JP2005209532A - コネクタ装置 - Google Patents

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Shigeru Kashiwagi
茂 柏木
Masaki Kimura
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Abstract

【課題】 コンタクトの多芯化ができ、安全に挿入・抜去が行えること。
【解決手段】 コネクタ11と、該コネクタ11に対して回転操作することによって前記コネクタ11に嵌合する相手コネクタ31とを含み、前記コネクタ11は、固定部材51に固定されるリアインシュレータ13と、該リアインシュレータ13に保持したフロントインシュレータ23とを有し、前記リアインシュレータ13には、前記フロントインシュレータ23がスライド方向Sでスライド自在に保持れており、前記フロントインシュレータ23には、前記相手コネクタ31の回動支点65a側にあってかつ前記スライド方向Sで対向する一方の外側面に面取り部29が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタと、このコネクタに対して回動可能に軸支持されて回転し嵌合する相手側コネクタとを備えているコネクタ装置に関するものである。
従来のコネクタ装置としては、雌端子を有する第1接続体と、雄端子を有する第22接続体とを回動自在に軸支し、第1及び第2接続体を回動接合させることにより、雌雄端子を挿入接続する電気接続箱が知られている。
第1接続体は、雌端子を収容するコネクタと、第2接続体が当接するようにコネクタに突設された突部と、ガイド部突部に当接するガイド部を具備している。
第1及び第2接続体の回動接合時には、ガイド部が突部に当接してコネクタを揺動させ、雄端子の挿入角を雌端子の被挿入角に一致させるようにしている(例えば、特許文献1を参照)。
実用新案登録第2575048号公報(第1〜2頁、第3頁、図2、図3)
特許文献1におけるコネクタ装置では、コネクタが揺動する構造であるため、揺動する方向における雌雄端子の多芯化ができないという問題がある。
また、雌雄端子を挿入接続する際には、雄端子と雌端子とが接触を始める前に外壁として形成されているガイドバーがコネクタの突部に当ってコネクタを適正位置に回転させるが、接触が始まって嵌合が終わるまでは雌雄端子同士の競り合いによりコネクタが回転して適正位置にくるようにしているので、電気接触部分である雌雄端子に余計な荷重ががをかけてしまい、雌雄端子を小型化しての狭ピッチ化して配列することが困難であるという問題がある。
また、雄端子と雌端子とは、これらが嵌合するコネクタで無理に回転しながらの挿入・抜去を行うとピンコンタクトの先端部までソケットコネクタ側の嵌合面を削ってしまいモールド部分に無理な過荷重がかかったりするため、安全な嵌合ができない。
本発明は、固定側となる固定部材に固定されるコネクタと、該固定部材に対して回動自在に軸支し回転操作により前記コネクタに嵌合方向で嵌合する相手コネクタとを含むコネクタ装置において、前記コネクタは、前記固定部材に固定されるリアインシュレータと、該リアインシュレータに保持したフロントインシュレータとを有し、
前記リアインシュレータには、前記嵌合方向を直交するスライド方向で前記フロントインシュレータがスライド自在に保持れており、前記フロントインシュレータには、複数の導電性のコンタクトが設けられており、前記相手コネクタは、前記コネクタに嵌合する際に前記コンタクトに接続する導電性の相手コンタクトと、相手コンタクトを保持している相手インシュレータとを有し、前記フロントインシュレータには、前記相手コネクタと嵌合する際に相手側コネクタの嵌合をガイドするよう前記相手コネクタの回動支点側にあってかつ嵌合初期時に前記スライド方向で対向する一方の外側面に面取り部が形成されていることを特徴とするコネクタであることを最も主要な特徴とする。
本発明のコネクタ装置によれば、フロントインシュレータがリアインシュレータに対して回動しフロントインシュレータをスライド方向へ移動しつつ嵌合する構造となっているので、フロントインシュレータの働きを全て電気接触部分ではないフロントインシュレータで行うため、多芯化されたコンタクト及び相手コンタクトを小型化して狭いピッチ化で配列することが可能となる。
また、フロントインシュレータは、相手コネクタにより面取り部が押圧されてスライドしながら、コンタクトに相手コンタクトが挿入されるにつれて移動するため、常に嵌合面のコンタクト挿入孔の正面に相手コンタクトがくるようになる。これにより、コンタクトの先端部でコネクタの嵌合部を削ってしまうことや、モールド部分に無理な荷重をかけたりすることなく安全に挿入・抜去が行える。
さらに、部品点数も少なく済み複雑な機構なども使用しないため、容易に製造が可能となるという利点がある。
