JP2005207790A - 落下試験装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 作業床Lに所定の間隔を隔てて立設された4本の支柱1aの間の中心位置と、これら支柱1aの外方位置との間で往復移動して、載置された被験体Wを前記中心位置に移動させると共に、この中心位置において下降されて、作業床Lに設けられた衝撃受ベース1bに載置されるシフトテーブル2と、前記4本の支柱1aにガイドされて上昇され、かつ落下される重量調整可能な重錘5と、前記4本の支柱1aに沿って設けられ、前記重錘5を所定高さまで揚程する重錘揚程装置3と、前記4本の支柱1aの頂部に設けられ、前記重錘揚程装置3により揚程された重錘5を吊持、かつ吊持解放自在に支持し、前記重錘5に対して瞬時に押下げ力を作用させる重錘加速装置6とから構成する。
【選択図】 図1
Description
図1は落下試験装置の全体正面図、図2は落下試験装置の全体側面図、図3はレールを含むシフトテーブルの平面図、図4は図1のA−A線断面図、図5は図1のB部拡大図、図6は図3のC−C線断面図、図7は図3のD矢視図、図8は図7のE−E線断面図、図9は図7のF−F線断面図である。図10は重錘揚程装置の取付け状態説明図、図11は重錘自由落下装置の構成説明図、図12は重錘の側面図、図13は重錘の平面図、図14は図12の矢印の手前側の支柱(図12における左側の支柱)を省略して示すG矢視図である。図15は重錘加速装置の縦断面図、図16は図15のH−H線断面図、図17は倍力爪外し機構の側面図、図18は空圧加速シリンダ装置の取付け状態説明図、図19は空圧加速シリンダ装置の縦断面、図20はバッファタンク配設状態説明図である。
即ち、支柱1aを構成するH形鋼の1画と3画に相当する板部材に径方向の中心を共有する貫通孔が設けられており、1画と3画に相当する板部材に前記貫通孔の径方向の中心を共有し、相対する方向に突出するボスが固着されている。より詳しくは、支柱1aを構成するH形鋼の1画に相当する板部材の3画に相当する板部材側の面にオイレスブッシュ4bが嵌着されてなる先端側ボス4aが突設されている。また、3画に相当する板部材の1画に相当する板部材側の面に基端側ボス4cが突設されている。そして、これら先端側ボス4aのオイレスブッシュ4bと基端側ボス4cとにスライドピン4dがスライド可能に嵌合されている。このスライドピン4dは、3画に相当する板部材の反ボス側に設けられたエアシリンダ4eによって、先端側ボス4aのオイレスブッシュ4bから所定長さ突出すると共に、オイレスブッシュ4bとほぼ面一になる位置に退避されるように構成されている。つまり、スライドピン4dの突出により重錘5を所定高さ位置で支えると共に、同期退避により、支えている重錘5を自由落下させるように構成されている。本形態においては、重錘5を3段階の高さから自由落下させることができるように設定されている。
なお、重錘5を自由落下させる自由落下高さの段数は必要に応じて設定することができるので、自由落下高さの段数は3段階に限定されるものではない。
そのため、第1バッファタンク11内の高圧空気が加速ピストン9bとシール押圧ピストン9fとの間に一気に流入して、加速ピストン9bに、その断面積に応じた力が瞬時に発生する。
2…シフトテーブル,2a…車輪,2b…衝撃吸収装置,2c…ロードセル,2d…昇降レール,2e…レールガイド,2f…油圧シリンダ,2g…固定レール,2h…減速機付モータ,2i…駆動スプロケット,2j…従動スプロケット,2k…テーブル作動チェーン
3…重錘揚程装置,3a…駆動モータ,3b…駆動スプロケット,3c…従動スプロケット,3d…揚程用チェーン,3e…持上げ突起
4…自由落下装置,4a…先端側ボス,4b…オイレスブッシュ,4c…基端側ボス,4d…スライドピン,4e…エアシリンダ
5…重錘,5a…重錘本体,5b…第1ガイドローラユニット,5c…第2ガイドローラユニット,5d…ばね受座板,5e…吊持フック,5f…間隔体取付け部,5g…重量調整用重錘
6…重錘加速装置,6a…架台フレーム,6b…ガイド部材
7…ばね加速装置,7a…ばね圧縮用油圧シリンダ,7b…昇降フレーム,7c…回動固定ピン,7d…吊持アーム,7e…アーム回動用エアシリンダ,7f…継足しロッド,7g…加速コイルばね,7h…昇降板,7i…ガイドロッド
8…倍力爪外し機構,8a…爪外しアーム,8b…当接部,8c…固定ピン,8d…トグルアーム,8e…アーム作動シリンダ,8f…伸縮ロッド,8g…ガイド筒
9…空圧加速シリンダ装置,9a…筒体,9b…加速ピストン,9c…押下げロッド,9d…シールリング,9e…位置決めシリンダ,9f…シール押圧ピストン,9g…中空ロッド,9h…閉塞蓋,9i…T型金具,9j…高圧空気流出入管,9k…シール装置,9l…ねじロッド,9m…調整ナット,9n…遮断体,9o…高圧空気導入管,9p…内筒,9r…円筒状間隔体,9s…シール押圧ピストンと遮断体との間の隙間
11…第1バッファタンク,11a…管接続管,12…第1バッファタンク,12a…管接続管,13…増圧機
