JP2005211336A - 導液具収納体 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、先端部にルアーロックを有する接続部が設けられたシリンジに導液具を装着させる操作を、容易かつ確実に行うことができる導液具収納体を提供すること。
【解決手段】図1に示す導液具収納体1は、シリンジの先端部に装着して使用される導液具10と、この導液具10を内部に収納可能であり、基端にシリンジの先端部を挿入可能な開口21を有するケース20とを備えており、導液具10は、ケース20内に収納された状態で、ケース20に対し、先端方向へ移動しないように、かつ、回転しないように支持されている。導液具10は、この状態で、その先端がケース20の先端内面に接触せず、外面に突出形成された一対の突出部14においてケース20に支持されている。また、ケース20は、この状態で、開口21がフィルム30により気密的に封止されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、導液具収納体に関する。
患者に輸液を投与するのに先立って、輸液バッグ内に充填された輸液に、例えばビタミン剤、ヘパリン、抗生物質のような薬剤を必要に応じて配合することが行われている。
このような薬剤の配合は、注射針(導液具)を装着したシリンジを用いて、次のように行なわれる。
まず、注射針を輸液バッグの弾性栓に刺通し、プランジャーを引いて輸液バッグ内の輸液をシリンジ内に採取し、次いで、この採取した輸液を配合する薬剤(粉末状)が入れられた容器に移し、この容器内で薬剤を溶解、混合した後、再びこの薬剤混合液を前記シリンジで吸引、採取し、注射針を輸液バッグの弾性栓に刺通し、プランジャーを押して薬剤混合液を輸液バッグ内に注入する。この操作を緊急時に手術室などで行う場合、術者が自らの手に誤刺するおそれがある。
また、この操作の際には、弾性栓と注射針との間の摩擦抵抗により、シリンジから注射針が不本意に離脱してしまうことがある。これを未然に防止するため、シリンジとして、注射針を螺合により固定して装着可能な、先端部にルアーロックを有する接続部が設けられたシリンジ(以下、「ロック付きシリンジ」と言う。)が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、未使用の注射針には、汚染を防止する目的としてキャップ(ケース)が被せられている。
そして、注射針をロック付きシリンジに装着する場合には、まず、キャップが被せられた状態の注射針を、シリンジの先端部に位置させ、キャップを把持してシリンジに対して回転させることにより、注射針を螺合させる。
また、注射針の接続部は、キャップからはみ出していることが多く、このため、誤って接続部に触れてしまい不潔にしてしまう可能性もあった(例えば、特許文献2参照。)。
特公平1−16509号公報 実公昭49−23037号公報
本発明の目的は、例えば、先端部にルアーロックを有する接続部が設けられたシリンジに導液具を装着させる操作を、容易かつ確実に行うことができ、さらに導液具の装着部に誤って触れるのを防止することができる導液具収納体を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(11)の本発明により達成される。
(1) 先端部にルアーロックを有する接続部が設けられたシリンジの先端部に装着して使用され、主として樹脂材料で構成された導液具と、
前記導液具のほぼ全てを内部に収納可能であり、その基端に、前記シリンジの先端部を挿入可能な開口を有するケースとを備える導液具収納体であって、
前記導液具は、その先端部に、先端が閉塞し、かつ、少なくとも1つの側孔が形成された針先を備える針体を有しており、前記ケース内に収納された状態で、前記ケースに対し、先端方向へ移動しないように、かつ、回転しないように支持されていることを特徴とする導液具収納体。
(2) 前記導液具は、前記ケース内に収納された状態で、その先端が前記ケースの先端内面に接触しない上記(1)に記載の導液具収納体。
(3) 前記導液具は、外面に突出形成された突出部を有し、該突出部において前記ケースに支持され、
前記突出部の外面および前記ケースの内面のうちの一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部とが係合することにより、前記導液具の前記ケースに対する回転を阻止する上記(1)または(2)に記載の導液具収納体。
(4) 前記突出部は、前記導液具の周方向に沿って等間隔で、複数設置されている上記(3)に記載の導液具収納体。
(5) 前記針体は、16〜20ゲージである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の導液具収納体。
