JP2005207790A - 落下試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 重錘を加速することにより、支柱の高さを低くすることを可能ならしめる落下試験装置を提供する。
【解決手段】 作業床Lに所定の間隔を隔てて立設された4本の支柱1aの間の中心位置と、これら支柱1aの外方位置との間で往復移動して、載置された被験体Wを前記中心位置に移動させると共に、この中心位置において下降されて、作業床Lに設けられた衝撃受ベース1bに載置されるシフトテーブル2と、前記4本の支柱1aにガイドされて上昇され、かつ落下される重量調整可能な重錘5と、前記4本の支柱1aに沿って設けられ、前記重錘5を所定高さまで揚程する重錘揚程装置3と、前記4本の支柱1aの頂部に設けられ、前記重錘揚程装置3により揚程された重錘5を吊持、かつ吊持解放自在に支持し、前記重錘5に対して瞬時に押下げ力を作用させる重錘加速装置6とから構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、重錘を垂直に落下させることにより被験体に衝突させて、被験体の変形や強度を試験するための落下試験装置に係り、より詳しくは、重錘を加速して落下させることを可能ならしめるようにした落下試験装置に関するものである。
重錘を垂直に落下させる衝撃試験装置(落下試験装置)としては、例えば後述する構成になるものが公知である。この従来例に係る落下試験装置は、床に立設された垂直ガイド(支柱)に上下に滑動自在な重錘が設けられている。重錘の下端部には加速度センサが設けられている。この重錘の直下には水平な基台が設けられており、この基台の上面に圧電センサが配置されている。圧電センサの上には、踵部を上に向けた靴(被験体)を支持し、先端にアールを付した支持台が設けられている。そして、前記加速度センサと前記圧電センサの出力はオシロスコープに入力されるように構成されている。つまり、この従来例に係る落下試験装置は、支持台に靴を逆さにして載置し、重錘を所定高さまで引き上げ、次いで落下させて靴の踵部に衝撃力を加えることにより、衝撃吸収性を計測するものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−151003号公報
上記従来例に係る落下試験装置は、上記のとおり、小型の被験体(靴の踵部)の衝撃試験を行うものであるから、例えば乗用車のように大型の被験体に対して、そのままの構成を適用することは困難である。より大型化、かつ複雑化する必要があるのに加えて、このような大型の被験体の落下試験を行う場合、一般に下側にセットした被験体に、上方からより高速で重錘を落下させる必要がある。
自動車のような大型の被験体の場合、車体重量や車速の相違によって、試験条件が相違する。重錘を自由落下させる落下試験装置の場合、車体重量の相違に対しては、補助重錘の取付け等によって重錘の重量が調整され、車速の相違に対しては重錘の落下高さが変更される。ところで、被験体が自動車である場合、高速化に伴って、より高速の衝突試験を行う必要が生じてきており、重錘をより高い位置から自由落下させなければならなくなってきている。そのため、非常に高い支柱を備えた落下試験装置が要求され、これに伴って落下試験装置を収容する建屋の高さも高くしなければならず、落下試験装置の設置コストが過大になるという経済上の問題があった。
例えば、初速を0とした場合には、高さhにおけるマスmの位置エネルギーHhはmg(重力の加速度=9.8m/s2)hであり、h落下して速度vとなったマスmの運動エネルギーEvは1/2・mv2であるから、力学的エネルギー保存の法則によりmgh=1/2・mv2が成立する。一般的な10m高さの自由落下試験装置で得られる重錘の速度を、前記式から得られるv=(2gh)1/2から求めると、14.0m/s、即ち時速50.4km/hに相当する衝撃試験結果が得られる。しかし、より高速に対応した衝撃試験、たとえば時速70km/h(19.44m/s)に相当する衝撃試験を行う場合には、重錘を20.8mの高さ(高さh=v2/2g=19.442/2×9.8)から落下させなければならない。
従って、本発明の目的は、重錘を加速することにより、支柱の高さを低くすることを可能ならしめる落下試験装置を提供することである。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る落下試験装置が採用した手段は、作業床に敷設されたレールを転動する車輪を備え、作業床に所定の間隔を隔てて立設された複数の支柱の間の中心位置と、これら複数の支柱の外方位置との間で往復移動して、載置された被験体を前記複数の支柱の間の中心位置に移動させると共に、これら複数の支柱の間の中心位置において下降されて、作業床に設けられた衝撃受ベースに載置されるシフトテーブルと、前記複数の支柱の相対する側に設けられたローラガイドを転動するガイドローラを備えた重量調整可能な重錘と、前記複数の支柱に沿って設けられ、前記重錘を所定高さまで揚程する可逆作動自在な重錘揚程装置と、前記複数の支柱の頂部に設けられ、前記重錘揚程装置により揚程された重錘を吊持、かつ吊持開放自在に支持し、前記重錘に対して瞬時に押下げ力を作用させる重錘加速装置とを具備してなることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る落下試験装置が採用した手段は、請求項1に記載の落下試験装置において、前記複数の支柱の相対する部位であって、かつ前記重錘加速装置よりも下方の複数箇所に、相対する方向に突出して前記重錘を支えると共に同期退避することにより、支えている重錘を自由落下させる進退自在なスライドピンを有する自由落下装置が設けられてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る落下試験装置が採用した手段は、請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置において、前記重錘加速装置は、前記複数の支柱の頂部に架設された架台フレームと、この架台フレームに設けられ、前記重錘に設けられた吊持フックに係合する係合爪を備え、回動支点ピンで支持されてなる開閉自在な一対の吊持アームと、この一対の吊持アームに対する係合爪の係合を開放するために、この一対の吊持アームを同時に押し開く倍力