本発明のコネクタ装置は、固定側となる固定部材に固定されるコネクタと、該固定部材に対して回動自在に軸支し回転操作により前記コネクタに嵌合方向で嵌合する相手コネクタとを含むコネクタ装置において、前記コネクタは、前記固定部材に固定されるリアインシュレータと、該リアインシュレータに保持したフロントインシュレータとを有し、前記リアインシュレータには、前記嵌合方向を直交するスライド方向で前記フロントインシュレータがスライド自在に保持れており、前記フロントインシュレータには、複数の導電性のコンタクトが設けられており、前記相手コネクタは、前記コネクタに嵌合する際に前記コンタクトに接続する導電性の相手コンタクトと、相手コンタクトを保持している相手インシュレータとを有し、前記フロントインシュレータには、前記相手コネクタと嵌合する際に相手側コネクタの嵌合をガイドするよう前記相手コネクタの回動支点側にあってかつ嵌合初期時に前記スライド方向で対向する一方の外側面に面取り部が形成されていることによりに実現した。
図1は、本発明に係るコネクタ装置の実施例1を示しており、コネクタと相手コネクタとが嵌合する前の状態を示している。図2は、図1に示したコネクタ装置のコネクタ及び相手コネクタを示している。図3は、図2に示したコネクタ装置のコネクタを分解した状態で相手コネクタとともに示している。
図1乃至図3を参照して、コネクタ装置は、コネクタ11と、このコネクタ11に対して回動自在に軸支され、回動操作によりコネクタ11に嵌合方向Gで嵌合する相手コネクタ31とを備えている。
図1に示したように、コネクタ11は、固定側となる固定部材51に保持されている。本実施例1における固定部材51は、例えば、機器(図示せず)に取り付けた筐体のパネルである。相手コネクタ31は、相手固定部材61に保持されている。相手固定部材61は、例えば、筐体のパネルに対して回動可能に軸支されている相手パネルである。
固定部材51の一方端部には、アーム部53が形成されており、このアーム部53に軸穴55が形成されている。相手固定部材61の一方端部には、相手アーム63が形成されており、相手アーム部63に軸部65が設けられている。相手アーム部63の軸部65は、アーム部53の軸穴55に回動自在に係合するものである。
コネクタ11は、固定部材51に取り付けられて固定されているリアインシュレータ13と、リアインシュレータ13に保持されているフロントインシュレータ23とを有している。
リアインシュレータ13は、樹脂材をモールド成型することによってスライド方向Sに長い寸法の形態で略長箱形状に作られている。リアインシュレータ13には、嵌合方向Gを直交するスライド方向Sでフロントインシュレータ23がスライド方向Sでスライド自在に保持れている。ここで、スライド方向Sとは、リアインシュレータ13に対して平行に移動する方向である。
リアインシュレータ13は、フロントインシュレータ23を挿入して組み込む前面13aから、この前面13aに対向している後面13bへ貫通している大きな長四方形の穴形状である保持受部15と、スライド方向Sの両側に形成されている一対のフランジ部17,17とを有している。
保持受部15を構成している四つの壁部の内のスライド方向Sに平行な一対の壁部15a,15aには、各一対の係合受部15b,15bが形成されている。一対の壁部15a,15aは、フロントインシュレータ23をスライド方向Sへ移動させる際のスライドを規制して移動させるガイドとなる部分である。
一対のフランジ部17,17のそれぞれには、取付孔17a,17aが形成されている。取付孔17a,17aのそれぞれには、ネジ18が挿通され保持部材51にネジ18によってネジ締めすることによってリアインシュレータ13が保持部材51に固定される。
さらに、リアインシュレータ13には、フロントインシュレータ23をスライド方向Sの一方向S1へ向けて押圧する押圧部19が形成されている。押圧部19は、保持受部15を構成している四つの壁部の内のスライド方向Sを直交する一方の壁部15dの後面側から一方の壁部15dの一壁面15cに沿って前面13a上へ延びている。
押圧部19は、一方端が一方の壁部15dの後面側で接続されており、一方端から一方の壁面15cに沿って前面15f上へ延びている形状であるのでバネ性を有している。この押圧部19は、フロントインシュレータ23を相手コネクタ31に嵌合する前に、フロントインシュレータ23を常に一方向S1へ片寄せしておく役目を果たす。
フロントインシュレータ23は、樹脂材をモールド成型することによってスライド方向Sに長い寸法の形態で略長箱形状に作られている。フロントインシュレータ23の内部には、導電性のコンタクト25(図1を参照)が組み込まれて保持されている。なお、実施例1におけるコンタクト25は、ソケットコンタクトである。
