JP2005225260A - ハーネス配索構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右のドアのグロメットを共通化することを可能にして、部品の種類の増加とコストの高騰を防止できるハーネス配索構造を提供する。
【解決手段】ハーネス配索構造1は車体とドア2aとに亘ってワイヤハーネスを配索する。ハーネス配索構造1は凹部9とグロメット10と排水口11を備えている。凹部9はドアパネル8の端面部12から凹である。グロメット10は凹部9に取り付けられる。排水口11は端面部12から凹に形成されかつ凹部9に開口している。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両としての自動車のドアと車体とに亘ってワイヤハーネスを配索するハーネス配索構造に関する。
車両としての自動車のドアと車体とに亘ってワイヤハーネスを配索するハーネス配索構造として、従来から種々の構造が用いられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示されたハーネス配索構造は、ドアのヒンジと相対する端面部に設けられた凹部と、この凹部に取り付けられるグロメットと、を備えている。
凹部は、グロメットの後述するプロテクタを収容する深溝部と、この深溝部の周辺に設けられかつこの深溝部より浅い浅溝部とを備えている。凹部は、ドアの車内側から車外側に向かって徐々に下方に向かって傾斜している。
グロメットは、ゴムなどからなるグロメット本体と、合成樹脂からなるプロテクタとを備えている。グロメット本体は、板部と、チューブと、第1リップと、第2リップと、排水口とを一体に備えている。板部の平面形状は、前述した凹部の平面形状と略等しい。チューブは、筒状に形成されており、板部を貫通している。
第1リップは、板部の外縁部に設けられ、ドアの端面部と当接して、該端面部との間を水密に保つ。第2リップは、第1リップより板部の内側に配され、浅溝部の内縁部と当接して、該浅溝部との間を水密に保つ。排水口は、グロメットが凹部に取り付けられた際に、板部の最も下方でかつ車体の外側に位置する箇所に設けられ、第1リップと第2リップとの間と、板部外即ちグロメットの外側とを連通している。プロテクタは、樋状に形成されている。プロテクタは、グロメット本体の板部と深溝部との双方に取り付けられる。
前述した構成のグロメットは、グロメット本体の板部にプロテクタを取り付け、該板部とプロテクタとの間とチューブ内とにワイヤハーネスを通す。そして、グロメットは、プロテクタを深溝部内に取り付けるとともに、板部で凹部を覆う状態でドアに取り付けられる。そして、チューブから露出したワイヤハーネスの端部が車体側の電子機器と接続し、板部とプロテクタとの間から露出したワイヤハーネスの端部がドア側の電子機器と接続して、前述したハーネス配索構造は、組み立てられる。こうして、組み立てられたハーネス配索構造は、車体側の電子機器とドア側の電子機器とを電気的に接続する。さらに、グロメットは、第1リップがドアの端面部との間を水密に保ち、第2リップが浅溝部との間を水密に保って、グロメット本体の板部とプロテクタとの間に通されたワイヤハーネスに水などの液体が付着することを防止する。
また、前述したハーネス配索構造では、凹部が前述したように傾斜しているので、第1リップと端面部との間から凹部内に浸入した液体が、車外側に向かって浅溝部上を流れる。そして、前述したハーネス配索構造では、第1リップと端面部との間から凹部内に浸入した液体は、排水口を通してグロメット外に導かれる。こうして、前述したハーネス配索構造は、第1リップと端面部との間から浸入した液体を排出して、グロメット本体の板部とプロテクタとの間に通されたワイヤハーネスに水などの液体が付着することを防止する。
特開平11−20573号公報
前述したハーネス配索構造は、凹部が前述したように傾斜し、板部の平面形状が凹部の平面形状と略等しく、グロメット本体の板部に排水口が設けられている。このため、前述したハーネス配索構造は、左右のドアのグロメットを共通化することが困難であった。このため、従来のハーネス配索構造は、同一車種に用いられる際にも複数種のグロメットを用いる必要が生じて、グロメットなどの部品の種類が増加する傾向であった。したがって、従来のハーネス配索構造は、コストが高騰する傾向であった。