爪外し機構を備えてなり、この倍力爪外し機構は、先端側が固定ピンにより回動可能に支持され、前記一対の吊持アームの回動支点ピンと係合爪の間を相反する方向に押圧する爪外しアームと、先端側が前記爪外しアームの基端側に枢着され、ガイドに案内されて伸縮するアーム作動シリンダの伸縮ロッドの先端に基端側が枢着されてなる開閉自在な一対のトグルアームとからなることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る落下試験装置が採用した手段は、請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置において、前記重錘加速装置は、前記架台フレームに設けられた油圧シリンダと、この油圧シリンダのロッドの伸長により前記吊持アーム、前記重錘を介して圧縮されると共に弾発力により前記重錘に押下げ力を作用させる加速ばねを備えたばね加速装置を備えてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係る落下試験装置が採用した手段は、請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置において、前記重錘加速装置は、前記架台フレームに設けられた垂直な筒体と、この筒体の下部部分に組込まれ、前記重錘に押下げ力を作用させる押下げロッドを備えた加速ピストンと、この加速ピストンの上部に設けられ、この加速ピストンの外径より小径のシールリングと、前記筒体の上部部分と、この上部部分に組込まれ、前記筒体の側面より導入される高圧空気により前記シールリングを押し潰してこのシールリングの内外を遮断するシール押圧ピストンを備えると共に、前記筒体の上部に設けられた高圧空気流出入管から流入する高圧空気を、中空ロッドを介して前記シール押圧ピストンと前記加速ピストンの間に供給する位置決めシリンダとからなる空圧加速シリンダ装置を備えてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係る落下試験装置が採用した手段は、請求項5に記載の落下試験装置において、前記筒体の上部に設けられた高圧空気流出入管に、前記架台フレームに設けられたバッファタンクから高圧空気が供給されるように構成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項7に係る落下試験装置が採用した手段は、請求項5または6のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置において、前記重錘加速装置の前記ばね加速装置と前記空圧加速シリンダ装置とは、前記重錘に対してそれぞれ個別に押下げ力を作用させ得るように構成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項8に係る落下試験装置が採用した手段は、請求項5乃至7のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置において、前記空圧加速シリンダ装置の位置決めシリンダは、前記中空ロッドの上端が連結ピンを介して連結されると共に、前記高圧空気流出入管の連通位置より上側にシールを介して気密可能に前記筒体外に突出し、突出部分に雄ねじが螺刻されてなるねじロッドと、このねじロッドの雄ねじに螺着され、前記シール押圧ピストンを、前記シールリングを適正な潰し代だけ押し潰す位置に調整する調整ナットとからなる位置決め機構により位置決めされるように構成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項9に係る落下試験装置が採用した手段は、請求項5乃至8のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置において、前記重錘の上面に、前記加速ばねの設定圧縮量の如何にかかわらず、前記加速ピストンの全ストロークを有効活用することを可能ならしめる間隔体を取付ける間隔体取付け部が設けられてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項1乃至9に係る落下試験装置によれば、複数の支柱の間の中心位置に移動させられると共に、下降されて衝撃受ベースに載置されたシフトテーブル上の被験体に、重錘揚程装置により所定高さ位置まで揚程されて重錘加速装置に吊持させた重錘を、前記重錘加速装置により加速して落下させることができる。従って、本発明の請求項1乃至9に係る落下試験装置によれば、同等の落下速度が得られる従来例に係る自由落下式の落下試験装置よりも支柱の高さを低くすることができるから、これを収容する建屋の高さも低くすることができる。
本発明の請求項2に係る落下試験装置によれば、重錘を加速落下させることができるのに加えて、重錘の落下速度が遅くてよい試験の場合には、自由落下装置のスライドピンを突出させて重錘を支えると共に、スライドピンを同期退避させることにより重錘を自由落下させることもできる。
本発明の請求項3に係る落下試験装置によれば、重錘は、回動支点ピンで支持された開閉自在な一対の吊持アームの係合爪の係合により吊持フックを介して重錘加速装置により吊持されると共に、この重錘加速装置により押下げ力が付与される。そして、この重錘を吊持する一対の吊持アームの回動支点ピンと係合爪の間が、倍力爪外し機構のアーム作動シリンダの伸縮ロッドの伸長動作によりトグルアームを介して回動する、先端側が固定ピンにより回動可能に支持された爪外しアームにより相反する方向に押圧されて、一対の吊持アームの係合爪が吊持フックから外れるので、重錘に押下げ力を付加した状態で落下させることができる。
本発明の請求項4に係る落下試験装置によれば、油圧シリンダのロッドの伸長により前記吊持アーム、前記重錘を介して圧縮されるばね加速装置の加速ばねの弾発力により重錘に押下げ力が付与される。また、本発明の請求項4に係る落下試験装置によれば、一対の吊持アームの係合爪が重錘に設けられた吊持フックから外れ、空圧加速シリンダ装置のシール押圧ピストンによるシールリングの押し潰し状態が解除された瞬間に、シールリングの内側から加速ピストンの全面積に広がる高圧空気によって生じる加速ピストンの面積に高圧空気圧力を掛けた力を受けて、加速ピストンが下方に高速移動する。従って、本発明の請求項4に係る落下試験装置によれば、重錘に対して、ばね加速装置の加速ばねの弾発力による押下げ力が付与されるのに加えて、加速ピストンの加速ロッドによっても押下げ力が付与される。