さらに、フロントインシュレータ23は、相手コネクタ31が嵌合方向Gへ回転し嵌合する嵌合部27と、嵌合部27から嵌合方向Gへ延びている保持部28とを有している。保持部28の一対の外面28a,28aには、一つの外面28aに一対の突部(係合部)29a,29aが設けられている。嵌合部27の内部には、コンタクト25を収容するコンタクト収容部(図示せず)が形成されており、スライド方向Sで所定間隔をもって複数のコンタクト25が配列されている。
嵌合部27には、相手コネクタ31がコネクタ11に向けて回転方向Rで回転する際に、スライド方向Sで対向する嵌合部27の一方の外側面に面取り部29が形成されている。面取り部29は、嵌合部27の嵌合面27aから側面27dへ傾斜している面である。面取り部29は、コネクタ11と相手コネクタ31とが嵌合する際に相手コネクタ31との嵌合をガイドするように回転するとき、相手保持部材61の軸部65の回動支点65a側で、相手コネクタ31のスライド方向Sの一方側が初期に当接する。
さらに、嵌合部27は、相手コネクタ31が回転方向Rで回転した際に対向する嵌合面27aから内部のコンタクト収容部に挿通しているコンタクト挿入穴27fを有している。コンタクト挿入穴27fは、コンタクト25の数と同じ数を有している。コンタクト25には、ケーブル81が接続されている。ケーブル81は、リアインシュレータ13から外へ引き出されている。
なお、リアインシュレータ13の保持受部15のスライド方向Sにおける寸法間隔は、フロントインシュレータ23の保持部28のスライド方向Sにおける寸法間隔よりも少し大きい寸法間隔に設定されている。
したがって、保持部28が保持受部15に挿入されて組み込まれた際には、フロントインシュレータ23が保持受部15内でスライド方向Sへ移動することが可能である。
また、保持部28が保持受部15に挿入されて組み込まれた際には、突部29aが係合部15bに一対一に入り込み係合する。係合部15bは、スライド方向Sにおける寸法間隔が突部29aのスライド方向Sにおける寸法間隔よりも少し大きな寸法に設定されている。したがって、フロントインシュレータ23が保持受部15内でスライド方向Sへ移動する際には、突部29aが係合部15b内でスライド方向Sへ移動することが可能となる。
相手コネクタ31は、樹脂材をモールド成型することによってスライド方向Sに長い寸法の形態で略長箱形状に作られている相手インシュレータ33と、嵌合時にコンタクト25に接続するように相手インシュレータ33に組み込まれて保持されている導電性の相手コンタクト35とを有している。相手コンタクト35は、相手インシュレータ33によって保持されている。
相手インシュレータ33は、フロントインシュレータ23の嵌合部27を挿入可能とするように大きな溝状に形成されている相手嵌合部37と、スライド方向Sの両側から外へ延びるように形成されている一対の相手フランジ部38,38とを有している。
相手嵌合部37には、嵌合時にコンタクト25の芯数に一対一に対応するように複数の相手コンタクト35が設けられている。相手インシュレータ33内では、相手コンタクト35が相手ケーブル91に接続されている。相手ケーブル91は、相手インシュレータ33の外へ引き出されている。なお、実施例1における相手コンタクト35はピンコンタクトである。
一対の相手フランジ部38,38のそれぞれには、相手取付孔38a,38aが形成されている。相手取付孔38a,38aには相手ネジ39が挿通され相手保持部材61に相手ネジ39によってネジ締めすることによって相手コネクタ31が相手保持部材61に固定される。また、相手嵌合部37の開口端側の内面は、面取り部29と当接する面が相手嵌合部37の相手嵌合面37cから内側へ向けてテーパ状に傾斜している相手面取り部37fとなっている。
図4は、図1に示したコネクタ装置におけるコネクタ11及び相手コネクタ31の嵌合直前の状態を示している。図4におけるフロントインシュレータ23は、図4の紙面に示した向きにおいて下側の位置に片寄っている状態である。
保持部材51に取り付けた後のコネクタ11は、図4に示した嵌合前の状態からコンタクト25を収容しているフロントインシュレータ23がリアインシュレータ13に対してスライド方向Sへ動く、いわゆるフローティング状態で移動することが可能である。
フロントインシュレータ23が、図4の紙面に示した向きにおいて下側の位置に片寄っている場合には、フロントインシュレータ23及びリアインシュレータ13の保持受部15の上側の一壁面15e間における隙間寸法Aが大きくなっている。なお、押圧部19の先端は、保持部28の一方の側面(図4では下側の側面)に当接している。
相手コネクタ31は、図5に示すように、相手保持部材61に取り付けた後、軸部65の回動支点65aを支点として回転させてフロントインシュレータ23への挿入を行うときの初期の状態でフロントインシュレータ23の嵌合面27a側の面取り部29に当接する。
