示すように、図3のステップS212,S214に代えて、ステップS222,S224が実行されているが、図3のステップS212,S214の後に、ステップS222,S224が実行されるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例では、読取対象面にかなり小さな占有面積を有する画像が含まれている場合にも、エッジの有無が判断されるため、読取対象面の表裏判断を正確に行うことができる。
C.第3実施例:
図13は、第3実施例における複合機100Cを示す説明図である。図13は、図11とほぼ同じであるが、判断部130Cが変更されている。具体的には、判断部130Cは、エッジ抽出部136のみを備えている。
図14は、第3実施例におけるステップS120(図2)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。図14は、図12とほぼ同じであるが、ステップS202,S204,S206が省略されている。
本実施例では、読取対象面に画像が含まれる場合(図5,図6,図9,図10)には、ステップS224で否定判断(すなわち、エッジが存在する)がなされ、ステップS250において読取対象面が表面であると判断される。そして、読取対象面に画像が含まれない場合(図4,図7)には、ステップS224で肯定判断(すなわち、エッジが存在しない)がなされ、ステップS240において読取対象面が裏面であると判断される。
本実施例を採用しても、読取対象面の表裏判断を正確に行うことができる。ただし、エッジを抽出するためには、前述のように、フィルタ処理を実行する必要があるため、演算に比較的長い時間が必要となってしまう。第2実施例では、特定の場合のみにエッジの抽出処理が実行されるため、換言すれば、複写する度に常にエッジの抽出処理を実行せずに済むため、表裏判断を比較的迅速に行うことができるという利点がある。また、第1実施例では、エッジの抽出処理は実行されないため、表裏判断をかなり迅速に行うことができるという利点がある。
D.第4実施例:
図15は、第4実施例における複写システムを示す説明図である。複写システムは、パーソナルコンピュータ200とスキャナ300とプリンタ400とを備えている。なお、スキャナ300は、図1の原稿読取部191と同様の機能を有しており、プリンタ400は、印刷実行部192と同様の機能を有している。
パーソナルコンピュータ200は、CPU210と、ROMやRAMなどの内部記憶装置220と、外部記憶装置250と、表示部260と、マウスやキーボードなどの操作部270と、インタフェース部(I/F部)290と、を備えている。I/F部290は、外部に設けられた種々の機器との間でデータ通信を行う。例えば、I/F部290は、ケーブルを介してスキャナ300と接続され、スキャナ300に原稿読取命令を送信したり、スキャナ300から原稿の読取対象面の内容を表すカラー画像データやステータス情報を受信したりする。また、I/F部290は、ケーブルを介してプリンタ400と接続され、プリンタ400に印刷データを送信したり、プリンタ400からステータス情報を受信したりする。
内部記憶装置220には、第1実施例と同様に、画像データ取得部222と判断部230と印刷データ生成部240と通知部242として機能するコンピュータプログラムが格納されている。また、判断部230は、第1実施例と同様に、輝度変換部232と彩度変換部234とを備えている。
本実施例の構成を採用しても、第1実施例と同様に、読取対象面が裏面であると判断される場合には、プリンタ400による印刷の実行が禁止される。このため、複写すべきでない原稿の裏面が複写されるのを抑制することができる。また、読取対象面が裏面であると判断される場合には、通知部242は、警告メッセージを表示部260に表示させることができる。なお、通知部242による通知は、コンピュータ200に設けられた図示しないスピーカを用いて実行されてもよい。また、通知部242による通知は、スキャナ300やプリンタ400に設けられた表示パネルやランプを用いて実行されてもよい。
なお、本実施例では、第1実施例に対応する判断部230が採用されているが、これに代えて、第2,第3実施例に対応する判断部が利用されてもよい。さらに、本実施例では、コンピュータ200に、スキャナ300とプリンタ400とが接続されているが、これに代えて、画像データ取得部と印刷実行部との機能を有する複合機が接続されてもよい。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)第1実施例では、図3に示す複数の条件(ステップS204,S206,S214)が満足される場合に、読取対象面が裏面であると判断されている。また、第2実施例では、図12に示す複数の条件(ステップS204,S206,S224)が満足される場合に、読取対象面が裏面であると判断されている。しかしながら、上記の複数の条件のいずれかに代えて、あるいは、上記の複数の条件に加えて、他の条件が満足される場合に、読取対象面が裏面であると判断されてもよい。例えば、最低輝度値を含む所定の輝度範囲内の輝度値を有する画素数が所定数(例えば全画素の0.01%)以下である場合に、読取対象面が裏面であると判断されてもよい。
一般には、カラー画像データが少なくとも1つの所定の条件を満足する場合に、読取対象面が裏面であると判断されればよい。なお、輝度値や彩度値を用いれば、表裏判断を容易に行うことができ、エッジの有無を利用すれば、表裏判断を正確に行うことができる。
第1実施例における複合機を示す説明図100である。 複写処理の手順を示すフローチャートである。 ステップS120(図2)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。 読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が白色であり、読取対象面に画像が含まれていない場合の輝度分布を示す説明図である。 読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が白色であり、読取対象面に黒色画像が含まれる場合の輝度分布を示す説明図である。 読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が白色であり、読取対象面に赤色や青色などのカラー画像が含まれる場合の輝度分布を示す説明図である。 読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が薄い黄色であり、読取対象面に画像が含まれていない場合の輝度分布を示す説明図である。 調整後の輝度分布を示す説明図である。 読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が薄い黄色であり、読取対象面に黒色画像が含まれる場合の輝度分布を示す説明図である。 読取対象面の背景(すなわち原稿用紙)が薄い黄色であり、読取対象面に赤色や青色などのカラー画像が含まれる場合の輝度分布を示す説明図である。 第2実施例における複合機100Bを示す説明図である。 第2実施例におけるステップS120(図2)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。 第3実施例における複合機100Cを示す説明図である。 第3実施例におけるステップS120(図2)の具体的な処理内容を示すフローチャートである。 第4実施例における複写システムを示す説明図である。