本発明の請求項6に係る落下試験装置によれば、空圧加速シリンダ装置を構成する筒体の上部に設けられた高圧空気流出入管に、前記架台フレームに設けられたバッファタンクから高圧空気が供給される。そして、高速ピストンがストロークエンドで急停止すると、高圧空気流出入管から流入する高圧空気の流入が急停止するため、反動により筒体の下部部分内、中空ロッド内、高圧空気流出入管が高圧になるが、この圧力がバッファタンクにより吸収されるため、これら筒体の下部部分、中空ロッド、高圧空気流出入管等が損傷するような虞がない。
本発明の請求項7に係る落下試験装置によれば、重錘加速装置の前記ばね加速装置のみにより重錘に対して押下げ力を作用させることができ、また重錘加速装置の空圧加速シリンダ装置のみにより重錘に対して押下げ力を作用させることができる。
本発明の請求項8に係る落下試験装置によれば、加速ピストンの位置決め機構の調整ナットによりねじロッド、中空ロッドを介して、シール押圧ピストンを、前記シールリングを押し潰す位置に調整することができる。その結果、加速ピストンが下降を開始しても、シール押圧ピストンは加速ピストンと共に下降することがないように担保される。
本発明の請求項9に係る落下試験装置によれば、ばね加速装置の加速ばねの設定圧縮量が少なくて重錘の上面と空圧加速シリンダ装置の加速ロッドの下端との間に間隔があっても、重錘の上面に設けられた間隔体取付け部に間隔体を取付けることにより、加速ピストンの全ストロークを押下げ力の付与のために有効活用することができる。
以下に、本発明の形態に係る落下試験装置を、添付図面を順次参照しながら説明する。
図1は落下試験装置の全体正面図、図2は落下試験装置の全体側面図、図3はレールを含むシフトテーブルの平面図、図4は図1のA−A線断面図、図5は図1のB部拡大図、図6は図3のC−C線断面図、図7は図3のD矢視図、図8は図7のE−E線断面図、図9は図7のF−F線断面図である。図10は重錘揚程装置の取付け状態説明図、図11は重錘自由落下装置の構成説明図、図12は重錘の側面図、図13は重錘の平面図、図14は図12の矢印の手前側の支柱(図12における左側の支柱)を省略して示すG矢視図である。図15は重錘加速装置の縦断面図、図16は図15のH−H線断面図、図17は倍力爪外し機構の側面図、図18は空圧加速シリンダ装置の取付け状態説明図、図19は空圧加速シリンダ装置の縦断面、図20はバッファタンク配設状態説明図である。
先ず、本発明の形態に係る落下試験装置の概要構成を、図1乃至4を順次参照しながら説明する。本発明の形態に係る落下試験装置1は、基礎1e上の矩形の頂角のそれぞれに対応する位置に立設された4本の支柱1aを備えると共に、これら4本の支柱1aの間の中心位置に配設された衝撃受ベース1bを備えている。前記4本の支柱1aの外方位置において上にセットされた被験体Wを4本の支柱1aの間の中心位置に移動させる、往復移動自在なシフトテーブル2を備えている。また、前記4本の支柱1aにガイドされて上昇、かつ落下されて前記被験体Wに対して衝撃力を加える重錘5を備えると共に、この重錘5を揚程する重錘揚程装置3を備えている。さらに、前記4本の支柱1aの上下方向の3箇所に重錘5を自由落下させる自由落下装置4を備えると共に、これら4本の支柱1aの頂部に架設されてなる重錘加速装置6を備えている。なお、4本の支柱1aの頂部において外方に突出してなるものは重錘加速装置6をメンテナンスするための上部メンテナンス用デッキ1cであり、また4本の支柱1aの重錘加速装置6の下方位置において外方に突出してなるものは中間部メンテナンス用デッキ1dである。
前記シフトテーブル2は、図1,3,5および6に示すように、車輪2aが設けられている。このシフトテーブル2の移動方向と直交する左右方向の端部付近の上面のそれぞれには、図6に示すように、後述する重錘5の落下により被験体Wが所定量圧縮変形すると、それ以上大きく変形するのを防止する衝撃吸収装置2bが設けられている。また、このシフトテーブル2の上面の前記衝撃吸収装置2bの間には、前部座席と後部座席との間で切断されると共に、エンジンルーム側を上側に向けた乗用車のフロント部分からなる被験体Wがセットされ、この被験体Wに作用する衝撃力を測定する4個のロードセル2cが配設されている。また、このシフトテーブル2は、4本の支柱1aの間の中心位置に敷設された昇降レール2dと、4本の支柱1aの外方位置における作業床Lに敷設された固定レール2gとからなるレール上を、減速機付モータ2hで回転される駆動スプロケット2iと、従動スプロケット2jと、これら両スプロケット2i,2jに掛装されてなるテーブル作動チェーン2kとにより往復移動されるように構成されている。
前記昇降レール2dの端部は、図7乃至9に示すように、レールガイド2eにより案内されて、このレールガイド2eの内側に設けられた油圧シリンダ2fによって昇降されるように構成されている。そして、車輪2aの転動面が前記衝撃受ベース1bの上面より下方になる位置までの昇降レール2dの下降により、前記シフトテーブル2は、4本の支柱1aの間の中心位置において、前記衝撃受ベース1bの上面に載置されるように構成されている。これにより、被験体Wに作用する衝撃力はロードセル2c、シフトテーブル2、衝撃受ベース1bを介して、この衝撃受ベース1bを支持する基礎1eによって受持たれることとなる。
前記重錘揚程装置3は、図10に示すように、支柱1aの前記シフトテーブル2の移動方向と直交する方向(図10では片側のみであるが、実際にはシフトテーブル2の移動方向と直交する方向の左右に設けられている。)に設けられている。前記支柱1aの頂部に、出力軸の先端が軸受により支持されてなる可逆回転自在な駆動モータ3aが設けられており、この駆動モータ3aの出力軸に駆動スプロケット3bが嵌着されている。また、支柱1aの基端部に従動スプロケット3cが設けられており、この従動スプロケット3cと前記駆動スプロケット3bとに、ボルトナットを介して前記重錘5の下面を持上げる持上げ突起3eが突設されてなる揚程用チェーン3dが掛装されている。つまり、この重錘揚程装置3は、駆動モータ3aの正回転により持上げ突起3eで重錘5の下面を持上げて所定高さ位置に揚程した後、逆回転により前記持上げ突起3eが重錘5の落下に支障のない位置に下げられるように構成されている。