面取り部29に当接した相手嵌合部37は、回転を続け、フロントインシュレータ23を押圧してスライド方向Sの一方向S1へ動かし、コンタクト25が相手コンタクト35を挿入可能なコンタクト挿入孔27fの適正位置にくるように回転しながら挿入される。このとき、コネクタ11側の面取り部29が相手嵌合部37の相手面取り部37fに当ることによって図6に示すようにフロントインシュレータ23が上方に移動すると、図4に示した隙間寸法Aよりも狭い隙間寸法B(図6を参照)となる。
したがって、フロントインシュレータ23のコンタクト挿入孔27fが相手コンタクト35の先端に来るようになる。したがって、フロントインシュレータ23は、嵌合面27aの位置が上方へスライドしながら、相手コンタクト35が挿入されるにつれ移動するものである。
さらに、図7乃至図9に示すように、フロントインシュレータ23の自重もしくは嵌合部27の緩やかな外面部分が相手嵌合部37側の相手面取り部37fによって押されことによって今度はフロントインシュレータ23が下方へ移動していく。この動作によって常にフロントインシュレータ23の相手コンタクト35を挿入するコンタクト挿入孔27fとコンタクト25とが同じ位置で挿入していくことができ、図9に示すように嵌合し接触する。
また、図10に示したように、フロントインシュレータ23が図10の紙面において上側に片寄っている場合がある。このとき、押圧部19の先端は、保持部28の一方の側面に当接していない状態にある。図11に示すように、相手コネクタ31を回転しながら嵌合部27へ挿入していくと、図12に示すように、相手コネクタ31の相手面取り部37fが嵌合部27の先端側の外面に当ることによってフロントインシュレータ23が下方へ押されて移動していく。
したがって、コンタクト25の先端がフロントインシュレータ23のコンタクト挿入穴27fに近づいてきたときには、図7に示した位置から図8及び図9に示したように、フロントインシュレータ23の自重もしくは嵌合部27の緩やかな外面部分が相手嵌合部37側の相手面取り部37fによって押されことによって、今度はフロントインシュレータ23が下方へ移動していく。この動作によって常にフロントインシュレータ23の相手コンタクト35を挿入するコンタクト挿入孔27fとコンタクト25とが同じ位置で挿入していくことができ、図9に示すように嵌合し接触する。
上述したように、押圧部19を有するコネクタ11では、固定部材51に対するコネクタ11の取り付けに片寄っている場合、相手側コネクタ31が上方向へ片寄っている場合でもよく、また下側へ片寄っている場合でも押圧部19が下がるとともに、フロントインシュレータ23が下がることによって、余計なストレスがコネクタ11にかからないようにし、嵌合できないということがない。ようするに、押圧部19があることによって、コネクタ11の取り付けズレを吸収する役目も果たす。
図13は、図1に示したコネクタ装置における実施例2を示しており、コネクタ11及び相手コネクタ31の嵌合直前の状態を示している。
実施例2におけるリアインシュレータ13には、フロントインシュレータ23をスライド方向Sの一方向S1とは逆方向S2へ向けて押圧する押圧部19′が形成されている。押圧部19′は、保持受部15を構成している四つの壁部の内のスライド方向Sを直交する他方の壁部15gの後面側からリアインシュレータ13の保持受部15の上側の一壁面15eに沿って前面15f上へ延びている。
押圧部19′は、一方端が他方の壁部15gの後面側で接続されており、一方端から前面13a上へ延びている形状であるのでバネ性を有している。この押圧部19′は、フロントインシュレータ23を相手コネクタ31に嵌合する前に、フロントインシュレータ23を常に一方向S1とは逆方向S2へ片寄せしておく役目を果たす。
保持部材51に取り付けた後のコネクタ11は、図4に示した嵌合前の状態からコンタクト25を収容しているフロントインシュレータ23がリアインシュレータ13に対してスライド方向Sへ動く、いわゆるフローティング状態で移動することが可能である。
フロントインシュレータ23は、図13の紙面に示した向きにおいて下側の位置に片寄っている。この場合、図4に示した状態と同様に、フロントインシュレータ23及びリアインシュレータ13の保持受部15の上側の一壁面15e間における隙間寸法Aが大きくなっている。なお、押圧部19の先端は、保持部28の一方の側面(図4では下側の側面)に当接している。
相手コネクタ31は、相手保持部材61に取り付けた後、軸部65の回動支点65aを支点として回転させてフロントインシュレータ23への挿入を行うときの初期の状態でフロントインシュレータ23の嵌合面27a側の面取り部29に当接する。
以下、相手コネクタ31との嵌合は、図5乃至図9によって説明した状態と同様であるため、図6乃至図9を参照して説明する。