したがって、本発明の目的は、左右のドアのグロメットを共通化することを可能にして、部品の種類の増加とコストの高騰を防止できるハーネス配索構造を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のハーネス配索構造は、ドアと、このドアに取り付けられてこのドアと車体とに亘って配索されるワイヤハーネスに液体が付着することを防止するグロメットと、を備え、前記ドアの端面部に前記グロメットを取り付けるための凹部が形成されたハーネス配索構造において、前記端面部から凹でかつ前記凹部内に連通した排水口を備え、この排水口が前記凹部と前記グロメットとの間から凹部内に浸入した液体を外部に導くことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のハーネス配索構造は、請求項1に記載のハーネス配索構造において、前記凹部は、前記ドアの車内側から車外側に向かって徐々に下方に向かって延びており、前記排水口は、前記凹部の前記車外側の端部に開口していることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のハーネス配索構造は、請求項2に記載のハーネス配索構造において、前記グロメットは、前記ワイヤハーネスを収容するプロテクタを備え、前記凹部は、前記プロテクタを収容する深溝部と、この深溝部の周辺に設けられかつ深溝部より浅い浅溝部と、を備え、前記グロメットは、前記ドアの端面部に当接して該端面部との間を水密に保つ第1リップと、前記浅溝部に当接して該浅溝部との間を水密に保つ第2リップと、を備え、前記排水口は、前記浅溝部内に開口していることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明のハーネス配索構造によれば、排水口をドアに設けている。このため、左右のドアのグロメットを共通化することができる。
請求項2に記載した本発明のハーネス配索構造によれば、ドアの端面部に設けられた凹部が車内側から車外側に向かうにしたがって徐々に下方に向かって傾斜し、排水口が凹部の車外側の端部に開口している。このため、グロメットと端面部との間に浸入した水などの液体を、凹部内を車内側から車外側に向かって流して、排水口からグロメット外に確実に排出できる。
請求項3に記載した本発明のハーネス配索構造によれば、排水口が浅溝部内に開口しているので、第1リップと端面部との間から凹部内に浸入した水などの液体を排水口からグロメット外に確実に排出できる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、排水口をドアに設けて、左右のドアのグロメットを共通化することができる。したがって、部品の種類の増加とコストの高騰を防止できる。
請求項2に記載の本発明は、グロメットと端面部との間から凹部内に浸入した水などの液体を、凹部内を車内側から車外側に向かって流して、排水口からグロメット外に確実に排出できる。したがって、ワイヤハーネスに水などの液体が付着することを確実に防止できる。
請求項3に記載の本発明は、第1リップと端面部との間から凹部内に浸入した水などの液体を排水口からグロメット外に確実に排出できる。したがって、ワイヤハーネスに水などの液体が付着することをより確実に防止できる。
以下、本発明の一実施形態にかかるハーネス配索構造を、図1ないし図11を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかるハーネス配索構造1(図1及び図7などに示す)は、車両としての自動車の車体と、この車体に回動自在に設けられたドア2a,2b(図1及び図7に示す)と、に亘ってワイヤハーネス3(図1及び図7に示す)を配索する構造である。
ワイヤハーネス3は、複数の電線4と、複数のコネクタ5とを備えている。電線4は、図4及び図11に示すように、導電性の芯線6と、絶縁性の被覆部7とを備えた所謂被覆電線である。芯線6は、銅などの金属からなる素線が複数撚られて構成されている。被覆部7は、絶縁性の合成樹脂からなり、芯線6を被覆している。
コネクタ5は、電線4の端部などに取り付けられる。複数のコネクタ5のうち一つのコネクタ5(以下、符号5aで示す)は、車体側のワイヤハーネスの図示しないコネクタなどと嵌合する。他のコネクタ5(以下、符号5bで示す)は、ドア2a,2bに取り付けられるスピーカ、スイッチユニット、ドアロックユニット、パワーウィンドモータなどの各種の電子機器のコネクタなどと嵌合する。