前記自由落下装置4は、図11に示すように、支柱1aの前記シフトテーブル2の移動方向と直交する方向の左右であって、かつ上下方向の三箇所にそれぞれ一対ずつ、つまり12セット設けられている。各自由落下装置4は、図12に示すように構成されている。
即ち、支柱1aを構成するH形鋼の1画と3画に相当する板部材に径方向の中心を共有する貫通孔が設けられており、1画と3画に相当する板部材に前記貫通孔の径方向の中心を共有し、相対する方向に突出するボスが固着されている。より詳しくは、支柱1aを構成するH形鋼の1画に相当する板部材の3画に相当する板部材側の面にオイレスブッシュ4bが嵌着されてなる先端側ボス4aが突設されている。また、3画に相当する板部材の1画に相当する板部材側の面に基端側ボス4cが突設されている。そして、これら先端側ボス4aのオイレスブッシュ4bと基端側ボス4cとにスライドピン4dがスライド可能に嵌合されている。このスライドピン4dは、3画に相当する板部材の反ボス側に設けられたエアシリンダ4eによって、先端側ボス4aのオイレスブッシュ4bから所定長さ突出すると共に、オイレスブッシュ4bとほぼ面一になる位置に退避されるように構成されている。つまり、スライドピン4dの突出により重錘5を所定高さ位置で支えると共に、同期退避により、支えている重錘5を自由落下させるように構成されている。本形態においては、重錘5を3段階の高さから自由落下させることができるように設定されている。
なお、重錘5を自由落下させる自由落下高さの段数は必要に応じて設定することができるので、自由落下高さの段数は3段階に限定されるものではない。
前記重錘5は、図12乃至図14に示すように構成されている。即ち、この重錘5は箱型の重錘本体5aを備えている。この重錘本体5aの左右方向の端部のそれぞれに、二種類のガイドローラユニットが一対ずつ設けられており、これらガイドローラユニットは、第1ガイドローラユニット5bと、第1ガイドローラユニット5bの間に設けられてなる第2ガイドローラユニット5cとである。前記第1ガイドローラユニット5bは、前記重錘本体5aの端部の上面に突設された上部ブラケットと、この上部ブラケットにより支持され、支柱1aを構成するH形鋼の1画または3画に相当する板部材の幅方向の中心において上下方向に沿って固着された第1ローラガイド1fの転動面を転動するガイドローラと、前記重錘本体5aの端部の下面に突設された下部ブラケットと、この下部ブラケットにより支持され、前記第1ローラガイド1fの転動面を転動するローラとから構成されている。また、前記第2ガイドローラユニット5cは、前記重錘本体5aの端部の上面に突設された上部ブラケットと、この上部ブラケットにより支持され、支柱1aを構成するH形鋼の1画または3画に相当する板部材の端面において上下方向に沿って固着された第2ローラガイド1gの転動面を転動するガイドローラと、前記重錘本体5aの端部の下面に突設された下部ブラケットと、この下部ブラケットにより支持され、前記第2ローラガイド1gの転動面を転動するガイドローラとから構成されている。
また、前記重錘本体5aの上面であって、かつこの重錘本体5aの図心を中心とする中抜き円板状のばね受座板5dが固着されている。この重錘本体5aの前記ばね受座板5dを挟む左右方向の両位置のそれぞれには、前記重錘加速装置6の後述する吊持アームの係合爪が係合する吊持フック5eが突設されている。また、この重錘本体5aの上面であって、かつ前側(図14における下側)付近の2箇所、および後側(図14における上側)付近の2箇所に、前記重錘加速装置6の後述する加速ばねの設定圧縮量の如何にかかわらず、加速ピストンの全ストロークを有効活用することを可能ならしめる間隔体を取付ける間隔体取付け部5fが設けられている。上記のような第1ガイドローラユニット5bと、第2ガイドローラユニット5cとによって、水平状態を保持しながら、スムーズに重錘5を揚程することができ、またスムーズに落下させることができる。なお、重錘本体5aの下面であって、かつこの重錘本体5aの図心に重心を合致させた位置に固着されてなるものは、重錘5の重量を調整するための着脱自在な重量調整用重錘5gである。
前記重錘加速装置6は図15乃至図20に示すように構成されており、支柱1aの頂部に架設される架台フレーム6aを備えている。さらに、この重錘加速装置6は、ばねの弾発力により重錘5に押下げ力を作用させるばね加速装置7と、この重錘加速装置6により吊持されている重錘5の吊持状態を解除する倍力爪外し機構8と、高圧空気により前記ばね加速装置7と共に、または自身のみによって重錘5に押下げ力を作用させる空圧加速シリンダ装置9と、この空圧加速シリンダ装置9に高圧空気を供給するバッファタンクとを備えている。以下、上記装置類の構成を、添付図面を順次参照しながら説明する。
前記ばね加速装置7は、図15および図16に示すように構成されている。即ち、前記架台フレーム6aに、伸縮ロッドを上側に向けたばね圧縮用油圧シリンダ7aが垂直に取付けられている。このばね圧縮用油圧シリンダ7aは、筒部分のロッド側に設けられたフランジ部がボルト締結されることにより架台フレーム6aに固着されている。このばね圧縮用油圧シリンダ7aの伸縮ロッドの先端には、架台フレーム6aに突設されたガイド部材6bでガイドされて昇降する昇降フレーム7bが取付けられている。この昇降フレーム7bの長手方向の端部のそれぞれに回動固定ピン7cが設けられており、この回動固定ピン7cで上端より若干下側部分が支持されることにより、回動される吊持アーム7dが設けられている。この吊持アーム7dの下端部には、前記重錘5の吊持フック5eに係合する係合爪が形成されている。これら一対の吊持アーム7dの一方の上端部にはア−ム回動用エアシリンダ7eのボトム側が枢着されると共に、他方の上端部には前記ア−ム回動用エアシリンダ7eの伸縮ロッドの先端に連結されてなる継足しロッド7fの先端が枢着されている。
