JP4930423B2 - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラムに関し、特に、画像中の文字属性の判別を行なうことができる画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラムに関する。
画像形成装置(MFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなど)には、スキャナで読取った画像を処理することで、プリントなどに適した画像に変換を行なう画像処理装置が備えられている。
図8は、MFPに備えられる、文字属性判別処理部の構成を示すブロック図である。
文字属性判別処理部は、スキャンなどで得られた処理対象の画像データを入力するデータ入力部301と、入力された画像データからMIN(RGB)の画像データを作成するMIN(RGB)生成部303と、MIN(RGB)の画像データからエッジを判別するエッジ判別部305と、エッジ判別結果に対してクロージング処理を行なうクロージング処理部307と、MIN(RGB)の画像データからネガポジ境界を判別するネガポジ境界判別部309と、入力された画像データから明度・彩度データを作成する明度・彩度生成部323と、明度・彩度データに基づき、文字の色を判別する文字色判別部325と、
MIN(RGB)の画像データ、クロージング処理後のエッジデータ、ネガポジ境界データ、および文字色に基づいて、文字の属性を判別する文字属性判別部327とから構成される。
エッジ判別には、公知の微分フィルタなどが使用される。
ネガポジ境界判別は、画像の濃い領域(ポジ文字が存在する領域)と、画像の薄い領域(ネガ文字が存在する領域)とを決めるためのものである。
図9および10は、ネガポジ境界判別の具体的な処理を示す図である。
図9に示すように、あるサイズのフィルタ内の画素のMAXデータとMINデータとを決定し、(MAX+MIN)/2をリファレンスデータREFとする。図10に示すように、入力データDINをリファレンスデータREFと比較することで、ポジ領域とネガ領域とが決定される。
より詳しくは、リファレンスデータREFを超える濃度を有する画素は、ポジ領域の画素と判断され、リファレンスデータREF以下の濃度を有する画素は、ネガ領域の画素と判断される。
明度・彩度生成部325は、入力データの明度Vと、彩度Wを求める。彩度Wは、公知のW=MAX(RGB)−MIN(RGB)などの式で算出することができる。
明度−彩度リファレンステーブルの出力値と、入力データの彩度とを比較することで、文字色判別部325は、色領域(彩度が大きい領域)と、グレー領域(彩度が小さい領域であり、黒領域を含む)とを決定する。
文字の判別処理においては、一般的に明度信号やMIN(RGB)信号を用いてエッジ判別が行なわれる。
図11は、明度信号やMIN(RGB)信号を用いた文字のエッジ判別の具体例を示す図である。
ここでは、白地における黒色の文字(1)と、白地における赤色の文字(2)と、濃い濃度の下地(例えば濃いピンク色の下地)における黒色の文字(3)のそれぞれの画像が処理の対象となっていることを示している。それぞれのデータからMIN(RGB)の画像(または明度画像)を求めたものが(1)−1、(2)−1、(3)−1で示されている。
各画素ごとにRGB各色の最も小さな値を示すデータを選択して形成されるモノクロ画像がMIN(RGB)の画像となる。元の画素が白に近い程、その画素におけるMIN(RGB)の値は白に近くなる。(3)に示されるように、濃い濃度の下地(例えば濃いピンク色の下地)における画素では、その画素におけるMIN(RGB)の値は黒に近くなる。濃いピンク色の下地においてはGやBの成分が小さいため、それらの成分がMIN(RGB)として選択されるためである。
それぞれのMIN(RGB)の画像(または明度画像)からエッジを求めたものが(1)−2、(2)−2、(3)−2で示されている。
(1)−1、(2)−1では、白と黒とのコントラストが高いため、容易に文字部のエッジを判定することが可能であるが、(3)−1では、下地と文字部でコントラスト差があまりないため、文字部のエッジを判定することが難しい。
すなわち、明度やMIN(RGB)信号を用いると、濃い色下地上の文字では、文字と背景の濃度差が小さくなり、エッジ判別が困難である。そのため、濃い色下地上の文字においては、文字判別が困難となる。