(6) 前記導液具は、その基端部に内径が基端に向って漸増し、前記シリンジの先端部を装着可能な装着部を有する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の導液具収納体。
(7) 前記導液具は、射出成形法により製造されたものである上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の導液具収納体。
(8) 前記ケースは、前記導液具を前記シリンジの先端部に装着する操作の際に、該操作を行う操作部材として機能する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の導液具収納体。
(9) 前記ケースは、前記導液具を収納した状態で、前記開口が封止部材により気密的に封止される上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の導液具収納体。
(10) 前記封止部材は、フィルムである上記(9)に記載の導液具収納体。
(11) 前記開口の直径は、8mm以上である上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の導液具収納体。
本発明によれば、例えば、先端部にルアーロックを有する接続部が設けられたシリンジに導液具を装着させる操作を、容易かつ確実に行うことができ、さらに導液具の装着部に誤って触れるのを防止することができる。
また、封止部材を設けることにより、簡易包装とすることができるので、廃棄物の減少に寄与する。
以下、本発明の導液具収納体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の導液具収納体を説明する前に、導液具収納体が備える導液具を装着して使用するシリンジ90について説明する。
図4は、シリンジの構成を示す部分断面図である。なお、以下の説明では、図4中の上側を「基端」、下側を「先端」と言う。
図4に示すシリンジ90は、外筒(シリンジ外筒)91と、外筒91内で液密に摺動し得るガスケット92と、ガスケット92に連結され、ガスケット92を外筒91内で移動操作するプランジャ(押し子)93とを備えている。以下、各構成要素について説明する。
外筒91は、有底筒状の部材で構成されている。また、外筒91の底部には、その中央部に外筒91の胴部より縮径した内管911と、この内管911と同心的に設けられた筒状の外管(接続部)912とが、外筒91と一体的に形成され(設けられ)ている。また、外管912の内周面には、螺旋状に形成されたネジ山(ルアーロック)913を有している。
また、外筒91の基端外周には、板状のフランジ914が一体的に形成されている。プランジャ93を外筒91に対し相対的に移動操作する際などには、このフランジ914に指を掛けて操作を行うことができる。
また、外筒91と後述するガスケット92とで囲まれる部分には、空間915が形成されている。
外筒91内には、弾性材料で構成されたガスケット92が収納されている。このガスケット92の外周部には、一対のリング状の突部921が軸方向に所定間隔おいて形成されている。この突部921が外筒91の内周面916に対し密着しつつ摺動することで、液密性をより確実に保持するとともに、摺動性の向上が図れる。
このようなガスケット92には、ガスケット92を外筒91内で長手方向に移動操作するプランジャ93が連結されている。
プランジャ93は、主に、横断面が十文字状の板片で構成され、その基端には、円盤状のフランジ931が一体的に形成されている。このフランジ931に指等を掛けてプランジャ93を操作する。
後述する導液具10を先端部に装着した状態で、プランジャ93を基端方向に向かって移動すると(引くと)、ガスケット92は、基端方向へ移動し、空間915の容積が増大する。これにより、空間915内に導液具10を介して、例えば薬液や輸液等の液体(以下、単に「液体」と言う。)を収納した、例えばアンプル、バイアル、輸液バッグ等の容器(以下、単に「容器」と言う。)内から液体を吸引(採取)することができる。また、この状態から、プランジャ93を先端方向に向かって移動すると(押すと)、ガスケット92は、先端方向へ移動し、空間915の容積が減少し、空間915内の液体を導液具10を介して排出することができる。
以下、本発明の導液具収納体について、詳述する。
図1および図3は、それぞれ、本発明の導液具収納体の部分断面図であり、図2は、図1中のA−A線断面図である。なお、以下の説明では、図1および図3中の上側を「基端」、下側を「先端」と言う。