前記架台フレーム6aの下面側には、前記ばね圧縮用油圧シリンダ7aの径方向の中心を共有する中心点を中心とする円線状に6個の加速コイルばね7gが垂直、かつ同間隔で取付けられている。これら加速コイルばね7gは、下面側に押圧ボスを有する昇降板7hの上面に弾発力を作用させるように構成されている。そして、この昇降板7hの押圧ボスの中心には、これら加速コイルばね7gの径方向の中心をとおり、これら加速コイルばね7gの圧縮により前記架台フレーム6aの上方に突出するガイドロッド7iが植設されている。前記ガイドロッド7iの架台フレーム6aからの突出端には雄ねじが螺刻されており、この雄ねじにナットとロックナットとが螺着されることにより、これらガイドロッド7iが脱落しないように配慮されている。なお、本形態においては、加速コイルばね7gは6個であるが、特に6個でなければならないという訳ではない。例えば、4個、8個等の複数個で、X,Y方向のバランスがとれる個数であれば良い。
従って、上記構成になるばね加速装置7によれば、重錘揚程装置3によってばね受座板5dが前記昇降板7hの押圧ボスに当接するまで重錘5が揚程されると、開らかれていた吊持アーム7dがア−ム回動用エアシリンダ7eの伸縮ロッドの伸長動作により閉まる方向に回動される。そして、前記吊持アーム7dの先端の係合爪が吊持フック5eに係合して吊持されると、ばね圧縮用油圧シリンダ7aの伸縮ロッドが伸長される。この伸縮ロッドの伸長により昇降フレーム7bが上昇するので吊持アーム7dを介して重錘5が上昇し、重錘5の上昇分だけ前記加速コイルばね7gが圧縮される。次いで、後述する構成になる倍力爪外し機構8により、吊持フック5eに対する吊持アーム7dの係合爪の係合が解除されると、加速コイルばね7gの弾発力により重錘5に押下げ力が瞬時に作用するため、この重錘5は下方に向かって弾き飛ばされる。勿論、重錘揚程装置3によりばね受座板5dが前記昇降板7hの押圧ボスに当接するまで揚程された高さから重錘5を自由落下させることができる。
前記倍力爪外し機構8は、図15乃至17に示すように構成されている。即ち、前記架台フレーム6aの前端付近に、垂直な一対の固定ピン8cが所定の間隔を隔てて(但し、図16,17では、固定ピンは1個だけが示されている。)設けられており、この一対の固定ピン8cのそれぞれに爪外しアーム8aの先端が支持されている。これら爪外しアーム8aそれぞれの基端部に、ハの字状に開くトグルアーム8dの先端部が枢着されており、これらトグルアーム8dの基端部は、架台フレーム6aに配設された空圧作動式のアーム作動シリンダ8eの伸縮ロッド8fの先端に枢着されている。この伸縮ロッド8fはガイド筒8gに摺動自在に嵌合されており、この伸縮ロッド8fの伸縮に際して前記トグルアーム8d,8dの開閉に差が生じないように配慮されている。前記爪外しアーム8aの長手方向中心よりも若干前記固定ピン8c側寄りの位置に、前記ばね加速装置7の一対の吊持アーム7dの相対する内側端面に当接する当接部8bが形成されている。この当接部8bの吊持アーム7dの相対する側には、図16に示すように、平行でない状態であっても爪外しアーム8aが確実に吊持アーム7dの相対する内側端面の幅方向の中心付近に当接するように円弧曲面が形成されている。つまり、この倍力爪外し機構8は、アーム作動シリンダ8eの伸縮ロッド8fの伸長によりトグルアーム8dを介して爪外しアーム8aの基端側の間隔を大きくする。そして、当接部8bを介して吊持アーム7d,7dを瞬時に、かつ同時に押し開くことにより、吊持アーム7dの係合爪を重錘5の吊持フック5eから外すように構成されている。
前記空圧加速シリンダ装置9は、図18,19に示すように構成されている。なお、この空圧加速シリンダ装置9は4組設けられており、何れも同構成であるから1組の空圧加速シリンダ装置9を取り上げて説明する。即ち、架台フレーム6aに筒体9aが垂直に設けられており、この筒体9aの下部部分に前記重錘5に押下げ力を作用させる押下げロッド9cを備えた加速ピストン9bが組込まれている。この加速ピストン9bの上面には、この加速ピストン9bの外径より小径(加速ピストン9bの外径の40%程度である。)のシールリング溝が刻設されており、このシールリング溝に、例えばO−リングからなるシールリング9dが嵌着されている。そして、この加速ピストン9bの上側に、後述する位置決めシリンダ9eが構成されている。なお、本形態においては、上記のとおり、4組の空圧加速シリンダ装置9が設けられているが、左右各1組ずつ、つまり空圧加速シリンダ装置9は2組であっても良い。
前記位置決めシリンダ9eは、前記筒体9aの上部部分と、この筒体9aに組込まれ、前記シールリング9dを押し潰して、このシールリング9dの内外を遮断するシール押圧ピストン9fとを備えている。このシール押圧ピストン9fの上面には前記筒体9aの上部開口を閉塞する閉塞蓋9hに突設されたT型金具9iの横方向に突出する高圧空気流出入管9kから流入する高圧空気を前記シール押圧ピストン9fと加速ピストン9bとの間に供給する中空ロッド9gを備えている。この中空ロッド9gの上端は、前記閉塞蓋9hを貫通すると共に,T型金具9iの高圧空気流出入管9jより上位位置に設けられたシール装置9kを貫通して外方に突出するねじロッド9lの下端に連結されている。このねじロッド9lのT型金具9iからの突出端には雄ねじが螺刻されており、この雄ねじに調整ナット9mが螺着されている。つまり、この調整ナット9mのねじ込量により前記シール押圧ピストン9fを、前記シールリング9dを適正な潰し代だけ押し潰す位置に調整し得るように構成されている。
前記位置決めシリンダ9eの前記シール押圧ピストン9fの上方位置に、前記中空ロッド9gが気密可能に貫通するピストン状の遮断体9nが組込まれている。そして、この遮断体9nと前記シール押圧ピストン9fとの間に、前記筒体9aの側面に設けられた高圧空気導入管9oから高圧空気が導入されるように構成されている。前記遮断体9nは、前記筒体9aの上部開口を閉塞する閉塞蓋9hの下面側に先端が固着されてなる内筒9pの下端に固着されており、上下動しないように所定位置に固定されている。つまり、前記位置決めシリンダ9eのシール押圧ピストン9fは、高圧空気導入管9oから導入される高圧空気の圧力によって下降してシールリング9dを押し潰し、高圧空気流出入管9jの高圧空気がシールリング9dと加速ピストン9bの間で洩れなく保持される。この位置で調整ナット9mをねじ下端で締付けておけば、加速ピストン9bが下降を開始しても位置決めシリンダ9eは下降することができないので、シールリング9dが加速ピストン9bと共に下降するのが防止される。さらに、高圧空気導入管9oから導入される高圧空気によって、前記加速ピストン9bがシール押圧ピストン9fから離れたときに、このシール押圧ピストン9fは遮断体9nとの間の隙間9sだけ上方に動くので、ねじロッド9lの上部のねじ部の長さは、この上方への移動が可能な長さに設定されている。