図12は、MAX(RGB)信号を用いた文字のエッジ判別の具体例を示す図である。
ここでは図11と同様に、白地における黒色の文字(4)と、白地における赤色の文字(5)と、濃い濃度の下地(例えば濃いピンク色の下地)における黒色の文字(6)のそれぞれの画像が処理の対象となっていることを示している。それぞれのデータからMAX(RGB)の画像を求めたものが(4)−1、(5)−1、(6)−1で示されている。
各画素ごとにRGB各色の最も大きな値を示すデータを選択して形成されるモノクロ画像がMAX(RGB)の画像となる。元の画素が白に近い程、その画素におけるMAX(RGB)の値は白に近くなる。(5)に示されるように、色文字における画素では、その画素におけるMAX(RGB)の値は白に近くなる。たとえば赤の文字においてはRの成分が大きいため、その成分がMAX(RGB)として選択されるためである。
また、(6)に示されるように、濃い濃度の下地(例えば濃いピンク色の下地)における画素では、その画素におけるMAX(RGB)の値は白に近くなる。濃いピンク色の下地においてはRの成分が大きいため、その成分がMAX(RGB)として選択されるためである。
それぞれのMAX(RGB)の画像からエッジを求めたものが(4)−2、(5)−2、(6)−2で示されている。
(4)−1、(6)−1では、白と黒とのコントラストが高いため、容易に文字部のエッジを判定することが可能であるが、(5)−1では、下地と文字部でコントラスト差があまりないため、文字部のエッジを判定することが難しい。
すなわち、MAX(RGB)信号を用いると、濃い色下地上の文字では、文字と背景の濃度差が比較的大きくなり、エッジ判別が可能である。しかし、白の下地上の色文字の判別が困難になるという副作用がある。
下記特許文献1は、背景検知部により、背景の状態に応じて最も適した判定方法を決定し、その方法で文字判別を行なう画像処理装置を開示する。
下記特許文献2は、MIN(RGB)とMAX(RGB)の2つの物理量を用いて文字判別を行ない、判別結果をORすることで、色下地上の黒文字を判別する方法を開示する。すなわち、MIN(RGB)とMAX(RGB)による文字判別(エッジ判別)を並列で行ない、判別結果をORするものである。
特開2002−330285号公報 特開2000−358166号公報
上述のように、MIN(RGB)とMAX(RGB)による文字判別を並列で行ない、判別結果をORすることが考えられる。しかしながら、MIN(RGB)による文字判別結果の精度は低く、本来の文字領域外にノイズ成分を含むことがある。このため、単純なORでは文字領域を正確に抽出できないという問題があった。
図13は、濃い濃度の下地(例えば濃いピンク色の下地)における黒色の文字を処理する状態を示す図である。
図11の(3)−1で説明したように、濃い濃度の下地(例えば濃いピンク色の下地)に黒色の文字が存在する画像(7)のMIN(RGB)では、文字と背景の階調差が小さくなる。このため(8)に示すように、エッジ検出限界付近で、ところどころでエッジが検出されたりされなかったりする。また(9)に示すように、ネガポジ境界のREF値が適切に設定できないため、ネガポジ境界信号がひずむ場合がある。
(10)および(11)に示すように、MAX(RGB)を用いると、エッジもネガポジ境界も明確に判定することができるが、2つの文字判別結果をORすると、(12)に示すように、精度の低い文字判別結果にしかならないのである。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、文字属性の判別を良好に行なうことができる画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像処理装置は、画像データから、第1および第2の物理量を抽出することが可能な物理量抽出部と、第1の物理量を用いて第1の文字属性の判別を行なうことが可能であり、かつ前記第2の物理量を用いて第2の文字属性の判別を行なうことが可能な文字属性判別部と、画像データ中の文字の色の判別を行なう文字色判別部と、文字の色の判別の結果に基づいて、第1および第2の文字属性の判別結果のうち、出力する判別結果を選択する文字属性選択部とを備える。