図1に示す導液具収納体1は、主として樹脂材料で構成された導液具10と、この導液具10を収納するケース20と、フィルム(封止部材)30とを備えている。以下、各構成要素について説明する。
この導液具10は、前述したようなシリンジ90に装着して使用するものであり、ほぼ筒状の部材で構成され、その内部には、液体が通過可能な流路11が形成されている。この流路11は、導液具10をシリンジ90に装着した状態で、シリンジの内部(空間915)と連通する。
また、導液具10は、人体に穿刺して使用するものではなく、薬剤(薬液)を調製する際に、前記容器が備える栓体(弾性栓)を刺通するのに用いるものであり、その先端部に針先12を備える針体120を有している。この針先12は、その先端が閉塞して、ほぼ円錐形状または砲弾形状をなしている。
また、針先12の側部には、一対の側孔121a、121bが形成され、これらの側孔121a、121bにおいて、流路11が開放している。側孔121a(図1中紙面手前側)、121b(図1中紙面奥側)は、それぞれ、ほぼ長方形または長円形に形成され、針先12(導液具10)の中心軸(軸線)を介してほぼ対向して(互いにほぼ反対側に)設置されている。
このように、針先12の先端を閉塞し、かつ、針先12に一対の側孔121a、121bを設けたことにより、前記容器が備える栓体(弾性栓)を刺通する際のコアリングを防止することができるとともに、針先12を鉛直上方に向けて容器からシリンジ90内に液体を吸引する際を行うことにより、容器内の残液量をより確実に少なくすることができる。
また、針先12をほぼ円錐形状または砲弾形状としたことにより、作業者等が誤って指先等を穿刺してしまうのを防止することができ、高い安全性が得られる。また、コアリングの防止効果も得られる。
また、側孔121aの開口面積は、側孔121bの開口面積より大きく設定されている。これにより、シリンジ90内に液体を吸引する操作をより迅速に行うことができる。
さらに、針先12の側面には、その先端から長手方向に沿って、一対の溝122a、122bが形成され、これらの溝122a、122bは、それぞれ、側孔121a、121bに連通している。これらの溝122a、122bを設けることにより、液体をより迅速かつ確実に側孔121a、121bに導くことができる。
針体120は、16〜20ゲージであるのが好ましく、18ゲージ程度であるのがより好ましい。これにより、シリンジ90内への液体の吸引操作や排出操作を円滑に行うことができるので、薬液の調製操作等がより容易となる。
導液具10は、その基端部に内径が基端に向って漸増する装着部13を有している。また、この装着部13(導液具10)の基端外周には、リング状のフランジ131が形成されている。
この装着部13の内側にシリンジ90の内管911が嵌入され、フランジ131が外管912のネジ山913に螺合することにより、導液具10がシリンジ90に装着(固定)される。
また、装着部13の内面に、例えば各種ゴムや熱可塑性エラストマー等の弾性材料、あるいは粘着剤よりなる内層を形成してもよい。これにより、導液具10をシリンジ90に装着したとき、装着部13の内面は、内管911との摩擦抵抗が増大するので、導液具10をシリンジ90により確実に固定することができる。
また、導液具10の長手方向の所定位置には、図1に示すように、一対の突出部14が導液具10と一体的に突出形成されている。各突出部14は、導液具10の中心軸(軸線)を介して対向して、すなわち、導液具10の周方向に沿ってほぼ180°間隔(等間隔)で設置されている。
これらの突出部14は、それぞれ、導液具10の外周面からほぼ垂直に立設し、途中で基端方向に向って屈曲した形状をなしている。また、各突出部14の外面は、後述するケース20のテーパ部22の内周面に対応して、テーパ面(傾斜面)を構成している。
導液具10をシリンジ90から離脱させる(外す)場合には、各突出部14を把持して操作することにより、この操作をより容易かつ確実に行うことができる。
また、各突出部14は、それぞれ、側孔121a、121bとほぼ90°をなす位置に設置されている。これにより、例えば、針先12が容器内に位置して、側孔121a、121bを外部から視認することができないような場合においても、各突出部14により、それらの容器内での位置を容易に認識することができる。すなわち、各突出部14は、側孔121a、121bを確認するためのマーカーとしての機能も有する。このような観点からは、各突出部14は、それぞれ、側孔121a、121bと対応するような位置に設けるようにしてもよい。