上記構成になる空圧加速シリンダ装置9の押下げロッド9c縮小時の下端は、ばね加速装置7の加速コイルばね7gが最大圧縮されたときに重錘本体5aに設けられた4箇所の間隔体取付け部5fの上面のそれぞれに当接する長さに設定されている。ところで、重錘5に対する押下げ力は被験体Wの衝撃試験条件に応じて変更され、加速コイルばね7gの設定圧縮量が最大圧縮量より少ない場合がある。そのような場合には、この空圧加速シリンダ装置9の加速ピストン9bを圧縮量差分だけ下降させた位置で作動させなければならないから、加速ピストン9bの全ストロークを有効活用して重錘5に押下げ力を作用させることができない。そのため、加速コイルばね7gの設定圧縮量が最大圧縮量より少ない場合には、図19に示すように、重錘本体5aの4箇所の間隔体取付け部5fのそれぞれに所定高さの円筒状間隔体9rが取付けられるように構成されている。これにより、ばね加速装置7の加速コイルばね7gの設定圧縮量の如何にかかわらず、この空圧加速シリンダ装置9の加速ピストン9bの全ストロークを有効活用して重錘5に押下げ力を作用させることができる。また、円筒状間隔体9rの高さをより高くすることにより、加速コイルばね7gの圧縮量が0であっても、この空圧加速シリンダ装置9のみによって重錘5に押下げ力を作用させることができる。
前記空圧加速シリンダ装置9の高圧空気流出入管9j、および高圧空気導入管9oには、図20に示すように、架台フレーム6aに配設されてなる複数のバッファタンクから高圧空気が供給されるように構成されている。即ち、架台フレーム6aに、一対の管接続管11aを有する第1バッファタンク11が2基配設されており、1基の第1バッファタンク11の管接続管11aのそれぞれは2組の空圧加速シリンダ装置9の高圧空気流出入管9jに接続されている。また、架台フレーム6aに、管接続管12aを有する1基の第2バッファタンク12が配設されており、この第2バッファタンク12の管接続管12aは4組の空圧加速シリンダ装置9の高圧空気導入管9oに接続されている。なお、符号13は、第1バッファタンク11に空圧空気を供給する増圧機である。
以下、本発明の形態に係る落下試験装置1の作用態様を説明する。先ず、被験体Wの衝撃試験条件に応じて、重錘揚程装置3の揚程用チェーン3dに設けた持上げ突起3eにより支えて重錘5を自由落下装置4の位置まで揚程してスライドピン4dにより支持させ、または重錘加速装置6の一部を構成するばね加速装置7の吊持アーム7dの係合爪を吊持フック5eに係合させて重錘(必要に応じて重錘本体5aの間隔体取付け部5fに円筒状間隔体9r、重量調整用重錘5gが取付けられている。)5を吊持する。上記のような重錘5の揚程、吊持作業が終了すると、重錘揚程装置3の逆作動により突起3eを重錘5の落下に支障のない位置まで下降させる。そして、前記吊持アーム7dで重錘5を吊持した場合であって、かつ重錘5を自由落下させない場合には、ばね加速装置7のばね圧縮用油圧シリンダ7aの伸縮ロッドを伸長させて、昇降フレーム7b、吊持アーム7dを介して重錘5を上昇させることにより加速コイルばね7gを圧縮する。加速コイルばね7gの圧縮に並行して、空圧加速シリンダ装置9の押下げロッド9cが上昇する。そして、必要に応じて重錘加速装置6の他の一部を構成する位置決めシリンダ9eによって加速ピストン9bの上面のシールリング9dを適正に潰し得るシール押圧ピストン9fの位置を設定する。次いで、第1,2バッファタンク11,12のそれぞれから空圧加速シリンダ装置9に高圧空気を供給する。なお、空圧加速シリンダ装置9の押下げロッド9cの上昇に際しては、加速ピストン9bとシール押圧ピストン9fの間の空気は、加速ピストン9bに押されて遮断体9nを貫通する中空ロッド9g、T型金具9iの高圧空気流出入管9j、管接続管11aを経由して第1バッファタンク11に流入する。
上記のような作業に並行して、4本の支柱1aの間の外方においてシフトテーブル2上のロードセル2cの上に被験体Wをセットして、減速機付モータ2hの作動によりテーブル作動用チェーン2kによりシフトテーブル2を4本の支柱1aの間の中心位置に移動させる。次いで、油圧シリンダ2fの伸縮ロッドを縮小させて昇降レール2dを下降させることにより、シフトテーブル2を基礎1eに支持されてなる衝撃受けベース1b上に載置すると、被験体Wの衝撃試験準備が終了する。
上記のような被験体Wの衝撃試験準備が終了すると、被験体Wの衝撃試験が下記のようにして行われる。重錘5を自由落下させる場合には、重錘5を支えている自由落下装置4のスライドピン4dを同期退避させると重錘5が自由落下し、重錘5の自由落下による被験体Wの衝撃試験が行われる。また、吊持アーム7dで重錘5を吊持した場合であって、かつ加速コイルばね7gが圧縮されない場合にあっても重錘5を自由落下させることができる。この場合には、倍力爪外し機構8のアーム作動シリンダ8eの伸縮ロッド8fを伸長させて、トグルアーム8dを介して爪外しアーム8aを押し開いて吊持アーム7dの係合爪を、吊持フック5eを外すと重錘5が自由落下し、重錘5の自由落下による被験体Wの衝撃試験が行われる。従って、この落下試験装置1によれば、4箇所の高さが相違する位置からの重錘5の自由落下により被験体Wの衝撃試験を行うことができる。
以下、重錘5を重錘加速装置6により加速して落下させる被験体Wの衝撃試験の仕方を説明する。先ず、ばね加速装置7のみによって重錘5を加速して落下させる場合を説明すると、上記のとおり、ばね加速装置7のばね圧縮用油圧シリンダ7aの伸縮ロッドの伸長により、昇降フレーム7b、吊持アーム7dを介して重錘5が上昇されて加速コイルばね7gが圧縮されている。そこで、倍力爪外し機構8のアーム作動シリンダ8eの伸縮ロッド8fを伸長させる。すると、トグルアーム8dを介して爪外しアーム8aが押し開かれて吊持アーム7dの係合爪が吊持フック5eから外れるので、加速コイルばね7gの弾発力による瞬時の押下げ力の作用により重錘5が加速されて落下し、重錘5の加速落下による被験体Wの衝撃試験が行われる。この場合、被験体Wの衝撃試験条件に応じて加速コイルばね7gの圧縮量を種々設定することができるので、重錘5の落下速度を自由に変更して被験体Wの衝撃試験を行うことができる。