好ましくは画像処理装置は、第1の物理量を用いて第1のエッジ判別を行なうことが可能であり、かつ前記第2の物理量を用いて第2のエッジ判別を行なうことが可能なエッジ判別部をさらに備え、文字属性判別部は、第1のエッジ判別の結果に基づいて第1の文字属性の判別を行ない、かつ前記第2のエッジ判別の結果に基づいて第2の文字属性の判別を行なう。
好ましくは文字属性判別部は、文字がグレー文字か色文字かを示す文字色属性を判別する。
好ましくは文字属性判別部は、文字においてエッジ部か否かを示すエッジ部属性を判別する。
好ましくは文字属性判別部は、文字がポジ文字かネガ文字かを示すネガポジ属性を判別する。
好ましくは文字属性判別部は、黒文字の外側エッジを示す属性を判別する。
好ましくは文字属性選択部は、第1および第2の文字属性の判別結果の各々である文字色判別結果に基づいて、最適な判別結果を選択して出力する。
この発明の他の局面に従うと画像形成装置は、原稿画像をスキャンするスキャン部と、スキャン部によりスキャンされた画像を処理する、上記いずれかに記載の画像処理装置と、文字属性選択部の出力に基づいて文字領域を判別する文字領域判別部と、文字領域判別部の判別結果に基づいて、スキャン部によりスキャンされた画像を補正する画像データ補正部とを備える。
この発明の他の局面に従うと画像処理装置の制御方法は、画像データから、第1および第2の物理量を抽出することが可能な物理量抽出ステップと、第1の物理量を用いて第1の文字属性の判別を行なうことが可能であり、かつ前記第2の物理量を用いて第2の文字属性の判別を行なうことが可能な文字属性判別ステップと、画像データ中の文字の色の判別を行なう文字色判別ステップと、文字の色の判別の結果に基づいて、第1および第2の文字属性の判別結果のうち、出力する判別結果を選択する文字属性選択ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと画像処理装置の制御プログラムは、画像データから、第1および第2の物理量を抽出することが可能な物理量抽出ステップと、第1の物理量を用いて第1の文字属性の判別を行なうことが可能であり、かつ前記第2の物理量を用いて第2の文字属性の判別を行なうことが可能な文字属性判別ステップと、画像データ中の文字の色の判別を行なう文字色判別ステップと、文字の色の判別の結果に基づいて、第1および第2の文字属性の判別結果のうち、出力する判別結果を選択する文字属性選択ステップとをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、文字属性の判別を良好に行なうことができる画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラムを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態の1つにおける文字の判別を行なう画像処理装置について説明する。画像処理装置は、画像形成装置内に備えられる。
画像処理装置は、画像データから複数の物理量を抽出し、複数の物理量に対して並列で文字属性判別を行なう。画像処理装置は、複数の文字属性判別結果において、最適な物理量から生成された文字属性判別結果を選択する。
このような構成によると、色/黒文字領域、エッジ/非エッジ領域、ポジ/ネガ領域などの文字属性について、それぞれ最適な物理量による判別結果を選択できるため、文字抽出精度が向上するという効果がある。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける4サイクル画像形成装置の全体構成を示す図である。
ここでは画像形成装置は、MFP1である。MFP1は、スキャナ、複写機、プリンタ、ファックスなどの機能を有する複合機である。
MFP1は、複数のキー11a、当該キーに対するユーザの操作による各種の指示や、文字・数字などのデータの入力を受付ける操作部11、ユーザに対する指示メニューや取得した画像に関する情報などの表示を行なうディスプレイ12、原稿を光学的に読取って画像データを得るスキャナ部13、画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷するプリンタ部14、用紙を搬送するADF17、画像形成を行なう用紙を収容する給紙トレイ18、および排紙トレイ19を備える。