導液具10の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、射出成形法、押出成形法、圧縮成形法、ブロー成形法等が挙げられるが、この中でも、射出成形法を用いるのが好ましい。射出成形法によれば、より複雑な形状の導液具10を容易かつ確実に、しかも、高い寸法精度で製造することができる。また、射出成形法は、導液具10の大量生産にも適している。
射出成形法に着目した場合、導液具10の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の各種樹脂を用いるのが好ましい。なお、これらの樹脂は、内部の視認性を確保するために、実質的に透明であるのが好ましい。
この構成材料中には、必要に応じて、例えば、フィラー、顔料等の添加物を添加するようにしてもよい。例えば、顔料等を添加して、導液具10に着色を施した場合には、使用者が用途に応じて、導液具10を使い分けすることができ便利である。
また、樹脂材料を主材料とする導液具10は、より容易に廃棄することができるという点で優れており、廃棄処理に要する手間を減少させることができる。
導液具10の全長としては、特に限定されないが、通常、10〜100mm程度であるのが好ましく、30〜80mm程度であるのがより好ましい。
このような導液具10は、ケース20内に収納されている。このケース20は、基端に開口(開放端)21を有するほぼ筒状の部材で構成されている。
この開口21の内径(直径)は、シリンジ90の外管912の最大外径より大きく設定され、外管912(シリンジ90の先端部)が挿入可能とされている。
この場合、開口21の内径(直径)としては、例えば、8mm以上程度であるのが好ましく、10〜20mm程度であるのがより好ましい。
また、ケース20は、その長手方向(軸方向)の途中から内径および外径が先端に向って漸減するテーパ部22を有し、先端において閉塞端を構成している。
このケース20の開口21の周囲には、リング状のフランジ23がケース20と一体的に突出形成されている。
このようなケース20は、好ましくは実質的に透明(無色透明)、着色透明または半透明とされ、内部の視認性が確保されている。
ケース20の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の各種樹脂が挙げられる。
さて、本発明の導液具収納体1では、図1に示すように、導液具10は、ケース20内に収納された状態(以下、この状態を「収納状態」と言う。)で、ケース20に対し、先端方向へ移動しないように、かつ、回転しないように支持されていることを特徴とする。以下、この点(特徴)について詳述する。
前述したように、導液具10の各突出部14の外面は、ケース20のテーパ部22の内周面に対応して形成されている。このため、この収納状態では、各突出部14がケース20のテーパ部22の基端付近に嵌合する。これにより、導液具10は、各突出部14において、ケース20に対し先端方向へ移動しないようにに支持される。
また、導液具10の周方向に沿って、等間隔で設けられた複数の突出部によって、導液具10がケース20に対し支持されるような構成とすることにより、導液具収納体1では、導液具10の周方向の全体に渡ってケース20に支持されるような構成とする場合に比べて、導液具10をケース20内から取り出す操作の際に、摩擦抵抗をより小さくすることができるので、この操作をより容易かつ確実に行うことができる。
また、この収納状態では、導液具10は、その針先12の先端がケース20の先端内面に接触しないように構成されている。これにより、導液具10は、針先12の変形が確実に防止される。
また、各突出部14の外面には、複数の凹部141が凹没して形成されている。一方、ケース20のテーパ部22の基端付近の内周面には、複数の凸部221が突出形成されている。
収納状態では、これらの凹部141と凸部221とが係合することにより、導液具10のケース20に対する回転が阻止(防止)され、導液具10は、ケース20に対し回転しないように支持される。
すなわち、これらの凹部141と凸部221とで、導液具10のケース20に対する回転を阻止(防止)する回転阻止手段が構成される。
このような回転阻止手段を設けることにより、導液具収納体1では、例えば、次のような作用・効果を生じる。
まず、収納状態にある導液具10の装着部13の内側に、シリンジ90の内管911を挿入するようにして接近させる(図3参照)。
次いで、ケース20を把持して、シリンジ90に対し相対的に回転させる。このとき、導液具10のケース20に対する回転が阻止されているので、導液具10は、ケース20を回転させる動作に追従して回転する。
これにより、装着部13の内側に内管911が嵌入され、フランジ131が外管(接続部)912のネジ山(ルアーロック)913に螺合して、導液具10がシリンジ90の先端部に装着(固定)される。