次に、空圧加速シリンダ装置9のみによって重錘5を加速して落下させる場合を説明する。即ち、この場合には、ばね加速装置7の加速コイルばね7gが圧縮されず、圧縮量が0であるために、重錘5は重錘本体5aの間隔体取付け部5fに加速コイルばね7gの最大圧縮量に相当する高さの円筒状間隔体9rが取付けられて、ばね加速装置7の吊持アーム7dによって吊持されている。倍力爪外し機構8のアーム作動シリンダ8eの伸縮ロッド8fを伸長させると、トグルアーム8dを介して爪外しアーム8aが押し開かれて吊持アーム7dの係合爪が吊持フック5eから外れる。これにより、重錘5が自由落下を開始して加速ピストン9bがシール押圧ピストン9fから離れ、シールリング9dの押し潰し状態が解除されて若干隙間が生じた瞬間に、シールリング9dによる遮断が解除される。
そのため、第1バッファタンク11内の高圧空気が加速ピストン9bとシール押圧ピストン9fとの間に一気に流入して、加速ピストン9bに、その断面積に応じた力が瞬時に発生する。
従って、加速ピストン9bが高速で下降するのに伴って押下げロッド9cが高速で伸長し、円筒状間隔体9rを介して重錘5に押下げ力を作用させるので、重錘5が加速されて落下し、重錘5の加速落下による被験体Wの衝撃試験が行われる。この場合、被験体Wの衝撃試験条件に応じて高圧空気の圧力を種々設定することができるので、重錘5の落下速度を自由に変更して被験体Wの衝撃試験を行うことができる。なお、空圧加速シリンダ装置9の場合、高速で下降する加速ピストン9bはストロークエンドで急停止するため、急停止時の反動により高圧空気が反射し、この空圧加速シリンダ装置9内において水槌作用と同様の現象が生じることになる。しかしながら、第1バッファタンク11により吸収されるため、空圧加速シリンダ装置9が損傷するような虞がない。
さらに、ばね加速装置7と空圧加速シリンダ装置9との共同動作によって重錘5を加速して落下させる場合を説明する。即ち、この場合には、ばね加速装置7の加速コイルばね7gは重錘5の上昇により圧縮されている。また、空圧加速シリンダ装置9の押下げロッド9cは重錘5により直接、または必要に応じて取付けられた円筒状間隔体9rを介して押上げられ、シールリング9dは位置決めシリンダ9eのシール押圧ピストン9fにより適正に押し潰されている。そして、第1,2バッファタンク11,12と空圧加速シリンダ装置9とが連通しており、第1,2バッファタンク11,12から高圧空気が流入し得る状態になっている。
そこで、倍力爪外し機構8のアーム作動シリンダ8eの伸縮ロッド8fを伸長させると、トグルアーム8dを介して爪外しアーム8aが押し開かれて吊持アーム7dの係合爪が吊持フック5eから外れる。これにより、加速コイルばね7gの弾発力により押下げ力が瞬時に付与されて重錘5が加速落下を開始した瞬間に、第1バッファタンク11内の高圧空気が加速ピストン9bとシール押圧ピストン9fとの間に一気に流入し、加速ピストン9bに,その断面積に応じた力が瞬時に発生する。従って、加速ピストン9bが高速で下降するのに伴って押下げロッド9cが高速で伸長し、円筒状間隔体9rを介して重錘5に押下げ力を作用させる。そのため、重錘5はばね加速装置7と、空圧加速シリンダ装置9とから押下げ力を受けて、より高速で落下することとなる。これにより、最も過酷な被験体Wの衝撃試験が行われる。この場合、被験体Wの衝撃試験条件に応じて加速コイルばね7gの圧縮量、高圧空気の圧力を種々設定することができるので、重錘5の落下速度を自由に変更して被験体Wの衝撃試験を行うことができる。
以上に述べたように、本発明の形態に係る落下試験装置1によれば、上記のようにして重錘5の自由落下による被験体Wの衝撃試験、および重錘5の加速落下による被験体Wの衝撃試験を行うことができる。従って、本発明の形態に係る落下試験装置1によれば、同等の落下速度が得られる従来例に係る自由落下式の落下試験装置よりも支柱1aの高さを低くすることができ、落下試験装置1を収容する建屋の高さも低くすることができるから、落下試験装置1の設置コストに関して経済的に有利になる。
ところで、以上の形態に係る落下試験装置1においては、この落下試験装置1の重錘加速装置6がばね加速装置7と空圧加速シリンダ装置9との2種類の加速装置を備えた場合を例として説明した。しかしながら、以上の説明から良く理解されるように、重錘加速装置6がばね加速装置7のみを備えた構成であっても、また空圧加速シリンダ装置9のみを備えた構成であっても重錘5を加速して落下させることができる。従って、上記形態に係る落下試験装置1の構成に限定されるものではない。
本発明の形態に係り、落下試験装置の全体正面図である。 本発明の形態に係り、落下試験装置の全体側面図である。 本発明の形態に係り、落下試験装置のレールを含むシフトテーブルの平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB部拡大図である。 図3のC−C線断面図である。 図3のD矢視図である。 図7のE−E線断面図である。 図7のF−F線断面図である。 本発明の形態に係り、重錘揚程装置の取付け状態説明図である。 本発明の形態に係り、重錘自由落下装置の構成説明図である。 本発明の形態に係り、重錘の側面図である。 本発明の形態に係り、重錘の平面図である。 図12の矢印の手前側の支柱(図12における左側の支柱)を省略して示すG矢視図である。 本発明の形態に係り、重錘加速装置の縦断面図である。 図16のH−H線断面図である。 本発明の形態に係り、倍力爪外し機構の側面図である。 本発明の形態に係り、空圧加速シリンダ装置の取付け状態説明図である。 本発明の形態に係り、空圧加速シリンダ装置の縦断面である。 本発明の形態に係り、バッファタンク配設状態説明図である。
符号の説明
1…落下試験装置,1a…支柱,1b…衝撃受ベース,1c…上部メンテナンス用デッキ,1d…中間部メンテナンス用デッキ,1e…基礎,1f…第1ローラガイド,1g…第2ローラガイド
2…シフトテーブル,2a…車輪,2b…衝撃吸収装置,2c…ロードセル,2d…昇降レール,2e…レールガイド,2f…油圧シリンダ,2g…固定レール,2h…減速機付モータ,2i…駆動スプロケット,2j…従動スプロケット,2k…テーブル作動チェーン
3…重錘揚程装置,3a…駆動モータ,3b…駆動スプロケット,3c…従動スプロケット,3d…揚程用チェーン,3e…持上げ突起
4…自由落下装置,4a…先端側ボス,4b…オイレスブッシュ,4c…基端側ボス,4d…スライドピン,4e…エアシリンダ