面取り部29に当接した相手嵌合部37は、回転を続け、フロントインシュレータ23を押圧してスライド方向Sの一方向S1へ動かし、コンタクト25が相手コンタクト35を挿入可能なコンタクト挿入孔27fの適正位置にくるように回転しながら挿入される。このとき、コネクタ11側の面取り部29が相手嵌合部37の相手面取り部37fに当ることによって図6に示したようにフロントインシュレータ23が上方に移動すると、図4に示した隙間寸法Aよりも狭い隙間寸法B(図6を参照)となる。
したがって、フロントインシュレータ23のコンタクト挿入孔27fが相手コンタクト35の先端に来るようになる。フロントインシュレータ23は、嵌合面27aの位置が上方へスライドしながら、相手コンタクト35が挿入されるにつれ移動するものである。
さらに、図7乃至図9に示すように、フロントインシュレータ23の自重もしくは嵌合部27の緩やかな外面部分が相手嵌合部37側の相手面取り部37fによって押されことによって今度はフロントインシュレータ23が下方へ移動していく。この動作によって常にフロントインシュレータ23の相手コンタクト35を挿入するコンタクト挿入孔27fとコンタクト25とが同じ位置で挿入していくことができ、図9に示すように嵌合し接触する。
図14は、図1に示したコネクタ装置における実施例3を示しており、コネクタ11及び相手コネクタ31の嵌合直前の状態を示している。
実施例3におけるリアインシュレータ13には、フロントインシュレータ23をスライド方向Sの一方向S1へ向けて押圧する押圧部19が形成されている。押圧部19は、保持受部15を構成している四つの壁部の内のスライド方向Sを直交する一方の壁部15dの後面側から一方の壁部15dの一壁面15cに沿って前面15f上へ延びている。
押圧部19は、一方端が一方の壁部15dの後面側で接続されており、一方端から一方の壁面15cに沿って前面13a上へ延びている形状であるのでバネ性を有している。さらに、フロントインシュレータ23をスライド方向Sの一方向S1とは逆方向S2へ向けて押圧する押圧部19′が形成されている。押圧部19′は、保持受部15を構成している四つの壁部の内のスライド方向Sを直交する他方の壁部15gの後面側からリアインシュレータ13の保持受部15の上側の一壁面15eに沿って前面13a上へ延びている。
押圧部19′は、一方端が他方の壁部15gの後面側で接続されており、一方端から前面13a上へ延びている形状であるのでバネ性を有している。押圧部19,19′は、フロントインシュレータ23を相手コネクタ31に嵌合する前の状態で、フロントインシュレータ23を常に一定の位置に保持する役目を果たす。
したがって、相手嵌合部37は、コンタクト25が相手コンタクト35を挿入可能なコンタクト挿入孔27fの適正位置にくるように回転しながら挿入され、フロントインシュレータ23のコンタクト挿入孔27fが相手コンタクト35の先端に来るようになる。この動作によって常にフロントインシュレータ23の相手コンタクト35を挿入するコンタクト挿入孔27fとコンタクト25とが同じ位置で挿入していくことができ、図9に示したように嵌合し接触する。
図15は、図1に示したコネクタ装置における実施例3を示しており、コネクタ11及び相手コネクタ31の嵌合直前の状態を示している。
実施例4におけるリアインシュレータ13には、図1乃至図3に示したフロントインシュレータ23をスライド方向Sの一方向S1へ向けて押圧する押圧部19がない形状のものである。
このように、押圧部19がない形態であっても、フロントインシュレータ23を相手コネクタ31に嵌合する前の状態で、フロントインシュレータ23を常に一定の位置に保持する形態であれば、相手嵌合部37は、コンタクト25が相手コンタクト35を挿入可能なコンタクト挿入孔27fの適正位置にくるように回転しながら挿入され、フロントインシュレータ23のコンタクト挿入孔27fが相手コンタクト35の先端に来るようになる。この動作によって常にフロントインシュレータ23の相手コンタクト35を挿入するコンタクト挿入孔27fとコンタクト25とが同じ位置で挿入していくことができ、図9に示したように嵌合し接触する。
なお、実施例1においては、相手コンタクト35が相手ケーブル91に接続されている形態によって説明したが、相手保持部材61をプリント配線基板のような基板としてSMT部品又はDIP部品として直接これらの基板の回路に接続するようにしてもよい。
また、係合受部(穴形状)15bと突部(係合部)29aは、逆の関係であってもよく、係合受部15bと突部29aの関係が溝と突部との係合関係であってもよい。さらに、面取り部29は、傾斜している平面もしくは曲面であってもよい。
さらにまた、押圧部19は、リアインシュレータ13側に限らず、フロントインシュレータ23に形成するようにしてもよい。
本発明に係るコネクタ装置は、自動車の車両パネルに固定する回動接続式電気接続箱としての用途にも適用できる。