したがって、ケース20は、導液具10をシリンジ90へ装着する操作を行う操作部材としての機能も有している。
また、凸部221の設置数としては、特に限定されないが、例えば、4〜100程度であるのが好ましく、30〜70程度であるのがより好ましい。一方、凹部141の設置数は、凸部221に対応して適宜設定される。
なお、この回転阻止手段は、ケース20のテーパ部22の基端付近の内周面に凹没形成された複数の凹部と、導液具10の各突出部14の外面に突出形成された複数の凸部とで構成することもできる。
さらに、このような収納状態において、ケース20のフランジ23の基端面には、開口21を好ましくは気密的に封止するフィルム(封止部材)30が貼着されている。これにより、ケース20内の汚染が防止され、無菌性が保持される。
なお、導液具10を使用する場合には、このフィルム30を剥がす。このとき、フィルム30を剥がし易いように、フィルム30の縁部には、タブ31が形成されている。
このフィルム30としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリアミド等の樹脂、またはアルミ箔のような金属箔よりなる単一層のもの、あるいはこれらのうちの2以上の層を積層(ラミネート)した積層体を用いることができる。なお、金属箔と樹脂層との積層体は、気体透過性が低いので、フィルム30としてこのようなものを用いれば、ケース20内の気密性が向上し、細菌等の進入を有効に防止することができる。
このような構成の導液具収納体1では、その全体を収納する包材を省略することができるので、廃棄物の削減にも寄与する。
なお、このような導液具収納体1の少なくとも内部には、予め高圧蒸気滅菌、ガス滅菌または放射線滅菌等の滅菌処理が施されているのが好ましい。
以上、本発明の導液具収納体を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、導液具収納体を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。
例えば、封止部材は、フィルムに代えて、ケースの基端部外周に嵌合により装着されるような蓋体であってもよい。また、本発明では、封止部材は、必要に応じて、省略することもできる。
また、例えば、突出部は、一対で設置されたものに限定されず、さらに複数個(3つ以上)を、導液具の周方向に沿って等間隔で設置するようにしてもよい。
本発明の導液具収納体の部分断面図である。 図1中のA−A線断面図である。 本発明の導液具収納体の部分断面図である。 シリンジの構成を示す部分断面図である。
符号の説明
1 導液具収納体
10 導液具
11 流路
12 針先
120 針体
121a、121b 側孔
122a、122b 溝
13 装着部
131 フランジ
14 突出部
141 凹部
20 ケース
21 開口
22 テーパ部
23 フランジ
221 凸部
30 フィルム
31 タブ
90 シリンジ
91 外筒
911 内管
912 外管
913 ネジ山
914 フランジ
915 空間
916 内周面
92 ガスケット
921 突部
93 プランジャ
931 フランジ

Claims (5)

  1. 先端部にルアーロックを有する接続部が設けられたシリンジの先端部に装着して使用され、主として樹脂材料で構成された導液具と、
    前記導液具のほぼ全てを内部に収納可能であり、その基端に、前記シリンジの先端部を挿入可能な開口を有するケースとを備える導液具収納体であって、
    前記導液具は、その先端部に、先端が閉塞し、かつ、少なくとも1つの側孔が形成された針先を備える針体を有しており、前記ケース内に収納された状態で、前記ケースに対し、先端方向へ移動しないように、かつ、回転しないように支持されていることを特徴とする導液具収納体。
  2. 前記導液具は、外面に突出形成された突出部を有し、該突出部において前記ケースに支持され、
    前記突出部の外面および前記ケースの内面のうちの一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部とが係合することにより、前記導液具の前記ケースに対する回転を阻止する請求項1に記載の導液具収納体。
  3. 前記突出部は、前記導液具の周方向に沿って等間隔で、複数設置されている請求項2に記載の導液具収納体。
  4. 前記針体は、16〜20ゲージである請求項1ないし3のいずれかに記載の導液具収納体。
  5. 前記ケースは、前記導液具を収納した状態で、前記開口が封止部材により気密的に封止される請求項1ないし4のいずれかに記載の導液具収納体。
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