5…重錘,5a…重錘本体,5b…第1ガイドローラユニット,5c…第2ガイドローラユニット,5d…ばね受座板,5e…吊持フック,5f…間隔体取付け部,5g…重量調整用重錘
6…重錘加速装置,6a…架台フレーム,6b…ガイド部材
7…ばね加速装置,7a…ばね圧縮用油圧シリンダ,7b…昇降フレーム,7c…回動固定ピン,7d…吊持アーム,7e…アーム回動用エアシリンダ,7f…継足しロッド,7g…加速コイルばね,7h…昇降板,7i…ガイドロッド
8…倍力爪外し機構,8a…爪外しアーム,8b…当接部,8c…固定ピン,8d…トグルアーム,8e…アーム作動シリンダ,8f…伸縮ロッド,8g…ガイド筒
9…空圧加速シリンダ装置,9a…筒体,9b…加速ピストン,9c…押下げロッド,9d…シールリング,9e…位置決めシリンダ,9f…シール押圧ピストン,9g…中空ロッド,9h…閉塞蓋,9i…T型金具,9j…高圧空気流出入管,9k…シール装置,9l…ねじロッド,9m…調整ナット,9n…遮断体,9o…高圧空気導入管,9p…内筒,9r…円筒状間隔体,9s…シール押圧ピストンと遮断体との間の隙間
11…第1バッファタンク,11a…管接続管,12…第1バッファタンク,12a…管接続管,13…増圧機
L…作業床
W…被験体

Claims (9)

  1. 作業床に敷設されたレールを転動する車輪を備え、作業床に所定の間隔を隔てて立設された複数の支柱の間の中心位置と、これら複数の支柱の外方位置との間で往復移動して、載置された被験体を前記複数の支柱の間の中心位置に移動させると共に、これら複数の支柱の間の中心位置において下降されて、作業床に設けられた衝撃受ベースに載置されるシフトテーブルと、前記複数の支柱の相対する側に設けられたローラガイドを転動するガイドローラを備えた重量調整可能な重錘と、前記複数の支柱に沿って設けられ、前記重錘を所定高さまで揚程する可逆作動自在な重錘揚程装置と、前記複数の支柱の頂部に設けられ、前記重錘揚程装置により揚程された重錘を吊持、かつ吊持開放自在に支持し、前記重錘に対して瞬時に押下げ力を作用させる重錘加速装置とを具備してなることを特徴とする落下試験装置。
  2. 前記複数の支柱の相対する部位であって、かつ前記重錘加速装置よりも下方の複数箇所に、相対する方向に突出して前記重錘を支えると共に同期退避することにより、支えている重錘を自由落下させる進退自在なスライドピンを有する自由落下装置が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の落下試験装置。
  3. 前記重錘加速装置は、前記複数の支柱の頂部に架設された架台フレームと、この架台フレームに設けられ、前記重錘に設けられた吊持フックに係合する係合爪を備え、回動支点ピンで支持されてなる開閉自在な一対の吊持アームと、この一対の吊持アームに対する係合爪の係合を開放するために、この一対の吊持アームを同時に押し開く倍力爪外し機構を備えてなり、この倍力爪外し機構は、先端側が固定ピンにより回動可能に支持され、前記一対の吊持アームの回動支点ピンと係合爪の間を相反する方向に押圧する爪外しアームと、先端側が前記爪外しアームの基端側に枢着され、ガイドに案内されて伸縮するアーム作動シリンダの伸縮ロッドの先端に基端側が枢着されてなる開閉自在な一対のトグルアームとからなることを特徴とする請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
  4. 前記重錘加速装置は、前記架台フレームに設けられた油圧シリンダと、この油圧シリンダのロッドの伸長により前記吊持アーム、前記重錘を介して圧縮されると共に弾発力により前記重錘に押下げ力を作用させる加速ばねを備えたばね加速装置を備えてなることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
  5. 前記重錘加速装置は、前記架台フレームに設けられた垂直な筒体と、この筒体の下部部分に組込まれ、前記重錘に押下げ力を作用させる押下げロッドを備えた加速ピストンと、この加速ピストンの上部に設けられ、この加速ピストンの外径より小径のシールリングと、前記筒体の上部部分と、この上部部分に組込まれ、前記筒体の側面より導入される高圧空気により前記シールリングを押し潰してこのシールリングの内外を遮断するシール押圧ピストンを備えると共に、前記筒体の上部に設けられた高圧空気流出入管から流入する高圧空気を、中空ロッドを介して前記シール押圧ピストンと前記加速ピストンの間に供給する位置決めシリンダとからなる空圧加速シリンダ装置を備えてなることを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
  6. 前記筒体の上部に設けられた高圧空気流出入管に、前記架台フレームに設けられたバッファタンクから高圧空気が供給されるように構成されてなることを特徴とする請求項5に記載の落下試験装置。
  7. 前記重錘加速装置の前記ばね加速装置と前記空圧加速シリンダ装置とは、前記重錘に対してそれぞれ個別に押下げ力を作用させ得るように構成されてなることを特徴とする請求項5または6のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
  8. 前記空圧加速シリンダ装置の位置決めシリンダは、前記中空ロッドの上端が連結ピンを介して連結されると共に、前記高圧空気流出入管の連通位置より上側にシールを介して気密可能に前記筒体外に突出し、突出部分に雄ねじが螺刻されてなるねじロッドと、このねじロッドの雄ねじに螺着され、前記シール押圧ピストンを、前記シールリングを適正な潰し代だけ押し潰す位置に調整する調整ナットとからなる位置決め機構により位置決めされるように構成されてなることを特徴とする請求項5乃至7のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。
  9. 前記重錘の上面に、前記加速ばねの設定圧縮量の如何にかかわらず、前記加速ピストンの全ストロークを有効活用することを可能ならしめる間隔体を取付ける間隔体取付け部が設けられてなることを特徴とする請求項5乃至8のうちの何れか一つの項に記載の落下試験装置。

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