また、マシン内部には各エレメントに供給するDC電源電圧をAC電源から変換する電源部16、およびマシンを制御するための演算、記憶機能を搭載したコントローラー部23が備えられる。
図2は、図1の画像形成装置が備える画像処理装置(コピー処理部)のブロック図である。
図を参照して画像処理装置は、原稿を光学的に読取るスキャン部101と、スキャンにより得られたデータを調整する画像データ調整部103と、画像データのエッジ判別、およびネガポジ境界判別を行なうエッジ判別・ネガポジ判別部105と、画像データ中の文字の色を判別する文字色判別部107と、文字の各種属性に基づき画像データ中の文字領域を判別する文字領域判別部109と、画像データの孤立点を判別する孤立点判別部111と、孤立点の周期性を判定する周期性判定部113と、孤立点に基づき網点領域を判別する網点領域判別部115と、画像データの色空間変換を行なう色空間変換部117と、文字領域判別結果および網点領域判別結果に基づき、画像データの補正を行なう画像データ補正部119と、スクリーン処理および誤差拡散処理を行なうスクリーン/誤差拡散処理部121と、処理後のデータのプリントアウトを行なうプリントアウト部123とを備える。
原稿は、スキャン部101でスキャンされる。その画像データは、RGBデータとして取り込まれる。画像データ調整部103は、RGBデータに対して下地飛ばし処理や、色味調整を行なう。
色空間変換部117により、RGBデータは、プリントアウト可能なYMCKデータに変換される。画像データに対して、エッジおよびネガポジ境界を判別するエッジ判別・ネガポジ境界判別部105での処理、および画像データの孤立点を判別する孤立点判別部111での処理が並行して実行される。
画像データ補正部119において、文字部は、よりはっきりと再現するためにエッジ部の強調処理を行ない、網点部は、網点内の孤立点によるモアレの発生を防ぐために、スムージングする、などの処理が行なわれる。
補正後の画像データに対し、スクリーン処理や誤差拡散処理が行なわれ、実際のエンジンによって印字するデータに変換が行なわれる。最後に、プリントアウト部123で、エンジンにより画像がプリントアウトされる。このようにして画像処理装置は、コピー処理部として機能する。
図3は、図1のエッジ判別・ネガポジ境界判別部105、および文字色判別部107の詳細(文字属性判別処理部)を示す図である。
文字属性判別処理部は、入力された画像データから明度・彩度データを作成する明度・彩度生成部223と、明度・彩度データに基づき、文字の色を判別する文字色判別部225と、処理対象の画像データを入力するデータ入力部201と、入力された画像データからMIN(RGB)の画像データを作成するMIN(RGB)生成部203と、MIN(RGB)の画像データからエッジを判別するエッジ判別部205と、エッジ判別結果に対してクロージング処理を行なうクロージング処理部207と、MIN(RGB)の画像データからネガポジ境界を判別するネガポジ境界判別部209と、MIN(RGB)の画像データ、クロージング処理後のエッジデータ、ネガポジ境界データ、および文字色に基づいて、文字の属性を判別する文字属性判別部(MIN(RGB))211と、入力された画像データからMAX(RGB)の画像データを作成するMAX(RGB)生成部213と、MAX(RGB)の画像データからエッジを判別するエッジ判別部215と、エッジ判別結果に対してクロージング処理を行なうクロージング処理部217と、MAX(RGB)の画像データからネガポジ境界を判別するネガポジ境界判別部219と、MAX(RGB)の画像データ、クロージング処理後のエッジデータ、ネガポジ境界データ、および文字色に基づいて、文字の属性を判別する文字属性判別部(MAX(RGB))221と、MIN(RGB)による文字属性判別結果、またはMAX(RGB)による文字属性判別結果を選択的に出力する文字属性選択部227とから構成される。
文字属性判別部(MIN(RGB))211、および文字属性判別部(MAX(RGB))221のそれぞれでは、以下の属性が判別される。
(1) 文字色属性(文字の部分がグレー(無彩色)であるか色(有彩色)であるか)
(2) エッジ部属性(文字のエッジ部であるか否か)
(3) ネガポジ属性(文字の部分がポジ文字であるかネガ文字であるか)
(4) 文字の外側エッジであるか否か
文字属性選択部227は、複数の文字属性それぞれについて文字色判別結果を参照し、最適な文字属性を選択して出力する。