本発明に係るコネクタ装置の嵌合前の状態を一部断面して示した側面図である(実施例1)。 図1に示したコネクタ装置のコネクタ及び相手側コネクタを示した斜視図である。 図2に示したコネクタ装置のコネクタを分解し相手側コネクタとともに示した斜視図である。 図1に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの嵌合直前の状態を示しており、フロントインシュレータが下側の位置に片寄っている状態を一部断面して示した側面図である。 図4に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの嵌合初期の状態を一部断面して示した側面図である。 図5に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの嵌合途中の状態を一部断面して示した側面図である。 図6に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの位置からさらに嵌合する途中の状態を一部断面して示した側面図である。 図7に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの位置からさらに嵌合する途中の状態を一部断面して示した側面図である。 図8に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの嵌合状態を示した側面図である。 図1に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの嵌合直前の状態を示しており、フロントインシュレータが上側の位置に片寄っている状態を一部断面して示した側面図である。 図10に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの嵌合初期の状態を一部断面して示した側面図である。 図11に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの嵌合途中の状態を一部断面して示した側面図である。 図1に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの嵌合直前の状態を一部断面して示しており、フロントインシュレータが下側の位置に片寄っている状態を一部断面して示した側面図である(実施例2)。 図1に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの嵌合直前の状態を一部断面して示した側面図である(実施例3)。 図1に示したコネクタ装置におけるコネクタ及び相手側コネクタの嵌合直前の状態を一部断面して示した側面図である(実施例4)。
符号の説明
11 コネクタ
13 リアインシュレータ
15 保持受部
15b 係合受部
19,19′ 押圧部
23 フロントインシュレータ
25 コンタクト
27 嵌合部
27a 嵌合面
27f コンタクト挿入穴
28 保持部
29 面取り部
29a 突部
31 相手コネクタ
33 相手インシュレータ
35 相手コンタクト
37 相手嵌合部
37f 相手面取り部
51 固定部材
55 軸穴
61 相手固定部材
65 軸部
65a 回動支点
G 嵌合方向
R 回転方向
S スライド方向
S1 スライド方向の一方向

Claims (2)

  1. 固定側となる固定部材に固定されるコネクタと、該固定部材に対して回動自在に軸支し回転操作により前記コネクタに嵌合方向で嵌合する相手コネクタとを含むコネクタ装置において、
    前記コネクタは、前記固定部材に固定されるリアインシュレータと、該リアインシュレータに保持したフロントインシュレータとを有し、
    前記リアインシュレータには、前記嵌合方向を直交するスライド方向で前記フロントインシュレータがスライド自在に保持れており、
    前記フロントインシュレータには、複数の導電性のコンタクトが設けられており、
    前記相手コネクタは、前記コネクタに嵌合する際に前記コンタクトに接続する導電性の相手コンタクトと、相手コンタクトを保持している相手インシュレータとを有し、
    前記フロントインシュレータには、前記相手コネクタと嵌合する際に相手側コネクタの嵌合をガイドするよう前記相手コネクタの回動支点側にあってかつ嵌合初期時に前記スライド方向で対向する一方の外側面に面取り部が形成されていることを特徴とするコネクタ装置。
  2. 請求項1記載のコネクタ装置において、前記リアインシュレータには、前記スライド方向の一方向へ向けて前記フロントインシュレータを押圧する押圧部をさらに有していることを特徴とするコネクタ装置。

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