符号の説明
100,B,C…複合機
110…CPU
120…内部記憶装置
122…画像データ取得部
130,B,C…判断部
132…輝度変換部
134…彩度変換部
136…エッジ抽出部
140…印刷データ生成部
142…通知部
160…表示パネル
170…操作パネル
190…インタフェース部
191…原稿読取部
192…印刷実行部
200…パーソナルコンピュータ
210…CPU
220…内部記憶装置
222…画像データ取得部
230…判断部
232…輝度変換部
234…彩度変換部
240…印刷データ生成部
242…通知部
250…外部記憶装置
260…表示部
270…操作部
290…I/F部
300…スキャナ
400…プリンタ

Claims (14)

  1. ユーザによって指定された原稿の読取対象面を読み取って前記読取対象面の内容を表すカラー画像データを生成するための原稿読取部と、前記カラー画像データに応じた画像を印刷媒体上に印刷するための印刷実行部と、を制御するための制御装置であって、
    前記原稿読取部から与えられる前記カラー画像データを取得するための画像データ取得部と、
    前記カラー画像データを用いて、前記読取対象面が複写すべき表面か複写すべきでない裏面かを判断するための判断部と、
    を備え、
    前記判断部は、
    前記カラー画像データが所定の条件を満足する場合には、前記読取対象面が前記裏面であると判断して、前記印刷実行部による印刷の実行を禁止することを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置であって、
    前記判断部は、
    前記カラー画像データを構成する複数の画素のRGB値を輝度値に変換するための輝度変換部を備え、
    前記判断部は、前記複数の画素の輝度値を用いて、前記判断を実行する、制御装置。
  3. 請求項2記載の制御装置であって、
    前記所定の条件は、最高輝度値を含む第1の輝度範囲内の輝度値を有する画素数が所定数以上であることを含む、制御装置。
  4. 請求項3記載の制御装置であって、
    前記判断部は、
    輝度値に応じた画素数を示す輝度分布において、前記最高輝度値付近の第2の輝度範囲内の第1の輝度値でピークが現れる場合には、前記ピークが前記第1の輝度値よりも大きな第2の輝度値で現れるように前記輝度分布を調整し、
    前記判断部は、前記調整済みの輝度分布を利用して、前記第1の輝度範囲内の輝度値を有する前記画素数を求める、制御装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記所定の条件は、輝度値に応じた画素数を示す輝度分布において、最低輝度値を含む第3の輝度範囲内に特定のプロファイルを有する凸部が存在しないことを含む、制御装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記判断部は、
    前記カラー画像データを構成する複数の画素のRGB値を彩度値に変換するための彩度変換部を備え、
    前記判断部は、前記複数の画素の彩度値を用いて、前記判断を実行する、制御装置。
  7. 請求項6記載の制御装置であって、
    前記所定の条件は、前記複数の画素のうちの所定数以上の画素の彩度値が所定値以下であることを含む、制御装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の制御装置であって、
    前記判断部は、
    前記カラー画像データによって表される画像内のエッジを抽出するためのエッジ抽出部を備え、
    前記所定の条件は、前記エッジが存在しないことを含む、制御装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
    前記カラー画像データを用いて前記印刷実行部に供給すべき印刷データを生成するための印刷データ生成部を備え、
    前記判断部は、前記読取対象面が前記裏面であると判断する場合には、前記印刷データ生成部による前記印刷データの生成を禁止する、制御装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の制御装置であって、さらに、
    前記読取対象面が前記裏面であると判断されたことをユーザへ通知するための通知部を備える、制御装置。
  11. 複写装置であって、
    前記原稿読取部と、
    前記印刷実行部と、
    請求項1ないし10のいずれかに記載の制御装置と、
    を備えることを特徴とする複写装置。
  12. ユーザによって指定された原稿の読取対象面を読み取って前記読取対象面の内容を表すカラー画像データを生成するための原稿読取部と、前記カラー画像データに応じた画像を印刷媒体上に印刷するための印刷実行部と、を制御するための方法であって、
    (a)原稿読取部から与えられる前記カラー画像データを取得する工程と、
    (b)カラー画像データを用いて、前記読取対象面が複写すべき表面か複写すべきでない裏面かを判断する工程と、
    を備え、
    前記工程(b)は、
    前記カラー画像データが所定の条件を満足する場合には、前記読取対象面が前記裏面であると判断して、前記印刷実行部による印刷の実行を禁止する工程を含むことを特徴とする方法。
  13. コンピュータに、ユーザによって指定された原稿の読取対象面を読み取って前記読取対象面の内容を表すカラー画像データを生成するための原稿読取部と、前記カラー画像データに応じた画像を印刷媒体上に印刷するための印刷実行部と、を制御させるためのコンピュータプログラムであって、
    原稿読取部から与えられる前記カラー画像データを取得する機能と、
    カラー画像データを用いて、前記読取対象面が複写すべき表面か複写すべきでない裏面かを判断する機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記判断機能は、
    前記カラー画像データが所定の条件を満足する場合には、前記読取対象面が前記裏面であると判断して、前記印刷実行部による印刷の実行を禁止する機能を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 請求項13記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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