図4は、文字属性選択部227の実行する処理を示すフローチャートである。
ステップS101において、文字の色が黒(またはグレーなど無彩色)であるかを判定する。YESであればステップS103で、MAX(RGB)による文字属性判別結果を選択的に出力する。NOであればステップS105で、MIN(RGB)による文字属性判別結果を選択的に出力する。
図5は、データ入力部が入力する画像データの具体例を示す図である。
ここでは、「A」の文字が縦方向に2つ並んでおり、上の文字は白字に黒の文字、下の文字は白地に赤の文字であるものとする。
図6は、図5の白字に黒の文字の画像データの構成を示す図である。
黒文字内部の周囲を黒文字のエッジ部が囲んでいる。その周りが外エッジとなる。外エッジの周りは、下地である。
図7は、図5の白字に赤の文字(色文字)の画像データの構成を示す図である。
色文字内部の周囲を色文字のエッジ部が囲んでいる。その周りが外エッジとなる。外エッジの周りは、下地である。
黒文字内部の領域と黒文字エッジの領域とでは、MAX(RGB)による文字判別結果が用いられ、その他の領域ではMIN(RGB)による文字判別結果が用いられる。これにより、色下地上の文字を判別できる。
また、黒文字エッジ属性の部分をダイレーション(拡張)し、その領域に含まれる外エッジ属性を求めれば、黒文字周囲の外エッジ属性を確定することができる。すなわち、黒文字と判別されたエッジ部分をダイレーション処理し、MAX(RGB)で外エッジと判別された領域とANDをとることで、真の黒文字周囲の外エッジ部を決定することができる。
その外エッジ部に、MIN(RGB)由来の色文字属性と判断されたところがあれば、それはノイズであるといえる。そのような色文字属性は、外エッジと置換することによってノイズを除去することができる。
すなわち、MAX(RGB)から求めた黒文字周囲の外エッジ属性部には、MIN(RGB)由来のノイズが含まれることがある。このため、MAX(RGB)から求めた黒文字周囲の外エッジ属性部では、MAX(RGB)の属性を使用する。これにより、その箇所は外エッジとなり、ノイズを除外することが出来る。
[実施の形態における効果]
以上の構成によると、MAX(RGB)とMIN(RGB)の2種類の物理量を用いて文字属性を判別することができる。これにより、文字抽出精度を向上させることができる。
[その他]
本発明はMFP、ファクシミリ装置、複写機などの画像形成装置に対して実施することができる。
また、上述の実施の形態における処理は、ソフトウエアによって行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態の1つにおける4サイクル画像形成装置の全体構成を示す図である。 図1の画像形成装置が備えるコピー処理部のブロック図である。 図1のエッジ判別・ネガポジ境界判別部105、および文字色判別部107の詳細(文字属性判別処理部)を示す図である。 文字属性選択部227の実行する処理を示すフローチャートである。 データ入力部が入力する画像データの具体例を示す図である。 図5の白字に黒の文字の画像データの構成を示す図である。 図5の白字に赤の文字(色文字)の画像データの構成を示す図である。 MFPに備えられる、文字属性判別処理部の構成を示すブロック図である。 ネガポジ境界判別の具体的な処理を示す図である。 ネガポジ境界判別の具体的な処理を示す図である。 明度信号やMIN(RGB)信号を用いた文字のエッジ判別の具体例を示す図である。 MAX(RGB)信号を用いた文字のエッジ判別の具体例を示す図である。 濃い濃度の下地(例えば濃いピンク色の下地)における黒色の文字を処理する状態を示す図である。
符号の説明
1 4サイクルカラー画像形成装置
11 操作部
11a パネルキー
12 ディスプレイ
13 スキャナ部
14 プリンタ部
16 電源部
23 コントローラー部
101 スキャン部
103 画像データ調整部
105 エッジ判別・ネガポジ判別部
107 文字色判別部
109 文字領域判別部
111 孤立点判別部
113 周期性判定部
115 網点領域判別部
117 色空間変換部
119 画像データ補正部
121 スクリーン/誤差拡散処理部
123 プリントアウト部
201 データ入力部
203 MIN(RGB)生成部
205 エッジ判別部
207 クロージング処理部