前述した構成のワイヤハーネス3は、コネクタ5a,5bが各々相手側のコネクタと嵌合して、車体側から各種の信号や電力を前述したドア2a,2bに取り付けられる電子機器に供給する。また、ワイヤハーネス3は、コネクタ5a,5bが各々相手側のコネクタと嵌合して、前述したスイッチユニットからの信号を車体側のワイヤハーネスに供給する。
前述した自動車は、図1に示す車体の右に設けられる右側ドア2aと、図7に示す車体の左に設けられる左側ドア2bとを備えている。本発明にかかるハーネス配索構造1は、勿論、車体と図1に示す右側ドア2aとに亘って前述したワイヤハーネス3を配索するとともに、車体と図7に示す左側ドア2bに亘って前述したワイヤハーネス3を配索する。各ドア2a,2bは、図1及び図7に示すように、板金などからなり、図示しないヒンジにより車体に回動自在に設けられるドアパネル8と、ドアパネル8の内側に取り付けられる図示しないドアトリムとを備えている。また、各ドア2a,2bには、スピーカ、スイッチユニット、ドアロックユニット、パワーウィンドモータなどの各種の電子機器が取り付けられる。
次に、図1ないし図6に示す右側ドア2aのハーネス配索構造1を、図面を参照して説明する。ハーネス配索構造1は、図2ないし図4に示すように、ドアパネル8に設けられた凹部9と、グロメット10と、排水口11と、を備えている。
凹部9は、図1に示すように、右側ドア2aのドアパネル8の図示しないヒンジと相対する端面部12に設けられている。凹部9は、勿論、端面部12の表面から凹に形成されている。凹部9は、図6に示すように、ドアパネル8の端面部12の車内側Iの縁から車外側Oに向かって直線状に延在している。また、凹部9は、車内側Iの端部9aが、車外側Oの端部9bより上方に位置している。即ち、凹部9は、ドア2aの車内側Iから車外側Oに向かうにしたがって、徐々に下方に向かうように、水平方向に対し傾斜している。このため、図6中に一点鎖線Pで示す凹部9の長手方向は、図6中に二点鎖線Rで示す水平方向に対し交差している。
また、凹部9は、図3、図4及び図6に示すように、グロメット10の後述するプロテクタ17を収容する深溝部13と、この深溝部13の周辺に設けられた浅溝部14とを備えている。深溝部13の端面部12の表面からの深さは、浅溝部14の端面部12の表面からの深さより深い。前述した凹部9は、グロメット10を取り付けるものである。
また、深溝部13の底には、図3に示すように、複数の孔15が貫通している。孔15は、図示例では、3つ設けられている。一つの孔15は、凹部9の車外側Oの端部9aに設けられている。残りの二つの孔15は、凹部9の車内側Iの端部9bに設けられている。凹部9の車内側Iの端部9aに設けられた二つの孔15は、鉛直方向に沿って並べられている。
グロメット10は、図4及び図5に示すように、弾性体としてのゴムなどからなるグロメット本体16と、合成樹脂からなるプロテクタ17とを備えている。グロメット本体16は、板部18と、チューブ19と、第1リップ20と、第2リップ21とを一体に備えている。板部18は、板状に形成されている。板部18の平面形状は、前述した凹部9の平面形状と略等しい。板部18には、図4に示すように、孔22が貫通している。チューブ19は、筒状に形成されており、一端が板部18の孔22の周辺に連なっている。このため、チューブ19と孔22とは、互いに連通している。チューブ19と孔22とは、内側に前述したワイヤハーネス3を通す。
第1リップ20は、板部18の外縁部に設けられている。第1リップ20は、グロメット10が凹部9に取り付けられると、凹部9の周辺の端面部12の表面に接触して、該端面部12との間を水密に保つ。第2リップ21は、図5に示すように、第1リップ20より板部18の内側に配されている。第2リップ21は、図5に示すように、グロメット本体16に取り付けられるプロテクタ17を包囲する。第2リップ21は、グロメット10が凹部9に取り付けられると、板部18より端面部12に向かって凸に形成されており、浅溝部14の内縁部と当接して、該浅溝部14との間を水密に保つ。
プロテクタ17は、本体部23と、複数の係止部24とを備えている。本体部23は、断面樋状(コ字状)に形成されている。本体部23は、開口部が板部18に塞がれた格好でグロメット本体16に取り付けられる。本体部23は、内側にワイヤハーネス3を収容する。本体部23がグロメット本体16に取り付けられると、該本体部23とグロメット本体16との間が水密に保たれる。