L…作業床
W…被験体
Claims (9)
- 作業床に敷設されたレールを転動する車輪を備え、作業床に所定の間隔を隔てて立設された複数の支柱の間の中心位置と、これら複数の支柱の外方位置との間で往復移動して、載置された被験体を前記複数の支柱の間の中心位置に移動させると共に、これら複数の支柱の間の中心位置において下降されて、作業床に設けられた衝撃受ベースに載置されるシフトテーブルと、前記複数の支柱の相対する側に設けられたローラガイドを転動するガイドローラを備えた重量調整可能な重錘と、前記複数の支柱に沿って設けられ、前記重錘を所定高さまで揚程する可逆作動自在な重錘揚程装置と、前記複数の支柱の頂部に設けられ、前記重錘揚程装置により揚程された重錘を吊持、かつ吊持開放自在に支持し、前記重錘に対して瞬時に押下げ力を作用させる重錘加速装置とを具備してなることを特徴とする落下試験装置。
- 前記複数の支柱の相対する部位であって、かつ前記重錘加速装置よりも下方の複数箇所に、相対する方向に突出して前記重錘を支えると共に同期退避することにより、支えている重錘を自由落下させる進退自在なスライドピンを有する自由落下装置が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の落下試験装置。
- 前記重錘加速装置は、前記複数の支柱の頂部に架設された架台フレームと、この架台フレームに設けられ、前記重錘に設けられた吊持フックに係合する係合爪を備え、回動支点ピンで支持されてなる開閉自在な一対の吊持アームと、この一対の吊持アームに対する係合爪の係合を開放するために、この一対の吊持アームを同時に押し開く倍力爪外し機構を備えてなり、この倍力爪外し機構は、先端側が固定ピンにより回動可能に支持され、前記一対の吊持アームの回動支点ピンと係合爪の間を相反する方向に押圧する爪外しアームと、先端側が前記爪外しアームの基端側に枢着され、ガイドに案内されて伸縮するアーム作動シリンダの伸縮ロッドの先端に基端側が枢着されてなる開閉自在な一対のトグルアームとからなることを特徴とする請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
- 前記重錘加速装置は、前記架台フレームに設けられた油圧シリンダと、この油圧シリンダのロッドの伸長により前記吊持アーム、前記重錘を介して圧縮されると共に弾発力により前記重錘に押下げ力を作用させる加速ばねを備えたばね加速装置を備えてなることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
- 前記重錘加速装置は、前記架台フレームに設けられた垂直な筒体と、この筒体の下部部分に組込まれ、前記重錘に押下げ力を作用させる押下げロッドを備えた加速ピストンと、この加速ピストンの上部に設けられ、この加速ピストンの外径より小径のシールリングと、前記筒体の上部部分と、この上部部分に組込まれ、前記筒体の側面より導入される高圧空気により前記シールリングを押し潰してこのシールリングの内外を遮断するシール押圧ピストンを備えると共に、前記筒体の上部に設けられた高圧空気流出入管から流入する高圧空気を、中空ロッドを介して前記シール押圧ピストンと前記加速ピストンの間に供給する位置決めシリンダとからなる空圧加速シリンダ装置を備えてなることを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
- 前記筒体の上部に設けられた高圧空気流出入管に、前記架台フレームに設けられたバッファタンクから高圧空気が供給されるように構成されてなることを特徴とする請求項5に記載の落下試験装置。
- 前記重錘加速装置の前記ばね加速装置と前記空圧加速シリンダ装置とは、前記重錘に対してそれぞれ個別に押下げ力を作用させ得るように構成されてなることを特徴とする請求項5または6のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
- 前記空圧加速シリンダ装置の位置決めシリンダは、前記中空ロッドの上端が連結ピンを介して連結されると共に、前記高圧空気流出入管の連通位置より上側にシールを介して気密可能に前記筒体外に突出し、突出部分に雄ねじが螺刻されてなるねじロッドと、このねじロッドの雄ねじに螺着され、前記シール押圧ピストンを、前記シールリングを適正な潰し代だけ押し潰す位置に調整する調整ナットとからなる位置決め機構により位置決めされるように構成されてなることを特徴とする請求項5乃至7のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
- 前記重錘の上面に、前記加速ばねの設定圧縮量の如何にかかわらず、前記加速ピストンの全ストロークを有効活用することを可能ならしめる間隔体を取付ける間隔体取付け部が設けられてなることを特徴とする請求項5乃至8のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
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