209 ネガポジ境界判別部
211 文字属性判別部(MIN(RGB))
213 MAX(RGB)生成部
215 エッジ判別部
217 クロージング処理部
219 ネガポジ境界判別部
221 文字属性判別部(MAX(RGB))
223 明度・彩度生成部
225 文字色判別部
227 文字属性選択部

Claims (10)

  1. 画像データから、第1および第2の物理量を抽出することが可能な物理量抽出部と、
    前記第1の物理量を用いて第1の文字属性の判別を行なうことが可能であり、かつ前記第2の物理量を用いて第2の文字属性の判別を行なうことが可能な文字属性判別部と、
    前記画像データ中の文字の色の判別を行なう文字色判別部と、
    前記文字の色の判別の結果に基づいて、前記第1および第2の文字属性の判別結果のうち、出力する判別結果を選択する文字属性選択部とを備えた、画像処理装置。
  2. 前記第1の物理量を用いて第1のエッジ判別を行なうことが可能であり、かつ前記第2の物理量を用いて第2のエッジ判別を行なうことが可能なエッジ判別部をさらに備え、
    前記文字属性判別部は、前記第1のエッジ判別の結果に基づいて第1の文字属性の判別を行ない、かつ前記第2のエッジ判別の結果に基づいて第2の文字属性の判別を行なう、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記文字属性判別部は、文字がグレー文字か色文字かを示す文字色属性を判別する、請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記文字属性判別部は、文字においてエッジ部か否かを示すエッジ部属性を判別する、請求項1から3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記文字属性判別部は、文字がポジ文字かネガ文字かを示すネガポジ属性を判別する、請求項1から4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記文字属性判別部は、黒文字の外側エッジを示す属性を判別する、請求項1から5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記文字属性選択部は、前記第1および第2の文字属性の判別結果の各々である文字色判別結果に基づいて、最適な判別結果を選択して出力する、請求項1から6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 原稿画像をスキャンするスキャン部と、
    前記スキャン部によりスキャンされた画像を処理する、請求項1から7のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記文字属性選択部の出力に基づいて文字領域を判別する文字領域判別部と、
    前記文字領域判別部の判別結果に基づいて、前記スキャン部によりスキャンされた画像を補正する画像データ補正部とを備えた、画像形成装置。
  9. 画像データから、第1および第2の物理量を抽出することが可能な物理量抽出ステップと、
    前記第1の物理量を用いて第1の文字属性の判別を行なうことが可能であり、かつ前記第2の物理量を用いて第2の文字属性の判別を行なうことが可能な文字属性判別ステップと、
    前記画像データ中の文字の色の判別を行なう文字色判別ステップと、
    前記文字の色の判別の結果に基づいて、前記第1および第2の文字属性の判別結果のうち、出力する判別結果を選択する文字属性選択ステップとを備えた、画像処理装置の制御方法。
  10. 画像データから、第1および第2の物理量を抽出することが可能な物理量抽出ステップと、
    前記第1の物理量を用いて第1の文字属性の判別を行なうことが可能であり、かつ前記第2の物理量を用いて第2の文字属性の判別を行なうことが可能な文字属性判別ステップと、
    前記画像データ中の文字の色の判別を行なう文字色判別ステップと、
    前記文字の色の判別の結果に基づいて、前記第1および第2の文字属性の判別結果のうち、出力する判別結果を選択する文字属性選択ステップとをコンピュータに実行させる、画像処理装置の制御プログラム。
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