係止部24は、本体部23から凹部9に向かって凸に形成されている。係止部24は、凹部9の深溝部13の底を貫通した孔15に係止する。プロテクタ17は、本体部23がグロメット本体16に取り付けられ、係止部24が前述した孔15に係止して、グロメット本体16の板部18と凹部9の深溝部13との双方に取り付けられる。
排水口11は、図6に示すように、凹部9の下方に設けられ、かつ前述したドアパネル8の端面部12から凹に形成されているとともに、凹部9の浅溝部14の車外側Oの端部9bに開口している。このため、排水口11は、凹部9内と連通しているとともに、浅溝部14内に開口している。さらに、排水口11は、グロメット10が凹部9に取り付けられても、特に下端部が板部18に塞がれることなくグロメット10外に露出する。排水口11は、凹部9の浅溝部14とグロメット10との間から凹部9内に浸入した水などの液体をグロメット10の外部に導く。
前述した構成のグロメット10は、グロメット本体16の板部18にプロテクタ17を取り付け、該板部18とプロテクタ17との間とチューブ19内とにワイヤハーネス3を通す。このとき、前述した一つのコネクタ5aは、チューブ19外に露出しているとともに、他のコネクタ5bは、板部18とプロテクタ17との間から露出している。
そして、グロメット10は、係止部24を孔15に係止してプロテクタ17を深溝部13内に取り付けるとともに、板部18で凹部9を覆う状態でドアパネル8の端面部12に取り付けられる。前述した一つのコネクタ5aを車体側のワイヤハーネスのコネクタなどと嵌合し、他のコネクタ5bをドア2aに取り付けられる各種の電子機器のコネクタと嵌合して、前述したハーネス配索構造1は、組み立てられる。こうして、組み立てられたハーネス配索構造1は、車体側のワイヤハーネス3とドア2a側の各種の電子機器とを電気的に接続する。
さらに、第1リップ20とドア2aの端面部12との間が水密に保たれ、第2リップ21と浅溝部14との間が水密に保たれる。さらに、プロテクタ17と板部18との間が水密に保たれる。こうして、グロメット10は、グロメット本体16の板部18とプロテクタ17との間に通されたワイヤハーネス3に水などの液体が付着することを防止する。
また、前述したハーネス配索構造1では、凹部9が前述したように傾斜しているので、第1リップ20と端面部12との間から浅溝部14内に浸入した水などの液体が、車外側Oに向かって浅溝部14上を流れる。そして、前述したハーネス配索構造1では、第1リップ20と端面部12との間から浸入した水などの液体は、排水口11を通してグロメット10の外部に導かれる。こうして、前述したハーネス配索構造1は、第1リップ20と端面部12との間から浸入した水などの液体が、グロメット本体16の板部18とプロテクタ17との間に通されたワイヤハーネス3に付着することを防止する。
次に、図7ないし図11に示す左側ドア2bのハーネス配索構造1を、図面を参照して説明する。なお、前述した右側ドア2aのハーネス配索構造1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図7に示す左側ドア2bのハーネス配索構造1は、右側ドア2aのハーネス配索構造1と同様に、図9ないし図11に示すように、凹部9と、グロメット10と、排水口11と、を備えている。左側ドア2bのハーネス配索構造1のグロメット10は、右側ドア2aのハーネス配索構造1のグロメット10と、構成が等しい。また、左側ドア2bのハーネス配索構造1の凹部9は、ドア2a,2bが取り付けられる自動車の前後方向と鉛直方向に表面が沿った鉛直面に関して、右側ドア2aのハーネス配索構造1の凹部9と対称に形成されている。
このため、左側ドア2bのハーネス配索構造1の凹部9は、右側ドア2aのハーネス配索構造1と同様に、図8に示すように、車内側Iの縁から車外側Oに向かって直線状に延在している。さらに、凹部9は、ドア2bの車内側Iから車外側Oに向かうにしたがって、徐々に下方に向かうように、水平方向に対し傾斜している。このため、図8中に一点鎖線Pで示す凹部9の長手方向は、図8中に二点鎖線Rで示す水平方向に対し交差している。
前述した構成の左側ドア2bのハーネス配索構造1は、前述した右側ドア2aのハーネス配索構造1と同様に組み立てられて、ワイヤハーネス3を車体とドア2bとに亘って配索して、該ワイヤハーネス3に水などの液体が付着することを防止する。
本実施形態のハーネス配索構造1は、凹部9が車内側Iの縁から車外側Oに向かって直線状に延在し、孔15が前述したように配置され、板部18の平面形状が凹部9の平面形状と同形状に形成され、排水口11がドアパネル8即ちドア2a,2bに設けられている。これらにより、本実施形態のハーネス配索構造1は、同一のグロメット10を、右側ドア2aと左側ドア2bとの双方に用いることを可能としている。
本実施形態によれば、排水口11をドア2a,2bに設けている。このため、左右のドア2a,2bのグロメット10を共通化することができる。したがって、ハーネス配索構造1を構成する部品の種類の増加を防止でき、ハーネス配索構造1のコストの高騰を防止できる。
ドア2a,2bの端面部12に設けられた凹部9が車内側Iから車外側Oに向かうにしたがって徐々に下方に向かって傾斜し、排水口11が凹部9の車外側Oの端部9bに開口している。このため、ハーネス配索構造1は、グロメット10と端面部12との間に浸入した水などの液体を、凹部9内を車内側Iから車外側Oに向かって流して、排水口11からグロメット10外に確実に排出できる。したがって、ワイヤハーネス3に水などの液体が付着することを確実に防止できる。
排水口11が浅溝部14内に開口しているので、第1リップ20と端面部12との間から浅溝部14内に浸入した水などの液体を排水口11からグロメット10外に確実に排出できる。したがって、ワイヤハーネス3に水などの液体が付着することをより確実に防止できる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかる右側ドアのハーネス配索構造を示す斜視図である。 図1に示されたハーネス配索構造の要部を示す斜視図である。 図2に示されたハーネス配索構造を分解して示す斜視図である。 図2中のIV−IV線に沿う断面図である。 図1に示されたハーネス配索構造のグロメットを底側からみた平面図である。 図1に示されたハーネス配索構造の右側ドアに設けられた凹部を示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかる左側ドアのハーネス配索構造を示す斜視図である。 図7に示されたハーネス配索構造の左側ドアに設けられた凹部を示す平面図である。 図7に示されたハーネス配索構造の要部を示す斜視図である。 図9に示されたハーネス配索構造を分解して示す斜視図である。 図9中のXI−XI線に沿う断面図である。
符号の説明
1 ハーネス配索構造
2a 右側ドア(ドア)
2b 左側ドア(ドア)
3 ワイヤハーネス
9 凹部
9b 車外側の端部
10 グロメット
11 排水口
12 端面部
13 深溝部
14 浅溝部
20 第1リップ
21 第2リップ
I 車内側
O 車外側

Claims (3)

  1. ドアと、このドアに取り付けられてこのドアと車体とに亘って配索されるワイヤハーネスに液体が付着することを防止するグロメットと、を備え、前記ドアの端面部に前記グロメットを取り付けるための凹部が形成されたハーネス配索構造において、
    前記端面部から凹でかつ前記凹部内に連通した排水口を備え、この排水口が前記凹部と前記グロメットとの間から凹部内に浸入した液体を外部に導くことを特徴とするハーネス配索構造。
  2. 前記凹部は、前記ドアの車内側から車外側に向かって徐々に下方に向かって延びており、
    前記排水口は、前記凹部の前記車外側の端部に開口していることを特徴とする請求項1記載のハーネス配索構造。
  3. 前記グロメットは、前記ワイヤハーネスを収容するプロテクタを備え、
    前記凹部は、前記プロテクタを収容する深溝部と、この深溝部の周辺に設けられかつ深溝部より浅い浅溝部と、を備え、
    前記グロメットは、前記ドアの端面部に当接して該端面部との間を水密に保つ第1リップと、前記浅溝部に当接して該浅溝部との間を水密に保つ第2リップと、を備え、
    前記排水口は、前記浅溝部内に開口していることを特徴とする請求項2記載のハーネス配索構造。
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JP2008029080A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Yazaki Corp 電気接続箱
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